JP2007261387A - 車両用シール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シール構造において、取付け部位の意匠に対するシール部材の追従性と、該シール部材の高品質感を両立させることを目的とする。
【解決手段】シール部材16の基部16Aが、車両前部におけるバンパ部材14(開口部周縁)及びフード12(開閉体)の一方に取り付けられ、フード12の閉止時に該フード12と当接する主シール部16Bは、基部16Aから車両後方側に巻き返されて形成されている。即ち主シール部16Bが開放断面に構成されているので、取付け時に主シール部16Bに局部的な歪みが生じ難く、取付け部位の意匠に対する追従性が良好である。更に、主シール部16Bの端縁16Cが車両前方側に折込み形成されているので、フード12の開放時に主シール部16Bの端縁16Cが見え難く、見栄えがよい。このため、シール部材16の品質感を向上させることが可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両におけるフード等の開閉体と車体との間をシールする車両用シール構造に関する。
スラントノーズ型自動車において、フード前端とヘッドランプの上端との間をシールするシール構造が開示され、シール部材として、後方斜め上方に延びるリップ状のシール部を有するものが開示されている(特許文献1参照)。
特公平8−13623号公報
上記した従来例に記載されたシール部材は、開放断面となっているため、曲げに対して歪みが生じ難く、該取付け部位の意匠に対する追従性はよいが、シール部の端面が車両後方かつ斜め下方を向いているために、フードを開放した状態においてシール部の端面が見え易く、品質感の点で改良の余地があった。
本発明は、上記事実を考慮して、車両用シール構造において、取付け部位の意匠に対するシール部材の追従性と、該シール部材の高品質感を両立させることを目的とする。
請求項1の発明は、車両前部における開口部周縁及び該開口部に対応した開閉体の一方に基部が取り付けられ、前記開閉体の閉止時に該開閉体と当接する主シール部が前記基部から車両後方側に巻き返されて形成され、前記主シール部の端縁が前記基部と離間した状態で車両前方側に折込み形成されたシール部材を有することを特徴としている。
請求項1に記載の車両用シール構造では、開閉体の閉止時に該開閉体と当接する主シール部がシール部材の基部から車両後方側に巻き返されて形成されており、該主シール部の端縁が基部と離間しているので、主シール部が湾曲するような取付け方をしても、該主シール部に局部的な歪みが生じ難く、取付け部位の意匠に対するシール部材の追従性が良好である。
それに加えて、請求項1に記載の車両用シール構造では、シール部材における主シール部の端縁が、車両前方側に折込み形成されているので、開閉体の開放時に主シール部の端縁が見え難く、見栄えがよい。このため、シール部材の品質感を向上させることが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用シール構造において、前記開閉体の閉止時に、前記主シール部の後部が前記基部と当接することを特徴としている。
請求項2に記載の車両用シール構造では、開閉体の閉止時に、主シール部の後部が基部と当接するので、シール部材の開閉体に対する支持剛性を高めることが可能である。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用シール構造によれば、車両用シール構造において、取付け部位の意匠に対するシール部材の追従性と、該シール部材の高品質感を両立させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の車両用シール構造によれば、シール部材の開閉体に対する支持剛性を高めることができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る車両用シール構造Sは、車両10の前部のフード12等の開閉体と車体との間をシールする車両用シール構造に係り、シール部材16が例えばバンパ部材14の上縁14Aに沿って取り付けられている。
車両10の前部には、開口部の一例たるエンジンコンパートメント18が設けられており、該エンジンコンパートメント18に対応して、開閉体の一例たるフード12が設けられている。図1に示されるように、本実施形態では、バンパ部材14が、例えば左右のヘッドライト20の間にまで延設されて、エンジンコンパートメント18の周縁の一部を構成している。バンパ部材14には、例えばグリル22及びエンブレム24が取り付けられている。エンジンコンパートメント18内には、例えばエンジン(図示せず)や、ラジエータサポート26により支持されたラジエータ28が収容される。
バンパ部材14の上縁14Aは、車両正面視において略波形の複雑な形状に形成されている。またバンパ部材14の上縁14Aは、図2に示されるように、車両平面視において全体的には車両前方に凸の形状に形成されているが、両端部に車両前方に凸となるせり出し部14Bが形成される等、複雑な形状に形成されている。フード12の前縁12Aの形状は、バンパ部材14の上縁14Aの形状に対応しており、フード12の閉止時に互いの形状が略一致するようになっている。なおフード12の前縁12A及びバンパ部材14の上縁14Aの意匠は、上記例に限られず、車種により適宜変更される。なお、エンジンコンパートメント18の周縁の一部を構成するのは、バンパ部材14には限られない。
図3に示される車両前後方向断面において、シール部材16は、バンパ部材14の上面14Cに基部16Aが取り付けられ、フード12の閉止時に該フード12と当接する主シール部16Bが基部16Aから車両後方側に巻き返されて形成され、主シール部16Bの端縁16Cが基部16Aと離間した状態で車両前方側に折込み形成された、例えばゴム部材である。
シール部材16の基部16Aは、例えば両面テープ30及びクリップ32によりバンパ部材14の上面14Cに取り付けられている。両面テープ30の貼付位置は、例えば主シール部16Bの下方であり、クリップ32の嵌込み位置は、主シール部16Bよりも車両後方側である。なお、バンパ部材14の上面14Cへのシール部材16の取付けに際し、例えば両面テープ30のみを用いて取り付けてもよく、また他の取付け手段を用いてもよい。
バンパ部材14の上縁14Aは、上面14Cの前端よりも車両前方かつ上方に位置しており、その間に傾斜面14Dが形成されている。シール部材16の主シール部16Bは、基部16Aの前端から傾斜面14Dに沿って車両前方の斜め上方に延び、上縁14Aの近傍の最前部16Fから次第に車両後方側に巻き返されて形成され、後端縁16Dにおいて車両前方に折り込まれた先に端縁16Cが位置している。主シール部16Bの端縁16Cは、自然状態で基部16Aから離間して構成されており、これにより主シール部16Bは、車両後方側に開口した開放断面に構成されている。端縁16Cと基部16Aとの離間距離は、フード12の閉止時に該フード12の前縁12Aが主シール部16Bを弾性変形させた際に、端縁16Cが基部16Aに当接可能な程度に設定されている。
なお、本実施形態では、フード12の閉止時に基部16Aに当接する、主シール部16Bの後部の一例として、端縁16Cを挙げているが、これに限られず、基部16Aに当接することでフード12に対するシール部材16の支持剛性を高めることが可能な部分であればよい。従って、例えば後端縁16Dの近傍が基部16Aに当接するようにしてもよい。
また、図3において、主シール部16Bの端縁16Cは、例えば車両前方側に水平に折込み形成されて終端しているが、これに限られず、図5に示されるように、例えば車両前方側の斜め下方に向けて終端していてもよい。即ち、端縁16Cは、フード12の開放時に、例えば車両前方や車両側方から見え難い位置に配置されていればよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図3,図5に示されるように、車両用シール構造Sでは、フード12の閉止時に該フード12と当接する主シール部16Bがシール部材16の基部16Aから車両後方側に巻き返されて形成されており、該主シール部16Bの端縁16Cが基部16Aと離間しているので、図1,図2に示されるように、シール部材16を、バンパ部材14の上縁14Aやせり出し部14B(図2)のような複雑な意匠を有する部位に取り付けても、曲げ部分の内側と外側において線長差が生じ難い。このため、主シール部16Bに局部的な歪みが生じ難く、取付け部位の意匠に対するシール部材16の追従性が良好となる。
シール部材16の追従性が良好なことから、図3,図5において、主シール部16Bの下方に位置する基部16Aがバンパ部材14の上面14Cから浮き上がり難い。このため、シール部材16の基部16Aを上面14Cに接着する両面テープ30の車両前後方向必要幅を少なくすることが可能である。
更に、車両用シール構造Sでは、シール部材16における主シール部16Bの端縁16Cが、車両前方側に折込み形成されているので、フード12の開放時に主シール部16Bの端縁16Cが、例えば車両前方や車両側方から見え難く、見栄えがよい。このため、シール部材16の品質感を向上させることが可能である。
次に、図4,図6において、フード12の閉止時の作用について説明する。車両用シール構造Sでは、フード12を閉止すると、フード12の前縁12Aがシール部材16の主シール部16Bに当接して該主シール部16Bを下方へ押圧することで、片持ち状態の主シール部16Bが、最前部16F付近を中心として下方へ弾性変形する。主シール部16Bの弾性変形により主シール部16Bの端縁16Cが基部16Aに当接すると、主シール部16Bが前後において支持された状態となり、それ以上の主シール部16Bの弾性変形が抑制されるようになる。これによってシール部材16のフード12に対する支持剛性を高めることが可能である。
車両用シール構造Sでは、取付け部位の意匠に対するシール部材16の追従性がよいことから、主シール部16Bに局部的な歪みが生じ難く、このためフード12の閉止時に主シール部16Bをフード12の前縁12Aに均等に接触させることができる。これによってフード12とバンパ部材14とのシール性を向上させることが可能である。主シール部16Bの断面積を大きく設定することで、フード12の建付けのばらつきにも柔軟に対応することができる。
そして、主シール部16Bを車両後方側が開口した開放断面に構成することで、中空断面の場合と比較して、フード12の閉止時に主シール部16Bがクリップ32と干渉し難くなるので、クリップ32の嵌込み位置の自由度を増加させることが可能である。
このように、車両用シール構造Sでは、取付け部位の意匠に対するシール部材16の追従性と、該シール部材16の高品質感を両立させることが可能であり、加えてフード12の建付けのばらつきにも柔軟に対応することが可能である。
なお、上記実施形態では、シール部材16をバンパ部材14に取り付けることとしたが、これに限られず、フード12の裏面にシール部材16を取り付けて、該フード12の閉止時に主シール部16Bがバンパ部材14の上面14Cに当接するようにしてもよい。
車両用シール構造を有する車両において、フードがある程度開かれた状態を示す正面図である。 車両用シール構造を有する車両において、フードがある程度開かれた状態を示す平面図である。 車両用シール構造を示す、図2における3−3矢視断面図である。 図3において、フードが閉止された状態を示す断面図である。 図3において、シール部材における主シール部の端縁が、車両前方側の斜め下方に向かって終端している例を示す断面図である。 図5において、フードが閉止された状態を示す断面図である。
符号の説明
10 車両
12 フード(開閉体)
14 バンパ部材(開口部周縁)
16 シール部材
16A 基部
16B 主シール部
16C 端縁
18 エンジンコンパートメント(開口部)
S 車両用シール構造

Claims (2)

  1. 車両前部における開口部周縁及び該開口部に対応した開閉体の一方に基部が取り付けられ、前記開閉体の閉止時に該開閉体と当接する主シール部が前記基部から車両後方側に巻き返されて形成され、前記主シール部の端縁が前記基部と離間した状態で車両前方側に折込み形成されたシール部材を有することを特徴とする車両用シール構造。
  2. 前記開閉体の閉止時に、前記主シール部の後部が前記基部と当接することを特徴とする請求項1に記載の車両用シール構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100351290C (zh) * 2004-11-30 2007-11-28 韩国轮胎株式会社 赛车用钢摩擦材料的组合物
CN103847655A (zh) * 2012-11-28 2014-06-11 重庆长安汽车股份有限公司 一种乘用车前罩密封结构
JP2016182864A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 鬼怒川ゴム工業株式会社 自動車のフードシール取付構造

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