JP2012174738A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012174738A
JP2012174738A JP2011032628A JP2011032628A JP2012174738A JP 2012174738 A JP2012174738 A JP 2012174738A JP 2011032628 A JP2011032628 A JP 2011032628A JP 2011032628 A JP2011032628 A JP 2011032628A JP 2012174738 A JP2012174738 A JP 2012174738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
convex portion
solid
adhesive
state imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011032628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5818455B2 (ja
Inventor
Koji Tsuzuki
幸司 都築
Takanori Suzuki
隆典 鈴木
Hisatane Komori
久種 小森
智 ▲濱▼▲崎▼
Satoshi Hamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011032628A priority Critical patent/JP5818455B2/ja
Priority to US13/360,166 priority patent/US8698938B2/en
Priority to CN201210034099.8A priority patent/CN102646647B/zh
Publication of JP2012174738A publication Critical patent/JP2012174738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5818455B2 publication Critical patent/JP5818455B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14618Containers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14683Processes or apparatus peculiar to the manufacture or treatment of these devices or parts thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/93Batch processes
    • H01L2224/94Batch processes at wafer-level, i.e. with connecting carried out on a wafer comprising a plurality of undiced individual devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】固体撮像装置の画素領域へ到達する不要な光を低減しつつ、固体撮像装置を小型化するための技術を提供することを目的とする。
【解決手段】画素領域を含む主面を有する半導体チップと、画素領域を囲むように半導体チップの主面に配置された凸部と、画素領域を覆う位置に配置された光透過性を有するカバー部材と、半導体チップとカバー部材との間に内部空間が形成されるように画素領域を囲み、カバー部材と凸部とを接着する接着剤とを備える固体撮像装置が提供される。凸部は上面と空間に面した側面である第1側面とを有し、上面と第1側面とによって第1稜線が形成され、接着剤は凸部の上面とカバー部材とを接着し、接着剤は内部空間に面した第1面を有し、第1面は第1稜線からカバー部材へ向かって延び、主面に平行な面における内部空間の外周は、凸部の上面からカバー部材へ向かうにつれて短くなる。
【選択図】図1

Description

本発明は固体撮像装置およびその製造方法に関する。
近年、デジタルカメラや携帯電話の小型化や薄型化に伴い、さらに小型で薄型の固体撮像装置のニーズが高まっている。そこで、特許文献1は、光透過性を有するカバー部材を固体撮像素子チップ上に直接固定し、画素領域を気密に封止した固体撮像装置を提案する。固体撮像素子チップとカバー部材との固定には、安価であり取扱いが容易な液状の接着剤を用いられている。液状の接着剤でカバー部材と固体撮像素子チップとを直接接着した場合に、固体撮像素子チップの表面で接着剤が濡れ広がる。そこで、固体撮像素子チップの画素領域へ接着剤が流れ込まないように、画素領域からある程度離れた位置に接着剤を塗布する必要があり、固体撮像装置の大型化につながる。特許文献2では、画素領域の周囲を土手部で囲むことによって、CCDチップとシールカバーとを接着する接着樹脂が画素領域へ入り込むことを抑制する。それにより、固体撮像装置の小型化を図っている。
特開2005−136144号公報 特開2003−92394号公報
特許文献2に記載された固体撮像装置では接着樹脂が土手部の外側に位置しているため、固体撮像装置の小型化が十分に実現されていない。また、後述するように、接着剤の形状によっては、接着剤で反射した不要な光が画素領域へ到達してしまい、固体撮像装置で得られる画質が低下してしまう。そこで、本発明の1つの側面は、固体撮像装置の画素領域へ到達する不要な光を低減しつつ、固体撮像装置を小型化するための技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の1つの側面における固体撮像装置は、画素領域を含む主面を有する半導体チップと、前記画素領域を囲むように前記半導体チップの前記主面に配置された凸部と、前記画素領域を覆う位置に配置された光透過性を有するカバー部材と、前記半導体チップと前記カバー部材との間に内部空間が形成されるように前記画素領域を囲み、前記カバー部材と前記凸部とを接着する接着剤とを備え、前記凸部は上面と前記空間に面した側面である第1側面とを有し、前記上面と前記第1側面とによって第1稜線が形成され、前記接着剤は前記凸部の前記上面と前記カバー部材とを接着し、前記接着剤は前記内部空間に面した第1面を有し、前記第1面は前記第1稜線から前記カバー部材へ向かって延び、前記主面に平行な面における前記内部空間の外周は、前記凸部の上面から前記カバー部材へ向かうにつれて短くなることを特徴とする。
上記手段により、固体撮像装置の画素領域へ到達する不要な光を低減しつつ、固体撮像装置を小型化するための技術が提供される。
本発明の実施形態による固体撮像装置100の構成例を説明する図。 本発明の実施形態による固体撮像装置100の構成例を説明する図。 比較例の固体撮像装置300の構成を説明する図。 本発明の実施形態による固体撮像装置100の製造方法例を説明する図。 本発明の実施形態による固体撮像装置100の変形例を説明する図。 本発明の実施形態による固体撮像装置600の構成例を説明する図。 本発明の実施形態によるパッケージ700の構成例を説明する図。
添付の図面を参照しつつ以下に本発明の実施形態について説明する。まず、1つの実施形態による固体撮像装置100の構成例を図1および図2を用いて説明する。図1(a)は固体撮像装置100の断面図であり、図1(b)は固体撮像装置100の平面図である。図2は図1(a)において点線で囲んだ領域Aの拡大図である。図1に示す実施形態によれば、固体撮像装置100は半導体チップ110、カバー部材120、凸部130、および接着剤140を備えうる。
半導体チップ110は主面111を有し、主面111は一部に画素領域112を含む。画素領域112には画素を構成する複数の受光素子(不図示)が形成されている。半導体チップ110は例えば受光素子として光電変換素子を有するCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサでありうる。半導体チップ110は主面111にマイクロレンズ113および外部接続用の端子114をさらに有しうる。マイクロレンズ113は画素領域112を覆う位置に配置され、固体撮像装置100への入射光をそれぞれの画素に集光する。端子114は受光素子からの信号を外部へ出力するか、外部からの信号を入力するために用いられる。半導体チップ110は画素領域112とマイクロレンズ113との間にカラーフィルタ(不図示)と、カラーフィルタの上に配置された平坦化膜(不図示)とをさらに有してもよい。
カバー部材120は光透過性を有しており、半導体チップ110の上方にあり、且つ画素領域112を覆う位置に配置される。カバー部材120の材料として例えばガラス、樹脂、水晶などを用いうる。カバー部材120はその表面(半導体チップ110とは反対側の面)や裏面(半導体チップ110側の面)に反射防止コートやIRコートを有してもよい。これにより、カバー部材120の光学特性がより良好になりうる。
凸部130は半導体チップ110から突出するように半導体チップ110の主面111に配置される。凸部130は半導体チップ110に対して固定されている。図1(b)ではカバー部材120を通して視認されうるマイクロレンズ113および凸部130が参考のために点線で示される。図1(b)に示されるように、凸部130は画素領域112を囲むように半導体チップ110の主面111に配置される。凸部130の材料として例えば感光性樹脂を用いうる。図2に示されるように、凸部130は画素領域112に近い方の側面131(第1側面)と、画素領域112から遠い方の側面132(第2側面)と、上面133とを有する。側面131と上面133とによって稜線134(第1稜線)が形成され、側面132と上面133とによって稜線135(第2稜線)が形成される。
接着剤140は、カバー部材120と半導体チップ110とを接着する。具体的には、接着剤140はカバー部材120に接着するとともに、凸部130の上面133、側面132、および半導体チップ110の主面111の一部である側面132の周辺の領域136に接着する。図1(b)に示されるように、接着剤140も画素領域112を囲んでおり、接着剤はカバー部材120と凸部130とを全周的に接着する。全周的に接着することによって、半導体チップ110とカバー部材120との間に気密となる内部空間150が形成されうる。内部空間150は半導体チップ110、カバー部材120、凸部130、および接着剤140で囲まれた空間として規定されうる。本実施形態の固体撮像装置100によれば、凸部130の側面131は内部空間150に面している。また、凸部130の側面131も内部空間150に面している。一方で、凸部130の側面132および上面133は内部空間150に面しておらず、接着剤140で覆われる。
接着剤140のうち内部空間150に面した面を面141(第1面)とよぶ。面141は凸部130の稜線134からカバー部材120へ延びる。接着剤140の面141は稜線134からカバー部材120へ向かうにつれて、内部空間150を狭めるように濡れ広がっている。その結果として、主面111に平行な面における内部空間150の外周は、稜線134、すなわち凸部の上面からカバー部材120へ向かうにつれて短くなる。図1(a)の矢印160は内部空間150の外周を主面111に平行な方向から見た状態を表す。
続いて、図3に記載された比較例と対比することによって、図1に記載された固体撮像装置100の利点を説明する。図3は比較例としての固体撮像装置300のうち、図2に対応する部分の拡大図である。固体撮像装置100と固体撮像装置300との間で共通する構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略する。固体撮像装置300では半導体チップ110上に凸部を配置することなく、半導体チップ110とカバー部材120とが接着剤340で接着されている。
接着剤340のうち内部空間150に面した面を面341とよぶ。面341は半導体チップ110とカバー部材120との中間付近に最もくびれた部分341aを有する。面341はさらに、部分341aから半導体チップ110へ延びる領域341bと部分341aからカバー部材120へ延びる領域341cとを有する。接着剤340の濡れ性に起因して、領域341b、341cはどちらも内部空間150を狭めるように濡れ広がる。その結果として、領域341bは上弦の(半導体チップ110方向へ凸の)弧形状を有し、領域341cは下弦の(カバー部材120方向へ凸の)弧形状を有する。
図3において矢印301で示すように、固体撮像装置300への入射光の一部は、カバー部材120を透過して接着剤340の領域341bへ到達する。領域341bへ到達した光は面341で反射し、反射光は矢印302で示すように画素領域112へ向かう。このように画素領域112へ到達した反射光は固体撮像装置300で得られる画質を低下させうる。接着剤340を画素領域112から遠ざければ画素領域112へ向かう反射光の量は低減しうるが、固体撮像装置の大きさが大きくなる。また、たとえ接着剤340を画素領域112から遠ざけたとしても、領域341bは上弦の弧形状を有するため、何らかの反射光が画素領域112へ到達しうる。
一方、図2に示すように、固体撮像装置100の接着剤140の面141は下弦の弧形状を有しており、上弦の弧形状を有する領域を含まない。従って、固体撮像装置100では、固体撮像装置300と比較して、画素領域112へ向かう接着剤140での反射光の量が低減されうる。ここでは、凸部130の側面131が半導体チップ110の主面111に直交するため、凸部130の側面131で反射して画素領域112へ向かう反射光の量は固体撮像装置100の領域341bでの反射光に比べて少なくなる。その結果として、固体撮像装置100では固体撮像装置300と比較して画質が向上しうる。また、固体撮像装置100では、固体撮像装置300と比較して、接着剤140を画素領域112の近くに配置することができるため、固体撮像装置100を小型化することが可能になる。
続いて、図4を用いて固体撮像装置100の製造方法の一例を説明する。まず、図4(a)に示されるように、複数の受光素子が形成された画素領域112を有する半導体チップ110を準備する。図4(a)では複数の半導体チップ110が連結されており、ダイシング・ライン401により個別の半導体チップ110の区画に分かれる。
次に、図4(b)に示されるように、画素領域112を囲むように半導体チップ110の主面111に凸部130を形成する。凸部130は、半導体チップ110の主面111上にスピンコート等によって感光性樹脂を塗布した後に、露光パターニングを行うことによって形成されうる。または、予めシート状に作成された感光性シートを主面111上に貼り付けて、露光パターニングを行って凸部130を形成してもよい。図1を用いて説明したように、凸部130は画素領域112を全周的に囲む。露光パターニングによって凸部130を形成することによって、凸部130の側面131と上面133とは直交する稜線134を形成しうる。
次に、図4(c)に示されるように、半導体チップ110の主面111のうち、凸部130の外側(画素領域112とは反対側)の領域402に接着剤140を塗布する。接着剤140は凸部130の上面133の一部と領域402との両方に塗布されてもよい。図1を用いて説明したように、接着剤140は凸部130を全周的に囲むように塗布される。しかし、接着剤140は一部塗布されなくてもよい。カバー部材120の取り付け後に全周的に囲むように配置さればよい。画素領域112への侵入を防止するために、接着剤140は凸部130の内側(画素領域112側)には塗布されない。
接着剤140は、公知のディスペンサーや印刷法によって塗布しうる。接着剤140の材料として、未硬化の状態で流動性を有する熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂を用いることができる。特に速硬化性に優れた光硬化性樹脂を用いることによって、接着剤140の流動性を抑制しうる。また、接着剤140の材料として光硬化性樹脂を用いることによって、工数を低減しうる。また、後述の堰止め性をより歩留よく実施するために、接着剤140の材料として流動性の少ない樹脂を用いうる。例えば、粘度が10000mPa・s以上である樹脂を接着剤140の材料として用いうる。このような粘度は、樹脂の平均分子量を高分子側にすることによって実現されうる。また、接着剤140が酸化物フィラーや金属フィラー等の無機フィラーを含む場合に、接着剤140の面141に無機フィラーが析出することがある。この場合、無機フィラーで光が散乱してしまい、画素領域112へ不要な散乱光が入射してしまう場合がある。そこで、接着剤140は、エポキシ樹脂やアクリル樹脂、シリコーン樹脂などを含む有機フィラーで形成され、酸化物フィラーや金属フィラー等の無機フィラーを含まなくてもよい。
次に、図4(d)に示されるように、半導体チップ110にカバー部材120を取り付ける。まず、画素領域112を覆う位置にカバー部材120を配置する。その後に、カバー部材120を半導体チップ110へ接近させることによって、カバー部材120で接着剤140を押圧する。それにより、半導体チップ110、カバー部材120、凸部130、および接着剤140で囲まれる内部空間150が形成される。カバー部材120により押圧された接着剤140は図4(d)に示されるような形状に変形する。具体的には、半導体チップ110の領域402に塗布された接着剤140は、凸部130の上面133に広がる。凸部130の上面133に広がった接着剤140は稜線134で堰き止められる。すなわち、凸部130は接着剤140が画素領域112へ入り込まないようにするために、接着剤140を堰き止める役割を果たしうる。また、カバー部材120上では接着剤140は内部空間150方向へ濡れ広がり、その結果として、接着剤140の面141は下弦の弧形状を有する。
次に、図4(e)に示されるように、接着剤140を熱または光などで硬化することによって、半導体チップ110に対してカバー部材120を固定する。最後にダイシング・ライン401を切断することによって、個別の固体撮像装置100が得られる。
続いて、図5を用いて凸部130の変形例を説明する。図5(a)は図1、図2を用いて説明された固体撮像装置100の凸部130を再掲する。側面131は半導体チップ110の主面111に対して直交し、上面133は側面131に対して直交する。
図5(b)に示される凸部510は、画素領域112に近い方の側面511と、画素領域112から遠い方の側面512と、上面513とを有する。側面511と上面513とによって稜線514が形成される。側面511は、図2を用いて説明された接着剤140の面141と同様に、下弦の(カバー部材120方向へ凸の)弧形状を有する。それによって、主面111に平行な面における内部空間150の外周は、半導体チップ110からカバー部材120へ向かうにつれて短くなる。凸部510がこのような形状の側面511を有することによって、凸部510で反射して画素領域112へ到達する反射光が一層低減される。また、凸部510の稜線514は凸部130の稜線134よりも鋭利であるため、接着剤140を堰き止める機能の性能が向上する。
凸部510の側面511は曲面であったが、図5(c)に示される凸部520の側面521のように平面であってもよい。凸部520も凸部510と同様の利点を有する。また、図5(d)に示される凸部530のように、上面が段差を有していてもよい。凸部530において、接着剤140は稜線532により堰き止められてもよいし、稜線531により堰き止められてもよい。
続いて、図6を用いて、本発明の別の実施形態に係る固体撮像装置600の例示の構成を説明する。図6は固体撮像装置600のうち、図2に対応する部分の拡大図である。固体撮像装置100と固体撮像装置600との間で共通する構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略する。また、図5を用いて説明した固体撮像装置100の変形例は固体撮像装置600に対しても等しく適用可能である。
固体撮像装置600の接着剤640は、凸部130の上面133に接着するものの、側面132および半導体チップ110の主面111には接着しない。接着剤640は内部空間150に面する面641(第1面)と内部空間150に面していない面642(第2面)とを有する。面641は固体撮像装置100の面141と同様のため、説明を省略する。面642は凸部の稜線135からカバー部材120へ延びる。
固体撮像装置600は図4を用いて説明した固体撮像装置100と同様の方法で製造できるが、図4(c)を用いて説明した工程において、凸部130の上面133だけに接着剤640を塗布する。接着剤640はカバー部材120で押圧されて上面133上を広がるが、側面132へ濡れ広がることが稜線135によって抑制される。したがって、接着剤640が端子114まで濡れ広がることを回避できる。そのため、固体撮像装置100と比較して、固体撮像装置600では端子114と凸部130との距離を短くでき、固体撮像装置600の更なる小型化が実現される。凸部130の幅、すなわち側面131と側面132との間の距離は、上面133に接着剤640を塗布可能なように適宜設定される。固体撮像装置600の凸部130の幅は、固体撮像装置100の凸部130の幅よりも広くなりうる。
続いて、図7を用いて、固体撮像装置のパッケージ700の例示の構造を説明する。図7では固体撮像装置100をパッケージングする例を扱うが、上述の各実施形態の何れの固体撮像装置をパッケージングしてもよい。
固体撮像装置のパッケージ700は、リードフレーム、プリント配線板、フレキシブル配線板、およびメタルベース配線板などを含む基板701を備えうる。基板701は固体撮像装置100が搭載される面に端子703を有する。半導体チップ110の裏面(主面111とは反対側の面)は固定部材702によって基板701に固定される。半導体チップ110の端子114と基板の端子703とは、金属ワイヤなどの導電部材704で接続される。導電部材704によって、端子114からの信号が端子703へ伝達される。
固体撮像装置のパッケージ700は、基板701のうち固体撮像装置100が搭載された面、導電部材704、半導体チップ110、接着剤140、およびカバー部材120の側面を封止する封止部材705をさらに備える。封止部材705はエボキシ樹脂などで形成され、光を吸収のため黒色に着色されていてもよい。図7には図示されていないが、封止部材705は固体撮像装置100の側面を全周的に封止する。それによって、接着剤140とカバー部材120の境界および接着剤140と半導体チップ110との境界は封止部材705により全周的に封止され、内部空間150の機密性が高まる。また、カバー部材120の側面が全周的に封止され、カバー部材120の側面から固体撮像装置100へ入射する光が低減される。
上述の各種実施形態の固体撮像装置によれば、画素領域へ到達する不要な光が低減されるため、固体撮像装置で得られる画質が向上する。それと同時に、固体撮像装置の小型化が実現される。
以下、上記の各実施形態に係る固体撮像装置の応用例として、この固体撮像装置が組み込まれたカメラについて例示的に説明する。カメラの概念には、撮影を主目的とする装置のみならず、撮影機能を補助的に備える装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末等)も含まれる。カメラは、上記の実施形態として例示された本発明に係る固体撮像装置と、この固体撮像装置から出力される信号を処理する信号処理部とを含む。この信号処理部は、例えば、A/D変換器と、このA/D変換器から出力されるデジタルデータを処理するプロセッサとを含みうる。

Claims (9)

  1. 画素領域を含む主面を有する半導体チップと、
    前記画素領域を囲むように前記半導体チップの前記主面に配置された凸部と、
    前記画素領域を覆う位置に配置された光透過性を有するカバー部材と、
    前記半導体チップと前記カバー部材との間に内部空間が形成されるように前記画素領域を囲み、前記カバー部材と前記凸部とを接着する接着剤と
    を備え、
    前記凸部は上面と前記空間に面した側面である第1側面とを有し、前記上面と前記第1側面とによって第1稜線が形成され、
    前記接着剤は前記凸部の前記上面と前記カバー部材とを接着し、
    前記接着剤は前記内部空間に面した第1面を有し、前記第1面は前記第1稜線から前記カバー部材へ向かって延び、
    前記主面に平行な面における前記内部空間の外周は、前記凸部の上面から前記カバー部材へ向かうにつれて短くなる
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記凸部の前記第1側面は前記半導体チップに対して直交することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記主面に平行な面における前記内部空間の外周は、前記半導体チップから前記カバー部材へ向かうにつれて短くなることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記凸部は前記内部空間に面していない側面である第2側面をさらに有し、前記上面と前記第2側面とによって第2稜線が形成され、
    前記接着剤は前記内部空間に面していない第2面をさらに有し、前記第2面は前記第2稜線から前記カバー部材へ向かって延びる
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記凸部は前記空間に面していない側面である第2側面をさらに有し、
    前記接着剤は、前記凸部の前記第2側面及び前記半導体チップの前記主面のうち前記凸部の前記第2側面の周辺の部分と前記カバー部材とをさらに接着する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記接着剤が光硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 固体撮像装置の製造方法であって、
    画素領域を含む主面を有する半導体チップを準備する工程と、
    前記画素領域を囲むように前記半導体チップの前記主面に凸部を形成する工程と、
    前記画素領域を覆う位置に光透過性を有するカバー部材を配置し、前記半導体チップと前記カバー部材との間に内部空間が形成されるように前記カバー部材と前記凸部とを接着剤で全周的に接着する工程と
    を有し
    前記凸部は上面と前記空間に面した側面である第1側面とを有し、前記上面と前記第1側面とによって第1稜線が形成され、
    前記接着剤は前記凸部の前記上面と前記カバー部材とを接着し、
    前記接着剤は前記内部空間に面した第1面を有し、前記第1面は前記第1稜線から前記カバー部材へ向かって延び、
    前記主面に平行な面における前記内部空間の外周は、前記第1稜線から前記カバー部材へ向かうにつれて短くなる
    ことを特徴とする製造方法。
  8. 前記凸部は感光性樹脂をパターニングして形成されることを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
  9. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置によって得られた信号を処理する信号処理部と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
JP2011032628A 2011-02-17 2011-02-17 固体撮像装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP5818455B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011032628A JP5818455B2 (ja) 2011-02-17 2011-02-17 固体撮像装置およびその製造方法
US13/360,166 US8698938B2 (en) 2011-02-17 2012-01-27 Solid-state imaging apparatus, method of manufacturing same, and camera
CN201210034099.8A CN102646647B (zh) 2011-02-17 2012-02-16 固态成像装置、其制造方法和照相机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011032628A JP5818455B2 (ja) 2011-02-17 2011-02-17 固体撮像装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012174738A true JP2012174738A (ja) 2012-09-10
JP5818455B2 JP5818455B2 (ja) 2015-11-18

Family

ID=46652416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011032628A Expired - Fee Related JP5818455B2 (ja) 2011-02-17 2011-02-17 固体撮像装置およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8698938B2 (ja)
JP (1) JP5818455B2 (ja)
CN (1) CN102646647B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014216476A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 凸版印刷株式会社 固体撮像装置及びその製造方法
JP2014216475A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 凸版印刷株式会社 固体撮像装置及びその製造方法
JP2017103435A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 日本電信電話株式会社 光部品構造
JP2018006760A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 キングパック テクノロジー インコーポレイテッドKingpak Technology Inc. センサパッケージ構造
WO2022085326A1 (ja) * 2020-10-22 2022-04-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、電子機器および撮像装置の製造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5893550B2 (ja) 2012-04-12 2016-03-23 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
JP6579609B2 (ja) * 2015-07-13 2019-09-25 オリンパス株式会社 カメラシステム、そのブレ補正方法、及びカメラボディ
WO2017094537A1 (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 ソニー株式会社 半導体チップ及び電子機器
CN109565539B (zh) * 2016-12-15 2021-04-27 松下知识产权经营株式会社 拍摄装置以及拍摄方法
JP7084700B2 (ja) 2017-06-16 2022-06-15 キヤノン株式会社 光電変換装置およびスキャナ
US11195864B2 (en) * 2019-03-01 2021-12-07 Omnivision Technologies, Inc. Flip-chip sample imaging devices with self-aligning lid
US10924647B2 (en) * 2019-06-11 2021-02-16 Google Llc Flash module with LED-covering substrate having different diameters
CN112751993A (zh) * 2019-10-29 2021-05-04 晋城三赢精密电子有限公司 底座、摄像头模组及电子装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0799214A (ja) * 1993-05-28 1995-04-11 Toshiba Corp 光電変換素子の実装装置及びその製造方法
JP2005136144A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Kyocera Corp 固体撮像装置
JP2010287619A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Canon Inc 固体撮像装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5309013A (en) 1985-04-30 1994-05-03 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device
JPH0654957B2 (ja) 1985-11-13 1994-07-20 キヤノン株式会社 光電変換装置
CA1289242C (en) 1985-11-13 1991-09-17 Shigetoshi Sugawa Device and method of photoelectrically converting light into electrical signal
EP0630056B1 (en) 1993-05-28 1998-02-18 Toshiba Ave Co., Ltd Use of anisotropically conductive film for connecting leads of wiring board with electrode pads of photoelectric converting device and mounting method of the device
JP4899279B2 (ja) 2001-09-19 2012-03-21 ソニー株式会社 固体撮像装置
JP2003309272A (ja) 2002-04-17 2003-10-31 Kyocera Corp 光半導体装置
TW200520225A (en) 2003-10-24 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Pixel arranging apparatus, solid-state image sensing apparatus, and camera
JP2007208045A (ja) 2006-02-02 2007-08-16 Sony Corp 撮像装置、カメラモジュール、電子機器および撮像装置の製造方法
JP5082542B2 (ja) * 2007-03-29 2012-11-28 ソニー株式会社 固体撮像装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0799214A (ja) * 1993-05-28 1995-04-11 Toshiba Corp 光電変換素子の実装装置及びその製造方法
JP2005136144A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Kyocera Corp 固体撮像装置
JP2010287619A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Canon Inc 固体撮像装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014216476A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 凸版印刷株式会社 固体撮像装置及びその製造方法
JP2014216475A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 凸版印刷株式会社 固体撮像装置及びその製造方法
JP2017103435A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 日本電信電話株式会社 光部品構造
JP2018006760A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 キングパック テクノロジー インコーポレイテッドKingpak Technology Inc. センサパッケージ構造
WO2022085326A1 (ja) * 2020-10-22 2022-04-28 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、電子機器および撮像装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8698938B2 (en) 2014-04-15
CN102646647B (zh) 2015-01-28
US20120212637A1 (en) 2012-08-23
JP5818455B2 (ja) 2015-11-18
CN102646647A (zh) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5818455B2 (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
US10868066B2 (en) Solid-state imaging apparatus
JP5794020B2 (ja) 固体撮像装置
US10319766B2 (en) Packaged optical device with sealing resin and method of manufacturing packaged optical device
JP2010287619A (ja) 固体撮像装置
JP2011187482A (ja) 固体撮像装置、光学装置用モジュール、及び固体撮像装置の製造方法
TWM470285U (zh) 影像擷取模組及其影像感測單元
JP2011165774A (ja) 固体撮像装置の製造方法
WO2011058737A1 (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2009111130A (ja) 撮像装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150929

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5818455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees