JP2012194361A - 情報処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙の伸縮率を精度よく算出する
【解決手段】演算部は、第1の画像が形成されていない用紙の含水率に応じて含水率センサから出力された第1の信号と、第1面に第1の画像が形成された後、第1の画像を定着させるために加熱されたこの用紙の含水率に応じて含水率センサから出力された第2の信号とを取得する。また、演算部は、用紙の特性を判別する。次に、演算部は、取得した第1の信号と第2の信号との差と、記憶部において判別した特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、用紙の含水率の変化量を算出する。そして、演算部は、算出した含水率の変化量と、記憶部において判別した特性と対応付けて記憶された第2の係数とを用いて、用紙の伸縮率を算出する。
【選択図】図14
【解決手段】演算部は、第1の画像が形成されていない用紙の含水率に応じて含水率センサから出力された第1の信号と、第1面に第1の画像が形成された後、第1の画像を定着させるために加熱されたこの用紙の含水率に応じて含水率センサから出力された第2の信号とを取得する。また、演算部は、用紙の特性を判別する。次に、演算部は、取得した第1の信号と第2の信号との差と、記憶部において判別した特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、用紙の含水率の変化量を算出する。そして、演算部は、算出した含水率の変化量と、記憶部において判別した特性と対応付けて記憶された第2の係数とを用いて、用紙の伸縮率を算出する。
【選択図】図14
Description
本発明は、情報処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
画像形成装置において用いられる用紙は、含水率の変動によって状態が変化する。用紙の状態が変化すると、画像の形成に様々な影響を及ぼす。この影響を抑制して、適切な画像を形成する技術が知られている。例えば、特許文献1には、用紙の両面に画像を形成するときに、用紙の寸法変化量に応じて第2面に形成される画像を補正する技術が記載されている。特許文献2には、用紙の水分量を演算で求め、求めた水分量に基づいて画像形成の処理条件を調整する技術が記載されている。
本発明は、用紙の伸縮率を精度よく算出することを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、用紙の含水率と、各特性を有する用紙が当該含水率を有するときに、当該含水率に応じて信号出力部から出力される信号との関係に基づいて予め設定された第1の係数を、当該各特性と対応付けて記憶する記憶部と、第1の画像が形成されていない第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第1の信号を取得する第1の取得部と、第1面に前記第1の画像が形成された後、当該第1の画像を定着させるために加熱された前記第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第2の信号を取得する第2の取得部と、前記第1の用紙の特性を判別する判別部と、前記取得された第1の信号と第2の信号との差と、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出する第1の算出部と、前記第1の算出部により算出された前記含水率の変化量を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出する第2の算出部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記記憶部は、用紙の含水率の変化量と、各特性を有する用紙の含水率が当該変化量だけ変化した場合の当該用紙の伸縮率との関係に基づいて予め設定された第2の係数を、当該各特性と対応付けて記憶し、前記第2の算出部は、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第2の係数を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2に記載の構成において、前記第2の係数には、用紙における第1の方向の伸縮率に関する係数と、当該用紙における第2の方向の伸縮率に関する係数とが含まれることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1から3のいずれかに記載の構成において、前記記憶部は、前記第1の算出部により算出された含水率の変化量を記憶し、前記第2の算出部は、前記記憶部に記憶された含水率の変化量の平均値を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項1から4のいずれかに記載の構成において、前記信号出力部の周辺の温度を測定する測定部を備え、前記第1の算出部は、前記測定部により測定された温度を用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、第1の画像が形成されていない第1の用紙の含水率に応じた第1の信号と、第1面に当該第1の画像が形成された後、当該第1の画像を定着させるために加熱された前記第1の用紙の含水率に応じた第2の信号とを出力する信号出力部と、用紙の含水率と、各特性を有する用紙が当該含水率を有するときに、当該含水率に応じて前記信号出力部から出力される信号との関係に基づいて予め設定された第1の係数を、当該各特性と対応付けて記憶する記憶部と、前記信号出力部から出力された前記第1の信号を取得する第1の取得部と、前記信号出力部から出力された前記第2の信号を取得する第2の取得部と、前記第1の用紙の特性を判別する判別部と、前記取得された第1の信号と第2の信号との差と、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出する第1の算出部と、前記第1の算出部により算出された前記含水率の変化量を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出する第2の算出部と、前記第2の算出部により算出された前記伸縮率に基づいて、前記第1の用紙の第2面に形成される第2の画像の大きさ又は位置を補正する補正部と、前記第1の用紙の第1面に前記第1の画像を形成し、当該第1の画像を定着させるために当該第1の用紙を加熱した後、前記補正された第2の画像を当該第1の用紙の第2面に形成する画像形成部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項6に記載の構成において、前記信号出力部は、単一の装置により前記第1の信号と前記第2の信号とを出力し、前記補正部は、前記第2の画像に代えて、第2の用紙の第2面に形成される画像に対して、前記第2の算出部により算出された前記伸縮率に基づく補正を行い、前記画像形成部は、前記第1の用紙に画像を形成した後、前記第2の用紙の第2面に前記補正された画像を形成することを特徴とする。
本発明の請求項8に係る画像形成装置は、請求項7に記載の構成において、前記画像形成部は、画像形成条件に従って画像を形成し、前記第1の用紙に形成される画像は、前記画像形成条件の調整に用いられるテスト画像であり、前記第2の用紙に形成される画像は、前記テスト画像以外の画像であることを特徴とする。
本発明の請求項9に係るプログラムは、用紙の含水率と、各特性を有する用紙が当該含水率を有するときに、当該含水率に応じて信号出力部から出力される信号との関係に基づいて予め設定された第1の係数を、当該各特性と対応付けて記憶する記憶部を備えるコンピュータに、第1の画像が形成されていない第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第1の信号を取得するステップと、第1面に前記第1の画像が形成された後、当該第1の画像を定着させるために加熱された前記第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第2の信号を取得するステップと、前記第1の用紙の特性を判別するステップと、前記取得された第1の信号と第2の信号との差と、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出するステップと、前記算出された含水率の変化量を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出するステップとを実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る発明によれば、第1の係数を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項2に係る発明によれば、第2の係数を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項3に係る発明によれば、用紙の伸縮率が第1の方向と第2の方向とで異なる場合にも、第2の係数が用紙における一方の方向の伸縮率に関する係数しか有していない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項4に係る発明によれば、第1の信号又は第2の信号にばらつきがある場合にも、含水率の変化量の平均値を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項5に係る発明によれば、温度を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項6に係る発明によれば、第1の係数を用いない構成に比べて、用紙の第1面と第2面とで画像の大きさ又は位置にずれが生じるのを抑制することができる。
請求項7に係る発明によれば、第1の信号の出力と第2の信号の出力とを単一の装置で行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、テスト画像を形成するときに算出された用紙の伸縮率に基づいて、用紙の第2面に形成されるテスト画像以外の画像を補正することができる。
請求項9に係る発明によれば、第1の係数を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項2に係る発明によれば、第2の係数を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項3に係る発明によれば、用紙の伸縮率が第1の方向と第2の方向とで異なる場合にも、第2の係数が用紙における一方の方向の伸縮率に関する係数しか有していない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項4に係る発明によれば、第1の信号又は第2の信号にばらつきがある場合にも、含水率の変化量の平均値を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項5に係る発明によれば、温度を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
請求項6に係る発明によれば、第1の係数を用いない構成に比べて、用紙の第1面と第2面とで画像の大きさ又は位置にずれが生じるのを抑制することができる。
請求項7に係る発明によれば、第1の信号の出力と第2の信号の出力とを単一の装置で行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、テスト画像を形成するときに算出された用紙の伸縮率に基づいて、用紙の第2面に形成されるテスト画像以外の画像を補正することができる。
請求項9に係る発明によれば、第1の係数を用いない構成に比べて、用紙の伸縮率を精度よく算出することができる。
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、制御部1と、表示操作部2と、画像形成部3と、温度センサ4と、用紙検知センサ5a,5bと、含水率センサ6a,6bと、演算部7とを備える。制御部1は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを備える。CPUは、メモリに記憶されているプログラムを実行することにより、画像形成装置100の各部を制御する。表示操作部2は、例えばタッチパネルを備え、画像を表示するとともに、利用者の操作を受け付ける。画像形成部3は、制御部1の制御の下、用紙Pに画像を形成する。この画像形成部3は、用紙Pの両面に画像を形成する機能を有する。なお、以下の説明では、用紙Pにおいて先に画像が形成される面を第1面といい、後に画像が形成される面を第2面という。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、制御部1と、表示操作部2と、画像形成部3と、温度センサ4と、用紙検知センサ5a,5bと、含水率センサ6a,6bと、演算部7とを備える。制御部1は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを備える。CPUは、メモリに記憶されているプログラムを実行することにより、画像形成装置100の各部を制御する。表示操作部2は、例えばタッチパネルを備え、画像を表示するとともに、利用者の操作を受け付ける。画像形成部3は、制御部1の制御の下、用紙Pに画像を形成する。この画像形成部3は、用紙Pの両面に画像を形成する機能を有する。なお、以下の説明では、用紙Pにおいて先に画像が形成される面を第1面といい、後に画像が形成される面を第2面という。
画像形成部3は、画像形成エンジン12Y,12M,12C,12Kと、中間転写ベルト13と、二次転写ローラ14と、定着部15と、冷却部16と、給紙部17と、レジストローラ18と、反転部19とを備える。画像形成エンジン12Y,12M,12C,12Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成し、形成したトナー像を中間転写ベルト13に転写する。より詳細には、画像形成エンジン12Y,12M,12C,12Kはそれぞれ、感光体ドラムと、帯電器と、露光装置と、現像装置と、一次転写ローラとを備える。感光体ドラムは、感光層を有し、軸を中心に回転する。帯電器は、感光体ドラムの表面を均一に帯電させる。露光装置は、帯電した感光体ドラムを露光し、静電潜像を形成する。現像装置は、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する。一次転写ローラは、感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルト13に転写する。
中間転写ベルト13は、図中の矢印A方向に回転し、画像形成エンジン12Y,12M,12C,12Kにより転写されたトナー像を二次転写ローラ14へと搬送する。二次転写ローラ14は、中間転写ベルト13により搬送されたトナー像を用紙Pに転写する。これにより、用紙Pに画像が形成される。定着部15は、熱と圧力を加えることにより、トナー像を用紙Pに定着させる。冷却部16は、定着部15を通過した用紙Pを冷却する。給紙部17は、複数の用紙Pを収容し、用紙Pを一枚ずつ給送する。レジストローラ18は、給紙部17又は反転部19から送られてきた用紙Pの位置決めをした後、この用紙Pを二次転写ローラ14へと送り出す。反転部19は、用紙Pの両面に画像を形成する場合に、用紙Pの第1面に画像が形成された後、用紙Pの表裏を反転させる。
図2は、用紙Pの反転動作を説明する図である。反転部19は、用紙Pが搬送されてくると、スイッチバック搬送により、用紙Pの表裏を反転させる。このとき、用紙Pの進行方向が逆転されるため、用紙Pの先頭と後尾とが入れ替わる。図2では、反転部19に入る前は、白丸が付された端が先頭になるが、反転部19から出た後は、黒丸が付された端が先頭になる。反転部19により反転された用紙Pは、再び二次転写ローラ14へと搬送され、第2面に画像が形成される。この後、用紙Pは、定着部15及び冷却部16を通り、画像形成装置100の外部に排出される。
図1に戻り、温度センサ4(測定部の一例)は、含水率センサ6aの周辺の温度を測定し、測定した温度を表す信号を出力する。用紙検知センサ5aは、用紙Pの先端が検知位置D1に到達すると、用紙Pを検知する。用紙検知センサ5bは、用紙Pの先端が検知位置D2に到達すると、用紙Pを検知する。用紙検知センサ5a,5bは、例えば光を用いて用紙Pを検知する。含水率センサ6aは、画像が形成されていない用紙Pの先端が検知位置D1に到達し、用紙検知センサ5aにより用紙Pが検知されると、この用紙Pの含水率を測定する。具体的には、含水率センサ6aは、用紙Pに予め決められた波長の光を照射することにより、この用紙Pの含水率に応じた信号(第1の信号の一例)を出力する。含水率センサ6bは、第1面に画像が形成された後、この画像を定着させるために加熱された用紙Pの先端が検知位置D2に到達し、用紙検知センサ5bにより用紙Pが検知されると、この用紙Pの含水率を測定する。具体的には、含水率センサ6bは、用紙Pに予め決められた波長の光を照射することにより、この用紙Pの含水率に応じた信号(第2の信号の一例)を出力する。第1実施形態では、含水率センサ6aと6bとが協働して信号出力部として機能する。なお、以下の説明では、含水率センサ6aと6bとを区別する必要がない場合には、これらを総称して「含水率センサ6」という。
ここで、図3を参照して、含水率センサ6の原理について説明する。図3は、水の光透過特性を示す図である。水は、1.3μm以下の波長帯の光の透過率が高く、1.43μm、1.94μm、3.0μmの波長帯の光の透過率が低い。つまり、1.43μm、1.94μm、3.0μmの波長帯では、水の吸収が大きくなる。この場合、1.3μmの波長の光と、1.43μm、1.94μm、3.0μmのいずれかの波長の光とを用紙Pに照射すると、用紙Pの含水率により、それらの光の反射率の差分が変化する。具体的には、用紙Pの含水率が多い場合には、反射率の差分が大きくなり、用紙Pの含水率が少ない場合には、反射率の差分が小さくなる。したがって、1.3μmの波長の光と、1.43μm、1.94μm、3.0μmのいずれかの波長の光とを用紙Pに照射し、それらの光の反射率の差分を測定すれば、測定した反射率の差分から用紙Pの含水率が求められる。
図4は、含水率センサ6の構成を示す図である。含水率センサ6は、発光部21と、フィルター部22と、受光部23と、プリアンプ24と、A/Dコンバーター25と、CPU26とを備える。発光部21は、光を照射する。フィルター部22は、波長フィルター22aと波長フィルター22bとを備える。波長フィルター22aは、発光部21から照射された光のうち、波長λ1の光だけを透過する。波長フィルター22bは、発光部21から照射された光のうち、波長λ2の光だけを透過する。ここでは、波長λ1として1.3μmを採用し、波長λ2として1.43μmを採用する。なお、波長λ2として1.94μm又は3.0μmを採用してもよい。波長フィルター22a及び22bは、フィルター部22が回転することにより、発光部21から照射された光の経路上に順に移動される。波長フィルター22a又は22bを通過した光は、ミラーにより用紙Pに導かれる。
受光部23は、用紙Pにより反射された光を受信し、受信した光を電気信号に変換して出力する。プリアンプ24は、受光部23から出力された電気信号を増幅して出力する。A/Dコンバーター25は、プリアンプ24から出力されたアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換して出力する。CPU26は、A/Dコンバーター25から出力された電気信号に基づいて、波長λ1の光の反射率と波長λ2の光の反射率との差分を算出する。次に、CPU26は、算出した反射率の差分に応じた信号を出力する。
図5は、演算部7の構成を示す図である。演算部7(情報処理装置の一例)は、CPU31と、メモリ32と、入力部33とを備える。CPU31は、メモリ32に記憶されているプログラムを実行することにより、各種の処理を行う。メモリ32(記憶部の一例)は、CPU31によって実行されるプログラムの他に、第1補正テーブル34と、第2補正テーブル35と、温度補正係数αとを記憶する。入力部33は、例えば表示操作部2を用いて入力された用紙情報を受け付ける。この用紙情報には、用紙の種類を示す情報と、用紙の坪量を示す情報とが含まれる。この用紙の種類とは、例えばコート紙や上質紙など、用紙の分類を表したものをいう。用紙の坪量とは、用紙の1平方メートルあたりの重量をいう。
図6は、第1補正テーブル34の一例を示す図である。第1補正テーブル34には、用紙の「種類」及び「坪量」と対応付けて係数γ(第1の係数の一例)が記述されている。係数γは、用紙の含水率と、各「種類」及び「坪量」を有する用紙がこの含水率を有するときに、この含水率に応じて含水率センサ6から出力される信号との関係に基づいて予め設定された係数である。図7は、用紙の含水率と含水率センサ6から出力される信号の電圧との関係を示す図である。用紙P1からP3は、いずれも上質紙であるが、坪量又は詳細な種類が異なる。用紙P4からP6は、いずれもコート紙であるが、坪量又は詳細な種類が異なる。つまり、用紙P1からP6は、いずれも異なる特性を有する。例えば、用紙P2の含水率が6%である場合、この含水率に応じて含水率センサ6から出力される信号の電圧はVqである。一方、用紙P5の含水率が6%である場合、この含水率に応じて含水率センサ6から出力される信号の電圧はVcである。このように、含水率は同じであっても、用紙Pの特性が異なると、含水率センサ6から出力される信号の電圧に誤差が生じる。係数γは、この誤差を補正するために用いられる。
温度補正係数αは、温度と含水率センサ6から出力される信号との関係に基づいて予め設定された係数である。含水率センサ6から出力される信号の電圧は、含水率センサ6の周辺の温度によっても誤差が生じる。温度補正係数αは、この誤差を補正するために用いられる。
図8は、第2補正テーブル35の一例を示す図である。第2補正テーブル35には、用紙の「種類」及び「坪量」と対応付けて係数β1及びβ2(第2の係数の一例)が記述されている。係数β1及びβ2は、用紙の含水率の変化量と、各「種類」及び「坪量」を有する用紙の含水率がこの変化量だけ変化した場合のこの用紙の伸縮率との関係に基づいて予め設定された係数である。係数β1は、用紙の第1の方向の伸縮率に関する係数である。係数β2は、用紙の第2の方向の伸縮率に関する係数である。この第1の方向は、用紙に含まれる繊維の配列方向である。また、第2の方向は、この第1の方向と交わる方向である。図9は、用紙Pの一例を示す図である。図9では、用紙Pに含まれる繊維fが、用紙Pの長手方向に沿って配列している。この場合、用紙Pの長手方向が第1の方向となり、用紙Pの短手方向が第2の方向となる。図10は、用紙の含水率と寸法変化率との関係の一例を示す図である。例えば、用紙Pの含水率が6%から4%に低下した場合、用紙Pの第2の方向の寸法変化率は、第1の方向の寸法変化率よりも負の方向に大きくなる。これは、用紙Pの寸法は、第1の方向よりも第2の方向に大きく縮小することを示す。このように、用紙Pにおいて第1の方向の伸縮率と第2の方向の伸縮率とは相違する。そのため、第2補正テーブル35には、係数β1と係数β2とが記述されているのである。
図11は、演算部7及び制御部1の機能構成を示す図である。演算部7は、第1の取得部41と、第2の取得部42と、判別部43と、第1の算出部44と、第2の算出部45として機能する。第1の取得部41は、第1の画像が形成されていない用紙Pの含水率に応じて含水率センサ6aから出力された第1の信号を取得する。第2の取得部42は、第1面に第1の画像が形成された後、この第1の画像を定着させるために加熱された用紙Pの含水率に応じて含水率センサ6bから出力された第2の信号を取得する。判別部43は、用紙Pの特性を判別する。第1の算出部44は、第1の取得部41により取得された第1の信号と第2の取得部42により取得された第2の信号の差と、メモリ32において判別部43により判別された特性と対応付けて記憶された係数γとを用いて、用紙Pの含水率の変化量を算出する。第2の算出部45は、第1の算出部44により算出された含水率の変化量を用いて、用紙Pの伸縮率を算出する。制御部1は、補正部46として機能する。補正部46は、第2の算出部45により算出された伸縮率に基づいて、用紙Pの第2面に形成される第2の画像の大きさ又は位置を補正する。
用紙Pの含水率が変動すると、用紙Pは伸縮する。例えば、用紙Pが定着部15を通過すると、定着部15に加熱されることにより、用紙Pに含まれる水分量が減少する。このとき、用紙Pは、減少した水分量の分だけ収縮する。用紙Pの両面に画像が形成される場合には、用紙Pが収縮した後、第2面に画像が形成されることになる。この場合、用紙Pの第1面と第2面において同じ条件で画像を形成すると、画像の大きさや位置にずれが生じてしまう。
図12は、このようなずれが生じる理由を説明する図である。なお、図12の説明では、用紙Pの搬送方向側の端を上端といい、上端と反対の端を下端という。また、用紙Pの搬送方向に向かって右側の端を右端といい、左側の端を左端という。用紙Pの両面に画像を形成する場合、まず図12(a)に示すように、用紙Pの第1面に画像I1が転写される。このとき、用紙Pの上下方向の長さはL1であり、左右方向の長さはl1である。また、画像I1の形成は、用紙Pの上端から距離E1、用紙Pの左端から距離F1を空けた位置から開始される。このとき、用紙Pの下端と画像I1との間の距離はG1になる。
第1面に画像I1が形成された後、用紙Pは、定着部15により加熱される。これにより、図12(b)に示すように、用紙Pは収縮する。このとき、用紙Pの上下方向の長さはL2になり、左右方向の長さはl2になる。このように用紙Pが収縮した場合、画像I1の上下方向の長さは、元の長さのL2/L1になり、左右方向の長さは、元の長さのl2/l1になる。また、用紙Pの上端と画像I1との間の距離は、(E1×L2/L1)になる。用紙Pの左端と画像I1との間の距離は、(F1×l2/l1)になる。用紙Pの下端と画像I1との間の距離は、(G2×L2/L1)になる。
次に、用紙Pの第2面には、図12(c)に示すように画像I2が形成される。なお、図12(a),(b)及び(c)において、白丸が付された端、黒丸が付された端は、それぞれ同じ端である。つまり、図12(a)及び(b)では、白丸が付された端が上端になり、黒丸が付された端が下端になっているが、図12(c)では、黒丸が付された端が上端になり、白丸が付された端が下端になっている。これは、図12(c)に示す用紙Pは、反転部19のスイッチバック搬送により、先頭と後尾とが入れ替わっているからである。
用紙Pの第2面には、画像I1と同じ倍率で画像I2が形成される。ところが、上述したように、用紙Pの第1面に形成された画像I1は、用紙Pの収縮に伴って縮小されている。そのため、用紙Pの第1面に形成された画像I1と第2面に形成された画像I2との間で、大きさに差異が生じてしまう。また、画像I2の形成は、用紙Pの上端から距離G1、用紙Pの左端から距離F1を空けた位置から開始される。この場合、用紙Pの第1面と第2面とで、画像の形成位置がずれてしまう。
このようなずれを補正するために、画像形成装置100は以下の処理を行う。図13は、画像形成装置100が行う処理を示すフローチャートである。ステップS101において、用紙Pの両面に画像を形成する指示が入力されると、制御部1は、画像の形成を開始する。この指示には、用紙Pの第1面に形成される第1の画像を表す第1の画像データと、用紙Pの第2面に形成される第2の画像を表す第2の画像データとが含まれる。
ステップS102において、含水率センサ6aは、用紙検知センサ5aが用紙Pを検知したか否かを判断する。この判断は、用紙検知センサ5aが用紙Pを検知するまで繰り返される(ステップS102:NO)。給紙部17から検知位置D1に用紙Pが搬送されると、用紙検知センサ5aは用紙Pを検知する。用紙検知センサ5aが用紙Pを検知すると(ステップS102:YES)、含水率センサ6aは、この用紙Pに光を照射して、用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。ステップS103において、演算部7は、含水率センサ6aから出力された信号を取得し、この信号の電圧V1を読み取る。続いて、演算部7は、読み取った電圧V1を示すデータをメモリ32に記憶させる。ステップS104において、演算部7は、温度センサ4から出力された信号に基づき、温度センサ4によって測定された温度Tを読み取る。続いて、演算部7は、読み取った温度Tを示すデータをメモリ32に記憶させる。
ステップS105において、画像形成部3は、第1の画像データに基づき、用紙Pの第1面に第1の画像を形成する。続いて、画像形成部3は、第1の画像を定着させるために、定着部15で用紙Pに熱を加える。定着部15を通過した後、用紙Pは、冷却部16で冷却される。冷却部16を通過した後、用紙Pは、検知位置D2へと搬送される。
ステップS106において、含水率センサ6bは、用紙検知センサ5bが用紙Pを検知したか否かを判断する。この判断は、用紙検知センサ5bが用紙Pを検知するまで繰り返される(ステップS106:NO)。検知位置D2に用紙Pが搬送されると、用紙検知センサ5bは用紙Pを検知する。用紙検知センサ5bが用紙Pを検知すると(ステップS106:YES)、含水率センサ6bは、この用紙Pに光を照射して、用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。ステップS107において、演算部7は、含水率センサ6bから出力された信号を取得し、この信号の電圧V2を読み取る。続いて、演算部7は、読み取った電圧V2を示すデータをメモリ32に記憶させる。なお、上述したように、用紙Pの含水率は、定着部15を通過すると減少する。したがって、電圧V2は電圧V1よりも小さくなる。
ステップS108において、演算部7は、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2を算出する。この伸縮率とは、元の寸法と伸縮後の寸法との変化の割合を百分率で表した値である。例えば、元の寸法が10であり、伸縮後の寸法が9である場合、伸縮率は、(9−10)÷10×100=−10%となる。
図14は、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2を算出する処理を示すフローチャートである。ステップ11において、演算部7は、入力部33に入力された用紙情報に基づき、用紙Pの種類及び坪量を判別する。ステップS12において、演算部7は、メモリ32に記憶された第1補正テーブル34において、ステップS11で判別された用紙Pの種類及び坪量と対応付けて記述された係数γを特定する。例えば、ステップS11で判別された用紙Pの種類が「上質紙」であり、坪量が「150〜200g/m2」である場合には、図6に示す第1補正テーブル34に記述された補正係数γ=0.4が特定される。
ステップS13において、演算部7は、メモリ32に記憶された第2補正テーブル35において、ステップS11で判別された用紙Pの種類及び坪量と対応付けて記述された係数β1及びβ2を特定する。例えば、ステップS11で判別された用紙Pの種類が「上質紙」であり、坪量が「150〜200g/m2」である場合には、図8に示す第2補正テーブル35に記述された係数β1=0.057と、係数β2=0.154とが特定される。
ステップS14において、演算部7は、メモリ32に記憶されたデータが表す電圧V1、電圧V2及び温度Tと、メモリ32に記憶された温度補正係数αと、ステップS12で特定された係数γとを用いて、以下の数式(1)により含水率変化量Δσを算出する。
含水率変化量Δσ=(V1−V2)×γ×T×α・・・(1)
含水率変化量Δσ=(V1−V2)×γ×T×α・・・(1)
ステップS15において、演算部7は、ステップS15で算出された含水率変化量Δσと、ステップS13で特定された係数β1及びβ2とを用いて、以下の数式(2)及び(3)により、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2を算出する。用紙Pの伸縮率δ1は、用紙Pにおける第1の方向の伸縮率である。伸縮率δ2は、用紙Pにおける第2の方向の伸縮率である。
伸縮率δ1=Δσ×β1・・・(2)
伸縮率δ2=Δσ×β2・・・(3)
続いて、演算部7は、算出した伸縮率δ1及びδ2をメモリ32に記憶させる。
伸縮率δ1=Δσ×β1・・・(2)
伸縮率δ2=Δσ×β2・・・(3)
続いて、演算部7は、算出した伸縮率δ1及びδ2をメモリ32に記憶させる。
図13に戻り、ステップS109において、制御部1は、メモリ32に記憶された伸縮率δ1及びδ2に基づいて、第2の画像データが表す第2の画像を補正する。具体的には、制御部1は、この伸縮率δ1及びδ2を用いて、第2の画像の大きさを変更する。例えば、伸縮率δ1が−1%であり、第1の方向が第2の画像の副走査方向に相当する場合、制御部1は、第2の画像の副走査方向の長さが元の長さよりも1%分小さくなるように変更する。つまり、制御部1は、第2の画像の副走査方向の長さを元の長さの99%の長さに変更する。また、伸縮率δ2が−2%であり、第2の方向が第2の画像の主走査方向に相当する場合、制御部1は、第2の画像の主走査方向の長さが元の長さよりも2%分小さくなるように変更する。つまり、制御部1は、第2の画像の主走査方向の長さを元の長さの98%の長さに変更する。これにより、用紙Pの第1面と第2面とで、画像の大きさの倍率が対応するものになる。
また、制御部1は、伸縮率δ1及びδ2を用いて、用紙Pの端と画像の形成を開始する位置との間の距離を変更する。例えば、伸縮率δ1が−1%であり、第1の方向が第2の画像の副走査方向に相当する場合、制御部1は、用紙Pの上端と画像の形成を開始する位置との間の距離を、元の距離よりも1%分短くなるように変更する。同様に、伸縮率δ2が−2%であり、第2の方向が第2の画像の主走査方向に相当する場合、制御部1は、用紙Pの左端と画像の形成を開始する位置との間の距離を、元の距離よりも2%分短くなるように変更する。これにより、用紙Pの第1面と第2面との間で、画像の形成位置のずれが補正される。
含水率センサ6bを通過した後、用紙Pは、反転部19へと搬送される。反転部19において、用紙Pは、表裏が反転させられる。反転部19を通過した後、用紙Pは、再び二次転写ローラ14へと搬送される。ステップS110において、画像形成部3は、ステップS109で補正された第2の画像データに基づき、用紙Pの第2面に第2の画像を形成する。続いて、画像形成部3は、第2の画像を定着させるために、定着部15で用紙Pに熱を加える。定着部15を通過した後、用紙Pは、冷却部16で冷却される。冷却部16を通過した後、用紙Pは、画像形成装置100の外部へと搬送される。
ステップS111において、制御部1は、全ての画像の形成が終了したか否かを判断する。形成する画像が残っている場合(ステップS111:NO)、制御部1は、ステップS102の処理に戻る。一方、全ての画像の形成が終了した場合(ステップS111:YES)、制御部1は、ステップS112の処理に進む。ステップS112において、制御部1は、画像の形成を終了する。
この第1実施形態では、含水率変化量Δσを算出するときに、第1補正テーブル34に記述された係数γが用いられる。そのため、用紙Pの特性の違いによって生じる含水率センサ6から出力される信号の誤差が補正される。これにより、用紙Pの伸縮率の算出精度が向上する。また、第1実施形態では、用紙の伸縮率δ1及びδ2を算出するときに、第2補正テーブル35に記述された係数β1及びβ2が用いられる。そのため、用紙Pの第1の方向の伸縮率と第2の方向の伸縮率とが異なる場合にも、用紙Pの伸縮率が精度よく算出される。
2.第2実施形態
図15は、第2実施形態に係る画像形成装置200の構成を示す図である。この画像形成装置200は、上述した画像形成装置100と同様に、制御部1と、表示操作部2と、画像形成部3と、温度センサ4と、用紙検知センサ5aと、含水率センサ6aと、演算部7とを備える。しかしながら、この画像形成装置200には、上述した用紙検知センサ5b及び含水率センサ6bは設けられていない。
図15は、第2実施形態に係る画像形成装置200の構成を示す図である。この画像形成装置200は、上述した画像形成装置100と同様に、制御部1と、表示操作部2と、画像形成部3と、温度センサ4と、用紙検知センサ5aと、含水率センサ6aと、演算部7とを備える。しかしながら、この画像形成装置200には、上述した用紙検知センサ5b及び含水率センサ6bは設けられていない。
第2実施形態に係る含水率センサ6a(信号出力部の一例)は、画像が形成されていない用紙Pの含水率に応じた信号(第1の信号の一例)と、第1面に画像が形成された後、この画像を定着させるために加熱された用紙Pの含水率に応じた信号(第2の信号の一例)とを出力する。具体的には、含水率センサ6aは、画像が形成されていない用紙Pの先端が検知位置D1に到達し、用紙検知センサ5aにより用紙Pが検知されると、この用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。この用紙Pは、第1面に第1の画像が形成され、定着部15で加熱された後、反転部19で反転させられて、再び検知位置D1に搬送される。含水率センサ6aは、用紙Pが再び検知位置D1に到達し、用紙検知センサ5aにより用紙Pが検知されると、この用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。
ここで、画像形成装置200の動作のタイミングと比較するために、上述した画像形成装置100の動作のタイミングについて説明する。図16は、画像形成装置100の動作を示すタイミングチャートである。上述したように、画像形成装置100には、用紙検知センサ5b及び含水率センサ6bが設けられている。含水率センサ6bは、用紙Pが図1に示す検知位置D2に到達したときに、用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。そのため、用紙Pの第2面に第2の画像を形成する処理が開始される時刻T2よりも前の時刻T1までに、含水率センサ6bから信号が出力され、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2が算出される。これにより、上述したように、算出された伸縮率δ1及びδ2に基づいて、用紙Pの第2面に形成される第2の画像が補正される。
図17は、画像形成装置200の動作を示すタイミングチャートである。上述したように、画像形成装置200には、用紙検知センサ5b及び含水率センサ6bが設けられていない。画像形成装置200では、含水率センサ6bに代えて、含水率センサ6aが、第1面に画像が形成された後、この画像を定着させるために加熱された用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。しかしながら、含水率センサ6aは、用紙Pが図15に示す検知位置D1に到達したときに、用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。そのため、含水率センサ6aから信号が出力され、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2が算出される時には、既に用紙Pの第2面に第2の画像を形成する処理が開始される時刻T2を過ぎてしまっている。従って、画像形成装置200では、算出された用紙Pの伸縮率δ1及びδ2に基づいて、用紙Pの第2面に形成される第2の画像を補正することはできない。このような事情から、画像形成装置200では、テスト画像を形成するときに用紙Pの伸縮率を予め算出しておき、この伸縮率が本番の画像を形成するときに用いられる。このテスト画像とは、例えば画像の濃度や位置などの画像形成条件を調整するために使用される画像である。本番の画像とは、テスト画像以外の画像である。なお、このテスト画像を形成する場合には、本番の画像を形成するときと同じ用紙が用いられる。
図18は、テスト画像を形成する処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば利用者により画像調整モードが選択されたときに行われる。ステップS201において、制御部1は、テスト画像の形成を開始する。ステップS202において、制御部1は、テスト画像を選択する。例えば、制御部1は、予めメモリに記憶されたテスト画像の中から今回使用するテスト画像を選択する。ステップS203からS205の処理は、上述したステップS102から104の処理と同様である。ステップS206において、画像形成部3は、用紙Pの第1面に第1のテスト画像を形成する。続いて、画像形成部3は、第1のテスト画像を定着させるために、定着部15で用紙Pに熱を加える。定着部15を通過した後、用紙Pは、冷却部16で冷却される。冷却部16を通過した後、用紙Pは、反転部19により反転させられてから、再び検知位置D1へと搬送される。
ステップS207において、含水率センサ6aは、用紙検知センサ5aが用紙Pを検知したか否かを判断する。この判断は、用紙検知センサ5aが用紙Pを検知するまで繰り返される(ステップS207:NO)。反転部19から検知位置D1に用紙Pが搬送されると、用紙検知センサ5aは用紙Pを検知する。用紙検知センサ5aが用紙Pを検知すると(ステップS207:YES)、含水率センサ6aは、この用紙Pに光を照射して、用紙Pの含水率に応じた信号を出力する。ステップS208において、演算部7は、含水率センサ6aから出力された信号を取得し、この信号の電圧V2を読み取る。続いて、演算部7は、読み取った電圧V2を示すデータをメモリ32に記憶させる。
ステップS209において、演算部7は、用紙Pの伸縮率δ11及びδ12を算出する。この伸縮率δ11及びδ12を算出する手順は、上述した伸縮率δ1及びδ2を算出する手順と同じである。演算部7は、算出した伸縮率δ11及びδ12をメモリ32に記憶させる。ステップS210において、画像形成部3は、用紙Pの第2面に第2のテスト画像を形成する。続いて、画像形成部3は、第2の画像を定着させるために、定着部15で用紙Pに熱を加える。定着部15を通過した後、用紙Pは、冷却部16で冷却される。冷却部16を通過した後、用紙Pは、画像形成装置200の外部へと搬送される。ステップS211において、制御部1は、テスト画像の形成を終了する。
次に、画像形成装置200は、本番の画像を形成する。図19は、本番の画像を形成する処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば利用者により通常の画像形成モードが選択されたときに行われる。ステップS301からS305の処理は、上述したステップS101から105の処理と同様である。
ステップS306において、演算部7は、メモリ32に伸縮率δ1及びδ2が記憶されているか否かを判断する。例えば、1枚目の用紙Pに画像を形成するときには、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2を算出する処理はまだ行われていないため、メモリ32には伸縮率δ1及びδ2は記憶されていない(ステップS306:NO)。この場合、演算部7は、ステップS307に進む。ステップS307において、演算部7は、メモリ32に記憶された伸縮率δ11及びδ12に基づいて、第2の画像データが表す第2の画像を補正する。この伸縮率δ11及びδ12は、上述したテスト画像を形成する処理において算出されたものである。この補正は、上述したステップS109と同様の方法で行われる。続いて、演算部7は、ステップS309に進む。
ステップS309からS311の処理は、上述したステップS106からS108の処理と同様である。これにより、ステップS311で算出された用紙Pの伸縮率δ1及びδ2が、メモリ32に記憶される。ステップS312及びステップS313の処理は、上述したステップS110及びS111の処理と同様である。
このようにして、1枚目の用紙Pに画像を形成する処理が終了すると、続いて2枚目の用紙Pに画像を形成する処理が開始される。ステップS302から305までの処理は、1枚目の用紙Pに画像を形成するときと同様である。しかしながら、2枚目以降の用紙Pに画像を形成する場合、ステップS306において、メモリ32にはステップS311で算出された伸縮率δ1及びδ2が記憶されている(ステップS306:YES)。この場合、演算部7は、ステップS308に進む。
ステップS308において、制御部1は、メモリ32に記憶された用紙Pの伸縮率δ1及びδ2に基づいて、第2の画像データが表す第2の画像を補正する。上述したように、伸縮率δ1及びδ2は、ステップS311で算出されたものである。この補正は、上述したステップS109と同様の方法で行われる。
このようにして、ステップS302からS313の処理は、全ての画像の形成が終了するまで繰り返される。全ての画像の形成が終了すると(ステップS313:YES)、制御部1は、ステップS314の処理に進む。ステップS314において、制御部1は、画像の形成を終了する。
この第2実施形態では、画像形成装置200には含水率センサ6を複数設ける必要がない。従って、画像形成装置200の設計が容易になり、製造コストも安くなる。
3.変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、変形して実施されてもよい。以下、変形例をいくつか説明する。また、以下の変形例は、それぞれ組み合わせて実施されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、変形して実施されてもよい。以下、変形例をいくつか説明する。また、以下の変形例は、それぞれ組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
用紙Pの伸縮率を算出するときに、含水率の変化量の平均値を用いてもよい。図20は、この変形例に係る用紙Pの伸縮率を算出する処理を示すフローチャートである。ステップS21において、演算部7は、プリント枚数iを計数する。例えば、5枚目の用紙Pに画像を形成するときは、プリント枚数iとして5が計数される。ステップS22からS26の処理は、上述したステップS11からS15の処理と同様である。ただし、ステップS25で算出された含水率の変化量Δσは、全てメモリ32に記憶される。このとき、例えば1枚目の用紙Pに画像を形成するときに算出された含水率の変化量Δσは、含水率の変化量Δσ[1]として記憶され、2枚目の用紙Pに画像を形成するときに算出された含水率の変化量Δσは、含水率の変化量Δσ[2]として記憶される。
用紙Pの伸縮率を算出するときに、含水率の変化量の平均値を用いてもよい。図20は、この変形例に係る用紙Pの伸縮率を算出する処理を示すフローチャートである。ステップS21において、演算部7は、プリント枚数iを計数する。例えば、5枚目の用紙Pに画像を形成するときは、プリント枚数iとして5が計数される。ステップS22からS26の処理は、上述したステップS11からS15の処理と同様である。ただし、ステップS25で算出された含水率の変化量Δσは、全てメモリ32に記憶される。このとき、例えば1枚目の用紙Pに画像を形成するときに算出された含水率の変化量Δσは、含水率の変化量Δσ[1]として記憶され、2枚目の用紙Pに画像を形成するときに算出された含水率の変化量Δσは、含水率の変化量Δσ[2]として記憶される。
ステップS27において、演算部7は、ステップS21で計数したプリント枚数iが変数Nより小さいか否かを判断する。この変数Nは、2以上の整数である。ステップS21で計数した枚数iが変数Nより小さい場合(ステップS27:YES)、演算部7はこの処理を終了する。一方、ステップS21で計数したプリント枚数iが変数N以上である場合(ステップS27:NO)、演算部7は、ステップS28に進む。
プリント枚数iが変数N以上である場合、メモリ32には、複数の含水率の変化量Δσが記憶されている。ステップS28において、演算部7は、メモリ32に記憶された複数の含水率の変化量Δσを用いて、以下の数式(4)により含水率変化量の平均値Δσ_Avgを算出する。
含水率変化量の平均値Δσ_Avg=Avg(Δσ[i−N+1]〜Δσ[i])・・・(4)
含水率変化量の平均値Δσ_Avg=Avg(Δσ[i−N+1]〜Δσ[i])・・・(4)
ステップS29において、演算部7は、ステップS28で算出された含水率変化量の平均値Δσ_Avgと、ステップS24で特定された係数β1及びβ2とを用いて、以下の数式(5)及び(6)により、伸縮率δ1及びδ2を算出する。
伸縮率δ1=Δσ_Avg×β1・・・(5)
伸縮率δ2=Δσ_Avg×β2・・・(6)
伸縮率δ1=Δσ_Avg×β1・・・(5)
伸縮率δ2=Δσ_Avg×β2・・・(6)
上述したように、含水率センサ6では、波長λ1として1.3μmを採用し、波長λ2として1.43μmを採用している。このように、波長λ2として1.43μmを採用した場合、波長λ2として1.94μm又は3.0μmを採用する場合に比べて、製造コストが低く抑えられるが、含水率センサ6から出力される信号の精度が低くなってしまう。しかしながら、この変形例では、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2を算出するときに、含水率変化量の平均値Δσ_Avgを用いているため、含水率センサ6から出力された信号にばらつきがある場合にも、用紙Pの伸縮率δ1及びδ2が精度よく算出される。
(変形例2)
用紙の特性は、種類や坪量に限らない。用紙の特性は、例えば用紙の素材や加工方法であってもよい。用紙の特性は、用紙の特徴であって、含水率センサ6から出力される信号に影響を及ぼすものであればよい。
用紙の特性は、種類や坪量に限らない。用紙の特性は、例えば用紙の素材や加工方法であってもよい。用紙の特性は、用紙の特徴であって、含水率センサ6から出力される信号に影響を及ぼすものであればよい。
(変形例3)
用紙Pの種類や坪量は、用紙Pの特徴量に基づいて、制御部1が判別してもよい。例えば、給紙部17に用紙Pの特徴量を検出するセンサを設け、制御部1は、このセンサにより検出された特徴量に基づいて、用紙Pの種類や坪量を判別する。
用紙Pの種類や坪量は、用紙Pの特徴量に基づいて、制御部1が判別してもよい。例えば、給紙部17に用紙Pの特徴量を検出するセンサを設け、制御部1は、このセンサにより検出された特徴量に基づいて、用紙Pの種類や坪量を判別する。
(変形例4)
第1の実施形態において、温度センサ4は2個設けられていてもよい。この場合、2個目の温度センサ4は、含水率センサ6bの周辺に設けられ、含水率センサ6bの周辺の温度を測定する。演算部7は、含水率の変化量Δσを算出するときに、2個目の温度センサ4により測定された温度も用いる。また、温度センサ4は、必ずしも設けられていなくてもよい。この場合、含水率の変化量Δσは、電圧V1及び電圧V2と、ステップS12で特定された係数γだけを用いて算出される。
第1の実施形態において、温度センサ4は2個設けられていてもよい。この場合、2個目の温度センサ4は、含水率センサ6bの周辺に設けられ、含水率センサ6bの周辺の温度を測定する。演算部7は、含水率の変化量Δσを算出するときに、2個目の温度センサ4により測定された温度も用いる。また、温度センサ4は、必ずしも設けられていなくてもよい。この場合、含水率の変化量Δσは、電圧V1及び電圧V2と、ステップS12で特定された係数γだけを用いて算出される。
第2補正テーブル35には、係数β1又は係数β2のいずれか一方だけが記述されていてもよい。この場合、用紙Pの伸縮率δ1とδ2とは同じ値になるため、演算部7は、伸縮率δ1又はδ2のいずれか一方だけを算出すればよい。また、第2補正テーブル35は、必ずしも設けられていなくてもよい。第2補正テーブル35に代えて、第2補正テーブル35に記述された係数β1及びβ2の中のいずれか1個の係数のみがメモリ32に記憶されていてもよい。この場合、用紙Pの伸縮率は、含水率変化量Δσとこの係数を用いて算出される。
(変形例5)
実施形態では、第2面に形成する画像の大きさ及び位置を両方とも補正していた。しかしながら、第2面に形成する画像の大きさ又は位置のいずれか一方だけを補正してもよい。
実施形態では、第2面に形成する画像の大きさ及び位置を両方とも補正していた。しかしながら、第2面に形成する画像の大きさ又は位置のいずれか一方だけを補正してもよい。
(変形例6)
制御部1は、演算部7に代えて、図11に示す演算部7の機能の一部を実現してもよい。この場合、制御部1と演算部7とが協働して本発明に係る情報処理装置として機能する。また、演算部7が、制御部1に代えて、補正部46の機能を実現してもよい。また、制御部1が、演算部7に代えて、図11に示す演算部7の機能を全て実現してもよい。この場合、制御部1が、本発明に係る情報処理装置として機能する。
制御部1は、演算部7に代えて、図11に示す演算部7の機能の一部を実現してもよい。この場合、制御部1と演算部7とが協働して本発明に係る情報処理装置として機能する。また、演算部7が、制御部1に代えて、補正部46の機能を実現してもよい。また、制御部1が、演算部7に代えて、図11に示す演算部7の機能を全て実現してもよい。この場合、制御部1が、本発明に係る情報処理装置として機能する。
(変形例7)
画像形成装置100又は200は、白黒画像を形成するものであってもよい。この場合、画像形成装置100又は200は、画像形成エンジン12Y,12M,12C,12Kのうち、画像形成エンジン12Kだけを備える。また、画像形成装置100又は200は、中間転写ベルト13を備えない。
画像形成装置100又は200は、白黒画像を形成するものであってもよい。この場合、画像形成装置100又は200は、画像形成エンジン12Y,12M,12C,12Kのうち、画像形成エンジン12Kだけを備える。また、画像形成装置100又は200は、中間転写ベルト13を備えない。
(変形例8)
制御部1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備えてもよい。この場合、制御部1の機能は、ASICにより実現されてもよいし、CPUとASICの両方で実現されてもよい。同様に、演算部7は、ASICを備えてもよい。この場合、演算部7の機能は、ASICにより実現されてもよいし、CPUとASICの両方で実現されてもよい。
制御部1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備えてもよい。この場合、制御部1の機能は、ASICにより実現されてもよいし、CPUとASICの両方で実現されてもよい。同様に、演算部7は、ASICを備えてもよい。この場合、演算部7の機能は、ASICにより実現されてもよいし、CPUとASICの両方で実現されてもよい。
(変形例9)
制御部1又は演算部7の機能を実現するプログラムは、磁気媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光媒体(光ディスク(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶した状態で提供し、画像形成装置100又は200にインストールしてもよい。また、通信回線を介してダウンロードしてインストールしてもよい。
制御部1又は演算部7の機能を実現するプログラムは、磁気媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光媒体(光ディスク(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶した状態で提供し、画像形成装置100又は200にインストールしてもよい。また、通信回線を介してダウンロードしてインストールしてもよい。
100,200…画像形成装置、1…制御部、2…表示操作部、3…画像形成部、4…温度センサ、5a,5b…用紙検知センサ、6a,6b…含水率センサ、7…演算部、41…第1の取得部、42…第2の取得部、43…判別部、44…第1の算出部、45…第2の算出部、46…補正部
Claims (9)
- 用紙の含水率と、各特性を有する用紙が当該含水率を有するときに、当該含水率に応じて信号出力部から出力される信号との関係に基づいて予め設定された第1の係数を、当該各特性と対応付けて記憶する記憶部と、
第1の画像が形成されていない第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第1の信号を取得する第1の取得部と、
第1面に前記第1の画像が形成された後、当該第1の画像を定着させるために加熱された前記第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第2の信号を取得する第2の取得部と、
前記第1の用紙の特性を判別する判別部と、
前記取得された第1の信号と第2の信号との差と、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出する第1の算出部と、
前記第1の算出部により算出された前記含水率の変化量を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出する第2の算出部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記記憶部は、用紙の含水率の変化量と、各特性を有する用紙の含水率が当該変化量だけ変化した場合の当該用紙の伸縮率との関係に基づいて予め設定された第2の係数を、当該各特性と対応付けて記憶し、
前記第2の算出部は、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第2の係数を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第2の係数には、用紙における第1の方向の伸縮率に関する係数と、当該用紙における第2の方向の伸縮率に関する係数とが含まれる
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記記憶部は、前記第1の算出部により算出された含水率の変化量を記憶し、
前記第2の算出部は、前記記憶部に記憶された含水率の変化量の平均値を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記信号出力部の周辺の温度を測定する測定部を備え、
前記第1の算出部は、前記測定部により測定された温度を用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報処理装置。 - 第1の画像が形成されていない第1の用紙の含水率に応じた第1の信号と、第1面に当該第1の画像が形成された後、当該第1の画像を定着させるために加熱された前記第1の用紙の含水率に応じた第2の信号とを出力する信号出力部と、
用紙の含水率と、各特性を有する用紙が当該含水率を有するときに、当該含水率に応じて前記信号出力部から出力される信号との関係に基づいて予め設定された第1の係数を、当該各特性と対応付けて記憶する記憶部と、
前記信号出力部から出力された前記第1の信号を取得する第1の取得部と、
前記信号出力部から出力された前記第2の信号を取得する第2の取得部と、
前記第1の用紙の特性を判別する判別部と、
前記取得された第1の信号と第2の信号との差と、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出する第1の算出部と、
前記第1の算出部により算出された前記含水率の変化量を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出する第2の算出部と、
前記第2の算出部により算出された前記伸縮率に基づいて、前記第1の用紙の第2面に形成される第2の画像の大きさ又は位置を補正する補正部と、
前記第1の用紙の第1面に前記第1の画像を形成し、当該第1の画像を定着させるために当該第1の用紙を加熱した後、前記補正された第2の画像を当該第1の用紙の第2面に形成する画像形成部と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記信号出力部は、単一の装置により前記第1の信号と前記第2の信号とを出力し、
前記補正部は、前記第2の画像に代えて、第2の用紙の第2面に形成される画像に対して、前記第2の算出部により算出された前記伸縮率に基づく補正を行い、
前記画像形成部は、前記第1の用紙に画像を形成した後、前記第2の用紙の第2面に前記補正された画像を形成する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部は、画像形成条件に従って画像を形成し、
前記第1の用紙に形成される画像は、前記画像形成条件の調整に用いられるテスト画像であり、
前記第2の用紙に形成される画像は、前記テスト画像以外の画像である
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 用紙の含水率と、各特性を有する用紙が当該含水率を有するときに、当該含水率に応じて信号出力部から出力される信号との関係に基づいて予め設定された第1の係数を、当該各特性と対応付けて記憶する記憶部を備えるコンピュータに、
第1の画像が形成されていない第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第1の信号を取得するステップと、
第1面に前記第1の画像が形成された後、当該第1の画像を定着させるために加熱された前記第1の用紙の含水率に応じて前記信号出力部から出力された第2の信号を取得するステップと、
前記第1の用紙の特性を判別するステップと、
前記取得された第1の信号と第2の信号との差と、前記記憶部において前記判別された特性と対応付けて記憶された第1の係数とを用いて、前記第1の用紙の含水率の変化量を算出するステップと、
前記算出された含水率の変化量を用いて、前記第1の用紙の伸縮率を算出するステップと
を実行させるためのプログラム。
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