JP2008091607A - 冷却機能付キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビネットの任意の位置に冷却ユニットを取り付け可能な、冷却機能付きキャビネットを提供する。
【解決手段】内部に電子機器が収納され、ペルチェ素子でキャビネット内部を冷却する電子式クーラを備えた冷却機能付キャビネットにおいて、電子式クーラを、キャビネットを冷却する冷却ユニット11と、冷却ユニット11に電流を供給する電源ユニット12に分離してキャビネットに配設する。なお、冷却ユニット11と電源ユニット12を離接可能なコネクタで接続することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部に電気機器や電子機器等を収納する、冷却機能付きキャビネットに関するものである。
屋外に通信機器等の電子機器を設置する場合には、キャビネット内に電子機器を収納して設置することが普通である。キャビネット内に収納される電子機器は発熱し、特にHUBやVDSLは発熱量が多く、真夏の日中には、キャビネット内が高温となる。キャビネット内の電子機器が、高温で故障や動作不良を起こすことを防止するために、キャビネット内を冷却する必要がある。このため、キャビネット内を換気して、冷却する方法も考えられるが、屋外設置型のキャビネットは、風雨や外気中のダストの影響を避けるために防水、防塵性能が要求される。従って、キャビネット内を換気する方法は適切でない。
そこで、特許文献1に示されるような、盤用冷却装置がある。この盤用冷却装置は、電子式クーラを使用して、キャビネット内部を冷却する装置であり、キャビネット内部に吸熱フィンを、キャビネット外部に放熱フィンをそれぞれ配設し、放熱フィンにはペルチェ効果を利用した電子冷却素子の発熱面を接合し、吸熱フィンにはペルチェ効果を利用した電子冷却素子の吸熱面を接合している構造のものである。この構造により、キャビネット内部を密封しつつ、キャビネット内部を冷却することが可能となる。
しかしながら、この盤用冷却装置は、電子式クーラが冷却ユニットと、この冷却ユニットに電流を供給する電源ユニットが一体構造となっているため大きく、キャビネットの取付場所に制約があり、キャビネット内に収納される電子機器の冷却が必要な箇所に電子式クーラを取り付けることができない場合があるという問題があった。
そこで、キャビネット内の任意の位置に冷却ユニットを取り付け可能な、冷却機能付きキャビネットの開発が要望されていた。
特開2005−155983号公報
キャビネットの任意の位置に冷却ユニットを取り付け可能な、冷却機能付きキャビネットを提供する。
上記課題を解決するためになされた本発明は、内部に電子機器が収納され、ペルチェ素子でキャビネット内部を冷却する電子式クーラを備えた冷却機能付キャビネットにおいて、前記電子式クーラを、前記キャビネットを冷却する冷却ユニットと、この冷却ユニットに電流を供給する電源ユニットに分離してキャビネットに配設したことを特徴とするものである。
なお、冷却ユニットと電源ユニットを離接可能なコネクタで接続することが好ましい。
また、電源ユニットを冷却ユニットが配設されている面と異なる面のキャビネットに配設することが好ましい。
冷却ユニットと電源ユニットを分離してキャビネットに配設することとしたので、任意の位置に、冷却ユニットをキャビネットに配設することが可能となり、内部に収納した電気機器や電子機器の設置位置を考慮して、冷却ユニットをキャビネットの最適な位置に配置することが可能となる。
なお、冷却ユニットと電源ユニットを離接可能なコネクタで接続することとすると、冷却ユニットと電源ユニットをキャビネットに取り付ける際に、冷却ユニットと電源ユニットの接続作業が容易となる。また、複数の冷却ユニットに、電流を供給する場合にも、分岐アダプターを使用するだけで、複数の冷却ユニットと単数の電源ユニットを接続することが可能となる。
また、電源ユニットを冷却ユニットが配設されている面と異なる面のキャビネットに配設することとすると、キャビネット内部に収納される電子機器を冷却する必要がない場所に、電源ユニットを配設することにより、冷却ユニットのキャビネットに取り付ける場所の自由度を更に大きくすることが可能となる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の冷却機能付キャビネットの好ましい実施の形態を示す。
図1は本発明の実施の形態を示す斜視図である。図2は第1の実施の形態を示すキャビネット本体への冷却ユニットと電源ユニットの取付状態図である。1は略直方体形状をしたキャビネット本体である。実施形態のキャビネット本体1は、フレームを持たないモノコック構造であるが、フレームをもつ構造のキャビネット本体1であっても差し支えない。このキャビネット本体1の内部には、HUBやVDSL等の通信機器等の電子機器が収納される。
2は上部遮光板であり、下部が開口した扁平箱形形状をしている。この上部遮光板2は、キャビネット本体1の天板1aを覆うように取り付けられ、直射日光がキャビネット本体1に当たって、キャビネット本体1の内部の温度が上昇することを防いでいる。この上部遮光板2は、略長方形もしくは正方形の板状の部材の4方を折り曲げ形成したものであるが、隣接する折曲部2aの間には隙間2bが形成され、この隙間2bによりキャビネット本体1と上部遮光板2との間の空気を逃がすような構造となっている。
3は側部遮光板であり、キャビネット本体1の側板1bを覆うように取り付けられ、キャビネット本体1側が開口した扁平箱形形状をしている。この側部遮光板3もまた、キ直射日光がキャビネット本体1に当たって、キャビネット本体1の内部の温度が上昇することを防いでいる。この側部遮光板3の側面部3aや上面部3bには、複数のスリット3cが設けられ、キャビネット本体1と側部遮光板3との間の空気を逃がすような構造となっている。
キャビネット本体1の正面部1cの横方向の一端は、キャビネット本体1に軸支され、横方向に開く構造となっている。この正面部1cを横方向に開くことにより、キャビネット本体1内部に電子機器を収納することができ、また、キャビネット本体1の内部に収納された電子機器とアクセス可能になっている。なお、この正面部1cには、鍵付ハンドル1fが設けられ、この鍵付ハンドル1fを引き上げることにより、正面部1cを開くことが可能になり、また悪戯防止のために、鍵付ハンドル1fに鍵をかけて、正面部1cが開くことを防止することができる。正面部1cには、略長方形形状の取付口1d、1eが上下に隣接して形成されている。実施形態では、取付口1dが取付口1eの上部に形成されている。
取付口1eには冷却ユニット11が取り付けられる。図3に冷却ユニットのキャビネット本体1の内側から見た斜視図を示し、図4に冷却ユニットのキャビネット本体1の外側から見た斜視図を示し、図5に冷却ユニットの断面図を示す。この冷却ユニット11は、主に、筐体11a、ペルチェ素子11b、内部フィン11c、外部フィン11d、内部ファン11e、外部ファン11fから構成される。冷却ユニット11の筐体11aは、キャビネット本体1の外部側に開口した、箱形形状をしている。この冷却ユニット11の筐体11aの開口部の周囲には、フランジ部11gが設けられている。筐体11aの底部には、ペルチェ素子11bを並列して取り付ける、2個の略長方形状もしくは正方形状の取付口が形成されている。
冷却ユニット11の筐体11aの外形は、キャビネット本体1の取付口1eより僅かに小さくなっている。図2に示されるように、冷却ユニット11の筐体11aを、キャビネット本体1の取付口1eに挿入して、冷却ユニット11がキャビネット本体1内部側に突出した半埋め込み状態にし、フランジ部11gがキャビネット本体1の取付口1eを覆うようにして、冷却ユニット11がキャビネット本体1に配設されている。
筐体11aの底部に形成された取付口を閉塞するようにして、板状のペルチェ素子11bが取り付けられている。ペルチェ素子11bに直流電流を流すと、ペルチェ素子11bの板厚方向に熱の移動が起こり、片側は冷却され、反対側は発熱する。従って、本実施形態では、ペルチェ素子11bの冷却面をキャビネット本体1の内部側とし、ペルチェ素子11bの発熱面をキャビネット本体1の外部側にして、ペルチェ素子11bを配設して、キャビネット本体1の内部を冷却することとしている。
ペルチェ素子11bの表面のみに触れる空気だけでは、キャビネット本体1の内部の冷却が不十分となるため、ペルチェ素子11bの冷却面には、内部フィン11cが取り付けられている。この内部フィン11cは、略長方形状の平板に、複数の板もしくは突起を突設したものである。内部フィン11cの平板をペルチェ素子11bの冷却面に被着して、内部フィン11cをペルチェ素子11bに取り付けている。このように、ペルチェ素子11bの冷却面に内部フィン11cを取り付けて、冷却される部分の表面積を増大させることにより、キャビネット本体1内部への冷却効果を増大させている。
図3に示されるように、内部フィン11cのキャビネット本体1の内部側には、内部フィン11cの外側を覆うように設けられた内部ファン取付部材11h上に、内部ファン11eが取り付けられている。内部ファン取付部材11hの周面には、複数の通風口11kが設けられ、内部ファン11eは、通風口11kから空気を吸い込み、内部フィン11cを通って、冷却された空気を、キャビネット本体1の内部側に送風し、キャビネット本体1の内部に収納された電子機器を冷却する。
一方で、ペルチェ素子11bの発熱面の放熱が不十分の場合には、ペルチェ素子11b内の熱の移動が阻害され、電子機器の冷却が不十分となる。そこで、図5に示されるように、ペルチェ素子11bの発熱面には、外部フィン11dが取り付けられている。この外部フィン11dは、略長方形状の平板に、複数の板もしくは突起を突設したものである。外部フィン11dの平板をペルチェ素子11bの冷却面に被着して、外部フィン11dをペルチェ素子に取り付けている。このように、ペルチェ素子11bの発熱面に外部フィン11dを取り付けて、放熱する部分の表面積を増大させて、キャビネット本体1外部への放熱効果を増大させている。
ペルチェ素子11bの発熱面に外部フィン11dを取り付けただけでは、キャビネット本体1外部への放熱が不十分となるので、図4に示されるように、外部フィン11dのキャビネット本体1の外部側には、外部フィン11dの外側を覆うように設けられた外部ファン取付部材11j上に、外部ファン11fが取り付けられている。外部ファン取付部材11jの周面には、複数の通風口11mが設けられ、外部ファン11fは、通風口11mから空気を吸い込み、外部フィン11dを通った空気を、キャビネット本体1の外部側に送風し、ペルチェ素子11bの発熱面の放熱を促進させている。
図6に冷却機能付キャビネットの斜視図を示す。図1や図6に示されるように、キャビネット本体1の冷却ユニット11が取り付けられている面には、この面を覆うように、正面側遮光板5が取り付けられ、直射日光がキャビネット本体1に当たって、キャビネット本体1の内部の温度が上昇することを防いでいる。この正面側遮光板5の側面部5aや上面部5bには、複数のスリット5cが設けられ、キャビネット本体1と正面側遮光板5との間の空気を逃がすような構造となっている。
図4に示されるように、外部ファン11fを覆うような箱形形状の風向ダクト11nが、外部ファン11fの外側に向けて取り付けられている。また、正面部遮光板5の、風向ダクト11nが取り付けられている位置には、外部ファン11fから送られ、風向ダクト11nを通った空気を外部に排出するための排気スリット5dが形成され、ペルチェ素子11bの発熱により、暖められた空気を強制的に冷却機能付キャビネットの外部に排気するようにしている。また、正面側遮光板5の、その内部側に鍵付ハンドル1fが設けられている位置には、鍵付ハンドル用穴5eが設けられ、鍵付ハンドル1fに鍵をかけたり、ハンドルを引き上げて正面部1cを開けたりできるようになっている。また、正面側遮光板5の裏面の、冷却ユニット11と後述する電源ユニット12の間の位置には、正面側遮光板5の裏面を横方向に横断する補強リブ(図示せず)が設けられている。
キャビネット本体1の正面側遮光板が取り付けられている面と反対側の面には、この面を覆うように裏面側遮光板6が取り付けられ、直射日光がキャビネット本体1に当たって、キャビネット本体1の内部の温度が上昇することを防いでいる。この裏面側遮光板6の側面部や上面部にも、複数のスリットが設けられ、キャビネット本体1と裏面側遮光板との間の空気を逃がすような構造となっている。
内部フィン11cは、ペルチェ素子11bにより冷却され、キャビネット本体1内部の水蒸気が、冷却された内部フィン11cの表面で結露してしまう。内部フィン11cの表面で結露した凝縮水が、電子機器上に滴下すると、電子機器の故障の原因となるので、図5に示されるように、内部フィン11cの下側には、ドレンパン13が設けられている。このドレンパン13の底面13aは、キャビネット本体1の外側に向かって下側に傾斜し、キャビネット本体1の外部に連通し、キャビネット本体1の内部と外部が連通する凝縮水排出通路13bが形成されている。内部フィン11cの表面で結露した凝縮水は、ドレンパン13で受け、凝縮水排出通路13bを通って、キャビネット本体1の外部に排出するような構造になっている。凝縮水排出通路13bのキャビネット本体1の内部側には、メッシュ13cが設けられ、キャビネット本体1の外部からの水や異物の侵入を防止している。
筐体1aの底部に形成された取付口をペルチェ素子が閉塞し、また、フランジ部11gがキャビネット本体1の取付口1eを覆い、凝縮水排出通路13bのキャビネット本体1の内部側には、メッシュ13cが設けられているので、キャビネット本体1の内部側と冷却ユニット11との間は、殆ど気密な構造となっていて、キャビネット本体1の外部からの水や異物の侵入を防止している。
取付口1dには、電源ユニット12が取り付けられる。電源ユニット12は、図1に示されるように、取付口1dの外形よりも僅かに小さい外形の箱形形状をしていて、キャビネット本体1側には、取付口1dの外形よりも大きい外形のフランジ部12aが設けられている。電源ユニット12の箱形形状部分を取付口1dに挿入し、電源ユニット12がキャビネット本体1内部側に突出した半埋め込み状態とし、フランジ部12aが取付口1dを覆って、電源ユニット12を、キャビネット本体1に配設している。このような構造により、電源ユニット12とキャビネット本体1との間は気密な構造となっている。
電源ユニット12は、キャビネット本体1外部から供給される交流電流を直流電流に変換し、また電圧を降下させて、冷却ユニット11のペルチェ素子11b、内部ファン11e、外部ファン11fに電流を供給する。
図7に冷却ユニット11と電源ユニット12の接続状態を示す図を示す。図7に示すように、冷却ユニット11と電源ユニット12は、離接可能なコネクタ14で接続されている。このように、冷却ユニット11と電源ユニット12は、離接可能なコネクタ14で接続することとしたので、冷却ユニット11と電源ユニット12をキャビネット本体1に取り付ける際に、冷却ユニット11と電源ユニット12の接続作業が容易となる。
第1の実施形態では、電子機器は、キャビネット本体1の下側に収納され、冷却ユニット1がキャビネット本体1の下側に収納された電子機器を冷却するようになっている。また、電源ユニット12は、冷却ユニット11の上部に配設され、電源ユニット12のフランジ部12aが冷却ユニット11の外部ファン11fのひさしの役割を果たすこととなる。
また、第1の実施形態では、冷却ユニット11及び電源ユニット12が、開けることが可能な正面部1cに配設されており、冷却ユニット11と電源ユニット12のメンテナンスが容易となる。
以上説明したように、ペルチェ素子でキャビネット内部を冷却する電子式クーラを備えた冷却機能付キャビネットにおいて、電子式クーラを、キャビネットを冷却する冷却ユニット11と、この冷却ユニット11に電流を供給する電源ユニット12に分離してキャビネットに配設したので、冷却ユニット11と電源ユニット12が一体構造の電子式クーラに比べ、それぞれのユニットが大きくならず、内部に収納した電気機器や電子機器の設置位置を考慮して、冷却ユニットをキャビネットの最適な位置に配置可能とするものである。
なお、取付口1dと取付口1eとを同一の大きさに形成し、冷却ユニット11と電源ユニット12の大きさを、略同一に形成しておけば、取付口1d、取付口1eを選択して、最適な位置に冷却ユニット11を取り付けることができるので、好ましいものである。
次に、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、図8に示されるように、キャビネット本体1の正面部1cのほぼ中央に冷却ユニット11が配設され、電源ユニット12は、キャビネット本体の側板1bに配設されている。このように、第2の実施形態では、電源ユニット12を、キャビネット本体1の内部に収納される電子機器の冷却風を必要としない、側面に配置することにより、冷却ユニット11をキャビネットの最適な位置に配置したものである、すなわち、キャビネット本体1の内部に収納される電子機器の冷却を必要とされる場所が、キャビネット本体1の中央付近にある場合には、図8に示されるように、冷却ユニット11をキャビネット本体1の正面部1cの中央に配設することにより、効果的にキャビネット本体1内部に収納されている電子機器を冷却することが可能となる。
第2の実施形態では、冷却ユニット11と電源ユニット12を接続する配線は、正面部1cがキャビネット本体1に軸支されている部分に、キャビネット本体1の内部を引き回すことにより、正面部1cが開閉可能な構造となっている。
なお、電源ユニット12の配設位置は、キャビネット本体1の側板1bに限定されず、キャビネット本体1の天板1aに設けられていても差し支えない。同様に、冷却ユニット11の配設位置もまた、正面部1cに限定されず、側板1bや天板1aに配設されていても差し支えない。
次に、第3の実施形態を説明する。第3の実施形態では、図9に示されるように、キャビネット本体1の正面部1cに、上下に2個の冷却ユニット11が配設されている。また、電源ユニット12は、キャビネット本体1の側板1bに配設されている。
図10に、第3の実施形態の冷却ユニットと電源ユニットの接続状態を示す。図10に示されるように、第3の実施形態では、単数の電源ユニット12が2個の冷却ユニット11に電流を供給するために、片側が一個のコネクタ14を有し、他端側が2個に分岐したコネクタ14を有する分岐コネクタ15で単数の電源ユニット12と2個の冷却ユニット11を接続している。
なお、冷却ユニット11の配設位置は、キャビネット本体1の正面部1cに限定されず、キャビネット本体1の側板1cや、天板1aの任意の場所に配設することとしても差し支えない。また、冷却ユニット11は、2個に限定されず、3個や4個等、2個以上であっても差し支えない。
また、キャビネット本体1の冷却ユニット11の配設可能な箇所に、冷却ユニット11の取付口を形成し、この取付口をブラインドパネルで塞ぎ、冷却ユニット11をキャビネット本体1に取り付ける際には、前記ブラインドパネルを取り外して、冷却ユニット11をキャビネット本体1に取り付けるような構造であっても差し支えない。
このように、第3の実施形態では、分岐コネクタ15を使用することにより、単数の電源ユニット12で、2個以上の冷却ユニットに電源を供給することとしたので、より冷却能力を向上させることが可能となり、また、キャビネット本体1の内部に収納される電子機器の冷却が必要な場所に、冷却ユニット11を配設することが可能となる。
第3の実施形態で、冷却ユニット11が、キャビネット本体1の正面部1cに取り付けられている場合には、冷却ユニット11と電源ユニット12を接続する配線は、正面部1cがキャビネット本体1に軸支されている部分に、キャビネット本体1の内部を引き回すことにより、正面部1cが開閉可能な構造となっている。
なお、いずれの実施形態においても、取付口1dと取付口1eとを同一の大きさに形成し、冷却ユニット11と電源ユニット12の大きさを、略同一に形成しておけば、取付口1d、取付口1eを選択して、最適な位置に冷却ユニット11を取り付けることができるので、好ましいものである。また、電源ユニット12の極性を反転させれば、冷却ユニットはヒータとしても利用可能である。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う冷却機能付キャビネットもまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。 第1の実施の形態の、キャビネット本体への、冷却ユニットと電源ユニットの取付状態図である。 冷却ユニットのキャビネット本体の内側から見た斜視図である。 冷却ユニットのキャビネット本体の外側から見た斜視図である。 冷却ユニットの断面図である。 冷却機能付キャビネットの斜視図である。 冷却ユニットと電源ユニットの接続状態を示す説明図である。 第2の実施の形態の、キャビネット本体への、冷却ユニットと電源ユニットの取付状態図である。 第3の実施の形態の、キャビネット本体への、冷却ユニットと電源ユニットの取付状態図である。 第3の実施形態の冷却ユニットと電源ユニットの接続状態を示す説明図である。
符号の説明
1 キャビネット本体
1a 天板
1b 側板
1c 正面部
1d 取付口
1e 取付口
1f 鍵付ハンドル
2 上部遮光板
2a 折曲部
2b 隙間
3 側部遮光板
3a 側面部
3b 上面部
3c スリット
5 正面側遮光板
5a 側面部
5b 上面部
5c スリット
5d 排気スリット
5e 鍵付ハンドル用穴
6 裏面側遮光板
11 冷却ユニット
11a 筐体
11b ペルチェ素子
11c 内部フィン
11d 外部フィン
11e 内部ファン
11f 外部ファン
11g フランジ部
11h 内部ファン取付部材
11j 外部ファン取付部材
11k 通風口
11m 通風口
11n 風向ダクト
12 電源ユニット
12a フランジ部
13 ドレンパン
13a ドレンパンの底面
13b 凝縮水排出通路
13c メッシュ
14 コネクタ
15 分岐コネクタ

Claims (3)

  1. 内部に電子機器が収納され、ペルチェ素子でキャビネット内部を冷却する電子式クーラを備えた冷却機能付キャビネットにおいて、前記電子式クーラを、前記キャビネットを冷却する冷却ユニットと、この冷却ユニットに電流を供給する電源ユニットに分離してキャビネットに配設したことを特徴とする冷却機能付キャビネット。
  2. 冷却ユニットと電源ユニットを離接可能なコネクタで接続したことを特徴とする請求項1に記載の冷却機能付キャビネット。
  3. 電源ユニットを冷却ユニットが配設されている面と異なる面のキャビネットに配設したことを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれかに記載の冷却機能付キャビネット。
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