JP2012183156A - 発光装飾装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】盤面ほぼ中央部のセンター飾り5の一部として配設され、裏面の受光部11bに光が投射されることによりレンズ板11aの板面と周端縁部分が発光する固定装飾体11を備える。昇降可能で、上昇位置にある時には固定装飾体11により前面側が覆われ、この位置での点灯により上記受光部11bに光投射する光源12aを有し、受光部11bに光投射不能となる下降位置での光源12aの点灯によっては固定装飾体11に遮光されずに前方側に光投射可能の可動装飾体12を備える。可動装飾体12の上昇位置及び下降位置における光源12aの点灯、消灯により、固定装飾体11及び可動装飾体12において多様な発光演出を可能とした。
【選択図】図5
Description
これは、遊技盤の遊技領域中央部に設けられたセンター飾り(センター役物)の開口部の上側に配置された可動役物の前面を飾る装飾部材を、可動役物の内部側からLED等の発光体(光源)で照明するというものである。
請求項2に記載の発明は、遊技盤の盤面を飾る発光装飾装置であって、裏面に有する受光部に光が投射されることによって、透光性を有するレンズ板の板面及び周端縁部分が発光する固定装飾体と、この固定装飾体よりも後方側において昇降可能であり、上昇位置にある時には前記固定装飾体によって前面側が覆われ、かつ、この上昇位置における点灯によって前記受光部に光投射可能の光源を備え、前記受光部に光投射不能となる下降位置における前記光源の点灯によっては前記固定装飾体に遮光されずに前方側に光投射可能の可動装飾体とを備え、この可動装飾体の上昇位置及び下降位置における前記光源の点灯、消灯によって、前記固定装飾体及び可動装飾体において複数通りの発光演出が可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記固定装飾体のレンズ板は、板面にシボ加工が施され、周囲にフレームが取着され、このフレームの内面が光反射可能とされていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の発明において、前記固定装飾体及び可動装飾体は、複数対設けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1の項に記載の発明において、前記固定装飾体の前方に、文字、図形又は模様が描かれた透光板が配置固定され、前記固定装飾体の発光時に前記文字、図形又は模様が前記透光板の前面側より視認できることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、特に昇降可能な可動装飾体の上昇位置及び下降位置での同可動装飾体に備わる光源の点灯、消灯動作により、固定装飾体及び可動装飾体において多様な発光演出(発光形態)が可能である。しかも、その多様な発光演出は、1つの可動装飾体について最少1つの光源を備えるだけで、したがって点消灯制御回路基板や配線も1つ備えるだけで可能になり、簡単な構成で達成できる。
また、盤面を固定装飾体及び可動装飾体で飾る場合に、請求項2に記載の発明におけるように、可動装飾体の前進後退(移動)方向を昇降方向に設定すれば、次の効果を発揮できる。すなわち、パチンコ機等の遊技盤においては、その左右側及び下側に比べて上側の方が空きスペースを広くとれることが多く、したがって、可動装飾体の移動機構の配置スペースの確保がし易くなる。また、可動装飾体の移動(昇降)について重力を容易かつ有効に利用できるので、可動装飾体の移動機構、つまり昇降移動機構につき、円滑な動作をさせ易くなる。(側方に可動装飾体の移動機構、例えばリンク機構を設けると、そのリンク、節に無理な力が掛かり易く、円滑に動作し難くなる。)
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明における固定装飾体(レンズ板)の発光を高めることができ、発光演出をより効果的に行なえる。
請求項4に記載の発明によれば、発光演出を更に効果的に行なえ、かつ、発光による装飾効果をより高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、可動装飾体による固定装飾体の発光時に、固定装飾体の発光に加えて、その前面側の透光板に描かれた文字等を浮き出し発光させることができ、更なる発光演出効果、装飾効果をもたらし得る。
なお、上記開口部6には、遊技状況に応じた画像、その他の画像を表示する液晶表示器等の表示器の画面7が位置決めされている。
ここで、固定装飾体11は、所望形状の透光性を有するレンズ板、図示例では正面視外形状がほぼハート形の合成樹脂からなる透明のレンズ板11aを備えてなる。
同レンズ板11aは、その下端部裏面に形成された受光部11bに光が投射されることによって、特にエッジライト効果を利用することによって、その板面及び周端縁部分が発光するように形成されている。
この発光(エッジライト効果)が顕著に生じ、かつ発光時に特定の装飾が浮かび上がるように、レンズ板11a面には特定の形態のシボ加工(被加工面に模様、記号等を付ける微細加工の一種)が施されている。またレンズ板11aの周端には、少なくともその内面側(レンズ板11aの周端縁部分に接する側)にて光反射可能に金属メッキが施されたフレーム11cが取着されている。図示例では、フレーム11cは内外面側共に同様の光沢のある金属メッキが施されている。
この可動装飾体12は、上昇位置にある時には固定装飾体11によって前面側の一部分又は全体が、図示例ではほぼ全体が覆われるように、つまり遊技者側から見て手前側に固定装飾体11が重なるように設けられている。そして、このような可動装飾体上昇位置において点灯することにより、上記固定装飾体11の受光部11bに光投射可能の光源12aを備えている。
この光源12aは、図示例では3色LED(フルカラーLED)12b及びスポットライトレンズ12cで構成されている。またこの光源12aは、上記3色LED12bからの光がスポットライトレンズ12cによって集束されて固定装飾体11の上記受光部11bに投射されるように、可動装飾体12の下端部正面側において、固定装飾体11の受光部11bに近接対向する位置に設けられている。
この3つの可動装飾体12は、上昇位置にある時に左、中、右と左右方向に並んで位置し、同様に左、中、右と左右方向に並んで位置している3つの固定装飾体11と各別に前後方向で対をなす。各可動装飾体12の光源12aは、各々対をなす固定装飾体11の受光部11bに近接対向する位置(各可動装飾体12の下端部正面側の位置)に設けられている。各可動装飾体12は合成樹脂等からなり、その正面側には適宜の装飾が施してある。
同時に、各可動装飾体12の光源12aは、各々固定装飾体11の受光部11bとの対向が解かれる。したがって、3つの可動装飾体12が下降位置に移行した時には、光源12aが点灯していても固定装飾体11は消灯する。その一方で、上記光源12aの点灯によっては、その光は固定装飾体11で遮られないので固定装飾体11よりも前方側、つまり遊技者側へ直接投射(直射発光)されることになる。
また、光源12a、詳しくは3色LED12bの点灯、消灯の制御(点消灯のタイミング、点滅動作の始期及び終期、点滅動作の繰返し周期及びデュティ比、発光色等の制御)は、遊技盤2の盤面3から見えない位置に設けられた点消灯制御回路(図示せず)が行なうが、これら点灯、消灯の制御が可能であれば、どのような構成であってもよい。
更に、上記昇降移動機構による可動装飾体12の昇降や相互位置移動、及び点消灯制御回路による3色LED12bの点灯、消灯の制御は、基本的には予め決められた遊技状況に応じたタイミングで行なわれるが、遊技が行なわれていない待機時等において行なうようにしてもよい。
すなわち、固定装飾体11のみが連続発光している第1発光形態(実際には可動装飾体12の光源12aが発光しているが、固定装飾体11のみが発光しているように見える発光状態。以下の第2発光状態も同じ。)、及び固定装飾体11のみが点灯、消灯(点消灯発光,点滅発光)している第2発光形態による発光演出が可能である。加えて、固定装飾体11が非発光で可動装飾体12のみが連続発光している第3発光形態、及び可動装飾体12のみが点灯、消灯(点消灯発光,点滅発光)している第4発光形態等、多様な発光形態による発光演出が可能である。
しかも、これら第1〜第4発光形態の発光が、1つの可動装飾体12について最少1つの光源12aを備えるだけで、したがって点消灯制御回路基板や配線(図示せず)も1つ備えるだけで可能になり、簡単な構成ですむ。
したがって、このような発光演出形態の変動が上記第1〜第4発光形態による発光演出の多様さに更に加わり、少ない光源12aで多様な発光演出が可能になるという効果が一層確実に発揮できる。
固定装飾体及び可動装飾体の個数や対(つい)数も、上述実施形態の各3個(3対)に限定されることはない。それらの形状や施される装飾の態様も任意に選択できる。複数個の可動装飾体がその下降位置においてなす位置移動による装飾形態の変動も、上述実施形態における、相互に寄り添う位置(図5参照)への移動に限定されることはない。
Claims (5)
- 遊技盤の盤面を飾る発光装飾装置であって、
裏面に有する受光部に光が投射されることによって、透光性を有するレンズ板の板面及び周端縁部分が発光する固定装飾体と、
この固定装飾体よりも後方側において前記盤面に沿う一方向に前進後退可能であり、後退位置にある時には前記固定装飾体によって前面側が覆われ、かつ、この後退位置における点灯によって前記受光部に光投射可能の光源を備え、前記受光部に光投射不能となる前進位置における前記光源の点灯によっては前記固定装飾体に遮光されずに前方側に光投射可能の可動装飾体とを備え、
この可動装飾体の後退位置及び前進位置における前記光源の点灯、消灯によって、前記固定装飾体及び可動装飾体において複数通りの発光演出が可能であることを特徴とする発光装飾装置。 - 遊技盤の盤面を飾る発光装飾装置であって、
裏面に有する受光部に光が投射されることによって、透光性を有するレンズ板の板面及び周端縁部分が発光する固定装飾体と、
この固定装飾体よりも後方側において昇降可能であり、上昇位置にある時には前記固定装飾体によって前面側が覆われ、かつ、この上昇位置における点灯によって前記受光部に光投射可能の光源を備え、前記受光部に光投射不能となる下降位置における前記光源の点灯によっては前記固定装飾体に遮光されずに前方側に光投射可能の可動装飾体とを備え、
この可動装飾体の上昇位置及び下降位置における前記光源の点灯、消灯によって、前記固定装飾体及び可動装飾体において複数通りの発光演出が可能であることを特徴とする発光装飾装置。 - 前記固定装飾体のレンズ板は、板面にシボ加工が施され、周囲にフレームが取着され、このフレームの内面が光反射可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装飾装置。
- 前記固定装飾体及び可動装飾体は、複数対設けられることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の発光装飾装置。
- 前記固定装飾体の前方に、文字、図形又は模様が描かれた透光板が配置固定され、前記固定装飾体の発光時に前記文字、図形又は模様が前記透光板の前面側より視認できることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の項に記載の発光装飾装置。
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