JP2012200086A - 地上設置型変圧器装置 - Google Patents

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【課題】変圧器タンクの側壁に取り付けられた放熱器を冷却する送風機の着脱作業を容易に行なうことができるようにした地上設置型変圧器装置を提供する。
【解決手段】変圧器タンク3の側壁に取り付けられた放熱器4の下方に、外箱1の長手方向に伸びる送風機収容空間10が形成される。送風機収容空間10は、その一端が、外箱1の長手方向の一端の側壁に設けられた作業用開口部117を通して外部に開口するように設けられ、該作業用開口部117を通して送風機収容空間10への送風機11の挿入と送風機収容空間10からの送風機11の引出しとが行なわれる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、道路沿いの歩道上などに設置される地上設置型変圧器装置に関するものである。
近年、都市部においては、配電線の地中化に伴い、地上設置型変圧器装置を、道路沿いの歩道上などに設置している。この種の変圧器装置は例えば、特許文献1に示されている。地上設置型変圧器装置は、幅方向に相対する一対の長辺側の側板と長手方向に相対する一対の短辺側の側板とを有する外箱と、幅方向に相対する1対の長辺側の側壁と長手方向に相対する1対の短辺側の側壁とを有する直方体状の変圧器タンク内に変圧器本体を収容した構造を有して一対の長辺側の側壁をそれぞれ外箱の一対の長辺側の側板に対向させた状態で外箱内に収容された変圧器と、前記変圧器と共に前記外箱内に収容された保護用機器とを備えている。保護用機器としては、地下の配電線から引込まれた高圧ケーブルと一次ブッシング端子との間に設けられる一次側開閉装置(LBS)、一次ブッシング端子と変圧器本体の一次側端子との間に挿入される高圧限流ヒューズ、及び変圧器の二次ブッシング端子と外部に引き出される複数本の配電用低圧ケーブルとの間にそれぞれ挿入される配線用遮断器等が設けられる。
変圧器タンク内で変圧器本体から生じる熱により加熱された絶縁油を冷却して、変圧器本体の温度上昇を低減するため、変圧器タンクの一方の長辺側の側壁に、内部に油道を有する放熱器が取り付けられている。また外箱内の換気を行なわせるため、放熱器に相対する外箱の一方の長辺側の側板の下部にギャラリが取り付けられた少なくとも一つの換気口が設けられている。必要に応じて、外箱の側板の上部にもギャラリが取り付けられた換気口が設けられる。
変圧器の冷却を効率よく行なわせるため、従来の地上設置形変圧器装置においては、特許文献1にも示されているように、変圧器タンクの一方の長辺側の側壁に取り付けられた放熱器と、放熱器に対向する外箱の一方の長辺側の側板との間にスペースを設けて、このスペースに、放熱器に向けて送風する複数の送風機を配置している。また変圧器タンクの他方の長辺側の側壁には、変圧器の二次側に接続される低圧側の保護用機器が取り付けられ、外箱の他方の長辺側の側板には、保護用機器の保守点検の際に開かれる点検用扉が設けられている。本明細書では、変圧器タンクに取り付けられた放熱器に対向する外箱の一方の長辺側の側板の外面を装置の背面とし、外箱の点検用扉が設けられた面を装置の正面とする。
この種の変圧器装置は、歩道の傍らに、その外箱の長手方向を歩道の幅方向と直角な方向に向け、かつ点検用扉が設けられた正面を歩行者側に向けた状態で設置される。
上記のように、従来の地上設置形変圧器装置においては、外箱に設けられた換気口の内側に送風機が配置されていたため、送風機のメンテナンスや交換を行なう際には、換気口を通して送風機の着脱作業を行う必要があった。
特開2006−353014号公報
従来の地上設置形変圧器装置においては、変圧器タンクに取り付けられた放熱器と外箱の側板との間に送風機を配置するためのスペースを設けていたため、外箱が大型化し、装置のコンパクト性が損なわれるという問題があった。
更に従来の地上設置形変圧器装置においては、送風機のメンテナンスを行なう際に、換気口を通して送風機の着脱作業を行う必要があったため、変圧器装置を歩道の車道寄りの部分に、その正面を歩行者側に向けて設置した場合には、車道側から送風機の着脱作業を行う必要があり、作業に危険を伴うという問題があった。
また、変圧器装置を歩道の建物側に、その正面を歩行者側に向けて設置する場合には、送風機の着脱を行なうスペース分だけ装置を歩行者側に寄せて設置する必要があるため、歩行者が通行するスペースが狭くなるのを避けられず、歩道の幅が狭い場合には、装置を設置することができないという問題があった。
本発明の目的は、外箱の大型化を招くことなく送風機を配置することができるようにすると共に、外箱の長手方向の端面側から送風機の着脱を行なうことができるようにして、上記の諸問題を解決した地上設置型変圧器装置を提供することにある。
本発明は、歩道の傍ら等に設置される地上設置型変圧器装置に係わるものである。本発明が対象とする地上設置型変圧器装置は、幅方向に相対する一対の長辺側の側板と長手方向に相対する一対の短辺側の側板とを有する外箱と、幅方向に相対する1対の長辺側の側壁と長手方向に相対する1対の短辺側の側壁とを有する直方体状の変圧器タンク内に変圧器本体を収容した構造を有して一対の長辺側の側壁をそれぞれ外箱の一対の長辺側の側板に対向させた状態で外箱内に収容された変圧器とを備えている。変圧器タンクの一方の長辺側の側壁には放熱器が取り付けられ、放熱器に対向する外箱の一方の長辺側の側板の下部にギャラリが取り付けられた換気口が少なくとも一つ設けられている。
本発明においては、前記の目的を達成するため、上記放熱器の下方に、外箱の長手方向に伸びる送風機収容空間が形成され、この送風機収容空間に上記放熱器に送風する送風機が収容されている。外箱の一方の短辺側の側板の下部に、送風機収容空間の長手方向の一端を外部に開口させる作業用開口部と、該作業用開口部を塞ぐ着脱可能な蓋板とが設けられ、送風機収容空間内への送風機の挿入と、送風機収容空間からの送風機の引出しとを作業用開口部を通して行なうことができるように構成されている。
上記のように、放熱器の下方に外箱の長手方向に伸びる送風機収容空間を設けて、この送風機収容空間に送風機を配置するようにすると、放熱器と外箱の側板との間に送風機を配置するためのスペースを設けておく必要がないため、外箱が大形になるのを防ぐことができる。
また上記のように、放熱器の下方に、外箱の長手方向に伸びる送風機収容空間を設けると共に、外箱の一方の短辺側の側板の下部に、送風機収容空間の長手方向の一端を外部に開口させる作業用開口部を設けると、送風機収容空間への送風機の挿入と、送風機収容空間からの送風機の引出しとを、外箱の長手方向の端部に設けられた作業用開口部を通して行なうことができるため、変圧器装置を歩道の車道寄りの部分に設置した場合に危険を伴う作業を強いられることになったり、変圧器装置を歩道の建物側に寄せて設置した場合に歩行者が通行するスペースが狭くなったり、装置を設置することができなくなったりするのを防ぐことができる。
本発明の好ましい態様では、上記送風機が、先端を送風機収容空間の長手方向の他端側に向けて作業用開口部を通して送風機収容空間に挿入される基板と、基板に取り付けられて基板とともに送風機収容空間に収容し得るように構成された少なくとも一つの送風ユニットとを備えた構造を有する。この場合、作業用開口部を通して送風機収容空間に挿入される送風機の基板を外箱の長手方向に沿ってスライド自在にガイドするガイド部材が、送風機収容空間の下部に配置されて外箱に対して固定される。
上記のように構成すると、送風ユニットの数の如何に関わりなく、送風機を外箱の長手方向に沿ってスライドさせることにより、送風機収容空間への送風機の挿入と、送風機収容空間からの送風機の引出しとを行うことができるため、送風機の着脱を容易にすることができる。
本発明の他の好ましい態様では、ガイド部材によりガイドされてスライドしてきた送風機の基板の先端を受け止めて送風機を規定位置に位置決めする位置決め部材が送風機収容空間の長手方向の他端側に設けられる。また基板の先端が位置決め部材に受け止められる際に基板の先端寄りの部分を下方に押圧することにより、規定位置に位置決めされた送風機の基板の先端部を外箱に対して固定する固定具が設けられる。
上記のように位置決め部材と固定具とを設けておくと、送風機収容空間に送風機を挿入した際に送風機を自動的に位置決めして規定位置から動かないように固定することができ、また送風機を送風機収容空間から引き出す際に送風機の固定を容易に解除することができるため、送風機の着脱作業を容易にすることができる。
本発明の他の好ましい態様では、上記位置決め部材が、送風機が規定位置に配置された際に送風機の基板の先端を受け止めるストッパ部と、送風機が規定位置に配置された際にストッパ部の上端から基板側に張り出した状態になる張出し部とを一体に有している。また固定具は、上下方向に変位自在な状態で位置決め部材の張出し部に保持されて、規定位置に配置された送風機の基板の先端寄りの部分の上面に下端が接した状態で配置される押圧部材と、該押圧部材を下方に付勢するバネとを備えている。また送風機の基板の先端に、下方に傾斜した傾斜板部が設けられ、押圧部材の下端には丸味がつけられていて、送風機収容空間に挿入されてガイド部材によりガイドされてスライドしてきた送風機の基板の先端の傾斜板部が押圧部材の下端を横から押した際に、基板の先端の傾斜板部により押圧部材の下端が押し上げられて基板の先端寄りの部分の上に乗り上げるように構成されている。
上記のように構成すると、位置決め部材と固定具とを一体化することができるため、構造の簡素化を図ることができる。
送風ユニットとしては、送風機収容空間に収容し得るように細長い形状に形成されて、上部に吐出口が設けられるとともに、側面及び下面の少なくとも一方に空気取り入れ口が設けられた直方体状のケースと、ケース内に収容されたクロスフローファンとを備えたものを用いるのが好ましい。
上記のような送風ユニットを用いると、放熱器の長手方向に沿って冷却風をほぼ均一に送風することができるため、放熱器全体を均一に冷却して、変圧器の冷却を効率よく行なわせることができる。
また送風ユニットのケースの上部には、吐出口を通して吐出された冷却風を変圧器タンクの側壁側に案内する導風板を取り付けておくのが好ましい。
上記のような導風板を設けておくと、送風ユニットから送り出された冷却風を放熱器の放熱フィンの間に流入させて、整流として上方に円滑に流すことができるため、放熱器での熱交換を促進して、変圧器の冷却を効率よく行なわせることができる。
本発明の好ましい態様では、作業用開口部を閉じる蓋板がギャラリからなっていて、該作業用開口部により他の換気口が構成され、作業用開口部が設けられた外箱の一方の短辺側の側板に対向する変圧器タンクの一方の短辺側の側壁に他の放熱器が取り付けられている。
上記のように構成すると、作業用開口部を換気口として利用して変圧器装置の冷却を効率よくする行なわせることができる。
本発明によれば、放熱器の下方に外箱の長手方向に伸びる送風機収容空間を設けて、この送風機収容空間に送風機を配置することにより、放熱器と外箱の側板との間に送風機を配置するためのスペースを設ける必要がないようにしたため、外箱が大形になるのを防ぐことができ、地上設置型変圧器装置のコンパクト性を損なうことなく、変圧器の冷却性能を向上させることができる。
本発明によれば、放熱器の下方に、外箱の長手方向に伸びる送風機収容空間を設けると共に、外箱の一方の短辺側の側板の下部に、送風機収容空間の長手方向の一端を外部に開口させる作業用開口部を設けて、送風機収容空間への送風機の挿入と、送風機収容空間からの送風機の引出しとを、外箱の長手方向の端部に設けられた作業用開口部を通して行なうことができるようにしたため、変圧器装置を歩道の車道寄りの部分に設置した場合に危険を伴う作業を強いられることになったり、変圧器装置を歩道の建物側に寄せて設置した場合に歩行者が通行するスペースが狭くなったり、装置を設置することができなくなったりするのを防ぐことができる。
本発明において、送風機を、送風機収容空間に挿入される基板と、基板に取り付けられて基板とともに送風機収容空間に収容し得る送風ユニットとにより構成するとともに、送風機の基板を外箱の長手方向に沿ってスライド自在にガイドするガイド部材を設けた場合には、送風ユニットの数の如何に関わりなく、送風機を外箱の長手方向に沿ってスライドさせることにより、送風機収容空間への送風機の挿入と、送風機収容空間からの送風機の引出しとを行うことができるため、送風機の着脱を容易にすることができる。
本発明において、送風機の基板を位置決めする位置決め部材と該基板を固定する固定具とを送風機収容空間の端部に設けた場合には、送風機収容空間に送風機を挿入した際に送風機を自動的に位置決めして、固定することができ、また送風機を送風機収容空間から引き出す際に送風機の固定を容易に解除することができるため、送風機の着脱作業を容易にすることができる。
本発明の一実施形態に係わる地上設置型変圧器装置の外箱の天井板を外してその内部の構成を示した上面図である。 本発明の一実施形態に係わる地上設置型変圧器装置の外箱の長手方向の一端に設けられた一方の短辺側の側板を外してその内部を示した側面図である。 本発明の一実施形態に係わる地上設置型変圧器装置の背面の下部に設けられた換気口のギャラリを外した状態を示した背面図である 本発明の一実施形態において外箱の一方の短辺側の側板の下部に設けられた作業用開口部の蓋板を外した状態を示した要部の斜視図である。 本発明の一実施形態において外箱の一方の短辺側の側板の下部に設けられた作業用開口部に取り付けられる枠板を外した状態を示した要部の斜視図である。 本発明の一実施形態において外箱の一方の短辺側の側板の下部に設けられた作業用開口部から内部の要部を見た拡大斜視図である。 本発明の一実施形態において外箱内の送風機収容空間に送風機を挿入している状態を示した要部の斜視図である。 本発明の一実施形態において外箱の一方の短辺側の側板を外し、変圧器タンクを一部を断面して、送風機付近の構造を示した拡大側面図である。 本発明の一実施形態で用いる送風機と該送風機をガイドするガイド部材とを示した分解斜視図である。 本発明の一実施形態において送風機の基板の先端を位置決め固定する位置決め固定装置の構成例を示した要部の拡大図である。 本発明の一実施形態において送風機の基板の先端を位置決め固定する位置決め固定装置の他の構成例を示した要部の拡大図である。 本発明の実施形態で用いる送風ユニットの構成例を示した分解斜視図である。
以下図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1ないし図8において、1は全体がほぼ直方体状をなすように形成された外箱である。外箱1は、型鋼材を枠組みしてなるベース100と、ベース100に支持された長方形状の変圧器支持板101(図8参照)と、ベース100の幅方向に相対する一対の長辺側の側板102,103と、ベース100の長手方向に相対する一対の短辺側の側板104,105と、側板102ないし105により囲まれた空間の上端を閉じる長方形状の天井板106とを備えている。本明細書では、ベース100の長手方向及び該長手方向に対して直角な幅方向をそれぞれ外箱及び装置の長手方向及び幅方向とする。また一方の長辺側の側板102の外面を外箱及び装置全体の背面とし、他の長辺側の側板103の外面を外箱及び装置全体の前面とする。
外箱1の一方の長辺側の側板102の下部に、外箱1の長手方向の一端側に片寄せて、該外箱の長手方向に並ぶ2つの矩形状の背面側下部換気口111,111(図3参照)が設けられ、これらの換気口にはそれぞれギャラリ112,112が着脱可能に取り付けられている。また長辺側の側板102の上部には、換気口111,111の上方に位置させて、ギャラリ113,113が取り付けられた2つの背面側上部換気口が設けられ、外箱1の長手方向の一端側に設けられた一方の短辺側の側板104の上部には、ギャラリ115が取り付けられた側面側換気口が設けられている。
また外箱1の一方の短辺側の側板104の下部には、外箱の背面寄りのコーナ部に位置させて、矩形状の作業用開口部117が設けられている。作業用開口部117は、ギャラリからなる着脱可能な蓋板118により閉じられるようになっていて、常時は、この作業用開口部も換気口として機能するようになっている。図示の例では、作業用開口部117に嵌め込まれた状態で配置されて蓋板118と作業用開口部117の周辺部との間に介在する枠体119が設けられ、蓋板118の周縁部118aと枠体119とを貫通させて作業用開口部117の周辺部にねじ込まれたネジ120により、蓋板118が作業用開口部117に取り付けられている。
外箱1の前面側の側板103及び長手方向の他端側の側板105は点検用扉103a(図2参照)及び105a(図3参照)を構成する部分を有していて、それぞれの点検用扉を開くことにより、外箱の前面側及び長手方向の他端側を開放し得るようになている。
外箱1内には、変圧器タンク3内に絶縁油とともに変圧器本体(図示せず。)を収容した公知の構造を有する変圧器2が収容されている。変圧器タンク3は、幅方向に相対する1対の長辺側の側壁301,302と長手方向に相対する1対の短辺側の側壁303,304と、これらの側壁により囲まれた空間の下端及び上端をそれぞれ閉じる底壁305(図8参照)及び天井壁306(図1、図2参照)とを備えた直方体状のタンクである。変圧器2は、その変圧器タンク3の一対の長辺側の側壁301,302をそれぞれ外箱1の一対の長辺側の側板102,103に対向させた状態で外箱1内に収容されて、ボルト310(図8参照)により変圧器支持板101に固定されている。
変圧器本体から発生する熱により加熱される変圧器タンク3内の絶縁油を冷却するため、変圧器タンク3の一方の長辺側の側壁301に、波形に成形された鋼板からなる第1の放熱器4が取り付けられ、一方の短辺側の側壁303には、同じく波形に成形された鋼板からなる第2の放熱器5が取り付けられている。第1の放熱器4は、その周縁部を変圧器タンクの側壁301に設けられた矩形状の開口部301a(図8参照)の周縁部に溶接することにより、変圧器タンク3に取り付けられている。同様に、第2の放熱器5は、その周縁部を変圧器タンクの側壁303に設けられた矩形状の開口部の周縁部に溶接することにより、変圧器タンク3に取り付けられている。第1の放熱器4及び第2の放熱器5は、横方向に間隔をあけて並ぶ多数の中空の放熱フィンf,f、…を有していて、各放熱フィンfの内側に絶縁油が流通する油道が形成されている。変圧器タンク3内の絶縁油は、放熱器4及び5の各放熱フィンの内側に形成された油道内を流れる過程で外気との間で熱交換を行って冷却される。
変圧器タンク3の面積が広い側壁301に取り付けられる第1の放熱器4に、より大きな放熱効果を持たせるため、第1の放熱器4の放熱フィンfは、第2の放熱器5の放熱フィンfよりも大きな面積を有するように形成されていて、第1の放熱器4の変圧器タンクからの突出長が、第2の放熱器5の変圧器タンクからの突出長よりも大きくなっている。そのため、外箱1の側板102と変圧器タンクの側壁301との間の間隔が、外箱1の側板104と変圧器タンクの側壁303との間の間隔よりも大きく設定されている。
変圧器タンク3の長手方向の他端側の短辺側の側壁304には、変圧器2の一次側(高圧側)の端子と地下から引込まれる高圧ケーブル(配電線)との間に設けられる保護機器である一次側開閉装置7(図1参照)が取り付けられ、変圧器タンク3の他方の長辺側の側壁302には、変圧器の二次側と低圧配電ケーブルとの間に設けられる配電用遮断器(ブレーカ)などを含む二次側保護機器8が取り付けられている。外箱1は、変圧器1とともにこれらの保護機器をも収容し得る大きさに形成されている。
本実施形態では、変圧器の冷却効果を高めるため、少なくとも大きな放熱効果を持たせる主たる放熱器4に対して送風を行う送風機を外箱1内に設ける。外箱1の大形化を招くことなく送風機を設けることができるようにするため、本実施形態では、送風機による冷却を行う第1の放熱器4の下方に送風機収容空間10を形成して、この送風機収容空間10内に送風機11を配置する。送風機収容空間10は、放熱器4の下方を変圧器タンク3及び外箱1の長手方向に沿って延びるように設けられていて、作業用開口部117を閉じている蓋板118が外された際に、その長手方向の一端が作業用開口部117を通して外部に開口させられるようになっている。
本実施形態では、送風機収容空間10への送風機11の挿入と、送風機収容空間10からの送風機11の引出しとを、蓋板118が外された作業用開口部117を通して行うことができるようになっている。
送風機収容空間10への送風機11の挿入と、送風機収容空間10からの送風機11の引出しとを容易に行わせることができるようにするため、作業用開口部117を通して送風機収容空間10に挿入される送風機11の基板を外箱1の長手方向に沿ってスライド自在にガイドするガイド部材12が、送風機収容空間10の下部に配置されて外箱1に対して固定されている。
図9に示されているように、本実施形態で用いているガイド部材12は、送風機収容空間10の長手方向(変圧器タンク3の長手方向)に延びる帯板状の底板部12aと、底板部12aの幅方向の両端から直角に起立して送風機収容空間10の長手方向に沿って互いに平行に延びる一対の起立部(ガイドレール部)12b,12bとを一体に有する、浅いU字形の横断面形状を有する板からなっている。
外箱の下方からも送風機11に空気を取り込むため、ガイド部材12の底板部12aには、その長手方向に間隔を隔てて並ぶ3つの矩形状の通気孔12cが形成されている。ガイド部材12は、外箱1のベース100を構成する鋼材に溶接やボルト止め等により固定された支持部材120(図8参照)の上面に載せられてボルト13により支持部材120に固定されている。図示してないが、支持部材120には、ガイド部材12の通気孔12cに整合する通気孔が設けられ、下方から支持部材120の通気孔を通してガイド部材12の通気孔12cに空気が導入されるようになっている。
図9に示されているように、送風機11は、先端を送風機収容空間10の長手方向の他端側(外箱1の長手方向の他端側)に向けた状態で作業用開口部117を通して送風機収容空間10内に挿入される基板15と、基板15に取り付けられて該基板とともに送風機収容空間10に収容し得るように構成された少なくとも一つの送風ユニット16とを備えている。図示の例では、2台の送風ユニット16,16が設けられ、これらの送風ユニットが基板15の長手方向に並べた状態で配置されて基板15に固定されている。
基板15は、送風機収容空間10の長手方向に延びる帯板状の基板主部15aと、該基板主部15aの幅方向の両端から下方に直角に折れ曲がった側板部15b,15bとを一体に有していて、ガイド部材12の起立部(ガイドレール部)12b,12bの間に挿入され得るようにその幅寸法が設定されている。基板主部15aには、該基板主部15aの長手方向に並ぶ2つの矩形状の通気孔15c,15cが打ち抜かれている。基板15の先端部には、斜め下方に傾斜して延びる傾斜板部15dが突設され、基板15の後端部には、断面がコの字形を呈する折り返し部15eが形成されている。折り返し部15eは、基板15を取り扱う際に取っ手として用いられる。
図12に示されているように、送風ユニット16は、全体がほぼ直方体状をなすように形成されたファンケース21と、ファンケース21内に収容されたクロスフローファン22と、クロスフローファン22を駆動するモータ23とを備えている。図示のファンケース21は、全体がほぼ直方体状をなすように形成されて、その上面に吐出口21aが形成され、その両側面の下部及び下面にそれぞれ空気取り入れ口21bが形成されている。クロスフローファン22は、その軸線をファンケース21の長手方向に向けた状態でファンケース21内に収容され、その回転軸の両端がファンケース21の長手方向の両端に軸受けを介して支持されている。モータ23は、ファンケース21の長手方向の一端に固定されて、その出力軸がクロスフローファン22の回転軸に連結されている。
また送風ユニット16のファンケース21の上部には、ファンケースの上面に載せられた状態で配置される矩形状の覆い板部24aと、覆い板部24aの長手方向の一端から下方に折れ曲がってモータ23の側方に配置される側板部24bとを一体に備えたカバー板24が取り付けられている。カバー板24の覆い板部24aには、ファンケースの吐出口21aと整合する矩形状の窓部24cが設けられ、クロスフローファン22により送り出された空気が、ファンケース21の上面の吐出口21aと、カバー板24の窓部24cとを通して上方に吐出されるようになっている。カバー板24の覆い板部24aは、放熱器4側に張り出した張出し部24a1を有している。この張出し部24a1は、送風機1が送風機収容空間10内に挿入された状態で、ファンケース21の側面と変圧器タンクの側板301の下部との間に形成される隙間gの上部に張出した状態で配置されるようになっていて、該張出し部24a1により、送風ファン26の吐出口から吐出された空気が空気取り入れ口側に(下方に)流れるのが阻止されるようになっている。
送風ユニット16のファンケース21の上部にはまた、ファンケース21の吐出口21aから吐出された冷却風を変圧器タンク3の放熱器4が取り付けられた側壁301側に案内する導風板26が取り付けられている。導風板26は、カバー板24の覆い板部24aの張出し部24a1と反対側の端部の上に配置される帯板部26aと、この帯板部の前記窓部24cと反対側に位置する一方の幅方向端部からファンケース21の側面側に(下方に)折れ曲がった側板部26bと、カバー板の窓部24c側に位置する帯板部24aの他方の幅方向端部から斜め上方に突出した傾斜板部26cとを一体に有していて、ファンケース21の吐出口21aから突出した冷却風を、傾斜板部26cに沿って、変圧器タンクの側壁301側に案内するようになっている。
2台の送風ユニット16,16はそれぞれ、基板15に設けられた通気孔15c,15cの上方に配置され、それぞれのファンケース21,21の長手方向の両端にボルト28(図10参照)により固定されたL字形金具29が、ボルト30によって基板15に締結されることにより、送風ユニット16,16が基板15に取り付けられている。
基板15と、基板15に取り付けられた2台の送風ユニット16,16とを備えた送風機11は、図7に示されているように作業用開口部117から送風機収容空間10内に挿入されることにより、放熱器4の下方に配置される。
送風機11を送風機収容空間10内に収容する際には、基板15の先端を作業用開口部117を通して送風機収容空間10の入口に挿入して、基板15の側板部15b,15bをガイド部材12の起立部12b,12bの内側に位置させた状態で基板15の先端をガイド部材12の上に載せ、この状態で基板15を起立部(ガイドレール部)12b,12bに沿ってガイド部材の底板部12a上をスライドさせながら送風機収容空間10内に挿入する。
送風機収容空間10内に挿入された送風機を規定位置に自動的に位置決め固定するため、ガイド部材12によりガイドされてスライドしてきた送風機11の基板15の先端を受け止めて送風機11を規定位置に位置決めする位置決め部材31と、基板15の先端が位置決め部材31に受け止められる際に基板15の先端寄りの部分を下方に押圧することにより、該基板15の先端部を外箱1に対して固定する固定具32とが、ガイド部材12の先端に取り付けられている。
図10に示されているように、位置決め部材31は、ガイド部材12の底板部12aの先端に固定されて送風機11が規定位置に配置された際に送風機の基板15の先端(図示の例では傾斜板部15dの先端)を受け止めるストッパ部31aと、送風機が規定位置に配置された際にストッパ部31aの上端から基板15側に張り出した状態になる張出し部31bとを一体に有していて、基板15の先端をストッパ部31aで受け止めることにより、基板15を規定位置に位置決めする。
固定具32は、上下方向に変位自在な状態で位置決め部材31の張出し部31bに保持されて、規定位置に配置された送風機の基板15の先端寄りの部分の上面に下端が接した状態で配置される押圧部材32aと、押圧部材32aを下方に付勢するバネ(図示せず。)とを備えた構造を有する。本実施形態では、押圧部材32aとして、下端に丸みが付けられた形状を有するものを用いる。図10に示された例では、固定具32が、張出し部31bに設けられたネジ孔に螺合されて取り付けられたボールプランジャからなっていて、該ボールプランジャのボールが押圧部材32aとして用いられている。
図示の実施形態において、送風機11を送風機収容空間10内に配置するために、基板15をガイド部材12によりガイドしつつ送風機11を送風機収容空間10内に挿入していくと、送風機11が規定位置に近づいたときに先ず傾斜板部15dが押圧部材32aに突き当たる。その状態で更に送風機11を押し込んで、傾斜板部15dにより押圧部材32aの下端を横から押すと、傾斜板部15dが押圧部材32aを押し上げて、該押圧部材32aを基板15の先端寄りの部分の上に乗り上げさせた後、傾斜板部15dの先端がストッパ部32aに突き当たって位置決めされる。この状態では、バネにより下方に付勢されている押圧部材32aにより、基板15の先端寄りの部分が、外箱に対して固定されたガイド部材12側に押圧されるため、送風機11が外箱内で規定位置から動かないように固定される。送風機11を送風機収容空間10から引出す際には、基板15の折り返し部15eに工具を引っ掛けて基板15を引出すことにより、基板15の先端の固定を解除して送風機11を移動自在な状態にすることができるため、送風機11の引出しを容易に行うことができる。
外箱1の一方の短辺側側板104側から送風機11の挿入と引出しとを行って送風機の着脱を行うことができるようにするため、送風機11の送風ユニット16,16に給電するための配線30(図6参照)の接続はすべて外箱1の一方の短辺側側板104側で、作業用開口部117を通して行うことができるようになっている。
図10に示した例では、固定具32をボールプランジャにより構成したが、図11に示すように、下端に半球状の押圧部材32aを有して位置決め部材31の張出し部31bに設けられた孔に上下動自在に嵌合されたロッド32bと、張出し部31bと押圧部材32aとの間に配置されてロッド32bを下方に付勢するバネ32cとにより固定具32を構成することもできる。図10に示した例では、ロッド32bの上端寄りの部分の外周に雄ネジ部が設けられていて、この雄ネジ部に螺合させたナット32d,32eにより、ロッド32のストロークとバネ32cの付勢力とを調整するようにしている。
上記の実施形態では、送風ユニット16のファンケース21の両側面の下部と下面とに空気取り入れ口21bを設けているが、空気取り入れ口21bはファンケース21の下部に少なくとも一つ設けれていればよく、空気取り入れ口の設け方は上記の例に限定されない。
上記の実施形態では、外箱1と、外箱1内に収容された変圧器2、保護用機器7,8及び送風機11等の機器とにより地上設置型変圧器装置PMTが構成されている。
上記の実施形態のように、放熱器4の下方に外箱1の長手方向に伸びる送風機収容空間10を設けて、この送風機収容空間に送風機11を配置するようにすると、放熱器4と外箱1の側板102との間に送風機を配置するためのスペースを設けておく必要がないため、外箱1が大形になるのを防ぐことができる。
また上記の実施形態のように、放熱器4の下方に、外箱の長手方向に伸びる送風機収容空間10を設けると共に、外箱1の一方の短辺側の側板104の下部に、送風機収容空間の長手方向の一端を外部に開口させる作業用開口部117を設けると、送風機収容空間10内への送風機11の挿入と、送風機収容空間からの送風機の引出しとを、外箱1の長手方向の端部に設けられた作業用開口部117を通して行なうことができるため、地上設置型変圧器装置を歩道の車道寄りの部分に設置した場合に危険を伴う作業を強いられることになったり、変圧器装置を歩道の建物側に寄せて設置した場合に歩行者が通行するスペースが狭くなったり、装置を設置することができなくなったりするのを防ぐことができる。
また上記の実施形態のように、位置決め部材31と固定具32とを設けておくと、送風機収容空間に送風機11を挿入した際に送風機11を自動的に位置決めして規定位置から動かないように固定することができ、また送風機11を送風機収容空間から引き出す際に送風機の固定を容易に解除することができるため、送風機の着脱作業を容易にすることができる。
上記の実施形態のように導風板26を設けておくと、送風ユニット16から送り出された冷却風を放熱器4の放熱フィンfの間に流入させて整流として上方に円滑に流すことができるため、放熱器4での熱交換を促進して、変圧器の冷却を効率よく行なわせることができる。
上記の実施形態では、位置決め部材31をガイド部材12の先端に取り付けているが、ガイド部材12を外箱1のベース100に対して固定された適宜の部材に取り付けるようにすることもできる。また上記の実施形態では、固定具32を位置決め部材31に支持しているが、固定具32を、位置決め部材31と別個に設けた支持部材に支持するようにすることもできる。
1 外箱
100 ベース
101 変圧器支持板
102,103 外箱の長辺側側板
104,105 外箱の短辺側側板
111 背面側下部換気口
112 ギャラリ
113 ギャラリ
117 作業用開口部
118 蓋板(ギャラリ)
119 枠体
120 ネジ
2 変圧器
3 変圧器タンク
301,302 長辺側の側壁
303,304 短辺側の側壁
305 底壁
306 天井壁
4 第1の放熱器
5 第2の放熱器
7 一次側開閉装置
8 二次側保護機器
10 送風機収容空間
11 送風機
12 ガイド部材
12a 底板部
12b 起立部(ガイドレール部)
15 送風機の基板
16 送風ユニット
21 ファンケース
21a 吐出口
21b 空気取り入れ口
22 クロスフローファン
23 モータ
26 導風板
31 位置決め部材
32 固定具

Claims (7)

  1. 幅方向に相対する一対の長辺側の側板と長手方向に相対する一対の短辺側の側板とを有する外箱と、幅方向に相対する1対の長辺側の側壁と長手方向に相対する1対の短辺側の側壁とを有する直方体状の変圧器タンク内に変圧器本体を収容した構造を有して前記一対の長辺側の側壁をそれぞれ前記外箱の一対の長辺側の側板に対向させた状態で前記外箱内に収容された変圧器とを備え、前記変圧器タンクの一方の長辺側の側壁に放熱器が取り付けられ、前記放熱器に対向する前記外箱の一方の長辺側の側板の下部にギャラリが取り付けられた換気口が少なくとも一つ設けられている地上設置型変圧器装置において、
    前記放熱器の下方に、前記外箱の長手方向に伸びる送風機収容空間が設けられて、前記放熱器に送風する送風機が前記送風機収容空間に収容され、
    前記外箱の一方の短辺側の側板の下部に、前記送風機収容空間の長手方向の一端を外部に開口させる作業用開口部と、該作業用開口部を塞ぐ着脱可能な蓋板とが設けられ、
    前記送風機収容空間への前記送風機の挿入と、前記送風機収容空間からの前記送風機の引出しとを前記作業用開口部を通して行なうことができるように構成されていること、
    を特徴とする地上設置型変圧器装置。
  2. 前記送風機は、先端を前記送風機収容空間の長手方向の他端側に向けて前記作業用開口部を通して送風機収容空間に挿入される基板と、前記基板に取り付けられて前記基板とともに前記送風機収容空間に収容し得るように構成された少なくとも一つの送風ユニットとを備えてなり、
    前記作業用開口部を通して前記送風機収容空間に挿入される前記送風機の基板を前記外箱の長手方向に沿ってスライド自在にガイドするガイド部材が、前記送風機収容空間の下部に配置されて前記外箱に対して固定されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の地上設置型変圧器装置。
  3. 前記ガイド部材によりガイドされてスライドしてきた前記送風機の基板の先端を受け止めて前記送風機を規定位置に位置決めする位置決め部材が前記送風機収容空間の長手方向の他端側に設けられ、
    前記基板の先端が前記位置決め部材に受け止められる際に前記基板の先端寄りの部分を下方に押圧することにより、前記規定位置に位置決めされた送風機の基板の先端部を前記外箱に対して固定する固定具が設けられていること、
    を特徴とする請求項2に記載の地上設置型変圧器装置。
  4. 前記位置決め部材は、前記送風機が前記規定位置に配置された際に前記送風機の基板の先端を受け止めるストッパ部と、前記送風機が前記規定位置に配置された際に前記ストッパ部の上端から前記基板側に張り出した状態になる張出し部とを一体に有し、
    前記固定具は、上下方向に変位自在な状態で前記位置決め部材の張出し部に保持されて、前記規定位置に配置された前記送風機の基板の先端寄りの部分の上面に下端が接した状態で配置される押圧部材と、前記押圧部材を下方に付勢するバネとを備え、
    前記送風機の基板の先端には下方に傾斜した傾斜板部が設けられ、
    前記押圧部材の下端に丸味がつけられていて、前記送風機収容空間に挿入されて前記ガイド部材によりガイドされてスライドしてきた前記送風機の基板の先端の傾斜板部が前記押圧部材の下端を横から押した際に、該基板の先端の傾斜板部により押圧部材が押し上げられて基板の先端寄りの部分の上に乗り上げるように構成されていること、
    を特徴とする請求項3に記載の地上設置型変圧器装置。
  5. 前記送風ユニットは、前記送風機収容空間に収容し得るように細長い形状に形成されて、上部に吐出口が設けられるとともに、側面及び下面の少なくとも一方に空気取り入れ口が設けられた直方体状のファンケースと、前記ファンケース内に収容されたクロスフローファンとを備えている請求項1ないし4のいずれか一つに記載の地上設置型変圧器装置。
  6. 前記送風ユニットのケースの上部には、前記吐出口を通して吐出された冷却風を前記変圧器タンクの側壁側に案内する導風板が取り付けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の地上設置型変圧器装置。
  7. 前記作業用開口部を閉じる蓋板はギャラリからなっていて、該作業用開口部により他の換気口が構成され、
    前記作業用開口部が設けられた外箱の一方の短辺側の側板に対向する前記変圧器タンクの一方の短辺側の側壁に他の放熱器が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の地上設置型変圧器装置。
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