JP5226907B1 - 振動発電器、振動発電装置、及び振動発電装置を搭載した電気機器と通信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
振動発電器10は、複数の導電性表面領域13を備えた第1の基板11と、複数のエレクトレット材料領域15を含んだ第2の基板16とで構成される。第1の基板11と第2の基板16とは、導電性表面領域13とエレクトレット材料領域15とが対向するよう、互いに所定の間隔を隔てて配置されている。第2の基板16は固定されており、第1の基板11は固定構造17にばね19を介して連結されている。ばね19は、第1の基板11の両側面に接続されるとともに、固定構造17に接続される。このばね19により、第1の基板11は外力を受けて変位しても、ばねの復元力により元の位置へ戻す方向へ力が作用し、側方運動(例えば、図の左右方向の運動)を行い、元の位置へ戻ることができる。
図25は、前記非特許文献1に記載された、樹脂ばねを用いた静電誘導型振動発電器の概略斜視図である。図25において、振動発電器20はエレクトレット膜を含む電極23が形成された第1の基板21と、第1の基板21の両側面を固定構造体27に接続するばね29と、対向電極25が形成された第2の基板26とにより構成されている。ばね29は、耐疲労性等の耐久性を有するパリレン樹脂により構成されているので、弾性係数が小さい。よって、ばね29は、第1の基板21が比較的低い周波数で、かつ大きな振幅で、振動すること可能にしている。
第1の基板と、
前記第1の基板の少なくとも一方の面に配置された第1の電極と、
前記第1の基板との間で間隔を有する状態で、第1の基板と対向して配置された第2の基板と、
前記第1の電極と対向するように前記第2の基板に配置された第2の電極と、
を有し、
前記第1の基板が前記第2の基板に対して振動可能であり、
前記第1の電極と前記第2の電極のいずれか一方が電荷を保持した膜を含み、
前記第1の電極と前記第2の電極が形成された面に垂直な方向から見た重なり面積の変化を利用して発電を行う振動発電器であって、
前記第1の基板の前記第1の電極が形成された面で、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第3の電極と、
前記第2の基板の前記第2の電極が形成された面で、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第4の電極と、
を更に有し、
前記第3の電極と前記第4の電極とは、互いに同極性の電荷を保持した膜を含み、
前記第1の基板の振動方向に沿った断面において、
一方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記一方の端部に位置する第4の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記一方の端部に位置する前記第4の電極の重心から他方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えず、かつ、
前記他方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記他方の端部に位置する前記第4の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記他方の端部に位置する前記第4の電極の重心から前記一方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えない、
振動発電器を提供する。
態様1は、
第1の基板と、
前記第1の基板の少なくとも一方の面に配置された第1の電極と、
前記第1の基板との間で間隔を有する状態で、第1の基板と対向して配置された第2の基板と、
前記第1の電極と対向するように前記第2の基板に配置された第2の電極と、
を有し、
前記第1の基板が前記第2の基板に対して振動可能であり、
前記第1の電極と前記第2の電極のいずれか一方が電荷を保持した膜を含み、
前記第1の電極と前記第2の電極が形成された面に垂直な方向から見た重なり面積の変化を利用して発電を行う振動発電器であって、
前記第1の基板の前記第1の電極が形成された面で、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第3の電極と、
前記第2の基板の前記第2の電極が形成された面で、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第4の電極と、
を更に有し、
前記第3の電極と前記第4の電極とは、互いに同極性の電荷を保持した膜を含み、
前記第1の基板の振動方向に沿った断面において、
一方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記一方の端部に位置する第4の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記一方の端部に位置する前記第4の電極の重心から他方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えず、かつ、
前記他方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記他方の端部に位置する前記第4の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記他方の端部に位置する前記第4の電極の重心から前記一方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えない、
振動発電器である。
態様2は、
前記第1の基板の振動方向の両側面に形成された第1のストッパー、
前記第1のストッパーと接触し得る第2のストッパー、および
固定構造体
を更に有し、
前記固定構造体が前記第2の基板に形成され、固定構造体に前記第2のストッパーが形成されており、
前記第1の基板と前記第2の基板との間隔をgとし、第3の電極と第4の電極の重心間の距離をkとした場合において、前記第1のストッパーと前記第2のストッパーとが接触する位置まで前記第1の基板が変位しているときの距離kの第1の基板の振動方向の長さkvがg/tan55°以上となる
態様1に記載の振動発電器である。
この構成によって、前記角度が55度となる位置を越えて第1の基板が変位することを防止し、振動発電器の発電効率低下を防止することができる。
態様3は、
前記第1の基板の振動方向の両側面と接触し得るストッパー、および
固定構造体
を更に有し、
前記固定構造体が前記第2の基板に形成され、固定構造体に前記ストッパーが形成されており、
前記第1の基板と前記第2の基板との間隔をgとし、第3の電極と第4の電極の重心間の距離をkとした場合において、前記第1の基板の振動方向の両側面のいずれかと前記ストッパーとが接触する位置まで前記第1の基板が変位しているときの距離kの第1の基板の振動方向の長さkvがg/tan55°以上となる
態様1に記載の振動発電器である。
態様4は、
前記第2の基板の前記第4の電極が形成された面において、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第5の電極をさらに含み、
前記第5の電極は前記第4の電極よりも、第2の基板の中心側に形成され前記第5の電極は、前記第3の電極と前記第4の電極と同極性の電荷を保持した膜を含む、
態様1〜3のいずれかに記載の振動発電器である。
態様5は、
一方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記一方の端部に位置する前記第5の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記一方の端部に位置する前記第5の電極の重心から前記一方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えず、かつ、
他方の端部に位置する前記第4の電極の重心と前記他方の端部に位置する前記第5の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記他方の端部に位置する前記第5の電極の重心から前記他方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えない、
態様4に記載の振動発電器である。
態様6は、
態様1〜5のいずれか1項に記載の振動発電器と、
前記振動発電器からの交流出力電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路と、
を含むことを特徴とする振動発電装置である。
(態様7)
態様7は、
前記整流回路から出力された直流電圧を所望の電圧レベルに変換を行う電圧変換回路と、
前記振動発電装置からの出力が不要な場合、振動発電器により発電された電力を蓄える蓄電回路と、
前記電圧変換回路、或いは前記蓄電回路からの出力電圧を所定の電圧に制御する電圧制御回路と、
前記電圧変換回路の出力を蓄電回路、或いは電圧制御回路に切り替える出力切替回路と、
を更に含むことを特徴とする態様6に記載の振動発電装置である。
態様8は、態様6または7に記載の振動発電装置を用いた通信装置である。
(態様9)
態様9は、態様1〜5のいずれかに記載の振動発電器と電池とを有することを特徴とする通信装置である。
(態様10)
態様10は、態様6または7に記載の発電装置を用いた電子機器である。
(態様11)
態様11は、態様1〜5のいずれかに記載の振動発電器と電池とを有することを特徴とする電子機器である。
図1は、実施の形態1の振動発電器100の断面図であり、図2(a)および(b)はそれぞれ図1の振動発電器100の第1の基板、及び第2の基板の平面図である。図1が示す断面は、図2のA−B断面に相当する。
振動発電器100は、外部から振動が加わると、第1の基板102が第2の基板103に対して相対的に変位を行う。このとき、電極104Lと105L、電極104Rと105Rは同極性の電荷を保持しているため、電極間の距離が小さくなると静電力が増大し、変位した方向と逆方向に第1の基板102は押し戻され元の位置に戻る。
1.信頼性の向上
2.発電可能な振動の低周波数化
3.発電出力の向上、及び安定動作
図7は、実施の形態2の振動発電器300の断面図(第1の基板302の振動方向308に沿った切断面図)である。実施の形態1と異なる点は以下の点である。
・固定構造体314L、314Rが第2の基板303の基板面に形成されている。
・第1の基板302の両側面に第1のストッパー313L、313Rが形成され、固定構造体314L、314R上に、第1のストッパー313L、313Rと接触し得る、第2のストッパー315L、315Rが形成されている。第1のストッパー313L、313R、および第2のストッパー315L、315Rは、後述するように、第1の基板302の振動の振幅を規制して、第1の基板302の変位量が大きくなることを防止する。図示した形態において、第1のストッパー313L、313R、および第2のストッパー315L、315Rは、第1の基板302の振動方向308と平行な直線上に位置する。
振動発電器300は、図1に示す振動発電器300と同様、外部からの振動により第1の基板302が第2の基板303に対して変位することにより発電を行う。第1の基板302は外部からの振動により変位を行い、外部からの振動が小さい場合、第1の基板202は静電力により所定の位置へ戻される。外部からの振動が大きい場合、第1の基板202は第1のストッパー313L、313Rと第2のストッパー315L、315Rにより角度θが55度となる位置で停止し、静電力により元の位置へ戻される。そのため、第1の基板202はθが55度以内を越えないように、振動することができる。
図15は、実施の形態3の振動発電器600の断面図であり、図16(a)および(b)はそれぞれ図15の振動発電器600の第1の基板、及び第2の基板の平面図である。図15が示す断面は、図16のA−B断面に相当する。
角度θ’について、具体的に説明する。
角度θ’とは、静止状態の第3の電極604Lの重心と第5の電極609Lの重心とを結ぶ線分と、第2の基板103の主表面と平行で、第5の電極609Lの重心から第4の電極605Lに向かって延びる半直線とがなす角度である。また、角度θ’は、静止状態の第3の電極604Rの重心と第5の電極609Rの重心とを結ぶ線分と、第2の基板103の主表面と平行で、第5の電極609Rの重心から第4の電極605Rに向かって延びる半直線とがなす角度のことである。
実施の形態4として、振動発電装置を説明する。図19は、本実施の形態に係る振動発電装置700のブロック図である。図19に示す振動発電器701は、実施の形態1〜実施の形態3で示された振動発電器のいずれか1つである。
図20は振動発電装置700の各部の電圧波形を示しており、図20(a)は、振動発電器701の出力電圧波形である。本実施の形態では簡単のため、第1の基板の変位方向が変わるところでも発電は効率よく行われていると仮定し、振動による重なり面積の増減により正弦波電圧が出力されるとしている。ここで、振動発電器701の出力電圧は、第1の基板の振動振幅、第1の基板−第2の基板間のギャップ、エレクトレット膜の保持電荷量、及び振動発電器701から見た外部インピーダンスの大きさなどにより電圧振幅Vgは異なる。振動発電器701から出力された交流電圧は、整流回路702により直流電圧VDC1に変換される(図20(b))。VDC1は、振動発電装置700の出力電圧レベルVDC2まで電圧変換回路703で電圧変換される。出力切替回路704の動作は、振動発電装置700からの電圧出力が必要ないときは、電圧制御回路706には出力を行わず、蓄電回路705に発電された電力を蓄え、また、振動発電装置700からの電圧出力が必要であり、発電量が小さい時、蓄電回路705に蓄えられた電力を出力するように切替を行う。出力切替回路704からの出力は、電圧制御回路706により所望の出力電圧VOUTに制御されて出力が行われる(図20(c))。
図21において、振動発電器710は、実施の形態1〜実施の形態10のいずれかに示された振動発電器である。
振動発電装置710は、振動発電器711、整流回路712、電圧変換回路713、出力制御回路714、蓄電回路715および電圧制御回路716からなる。振動発電器711から出力された交流電圧は、整流回路712により直流電圧に変換される。直流電圧は、電圧変換回路713に入力され、振動発電装置710の電圧制御可能な電圧レベルに電圧変換し、変換された電圧は、電圧制御回路716で所望の電圧となるよう制御され蓄電回路715に入力される。出力制御回路714では、蓄電回路715に蓄えられた電力を負荷の状態に合わせて出力制御を行う。
振動発電装置710の動作は、振動発電装置700のそれと概略同様であるが、電圧制御回路716の出力電圧は、蓄電回路715への最適な電圧に制御するように設定を行う。また、出力制御回路714は、負荷の状態に合わせて振動発電装置710からの出力を制御する。
図22は、自動車に搭載されるタイヤ空気圧モニタリングシステムで使用される通信装置800のブロック図である。図22において、発電装置801は実施の形態11で示された振動発電装置を示す。
圧力センサ804、処理部805、通信部806が動作するために必要な電力を、電源制御部803により発電装置801、或いは電池802から供給する。圧力センサ804は、タイヤの空気圧を測定し、測定結果を電圧信号に変換して処理部805へ入力する。処理部805で処理された信号は、通信部806へ入力され高周波信号としてアンテナ807から伝搬される。
図23は、おもちゃなどに搭載される音の出る電子機器900のブロック図である。図23において、発電装置901は実施の形態3で示された振動発電装置を示す。
図23において、電子機器900は、振動により発電を行う発電装置901、通信機器の主電源、或いは発電装置901のサブ電源としての電池902、発電装置901からの出力と電池902からの出力を切り替えて回路部に供給する電源制御部903と、外部からの応答(例えば、ボタンプッシュ、傾きなど)を検出するセンサ904、センサからの出力を処理し、制御部905に伝える処理部905、処理部905からの入力信号をスピーカー907へ伝える制御部906、およびスピーカー907からなる。
センサ904、処理部905、制御部906が動作するために必要な電力を、電源制御部903により発電装置901、或いは電池902から供給する。センサ904は、外部からの応答を検出し、検出結果を処理部905へ入力する。処理部905で処理された信号が所望の値を越えると、制御部906へ入力されスピーカー907から音を出力する。
また、本実施の形態では、振動発電装置と電池との併用を行う例を示した。振動発電装置からの出力電力が圧力センサ、処理部、通信部等の回路で消費する電力、通信に必要な電力を十分にまかなうことができれば、電池を用いずに振動発電装置のみを用いてもよい。その場合、電池、及び電源制御部が不要となり機器の小型化といった点で有効である。
102 第1の基板
103 第2の基板
104L、104R 第3の電極
105L、105R 第4の電極
106a、106b、106c 第1の電極
107a、107b、107c 第2の電極
108 振動方向
Claims (11)
- 第1の基板と、
前記第1の基板の少なくとも一方の面に配置された第1の電極と、
前記第1の基板との間で間隔を有する状態で、第1の基板と対向して配置された第2の基板と、
前記第1の電極と対向するように前記第2の基板に配置された第2の電極と、
を有し、
前記第1の基板が前記第2の基板に対して振動可能であり、
前記第1の電極と前記第2の電極のいずれか一方が電荷を保持した膜を含み、
前記第1の電極と前記第2の電極が形成された面に垂直な方向から見た重なり面積の変化を利用して発電を行う振動発電器であって、
前記第1の基板の前記第1の電極が形成された面で、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第3の電極と、
前記第2の基板の前記第2の電極が形成された面で、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第4の電極と、
を更に有し、
前記第3の電極と前記第4の電極とは、互いに同極性の電荷を保持した膜を含み、
前記第1の基板の振動方向に沿った断面において、
一方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記一方の端部に位置する第4の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記一方の端部に位置する前記第4の電極の重心から他方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えず、かつ、
前記他方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記他方の端部に位置する前記第4の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記他方の端部に位置する前記第4の電極の重心から前記一方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えない、
振動発電器。 - 前記第1の基板の振動方向の両側面に形成された第1のストッパー、
前記第1のストッパーと接触し得る第2のストッパー、および
固定構造体
を更に有し、
前記固定構造体が前記第2の基板に形成され、固定構造体に前記第2のストッパーが形成されており、
前記第1の基板と前記第2の基板との間隔をgとし、第3の電極と第4の電極の重心間の距離をkとした場合において、前記第1のストッパーと前記第2のストッパーとが接触する位置まで前記第1の基板が変位しているときの距離kの第1の基板の振動方向の長さkvがg/tan55°以上となる
請求項1に記載の振動発電器。 - 前記第1の基板の振動方向の両側面と接触し得るストッパー、および
固定構造体
を更に有し、
前記固定構造体が前記第2の基板に形成され、固定構造体に前記ストッパーが形成されており、
前記第1の基板と前記第2の基板との間隔をgとし、第3の電極と第4の電極の重心間の距離をkとした場合において、前記第1の基板の振動方向の両側面のいずれかと前記ストッパーとが接触する位置まで前記第1の基板が変位しているときの距離kの第1の基板の振動方向の長さkvがg/tan55°以上となる
請求項1に記載の振動発電器。 - 前記第2の基板の前記第4の電極が形成された面において、前記第1の基板の振動方向の両端部に配置された第5の電極をさらに含み、
前記第5の電極は前記第4の電極よりも、第2の基板の中心側に形成され前記第5の電極は、前記第3の電極と前記第4の電極と同極性の電荷を保持した膜を含む、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動発電器。 - 一方の端部に位置する前記第3の電極の重心と前記一方の端部に位置する前記第5の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記一方の端部に位置する前記第5の電極の重心から前記一方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えず、かつ、
他方の端部に位置する前記第4の電極の重心と前記他方の端部に位置する前記第5の電極の重心とを結ぶ線分と、前記第2の基板の主表面と平行で、前記他方の端部に位置する前記第5の電極の重心から前記他方の端部に位置する前記第4の電極に向かって延びる半直線とがなす角が、前記第1の基板の静止中および振動中に55度を越えない、
請求項4に記載の振動発電器。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動発電器と、
前記振動発電器からの交流出力電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路と、
を含むことを特徴とする振動発電装置。 - 前記整流回路から出力された直流電圧を所望の電圧レベルに変換を行う電圧変換回路と、
前記振動発電装置からの出力が不要な場合、振動発電器により発電された電力を蓄える蓄電回路と、
前記電圧変換回路、或いは前記蓄電回路からの出力電圧を所定の電圧に制御する電圧制御回路と、
前記電圧変換回路の出力を蓄電回路、或いは電圧制御回路に切り替える出力切替回路と、
を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の振動発電装置。 - 請求項6または7に記載の振動発電装置を用いた通信装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動発電器と電池とを有することを特徴とする通信装置。
- 請求項6または7に記載の振動発電装置を用いた電子機器。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動発電器と電池とを有することを特徴とする電子機器。
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