JP2012170199A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流モード制御において、降圧/昇降圧切替時または昇圧/昇降圧切替時の出力電圧変動を低減することができるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】切替回路部62は、補償値切替部40の切替信号SELに従って、補償値Vos分だけシフトさせるか否かを切り替える切替部64と、切替部64の切り替え結果を電流センス信号Vsensに加算することにより、電流センス信号Vsensを誤差増幅器出力信号Veに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせる加算回路部65と、を備えている。これによると、降圧/昇降圧切替のタイミングもしくは昇圧/昇降圧切替のタイミングで、PWM指令算出部70が生成するPWM信号のデューティー比を瞬時に切り替えることができる。このため、降圧/昇降圧切替時もしくは昇圧/昇降圧切替時の出力電圧変動を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流モード制御によって入力電圧を所定の大きさの出力電圧に変換するスイッチング電源装置に関する。
従来、複数のスイッチをスイッチングさせることによって入力電圧から所望の電圧を取得する昇降圧スイッチング電源回路が知られている。この昇降圧スイッチング電源回路は4つのスイッチをスイッチングさせるため、効率が悪化するという問題が存在していた。
スイッチング電源回路には高効率・高レギュレーション特性が要求されているため、昇降圧スイッチング電源回路で高効率を実現させる方法が考えられている。その一つとして、入力電圧が高いときに昇降圧動作から降圧動作に切替を行う方法がある。この方法により、スイッチングするスイッチを2つにすることができ、高効率を実現している。しかしながら、降圧/昇降圧切替時に出力電圧が変動してしまうという問題が生じるため、高レギュレーションが実現できていなかった。
そこで、この出力電圧変動低減を目的としたスイッチング電源装置が特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、誤差増幅器の過渡特性に起因して出力電圧変動が発生していることに着目して、降圧/昇降圧に応じて誤差増幅器の入力極性の切替を行うことにより、誤差増幅器の出力変動を抑える構成としている。これにより、誤差増幅器の過渡特性に影響されることなく切替を行い、切替時の出力電圧変動を低減させている。
ここで、スイッチング電源回路の動作として、電圧モード制御と電流モード制御とが一般的に知られている。
電圧モード制御では、出力電圧と基準電圧との誤差を誤差増幅器によって増幅した後、誤差増幅器の出力と三角波とを比較することによってPWM信号を生成して出力電圧を制御する。誤差増幅器の出力と三角波とを比較するだけの単純な動作であるため、制御回路の規模が小さいという利点がある。しかし、フィードバックのループ周波数特性においてLC共振による2次の極が存在するため、位相余裕の確保が困難という欠点がある。そのため、部品が大型化したり、レギュレーションが低下するといった問題を抱えている。
一方、電流モード制御ではインダクタ電流でフィードバック制御を行うために、ループ周波数特性にLC共振による2次の極が発生しない。そのため、位相余裕の確保が容易になり、部品の小型化やレギュレーションの向上が容易になる。
上記特許文献1で提案されているスイッチング電源装置では、出力電圧と基準電圧との誤差を誤差増幅器によって増幅する構成であるので、電圧モード制御に対応する。
特開2005−318662号公報
近年、高レギュレーション特性で電圧モード制御より優れている電流モード制御が採用される傾向にあるが、特許文献1では電圧モード制御においてのみ有効であるため、電流モード制御における降圧/昇降圧切替時の出力電圧変動を抑えることができないという問題がある。
なお、上記では、降圧/昇降圧切替時の出力電圧変動について述べたが、電流モード制御における昇圧/昇降圧切替時の出力電圧変動の低減についても同様に解決が望まれている。
本発明は上記点に鑑み、電流モード制御において、降圧/昇降圧切替時または昇圧/昇降圧切替時の出力電圧変動を低減することができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、入力側のスイッチング素子(10、11)と出力側のスイッチング素子(12、13)とをそれぞれスイッチングすると共に、当該スイッチングによって流れる電流をフィードバックする電流モード制御を行うことにより、入力電圧を降圧または昇降圧させて所定の大きさの出力電圧に変換するスイッチング電源装置であって、複数のスイッチング素子(10〜13)のスイッチングによって流れる電流の大きさを検出する電流検出部(30)と、入力電圧に対応する電圧と、入力電圧を降圧または昇降圧させる切り替えの基準となる第1基準電圧と、を比較することにより、入力電圧を降圧するのか、または、入力電圧を昇降圧するのかを示す切替信号(SEL)を出力する補償値切替部(40)と、を備えている。
また、出力電圧に対応する電圧と第2基準電圧とが等しくなるように変化する誤差増幅器出力信号(Ve)を生成する電圧制御部(50)と、電流検出部(30)の検出結果に基づいて誤差増幅器出力信号(Ve)に交差する電流センス信号(Vsens)を生成し、当該電流センス信号(Vsens)と電圧制御部(50)の誤差増幅器出力信号(Ve)との比較結果をセット信号として出力する電圧制御指令合算部(60)と、を備えている。
さらに、電圧制御指令合算部(60)のセット信号を入力し、このセット信号に含まれる比較結果の出力タイミングに従ったデューティー比のPWM信号を生成し、このPWM信号に基づいて、入力側のスイッチング素子(10、11)をスイッチングするPWM指令算出部(70)と、補償値切替部(40)の切替信号(SEL)とPWM指令算出部(70)のPWM信号とを入力し、切替信号(SEL)およびPWM信号に基づいて出力側のスイッチング素子(12、13)をスイッチングする切替制御部(80)と、を備えている。
そして、電圧制御指令合算部(60)は、補償値切替部(40)から切替信号(SEL)を入力し、切替信号(SEL)が示す降圧/昇降圧の切り替えのタイミングで、誤差増幅器出力信号(Ve)と電流センス信号(Vsens)とのうちのいずれか一方を他方に対して補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせることにより、電圧制御指令合算部(60)から出力されるセット信号に含まれる比較結果の出力タイミングをシフトさせる切替回路部(62)を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、入力電圧を昇圧または昇降圧させて所定の大きさの出力電圧に変換するスイッチング電源装置であって、電圧制御指令合算部(60)のセット信号を入力し、このセット信号に含まれる比較結果の出力タイミングに従ったデューティー比のPWM信号を生成し、このPWM信号に基づいて、出力側のスイッチング素子(12、13)をスイッチングするPWM指令算出部(70)と、補償値切替部(40)の切替信号(SEL)とPWM指令算出部(70)のPWM信号とを入力し、切替信号(SEL)およびPWM信号に基づいて入力側のスイッチング素子(10、11)をスイッチングする切替制御部(80)と、を備えている点が請求項1と異なり、請求項1に記載のスイッチング電源装置と同様に切替回路部(62)を備えていることを特徴とする。
これによると、降圧/昇降圧の切り替えのタイミングもしくは昇圧/昇降圧の切り替えのタイミングで、切替回路部(62)が電流センス信号(Vsens)を誤差増幅器出力信号(Ve)に対して相対的に補償値(Vos)分だけ電圧シフトしているので、電圧制御指令合算部(60)からセット信号に含まれる比較結果の出力タイミングすなわちPWM指令算出部(70)が生成するPWM信号のデューティー比を瞬時に切り替えることができる。このように、降圧/昇降圧もしくは昇圧/昇降圧の切り替え直後ではPWM信号のデューティー比は既に一定になっているので、降圧/昇降圧切替時もしくは昇圧/昇降圧切替時の出力電圧変動を低減することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のスイッチング電源装置において、切替回路部(62)を、補償値切替部(40)の切替信号(SEL)に従って、補償値(Vos)分だけシフトさせるか否かを切り替える切替部(64)と、切替部(64)の切り替え結果を電流センス信号(Vsens)に加算することにより、電流センス信号(Vsens)を誤差増幅器出力信号(Ve)に対して補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる加算回路部(65)と、を備えた構成とすることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載のスイッチング電源装置において、切替回路部(62)を、補償値(Vos)を電流センス信号(Vsens)に加算することにより、電流センス信号(Vsens)を補償値(Vos)分だけシフトさせる加算回路部(65)と、補償値切替部(40)の切替信号(SEL)に従って、加算回路部(65)によって補償値(Vos)分だけシフトさせた電流センス信号(Vsens)と、加算回路部(65)によって補償値(Vos)分だけシフトさせていない電流センス信号(Vsens)と、を切り替えることにより、電流センス信号(Vsens)を誤差増幅器出力信号(Ve)に対して補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる切替部(64)と、を備えた構成とすることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1または2に記載のスイッチング電源装置において、切替回路部(62)を、補償値切替部(40)の切替信号(SEL)に従って、補償値(Vos)分だけシフトさせるか否かを切り替える切替部(64)と、切替部(64)の切り替え結果を誤差増幅器出力信号(Ve)に加算することにより、誤差増幅器出力信号(Ve)を電流センス信号(Vsens)に対して補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる加算回路部(65)と、を備えた構成とすることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1または2に記載のスイッチング電源装置において、切替回路部(62)を、補償値(Vos)を誤差増幅器出力信号(Ve)に加算することにより、誤差増幅器出力信号(Ve)を補償値(Vos)分だけシフトさせる加算回路部(65)と、補償値切替部(40)の切替信号(SEL)に従って、加算回路部(65)によって補償値(Vos)分だけシフトさせた誤差増幅器出力信号(Ve)と、加算回路部(65)によって補償値(Vos)分だけシフトさせていない誤差増幅器出力信号(Ve)と、を切り替えることにより、誤差増幅器出力信号(Ve)を電流センス信号(Vsens)に対して補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる切替部(64)と、を備えた構成とすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。 図1に示される切替部および加算回路部の一例を示した回路図である。 図1に示されるスイッチング電源装置の作動を説明するためのタイミングチャートである。 降圧/昇降圧切替時のデューティー値(Duty値)の変化を示した図である。 本発明の第2実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。 図5に示される切替部および加算回路部の一例を示した回路図である。 本発明の第3実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。 図7に示されるスイッチング電源装置の作動を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。 本発明の第5実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。 本発明の第6実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。 本発明の第7実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。 他の実施形態を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。スイッチング電源装置は、図1に示される入力側のスイッチング素子10、11と出力側のスイッチング素子12、13とをそれぞれスイッチングすることにより、入力電圧を降圧または昇降圧させて所定の大きさの出力電圧に変換するスイッチング電源装置である。以下では、入力電圧をVinとし、出力電圧をVoutとする。
入力電圧Vinは例えば車載バッテリ等のバッテリ電圧であり、正極側の入力側端子14と負極側の入力側端子15とからスイッチング電源装置に取り込まれる。また、出力電圧Voutは正極側の出力側端子16と負極側の出力側端子17とからスイッチング電源装置の外部に取り出される。入力側端子15と出力側端子17とはグランド等の共通の基準電位とされる。
入力側のスイッチング素子10、11は入力側端子14、15の間に直列に接続され、出力側のスイッチング素子12、13は出力側端子16、17の間に直列に接続されている。そして、入力側のスイッチング素子10、11の接続点と出力側のスイッチング素子12、13の接続点との間にインダクタンス18が介在されたHブリッジのスイッチング回路が構成されている。各スイッチング素子10〜13は、半導体スイッチング素子であり、例えばMOSトランジスタ等が採用される。
また、入力側のスイッチング素子10のゲートにはバッファ19が接続され、入力側のスイッチング素子11のゲートにはインバータ20が接続されている。そして、バッファ19およびインバータ20には同一の信号が入力される。このため、各スイッチング素子10、11は一方がオンすると他方がオフするように動作する。すなわち、各スイッチング素子10、11は相補的に動作する。
同様に、出力側のスイッチング素子12のゲートにはインバータ21が接続され、出力側のスイッチング素子13のゲートにはバッファ22が接続されている。そして、インバータ21およびバッファ22に同一の信号が入力されると、各スイッチング素子12、13は一方がオンすると共に他方がオフするように相補的に動作する。
入力側に設けられたコンデンサ23は、入力側のスイッチング素子10がオンしたときにスイッチング素子10に流れる電流の変動を吸収する役割を果たすものであり、入力側端子14、15の間に接続されている。入力電圧Vinが安定している場合はコンデンサ23は必須ではない。また、出力側に設けられたコンデンサ24は出力側のスイッチング素子12がオンしたときに出力される電流の変動を吸収する役割を果たすものであり、出力側端子16、17の間に接続されている。
さらに、スイッチング電源装置は、電流検出部30と、補償値切替部40と、電圧制御部50と、電圧制御指令合算部60と、PWM指令算出部70と、切替制御部80と、を備えて構成されている。
電流検出部30は、複数のスイッチング素子10〜13のスイッチングによって流れる電流をフィードバックする電流モード制御を行うための検出部であり、当該電流の大きさを検出するものである。電流検出部30は電流センス抵抗Rsensとして構成されている。本実施形態では、電流検出部30は入力側のスイッチング素子11と入力側端子15との間に接続されている。スイッチング素子11と電流センス抵抗Rsensとの接続点の電圧が電流検出部30の検出結果として電圧制御指令合算部60に出力される。
補償値切替部40は、入力電圧Vinをモニタすることにより、入力電圧Vinを降圧または昇降圧させる切り替えの指令を行うものである。このような補償値切替部40は、抵抗41、抵抗42、第1基準電源43、およびコンパレータ44を備えている。
抵抗41および抵抗42は入力側端子14、15の間に直列に接続されている。これら抵抗41と抵抗42との接続点がコンパレータ44の反転入力端子に接続されている。第1基準電源43は、入力電圧Vinの降圧/昇降圧の切り替えの基準となる切替閾値電圧として第1基準電圧を発生させる電圧源であり、コンパレータ44の非反転入力端子に接続されている。本実施形態では、第1基準電圧をVthとする。
コンパレータ44は、入力電圧Vinに対応する電圧すなわち抵抗41および抵抗42の分圧と、第1基準電圧Vthと、を比較することにより、入力電圧Vinの降圧/昇降圧の切り替えを示す切替信号(フラグ)を出力するものである。本実施形態では、切替信号をSELとする。コンパレータ44は、分圧が第1基準電圧Vthを超えない場合、入力電圧Vinを昇降圧するため、切替信号SELとしてHiの電圧レベルの信号を出力する。一方、コンパレータ44は、分圧が第1基準電圧Vthを超える場合、入力電圧Vinを降圧するため、切替信号SELとしてLowの電圧レベルの信号を出力する。切替信号SELは、電圧制御指令合算部60と、PWM指令算出部70と、に出力される。
なお、本実施形態では、入力電圧Vinに対応する電圧を抵抗41および抵抗42による分圧としたが、入力電圧Vinそのものをモニタする場合は入力電圧Vinに対応する電圧は入力電圧そのものである。
電圧制御部50は、出力電圧Voutをモニタすることにより、出力電圧Voutが目標電圧となるように制御を行うための電圧制御指令を出力するものである。このような電圧制御部50は、抵抗51、抵抗52、第2基準電源53、および誤差増幅器54を備えている。
抵抗51および抵抗52は出力側端子16、17の間に直列に接続されている。これら抵抗51と抵抗52との接続点が誤差増幅器54の反転入力端子に接続されている。第2基準電源53は、第2基準電圧を発生させる電圧源であり、誤差増幅器54の非反転入力端子に接続されている。本実施形態では、第2基準電圧をVrefとする。
誤差増幅器54は、上記の電圧制御指令として、出力電圧に対応する電圧すなわち抵抗51および抵抗52の分圧と第2基準電圧Vrefとが等しくなるように変化する誤差増幅器出力信号を生成し、この信号を出力するものである。本実施形態では、誤差増幅器出力信号をVeとする。誤差増幅器出力信号Veは電圧制御指令合算部60に出力される。
電圧制御指令合算部60は、各スイッチング素子10〜13をPWM制御する際のデューティー比を制御するものである。このような電圧制御指令合算部60は、加算回路部61と、切替回路部62と、コンパレータ63と、を備えている。
加算回路部61は、図示しないスロープ補償回路で生成された三角波等の周期的な補償信号と、電流検出部30の検出結果の反転信号と、を加算することにより、誤差増幅器出力信号Veに交差する周期的な電流センス信号Vsensを生成する。
切替回路部62は、補償値切替部40から切替信号SELを入力し、この切替信号SELが示す降圧/昇降圧の切り替えのタイミングで、誤差増幅器出力信号Veと電流センス信号Vsensとのうちのいずれか一方を他方に対して補償値分だけ相対的にシフトさせることにより、電圧制御指令合算部60から出力されるセット信号に含まれる比較結果の出力タイミングをシフトさせる回路部である。補償値はいわゆるオフセット値であり、本実施形態では補償値をVosとする。
本実施形態では、切替回路部62は、誤差増幅器出力信号Veに対して電流センス信号Vsensを相対的にシフトさせる。このため、切替回路部62は、切替部64と、加算回路部65と、を備えている。
切替部64は、補償値切替部40の切替信号SELに従って、補償値Vos分だけシフトさせるか否かを切り替えるものである。すなわち、切替部64は加算回路部61の出力に補償値Vosを加算するのか、0Vを加算するのかを選択するスイッチである。また、加算回路部65は、切替部64の切り替え結果を電流センス信号Vsensに加算することにより、電流センス信号Vsensを誤差増幅器出力信号Veに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせる回路部である。
図2は、切替部64と加算回路部65の一例を示した回路図である。この図に示されるように、切替部64には2つのトランスミッションゲート64a、64bが備えられており、これらのトランスミッションゲート64a、64bに入力される切替信号SELに従って加算回路部65に補償値Vosの出力が切り替えられるようになっている。
また、加算回路部65は、構成要素として、電流源65a、65b、切替部64の出力に従って駆動するPch型のMOSFET65c、加算回路部61の出力(図2の「入力」)に従って駆動するPch型のMOSFET65dを備えている。さらに、切替部64側にPch型のMOSFET65e、65f、Nch型のMOSFET65g、および抵抗65hが設けられ、加算回路部61側にPch型のMOSFET65i、65j、Nch型のMOSFET65k、および抵抗65lが設けられている。そして、MOSFET65f、65jに抵抗65mが接続されており、MOSFET65f、65jと抵抗65mとの接続点の電位が切替回路部62の出力(電流センス信号Vsens)となる。この回路が動作することにより、加算回路部61が生成した電流センス信号Vsensに対して補償値Vosが加算されたりされなかったりする。
コンパレータ63は、切替回路部62で取得された電流センス信号Vsensと電圧制御部50の誤差増幅器出力信号Veとの比較結果をセット信号としてPWM指令算出部70に出力する。
PWM指令算出部70は、電圧制御指令合算部60から入力したセット信号に基づいて、各スイッチング素子10〜13をPWM制御するためのPWM信号を生成するものである。このようなPWM指令算出部70は、所定の周期でHi/Lowを繰り返すクロック信号を生成するクロック71と、RSラッチ72と、を備えている。
RSラッチ72は、このセット信号に含まれる比較結果の出力タイミングに従ったデューティー比のPWM信号を生成するRSラッチ回路である。本実施形態では、RSラッチ72は、入力Sに電圧制御指令合算部60のセット信号を入力し、入力Rにクロック信号を入力し、これらの信号のHiの電圧レベルの入力タイミングに従ったデューティー比のPWM信号を生成し、出力Qから出力する。
そして、PWM指令算出部70は、生成したPWM信号を出力することにより、PWM信号に基づいて、入力側のスイッチング素子10、11をスイッチングする。
切替制御部80は、補償値切替部40の切替信号SELとPWM指令算出部70のPWM信号とを入力し、切替信号SELおよびPWM信号に基づいて出力側のスイッチング素子12、13をスイッチングするスイッチング手段である。本実施形態では、切替制御部80は、例えばAND回路として構成されている。
以上が、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成である。上述のように、車載バッテリのバッテリ電圧を入力電圧Vinとして用いており、出力電圧Voutは車両に搭載された電子機器で用いられる。なお、これは一例であって入力電圧、出力電圧に用いられる機器はこれに限定されない。
次に、上記のスイッチング電源装置の作動について、図3のタイミングチャートを参照して説明する。図3(a)は昇降圧から降圧への切替タイミングを含んだタイミングチャートであり、図3(b)は降圧から昇降圧への切替タイミングを含んだタイミングチャートである。なお、図3において、上述のように入力電圧は抵抗41および抵抗42による分圧値であるが、図3では「入力電圧(Vin)」と記してある。以下では「入力電圧Vin」と言うが、実際は分圧値である。
まず、入力電圧Vinが切替閾値電圧Vth(第1基準電圧)より低い場合、電圧制御指令合算部60のコンパレータ63によって切替信号SELはHiの電圧レベルを保持する。この切替信号SELは切替回路部62の切替部64および切替制御部80に入力される。
切替信号SELがHiの電圧レベルのときは、切替部64では接続先がグランドに切り替えられるので、電流センス信号Vsensは加算回路部61の出力、すなわちスロープ補償回路によって生成された補償信号から電流センス抵抗Rsensに発生する電圧が減算された信号となる。
一方、誤差増幅器出力信号Veは出力電圧Voutを抵抗51および抵抗52で分圧された電圧と第2基準電圧Vrefとが等しくなるように変化する。そして、コンパレータ63によって電流センス信号Vsensと誤差増幅器出力信号Veとが電圧比較されることによってセット信号が決定される。なお、電流センス信号Vsensが誤差増幅器出力信号Veを下回る度にコンパレータ63からHiの電圧レベルのセット信号が出力される。
PWM信号はPWM指令算出部70のRSラッチ72によって生成される。RSラッチ72の入力Rはクロック信号によって一定周期でリセットされ、入力SにHiの電圧レベルのセット信号が入力されるタイミングに従ったデューティー比のPWM信号が生成される。
PWM指令算出部70で生成されたPWM信号により入力側のスイッチング素子10、11がスイッチングされる。また、切替制御部80にはHiの電圧レベルの切替信号SELが入力されているので、切替制御部80にPWM信号が入力されることで、出力側のスイッチング素子12、13がスイッチングされる。このように、スイッチング電源装置は、スイッチング素子10とスイッチング素子11、スイッチング素子12とスイッチング素子13はPWM信号によって相補的にスイッチングを行い、昇降圧動作を行っている。
そして、誤差増幅器出力信号Veと電流センス信号Vsensの電圧比較によってPWM信号のデューティー比が調整されるため、出力電圧Voutが所望の電圧になるようにフィードバック制御されることになる。
上記のような昇降圧の動作では、図3(a)に示されるように、クロック信号がHiの電圧レベルとなる時点T10から、セット信号がHiの電圧レベルとなる時点T11までが昇降圧動作におけるオンデューティーとなり、降圧/昇降圧の切替前の時点T12まで繰り返される。
続いて、図3(a)の時点T13において、入力電圧Vinが切替閾値電圧Vthより高くなると、切替信号SELはLowの電圧レベルに切り替わる。これにより、切替制御部80に入力される切替信号SELはLowの電圧レベルとなるので、スイッチング素子12は常時オン、スイッチング素子13は常時オフとなり、降圧動作となる。
また、切替信号SELがLowの電圧レベルに切り替わったことにより、切替回路部62の切替部64では接続先がグランドから補償値Vosに切り替えられる。それにより、切替回路部62から出力される電流センス信号Vsensは補償値Vos分の電圧が上昇する。
このように、降圧/昇降圧が切り替えられた時点T13で瞬時に電流センス信号Vsensが補償値Vos分だけ増加するようにシフトするので、時点T13後は電流センス信号Vsensが誤差増幅器出力信号Veを下回るタイミングが昇降圧動作のときよりも遅れる。このため、時点T14でセット信号がHiの電圧レベルとなり、直後の時点T15で次のクロック信号がHiの電圧レベルとなる。そして、時点T15から時点T16までが降圧動作におけるオンデューティーとなり、PWM信号のデューティー比が大きくなる。このように、誤差増幅器出力信号Veが電圧変動すること無しに降圧動作として所望の出力電圧Voutを得られるようなデューティーに瞬時に切り替わる。
上記では、昇降圧から降圧への切替について説明したが、降圧から昇降圧への切替についても同様である。この場合は、図3(b)に示されるように、時点T20から時点T21までが降圧動作におけるオンデューティーとなり、時点T22でHiの電圧レベルのPWM信号が生成された後、時点T23で入力電圧Vinが切替閾値電圧Vthより低くなると、切替信号SELはHiの電圧レベルに切り替わる。
これにより、切替回路部62の切替部64では接続先が補償値Vosからグランドに切り替えられる。このため、時点T23で瞬時に電流センス信号Vsensが補償値Vos分だけ減少するようにシフトするので、時点T23後は電流センス信号Vsensが誤差増幅器出力信号Veを下回るタイミングが昇降圧動作のときよりも早くなる。したがって、PWM信号のオンデューティーは時点T24から時点T25までとなり、これは図3(a)に示された時点T10から時点T11までと同じになる。
ここで、降圧のデューティー値をDBUCKとし、昇降圧のデューティー値をDBUCKBOOSTとすると、スイッチング電源装置の昇降圧スイッチング時の入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係は、
Figure 2012170199
で表される。
また、降圧スイッチング時の入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係は、
Figure 2012170199
で表される。
このように、降圧時と昇降圧時とでデューティー値が異なるが、降圧/昇降圧切替時にこのデューティー値が瞬時に切り替わることになる。
そして、Vin=Vthのとき、ΔD=DBUCK−DBUCKBOOSTとすると、ΔDは、
Figure 2012170199
となる。また、電流センス信号Vsensの振幅をΔVsensとする。なお、図3に示される周期的な電流センス信号Vsensの最大値と最小値との差が電流センス信号Vsensの振幅ΔVsensに相当する。これにより、補償値Vos(オフセット電圧)は、
Figure 2012170199
となる。例えば、Vout=6.0V、Vth=10.0V、ΔVsens=200mVの場合、Vos=45mVに設定すれば良い。
上記のように、降圧/昇降圧の切り替えによってPWM信号のデューティー値が変化するが、このことについて、図4を参照して説明する。図4は、降圧/昇降圧切替時のデューティー値(Duty値)の変化を示した図である。図4の左欄は昇降圧から降圧への切替時、図4の中欄は降圧から昇降圧への切替時、図4の右欄は降圧から昇降圧への切替および昇降圧から降圧への切替時のデューティー値の変化を示している。
図4の左欄に示されるように、昇降圧から降圧への切替時では、降圧時は誤差増幅器出力信号Veに基づくデューティーがPWM信号のデューティー値(図4の左欄の「PWM」)となる。また、昇降圧から降圧への切替後は、誤差増幅器出力信号Veに基づくデューティーに補償値の分が足されたものがPWM信号のデューティー値となる。
また、図4の中欄に示されるように、昇降圧から降圧への切替時では、PWM信号のデューティー値から補償値の分が差し引かれた分、すなわち誤差増幅器出力信号Veに基づくデューティーがPWM信号のデューティー値となる。このように、デューティー値(Duty値)は降圧/昇降圧の切り替えにより増えたり減ったりする。
そして、図4の右欄に示されるように、降圧と昇降圧との切り替えによるデューティー値(Duty値)は、昇降圧動作のときに上昇し、降圧のときに減少する。すなわち、誤差増幅器出力信号Veに基づくデューティー(補償されるDuty)は常に一定であり、昇降圧時には補償されるDutyに対して補償値に基づくデューティー(補償Duty)が足されることでPWM信号のデューティーとなる。このように、降圧時と昇降圧時とでPWM信号のデューティーは異なる値となる。
以上説明したように、本実施形態では、電流検出部30によって検出された電流に基づいて電流モード制御を行う際に、降圧/昇降圧切替時に誤差増幅器出力信号Veの比較対象となる電流センス信号Vsensを補償値Vos分だけ相対的にシフトさせることが特徴となっている。すなわち、降圧/昇降圧の切り替えのタイミングで、切替回路部62の切替部64が電流センス信号Vsensを誤差増幅器出力信号Veに対して相対的に補償値Vos分だけ電圧シフトしているので、電圧制御指令合算部60からセット信号に含まれる比較結果の出力タイミングを瞬時に変更することができる。つまり、PWM指令算出部70が生成するPWM信号のデューティー比を瞬時に切り替えることができる。このように、降圧/昇降圧の切り替え直後ではPWM信号のデューティー比は既に一定になっているので、降圧/昇降圧切替時の出力電圧Voutの変動を低減することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図5は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。
本実施形態では、加算回路部65は、電流センス信号Vsensに補償値Vosを加算することにより、電流センス信号Vsensを補償値Vos分だけシフトさせる。一方、切替部64は、補償値切替部40の切替信号SELに従って、加算回路部65によって補償値Vos分だけシフトさせた電流センス信号Vsensと、加算回路部65によって補償値Vos分だけシフトさせていない電流センス信号Vsensと、を切り替えて出力する。
このように、本実施形態では、加算回路部65でもともと電流センス信号Vsensに補償値Vosを加算しておき、切替部64で加算回路部61の出力と加算回路部65の出力との切替を行うことで、コンパレータ63に入力する電流センス信号Vsensを誤差増幅器出力信号Veに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせることができる。
このような切替回路部62の切替部64および加算回路部65の一例を図6に示す。切替部64および加算回路部65の構成要素は例えば図2に示されるものと同じであるが、接続が異なる。
具体的には、Pch型のMOSFET65cのゲートには予め補償値Vosが印加される。また、切替部64のトランスミッションゲート64aはMOSFET65f、65jと抵抗65mと切替回路部62の出力端子(電流センス信号Vsens)との間に接続され、トランスミッションゲート64bは加算回路部61の出力(図2の「入力」)を入力する端子と切替回路部62の出力端子(電流センス信号Vsens)との間に接続されている。これにより、トランスミッションゲート64aがオンのときには電流センス信号Vsensに補償値Vosが加算されて出力される。一方、トランスミッションゲート64bがオンのときには加算回路部61の出力が電流センス信号Vsensとしてそのまま出力される。
以上のように、加算回路部65でもともと電流センス信号Vsensに補償値Vosを加算しておき、切替部64で電流センス信号Vsensに補償値Vosを加算したものとそうでないものとを切り替える構成とすることもできる。なお、本実施形態に係るスイッチング電源装置の作動は、図3に示されるものと同じである。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。上記各実施形態では、誤差増幅器出力信号Veを固定し、電流センス信号Vsensを誤差増幅器出力信号Veに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせていたが、本実施形態では加算回路部61で生成された電流センス信号Vsensを固定し、誤差増幅器出力信号Veを電流センス信号Vsensに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせることが特徴となっている。
図7は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。この図に示されるように、電圧制御指令合算部60は、補償値切替部40の切替信号SELを反転させるインバータ66を備えている。
また、切替回路部62に備えられた加算回路部65は、電圧制御部50の誤差増幅器54の出力端子と電圧制御指令合算部60のコンパレータ63の非反転入力端子との間に設けられている。一方、コンパレータ63の反転入力端子には加算回路部61が接続され、加算回路部61で生成された電流センス信号Vsensが直接入力される。
切替部64は、第1実施形態と同様に、補償値切替部40の切替信号SELに従って、補償値Vos分だけシフトさせるか否かを切り替える。ここで、切替部64は、インバータ66によって反転された切替信号SELに従って切替を行う。
そして、加算回路部65は、切替部64の切り替え結果すなわち0Vまたは補償値Vosを誤差増幅器出力信号Veに加算する。これにより、加算回路部65は、誤差増幅器出力信号Veを電流センス信号Vsensに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせる。
なお、本実施形態に係る切替部64および加算回路部65の回路構成は、例えば図2に示される回路を採用することができる。この場合、図2の「切替信号(SEL)」の端子にはインバータ66で反転された信号が入力され、「入力」の端子には誤差増幅器54の出力が入力される。そして、「出力」の端子から誤差増幅器出力信号Veが出力される。
図8は、図7に示されるスイッチング電源装置の作動を説明するためのタイミングチャートである。スイッチング電源装置の各部の作動は、第1実施形態と同じである。
まず、図8(a)に示される昇降圧から降圧への切替の動作においては、切替タイミング(図3の時点T13に対応)までは切替信号SELがHiの電圧レベルであるので、インバータ66を介してLowの電圧レベルの切替信号SELが切替部64に入力される。これにより、切替部64は接続先を補償値Vosとしている。これにより、加算回路部65は、誤差増幅器出力信号Veに補償値Vosを加算し、誤差増幅器出力信号Veを電流センス信号Vsensに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせている。
続いて、昇降圧から降圧への切替タイミングでは、切替信号SELがHiの電圧レベルからLowの電圧レベルの信号に切り替わり、インバータ66を介してHiの電圧レベルの切替信号SELが切替部64に入力される。これにより、切替部64は接続先を補償値Vosからグランドに切り替える。
このため、加算回路部65は、誤差増幅器出力信号Veに0Vを加算するので、誤差増幅器出力信号Veを補償値Vos分だけ小さくするように電圧シフトさせる。これにより、電流センス信号Vsensが誤差増幅器出力信号Veを下回るタイミングが遅くなるので、PWM信号のデューティー比が大きくなる。
一方、図8(b)に示される昇降圧から降圧への切替の動作においては、切替タイミング(図3の時点T23に対応)では、切替信号SELがLowの電圧レベルからHiの電圧レベルの信号に切り替わり、インバータ66を介してLowの電圧レベルの切替信号SELが切替部64に入力される。これにより、切替部64は接続先をグランドから補償値Vosに切り替える。
これにより、加算回路部65は、誤差増幅器出力信号Veに補償値Vosを加算するので、誤差増幅器出力信号Veが補償値Vos分だけ大きくなる。これにより、電流センス信号Vsensが誤差増幅器出力信号Veを下回るタイミングが早くなるので、PWM信号のデューティー比が小さくなる。
以上のように、電流センス信号Vsensを固定し、この電流センス信号Vsensに対して誤差増幅器出力信号Veを補償値Vos分だけ相対的にシフトさせることにより、切替タイミングで瞬時にPWM信号のデューティー比を切り替えることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、第3実施形態と異なる部分について説明する。図9は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。
本実施形態では、加算回路部65は、補償値Vosを誤差増幅器出力信号Veに加算することにより、誤差増幅器出力信号Veを補償値Vos分だけシフトさせる。一方、切替部64は、補償値切替部40の切替信号SELに従って、加算回路部65によって補償値Vos分だけシフトさせた誤差増幅器出力信号Veと、加算回路部65によって補償値Vos分だけシフトさせていない誤差増幅器出力信号Veと、を切り替えて出力する。
このように、本実施形態では、加算回路部65でもともと誤差増幅器出力信号Veに補償値Vosを加算しておき、切替部64で加算回路部65と電圧制御部50の誤差増幅器54の出力との切替を行うことで、コンパレータ63に入力する電流センス信号Vsensを誤差増幅器出力信号Veに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせることができる。
このように、本実施形態では、加算回路部65でもともと誤差増幅器出力信号Veに補償値Vosを加算しておき、切替部64で加算回路部65の出力と誤差増幅器54の出力との切替を行うことで、コンパレータ63に入力する誤差増幅器出力信号Veを電流センス信号Vsensに対して補償値Vos分だけ相対的にシフトさせることができる。
なお、本実施形態に係る切替部64および加算回路部65の回路構成は、例えば図6に示される回路を採用することができる。この場合、図6の「切替信号(SEL)」の端子にはインバータ66で反転された信号が入力され、「入力」の端子には誤差増幅器54の出力が入力される。そして、「出力」の端子から誤差増幅器出力信号Veが出力される。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1〜第4実施形態と異なる部分について説明する。図10は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。なお、図10に示されるスイッチング電源装置は、図1に示されるスイッチング電源装置の構成が基になっている。
図10に示されるように、電流検出部30は、上述の電流センス抵抗Rsensと、オペアンプ31と、を備えて構成されている。電流センス抵抗Rsensは入力側のスイッチング素子10、11の中間点とインダクタンス18との間に接続されている。また、電流センス抵抗Rsensの両端電圧がオペアンプ31で増幅され、増幅結果が切替回路部62の加算回路部65に入力されるようになっている。すなわち、本実施形態に係る加算回路部65は切替部64の切替に従って誤差増幅器54の出力を補償値Vos分だけ相対的にシフトさせる。
また、電圧制御部50の誤差増幅器54と、電圧制御指令合算部60のコンパレータ63の非反転入力端子との間に加算回路部61が設けられている。これにより、加算回路部61は、誤差増幅器54で精製された誤差増幅器出力信号Veと、図示しないスロープ補償回路で生成された三角波等の周期的な補償信号と、を加算することにより、電流センス信号Vsensに交差する周期的な誤差増幅器出力信号Veを生成する。このように、本実施形態では誤差増幅器出力信号Veが周期的な信号となる。
このような構成では、周期的な誤差増幅器出力信号Veに対して、電流センス信号Vsensが切替タイミングで補償値Vos分だけ相対的にシフトすることなる。
以上のように、インダクタンス18に流れる電流をセンシングするインダクタンス電流センスの電流モード制御を行う構成とすることもできる。
(第6実施形態)
本実施形態では、第5実施形態と異なる部分について説明する。図11は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。この図に示されるように、電流検出部30の電流センス抵抗Rsensは正極側の入力側端子14と入力側のスイッチング素子10との間に接続されている。このように、ハイサイド電流センスの電流モード制御を行う構成とすることもできる。
(第7実施形態)
本実施形態では、第1〜第6実施形態と異なる部分について説明する。上記各実施形態では、スイッチング電源装置は入力電圧を降圧または昇降圧させて所定の大きさの出力電圧に変換するように構成されていた。本実施形態では、スイッチング電源装置は入力電圧を昇圧または昇降圧させて所定の大きさの出力電圧に変換するように構成されていることが特徴となっている。
図12は、本実施形態に係るスイッチング電源装置の全体構成図である。この図に示されるスイッチング電源装置の構成は図1に示されるものとほぼ同じであるが、昇圧の場合は入力側のスイッチング素子10、11を制御するため、降圧/昇降圧切替の場合と接続が異なる。
具体的には、切替制御部80は補償値切替部40の切替信号SELとPWM指令算出部70のPWM信号とを入力し、切替信号SELおよびPWM信号に基づいて入力側のスイッチング素子10、11をスイッチングするように接続されている。すなわち、AND回路の出力端子がバッファ19とインバータ20とに接続されている。
一方、出力側のスイッチング素子12、13はPWM指令算出部70で生成されたPWM信号で動作するように接続されている。すなわち、RSラッチ72の出力Qがインバータ21とバッファ22とに接続されている。
そして、切替回路部62の切替部64にはインバータ66を介して切替信号SELが入力される。
上記のような構成によると、図3に示されるタイミングチャートにおいて、図3の切替信号(SEL)の「昇降圧」が本実施形態に係る昇圧に該当し、図3の切替信号(SEL)の「降圧」が本実施形態に係る昇降圧に該当する。
ここで、昇降圧のデューティー値は上述の数1で表される。また、昇圧時のデューティーをDBOOSTとすると、スイッチング電源装置の昇圧スイッチング時の入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係は、
Figure 2012170199
で表される。
そして、Vin=Vthのとき、ΔD=DBUCK−DBOOSTとすると、ΔDは、
Figure 2012170199
となる。また、電流センス信号Vsensの振幅をΔVsensとすると、補償値Vos(オフセット電圧)は、
Figure 2012170199
となる。この数7に基づいて第1実施形態と同様に補償値Vosを設定すれば良い。
以上説明したように、入力電圧を昇圧または昇降圧させる場合にも昇圧/昇降圧切替時に瞬時にPWM信号のデューティー値を変更することができる。
なお、上記では、図1に示されるスイッチング電源装置の構成を昇圧/昇降圧切替の構成に変更した例について説明したが、電流センス信号Vsensと誤差増幅器出力信号Veとを補償値Vos分だけ相対的にシフトさせる切替回路部62の構成については、図1に示された構成の他、図5、図7、図9に示された各構成のいずれかを昇圧/昇降圧切替の構成に採用しても良い。また、電流検出部30についても、図1に示された構成の他、図10や図11に示された各構成のいずれかを昇圧/昇降圧切替の構成に採用しても良い。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示されたスイッチング電源装置の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明の特徴を含んだ他の構成とすることもできる。例えば、降圧/昇降圧を切り替えるスイッチング電源装置において、誤差増幅器出力信号Veが周期的な信号となるように構成しても良い。昇圧/昇降圧を切り替えるスイッチング電源装置についても同様に、誤差増幅器出力信号Veが周期的な信号となるように構成しても良い。
また、切替回路部62に設けられた加算回路部65の回路構成を、図13に示される回路構成とすることもできる。図13は、抵抗65n、65pおよびオペアン65qで加算回路部65が構成された例である。そして、図13(a)では、入力をトランスミッションゲート64a、64bによって0Vまたは補償値Vosに切り替えるものであり、例えば図1に示されるように加算するものを切り替える場合に適用できる。一方、図13(b)では、出力をトランスミッションゲート64a、64bによって0Vまたは補償値Vosに切り替えるものであり、図5に示されるように加算されたものとそうでないものとを切り替える場合に適用できる。
ここで、電流センス信号Vsensを周期信号とする場合は「入力」に電流センス信号Vsensが入力され、「出力」からは電流センス信号Vsensが補償値Vos分だけシフトされた信号が出力される。同様に、誤差増幅器出力信号Veを周期信号とする場合は「入力」に電流センス信号Vsensが入力され、「出力」からは誤差増幅器出力信号Veが補償値Vos分だけシフトされた信号が出力される。
10〜13 スイッチング素子
30 電流検出部
40 補償値切替部
50 電圧制御部
60 電圧制御指令合算部
62 切替回路部
64 切替部
65 加算回路部
70 PWM指令算出部
80 切替制御部

Claims (6)

  1. 入力側のスイッチング素子(10、11)と出力側のスイッチング素子(12、13)とをそれぞれスイッチングすると共に、当該スイッチングによって流れる電流をフィードバックする電流モード制御を行うことにより、入力電圧を降圧または昇降圧させて所定の大きさの出力電圧に変換するスイッチング電源装置であって、
    前記複数のスイッチング素子(10〜13)のスイッチングによって流れる電流の大きさを検出する電流検出部(30)と、
    前記入力電圧に対応する電圧と、前記入力電圧を降圧または昇降圧させる切り替えの基準となる第1基準電圧と、を比較することにより、前記入力電圧を降圧するのか、または、前記入力電圧を昇降圧するのかを示す切替信号(SEL)を出力する補償値切替部(40)と、
    前記出力電圧に対応する電圧と第2基準電圧とが等しくなるように変化する誤差増幅器出力信号(Ve)を生成する電圧制御部(50)と、
    前記電流検出部(30)の検出結果に基づいて前記誤差増幅器出力信号(Ve)に交差する電流センス信号(Vsens)を生成し、当該電流センス信号(Vsens)と前記電圧制御部(50)の前記誤差増幅器出力信号(Ve)との比較結果をセット信号として出力する電圧制御指令合算部(60)と、
    前記電圧制御指令合算部(60)の前記セット信号を入力し、このセット信号に含まれる前記比較結果の出力タイミングに従ったデューティー比のPWM信号を生成し、このPWM信号に基づいて、前記入力側のスイッチング素子(10、11)をスイッチングするPWM指令算出部(70)と、
    前記補償値切替部(40)の前記切替信号(SEL)と前記PWM指令算出部(70)の前記PWM信号とを入力し、前記切替信号(SEL)および前記PWM信号に基づいて前記出力側のスイッチング素子(12、13)をスイッチングする切替制御部(80)と、を備えており、
    前記電圧制御指令合算部(60)は、前記補償値切替部(40)から前記切替信号(SEL)を入力し、前記切替信号(SEL)が示す降圧/昇降圧の切り替えのタイミングで、前記誤差増幅器出力信号(Ve)と前記電流センス信号(Vsens)とのうちのいずれか一方を他方に対して補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせることにより、前記電圧制御指令合算部(60)から出力される前記セット信号に含まれる前記比較結果の出力タイミングをシフトさせる切替回路部(62)を備えていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 入力側のスイッチング素子(10、11)と出力側のスイッチング素子(12、13)とをそれぞれスイッチングすると共に、当該スイッチングによって流れる電流をフィードバックする電流モード制御を行うことにより、入力電圧を昇圧または昇降圧させて所定の大きさの出力電圧に変換するスイッチング電源装置であって、
    前記複数のスイッチング素子(10〜13)のスイッチングによって流れる電流の大きさを検出する電流検出部(30)と、
    前記入力電圧に対応する電圧と、前記入力電圧を昇圧または昇降圧させる切り替えの基準となる第1基準電圧と、を比較することにより、前記入力電圧を昇圧するのか、または、前記入力電圧を昇降圧するのかを示す切替信号(SEL)を出力する補償値切替部(40)と、
    前記出力電圧に対応する電圧と第2基準電圧とが等しくなるように変化する誤差増幅器出力信号(Ve)を生成する電圧制御部(50)と、
    前記電流検出部(30)の検出結果に基づいて前記誤差増幅器出力信号(Ve)に交差する電流センス信号(Vsens)を生成し、当該電流センス信号(Vsens)と前記電圧制御部(50)の前記誤差増幅器出力信号(Ve)との比較結果をセット信号として出力する電圧制御指令合算部(60)と、
    前記電圧制御指令合算部(60)の前記セット信号を入力し、このセット信号に含まれる前記比較結果の出力タイミングに従ったデューティー比のPWM信号を生成し、このPWM信号に基づいて、前記出力側のスイッチング素子(12、13)をスイッチングするPWM指令算出部(70)と、
    前記補償値切替部(40)の前記切替信号(SEL)と前記PWM指令算出部(70)の前記PWM信号とを入力し、前記切替信号(SEL)および前記PWM信号に基づいて前記入力側のスイッチング素子(10、11)をスイッチングする切替制御部(80)と、を備えており、
    前記電圧制御指令合算部(60)は、前記補償値切替部(40)から前記切替信号(SEL)を入力し、前記切替信号(SEL)が示す昇圧/昇降圧の切り替えのタイミングで、前記誤差増幅器出力信号(Ve)と前記電流センス信号(Vsens)とのうちのいずれか一方を他方に対して補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせることにより、前記電圧制御指令合算部(60)から出力される前記セット信号に含まれる前記比較結果の出力タイミングをシフトさせる切替回路部(62)を備えていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 前記切替回路部(62)は、
    前記補償値切替部(40)の前記切替信号(SEL)に従って、前記補償値(Vos)分だけシフトさせるか否かを切り替える切替部(64)と、
    前記切替部(64)の切り替え結果を前記電流センス信号(Vsens)に加算することにより、前記電流センス信号(Vsens)を前記誤差増幅器出力信号(Ve)に対して前記補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる加算回路部(65)と、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記切替回路部(62)は、
    前記補償値(Vos)を前記電流センス信号(Vsens)に加算することにより、前記電流センス信号(Vsens)を前記補償値(Vos)分だけシフトさせる加算回路部(65)と、
    前記補償値切替部(40)の前記切替信号(SEL)に従って、前記加算回路部(65)によって前記補償値(Vos)分だけシフトさせた前記電流センス信号(Vsens)と、前記加算回路部(65)によって前記補償値(Vos)分だけシフトさせていない前記電流センス信号(Vsens)と、を切り替えることにより、前記電流センス信号(Vsens)を前記誤差増幅器出力信号(Ve)に対して前記補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる切替部(64)と、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記切替回路部(62)は、
    前記補償値切替部(40)の前記切替信号(SEL)に従って、前記補償値(Vos)分だけシフトさせるか否かを切り替える切替部(64)と、
    前記切替部(64)の切り替え結果を前記誤差増幅器出力信号(Ve)に加算することにより、前記誤差増幅器出力信号(Ve)を前記電流センス信号(Vsens)に対して前記補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる加算回路部(65)と、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記切替回路部(62)は、
    前記補償値(Vos)を前記誤差増幅器出力信号(Ve)に加算することにより、前記誤差増幅器出力信号(Ve)を前記補償値(Vos)分だけシフトさせる加算回路部(65)と、
    前記補償値切替部(40)の前記切替信号(SEL)に従って、前記加算回路部(65)によって前記補償値(Vos)分だけシフトさせた前記誤差増幅器出力信号(Ve)と、前記加算回路部(65)によって前記補償値(Vos)分だけシフトさせていない前記誤差増幅器出力信号(Ve)と、を切り替えることにより、前記誤差増幅器出力信号(Ve)を前記電流センス信号(Vsens)に対して前記補償値(Vos)分だけ相対的にシフトさせる切替部(64)と、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
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