JP2012192924A - 空気調和機を取り付けるキャビンの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のキャビンの居住空間と略同じ大きさで空気調和機を配置することができ、車高も高くならない、空気調和機を取り付けるキャビンの構造を提供する。
【解決手段】走行機体の運転部を覆うキャビン12に空気調和機30を配置する構成において、前記キャビン12のフレームである後支柱14・14の上部間に梁32を架設し、該梁32からブラケット33を後方に突設し、該ブラケット33を介して空気調和機30が片持ち支持され、該空気調和機30の後端部をキャビン12の後支柱14・14より後方に位置させ、前記キャビン12のルーフ31を前記後支柱14・14よりも後方へ延出し、該延出した部分に空気調和機30とブラケット33を位置させると共に、前記空気調和機30の吸入部に外気導入と室内空気の循環とを切り替える切替装置を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、トラクタのキャビンの構成に関し、特に、キャビンに配置するエアコンや換気扇等の空気調和機の配置構成に関する。
従来より、トラクタの運転部をキャビンで覆い、該キャビンにエアコンや換気扇等の空気調和機を設ける技術は公知となっている。例えば、特開平5−147430や特開平8−192620の技術である。前者の技術は、キャビンの天井の前後中央にエアコンが配置され、空気取り入れ口がキャビンの天井の後面に配置されていた。また、後者の技術では、キャビンの天井の前部位置にエアコンが配置され、エアコン本体はキャビンの外側に位置し、フロントガラスの上方に配設され、該エアコンの外気取り入れ口は側部に設けられていたのである。
特開平5−147430号公報 特開平8−192620号公報
しかし、前者の技術では天井にエアコンがあるために、エアコンの上下高さの長さ分キャビンが高くなり格納するための車庫等の入り口高さを高くしたり、トラックに乗せて運搬する場合には高さ制限の規制値内に納まらない場合があった。この規制値内に納めるには室内空間を小さくすることになり、頭上クリアランスが小さくなり、居住性を悪化させていたのである。また、輸出仕様の場合にはサスペンション付きの座席を装着する場合があり、この場合には座席のシート面が上がるために室内空間が小さくなり、同じ室内空間を得るには国内仕様と輸出仕様を共通のキャビンとすることができなかったのである。
また、後者の技術では、エアコンがキャビンの前外側に配置されるために、キャビン上端の高さを抑えて、室内空間を大きく保つことができるのであるが、前上方の視界が悪くなり、特に、フロントローダを装着した場合には作業がやり難くなっていたのである。また、エアコンの一部が前部の天井に位置するために、キャビンへの出入りの際に邪魔になることがあった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、走行機体の運転部を覆うキャビン(12)に空気調和機(30)を配置する構成において、前記キャビン(12)のフレームである後支柱(14・14)の上部間に梁(32)を架設し、該梁(32)からブラケット(33)を後方に突設し、該ブラケット(33)を介して空気調和機(30)が片持ち支持され、該空気調和機(30)の後端部をキャビン(12)の後支柱(14・14)より後方に位置させ、前記キャビン(12)のルーフ(31)を前記後支柱(14・14)よりも後方へ延出し、該延出した部分に空気調和機(30)とブラケット(33)を位置させると共に、前記空気調和機(30)の吸入部に外気導入と室内空気の循環とを切り替える切替装置を設けたものである。
請求項2においては、請求項1記載の空気調和機を取り付けるキャビンの構造において、前記キャビン(12)の天井に室内の空気の取入口(44)を形成し、前記キャビン(12)外側に外気を導入する開口部(34b)を設けたものである。
本発明は以上の如く構成したので、以下の効果を奏するものである。
本発明によれば、従来のキャビンの居住空間と略同じ大きさで空気調和機を配置することができ、車高も高くならない。そして、該空気調和機は頭上や前部上に配置されないため、前方の視界を妨げず、空気調和機から発する騒音も聞き取り難くなる。
本発明のキャビンを装備したトラクタの側面図である。 ステアリングポスト取付部の側面図断面図である。 同じく平面図である。 キャビンの上後部の側面断面図である。 空気調和機とダクト部分の平面図である。 ダクト部分の正面断面図である。 同じく側面断面図である。 キャビン後部の隅部の平面断面図である。 前支柱の正面図である。 ドアを閉じる時の状態を示す正面模式図である。 ドアのフェンダー当接部の第一構成例の正面断面図である。 同じく第二構成例の正面断面図である。 同じく従来の正面断面図である。
次に、本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。図1は本発明のキャビンを装備したトラクタの側面図、図2はステアリングポスト取付部の側面図断面図、図3は同じく平面図、図4はキャビンの上後部の側面断面図、図5は空気調和機とダクト部分の平面図、図6はダクト部分の正面断面図、図7は同じく側面断面図、図8はキャビン後部の隅部の平面断面図、図9は前支柱の正面図、図10はドアを閉じる時の状態を示す正面模式図、図11はドアのフェンダー当接部の第一構成例の正面断面図、図12は同じく第二構成例の正面断面図、図13は同じく従来の正面断面図である。
まず、図1を用いて本発明のキャビン12を装備したトラクタの全体構成について説明する。エンジンフレーム1にフロントアクスルケースを介して前輪2・2が支承され、該エンジンフレーム1の後部にクラッチハウジングを介してミッションケース6が配置され、該ミッションケース6の両側にリアアクスルケースを介して後輪3・3が支承されている。該ミッションケース6の後部にトップリンク、ロワーリンク等からなる作業機装着装置を介して作業機を装着できるようにしている。また、該ミッションケース6の前下部に前輪駆動出力軸が前方に突出されて、ユニバーサルジョイント、伝動軸等を介して前輪2・2を駆動できるようにしている。
また、前記エンジンフレーム1にはエンジン5が載置され、該エンジン5はボンネット4によって覆われている。該ボンネット4の後部にはダッシュボード11が配置され、該ダッシュボード11上に操作パネル18や操向ハンドル19が配置され、その後方に座席15が配置され、これらダッシュボード11や座席15等の運転部はキャビン12によって覆われる構成としている。該キャビン12はキャビンフレームとして前支柱13をエンジンフレーム1より、後支柱14をミッションケース6よりそれぞれ立設して、上部には梁を横設して、天井はルーフ31により覆い、前面はフロントガラス、側面はドア50・50、後面は後面ガラス35によって覆っている。また、後支柱14の下部には方向指示器9が設けられている。
前記操向ハンドル19のハンドル軸はダッシュボード11内を通過して、防振部材20を介してキャビンフロア21に支持されており、ハンドル軸下端に連結するパワーステアリング油圧切換ユニット22からの騒音がキャビン12内に伝わり難くしている。
即ち、その構成は図2、図3に示すように、前記キャビンフロア21が本機に固定され、該キャビンフロア21にはパワーステアリング油圧切換ユニット22を挿通できる程度の開口部21aが開口されている。該キャビンフロア21の後部はステップカバー28で覆われている。そして、該キャビンフロア21上にボルト29・29・29によってガイドパイプ23・23・23を固定して、該ガイドパイプ23・23・23の外周にはゴム等で構成された防振部材20・20・20がそれぞれ固着されている。ただし、前記ガイドパイプ23・23・23はキャビンフロア21上に溶接等により固設することも可能である。
一方、ハンドル軸はステアリングポスト24内に収納され、該ステアリングポスト24の下端には基部プレート25が固設され、該基部プレート25の下面にパワーステアリング油圧切換ユニット22が固設され、該パワーステアリング油圧切換ユニット22の入力軸にハンドル軸が連結固定されている。なお、パワーステアリング油圧切換ユニット22は操向ハンドル19の回動量に応じて油路が切り換えられて圧油が図示しないパワステシリンダに送油されて、該パワステシリンダが前輪2を回動して操向ハンドル19の回動方向に回動して旋回できるようにしている。そして、前記基部プレート25上に連結パイプ26・26・26が立設され、該連結パイプ26は前記ガイドパイプ23及び防振部材20を外嵌できる内径を有する筒体で構成している。
こうして、パワーステアリング油圧切換ユニット22は基部プレート25を介してステアリングポスト24に固設され、該基部プレート25に固設した連結パイプ26は防振部材20を介してキャビンフロア21に立設したガイドパイプ23に連結されるのである。つまり、操向ハンドル19やハンドル軸やパワーステアリング油圧切換ユニット22等のステアリングユニットは防振部材20を介して本機に取り付けられることになる。そして、キャビンフロア21と基部プレート25の間にはシール部材27が介装されて、防水及び騒音の漏れを防止している。
以上のように構成することによって、従来パワーステアリング油圧切換ユニット22はエンジンルーム内に収納して、操向ハンドルからユニバーサルジョイント等を介してパワーステアリング油圧切換ユニット22を操作する構成としていたので、エンジンルーム内が大きい機種では配置スペースがあったが、収納スペースの小さい小型機種ではパワーステアリング油圧切換ユニット22をステアリングコラム(ダッシュボード)下方に配置しなければならなくなり、騒音や振動等の問題が発生していたが、上述のように構成することによってパワーステアリング油圧切換ユニット22から発生する騒音や振動は防振部材20によって吸収されて、キャビン12内への騒音や振動等の伝動は低減されるのである。また、隙間がないので塵埃等の侵入も防止できる。
また、パワーステアリング油圧切換ユニット22とハンドル軸の間はスプライン嵌合によって連結されるが、パワーステアリング油圧切換ユニット22はステアリングポスト24に固定される構成となるので、スプライン嵌合部におけるガタが減少して振動による磨耗も減少されることになり、寿命が長くなり、メンテナンスの回数も低減できるのである。
そして、キャビン12の上部外側後部には本発明の空気調和機30が配置されている。なお、該空気調和機30は本実施例ではエアコンの室内ユニットとしているが、換気扇等であってもよい。該空気調和機30は図4、図5に示すように、キャビン12の天井を覆うルーフ31を後支柱14・14よりも後方へ延出した部分に収納され、キャビン12の内外に跨がって配置されている。なお、ルーフ31の後端は後輪3の後端よりも前方に位置させて、全長が長くならないようにしている。
該空気調和機30の取付構成は、前記後支柱14・14の上部間に梁32が架設され、該梁32の左右中途部上から平面視コ字状のブラケット33が後方に突設され、空気調和機30の前部が梁32に載置固定され、空気調和機30の側面と後部がブラケット33によって支持固定される。このとき空気調和機30は前高後低に傾斜して配設され、前後長をできるだけ短くするとともに、ドレン水が後下方へ流れ落ち易くしている。
そして、キャビン12外側の空気調和機30の下面を覆う下部カバー34には外気を導入するための開口部34bが設けられており、空気調和機30の吸入部には図示しない外気導入と室内空気の循環を切り替えるための切替装置が設けられている。なお、下部カバー34の前端はキャビン12の後面ガラス35のヒンジ36が配置されるため、両者の干渉を避けるために凹部34aが形成されている。
こうして、空気調和機30はキャビン12の後部天井に設けて、空気調和機30の吐出口30aはキャビン12内部に臨んで配置され、空気調和機30の本体はキャビン12内部に位置しないように配置されて、キャビン12内部の天井高さを高くし、室内空間が減少しないようにしている。そして、空気調和機30の吸い込み側がキャビン12の外側に位置しているために外気の取り込みが容易に行うことができる。また、空気調和機30が傾斜配置されているので、冷却時に発生する結露した水の排出もキャビン12の後ろ側から容易に行え、キャビン12内に浸入することもないようにしているのである。
また、前記空気調和機30のエアの吐出口30aは図4、図5、図6に示すように、側面視で後支柱14と重複する位置に配置されて、キャビン12内に臨む位置としている。なお、図5、図6は略左右対称に構成されているので左右一側のみ図示している。
そして、該吐出口30aにダクト40が連通される。該ダクト40はキャビン12のアッパールーフ41とインナルーフ42の間に形成され、該インナルーフ42を合成樹脂を射出成形等により溝状の凹部(または凸部)を形成することによって、アッパールーフ41とインナルーフ42の間にダクト40を形成するのである。
即ち、該ダクト40はアッパールーフ41とインナルーフ42を合わせた状態からインナルーフ42を下方に膨らませて形成しており、図5に示すように、キャビン12の後左右中央の空気調和機30の吐出口30a部分より二股に分かれて、左右両側方へ曲げてから前方へ曲げて延出して、平面視略U字状に構成している。
そして、図5、図7に示すように、ダクト40の下面には複数の吹き出し口が設けられている。本実施例ではフロントガラスの曇り止め等のために前部に開口したデフロスター用吹き出し口42aと、オペレーターに風を当てるために中途部に開口したオペレーター用吹き出し口42bが設けられている。なお、該デフロスター用吹き出し口42aとオペレーター用吹き出し口42bには風向を変更できる風向体49・49が設けられて、例えばオペレーター用吹き出し口42bからは側面ガラス、つまりドア50に向かって風を吹き出させるようにすることもできる。また、吹き出し口の数は本実施例では一つのダクトに対して二つであるが、三つ以上設けることも可能である。
そして、該デフロスター用吹き出し口42aとオペレーター用吹き出し口42bから吹き出す風量が略均等となるように、デフロスター用吹き出し口42aとオペレーター用吹き出し口42bの間のダクト40内には仕切板43が設けられている。本実施例ではダクト40内のインナルーフ42上に斜めにプレート状の仕切板43が突設されているが、アッパールーフ41から仕切板43を突出する構成とすることもできる。また、仕切板43の位置や角度や大きさを変更することによって、デフロスター用吹き出し口42aとオペレーター用吹き出し口42bから出る風量の割合を変更することができる。
このように構成することによって、空気調和機30はキャビン12外に位置して、ダクト40はキャビン12内の天井の左右両側に位置して、オペレーターが座席15に着座した状態では頭上は従来と略同等の高さを得ることができる。そして、空気調和機30の風はダクト40からオペレーター及びフロントガラスに向かって吹き出させることができて、キャビン12内の温度や湿度等を調節することができるのである。
また、図8に示すように、キャビン12の天井の後左右両側には、ダクト40とキャビン角部との間に空間ができ、この空間部分に室内からの空気の取入口44が形成され、該取入口44にはフィルタ45が設けられ、空気調和機30の空気取入口に連通されている。なお、インナルーフ42とアッパールーフ41との間には隙間を埋めるための部材46が配置されて、外気が取り入れられないようにしている。また、後支柱14の内部または外部とインナパネルとの間には空気調和機30の冷媒を送るためのホース47・48が挿通されている。
また、キャビンフレームの前支柱13は図9、図10に示すように、正面視において、内側に凹む「く」字状に構成されて、側面のドア50が密着して閉じられるようにしている。即ち、前支柱13は正面視において上下略中央部(L1=L2)から外側に角度α「く」字状に曲げられ、この中央部の折曲部13aにドア50のロック装置51の受部が配置されている。該ドア50は一枚の透明なガラス板により構成され、後部に回動枢支部となるヒンジ52にて後支柱14に枢支され(図1)、前部をロック装置51にて閉じた状態でロックできるようにしている。そして、前記曲げ角度αはドア50を構成するガラスが弾性変形しても元の状態に戻れる角度以内としている。言い換えれば弾性限界に至らない角度以内としている。
この「く」字状に曲げる理由は、キャビン12を組み立てたときに、どうしても誤差が生じるので、上記のように「く」字状に構成しない場合、平板状に構成されたドア50をキャビンフレームに装着して閉じたときには、誤差によってどうしても隙間ができてしまう。この隙間は特に両端で誤差が大きくなるのでドア50の端部に隙間が生じて、走行時や作業時に振動によって騒音が発生したり、冬季にはすきま風が入ったり、夏季にはクーラーが効きにくい等の問題が生じていた。従来はこの隙間を埋めるためにゴム等のシール部材をキャビンフレームの周囲のドアとの当接部に配置していたが、そのシール部材の厚みにも限界があり、全ての隙間を埋めることができない場合もあった。
しかし、前述のように、前支柱13を正面視「く」字状に構成することによって、ドア50を閉じる時にドア50の上下両端が前支柱13に当接された状態となって、ドア50の上下中央を前支柱13に引きつけて弾性変形させた状態でロックさせるので、ドア50は無理な力がかかって弾性変形して破損することなく、ドア50の上下及び中央が前支柱13に密着されることになり、隙間が生じないようにできるのである。また、ドア50と前支柱13との間のガタもなくすことができるのである。56はシール部材である。
また、ドア50とフェンダー54との間においても隙間ができ易い。例えば図13に示すように、従来ではフェンダー54’上に角パイプ状の当接体55が溶接固定されて、該当接体55の外側面にシール部材56を貼設していた。しかし、フェンダー54’上に当接体55を溶接するときに、溶接歪みが生じ、歪んだ当接体55と平板状のドア50と当接する部分に隙間ができていた。
そこで、ドア50の後下部内面がフェンダー54に当たる当接部において、フェンダー54に立ち上げ部を形成して、その立ち上げ部は成形時に位置が変わらないように、フェンダー54に当接部54aを一体成形するのである。つまり、フェンダー54を合成樹脂等により構成して、該フェンダー54に垂直面(立ち上げ部)を形成して当接部54aとし、ドア50の下部内面が当接するようにするのである。なお、密閉性を更に向上するためにシール部材56がドア50とフェンダー54との当接部においてフェンダー54またはドア50に貼設されている。
第一構成例としてフェンダー54は図11に示すように、インナフェンダー54INとアウタフェンダー54OUTに分割した構成とすることが可能であり、該アウタフェンダー54OUTの内側端の辺部分には垂直面を形成した当接部54aを形成し、端面部分には断面視「コ」字状に構成した嵌合部54bを形成している。そして、組立時には前記インナフェンダー54INの外端辺に嵌合部54bを挿入するのである。また、第二構成例として図12に示すように、当接部54aが一体的に成形されるフェンダー54としてもよい。
このように構成することによって、フェンダー54に当接部54aが合成樹脂の場合には射出成形等で、金属の場合にはプレス加工等によって一体的に折り曲げて構成されることになり、溶接歪みや接着のために生ずる誤差がなくなり、ドア50とフェンダー54の間の当接面において隙間をなくすことができたのである。
3 後輪
12 キャビン
14 後支柱
30 空気調和機
31 ルーフ
34 下部カバー
34a 凹部
35 後面ガラス
36 ヒンジ

Claims (2)

  1. 走行機体の運転部を覆うキャビン(12)に空気調和機(30)を配置する構成において、前記キャビン(12)のフレームである後支柱(14・14)の上部間に梁(32)を架設し、該梁(32)からブラケット(33)を後方に突設し、該ブラケット(33)を介して空気調和機(30)が片持ち支持され、該空気調和機(30)の後端部をキャビン(12)の後支柱(14・14)より後方に位置させ、前記キャビン(12)のルーフ(31)を前記後支柱(14・14)よりも後方へ延出し、該延出した部分に空気調和機(30)とブラケット(33)を位置させると共に、前記空気調和機(30)の吸入部に外気導入と室内空気の循環とを切り替える切替装置を設けたことを特徴とする空気調和機を取り付けるキャビンの構造。
  2. 請求項1記載の空気調和機を取り付けるキャビンの構造において、前記キャビン(12)の天井に室内の空気の取入口(44)を形成し、前記キャビン(12)外側に外気を導入する開口部(34b)を設けたことを特徴とする空気調和機を取り付けるキャビンの構造。
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