JP2012180856A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】パッドスプリングとキャリアとの摺動に起因した異音の発生を抑制することができるディスクブレーキの提供。
【解決手段】キャリア12とパッド14とがディスク回転方向に凹凸嵌合する凹凸嵌合部47を有し、凹凸嵌合部47よりもディスク半径方向内側でパッド14の制動トルクをキャリア12へ伝達するとともに、凹凸嵌合部47を含むキャリア12とパッド14との間にパッド14をディスク半径方向外側に付勢するパッドスプリング13が設けられており、凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向内側の位置には、キャリア12とパッドスプリング13との間に突起部60が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディスクブレーキに関する。
キャリアとパッドとがディスク回転方向に凹凸嵌合する凹凸嵌合部を有し、この凹凸嵌合部を含むキャリアとパッドとの間にパッドをディスク半径方向外側に付勢するパッドスプリングが設けられたディスクブレーキがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−139171号公報
上記のディスクブレーキにおいては、ブレーキを軽くかけた状態で車両を前後させると、パッドのディスク回転方向の移動によってパッドスプリングの凹凸嵌合部に配置される部分がキャリアに対して摺動して異音を発生する可能性があった。
本発明は、パッドスプリングとキャリアとの摺動に起因した異音の発生を抑制することができるディスクブレーキの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、凹凸嵌合部のうちのディスク半径方向内側の位置のキャリアとパッドスプリングとの間にこれらのうちの一方から他方へ向かって突出する突起部を設ける構成とした。
本発明によれば、パッドスプリングとキャリアとの摺動に起因した異音の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るディスクブレーキを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクブレーキを示すキャリパを除いた正面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクブレーキを示す要部の拡大正面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクブレーキのパッドスプリングを示すパッドとは反対側から見た正面図である。 図4を上から見た平面図である。 図4を左から見た側面図である。 図4を下から見た下面図である。 図4を紙面裏側から見た背面図である。 図4のA−A断面図である。 図9のB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係るディスクブレーキの変形例を示す要部の拡大正面図である。
本発明の一実施形態に係るディスクブレーキについて図面を参照して説明する。図1に示すディスクブレーキ10は、自動車等の車両用のもので、図示略の車輪とともに回転するディスク11を制動する。なお、以下においては、ディスク11の軸線方向をディスク軸線方向と、ディスク11の回転方向をディスク回転方向と、ディスク11の半径方向のうちディスクブレーキ10のディスク回転方向中心を通る線の方向をディスク半径方向と、それぞれ称す。なお、図1における矢印Rは車両前進時のディスク回転方向となっている。
図1に示すように、ディスクブレーキ10は、キャリア12と、互いにディスク回転方向に離間してキャリア12に支持される一対のパッドスプリング13,13と、互いにディスク軸線方向に離間して一対のパッドスプリング13,13にディスク回転方向両側が支持される一対のパッド14,14(図1においては正面図とした関係上一方のみ図示)と、一対のパッド14,14を覆うようにしてキャリア12に支持されるキャリパ15とを備えている。
キャリア12は、ディスク11の外径側を跨ぐように配置されて車両の非回転部に固定される。一対のパッド14,14は、ディスク11の両面に対向配置された状態で一対のパッドスプリング13,13を介してキャリア12にディスク軸線方向に摺動可能となるように支持される。キャリパ15は、ディスク11の外径側を跨いだ状態でディスク軸線方向に摺動可能となるようにキャリア12に支持され、一対のパッド14,14をディスク11に押圧することによりディスク11に摩擦抵抗を付与する。
図2に示すように、キャリア12は、ディスク軸線方向一側であるインナ側(車両の車幅方向内側)にキャリア部17を、ディスク軸線方向他側であるアウタ側(車両の車幅方向外側)にキャリア部18をそれぞれ有しており、インナ側のキャリア部17のディスク半径方向内側に二カ所の取付穴19,19が形成されている。キャリア12は、これら取付穴19,19に挿通される締結具によって車両の非回転部に固定される。
パッドスプリング13は、ディスク軸線方向両側のキャリア部17,18に跨って設けられるもので、キャリア部17,18のそれぞれのパッド14を支持する支持部20(図1,図2においては正面図とした関係上キャリア部18側のみ図示)に配置される支持板部21(図1,図2においては正面図とした関係上キャリア部18側のみ図示)と、ディスク軸線方向両側の支持板部21,21をディスク半径方向外側で連結する連結板部22とを有している。
図1に示すように、キャリパ15は、ディスク11を跨いだ状態でキャリア12にディスク軸線方向に摺動可能に支持されるキャリパボディ24と、ディスク11の一方の面に対向するようにキャリパボディ24に摺動可能に支持される図示略のピストンと、ディスク11の他方の面に対向するようにキャリパボディ24に一体に形成される爪部25とを有している。キャリパ15は、ブレーキ液圧により前進する図示略のピストンと爪部25とで両側のパッド14,14を挟持しディスク11に向かって押圧して摩擦抵抗を発生させ、制動力を発生させる。
両側のキャリア部17,18のパッド14,14の支持構造は、略同様の構造であるため、ここではアウタ側のキャリア部18を例にとり説明する。
図2に示すように、キャリア部18には、そのディスク回転方向両側に、パッド14を支持する上記した一対の支持部20,20が互いに対向するように形成されている。支持部20は、ディスク回転方向に沿って外側に凹む凹部28と、凹部28のディスク半径方向外側の面部29と、凹部28のディスク半径方向内側の面部30とからなっている。ディスク回転方向両側の支持部20,20において面部29,29同士は平行であり、面部30,30同士も平行であって、面部29,29間の距離は、面部30,30間の距離よりも大きくなっている。よって、同じ支持部20を構成する面部29,30はディスク回転方向にオフセットしている。具体的に、ディスク回転方向入口側の支持部20は面部29よりも面部30の方がディスク回転方向出口側にオフセットしており、ディスク回転方向出口側の支持部20は面部29よりも面部30の方がディスク回転方向入口側にオフセットしている。
ディスク回転方向両側の支持部20,20には、パッドスプリング13,13のアウタ側の支持板部21,21が配置されている。支持板部21は、面部29を覆うガイド板部32と、このガイド板部32のディスク半径方向内側に連続形成されて凹部28内に入り込む凹状ガイド板部33と、この凹状ガイド板部33のディスク半径方向内側に連続形成されて面部30を覆うガイド板部34と、このガイド板部34のディスク半径方向内側に連続形成されてパッド14をディスク半径方向外側に押圧するバネ板部35とを有している。ガイド板部32,34も面部29,30に合わせてディスク回転方向にオフセットしているものの、ガイド板部34は面部30に当接して配置される一方、ガイド板部32は面部29から離間して配置される。
パッド14は、図示略の摩擦材と、この摩擦材がディスク11側の面に固着される裏板40とからなっている。パッド14は、裏板40がキャリア12にパッドスプリング13を介して摺動可能に支持されることになり、摩擦材が制動時にディスク11に当接することになる。
裏板40は、図示略の摩擦材が貼付される主板部45と、この主板部45のディスク回転方向両側におけるディスク半径方向の中間位置から、ディスク回転方向に沿って突出する一対の凸部46,46とを有している。
なお、パッド14は、その裏板40が、一対の凸部46,46において、一対のパッドスプリング13,13の凹状ガイド板部33,33を介してキャリア12の一対の凹部28,28に入れ子状に入り込み、これら一対の凹部28,28に摺動可能に支持されることになる。つまり、パッド14の凸部46とキャリア12の凹部28とがディスク回転方向に凹凸嵌合する凹凸嵌合部47を構成している。そして、パッドスプリング13はこの凹凸嵌合部47を含んでキャリア12とパッド14との間に設けられており、バネ板部35によってパッド14をディスク半径方向外側に付勢する。
裏板40は、凸部46,46よりもディスク半径方向外側の一対の面部48,48間の距離は、凸部46,46よりもディスク半径方向内側の一対の面部49,49間の距離よりも若干大きくなっており、よって、ディスク回転方向同側の面部48,49はディスク回転方向に若干オフセットしている。具体的に、ディスク回転方向入口側では面部48よりも面部49の方がディスク回転方向出口側にオフセットしており、ディスク回転方向出口側では面部48よりも面部49の方がディスク回転方向入口側にオフセットしている。
裏板40において、ディスク半径方向外側の面部48が、キャリア12の面部29と離間して配置されるパッドスプリング13のガイド板部32からさらに離間して配置されるのに対し、ディスク半径方向内側の面部49は、キャリア12の面部30と当接して配置されるパッドスプリング13のガイド板部34に当接して配置される。つまり、ディスク半径方向内側では、裏板40の面部49がパッドスプリング13のガイド板部34を介してキャリア12の面部30に突き当て可能となっており、ディスク半径方向外側では、裏板40の面部48およびパッドスプリング13のガイド板部32がキャリア12の面部29と基本的に離間している。よって、制動時に、回転するディスク11に接触することによりパッド14にディスク回転方向入口側からディスク回転方向出口側に向けて制動トルクが発生すると、このパッド14の制動トルクは、凹凸嵌合部47よりもディスク半径方向内側でキャリア12へ伝達される。
図3に示すように、凹凸嵌合部47を構成するキャリア12の凹部28は、ディスク半径方向外側でディスク回転方向に沿う面部28aと、ディスク半径方向内側でディスク回転方向に沿う面部28bと、ディスク半径方向に沿ってこれらを結ぶ面部28cとを有している。面部28cは面部29,30と平行であり、面部28a,28bは面部29,30と直交する。
また、パッドスプリング13の凹状ガイド板部33は、ディスク半径方向外側でディスク回転方向に沿う板部33aと、ディスク半径方向内側でディスク回転方向に沿う板部33bと、ディスク半径方向に沿ってこれらを結ぶ板部33cとを有している。板部33cは板部32,34と平行であり、板部33a,33bは板部32,34と直交する。
また、凹凸嵌合部47を構成するパッド14の凸部46は、ディスク半径方向外側でディスク回転方向に沿う面部46aと、ディスク半径方向内側でディスク回転方向に沿う面部46bと、ディスク半径方向に沿ってこれらを結ぶ面部46cとを有している。面部46cは面部48,49と平行であり、面部46a,46bは面部48,49と直交する。
上記したキャリア12の凹部28の面部28aとパッド14の凸部46の面部46aとが、凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向外側の位置となり、キャリア12の凹部28の面部28bとパッド14の凸部46の面部46bとが、凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向内側の位置となる。
そして、凹凸嵌合部47のうちの上記したディスク半径方向内側の位置には、キャリア12とパッドスプリング13との間に突起部60が設けられている。具体的には、パッドスプリング13の凹状ガイド板部33のディスク半径方向内側の板部33bに、ディスク半径方向内方(言い換えれば板部33aとは反対方向)に突出する突起部60が形成されている。突起部60は、先細となるように球面状に形成されている。突起部60は、プレス成形で形成されている。
また、凹凸嵌合部47のうちの上記したディスク半径方向外側の位置には、キャリア12と当接してパッドスプリング13を係止する係止爪62がパッドスプリング13に突出して設けられている。つまり、係止爪62の先端部は、パッドスプリング13の板部33aよりもディスク半径方向外側に突出しており、この先端部がキャリア12の凹部28の面部28aに当接している。
図4〜図10は、パッドスプリング13を示すものであるが、図4,図6,図7,図9,図10に示すように、突起部60は、一つの板部33bに同じものが複数具体的には3つ形成されており、これら突起部60,60,60のうちの少なくとも一つがディスク回転方向にずれて形成されている。具体的には、図7に示すように、ディスク軸方向両端側の突起部60,60はディスク回転方向の位置を合わせて板部33c側に形成されており、ディスク軸方向中央の突起部60のみがディスク回転方向の位置をこれらよりも板部33cとは反対側にずらして設けられている。なお、これら3つの突起部60,60,60のディスク軸線方向の間隔は等間隔となっている。よって、これら3つの突起部60,60,60は二等辺三角形の頂点位置に配置されている。なお、突起部60,60,60のすべてをディスク回転方向にずらして形成しても良い。
また、図4,図5,図6,図8,図9に示すように、係止爪62は、凹状ガイド板部33の板部33aおよび板部33cのディスク軸線方向の中間部が切り起こされて形成されており、切り起こし前は板部33c内にあり、切り起こし後に板部33cから斜めに延出する基板部63と、切り起こし前は板部33a内にあり、切り起こし後は、基板部63から交差して延出する先板部64とを有するL字状をなしている。
図3に示すように、キャリア12にパッドスプリング13を、凹部28に凹状ガイド板部33を嵌合させて取り付け、パッドスプリング13にパッド14を、凹状ガイド板部33に凸部46を嵌合させて取り付けた非制動時の状態で、パッドスプリング13の凹状ガイド板部33は、突起部60,60,60において凹部28の面部28bに点接触で当接し、先板部64の基板部63とは反対側の先端部において凹部28の面部28aに線接触で当接する。また、非制動時の状態で、パッド14の凸部46は、バネ板部35の付勢力により面部46aが板部33aに当接し、面部46bは板部33bに対し間隔をあけている。さらに、非制動時の状態で、面部46cは板部33cから離間している。
そして、制動時には、パッド14がディスク11との接触でディスク回転方向出口側に移動し、そのディスク回転方向出口側の面部49がパッドガイド13のガイド板部34を介してキャリア12のディスク回転方向出口側の面部30に突き当たる。これにより、上記したように凹凸嵌合部47よりもディスク半径方向内側でパッド14の制動トルクがキャリア12へ伝達されることになる。
以上に述べた本実施形態に係るディスクブレーキ10によれば、キャリア12およびパッド14のディスク回転方向に凹凸嵌合する凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向内側の位置には、キャリア12とパッドスプリング13との間に突起部60が設けられているため、凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向内側の位置におけるキャリア12とパッドスプリング13と間の摩擦係数を小さくすることができる。よって、パッドスプリング13とキャリア12との摺動に起因した異音の発生を抑制することができる。
特に、上記したように、凹凸嵌合部47よりもディスク半径方向内側でパッド14の制動トルクをキャリア12へ伝達するとともに、パッド14をパッドスプリング13でディスク半径方向外側に付勢するものにおいては、組み付け状態で、パッドスプリング13が、パッド14からバネ板部35にその付勢方向とは逆方向の荷重F1を受ける。それと同時に、パッドスプリング13には、パッド14の面部49とガイド板部34との当接範囲のうちのディスク半径方向内端位置を中心にディスク回転方向にキャリア12から離す方向の力F2が働く。この状態で、ブレーキを軽くかけて車両を前後させると、ディスク回転方向のクリアランス分、パッド14がディスク回転方向に微小に動き、力F2によってパッドスプリング13がキャリア12の凹部28に対し微小に変位する。このとき、凹部28に配置されるパッドスプリング13の凹状ガイド板部33が凹部28に対して摺動、より詳細には、パッドスプリング13の板部33bが凹部28の面部28bに対して摺動し、その際に摩擦係数が大きいと、異音を発生する可能性がある。これに対し、上記したように突起部60で摩擦係数を小さくすることで、パッドスプリング13がキャリア12に対し円滑にずれることを許容し、異音の発生を抑制できるのである。
また、パッドスプリング13に突起部60を形成することで、プレス成形で突起部60を形成することができるため、大幅にコストアップすることなく異音の発生を抑制することができる。
また、凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向外側の位置には、キャリア12と当接してパッドスプリング13をキャリア12に係止する係止爪62がパッドスプリング13に突出して設けられているため、突起部60がなければ、上記した凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向内側の位置におけるキャリア12とパッドスプリング13と間の摩擦係数がより一層大きくなってしまう。よって、突起部60を形成することによる効果が高まる。
突起部60が3つ設けられ、これら突起部60のうち少なくとも一つはディスク回転方向にずれて形成されているため、パッドスプリング13の板部33bのキャリア12の面部28bに対する姿勢が安定する。つまり、パッドスプリング13のキャリア12に対する座りが良くなる。よって、安定的に異音の発生を抑制することができる。
なお、凹凸嵌合部47のうちのディスク半径方向内側の位置にて、キャリア12とパッドスプリング13との間に突起部を設ける構成としては、上記とは別に、図11に示すように、キャリア12側に突起部65を形成しても良い。具体的には、キャリア12の凹部28の面部28bから面部28aに向けて突起部65を一体に形成し、突起部65をパッドスプリング13の板部33bに当接させる。このとき、パッドスプリング13の突起部60は形成しないようにするが、突起部65と干渉しない位置に形成しても良い。
本発明は、凹凸嵌合部が、パッドにディスク回転方向に凹む凹部を、キャリパにディスク回転方向に突出する凸部として設けたもの、すなわち、上記実施形態における凹凸嵌合が逆となったディスクブレーキにも適用可能である。
また、上記実施の形態においては、突起部60,65を3つ設ける構成としたが、これに限らず、1つまたは2つ、若しくは、突起部がないものよりも摩擦係数が小さくなれば、4つ以上の突起部を設けるようにしても良い。このように、突起部60,65を1つまたは2つとした場合には、突起部60,65を形成する加工工数を低減することができる。
上記実施の形態においては、突起部60,65の形状を球面状に形成しているが、これに限ることなく、線状の突起として形成しても良い。突起部60,65を線状の突起とした場合、一直線状にする他、複数の直線の組み合わせや、曲線状、円を含むオーバル状に形成することが可能である。
10 ディスクブレーキ
11 ディスク
12 キャリア
13 パッドスプリング
14 パッド
28 凹部
33 凹状ガイド板部
46 凸部
47 凹凸嵌合部
60,65 突起部
62 係止爪

Claims (3)

  1. キャリアとパッドとがディスク回転方向で凹凸嵌合する凹凸嵌合部を有し、該凹凸嵌合部よりもディスク半径方向内側で前記パッドの制動トルクを前記キャリアへ伝達するとともに、前記凹凸嵌合部を含む該キャリアと前記パッドとの間に該パッドをディスク半径方向外側に付勢するパッドスプリングが設けられたディスクブレーキにおいて、
    前記凹凸嵌合部のうちのディスク半径方向内側の位置で、前記キャリアと前記パッドスプリングとの間には、これらのうちの一方から他方へ向かって突出する突起部が設けられていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記パッドスプリングに前記突起部が形成されるとともに、
    前記凹凸嵌合部のうちのディスク半径方向外側の位置には、前記キャリアと当接して前記パッドスプリングを係止する係止爪が該パッドスプリングに突出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記突起部が3つ設けられ、これら突起部のうち少なくとも一つはディスク回転方向にずれて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のディスクブレーキ。
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