JP2006240217A - プリンタ装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが割り込み指示の操作を行うことがなく、かつ、必要に応じて適時に割り込み処理を行うことができるプリンタ装置を提供する。
【解決手段】このデジタル複合機は、先に受信したジョブAのプリント出力中にジョブBを受信すると、ジョブBについて割り込み処理を行うか否かを判断する。具体的には、ジョブAの残り枚数が第1の基準値Na以上であり、かつ、ジョブBの出力枚数が第2の基準値Nb以下である場合に、割り込み処理を実行する。この判断処理は、主制御部がROMやRAMを参照しつつ自動的に行う。このため、ユーザがジョブBに対して割り込み指示を行うことはなく、必要に応じて適時に割り込み処理を実行することができる。
【選択図】図3
【解決手段】このデジタル複合機は、先に受信したジョブAのプリント出力中にジョブBを受信すると、ジョブBについて割り込み処理を行うか否かを判断する。具体的には、ジョブAの残り枚数が第1の基準値Na以上であり、かつ、ジョブBの出力枚数が第2の基準値Nb以下である場合に、割り込み処理を実行する。この判断処理は、主制御部がROMやRAMを参照しつつ自動的に行う。このため、ユーザがジョブBに対して割り込み指示を行うことはなく、必要に応じて適時に割り込み処理を実行することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数のジョブを順次に受信し、各ジョブに基づいてプリント出力を行うプリンタ装置およびその制御方法に関する。
従来より、ネットワーク上のPC(パーソナルコンピュータ)と接続され、PCから受信したジョブに基づいてプリント出力を行うプリンタ装置が知られている。このようなプリンタ装置では、多量の出力枚数を有する先のジョブに続いて、少量の出力枚数を有する後のジョブを受信した場合には、後のジョブのプリント出力は、先のジョブのプリント出力が完了するまで待たなければならなかった。
このため、近年のプリンタ装置には、いわゆる「割り込みプリント」機能を備えたものがある。「割り込みプリント」では、後のジョブに割り込み指示を行っておけば、先のジョブのプリント出力が一時中断され、後のジョブのプリント出力が優先して実行される。このような「割り込みプリント」機能を備えたプリンタ装置については、たとえば特許文献1に開示されている。
ところで、従来の「割り込みプリント」においては、優先的にプリント出力させたいジョブに対して、あらかじめ割り込み指示をしておく必要があった。具体的には、プリンタ装置の操作部において割り込み指示を行うか、あるいは、PCから送信するジョブの中に割り込み指示を含ませておく必要があった。
しかしながら、プリンタ装置の操作部において割り込み指示をする場合には、ユーザは、ジョブ送信後にPCからプリンタ装置まで移動して、割り込み指示をしなければならなかった。また、プリンタ装置の表示部や操作部は一般的に小さいため、視認性や操作性が悪いという問題もあった。
一方、PCから送信するジョブの中に割り込み指示を含ませる場合には、ユーザはプリンタ装置におけるジョブの蓄積状況を知らないため、必要に応じて適時に割り込み処理を行うことは困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、ユーザが割り込み指示を行うことがなく、かつ、必要に応じて適時に割り込み処理を行うことができるプリンタ装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数のジョブを順次に受信し、各ジョブについてプリント出力を行うプリンタ装置であって、受信した各ジョブの枚数情報を一時的に記憶する記憶手段と、先のジョブのプリント出力中に後続のジョブを受信した場合に、前記後続のジョブに割り込み指示を含む付加情報が付与されているか否かに関わらず、前記先のジョブの枚数情報と前記後続のジョブの枚数情報とに基づいて、割り込み処理を行うか否かを判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のプリンタ装置であって、前記先のジョブの枚数情報は、前記先のジョブの出力枚数のうち未出力部分の枚数であり、前記後続のジョブの枚数情報は、前記後続のジョブの出力枚数であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のプリンタ装置であって、前記判断手段は、前記先のジョブの枚数情報が第1の基準値以上であることを必要条件として、割り込み処理を行うと判断することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から3までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、前記判断手段は、前記後続のジョブの枚数情報が第2の基準値以下であることを必要条件として、割り込み処理を行うと判断することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から4までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、複数の出力トレイをさらに備え、割り込み処理を行った場合に、前記後続のジョブを、前記先のジョブとは異なる出力トレイにプリント出力することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から5までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、前記先のジョブのプリント出力中に複数の前記後続のジョブを受信した場合には、所定数の前記後続のジョブについてのみ割り込み処理を許可することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から6までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、前記判断手段を能動化および休止化させる切替手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、複数のジョブを順次に受信し、各ジョブについてプリント出力を行うプリンタ装置の制御方法であって、受信した各ジョブの枚数情報を一時的に記憶する第1の工程と、先のジョブのプリント出力中に後続のジョブを受信した場合に、前記後続のジョブに割り込み指示を含む付加情報が付与されているか否かに関わらず、前記先のジョブの枚数情報と前記後続のジョブの枚数情報とに基づいて、割り込み処理を行うか否かを判断する第2の工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項1〜8に記載の発明によれば、プリンタ装置は、先のジョブの枚数情報と前記後続のジョブの枚数情報とに基づいて、割り込み処理を行うか否かを判断する。この判断処理は、後続のジョブに割り込み指示を含む付加情報が付与されているか否かに関わらず、あらゆるジョブについて自動的に実行される。このため、ユーザが後続のジョブに対して割り込み指示を行うことなく、必要に応じて適時に割り込み処理を実行することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、先のジョブの未出力部分の枚数と、後続のジョブの出力枚数とに基づいて、割り込み処理を行うか否かを判断する。このため、より適時に割り込み処理を行うことができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、先のジョブの枚数情報が多量である場合に、割り込み処理を行うと判断する。このため、より適時に割り込み処理を行うことができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、後続のジョブの枚数情報が少量である場合に、割り込み処理を行うと判断する。このため、より適時に割り込み処理を行うことができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、割り込み処理を行った場合にも、先のジョブAの出力用紙と後続のジョブBの出力用紙とを容易に区別することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、先のジョブに続いて少量の出力枚数を有する後続のジョブを多数受信した場合にも、後続のジョブに次々と割り込まれて、先のジョブが長時間待たされるような状況を回避することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、複数のジョブを受信したとおりの順番でプリント出力したい場合にも、対応することができる。
<1.装置構成について>
図1は、本発明のプリンタ装置の一例であるデジタル複合機1と、デジタル複合機1に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)2との構成を示したブロック図である。図1のように、このデジタル複合機1は、主制御部11と、表示部12と、操作部13と、画像読取部14と、記録部15と、NCU(Network Control Unit)16と、モデム17と、画像メモリ18と、ROM19と、RAM20と、LANインターフェイス部21とを、バスライン22を介して電気的に接続した構成となっている。
図1は、本発明のプリンタ装置の一例であるデジタル複合機1と、デジタル複合機1に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)2との構成を示したブロック図である。図1のように、このデジタル複合機1は、主制御部11と、表示部12と、操作部13と、画像読取部14と、記録部15と、NCU(Network Control Unit)16と、モデム17と、画像メモリ18と、ROM19と、RAM20と、LANインターフェイス部21とを、バスライン22を介して電気的に接続した構成となっている。
主制御部11は、CPUで構成されている。主制御部11は、ROM19に記憶されたプログラムに基づいて、デジタル複合機1の各部を制御する。そして、その制御によって、PC2から受信したジョブをプリント出力するPCプリント機能や、ファクシミリ機能や、コピー機能などを実現する。表示部12は、液晶ディスプレイなどの表示装置によって構成され、デジタル複合機1の動作状態などの各種情報を表示する。操作部13は、文字キー、テンキー、ファンクションキーなどの各種キーによって構成され、コマンドやデータの入力などのユーザ操作を受け付ける。操作部13が受けたユーザ操作は、信号として主制御部11に入力される。そして、主制御部11は、ユーザ操作に基づいて各部の動作を制御することができる。なお、表示部12にタッチパネルを採用し、操作部13の機能の一部または全部を表示部12が担う構成であってもよい。
画像読取部14は、ファクシミリ機能またはコピー機能を実現するための部位である。画像読取部14は、原稿画像や表紙画像などの画像情報を、CCDラインセンサなどの読取素子によって読み取る。画像読取部14は、ガラス台上に載置された原稿の表面を読取素子が走査して画像を読み取るタイプのスキャナであってもよく、ADF(オートドキュメントフィーダ)によって搬送される原稿の画像を、静止した読取素子によって読み取るタイプのスキャナであってもよい。
記録部15は、画像読取部14で読み取った原稿や、NCU16またはPCインターフェイス部21を介して受信した原稿や、画像メモリ18に記憶された画像を、記録用紙の用紙面にプリント出力する出力装置である。記録部15の記録方式には、電子写真方式やインクジェット方式など、種々の方式を採用することができる。
NCU16とモデム17は、ファクシミリ機能を実現するための処理部である。NCU16は、アナログ回線の閉結および開放の動作を行うハードウエア回路であり、主制御部11の制御にしたがってモデム17とアナログ回線とを接続する。モデム17は、ファクシミリ通信用の画像データを変調および復調する。
画像メモリ18は、画像読取部14において取得された画像データを記憶するための記憶装置である。画像メモリ18は、読み出しと書き込みとが可能なDRAM等のメモリにより構成される。ROM19は、デジタル複合機1の制御に必要なプログラムやデータを予め格納した読み出し専用の記憶装置である。RAM20は、読み出しと書き込みとが可能な記憶装置であり、主制御部11による演算処理の作業領域として利用される。RAM20には、PC2から受信したジョブを一時的に記憶させることができる。
LANインターフェイス部21は、デジタル複合機1とLAN(Local Area Network)23とを接続するためのインターフェイス回路である。LANインターフェイス部21は、イーサネット(登録商標)通信に必要なプロトコル変換などの処理を行う。これにより、デジタル複合機1は、LAN23を介してPC2と接続され、互いにデータの送受信を行うことができる。このように、デジタル複合機1とPC2とがLANを介して接続されることによって、全体としてプリンタシステム3が構成されている。
PC2には、デジタル複合機1用のプリンタドライバのプログラム25がインストールされている。このため、PC2内の原稿をジョブとしてデジタル複合機1へ送信し、デジタル複合機1においてプリント出力することができる。プリンタドライバのプログラム25は、CD−ROM等の記録媒体を介してPC2にインストールされる。
<2.PCプリント処理について>
続いて、このデジタル複合機1におけるPCプリント処理について説明する。以下では、デジタル複合機1が、まずジョブAを受信し、その後、ジョブAのプリント出力中にジョブBを受信した場合について説明する。図2は、このような場合におけるデジタル複合機1の動作を示したフローチャートである。
続いて、このデジタル複合機1におけるPCプリント処理について説明する。以下では、デジタル複合機1が、まずジョブAを受信し、その後、ジョブAのプリント出力中にジョブBを受信した場合について説明する。図2は、このような場合におけるデジタル複合機1の動作を示したフローチャートである。
デジタル複合機1は、まず、PC2から送信されたジョブAを受信する(ステップS1)。受信したジョブAは、デジタル複合機1のRAM20へ、一旦蓄積される。そして、デジタル複合機1は、RAMに蓄積されたジョブAに基づいて、プリント出力を開始する(ステップS2)。具体的には、主制御部11がRAM20に蓄積されたジョブAの各ページを順次に読み出し、その内容を記録部15において記録させる。
デジタル複合機1は、ジョブAのプリント出力中においても、次のジョブの受信を常に監視する。本実施形態においては、デジタル複合機1は、ジョブAのプリント出力中に、次のジョブBを受信する(ステップS3)。受信したジョブBも、ジョブAと同じように、デジタル複合機1のRAM20へ一旦蓄積される。
デジタル複合機1は、ジョブBを受信すると、ジョブBについて割り込み処理を行うか否かを判断する(ステップS4)。図3は、ステップS4における判断処理の詳細を示したフローチャートである。ステップS4においては、まず、ジョブAの出力枚数のうち未出力部分の枚数(以下、「残り枚数」という。)と、第1の基準値Naとを比較する(ステップS4a)。ここで、第1の基準値Naは、割り込み処理を許容するためのジョブAの残り枚数の下限値であり、あらかじめROM19またはRAM20に記憶させておく。そして、ジョブAの残り枚数が第1の基準値Naよりも小さい場合には、ジョブBの割り込み処理を実行しない(ステップS4b)。
一方、ジョブAの残り枚数が第1の基準値Na以上である場合には、次に、ジョブBの出力枚数と、第2の基準値Nbとを比較する(ステップS4c)。ここで、第2の基準値Nbは、割り込み処理を許容するためのジョブBの出力枚数の上限値であり、あらかじめROM19またはRAM20に記憶させておく。そして、ジョブBの出力枚数が第2の基準値Nbよりも大きい場合には、ジョブBの割り込み処理を実行しない(ステップS4b)。一方、ジョブBの出力枚数が第2の基準値Nb以下である場合には、ジョブBの割り込み処理を実行する(ステップS4d)。
図2に戻り、ジョブBの割り込み処理を実行しない場合と実行する場合とについて、以下に説明する。ジョブBの割り込み処理を実行しない場合には、デジタル複合機1は、ジョブAのプリント出力を継続し(ステップS5)、ジョブAのプリント出力を終了させる(ステップS6)。その後、デジタル複合機1は、ジョブBのプリント出力を開始し(ステップS7)、ジョブBのプリント出力を終了させる(ステップS8)。ジョブBのプリント出力が終了すると、割り込み処理を実行しない場合の一連のプリント出力が終了する。
一方、ジョブBの割り込み処理を実行する場合には、デジタル複合機1は、ジョブAのプリント出力を一旦中断する(ステップS9)。そして、デジタル複合機1は、RAMに蓄積されたジョブBに基づいて、プリント出力を開始する(ステップS10)。具体的には、主制御部11がRAM20に蓄積されたジョブBの各ページを順次に読み出し、その内容を記録部15において記録させる。ジョブBのプリント出力が終了すると(ステップS11)、デジタル複合機1は、ジョブAのプリント出力を再開し(ステップS12)、ジョブAのプリント出力を終了させる(ステップS13)。ジョブAのプリント出力が終了すると、割り込み処理を実行する場合の一連のプリント出力が終了する。
このように、このデジタル複合機1では、割り込み処理を許容するための基準値Na,NbをあらかじめROM19またはRAM20に記憶させておく。そして、ステップS4において、先のジョブAの残り枚数と後続のジョブBの出力枚数と基準値Na,Nbとに基づいて、割り込み処理を実行するか否かを判断するようにしている。このステップS4における判断処理は、主制御部11が、ROM19やRAM20を参照しつつ、自動的に実行する。また、この判断処理は、後続のジョブBに割り込み指示を含む付加情報が付与されているか否かに関わらず、あらゆるジョブBについて自動的に実行する。このため、ユーザがジョブBに対して割り込み指示を行うことなく、必要に応じて適時に割り込み処理を実行することができる。
<3.実施例>
ジョブAの出力枚数が100枚、ジョブBの出力枚数が3枚、第1の基準値Naが20枚、第2の基準値Nbが5枚であって、デジタル複合機1がジョブAを40枚出力したところでジョブBを受信した場合について、ステップS4の判断処理を具体的に説明する。
ジョブAの出力枚数が100枚、ジョブBの出力枚数が3枚、第1の基準値Naが20枚、第2の基準値Nbが5枚であって、デジタル複合機1がジョブAを40枚出力したところでジョブBを受信した場合について、ステップS4の判断処理を具体的に説明する。
図4は、ステップS4においてデジタル複合機1のRAM20に蓄積されているジョブA,Bの残り枚数/出力枚数の情報を示した図である。ステップS4の時点においては、ジョブAを40枚出力済みであるため、ジョブAの残り枚数は60枚となっている。
まず、ステップS4aにおいては、ジョブAの残り枚数と、第1の基準値Naとを比較する。この例では、ジョブAの残り枚数(=60枚)は、基準値Na(=20枚)以上であるため、次にステップS4cの判断処理へ移行する。ステップS4cにおいては、ジョブBの出力枚数と、第2の基準値Nbとを比較する。この例では、ジョブBの出力枚数(=3枚)は、第2の基準値Nb(=5枚)以下であるため、ステップS4dに移行し、ジョブBの割り込み処理を実行する。すなわち、ジョブAのプリント出力を一旦中断して、ジョブBのプリント出力を優先的に実行する。そして、ジョブBのプリント出力が終了した後にジョブAのプリント出力を再開する。
この例のように、第1の基準値は、第2の基準値よりも大きい値に設定しておくことが望ましい。このようにすれば、先のジョブAの残り枚数が多量であって、後続のジョブBの出力枚数が少量である場合に、適時に割り込み処理を実行することが可能となる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。たとえば、ステップS4aとステップS4cのいずれかの判断処理を省略してもよい。ステップS4cを省略した場合には、後続のジョブBの出力枚数に関わらず、先のジョブAの残り枚数が第1の基準値Na以上であれば、割り込み処理を実行することとなる。また、ステップS4aを省略した場合には、先のジョブAの残り枚数に関わらず、後続のジョブBの出力枚数が第2の基準値Nb以下であれば、割り込み処理を実行することとなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。たとえば、ステップS4aとステップS4cのいずれかの判断処理を省略してもよい。ステップS4cを省略した場合には、後続のジョブBの出力枚数に関わらず、先のジョブAの残り枚数が第1の基準値Na以上であれば、割り込み処理を実行することとなる。また、ステップS4aを省略した場合には、先のジョブAの残り枚数に関わらず、後続のジョブBの出力枚数が第2の基準値Nb以下であれば、割り込み処理を実行することとなる。
また、上記のステップS4aでは、ジョブAの「残り枚数」に基づいて判断をしていたが、出力済みの枚数も含めたジョブAの「出力枚数」に基づいて判断をしてもよい。すなわち、本発明では、出力枚数や残り枚数などのジョブの枚数情報に基づいて判断処理を行えばよい。
また、デジタル複合機1に複数の出力トレイを設け、先のジョブAと後続のジョブBとを異なる出力トレイへ出力するようにしてもよい。このようにすれば、割り込み処理を実行した場合にも、先のジョブAとは異なる出力トレイに、後続のジョブBをプリント出力することができる。したがって、先のジョブAの出力用紙と後続のジョブBの出力用紙とを容易に区別することができる。
また、割り込み処理を実行した場合には、先のジョブAと異なるセット方向の用紙を使用して、ジョブBのプリント出力を行ってもよい。このようにしても、先のジョブAの出力用紙と後続のジョブの出力用紙とを容易に区別することができる。
また、上記の例では、先のジョブAに続いて1つのジョブBのみを受信する場合について説明したが、先のジョブAのプリント出力中に複数のジョブB1,B2,…を受信してもよい。この場合には、複数のジョブB1,B2,…のそれぞれについて、ジョブAへの割り込み処理を行うか否かを判断する。そして、ジョブ毎ににステップS4A,S4cの条件を満たせば割り込み処理を実行する。
ただし、1つのジョブAに続いて少量の出力枚数を有するジョブB1,B2,…を多数受信した場合(図5のような場合)には、多数のジョブB1,B2,…について次々と割り込み処理がなされ、先のジョブAは長時間待たされる状態となってしまう。このような状況を回避するために、1つのジョブAに対して割り込み処理を許容するジョブ数を制限してもよい。たとえば、図5に示したように、割り込み可能なジョブをB1,B2の2つに制限し、B3以降のジョブは割り込み不可能としてもよい。また、1つのジョブAに対する割り込み処理を、合計割り込み枚数や、合計割り込み時間に基づいて制限してもよい。
また、デジタル複合機1の操作部13に、割り込み処理の能動化および休止化を切り替えるためのキーを設けてもよい。割り込み処理を休止化させた場合には、上記ステップS4のような判断処理を行うことはなく、複数のジョブを、受信したとおりの順番でプリント出力する。このようなキーを設けておけば、自動的に割り込み処理が実行されると不都合な場合にも、対応することができる。
また、上記の例ではデジタル複合機1に1つのPC2が接続されている例について説明したが、複数のPC2が接続されており、各PC2からデジタル複合機1へジョブが送信される構成であってもよい。また、本発明のプリンタ装置はデジタル複合機に限定されるものではない。たとえば、ファクシミリ機能やコピー機能を有さないプリンタ装置であってもよい。
1 デジタル複合機
2 PC
3 プリンタシステム
11 主制御部
12 表示部
13 操作部
15 記録部
19 ROM
20 RAM
21 インターフェイス部
23 LAN
25 プログラム
A,B ジョブ
Na 第1の基準値
Nb 第2の基準値
2 PC
3 プリンタシステム
11 主制御部
12 表示部
13 操作部
15 記録部
19 ROM
20 RAM
21 インターフェイス部
23 LAN
25 プログラム
A,B ジョブ
Na 第1の基準値
Nb 第2の基準値
Claims (8)
- 複数のジョブを順次に受信し、各ジョブについてプリント出力を行うプリンタ装置であって、
受信した各ジョブの枚数情報を一時的に記憶する記憶手段と、
先のジョブのプリント出力中に後続のジョブを受信した場合に、前記後続のジョブに割り込み指示を含む付加情報が付与されているか否かに関わらず、前記先のジョブの枚数情報と前記後続のジョブの枚数情報とに基づいて、割り込み処理を行うか否かを判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1に記載のプリンタ装置であって、
前記先のジョブの枚数情報は、前記先のジョブの出力枚数のうち未出力部分の枚数であり、
前記後続のジョブの枚数情報は、前記後続のジョブの出力枚数であることを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1または2に記載のプリンタ装置であって、
前記判断手段は、前記先のジョブの枚数情報が第1の基準値以上であることを必要条件として、割り込み処理を行うと判断することを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1から3までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、
前記判断手段は、前記後続のジョブの枚数情報が第2の基準値以下であることを必要条件として、割り込み処理を行うと判断することを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1から4までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、
複数の出力トレイをさらに備え、
割り込み処理を行った場合に、前記後続のジョブを、前記先のジョブとは異なる出力トレイにプリント出力することを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1から5までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、
前記先のジョブのプリント出力中に複数の前記後続のジョブを受信した場合には、
所定数の前記後続のジョブについてのみ割り込み処理を許可することを特徴とするプリンタ装置。 - 請求項1から6までのいずれかに記載のプリンタ装置であって、
前記判断手段を能動化および休止化させる切替手段をさらに備えたことを特徴とするプリンタ装置。 - 複数のジョブを順次に受信し、各ジョブについてプリント出力を行うプリンタ装置の制御方法であって、
受信した各ジョブの枚数情報を一時的に記憶する第1の工程と、
先のジョブのプリント出力中に後続のジョブを受信した場合に、前記後続のジョブに割り込み指示を含む付加情報が付与されているか否かに関わらず、前記先のジョブの枚数情報と前記後続のジョブの枚数情報とに基づいて、割り込み処理を行うか否かを判断する第2の工程と、
を備えたことを特徴とするプリンタ装置の制御方法。
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JP2011180196A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2018049084A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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