JP2012180828A - 電動ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 吸入配管の問題を生じさせることなく電動ポンプの搭載性を向上する。
【解決手段】 電動ポンプは、モータ部(28,32,34,36)と、モータ部によって回転駆動されるインペラと、インペラを収容するポンプ室を有しており、モータ部とポンプ室とがインペラの回転軸に沿って配置されている。ポンプ室内に流体を吸入する吸入口と、ポンプ室内の流体を吐出する吐出口をさらに有している。吸入口は回転軸と平行に伸びる一方で、吐出口22は回転軸と直交する方向に伸びている。モータ部(28,32,34,36)の回転軸に直交する断面の外形状が扁平状とされている。
【選択図】 図3
【解決手段】 電動ポンプは、モータ部(28,32,34,36)と、モータ部によって回転駆動されるインペラと、インペラを収容するポンプ室を有しており、モータ部とポンプ室とがインペラの回転軸に沿って配置されている。ポンプ室内に流体を吸入する吸入口と、ポンプ室内の流体を吐出する吐出口をさらに有している。吸入口は回転軸と平行に伸びる一方で、吐出口22は回転軸と直交する方向に伸びている。モータ部(28,32,34,36)の回転軸に直交する断面の外形状が扁平状とされている。
【選択図】 図3
Description
本明細書は、電動ポンプを開示する。
モータ部と、モータ部によって駆動されるポンプ部を有する電動ポンプが知られている。この種の電動ポンプでは、ポンプ室に収容されたインペラがモータ部により回転駆動される。ポンプ室とモータ部はインペラの回転軸(以下、単に回転軸ということがある)に沿って配置され、モータ部の出力がインペラに直接伝達されるようになっている。このような電動ポンプは、限られた空間内に設置されることが多いことから、従来から様々な小型化が図られている。例えば、特許文献1に記載の電動ポンプでは、モータ部の固定鉄心をコイルエンドの無い固定鉄心とすることで、モータ部をインペラの回転軸方向に短縮して電動ポンプの小型化を図っている。
特許文献1の技術は、モータ部の回転軸方向の長さを短縮することで電動ポンプの小型化を図るため、電動ポンプを設置する環境によっては搭載性を充分に向上できない場合がある。例えば、図14(a)に示すように、物体Aと物体Bの間の空間S(即ち、x方向に制限された空間)に電動ポンプ100を設置する場合、電動ポンプ100の回転軸Cがy方向と平行となるように設置してしまうと、電動ポンプ100は回転軸方向(y方向)の長さを短くしているだけなので、電動ポンプ100の搭載性を向上することにはならない。一方、図14(b)に示すように、電動ポンプ100の回転軸Cがx方向と平行となるように設置すると、ポンプ室へ流体を吸入する吸入口102もx方向と平行に伸びているため、吸入口102に接続される吸入配管を急角度で曲げなければならないといった問題が生じる。すなわち、電動ポンプを小型化する方向と吸入口が伸びる方向とが一致しているため、吸入配管の問題が生じてしまう。したがって、特許文献1の技術は、図14に示すような環境においては、電動ポンプの搭載性を十分に向上することはできなかった。
なお、吸入口を回転軸と直交する方向に伸びるように形成できれば、特許文献1の技術でも、電動ポンプの搭載性を向上することはできる。しかしながら、この種の電動ポンプでは、ポンプ室内の流体はインペラの回転による遠心力によって昇圧される。このため、吸入口を回転軸と直交する方向に伸びるように形成すると、ポンプ室内に流体を吸入し難くなる。したがって、吸入口を回転軸と直交する方向に伸びるように形成することは、現実には難しい。
本願は、上述した実情に鑑みて為されたものであり、図14に示すような環境に電動ポンプを設置する場合においても、電動ポンプの搭載性を向上することができる技術を提供する。
本明細書によって開示される電動ポンプは、モータ部と、モータ部によって回転駆動されるインペラと、インペラを収容するポンプ室を有している。モータ部とポンプ室とは、インペラの回転軸に沿って配置されている。この電動ポンプは、ポンプ室内に流体を吸入する吸入口と、ポンプ室内の流体を吐出する吐出口をさらに有している。吸入口は回転軸と平行に伸びる一方で、吐出口は回転軸と直交する方向に伸びている。そして、モータ部の回転軸に直交する断面の外形状が扁平状とされている。
この電動ポンプでは、モータ部の回転軸に直交する断面の外形状が扁平状とされている。このため、電動ポンプの回転軸の方向を高さ方向とすると、モータ部の幅と奥行きの一方の長さが短くされていることとなる。すなわち、モータ部が回転軸に直交する方向に小型化されていることとなる。一方、吸入口は回転軸と平行に伸びていることから、モータ部を小型化する方向と吸入口の方向とは一致しない。このため、図14に示すような環境に電動ポンプを設置する場合においても、吸入配管が急激に曲がるという問題が生じることはなく、電動ポンプの搭載性を向上することができる。
上記の電動ポンプでは、ポンプ室の回転軸に直交する断面の外形状は、その外形線上の点からインペラの回転軸線までの距離が周方向に徐々に変化する形状をしており、吐出口の位置でインペラの回転軸線までの距離が最大となるようにしてもよい。この場合に、モータ部の回転軸に直交する断面の外形状は、第1方向の寸法が第1方向と直交する第2方向の寸法より長い扁平形状としてもよい。そして、吐出口は第2方向と平行に伸びていることが好ましい。回転軸に沿って電動ポンプを見たときにポンプ室がモータ部からはみ出す場合には、上記の構成を採ることで、ポンプ室のモータ部からはみ出る部分の量を小さくすることができる。
さらに、モータ部は、インペラに接続されるロータ部と、ロータ部の周囲に配置されるステータ部を有することができる。そして、モータ部を回転軸に沿って見たときに、ロータ部の中心とステータ部の中心とがずれていてもよい。ロータ部とインペラは接続されるため、ロータ部の中心(回転軸)とインペラの中心(回転軸)とは一致する。したがって、ロータ部の中心とステータ部の中心とをずらすことで、ステータ部に対するポンプ室の位置をずらすことができる。これによって、回転軸に沿って電動ポンプを見たときにポンプ室がモータ部からはみ出す場合には、そのはみ出す部分の位置や方向や量を調整することができる。
また、上記の電動ポンプは、モータ部を駆動するモータ駆動回路と、モータ駆動回路を収容する回路室をさらに有していてもよい。この場合に、ポンプ室とモータ部と回路室は回転軸に沿って配置されると共に、モータ部はポンプ室と回路室との間に配置されていてもよい。そして、モータ駆動回路は、回路素子が実装されている回路基板を有しており、回路基板の実装面と回転軸とが平行、又は、直交しているであることが好ましい。このような構成によると、ポンプ室とモータ部と回路室が回転軸に沿って配置されるため、電動ポンプが回転軸と直交する方向に大きくなることを抑制することができる。
上記の電動ポンプは、当該電動ポンプを外部機器に取付けるための取付面をさらに有することができる。そして、吐出口が、取付面から取付面に対して直交する方向に突出していてもよい。このような構成によると、電動ポンプの吐出口を外部機器の吸入口に直接挿し込んで連結することが可能となり、電動ポンプと外部機器とを接続する配管等を減らすことができる。
実施例1の電動ポンプ10は、自動車のエンジンルーム内に設置され、エンジンやインバータ等を冷却する冷却水を循環するために用いられる。図1に示すように、電動ポンプ10は、ケーシング12と固定軸24と回転体23とステータ30を備えている。
ケーシング12内には、ポンプ室14、モータ室16及び回路室18の3つの空間が形成されている。ポンプ室14は、ケーシング12の上方に形成されている。ポンプ室14には、ケーシング12に形成された吸入口20と吐出口22(図2に図示)が接続されている。吸入口20は、ポンプ室14の上端に接続されている。吸入口20は、回転体23の回転軸が伸びる方向(すなわち、z方向)に伸びている。図2に示すように、吐出口22は、ポンプ室14の外周に接続されている。吐出口22は、ポンプ室14の外周の接線方向(すなわち、x方向)に伸びている。ポンプ室14の外形状(x−y平面での外形状)は、回転体23の回転軸線からの距離が周方向に徐々に変化する形状をしている。具体的には、回転体23の回転軸線からの距離は、P点(吐出口22に隣接する点)から時計回りに徐々に大きくなり、吐出口22の位置で最大となっている。すなわち、ポンプ室14は、遠心ポンプのポンプ室形状と同様の形状をしている。
モータ室16は、ポンプ室14の下方に形成されている。モータ室16の上端は、ポンプ室14の下端に接続されており、モータ室16とポンプ室14とは互いに連通している。モータ室16の底面には固定軸24の下端が固定されている。固定軸24は、モータ室16の底面から上方に向かってモータ室16内を伸び、その先端はポンプ室14内に達している。回路室18は、モータ室16の下方に形成されており、ポンプ室14及びモータ室16から隔離されている。回路室18内には、後述するモータ駆動回路37が収容されている。
固定軸24には、回転体23が回転可能に取り付けられている。回転体23は、インペラ26とロータ部28を備えている。インペラ26の上面は、インペラ26の外周端に向かって下方に傾斜している。図2に示すように、インペラ26を平面視すると(図1の上方から見ると)、インペラ26は円形形状を有している。インペラ26の上面には、一定の間隔で複数枚の羽根が形成されている。各羽根はインペラ26の半径方向に伸びている。インペラ26の下方には、円筒形状のロータ部28が設けられている。ロータ部28は、磁性材料によって形成されており、所定の磁化処理が施されている。ロータ部28は、モータ室16内に収容されている。インペラ26とロータ部28とは一体に成形されている。このため、ロータ部28が回転すると、インペラ26もロータ部28と一体となって回転する。
モータ室16を形成するケーシング12内には、ロータ部28と対向するようにステータ30が配設されている。図3に示すように、ステータ30は、一対のコア32,34と、コア32,34のスロット32a〜32c,34a〜34cのそれぞれに巻回されたコイル36を有している。コア32,34は、ロータ部28を挟んで左右対称に配置されている。コア32,34の各スロット32a〜32c,34a〜34cの先端は、ロータ部28の外周面に対向している。コイル36は、配線38aによってモータ駆動回路37に接続されている(図1参照)。モータ駆動回路37からコイル36に電力が供給されることで、ロータ部28及びインペラ26が回転する。本実施例では、ロータ部28とステータ30によってモータ部が構成されている。
図3から明らかなように、コア32,34は、x方向の長さが短くされる一方で、y方向の長さが長くされている。これによって、モータ室16を形成する部位において、ケーシング12の回転軸に直交する断面の外形状が扁平形状とされている。具体的には、短辺12aと長辺12bを有する長方形状とされている。また、図2から明らかなように、ポンプ室14は、回転体23の回転軸に沿って見ると、モータ室16が形成される部位におけるケーシング12の外形状の範囲内に位置している。すなわち、ポンプ室14は、モータ室16が形成される位置において、ケーシング12からはみ出していない。
なお、本実施例では、ケーシング12の長辺12b側の面が外部機器に取付ける際の取付面となっている。図2より明らかなように、吐出口22は、ケーシング12の取付面より短辺12aの方向(x方向)に突出している。
ステータ30に電力を供給するモータ駆動回路37は、ケーシング12の回路室18に収容されている。モータ駆動回路37は、回路基板38と、回路基板38の実装面38c,38dに実装された回路素子39によって構成されている。モータ駆動回路37は、配線38bによって図示しない外部電源(車両に搭載されているバッテリ)に接続されるようになっている。モータ駆動回路37は、外部電源から供給される電力をコイル36に供給する電力に変換し、その変換した電力をコイル36に供給する。
なお、回路基板38の実装面38c,38dは、回転体23の回転軸に対して平行となっている。このため、回路基板38の実装面38c,38dが回転体23の回転軸に対して直交する場合と比較して、回路室18が形成される位置において、ケーシング12の回転軸に直交する断面の外形状が大きくなることが防止されている。本実施例では、ケーシング12の回転軸に直交する断面の外形状は、モータ室16が形成される位置と、回路室18が形成される位置とで同一となっている。
次に、電動ポンプ10の動作について説明する。ステータ30に電力が供給されると、回転体23が固定軸24回りを回転する。この結果、インペラ26が回転し、冷却水が吸入口20よりポンプ室14内に吸引される。ポンプ室14内に吸引された冷却水は、インペラ26の回転によって昇圧され、吐出口22からケーシング12外へ吐出される。
上述した電動ポンプ10は、図13に示すように、自動車56のエンジンルーム内であってラジエータ54とインバータ装置51の間に設置される。具体的には、電動ポンプ10の取付面(ケーシング12の長辺12b側の面)がインバータ装置51に当接するように、電動ポンプ10がインバータ装置51に取付けられる。このため、電動ポンプ10の短縮された側の面(短辺12a側の面)が、ラジエータ54からインバータ装置51に向かう方向(図中x方向)に一致し、ラジエータ54から電動ポンプ10までの距離(L−d)を長くすることができる。その結果、ラジエータ54と電動ポンプ10の間に十分な衝突安全空間を確保することができる。
また、電動ポンプ10がインバータ装置51に取付けられた状態では、電動ポンプ10の吐出口22は、インバータ装置51の駆動回路52を冷却するための冷却流路50の入口に挿しこまれる。すなわち、電動ポンプ10の吐出口22が直にインバータ装置51の冷却流路50に接続される。このため、電動ポンプ10とインバータ装置51とを接続する配管等が不要となる。一方、電動ポンプ10の吸入口20には冷却水配管が接続される。吸入口20が伸びる方向は、ラジエータ54からインバータ装置51に向かう方向(図中x方向)と直交するため、吸入口20に接続される冷却水配管を急角度に曲げる必要は生じない。
上述した説明から明らかなように、電動ポンプ10は、ステータ30(モータ部におけるケーシング12)を扁平状に形成することで、電動ポンプ10の回転軸に対して直交する方向に小型化されている。このため、ラジエータ54とインバータ装置51の間の空間への搭載性を向上することができる。また、電動ポンプ10を設置するスペースを省スペース化できるため、各機器のレイアウトの自由度を向上することができる。一方、電動ポンプ10の吸入口20が伸びる方向は、電動ポンプ10を小型化した方向と直交するため、吸入口20に接続される冷却水配管が急角度に曲げられる等の問題も生じない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施例では、電動ポンプ10を回転軸に沿って見たときに、ポンプ室14が、モータ部(28,30)を設けた位置におけるケーシング12(以下、モータ部におけるケーシングという)より外側にはみ出さないように形成されていた。しかしながら、図4,5に示すように、ポンプ室14がモータ部におけるケーシング12より外側にはみ出して形成されていてもよい。このような構成によると、ポンプ室14の容量を大きくできるため、ポンプ能力を高めることができる。
この場合に、突出口22が伸びる方向は、ポンプ室14の外周の接線方向であればいずれの方向に向いていてもよい。ただし、図4に示すように、吐出口22は、ケーシング12の長辺12bに対して直交する方向(短辺12aと平行)に伸びていることが好ましい。すなわち、ポンプ室14は、吐出口22の位置で最も回転軸線からの距離が長くなる。このため、吐出口22を長辺12bに対して直交するように配置することで、ポンプ室の回転軸線からの距離が最も長くなる部分がケーシング12の短辺12aの範囲内に位置する。したがって、ポンプ室14がモータ部のケーシング12よりはみ出す量を最も小さくすることができる。
なお、図4,5に示す例では、ロータ部28の回転軸(すなわち、インペラ26の回転軸)とコア32,34の中心とが一致していた。(ここで、コア32,34の中心とは、ロータ部28の回転軸に直交する断面において、コア32の中央のスロット32cのコイル36が券回された部分と、コア34の中央のスロット34cのコイル36が券回された部分との中点を意味する。)一方、ポンプ室14の外形状は、インペラ26の回転軸線からの距離が徐々に変化する遠心ポンプ形状である。このため、電動ポンプ10を回転軸に沿って見ると、ポンプ室14は、モータ部におけるケーシング12に対して、ケーシング12の上辺側で外側にはみ出し、下辺側でケーシング12の内側に位置している(図4参照)。
しかしながら、図6,7に示すように、ロータ部28の回転軸Crとコア32,34の中心Csとをずらすことで、電動ポンプを回転軸Crに沿って見たときに、ポンプ室14がモータ部におけるケーシング12をはみ出さないようにすることができる。すなわち、図6,7に示す例では、各スロット32a〜32c,34a〜34cの先端ティース部が、図7のx方向に変形している。ロータ部28は、各スロット32a〜32c,34a〜34cの先端ティース部の中央に位置決めされる。このため、ロータ部28の回転軸28Crは、図7のx方向にずれることとなる。一方、スロット32c,34cのコイル36が券回された部分はx方向に変形していないため、コア32,34の中心Csの位置は変化しない。したがって、ロータ部28の回転軸28Crは、コア32,34の中心Csに対してx方向にずれることになる。これにより、ポンプ室14がコア32,34の中心Csに対してx方向にずれ、電動ポンプを回転軸Crに沿って見たときに、ポンプ室14がモータ部におけるケーシング12をはみ出さないようになる。この電動ポンプによると、ポンプ室の容量を増大しながら、電動ポンプのさらなる小型化を実現することができる。
なお、コア32,34の中心Csに対してロータ部28の回転軸Crをずらす方向及びその量は、電動ポンプを設置するスペースや外部機器(実施例1では、インバータ装置51やラジエータ54)との位置関係に応じて適宜設定することができる。例えば、図8に示す例のように、ポンプ室14がモータ部におけるケーシング12の上下方向に均等にはみ出すように、ロータ部28の回転軸Crの位置をずらしてもよい。あるいは、図9に示す例のように、ポンプ室14がモータ部におけるケーシング12の上方向にのみはみ出すように、ロータ部28の回転軸Crの位置をずらしてもよい。
また、吐出口22の形状は、上述した実施例の形状に限られない。例えば、図10に示すように、吐出口38は、ポンプ室14の外周に沿って湾曲してからx方向に引出されていてもよい。このような形態によると、吐出口38の位置を電動ポンプのより中央側に位置させることができる。
また、モータ部の構成は、上述した各実施例に示す構成には限られない。例えば、図11に示すように、ロータ部28の上下に配置するスロット44を連結片42a,42bで連結したコア40を用いてもよい。このようなコア40を用いることで、各スロット44の位置精度を上げることができる。あるいは、上述した各実施例と同様、図12に示すように、ロータ部28の上下に一対のコア46を配置してもよい。
さらに、上述した各実施例では、モータ部におけるケーシング12の回転軸に直交する断面の外形状が四角形であったが、このような例に限られず、扁平状であれば任意の形状を採ることができる。例えば、断面の外形状を楕円形状としてもよいし、4角形を構成する4辺のいくつかを湾曲させた形状としてもよい。あるいは、図15〜21に示すような外形状としてもよい。具体的には、図15、16に示すように、ケーシング12の断面(モータ部における断面)の外形状を、矩形状のコーナ部を曲線で形成した形状としてもよいし、図17に示すように、ケーシング12の断面(モータ部における断面)の外形状を、矩形状のコーナ部を直線で面取りした形状としてもよい。あるいは、図18に示すように、上辺の長さが下辺の長さよりも短い台形状としてもよい。さらには、図19に示すように、ロータ部28より短辺の長さが短い矩形状としてもよい。また、図20に示すように、上下方向に伸びる辺が外周側に向かって突出する形状としてもよい。あるいは、図21に示すように、左右方向に伸びる辺が水平方向から傾斜していてもよい。上述した図15〜21に示す外形状では、左右方向の寸法aが、上下方向の寸法bよりも長くされ、扁平な外形状となっている。なお、寸法aと寸法bとの比a/bは、1.3以上とすることが好ましい。比a/bを1.3以上とすることで、ロータ部28の容積を大きくしながら、ステータ部の容積を大きくすることができる。
また、上述した実施例では、回路基板38が回転軸に対して平行となるように配置されていたが、図22に示すように、回路基板38が回転軸に対して直交するように配置されていてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:電動ポンプ
12:ケーシング
14:ポンプ室
16:モータ室
20:吸入口
22:吐出口
26:インペラ
28:ロータ部
30:ステータ
32,34:コア
36:コイル
12:ケーシング
14:ポンプ室
16:モータ室
20:吸入口
22:吐出口
26:インペラ
28:ロータ部
30:ステータ
32,34:コア
36:コイル
Claims (5)
- モータ部と、モータ部によって回転駆動されるインペラと、インペラを収容するポンプ室を有しており、モータ部とポンプ室とがインペラの回転軸に沿って配置されている電動ポンプであって、
ポンプ室内に流体を吸入する吸入口と、
ポンプ室内の流体を吐出する吐出口をさらに有しており、
吸入口は前記回転軸と平行に伸びる一方で、吐出口は前記回転軸と直交する方向に伸びており、
モータ部の前記回転軸に直交する断面の外形状が扁平状であることを特徴とする電動ポンプ。 - ポンプ室の前記回転軸に直交する断面の外形状は、その外形線上の点からインペラの回転軸線までの距離が周方向に徐々に変化する形状をしており、吐出口の位置でインペラの回転軸線までの距離が最大となり、
モータ部の前記回転軸に直交する断面の外形状は、第1方向の寸法が、第1方向と直交する第2方向の寸法より長い扁平形状であり、
吐出口は第2方向と平行に伸びていることを特徴とする請求項1に記載の電動ポンプ。 - モータ部は、インペラに接続されるロータ部と、ロータ部の周囲に配置されるステータ部を有しており、
モータ部を前記回転軸に沿って見たときに、ロータ部の中心とステータ部の中心とがずれていることを特徴とする請求項2に記載の電動ポンプ。 - モータ部を駆動するモータ駆動回路と、モータ駆動回路を収容する回路室をさらに有しており、
ポンプ室とモータ部と回路室は前記回転軸に沿って配置されると共に、モータ部はポンプ室と回路室との間に配置されており、
モータ駆動回路は、回路素子が実装されている回路基板を有しており、
回路基板の実装面と前記回転軸とが平行、又は、直交していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動ポンプ。 - 電動ポンプを外部機器に取付けるための取付面をさらに有しており、
吐出口は、取付面から取付面に対して直交する方向に突出していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
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