JP2012183998A - 自動車のフードシール構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車のフード10の前端部とその前端部に対応するグリル13との間で車両前方に開口する隙間20をシールするフードシール30を備える。フードシール30は、グリル13に配置される取付部31と、取付部31からフード10側に向けて突出されかつフード10に弾性的に接触するリップ部32を有する。リップ部32の後側とグリル13との間には、相互に当接可能な当接部が設けられる。当接部は、隙間20から吹き込む走行風の風圧を受けたときのリップ部32の反転を相互の当接により防止する。
【選択図】図3
Description
図10に示すように、自動車の車体(図示しない)には、エンジンルームを覆うフード110が開閉可能に設けられている。フード110は、後端部(図10において右端部)が車体にヒンジ機構を介して回動可能に設けられているいわゆる前開き式のものである。また、フード110の下面側には、車体側に設けられるフードロック装置(図示しない)に対応するフードロックストライカ121が設けられている。フードロック装置によりフードロックストライカ121が拘束されることにより、フード110が閉止状態にロックされる。また、フード110の前端に対してフードロックストライカ121によるフード110の拘束点Pが所定距離a離した位置関係をもって配置される場合がある。また、グリル113とフードロックストライカ121との間には、車体側に設けられるラジエータサポート(図示しない)を覆うラジエータサポートカバー122が配置されている。
なお、このようなフードシール構造としては、例えば特許文献1,2等に記載されたものがある。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載された自動車のフードシール構造によると、自動車のフードの前端部と車体側部材との間で車両前方に開口する隙間(見切り隙間)をシールするフードシールにおけるリップ部が、車両走行時に見切り隙間から吹き込む走行風の風圧を受けるとともにその風圧を利用して他方の部材側に押付力を付与する。これにより、車両走行時のフードの振動を抑制することができる。また、リップ部の後側と一方の部材側との間には、相互に当接可能な当接部が設けられ、当接部は、隙間から吹き込む走行風の風圧を受けたときのリップ部の反転を相互の当接により防止するように構成されている。
本発明の実施例1を説明する。説明の都合上、自動車の前部の構成を説明した後、フードシール構造について説明する。なお、図1は自動車の前部を示す斜視図、図2はフードシール構造を示す断面図、図3はフードシール構造の要部を示す断面図である。
図1に示すように、自動車の車体に形成されたエンジンルーム(図示しない)の前側部には、ラジエータグリル(以下「グリル」と略称する。)13、フロントバンパー14、左右一対のヘッドランプ15等が設けられている。また、車体には、エンジンルームを覆うフード10が開閉可能に設けられている。フード10は、その後端部(図示しない)が車体側にヒンジ機構を介して回動可能に設けられているいわゆる前開き式のものである。なお、図1において、矢印FRは車両前方を示し、矢印RHは車両右方を示し、矢印UPRは車両上方を示している。
フードシール30は、ゴム状弾性材により車両左右方向に延びる長尺状に形成されている(図1参照)。図3に示すように、フードシール30は、断面形状において、取付部31とリップ部32とリブ部33とガイド部34とを有する一体成形品からなる。以下、各部31〜34について順に説明する。
また、前記ガイド部34は、前記取付部31の前端部から上方へ突出されかつ後方へ傾斜されている。取付部31を含むガイド部34は、前記見切り隙間20の見切り幅20W(図2参照)とほぼ同じ高さで形成されている。また、ガイド部34は、前記クリップ40の頭部40aを隠蔽している。これにより、クリップ40の頭部40aが、見切り隙間20を通じて車両前方へ露呈しない。
上記したように、フードシール30のリップ部32が、車両走行時に生じる見切り隙間20の変化(見切り幅20W(図2参照)の増減)に追従してフード10に押付力を付与することができる。
また、車両前方から見切り隙間20を通じて吹き込む走行風(図3中、矢印Y参照)をフードシール30のリップ部32でまともに受ける構成であるため、例えば前記特許文献2におけるフードシールと異なり、走行風の風圧を有効に利用することができ、車両走行時(とくに高速走行時)におけるフード10の振動を効果的に抑制することができる。
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図8はフードシール構造を示す断面図である。
本実施例は、図8に示すように、フードシール30のガイド部34の先端部を延出してリップ部32の基部に接続することにより、取付部31及びガイド部34を含む閉断面形状の中空筒部36が形成されている。この構成によると、フードシール30の取付部31及びガイド部34の剛性を向上することができる。
本発明の実施例3を説明する。本実施例は、前記実施例1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図9はフードシール構造を示す断面図である。
本実施例は、図9に示すように、フードシール30(図6参照)を、グリル13に代えて、フード10側、詳しくはインナパネル12の平板部12bの下面に取付けたものである。このとき、フード10の閉止状態で、フードシール30のリップ部32をグリル13の上壁部13bの上面、例えば平面部13hと斜面部13iとのなす角部13jに弾性的に当接させたものである。また、グリル13の上壁部13bの前端部上には、前記フード10の前端部に対応しかつグリル13の上壁部13bとリップ部32の余裕部32aとの間への走行風の侵入を防止する突出部13kが形成されている。
13 ラジエータグリル(車体側部材)
20 見切り隙間(隙間)
30 フードシール
32 リップ部
32a 余裕部
33 リブ部
34 ガイド部
36 中空筒部
40 クリップ(取付部材)
Claims (4)
- 自動車のフードの前端部とその前端部に対応する車体側部材との間で車両前方に開口する隙間をシールするフードシールを備え、
前記フードシールは、前記フードと前記車体側部材とのいずれか一方の部材に配置される取付部と、取付部から他方の部材側に向けて突出されかつ前記他方の部材に弾性的に接触するリップ部とを有し、
前記リップ部が、車両走行時に前記隙間から吹き込む走行風の風圧を受けるとともにその風圧を利用して他方の部材側に押付力を付与する形状で形成され、
前記リップ部の後側と前記一方の部材側との間には、相互に当接可能な当接部が設けられ、
前記当接部は、前記隙間から吹き込む走行風の風圧を受けたときの前記リップ部の反転を相互の当接により防止するように構成されている
ことを特徴とする自動車のフードシール構造。 - 請求項1に記載の自動車のフードシール構造であって、
前記フードシールのリップ部の後側に設けられる当接部は、前記リップ部の基部から後方へ突出されたリブ部であることを特徴とする自動車のフードシール構造。 - 請求項1又は2に記載の自動車のフードシール構造であって、
前記一方の部材は、前記フードシールの取付部の後端部の後側に当接する部位を備えていることを特徴とする自動車のフードシール構造。 - 請求項2に記載の自動車のフードシール構造であって、
前記一方の部材は、前記フードシールの取付部と前記リブ部とにより該取付部の後側に段付状に形成された凹状部に対応する段付状の凸状部を備えていることを特徴とする自動車のフードシール構造。
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JP2007176206A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用フードシールラバーおよび自動車のフードシール構造 |
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JP2007176206A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用フードシールラバーおよび自動車のフードシール構造 |
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