JP2012162519A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪への塗布直後のストレート効果に優れ、かつ、安定性、使用性(べたつきのなさ、柔軟性、毛先の滑らかさ)に優れる毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(a)ビニル系官能基を有するモノマーからなる2以上のブロックが、ラジカル重合性ビニル系官能基とオキサゾリン系官能基(非ラジカル重合性官能基)とを有する連結モノマーを介して結合されてなり、上記2以上のブロックの少なくとも1つのブロック中に特定のビニル系官能基を有するモノマーを含んでなるブロックポリマーと、(b)水および/または低級アルコール溶媒と、(c)増粘剤と、(d)シリコーンを含有する毛髪化粧料。上記連結モノマーの一方に結合するブロックが親水性を示し、他方に結合するブロックが疎水性を示すものが好ましい。また(a)成分:(d)成分=1:0.1〜1:40(質量比)が好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は毛髪化粧料に関する。さらに詳しくは、毛髪への塗布直後のストレート効果に優れ、かつ、安定性、使用性に優れる毛髪化粧料に関する。
従来、ストレートなヘアスタイルを形成するための毛髪化粧料(ヘアスタイリング用化粧料)には、セット性の向上を目指して、アクリル酸系やメタクリル酸系の樹脂系化合物をアルコールに溶解した毛髪化粧料が汎用されていた(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、樹脂系化合物を用いた樹脂系化粧料では、硬くごわついた感触、ギシギシした感触、べたつきがあるなど、使用感の点で問題があった。またシリコーンを多量に配合する方法も用いられていたが、この場合、使用感が重くなるという問題がある。
なお、本発明で用いられる(a)成分が特許文献2に開示されているが、該特許文献2には、(a)成分に(b)〜(d)成分を組合せることにより、ストレート効果、安定性、使用性の向上を図ることができるということについて記載・示唆がない。
特開2004−26825号公報 特開2008−189907号公報
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたもので、毛髪への塗布直後のストレート効果に優れ、かつ、安定性、使用性(べたつきのなさ、柔軟性、毛先の滑らかさ)に優れる毛髪化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、(a)ビニル系官能基を有するモノマーからなる2以上のブロックが下記式(I)で表される連結モノマーを介して結合されてなり、上記2以上のブロックの少なくとも1つのブロック中に下記式(II)で表されるビニル系官能基を有するモノマーを含んでなるブロックポリマーと、
Figure 2012162519
[式(I)中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2〜R5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基をもつ炭素原子数1〜6のアルキル基、または、炭素原子数1〜6のアルキル基若しくは炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基を表し、Aは任意の2価の連結基または直接結合を表す。]
CH2=C(R16)−CO−O−X ・・・(II)
[式(II)中、R16は水素原子またはメチル基を表し、Xは水素原子、炭素原子数2〜30の直鎖、分岐若しくは環状のアルキル基、または−(CH2−CH(R6)−O)−R6を表す(ただし、R6はそれぞれ独立に、水素原子、または炭素原子数1〜3の直鎖または分岐のアルキル基を表す)。]
(b)水および/または低級アルコール溶媒と、(c)増粘剤と、(d)シリコーンを含有する毛髪化粧料を提供する。
また本発明は、(a)成分において、上記ブロックを構成するビニル系官能基を有するモノマーとして、上記式(II)で表されるビニル系官能基を有するモノマーの他に、下記式(III)〜(VI)で表されるビニル系官能基を有するモノマーの中から選ばれる1種または2種以上を含む、上記毛髪化粧料を提供する。
CH2=C(R11)−CO−NR1213 ・・・(III)
[式(III)中、R11は水素原子またはメチル基を表し、R12、R13はそれぞれ独立に、水素原子、または水酸基を有していてもよい炭素原子数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表す。]
CH2=C(R14)−CO(O)−(CH2)a−(CHOH)b−O−R15・・・(IV)
[式(IV)中、R14は水素原子またはメチル基を表し、R15は水素原子または炭素原子数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表し、aは1〜4の整数を表し、bは0または1を表す(ただしb=0のときaは1、3、4の整数を表す)。]
CH2=C(R25)−CO−(O)c−(NH)1-c−(CH2d−N+262728・X- ・・・(V)
[式(V)中、R25は水素原子またはメチル基を表し、R26、R27はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、R28は水素原子、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基、アラルキル基、または−CH2−CH(OH)−CH2−N+293031・Z-を表し(ここで、R29〜R31はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、Z-は陰イオンを表す)、X-は陰イオンを表し、cは0または1を表し、dは1〜10の整数を表す。]
CH2=C(R18)−CO−NH−R19 ・・・(VI)
[式(VI)中、R18は水素原子またはメチル基を表し、R19は炭素原子数6〜30の直鎖、分岐または環状のアルキル基を表す。]
また本発明は、(a)成分において、上記連結モノマーの一方に結合するブロックが親水性を示し、他方に結合するブロックが疎水性を示すものである、上記毛髪化粧料を提供する。
また本発明は、(a)成分:(d)成分=1:0.1〜1:40(質量比)である、上記毛髪化粧料を提供する。
また本発明は、系の粘度が1,000〜100,000mPa・s(25℃、B型粘度計)である、上記毛髪化粧料を提供する。
本発明により、毛髪への塗布直後のストレート効果に優れ、かつ、安定性、使用性(べたつきのなさ、柔軟性、毛先の滑らかさ)に優れる毛髪化粧料が提供される。
以下、本発明について詳述する。なお以下において、「(メタ)アクリル酸」はアクリル酸および/またはメタクリル酸を表し、「(メタ)アクリレート」はアクリレートおよび/またはメタクリレートを表す。
[(a)成分]
<連結モノマー>
本発明に用いられる連結モノマーは、下記式(I)で示され、ラジカル重合性官能基であるビニル系官能基と、通常のラジカル重合の条件では反応しないがその他の条件では反応し共有結合を形成することができる非ラジカル重合性官能基であるオキサゾリン系官能基とを有する。
Figure 2012162519
式(I)中、各置換基は以下の意味を示す。
1は水素原子またはメチル基を表す。オキサゾリン系官能基の反応性向上の点から、水素原子が好ましい。
2〜R5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基をもつ炭素原子数1〜6のアルキル基、または、炭素原子数1〜6のアルキル基若しくは炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換されていてもよい置換若しくは非置換のフェニル基を表す。好ましくは水素原子、炭原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基をもつ炭素原子数1〜6のアルキル基である。オキサゾリン系官能基の反応性向上の点から水素原子またはメチル基が好ましく、水素原子が最も好ましい。
Aは任意の2価の連結基または直接結合(すなわちAが存在しない)を表す。オキサゾリン系官能基の反応性向上の点から、直接結合が好ましい。
本発明では、上記式(I)で表される連結モノマーを用いることで、そのラジカル重合性ビニル系官能基が他のビニル系官能基をもつモノマーとラジカル重合して1つのブロックを形成し、他方、その非ラジカル重合性官能基であるオキサゾリン系官能基が他のブロックを形成するモノマーと反応して共有結合を形成し、非常に効率的に(a)成分であるブロックポリマーを得ることができる。
上記式(I)で表される連結モノマーとして、例えば、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−ジメチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−ジエチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メトキシ−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−エトキシ−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メトキシメチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−フェニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−エチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−ジメチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メトキシ−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−エトキシ−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メトキシメチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−フェニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メトキシメチル−5−フェニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−ジメチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−ジエチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メトキシ−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−エトキシ−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メトキシメチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−フェニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−ジメチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−メトキシ−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−エトキシ−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−メトキシメチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−フェニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メトキシメチル−5−フェニル−2−オキサゾリン等が具体例として挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。なかでも、反応性の高さや原料の入手のしやすさなどから、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−ジメチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−ジメチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メトキシメチル−5−フェニル−2−オキサゾリンが好ましい。より好ましくは2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−ジメチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリンであり、最も好ましくは2−ビニル−2−オキサゾリンである。
ブロック構造を形成するにあたり、オキサゾリン系官能基を利用して形成される共有結合は、特に限定されるものではないが、好ましくはカルボン酸基と反応したものや、エポキシ基と反応したものである。反応後の構造はそれぞれ下記式のとおりである。
Figure 2012162519
(上記式中、BおよびDはそれぞれブロックポリマーの一部であり、R1、R2〜R5は式(I)中の定義と同義である。)
<ブロックポリマー>
本発明の(a)成分であるブロックポリマーは、ビニル系官能基を有するモノマーからなる2以上のブロックが、上記式(I)で表される連結モノマーを介して結合されてなる。
本発明では、上記2以上のブロックの少なくとも1つのブロック中に、下記式(II)で表されるビニル系官能基を有するモノマーを含む。
[式(II)で表されるモノマー]
CH2=C(R16)−CO−O−X ・・・(II)
式(II)中、各置換基は以下の意味を示す。
16は水素原子またはメチル基を表す。メチル基が好ましい。
Xは水素原子、炭素原子数2〜30、好ましくは2〜18、より好ましくは4〜18、の直鎖、分岐若しくは環状のアルキル基、または−(CH2−CH(R6)−O)−R6を表す(ただし、R6はそれぞれ独立に、水素原子、または炭素原子数1〜3の直鎖または分岐のアルキル基を表す)。
上記式(II)で表されるモノマーとして、例えば、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート類が挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。なかでも好ましくは、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等である。
また本発明では、上記ブロックを構成するビニル系官能基を有するモノマーとして、上記式(II)で表されるビニル系官能基を有するモノマーの他に、下記式(III)〜(VI)で表されるビニル系官能基を有するモノマーの中から選ばれる1種または2種以上を含む。
[式(III)で表されるモノマー]
CH2=C(R11)−CO−NR1213 ・・・(III)
上記式(III)中、各置換基は以下の意味を表す。
11は水素原子またはメチル基を表す。本発明では水素原子が好ましい。
12、R13はそれぞれ独立に、水素原子、または水酸基を有していてもよい炭素原子数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表す。R12、R13の炭素原子数1〜3のアルキル基としては例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等が挙げられる。水酸基を有する炭素原子数1〜3のアルキル基としては、例えばヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基等が挙げられる。R12とR13の炭素原子数の和は2〜4が好ましく、最も好ましくは2である。
上記式(III)で表されるビニル系モノマーとしては、例えば、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミドなどのアルキルアクリルアミド類;N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドなどのジアルキルアクリルアミド類;N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(ヒドロキシメチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミドなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド類などが挙げられる。なかでもN−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミドが好ましい。
[式(IV)で表されるモノマー]
CH2=C(R14)−CO(O)−(CH2)a−(CHOH)b−O−R15・・・(IV)
上記式(IV)中、各置換基は以下の意味を表す。
14は水素原子またはメチル基を表す。メチル基が好ましい。
15は水素原子または炭素原子数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表す。エチル基が好ましい。
aは1〜4の整数を表す。好ましくは1〜3の整数である。
bは0または1を表す(ただしbが0のときaは1、3、4の整数を表す)。
上記式(IV)で表されるビニル系モノマーとしては、例えば、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,2−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類、メトキシメチル(メタ)アクリレート、エトキシメチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート類が挙げられる。なかでも2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1,2−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が好ましい。
[式(V)で表されるモノマー]
CH2=C(R25)−CO−(O)c−(NH)1-c−(CH2d−N+262728・X- ・・・(V)
上記式(V)中、各置換基は以下の意味を表す。
25は水素原子またはメチル基を表す。メチル基が好ましい。
26、R27はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表す。好ましくはメチル基またはエチル基である。
28は水素原子、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基、アラルキル基、または−CH2−CH(OH)−CH2−N+293031・Z-を表す(ここで、R29〜R31はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、Z-は陰イオンを表す)。R28はメチル基またはエチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。R29〜R31は、それぞれ独立にメチル基またはエチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。X-およびZ-で表される陰イオンとしては、それぞれ独立にハロゲンイオンが好ましく、塩素イオン、ヨウ素イオンまたは臭素イオンがより好ましい。
cは0または1を表す。0が好ましい。
dは1〜10の整数を表す。1〜5の整数が好ましく、3がより好ましい。
上記式(V)で表されるモノマーとして、例えば、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N−エチル−N,N−ジメチルアンモニウム=モノエチル硫酸塩、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N,N−トリエチルアンモニウム=モノエチル硫酸塩、N−[3−{N’−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N’,N’−ジメチルアンモニウム}−2−ヒドロキシプロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−[3−{N’−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N’,N’−ジエチルアンモニウム}−2−ヒドロキシプロピル]−N,N,N−トリエチルアンモニウムクロライド等のカチオン性基を有する(メタ)アクリル酸エステル類;N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N−エチル−N,N−ジメチルアンモニウム=モノエチル硫酸塩、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウムクロライド、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N−ジエチル−N−メチルアンモニウム=モノメチル硫酸塩、N−[3−{N’−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N’,N’−ジメチルアンモニウム}−2−ヒドロキシプロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−[3−{N’−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N’,N’−ジエチルアンモニウム}−2−ヒドロキシプロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性基を有する(メタ)アクリルアミド類等が挙げられる。なかでも、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドが好ましく、特にはN−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドが好ましい。最も好ましくはN−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドと、N−(メタ)アクリロイルアミノプロピル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドとの併用である。
[式(VI)で表されるモノマー]
CH2=C(R18)−CO−NH−R19 ・・・(VI)
上記式(VI)中、各置換基は以下の意味を表す。
18は水素原子またはメチル基を表す。メチル基が好ましい。
19は炭素原子数6〜30、好ましくは6〜18、の直鎖、分岐または環状のアルキル基を表す。
上記式(VI)で表されるモノマーとしては、例えば、ヘキシル(メタ)アクリルアミド、オクチル(メタ)アクリルアミド、2−エチルヘキシル(メタ)アクリルアミド、ラウリル(メタ)アクリルアミド、ステアリル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。なかでも好ましくは、オクチル(メタ)アクリルアミド、ラウリル(メタ)アクリルアミド、ステアリル(メタ)アクリルアミドである。
本発明では、(a)成分において、上記連結モノマーの一方に結合するブロックが親水性を示し、他方に結合するブロックが疎水性を示すものが好ましい。これにより一方のブロック(例えば、疎水性ブロック)がソフトセグメントで、他方のブロック(例えば、親水性ブロック)がハードセグメントとなり、硬いけれど延びに優れるといった性質を有することができる。従来、硬いポリマーは延びの点において劣り、延びを高めようとするとポリマーを柔らかくする必要があり、硬さを保ちつつ延び効果も得るということは難しかった。
上記式(II)、(III)〜(VI)で表されるモノマーは、式中の置換基を適宜選択することによって親水性ビニル系モノマー、疎水性ビニル系モノマーとして用いることができる。一方のブロックが親水性を示し、他方のブロックが疎水性を示す好適態様において、各ブロックがそれぞれ親水性、疎水性を呈する限りにおいて、各ブロックには親水性ビニル系モノマー、疎水性ビニル系モノマーをともに含有させてもよい。
上記2以上のブロックは、少なくとも互いに異なるモノマー組成を有する第1ブロックと第2ブロックとを含むのが好ましい。本発明のブロックポリマーが互いに異なるモノマー組成を有する第1ブロックと第2ブロックとを含む場合、連結モノマーのラジカル重合性ビニル系官能基が第1ブロックのモノマーと結合し、前記連結モノマーの非ラジカル重合性官能基が第2ブロックのモノマーと結合して、連結モノマーが第1ブロックに含まれるとしたとき、第1ブロックを構成する全モノマー量に対する連結モノマー量(「第1ブロック中の連結モノマー割合」)は、第1ブロックと第2ブロックの連結を効率的かつ確実に行うために0.1質量%以上とするのが好ましく、より好ましくは0.2質量%以上、特には0.5質量%以上が好ましい。他方、分子量の制御のしやすさ、重合中のゲル化がし難い等の取り扱いの点から、上記連結モノマー量を20質量%以下とするのが好ましく、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下、特には3質量%以下が好ましい。
第2ブロックは、カルボン酸基および/またはエポキシ基、並びにビニル系官能基を有するモノマーを含むことが好ましい。第2ブロックがカルボン酸基および/またはエポキシ基を有することにより、非ラジカル重合性官能基であるオキサゾリン系官能基と共有結合を形成することが可能となり、また、ビニル系官能基を有することにより第2ブロックの一部としてラジカル重合に供することが可能となる。
カルボン酸基および/またはエポキシ基、並びにビニル系官能基を有するモノマーの態様としては、カルボン酸基とビニル系官能基を有するモノマー、エポキシ基とビニル系官能基を有するモノマー、カルボン酸基、エポキシ基およびビニル系官能基を有するモノマーが挙げられる。これらの各基はそれぞれ1つ有していてもよく、複数有していてもよい。ポリマーの分子量の制御の容易さから、ビニル系官能基は1つのものが好ましい。また、カルボン酸基、エポキシ基も1つのものが好ましい。
上記カルボン酸基とビニル系官能基を有するモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸などの不飽和カルボン酸モノマーが挙げられる。また下記式(VII)で表されるモノマーも好適例として挙げられる。
CH2=C(R20)−COO−(CH2)e−OCO−Y−COOH・・・(VII)
上記式(VII)中、R20は水素原子またはメチル基を表す。eは1〜4の整数を表し、好ましくは1〜3の整数である。反応のしやすさの点から最も好ましくは2である。
Yは置換基を有していてもよいフェニル基である。置換基としては、好ましくは炭素原子数1〜4、より好ましくは1〜3、の直鎖または分岐のアルキル基が挙げられる。反応のしやすさの点から、Yは非置換のフェニル基が最も好ましい。
上記式(VII)で表されるものとしては、例えば、(メタ)アクリル酸エチルテレフタレート、(メタ)アクリル酸プロピルテレフタレート等が挙げられる。
上記カルボン酸基とビニル系官能基を有するモノマーとしては、反応性の高さ、原料の入手のしやすさなどから、(メタ)アクリル酸が好ましい。
なお、モノマー成分としての(メタ)アクリル酸等のカルボン酸はその一部あるいは全部を塩の形で使用してもよい。塩の形の場合には、カルボン酸の水素が中和剤の一部と置換されるが、その例としては、金属イオンまたは置換基を有してもよいアンモニウムイオン等が挙げられる。1価の金属イオンとしてはアルカリ金属イオン(ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等)などが挙げられる。アンモニウムイオンは置換基を有してもよいが、置換基として好ましくは、水酸基を有していてもよい、炭素原子数1〜30の直鎖または分岐のアルキル基である。アンモニウムイオンとしては4級アンモニウムイオンが好ましい。塩を得るために用いる中和剤としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパノール等のアミン類等が挙げられる。
上記エポキシ基とビニル系官能基を有するモノマーとしては、下記式(VIII)で表されるものが好ましい。
Figure 2012162519
式中、R21は水素原子またはメチル基を表す。メチル基が好ましい。
22はそれぞれ独立に水素原子またはメチル基を表す。水素原子が好ましい。
nは0〜20の整数を表し、0が好ましい。
上記式(VIII)で表されるエポキシ基とビニル系官能基を有するモノマーとして、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジル(エチレンオキシ)2(メタ)アクリレート、グリシジル(プロピレンオキシ)2(メタ)アクリレート、グリシジル(エチレンオキシ)2(プロピレンオキシ)2(メタ)アクリレート、グリシジル(エチレンオキシ)5(プロピレンオキシ)2(メタ)アクリレートなどが挙げられる。なかでも、反応のしやすさ、原料の入手のしやすさなどから、グリシジル(メタ)アクリレートが好ましく、グリシジルメタクリレートが最も好ましい。
第2ブロックを構成するカルボン酸基および/またはエポキシ基、並びにビニル系官能基を有するモノマーとしては、親水性を付与できるという点からカルボン酸基とビニル系官能基を有するモノマーが好ましい。
第1ブロックと第2ブロックのモノマー組成は同じでもかまわないが、好ましくは異なる組成のものである。異なる性質のブロックとすることにより、より特異的な性能を発現できる。
第1ブロックおよび第2ブロックのいずれか一方が親水性であり、他方が疎水性とする場合には、製造の容易性から第1ブロックを親水性とし、第2ブロックを疎水性とするのが好ましい。
なお、上述したソフトセグメント、ハードセグメントとは、通常の使用温度である室温においてのポリマーの柔らかさにより判断される指標であり、一般的にはガラス転移温度(Tg)にて判断される。本発明においては、各モノマーのホモポリマーのTgから算出した各ブロックのTgにより判断し、Tgが−20℃以下のものをソフトセグメントとし、それよりも高いものをハードセグメントとする。それに該当しない場合には、その値が高いブロックをハードセグメント、低いブロックをソフトセグメントとする。第1ブロックおよび第2ブロックの物性において、いずれか一方がソフトセグメントであり、他方がハードセグメントである場合には、製造の容易性から第1ブロックをソフトセグメントとし、第2ブロックをハードセグメントとすることが好ましい。
この場合、第1ブロックのTgは好ましくは−100〜−20℃、より好ましくは−50〜−20℃である。また、第2ブロックのTgは好ましくは−20〜150℃、より好ましくは−10〜50℃、特に好ましくは−5〜30℃である。
各ブロックの水溶性およびTgの調整は、各ブロックを構成するビニル系モノマーの種類や量を適宜選択することで行い得る。好適な第1ブロックおよび第2ブロックの構成例として、以下のモノマー組成が挙げられる。ただしこれに限定されるものでない。
<好適モノマー組成例>
(I)第1ブロック
連結モノマー 0.1〜20質量%
親水性ビニル系モノマー 0〜79.9質量%
疎水性ビニル系モノマー 20〜99.9質量%
(II)第2ブロック
カルボン酸基および/またはエポキシ基を含有するビニル系モノマー 0.1〜100質量%
親水性ビニル系モノマー 0〜99.9質量%
(但し、カルボン酸基および/またはエポキシ基を含有しない親水性ビニル系モノマー)
疎水性ビニル系モノマー 0〜90質量%。
ここでいう親水性ビニル系モノマーとは、通常、20℃の蒸留水への溶解度(g/100g水)が1より大きいモノマーである。好ましくは溶解度が2以上、さらに好ましくは5以上である。親水性ビニル系モノマーとしては、特に限定されないが、例えばイオン性モノマー、非イオン性モノマーあるいは半極性モノマーなどから任意に選ぶことができる。
一方、疎水性ビニル系モノマーは、20℃の蒸留水への溶解度(g/100g−水)が1以下のモノマーである。好ましくは溶解度が0.1以下、さらに好ましくは0.01以下である。疎水性ビニル系モノマーとしては、特に限定されないが、好適には非イオン性モノマーである。
第1ブロックを構成する全モノマー量における連結モノマー量は0.1〜20質量%であることが好ましい。前述したように、第1ブロック中の連結モノマー割合を0.1質量%以上とすると、第1ブロックと第2ブロックの連結が確実に行いやすくなり効率的である。この割合は、より好ましくは0.2質量%以上、特には0.5質量%以上である。また、第1ブロック中の連結モノマー割合が20質量%以下であると、分子量の制御がしやすく、また重合中のゲル化もしにくく取り扱いやすい傾向がある。この割合は、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下、特に好ましくは3質量%以下である。
第1ブロックを構成する全モノマー量における親水性ビニル系モノマー量は0〜79.9質量%が好ましい。この割合を79.9質量%以下とすることにより、ガス相溶性および柔軟性が維持されるため好ましい。第1ブロック中の親水性ビニル系モノマー量は、より好ましくは70質量%以下であり、さらに好ましくは60質量%以下であり、最も好ましくは50質量%以下である。また、親水性ビニル系モノマーを全く含まなくてもよいが、適度な親水性を有することにより水またはエタノールなどへの溶解性を維持できるため、親水性ビニル系モノマーはより好ましくは10質量%以上、さらに好ましくは20質量%以上、最も好ましくは30質量%以上含有させる。
第1ブロックを構成する全モノマー量における疎水性ビニル系モノマー量は20〜99.9質量%が好ましい。この割合を20質量%以上とすることにより、ガス相溶性、柔軟性およびフレーキングのなさ等が向上する。第1ブロック中の疎水性ビニル系モノマー量は、より好ましくは30質量%以上であり、さらに好ましくは40質量%以上である。また、疎水性ビニル系モノマー量を99.9質量%以下とすることにより連結モノマーによる第二ブロックとの連結が十分に行われやすい。第一ブロック中の疎水性ビニル系モノマー量はより好ましくは90質量%以下であり、さらに好ましくは70質量%以下であり、最も好ましくは60質量%以下である。
第2ブロックを構成する全モノマー量におけるカルボン酸基および/またはエポキシ基を含有するビニル系モノマー量は0.1〜100質量%が好ましい。この割合を0.1質量%以上とすることで、連結モノマーによる第一ブロックとの連結が十分に行われやすい。第二ブロック中のカルボン酸基および/またはエポキシ基を含有するビニル系モノマー量は、より好ましくは5質量%以上であり、さらに好ましくは10質量%以上であり、最も好ましくは20質量%以上である。また、第二ブロックの全モノマーがカルボン酸基および/またはエポキシ基を含有するビニル系モノマーであってもよいが、毛髪への親和性およびフレーキングのなさ等の点から、より好ましくは90質量%以下であり、さらに好ましくは80質量%以下であり、特に好ましくは50質量%以下であり、最も好ましくは40質量%以下である。
第2ブロックを構成する全モノマー量におけるカルボン酸基および/またはエポキシ基を含有しない親水性ビニル系モノマー量は0〜99.9質量%が好ましい。この割合を99.9質量%以下とすることで、カルボン酸基および/またはエポキシ基を含有しない親水性ビニル系モノマーと連結モノマーとが反応することにより第1ブロックとの連結が十分に行われやすい。第2ブロック中の、カルボン酸基および/またはエポキシ基を含有しない親水性ビニル系モノマー量は、ガス相溶性および柔軟性等の点から、より好ましくは80質量%以下であり、さらに好ましくは50質量%以下であり、最も好ましくは30質量%以下である。
第2ブロックを構成する全モノマー量における疎水性ビニル系モノマー量は0〜90質量%が好ましい。この割合を90質量%以下とすることで、適度な親水性を付与でき毛髪への親和性が高くなる傾向がある。第2ブロック中の疎水性ビニル系モノマー量は、より好ましくは80質量%以下である。第2ブロックは、疎水性ビニル系モノマーを全く含まなくてもよいが、ガス相溶性および柔軟性等の点から、疎水性ビニル系モノマー量は、より好ましくは10質量%以上であり、さらに好ましくは30質量%以上であり、最も好ましくは50質量%以上である。
本発明の(a)成分を構成する各ブロックの質量平均分子量は、それぞれ1,000〜500,000が好ましい。各ブロックの質量平均分子量を1,000以上とすることにより、各ブロックの性質がブロックポリマー全体へ反映されやすくなり、セット力や柔軟性が向上し、ストレート効果のキープ性、ごわつかない、ギシギシ感がない等の使用感効果が向上する。より好ましくは質量平均分子量は3,000以上であり、特に好ましくは5,000以上である。質量平均分子量を500,000以下とすることにより、製造時の取り扱い性が容易になる。より好ましくは質量平均分子量は100,000以下であり、さらに好ましくは50,000以下であり、最も好ましくは20,000以下である。
また、(a)成分であるブロックポリマーの質量平均分子量は、3,000〜1,000,000が好ましい。質量平均分子量を3,000以上とすることにより、セット力が高くなる。より好ましくは5,000以上であり、さらに好ましくは10,000以上である。質量平均分子量を1,000,000以下とすることにより、製造時の取り扱い性が容易になる。より好ましくは500,000以下であり、さらに好ましくは100,000以下であり、最も好ましくは50,000以下である。
本発明におけるブロックポリマーを構成する第1ブロックと第2ブロックとの質量比率は、1/99〜99/1の範囲であることが好ましい。これにより各ブロックの性質がブロックポリマー全体へ反映されやすくなり、頭髪セット剤組成物としての用途において、セット力や柔軟性が向上する。より好ましくは1/50〜50/1であり、さらに好ましくは1/9〜9/1であり、特に好ましくは1/3〜3/1であり、最も好ましくは1/2〜2/1である。
ポリマーの質量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(例えば、展開溶媒として、テトラヒドロフランを用いる)により測定することができる。
本発明で用いるブロックポリマーは、25℃で30質量%エタノール溶液を調製し得る粘度をもつことが好ましく、より好ましくは25℃における30質量%エタノール溶液の粘度が10,000mPa・s以下であり、さらに好ましくは5,000mPa・s以下である。ただし、この粘度は通常10mPa・s以上である。
ポリマーの分子量および粘度の調整は、例えば、ポリマーの重合度を制御することによって行うことができる。また多官能アクリレートなどの架橋剤の添加量を増減することによっても分子量および粘度を制御することができる。ただし、架橋剤は少しでも添加しすぎると分子量および粘度が急激に増大してしまうなど、工業的に製造する上では添加量の制御が困難な面がある。このため架橋剤は用いないことが最も好ましい。
(a)成分は公知のブロックポリマーで、常法により製造することができる。例えば、それぞれの構成単位を与える単量体またはその前駆体を混合し、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等を行うことにより製造することができる。また原料モノマーについては、重合する際には前駆体を使用して、重合後に中和反応や付加反応などにより所望の形態に変化させることもできる。これらはその合成のしやすさにより適宜選択して行うことができる。
重合反応は親水性溶媒中で行うのが好ましい。親水性溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、sec−ブタノール等のアルコール系溶媒、水等が挙げられる。これらは単独で用いても2種以上を併用してもよい。なかでもアルコール系溶媒を用いることが好ましい。
重合開始剤としては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−プロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等の過酸化物、過硫酸塩、またはそのレドックス系など、特に限定することなく用いることができる。これらは単独で用いても2種以上を併用してもよい。重合開始剤は全単量体に対して、0.01〜5質量%の範囲で用いることが好ましい。
重合反応は、例えば、窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気下で、好ましくは30〜120℃、より好ましくは40〜100℃で通常1〜30時間行うことができる。重合終了後は、生成したポリマーを、溶媒留去、貧溶媒の添加など適宜の手段で反応液から単離するとよい。このポリマーはそのまま、またはさらに精製して、例えば化粧料の製造に用いることができる。精製は再沈澱、溶媒洗浄、膜分離など、適宜の手段を必要に応じて組み合わせて行うことができる。ただしこれらの製造方法に限定されるものでない。
(a)成分の市販品としては、例えば、「ダイヤホールドA−403」(三菱化学(株)製)などがある。
本発明毛髪化粧料中における(a)成分の配合量は0.1〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.3〜8質量%である。配合量が少なすぎると塗布直後のストレート効果や軽さ、柔軟性に劣る傾向がみられ、一方、配合量が高すぎるとべたつきとなる傾向がみられ、好ましくない。
[(b)成分]
(b)成分は水系溶媒で、水および/または低級アルコール溶媒である。低級アルコール溶媒としては、炭素原子数1〜6の揮散性の低級アルコールが好適に用いられ、具体的には、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
[(c)成分]
(c)成分である増粘剤としては、一般に化粧料に用いられる増粘剤であり、多糖類系高分子、半合成高分子、合成高分子等の水溶性高分子、無機の水膨潤性粘土鉱物などが挙げられる。中でも、使用性および安定性の面から,水溶性高分子、特にカルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウムが好ましい。
半合成高分子としては、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられる。
合成高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール;グッドリッチ社製)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。
多糖類系高分子としては、例えば、アラビアガム、グルカン、サクシノグリカン、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、グアガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナンガム、キサンタンガム、デンプン、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアガム、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ローカストビーンガム、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムでんぷん等が挙げられる。
無機の水膨潤性粘土鉱物としては、例えば、ベントナイト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等が挙げられる
本発明毛髪化粧料中における(c)成分の配合量は0.05〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3質量%、特に好ましくは0.2〜1.5質量%である。配合量が少なすぎると塗布直後のストレート効果に劣る傾向がみられ、一方、配合量が高すぎるとべたつきのなさや軽さに劣る傾向がみられ、好ましくない。
[(d)成分]
(d)成分であるシリコーンとしては、特に限定されないが、例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサンアルキレンオキシド共重合体、アミノ変性ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、エポキシ変性ポリジメチルシロキサン、フッ素変性ポリジメチルシロキサン、アルコール変性ポリジメチルシロキサン、アルキル変性ポリジメチルシロキサン、アルコキシ変性ポリジメチルシロキサンおよび環状シリコーンなどが挙げられる。
上記ポリジメチルシロキサンとしては、「KF96H−100万」(信越化学工業(株)製)、「SH200」、「BY11−007」、「BY22−029」(いずれも東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、「TSF451」(東芝シリコーン(株)製)や、「L−45」(日本ユニカー(株)製)として市販されているものが挙げられる。
上記ポリジメチルシロキサンアルキレンオキシド共重合体としては、「F−178−21」(日本ユニカー(株)製)として市販されているものが挙げられる。
上記アミノ変性ポリジメチルシロキサンとしては、例えば、アミノエチル基、アミノプロピル基等のアミノアルキル基を有するものが挙げられ、アルキル基や水酸基等の置換基を有していてもよい。置換基のアルキル基としては炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基が好ましい。
これらのアミノ変性ポリジメチルシロキサンは、ジメチルシロキサンと、前記アミノアルキル基を有するシロキサンとを共重合させるか、またはポリジメチルシロキサンを前述のアミノアルキル基を有する化合物で後変性してポリジメチルシロキサン骨格にアミノアルキル基を導入することにより得られる。
アミノ変性ポリジメチルシロキサンの市販品としては、例えば、「USAR SILICONE ALE56」(ユニオン・カーバイド社製)、「ABIL9905」(ザ・ゴールドシュミットAG社)、「KF857」、「KF867」、「KF865」(いずれも信越化学工業(株)製)、「SM8702C」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、「FZ−3707」(日本ユニカー(株)製)等がある。
上記ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンとしては、例えば、オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレン、オキシペンタメチレン、オキシヘキサメチレン、オキシ(2,2−ジメチル)プロピレン等の単量体骨格を有するもの、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、ポリオキシペンタメチレン、ポリオキシヘキサメチレン等の単独重合体骨格またはポリ(オキシエチレンオキシプロピレン)共重合体等の共重合体骨格のオキシアルキレン基を有するものが挙げられる。これらは水酸基やアルキル基等の置換基を有していてもよい。置換基のアルキル基としては炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基が好ましい。特に好ましいのは、重合体骨格のオキシアルキレン基を有するものである。
このようなオキシアルキレン基を有する変性ポリジメチルシロキサンの製造方法としては、例えば、ジメチルシロキサンと、オキシアルキレン基を有するシロキサンとを共重合させる方法や、ポリジメチルシロキサンを前記オキシアルキレン基を有する化合物で後変性して、ポリジメチルシロキサン骨格にオキシアルキレン基を導入する方法等がある。
ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンとして最も好ましくは、ジメチルシロキサンと、前記重合体骨格のオキシアルキレン基を有するシロキサンとを共重合させて得たものである。
ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンの市販品としては、例えば、「KF945A」、「KF351A」、「KF354A」(信越化学工業(株)製)、「SH3771C」、「SH3749」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、「L−7602C」、「L−720」(日本ユニカー(株)製)、「SF1066」(ゼネラル・エレクトリックス・カンパニー製)などがある。
メチルフェニルポリシロキサンとしては、「KF56」(信越化学工業(株)製)、「SH556」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、「FZ−209」(日本ユニカー(株)製)などが市販されている。
上記エポキシ変性ポリジメチルシロキサンとしては、「X−60−164」(信越化学工業(株)製)、「PS922」(チッソ(株)製)、「L−9300」(日本ユニカー(株)製)などが市販されている。
上記フッ素変性ポリジメチルシロキサンとしては、「X−22−820」(信越化学工業(株)製)、「PS182」(チッソ(株)製)などが市販されている。
上記アルコール変性ポリジメチルシロキサンとしては、「KF851」(信越化学工業(株)製)、「FM4411」(チッソ(株)製)、「FZ−3722」、「F−235−21」(日本ユニカー(株)製)などが市販されている。
上記アルキル変性ポリジメチルシロキサンとしては、「KF410」、「KF−413」(信越化学工業(株)製)、「PS130」、「PS137」(チッソ(株)製)などが市販されている。
上記アルコキシ変性ポリジメチルシロキサンとしては、「PS912」(チッソ(株)製)、「FZ−3701」(日本ユニカー(株)製)などが市販されている。
上記環状シリコーンとしては、「SH244」、「SH245」、「SH246」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)などが市販されている。
本発明では特に、高分子シリコーン、中でも重合度が平均で1000〜10000程度の高分子シリコーン(例えば、高重合シリコーンゴム、等)がより好ましく用いられる。
高重合シリコーンゴムは、ジメチルポリシロキサンの重合度が平均で1000〜10000である直鎖状のシリコーンポリマーを指す。シリコーンゴムは、多様な市販品があり、好ましいシリコーンゴムとして、例えばシリコーンG−20−IP−4S、シリコーンG−10−DMS、シリコーンG−20−DMS(以上、信越化学(株)製)、シリコーンG−40−DMS(EM80)(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、シリコーンG−20−SIN(日清製油(株)製)等を挙げることができる。
上記以外にも高重合ジメチルシロキサン・メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体も好適例として挙げられる。これらはアミノ変性されていてもよい。市販品としては、例えば、APS−10−DMS、APS−10−D5、APS−20−DMS、APS−20−D5、APS−20−EM73S、APS(HiA)−20−DMS、APS(HiA)−20−EM73S(以上、信越化学(株)製)等を挙げることができる。
本発明では(a)成分:(d)成分(質量比)を1:0.1〜1:40とするのが好ましく、より好ましくは1:0.5〜1:35である。(a)成分に対する(d)成分の質量比が0.1を下回ると、十分な毛先のなめらかさやべたつきのなさの効果を得ることが難しい。一方、(a)成分に対する(d)成分の質量比が40を超えると、十分なストレートキープ力や軽さを得ることが難しい。
本発明毛髪化粧料中における(d)成分の配合量は0.1〜30質量%が好ましく、より好ましくは1〜15質量%、特に好ましくは3〜10質量%である。配合量が少なすぎると塗布直後のストレート効果やべたつきのなさ、毛先のなめらかさに劣る傾向がみられ、一方、配合量が高すぎると安定性やべたつきのなさに劣る傾向がみられ、好ましくない。
本発明の毛髪化粧料は系の粘度が500〜100,000mPa・s(25℃、B型粘度計)が好ましく、より好ましくは1,000〜50,000mPa・s、特に好ましくは2,000〜10,000mPa・sである。粘度を上記範囲のものとすることにより塗布直後のストレート効果や毛先のなめらかさを高めることができる。粘度の調整は、例えば、配合する共重合体重合度を制御したり、高分子等の添加量の増減、水系溶媒の配合量を調整すること等によって行うことができる。
本発明の毛髪化粧料に配合し得る添加剤としては、他に、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、半極性界面活性剤、高級アルコール、カチオン性高分子、アニオン性高分子、ノニオン性高分子、両性高分子、油分、パール化剤、懸濁剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、α−オレフィンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、パラフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸エステル塩、アルキルスルホコハク酸塩、N−アシル−β−アラニン塩、N−アシルグルタミン酸塩、アシルメチルタウリン塩等の洗浄剤組成物に常用されているものを用いることができる。これらのアニオン界面活性剤の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンなどが挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、長鎖アルキル基含有4級アンモニウム塩が好ましい。長鎖アルキル基としては炭素原子数6〜24のものが好ましい。長鎖アルキル基含有4級アンモニウム塩としては例えば、セチルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、セチルジメチルベンジルアンモニウム塩、ステアリルジメチルベンジルアンモニウム塩、ベヘニルジメチルベンジルアンモニウム塩などの長鎖が一つのものや、ジセチルジメチルアンモニウム塩、ジステアリルトリメチルアンモニウム塩、ジベヘニルトリメチルアンモニウム塩、ジセチルメチルベンジルアンモニウム塩、ジステアリルメチルベンジルアンモニウム塩、ジベヘニルメチルベンジルアンモニウム塩などの長鎖が二つのものや、トリセチルメチルアンモニウム塩、トリステアリルメチルアンモニウム塩、トリベヘニルメチルアンモニウム塩などの長鎖が三つのものが挙げられる。なかでも長鎖が一つまたは二つのものが好ましく、長鎖が一つのものがさらに好ましい。
両性界面活性剤としては、例えば、アミノ酢酸ベタイン、イミダゾリウムベタイン、スルホベタイン、アミドプロピルベタインなどベタイン基と長鎖アルキル基を含有するもの等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルや脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミドなどが挙げられる。
半極性界面活性剤としては、例えば、ラウラミンオキシド(ラウリルジメチルアミンオキシド)が挙げられる。このような界面活性剤は一般に市販されており、そのまま使用することができる。
高級アルコールは長鎖のアルキル基および水酸基を有する化合物であれば特に限定されないが、アルキル基の炭素原子数が6〜24で、直鎖または分岐アルキル基であるものが好ましい。高級アルコールは水酸基を二つ以上有するものでもよいが、好ましくは水酸基を一つのみ有するものであり、例えば、オクチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどが挙げられる。なかでもセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましい。
カチオン性高分子としては、例えば、カチオン変性セルロースエーテル誘導体、ポリジメチルジアリルアンモニウムハライド、ジメチルジアリルアンモニウムハライドとアクリルアミドのコポリマー等が挙げられる。これらは1種類を単独で用いてもよいし2種類以上を併用してもよい。
アニオン性高分子としては、例えば、アクリル酸誘導体(ポリアクリル酸およびその塩、アクリル酸−アクリルアミド−アクリル酸エチル共重合体およびその塩等)、メタクリル酸誘導体、クロトン酸誘導体等が挙げられる。
ノニオン性高分子としては、例えば、アクリル酸誘導体(アクリル酸ヒドロキシエチル−アクリル酸メトキシエチル共重合体、ポリアクリルアミド等)、ビニルピロリドン誘導体(ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体等)が挙げられる。
両性高分子としては、例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウム誘導体(アクリルアミド−アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体等)等が挙げられる。
油分としては、例えば、オリーブ油、ホホバ油、流動パラフィン、脂肪酸アルキルエステル油等が挙げられる。
パール化剤としては、例えば、ジステアリン酸エチレングリコールなどの脂肪酸エチレングリコール等が挙げられる。
懸濁剤としては、例えば、ポリスチレン乳化物等が挙げられる。
その他の成分として、動植物の天然エキスおよびその誘導体、クエン酸、乳酸等の有機酸、塩化ナトリウム等の無機塩、可溶化剤(エタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等)、保湿剤(グリセリン、ソルビトール、マルチトール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヒアルロン酸等)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、殺菌剤、防腐剤、キレート剤、香料、色剤、高級脂肪酸、金属封鎖剤(エデト酸塩等)、pH調整剤、起泡増進剤等の1種または2種以上を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合できる。
また、より安定性の向上を図るために、非水乳化剤(例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、等)、リム乳化剤(ベタイン系乳化剤および高級脂肪酸)等の乳化剤も配合し得る。
本発明の毛髪化粧料は、可溶化系、乳化系(水中油型乳化系、油中水型乳化系)、粉末分散系、油−水の2層系、油−水−粉末の3層系、いずれでもかまわない。本発明の毛髪化粧料の好ましい使用態様としては、ヘアスタイリングジェル、ヘアリキッド、ヘアクリーム、ヘアミスト、ヘアワックス等が挙げられる。
次に実施例によりさらに本発明を詳述するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。なお配合量は特記しない限り質量%(実分)で示す。
1.試料の調製
初めに、以下に示す本実施例、処方例において、(a)成分として以下のブロックポリマーを用いた。
(ポリマー1〜5の調製)
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素ガス導入管および撹拌装置を備えた反応器にエタノール200重量部と、表1の組成Aのモノマー類を仕込み、反応器内を窒素置換した。この反応器に、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート0.5重量部を投入後、反応器を35℃から80℃まで1時間かけて昇温し、80℃で3時間熟成させた後、40℃まで冷却した。続いて表1の組成Bのモノマー類およびエタノール100重量部をこの反応器に投入し、40℃で1時間攪拌した。その後、反応器内を再度窒素置換し、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート0.5重量部を反応器に投入後、反応器を40℃から80℃まで1時間かけて昇温し、80℃で5時間熟成させた後、冷却した。
このようにして得たポリマー1〜5について、ポリマー固形分30質量%のエタノール溶液において粘度を測定(B型粘度計、ローターNo.2、30rpm、25℃)した。測定結果を表1に示す。
また各構成モノマーのホモポリマーのTgより算出した各ブロックのTgの値を表1に示す。Tgは、各構成モノマーをホモポリマーとしたときのTg(カタログ値)と各構成モノマーの質量比率から、常法に従い算出した。
さらに、各ブロックの疎水性・親水性の評価結果を表1に示す。疎水性・親水性の評価は、その水溶性の程度を、各ブロック(組成A、組成B)のみを単独で合成したもので行った。また、酸性物質であるMAA(メタクリル酸)のブロックはAMP(アミノメチルプロパノール)で中和した状態で評価した。
Figure 2012162519
表1中、
HEMA:ヒドロキシエチルメタクリレート、
ETMA:エトキシエチルトメタクリレート、
IBMA:イソブチルメタクリレート、
LMA:ラウリルメタクリレート、
VOZO:2−ビニルオキサゾリン、
MAA:メタクリル酸、
SMA:ステアリルメタクリレート、
をそれぞれ表す。
次に、本実施例で用いた評価方法について記す。
[粘度]
試料(100〜200mL)をBL型粘度計(ローターNo.3、回転数12rpm、25±2℃)に入れ、ローター回転開始から1分間経過後の試料粘度を測定した。
[塗布直後のストレート効果]
パーマ済の毛髪ストランドに塗布した際のストレート形成能力について、専門パネル(10名)による官能試験にて評価した。
(評価)
◎:7名以上が、塗布直後のストレート効果に優れると回答
○:5〜6名が、塗布直後のストレート効果に優れると回答
○△:3〜4名が、塗布直後のストレート効果に優れると回答
△:1〜2名が、塗布直後のストレート効果に優れると回答
×:0名が、塗布直後のストレート効果に優れると回答
[べたつきのなさ]
パーマ済の毛髪ストランドに塗布した際のべたつきのなさについて、専門パネル(10名)による官能試験にて評価した。
(評価)
◎:7名以上が、べたつきがないと回答
○:5〜6名が、べたつきがないと回答
○△:3〜4名が、べたつきがないと回答
△:1〜2名が、べたつきがないと回答
×:0名が、べたつきがないと回答
[安定性]
試料の経時安定性について下記評価基準により評価した。
(評価)
◎:試料を気温50℃下に放置して外観観察した結果、4週間経過後でも異常がみられなかった
○:試料を気温50℃下に放置して外観観察した結果、1週間経過後、異常がみられなかった
○△:試料を気温50℃下に放置して外観観察した結果、1週間経過後、分離がみられた
△:試料を室温(25℃)下に放置して外観観察した結果、1週間経過後、分離がみられた
×:試料製造直後に分離がみられた
[軽さ]
パーマ済の毛髪ストランドに塗布した際の髪の軽さについて、専門パネル(10名)による官能試験にて評価した。
(評価)
◎:7名以上が、髪が軽いと回答
○:5〜6名が、髪が軽いと回答
○△:3〜4名が、髪が軽いと回答
△:1〜2名が、髪が軽いと回答
×:0名が、髪が軽いと回答
[毛先のなめらかさ]
パーマ済の毛髪ストランドに塗布した際の毛先のなめらかさについて、専門パネル(10名)による官能試験にて評価した。
(評価)
◎:7名以上が、毛先がなめらかであると回答
○:5〜6名が、毛先がなめらかであると回答
○△:3〜4名が、毛先がなめらかであると回答
△:1〜2名が、毛先がなめらかであると回答
×:0名が、毛先がなめらかであると回答
[柔軟性]
パーマ済の毛髪ストランドに塗布して乾燥させた後の毛束を曲げた際の硬さについて、専門パネル(10名)による官能試験にて評価した。
(評価)
◎:7名以上が、硬くない(柔らかい)と回答
○:5〜6名が、硬くない(柔らかい)と回答
○△:3〜4名が、硬くない(柔らかい)と回答
△:1〜2名が、硬くない(柔らかい)と回答
×:0名が、硬くない(柔らかい)と回答
(実施例1〜7、比較例1〜5)
下記表2に示す試料を用いて、上記評価方法に従い、粘度、塗布直後のストレート効果、べたつきのなさ、安定性、軽さ、毛先のなめらかさ、柔軟性について評価した。結果を表2に示す。なお表2中、以下の成分は下記製品を用いた。
・高重合ジメチルシロキサン・メチル(アミノプロピル)シロキサン重合体(*1):「APS−10−DMS」(信越化学(株)製)
・高重合メチルシポリシロキサン(*2):「シリコーンG−20−DMS」(信越化学(株)製)
・シリコーン(20cs)(*3):「KF−96A」(信越化学(株)製)
Figure 2012162519
表2の結果から明らかなように、実施例1〜7の試料は本発明効果を併せもつことができた。一方、本発明範囲外の比較例1〜5では本発明効果をすべて併せもつことができなかった。
以下にさらに処方例を示す。
[処方例1]
(配合成分) (質量%)
(1)精製水 残余
(2)ブロックポリマー(「ダイヤホールドA-403」;三菱化学) 0.6
(3)エタノール 5
(4)カルボキシビニルポリマー 0.2
(5)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(6)高重合ジメチルシロキサン・メチル(アミノピロピル)シロキサン共重合体
(「APS-10-DMS」;信越化学) 5
(7)高重合メチルポリシロキサン(「シリコーンG-20-DMS」;信越化学) 3
(8)シリコーン(20cs)(「KF-96A」;信越化学) 2
(9)苛性ソーダ 0.2
(10)フェノキシエタノール 0.5
(11)POE硬化ヒマシ油(EO60) 0.5
(12)イミダゾリニウムベタイン 2
(13)イソステアリン酸 0.5
(14)ヒドロキシエチル尿素 0.1
(15)1,3−ブチレングリコール 4
(16)EDTA2Na・2H2O 0.02
(17)香料 0.2
(製法)
(1)に(4)、(16)を添加し、撹拌溶解する(主パーツ)。(3)に(5)、(10)、(14)を分散し、これを主パーツに添加し、撹拌溶解する。一部の(1)に(6)〜(8)、(11)〜(13)、(15)、(17)を混合して乳化させ、主パーツに添加し、撹拌混合する。(2)および残りの(1)に(9)を溶解させたものを主パーツに添加し、撹拌溶解する。
[処方例2]
(配合成分) (質量%)
(1)精製水 残余
(2)ポリマー4(表1) 5
(3)エタノール 5
(4)ヒドロキシエチルセルロース 1
(5)高重合メチルポリシロキサン(「シリコーンG-20-IP-4S」;信越化学) 5
(6)シリコーン(「KF-56」;信越化学) 10
(7)アミノメチルプロパノール 0.1
(8)メチルパラベン 0.2
(9)ワインエキス 0.2
(10)香料 0.2
(製法)
一部の(3)に(4)、(8)〜(10)を添加し、(1)に撹拌溶解する(主パーツ)。一部の(1)に(2)、残りの(3)、(5)、(6)を分散し、これを主パーツに添加して、撹拌溶解する。(7)を主パーツに添加して、撹拌溶解する。
[処方例3]
(配合成分) (質量%)
(1)精製水 残余
(2)ポリマー5(表1) 0.4
(3)エタノール 3
(4)カルボキシビニルポリマー 0.3
(5)高重合ジメチルシロキサン・メチル(アミノピロピル)シロキサン共重合体
(「APS(HiA)-20-EM73S」;信越化学) 1
(6)高重合メチルポリシロキサン(「シリコーンG-20-DMS」;信越化学) 1
(7)トリエタノールアミン 0.2
(8)フェノキシエタノール 0.5
(9)イミダゾリニウムベタイン 1
(10)イソステアリン酸 0.1
(11)ヒドロキシエチル尿素 0.1
(12)プロピレングリコール 1
(13)EDTA2Na・2H2O 0.05
(14)香料 0.2
(製法)
(1)に(4)、(13)を添加し、撹拌溶解する(主パーツ)。一部の(3)に(8)、(11)、(14)を分散し、これを主パーツに添加して、撹拌溶解する。残りの(1)に(2)、残りの(3)、(5)、(6)、(9)、(10)、(12)を混合して乳化させ、これを主パーツに添加して、撹拌混合する。(7)を主パーツに添加して、撹拌溶解する。
本発明の毛髪化粧料は、毛髪への塗布直後のストレート効果に優れ、かつ、安定性、使用性(べたつきのなさ、柔軟性、毛先の滑らかさ)に優れる。

Claims (5)

  1. (a)ビニル系官能基を有するモノマーからなる2以上のブロックが下記式(I)で表される連結モノマーを介して結合されてなり、上記2以上のブロックの少なくとも1つのブロック中に下記式(II)で表されるビニル系官能基を有するモノマーを含んでなるブロックポリマーと、
    Figure 2012162519
    [式(I)中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2〜R5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基をもつ炭素原子数1〜6のアルキル基、または、炭素原子数1〜6のアルキル基若しくは炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基を表し、Aは任意の2価の連結基または直接結合を表す。]
    CH2=C(R16)−CO−O−X ・・・(II)
    [式(II)中、R16は水素原子またはメチル基を表し、Xは水素原子、炭素原子数2〜30の直鎖、分岐若しくは環状のアルキル基、または−(CH2−CH(R6)−O)−R6を表す(ただし、R6はそれぞれ独立に、水素原子、または炭素原子数1〜3の直鎖または分岐のアルキル基を表す)。]
    (b)水および/または低級アルコール溶媒と、
    (c)増粘剤と、
    (d)シリコーン
    を含有する毛髪化粧料。
  2. (a)成分において、上記ブロックを構成するビニル系官能基を有するモノマーとして、上記式(II)で表されるビニル系官能基を有するモノマーの他に、下記式(III)〜(VI)で表されるビニル系官能基を有するモノマーの中から選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1記載の毛髪化粧料。
    CH2=C(R11)−CO−NR1213 ・・・(III)
    [式(III)中、R11は水素原子またはメチル基を表し、R12、R13はそれぞれ独立に、水素原子、または水酸基を有していてもよい炭素原子数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表す。]
    CH2=C(R14)−CO(O)−(CH2)a−(CHOH)b−O−R15・・・(IV)
    [式(IV)中、R14は水素原子またはメチル基を表し、R15は水素原子または炭素原子数1〜3の直鎖若しくは分岐のアルキル基を表し、aは1〜4の整数を表し、bは0または1を表す(ただしb=0のときaは1、3、4の整数を表す)。]
    CH2=C(R25)−CO−(O)c−(NH)1-c−(CH2d−N+262728・X- ・・・(V)
    [式(V)中、R25は水素原子またはメチル基を表し、R26、R27はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、R28は水素原子、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基、アラルキル基、または−CH2−CH(OH)−CH2−N+293031・Z-を表し(ここで、R29〜R31はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜24の、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、Z-は陰イオンを表す)、X-は陰イオンを表し、cは0または1を表し、dは1〜10の整数を表す。]
    CH2=C(R18)−CO−NH−R19 ・・・(VI)
    [式(VI)中、R18は水素原子またはメチル基を表し、R19は炭素原子数6〜30の直鎖、分岐または環状のアルキル基を表す。]
  3. (a)成分において、上記連結モノマーの一方に結合するブロックが親水性を示し、他方に結合するブロックが疎水性を示すものである、請求項1または2記載の毛髪化粧料。
  4. (a)成分:(d)成分=1:0.1〜1:40(質量比)である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
  5. 系の粘度が500〜100,000mPa・s(25℃、B型粘度計)である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
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