JP2012185676A - 商品販売処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 商品販売処理装置に設けられた吟味台の利用価値を高めること。
【解決手段】 一実施形態における商品販売処理装置は、上面に物品の載置面が形成された吟味台ユニットと、上記載置面が露出した状態で上記吟味台ユニットを収容する収容部が設けられた筐体と、上記収容部に収容された上記吟味台ユニットを上記筐体の正面から見た手前側に向けて引き出し自在に保持する保持機構と、を備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、POS(Point Of Sales)端末やECR(Electric Cash Register)等の商品販売処理装置に関する。
従来、各種店舗において販売される商品の代金の精算にPOS端末やECR等の商品販売処理装置が使用されている。
この種の装置を用いたチェックアウト業務において、先ず店員は、客が購入しようとする商品に付されたバーコードをスキャナでスキャニングするなどして当該商品を商品販売処理装置に登録し、登録された各商品の価格の合計金額を算出させ、客から金銭を受領する。このとき店員は、客殻の受領金をドロワ内に直ぐにはしまわず所定場所に一時的に置いて金額を確認した後、その金額を商品販売処理装置に入力する。
受領金の金額が入力されると、商品販売処理装置が釣銭額を算出してその額をディスプレイに表示するとともに取引の明細が印刷されたレシートを発行し、店員がドロワから釣銭を取り出してレシートとともに客に手渡す。このようなチェックアウト業務の終了後、店員は、上記所定場所に置いた受領金をドロワ内に収納する。
客からの受領金を置く上記所定場所としては、例えばチェックアウトカウンタに置かれた皿上のコイントレイが用いられる。また、一部の商品販売処理装置においては、客からの受領金を一時的に置いてその額等を確認するための吟味台を備えたものも存在する。
特開2000−113319号公報 特開2008−65520号公報 実開平3−116480号公報
通常、上記のような商品販売処理装置が備える吟味台に置かれた金銭は、店員が一度手で回収した後、ドロワ内に設けられた金種別の収納部に収納される。このように吟味台に置かれた金銭を手で回収していると、その金銭をドロワの硬貨収納部に収納し終えるまでに時間が掛かってしまうし、回収の途中で硬貨を落としてしまうこともあり、商品の販売処理が遅延しかねない。
また、吟味台を商品販売処理装置に設けるとその分筐体が大型化するとの問題もある。さらに、上記コイントレイを利用している店舗等においては、商品販売処理装置に設けられた吟味台が不要なものになってしまう。
このように、現状の商品販売処理装置に設けられた吟味台については、種々の問題が生じている。そこで、商品販売処理装置に設けられた吟味台の利用価値が高まるように、何らかの手段を講じる必要があった。
上記のような課題を解決すべく、一実施形態における商品販売処理装置は、上面に物品の載置面が形成された吟味台ユニットと、上記載置面が露出した状態で上記吟味台ユニットを収容する収容部が設けられた筐体と、上記収容部に収容された上記吟味台ユニットを上記筐体の正面から見た手前側に向けて引き出し自在に保持する保持機構と、を備えている。
第1の実施形態におけるキャッシュレジスタおよびドロワを示す斜視図。 同実施形態における吟味台ユニットを筐体から取り外した状態の斜視図。 同実施形態における収容部の左内壁近傍の拡大図。 同実施形態における吟味台ユニットの右側面近傍の拡大図。 同実施形態における突起部とスライド溝の関係を示す模式図。 同実施形態における作用を説明するための図。 第2の実施形態における収容部の左内壁近傍の拡大図。 同実施形態における突起部とスライド溝の関係を示す模式図。 第3の実施形態における吟味台ユニットの右側面近傍の拡大図。 同実施形態における突起部,嵌脱部とスライド溝の関係を示す模式図。 変形例における突起部とスライド溝の関係を示す模式図。
以下、いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する実施形態においては、各種店舗において金銭収納用のドロワと共に使用される電子式のキャッシュレジスタ(ECR)を例示する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるキャッシュレジスタ1およびドロワ2を示す斜視図である。
キャッシュレジスタ1は、ドロワ2の上面に載置されている。キャッシュレジスタ1およびドロワ2は、図示せぬ通信ケーブルを介して相互通信可能に接続されている。
キャッシュレジスタ1の筐体10は、その正面側に向けて下方に傾斜しており、その傾斜面に店員側ディスプレイ11、キーボード12、レシート発行口13、ジャーナル確認窓14、小物入れ15、および吟味台ユニット16等が設けられている。また、筐体10の背面側には、客側ディスプレイ17が設けられている。
店員側ディスプレイ11は、例えばその表示面が正面側、すなわち当該キャッシュレジスタ1を操作する店員の立ち位置側に向けられたLEDディスプレイであり、客側ディスプレイ17は、例えばその表示面が背面側、すなわち当該キャッシュレジスタ1により会計を受ける客の立ち位置側に向けられたLEDディスプレイである。これら店員側ディスプレイ11および客側ディスプレイ17は、キーボード12の操作により入力された商品の価格等を表示する。
キーボード12は、キャッシュレジスタ1の正面から見て店員側ディスプレイ11の手前に設けられ、小計金額の算出を指示するための小計キー、現金での決済を宣言するための現計キー、数値入力用のテンキー等の各種操作キーにて構成されている。
レシート発行口13およびジャーナル確認窓14は、キャッシュレジスタ1の正面から見て店員側ディスプレイ11の左側に設けられている。キャッシュレジスタ1の内部にはレシートを印刷するレシートプリンタ、および、ジャーナルを印刷するジャーナルプリンタが内蔵されている。上記レシートプリンタによって印刷されたレシートは、レシート発行口13から発行される。また、上記ジャーナルプリンタによって印刷されるジャーナルは、印刷面を筐体10の外側に向けてジャーナル確認窓14の直下を通過し、筐体10の内部に設けられた軸心に巻き取られる。
小物入れ15は、筐体10を所定形状に窪ませて形成されたものであり、印鑑等の小物を置くために使用される。
吟味台ユニット16は、キャッシュレジスタ1を正面から見た筐体10の手前側端部に設けられている。吟味台ユニット16の上面には例えばステンレス剛板を貼着して形成した載置面100と、複数のリブ101が設けられている。各リブ101は、ドロワ2内に設けられた5つの硬貨トレイ210,211,212,213,214(図6参照)の各境界に対応する間隔で設けられている。各リブ101の作用については後述する。
ドロワ2は、正面側が開口されたケース状のドロワ筐体20と、このドロワ筐体20に収納された引出ユニット21とを備えている。引出ユニット21は、スライドレールを介してスライド自在にドロワ筐体20に取り付けられている。ドロワ2の内部には、引出ユニット21を手前方向に付勢する弾性部材と、引出ユニット21がドロワ筐体20に完全に収納された状態で引出ユニット21の移動を規制する電子式ロックが設けられている。この電子式ロックは、キャッシュレジスタ1からの指令に応じて開錠され、ドロワ筐体20から引き出された状態の引出ユニット21がドロワ筐体20に完全に押し込まれたときに施錠される。
吟味台ユニット16は、筐体10と別体形成されており、キャッシュレジスタ1の正面から見た手前側に向けて引き出し自在となるように、所定の保持機構を介して筐体10に対し取り付けられている。
吟味台ユニット16を筐体10から取り外した状態の斜視図を図2に示している。以下、図中の矢印のようにキャッシュレジスタ1およびドロワ2の正面側を前方と、背面側を後方と適宜称して上記保持機構につき説明する。
図示したように、筐体10の前方側端部には、左内壁200、この左内壁200に対向する右内壁201、奥壁202、および下方に設けられたトレイ部203で囲われた収容部18が設けられている。トレイ部203は、筐体10の前方側前端から徐々に深さが増す形状であり、このトレイ部203内の空間は、吟味台ユニット16が収容部18に収容された状態であっても吟味台ユニット16の底面等で埋まることなく維持される。
図2に示した収容部18の左内壁200近傍の拡大図を図3に示す。左内壁200には、キャッシュレジスタ1の前後方向に長尺なスライド溝204が設けられている。なお、収容部18の右内壁201にも、図3に示したものと同形状のスライド溝204が設けられている。
図2に示した吟味台ユニット16の右側面近傍の拡大図を図4に示す。吟味台ユニット16の右側面には、載置面100と平行な方向に長尺でスライド溝204に嵌め合う形状の突起部102が設けられている。なお、吟味台ユニット16の形状は左右対称であり、左側面にも図4に示したものと同形状の突起部102が設けられている。
また、収容部18の奥壁202には、マグネット205が3箇所に取り付けられており、吟味台ユニット16の側面の各マグネット205に対応する位置には、例えばステンレス製のマグネット受部材103が取り付けられている。
吟味台ユニット16は、各突起部102を収容部18の左右内壁200,201に設けられた各スライド溝204に挿入することで、筐体10に対してキャッシュレジスタ1の前後方向にスライド自在に取り付けられる。
吟味台ユニット16のスライドについて説明する。図5は、吟味台ユニット16の突起部102と収容部18のスライド溝204の関係を示す模式図である。
図中の破線は、収容部18に完全に収容された状態の吟味台ユニット16および同ユニット16の突起部102を示し、図中の一点鎖線は、収容部18から最大限引き出された状態の吟味台ユニット16および同ユニット16の突起部102を示している。
破線で示した吟味台ユニット16においては、突起部102がスライド溝204の後方側の端部204aに接触している。このときトレイ部203の上面は、筐体10および吟味台ユニット16によって覆われる。なお、突起部102がスライド溝204の後方側の端部204aに接触した状態においては吟味台ユニット16の各マグネット受部材103が奥壁202の各マグネット205に接触し、各マグネット205の磁力により吟味台ユニット16が筐体10に対して固定される。
一方、一点鎖線で示した吟味台ユニット16においては、突起部102がスライド溝204の前方側の端部204bに接触している。このときトレイ部203の上面の吟味台ユニット16によって覆われていた部分が開放され、トレイ部203が外部に露出する。この状態において、店員は、トレイ部203への物の出し入れが可能となる。
このように、吟味台ユニット16は、各突起部102がそれぞれ対応するスライド溝204内を移動可能な範囲内でスライドする。また、各突起部102は各スライド溝204に嵌め合う形状であり、かつ載置面100と平行な方向に長尺でるため、各突起部102が各スライド溝204のどの位置に所在する場合であっても吟味台ユニット16が載置面100を水平にして左右内壁200,201間に担持される。
次に、キャッシュレジスタ1およびドロワ2を用いた商品販売処理の流れ、および、吟味台ユニット16の作用につき、図6を用いて説明する。
商品を販売処理するにあたり、先ず店員は、キーボード12を操作して客が購入しようとする商品の価格をキャッシュレジスタ1に入力する。キャッシュレジスタ1は、商品の価格が入力される度にそれを店員側ディスプレイ11および客側ディスプレイ17に表示する。
やがて客が購入しようとする全ての商品の価格を入力し終えると、店員は、キーボード12に設けられた小計キーを操作する。このとき、キャッシュレジスタ1は、入力された各商品の価格の合計金額を算出して店員側ディスプレイ11および客側ディスプレイ17に表示し、代金の支払いを待つ。
客が硬貨や紙幣にて代金を支払うと、店員は、客から受け取った硬貨や紙幣を吟味して預り金額を算出し、キーボード12を操作してその金額を入力し、キーボード12に設けられた現計キーを操作する。このときキャッシュレジスタ1は、入力された預り金額から各商品の価格の合計金額を差し引いて釣銭額を算出し、店員側ディスプレイ11および客側ディスプレイ17に表示するとともに、ドロワ2に引出ユニット21を開放させる。また、キャッシュレジスタ1は、レシートプリンタおよびジャーナルプリンタを駆動して当該取引のレシートおよびジャーナルを印刷させる。印刷されたレシートは、レシート発行口13から発行される。
店員は、レシート発行口13から発行されたレシート、および、釣銭額に相当する硬貨や紙幣をドロワ2の引出ユニット21内から取り出し、レシート発行口13から発行されたレシートとともに客に手渡す。その後、客から受け取った硬貨や紙幣を引出ユニット21内に金種別に収納し、引出ユニット21を閉じて1人の客に対する商品販売処理が完了する。
上記のような流れの商品販売処理において、店員は、客から受け取った硬貨の吟味に吟味台ユニット16を利用できる。すなわち店員は、客から受け取った硬貨を載置面100上に置き、使用できない硬貨等が混入していないかを確認して、その額を計数したうえで受け取った金額をキーボード12の操作により入力する。
その後、現計キーを操作してドロワ2の引出ユニット21が開放されたならば、図6に示すように吟味台ユニット16を手前側にスライドさせ、載置面100上に載置された硬貨を例えば指で滑らせて金種別に各硬貨トレイ210〜214に落下させる。
このように、載置面100上に置かれた硬貨は、載置面100上を滑らせて下方に落下させるだけで各硬貨トレイ210〜214に収納できる。このような構成であれば、載置面100上に置かれた硬貨を一枚一枚手に取って各硬貨トレイ210〜214に収納する必要がなくなるので、各硬貨トレイ210〜214への硬貨の収納が極めて容易になる。
特に本実施形態においては、吟味台ユニット16をスライドさせてキャッシュレジスタ1の手前側に引き出すことが可能であるため、ドロワ2の各硬貨トレイ210〜214と吟味台ユニット16との位置関係を最適に調整したうえで、載置面100から硬貨を落下させることができる。したがって、硬貨を各硬貨トレイ210〜214により収納し易くなる。
また、吟味台ユニット16の上面に設けられた各リブ101を、載置面100から硬貨を落下させる位置の目安にすることができる。すなわち、各硬貨トレイ210〜214の境界を各リブ101にて把握し、載置面100に置いた硬貨を各硬貨トレイ210〜214のうちその硬貨の金種に対応するものの真上に移動させ、そこからその硬貨を指で滑らせて2つのリブ101の間から落下させる。このようにすれば、載置面100から落下させた硬貨が、硬貨トレイ210〜214のうちその硬貨の金種に対応するものに確実に収納される。
また、吟味台ユニット16を引き出した際には、収容部18の下方に設けられたトレイ部203が露出し、このトレイ部203に対する物品の出し入れが可能となる。すなわち、吟味台ユニット16は、トレイ部203の蓋部としての役割も担っている。さらに、トレイ部203を設けたことにより、従来はデッドスペースとなる吟味台ユニット16の下方の領域が有効に活用される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、吟味台ユニット16を筐体10から引き出したときに、同ユニット16が手前側を下にして傾斜するよう構成した点で、第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図7は、本実施形態における収容部18の左内壁200近傍の拡大図である。本実施形態におけるスライド溝204は、前方側の端部204b近傍に溝幅が拡大された拡大部204cが設けられている。具体的には、スライド溝204の下縁を下方に窪ませることで拡大部204cが形成されている。なお、収容部18の右内壁201にも、図7に示したものと同形状のスライド溝204が設けられている。
本実施形態における吟味台ユニット16のスライドについて説明する。図8は、収容部18に収容された吟味台ユニット16の突起部102とスライド溝204の関係を示す模式図である。
図中の破線は、収容部18に完全に収容された状態の吟味台ユニット16および同ユニット16の突起部102を示し、図中の一点鎖線は、収容部18から最大限引き出された状態の吟味台ユニット16および同ユニット16の突起部102を示している。
破線で示した吟味台ユニット16においては、突起部102がスライド溝204の後方側の端部204aに接触している。このとき、第1の実施形態にて説明した通り、吟味台ユニット16の載置面100が水平に保たれるとともに、トレイ部203の上面が筐体10および吟味台ユニット16によって覆われる。
この状態から吟味台ユニット16を手前側にスライドさせて引き出すと、やがて突起部102が拡大部204cに到達する。このとき、一点鎖線で示したように突起部102の先端が拡大部204cの形状に合せて下方に下がり、やがて拡大部204cの下端に接して静止する。このとき吟味台ユニット16は、一点鎖線で示したように、載置面100の前端部を下にして傾斜した状態で静止する。
このように、本実施形態においては吟味台ユニット16を収容部18から引き出した際に同ユニット16がキャッシュレジスタ1の正面から見た手前側を下方にして傾くよう構成した。このような構成であれば、吟味台ユニット16を引き出して傾けることで載置面100に置かれた硬貨を滑落させ、手を使わずにドロワ2の各硬貨トレイ210〜214に収納することができる。
この場合であっても、例えば吟味台ユニット16を引き出す前に載置面100に置かれた硬貨を各リブ101を目安にして金種別に振り分けておき、その後に同ユニット16を引き出して傾斜させれば、各硬貨を硬貨トレイ210〜214のうちその硬貨の金種に応じたものに落下させることができる。
なお、第1の実施形態と同様の効果を奏することはいうまでもない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
本実施形態は、吟味台ユニット16を筐体10から引き出したときに、同ユニット16を回動可能とした点で、第1,第2の実施形態と異なる。第1,第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
本実施形態における収容部18の左右内壁200,201に設けられた各スライド溝204の形状は、第1の実施形態にて説明したものと同一である。
図9は、本実施形態における吟味台ユニット16の右側面近傍の拡大図である。本実施形態における吟味台ユニット16の右側面には、突起部104および嵌脱部105が設けられている。なお、吟味台ユニット16の形状は左右対称であり、左側面にも図9に示したものと同形状の突起部104および嵌脱部105が設けられている。
各突起部104はそれらを結ぶ直線に垂直な断面が略円形であり、この直線が吟味台ユニット16の回転軸になる。嵌脱部105は、吟味台ユニット16筐体に切り込みを入れて形成した板バネ105aと、この板バネの先端に設けた半球105bとで構成されている。
本実施形態における吟味台ユニット16のスライドについて説明する。図10は、収容部18に収容された吟味台ユニット16の突起部104および嵌脱部105とスライド溝204の関係を示す模式図である。
図中の破線は、収容部18に完全に収容された状態の吟味台ユニット16と同ユニット16の突起部104および嵌脱部105を示し、図中の一点鎖線は、収容部18から所定量引き出された状態の吟味台ユニット16と同ユニット16の突起部104および嵌脱部105を示している。
破線で示した吟味台ユニット16においては、突起部104がスライド溝204の後方側の端部204aに接触し、嵌脱部105が前方側の端部204bに接触している。このとき、吟味台ユニット16が左右それぞれ2点で支えられて安定し、載置面100が水平に保たれるとともに、トレイ部203の上面が筐体10および吟味台ユニット16によって覆われる。
この状態から吟味台ユニット16を手前側に引っ張ると、各嵌脱部105の半球105bがスライド溝204の端部204bに接触して各板バネ105aが各半球105bを吟味台ユニット16の内部に陥没させるように撓み、一点鎖線で示したように各嵌脱部105が各スライド溝204から外れ、吟味台ユニット16が各突起部104にて回動可能に軸支される。
このように、本実施形態においては吟味台ユニット16を収容部18から引き出した際に同ユニット16が各突起部104にて軸支されるよう構成した。このような構成であれば、収容部18から引き出された吟味台ユニット16を第2の実施形態のように手前側を下方にして傾けることが可能となるし、その逆方向に傾けることも可能となる。逆方向に傾けた際には、例えば載置面100に置かれた硬貨やその他の物品をキャッシュレジスタ1の奥側に向けて滑落させ、手を使わずにトレイ部203に収納することができる。
その他、第1,第2の実施形態と同様の効果を奏することはいうまでもない。
(変形例)
なお、第1〜第3の実施形態にて開示した構成は、種々の態様にて変形実施可能である。具体的な変形例としては、例えば次のようなものがある。
(1)上記各実施形態ではキャッシュレジスタ1を例示したが、このキャッシュレジスタ1が備えるとした吟味台ユニット16および収容部18等の構成を、POS端末等の他の機器に適用してもよい。
(2)吟味台ユニット16をスライドさせるための機構は、上記各実施形態にて開示したもの以外の機構であってもよい。
例えば、収容部18の左右内壁200,201に設けられるとしたスライド溝204を吟味台ユニット16に設け、吟味台ユニット16の左右側面に設けられるとした突起部102,104,嵌脱部105を収容部18に設けてもよい。
また、突起部102,104,嵌脱部105やスライド溝204を用いた機構に代えて他の機構、例えばスライドレールを用いた機構にて吟味台ユニット16をスライドさせてもよい。
(3)収容部18に収容された吟味台ユニット16を筐体10に対して固定する機構は、マグネット205およびマグネット受部材103を用いたものに限られず、他の機構を採用してもよい。
例えばマグネット205およびマグネット受部材103に代えて、吟味台ユニット16および筐体10のいずれか一方にフックを設け、当該他方に吟味台ユニット16が収容部18に完全に収容されたときに上記フックに係合するラッチを設け、これらフックおよびラッチにより吟味台ユニット16が筐体10に対し固定されるようにしてもよい。
(4)第2の実施形態においてはスライド溝204に拡大部204cを設け、この拡大部204cにより突起部102の先端を下方に下げ、吟味台ユニット16を傾ける構成を例示した。しかしながら、吟味台ユニット16を傾ける機構はこれに限定されず、他の機構を採用してもよい。
他の機構としては、例えば図11に示すものを採用し得る。この例では、突起部102に代えて図10を用いて説明した突起部104のように断面が円形の突起部106,107を吟味台ユニット16の左右側面に設けており、図中の破線は収容部18に完全に収容された状態の吟味台ユニット16および同ユニット16の突起部106,107を示し、図中の一点鎖線は、収容部18から最大限引き出された状態の吟味台ユニット16および同ユニット16の突起部106,107を示している。このような構成においては、吟味台ユニット16が収容部18に収容されているときには破線で示すように吟味台ユニット16が左右それぞれの側面に設けられた突起部106,107によって支えられて安定し、載置面100が水平に保たれる。一方、吟味台ユニット16が収容部18から引き出されると、各突起部107が各スライド溝204の拡大部204cの下縁に沿って下がり、結果として吟味台ユニット16が前端部を下にして傾斜する。
(5)第3の実施形態に示した構成において、各突起部104を軸にして吟味台ユニット16を180度回転させ、同ユニット16の裏面を特定の用途で利用可能な構成としてもよい。このように構成する場合、吟味台ユニット16を180度回転させる際に同ユニット16が収容部18の奥壁202やトレイ部203等に接触しないように、突起部104および嵌脱部105を設ける位置や、吟味台ユニット16、奥壁202、およびトレイ部203等の形状を適宜変更すればよい。
なお、吟味台ユニット16の裏面は、例えばコインカウンタとして利用できる。すなわち、複数枚の硬貨を主面同士が合わさった状態で収納する金種毎の収納溝を吟味台ユニット16の裏面に設け、これら各収納溝に硬貨枚数を示す目盛りを付すなどして一目で多数の硬貨の枚数を把握できるような手段を講じておく。このようにしておけば、ドロワ2に収納された硬貨を計数する必要が生じた際等に、吟味台ユニット16の裏面を利用して迅速に計数作業を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…キャッシュレジスタ、2…ドロワ、10…筐体、16…吟味台ユニット、18…収納部、20…ドロワ筐体、21…引出ユニット、100…載置面、101…リブ、102…突起部、103…マグネット受部材、203…トレイ部、204…スライド溝、205…マグネット

Claims (6)

  1. 上面に物品の載置面が形成された吟味台ユニットと、
    前記載置面が露出した状態で前記吟味台ユニットを収容する収容部が設けられた筐体と、
    前記収容部に収容された前記吟味台ユニットを前記筐体の正面から見た手前側に向けて引き出し自在に保持する保持機構と、
    を備えていることを特徴とする商品販売処理装置。
  2. 前記収容部の下方には、物品を収納可能なトレイ部が設けられ、
    前記吟味台ユニットを前記収容部に収容したときに前記トレイ部の上方が前記吟味台ユニットによって覆われ、前記吟味台ユニットを前記手前側に向けて引き出したときに前記トレイ部の上方が開放されることを特徴とする請求項1に記載の商品販売処理装置。
  3. 前記吟味台ユニットの載置面には、金銭を収納するドロワの内部に並設された複数の硬貨トレイの各境界に対応する間隔でリブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品販売処理装置。
  4. 前記保持機構は、前記吟味台ユニットが前記収容部に収容されているときに前記載置面を水平にして前記吟味台ユニットを保持し、前記吟味台ユニットが前記収容部から引き出されたときに前記載置面を傾かせて前記吟味台ユニットを保持することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の商品販売処理装置。
  5. 前記保持機構は、前記吟味台ユニットが前記収容部に収容されているときに前記載置面を水平にして前記吟味台ユニットを保持し、前記吟味台ユニットが前記収容部から引き出されたときに前記吟味台ユニットを回動自在に軸支することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の商品販売処理装置。
  6. 前記保持機構は、
    前記収容部の対向する内壁に設けられた一対のスライド溝と、
    前記吟味台ユニットに設けられ、前記各スライド溝に対して摺動可能に嵌め合う一対の突起部と、
    前記吟味台ユニットに設けられ、前記吟味台ユニットが前記収容部に収容された状態において前記各突起部とともに前記各スライド溝に嵌り、前記吟味台ユニットが前記収容部から引き出された状態において前記各スライド溝から外れる一対の嵌脱部と、
    を有し、
    前記各嵌脱部が前記各スライド溝から外れたときに前記吟味台ユニットが前記スライド溝に嵌った前記各突起部によって回動自在に軸支されることを特徴とする請求項5に記載の商品販売処理装置。
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