JP2012198130A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常は、拡大用のレンズ部27無しで使用でき、必要に応じて、表示板3の前面に拡大用のレンズ部27を容易に設置できる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】農機用の車両用表示装置1の表示板3は、水平方向に延在して使用される。車両用表示装置1のケース15に保持され表示板3を覆う透明カバー2、および透明カバー2の前面に取り付け可能なレンズ部材26を有する。レンズ部材26は、透明カバー2の前面を覆う位置に取り付け可能なレンズ部27と、ケース15および透明カバー2の少なくともいずれかに保持された保持部28と、レンズ部27と保持部28を連結する連結部29とからなる。保持部28に対するレンズ部27の位置を連結部29で変えて、透明カバー2の前面を覆う位置にレンズ部27を取り付けて、表示板3に表示された表示内容をレンズ部27で拡大表示することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示板の前面に拡大用のレンズ部を取り付けて、表示板の表示部分を拡大表示して見やすくする車両用表示装置に関するものである。特に、農機具用の車両用計器に用いられるものである。
従来、特許文献1に記載の、車両用計器に用いる拡大表示装置が知られている。この装置は、表示板の前面全体にフレネルレンズ部を配置して、表示板に表示される表示道路地図情報等を拡大して見やすくしている。
特開2001−13451号公報
上記特許文献1の技術によると、車両用計器の前面全体にフレネルレンズ部を配置しているが、その取り付け構造が具体的に記載されていない。一方、農機具用の車両等においては、細かい字等が読み難いため、車両用表示装置の表示板の拡大表示が要望されている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、通常は、拡大用のレンズ部無しで使用でき、必要に応じて、表示板の前面に拡大用のレンズ部を容易に設置できる車両用表示装置を提供することにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、表示板に表示情報を表示させる車両用表示装置であって、表示板を保持するケース、ケースに保持され表示板を覆う透明カバー、および透明カバーの前面に取り付け可能なレンズ部材を有し、レンズ部材は、透明カバーの前面を覆う位置に取り付けられ表示板に表示された表示情報を拡大するレンズ部と、ケースおよび透明カバーの少なくとも一方に保持される保持部と、保持部に対してレンズ部が形成する角度を変更可能にレンズ部と保持部とを連結する連結部とからなることを特徴としている。
この発明によれば、保持部に対するレンズ部の位置を連結部で変えて、透明カバーの前面を覆う位置にレンズ部を取り付けて、表示板に表示された表示内容をレンズ部で拡大表示するように使用でき、使用しないときは、保持部に対するレンズ部の位置を連結部で変えて、透明カバーの前面からレンズ部を移動させることができる。
請求項2に記載の発明では、連結部は、レンズ部および保持部よりも弾性変形し易い部分として形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、連結部が、レンズ部および保持部よりも弾性変形し易い部分として形成されているから、連結部の構造が単純で製作し易く、コストが安い。
請求項3に記載の発明では、ケースおよび透明カバーのいずれか一方に保持された収納部を備え、収納部はレンズ部が挿入される入口開口を透明カバーの前面に有することを特徴としている。
この発明によれば、透明カバーの前面に入口開口を有する収納部を備えるから、使用しないときはレンズ部を透明カバーの前面から収納部内に収納することができる。
請求項4に記載の発明では、相対向する溝部を収納部内に有し、保持部およびレンズ部は、溝部に摺動する両端部を有することを特徴としている。
この発明によれば、収納部内の一対の相対向する溝部に、保持部およびレンズ部の両端部を摺動させて、保持部およびレンズ部を収納部内に案内しながら収納することができる。
請求項5に記載の発明では、表示板は、使用状態において水平方向に延在し、透明カバーの前面を覆う位置にレンズ部が取り付けられた状態で、レンズ部も水平方向に延在していることを特徴としている。
この発明によれば、レンズ部の重力によりレンズ部の透明カバーの前面を覆う位置が保持されるから、保持のための機構が透明カバーの前面に不要であり、透明カバーを通しての表示板の視認性を良好に保つことが可能になる。
請求項6に記載の発明では、透明カバーの外周部に、透明カバーに隣接したレンズ部の位置を保持する磁石および吸盤のいずれか一方からなる吸着手段が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、視認性に影響が少ない透明カバーの外周部に、吸着手段を設けたから、透明カバーを介して表示板状の表示を視認する場合の視認性が、吸着手段によって悪化することが少なく、透明カバーの表面からレンズ部が落下したり、風等で動いたりするのを防止することができる。
請求項7に記載の発明では、透明カバーの外周部に、透明カバーに隣接したレンズ部の位置を保持する爪および鉤のいずれか一方を用いた結合手段が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、視認性に影響が少ない透明カバーの外周部に、結合手段を設けたから、透明カバーを介して表示板状の表示を視認する場合の視認性が、結合手段によって悪化すること少なく、透明カバーの表面からレンズ部が落下したり、風等で動いたりするのを防止することができる。
本発明の第1実施形態となる車両用表示装置の正面図である。 図1の矢印Z2−Z2線に沿う方向から見た車両用表示装置上部の断面拡大図である。 図1の矢印Z3−Z3線に沿う方向から見た車両用表示装置下部の断面拡大図である。 図3の状態から連結部が変形して、透明カバーの前面を覆うレンズ部の位置から、透明カバーの範囲外にレンズ部が移動した状態を示す一部断面図である。 本発明の第2実施形態を示す、図1の矢印Z3−Z3線に相当する方向から見た車両用表示装置の断面拡大図である。 本発明の第3実施形態を示す、図1の矢印Z3−Z3線に相当する方向から見た車両用表示装置下部の断面拡大図である。 本発明の第4実施形態となる車両用表示装置の正面図である。 図7の矢印Z8−Z8線に沿う方向から見た車両用表示装置下部の断面拡大図である。 図8の状態からレンズ部材を収納部内に収納した状態を示す断面拡大図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図4を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態となる車両用表示装置の正面図である。図2は、図1の矢印Z2−Z2線に沿う方向から見た車両用表示装置上部の断面拡大図である。
図1において、農機具用の車両に用いられる車両用計器1から車両用表示装置が構成されている。この車両用計器1は、透明カバー2の奥に表示板3が設けられている。この表示板3は、車両使用中において実質的に水平方向に延在して取り付けられる。従って、図1の紙面が水平方向に延在している。車両用表示装置上部の断面拡大図である図2において、表示板3は指標部10が印刷された文字板3aとして構成されている。
図1のように、表示板3には、速度計4の目盛および数字からなる指標部、燃料計5の指標部、回転計6の指標部等が印刷されている。この実施形態では、要部が、中央の農機具用の速度計4に存在するので、以下、主として、速度計4について述べる。
表示板3を貫通している指針軸には指針7が取り付けられている。指針7は、表示板3の裏面のステップモータ等からなる指針駆動部7a(図2、ムーブメントまたは内機とも呼ばれる)によって駆動される。
表示板3は、透光性を有する合成樹脂(ポリカーボネイト等)からなり、表示板3の裏面に配置された光源8(図2)により透過照明される。光源8は、発光ダイオード(LED)からなり、表示板3と平行に配置された回路基板9上に取り付けられている。図1のように、表示板3の表面には、目盛と数字からなる指標部10がアーチ形に印刷されている。
車両用計器1の骨格部分を形成するケース15(図2)は、表示板3の外周部にフード部15aを有する。このフード部15aは、ケース15と連続して一体成型された部材であってもよいし、別部品で形成されて、ケース15に固定されているものでもよい。
表示板3の裏面は、ケース15の表示板保持部15bに接している。また、ケース15と一体に遮光壁部15cが形成されている。遮光壁部15cの開口部の中央に光源8が位置している。
アクリル樹脂の成形品からなる透明カバー2は、ケース15と一体のフード部15aに支持されて、表示板3の前面(図2左側)を覆っている。アーチ型の導光部材20の裏面に形成された凹凸部20aは、ダイヤカット部として形成されている。光源8からの光は表示板3を透過して凹凸部20aの表面で反射する。
図3は、図1の矢印Z3−Z3線に沿う方向から見た車両用表示装置下部の断面拡大図である。図3のように車両用表示装置下部では表示板3は文字板3aの開口部に露出した液晶表示板3bとして形成されている。
この液晶表示板3bは、マルチディスプレイを成す液晶表示装置(LCD)25の表示画面部を構成している。この表示画面部には、作業時間、燃料使用量、温度、農作物の量、地形図、地図、時刻等が表示されるが、表示画面部の大きさから表示項目が多くなると表示される文字や図形が小さくなり、視認しにくくなる。
指針軸7bには指針7が取り付けられている。指針7は表示板3の裏面の図示しないステップモータ等からなる指針駆動部7aによって駆動される。
表示板3の外周部に他方のフード部15aを有する。この他方のフード部15aも、ケース15(図2)と連続して一体成型された部材であってもよいし、別部品で形成されて、ケース15に固定されているものでもよい。
図3の透明カバー2の前面に取り付け可能なレンズ部材(ルーペ)26は、透明カバー2の前面を覆う位置に取り付け可能なレンズ部27と、ケース15および透明カバー2の少なくともいずれか一方に保持された保持部28とを有する。図3では、保持部28が、透明カバー2に接着されている。
レンズ部材26は、レンズ部27と保持部28を連結するヒンジ(蝶番)部29を有している。レンズ部27と、保持部28とはポリカーボネイト等の透明性の高い合成樹脂で成型されており、連結部29も同じ合成樹脂の薄肉部等で連続的に一体成型されている。つまり、レンズ部材26のレンズ部27と保持部28と連結部29とは一体の成形品として、成形型内で同時に射出成形されて形成されている。
また、レンズ部27の前面には、レンズ部27と同一材料で連続的に成型されたフレネルレンズ部27aを有する。つまり、レンズ部27の表面は、上記特許文献1のようにフレネルレンズ部27aとして微細な凹凸のある形状に成形されている。
表示板3の一部をなす液晶表示板3bの平面は、車両の使用状態において、水平方向に延在して用いられている。透明カバー2の前面を覆う位置にレンズ部27を取り付けたときに、レンズ部27の重力により、レンズ部27の透明カバー2の前面を覆う位置が保持される。つまり、図3において重力の作用する方向、つまり地方向は矢印Y3方向であるから、透明カバー2の前面に置かれたレンズ部27はその位置を保ち続ける。
次に、上記構成からなる第1実施形態の作用効果について説明する。図1の車両用計器1の表示板3は水平方向に延在し、図1の真上方向から指針7の動きや液晶表示板3bの表示画面部が車両運転者によって読み取られる。
レンズ部27と保持部28とを連結し、弾性変形が容易に行われる連結部29を有するため、保持部28に対するレンズ部27の位置を連結部29の変形で変えることができる。図4は、図3の状態から連結部29が変形して、透明カバー2の前面を覆うレンズ部27の位置から、透明カバー2の範囲外にレンズ部27が移動した状態を示す一部断面図である。
このように、レンズ部27による拡大を必要とするときは、図4の位置にあるレンズ部27を、透明カバー2上に取り付けて、表示板3に表示された表示内容をレンズ部27で拡大表示するように使用できる。使用し終わった後は、保持部28に対するレンズ部27の位置を連結部29で変えて、図4のように、透明カバー2の前面からレンズ部27を移動させることができる。
また、連結部29もレンズ部27や保持部28と同じく、合成樹脂で成型されているから、成形用の金型(成形型)の成型形状を工夫するだけで、特別な部品を必要とせずに、連結部29を形成することができる。
更に、レンズ部27と同一材料で連続的に成型されたフレネルレンズ部27aを有する。この場合、図3、図4のように、レンズ部27をフレネルレンズ部27aとして構成している。これによれば、成形型にフレネルレンズ部27aの凹凸形状を加工することで、容易にレンズ部27が構成できる。
表示板3は、車両の使用状態において、水平方向に延在している。従って、透明カバー2の前面を覆う位置に、レンズ部27を図3のように取り付けたときに、レンズ部27の矢印Y3方向の重力によりレンズ部27の透明カバー2の前面を覆う位置が保持される。
これにより、爪または鉤を使用した結合手段や、磁石または吸盤を利用した吸着手段が透明カバーの前面に不要であり、透明カバーを通しての、表示板3の一部をなす液晶表示板3b上の液晶表示画面の視認性を良好に保つことが可能になる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。図5は、本発明の第2実施形態を示す図1の矢印Z3−Z3線に相当する方向から見た車両用表示装置下部の断面拡大図である。
図5において、連結部29の形態のみが第1実施形態と異なっている。第1実施形態では合成樹脂の薄肉部で連結部29を形成したが、図5では連結部29の中心に金属の芯部29aを設けたヒンジ部をなす連結部29が形成されている。
従って、耐久性ならびに折り曲げ範囲が拡大するため、使用しないときは、レンズ部27を仮想線27bで示す位置まで、矢印Y5のように折り曲げることも可能となる。この仮想線27bのように折り曲げた位置で、爪嵌合または鉤結合を利用した結合手段や磁石または吸盤を利用した吸着手段で、その位置を保持するようにしても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図6は、本発明の第3実施形態を示す図1の矢印Z3−Z3線に相当する方向から見た車両用表示装置下部の断面拡大図である。
図6において、透明カバー2の外周部に、透明カバー2上に置かれたレンズ部27の位置を保持する保持手段30が設けられている。この保持手段30は、吸着手段からなり、図6においては、透明ケース2に取り付けられた透明ケース側磁石30aとこれに吸着されるレンズ部側鉄片またはレンズ部側磁石からなるレンズ部側被吸着部30bからなる。
このように、透明カバー2の外周部2aに、レンズ部27の位置を保持する保持手段30を設けることにより、保持手段30によって、透明カバー2を介した表示板3の視認性が悪化することがない。
また、表示板3が鉛直方向に延在する車両用表示装置であっても、透明カバー2上のレンズ部27の位置を保持することができる。また、表示板3が第1実施形態と同様に、水平方向に延在する場合においても、レンズ部27が風にあおられて振動したり位置が変わったりするのを抑止できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図7は、本発明の第4実施形態となる車両用表示装置の正面図である。図8は、図7の矢印Z8−Z8線に沿う方向から見た車両用表示装置下部の断面拡大図である。また、図9は、図8の状態からレンズ部材を収納部内に収納した状態を示す断面拡大図である。
図7に示したように、レンズ部材26は、レンズ部27と保持部28を連結する連結部29を有している。そして連結部29の幅W1は、レンズ部27と保持部28の幅よりも小さくされている。従って、レンズ部27と保持部28とは、連結部29の両側に両端部を備えている。一方の両端部の幅は、W2である。
一方、透明カバー2の前面にスリット状の入口開口31aを有する収納部31が設けられている。この収納部31は、図8の左側に入口開口31aを有し、右側に奥部32を有するケース部材として形成されている。
そして、この収納部31の内部に、板状またはカード状の部材が挿入可能なように、上記入口開口31aに引き続く収納空間33が形成されている。収納部31の下方には底部開口34が形成されており、図7のように、底部開口34の幅W3は連結部の幅W1より大きくされている。
レンズ部材26を使用するときは、図7および図8のように、収納空間33内からレンズ部材26が引き出される。この場合、収納空間33内から保持部28の先端が抜け落ちないように、保持部8の先端に設けた図示しない係止用爪部が収納空間33内の壁面に形成した図示しない係止用凸部に係止されるようにしても良い。
最初にレンズ部収納部31内の収納空間33にレンズ部材26を収納するときは、図8のように、レンズ部材26を入口開口31aから収納空間33内に押し込む。このとき、収納部31の下側壁面に、連結部29の幅W1(図7)より大きい幅W3を持つ底部開口34が形成されているため、この底部開口34内に連結部29が案内される。
これによれば、透明カバー2の前面に入口開口31aを有する収納部31を有するから、使用しないときは、図9のように、レンズ部27を透明カバー2の前面から収納部31内に収納することができる。
更に、上述したように、収納部31の図7下方には、底部開口34が形成されており、この底部開口34の幅W3は連結部29の幅W1より大きくされており、連結部29が収納部31から露出しているから、レンズ部27を収納部31から引き出すときに、底部開口34から露出した連結部29等に指をかけて引き出すことができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態では、レンズ部27と同一材料で連続的に成型されたフレネルレンズ部を有するが、この場合、レンズ部27の全部をフレネルレンズ部として構成しても良いし、レンズ部の一部をフレネルレンズ部として構成しても良い。
また、上記第1実施形態では、表示板3は、車両の使用状態において、水平方向に延在している。従って、透明カバー2の前面を覆う位置にレンズ部27を取り付けたときに、レンズ部27の重力によりレンズ部27の透明カバー2の前面を覆う位置が保持される。
しかし、この場合、保持のための機構である爪嵌合による結合手段、鉤結合手段、磁石または吸盤を利用した吸着手段等が透明カバー2の前面に存在しても良い。この場合は、風等でレンズ部27が移動したり振動したりすることが抑制できる。なお、鉤結合手段は、樹脂製基板部の表面に多数の鉤状突起を持つ一対のテープ状部材を使用することができる。
また、連結部29は、レンズ部27と保持部28の合成樹脂と同じ合成樹脂で連続して一体形成したが、これらはお互いに別の合成樹脂等で形成されていても良い。そして、レンズ部27と保持部28の双方に設けた図示しない長孔内に、帯状のリングからなる図示しない合成樹脂製連結部を通して、お互いを連結するようにしても良い。
また、レンズ部27を大きくして、液晶表示装置25のみでなく、車両用計器1の指針等も拡大表示させるために、レンズ部27の上端(反連結部側端)を透明カバー2の上端部2U(図2)まで延在させても良い。この場合、図6で一例を示した保持手段30相当部を、透明カバー2の上端部2Uである透明カバー2の外周部に設けても良い。
次に、レンズ部27は、フレネルレンズ部で構成したが、通常のガラス製凸レンズを用いて構成することもできる。この場合、ガラス製凸レンズを合成樹脂よりなるフレーム内にはめ込んだものをレンズ部として用いることができる。
更に、連結部29は、携帯電話等で使用されているクリック感のある連結部を採用できる。この場合は、連結部にコイルばね等のばね機構を使用する。また、このような連結部の構成は、特許第2500668号公報、特許第2551361号公報、特許第2526490号公報、特許第2743900号公報等に開示されている。
1 車両用計器
2 透明カバー
2U 透明カバーの上端部
3 表示板
3a 文字板
3b 液晶表示板
10 指標部
15 ケース
15a フード部
15b 表示板保持部
25 液晶表示装置
26 レンズ部材
27 レンズ部
27a フレネルレンズ部
28 保持部
29 連結部
30 保持手段
30a 透明ケース側磁石
30b レンズ部側被吸着部
31 収納部
31a 入口開口
33 収納空間
34 底部開口
W1 連結部の幅
W2 一方の両端部の幅

Claims (7)

  1. 表示板に表示情報を表示させる車両用表示装置であって、
    前記表示板を保持するケース、
    前記ケースに保持され前記表示板を覆う透明カバー、および
    前記透明カバーの前面に取り付け可能なレンズ部材を有し、
    前記レンズ部材は、
    前記透明カバーの前面を覆う位置に取り付けられ前記表示板に表示された前記表示情報を拡大するレンズ部と、
    前記ケースおよび前記透明カバーの少なくとも一方に保持される保持部と、
    前記保持部に対して前記レンズ部が形成する角度を変更可能に前記レンズ部と前記保持部とを連結する連結部とからなることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記連結部は、前記レンズ部および前記保持部よりも弾性変形し易い部分として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記ケースおよび前記透明カバーのいずれか一方に保持された収納部を備え、
    前記収納部は前記レンズ部が挿入される入口開口を前記透明カバーの前面に有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  4. 相対向する溝部を前記収納部内に有し、前記保持部および前記レンズ部は、前記溝部に摺動する両端部を有することを特徴とする請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記表示板は、使用状態において水平方向に延在し、
    前記透明カバーの前面を覆う位置に前記レンズ部が取り付けられた状態で、前記レンズ部も水平方向に延在していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記透明カバーの外周部に、前記透明カバーに隣接した前記レンズ部の位置を保持する磁石および吸盤のいずれか一方からなる吸着手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記透明カバーの外周部に、前記透明カバーに隣接した前記レンズ部の位置を保持する爪および鉤のいずれか一方を用いた結合手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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