JP5292654B2 - 金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法 - Google Patents

金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5292654B2
JP5292654B2 JP2011184696A JP2011184696A JP5292654B2 JP 5292654 B2 JP5292654 B2 JP 5292654B2 JP 2011184696 A JP2011184696 A JP 2011184696A JP 2011184696 A JP2011184696 A JP 2011184696A JP 5292654 B2 JP5292654 B2 JP 5292654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
coordinate value
input
transaction
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011184696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013045395A (ja
Inventor
雅之 土橋
Original Assignee
株式会社ラバンス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ラバンス filed Critical 株式会社ラバンス
Priority to JP2011184696A priority Critical patent/JP5292654B2/ja
Publication of JP2013045395A publication Critical patent/JP2013045395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5292654B2 publication Critical patent/JP5292654B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、オンラインで接続されたクライアント端末を用いて、外国為替等の相場価格が変動する金融商品の売買取引のための入力を行う金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法に関する。
従来、外国為替等の相場価格が変動する金融商品の取引方法として、注文時の価格で取引を行う成行注文の他に、指値注文が知られている。この指値注文とは、予め顧客から売買価格の指定を受ける注文形態のことであり、金融商品の取扱業者は対象となる金融商品が指定された金額まで下がったときに当該金融商品の買い注文を行い、あるいは、指定された金額まで上がったときに当該金融商品の売り注文を行う。従来、この金融商品の指値注文をコンピュータシステムを用いて行う発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このようなコンピュータシステムを用いた金融商品取引の注文は、顧客自身が、クライアント端末を操作し、インターネットを介して金融商品の取引業者のサーバとの情報交換を行うことにより、注文条件、売買価格の指定などの各種の注文入力を行う。具体的には、注文条件、売買価格などの各項目の指定は、クライアント端末の操作画面の入力ボタンアイコンをマウスでクリック、あるいは手指などでタッチし、また、テンキーやプルダウンボタンにより、希望する売買価格の数値(買い注文の価格、売り注文の価格)、期限、注文形式などの入力を行う必要があった。
特開2006−99787号公報
しかしながら、上記のような顧客自身が行う各種の注文入力操作は、テンキーやプルダウンボタンによる希望売買価格の数値、期限、注文形式などの入力操作に時間がかかることがあり、価格が常に不規則に変動する金融商品の取引では、顧客が取引機会を逃し、実質的な不利益を被る恐れがあった。そのため、金融商品取引のクライアント端末による注文入力操作をできるだけ簡単に行いたいという顧客からのニーズがあった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、金融商品取引のクライアント端末による売買取引のための注文入力操作において、注文入力操作を簡単で分かり易くし、迅速な金融商品取引を行うことができるようになり、これにより、顧客が金融商品の取引機会を逃すことなく、実質的な不利益を被る恐れを極力回避することができる金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にかかる金融商品取引入力処理装置は、オンラインで接続されたクライアント端末を用いて、相場価格が変動する金融商品の売買取引のための入力を行う金融商品取引入力処理装置であって、第1座標軸方向の座標値である第1座標値と該第1座標軸とは異なる方向の座標軸である第2座標軸方向の座標値である第2座標値の対により位置が指定される2次元領域内に描画された1の線に含まれる点の第1座標値と第2座標値(以下、「座標値情報」ということがある。)を入力する情報入力手段と、前記情報入力手段によって入力された前記座標値情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記座標値情報について、最小の第1座標値に対応する第2座標値Y 1 が最大の第1座標値に対応する第2座標値Y 2 より(1)小さいとき、前記第2座標値Y 1 に対応する値での買注文を第1の取引条件、前記第2座標値Y 2 に対応する値での売注文を第2の取引条件とし、(2)大きいとき、前記第2座標値Y 1 に対応する値での売注文を第1の取引条件、前記第2座標値Y 2 に対応する値での買注文を第2の取引条件とし、前記第2の取引条件を前記第1の取引条件が成立した後の取引条件として演算し、その演算結果を注文条件として出力する演算手段と、前記演算手段から出力された注文条件を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
この構成により、顧客が2次元領域内にラインを描画して情報入力手段によって座標値情報を入力し、記憶手段に記憶させ、ラインの始点座標値を第1の取引条件、終点座標値を第2の取引条件として演算手段によって演算させることができるので、顧客が所望する金融商品の売買取引のための入力を簡単に行うことができる。
上記態様では、前記演算手段は、前記第2座標値Y 1 が前記第2座標値Y 2 より(1)小さいとき、前記2次元領域内に描画された第2の線に含まれる点の前記記憶手段に記憶された座標値情報について、その最小の第1座標値に対応する第2座標値と最大の第1座標値に対応する第2座標値の平均値に対応する値での売注文を第3の取引条件とし、(2)大きいとき、前記平均値に対応する値での買注文を第3の取引条件とし、前記第3の取引条件を前記第1の取引条件が成立した後の取引条件としてもよい。
この構成により、1本目のラインの始点と終点の座標値を夫々第1及び第2の取引条件として演算手段によって演算させ、2本目のラインの座標値の平均値を第3の取引条件とすることができるので、顧客が所望する金融商品の3以上の取引条件の入力を簡単に行うことができる。
上記態様では、プログラムであって、コンピュータを、上記記載の金融商品取引入力処理装置あるいは金融商品取引入力処理方法として機能させることを特徴とする。このことによって、本発明の金融商品取引入力処理装置あるいは金融商品取引入力処理方法をプログラム化し、多様なコンピュータハードウェア上で実現させることができる。
本発明の金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法によれば、金融商品取引のクライアント端末による注文入力操作において、入力画面上にライン形状を描画することによる注文入力を可能にし、注文入力に対応した売買価格などの注文条件が表示され、数値入力が簡素化されるので、注文入力操作が簡単でより分かり易くなり、迅速な金融商品取引を行うことができ、これにより、顧客が金融商品の取引機会を逃すことなく、実質的な不利益を被る恐れを極力回避することができる。
本発明の一実施形態に係る金融商品取引入力処理装置を構成する金融商品取引管理システムの構成図である。 図1に示したクライアント端末2における制御部23の内部構成を示すブロック図である。 本実施形態の金融商品取引入力処理装置の入力画面の一例を示す図である。 本実施形態の金融商品取引入力処理装置の注文入力処理手順を示すフローチャートである。 クライアント端末の表示画面の一例のイメージ図である。 クライアント端末の表示画面の一例のイメージ図である。 クライアント端末の表示画面の一例のイメージ図である。 本実施形態の金融商品取引入力処理装置の注文種別を変更する処理手順を示すフローチャートである。 注文種別を変更する場合のクライアント端末表示画面の一例のイメージ図である。 注文種別を変更する場合のクライアント端末表示画面の一例のイメージ図である。 注文種別を変更する場合のクライアント端末表示画面の一例のイメージ図である。 本実施形態の金融商品取引入力処理装置の第1の注文の売買種別を変更する処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の金融商品取引入力処理装置のレートを変更する処理手順を示すフローチャートである。 レートを変更する場合のクライアント端末の表示画面の一例のイメージ図である。 オプション戦略の相場に対する損益を示すパターン図である。 オプション取引の注文入力処理手順を示すフローチャートである。 オプション取引の注文入力処理手順を示すフローチャートである。 オプション取引の注文入力処理手順を示すフローチャートである。 ロングコールの注文指示手順を示すフローチャートである。 ロングコールの損益パターン図である。 ショートストラングルの注文指示手順を示すフローチャートである。 ショートストラングルの損益パターン図である。
以下、本発明の金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法の一実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。
図1は、本実施形態の金融商品取引入力処理装置を含む金融商品取引管理システムの構成図である。図1に示すとおり、金融商品取引管理システム100は、金融商品取引管理装置1とクライアント端末2を備えており、金融商品取引管理装置1とクライアント端末2は、WAN(Wide Area Network)としてのインターネット3を介して相互に交信可能である。金融商品取引管理システム100は金融商品として外国為替を取扱う。なお、クライアント端末(金融商品取引入力処理装置)2は、同じ構成を持つN個(N≧1)のクライアント端末2・・・2で構成される。
金融商品取引管理装置1は、金融商品の取扱業者が管理し運用するサーバコンピュータであり、Webサーバ機能及び大容量のデータを保存するデータベース機能を備えている。クライアント端末2は、金融商品の売買を行う個人又は法人が所持し使用する、データ通信機能を有する通信端末であって、パーソナルコンピュータ、携帯電話端末等がこれに該当する。
クライアント端末2は、マウスやキーボードやタッチパネル等の各種指示を入力するために用いられる情報入力部21、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり情報入力部21から入力された各種指示や各種画像等を表示する表示部22、情報入力部21からの指示情報を受信し、表示部22に表示情報を出力する制御部23を有している。
図2は、図1に示したクライアント端末2における制御部23の内部構成を示すブロック図であり、この制御部23は、マイクロコンピュータ50、入出力制御部60、システムバス71を備えている。
マイクロコンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)51、ROM(Read
Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53から構成される。入出力制御部60は、グラフィック・コントローラ61、入出力コントローラ62、ビデオラム(VRAM)63から構成される。
CPU51は、この装置全体の制御処理や各種の情報処理を行なう。ROM52は読み出し専用メモリであり、CPU51が参照する各種の処理プログラムを記憶している。RAM53は読み出し書き込み可能なメモリであり、CPU51が各種の処理を行なうとき等に使用するデータ保存エリアである。
グラフィック・コントローラ61は、ビデオラム(VRAM)63に対するデータの書き込み及び読み出しの制御処理を行なう。入出力コントローラ62は、情報入力部21から入力された各種指示入力(例えば、マウスでのクリック操作や手指でのタッチ操作など)からの入力制御処理と表示部22に対する表示制御処理を司る。ビデオラム(VRAM)63は、表示部22に表示する情報を記憶するメモリである。
VRAM63内には、マウスでのクリック操作や手指でのタッチ操作などで入力されたライン(線)の座標(位置データ)を蓄積する入力情報蓄積/表示VRAMエリアと、入力画面の各種メニューや操作ボタンやチャートなどを表示するためのグラフィック情報を蓄積するグラフィック情報蓄積/表示VRAMエリアとを持つ。
ここで、図1には図示しないが、金融商品取引管理装置1は、少なくとも1のCPU、CPUの作業領域として機能するRAM、起動用ブートプログラム等が記録されたROM、各種プログラムやデータ等が記録されるハードディスク等の補助記憶装置、データの送受信に用いる通信インターフェース等が設けられている。補助記憶装置には、OS(Operating System)用プログラム、各種アプリケーションプログラム、データベースに記録されたデータ等が記録されており、これらのプログラムやデータはCPUの演算処理により、ハードウェア資源と協働して各種機能を実現する。
図1に示すように、金融商品取引管理装置1は、上述した各種プログラムとハードウェア資源とに基づいて実現される機能手段としてのデータ処理部11、及びデータ処理部11にて処理される各種データが記録されるデータベース12を有する。データ処理部11は金融商品取引管理装置1において用いる各種データの生成、加工等の処理を行うものであり、クライアント端末2からの大量のアクセスを処理するWebサーバ13、アプリケーション層のプログラムを実行するアプリケーションサーバ(APサーバ)14を有している。
データ処理部11は、クライアント端末2から入力された各種の注文に関するデータを受け付け、金融商品の注文を成立させるために必要な各種処理を行う。そして、処理した情報に基づいて、成立した金融商品の注文に関する情報を生成する。ここでの注文には、いわゆる成行注文、指値注文に加え、イフダン注文(順位のある2つの注文を同時に出し、第一順位の注文が成立したら、自動的に第二順位の注文が有効になる注文形式のこと。以下の説明において同じ)、OCO注文(2つの注文を同時に出し、いずれか一方の注文が成立したら、自動的にもう片方の注文がキャンセルになる注文形式のこと。以下の説明において同じ)、イフダンOCO注文(イフダン注文とOCO注文を組み合わせた注文形式のこと。以下の説明において同じ)も含まれる。
更に、データ処理部11は、生成した注文に基づく約定処理、及び完了した約定処理に関する情報を顧客のクライアント端末2に送るための処理を行う。なお、ここでの「約定」とは、顧客の注文に基づいて金融商品の売買を成立されるための各種の手続及び処理のことをいう。
データ処理部11において生成、加工処理されたデータは、データベース12との間でデータを交信するために必要な処理が行われて、データベース12にて記録されるデータとの変換(例えば論理的データ構造と物理的データ構造との相互変換)が行われる。
データベース12は、金融商品取引管理装置1にて用いられるデータを記録する。本実施形態におけるデータベース12は、例えばリレーショナルデータベースやオブジェクトデータベース等、大量のデータの記録や書換えに適したものであればどのような形式を用いてもよい。
次に、上記した金融商品取引管理システムにおいて、本実施形態の金融商品取引入力処理装置による注文入力処理手順について説明する。
(1.基本的な注文入力処理手順)
以下、基本的な注文入力処理手順について説明する。
図1に示す金融商品取引管理システム100を利用する顧客は、クライアント端末2を用いて金融商品取引管理装置1にアクセスする。金融商品取引管理装置1のデータ処理部11は、アクセスのあったクライアント端末2の表示部22に、図3に示す入力画面41を表示させる。顧客は、情報入力部21を用いて入力画面41に注文内容のデータを入力する。具体的には、入力画面41に対して下記(1)〜(4)の処理が行われることになる。
なお、以下の説明では、入力画面41にマウスでクリックして操作する例について説明しているが、入力画面41がタッチパネルになっていて、手指あるいはタッチペンなどでタッチして操作するようにしても良い。
(1)まず、顧客は、入力画面41の上側に取引可能な通貨ペア(この入力画面41では4種類の通貨ペア)ごとに設けられた売買希望入力ボタン42a〜42dの中から売買を希望する通貨ペアを選択しクリックする。例えば日本円で米国ドルを購入することを希望する顧客は、入力画面41の米国ドル購入ボタン42a1をクリックする。
(2)次に、顧客は、注文種別、売買種別、注文価格などの詳細な注文条件を指示するために、描画入力エリア43上を、マウスでクリックした状態のままトレース(ドラッグ)して、1本または複数本のライン(線)を描画する。これにより、2次元の描画入力エリア43内に描画されたライン形状によって特定される座標値情報が情報入力手段(図1の21参照)によって入力され、入力された該座標値情報は記憶手段(図2の63参照)に記憶される。次いで、記憶手段63に記憶された座標値情報に対応する取引条件がCPU51の演算手段(図2の51a参照)によって演算され、その演算結果が注文条件として出力されると、表示手段(図1の22参照)によって演算手段から出力された注文条件が表示される。ここで、「取引条件」とは売り又は買いの注文価格(売買注文価格)をいう。こうして、イフダン注文などの注文種別、新規注文・決済注文などの売買種別、買い注文価格、売り注文価格などの注文条件が、注文内容欄44に表示される。
(3)次に顧客は、注文内容欄44上に表示された注文種別、売買種別、注文条件を確認して、変更が必要な場合には、変更ボタン45により表示された注文内容を希望する注文内容に変更する。
(4)注文内容欄44の注文内容に対する必要な変更が完了したのち、顧客が入力画面41の最下に設けられた注文確認ボタン46aをクリックすると、入力画面41に入力されたデータはクライアント端末2から金融商品取引管理装置1に送信され、注文処理が行われる。注文確認ボタン46aに代えてリセットボタン46bが押されると、上記(1)〜(3)の処理は取り消され、入力画面41は初期状態に戻る。
上記(4)において注文確認ボタン46aがクリックされると、送信されたデータが金融商品取引管理装置1に供給され、データ処理部11によって注文内容が確認される。さらに、供給された注文価格について検査が行われ、顧客に利益が得られる場合のみ適正価格と判断される。また、注文条件が注文種別の条件を満たしているか否かが判断される。
データ処理部11が、注文条件が必要条件を全て満たしていると判定した場合、クライアント端末2の表示部22に確認画面(図示せず)を表示させる。該確認画面には入力画面41にて顧客によって入力、選択された注文条件が列記されており、列記された内容で間違いない場合にクリックする承認ボタン(図示せず)が設けられている。
承認ボタンがクリックされるとデータ処理部11は受領データに基づいて注文情報を生成する。さらに、該生成された注文情報群はデータベース12に記録される。以上の手順より、注文処理は完了し、指値注文が成立する。
注文が完了すると、データ処理部11はクライアント端末2の表示部22に成立注文表示画面(図示せず)を表示させる。
希望注文価格が不適正と判断した場合、データ処理部11は入力された注文をエラーとして扱い、注文を拒絶する。
注文処理の完了後、データ処理部11は為替相場の情報取得を継続し、相場価格と特定ポジションの注文価格とが一致すると、当該ポジションの注文を約定させることになる。
(2.注文入力処理手順)
次に、注文入力処理手順について説明する。
図4は、本実施形態にかかる金融商品取引入力処理方法の注文入力処理手順を示すフローチャートである。
<2−1.イフダン注文とイフダンOCO注文>
イフダン注文のような2つの注文(新規注文と決済注文)を指示するために、描画入力エリア43(図3参照)上で、マウスでライン(1本目)を描画することで注文することができる。
マウスで描画入力エリア43上の任意の位置をクリック(または、手指あるいはタッチペンでタッチ、以下同様)すると(ステップS1)、マウスでクリックした位置に対応する座標(x1,y1)が始点の座標(位置データ)として取得され、VRAM63(図2参照)内の入力情報蓄積/表示VRAMエリアに蓄積される(ステップS2)。演算手段(図2の51a参照)は、記憶手段(図2の63参照)に記憶された座標値情報のうち、ラインの始点座標値を第1の取引条件として演算し、ラインの終点座標値を第2の取引条件として演算する
更に、顧客が、描画入力エリア43上をマウスでクリックした状態のまま描画入力エリア43(図3参照)の破線T1のように、描画入力エリア43上を斜めにドラッグすると(ステップS3)、マウスでクリックした始点座標(x1,y1)からドラッグしている現在座標(x,y)までの座標(位置データ)に基づいて、入出力コントローラ62(図2参照)の表示制御処理により、ラインL1が描画入力エリア43上に表示され、ステップS4でクリックが止まったか否かが判断される。クリックが止まっていない("NO")ならばステップS3へ戻り、止まった("YES")ならばステップS5でラインL1の始点座標(x1,y1)と終点座標(x2,y2)が確定し、この確定した始点と終点の座標(位置データ)として取得され、VRAM63(図2参照)内の入力情報蓄積/表示VRAMエリアに蓄積される。
次に、ステップS6で始点座標、終点座標におけるY軸の価格である始点レートR1(第1の取引条件)、終点レートR2(第2の取引条件)がCPU51の演算部(演算手段)51aによって算出される。
ステップS7において、始点レートR1が終点レートR2より小さい("YES")ならば、その条件での注文種別、第1の注文の売買種別(第1の売買種別)、第1の注文価格、第2の注文の売買種別(第2の売買種別)、第2の注文価格、第3の注文の売買種別(第3の売買種別)、第3の注文価格を、それぞれ表示手段22(図1参照)が演算手段51a(図2参照)から出力された注文条件として注文内容欄44(図4参照)に表示する。
具体的には、始点レートR1<終点レートR2ならば、図5に示すように、注文種別は、注文種別欄44aに「イフダン注文(IFD)」、第1の売買種別は、第1の売買種別欄44bに「新規買い」、第1の注文価格は、第1の注文価格欄44cに「始点レートR1である100.20円」、第2の売買種別は、第2の売買種別欄44dに「決済売り」、第2の注文価格は、第2の注文価格欄44eに「終点レートR2である101.80円」である注文として入力画面41(図3参照)に表示される(ステップS8)。
また、ステップS7において、始点レートR1が終点レートR2より大きい("NO")ならば、図6に示すように、注文種別は、注文種別欄44aに「イフダン注文(IFD)」、第1の売買種別は、第1の売買種別欄44bに「新規売り」、第1の注文価格は、第1の注文価格欄44cに「始点レートR1である101.80円」、第2の売買種別は、第2の売買種別欄44dに「決済買い」、第2の注文価格は、第2の注文価格欄44eに「終点レートR2である100.20円」である注文として入力画面41(図3参照)に表示される(ステップS9)。
更に、ステップ10において、顧客が、ストップロスのための逆指値注文(STP注文)を指示するために、描画入力エリア43(図3参照)上に、マウスで2本目のラインを描画することで注文指示をする場合、マウスで描画入力エリア43上を、描画入力エリア43(図3参照)の点線T2のように、描画入力エリア43上をほぼ水平にドラッグすると、情報入力手段(図1の21参照)が描画入力エリア43に描画されたライン形状の座標値情報を入力し、トレースした位置に対応する座標が取得され、VRAM63(図2参照、記憶手段)内の入力情報蓄積/表示VRAMエリアに蓄積される。
ステップ10で、2本目のラインがほぼ水平(例えば、始点、終点及びその中間点のY座標値の平均値が所定値以下)に描画されたか否かが判断される。水平でない("NO")であればステップ13へ進み、水平である("YES")と判断されれば、マウスでクリックした始点座標(x3,y3)からトレースしている現在座標(x,y)までの座標(位置データ)に基づいて、入出力コントローラ62(図2参照)の表示制御処理により、ラインL2が描画入力エリア43上に表示され、クリックを止めてトレースが終わると、ラインL2の始点座標(x3,y3)と終点座標(x4,y4)が確定し、この2本目のラインL2のy軸値(レート)の平均値、すなわち、ラインL2の始点座標と終点座標のy軸値の平均値のレートR3(第3の取引条件)がメモリに保存され、この保存された平均値のレートR3は、ストップロスのための逆指値(STP価格)とされる(ステップS11)。
この条件での注文種別、第1の売買種別、第1の注文価格、第2の売買種別、第2の注文価格、第3の売買種別、第3の注文価格が、それぞれ表示手段22(図1参照)が演算手段51a(図2参照)から出力された注文条件として注文内容欄44(図3参照)に表示される。
具体的には、2本目のラインL2が描画されたならば、図7に示すように、注文種別は、注文種別欄44aに「イフダンOCO注文(IFDOCO)」、第1の売買種別は、第1の売買種別欄44bに「新規買い」、第1の注文価格は、第1の注文価格欄44cに「始点レートR1である100.20円」、第2の売買種別は、第2の売買種別欄44dに「決済売り」、第2の注文価格は、第2の注文価格欄44eに「終点レートR2である101.80円」、第3の売買種別は、第3の売買種別欄44fに「決済売りストップ注文(STP)」、第3の注文価格は、第3の注文価格欄44gに「逆指値(STP価格;レートR3)である99.60円」である注文として入力画面41(図3参照)に表示(ステップS12)されるとステップS13へ進む。
ステップS13では、顧客による注文内容の確認がされ、注文内容の変更が入力されと、該情報が情報入力部21から制御部23に送信され、制御部23は注文内容の変更("YES")を判断する。ステップS14にて注文内容が変更される。具体的には、入力画面41の注文内容欄44の注文種別欄44a、第1の売買種別欄44b、第1の注文価格欄44c、第2の売買種別欄44d、第2の注文価格欄44e、第3の売買種別欄44f、第3の注文価格欄44gのそれぞれの近傍に設けられた注文種別変更ボタン45a、第1の売買種別変更ボタン45b、第1の注文価格変更ボタン45c、第2の売買種別変更ボタン45d、第2の注文価格変更ボタン45e、第3の売買種別変更ボタン45f、第3の注文価格変更ボタン45gにより、表示された注文種別、売買種別、注文価格を、それぞれ希望する注文種別、希望する売買種別、希望する注文価格に変更される。
なお、注文内容を変更する場合、上述した変更ボタンによる変更の他、後述する方法でも変更できる。
ステップS13で注文内容を変更しない("NO")と判断した場合、及びステップS14で注文内容の変更が完了したら、顧客が入力画面41の最下に設けられた注文確認ボタン46aをクリックし、承認ボタン(図示せず)がクリックされると、注文処理が行なわれる(ステップS15)。
<2−1.注文種別の変更>
次に、注文種別を変更する場合の処理手順について説明する。
図8は、注文種別を変更する処理手順を示すフローチャートである。
顧客が注文種別を変更する場合、(a)イフダン注文(IFD)、(b)OCO注文、(c)イフダンOCO注文(IFDOCO)のうちのどの注文種別に変更されたかが判断される(ステップS21)。
(a)ステップS21において、イフダン注文(IFD)に変更された場合、ステップS22に進み、逆指値注文(STP注文)の有無が判断され、STP注文が無い("NO")場合には、図9に示すように、注文種別は、注文種別欄44aに「IFD」、第1の注文の売買種別(第1の売買種別)は、第1の売買種別欄44bに「新規上限買い[または、売り](LMT)」、第1の注文価格は、第1の注文価格欄44cに「始点レートR1である100.20円[または、101.80円]」、第2の注文の売買種別(第2の売買種別)は、第2の売買種別欄44dに「決済上限売り[または、買い](LMT)」、第2の注文価格は、第2の注文価格欄44eに「終点レートR2である101.80円[または、100.20円]」である注文として入力画面41(図3参照)に表示される(ステップS23)。
すなわち、第1の注文の売買種別(第1の売買種別)は変更させず、第2の注文の売買種別(第2の売買種別)は第1の売買種別の反対の売買種別の注文として掲示される。
ステップS22において、STP注文が有る("YES")場合には、ステップS24に進み、逆指値注文(STP注文)を取り消す処理をし、ステップS23の処理に移る。
(b)ステップS21において、OCO注文に変更された場合、ステップS25に進み、逆指値注文(STP注文)の有無が判断され、STP注文が無い場合には(ステップS25の"NO")、図10に示すように、注文種別は、注文種別欄44aに「OCO」として表示され、第1の注文の売買種別(第1の売買種別)は、第1の売買種別欄44bに「新規買い[または、売り]上限(LMT)」として表示され、第1の注文価格は、第1の注文価格欄44cに「始点レートR1である100.20円[または、101.80円]」として表示され、第2の注文の売買種別(第2の売買種別)は、第2の売買種別欄44dに「新規買い[または、売り]上限(LMT)」として表示され、第2の注文価格は、第2の注文価格欄44eに「終点レートR2である101.80円[または、100.20円]」として図3の入力画面41に表示される(ステップS26)。
すなわち、第1の注文の売買種別(第1の売買種別)は変更させず、第2の注文の売買種別(第2の売買種別)は第1の売買種別と同じ売買種別の注文として掲示される。
ステップS25において、STP注文が有る("YES")場合には、ステップS27で逆指値注文(STP注文)を取り消す処理をし、ステップS26の処理に移る。
(c)ステップS21において、イフダンOCO注文(IFDOCO)に変更された場合、逆指値注文(STP注文)の有無が判断され(ステップS28)、STP注文が無い("NO")場合には、ストップロスのための逆指値注文(STP注文)を指示するためのSTPラインを引くように、例えば「STPラインを引いて下さい」というメッセージ(図11のメッセージ表示欄44h)を入力画面41に表示する(ステップS29)。STPラインが引かれ(図11中の2点鎖線のラインL3)、STP注文がされると("YES")、図11に示すように、注文種別は、注文種別欄44aに「IFDOCO」、第1の売買種別は、第1の売買種別欄44bに「新規買い」、第1の注文価格は、第1の注文価格欄44cに「始点レートR1である100.20円」、第2の売買種別は、第2の売買種別欄44dに「決済売り」、第2の注文価格は、第2の注文価格欄44eに「終点レートR2である101.80円」、第3の売買種別は、第3の売買種別欄44fに「決済売りストップ注文(STP)」、第3の注文価格は、第3の注文価格欄44gに「逆指値(STP価格)」である注文として入力画面41(図3参照)に表示される(ステップS30)。すなわち、注文内容の変更はされないまま表示される。
ステップS31で注文内容の変更が必要であるか否かが表示され、"YES"の場合にはステップS32へ進み、注文内容の変更が受け付けられる。ステップS32で注文内容の変更が入力されると、又はステップS31で"NO"の場合には、ステップS33へ進み、注文処理が実行されることによって注文入力処理は終了する。
<2−2.第1の注文の売買種別(第1の売買種別)の変更>
次に、第1の注文の売買種別(第1の売買種別)注文種別を変更する場合の処理手順について説明する。
図12は、第1の注文の売買種別を変更する処理手順を示すフローチャートである。
顧客が第1の注文の売買種別(第1の売買種別)を変更する場合、(a)イフダン注文、(b)OCO注文、(c)イフダンOCO注文のうちのどの注文種別における第1の売買種別を変更するかが判断される(ステップS41)。
(a)ステップS41において、イフダン注文における第1の売買種別を変更する場合、ステップS42に進み、第2の注文の売買種別(第2の売買種別)が第1の売買種別とは反対の売買種別に変更される。
(b)ステップS41において、OCO注文における第1の売買種別を変更する場合、ステップS43に進み、第1及び第2の注文の売買種別(第1及び第2の売買種別)の両方ともを、同じ売買種別に変更する。
(c)ステップS41において、イフダンOCO注文における第1の売買種別を変更する場合、ステップS44に進み、第2の注文の売買種別(第2の売買種別)及び第3の注文の売買種別(第3の売買種別)を、第1の売買種別とは反対の売買種別に変更する。
そして、ステップS42、S43、S44において、各注文の売買種別がすべて変更されると、注文種別を変更する処理を終了する。
このようにして、第1の注文の売買種別(第1の売買種別)注文種別を変更する。
<2−3.レート変更>
次に、顧客が、表示されたレートを、描画入力エリア43(図3参照)上で変更する場合の処理手順について説明する。
レートを変更する場合には、描画入力エリア43上に表示されたラインL1に対して、(a)始点をドラッグして始点レートの変更、(b)終点をドラッグして終点レートの変更、(c)ラインL1の傾き、長さを維持したまま、ラインL1をY軸方向(上下方向)に平行移動するようにドラッグして始点レート及び終点レートの両方の変更を、それぞれ行うことができる。
図13は、レートを変更する処理手順を示すフローチャートである。
顧客が表示されたレートを希望する変更する場合には、描画入力エリア43(図3参照)上で、マウスでライン上をクリックして、図14に示すように、始点、終点に"○"印を表示させ、アクティブ状態にする(ステップS51)。
(a)始点がドラックされた場合には(ステップS52の"YES")、第1の注文価格(始点座標(x1,y1)における始点レートR1)を、始点のドラッグが終了した時点での変更後始点座標(x11,y11)におけるY軸の価格である始点レートR11へ変更する(ステップS53)。始点のドラッグが終了すると、始点レートの変更が終了する。
(b)終点がドラッグされた場合には(ステップS54の"YES")、第2の注文価格(終点座標(x2,y2)における終点レートR2)を、終点のドラッグが終了した時点での変更後終点座標(x21,y21)におけるY軸の価格である終点レートR21へ変更する(ステップS55)。終点のドラッグが終了すると、終点レートの変更が終了する。
(c)ラインL1の傾き、長さを維持したまま、ラインL1がY軸方向(上下方向)に平行移動するようにドラッグされた場合には(ステップS56の"YES")、第1の注文価格(始点座標(x1,y1)における始点レートR1)及び第2の注文価格(終点座標(x2,y2)における終点レートR2)を、図14に示すように、ドラッグが終了した時点でのラインL11の変更後始点座標(x11,y11)におけるY軸の価格である始点レートR11、及び変更後終点座標(x21,y21)におけるY軸の価格である終点レートR21へ、それぞれ変更する(ステップS57)。ラインのドラッグが終了すると、始点レート及び終点レートの変更が終了する。
図3の描画入力エリア43上で、マウスでライン上をクリックして、アクティブ状態が解かれ、レートの変更処理が終了する(ステップS58)。
このようにして、表示されたレートが希望するレートに変更される。
(3.他の金融商品の注文入力処理手順)
上述の金融商品としては、外国為替を取扱うものであるが、本発明はこれに限らず、例えば、オプション取引にも適用できる。
次に、本実施形態の金融商品取引入力処理装置をオプション取引に適用する場合について説明する。
オプション取引では、さまざまな取引戦略を取ることができる。オプション戦略の基本パターンは、(a)プットの買い(ロングプット)、(b)プットの売り(ショートプット)、(c)コールの買い(ロングコール)、(d)コールの売り(ショートコール)の4つからなっている。この基本パターンを組み合わせることで、いろいろな戦略パターンがある。
オプションを組み合わせる複合パターンには、種類の違うオプションを組み合わせる「コンビネーション取引」と、同種類のオプションを組み合わせる「スプレッド取引」がある。
「コンビネーション取引」は、コールの買いとプットの買い、あるいは、コールの売りとプットの売りを組み合わせる複合パターンで、代表的な戦略としてストラドル、ストラングルがあり、(e)ストラドルの買い(ロングストラドル)、(f)ストラドルの売り(ショートストラドル)、(g)ストラングルの買い(ロングストラングル)、(h)ストラングルの売り(ショートストラングル)という戦略パターンがある。
「スプレッド取引」は、同じ期間で行使価格の異なるコールの売りとコールの買い、あるいは、プットの売りとプットの買いを組み合わせる取引で、代表的な戦略として、(i)ロングバタフライ、(j)ショートバタフライ、(k)ベアスプレッド(弱気のスプレッド)、(l)ブルスプレッド(強気のスプレッド)がある。
図15は、上述したオプション戦略の各パターンについて、相場に対する損益を示すパターン図であり、(a)はロングプット、(b)はショートプット、(c)はロングコール、(d)はショートコール、(e)はロングストラドル、(f)はショートストラドル、(g)はロングストラングル、(h)はショートストラングル、(i)はロングバタフライ、(j)はショートバタフライ、(k)はベアスプレッド、(l)はブルスプレッドをそれぞれ示す。
次に、オプション取引の注文入力処理手順について説明する。
図16は、オプション取引の注文入力処理手順を示すフローチャートである。
顧客が、オプション取引の注文を指示するために、描画入力エリア43(図3参照)上で、マウスでラインを描画することで注文指示をする場合、顧客が描画するラインの線形状(パターン)に対して、オプション戦略のどの損益パターンに対応するのかの判断処理がされ、顧客が確認できるように入力画面41(図3参照)に表示される。
<3−1.(a)ロングプット、(b)ショートプット、(c)ロングコール、(d)ショートコールの各パターンを表示する処理>
図16Aに示すフローチャートにおいて、顧客がマウスで描画入力エリア43(図3参照)上の任意の位置でクリックし、ドラッグしてラインを描画する(ステップS61)。
描画されたラインに対して、(1)ライン始端の20%部分に対応する始端部分、(2)ライン終端の20%部分に対応する終端部分、(3)上記の始端部分と終端部分を除く中央の30%部分に対応する中央部分の各部分の始点の座標(位置データ)と終点の座標(位置データ)が取得され、VRAM63(図2参照)内の入力情報蓄積/表示VRAMエリアに蓄積される(ステップS62)。
ステップS63にて、取得した各部分の始点座標と終点座標に基づいて、描画したラインの始端部分がほぼ水平であるのかが判断される。始端部分が傾斜している("YES")と判断された場合は、ステップS69へ進む。該当するパターンは、"プット"、"ストラドル"、"ストラングル"のいずれかのオプション戦略のパターンとなる。
ステップS64ではラインの終端部分がほぼ水平であるか否かが判断される。終端部分が傾斜している("NO")と判断された場合は、描画したラインの極大点及び極小点の座標(位置データ)と、始端部分と終端部分のそれぞれの最大点及び最小点の座標(位置データ)が取得され、VRAM63(図2参照)内の入力情報蓄積/表示VRAMエリアに蓄積される(ステップS65)。
ステップS65において、ラインの極大点、あるいは極小点の座標が取得された以降の処理については、後に図16Bを参照して説明する。
ステップS64で終端部分がほぼ水平である("YES")と判断された場合は、ステップS66に進み、傾斜している始端部分が右下に傾斜しているか否かが判断される。そして、右下に傾斜している("YES")と判断された場合は、ロングプットのパターン(図15(a)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される(ステップS67)。右上に傾斜している("NO")と判断された場合は、ショートプットのパターン(図15(b)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される(ステップS68)。
一方、ステップS63において、始端部分がほぼ水平である("YES")と判断された場合は、ステップS69へ進む。該当するパターンは、"コール"、"バタフライ"、"スプレッド"のいずれかのオプション戦略のパターンとなる。
ステップS69にて、そのラインの終端部分がほぼ水平であるか否かが判断され、傾斜している("NO")と判断された場合は、ステップS70に進み、傾斜している終端部分が右上に傾斜しているか否かが判断される。その結果、終端部分が右上に傾斜している("YES")と判断された場合は、ロングコールのパターン(図15(c)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される(ステップS71)。逆に、右下に傾斜している("NO")と判断された場合は、ショートコールのパターン(図15(d)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される(ステップS72)。
ステップS87で注文内容の変更が必要であるか否かが表示され、"YES"の場合にはステップS88へ進み、注文内容の変更が受け付けられる。ステップS88で注文内容の変更が入力されると、又はステップS87で"NO"の場合には、ステップS89へ進み、注文処理が実行されることによって注文入力処理は終了する。
<3−2.(e)ロングストラドル、(f)ショートストラグル、(g)ロングストラングル、(h)ショートストラングルの各パターンを表示する処理>
図16Bは、図16AのステップS65において、ラインの極大点、あるいは極小点の座標(位置データ)が取得された以降の処理について示すフローチャートである。
図16Bに示すように、ステップS73にて、ラインの中央部分の始点及び終点のy軸値(高さ)の平均値と、極大点あるいは極小点のy軸値(高さ)とが比較され、中央部分の始点及び終点の高さの平均値と、極大点あるいは極小点とほぼ同じ高さであるか否かがCPU51の演算部51a(図2参照)によって判断される。その結果、ほぼ同じ高さでない("NO")の場合、ステップS74へ進み、極大点がラインの始端部分あるいは終端部分の最大点と同じであるか否かが判断され、"YES"の場合には、ステップS75へ進み、ロングストラドルのパターン(図15(e)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される。逆に、"NO"の場合には、ステップS76へ進み、ショートストラドルのパターン(図15(f)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される(ステップS76)。
ステップS73において、"YES"の場合、ステップS77にてラインの始端部分より中央部分が低いか否かが判断される。その結果、"YES"の場合には、ステップS78へ進み、ロングストラングルのパターン(図15(g)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される。逆に、"NO"の場合には、ステップS79へ進み、ショートストラングルのパターン(図15(h)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される。
ステップS91で注文内容の変更が必要であるか否かが表示され、"YES"の場合にはステップS92へ進み、注文内容の変更が受け付けられる。ステップS92で注文内容の変更が入力されると、又はステップS91で"NO"の場合には、ステップS93へ進み、注文処理が実行されることによって注文入力処理は終了する。
<3−3.(i)ロングバタフライ、(j)ショートバタフライ、(k)ベアスプレッド、(l)ブルスプレッドの各パターンを表示する処理>
図16Cは、図16AのステップS69において、終端部分がほぼ水平であると判断された場合以降の処理について示すフローチャートである。
図16Cに示すように、ステップS80で、ラインの始端部分と終端部分の高さがほぼ同じか否かが判断され、ほぼ同じ("YES")である場合、ステップS81へ進み、極大点がラインの始端部分及び終端部分の高さより高いか否かが判断される。その結果、"YES"の場合には、ステップS82へ進み、ロングバタフライのパターン(図15(i)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される。逆に、低い("NO")と判断された場合には、ステップS83へ進み、ショートバタフライのパターン(図15(j)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される。ここで、高さがほぼ同じか否かは、例えば、両者の高さの違いが10%未満ならば「ほぼ同じ」とする。
ステップS80において、ほぼ同じでない("NO")の場合、ステップS84へ進み、ラインの始端部分の高さが終端部分の高さよりも高いか否かが判断される。その結果、高い("YES")の場合には、ステップS85へ進み、ベアスプレッドのパターン(図15(k)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される。逆に、低い("NO")場合には、ステップS85へ進み、ブルスプレッドのパターン(図15(l)参照)であると判断され、入力画面41にその旨が表示される。
ステップS95で注文内容の変更が必要であるか否かが表示され、"YES"の場合にはステップS96へ進み、注文内容の変更が受け付けられる。ステップS96で注文内容の変更が入力されると、又はステップS95で"NO"の場合には、ステップS97へ進み、注文処理が実行されることによって注文入力処理は終了する。
<3−4.(c)ロングコールの注文処理>
次に、一例として、(c)ロングコールのパターンが表示された場合の注文処理手順について説明する。
図17は、ロングコールの注文指示手順を示すフローチャートである。
図17に示すように、ステップS101において、描画入力エリア43(図3参照)上で描画されたラインとして図18に示すようなロングコールの損益パターンP1が表示された場合、始端部分の平均値の価格データが取得され、VRAM63(図2参照)内の入力情報蓄積/表示VRAMエリアに蓄積される。次に、ステップS102で始端部分の平均値の価格データが損益分岐点よりも上であるか否かが判断される。その結果、損益分岐点よりも上である("YES")場合にはステップS103へ進み、図18に示すパターンP2のように始端部分が損益分岐点よりもやや下になるように損益パターン全体の座標を修正して、ステップS104へ進む。
一方、損益分岐点よりも上でない("NO")場合には、直ちにステップS104へ進む。ステップS104では、オプションプレミアムが損失価格の範囲内に収まるコールオプションのうち、アット・ザ・マネー(すなわち、オプションを行使したときに利益がゼロの状態)に最も近いオプションが選択される。次に、ステップS105で選択したオプションの買い注文と先物買い注文の組み合わせが入力画面41(図3参照)に表示され終了する。
<3−6.(h)ショートストラングルの注文処理>
次に、他の例として、(h)ショートストラングルのパターンが表示された場合の注文処理手順について説明する。
図19は、ショートストラングルの注文指示手順を示すフローチャートである。
図19に示すように、ステップS111において、描画入力エリア43(図3参照)上で描画されたラインとして、図20に示すようなショートストラングルの損益パターンP3が表示された場合、中央部分の平均値の価格データが取得され、VRAM63(図2参照)内の入力情報蓄積/表示VRAMエリアに蓄積される。次に、ステップS112で中央部分の平均値の価格データが損益分岐点よりも下か否かが判断される。その結果、下である("YES")場合にはステップS113へ進み、図20に示すパターンP4にように中央部分が損益分岐点より所定値だけ上になるように損益パターン全体の座標を修正して、ステップS114へ進む。
一方、損益分岐点よりも下でない("NO")場合には、ステップS114へ進む。ステップS114では、オプションプレミアムが利益価格の2分の1の範囲内に収まるアウト・オブ・ザ・マネー(すなわち、オプションを行使したときに損失が出てしまう状態)のコールオプションとプットオプションのうち、それぞれのオプションのアット・ザ・マネー(すなわち、利益ゼロ状態のオプション)に最も近いオプションを選択する。
そして、ステップS115において選択したオプションの両方の売り注文の組み合わせが、入力画面41(図3参照)に表示して終了する。
なお、本発明は、上述の外国為替やオプション取引といった金融商品に限らず、これ以外の相場価格が変動する金融商品の売買取引のための入力を行う際に適用できることは勿論である。
また、本発明に係る金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法は、上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得る。
本発明に係る金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法は、オンラインで接続されたクライアント端末を用いて、相場価格が変動する外国為替等、金融商品の売買取引のための入力を行う金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法に有用である。
1 金融商品取引管理装置
2,2,・・・,2 クライアント端末
3 インターネット
11 データ処理部
12 データベース
13 Webサーバ
14 アプリケーションサーバ(APサーバ)
21 情報入力部(情報入力手段)
22 表示部(表示手段)
23 制御部
41 入力画面
42a〜42d 売買希望入力ボタン
42a1 米国ドル購入ボタン
43 描画入力エリア
44 注文内容欄
44a 注文種別欄
44b 第1の売買種別欄
44c 第1の注文価格欄
44d 第2の売買種別欄
44e 第2の注文価格欄
44f 第3の売買種別欄
44g 第3の注文価格欄
44h メッセージ表示欄
45 変更ボタン
45a 注文種別変更ボタン
45b 第1の売買種別変更ボタン
45c 第1の注文価格変更ボタン
45d 第2の売買種別変更ボタン
45e 第2の注文価格変更ボタン
45f 第3の売買種別変更ボタン
45g 第3の注文価格変更ボタン
45f 第3の売買種別変更ボタン
45g 第3の注文価格変更ボタン
46a 注文確認ボタン
46b リセットボタン
50 マイクロコンピュータ
51 CPU
51a 演算部(演算手段)
52 ROM
53 RAM
60 入出力制御部
61 グラフィック・コントローラ
62 入出力コントローラ
63 ビデオラム(VRAM、記憶手段)
71 システムバス
100 金融商品取引管理システム
L1〜L3、L11 ライン
P1〜P4 パターン

Claims (7)

  1. オンラインで接続されたクライアント端末を用いて、相場価格が変動する金融商品の売買取引のための入力を行う金融商品取引入力処理装置であって、
    第1座標軸方向の座標値である第1座標値と該第1座標軸とは異なる方向の座標軸である第2座標軸方向の座標値である第2座標値の対により位置が指定される2次元領域内に描画された1の線に含まれる点の第1座標値と第2座標値(以下、「座標値情報」という。)を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段によって入力された前記座標値情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記座標値情報について、最小の第1座標値に対応する第2座標値Y 1 が最大の第1座標値に対応する第2座標値Y 2 より(1)小さいとき、前記第2座標値Y 1 に対応する値での買注文を第1の取引条件、前記第2座標値Y 2 に対応する値での売注文を第2の取引条件とし、(2)大きいとき、前記第2座標値Y 1 に対応する値での売注文を第1の取引条件、前記第2座標値Y 2 に対応する値での買注文を第2の取引条件とし、前記第2の取引条件を前記第1の取引条件が成立した後の取引条件として演算し、その演算結果を注文条件として出力する演算手段と、
    前記演算手段から出力された注文条件を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする金融商品取引入力処理装置。
  2. 前記演算手段は、前記第2座標値Y 1 が前記第2座標値Y 2 より
    (1)小さいとき、前記2次元領域内に描画された第2の線に含まれる点の前記記憶手段に記憶された座標値情報について、その最小の第1座標値に対応する第2座標値と最大の第1座標値に対応する第2座標値の平均値に対応する値での売注文を第3の取引条件とし、
    (2)大きいとき、前記平均値に対応する値での買注文を第3の取引条件とし、
    前記第3の取引条件を前記第1の取引条件が成立した後の取引条件とする請求項1に記載の金融商品取引入力処理装置。
  3. 前記金融商品は、外国為替またはオプション取引であることを特徴とする請求項1または2に記載の金融商品取引入力処理装置。
  4. オンラインで接続されたクライアント端末を用いて、相場価格が変動する金融商品の売買取引のための入力を行う金融商品取引入力処理方法であって、
    第1座標軸方向の座標値である第1座標値と該第1座標軸とは異なる方向の座標軸である第2座標軸方向の座標値である第2座標値の対により位置が指定される2次元領域内に描画された1の線に含まれる点の第1座標値と第2座標値(以下、「座標値情報」ということがある。)を入力する情報入力ステップと、
    前記情報入力ステップによって入力された前記座標値情報を記憶する記憶ステップと、
    最小の第1座標値に対応する第2座標値Y 1 が最大の第1座標値に対応する第2座標値Y 2 より(1)小さいとき、前記第2座標値Y 1 に対応する値での買注文を第1の取引条件、前記第2座標値Y 2 に対応する値での売注文を第2の取引条件とし、(2)大きいとき、前記第2座標値Y 1 に対応する値での売注文を第1の取引条件、前記第2座標値Y 2 に対応する値での買注文を第2の取引条件とし、前記第2の取引条件を前記第1の取引条件が成立した後の取引条件として演算し、その演算結果を注文条件として出力する演算ステップと、
    前記演算ステップから出力された注文条件を表示する表示ステップと、
    を有することを特徴とする金融商品取引入力処理方法。
  5. 前記演算ステップは、さらに前記第2座標値Y 1 が前記第2座標値Y 2 より(1)小さいとき、前記2次元領域内に描画された第2の線に含まれる点の前記記憶手段に記憶された座標値情報について、その最小の第1座標値に対応する第2座標値と最大の第1座標値に対応する第2座標値の平均値に対応する値での売注文を第3の取引条件とし、(2)大きいとき、前記平均値に対応する値での買注文を第3の取引条件とし、前記第3の取引条件を前記第1の取引条件が成立した後の取引条件として演算する請求項4に記載の金融商品取引入力方法。
  6. 前記金融商品は、外国為替またはオプション取引であることを特徴とする請求項4または5に記載の金融商品取引入力処理方法。
  7. コンピュータを、請求項1乃至の何れかに記載の金融商品取引入力処理装置あるいは請求項乃至の何れかに記載の金融商品取引入力処理方法として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2011184696A 2011-08-26 2011-08-26 金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法 Expired - Fee Related JP5292654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011184696A JP5292654B2 (ja) 2011-08-26 2011-08-26 金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011184696A JP5292654B2 (ja) 2011-08-26 2011-08-26 金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013045395A JP2013045395A (ja) 2013-03-04
JP5292654B2 true JP5292654B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=48009226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011184696A Expired - Fee Related JP5292654B2 (ja) 2011-08-26 2011-08-26 金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5292654B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101510291A (zh) * 2008-02-15 2009-08-19 国际商业机器公司 多维数据的可视化方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013045395A (ja) 2013-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6660450B2 (ja) 取引管理装置、取引管理システム、取引管理システムにおける取引管理方法、プログラム
JP4435139B2 (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム
US10636082B2 (en) Proxy agent for distributed computing transactions
US10460370B2 (en) Proxy agent interface to peer-to-peer transactions
TWI647643B (zh) 電腦可實施的金融商品下單系統及下單方法
JP2023017019A (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システム、プログラム
JP2009151434A (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム
JP2010152814A (ja) 金融商品取引管理装置およびプログラム
JP2008009562A (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム
TW201417025A (zh) 圖形化建立及執行下單策略的交易系統及其方法
JP5890242B2 (ja) 金融商品取引システム、プログラム
US9283481B2 (en) Server device, non-transitory server device-readable storage medium, and game system
JP2008262429A (ja) 自動売買システム、自動売買方法、およびプログラム
JP6363771B2 (ja) 金融商品取引システム、プログラム
JP5514939B1 (ja) 取引支援システムおよびプログラム
JP6785833B2 (ja) シミュレーション装置、プログラム、及び制御方法
JP5292654B2 (ja) 金融商品取引入力処理装置及び金融商品取引入力処理方法
US20220309580A1 (en) Financial product transaction management apparatus and program
JP5734692B2 (ja) 売買注文発注プログラム、売買注文発注装置及び売買注文の発注方法
JP6603280B2 (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムおよびプログラム
JP6214610B2 (ja) 金融商品取引管理装置、金融商品取引管理システムおよびプログラム
TW202025053A (zh) 顯示內外盤差資訊之裝置與方法
JP2019211815A (ja) 不動産入札管理装置
JP5363547B2 (ja) 金融商品取引入力装置及びその方法
JP6592146B2 (ja) 金融商品取引管理装置、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5292654

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees