JP2012169388A - 基板接着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では基板20に直接接着剤10を塗布し一定時間乾燥させて、熱圧着する工程を自動的に順送りできるように構成した。また、任意のときにサンプリングできサンプル抽出部70の機構を用いてサンプルを回収することも、エラー品を排出することもできる。
【選択図】図1
Description
本発明においては、上述したように基板とリードフレームを自動的に確実に接続するようにして製品を製作するように構成した装置を提案するものである。
また、リードフレーム92は搬送台93の上を移送されてチップ90の上に重ねられ、マウントヘッド94と加熱ステージ91によって熱圧着されて接続される。
リードフレーム92には接着テープ96が貼着されており、リードフレーム92とチップ90の接着性を向上するために搬送台93が加熱ステージに近づくに従ってリードフレーム92を徐々に昇温するようになっている。
更に、加熱ブロック95が一定時間リードフレーム92を搬送台93との間で挟み込むようにして加熱することにより、リードフレーム92に貼着されている接着テープ96を加熱してチップ90とリードフレーム92の接着性能を向上させるように構成されている。
尚、接着テープ96を除湿する際には従来の加熱装置では長時間リードフレーム92を予備加熱する必要があり、チップ90とリードフレーム92の熱圧着処理のタクトに整合しない問題があると共に予備加熱工程が場所をとり装置全体が大きくなるという問題があった。
従来例では接着テープ96をリードフレーム92に貼着する前工程が必要で原価が高騰する。できれば基板に直接、適度な粘り気のある接着剤を塗布し所定時間乾燥させて一連の作業で圧着するほうが原価低減になる。
しかし、直接基板20に接着剤10を正確に塗布するにはノズル21の動作を正確に制御しなければならない。更に、接着剤の入った容器22を作業者が取り替えるたびにノズル21の位置がずれる事があるので、ノズル21の位置を正確に把握しなくてはならない。
塗布作業が終了した後、順送り工程と次工程の間に適度な間隙を設け、サンプル抽出工程を介在させ任意にサンプルを取り出し測定検査することを可能にすることが望ましい。
また、基板20の形状に応じて必要な箇所に塗布することができるので様々な基板20に対応することができる。
ノズル21の近傍にレーザ変位計35が設置されており、ノズル21の経路をあらかじめなぞって高低を測定することにより基板20の変形や塗布位置の検査ができるので塗布作業を正確に行うことができる。
更にレーザ変位計35によって塗布後の接着剤10の高低を計測することによってあらかじめ定められたとおりに塗布が完了しているか否かを検査することができる。
ノズル自動補正は今まで手動で調整していたがXY方向センサ81、82によってノズル21の交換や接着剤容器22の交換をした後自動的に計測・補正できるようになった。そして前記レーザ変位計35とノズル21の測定結果による位置を関連付けることによって、ノズル21の正確な制御が可能になる。
またノズル21近傍にレーザ変位計35を配置しあらかじめ塗布位置をなぞって基板20に変形がないか検査して塗布するようにすることで正確な位置決めができる。
このとき、変形が認められるものは不良品としてサンプル抽出部70でライン外に不良基板30を排出することができる。
なるように接合させる作業を自動で行う装置である。
基板本体201に電流が流れたときに発熱して誤動作の原因になることがある。このようなことがおきない為に基板本体201の下部にヒートシンク202が貼り付けられており、熱を逃がして基板本体201が熱影響で誤動作しないように構成されている。
図2の(2)はリードフレーム18を図示したもので、基板20の電極を必要に応じて結線して大きくし、製品などに装着しやすいように構成したものである。
きばん20の電極202a,202b,202c,202dはリードフレーム18の電極18a,18b,18c,18dと対応して接続され図2の(3)のように組み合わされて提供される。
図2の(1)の形状の基板20は他の送り装置(図示しない)によって順送り部60の送り板61の送り部611に載置され、自動で作業が開始される。
送り板シリンダ62が縮んだとき送り板61は下降し、ガイド63の凹部631に送り板凸部619が勘合し、送り部611に載置された基板20を送り部612に順送りするように構成されている。
送り部611に載置された基板20は、送り板61の送り板シリンダ62が縮むことで下降して保持される。その後送り板61が送り板駆動モータ68によってX2方向に移動することによって、基板20を滑動させ、送り部612に移送する 。
このような動作の繰り返しによって基板20は、送り部611から送り部612、613,614,615、616、617へと順送りされる。
全ての接着剤の塗布が完了した基板20は、順送り部60によって送り部617に移送される。
ここで基板20を次工程搬送板64と搬送板駆動モータ66で移送するようにしたのは、この位置で接着剤塗布の完了したサンプルを任意に取り出して検査することができると共に、取り出したサンプルを再度作業工程に戻すことができるように、制御部2で制御できるようにする為である。
また、チャックヘッド72はチャックヘッドモータ73の駆動によってチャックヘッドモータ軸731に沿ってY方向に移動するようになっている。
このとき制御部2の制御によって搬送板64が送り部617に移動することが抑止され、搬送板64とチャック71が緩衝しないように制御部2で制御するように構成されている。
また、抽出されたサンプルはサンプル台74に載置してサンプル挿入のボタン(図示しない)を押すもしくは制御部2に入力をすると、サンプルはチャック71によって送り部617に移送され乾燥部40に搬送され圧着作業完了工程まで搬送され完成品として排出されるように制御部2で制御されるので、サンプルが無駄にならず経済的である。
ノズル21はノズルX方向モータ31、ノズルY方向モータ32、ノズルZ方向モータ33と其々のモータ軸と軸受け部が螺合することによってXYZ方向に移動できるようになっている。
この工程によって、前工程での基板本体201とヒートシンク202との接着工程で生じた基板本体201の傾きや位置ズレが検出できる。位置ズレが誤差範囲内であれば計測結果をもとに塗布間隙と塗布位置の補正を行いノズル21を正確に誘導するべく制御部2が制御する。
ヒートシンク塗布部301は図2の(1)の電極202a,202b,202c,202dの上部に接着剤10を塗布するように制御部2で制御されている。基板塗布部302は図2の(1)の基板塗布部位203上に接着剤10を塗布するように制御されている。
また、ノズル21の近傍にレーザ変位計35が設置されており、ノズル21の経路をあらかじめなぞって、基板20の塗布位置が誤差範囲内であるか否かを測定し制御部2にデータを送信するようになっている。
同様のように基板塗布部302でも送り部615に載置された基板20の塗布作業を行う。
以上のような構成によって送り部612,615における塗布作業が完了する。
更に吸引穴851に挿入されたノズル21に向かってエアブロー86の管から強くエアを吹きつけることによって確実にノズル21を浄化し、あらかじめ設定された吐出量である接着剤塗布量で安定して塗布作業するように構成している。
以上のようにノズル21の初動作時は液だれなどで装置や基板20に悪影響を与えない為に、捨て打ち部84で接着剤10の捨て打ちをして接着剤10の塗布状態を確実にした後、パージ部85でエァブロー86によって液だれを吹き飛ばして吸引穴851に吸引させて取り去り、正確な塗布が可能なように構成されている。
ノズル21はXY方向センサ81,82のどちらかでXY方向の基準点を設定し赤外線を遮断したまま、徐々にZ方向に上昇させて、再び赤外線を受光した時をZ方向の基準点とするのでセンサが少なくて済むと共に、基準点の設定作業が効率的である。
なお、ノズル21の径はXY方向センサ81,82の赤外線受光部821、822の径はほぼ同じくノズル21が間隙813、823に入ると赤外線受光部821、822の受光する全ての光を遮断するように構成されているので、センサ81,82が誤動作することはない。
以上の作業によって、XYZ方向のノズル21の基準点を補正し、自動で正確に位置決めできるようにしておくことにより、ノズル21の交換や接着剤容器22の交換をした後の位置ずれを補正することができる構成になっている。
このようにノズル21はXY方向センサ81,82によっていつでも基準座標を補正することができるので、基板20に対して接着剤塗布作業の際に位置ズレを起こすことはない。
各ねじ軸のピッチとモータの回転量を演算して各ねじ軸受けがどの位置に在るかが判断できる。このことによって各ヘッドやチャックがどの位置に移動しているかもしくはどの位置に移動させるかが制御部2で制御することができるようになっている。全てのモータで平行移動する箇所にはこのような構成が用いられている。
しかしながら、基板20を一定温度に昇温し塗布された接着剤10を乾燥するには一定の時間を必要とする。そのために制御部2は送り部618から搬送された基板20を乾燥用熱板41に一定時間放置するように管理する。そして、一定時間を経過して充分接着剤10が乾燥した状態の基板20を乾燥板チャック42が把持して次工程の圧着部50に移送される。
このとき乾燥用熱板41に載置された基板20が複数になるが、乾燥用熱板41に一定時間以上昇温された基板20のみ制御部2で判断し順次次工程の圧着部50に搬送される。
受け部51は基板20を基板受け取り部515で受け取ったあとリードフレーム受け取り部516、接合部517、受け渡し部518とX2方向に移動して本発明にかかる製品を完成させるように構成されている。また、受け部51にはヒータ(図示しない)が埋設されているものもあり、必要に応じて加熱するものである。
前述したように前工程の乾燥部40で接着剤10を乾燥した基板208は乾燥板チャック42によって搬送され、基板受け取り部515に移動した受け部51の中央の凹部513に載置される。
リードフレーム18は移動手段(図示しない)によってリードフレーム載置部53に載置される。このリードフレーム18を吸着ヘッドZ方向モータ522の駆動によって上昇させる。そのままY1方向にある撮像部54の位置に移送し、リードフレーム18を吸着したまま下方から撮像し、リードフレーム吸着ヘッド52に正確な位置で吸着されているか否かを、制御部2に記憶された画像データと照合して、誤差があれば回転モータ523等を駆動して位置補正した後、受け部51の凹部514に載置する。
このとき受け部51は圧着機55の圧着シリンダ551の直下に移送し、圧着機55の発生する熱と圧着シリンダ551の伸張によって、受け部51に載置された基板20とリードフレーム18は熱圧着される。
ノズル21の近傍にレーザ変位計35が設置されており、ノズル21の経路をあらかじめなぞって高低を測定することにより基板20の変形や塗布位置の検査ができるので塗布作業を正確に行うことができる。
また、塗布前にレーザ変位計35で基板形状を検査できるので、誤差以上に変形している基板はエラーとして塗布作業を中止することができるので、経済的であると共に、ノズル21の干渉を防ぎ、ノズル21の折損などを防止することができる。
ノズル自動補正は今まで手動で調整していたがXY方向センサ81、82によってノズル21の交換や接着剤容器22の交換をした後自動的に計測・補正できるようになり、交換作業が容易になった。そして前記レーザ変位計35とノズル21の測定結果による位置を関連付けることによって、ノズル21の正確な制御が可能になった。
またノズル21近傍にレーザ変位計35を配置しあらかじめ塗布位置をなぞって基板20に変形がないか検査して塗布するようにすることで正確な位置決めができる。
このとき、変形が認められるものは不良品としてサンプル抽出部70でライン外に不良基板30を排出することができる。
本発明では基板20に直接接着剤10を塗布し一定時間乾燥させて、熱圧着する工程を自動的に順送りできるように構成した。また、任意のときにサンプリングできサンプル抽出部70の機構を用いてサンプルを回収することも、エラー品を排出することもできる。
2
制御部
10 接着剤
18
リードフレーム
18a
電極
18b
電極
18c
電極
18d
電極
20
基板
21
ノズル
211
ヒートシンクノズル
212
基板ノズル
22
接着剤容器
221 ヒートシンク接着剤容器
23
ノズルヘッド
231
ヒートシンクヘッド
232 基板ヘッド
201
基板本体
202
ヒートシンク
202a
電極
202b
電極
202c
電極
202d
電極
203 基板塗布部位
30
接着剤塗布部
301
ヒートシンク塗布部
302
基板塗布部
31
ノズルX方向モータ
31a X方向モータ軸
32
ノズルY方向モータ
32a
Y方向モータ軸
33
ノズルZ方向モータ
33a Z方向モータ軸
35 レーザ変位計
351 ヒートシンクレーザ変位計
40
乾燥部
41
乾燥用熱板
42 乾燥板チャック
43 乾燥板ヘッド
44 乾燥板X方向モータ
45
乾燥板Y方向モータ
46 乾燥板Z方向モータ
50
圧着部
51
受け部
511
受け部モータ
512 受け部モータ軸
513
凹部
514 凹部
515
基板受け取り部
516
リードフレーム受け取り部
517
接合部
518 受け渡し部
52
リードフレーム吸着ヘッド
521
吸着ヘッドY方向モータ
522
吸着ヘッドX方向モータ
523 回転モータ
53 リードフレーム載置部
54
撮像部
55
圧着機
551 圧着機シリンダ
60
順送り部
61
送り板
611
送り部
612 送り部
613 送り部
614 送り部
615 送り部
616 送り部
617 送り部
618
送り部
619
送り板凸部
62
送り板シリンダ
63
ガイド
631 凹部
64 次工程搬送板
65
搬送板シリンダ
66
搬送板駆動モータ
68 送り板駆動モータ
70
サンプル抽出部
71 チャック
72 チャックヘッド
73
チャックヘッドモータ
731
チャックヘッドモータ軸
74
サンプル台
80
ノズル検査部
81
X方向センサ
811
赤外線照射部
812
赤外線受光部
813
間隙
82
Y方向センサ
821
赤外線照射部
822
赤外線受光部
823
間隙
83
浸け置き部
84
捨て打ち部
85
パージ部
851 吸引穴
86
エアブロー
90
チップ
91
加熱ステージ
92
リードフレーム
93
搬送台
94
マウントヘッド
95
加熱ブロック
96 接着テープ
Claims (2)
- 基板とリードフレームを接合させる装置において
前工程から移送された前記基板を滑動させながら所定位置に載置する順送り部と、
前記順送り部の所定位置に載置された前記基板に接着剤を塗布する塗布部と、
前記塗布部で接着剤を塗布された基板を一定時間加熱して乾燥する乾燥部と、
前記乾燥部で乾燥された前記基板に前記リードフレームを圧着する圧着部と、
前記順送り部で移送された前記基板に前記塗布部で接着剤を塗布し前記乾燥部で一定時間加熱して乾燥させた後前記圧着部で前記基板に前記リードフレームを圧着するように制御する制御部を備えたことを特徴とする基板接着装置。
- 前記順送り部は
移送された前記基板を順送りする送り板と、
前記送り板によって前記塗布部を経て所定位置まで送られた前記基板を前記乾燥部に搬送する次工程搬送板と、
前記送り板によって前記塗布部を経て所定位置まで送られた前記基板をサンプル台に搬送するサンプル抽出部を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板接着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011028044A JP2012169388A (ja) | 2011-02-14 | 2011-02-14 | 基板接着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011028044A JP2012169388A (ja) | 2011-02-14 | 2011-02-14 | 基板接着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012169388A true JP2012169388A (ja) | 2012-09-06 |
Family
ID=46973280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011028044A Withdrawn JP2012169388A (ja) | 2011-02-14 | 2011-02-14 | 基板接着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012169388A (ja) |
-
2011
- 2011-02-14 JP JP2011028044A patent/JP2012169388A/ja not_active Withdrawn
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