JP2012171099A - 液体噴射装置の製造方法 - Google Patents

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JP2012171099A
JP2012171099A JP2011031723A JP2011031723A JP2012171099A JP 2012171099 A JP2012171099 A JP 2012171099A JP 2011031723 A JP2011031723 A JP 2011031723A JP 2011031723 A JP2011031723 A JP 2011031723A JP 2012171099 A JP2012171099 A JP 2012171099A
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Hiroyuki Hagiwara
寛之 萩原
Keiichi Sato
圭一 佐藤
Yuga Mochizuki
優雅 望月
Kimiyasu Otsuki
君泰 大月
Hiromitsu Yui
弘充 油井
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Abstract

【課題】液体噴射ヘッドを精度良く所定位置に配置して液滴の吐出精度が向上し、かつ大
型化を抑えた液体噴射装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】一番目の記録ヘッド30を、当該記録ヘッド30に設けられた位置決め穴6
0a、60bに位置決めピン104を挿通することで、サブキャリッジの溝部23及び切
り欠き部24を基準とした位置に位置決めしてサブキャリッジ20に固定し、二番目以降
の記録ヘッド30を、サブキャリッジ20に固定された一番目の記録ヘッド30のノズル
31を基準として位置決めしてサブキャリッジ20に固定し、複数の記録ヘッド30が固
定されたサブキャリッジ20の溝部23及び切り欠き部24をメインキャリッジの第1基
準部に位置決めしてサブキャリッジ20をメインキャリッジに取り付ける。
【選択図】図11

Description

本発明は、液体噴射装置の製造方法に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジ
ェット式記録装置の製造方法に関する。
液体噴射装置は、液体を液滴として噴射可能な液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘ
ッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例
えば、インクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッド
のノズルから液体状のインクをインク滴として噴射させて記録を行うインクジェット式記
録装置(プリンター)等の画像記録装置を挙げることができる。
上記プリンターとして、ノズルを複数列設してなるノズル列を有する記録ヘッドをサブ
キャリッジに複数並べて固定し、サブキャリッジをメインキャリッジに搭載して1つのヘ
ッドユニットとする構成を採用するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなプリンターの製造は、例えば、サブキャリッジの所定位置に一番目の記録ヘ
ッドを取り付けて固定し、二番目以降の記録ヘッドは、一番目の記録ヘッドのノズルを基
準として所定位置に位置決めし、固定する。
そして、サブキャリッジに固定された記録ヘッドのノズル列の列設方向が、メインキャ
リッジの主走査方向に対して所定の角度になるように、サブキャリッジをメインキャリッ
ジに取り付ける。所定の角度としては、例えば、主走査方向に対してノズル列の列設方向
が直角となる角度を採用する。
サブキャリッジのメインキャリッジへの取り付けには、メインキャリッジに設けられた
サブキャリッジの角度調整機構を用いる。角度調整機構は、記録ヘッドのノズルが設けら
れたノズル面に垂直な方向を回動軸とし、サブキャリッジのメインキャリッジに対する角
度を調整するためのものである。
具体的には、サブキャリッジに固定された記録ヘッドのノズル列の列設方向が、メイン
キャリッジの主走査方向に対して直角になるように角度調整機構によりサブキャリッジの
角度を調整し、当該サブキャリッジをメインキャリッジに固定する。
特開2005−193458号公報
サブキャリッジに記録ヘッドを固定する際に、サブキャリッジの所定位置に一番目の記
録ヘッドを配置し、当該一番目の記録ヘッドを基準に二番目以降の記録ヘッドを配置する
と、一番目の記録ヘッドはサブキャリッジに対して所定位置に配置される。当該サブキャ
リッジがメインキャリッジに取り付けられた場合、記録ヘッドがメインキャリッジを基準
とした所定位置に配置されるとは限らない。特に、一番目の記録ヘッドがメインキャリッ
ジの所定位置に対して大きくずれると、当該記録ヘッドを基準にして位置決めされる二番
目以降の記録ヘッドのずれも大きくなる。例えば、記録ヘッドのノズル列がメインキャリ
ッジの主走査方向に対して直交するような所定位置から大きく傾いてしまう。
このような問題に対し、ノズル列をメインキャリッジの主走査方向に対して所定の角度
とするためには角度調整機構を調整すればよい。しかしながら、サブキャリッジに固定さ
れた記録ヘッドの傾きが、角度調整機構による角度の調整範囲を超えてしまうと、ノズル
列をメインキャリッジの主走査方向に対して所定の角度とすることができなくなってしま
う。
角度調整機構の角度の調整範囲を広くすることも考えられるが、その場合、角度調整機
構が大きくなるため、これを保持するメインキャリッジも大きくなり、ヘッドユニットや
インクジェット式記録装置全体が大型化してしまう。
なお、このような問題は、インク滴を噴射するインクジェット式記録装置だけでなく、
他の液滴を噴射する液体噴射装置においても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、液体噴射ヘッドを精度良く所
定位置に配置して液滴の吐出精度が向上し、かつ大型化を抑えた液体噴射装置の製造方法
を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、液体が噴射される被噴射媒体に対して相対移動するメイ
ンキャリッジと、液体を吐出するノズルを有する液体噴射ヘッドが複数搭載されたサブキ
ャリッジとを備え、前記サブキャリッジは、前記メインキャリッジに設定された第1基準
部に、当該サブキャリッジに設定された第2基準部が位置決めされて、当該メインキャリ
ッジに取り付けられ、前記メインキャリッジには、前記ノズルが設けられた液体噴射面に
垂直な方向を回動軸として、前記サブキャリッジを回動させることで前記メインキャリッ
ジに対する前記サブキャリッジの角度を調整する角度調整機構が設けられている液体噴射
装置の製造方法であって、一番目の液体噴射ヘッドを、当該液体噴射ヘッドに設けられた
第3基準部が前記サブキャリッジの第2基準部を基準とした位置になるように位置決めし
て、前記サブキャリッジに固定し、二番目以降の液体噴射ヘッドを、前記サブキャリッジ
に固定された一番目の液体噴射ヘッドのノズルを基準として位置決めして、前記サブキャ
リッジに固定し、複数の液体噴射ヘッドが固定されたサブキャリッジの第2基準部を前記
メインキャリッジの第1基準部に位置決めして前記サブキャリッジを前記メインキャリッ
ジに取り付けることを特徴とする液体噴射装置の製造方法にある。
かかる態様では、各液体噴射ヘッドは、メインキャリッジの第1基準部を基準として配
置される。さらに、一番目の液体噴射ヘッドを基準に二番目以降の液体噴射ヘッドが配置
されるため、全ての液体噴射ヘッドがメインキャリッジに対して所定位置に配置される。
これにより液体噴射ヘッドがメインキャリッジを基準に精度良く所定位置に配置されて液
体の吐出精度が向上した液体噴射装置が提供される。また、角度調整機構の大型化を抑え
た液体噴射装置が提供される。
ここで、前記第2基準部が位置決めされる第1位置決め部と、前記第3基準部が位置決
めされる第2位置決め部とを備える治具を用い、前記サブキャリッジの第2基準部を前記
第1位置決め部に位置決めし、一番目の液体噴射ヘッドの第3基準部を前記第2位置決め
部に位置決めして当該液体噴射ヘッドを前記サブキャリッジに固定し、二番目以降の液体
噴射ヘッドを、前記サブキャリッジに固定された一番目の液体噴射ヘッドのノズルを基準
として位置決めして、前記サブキャリッジに固定し、複数の液体噴射ヘッドが固定された
サブキャリッジの第2基準部を前記メインキャリッジの第1基準部に位置決めして前記サ
ブキャリッジを前記メインキャリッジに取り付けることが好ましい。これにより、治具を
用いて、ノズル列が精度良く所定位置に配置され、液滴の吐出精度が向上し、かつ大型化
を抑えた液体噴射装置を作製できる。
また、前記第2位置決め部は、位置決めピンであり、前記第3基準部は、前記液体噴射
ヘッドの前記ノズルを基準とした位置に設けられて前記位置決めピンが挿通する位置決め
穴であり、前記位置決め穴に前記位置決めピンを挿通することで前記液体噴射ヘッドを前
記サブキャリッジに位置決めすることが好ましい。これにより、位置決め穴に位置決めピ
ンを挿通することで液体噴射ヘッドの位置決めを行うことができる。
また、前記第2位置決め部は、位置決めピンであり、前記第2基準部は、前記液体噴射
ヘッドの前記ノズルを基準とした位置に設けられて前記位置決めピンが挿通し、当該位置
決めピンの外径よりも大きく、矩形状の開口を有する位置決め穴であり、前記位置決め穴
に前記位置決めピンを挿通し、前記位置決めピンが前記位置決め穴の角部に当接するよう
に前記液体噴射ヘッドを押圧することで前記液体噴射ヘッドを前記サブキャリッジに位置
決めすることが好ましい。これにより、位置決め穴に位置決めピンを挿通することで液体
噴射ヘッドの位置決めを行うことができる。また、液体噴射ヘッドのがたつきをより確実
に抑えることができる。
また、前記第3基準部は、前記液体噴射ヘッドの側面であり、前記第2位置決め部は、
前記液体噴射ヘッドの側面が当接される位置決め部材であり、前記位置決め部材に前記液
体噴射ヘッドの側面を当接させることで前記液体噴射ヘッドを前記サブキャリッジに位置
決めすることが好ましい。これにより、位置決め部材に液体噴射ヘッドの側面を当接する
ことで液体噴射ヘッドの位置決めを行うことができる。また、液体噴射ヘッドのがたつき
をより確実に抑えることができる。
また、前記サブキャリッジに固定される複数の液体噴射ヘッドのノズルの相対位置を記
した基準マークを有するアライメントマスクを用い、前記サブキャリッジに固定した一番
目の液体噴射ヘッドのノズルに、前記アライメントマスクの一番目の液体噴射ヘッドに対
応する基準マークを位置決めし、前記アライメントマスクの二番目以降の液体噴射ヘッド
に対応する基準マークに二番目以降の液体噴射ヘッドのノズルを位置決めし、前記ノズル
と前記基準マークとの位置決めは、撮像手段により当該ノズルと当該基準マークとを撮像
して画像を作成し、当該画像に現れた前記ノズルと前記基準マークとが一致するように前
記液体噴射ヘッドの位置を調整することにより行うことが好ましい。これにより、二番目
以降の液体噴射ヘッドを一番目の液体噴射ヘッドを基準として精度良く位置決めすること
ができる。
また、前記サブキャリッジに固定される複数の液体噴射ヘッドのノズルの相対位置を記
した基準マークを有するアライメントマスクを用い、前記アライメントマスクの前記基準
マークの位置を記録する工程と、前記アライメントマスクの液体噴射ヘッドに対応する前
記基準マークの記録位置に基づいて前記液体噴射ヘッドのノズルを位置決めする工程とを
含むことが好ましい。これにより、液体噴射ヘッドがサブキャリッジの所定配置に高精度
に位置決めされた液体噴射装置が製造される。
インクジェット式記録装置の概略構成図である。 ヘッドユニットの上面図である。 ヘッドユニットの底面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 記録ヘッドの斜視図である。 偏心カムを有する角度調整レバーの斜視図である。 角度調整機構の動作を説明する概略断面図である。 角度調整機構の動作を説明する概略平面図である。 本実施形態に係る製造方法に用いる治具の平面図及び側面図である。 インクジェット式記録装置の製造方法を示す平面図及び側面図である。 インクジェット式記録装置の製造方法を示す平面図及び側面図である。 実施形態2に係る製造方法を示す平面図及び要部拡大図である。 実施形態3に係る製造方法を示す平面図及び要部拡大図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
〈実施形態1〉
図1は、インクジェット式記録装置の概略構成図である。図1に示すように、本実施形
態の液体噴射装置であるインクジェット式記録装置1は、メインキャリッジ10を備える
。メインキャリッジ10は、中空箱体状の部材であり、内部空間内には、詳細は後述する
が、液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を複
数有するヘッドユニット(図示せず)が内部に搭載されている。
ヘッドユニットが搭載されたメインキャリッジ10は、装置本体4に取り付けられたキ
ャリッジ軸5の軸方向に移動自在に設けられている。そして、駆動モーター6の駆動力が
図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してメインキャリッジ10に伝達さ
れることで、メインキャリッジ10はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本
体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙装置等に
より給紙された紙等の被記録媒体S(被噴射媒体)がプラテン8上を搬送されるようにな
っている。すなわち、メインキャリッジ10は、被記録媒体Sの送り方向に交差する方向
であるキャリッジ軸5の軸方向(以下、主走査方向)に往復移動する。
また、特に図示しないが、メインキャリッジ10には、内部に搭載されたヘッドユニッ
トにインクを供給するためのインク供給チューブと、駆動信号等の信号を供給するための
信号ケーブルが接続されている。その他、インクジェット式記録装置1には、図示しない
が、インクを貯留したインクカートリッジ(液体貯留手段)が着脱可能に取り付けられる
カートリッジ装着部が設けられている。
図2は、メインキャリッジに搭載されたヘッドユニットの上面図であり、図3は、メイ
ンキャリッジに搭載されたヘッドユニットの底面図であり、図4は、図2におけるA−A
線断面図であり、図5は、図2におけるB−B線断面図である。なお、図2は、キャリッ
ジカバー12を取り外した状態である。
メインキャリッジ10は、キャリッジ本体11と、このキャリッジ本体11の上部開口
を塞ぐキャリッジカバー12とからなり、上下に分割可能な中空箱体状の部材である。キ
ャリッジ本体11とキャリッジカバー12とから構成される内部空間には、後述するヘッ
ドユニット40(本発明における液体噴射ヘッドユニットの一種)およびヘッドユニット
40の上部に接続される流路部材(特に図示せず)が搭載されている。
キャリッジ本体11は、略矩形状の底板部11aと、当該底板部11aの四方の外周縁
からそれぞれ上方に起立した側壁部11bとを備えている。また、底板部11aの側壁部
11bよりも内側には、側壁部11bよりも高さが低い載置部11cが設けられている。
また、底板部11aには、底部開口13が開設されている。
また、メインキャリッジ10(キャリッジ本体11)には、サブキャリッジ20のメイ
ンキャリッジ10(キャリッジ本体11)に対する角度を調整する角度調整機構70が取
り付けられている。角度調整機構70は、底板部11aに立設した回動軸71と、記録ヘ
ッド30の並設方向(図2の左右方向)を軸として回動する偏心カム72を有する角度調
整レバー73とから構成されている。
さらに、本実施形態では、角度調整機構70は、メインキャリッジ10に設けられた第
1基準部としても機能する。第1基準部は、後述するサブキャリッジ20のキャリッジ本
体11に対する取り付け位置を規定する基準となる。角度調整機構70の詳細やメインキ
ャリッジ10に対するサブキャリッジ20の取り付けについては後述する。
ヘッドユニット40は、複数の記録ヘッド30等を一体化したものであり、複数の記録
ヘッド30と、これらの記録ヘッド30が所定位置に位置決めされた状態で複数並列に取
り付けられるサブキャリッジ20とから構成されている。本実施形態では、ヘッドユニッ
ト40は、サブキャリッジ20に取り付けられた5つの記録ヘッド30を有している。も
ちろん、記録ヘッド30の個数は5つに限定されない。
サブキャリッジ20は、略中央部に矩形状の開口部21を有し、平面視で略長方形状の
部材である。サブキャリッジ20には、複数の記録ヘッド30が搭載される。具体的には
、記録ヘッド30が開口部21に挿通され、記録ヘッド30に取り付けられたスペーサー
34(図6参照)が開口部21の四方の外周を形成する外枠部の裏面側(記録媒体に対向
する側)に固定される。なお、各記録ヘッド30は、ノズル形成面33と被記録媒体との
間隔が等しくなるようにスペーサー34を介してサブキャリッジに固定されている。
サブキャリッジ20には、次のように記録ヘッド30が配置されている。サブキャリッ
ジ20は、その長手方向を被記録媒体に対する主走査方向とする。図2及び図3には、主
走査方向がX軸方向となるように図示してある。また、詳細は後述するが、記録ヘッド3
0には、複数のノズル31が一方向に列設されたノズル列36(図6参照)が設けられて
いる。記録ヘッド30は、このノズル列36の列設方向がX軸に直交するY軸に平行とな
るようにサブキャリッジ20に配置されている。さらに、各記録ヘッド30は、各記録ヘ
ッド30の各ノズル列36を構成するノズル31のY軸方向における位置が同じになるよ
うにサブキャリッジ20に配置されている。例えば、図3の各記録ヘッド30の各ノズル
列36の最も下端のノズル31は、全てY軸方向の位置が同じとなっており、各ノズル列
36の二番目以降のノズル31も同様にY軸方向の位置が同じとなっている。
また、サブキャリッジ20には、図2に示すように一辺の一部をV字型に切り欠いた溝
部23と、溝部23と同じ一辺側の角部を矩形状に切り欠いた切り欠き部24が設けられ
ている。溝部23と切り欠き部24とは、第2基準部の一例である。溝部23及び切り欠
き部24は、サブキャリッジ20を、メインキャリッジ10(キャリッジ本体11)を基
準とした所定位置に位置決めする際に用いられる。この位置決めについては後述する。
このような構成のヘッドユニット40は、キャリッジ本体11の載置部11cの上面に
ヘッドユニット40を構成するサブキャリッジ20の外縁部が載置され、底板部11a及
び側壁部11bに囲まれた空間内にヘッドユニット40および流路部材(特に図示せず)
が収容される。そして、ヘッドユニット40をキャリッジ本体11内に収容した状態では
、各記録ヘッド30のノズル形成面33(図6参照)は、底板部11aの底部開口13に
露出し、キャリッジ本体11の下方(記録動作時における記録媒体側)にインクを吐出可
能となっている。
なお、特に図示しないが、ヘッドユニット40の上部(キャリッジカバー12側)には
、流路部材が設けられている。流路部材は、各記録ヘッド30のサブタンク37(後述)
の流路接続部38にそれぞれ対応した各色のインク分配流路(図示せず)が区画形成され
ている。また、流路部材には、外部のインクカートリッジのインクを供給するインク供給
チューブが接続され、インクカートリッジのインクが前記インク分配流路に供給されるよ
うになっている。さらに、流路部材は、インク分配流路のインクが各記録ヘッド30のサ
ブタンク37に供給されるように構成されている。これにより、インクカートリッジ側か
らインク供給チューブを通じて送られてきた各色のインクが、流路部材内のインク分配流
路にそれぞれ導入され、流路部材のインク分配流路を通ったインクは、各記録ヘッド30
のサブタンク37に供給される。
図6は、記録ヘッドの斜視図である。記録ヘッド30は、ノズル31に連通する圧力室
を含むインク流路を形成する流路ユニットや、圧力室内のインクに圧力変動を生じさせる
圧電振動子或いは発熱素子などの圧力発生手段(何れも図示せず)を収容するヘッドケー
ス32を備えている。記録ヘッド30は、インクジェット式記録装置1の制御部側からの
駆動信号を圧力発生手段に印加して圧力発生手段を駆動することにより、ノズル31から
インクを噴射して記録紙等の記録媒体に着弾させる記録動作を行うように構成されている
記録ヘッド30のノズル形成面33(液体噴射面)には、インクを噴射するノズル31
が複数列設されてノズル列36を構成し、このノズル列36がノズル列36に直交する方
向に2列並べて形成されている。
ヘッドケース32は、中空箱体状部材であり、その先端側には、ノズル形成面33を露
出させた状態で流路ユニットが固定されている。また、ヘッドケース32には、ノズル形
成面33とは反対側(上面側。記録媒体とは反対側)には、流路ユニットにインクを供給
するためのサブタンク37が装着されている。
サブタンク37は、流路部材からのインクを記録ヘッド30の圧力室側に導入する部材
である。また、サブタンク37は、内部の圧力変動に応じてバルブを開閉し、圧力室側へ
のインクの導入を制御する自己封止機能を有している。このサブタンク37のノズル形成
面33とは反対面に、流路部材が接続される流路接続部38が設けられている。また、サ
ブタンク37の内部には、圧力発生手段に駆動信号を供給するための駆動基板(図示せず
)が設けられており、各駆動基板に電気的に接続された配線部材(図示せず)がサブタン
ク37の流路接続部38側にそれぞれ引き出されている。この配線部材が上記の信号ケー
ブルと接続されることで、当該信号ケーブルを通じてインクジェット式記録装置1の制御
部から送られてくる駆動信号等を、駆動基板を介して圧力発生手段側に供給することがで
きる。
また、ヘッドケース32の上面側におけるノズル列36に沿った方向の両端部には、側
方に向けて突出したフランジ部35がそれぞれ形成されている。このフランジ部35には
、スペーサー34がネジ等により着脱可能に固定されている。
スペーサー34は、直方体状に形成された合成樹脂等の部材であり、1つの記録ヘッド
30に対して、両側のフランジ部35のサブタンク37側の面にそれぞれ1つずつ、合計
2つ取り付けられる。また、図5に示すように、スペーサー34には、ナット51が収容
される空間部50と空間部50に連通して上下方向に貫通した挿通穴52が設けられてい
る。一方、サブキャリッジ20の開口部21の外枠部には、貫通孔である止着穴22が開
設されている。止着穴22と挿通穴52の位置が揃えられ、これらの止着穴22と挿通穴
52にネジ53が挿通し、当該ネジ53がナット51に螺合することで、スペーサー34
を介して記録ヘッド30がサブキャリッジ20に固定されている。
フランジ部35には、厚さ方向に設けられて位置決めピンが挿通する位置決め穴60a
、60bが設けられている。位置決め穴60aは、記録ヘッド30をサブキャリッジ20
に位置決めして取り付ける際に用いられる。この記録ヘッド30のサブキャリッジ20へ
の取り付けは後述する。
位置決め穴60a、60bは、第3基準部の一例であり、ノズル31を基準とした位置
に設けられている。位置決め穴60a、60bがノズル31を基準とした位置に設けられ
ているとは、図6(b)に示すように、ノズル31及び位置決め穴60a、60bの平面
視において、ノズル31(例えば、一のノズル列36のうち、一端にあるノズル31)に
対して所定の位置に設けられていることをいう。本実施形態では、位置決め穴60aは丸
穴であり、位置決め穴60bは、開口形状がノズル31の並設方向に長くなるように形成
された長穴である。位置決め穴60bの短辺方向の長さは、位置決め穴60aの直径と同
じである。位置決め穴60aの中心と位置決め穴60bの中心(位置決め穴60bの短手
方向の中心)とを結ぶ直線L2が、ノズル31の並設方向L1と平行となっている。
図7は、偏心カムを有する角度調整レバーの斜視図である。図7及び図2に示すように
、角度調整機構70は、底板部11aに立設した回動軸71と、偏心カム72を有する角
度調整レバー73とから構成されている。
角度調整レバー73は、平板状の部材である把持部74と、把持部74の一方面に設け
られた軸部75とを有する。軸部75には、軸部75と同軸となるように偏心カム72が
設けられている。
このような構成の角度調整レバー73は、軸部75の軸方向が、キャリッジ本体11の
主走査方向(図2のX軸方向)と平行になるように回動自在にキャリッジ本体11に取り
付けられている。
回動軸71は、角度調整レバー73の軸部75の略延長線上に位置するように、キャリ
ッジ本体11の底板部11aに立設されている。図2には、回動軸71の方向をZ軸方向
としてある。
このような構成の角度調整機構70に対して、図2に示すように、サブキャリッジ20
が取り付けられている。すなわち、サブキャリッジ20は、溝部23が回動軸71の側面
に当接し、切り欠き部24が偏心カム72に当接して配置され、キャリッジ本体11に固
定されている。
図8は、角度調整機構の動作を説明する概略断面図であり、図9は、角度調整機構の動
作を説明する概略平面図である。
上述したサブキャリッジ20をキャリッジ本体11に取り付ける際には、サブキャリッ
ジ20に搭載された記録ヘッド30の各ノズル列36(図3参照)がメインキャリッジ1
0の主走査方向(図2中のX軸方向)に対して所定の角度、例えば直角となるようにする
。この角度の調整に際しては、角度調整レバー73を回動させることにより行う。すなわ
ち、サブキャリッジ20の溝部23が回動軸71の側面に当接し、切り欠き部24が偏心
カム72に当接する方向にサブキャリッジ20を付勢した状態で、角度調整レバー73を
回動させる。
角度調整レバー73の回動と共に偏心カム72が回動し、その回動中心から外周面まで
のカム径が増減する。上述したようにサブキャリッジ20が付勢された状態でカム径が増
大すれば、図8に示すように、偏心カム72により切り欠き部24が押圧され、図9に示
すように回動軸71を中心としてサブキャリッジ20が時計回りに回動する。角度調整レ
バー73を回動する量を適宜調整することで、サブキャリッジ20に搭載された記録ヘッ
ド30のノズル列36をメインキャリッジ10の主走査方向に対して直角とすることがで
きる。図示しないが、偏心カム72のカム径が減少すれば、サブキャリッジ20は反時計
回りに回動する。
このように、角度調整機構70によれば、記録ヘッド30のノズル形成面33に垂直な
方向の軸(回動軸71)を中心としてサブキャリッジ20を回動させることができ、サブ
キャリッジ20に搭載された記録ヘッド30のノズル列36をメインキャリッジ10の主
走査方向に対して所定角度とすることができる。
ここで、上述した構成のインクジェット式記録装置1の製造方法について説明する。図
10は、インクジェット式記録装置1を製造する際に用いる治具の平面図及び側面図であ
る。
治具100は、平板状の基台部101と、基台部101上に設けられた位置決め円柱部
102及び位置決め凸部103と、位置決めピン104とを備えている。円柱部102及
び位置決め凸部103は、第1位置決め部を構成する部材である。位置決めピン104は
、第2位置決め部の一例である。
位置決め円柱部102は、円柱状の部材であり、キャリッジ本体11に設けられた回動
軸71と同形状である。詳細は後述するが、位置決め円柱部102は、サブキャリッジ2
0に設けられた溝部23が位置決めされる部材である。
位置決め凸部103は、直方体状の部材である。詳細は後述するが、位置決め凸部10
3は、サブキャリッジ20に設けられた切り欠き部24が位置決めされる部材である。
位置決めピン104は、本実施形態では二本設けられており、各位置決めピン104は
、記録ヘッド30に設けられた位置決め穴60a、60bのそれぞれに挿通される。二本
の位置決めピン104は、その軸の方向が基台部101の上面(位置決め円柱部102が
設けられた面)に垂直な方向(図中のZ軸方向)となる状態で保持部材106に保持され
、二本の位置決めピン104の間隔は、位置決め穴60a、60bの相対位置と略同一の
相対位置となっている。また、保持部材106は、基台部101の上面に垂直な方向に上
下動可能となっている。
二本の位置決めピン104は、軸方向の断面形状が略円形状に形成され、その断面形状
は、位置決め穴60a(丸穴)の開口形状と略同一である。したがって、位置決め穴60
aに挿通された位置決めピン104と、当該位置決め穴60aとの間に、若干の隙間を有
してほぼ嵌合した状態となる。また、位置決めピン104は、位置決め穴60bに挿通さ
れると、位置決め穴60bの長手方向(図6(b)の左右方向)には遊びがあり、短手方
向(図6(b)の上下方向)には動きが規制されるようになっている。
また、基台部101には、直方体状の載置部105が4つ設けられ、各載置部105の
上面には、サブキャリッジ20が載置される。また、各載置部105は、基台部101の
上面から各載置部105の上面までの高さが同一となるように形成されている。
図11及び図12は、インクジェット式記録装置の製造方法を示す平面図及び側面図で
ある。
まず、図11に示すように、サブキャリッジ20に、一番目の記録ヘッド30を仮固定
しておく。すなわち、記録ヘッド30のスペーサー34をサブキャリッジ20の開口部2
1の外枠部に載置し、サブキャリッジ20に設けられた止着穴22にスペーサー34の挿
通穴52(図5参照)の位置を揃え、これらの止着穴22と挿通穴52にネジ53を挿通
し、当該ネジ53をナット51に螺合する。このネジ53とナット51は、スペーサー3
4がサブキャリッジ20に完全に締結されない程度に螺合させる。すなわち、記録ヘッド
30がサブキャリッジ20に対してサブキャリッジの止着穴22とネジ53のガタ分、X
Y平面で多少移動できる程度に仮固定し仮位置決めする。
次に、溝部23及び切り欠き部24を、位置決め円柱部102及び位置決め凸部103
にそれぞれ位置決めする。
具体的には、4つの載置部105の上面に、サブキャリッジ20を載置する。そして、
位置決め円柱部102(第1位置決め部)に溝部23(第2基準部)を位置決めし、位置
決め凸部103(第1位置決め部)に切り欠き部24(第2基準部)を位置決めする。
溝部23が位置決め円柱部102に位置決めされた状態とは、溝部23の内面が位置決
め円柱部102の外周面に当接した状態をいう。また、切り欠き部24が位置決め凸部1
03に位置決めされた状態とは、切り欠き部24の側面(サブキャリッジ20が位置決め
円柱部102及び位置決め凸部103側に付勢される方向に垂直な側面)が位置決め凸部
103の一方面に当接した状態をいう。
同図には、位置決め円柱部102及び位置決め凸部103に位置決めされたサブキャリ
ッジ20は、サブキャリッジ20の主走査方向がX軸方向となるように図示してある。
そして、サブキャリッジ20を位置決め円柱部102及び位置決め凸部103側に付勢
し、クランプなどでその状態を保持する。
次に、記録ヘッド30の位置決め穴60a、60b(第3基準部)を位置決めピン10
4(第2位置決め部)に位置決めする。すなわち、記録ヘッド30のサブキャリッジ20
に対する位置を微調整し、仮固定された記録ヘッド30に対して保持部材106を下降さ
せて位置決めピン104を記録ヘッド30の位置決め穴60a、60bに挿通させる。ま
た、その状態で一方向(X軸方向)から記録ヘッド30を押圧し、位置決めピン104の
外周と位置決め穴60a、60bの内周とを当接させる。これにより、記録ヘッド30の
がたつきを抑える。
位置決めピン104が挿通される位置決め穴60aを丸穴とし、位置決め穴60bを長
穴とすることにより、サブキャリッジ20側の止着穴22の間隔(開口部21を挟んだ止
着穴22同士の間隔)とスペーサー34の挿通穴52の間隔(両端のフランジ部35にそ
れぞれ取り付けられたスペーサー34の挿通穴52同士の間隔)との誤差が、位置決め穴
60bの長径の範囲内で許容される。
ここで、位置決めピン104(第2位置決め部)は、図11(a)に示すような平面視
において、位置決め円柱部102及び位置決め凸部103(第1基準部)に位置決めされ
る溝部23及び切り欠き部24(第2基準部)を基準とした所定位置に配置されている。
本実施形態では、位置決めピン104は、図11(a)に示す平面視において、溝部23
及び切り欠き部24を基準とした位置であって、二本の位置決めピン104を結ぶ直線が
、位置決め円柱部102及び位置決め凸部103に位置決めされたサブキャリッジ20の
主走査方向(メインキャリッジ10の主走査方向と同じ。同図中のX軸方向)に直交する
方向(Y軸方向)となるように配置されている。
このような位置決めピン104が記録ヘッド30の位置決め穴60a、60bに挿通さ
れると、記録ヘッド30は、溝部23及び切り欠き部24を基準とした所定位置に配置さ
れる。
上述したように、記録ヘッド30の位置決め穴60a、60bを結ぶ直線は、記録ヘッ
ドのノズル列36と平行であるので(図6(b)参照)、位置決めピン104が記録ヘッ
ド30の位置決め穴60a、60bに挿通されると、ノズル列36も二本の位置決めピン
104を結ぶ直線と平行となる。そして、二本の位置決めピン104を結ぶ直線は、サブ
キャリッジ20の主走査方向に直交しているので、ノズル列36もサブキャリッジ20の
主走査方向に直交することになる。
つまり、サブキャリッジ20に配置された記録ヘッド30は、位置決め円柱部102及
び位置決め凸部103を基準として配置された位置決めピン104に位置決めされること
で、ノズル列36がサブキャリッジ20の主走査方向に直交するようにサブキャリッジ2
0に配置される。
このように一番目の記録ヘッド30を位置決めした後、スペーサー34とサブキャリッ
ジ20との接触面に瞬間接着剤(シアノアクリレート系接着剤など)を注入して仮固定し
、ネジ53をナット51に締結することで、記録ヘッド30をサブキャリッジ20に本固
定する。
次に、図12に示すように、一番目の記録ヘッド30のノズル列36を基準として、二
番目以降の4つの記録ヘッド30をサブキャリッジ20に取り付ける。具体的には、一番
目の記録ヘッド30及び二番目以降の記録ヘッド30のノズル形成面33をCCDカメラ
等の撮像手段を用いて観察しながら、二番目以降の記録ヘッド30の各ノズル列36が所
定の配置、例えば、一番目の記録ヘッドのノズル列36と所定の間隔を空けて平行となり
、かつ各ノズル列36を構成するノズル31のY軸方向における位置が同じとなるように
、二番目以降の記録ヘッド30の位置を規定する。なお、X軸方向は吐出タイミング調整
を行う前提の場合、Y軸方向よりも粗い位置調整でも構わない。
具体的には、ガラスなどの透明な部材に、ノズル31の開口径と同程度の大きさの基準
マークを設けたアライメントマスクを用いる。この基準マークは、各記録ヘッド30に対
応してアライメントマスクに複数設けられており、各基準マークの相対位置は、サブキャ
リッジ20に配置された各記録ヘッド30の各ノズル31が配置されるべき位置に対応し
て設定されている。
一番目の記録ヘッド30の位置決めをした後、記録ヘッド30のノズル形成面33側に
アライメントマスクを重ね、撮像手段を用いて一番目の記録ヘッド30のノズル形成面3
3を観察しながら、当該アライメントマスクの一番目の記録ヘッド30に対応する基準マ
ークを当該記録ヘッド30のノズル31に合わせる。そして、その状態を保持しながら、
二番目以降の記録ヘッド30について、当該記録ヘッド30のノズル31を、アライメン
トマスクの二番目以降の記録ヘッド30のノズル31に対応する基準マークに合わせる。
このようにして、二番目以降の記録ヘッド30の位置決めを行う。
二番目〜五番目の記録ヘッド30はY軸方向、X軸方向の相対位置が重要になる。その
ため、上述したとおり、二番目〜五番目の相対位置については、一番目の記録ヘッド30
の取り付けとは別段取りとし、CCDカメラ(撮像手段)などを用いて得られた画像に現
れたノズル31と基準マークとが一致するように記録ヘッド30の位置を微調整する。こ
の微調整は、マイクロメートル単位のオーダーで行う。これにより、二番目以降の記録ヘ
ッド30を一番目の記録ヘッド30を基準として精度良く位置決めすることができる。
取り付け対象の記録ヘッド30が位置決めされたならば、当該記録ヘッド30のスペー
サー34とサブキャリッジ20との接触面に瞬間接着剤を注入して仮固定する。そして、
止着穴22とスペーサー34の挿通穴52とに挿通し、ナット51に螺合させてあったネ
ジ53をさらにナット51に螺合して本固定する。
二番目以降の記録ヘッド30は、一番目の記録ヘッド30を基準に位置決めされてサブ
キャリッジ20に固定されるので、二番目以降の記録ヘッド30のノズル列36は、一番
目の記録ヘッド30のノズル列36を基準とした位置に配置される。本実施形態では、二
番目以降の記録ヘッド30は、当該記録ヘッド30の各ノズル列36が一番目のノズル列
36と平行となり、各ノズル列36のノズル31のY軸方向の位置が揃うようにサブキャ
リッジ20に配置される。
このようにして、サブキャリッジ20に複数の記録ヘッド30が位置決めされて固定さ
れたヘッドユニット40が作製される。
次に、サブキャリッジ20の溝部23及び切り欠き部24をキャリッジ本体11の回動
軸71及び偏心カム72に位置決めして、サブキャリッジ20をキャリッジ本体11に固
定する。具体的には、治具100からサブキャリッジ20を取り外し、図4に示すように
、キャリッジ本体11の載置部11cにサブキャリッジ20を載置する。そして、図2に
示すように、サブキャリッジ20の溝部23が回動軸71に当接し、切り欠き部24が偏
心カム72に当接するようにサブキャリッジ20を付勢し、図示しないネジなどでキャリ
ッジ本体11に固定する。なお、このとき、偏心カム72は、サブキャリッジ20の長手
方向が被記録媒体に対する主走査方向(X軸方向)となるような角度としておく。
図11に示したように、位置決め円柱部102及び位置決め凸部103(第1位置決め
部)に位置決めされた溝部23及び切り欠き部24(第2基準部)を基準として、位置決
めピン104を用いて各記録ヘッド30をサブキャリッジ20に位置決めした。このよう
なサブキャリッジ20を、上述したように、治具100から取り外し、溝部23及び切り
欠き部24を回動軸71及び偏心カム72に位置決めすると、各記録ヘッド30のキャリ
ッジ本体11に対する位置は、回動軸71及び偏心カム72(第1基準部)に位置決めさ
れた溝部23及び切り欠き部24(第2基準部)を基準とした位置となる。さらに、一番
目の記録ヘッド30を基準に二番目以降の記録ヘッド30が配置されるため、全ての記録
ヘッド30がキャリッジ本体11に対して所定位置に配置される。
すなわち、第2基準部である溝部23及び切り欠き部24を介して、記録ヘッド30は
第1基準部である回動軸71及び偏心カム72を基準として位置決めされたことになる。
本実施形態では、記録ヘッド30は、溝部23及び切り欠き部24を基準とし、ノズル
列36がサブキャリッジ20の主走査方向に直交する方向(Y軸方向)となるようにサブ
キャリッジ20に取り付けたので、記録ヘッド30のノズル列36は、キャリッジ本体1
1の回動軸71及び偏心カム72を基準とし、キャリッジ本体11の主走査方向に直交し
ている。
このように、記録ヘッド30のノズル列36は、主走査方向に対して直交するような所
定位置に精度良く配置されるので、インクジェット式記録装置1は、インクの吐出精度が
向上したものとなる。
また、治具100の位置決め円柱部102及び位置決め凸部103を基準とした記録ヘ
ッド30の相対位置と、回動軸71及び偏心カム72を基準とした記録ヘッド30の相対
位置とには、寸法公差により若干ずれが生じる場合もある。この場合は、各ノズル列36
がキャリッジ本体11の主走査方向に直交するように、角度調整機構70により当該角度
を調整し、サブキャリッジ20をキャリッジ本体11に固定する。
この場合においては、角度調整機構70による調整の範囲は、上述した寸法公差による
ノズル列36のずれを調整する程度であるので、角度調整機構70による角度の調整の範
囲を大きくする必要がない。例えば、偏心カム72のカム径を大きくするなど、角度調整
機構70を大きくする必要がない。したがって、角度調整機構70の大きさを最小限にす
ることができ、ヘッドユニット40及び角度調整機構70を収納するメインキャリッジ1
0の大きさを最小限とすることができ、インクジェット式記録装置1の大型化を抑えるこ
とができる。
以降、特に図示しないが、サブキャリッジ20(ヘッドユニット40)が固定されたキ
ャリッジ本体11にキャリッジカバー12を取り付けてメインキャリッジ10を構成し、
メインキャリッジ10をキャリッジ軸5に移動自在に取り付ける。そして、メインキャリ
ッジ10にその内部のヘッドユニット40にインクを供給するためのインク供給チューブ
や、駆動信号等の信号を供給するための信号ケーブルを接続することで、インクジェット
式記録装置1が作製される。
〈実施形態2〉
実施形態1では、サブキャリッジ20に記録ヘッド30を位置決めする際に、位置決め
ピン104に位置決め穴60a、60bを挿通させたが、このような位置決めに限られな
い。
図13は、本実施形態に係るインクジェット式記録装置の製造方法を示す平面図及び要
部拡大図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。
図示するように、記録ヘッド30には、記録ヘッド30のノズル31を基準とした位置
に設けられた位置決め穴60c(第3基準部)が設けられている。位置決め穴60cは、
開口形状が略長方形であり、短辺の長さは位置決めピン104の直径よりも大きく、長辺
は短辺よりも長く構成されている。
この記録ヘッド30をサブキャリッジ20に位置決めする際には、実施形態1と同様に
サブキャリッジ20を載置部105に載置し、溝部23及び切り欠き部24を位置決め円
柱部102及び位置決め凸部103に位置決めした後、位置決めピン104を位置決め穴
60cに挿通させる。
そして、図13(b)に示すように、記録ヘッド30の角部(図中の左下の角部)を、
サブキャリッジ20の主走査方向(X軸方向)及びこれに直交する方向(Y軸方向)から
押圧する。すなわち、記録ヘッド30の対角線方向に押圧し、図中下側の位置決めピン1
04を、位置決め穴60cの角部(図中左下側の角部)に当接させ、図中上側の位置決め
ピン104を、位置決め穴60cの図中左側の側面に当接させる。
これにより、記録ヘッド30のX軸方向及びY軸方向の移動は、位置決めピン104に
より規制されるので、X軸方向及びY軸方向のがたつきが抑えられる。これにより、その
後の接着剤による仮固定、ネジ止めによる本固定の際に、記録ヘッド30ががたついて、
所定位置からずれてしまうことが、より確実に防止される。
さらに、サブキャリッジ20に記録ヘッド30を位置決めする他の態様を示す。
図14は、本実施形態に係るインクジェット式記録装置の製造方法を示す平面図及び要
部拡大図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。
図示するように、記録ヘッド30の第1側面60d、第2側面60eを第3基準部と設
定した。第1側面60dは、XY平面(ノズル形成面33)に直角であって、X軸方向に
平行な側面であり、第2側面60eは、XY平面に直角であって、Y軸方向に平行な側面
である。
また、第2位置決め部として、位置決め部材107、108を用いる。位置決め部材1
07、108は、保持部材106に取り付けられておりZ軸方向に上下動可能になってい
る。位置決め部材107は、平面視でL字型に構成されており、側面107aには記録ヘ
ッド30の第1側面60dが当接され、側面107bには、記録ヘッド30の第2側面6
0eが当接される。また、位置決め部材108は、平面視で略長方形に構成されており、
側面108aには、記録ヘッド30の第2側面60eが当接される。
側面107bと側面108bとは同一面にあり、これらに当接された記録ヘッド30の
ノズル列36がY軸方向に直交するように保持部材106に取り付けられている。
記録ヘッド30をサブキャリッジ20に位置決めする際には、実施形態1と同様にサブ
キャリッジ20を載置部105に載置し、溝部23及び切り欠き部24を位置決め円柱部
102及び位置決め凸部103に位置決めした後、保持部材106をサブキャリッジ20
側に下降させ、位置決め部材107、108をサブキャリッジ20に当接させる。
そして、図14(b)に示すように、記録ヘッド30の角部を、サブキャリッジ20の
主走査方向(X軸方向)及びこれに直交する方向(Y軸方向)から押圧する。すなわち、
記録ヘッド30の対角線方向に押圧し、第1側面60dを位置決め部材107の側面10
7aに当接させると共に第2側面60eを側面107b及び位置決め部材108の側面1
08aに当接させる。これにより、記録ヘッド30のX軸方向及びY軸方向の移動は、位
置決め部材107、108により規制されるので、X軸方向及びY軸方向のがたつきが抑
えられる。これにより、その後の接着剤による仮固定、ネジ止めによる本固定の際に、記
録ヘッド30ががたついて、所定位置からずれてしまうことが、より確実に防止される。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の実施形態を説明したが、勿論、本発明は上述したものに限定されるもの
ではない。
また、アライメントマスクと、記録ヘッド30の各ノズル31が所定配置となるように
記録ヘッド30をサブキャリッジ20に配置するための治具とを用いて、次のように記録
ヘッド30をサブキャリッジ20に位置決めすることもできる。
まず、実施形態1に説明したアライメントマスクを用い、アライメントマスクの基準マ
ークの位置を記録する。すなわち、治具に対する記録ヘッド30の各基準マークの位置を
記録する。次に、治具にサブキャリッジ20を配置し、一番目の記録ヘッド30をサブキ
ャリッジ20に位置決めして固定する。この一番目の記録ヘッド30をサブキャリッジ2
0に固定する方法は、実施形態1〜2と同様に行う。
次に、アライメントマスクの記録ヘッド30に対応する基準マークの記録位置に基づい
て液体噴射ヘッドのノズルを位置決めする。具体的には、次のように行う。
一番目の記録ヘッド30のノズル31をCCDで撮像して第1の位置を測定する。先に
記録した、一番目の記録ヘッド30に対応するアライメントマスクの基準マークの第2の
位置と、第1の位置との差分を得る。
そして、二番目以降の記録ヘッド30は、先に記録した、二番目以降の記録ヘッド30
に対応するアライメントマスクの基準マークの位置に、第1の位置と第2の位置との差分
を加算(補正)した補正後の位置を演算し、当該位置に二番目以降の記録ヘッド30のノ
ズル31が合うようにサブキャリッジ20に配置する。
このように、第1の位置と第2の位置との差分から得た補正後の位置に二番目以降の記
録ヘッド30のノズル31を位置決めすることで、サブキャリッジ20に固定された各記
録ヘッド30のノズル31同士の相対位置は、アライメントマスクに設けられた基準マー
クの相対位置と同じになっている。
各記録ヘッド30のノズル31同士の相対位置を規定する基準マークが高精度にアライ
メントマスクに設けられており、当該アライメントマスクを用いて記録ヘッド30をサブ
キャリッジ20に位置決めすることで、記録ヘッド30がサブキャリッジ20の所定配置
に高精度に位置決めされたヘッドユニット40が製造される。
実施形態1〜実施形態2では、記録ヘッド30をサブキャリッジ20に位置決めする際
には、治具100を用いたが、このような治具100を用いる場合に限定されない。すな
わち、サブキャリッジ20の第2基準部を基準とした位置に記録ヘッド30の第3基準部
を位置決めし、当該記録ヘッド30を基準として二番目以降の記録ヘッド30をサブキャ
リッジ20に位置決めし、当該サブキャリッジ20の第2基準部をメインキャリッジ10
の第1基準部に位置決めしてメインキャリッジに取り付ければよい。
また、予め記録ヘッド30をサブキャリッジ20にネジ53で仮止めし、その後、サブ
キャリッジ20に記録ヘッド30を位置決めして固定したが、必ずしもネジ53による記
録ヘッド30の仮止めは必須ではない。例えば、サブキャリッジ20に記録ヘッドを位置
決めして接着剤で仮固定し、その後にネジ53により本固定を行ってもよい。
角度調整機構70を構成する回動軸71及び偏心カム72は第1基準部を兼ねていたが
、別であってもよい。すなわち、第1基準部は、キャリッジ本体11(メインキャリッジ
10)の任意の部分、若しくはこれに取り付けられた部材であってもよい。さらに、角度
調整機構70は偏心カム72のカム径の増大によるものに限らず、サブキャリッジ20の
メインキャリッジ10に対する角度(図2及び図3のXY平面における角度)を調整でき
るものであればよい。
また、記録ヘッド30は、ノズル列36がメインキャリッジ10(サブキャリッジ20
)の主走査方向と直交するようにサブキャリッジ20に位置決めされたが、これに限らず
、ノズル列36と主走査方向との角度は任意であってもよい。
上述した実施形態1及び2では、インクジェット式記録装置1として、被噴射媒体に対
してメインキャリッジ10(ヘッドユニット40)を主走査方向に移動させながら印刷を
行う、シリアル型のインクジェット式記録装置を例示したが、特にこれに限定されない。
例えば、メインキャリッジ10(ヘッドユニット40)を固定し、被噴射媒体を搬送する
だけで印刷を行う、いわゆるライン型のインクジェット式記録装置についても本発明を適
用することができる。
なお、上述した実施形態においては、本発明の液体噴射ヘッドの一例としてインクジェ
ット式記録ヘッドを説明したが、液体噴射ヘッドの基本的構成は上述したものに限定され
るものではない。本発明は、広く液体噴射ヘッドの全般を対象としたものであり、インク
以外の液体を噴射するものにも勿論適用することができる。液体噴射ヘッドとしては、例
えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等
のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED
(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchi
p製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
1 インクジェット式記録装置、 10 メインキャリッジ、 11 キャリッジ本体、
12 キャリッジカバー、 20 サブキャリッジ、 23 溝部、 24 切り欠き
部、 30 記録ヘッド、 31 ノズル、 33 ノズル形成面、 34 スペーサー
、 36 ノズル列、 40 ヘッドユニット、 60a〜60c 位置決め穴、 60
d 第1側面、 60e 第2側面、 70 角度調整機構、 71 回動軸、 72
偏心カム、 100 治具、 102 位置決め円柱部、 103 位置決め凸部、 1
04 位置決めピン、 107〜108 位置決め部材

Claims (7)

  1. 液体が噴射される被噴射媒体に対して相対移動するメインキャリッジと、
    液体を吐出するノズルを有する液体噴射ヘッドが複数搭載されたサブキャリッジとを備
    え、
    前記サブキャリッジは、前記メインキャリッジに設定された第1基準部に、当該サブキ
    ャリッジに設定された第2基準部が位置決めされて、当該メインキャリッジに取り付けら
    れ、
    前記メインキャリッジには、前記ノズルが設けられた液体噴射面に垂直な方向を回動軸
    として、前記サブキャリッジを回動させることで前記メインキャリッジに対する前記サブ
    キャリッジの角度を調整する角度調整機構が設けられている液体噴射装置の製造方法であ
    って、
    一番目の液体噴射ヘッドを、当該液体噴射ヘッドに設けられた第3基準部が前記サブキ
    ャリッジの第2基準部を基準とした位置になるように位置決めして、前記サブキャリッジ
    に固定し、
    二番目以降の液体噴射ヘッドを、前記サブキャリッジに固定された一番目の液体噴射ヘ
    ッドのノズルを基準として位置決めして、前記サブキャリッジに固定し、
    複数の液体噴射ヘッドが固定されたサブキャリッジの第2基準部を前記メインキャリッ
    ジの第1基準部に位置決めして前記サブキャリッジを前記メインキャリッジに取り付ける
    ことを特徴とする液体噴射装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載する液体噴射装置の製造方法において、
    前記第2基準部が位置決めされる第1位置決め部と、前記第3基準部が位置決めされる
    第2位置決め部とを備える治具を用い、
    前記サブキャリッジの第2基準部を前記第1位置決め部に位置決めし、
    一番目の液体噴射ヘッドの第3基準部を前記第2位置決め部に位置決めして当該液体噴
    射ヘッドを前記サブキャリッジに固定し、
    二番目以降の液体噴射ヘッドを、前記サブキャリッジに固定された一番目の液体噴射ヘ
    ッドのノズルを基準として位置決めして、前記サブキャリッジに固定し、
    複数の液体噴射ヘッドが固定されたサブキャリッジの第2基準部を前記メインキャリッ
    ジの第1基準部に位置決めして前記サブキャリッジを前記メインキャリッジに取り付ける
    ことを特徴とする液体噴射装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載する液体噴射装置の製造方法において、
    前記第2位置決め部は、位置決めピンであり、
    前記第3基準部は、前記液体噴射ヘッドの前記ノズルを基準とした位置に設けられて前
    記位置決めピンが挿通する位置決め穴であり、
    前記位置決め穴に前記位置決めピンを挿通することで前記液体噴射ヘッドを前記サブキ
    ャリッジに位置決めする
    ことを特徴とする液体噴射装置の製造方法。
  4. 請求項2に記載する液体噴射装置の製造方法において、
    前記第2位置決め部は、位置決めピンであり、
    前記第2基準部は、前記液体噴射ヘッドの前記ノズルを基準とした位置に設けられて前
    記位置決めピンが挿通し、当該位置決めピンの外径よりも大きく、矩形状の開口を有する
    位置決め穴であり、
    前記位置決め穴に前記位置決めピンを挿通し、前記位置決めピンが前記位置決め穴の角
    部に当接するように前記液体噴射ヘッドを押圧することで前記液体噴射ヘッドを前記サブ
    キャリッジに位置決めする
    ことを特徴とする液体噴射装置の製造方法。
  5. 請求項2に記載する液体噴射装置の製造方法において、
    前記第3基準部は、前記液体噴射ヘッドの側面であり、
    前記第2位置決め部は、前記液体噴射ヘッドの側面が当接される位置決め部材であり、
    前記位置決め部材に前記液体噴射ヘッドの側面を当接させることで前記液体噴射ヘッド
    を前記サブキャリッジに位置決めする
    ことを特徴とする液体噴射装置の製造方法。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載する液体噴射装置の製造方法において、
    前記サブキャリッジに固定される複数の液体噴射ヘッドのノズルの相対位置を記した基
    準マークを有するアライメントマスクを用い、
    前記サブキャリッジに固定した一番目の液体噴射ヘッドのノズルに、前記アライメント
    マスクの一番目の液体噴射ヘッドに対応する基準マークを位置決めし、前記アライメント
    マスクの二番目以降の液体噴射ヘッドに対応する基準マークに二番目以降の液体噴射ヘッ
    ドのノズルを位置決めし、
    前記ノズルと前記基準マークとの位置決めは、撮像手段により当該ノズルと当該基準マ
    ークとを撮像して画像を作成し、当該画像に現れた前記ノズルと前記基準マークとが一致
    するように前記液体噴射ヘッドの位置を調整することにより行う
    ことを特徴とする液体噴射装置の製造方法。
  7. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載する液体噴射装置の製造方法において、
    前記サブキャリッジに固定される複数の液体噴射ヘッドのノズルの相対位置を記した基
    準マークを有するアライメントマスクを用い、前記アライメントマスクの前記基準マーク
    の位置を記録する工程と、
    前記アライメントマスクの液体噴射ヘッドに対応する前記基準マークの記録位置に基づ
    いて前記液体噴射ヘッドのノズルを位置決めする工程とを含む
    ことを特徴とする液体噴射装置の製造方法。
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