JP2012164155A - 売買注文発注プログラム、売買注文発注装置及び売買注文の発注方法 - Google Patents

売買注文発注プログラム、売買注文発注装置及び売買注文の発注方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 プログラミングに習熟していない投資家にも利用が可能であり、かつ、投資家自身の設計で様々なストラテジーにも対応することが可能な、株式、先物、オプション等の金融商品の売買注文を自動発注するための売買注文発注プログラム等を提供する。
【解決手段】 本発明にかかる売買注文発注プログラムが、スプレッドシートに分足データ等の時価データを読み込ませると、売買注文の発注の要否を判断するサインがスプレッドシートの関数によって演算される。売買注文発注プログラムは演算結果であるサインが示されるセルを監視して、そのサインに応じて発注処理を実行することによって、自動売買が実現される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、株式、先物、オプション、為替等の金融商品の売買注文を自動発注するための売買注文発注プログラム、売買注文発注装置及び売買注文の発注方法に関するものである。
株式、先物、オプション、為替等の金融商品の売買において、いわゆるネット証券の利用が拡大している。ネット証券を利用して金融商品の売買注文を発注する投資家は、PC(パーソナルコンピュータ)等のネットワーク端末からインターネット経由でネット証券のサーバに接続して、売買注文の内容を指定した注文データを送信することによって、ネット証券に売買注文を発注する。
このように、ネット証券に売買注文を発注するためには、投資家が相場を見ながら売買のタイミングを計り、PC等を操作して発注処理を行うことが必要になるが、投資家に相場の監視負担や発注処理の手間をかけないように、相場を監視しながら所定のアルゴリズムに基づいて自動的に発注処理を行う、自動売買ソフトが提供されるようになっている(例えば、非特許文献1〜3参照)。
ひまわりトレードシグナル、ひまわり証券株式会社ホームページ、[2011年2月3日検索]、インターネット<http://sec.himawari-group.co.jp/systemtrade/outline/tradesignal/construction/> プラットホームTradestation、WestVillageInvestment株式会社ホームページ、[2011年2月3日検索]、インターネット<http://www.wvi.jp/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0tradestation/%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%B3%95%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%A4%9C%E8%A8%BC/> トレードスタジアム操作マニュアル、トレーダーズ証券株式会社ホームページ、[2011年2月3日検索]、インターネット<http://www.traderssec.com/ts/system_trade/manual/>
非特許文献1〜3に例示した自動売買ソフトは、投資家のストラテジーに基づくアルゴリズムを発注用のプログラムに設定し、プログラムは相場を監視するとともに、設定された条件に合致すると発注のサインを発生させて、発注のサインが検出されると自動的に売買注文の発注処理を実行する。こうした自動売買ソフトを扱うには、専用のプログラミング言語の知識が必要であり、一般的なコンピュータの知識のみしか有しない投資家が自動売買ソフトを利用するのは難しい。
自動売買ソフトの一部には、投資家の利便性を考慮したウィザード機能を備え、パラメータの設定を行えば比較的容易に取り扱えるものも存在している。しかしながら、利用者である投資家はパラメータの設定にしか自らのストラテジーを反映することができず、サインを発生させるアルゴリズムそのものを自由に設計することができない。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、プログラミングに習熟していない投資家でも利用が可能であり、かつ、投資家自身の設計で様々なストラテジーにも対応することが可能な、株式、先物、オプション等の金融商品の売買注文を自動発注するための売買注文発注プログラム、売買注文発注装置及び売買注文の発注方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、金融商品の売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートから検出し、サインに従って売買注文の発注処理を実行する売買注文発注プログラムであって、売買注文の発注の要否を判断するサインを演算するスプレッドシートが開かれたコンピュータに、売買注文の対象となる金融商品の最新の時価データを読み込む時価データ読込ステップと、前記時価データの少なくとも一部を、前記スプレッドシートの最新の時価データに対応するセルに書き込む時価データ書込ステップと、前記スプレッドシートにおいて最新の時価データから演算したサインが示されるセルを監視し、前記セルに現れたサインを検出するサイン検出ステップと、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインであるかを判定するサイン判定ステップと、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインである場合は、前記売買注文を注文するための発注データを設定して、前記売買注文の取次又は執行を受け付けるコンピュータシステムに前記発注データを送信する発注データ送信ステップと、を実行させることを特徴とする売買注文発注プログラムである。
本発明にかかる売買注文発注プログラムでは、売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートに演算させ、サインの演算結果が示されるスプレッドシートのセルを監視し、そのサインに従って発注処理の要否を判断するため、プログラミングに関する専門的な知識がなくても、スプレッドシートの関数が扱える利用者であれば、パラメータの設定のみでなく、どのような条件に合致すれば発注するかを判断するアルゴリズムも自ら設計することが可能となっている。
尚、本発明で売買の対象となる金融商品には、株式、先物、オプション、為替等が含まれるが、その種別は特に限定されるものではない。また、スプレッドシートに読み込ませる時価データの内容も特に限定されるものではなく、現在値、気配値、分足などに関するデータを用いることができる。監視対象となるセルは固定されたセルである必要はなく、例えば、特定の列にあるセルを対象に、各々の時間に対応する行のセルを順に監視していくこととしてもよい。
本発明は、前記スプレッドシートには、最新の時価データとして所定の分足データを書き込むセルが設けられていて、前記コンピュータに、前記時価データ読込ステップで読み込んだ時価データから、所定の分足データを生成する分速データ生成ステップを実行させ、前記時価データ書込ステップでは、前記分足データを前記スプレッドシートの最新の分足データに対応するセルに書き込むことを特徴とすることもできる。
これによって、スプレッドシートには最新の分足データが書き込まれるため、利用者は分足を用いたストラテジーに対応したサインを容易に設定することが可能になる。
本発明は、本発明にかかる売買注文発注プログラムを備えた売買注文発注装置として特定することもできる。
本発明にかかる売買注文発注装置は、金融商品の売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートから検出し、サインに従って売買注文の発注処理を実行する売買注文発注装置であって、前記サインを演算するスプレッドシートが開かれたコンピュータに、売買注文の対象となる金融商品の最新の時価データを読み込む時価データ読込手段と、前記時価データの少なくとも一部を、売買注文の発注の要否を判断するサインを演算するスプレッドシートの最新の時価データに対応するセルに書き込む時価データ書込手段と、前記スプレッドシートにおいて最新の時価データから演算したサインが示されるセルを監視し、前記セルに現れたサインを検出するサイン検出手段と、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインであるかを判定するサイン判定手段と、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインである場合は、前記売買注文を注文するための発注データを設定して、前記売買注文の取次又は執行を受け付けるコンピュータシステムに前記発注データを送信する発注データ送信手段と、を備えることを特徴とする売買注文発注装置である。
本発明にかかる売買注文発注装置は、前記スプレッドシートには、最新の時価データとして所定の分足データを書き込むセルが設けられていて、前記時価データ読込手段が読み込んだ時価データから、所定の分足データを生成する分速データ生成手段を備えていて、前記時価データ書込手段は、前記分足データを前記スプレッドシートの最新の分足データに対応するセルに書き込むことを特徴とすることもできる。
本発明は、本発明にかかる売買注文発注プログラムによって実行される売買注文の発注方法として特定することもできる。
本発明にかかる売買注文の発注方法は、金融商品の売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートから検出し、サインに従って売買注文の発注処理を実行する売買注文の発注方法であって、売買注文の発注の要否を判断するサインを演算するスプレッドシートが開かれたコンピュータが、売買注文の対象となる金融商品の最新の時価データを読み込む時価データ読込ステップと、前記コンピュータが、前記時価データの少なくとも一部を、前記スプレッドシートの最新の時価データに対応するセルに書き込む時価データ書込ステップと、前記コンピュータが、前記スプレッドシートにおいて最新の時価データから演算したサインが示されるセルを監視し、前記セルに現れたサインを検出するサイン検出ステップと、前記コンピュータが、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインであるかを判定するサイン判定ステップと、前記コンピュータが、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインである場合は、前記売買注文を注文するための発注データを設定して、前記売買注文の取次又は執行を受け付けるコンピュータシステムに前記発注データを送信する発注データ送信ステップと、を有することを特徴とする売買注文の発注方法である。
本発明にかかる売買注文の発注方法は、前記スプレッドシートには、最新の時価データとして所定の分足データを書き込むセルが設けられていて、前記コンピュータが、前記時価データ読込ステップで読み込んだ時価データから、所定の分足データを生成する分速データ生成ステップを有していて、前記時価データ書込ステップでは、前記コンピュータが、前記分足データを前記スプレッドシートの最新の分足データに対応するセルに書き込むことを特徴とすることもできる。
本発明によって、プログラミングに習熟していない投資家であっても、自らのストラテジーに基づいた自動売買ソフトを容易に設計することが可能になるので、個人投資家等の積極的な市場参加による証券市場等の活性化が期待される。
本発明の実施形態の概要を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注措置の構成を示すブロック図である。 本発明にかかる売買注文発注プログラムによって売買注文が発注される流れを示す第1の図である。 本発明にかかる売買注文発注プログラムによって売買注文が発注される流れを示す第2の図である。 本発明にかかる売買注文発注プログラムによって売買注文が発注される流れを示す第3の図である。 本発明にかかる売買注文発注プログラムによって売買注文が発注される流れを示す第4の図である。 本発明にかかる売買注文発注プログラムによって売買注文が発注される流れを示す第5の図である。 本発明において用いられるスプレッドシートの一例を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注プログラムによる発注処理のフローを示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は本発明の実施形態の一例を示したものであって、スプレッドシートに読み込まれるデータの項目やサインを発生させる関数などは、以下に示した実施形態に限定されるものではない。また、発生したサインによってどのような発注処理を行うかの判断も、以下に示す例に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態の概要を示している。本発明は、金融商品の売買注文の発注に用いられる。売買の対象となる金融商品の種別は特に限定されるものではなく、たとえば、株式、先物、オプション、為替などを対象にすることができる。証券会社システムには、Webサーバと基幹系システムが含まれ、金融商品の売買注文の取次又は執行を受け付けている。
金融商品の売買は、通常は注文者から証券会社等への売買注文(売買委託注文)、証券会社等から証券取引所等への売買注文によって行われるが、本発明の主な対象には、プログラムに習熟していない注文者が想定されるため、一般に本発明は、注文者から証券会社等への売買注文(売買委託注文)に適用されるものである。
PC等の注文者が操作する注文者端末には、インターネットを介して証券会社のWebサーバに接続するためのWebブラウザと、本発明にかかる売買注文発注プログラムを含む自動発注プログラム、スプレッドシートを開くための表計算プログラムが備えられている。注文者はWebブラウザを起動して証券会社のWebサーバに接続し、口座番号、パスワード等を入力してログインする。尚、ここでの証券会社のWebサーバとの接続は、Webブラウザを用いた方法に限定されるものではなく、他の通信技術を用いることとしてもよい。たとえば、証券会社などが提供するAPIを利用してWebブラウザを用いずに証券会社のWebサーバと接続するものであってもよい。
ログインが完了した注文者端末から、証券会社のWebサーバに株価等の時価情報の表示画面を要求すると、証券会社のWebサーバからリアルタイムの時価データが継続的に送信され、注文者端末に表示される。尚、本発明では注文者端末にリアルタイムの時価データの送信が継続されていればよく、時価データの送信はログインした証券会社のWebサーバからに限定されるものではない。たとえば、取引を行う証券会社とは異なる証券会社のWebサーバや、時価情報提供業者のWebサーバから、注文者端末に送信されるものであってもよい。
注文者端末では、あわせて自動発注プログラムと、表計算プログラムを起動する。注文者端末に入力された売買注文の注文内容が記憶された状態で、自動発注プログラムは表計算プログラムで開かれたスプレッドシートを監視して、売買注文を発注する条件に合致したことを示す発注のサインが検出されると、自動発注プログラムは証券会社サーバから注文情報の入力画面を呼び出し、ここに注文内容を自動設定して証券会社のWebサーバに送信する。
本発明では、このようなサインの演算が、注文者端末に備えられた表計算プログラムによって開かれたスプレッドシートで実行される。自動発注プログラムは、証券会社のWebサーバから受信した時価データをスプレッドシートに読み込ませ、スプレッドシートで時価データを用いて演算されたサインを監視し、発注のサインが検出されると発注処理を実行する。証券会社のWebサーバで受け付けられた売買注文は、証券会社の基幹系システムで注文処理が行われて取引所システムに送信される。
図2は、本発明にかかる売買注文発注プログラムが動作する端末装置の構成の一例を示しており、注文者端末10が本発明にかかる売買注文発注措置に対応する。注文者端末10には、PC等のインターネットに接続可能な端末装置が用いられ、CPU11、メインメモリ、HDD13、入力装置14が備えられている。HDD13には、インターネット上で通信を行うためのWebブラウザ131、本発明にかかる売買注文発注プログラムを含む自動発注プログラム132、スプレッドシートを操作するための表計算プログラム133が記憶されている。
尚、図2は、本発明にかかる売買注文発注プログラムが動作する端末装置の構成の一例を示したものであり、ネットワークに接続され、プログラムの演算処理が可能であれば、本発明にかかる売買注文発注装置の構成は、図2の例に限定されるものではない。たとえば、補助記憶装置であるHDD13には、SSDを用いることとしてもよい。
注文者端末10では、Webブラウザ131、自動発注プログラム132、表計算プログラム133がそれぞれメインメモリ12(HDD13の一部を仮想メモリとして使用する場合も含む)に読み出され、CPUにおいて演算処理を実行することによって所定の機能が実現される。
証券会社サーバ20には、インターネットに接続されたWebサーバが用いられ、注文伝票の記録や取引所システムへの発注処理などを行うコンピュータシステムである、証券会社基幹系システム30と接続されている。証券会社サーバ20、証券会社基幹系システム30も物理的な構成は特に限定されるものではなく、プログラムの演算処理が可能なコンピュータであればよい。
以上の構成を前提にして、図3〜図7と、図9のフローチャートに従って、売買注文発注プログラムによって売買注文が発注される流れについて説明する。
図3に示したように、注文者端末10には、Webブラウザ131、自動発注プログラム132、表計算プログラム133がインストールされている。尚、ここでWebブラウザ131は証券会社サーバ20との接続のために用いられるものであるが、かかる機能を実現する手段はWebブラウザに限定されるものではなく、たとえば、証券会社などが提供するAPIを利用して接続処理を行うものであってもよい。また、これらのプログラムは注文者端末10にインストールされたものではなく、利用時にインターネットを介していわゆるクラウドサーバから呼び出されるものであってもよい。
図4に示したように、売買注文を発注したい注文者は、注文者端末10においてWebブラウザ131を起動して、インターネットを介して証券会社サーバ20に接続する。ログイン画面に口座番号、パスワードなどのログイン情報を入力し、注文者端末10から証券会社サーバ20に送信すると、証券会社サーバ20で本人認証を行って、ログインに必要な処理が実行される。
続いて、注文者が銘柄コード等を指定して売買注文を発注したい金融商品の時価情報を証券会社サーバ20に要求すると、証券会社サーバ20から金融商品の時価データがリアルタイムで送信される。送信される時価データには、通常は現在値、気配値、出来高などが含まれるが、時価データに含まれる情報は特に限定されるものではない。
尚、先に説明したとおり、ここで注文者端末10が受信する時価データは、ログインした証券会社サーバ20から送信されたデータに限られるものではなく、他の証券会社や時価情報提供業者のWebサーバから送信されるものであってもよい。注文者端末10がリアルタイムで受信する時価データは、メインメモリ12等に一時記憶されて、新たな時価データを受信する毎に更新される。
以上の状態において、本発明にかかる売買注文発注プログラムによって自動売買を行いたい注文者は、注文者端末10において、自動注文プログラム132と表計算プログラム133を起動する。注文者は自動売買によって売買したい注文について、売買の対象となる銘柄、注文数量などの注文内容を、入力装置14から入力する。これらの注文内容に関する情報は、メインメモリ12又はHDD13に記憶される。
図9のフローチャートは、図4に示したように、注文者端末10から証券会社サーバ20にログインしている状態を前提に、売買注文を発注する際の自動注文プログラム132の処理フローを示したものである。このフローチャートに従って、売買注文を発注する際の処理フローについて説明する。
注文者が、注文内容を入力した売買注文を自動売買によって発注したい場合は、注文者端末10において、自動発注プログラム132、表計算プログラム133を起動させる。表計算プログラム133では、サインを演算するためのスプレッドシートが開かれるが、プログラムの起動から所定のスプレッドシートを開くまでの動作は、自動発注プログラム132が実行することとしてもよい。
自動発注プログラム132が起動され、注文内容を入力した売買注文の自動売買が可能な状態になると、自動発注プログラム132は現在の時刻が取引終了時間でないかを確認し(S1)、取引終了時間となっていれば自動売買の処理を終了する。
取引時間内であれば、証券会社サーバ20からリアルタイムで受信している時価データを読み出し(S2)、図5に示したように、時価データから、直近5分間の始値、終値、高値、安値の4本値からなる5分足データを生成する(S3)。尚、ここで生成されるデータはサインの演算に必要な数値を含むものであればよく、5分足データに限定されるものではない。たとえば、1分足、3分足、60分足などの分足データであってもよいし、4本値以外に出来高等の他のデータを含むものであってもよい。
さらに図5に示したように、生成した5分足データを、表計算プログラム133によって開かれているサインを演算するためのスプレッドシートの所定のセルに読み込ませる(S4)。図8は、先物取引の自動売買を行うために、5分足データを読み込ませたスプレッドシートの例であり、スプレッドシートには各々の時間毎に、5分足データを書き込むセルが設けられている。
本発明では、5分足データのような時価データを読み込ませるスプレッドシートには、売買注文の発注の要否を判断するサインを演算するセル(列)が設けられている。このセル(列)に、注文者は自らのストラテジーに基づいた関数を、自由に書き込むことができる。図8の例では、Hの列にあるセルにサインを演算するための関数が、20本移動平均値と終値の関係から売買のサインを演算するよう設定されている。
具体的には、図8のH列のセル、たとえばH74のセルには、
すなわち、
日付変更前の最後の行であれば空欄
20本移動平均と比較して終値が+20円より高ければ「買い」
20本移動平均と比較して終値が−20円より低ければ「売り」
それ以外は前回サインを継続
という条件を示す関数が設定されている。
5分が経過する毎に新たな行に5分足データが読み込まれると、G列には20本移動平均の値が演算され、H列にはA列、F列及びG列の値からサインが演算され、「買い」、「売り」、空白、のいずれかのサインが表示される。
自動発注プログラム132では、スプレッドシートにおいて、このようにサインが演算されているセル(列)を監視し(S5)、新たなサインが検出されると(S6)、前回(同列で一行上のセルにあるサイン)と異なるサインであるかを比較して(S7)、図5に示したようにサインの判定を行う。前回と同じサインであればポジションを継続するが、サインが異なる場合はそのサインに対応した発注処理を実行する(S8)。
図8の例であれば、H74、H75では「買い」サインが続いているので買いのポジションが継続されているが、H76ではサインが空欄に変化している。これは「大引けには返済」を意味するものであり、「買い」ポジションを解消するための返済注文の発注処理を行う。
翌日の1月5日はポジションを持たない状態が継続した後、H96で「売り」サインが発生しているので、ここで新規の売り注文が発注される。H97も「売り」サインとなっているが、前回と同じサインなので新たな発注処理は行われず、売りポジションが継続される。
図6、図7は、S8における発注処理を示したものであるが、次のような手順で行われる。図6に示したように、スプレッドシートで演算されたサインから発注の判断がされると、自動注文プログラム132は、Webブラウザ131に証券会社サーバ20から売買注文を発注する注文入力画面を呼び出させて、先に入力装置14から受け付けて、メインメモリ12又はHDD13に記憶された注文内容(銘柄コード、注文数量等)を、注文入力画面に設定する。
続いて、図7に示したように、上記のように設定された注文内容から売買注文を発注するための注文データが生成され、自動注文プログラム132は注文執行ボタンの押下に対応する命令を実行し、Webブラウザ131から証券会社サーバ20に注文データを送信させる。証券会社サーバ20で注文データを受け付けると、証券会社基幹系システム30に注文データを引き渡して取引所システムへの注文処理が実行される。
以上に説明したように、本発明では、本発明にかかる売買注文発注プログラムがスプレッドシートに時価データを読み込ませ、売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートの関数によって演算させる。売買注文発注プログラムはその演算結果を監視して、サインに応じた自動売買のための発注処理が実行される。
このように、本発明によると、売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートの関数を用いて設定するため、プログラミングに関する専門的な知識を有していなくても、スプレッドシートにおいて関数が扱える程度の知識があれば、注文者自身がどのような条件に合致すれば発注するかを判断するアルゴリズムを設計し、自動売買を実現することが可能となっている。
10 注文者端末
11 CPU
12 メインメモリ
13 HDD
131 ブラウザ
132 自動発注プログラム
133 表計算プログラム
14 入力装置
20 証券会社サーバ
30 証券会社基幹系システム

Claims (6)

  1. 金融商品の売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートから検出し、サインに従って売買注文の発注処理を実行する売買注文発注プログラムであって、売買注文の発注の要否を判断するサインを演算するスプレッドシートが開かれたコンピュータに、
    売買注文の対象となる金融商品の最新の時価データを読み込む時価データ読込ステップと、
    前記時価データの少なくとも一部を、前記スプレッドシートの最新の時価データに対応するセルに書き込む時価データ書込ステップと、
    前記スプレッドシートにおいて最新の時価データから演算したサインが示されるセルを監視し、前記セルに現れたサインを検出するサイン検出ステップと、
    前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインであるかを判定するサイン判定ステップと、
    前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインである場合は、前記売買注文を注文するための発注データを設定して、前記売買注文の取次又は執行を受け付けるコンピュータシステムに前記発注データを送信する発注データ送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする売買注文発注プログラム。
  2. 前記スプレッドシートには、最新の時価データとして所定の分足データを書き込むセルが設けられていて、前記コンピュータに、
    前記時価データ読込ステップで読み込んだ時価データから、所定の分足データを生成する分速データ生成ステップを実行させ、
    前記時価データ書込ステップでは、前記分足データを前記スプレッドシートの最新の分足データに対応するセルに書き込むこと
    を特徴とする請求項1記載の売買注文発注プログラム。
  3. 金融商品の売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートから検出し、サインに従って売買注文の発注処理を実行する売買注文発注装置であって、前記サインを演算するスプレッドシートが開かれたコンピュータに、
    売買注文の対象となる金融商品の最新の時価データを読み込む時価データ読込手段と、
    前記時価データの少なくとも一部を、売買注文の発注の要否を判断するサインを演算するスプレッドシートの最新の時価データに対応するセルに書き込む時価データ書込手段と、
    前記スプレッドシートにおいて最新の時価データから演算したサインが示されるセルを監視し、前記セルに現れたサインを検出するサイン検出手段と、
    前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインであるかを判定するサイン判定手段と、
    前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインである場合は、前記売買注文を注文するための発注データを設定して、前記売買注文の取次又は執行を受け付けるコンピュータシステムに前記発注データを送信する発注データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする売買注文発注装置。
  4. 前記スプレッドシートには、最新の時価データとして所定の分足データを書き込むセルが設けられていて、
    前記時価データ読込手段が読み込んだ時価データから、所定の分足データを生成する分速データ生成手段を備えていて、
    前記時価データ書込手段は、前記分足データを前記スプレッドシートの最新の分足データに対応するセルに書き込むこと
    を特徴とする請求項3記載の売買注文発注プログラム。
  5. 金融商品の売買注文の発注の要否を判断するサインをスプレッドシートから検出し、サインに従って売買注文の発注処理を実行する売買注文の発注方法であって、
    売買注文の発注の要否を判断するサインを演算するスプレッドシートが開かれたコンピュータが、売買注文の対象となる金融商品の最新の時価データを読み込む時価データ読込ステップと、
    前記コンピュータが、前記時価データの少なくとも一部を、前記スプレッドシートの最新の時価データに対応するセルに書き込む時価データ書込ステップと、
    前記コンピュータが、前記スプレッドシートにおいて最新の時価データから演算したサインが示されるセルを監視し、前記セルに現れたサインを検出するサイン検出ステップと、
    前記コンピュータが、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインであるかを判定するサイン判定ステップと、
    前記コンピュータが、前記サインが前記金融商品の売買注文の発注を示すサインである場合は、前記売買注文を注文するための発注データを設定して、前記売買注文の取次又は執行を受け付けるコンピュータシステムに前記発注データを送信する発注データ送信ステップと、
    を有することを特徴とする売買注文の発注方法。
  6. 前記スプレッドシートには、最新の時価データとして所定の分足データを書き込むセルが設けられていて、
    前記コンピュータが、前記時価データ読込ステップで読み込んだ時価データから、所定の分足データを生成する分速データ生成ステップを有していて、
    前記時価データ書込ステップでは、前記コンピュータが、前記分足データを前記スプレッドシートの最新の分足データに対応するセルに書き込むこと
    を特徴とする請求項5記載の売買注文の発注方法。
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