JP2012167827A - 空調機システム - Google Patents

空調機システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012167827A
JP2012167827A JP2011026491A JP2011026491A JP2012167827A JP 2012167827 A JP2012167827 A JP 2012167827A JP 2011026491 A JP2011026491 A JP 2011026491A JP 2011026491 A JP2011026491 A JP 2011026491A JP 2012167827 A JP2012167827 A JP 2012167827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
remote controller
priority
indoor unit
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011026491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5516448B2 (ja
Inventor
Tadashi Nabetani
忠 鍋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2011026491A priority Critical patent/JP5516448B2/ja
Publication of JP2012167827A publication Critical patent/JP2012167827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5516448B2 publication Critical patent/JP5516448B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】室内機をグループとして一括管理する集中リモコンや集中管理装置を備えた空調機システムにおいて、複数のグループを設定し、同じ室内機に対してグループ毎に異なる運転項目を指定することが可能な空調機システムを提供する。
【解決手段】グループリモコンは、自グループに関して指定された運転項目の設定情報を用いるか、他のグループで指定された運転項目の設定情報に従って用いるかを識別する優先/非優先識別情報(操作禁止情報)を各グループの運転項目毎に記憶しており、同一の室内機で、かつ、同一の運転項目が異なるグループで操作指示された場合、異なるグループで指定された室内機が属するグループに関して、優先/非優先識別情報が非優先となっているグループの運転項目の設定情報に代えて、優先/非優先識別情報が優先となっているグループの運転項目の設定情報を用いて異なるグループ間で共通な室内機に運転指示する。
【選択図】図6

Description

本発明は、空調機システムに係わり、より詳細には、複数の室内機を設定温度や風量などの運転項目毎にグループ化して一括制御する構成に関する。
従来、室内機のグループの制御として、特許文献1に示す空気調和機の構成が開示されている。この空気調和機は各室内機に個別リモコンを備えており、各室内機が通信線で接続されている。そして1つの個別リモコンである操作、例えば設定温度変更の操作をすることにより、他の室内機へこの設定情報(設定温度だけでなく、風量や風向など複数の運転項目の設定情報の全て)が送信される。これを受信した他の室内機と、操作された個別リモコンの室内機とは、この設定情報に従って同時に運転される。
この状態の時、個々の運転内容を変更したい場合は、操作した室内機に備えられている個別リモコンを操作することにより、例えば、グループとして指示された風量:強を操作された室内機のみ風量:弱となるようにすることができる。このようにしてグループとして共通で操作する機能と、個々の部屋の状態に合わせて個別操作する機能とを両方備えることにより、柔軟性に富んだ運用を行うことができる。
ところで、近年はビル用の空調機システムとして、複数の室内機を通信接続すると共に、これらの室内機をグループとして一括管理する集中リモコンや集中管理装置が通信接続されたシステムが設置されている。このような空調機システムでは家庭用のエアコンとは異なり、広い室内に対応して配置された複数の室内機をグループ制御することを前提としたものが多い。このような理由やシステムのコスト削減のため、個別リモコンを個々の室内機毎に備えることが少なくなってきている。
しかしながら、特許文献1の方法では各室内機毎に個別リモコンが必要であり、空調機システムのコスト低減ができない。また、各室内機毎に個別リモコンを備えた場合、グループとして複数の室内機を一括操作した後、個々の個別リモコンを操作して風量や風向などを該当する室内機の周辺状況に合わせて調整する必要があった。
また、グループ化された室内機の台数が2〜3台であればさほど手間ではないが、貸ホールやホテルの宴会場などのように例えば10台以上を1つのグループとして管理している場合は、個別リモコンの操作に手間がかかるという問題があり、さらに、すべての運転項目を一括して複数の室内機へ指示するグループ機能を用いた場合、グループとして例えば設定温度だけを変更した場合でも、他の運転項目、例えば風量や風向なども一括して同時に指示されるため、せっかく個別リモコンで設定していた個々の風量や風向の情報が、このグループで指示された風量や風向の情報に書き換えられる。従って、この後、再度、個別リモコンで個々の設定をやり直す必要があり、非常に手間であった。
特開平2−247449号公報(第3頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、室内機をグループとして一括管理する集中リモコンや集中管理装置を備えた空調機システムにおいて、複数のグループを設定し、同じ室内機に対してグループ毎に異なる運転項目を指定することが可能な空調機システムを提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、請求項1に係わる発明は、複数の室内機と、同室内機のうち選択された室内機をグループ化して運転項目を一括制御するためのリモコンとが通信接続された空調機システムであって、
前記リモコンは、選択された前記室内機を複数の前記グループにそれぞれ所属させると共に、前記グループを用いて前記グループ間で異なる運転項目を一括して操作することを特徴とする。
また、請求項2に係わる発明は、前記リモコンが、自グループに関して指定された前記運転項目の設定情報を用いるか、他のグループで指定された前記運転項目の設定情報を用いるかを識別する優先/非優先識別情報を各グループの運転項目毎に記憶しており、
前記リモコンは、前記室内機が共通で所属する前記グループにおける前記優先/非優先識別情報が優先となる前記運転項目の設定情報を用いて、複数の前記グループで共通する前記室内機を運転することを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空調機システムによれば、室内機をグループとして一括管理する集中リモコンや集中管理装置を備えた空調機システムにおいて、同じ室内機を異なる設定項目による複数のグループで制御できる。
このため、個別リモコンを用いることなく、室内機の設置環境に対応してきめ細かい操作指示をグループ機能を用いて簡単な操作で与えることができ、室内機に対する指示操作の操作性を改善することができる。
本発明による空調機システムの実施例を示すブロック図である。 本発明によるグループリモコンの実施例を示す正面図である。 本発明によるグループリモコンの実施例を示すブロック図である。 本発明による空調機システムの実施例を説明する室内見取り図である。 本発明によるグループリモコンに記憶されたグループのテーブルを説明する説明図である。 本発明によるグループリモコンに記憶されたグループの対象機器管理テーブルを説明する説明図である。 本発明によるグループリモコンの動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空調機システムのブロック図である。この空調機システムは複数の冷媒系統A、冷媒系統B・・・で構成されている。
冷媒系統Aは室外機10と、この室外機10に図示しない冷媒管で接続された6台の室内機20〜室内機70とで構成されている。また、この冷媒系統A内の室内機をグループ化して制御するグループリモコン12が備えられている。本実施例では複数の室内機をグループ化して一斉に制御可能なグループ機能を備えたリモコンをグループリモコンと呼称する。
また、冷媒系統Bには室外機80と、図示しないが冷媒系統Aと同様な複数の室内機やグループリモコンが備えられている。そして、空調機システムには、このシステム内のすべての機器を制御する集中管理装置1が備えられており、この集中管理装置1とシステム内のすべての機器は通信線2で接続されている。従って空調機システム内の各機器は相互に通信を行うことができる。
空調機システムでは任意の機器と通信を行うため各機器固有のアドレスを備えている。例えば集中管理装置1は#99であり、室外機10は#00、室外機80は#10、室内機20から室内機70まで順に#01から#06が、また、グループリモコン12は#08、がそれぞれ割り当てられている。このようなアドレスの割り当てはシステムの設置時に行われる。そしてこの冷媒系統Aに属する室内機のアドレスはグループリモコン12に記憶されている。
次に図2を用いて、グループリモコン12について説明する。
最初にグループリモコン12の表示部12aの表示内容について説明する。なおこの図は全ての表示項目を示しており、室内機の運転状態に従って、これらの表示項目のうち、必要な表示項目だけが選択的に表示される。
表示部12aには、各室内機を制御するために必要な設定温度を表示する3桁の数値表示部12fと、複数の文字ブロックが表示できるようになっている。文字ブロックは各ブロック毎に表示の点灯/消灯が可能であり、これが点灯しているときに、文字ブロックで表される機能が有効であることを示す。文字ブロックは現在運転中のモードを示す『冷房』、『暖房』、『除湿』、そしてグループ番号12bの『1』〜『8』である。また、風量の台形マークは風量の大きさを示しており、最大の大きさの時が風量:強、半分の大きさの時が風量:中、最小の場合が風量:弱であることを示している。さらに、グループ番号は室内機をまとめて制御するグループの識別番号を示している。
次にグループリモコン12に備えられている操作用のキーについて説明する。
グループリモコン12は複数のキーからなるキー操作部12cを備えている。これらのキーは、『電源』、『設定温度』、『風量』、『風向』、『上』、『下』、『運転モード』、『設定』、『グループ』の9種類である。これらのキーを操作することで電源オン/オフや運転モードの切換、風向や風量の変更、設定温度の変更、室内機のグループ化など、各種運転指示や設定を行うことができる。
『電源』キーは指定されたグループの室内機に対する電源のオン/オフ指定、『グループ』キーは、このキーを1回押下する毎にグループ番号12bが1、2、3・・・8、1、2・・と順次点灯するようになっており、希望の番号が表示されるまでキーの押下を行う。この状態で表示されたグループに対して指示を与えることができる。
『設定温度』キーは、このキーが押下された後、『上』と『下』とのキーが温度上昇、下降キーの機能になる。『風量』キーは、このキーが押下された後、『上』と『下』とのキーが風量上昇、下降キーの機能になる。『風向』も同様に、このキーを押下した後、風向の上下を指定できる。『運転モード』キーはこのキーが押下された後、『上』と『下』とのキーの押下により、冷房、暖房、除湿を正順、逆順で順次選択できる。
『設定』キーはこのキーが押下された後、グループに属する室内機を選択するなどの設定操作に移行する。設定操作から抜けるためには、この操作中に再度、『設定』キーを押下すればよい。なお、『グループ』、『設定温度』、『風量』、『風向』、『上』、『下』、『運転モード』の各キーを操作した場合、表示部12a内の対応する表示項目が点灯し、操作が有効になったことを確認できる。また、『設定』キーが押下されて設定操作中は、上記の表示項目が点灯すると共に点滅し、現在、設定操作中であることが確認できる。なお、『電源』キーは押下ごとに選択されたグループに属する室内機をオン/オフできる。電源オフの場合はグループ番号以外の表示が消灯する。
次にグループリモコン12の操作について説明する。
グループリモコン12の操作には2つの操作モードがある。1つはグループを定義するための設定操作、もう1つは定義されたグループを用いて室内機へ運転指示を与える運転操作である。
グループ化したい室内機を指定する場合は、まず『設定』キーを押下する。そして『グループ』キーを押下して、意図するグループ番号を選択する。そして、『上』又は『下』キーを押下することでグループ化したい室内機のアドレスを選択する。このキーの押下に対応して、同一冷媒系統内における室内機のアドレスが昇順、又は降順で数値表示部12fに順次表示される。グループ化したいアドレスが表示されたら『グループ』キーを押下することで表示されているアドレスが選択されているグループ番号に登録される。意図するアドレスをすべて登録したら『設定』キーを押下することで設定操作を終了する。
意図したグループにおける運転項目の指定操作の禁止/許可を指定する場合は、まず『設定』キーを押下する。そして『グループ』キーを押下して、意図するグループ番号を選択する。そして、『電源』、『設定温度』、『風量』、『風向』、『運転モード』のうち、いずれか1つのキーを選択して押下する。この時、押下したキーと対応する運転項目の操作が、選択されているグループにおける通常の運転操作時に禁止されることになる。この操作で選択されなかった運転項目は操作許可状態に設定される。なお、初期値は操作許可である。このように禁止する運転項目の指定ができるため、通常の運転操作時において誤った操作を防止することができる。
通常の運転操作を行う場合は、『グループ』キーを押下して、意図するグループ番号を選択する。そして、『電源』、『設定温度』、『風量』、『風向』、『運転モード』のうち、いずれか1つのキーを選択して押下し、次に選択された運転項目について操作内容を指定するため『上』又は『下』キーを押下する。なお、前述した設定で運転項目が操作禁止になっている運転項目を選択するために運転項目のキーを押下しても無視される。なお、電源キーの場合は『上』又は『下』キーを押下することなく、現在の電源状態と反する指示と認識される。つまり、電源がオンの時に押下された場合は電源オフの指示となる。
図3はグループリモコン12のブロック図である。
このブロック図は他のグループリモコンと同じ構成であるため、グループリモコン12を代表として説明し、他のグループリモコンについての説明は省略する。
グループリモコン12は、種々の指示操作を受け付けるキー操作部12cと、指示された操作の内容や、室内機の設定状態を表示する表示部12aと、種々のデータを記憶する記憶部12kと、通信線2を介して他の機器と通信を行う通信部12iと、これらを制御するリモコン制御部12jとを備えている。なお、記憶部12kにはグループ番号毎に設定された室内機のアドレスと、各グループに対応して一括操作される運転項目の操作内容がテーブルとして格納されている。
そして前述したように指定したグループに属する個々の室内機に対して指定された操作と対応する設定情報を送信する構成になっている。
次に本発明によるグループを用いた空調機システムの例を説明する。
図4は室外機10と室内機60と室内機70とを除いた冷媒系統A内の機器が、スーパーマーケット内の同一の室内に配置された例を説明する室内の見取り図である。なお、室内機60と室内機70とは図示しない事務所内に配置されており、グループ3として運用されている。
室内には室内機20から室内機50の4台の室内機が配置され、室内の左壁にはグループリモコン12が設けられている。そして室内機20の左上方向のコーナーには野菜・鮮魚コーナーが設置されており、図示しない開放された棚に野菜や鮮魚が並べられている。なお、この棚は冷蔵庫になっており、上部から冷気が下に向かって流れ落ちる構造になっている。このような棚は陳列された商品が顧客の目に触れ易いように、また、手に取り易いように棚の前方が開放された構造になっている。従ってこの野菜・鮮魚コーナーには室内機の送風、特に温風が届かないようにしないと、冷気が逃げてしまい冷蔵庫の運転効率が悪化してしまう虞がある。
同様に室内機50の右下には冷凍食品コーナーがあり、同様の理由により室内機50の送風、特に温風が届かないようにする必要がある。一方、この売場全体の室内機は電源のオン/オフや運転モード、設定温度を一括でグループ管理する必要がある。
従って、この売場の空調を管理する管理者は、まず最初にグループリモコン12に対して、電源のオン/オフや運転モード、設定温度などの運転項目を室内のすべての室内機に指示するグループとしてグループ1を設定する。このグループ1では設定温度:22℃、風量:強、風向:下、運転モード:暖房に設定する。各運転項目ごとに指示される情報、例えば設定温度では22℃が設定情報となる。
一方、空調の管理者は、室内機20と室内機50とを前述の理由により、風量を弱、風向を上として指示するグループとしてグループ2を設定する。なお、図示しない室内機60と室内機70とは、グループ1及びグループ2と独立してグループ化したグループ3を設定する。
次にグループリモコン12に上記内容を設定する手順と、空調機システムの動作例を説明する。まず最初に前述した設定操作の手順により、グループ1に室内機20〜室内機50までと対応するアドレス#01〜#04を登録する。同様にグループ2に室内機20と室内機50と対応するアドレス#01と#04とを登録する。また、グループ3に室内機60と室内機70と対応するアドレス#05と#06とを登録する。
そして、設定操作の手順により、グループ2の設定温度の運転項目と運転モードの運転項目と電源の運転項目を操作禁止に設定する。これはグループ2で操作指示を出した場合、これらの運転項目の操作を禁止することで、グループ1の操作を行った場合、これらの運転項目の操作内容はグループ1の操作内容に従うようにするためである。つまり、グループ1とグループ2で同じ室内機に運転指示を出す場合、操作禁止となっている運転項目の内容は他のグループ、ここではグループ1よりも優先度が低いことになる。このように、グループの設定による運転項目の内容が『操作禁止』、またはそれ以外(初期値は規定値)に設定される。従って運転項目の内容が『操作禁止』の場合が優先度が低く、それ以外の場合が優先度が高いということになり、これらの情報が優先/非優先識別情報である。
ただし、この優先/非優先識別情報は、複数のグループ間で同じアドレスを持つ室内機でのみ参照される。
上記の設定を行った後、グループリモコン12に対する通常の操作として例えば、グループ1に、設定温度:22℃、風量:強、風向:下、運転モード:暖房の指示を行う。また、グループ2に例えば、風量:弱、風向:上、の指示を行う。さらに、グループ3に例えば、設定温度:23℃、風量:中、風向:中、運転モード:暖房の指示を行う。
図5はグループリモコン12の記憶部12kに記憶された各グループの設定内容を説明する説明図である。前述のグループ1〜3の設定操作、及び操作指示により図5のテーブルが作成されてグループリモコン12の記憶部12kに記憶される。
図5(1)はグループ1を管理するテーブル、図5(2)はグループ2を管理するテーブル、図5(3)はグループ3を管理するテーブルである。
図5(1)においてグループ1は、アドレスが01〜04と対応する室内機がグループ化されており、グループ1内のすべての室内機は設定温度:22℃、風量:強、風向:下、運転モード:暖房に操作指示されている。
図5(2)においてグループ2は、アドレスが01と04と対応する室内機がグループ化されており、すべての室内機は風量:弱、風向:上に操作指示されている。また、これらの運転項目以外は、その運転項目の操作が禁止になるように設定されている。
図5(3)においてグループ3は、アドレスが05と06と対応する室内機がグループ化されており、すべての室内機は設定温度:23℃、風量:中、風向:中、運転モード:暖房に操作指示されている。また、このグループ内の室内機のアドレスはグループ1とグループ2共に登録されてないため、他のグループの影響を受けなくて独立したグループとしてこれらの室内機を運転できる。
図6は各グループが図5の状態であるとき、対象となる室内機の設定情報を管理する対象機器管理テーブルを示す説明図である。図6(1)はグループ1の操作指示があった場合を、図6(2)はグループ2の操作指示があった場合を示している。この対象機器管理テーブルはグループが指定されて、このグループに対する運転操作が行われた時に図5で説明した各グループのテーブルを参照して作成される。
図6(1)において、グループリモコン12のリモコン制御部12jは、グループ1に関する指示操作が有った場合、まず最初に図5で登録されているすべてのグループのテーブルを参照し、同一の室内機アドレスを含む他のグループを抽出する。図5の場合はグループ1とグループ2の室内機アドレス01、04がそれぞれに含まれている。
そして前述したようにこの2つのグループで禁止となっている運転項目を抽出し、この禁止項目が自グループ以外のグループ、例えばグループ2に存在する場合、グループ1の対象機器管理テーブルにおいてグループ2の禁止運転項目以外の項目、具体的には、風量:弱、風向:上の操作内容を、グループ1の室内機アドレス01、04の対応する操作内容、風量:強、風向:下の操作内容に書き換える。
図6(2)において、グループリモコン12のリモコン制御部12jは、グループ2に関する指示操作が有った場合、まず最初に図5で登録されているすべてのグループのテーブルを参照し、同一の室内機アドレスを含む他のグループを抽出する。図5の場合はグループ1とグループ2の室内機アドレス01、04がそれぞれに含まれている。
そして前述したようにこの2つのグループで禁止となっている運転項目を抽出し、この禁止項目が自グループ以外のグループ、例えばグループ1に存在するか確認する。グループ2以外に存在する場合、グループ1の例で説明したように、グループ2の対象機器管理テーブルにおいて、他のグループの操作禁止の運転項目の内容を対応するグループ2の運転項目の内容に書き換える。
一方、禁止運転項目が自グループに存在する場合、グループ2の禁止運転項目と対応する運転項目、具体的には、グループ2と同じ室内機のアドレスを含むグループ1の設定温度:22℃、運転モード:暖房、電源:オンの操作内容を、グループ2の対象機器管理テーブルの対応する運転項目に書き込む。なお、グループ2の対象機器管理テーブルに書き込まれている風量:弱、風向:上は優先運転項目であるため、グループ1の対応する運転項目(非優先)で書き換えられることがない。
そして、操作指示が行われたグループの対象機器管理テーブルを用いて送信データが個々のアドレス宛に作成されて送信される。この結果、グループ1の室内機やグループ2の室内機は各グループでの操作が単独で行われても、この2つのグループで設定されている優先/非優先の設定に従って運転項目が選択されて用いられる。
以上説明したように、室内機をグループとして一括管理する集中リモコンや集中管理装置を備えた空調機システムにおいて、同じ室内機を異なる設定項目による複数のグループで制御できる。
このため、個別リモコンを用いることなく、室内機の設置環境に対応してきめ細かい操作指示をグループ機能を用いて簡単な操作で与えることができ、室内機に対する指示操作の操作性を改善することができる。
また、グループリモコン12は、室内機が共通で所属するグループ、この実施例ではグループ1とグループ2とにおける優先/非優先識別情報が優先となる運転項目の設定情報を用いて複数のグループで共通する室内機、つまりアドレス01と04の室内機を運転するため、どちらのグループの運転項目に従って運転するのかを指定できる。
次に、グループリモコン12における室内機をグループ化するグループの設定操作、運転操作、室内機の状態管理の各動作を図7に示すリモコン制御部12jの制御フローチャートを用いて説明する。この図7に記載のSTはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、また、YはYesを、NはNoをそれぞれ表している。
まず最初にリモコン制御部12jは、キー操作があるか確認する(ST1)。キー操作がない場合(ST1−N)、各室内機から送信される状態データ、例えば室温情報などを監視して受信し、記憶部12k内の管理状態データを更新する(ST11)。このような情報はユーザーの指示により表示部12aに表示する。そして、ST1へジャンプする。
一方、キー操作がある場合(ST1−Y)、奇数回目の設定キーか、つまり設定操作中か確認する(ST2)。例えば1回目(奇数)の設定キーが押下された場合は設定操作中となり、2回目(偶数)の設定キーが押下された場合は設定操作を抜けて運転操作中になる。奇数回目の設定キー(設定操作中)の場合(ST2−Y)、次にグループキーか確認する(ST3)。グループキーの場合(ST3−Y)、グループキーの押下に対応してグループ番号を順次選択・表示する(ST7)。そして、ST1へジャンプする。
グループキーでない場合(ST3−N)、上キー、又は下キーか確認する(ST4)。これらのキーはグループ対象のアドレスを選択するために用いられる。上キー、又は下キーの場合(ST4−Y)、空調機システムの設置時に登録した同一冷媒系統内に存在する室内機のアドレスを上下キーの押下に対応して順次選択・表示する。なお、選択されたアドレスは該当するグループテーブルのアドレスに格納される。(ST14)。そして、ST1へジャンプする。
上キー、又は下キーでない場合(ST4−N)、運転項目キー、つまり、設定温度、風量、風向、運転モード、電源の各キーのうちいずれか1つのキーが押下されたか確認する(ST5)。ここで押下されたキーと対応する運転項目は、禁止運転項目として取り扱われる。運転項目キーの場合(ST5−Y)、押下された運転項目のキーを選択・表示する。なお、選択された運転項目のキーと対応するグループテーブルの運転項目の該当項目に『禁止』のデータを書き込む(ST15)。そして、ST1へジャンプする。運転項目キーでない場合(ST5−N)、無効キーであるため何もしないでST1へジャンプする。
一方、奇数回目の設定キーでない場合、つまり運転操作中の場合(ST2−N)、次にグループキーか確認する(ST8)。グループキーの場合(ST8−Y)、グループキーの押下に対応してグループ番号を順次選択・表示する(ST12)。そして、ST1へジャンプする。
グループキーでない場合(ST8−N)、運転項目キー、つまり、設定温度、風量、風向、運転モード、電源の各キーのうちいずれか1つのキーが押下されたか確認する(ST9)。運転項目キーの場合(ST9−Y)、押下された運転項目のキーを選択・表示する。なお、グループテーブルを参照し、押下された運転項目のキーと対応する運転項目の内容が『禁止』の場合は無視(何もしない)する(ST13)。そして、ST1へジャンプする。
運転項目キーでない場合(ST9−N)、上、又は下キーの押下に対応して選択されたグループの運転項目の指示を選択・表示する。この運転項目の指示とは、運転項目が設定温度の場合は温度値、運転項目が風量の場合は強/中/弱、運転項目が風向の場合は上/中/下、運転項目が運転モードの場合は暖房/冷房/除湿を選択して表示することである。なお、選択された運転項目が電源の場合は、現状の運転状態を反転させた内容にする。例えば現在が電源オンであれば電源オフの操作指示である。同時にここで指定された内容を図5のグループテーブルに記憶する。
そして記憶部12kに記憶している最大8つのグループと対応するグループのテーブルを検索し、現在選択されているグループのテーブルに記憶されている室内機のアドレスと同じアドレスを持つ他のグループのテーブルの運転項目の内容をチェックし、選択されているグループに対応する対象機器管理テーブルに反映させ、この対象機器管理テーブルを用いて送信データを作成して各室内機へ送信する(ST10)。そして、ST1へジャンプする。
本実施例では、グループのテーブルと対象機器管理テーブルをグループリモコン12に配置し、また、これらのテーブルの参照と室内機のアドレスや禁止運転項目のチェックとをグループリモコン12で実行しているが、これに限るものでなく、各室外機、各室内機、集中管理装置1、グループリモコン12はそれぞれ通信線2で接続されてデータの送受信や参照が可能なため、デーブルの配置場所や参照やチェックを実施する機器は、これらのいずれかであればよい。
また、本実施例では、グループリモコン12から個別の室内機に対する最終的な指示を送信しているが、これに限るものでなく、各室内機にグループ番号を予め記憶させておき、グループリモコン12から同報送信を用いて対象となるグループ番号と、対象となる運転項目及び設定情報を全室内機へ送信し、これを受信した各室内機で自分のグループ宛の場合、指示された運転項目及び設定情報を用いて運転するようにしてもよい。
また、本実施例では、グループリモコン12内に記憶しているグループのみを優先/非優先の対象としているが、グループテーブルと対象機器管理テーブルとを例えば集中管理装置99に記憶させ、複数のグループリモコンからこのグループテーブルを参照することで、冷媒系統を越えて室内機をグループ化することができる。
1 集中管理装置
2 通信線
10 室外機
12 グループリモコン
12a 表示部
12b グループ番号
12c キー操作部
12f 数値表示部
12i 通信部
12j リモコン制御部
12k 記憶部
20、30、40、50、60、70 室内機
80 室外機

Claims (2)

  1. 複数の室内機と、同室内機のうち選択された室内機をグループ化して運転項目を一括制御するためのリモコンとが通信接続された空調機システムであって、
    前記リモコンは、選択された前記室内機を複数の前記グループにそれぞれ所属させると共に、前記グループを用いて前記グループ間で異なる運転項目を一括して操作することを特徴とする空調機システム。
  2. 前記リモコンは、自グループに関して指定された前記運転項目の設定情報を用いるか、他のグループで指定された前記運転項目の設定情報を用いるかを識別する優先/非優先識別情報を各グループの運転項目毎に記憶しており、
    前記リモコンは、前記室内機が共通で所属する前記グループにおける前記優先/非優先識別情報が優先となる前記運転項目の設定情報を用いて、複数の前記グループで共通する前記室内機を運転することを特徴とする請求項1記載の空調機システム。
JP2011026491A 2011-02-09 2011-02-09 空調機システム Active JP5516448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011026491A JP5516448B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 空調機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011026491A JP5516448B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 空調機システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012167827A true JP2012167827A (ja) 2012-09-06
JP5516448B2 JP5516448B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46972164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011026491A Active JP5516448B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 空調機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5516448B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017163308A1 (ja) * 2016-03-22 2018-08-16 三菱電機株式会社 制御装置及び制御システム
JP2018137774A (ja) * 2014-05-29 2018-08-30 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 複数の機器を遠隔制御する端末装置の制御方法、端末装置が実行するプログラム及び端末装置が実行するレコメンド方法
JP2019194507A (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 設備制御装置
WO2020183623A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 三菱電機株式会社 空気調和機及び空気調和機の室内機
WO2021095125A1 (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 三菱電機株式会社 室外機、空調システム及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110513844B (zh) * 2019-09-19 2021-01-26 四川虹美智能科技有限公司 遥控器、中央空调系统以及调控方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151372A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Mitsubishi Electric Corp 施設管理装置
JP2008151465A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Fujitsu General Ltd 集中管理装置、およびこれを備えた空調機システムとその制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151372A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Mitsubishi Electric Corp 施設管理装置
JP2008151465A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Fujitsu General Ltd 集中管理装置、およびこれを備えた空調機システムとその制御方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018137774A (ja) * 2014-05-29 2018-08-30 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 複数の機器を遠隔制御する端末装置の制御方法、端末装置が実行するプログラム及び端末装置が実行するレコメンド方法
JPWO2017163308A1 (ja) * 2016-03-22 2018-08-16 三菱電機株式会社 制御装置及び制御システム
JP2019194507A (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 設備制御装置
WO2020183623A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 三菱電機株式会社 空気調和機及び空気調和機の室内機
WO2021095125A1 (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 三菱電機株式会社 室外機、空調システム及びプログラム
JPWO2021095125A1 (ja) * 2019-11-12 2021-05-20
JP7407834B2 (ja) 2019-11-12 2024-01-04 三菱電機株式会社 室外機、空調システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5516448B2 (ja) 2014-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5516448B2 (ja) 空調機システム
JP4567380B2 (ja) エアコンの中央制御システム及びその動作方法
TWI489067B (zh) Air conditioning management system
JP5338693B2 (ja) 空気調和システム
WO2012023297A1 (ja) 空調制御装置、空調制御方法及びプログラム
EP2083226A2 (en) Multi-type air conditioner and operating method for the same including remote controller for assigning names to the indoor units
US9732975B2 (en) Air-conditioning system
JP2008151465A (ja) 集中管理装置、およびこれを備えた空調機システムとその制御方法
JP4140649B2 (ja) 空気調和システム
JP2008170047A (ja) 空調機システム、空調機システムの制御方法および集中管理装置
KR20180072433A (ko) 공기조화기, 공기조화기의 중앙 제어기, 공기조화기의 원격 제어기, 공기조화기의 실내기 및 그 제어방법
JP5392136B2 (ja) 空調機システム
KR20070034820A (ko) 다실 공기조화시스템 및 그 운전모드 제어방법
AU2018441289B2 (en) Air-conditioning system
JP6365078B2 (ja) 空調システム
CN100520205C (zh) 一对多空调及其控制方法和百叶控制方法
JP7179530B2 (ja) 空調制御履歴表示装置、空調制御履歴表示方法及びプログラム
KR20110138014A (ko) 공기조화시스템
KR101785655B1 (ko) 공기조화시스템
JP2018021754A (ja) 冷熱装置の管理装置
JP7030580B2 (ja) 空調管理装置、空調管理設定方法及びプログラム
KR102157650B1 (ko) 공기조화시스템
KR100550550B1 (ko) 통합제어형 멀티에어컨 시스템 및 그 동작방법
WO2016051471A1 (ja) 冷熱装置の管理装置
KR20180092759A (ko) 설비기기 시스템 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5516448

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350