JP2012196090A - レゾルバ - Google Patents

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Abstract

【課題】径方向にコンパクトなレゾルバを提供する。
【解決手段】回転電機2のロータ軸9は、固定壁3bに回転自在に支持されているおり、レゾルバ30は、このロータ軸9に取付けられるレゾルバロータ31と、レゾルバロータ31に対向配置されるレゾルバステータ32と、レゾルバステータ32を収納する収納部材33と、を有している。レゾルバステータ32は、レゾルバステータコア32aと、レゾルバステータコア32aに巻回されたレゾルバステータコイル32bとを有していると共に、収納部材33は、このレゾルバステータコイル32bと径方向位置が少なくとも一部が重なる取付部33cを介して、ボルト34によって固定壁3bに固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レゾルバロータと、このレゾルバロータに対向配置されるレゾルバステータと、を有するレゾルバに係り、詳しくは、レゾルバの取付構造に関する。
一般に、回転電機のロータの回転角度を検出するセンサとして、レゾルバが広く知られている。このレゾルバは、回転電機のロータと共に回転するレゾルバロータと、このレゾルバロータの外周を囲むように対向配置されるレゾルバステータと、を有しており、上記レゾルバロータのロータ角度に応じて、レゾルバステータの検出コイルに誘起される電圧の変化に基づいて、回転電機のロータの回転角度を検出するように構成されている。
ところで、上述したレゾルバは、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両に搭載される回転電機にも取付けられているが、このような車両は、コンパクト化のために各構成部品が隙間なく取付けられており、回転電機を取付けるスペースも出来る限り小さくすることが求められている。
そのため、回転電機に付随して取付けられるレゾルバの取付スペースにも制限があり、従来、このレゾルバを回転電機のコイルエンドの内径側に配置し、レゾルバを軸方向にコンパクトに取付けることが案出されている(特許文献1参照)。
特開2007−336714号公報
ここで、上記特許文献1では、レゾルバが配設される回転電機のロータ軸とステータのコイルエンドとの間の空間部にスペース的な余裕があるため、レゾルバステータコアの磁気的に必要とされる部分の外径側に取付部を設け、この取付部に設けた貫通孔に固定用ボルトを通して、レゾルバステータをケースに固定している。
しかしながら、回転電機のコンパクト化及び高トルク化によって、回転電機のステータ径は小さくなる一方、ロータ軸の軸径は大きくなって、上記回転電機のロータ軸とステータのコイルエンドとの間の空間部は小さくなる傾向にあり、上記特許文献1記載のレゾルバのように、レゾルバステータの取付部を外径側に設けると、回転電機のコイルエンド内径側にレゾルバを配置できなくなる虞があった。
そこで、本発明は、レゾルバステータを収納部材に収納し、この収納部材を介してレゾルバステータを固定部材に取付けると共に、収納部材の固定部材への取付部を、径方向位置がレゾルバステータのコイルと少なくとも一部が重なるように配置することによって、上記課題を解決したレゾルバを提供することを目的とする。
本発明は、固定壁(3b)に回転自在に支持される回転電機(2)のロータ軸(9)に取付けられるレゾルバロータ(31)と、該レゾルバロータ(31)に対向配置され、かつレゾルバステータコア(32a)及び該レゾルバステータコア(32a)に巻回されるコイル(32b)を有するレゾルバステータ(32)と、このレゾルバステータ(32)を収納すると共に前記固定壁(3b)にボルト(34)によって固定される収納部材(33)と、を備えたレゾルバ(30)において、
前記収納部材(33)は、前記ボルト(34)が取付けられる取付部(33c)を有し、
前記取付部(33c)は、軸方向視で径方向位置が前記コイル(32b)と少なくとも一部が重なるように配置された、ことを特徴とする。
また、前記収納部材(33)は、前記コイル(32b)につながるリード線(L)を内部に収納するリード線収納部(33b)を有し、
前記リード線収納部(33b)は、軸方向視で径方向位置が前記コイル(32b)と少なくとも一部が重なるように配置されると好適である。
更に、前記リード線収納部(33b)は、前記固定壁(3b)を貫通するように突出形成されると好適である。
また、前記収納部材(33)は、樹脂モールドによって成形される樹脂部材からなると好適である。
更に、前記レゾルバステータ(32)は、前記回転電機(2)のコイルエンド(E)の内径側に配設され、
前記レゾルバステータ(32)と前記回転電機(2)のコイルエンド(E)との間に配設され、かつ前記樹脂部材(33)に埋め込んで支持され、前記レゾルバステータ(32)及び回転電機(2)のコイルエンド(E)との間に発生する電磁ノイズを遮蔽する磁束遮蔽板(35)を備えると好適である。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、レゾルバステータを収納する収納部材を設け、この収納部材のレゾルバステータのコイルと径方向位置の少なくとも一部が重なる位置に、固定壁に固定される取付部を設けたことによって、径方向にコンパクトにレゾルバステータを固定することができ、以ってレゾルバを径方向に小さく構成することができる。そのため、例えば、ロータ軸とステータのコイルエンドとの間の空間が狭い回転電機においても、レゾルバをステータのコイルエンドとオーバーラップさせて軸方向にコンパクトに取付けることができる。従って、回転電機をコンパクトに設計しつつ、レゾルバを軸方向にコンパクトに取付けて回転電機に係る取付スペースを小さくすることができる。
請求項2に係る発明によると、収納部材にレゾルバステータのコイルにつながるリード線を収納するリード線収納部を設け、このリード線収納部を、レゾルバステータのコイルと径方向位置の少なくとも一部が重なる位置に設けたことによって、レゾルバを径方向に小さく構成することができる。
請求項3に係る発明によると、リード線収納部を、固定壁を貫通するように突出して形成したことによって、コネクタを介さずとも容易にオイルをシールした状態でリード線を取り出すことができる。そのため、油中の異物によってショートが起こる虞がなく、レゾルバの信頼性を向上させることができる。
請求項4に係る発明によると、収納部材を樹脂モールドによって成形された樹脂部材によって構成したことによって、取付部及びリード線収納部を一体成形で容易に形成することができる。
請求項5に係る発明によると、回転電機からの電磁ノイズを遮蔽する磁束遮蔽板を、樹脂部材に埋め込んで支持したことによって、回転電機のコイルエンドとレゾルバステータとの間に設けられる磁束遮蔽板の取付部を設ける必要がなく、レゾルバを径方向にコンパクトに構成することができる。
本発明の実施形態に係るレゾルバ周りの構造を示す模式図。 本発明の実施形態に係るレゾルバを示す模式図であって、(A)はレゾルバの正面縦断面図、(B)はレゾルバの右側面図。
以下、本発明の実施形態に係るレゾルバについて、図面に沿って説明をする。図1は、電気自動車に搭載される車両用駆動装置1の駆動部を示す図面であり、駆動源としての回転電機2がモータハウジング3に収納されて設けられている。この回転電機2は、モータハウジング3に固定されたステータ5と、このステータ5の内径側に回転自在に配設されたロータ6と、を備えている。ステータ5には、コイル7が巻回されており、コイル7における、ステータ5の軸方向(同図中では左右方向)からはみ出す部分には、コイルエンドEが形成される。
また、ロータ6の中心からは、ロータ6が駆動連結されて回転電機2の出力軸となるロータ軸9が延びており、このロータ軸9の一端部には、ドライブギヤ10が固設されている。
より詳しくは、回転電機2のロータ軸9は、ロータ6を、軸心Cに沿って貫通している。ロータ軸9は、上記ドライブギヤ10が取付けられる端部とは反対側の端部9a(同図中では左端部,以下、一方側の端部という)がベアリング11によってモータハウジング3の固定壁3aに回転自在に支持されている。
また、ドライブギヤ10が取付けられるロータ軸9の他方の端部(同図中では右端部)9bは、外径が異なる略3段、すなわち、端から順に小径部9b、中径部9b、大径部9bを有している。そして、小径部9bには、上述のドライブギヤ10が嵌合され、中径部6bには、ベアリング12が嵌合されて、ロータ軸9の他方の端部を固定壁3bに回転自在に支持するようになっている。更に、大径部9bには、後に詳述するレゾルバ30のレゾルバロータ31が取付けられている。
上述の回転電機2のステータ5、ベアリング11,12、そして、レゾルバ30は、金属製(例えば、アルミニウム製)のモータハウジング(回転電機ケース)3によって直接支持されている。
即ち、モータハウジング3は、ロータ軸9の両端部を支持するために径方向に延設されて形成された固定壁3a,3bと、これら固定壁3a,3bの間を接続する環状の環状部3cと、から形成されており、上記回転電機2及びレゾルバ30を内部に収納し、かつドライブギヤ10が取付けられるロータ軸9の他方の端部が固定壁3bから突出して、回転電機2の動力をモータハウジング3の外に取出せるようになっている。
更に、ステータ5は、その外周面が、モータハウジング3の環状部3cに形成された円筒状の内周面3cに嵌合され、ベアリング11は、固定壁3aに形成された円筒部3aに嵌合され、ベアリング12は、別の固定壁3bから軸方向に延設して設けられた円筒部3bに嵌合され、そして、レゾルバ30は、上述の円筒部3bの外径側に形成されたC字状のレゾルバ取付部3bの内周面に嵌合されている。
このように、回転電機2は、ステータ5がモータハウジング3に直接、嵌合されて位置決めされ、また、ロータ6と一体のロータ軸9は、モータハウジング3に直接、嵌合されたベアリング11,12によって両端支持されて位置決めされているので、ロータ軸9及びロータ6を高い回転精度で回転させることができる。
また、同様に、レゾルバ30は、レゾルバステータ32と一体の収納部材33が固定壁3bの一部であるレゾルバ取付部3bによって位置決めされ、レゾルバロータ31が、上述のロータ軸9の大径部9bに嵌合されて位置決めされているので、レゾルバステータ32に対して、レゾルバロータ31を高い精度で回転させることができる。したがって、レゾルバ30の高い検出精度を確保することができる構造となっている。
ついで、図2(A),図2(B)を参照して、レゾルバ30の構成を詳述する。ここで、図2(A)は、レゾルバ30の、軸心Cを含む平面で切った正面縦断面図であり、図2(B)は、レゾルバ30の右側面図である。これらの図に示すように、レゾルバ30は、環状のレゾルバロータ31、レゾルバステータコア32a及びレゾルバステータコイル(コイル)32bからなるレゾルバステータ32、遮蔽板(磁束遮蔽板)35、そして、環状の収納部材33等を備えて構成されている。
レゾルバロータ31は、図2(B)に示すように、内周31aが円形に形成され、外周31bが正方形の4つの角部を丸くしたような形状に形成されていて、内周31aの一部には回り止め31cが突設されている。この回り止め31cは、図1に示すように、レゾルバロータ31をロータ軸9の大径部9bに嵌合させた際に、ロータ軸9の外周面に軸心Cに沿って形成されている溝(不図示)に係合させることにより、ロータ軸9に対するレゾルバロータ31の相対回転を防止するためのものである。なお、同図に示すように、レゾルバロータ31は、大径部9bに嵌合された後、大径部9bに抜け止め15が装着されることで、位置決めされるとともに、軸心C方向の移動が禁止される。
レゾルバステータコア32aは、同形の磁性鋼板を軸心C方向に複数枚重ねて構成されており、円環状の環状部とその内周面を等分する位置のそれぞれに内側に向けて突出された複数の歯部とを有していて、歯部には、レゾルバステータコイル32bが巻回されている。これらレゾルバステータコア32aとレゾルバステータコイル32bとによってレゾルバステータ32が構成されている。
そして、上記レゾルバステータ32のレゾルバステータコイル32bの内、励磁用のコイルに交流電流を流しておくと、レゾルバロータ31のロータ角度に応じて、レゾルバステータコイル32bの検出用コイルに誘起される電圧が変化し、この電圧変化に基づいて回転電機2のロータ6の回転位置が検出されるようになっている。
遮蔽板35は、管状の遮蔽部35aと、この遮蔽部35aの軸心C方向に沿っての一方の端部を設けられたフランジ状の脚部35bとが一体に形成されている。遮蔽板35は、例えば、一般的な鋼板を管状に形成し、一方の端部を内側に屈曲させることによって形成することができる。遮蔽板35は、脚部35bが次に説明する収納部材33によって保持されることで、遮蔽部35aが、上述のレゾルバステータコア32aの外周面32aとの間の間隙Gを確保している。
収納部材33は、環状に形成された本体部33aと、本体部33aの一方の端面(図2(A)では右側の端面)33aから軸心Cに沿って延びる円筒状のリード線収納部33bと、同じ端面を周方向に3等分するそれぞれの位置に突設された3つの取付部33cとを有している。
上記収納部材33は、樹脂モールドによってインサート成形される樹脂部材であり、本体部33aは、その内部にレゾルバステータ32を収納して形成されていると共に、その外周面に遮蔽板35の脚部35bを埋め込んで遮蔽板35を支持している。
また、リード線収納部33bは、上述のレゾルバステータコイル32bにつながるリード線Lを内部に収納しており、上記本体部33aの端面33aから突出形成されている。一方、このリード線収納部33bと同一面に設けられた3つの取付部33cは、それぞれ金属製の雌ねじ部33dが埋め込まれている。これら3箇所の雌ねじ部33dに、図1に示すように、モータハウジング3の固定壁3bの一部を貫通するボルト34をそれぞれ螺合することにより、固定壁3bに収納部材33が固定されている。
ついで、上記レゾルバ30の取付構造について、図1及び図2に基づいて、詳しく説明をする。図1に示すように、レゾルバ30は、その軸方向位置が回転電機2のコイルエンドEとオーバーラップするように、コイルエンドEとロータ軸9との間の空間部Sに配設されており、レゾルバロータ31がロータ軸9の端部の大径部9bに取付けられていると共に、レゾルバステータ32が収納部材33を介してモータハウジング3の固定壁3bにボルト34によって固定されている。
上記ロータ軸9と回転電機2のコイルエンドEとの間の空間部Sは、回転電機2のコンパクト化及び高トルク化によって、径方向に十分な隙間を有しておらず、レゾルバロータ31の外径側でこのレゾルバロータ31の外周を囲うように対向配置されるレゾルバステータ32は、レゾルバ30が空間部S内に配置できるように径方向のサイズがコンパクトになるように構成されている。
具体的には、レゾルバステータ32を樹脂モールドによって成形された収納部材33内に収納し、この収納部材33に固定壁3bに固定するためボルト34を取付ける取付部33cを形成している。そして、この取付部33cを、本体部33aの端面33aにおいて、軸方向視で径方向位置がレゾルバステータコイル32bと少なくとも一部が重なるように配置している。
また、リード線Lを収納するリード線収納部も上記取付部33cと同様に、本体部33aの端面33aにおいて、軸方向視で径方向位置がレゾルバステータコイル32bと少なくとも一部が重なるように配置している。
更に、レゾルバステータ32と回転電機2のコイルエンドEとの間に配設され、レゾルバステータ32及び回転電機2のコイルエンドEとの間に発生する電磁ノイズを遮蔽する遮蔽板35を、上述した脚部35bを樹脂からなる収納部材33に埋め込んで支持している。
このように、レゾルバステータ32は、その固定部材への取付部及びリード線の取出し部を、外周方向に延ばさずに、収納部材33に一体に形成し、かつレゾルバステータコイル32bと径方向位置が重なるように配置したことによって、径方向にコンパクトな構成となっている。
また、上記レゾルバステータ32は、ベアリング12が取付けられる円筒部3bの外径側の固定壁3bに、ボルト34を嵌挿される貫通孔Hが形成されていると共に、内周側に収納部材33が嵌合され、かつ収納部材33の外周と遮蔽板35との間の間隙Gに嵌挿されるレゾルバ取付部3bが設けられている。
上記ベアリング12は、ロータ軸9のドライブギヤ10を回転自在に支持しているため、単に軸の端部を回転自在に支持するベアリング11に比して、大きな荷重に耐える必要があるが、このベアリング12の径が大きくなると、その外径側に位置するレゾルバステータ32の取付位置も外径側に大きくなってしまう。
そのため、レゾルバ30の取付構造は、上記レゾルバ取付部3bが出来る限り内径側に位置するように、ベアリング12を、軸方向に2つのボールベアリングを並設した形のベアリングによって構成しており、これにより収納部材33(レゾルバステータ32)を径方向により小さく形成することを可能にしている。
より詳しくは、上記ベアリング12は、その径方向寸法Xを、収納部材33(レゾルバステータ32)が回転電機2のコイルエンドEの内径側に配設出来るように設定されており、好ましくは、レゾルバロータ31の径方向寸法以下になるように設定されている。
また、上記リード線収納部33bは、取付部33cよりも長く本体部33aから固定壁3bに向かって延設されており、この固定壁3bに形成されたリード線取出し孔Hを介して、固定壁3bを貫通するようになっている。
即ち、リード線収納部33bは、固定壁3bを貫通するように突出形成されており、この樹脂部材によって形成されたリード線収納部33bがリード線取出し孔Hに嵌挿されることによって、リード線取出し孔Hが形成される固定壁3bの内周面にオイルシール37を配設するだけで、容易にオイルをシールした状態でリード線Lをモータハウジング3外に取り出すことができるようになっている。
これにより、リード線Lをモータハウジング3から取出すのに、コネクタを介在させる必要がなく、油中の異物によってショートが起こる虞がなくなり、レゾルバ30の信頼性を向上させることができる。
なお、図2(A)に示すように、リード線Lの先端には、制御部に接続されるコネクタCが設けられているが、上記リード線取出し孔Hは、このコネクタ38が通ることの出来るサイズに設定されている。
このように、レゾルバ30を径方向にコンパクトに形成すると共に、その取付構造をレゾルバ30が出来る限り内径側に位置するように構成したことによって、ロータ軸9とステータ5のコイルエンドEとの間の空間が狭い回転電機2においても、レゾルバ30をステータ5のコイルエンドEの内径側に取付けることができる。これにより、回転電機2をコンパクトに設計しつつ、レゾルバ30を上記コイルエンドEとオーバーラップさせて、軸方向に短く取付けることができる。
なお、本実施形態においては、収納部材33を樹脂モールドによって成形された樹脂部材によって形成したが、レゾルバステータ32を収納するケース部材によって形成されても良い。
更に、ベアリング12は、ニードルベアリングなどのベアリングによって形成されても良い。
また、電気自動車などの車両に搭載される回転電機以外にどのような回転電機に使用されても良い。
2 回転電機
3b 固定壁
9 ロータ軸
30 レゾルバ
31 レゾルバロータ
32 レゾルバステータ
32a レゾルバステータコア
32b コイル(レゾルバステータコイル)
33 収納部材
33b リード線収納部
33c 取付部
34 ボルト
35 磁束遮蔽板(遮蔽板)
E コイルエンド
L リード線

Claims (5)

  1. 固定壁に回転自在に支持される回転電機のロータ軸に取付けられるレゾルバロータと、該レゾルバロータに対向配置され、かつレゾルバステータコア及び該レゾルバステータコアに巻回されるコイルを有するレゾルバステータと、このレゾルバステータを収納すると共に前記固定壁にボルトによって固定される収納部材と、を備えたレゾルバにおいて、
    前記収納部材は、前記ボルトが取付けられる取付部を有し、
    前記取付部は、軸方向視で径方向位置が前記コイルと少なくとも一部が重なるように配置された、
    ことを特徴とするレゾルバ。
  2. 前記収納部材は、前記コイルにつながるリード線を内部に収納するリード線収納部を有し、
    前記リード線収納部は、軸方向視で径方向位置が前記コイルと少なくとも一部が重なるように配置された、
    請求項1記載のレゾルバ。
  3. 前記リード線収納部は、前記固定壁を貫通するように突出形成された、
    請求項2記載のレゾルバ。
  4. 前記収納部材は、樹脂モールドによって成形される樹脂部材からなる、
    請求項1乃至3のいずれか1項記載のレゾルバ。
  5. 前記レゾルバステータは、前記回転電機のコイルエンドの内径側に配設され、
    前記レゾルバステータと前記回転電機のコイルエンドとの間に配設され、かつ前記樹脂部材に埋め込んで支持され、前記レゾルバステータ及び回転電機のコイルエンドとの間に発生する電磁ノイズを遮蔽する磁束遮蔽板を備えた、
    請求項4記載のレゾルバ。
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