JP2012187780A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CPU121は、入力される印刷ジョブから印刷情報を取得して印刷すべきページであって印刷手段による印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージを表示部に表示するためのプレビューを作成する。そして、CPU121は作成したプレビューを表示部に表示する(S2201〜S2214)。
【選択図】 図8
Description
この問題に対し、印刷中にその印刷画像の印刷完了部分と未印刷部分を画像イメージで把握可能な手法が提案されている(特許文献1)。
この場合、印刷キャンセルのきっかけとなった先行ページと、キャンセルが間に合わなかった後続ページの都合2ページが無駄な印刷物として発生してしまう。
しかし、先行技術では未印刷部分が全て表示されるため、未印刷ではあるがキャンセルが間に合わない部分も表示されてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ユーザは印刷処理の中止指示が間に合う印刷イメージを確認して、印刷処理の中止または続行を指示できる仕組みを提供することである。
入力される印刷ジョブから印刷情報を取得して印刷すべきページであって印刷手段による印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージを表示部に表示するためのプレビューを作成する作成手段と、前記作成手段が作成したプレビューを表示部に表示するプレビュー制御手段と、を備えることを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
先ず、複合機ローカルの操作部を用いて本発明を実施する形態を説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態を示す画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。本例は画像形成装置を複合機とする例である。
図1において、操作部110は、コントローラユニット120と接続され、複合機とユーザ間での検索情報や文書情報等の入出力を行う。コントローラユニット120は、スキャナ部140やプリンタ部150、ネットワーク160、給紙部170に接続する事で、各デバイスの制御や各種情報の外部機器との入出力を行う。
給紙部I/F127は、給紙部170に対するインターフェースであり、給紙部170に入力・出力したい情報を中継する。これらのブロックはシステムバス128を通じて接続されている。
図2において、タッチパネル201は表示部(LCD)と、タッチ入力部とから構成され、主な設定、状況表示はここで行われる。また、タッチパネル201は、ソフトキーボード機能も備えており、文字列を入力する事も可能である。テンキー202は、0〜9までの数値を入力するためのキーである。IDキー203は、装置が部門管理されている場合に部門番号と暗証コードを入力する際に使用されるものである。
<キャンセル画面表示処理>
以下、図3を用いて、本実施例の各処理プロセス間で授受される情報のフォーマットについて説明する。
図3は、本実施形態を示す画像形成装置で処理される情報のフォーマットを説明する図である。
図3の(A)はジョブ中断指示D301のフォーマットを示し、ジョブ中断指示D301はジョブ中断指示である事を示す識別ビット領域A401からなるパケットである。ジョブ中断指示D301は後述するS2304によってタップ待機処理からプレビュー処理及び印刷処理へ送信される。
〔全体のフロー〕
以下、図4のフローチャートを用いて、本実施形態の全体のフローを説明する。
なお、本実施形態に示すS1802、S1803、S1804は互いに別個のプロセスで並列して処理される。S1801、S1802、S1803、S1804の処理の詳細は後述する。
一方、S1805で、全てのジョブに対して完了していないとCPU121が判断した場合は処理をS1801に戻す。
以下、図5のフローチャートと、図6(A)および図6(C)を用いて、初期処理のフローを説明する。
図5は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本処理は、S1801の初期処理の詳細手順例である。なお、各ステップは、複合機のコントローラユニット120のCPU121がHDD124に格納されたプログラムを実行する事で実現される。
一方、S1901で、表示スロット数がHDD124に保存されていないとCPU121が判断した場合、CPU121はS1902で操作部110のタッチパネル201に表示スロット数選択画面を表示する。
その後、S1904で、CPU121は、現在の印刷ジョブに両面印刷が設定されているかを判断する。ここで、両面印刷の設定がなされていないとCPU121が判断した場合は、S1905で、CPU121は、操作部110のタッチパネル201に片面モードのキャンセル画面を表示する。この片面モードのキャンセル画面の一例を図6の(B)に示す。
図6の(B)は表示スロット数が、例えば7枚と設定された場合の例である。領域2008にはこの画面の機能の説明が表示される。ここで、プレビュー2005は、キャンセルが間に合うページのプレビューであり、印刷される順番が近い順に配置される。ユーザはプレビュー2005をタップする事で、タップしたページ以降の印刷をキャンセルできる。
この両面モードのキャンセル画面の一例は図6の(C)に示す通りである。図6の(C)は表示スロット数が、例えば8枚と設定された場合の例である。
図6の(C)において、領域2009にはこの画面の機能の説明が表示される。プレビュー2006はキャンセルが間に合うページ表面のプレビューである。プレビュー2007はキャンセルが間に合うページ裏面のプレビューである。プレビュー2006とプレビュー2007は同一の紙に印刷される組み合わせで隣り合い、且つ印刷される順番が近い順に配置される。
ユーザは片面モードと同様、プレビュー2006又はプレビュー2007をタップする事で、タップしたページ以降の印刷をキャンセルできる。
一方、S1908で、現在の印刷ジョブに設定された印刷指定が両面印刷であるとCPU121が判断した場合、S1909で、CPU121は裏面のレンダリング・表示処理を行う。この処理の内容はS1907と同等である。
一方、S1910で、現在表示されているプレビューの数が表示スロット数より少ないとCPU121が判断した場合、即ちキャンセル画面にまだプレビューを表示できる余地があると判断した場合は、S1911へ進む。そして、S1911で、CPU121は、印刷される文書の中でまだプレビューを表示していないページがあるかを判断する。ここで、プレビューを表示していないページがあるとCPU121が判断した場合、処理をS1907まで戻す。
一方、S1911で、まだプレビューを表示していないページが無いとCPU121が判断した場合、即ち全てのページのプレビューを表示したと判断した場合は、本処理を終了する。
以下、図7のフローチャートを用いて、レンダリング・表示処理のフローを説明する。
図7は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本処理は、S1907、S1909レンダリング・表示処理の詳細手順例である。なお、各ステップは、複合機のコントローラユニット120のCPU121がHDD124に格納されたプログラムを実行する事で実現される。
この時、RAM122上のビットマップイメージはこれ以降の処理で不要になるので、RAM122から削除する。
その後、S2106で、CPU121は、操作部110のタッチパネル201に表示されたキャンセル画面の空きスロットのうち、先頭の空きスロットにS2105で作成したプレビュー画像を表示し、本処理を終了する。
以下、図8のフローチャートを用いて、プレビュー処理のフローを説明する。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本処理は、S1802のプレビュー処理の詳細手順例である。なお、各ステップは、複合機のコントローラユニット120のCPU121がHDD124に格納されたプログラムを実行する事で実現される。以下、CPU121が入力される印刷ジョブから印刷情報を取得して印刷すべきページであってプリンタ部150による印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージを表示部に表示するためのプレビューを作成する処理を説明する。
先ず、S2201で、CPU121は、後述する図9に示すS2304によって送られたジョブ中断指示D301を受信したかを判断する。ここで、ジョブ中断指示D301を受信していないとCPU121が判断した場合は、処理をS2204までスキップする。
一方、S2202で、ジョブ破棄指示D302を受信していないとCPU121が判断した場合、S2203で、CPU121は、S2311によって送られたジョブ再開指示D303を受信したかを判断する。ここで、CPU121が、ジョブ再開指示D303を受信していないとCPU121が判断した場合は処理をS2202に戻し、ジョブ再開指示D303を受信したとCPU121が判断した場合、処理をS2204に進める。
一方、S2204で、給紙通知D304を受信したとCPU121が判断した場合は、S2205で、CPU121は、給紙通知D304の領域A702から、給紙された用紙に印刷されるページ(以下、給紙ページと表記する)を読み取る。なお、両面印刷の場合は表面に印刷されるページのみが給紙ページとして領域A702に格納されているものとする。
その後、S2206で、CPU121は、操作部110のタッチパネル201に表示されたキャンセル画面から、給紙ページのプレビューを削除する。つまり、S2206において、CPU121は、プリンタ部150による印刷処理進行状態に応じて、印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージの表示状態を更新するプレビュー制御を実行する。 続いて、S2207で、CPU121は、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるかを判断する。ここで、両面印刷でないとCPU121が判断した場合は、S2209までスキップする。
一方、S2207で、印刷指定が両面印刷であるとCPU121が判断した場合は、S2208で、CPU121は、操作部110のタッチパネル201に表示されたキャンセル画面から、給紙ページの裏面ページのプレビューを削除する。
一方、S2209で、まだプレビューが表示されているとCPU121が判断した場合は、S2210で、CPU121は、プレビューの削除によって生じた空きスロットを詰めるように現在表示されているプレビューを並び替える。
一方、S2211で、キャンセル画面にプレビューを未表示のページが有るとCPU121が判断した場合、S2212で、CPU121は、レンダリング・表示処理を行う。この処理の内容は先述した通りである。
続いて、S2213で、CPU121は、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるかを判断し、印刷指定が両面印刷でないとCPU121が判断した場合は、処理をS2201まで戻す。
一方、S2213で印刷指定が両面印刷であるとCPU121が判断した場合は、S2214で、CPU121は裏面のレンダリング・表示処理を行い、処理をS2201まで戻す。この処理の内容もS2212と同様に先述した通りである
以下、図9のフローチャートと、図10(A)および図10(C)を用いて、タップ待機処理のフローを説明する。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本処理は、図4に示したS1803に示したタップ待機処理の詳細手順例である。なお、各ステップは、複合機のコントローラユニット120のCPU121がHDD124に格納されたプログラムを実行する事で実現される。以下、CPU121がタッチパネル201に表示したいずれかのページの印刷イメージに対する指示をユーザから受け付ける処理を説明する。さらに、CPU121が受け付けたユーザからの指示に従い、タッチパネル201に表示されたいずれかのページを含む後続ページに対する印刷処理の続行または中止を制御する処理等について説明する。
先ず、S2301で、CPU121は、後述するS2518によって送られた印刷終了通知D305を受信したかを判断する。ここで、印刷終了通知D305を受信したとCPU121が判断した場合は、タップ待機処理を終了する。
一方、S2301で、印刷終了通知D305を受信していないとCPU121が判断した場合、CPU121は、操作部110のタッチパネル201に表示されたキャンセル画面に表示されているプレビューのうちいずれかがタップされたかを判断する。ここで、タップされていないとCPU121が判断した場合は、処理をS2301に戻す。
この後続処理選択画面の一例を図10に示す。
図10の(A)において、領域2401にはタップしたプレビューが表示される。続行ボタン2402は現在のジョブの中断を解き、続行する際に用いる続行ボタンである。拡大ボタン2403は拡大プレビュー画面を呼び出す際に用いる拡大ボタンである。キャンセルボタン2404は現在のジョブをキャンセルする際に用いるキャンセルボタンである。
その後、S2309で、CPU121は、操作部110のタッチパネル201にキャンセル済み画面を表示し、タップ待機処理を終了する。
このキャンセル済み画面の一例は図10の(B)に示す。
図10の(B)において、領域2405には現在のジョブがキャンセルされた旨と、キャンセルの始点となったページの番号が表示される。
尚、図10の(B)は5ページ目がタップされた場合のキャンセル済み画面であり、5ページ目以降の印刷がキャンセルされる事が分かる。
その後、S2312で、CPU121は、タッチパネル201に表示した後続処理選択画面を消し、S2305で保存したキャンセル画面の状態から、操作部110のタッチパネル201にキャンセル画面を復元して表示し、処理をS2301まで戻す。
一方、S2313で、拡大ボタン2403が押下されたとCPU121が判断した場合、S2314で、CPU121は、S2104によってHDD124に保存された、タップされたページのビットマップイメージをRAM122に複製して展開し、キャンセル画面に表示したプレビューよりも大きいプレビュー画像を作成する。
続いて、S2315で、CPU121は、タッチパネル201上に拡大プレビュー画面を表示する。この拡大プレビュー画面の一例は図10の(C)に示す。
図10の(C)において、領域2406にはS2314で作成した拡大プレビューが表示される。ボタン2407は拡大プレビュー画面を閉じる為の閉じるボタンである。
以下、図11のフローチャートを用いて、印刷処理のフローを説明する。
図11は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本処理は、図4に示したS1804の印刷処理の詳細手順例である。なお、各ステップは、複合機のコントローラユニット120のCPU121がHDD124に格納されたプログラムを実行する事で実現される。
先ず、S2501で、CPU121は、S2304によって送られたジョブ中断指示D301を受信したかを判断する。ここで、ジョブ中断指示D301を受信していないとCPU121が判断した場合は、処理をS2504までスキップする。
一方、S2502でジョブ破棄指示D302を受信していないとCPU121が判断した場合、S2503で、CPU121は、S2311によって送られたジョブ再開指示D303を受信したかを判断する。ここで、ジョブ再開指示D303を受信していないとCPU121が判断した場合は処理をS2502に戻す。
一方、S2503でジョブ再開指示D303を受信したとCPU121が判断した場合、処理をS2504に進める。
その後、S2506で、CPU121は、給紙I/F127を通じて給紙部170に給紙開始命令を送り、更にS2104で、CPU121は、HDD124に保存された給紙ページのビットマップイメージをデバイスI/F133を経由してプリンタ部150に送ることで、印刷を行う。この時、HDD124に保存された給紙ページのビットマップイメージはこれ以降の処理で不要になる為、HDD124から削除しておく。
一方、S2507で、印刷指定が両面印刷であるとCPU121が判断した場合、S2508にて、CPU121は、給紙ページの裏面ページについてS2506と同様の処理を行い、給紙ページの裏面の印刷を行う。
一方、S2508で、全てのページについて印刷が終了しているとCPU121が判断した場合、処理をS2518に進める。
一方、給紙ページがキャンセルページでないとCPU121が判断した場合、S2513で、S2506と同様の手順で給紙ページの印刷を行う。続いて、S2514で、CPU121は、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるかを判断する。ここで、印刷指定が両面印刷でないとCPU121が判断した場合、処理をS2511まで戻す。
一方、S2514で、印刷指定が両面印刷であるとCPU121が判断した場合、S2515で給紙ページの裏面ページがキャンセルページであるかを判断する。ここで、キャンセルページであるとCPU121が判断した場合、処理をS2517に移す。
一方、S2515で、給紙ページがキャンセルページでないとCPU121が判断した場合、S2516にて、S2508と同様の手順で給紙ページの裏面の印刷を行う。
その後、S2518で、CPU121は、印刷終了通知D305をタップ待機処理宛てに送信し、印刷処理を終了する。
〔第2実施形態〕
次に、ネットワーク上のホストにキャンセル画面を表示し、データ処理装置(ホスト)からキャンセルを行う事が可能な実施形態について説明する。
<システム構成>
先ず、本発明のシステム構成を説明する。
図12において、本システムは、複数のPC2601、2602、2603、2604と、複合機2605が互いにネットワーク160によって接続されていることにより構成される例である。このうち、複合機2605は、図1に示したものと同等とする。また、各PCと複合機にはネットワークを介して機器を識別するためのIPアドレスが付与されているものとする。なお、PC2601は、ブラウザソフトを用いて、複合機2605に対するUI画面を表示して、複合機2605からの画面情報を表示したり、画面情報中から複合機2605に対する指示を送信したりすることができるように構成されている。PC2602、2603、2604についても同様である。
図13は、図12に示したPC2601の内部構成を示す図である。尚、他のPC2602、2603、2604についてもPC2601と同様の構成からなる。
図13において、ディスプレイ2710はコントローラユニット2810と接続され、ユーザへの情報の出力を行う。
ハードディスクドライブ(HDD)2814は、PCの制御に関するソフトウエアや各種設定と、保存された文書等を格納する。ディスプレイI/F2815は、ディスプレイ2710に対するインターフェースであり、ディスプレイ2710に出力したい情報を中継する。ネットワークI/F2816は、ネットワーク160に対するインターフェースであり、複合機2605等との情報の入出力を担当する。
入力I/F2817は、マウス2910やキーボード3010に対するインターフェースであり、それらの入力機器からの情報を中継する。これらのブロックはバス2818を通じて接続されている。マウス2910は入力デバイスの一種であり、ディスプレイ2710に表示されたマウスポインタを操作する事で、ユーザの選択や決定をPCに伝える事が出来る。キーボード3010は入力デバイスの一種であり、文字の入力に使用される。
なお、以降の説明ではPC2601をホストとし、複合機2605で印刷を行うものとする。
<通信データフォーマット>
以下、図3を用いて、本実施形態の各処理プロセス間で授受される情報のフォーマットについて説明する。
<ホストにおける処理>
〔全体のフロー〕
以下、図14のフローチャートを用いて、本実施形態のホストにおける処理全体のフローを説明する。
まず、ユーザによって印刷ジョブが複合機2605に送信されると、CPU2811がS3101にてホスト初期処理を行う。当該初期処理終了後、S3102で、CPU2811は印刷画像のプレビュー表示するプレビュー処理、S3103で、ディスプレイ例2710に表示されたプレビューがユーザにクリックされるのを待機するクリック待機処理を行う。なお、本実施形態において、S3102、S3103は互いに別個のプロセスで並列して処理される。S3101、S3102、S3103の処理の詳細は後述する。
一方、S3104で全てのジョブに対して完了していないとCPU2811が判断した場合は処理をS3101に戻す。
〔ホスト初期処理〕
以下、図15のフローチャートと、図16の(A)および図16の(C)を用いて、ホスト初期処理のフローを説明する。
まず、S3201で、CPU2811は、過去にユーザによって表示スロット数が選択されているかを判断する。ここで、HDD2814に表示スロット数が保存されていると判断した場合、CPU2811はユーザによって表示スロット数が選択済みと判断し、処理をS3204までスキップする。
図16の(A)において、領域3301にはこの画面の機能の説明が表示される。領域3302には片面印刷時の表示するプレビューの表示スロット数を選択する領域である。領域3303には両面印刷時の表示するプレビューの表示スロット数を選択する領域である。ユーザは領域3302と領域3303において、所望の表示枚数をクリックすることで、片面印刷時および両面印刷時に表示するプレビューの数をそれぞれ選択できる。ボタン3304は、選択された表示プレビューの表示スロット数を確定する際に用いる決定ボタンである。
その後、S3204で、CPU2811は現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるかを判断する。ここで、印刷指定が両面印刷でないとCPU2811が判断した場合、S3205で、CPU2811はディスプレイ2710に片面モードのキャンセル画面を表示する。この片面モードのキャンセル画面の一例を図16(B)に示す。
図16の(B)において、表示スロット数を、例えば7枚と設定された場合の例である。領域3305にはこの画面の機能の説明が表示される。
プレビュー3306はキャンセルが間に合うページのプレビューであり、印刷される順番が近い順に配置される。ユーザはプレビュー3306をクリックする事で、クリックしたページ以降の印刷をキャンセルできる。
図16の(C)は、表示スロット数を、例えば8枚と設定された場合の例である。領域3307にはこの画面の機能の説明が表示される。プレビュー3308はキャンセルが間に合うページ表面のプレビューである。プレビュー3309はキャンセルが間に合うページ裏面のプレビューである。プレビュー3308とプレビュー3309は同一の紙に印刷される組み合わせで隣り合い、且つ印刷される順番が近い順に配置される。ユーザは片面モードと同様、プレビュー3308又はプレビュー3309をクリックする事で、クリックしたページ以降の印刷をキャンセルできる。
尚、このジョブIDはジョブ毎に複合機2605によって一意に決められるIDであり、ホスト2601と複合機2605は互いに一方から情報を受け取る度に、情報に含まれるジョブIDが現在のジョブのジョブIDと同じか照合するものとする。
一方、S3210で現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるとCPU2811が判断した場合、S3211で、CPU2811は裏面のプレビュー要求・表示処理を行う。この処理の内容はS3209と同等である。
一方、S3212で、現在表示されているプレビューの数が表示スロット数より少ないとCPU2811が判断した場合、即ちキャンセル画面にまだプレビューを表示できる余地があると判断した場合は、S3213へ進む。そして、S3213で、印刷される文書の中でまだプレビューを表示していないページがあるかを判断する。ここで、まだプレビューを表示していないページがあるとCPU2811が判断した場合、処理をS3209まで戻す。
一方、S3213で、まだプレビューを表示していないページが無いとCPU2811が判断した場合、即ち全てのページのプレビューを表示したと判断した場合は、S3214へ進む。そして、S3214で、CPU2811は、ホスト初期処理終了通知D307をネットワーク160経由で複合機2605に送信し、本処理を終了する。
〔プレビュー要求・表示処理〕
以下、図17のフローチャートを用いて、プレビュー要求・表示処理のフローを説明する。
先ず、S3401で、CPU2811は、現在キャンセル画面に表示されているプレビューの数が表示スロット数より少ないかを判断する。ここで、プレビューの数が表示スロット数よりも少なくないとCPU2811が判断した場合、即ちキャンセル画面にこれ以上プレビューを表示できる余地が無いと判断した場合は、本処理をする。
一方、S3401で、現在表示されているプレビューの数が表示スロット数より少ないとCPU2811が判断した場合、即ちキャンセル画面にまだプレビューを表示できる余地があると判断した場合は、S3402で、CPU2811は現在キャンセル画面に表示されているプレビューの中で最後尾のページを取得する。
〔プレビュー処理〕
以下、図18のフローチャートを用いて、プレビュー処理のフローを説明する。
先ず、S3501で、CPU2811は、後述するS3604によって送られたジョブ中断指示D310を受信したかを判断する。ここで、ジョブ中断指示D310を受信していないとCPU2811が判断した場合は処理をS3504までスキップする。
一方、ジョブ破棄指示D311を受信していないとCPU2811が判断した場合、S3503で、CPU2811は、後述するS3611によって送られたジョブ再開指示D312を受信したかを判断する。ここで、ジョブ再開指示D312を受信していないとCPU2811が判断した場合は処理をS3502に戻す。
一方、S3503で、ジョブ再開指示D312を受信したとCPU2811が判断した場合、処理をS3504に進める。
一方、S3504で、給紙通知D313を受信したとCPU2811が判断した場合は、S3505で、CPU2811は、給紙通知D313の領域A1603から、給紙された用紙に印刷されるページ(以下、給紙ページと表記する)を読み取る。
尚、印刷指定が両面印刷の場合は表面に印刷されるページのみが給紙ページとして領域A1603に格納されているものとする。
その後、S3506で、CPU2811は、ディスプレイ2710に表示されたキャンセル画面から、給紙ページのプレビューを削除する。続いて、S3507で、CPU2811は、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるかを判断する。ここで、印刷指定が両面印刷でないとCPU2811が判断した場合は、S3509までスキップする。
一方、印刷指定が両面印刷であると判断した場合、S3508で、CPU2811は、ディスプレイ2710に表示されたキャンセル画面から、給紙ページの裏面ページのプレビューを削除する。
S3509で、まだプレビューが表示されているとCPU2811が判断した場合は、S3510で、CPU2811は、プレビューの削除によって生じた空きスロットを詰めるように現在表示されているプレビューを並び替える。
一方、S3511で、キャンセル画面にプレビューを未表示のページが有るとCPU2811が判断した場合、S3512で、CPU2811はプレビュー要求・表示処理を行う。この処理の内容は先述した通りである。
続いて、S3513で、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるかを判断する。ここで、印刷指定が両面印刷でないとCPU2811が判断した場合、処理をS3501まで戻す。
一方、印刷指定が両面印刷であれると判断した場合、S3514にて裏面のプレビュー要求・表示処理を行い、S3501へ処理を戻す。この処理の内容もS3512と同様に先述した通りである
〔クリック待機処理〕
以下、図19のフローチャートと、図20(A)および図20(B)を用いて、クリック待機処理のフローを説明する。
先ず、S3601で、CPU2811は、複合機2605から後述するS4119によって送られた印刷終了通知D314を受信したかを判断する。ここで、印刷終了通知D314を受信したとCPU2811が判断した場合はクリック待機処理を終了する。
一方、S3601で、印刷終了通知D314を受信していないとCPU2811が判断した場合、S3602で、CPU2811は、ディスプレイ2710に表示されたキャンセル画面に表示されているプレビューのうちいずれかがクリックされたかを判断する。ここで、プレビューのうちいずれかがクリックされていないとCPU2811が判断した場合、処理をS3601に戻す。
続いて、S3605で、CPU2811は、現在のキャンセル画面の状態をHDD2814に保存する。その後、S3606で、CPU2811は、ディスプレイ2710に後続処理選択画面を表示する。この後続処理選択画面の一例を図20の(A)に示す。図20の(A)において、領域3701にはクリックしたプレビューが表示される。続行ボタン3702は現在のジョブの中断を解き、続行する際に用いる。キャンセルボタン3703は現在のジョブをキャンセルする際に用いる。
その後、S3609で、CPU2811は、ディスプレイ2710にキャンセル済み画面を表示し、クリック待機処理を終了する。
このキャンセル済み画面の一例を図20の(B)に示す。図20(B)において、領域3704には現在のジョブがキャンセルされた旨と、キャンセルの始点となったページの番号が表示される。尚、図20(B)は5ページ目がクリックされた場合のキャンセル済み画面であり、5ページ目以降の印刷がキャンセルされる事が分かる。
その後、S3612で、CPU2811は、ディスプレイ2710に表示した後続処理選択画面を消し、S3605で、CPU2811は、保存したキャンセル画面の状態から、ディスプレイ2710にキャンセル画面を復元して表示し、処理をS3601まで戻す。
<画像形成装置における処理>
〔全体のフロー〕
以下、図21のフローチャートを用いて、本実施形態の画像形成装置における処理全体のフローを説明する。
まず、S3801で、CPU121が複合機初期処理を行う。初期処理終了後、S3802で、CPU121はレンダリング処理、S3803で、CPU121は印刷処理を行う。S3802、S3803は互いに別個のプロセスで並列して処理される。S3801、S3802、S3803の処理の詳細は後述する。
一方、S3804で、全てのジョブに対して完了していないとCPU121が判断した場合は、処理をS3801に戻す。
〔複合機初期処理〕
以下、図22のフローチャートを用いて、複合機初期処理のフローを説明する。
先ず、S3901で、CPU121は、ホスト2601から受信したジョブの情報を取得し、HDD124に保存する。続いて、S3902で、CPU121は、受信したジョブに対するジョブIDを作成する。その後、S3903で、CPU121は、S3902で作成したジョブIDをA902に格納したジョブID通知D306を、ネットワーク160経由でホスト2601に送信し、本処理を終了する。
〔レンダリング処理〕
以下、図23のフローチャートを用いて、レンダリング処理のフローを説明する。
先ず、S4001で、CPU121は、後述する図24に示すS4119によって送られた印刷終了通知D314を受信したかを判断する。ここで、印刷終了通知D314を受信したとCPU121が判断した場合はレンダリング処理を終了する。
一方、S4001で、印刷終了通知D314を受信していないとCPU121が判断した場合、S4002で、CPU121はホスト2601からS3608によって送信されたジョブ破棄指示D311を受信したかを判断する。ここで、ジョブ破棄指示D311を受信したとCPU121が判断した場合はレンダリング処理を終了する。
一方、S4002で、ジョブ破棄指示D311を受信していないとCPU121が判断した場合、S4003で、ホスト2601からS3403によってプレビュー要求D308を受信したかを判断する。ここで、プレビュー要求D308を受信していないとCPU121が判断した場合は処理をS4001に戻す。
続いて、S4007で、CPU121は、RAM122上のビットマップイメージに対し、キャンセル画面の表示スロットに収まるよう間引き縮小処理を施し、縮小したビットマップイメージをプレビュー画像としてHDD124に保存する。この時、RAM122上のビットマップイメージはこれ以降の処理で不要になるので、RAM122から削除する。
〔印刷処理〕
以下、図24のフローチャートを用いて、印刷処理のフローを説明する。
先ず、S4101で、CPU121は、ホスト2601からS3214によって送信されるホスト初期処理終了通知D307を待つ。ここで、ホスト初期処理終了通知D307受信したとCPU121が判断した後、S4102で、CPU121は、ホスト2601からS3604によって送られたジョブ中断指示D310を受信したかを判断する。ここで、ジョブ中断指示D310を受信していないとCPU121が判断した場合は、処理をS4105までスキップする。
一方、S4103で、ジョブ破棄指示D311を受信していないとCPU121が判断した場合、S4104にて、ホスト2601からS3611によって送られたジョブ再開指示D312を受信したかを判断する。ここで、ジョブ再開指示D312を受信していないとCPU121が判断した場合は処理をS4103に戻す。
一方、ジョブ再開指示D312を受信したとCPU121が判断した場合、処理をS4105に進める。
一方、S1408で、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるとCPU121が判断した場合、S4109で、CPU121は、給紙ページの裏面ページについてS4107と同様の処理を行い、給紙ページの裏面の印刷を行う。
一方、S4113で、給紙ページがキャンセルページでないとCPU121が判断した場合、S4114で、CPU121は、S4107と同様の手順で給紙ページの印刷を行う。続いて、S4115で、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるかを判断する。ここで、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷でないとCPU121が判断した場合、処理をS4112まで戻す。
一方、S4113で、現在の印刷ジョブの印刷指定が両面印刷であるとCPU121が判断した場合は、S4116で、CPU121は、給紙ページの裏面ページがキャンセルページであるかを判断する。ここで、キャンセルページであるとCPU121が判断した場合は、処理をS4118に移す。
一方、S4116で、給紙ページがキャンセルページでないとCPU121が判断した場合、S4117で、CPU121は、S4109と同様の手順で給紙ページの裏面の印刷を行い、処理をS4112へ戻す。
〔他の実施形態〕
なお、上記実施形態において、プレビューの表示方法(プレビュー数を削減する等)を、プレビュー作成処理を行うCPU121と、タッチパネル201との通信速度に応じて切り替えるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、キャンセル処理が間に合うかどうかの判断基準を対応するページに対する用紙が給紙されたかどうかで判断する場合について説明した。これに対して、キャンセル処理が間に合うかどうかについての判断をCPU121が行う際に、デバイスの構成や、印刷設定に応じて判断基準を切り替えるように構成してもよい。つまり、CPU121は、タッチパネル121に表示すべきページが印刷処理の中止が間に合うページであるかどうかを当該表示すべきページに対する用紙が給紙されているか否かに従う判断のタイミングを当該用紙が搬送される搬送距離によって調節できる。
また、各実施形態において示したフローチャートの各ステップの実行順序は、適宜入れ替えて実行可能なステップについては、本ステップの実行順序と異なる順序で実行してもよい。
さらに、各フローチャートの一部を他の機能処理ステップと組み合わせて新たな制御ステップとして構成してもよい。
110 操作部
150 プリンタ部
Claims (10)
- 入力される印刷ジョブから印刷情報を取得して印刷すべきページであって印刷手段による印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージを表示部に表示するためのプレビューを作成する作成手段と、
前記作成手段が作成したプレビューを表示部に表示するプレビュー制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記表示部に表示したいずれかのページの印刷イメージに対する指示をユーザから受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けたユーザからの指示に従い、前記表示部に表示されたいずれかのページを含む後続ページに対する印刷処理の続行または中止を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記プレビュー制御手段は、前記印刷手段による印刷処理進行状態に応じて、印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージの表示状態を更新することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記プレビュー制御手段は、前記表示部に印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージを先頭ページから数ページ分表示することを特徴とする請求項1または3記載の画像形成装置。
- 前記プレビュー制御手段は、前記表示部に表示すべきページが印刷処理の中止が間に合うページであるかどうかを判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記プレビュー制御手段は、前記表示部に表示すべきページが印刷処理の中止が間に合うページであるかどうかを当該表示すべきページに対する用紙が給紙されているか否かに従い判断することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記プレビュー制御手段は、前記表示部に表示すべきページが印刷処理の中止が間に合うページであるかどうかを当該表示すべきページに対する用紙が給紙されているか否かに従う判断のタイミングを当該用紙が搬送される搬送距離によって調節することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記プレビュー制御手段は、設定されるプレビュー表示数に従って前記表示部に表示すべきプレビュー数を決定することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 画像形成装置の制御方法であって、
入力される印刷ジョブから印刷情報を取得して印刷すべきページであって印刷手段による印刷処理の中止が間に合うページの印刷イメージを表示部に表示するためのプレビューを作成する作成工程と、
前記作成工程が作成したプレビューを表示部に表示するプレビュー制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項9項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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