JP2012178298A - 車両用灯具の排水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストアップを招くことなく、簡単な構成で水溜りを無くして車体パネルの錆の発生を防ぐことができる車両用灯具の排水構造を提供すること。
【解決手段】開口部10A周りにガスケット11が装着された車体パネル10にアウタレンズ3を前記ガスケット11に圧接した状態で取り付けられるトランクリッドランプ(車両用灯具)1の排水構造として、前記トランクリッドランプ1のアウタレンズ3と前記ガスケット11との間に排水ストラップ9を介装する構成を採用する。又、前記排水ストラップ9を羊毛又は樹脂の繊維状糸を織り込んで構成する。更に、前記排水ストラップ9を両面テープによって前記トランクリッドランプ1のアウタレンズ3に貼り付ける。
【選択図】図2
【解決手段】開口部10A周りにガスケット11が装着された車体パネル10にアウタレンズ3を前記ガスケット11に圧接した状態で取り付けられるトランクリッドランプ(車両用灯具)1の排水構造として、前記トランクリッドランプ1のアウタレンズ3と前記ガスケット11との間に排水ストラップ9を介装する構成を採用する。又、前記排水ストラップ9を羊毛又は樹脂の繊維状糸を織り込んで構成する。更に、前記排水ストラップ9を両面テープによって前記トランクリッドランプ1のアウタレンズ3に貼り付ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、車体パネルにガスケットを介して取り付けられる車両用灯具の排水構造に関するものである。
車両用灯具の一例としてトランクリッドランプの取付構造を図4及び図5に示す。
即ち、図4はトランクリッドランプの取付構造を示す側断面図、図5は図4のC部拡大詳細図であり、図示のトランクリッドランプ1は、車両のトランクルームを開閉するためのトランクリッドの左右にトランクルーム側から取り付けられるものであって、ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4内に光源であるバルブ5とリフレクタ6及びインナレンズ7を収容して構成されている。
他方、トランクリッドを構成する車体パネル10には開口部10Aが形成されており、この開口部10Aの周りにはシール材としてのガスケット11が装着されている。そして、トランクリッドランプ1は、そのアウタレンズ3の中心部に突出する凸部3aを車体パネル10の開口部10Aにトランクルーム側から嵌め込んでこれを開口部10Aから外部に突出させ、アウタレンズ3の凸部3aの周囲に形成された環状の平面部3cをガスケット11に圧接した状態で、車体パネル10の裏側に設けられた不図示のブラケットにハウジング2の不図示の取付部をネジによって締め付けることによって車体パネル10にその裏側から取り付けられる。このようにトランクリッドランプ1が車体パネル10に取り付けられると、そのアウタレンズ3の平面部3cがガスケット11に圧接されるため、ガスケット11による止水効果によってトランクルーム内への水の浸入が防がれる。
ところが、トランクリッドランプ1のアウタレンズ3の凸部3aと平面部3cとの間に凹溝3bが形成され、この凹溝3bに車体パネル10の開口部10Aの周縁部10aが折り曲げられて入り込んでいるような構成においては、図5に詳細に示すようにアウタレンズ3の凹溝3bに雨水等が溜まり、その雨水等が排出されない。車体パネル10には塗装が施されているが、その開口部20Aの周縁部10a端面は塗料が付きにくいため、アウタレンズ3の凹溝3bに雨水等が溜まると、車体パネル10にはその開口部10Aの周縁部10a端面に錆が発生し易いという問題がある。
そこで、特許文献1には、灯具の下縁におけるシール部材(ガスケット)が装着される溝部に水抜き穴を設けるとともに、該水抜き穴の下方に車体パネル外側に連通する樋を配置し、灯具の下縁に溜まった水を水抜き穴から樋を通って車体パネルの外側へ排出させる構成が提案されている。
しかしながら、特許文献1において提案された構成では、灯具のハウジングに加工によって水抜き穴を形成するとともに、該水抜き穴の下方に配される樋を車体パネルの裏側に取り付けられるホッパー部とこれの下端部に接続されるグロメット部とで構成する必要があるため、加工工数が増える他、部品点数が増えてコストアップを招くという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、コストアップを招くことなく、簡単な構成で水溜りを無くして車体パネルの錆の発生を防ぐことができる車両用灯具の排水構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、開口部周りにガスケットが装着された車体パネルにアウタレンズを前記ガスケットに圧接した状態で取り付けられる車両用灯具の排水構造として、前記車両用灯具のアウタレンズと前記ガスケットとの間に排水ストラップを介装したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記排水ストラップを羊毛又は樹脂の繊維状糸を織り込んで構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記排水ストラップを両面テープによって前記車両用灯具のアウタレンズに貼り付けることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、アウタレンズの凹部に溜まった水は、車両用灯具のアウタレンズとガスケットとの間に介装された排水ストラップを通ってアウタレンズの凹部から車体パネルの内面に沿って速やかに排出されるため、溜まった水による車体パネルの錆の問題が発生することがない。そして、このような効果は車両用灯具のアウタレンズとガスケットとの間に排水ストラップを介装するだけの簡単な構成によって得られるため、加工工数や部品点数の増加及びこれに伴うコストアップを招くことがない。
請求項2記載の発明によれば、排水ストラップを羊毛又は樹脂の繊維状糸を織り込んで構成したため、アウタレンズに溜まった水は毛細管現象によって排水ストラップに吸い取られてアウタレンズの凹部から効果的に排出される。
請求項3記載の発明によれば、排水ストラップを両面テープによって車両用灯具のアウタレンズに予め貼り付けておくことができるため、車両用灯具を車体パネルに取り付けると同時に排水ストラップを車両用灯具のアウタレンズとガスケットとの間に簡単に介装することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る排水構造を備える車両用灯具の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2のB部拡大詳細図である。
本実施の形態に係る車両用灯具1は、車両のトランクルームを開閉するためのトランクリッドの左右にトランクルーム側から取り付けられるトランクリッドランプであって、その基本構成は図4に示したものと同じである。即ち、図示のトランクリッドランプ1は、図2に示すように、ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4内に光源であるバルブ5とリフレクタ6及びインナレンズ7を収容して構成されている。尚、左右のトランクリッドランプ1の基本構成は同じであるため、以下、一方のトランクリッドランプ1についてのみ図示及び説明する。
上記ハウジング2は、光不透過性樹脂によって矩形ボックス状に一体成形されており、その車両後方(図2の左方)に向かって開口する開口部は前記アウタレンズ3によって覆われている。そして、リフレクタ6の背面に形成された円孔状の差込孔6aには前記バルブ5を保持したソケット8が差し込まれている。
又、前記アウタレンズ3とインナレンズ7は、共に光透過性樹脂によって一体成形されている。ここで、アウタレンズ3の中央部には車両後方に向かって突出すると凸部3aが形成され、この凸部3bの周囲には凹溝3bが形成され、更にその外側には円環状の平面部3cが形成されている。尚、アウタレンズ3とインナレンズ7の各内面には配光用をレンズカットが施されている。
更に、前記リフレクタ6は光不透過性樹脂によって一体成形されており、その内面は反射面を構成している。そして、反射面を構成するリフレクタ6の内面には、その反射率を高めるために銀色塗装やアルミ蒸着等の反射処理が施されている。
他方、前記トランクリッドを構成する車体パネル10には矩形の開口部10Aが形成されており、この開口部10Aの周りにはシール部材としての矩形リング状のガスケット11が装着されている。尚、車体パネル10の両面には塗装が施されている。
トランクリッドランプ1は、そのアウタレンズ3の凸部3aを車体パネル10の開口部10Aにトランクルーム側(図2の右側)から嵌め込んでこれを開口部10Aから外部に突出させ、アウタレンズ3の平面部3cをガスケット11に圧接した状態で、車体パネル10の裏側に設けられた不図示のブラケットにハウジング2の不図示の取付部をネジによって締め付けることによって車体パネル10にその裏側から取り付けられる。このようにトランクリッドランプ1が車体パネル10に取り付けられると、そのアウタレンズ3の平面部3cがガスケット11に圧接されるため、ガスケット11による止水効果によってトランクルーム内への水の浸入が防がれる。又、車体パネル10にトランクリッドランプ1が取り付けらた状態では、図2及ぶ図3に示すように、車体パネル10の開口部の内側(トランクルーム側)に向かって折り曲げられた周縁部10aはトランクリッドランプ1のアウタレンズ3に形成された凹溝3b内に差し込まれている。
而して、本実施の形態においては、トランクリッドランプ1のアウタレンズ3とガスケッ11トとの間には帯状の排水ストラップ9が介装されている。より詳細には、排水ストラップ9は、車幅方向(図1の左右方向)中央であって、且つ、アウタレンズ3の平面部3cの底辺部とガスケット11の底辺部との間に挟み込まれており、その一部はアウタレンズ3とガスケット11との圧接部から下方に延びている。このように、トランクリッドランプ1のアウタレンズ3とガスケット11との間に排水ストラップ9を介装することによって本発明に係る排水構造が構成されている。ここで、排水ストラップ9は、羊毛又は樹脂の繊維状糸を織り込んで構成されており、不図示の両面テープによってアウタレンズ3の平面部3cの外面に貼り付けられている。
以上において、本発明に係る排水構造においては、トランクリッドランプ1のアウタレンズ3に形成された凹溝3bに溜まった水は、アウタレンズ3とガスケット11との間に介装された排水ストラップ9を通って車体パネル10の内面に沿って落下することによって速やかに凹溝3bから排出されるため、溜まった水によって車体パネル10の開口部10Aの周縁部10aの塗料が付着しにくい端面に錆が発生することがない。そして、このような効果はトランクリッドランプ1のアウタレンズ3とガスケット11との間に排水ストラップ9を介装するだけの簡単な構成によって得られるため、加工工数や部品点数の増加及びこれに伴うコストアップを招くことがない。尚、アウタレンズ3の凹溝3bから排水ストラップ9によって排水される水の排水量と排水時間は、排水ストラップ9の厚み、材質、外形(サイズ)等によってコントロールすることができる。
又、本実施の形態では、排水ストラップ9を羊毛又は樹脂の繊維状糸を織り込ん構成したため、トランクリッドランプ1のアウタレンズ3の凹溝3bに溜まった水は、毛細管現象によって排水ストラップ9に吸い取られてアウタレンズ3の凹溝3bから効果的に排出され、車体パネル10の錆びの問題が解消される。
更に、本実施の形態では、排水ストラップ9を両面テープによってトランクリッドランプ1のアウタレンズ3に予め貼り付けておくことができるため、トランクリッドランプ1を車体パネル10に取り付けると同時に排水ストラップ9をトランクリッドランプ1のアウタレンズ3とガスケット11との間に簡単に介装することができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
板厚と外形(サイズ)が異なる5種類の排水ストラップ(試料A〜E)9を用いた場合の1分当たりの水の落下滴数と10分後の排水量を測定した。その結果を表1に示す。
尚、以上は本発明をトランクリッドランプの排水構造に対して適用した形態について説明したが、本発明は、車体パネルにガスケットを介して取り付けられる他の車両用灯具の排水構造に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 トランクリッドランプ(車両用灯具)
2 ハウジング
3 アウタレンズ
3a アウタレンズの凸部
3b アウタレンズの凹溝
3c アウタレンズの平面部
4 灯室
5 バルブ(光源)
6 リフレクタ
6a リフレクタの差込孔
7 インナレンズ
8 ソケット
9 排水ストラップ
10 車体パネル
10A 車体パネルの開口部
10a 車体パネルの開口部の周縁部
11 ガスケット
2 ハウジング
3 アウタレンズ
3a アウタレンズの凸部
3b アウタレンズの凹溝
3c アウタレンズの平面部
4 灯室
5 バルブ(光源)
6 リフレクタ
6a リフレクタの差込孔
7 インナレンズ
8 ソケット
9 排水ストラップ
10 車体パネル
10A 車体パネルの開口部
10a 車体パネルの開口部の周縁部
11 ガスケット
Claims (3)
- 開口部周りにガスケットが装着された車体パネルにアウタレンズを前記ガスケットに圧接した状態で取り付けられる車両用灯具の排水構造であって、
前記車両用灯具のアウタレンズと前記ガスケットとの間に排水ストラップを介装したことを特徴とする車両用灯具の排水構造。 - 前記排水ストラップを羊毛又は樹脂の繊維状糸を織り込んで構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具の排水構造。
- 前記排水ストラップを両面テープによって前記車両用灯具のアウタレンズに貼り付けることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用灯具の排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011041269A JP2012178298A (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 車両用灯具の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011041269A JP2012178298A (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 車両用灯具の排水構造 |
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ID=46980016
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JP2011041269A Withdrawn JP2012178298A (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 車両用灯具の排水構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015060800A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
JP2018500735A (ja) * | 2014-12-19 | 2018-01-11 | ジーイー・ライティング・ソルーションズ,エルエルシー | 水分進入性の低減した光モジュールアセンブリ及びその製造方法 |
-
2011
- 2011-02-28 JP JP2011041269A patent/JP2012178298A/ja not_active Withdrawn
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JP2018500735A (ja) * | 2014-12-19 | 2018-01-11 | ジーイー・ライティング・ソルーションズ,エルエルシー | 水分進入性の低減した光モジュールアセンブリ及びその製造方法 |
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