JP2012198701A - カード状支持体付き個人認証媒体 - Google Patents

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Abstract


【課題】 カード状支持体から容易に取り外しが可能な個人認証媒体を得る。
【解決手段】 カード状支持体付き個人認証媒体は、カード状支持体と、個人認証媒体を有する。個人認証媒体は、カード状支持体中に設けられた第1のカード基材と、第1のカード基材上に装着されたICモジュールとを有する。第1のカード基材の周囲には、個人認証媒体の第1のカード基材をカード状支持体から切り取るための第1の切り取り補助孔が設けられている。第1の切り取り補助孔のうち少なくとも1つの孔は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状をもつ。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、カード状支持体付き個人認証媒体に関する。
携帯電話加入者のID認証のためにUIM(User Identity Module)カードが用いられる。UIMカードとして、ETSI TS 102 221にて規定されるPlug−in UICC(Universal Integrated Circuit Card)とMini−UICCの2種類のサイズが一般的に使用されている。これらのUIMカードは、通常、この2種類のサイズよりさらに大きいISO/IEC 7810:2003に規定されるID−1カードサイズの支持体と一体的に形成され、この支持体から切り離すための切り込みが設けられている。利用に当たっては、ID−1サイズカードからPlug−in UICCカードまたはMini−UICCカードを切り離し、これを携帯電話に取り付けて使用することができる。
特開2005−267314号公報
実施形態によれば、カード状支持体から容易に取り外しが可能な個人認証媒体を得ることを目的とする。
実施形態によれば、第1の大きさを有する第1のカード基材と、該第1のカード基材中に設けられ、該第1の大きさより小さい第2の大きさを有する第2のカード基材、及び該第2のカード基材上に装着されたICモジュールを含む第1の個人認証媒体と、該第2のカード基材の周囲に設けられ、該個人認証媒体の第2の基材を該第1の基材から切り取るための1またはそれ以上の第1の切り取り補助孔とを具備し、前記第1の切り取り補助孔は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔を少なくとも1つ含むことを特徴とするカード状支持体付き個人認証媒体が提供される。
第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である 第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である 第2の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である 図3のX−X断面図である 第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である 第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である 第2の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である 第3の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である
第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体は、第1の大きさを有するカード状支持体と、カード状支持体中に設けられた個人認証媒体を有する。個人認証媒体は、カード状支持体中に設けられた第1のカード基材と、第1のカード基材上に装着されたICモジュールとを含む。第1のカード基材は、第1の大きさより小さい第2の大きさを有する。第1のカード基材の周囲には、個人認証媒体の第1のカード基材をカード状支持体から切り取るための第1の切り取り補助孔が設けられている。第1の切り取り補助孔は、1つの孔、あるいは複数の孔の集まりである。第1の切り取り補助孔のうち少なくとも1つの孔の形状は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状である。
第2の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体は、第1の大きさを有するカード状支持体と、第1の大きさより小さい第2の大きさを有する第1のカード基材と、第1のカード基材中に設けられた個人認証媒体を有する。個人認証媒体は、第1のカード基材中に設けられた第2のカード基材と、第2のカード基材上に装着されたICモジュールとを含む。第1のカード基材の周囲には、個人認証媒体の第1のカード基材をカード状支持体から切り取るための第1の切り取り補助孔が設けられている。第2のカード基材の周囲には、個人認証媒体の第2のカード基材を第1のカード基材から切り取るための第2の切り取り補助孔が設けられている。第1の切り取り補助孔及び第2の切り取り補助孔は、各々、1つの孔、あるいは複数の孔の集まりである。第1の切り取り補助孔及び第2の切り取り補助孔は、各々、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔を少なくとも1つずつ含む。
第3の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体は、第1の大きさを有するカード状支持体と、第1の大きさより小さい第2の大きさを有する第1のカード基材と、第1のカード基材中に設けられた個人認証媒体を有する。個人認証媒体は、第1のカード基材中に設けられた第2のカード基材と、第2のカード基材上に装着されたICモジュールとを含む。第1のカード基材の周囲には、個人認証媒体の第1のカード基材をカード状支持体から切り取るための第1の切り取り補助孔が設けられている。第2のカード基材の周囲には、個人認証媒体の第2のカード基材を第1のカード基材から切り取るための第2の切り取り補助孔が設けられている。第1の切り取り補助孔及び第2の切り取り補助孔は、各々、1つの孔、あるいは複数の孔の集まりである。第1の切り取り補助孔及び第2の切り取り補助孔の少なくとも一方は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔を少なくとも1つ含む。
第1ないし第3の実施態様に係るカード状支持体付き個人認証媒体によれば、切り取り補助孔を介して第1のカード基材あるいは第2のカード基材を切り離す際に、切り取り補助孔の少なくとも1つが幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状であると、切り取り補助孔に指が入りやすいので、例えば爪を使用したり、支持体を反らせるなどの余計な手間が必要なく、容易に迅速に切り取りが可能である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である。
図示するように、カード状支持体付きPlug−in UICC10は、カード状支持体1と、カード状支持体1中に設けられたPlug−in UICC4を有する。Plug−in UICC4は、カード状支持体1中に設けられた第1のカード基材2と、第1のカード基材2上に装着されたICモジュール3とを含む。第1のカード基材2の周囲には、Plug−in UICC4の第1のカード基材2をカード状支持体1から切り取るための第1の切り取り補助孔として、第1の孔5と第2の孔5’が設けられている。第1の孔5は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持ち、第2の孔5’は、第1の孔5よりも幅が狭い。第1の孔5は、第2の孔5’よりもカード状支持体の中心側に設けられている。
カード状支持体1は第1の大きさを有する。カード状支持体1は、例えばISO/IEC 7810:2003(ISO:国際標準化機構、IEC:国際電気標準会議)に記載の通常のクレジットカードと同様のカード形状を有し、この場合、第1の大きさは、例えば幅53.92〜54.03mm、長さ85.47〜85.72mm、厚さ0.68〜0.84mmである。
また、Plug−in UICC10は、第2の大きさを有する。Plug−in UICC10は、例えばETSI TS 102 221(ETSI:欧州電気通信標準化機構)に記載されていたカード形状を有し、この場合、第2の大きさは、例えば幅15±0.1mm、長さ25±0.1mmである。
また、図2は、第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の他の一例の構成を模式的に表す図である。
図示するように、カード状支持体付きMini−UICC20は、カード状支持体1と、カード状支持体1中に設けられたMini−UICC7を有する。Mini−UICC7は、カード状支持体1中に設けられた第2のカード基材6と、第2のカード基材6上に装着されたICモジュール3とを含む。第2のカード基材6の周囲には、Mini−UICC7の第2のカード基材6をカード状支持体1から切り取るための第1の切り取り補助孔として、第1の孔8と第2の孔8’が設けられている。第1の孔8は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持ち、第2の孔8’は、第1の孔8よりも幅が狭い。第1の孔8は、第2の孔8’よりもカード状支持体の中心側に設けられている。
カード状支持体の形状、及び大きさは図1と同様である。
Mini−UICC7は、第3の大きさを有する。Mini−UICC7は例えばETSI TS 102 221に記載のカード形状を有し、この場合、第3の大きさは例えば幅12±0.1mm、長さ15±0.1mmである。
図3は、第2の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図を示す。
図4に図3のX−X断面図を示す。
図示するように、カード状支持体付きPlug−in UICC30は、カード状支持体1と、カード状支持体1中にMini−UICC7と一体的に形成されたPlug−in UICC13とを有する。Plug−in UICC13は、カード基材2’と、第1のカード基材2’中に設けられた第2のカード基材6と第2のカード基材6と、第2のカード基材6上に装着されたICモジュール3とを含む。第1のカード基材2’の周囲には、Plug−in UICC13の第1のカード基材2’をカード状支持体1から切り取るための第1の切り取り補助孔として、孔5,孔5’が設けられている。第2のカード基材6の周囲には、Plug−in UICC13の第2のカード基材6を第1のカード基材2’から切り取るための第2の切り取り補助孔として、孔8,孔8’が設けられている。孔5は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持ち、孔5’は、孔5よりも幅が狭い。孔5は、孔5’よりもカード状支持体の中心側に設けられている。孔8は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持ち、孔8’は、孔8よりも幅が狭い。孔8は、孔8’よりもカード状支持体の中心側に設けられている。
カード状支持体1及びPlug−in UICC13は、図1のカード状支持体1及びPlug−in UICC4と同様の形状、大きさを有する。
Mini−UICC7は、図2のMini−UICC7と同様の形状、大きさを有する。
図5は、第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体のさらに一例の構成を模式的に表す図を示す。
カード状支持体付きPlug−in UICC40は、第1の切り取り補助孔として、第1の孔5と第2の孔5’の代わりに、第1のカード基材の中心Cを通る軸101に平行に互いに対向して配置された第1の孔9と第2の孔9’が設けられていること以外は図1と同様の構成を有する。
第1の孔9と第2の孔9’はいずれも幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持つ。
図6は、第1の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体のさらにまた他の一例の構成を模式的に表す図を示す。
カード状支持体付きMini−UICC50は、第1の切り取り補助孔として、第1の孔8と第2の孔8’の代わりに、第1のカード基材の中心Cを通る軸101に平行に互いに対向して配置された第1の孔11と第2の孔11’が設けられていること以外は図1と同様の構成を有する。
第1の孔11と第2の孔11’はいずれも幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持つ。
図7は、第2の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の他の一例の構成を模式的に表す図を示す。
カード状支持体付きPlug−in UICC60は、第1の切り取り補助孔として、第1の孔8と第2の孔8’の代わりに、第1のカード基材の中心Cを通る軸101に平行に互いに対向して配置された第1の孔12と第2の孔12’が設けられていること以外は図1と同様の構成を有する。
第1の孔12と第2の孔12’はいずれも幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持つ。
図8は、第3の実施形態にかかるカード状支持体付き個人認証媒体の一例の構成を模式的に表す図である
カード状支持体付きPlug−in UICC70は、第1の切り取り補助孔として、孔5,孔5’のかわりに、孔5”,孔5’を用いること以外は、図3と同様の構成を有する。
孔5”,孔5’は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持たず、第2の切り取り補助孔として設けられた孔8,孔8’のうち孔8は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を持ち、孔8’は、孔8よりも幅が狭い。孔8は、孔8’よりもカード状支持体の中心側に有する。
これらの実施形態によれば、切り取り補助孔の少なくとも1つが幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状であると、切り取り補助孔に指が入りやすいので、個人認証媒体のカード基材をカード状支持体から容易に切り取ることができる。
なお、図8に示す例では、第1の切り取り補助孔には3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔は含まれず、第2の切り取り補助孔には3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔が含まれているが、第3の実施形態では、第1の切り取り補助孔のみ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔が含まれ、第2の切り取り補助孔には3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔は含まれない場合もある。
これらの実施形態について、さらに、3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を4mmの矩形以上の大きさの輪郭形状に変更したところ、切り取り補助孔にさらに指が入りやすく、個人認証媒体のカード基材をさらに容易に切り取ることができることがわかった。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…カード状支持体、2,2’…第1のカード基材、3…ICモジュール、4…第1の個人認証媒体、5,5’5”,12,12’…第1の切り取り補助孔、8,8’,11,11’…第2の切り取り補助孔、6…第2のカード基材、7…第2の個人認証媒体

Claims (5)

  1. 第1の大きさを有するカード状支持体と、該カード状支持体中に設けられ、該第1の大きさより小さい第2の大きさを有する第1のカード基材、及び該第1のカード基材上に装着されたICモジュールを含む第1の個人認証媒体と、該第1のカード基材の周囲に設けられ、該個人認証媒体の第1の基材を該カード状支持体から切り取るための1またはそれ以上の第1の切り取り補助孔とを具備し、前記第1の切り取り補助孔は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔を少なくとも1つ含むことを特徴とするカード状支持体付き個人認証媒体。
  2. 前記第1のカード基材は、該第2の大きさよりも小さい第3の大きさを有する第2のカード基材、及び該第2のカード基材の周囲に、該第2のカード基材を該第1のカード基材から切り取るための1またはそれ以上の第2の切り取り補助孔をさらに含み、前記ICモジュールを、該第2のカード基材上に装着することにより、前記第1の個人認証媒体よりも小型の第2の個人認証媒体が形成され、前記第1の切り取り補助孔及び第2の切り取り補助孔のうち少なくとも一方は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔を少なくとも1つ含むことを特徴とする請求項1に記載のカード状支持体付き個人認証媒体。
  3. 第1の大きさを有するカード状支持体と、該カード状支持体中に設けられ、該第1の大きさより小さい第2の大きさを有する第1のカード基材と、該第1のカード基材の周囲に設けられ、該個人認証媒体の第1の基材を該カード状支持体から切り取るための1またはそれ以上の第1の切り取り補助孔と、該第2の大きさよりも小さい第3の大きさを有する第2のカード基材、及び該第2のカード基材上に装着されたICモジュールを含む第2の個人認証媒体と、及び該第2のカード基材の周囲に、該第2のカード基材を該第2のカード基材から切り取るための1またはそれ以上の第2の切り取り補助孔とを具備し、前記第1の切り取り補助孔及び第2の切り取り補助孔のうち一方は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する孔を少なくとも1つ含むことを特徴とする請求項1に記載のカード状支持体付き個人認証媒体。
  4. 前記第1のカード基材は、前記カード状支持体の中心より外側に設けられ、前記第1の切り取り補助孔は、幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する第1の孔と、該第1の孔と対向して設けられ、該第1の孔よりも幅の狭い第2の孔を含み、該第1の孔は、該第2の孔よりも前記カード状支持体の中心側に設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカード状支持体付き個人認証媒体。
  5. 前記第1のカード基材は、前記カード状支持体の中心より外側に設けられ、前記第1の切り取り補助孔は、第1の孔と、該第1の孔と対向して設けられた第2の孔を含み、該第1の孔と該第2の孔は、前記第1のカード基材の中心を通る軸に平行に設けられ、その少なくとも一方は幅及び長さ3mmの矩形以上の大きさの輪郭形状を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカード状支持体付き個人認証媒体。
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