JP2012170376A - 即席乾燥米の製造方法及びこれにより製造した即席乾燥米 - Google Patents

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Abstract

【課題】即席乾燥米の製造方法及び即席乾燥米を提供する。
【解決手段】原料米を、アルファ化工程でアルファ化し、当該アルファ化した原料米を乾燥処理して、即席乾燥米を製造する際に、アルファ化工程の途中で、原料米を乾式加熱処理することにより、米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成する、即席乾燥米の製造方法、上記製造法により製造した即席乾燥米であって、a.米粒の内部組織に工程途中の加熱処理による空隙が形成されている、b.比容積が2(ml/g)以下である、c.注湯後、5分間における応力(g/cm)が、同じ原料米を使用した炊飯米の上記応力の70%以上である、の性能を有する即席乾燥米。
【効果】湯戻し5分以内で復元する簡便性と、炊飯米の食感(応力値)に匹敵する良好な食感(応力値)とを両立させた高品質の即席乾燥米を提供できる。
【選択図】なし

Description

本発明は、湯戻しによる復元性と炊飯米に匹敵する良好な食感とを共に有する高品質の即席乾燥米の製造方法及びその製品に関するものであり、更に詳しくは、原料米の種類を問わず、注湯後、5分以内で良好に復元させることができ、かつ炊飯米に匹敵する良好な食感(応力値)を呈する高品質の即席乾燥米の製造技術及びこれにより製造した即席乾燥米製品に関するものである。本発明は、比容積が膨化米(パフ米)のように大きくない膨化度の低い状態であり、膨化米のように、注湯後にふやけ易いという問題がなく、通常のうるち米などを原料として、注湯後、短時間で復元させることが可能で、かつ従来製品と比べて食感が顕著に優れている高品質の即席乾燥米に関する新技術・新製品を提供するものである。
従来、即席乾燥米に関しては、先行技術として、例えば、生産時間が短かく、注湯復元性が速く、歩留りの良い即席乾燥米を製造する目的で、α化後の水分含量が50%以上になるようにしてα化した米をほぐし、更に、30分未満の時間水浸漬した後、水分含量2%ないし15%になるまで100℃以上の熱風で乾燥する即席乾燥米の製造法(特許文献1)、が提案されている。
また、他の先行技術として、例えば、冷水でも短時間で簡単に喫食可能となる、色調が白く、食味が良い即席米飯を製造する目的で、原料のうるち米をアルファ化し、これを乾燥させて即席米飯を製造する方法において、原料のうるち米として、アミロース含量が15重量%以下の低アミロース米を用い、低アミロース米の搗精度を80〜90%とし、アルファ化米の水分含量が55〜75重量%となるように調節する即席乾燥米の製造法(特許文献2)、が提案されている。
これらの先行技術あるいは即席乾燥米に関する他の従来技術に見られるように、従来の即席乾燥米の製造法では、原料米を水に浸漬し、炊飯(蒸煮)した後、即ちアルファ化した後に、乾燥処理を施しているので、炊飯(蒸煮)時に生じるアルファ化のむらが原因して、注湯後の速やかな復元性と、復元後の食感が炊飯米に匹敵するような良好な食感を有する高品質の製品を製造することが難しくなり、したがって、従来法では、例えば、膨化米のように、乾燥米の比容積を大きくしたり、特殊な原料米を使用して、復元性を良好にするなどの対策がとられているのが実情であった。
しかしながら、当技術分野においては、近年の即席食品類に対する消費者の高級化志向の高まりを背景に、即席乾燥米製品についても、高品質製品へのニーズが高まる中で、通常のうるち米を用いて、しかも、比容積を膨化米のように大きくすることなく、良好な復元性と、高い品質を両立することを可能とする新しい即席乾燥米の製造技術を開発することが強く要請されていた。
特開昭61−81756号公報 特許第3568520号公報
このような状況の中で、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、原料米の種類に制限されることなく、良好な復元性と、高い品質を両立することを可能とする新しい高品質の即席乾燥米を製造することが実現できる新しい即席乾燥米の製造技術を開発することを目標として鋭意研究を積み重ねた結果、原料米をアルファ化(蒸煮などにより炊飯する工程)する途中で、当該原料米に米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成する加熱処理(空隙処理という場合がある)を施し、その後、アルファ化工程を完了して乾燥処理することにより、所期の目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、湯戻し5分以内で復元する簡便性と、復元後の製品の食感が炊飯米に匹敵する良好な食感(応力値)を呈する高い品質とを両立させた、従来製品よりも高品質の即席乾燥米を製造することを可能とする新しい即席乾燥米の製造方法及びこれにより製造した即席乾燥米製品を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、原料米の粒中心部までアルファ化を促進させることにより、従来の製品と比べて、湯戻しによる復元後の食感が損なわれにくく、歯応えが良好で、炊飯米に匹敵する良好な食感を有する新しいタイプの即席乾燥米を提供することを目的とするものである。また、本発明は、乾燥米の比容積を膨化米のように大きくすることなく、米粒の性状及び粒感を維持した状態で、湯戻しの簡便性と、良好な復元性とを共に達成することを可能とする即席乾燥米製品を提供することを目的とするものである。更に、本発明は、湯戻し後の食感(歯応えを含む)が、通常の炊飯米と比べて、遜色ない食感を有する高品質の即席乾燥米製品を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。
(1)原料米を、アルファ化工程でアルファ化し、当該アルファ化した原料米を乾燥処理して、即席乾燥米を製造する際に、上記アルファ化工程の途中で、原料米に加熱処理を施すことにより、米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成することを特徴とする即席乾燥米の製造方法。
(2)加熱処理が、熱風処理、過熱水蒸気による加熱処理及びマイクロ波による加熱処理から選ばれた1つ以上である、前記(1)記載の即席乾燥米の製造方法。
(3)即席乾燥米の加熱処理による膨化度が、1.3〜1.6である、前記(1)又は(2)に記載の即席乾燥米の製造方法。
(4)即席乾燥米の比容積の値が、2.2(ml/g)以下である、前記(1)から(3)のいずれかに記載の即席乾燥米の製造方法。
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載の製造法により製造した即席乾燥米であって、
次のa.b.c.の性能;
a.米粒の内部組織にアルファ化工程途中の加熱処理による空隙が形成されている、
b.比容積の値が2.2(ml/g)以下である、
c.注湯後、5分間における応力(g/cm)が、同じ原料米を使用した炊飯米の上記応力の少なくとも70%以上である[但し、ここで、応力は、テンシプレッサー(MyBoyII;タケトモ)で90%圧縮したときの応力を測定した値(テンシプレッサー値)を表わす。]、
を有することを特徴とする即席乾燥米。
(6)前記(1)から(4)のいずれかに記載の製造法により製造した即席乾燥米であって、
次のa.b.d.の性能;
a.米粒の内部組織にアルファ化工程途中の加熱処理による空隙が形成されている、
b.比容積の値が2.2(ml/g)以下である、
d.注湯後、米の芯がなくなり、復元が完了した状態における応力を測定した値(テンシプレッサー値)が、炊飯米の上記応力に対して、低アミロースうるち米の場合で少なくとも70%以上、通常のうるち米の場合で少なくとも95%以上の値である、
を有することを特徴とする即席乾燥米。
次に、本発明について更に詳細に説明する。
本発明は、即席乾燥米を製造する方法において、原料米を、アルファ化工程でアルファ化し、当該アルファ化した原料米を乾燥処理して、即席乾燥米を製造する際に、アルファ化工程の途中で、原料米を加熱処理することにより、米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成することを特徴とするものである。
本発明では、上記加熱処理を、熱風処理、過熱水蒸気による加熱処理及びマイクロ波による加熱処理の何れかにより、あるいはこれらを任意に組合せて行うこと、即席乾燥米の比容積を2.2(ml/g)以下にすること、を好ましい実施態様としている。
また、本発明では、上記の製造方法により製造した即席乾燥米であって、次のa.b.c.の性能;a.米粒の内部組織にアルファ化工程途中の加熱処理による空隙が形成されている、b.比容積が2.2(ml/g)以下である、c.注湯後、5分間における応力(g/cm)が、同じ原料米を使用した炊飯米の上記応力の70%以上である、を有することを特徴とするものである。但し、ここで、応力とは、テンシプレッサー(MyBoyII;タケトモ)で90%圧縮したときの応力を測定した値(テンシプレッサー値)を意味する。
更に、本発明では、上記の製造方法により製造した即席乾燥米であって、次のa.b.d.の性能;a.米粒の内部組織にアルファ化工程途中の加熱処理による空隙が形成されている、b.比容積が2.2(ml/g)以下である、d.注湯後、米の芯がなくなり、復元が完了した状態における応力を測定した値(テンシプレッサー値)が、炊飯米の上記応力に対して、低アミロースうるち米の場合で70%以上、通常のうるち米の場合で95%以上の値である、を有することを特徴とするものである。
本発明では、原料米を、アルファ化工程の途中で、加熱処理、より具体的には、熱風処理、過熱水蒸気処理及びマイクロ波処理による加熱を行ない、米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成する空隙処理を施すことにより、注湯で復元しやすい低アミロース米に限らず、原料米の種類を問わず、注湯後、5分間で良好に復元させることができ、かつ高品質の即席乾燥米を製造することが可能となる。即ち、本発明は、低アミロースうるち米ではない一般のうるち米などの即席乾燥米を製造するために有用である。
先行技術の特許文献2(3568520と記載する)は、比容積が大きい(3.3程度)膨化米(パフ米)であり、本発明は、比容積が小さい(1.8〜2.0程度)膨化度の低い乾燥米である。膨化米(パフ米)は、注湯後にふやけやすいが、本発明の即席乾燥米は、注湯後にふやけ難い。なお、先行技術の特許文献1(61−81756と記載することがある)では、4分間で復元可としているが、同様の復元で、本発明製品の品質性能が優れていることが確認された。本発明では、前述の加熱処理により、即席乾燥米の米粒の内部組織に、空隙が形成される状態が達成され、これが、良好な復元性に関与していると考えられる。
本発明の即席乾燥米の、復元させた場合の応力値は、低アミロースうるち米と、一般のうるち米とに分けた場合には、各々先行技術の即席乾燥米に対して、明確に高い値となり、炊飯米により近いものとなる。また、後記する実施例3において、加熱処理が、過熱水蒸気処理の場合でも、低アミロースうるち米で、上記の応力値が、炊飯米と同等の値となることが確認された。前記の「低アミロースうるち米の場合で70%以上」の数値は、実験により確認された数値である。ここで炊飯米とは、同じ原料米を使用して常法により炊飯したものをいう。
ただし、炊飯米の応力値については、多少のばらつきがでる可能性があり、ここでは、大よその応力値を意味する。例えば、ミルキークイーン(低アミロースうるち米)の場合、炊飯米の応力値は73.7であり、また、あきたこまち(一般のうるち米)の場合、炊飯米の応力値は、83.2である。
本発明では、低アミロースうるち米としては、アミロース含量が15重量%以下の精米であれば、品種や産地を問わず、例えば、彩、はなぶさ、あやひめ、スノーパール、シルキーパール、たきたて、朝つゆ、ソフト158、ミルキークイーン、柔小町などを使用することが可能である。一般のうるち米としては、例えば、コシヒカリ、あきたこまち、日本晴、ヒノヒカリ、ひとめぼれを挙げることができる。
上述の応力値は、炊飯米の応力の測定に汎用されているが、本発明の即席乾燥米の応力の測定値は、先行技術の即席乾燥米に比べて、より炊飯米の応力の測定値に近いものであることが確認された。なお、低アミロースうるち米と、一般のうるち米とでは、数値の関係が異なり、本発明では、各々に分けて応力値を示している。
先行技術の特許文献2では、(精米)→浸漬→アルファ化(蒸煮による炊飯)→乾燥→調湿→膨化のプロセスを行っており、また、特許文献1では、(精米)→浸漬→アルファ化(蒸煮による炊飯)→乾燥のプロセスを行っている。つまり、いずれにおいても、アルファ化工程の途中で、原料米に加熱処理を施すことにより、米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成する工程は採られていない。
このような従来製法では、アルファ化工程における米粒のアルファ化のむら、すなわち、米粒の中心部までアルファ化が進みにくく、米粒の表面部と中心部のアルファ化の程度に差ができることなどが原因して、その後、乾燥乃至膨化工程において米粒を膨化させても、米粒の内部構造に均一に空隙を形成するように膨化させることが難しく、必然的に、その内部組織が不均一となり、湯戻し5分以内での良好な復元性と、良好な食感(歯応え)を達成することができない。また、米粒を大きく膨化させると、その膨化米は、復元後に歯応えに乏しく不良な食感となる。
ここで膨化とは、米粒に含まれる澱粉質を水の存在下で高温の条件下に置いた際、米粒組織から水分が急激に放出され、水分の蒸発に伴って形成される空隙により多孔質構造になる現象のことである。乾燥米がより多孔質構造になると、その体積、即ち比容積が増大する。本発明の製造方法で得られる乾燥米は、従来製法の膨化米(パフ米)に比べて、比容積が小さい、より精白米に近い外観を呈する膨化度の低い乾燥米であることに特徴がある。
本発明の製造方法では、(精米)→浸漬→アルファ化→加熱処理→アルファ化→乾燥のプロセスで、アルファ化工程の途中で、米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成する加熱処理が行われることにより、上述のようなアルファ化のむらが生じることが抑制され、米粒の中心部までアルファ化を促進させることができる、という作用機序により、得られた即席乾燥米は、膨化度を大きくしなくても、湯戻し5分以内で復元する簡便性と、復元後の食感が損なわれにくく、良好な食感(歯応え)とが両立できることが示された。
本発明は、乾燥米の比容積を、膨化米のように大きくすることなく、米粒本来の性状、粒感を維持した状態で、湯戻し5分以内で復元する簡便性と、復元後の食感が損なわれにくく、良好な食感(歯応えを含む)を共に有し、かつ炊飯米と比べて、遜色のない優れた食感(歯応えを含む)を有する高品質の即席乾燥米を製造することを可能にするものである。本発明では、乾燥米の比容積の値を、2.2(ml/g)以下、好ましくは1.6〜2.0にすることが望ましい。なお、本願明細書において、比容積は、すべて乾燥米約20gを量り、メスシリンダーで、その体積を読み取った、1g当たりの体積をいう。
本発明において、精米の浸漬、アルファ化工程(蒸煮などによる炊飯)、乾燥工程における実施手段及び条件は、通常の即席乾燥米の製造手段及び条件を適用することが可能である。また、アルファ化工程の途中で、原料米を加熱処理する場合における実施手段及び条件としては、例えば、コンベア付き熱風噴射装置などによる熱風処理手段、過熱水蒸気処理装置などによる過熱水蒸気処理手段、マイクロ波照射装置などによるマイクロ波処理手段などにより、熱風処理手段では、例えば、250〜300℃で、風速20〜35m/sで、20〜30秒間の条件で、過熱水蒸気処理手段では、例えば、200〜250℃で、風速3〜5m/sで、30〜90秒処理する方法が好適である。
前記の加熱処理は、加熱処理前後の米約20gを量り、メスシリンダーで、その体積を読み取り、処理後/処理前の体積比(処理後の体積の処理前の体積に対する比率)である膨化度が1.2〜1.8、好ましくは1.3〜1.6となる条件で行うことが、段落番号0024に記載した作用機序を奏する上で望ましい。なお、本願明細書において、上記の処理後/処理前の体積比である膨化度のことを、すべて「加熱処理による膨化度」という。
前述の先行技術に見られるように、アルファ化工程処理後に、膨化又は乾燥工程を経て得られた製品は、米粒の粒中心部までアルファ化を促進させることが難しく、その際のアルファ化のむらが原因して、即席乾燥米の湯戻しによる復元性及び食感の低下や劣化現象が不可避的に発生する(復元性を向上させると食感の低下が著しい)。先行技術の製法では、各工程の条件を改変する設計変更を加えても、このような現象を抑制することが難しいと考えられる。
一方、本発明では、アルファ化工程の途中で、米粒に加熱処理による空隙処理を施すことにより、その後、アルファ化−乾燥工程を経て得られた製品は、米粒の粒中心部までアルファ化が良好に促進された状態となり、アルファ化のむらを原因とする即席乾燥米の湯戻しによる食感の低下や劣化現象が確実に抑えられ、良好な復元性と炊飯米に匹敵する良好な食感(応力値)を共に有する高品質の即席乾燥米を製造することが実現できる。
本発明により、次のような効果が奏される。
(1)比容積を膨化米のように大きくすることなく、膨化度の低い乾燥米の状態で、かつ特殊な原料米を使用することなしに、原料米の種類を問わず、注湯後5分間で良好に復元させることができる即席乾燥米を製造し、提供することができる。
(2)湯戻し5分以内で復元する簡便性と、復元後の食感(歯応え)が良好な高品質の即席乾燥米を提供することができる。
(3)原料米をアルファ化工程の途中で、空隙処理を施すことにより、米粒の粒中心部までアルファ化を促進させることで、従来製品にない復元後の良好な食感を有する即席乾燥米を製造することができる。
(4)同じ比容積であっても、従来製品と比べて、復元後の食感が損なわれにくく、優れた歯応えを示す即席乾燥米を提供することができる。
(5)原料米を、アルファ化後に、乾燥して即席乾燥米を製造する従来製品と比べて、原料米のアルファ化工程の途中で空隙処理を施すことにより、アルファ化のむらを抑制し、米粒の粒中心部までアルファ化を促進させた高品質の即席乾燥米とすることができる。
(6)湯戻し後の食感(応力値)が、通常の炊飯米の食感(応力値)と遜色のない高品質の即席乾燥米を製造することが実現できる。
次に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1
本実施例では、低アミロース米のミルキークイーン(うるち種)を使用し、洗米浸漬−1次蒸煮−熱風処理−吸水処理−2次蒸煮−乾燥処理の工程により、各処理工程を以下のように実施して即席乾燥米を製造した。
(1)洗米浸漬
ミルキークイーン精米(92%搗精品、アミロース含量12%)を、洗米後、2時間水浸漬を行なった。
(2)1次蒸煮(アルファ化工程)
水切りした米(水分33%)を、せいろ式の蒸煮機により、100℃で、30分間蒸煮して、蒸煮米を得た。
(3)熱風処理(加熱処理)
蒸煮米を、熱風噴射装置(JETZONE OVEN;荒川製作所)のコンベア上に拡げて、260℃、風速35m/sで、35秒間熱風処理を行なって、熱風処理米を得た。熱風処理米の加熱処理による膨化度は、1.6であった。
(4)吸水処理 熱風処理米に、加水して、水分64%となるように吸水させた。
(5)2次蒸煮(アルファ化工程)
吸水させた米を、前記せいろ式の蒸煮機により、100℃で、30分間蒸煮した。以上により、炊飯を完了した。
(6)乾燥処理
炊飯米を、恒温恒湿乾燥機のネット上に拡げて、50℃の温風にて、水分約10%まで乾燥させた。乾燥米の比容積は、1.9(ml/g)であった。
比較例1
本比較例では、実施例1で用いたものと同じ低アミロース米のミルキークイーンを使用し、熱風処理(加熱処理)なしで、乾燥後に、膨化のための焙煎を行ない、各処理工程を以下のように実施して即席乾燥米を製造した(=特許第3568520号の実施例1に準じた方法に相当する)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮の工程
実施例1と同様に行なった。
(3)吸水処理
蒸煮米に、加水して、水分64%となるように吸水させた。
(4)2次蒸煮
吸水させた米を、実施例1と同様に、せいろ式の蒸煮機により、2次蒸煮し、炊飯を完了した。
(5)乾燥処理
炊飯米を、実施例1と同様に、恒温恒湿乾燥機のネット上に拡げて、50℃の温風にて、水分10%まで乾燥させた。
(6)調湿処理
乾燥米を、恒温恒湿槽にて、調湿処理して、乾燥米の水分を12%とした。
(7)焙煎
乾燥米を、実施例1の熱風処理で用いた熱風噴射装置のネット上に拡げて、150℃で、90秒間熱風処理を行なった。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、1.9(ml/g)であった。
比較例2
本比較例では、実施例1で用いたものと同じ低アミロース米のミルキークイーンを使用し、(7)焙煎の工程における焙煎の条件を変えた以外は比較例1と同様に行ない、各処理工程を以下のように実施して即席乾燥米を製造した(=特許第3568520号の実施例1に準じた方法に相当する)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮−(3)吸水処理−(4)2次蒸煮−(5)乾燥処理−(6)調湿処理の工程
比較例1と同様に行なった。
(7)焙煎
乾燥米を、実施例1の熱風処理で用いた熱風噴射装置のコンベア上に拡げて、175℃で、60秒間熱風処理を行なった。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、3.2(ml/g)であった。
比較例3
本比較例では、実施例1で用いたものと同じ低アミロース米のミルキークイーンを使用し、熱風処理(加熱処理)なしで、100℃以上で熱風乾燥を行ない、各処理工程を以下のように実施した(=特開昭61−81756号の実施例1Aに準じた方法)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮の工程
実施例1と同様に行なった。
(3)吸水処理
蒸煮米に、加水して、水分64%となるように吸水させた。
(4)2次蒸煮
吸水させた米を、実施例1と同様に、せいろ式の蒸煮機により、2次蒸煮し、炊飯を完了した。
(5)乾燥処理
炊飯米を、コンベクションオーブンにて、120℃で、60分間熱風処理した。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、1.9(ml/g)であった。
比較例4
本比較例では、実施例1で用いたものと同じ低アミロース米のミルキークイーンを使用し、(5)乾燥処理の工程における乾燥処理の条件を変えた以外は比較例3と同様に行ない、各処理工程を以下のように実施して即席乾燥米を製造した(=特開昭61−81756号の実施例1Aに準じた方法)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮−(3)吸水処理−(4)2次蒸煮の工程
比較例3と同様に行なった。
(6)乾燥処理
炊飯米を、熱風噴射装置(スーパージェットオーブン;フジマック)のコンベア上に拡げて、120℃で、20分間熱風処理した。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、2.4(ml/g)であった。
実施例2
本実施例では、中アミロース含量のあきたこまち(うるち種)を使用した。
(1)洗米浸漬
あきたこまち精米(92%搗精品、アミロース含量18%)を、洗米後、2時間水浸漬を行なった。
(2)1次蒸煮(アルファ化工程)
水切りした米(水分29%)を、実施例1と同様に、せいろ式の蒸煮機により、100℃で、30分間1次蒸煮して、蒸煮米を得た。
(3)熱風処理(加熱処理)
蒸煮米を、実施例1と同様の熱風噴射装置のコンベア上に拡げて、300℃、風速35m/sで、20秒間熱風処理を行なって、熱風処理米を得た。熱風処理米の加熱処理による膨化度は、1.3であった。
(4)吸水処理
熱風処理米に、加水して、水分64%となるように吸水させた。
(5)2次蒸煮(アルファ化工程)
吸水させた米を、実施例1と同様に、せいろ式の蒸煮機により、100℃で、30分間2次蒸煮し、炊飯を完了した。
(6)乾燥処理
炊飯米を、恒温恒湿乾燥機により、50℃の温風にて、水分10%まで乾燥させた。乾燥米の比容積は、2.0(ml/g)であった。
比較例5
本比較例では、実施例2で用いたものと同じうるち種のあきたこまちを使用し、熱風処理(加熱処理)なしで、乾燥後に膨化のための焙煎を行ない、各処理工程を以下のように実施して即席乾燥米を製造した(=特許第3568520号の比較例1に準じた方法)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮の工程
実施例2と同様に行なった。
(3)吸水処理
蒸煮米に、加水して、水分64%となるように吸水させた。
(4)2次蒸煮
吸水させた米を、実施例2と同様に、せいろ式の蒸煮機により、2次蒸煮し、炊飯を完了した。
(5)乾燥処理
炊飯米を、実施例2と同様に、恒温恒湿乾燥機により、50℃の温風にて、水分10%まで乾燥させた。
(6)調湿処理
乾燥米を、恒温恒湿槽にて、調湿処理して、乾燥米の水分を13%とした。
(7)焙煎
乾燥米を、実施例2と同様の熱風噴射装置のコンベア上に拡げて、157℃で、60秒間熱風処理した。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、2.0(ml/g)であった。
比較例6
本比較例では、実施例2で用いたものと同じうるち種のあきたこまちを使用し、(7)焙煎の工程における焙煎の条件を変えた以外は比較例5と同様に行ない、各処理工程を以下のように実施して即席乾燥米を製造した(=特許第3568520号の比較例1に準じた方法)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮−(3)吸水処理−(4)2次蒸煮−(5)乾燥処理−(6)調湿処理の工程
比較例5と同様に行なった。
(7)焙煎
乾燥米を、実施例2と同様の熱風噴射装置のネット上に拡げて、175℃で、60秒間熱風処理した。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、2.7(ml/g)であった。
比較例7
本比較例では、実施例2で用いたものと同じうるち種のあきたこまちを使用し、熱風処理(加熱処理)なしで、100℃以上で熱風乾燥を行ない、各処理工程を以下のように実施した(=特開昭61−81756号の実施例1Aに準じた方法)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮の工程
実施例2と同様に行なった。
(3)吸水処理
蒸煮米に、加水して、水分64%となるように吸水させた。
(4)2次蒸煮
吸水させた米を、実施例2と同様に、せいろ式の蒸煮機により、2次蒸煮し、炊飯を完了した。
(5)乾燥処理
炊飯米を、コンベクションオーブンにて、120℃で、60分間熱風処理した。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、2.0(ml/g)であった。
比較例8
本比較例では、実施例2で用いたものと同じうるち種のあきたこまちを使用し、(5)乾燥処理の工程における乾燥処理の条件を変えた以外は比較例5と同様に行ない、各処理工程を以下のように実施して即席乾燥米を製造した(=特開昭61−81756号の実施例1Aに準じた方法)。
(1)洗米浸漬−(2)1次蒸煮−(3)吸水処理−(4)2次蒸煮の工程
比較例7と同様に行なった。
(5)乾燥処理
炊飯米を、熱風噴射装置(スーパージェットオーブン;フジマック)のコンベア上に拡げて、120℃で、20分間熱風処理した。乾燥米の水分は、約10質量%で、比容積は、2.2(ml/g)であった。
上記実施例及び比較例において、性能評価は、以下により行なった。
(1)食感:
乾燥米に、熱湯(95℃)を注湯して、各時間経過後に、湯を切った米の食感を調べた。復元が完了して米の芯がなくなっているかどうか、及び炊飯米と比べた食感(歯応えを含む)(炊飯米と同等に良いか、炊飯米より食感が硬いか、弱いか)、を調べた。
(2)応力:
テンシプレッサー(MyBoyII;タケトモ)で、90%圧縮したときの応力を測定した(gw・cm/cm^2)。値は、各復元時間経過後、前記の食感において、復元が完了し、米の芯がなくなった米粒20粒の平均値である。本願明細書において、応力は、すべて上記のようにして測定した値である。
なお、実施例1で使用したミルキークイーン精米を、常法によって炊飯した炊飯米の、同様にして測定した応力は、73.7であり、また、実施例2で使用したあきたこまち精米を、常法によって炊飯した炊飯米の、同様にして測定した応力は、83.2であった。表1及び表2に、性能評価の結果を示す。
Figure 2012170376
Figure 2012170376
実施例3
本実施例では、低アミロース米のミルキークイーン(うるち種)を使用した。
(1)洗米浸漬
ミルキークイーン精米(92%搗精品、アミロース含量12%)を、洗米後、2時間水浸漬を行なった。
(2)1次蒸煮(アルファ化工程)
水切りした米(水分33%)を、せいろ式の蒸煮機により、100℃で、30分間蒸煮した。
(3)過熱水蒸気処理(加熱処理)
蒸煮米を、過熱水蒸気処理装置(過熱水蒸気乾燥機;ダイキン製)により、250℃の過熱水蒸気中で、45秒処理(空隙処理)して過熱水蒸気処理米を得た。過熱水蒸気処理米の加熱処理による膨化度は、1.5であった。
(4)吸水処理
過熱水蒸気処理米に、加水して、水分64%となるように吸水させた。
(5)2次蒸煮(アルファ化工程)
吸水させた米を、せいろ式の蒸煮機により、100℃で、30分間蒸煮した。以上により、炊飯を完了した。
(6)乾燥処理
炊飯米を、恒温恒湿乾燥機のネット上に拡げて、50℃の温風にて、水分10%まで乾燥させた。乾燥米の比容積は、1.9(ml/g)であった。
表3に、性能評価の結果を示す。
Figure 2012170376
以上詳述したとおり、本願発明は、即席乾燥米の製造方法及び即席乾燥米に係るものであり、本発明により、比容積をパフ米のように大きくすることなく、膨化度の低い乾燥米の状態で、かつ特殊な原料米を使用することなしに、注湯後5分間で良好に復元させることができる即席乾燥米を製造し、提供することができる。また、本発明により、湯戻し5分以内で復元する簡便性と、復元後の食感(歯応えを含む)が良好な即席乾燥米を提供することができる。原料米を、アルファ化工程の途中で、加熱処理することにより、米粒の粒中心部までアルファ化を促進させることで、従来製品にない良好な食感を有する即席乾燥米を製造することができる。同じ比容積であっても、従来製品と比べて、食感が損なわれにくく、優れた歯応えを示す即席乾燥米を提供することができる。本発明は、原料米を、炊飯(蒸煮)後に、乾燥して即席乾燥米を製造する従来製品と比べて、原料米のアルファ化工程の途中で加熱処理を施すことにより、アルファ化のむらを抑制し、米粒の粒中心部までアルファ化を促進させた即席乾燥米とすることができ、湯戻し後の食感(応力値)が、通常の炊飯米の食感(応力値)と遜色のない高品質の即席乾燥米を製造し、提供することを実現するものとして有用である。

Claims (6)

  1. 原料米を、アルファ化工程でアルファ化し、当該アルファ化した原料米を乾燥処理して、即席乾燥米を製造する際に、上記アルファ化工程の途中で、原料米に加熱処理を施すことにより、米粒の内部の水分を蒸発させ、米粒の内部組織に空隙を形成することを特徴とする即席乾燥米の製造方法。
  2. 加熱処理が、熱風処理、過熱水蒸気による加熱処理及びマイクロ波による加熱処理から選ばれた1つ以上である、請求項1記載の即席乾燥米の製造方法。
  3. 即席乾燥米の加熱処理による膨化度が、1.3〜1.6である、請求項1又は2に記載の即席乾燥米の製造方法。
  4. 即席乾燥米の比容積の値が、2.2(ml/g)以下である、請求項1から3のいずれかに記載の即席乾燥米の製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の製造方法により製造した即席乾燥米であって、
    次のa.b.c.の性能;
    a.米粒の内部組織にアルファ化工程途中の加熱処理による空隙が形成されている、
    b.比容積の値が2.2(ml/g)以下である、
    c.注湯後、5分間における応力(g/cm)が、同じ原料米を使用した炊飯米の上記応力の少なくとも70%以上である[但し、ここで、応力は、テンシプレッサー(MyBoyII;タケトモ)で90%圧縮したときの応力を測定した値(テンシプレッサー値)を表わす。]、
    を有することを特徴とする即席乾燥米。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の製造方法により製造した即席乾燥米であって、
    次のa.b.d.の性能;
    a.米粒の内部組織にアルファ化工程途中の加熱処理による空隙が形成されている、
    b.比容積の値が2.2(ml/g)以下である、
    d.注湯後、米の芯がなくなり、復元が完了した状態における応力を測定した値(テンシプレッサー値)が、炊飯米の上記応力に対して、低アミロースうるち米の場合で少なくとも70%以上、通常のうるち米の場合で少なくとも95%以上の値である、
    を有することを特徴とする即席乾燥米。
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