JP2009239168A - 冷却機能付キャビネット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャビネット1の内外を連通する、同一形状の取付部を複数個形成し、前記取付部に、キャビネット1の内部と外部を熱交換してキャビネット1内部を冷却する冷却ユニット3と、冷却ユニット3に電源を供給する直流電源部を有する電源ユニット2を選択的に取り付け可能に構成したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
キャビネットの内外を連通する、同一形状の取付部を複数個形成し、
前記取付部に、キャビネットの内部と外部を熱交換してキャビネットの内部を冷却する冷却ユニットと、前記冷却ユニットに電源を供給する直流電源部を有する電源ユニットを選択的に取り付け可能に構成したことを特徴とする。
放熱フィン、冷却フィン、
前記放熱フィン及び冷却フィンを熱交換するペルチェ素子、
前記冷却フィンの下方に配設された、前記冷却フィンで結露した水滴を受けるドレン受部、
前記ドレン受けで受けた水滴をキャビネットの外部に排出する排出管、
前記排出管の先端の下方に配設された、底部を連通する流出管が形成されたドレンパンを有し、
この冷却ユニットを、上下に配設するとともに、上側の冷却ユニットのドレンパンの流出管に、その先端が下側冷却ユニットのドレンパンに開放する流下管を取り付けたことを特徴とする。
このように、キャビネットに複数個形成された取付部を同一形状としたので、冷却ユニットと電源ユニットを選択的に取り付けることが可能となった。
また、冷却ユニットと電源ユニットとを別体にしたので、冷却ユニットの取り付け位置の自由度が増し、キャビネット内部に収納された電気電子機器の配置位置に対応して、冷却ユニットを取り付けることができ、前記電気電子機器を十分に冷却することが可能となった。また、冷却能力が不足した場合であっても、冷却ユニットのみを増設することが可能とり、更に、キャビネット内部の収納スペースを圧迫されることもない。
このため、キャビネットの内部に収納される電気電子機器の発熱量やキャビネットの外部の環境に応じて、冷却ユニットを増加させた場合であっても、電源ユニット自体を増設することなく、直流電源部のみを電源ユニットに増設するだけで、冷却ユニットの増加に対応することができ、コスト高になることがない。また、対応する数の直流電源部を有した電源ユニットに交換した場合であっても、キャビネットへの取付面積が増加することがなく、キャビネット内部の電気電子機器の収納スペースを圧迫することがない。
放熱フィン、冷却フィン、
前記放熱フィン及び冷却フィンを熱交換するペルチェ素子、
前記冷却フィンの下方に配設された、前記冷却フィンで結露した水滴を受けるドレン受部、
前記ドレン受けで受けた水滴をキャビネットの外部に排出する排出管、
前記排出管の先端の下方に配設された、底部を連通する流出管が形成されたドレンパンを有し、
この冷却ユニットを、上下に配設するとともに、上側の冷却ユニットのドレンパンの流出管に、その先端が下側冷却ユニットのドレンパンに開放する流下管を取り付けたことを特徴とする。
このため、冷却フィンで結露した水滴が、キャビネット内部に流入することなく、当該水滴をまとめてキャビネット外部に排出することが可能となった。
このため、ドレンパンが不要な熱交換ユニットと、冷却ユニットで共通部品を使用することができるので、製造コストを低減することが可能となる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。図1に本発明の実施の形態を示す、冷却機能付キャビネットの全体斜視図である。1は略直方体形状をしたキャビネット本体である。実施形態のキャビネット本体1は、フレームを持たないモノコック構造であるが、フレームをもつ構造のキャビネット本体1であっても差し支えない。このキャビネット本体1の内部には、HUBやVDSL等の通信機器等の電子機器が収納される。キャビネット本体1の一方の前面、若しくは、後面には、扉1aが開閉可能に軸支されている。この扉1aを開くことにより、キャビネット本体1の内部にアクセス可能となっている。また、扉1aと閉じると、キャビネット本体1が密閉され、雨水や外気中のダスト等が、キャビネット本体1の内部に侵入することを防止している。
図3に電源ユニット2の全体斜視図を示し、図4に電源ユニット2の分解斜視図を示し、図5に電源ユニット2の断面図を示し、図6に電源ユニット2の裏面斜視図を示し、以下電源ユニット2について説明をする。電源ユニット2は、冷却ユニット3に直流電源を供給するためのものである。電源ユニット2は、外側筐体2a、内側筐体2b、直流電源部2cとから構成されている。
図8に冷却ユニット3の全体斜視図を示し、図9に冷却ユニット3の分解斜視図を示し、図10に冷却ユニット3の断面図を示し、図11に冷却ユニット3の裏面斜視図を示し、以下冷却ユニット3について説明をする。冷却ユニット3は、キャビネット本体1の内部に収納された電気電子機器を、ペルチェ素子3eを利用して、前記電気電子機器を冷却するためのものである。冷却ユニット3は、主に、外側筐体3a、放熱ファン3b、放熱ファンブラケット3c、放熱フィン3d、ペルチェ素子3e、冷却フィン3f、冷却ファンブラケット3g、冷却ファン3h、ベース部材3i、内側筐体3jとから構成されている。
図14に冷却ユニット3を上下に取り付けた状態の説明図を示し、図15に冷却ユニットを上下に取り付けた状態の詳細図を示して、以下、冷却ユニットを上下に取り付けた実施形態について説明をする。図14に示されるように、本実施形態では、冷却機能付きキャビネットの冷却能力を向上させるために、キャビネット本体1に上下に隣接して形成された取付部1bの両方に、冷却ユニット3を取り付けている。図14の実施形態では、電源ユニット2を、冷却ユニット3の反対側の面のキャビネット本体1に取り付けている。この実施形態では、前述したように、冷却ユニット3の数に対応させるために、電源ユニット2に、冷却ユニット3の個数分の直流電源部2cを設けている。なお、電源ユニット2を冷却ユニット3の個数に対応させるためには、前述した通り、直流電源部2cのみを電源ユニット2に増設するか、或いは、必要な数の直流電源部2cを備えた電源ユニット2に交換することにより行う。
図16に熱交換部材の取付状態を示した斜視図を示して、以下、熱交換ユニットについて説明する。熱交換ユニットは、冷却ユニット3のペルチェ素子3eの代わりに、熱交換部材6を取り付けたものであり、他の部分は、冷却ユニット3と同じ構造である。熱交換部材6は、放熱フィン3dと冷却フィン3fとの間で熱交換させるものである。熱交換部材6は、金属板材上にシリコングリスを塗布したものや、シリコンゴム等の熱伝導性に優れた材質で構成されている。熱交換部材6は、ペルチェ素子3eの同じ若しくは殆ど同じ厚さになっていて、冷却ユニット3の他の部材と同一の部材(放熱フィン3dや冷却フィン3f等)を使用することができるようになっている。
本発明では、キャビネット本体1に、内外を連通する、同一形状の取付部1bを複数個形成し、取付部1bに電源ユニット2と冷却ユニット3或いは熱交換ユニットを選択的に取り付けることが可能なように構成したので、キャビネット本体1の内部に収納される電気電子機器の発熱量やキャビネット本体1の外部の環境に応じて、冷却ユニット3を増加させることが可能となっている。また、キャビネット本体1の内部に収納する電気電子機器等により直流電源を供給することが可能な場合には、電源ユニット2を省略することも可能であり、環境に適した冷却機器の選択が可能である。
1a 扉
1b 取付穴
2 電源ユニット
2a 外側筐体
2b 内側筐体
2c 直流電源部
2d スリット
2e 係合突起
2f 係合部
2g 取付板
2h 取付穴
2k 基板
2m 直流電源部用電子部品
2n 温度センサー
2p AC電源引込部
2q DC電源引出部
2r 係合突起
2s 取付金具
2t 取付ボルト
2u 取付ボルト
2v 固定穴
3 冷却ユニット
3a 外側筐体
3b 放熱ファン
3c 放熱ファンブラケット
3d 放熱フィン
3e ペルチェ素子
3f 冷却フィン
3g 冷却ファンブラケット
3h 冷却ファン
3i ベース部材
3j 内側筐体
3k 係合突起
3m 枠部
3n ドレン受部
3p 取付部
3q 取付金具
3s 排出管
3t ドレンパン
3u 流出管
3v 係合突起
3w 固定穴
3x 取付金具
3y 取付ボルト
3z 取付ボルト
4 流下管
5 貫入穴
6 熱交換部材
Claims (4)
- 内部に電気電子機器が収納される冷却機能付キャビネットにおいて、
キャビネットの内外を連通する、同一形状の取付部を複数個形成し、
前記取付部に、キャビネットの内部と外部を熱交換してキャビネットの内部を冷却する冷却ユニットと、前記冷却ユニットに電源を供給する直流電源部を有する電源ユニットを選択的に取り付け可能に構成したことを特徴とする冷却機能付キャビネット。 - 電源ユニットを、複数の直流電源部を取り付け可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の冷却機能付キャビネット。
- 冷却ユニットは、
放熱フィン、冷却フィン、
前記放熱フィン及び冷却フィンを熱交換するペルチェ素子、
前記冷却フィンの下方に配設された、前記冷却フィンで結露した水滴を受けるドレン受部、
前記ドレン受けで受けた水滴をキャビネットの外部に排出する排出管、
前記排出管の先端の下方に配設された、底部を連通する流出管が形成されたドレンパンを有し、
この冷却ユニットを、上下に配設するとともに、上側の冷却ユニットのドレンパンの流出管に、その先端が下側冷却ユニットのドレンパンに開放する流下管を取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の冷却機能付キャビネット。 - ドレンパンを着脱自在に構成したことを特徴とする請求項3に記載の冷却機能付キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008085908A JP4868541B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 冷却機能付キャビネット |
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JP2008085908A JP4868541B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 冷却機能付キャビネット |
Publications (2)
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JP4868541B2 JP4868541B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=41252735
Family Applications (1)
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JP2008085908A Active JP4868541B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 冷却機能付キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4868541B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101317750B1 (ko) | 2013-05-22 | 2013-10-15 | 주식회사 썬닉스 | 랙장치를 위한 에어쿨러 |
CN116131142A (zh) * | 2023-02-23 | 2023-05-16 | 南京诚与慧机电科技有限公司 | 一种应用在沙漠地区的防尘降温配电柜 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008085908A patent/JP4868541B2/ja active Active
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KR101317750B1 (ko) | 2013-05-22 | 2013-10-15 | 주식회사 썬닉스 | 랙장치를 위한 에어쿨러 |
CN116131142A (zh) * | 2023-02-23 | 2023-05-16 | 南京诚与慧机电科技有限公司 | 一种应用在沙漠地区的防尘降温配电柜 |
CN116131142B (zh) * | 2023-02-23 | 2023-11-24 | 天津市津开电力设备制造有限公司 | 一种应用在沙漠地区的防尘降温配电柜 |
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JP4868541B2 (ja) | 2012-02-01 |
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