JP2012158615A - 還元糖によるタンパク質変性を抑制する方法 - Google Patents

還元糖によるタンパク質変性を抑制する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期保存後であっても分子量75000〜1000000のタンパク質の変性の程度を少なくする、タンパク質変性抑制方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、還元糖、並びに下記成分(1)及び(2)を含有する組成物における還元糖による成分(2)の変性を抑制する方法であって、当該組成物中の成分(2)の含有量を0.75〜10重量%とし、かつ成分(2)1モルに対する成分(1)の総量を20〜50モルとする、方法を提供する:
(1)分子量75〜68000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の少なくとも一種
(2)分子量75000〜1000000のタンパク質。
【選択図】なし

Description

本発明は、免疫グロブリン等のタンパク質を含む組成物に関する。より詳細には、本発明は、還元糖を加えた場合でも経時的安定性を示すタンパク質含有組成物に関する。
乳、血液等に含まれるIgG等の免疫グロブリンは、インフルエンザウイルス等の感染予防効果等、多くの抗体活性を有するため、食品、医薬品等に用いられている。
しかし、このような免疫グロブリンを含む組成物は、免疫グロブリンだけでは味が悪く、味の改善をすべく組成物中に還元糖を配合する場合、保存の間に免疫グロブリンが変性してしまうため、経時的安定性が低いという問題があった。
例えば、当該組成物に甘味料として糖を配合すると、免疫グロブリンが糖とのメイラード反応により変性し、活性が著しく下がってしまう。特に、ウイルス感染予防効果等を期待して組成物中に免疫グロブリンを多く配合した場合、活性の低下は顕著となる。従って、これらの組成物に、免疫グロブリンとメイラード反応しない非還元糖を配合することが提案されている。
例えば、特許文献1には、抗体を含む乳清タンパクと、非還元糖であるフラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ラクチュロース、イソマルトオリゴ糖、又はα−ガラクトシル結合を含まないガラクトオリゴ糖とを含有する乳清タンパク食品が記載されている。
しかし、非還元糖は、高価である、独特な人工的な味があり天然感のあるおいしさを損なってしまう等の問題があり現実的ではない。
このような問題は、免疫グロブリンを有効成分とする組成物に限られない。当該問題は、分子量75000〜1000000程度の高分子量タンパク質全般についても当てはまる。従って、高分子量のタンパク質を含有する組成物に還元糖を配合した場合であっても保存中における高分子量のタンパク質の変性が少なく、経時的安定性が高いタンパク質含有組成物の開発が切望されている。
特開2006−149371号公報
本発明は、上記状況に鑑み、還元糖を配合した場合であっても長期保存後の高分子量のタンパク質の変性の程度が少なく、例えば、高分子量のタンパク質として免疫グロブリンを配合した場合に、有効にウイルス感染予防効果を発揮することができる、タンパク質含有組成物を提供することを課題とする。また、本発明は、還元糖を配合した場合であっても長期保存後の高分子量のタンパク質の変性の程度を少なく抑える方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、分子量75000〜1000000という高分子量のタンパク質と分子量75〜68000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の少なくとも一種とを特定のモル比で組み合わせることによって、還元糖を含む場合であっても、長期間保存後に当該高分子量タンパク質が高い割合で残存していることを見出し、特に当該高分子量タンパク質として免疫グロブリンを用いた場合には、長期にわたってインフルエンザウイルス感染の予防効果を維持できることを確認した。本発明はかかる新規の知見に基づくものである。
本発明は、以下の項に示す組成物を提供する:
項1.下記成分(1)及び(2)を含有する組成物であって、組成物中の成分(2)の含有量が0.75〜10重量%であり、かつ成分(2)の総量1モルに対して成分(1)の総量が20〜50モルである組成物:
(1)分子量75〜68000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の少なくとも一種
(2)分子量75000〜1000000のタンパク質。
項2.成分(1)中に含まれる分子量75〜35000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の割合がモル数で95〜100%である、項1に記載の組成物。
項3.還元糖をさらに含む、項1又は2に記載の組成物。
項4.還元糖が単糖及び二糖からなる群より選択される少なくとも一種である、項3に記載の組成物。
項5.成分(2)が免疫グロブリンである項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
項6.錠剤形である項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
項7.一回摂取量当り成分(2)を7.5〜70mgの割合で含む、項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
項8.錠菓、栄養補助食品、特別用途食品、特定保健用食品、または経口医薬品である、項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
さらに本発明は、以下の項に示す方法を提供する:
項A.還元糖、並びに下記成分(1)及び(2)を含有する組成物における還元糖による成分(2)の変性を抑制する方法であって、当該組成物中の成分(2)の含有量を0.75〜10重量%とし、かつ成分(2)の総量1モルに対する成分(1)の総量を20〜50モルとすることを特徴とする、上記方法:
(1)分子量75〜68000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の少なくとも一種
(2)分子量75000〜1000000のタンパク質。
項B.前記成分(1)中に含まれる分子量75〜35000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の割合がモル数で95〜100%である、項Aに記載する方法。
項C.還元糖が単糖及び二糖からなる群より選択される少なくとも一種である、項A〜Cのいずれかに記載する方法。
項D.成分(2)が免疫グロブリンである項A〜Cのいずれか一項に記載する方法。
項E.前記組成物が錠剤形を有するものである項A〜Dのいずれか一項に記載する方法。
項F.前記組成物が、一回摂取量当り成分(2)を7.5〜70mgの割合で含む組成物である、項A〜Eのいずれか一項に記載の方法。
本発明の組成物は、これに還元糖を配合した場合であっても、有効成分である分子量75000〜1000000のタンパク質がほとんど変性することなく残存する。従って、例えば、分子量75000〜1000000のタンパク質として免疫グロブリンであるIgGを含有する場合、本発明の組成物は、還元糖を加えた場合であっても長期にわたって、当該IgGに起因するウイルス感染予防効果を維持する等の特性を発揮することができる。
また本発明の方法によれば、組成物に含まれる分子量75000〜1000000のタンパク質がほとんど変性することなく残存する。従って、例えば、分子量75000〜1000000のタンパク質として免疫グロブリンであるIgGを含有する組成物である場合、本発明の方法によれば、還元糖を含有する場合であっても、長期にわたって、当該IgGに起因するウイルス感染予防効果を維持する等の特性を発揮することができる。
本発明組成物
本発明組成物は、下記成分(1)及び(2)を含有し:
(1)分子量75〜68000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の少なくとも一種
(2)分子量75000〜1000000のタンパク質、
組成物中の成分(1)の含有量が0.75〜10重量%であり、かつ成分(1)1モルに対して成分(2)の総量が20〜50モルであることを特徴とする。
成分(1)
本発明においてペプチドには、例えば、モノペプチド、ジペプチド、オリゴペプチド、ポリペプチド等が含まれる。
また、本発明において、アミノ酸、ペプチド及びタンパク質を包括的にアミノ酸類と称することもある。また、アミノ酸類には、その他のアミノ化合物も含む。
本発明の組成物に配合する成分(1)のアミノ酸類の分子量は、通常75〜68000、好ましくは75〜35000である。この範囲内であれば、組成物中に還元糖が存在している場合でも、分子量75000〜1000000のタンパク質、例えば、免疫グロブリンの変性を抑制することができる。
本発明において、成分(1)のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質は、分子量が上記範囲にあり、かつ分子の一部に遊離のアミノ基を有するものであれば特に限定されないが、例えば、カゼイン;C−800(平均分子量30233、アミノ酸数228.2の乳タンパク質分解物(森永乳業株式会社製));ラクトグロブリン、ウシ血清グロブリン等のグロブリン;ラクトアルブミン、ウシ血清アルブミン等のアルブミン;CU2500A(平均分子量550、アミノ酸数5の乳タンパク質分解物(森永乳業株式会社製));W−800(平均分子量24345、アミノ酸数188.8の乳タンパク質分解物(森永乳業株式会社製));CPOP(平均分子量960、アミノ酸数8.7の乳タンパク質分解物(森永乳業株式会社製))等のペプチド及びグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、アルギニン、グルタミン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、システイン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、アスパラギン、セリン等のアミノ酸やその他のアミノ酸誘導体が含まれる。
これらのアミノ酸類は、一種単独で用いても、複数種類を組み合わせでもよい。
本発明の組成物に含まれる分子量75〜68000アミノ酸類の総数のうち、分子量75〜35000のアミノ酸類の割合は、物質量(モル数)で、好ましくは、90〜100%、より好ましくは95〜100%である。
成分(2)
本発明組成物中に含まれる成分(2)のタンパク質としては、分子量75000〜1000000のものであれば、特に限定されることなく、公知のタンパク質を広く使用することができる。当該成分(2)のタンパク質の分子量は、好ましくは、100000〜1000000であり、より好ましくは、130000〜1000000であり、さらに好ましくは、140000〜200000である。このような成分(2)のタンパク質としては、例えば、ラクトフェリン、トランスフェリン、オボトランスフェリン、βコングリシニン、免疫グロブリン等があげられる。免疫グロブリンとしては、ウシ由来のもの、ヒト由来のもの等が挙げられるがこれらに限定されない。
また、本発明の組成物に使用される免疫グロブリンとしては、特に限定されないが、定常領域の構造の違いにより、IgG、IgA、IgM、IgDおよびIgEの5つのアイソタイプがあげられ、なかでも、IgGが好ましい。
これらの成分(2)のタンパク質は、一種単独で用いても、複数種類を組み合わせてもよい。
成分(1)及び(2)を含有する組成物
組成物中の成分(2)のタンパク質の含有量は、通常0.75〜10重量%、好ましくは0.75〜7.5重量%である。例えば、成分(2)のタンパク質としてIgGをこの範囲内で含有する組成物をチュアブル錠やトローチ錠等として摂取した場合、唾液中のIgG濃度を一定レベル以上に維持することができるためウイルス感染予防の点で好ましい。
本発明の組成物には、成分(2)のタンパク質総量1モルに対して、成分(1)のアミノ酸類の総量が、通常20〜50モル、好ましくは30〜50モル、より好ましくは40〜50モル配合される。この範囲内であれば、組成物中に還元糖が存在している場合でも、成分(2)のタンパク質の変性を抑制することができる。
ここで、本発明組成物中に含まれるアミノ酸類の物質量は、例えば、以下に示すように算出することができる。
分子量75000〜1000000のタンパク質として、例えば、分子量が既知のIgGを用いた場合、IgGの物質量は、
本発明の組成物中のIgG重量/IgGの分子量 = 物質量(mol)
により算出することができる。
同様に、分子量が既知のアミノ酸類の物質量は、本発明の組成物中のアミノ酸類の重量/アミノ酸類の平均分子量 = 物質量(mol)により算出することができる。
また、分子量が未知のアミノ酸類を用いた場合、まず、HPLC、SDS−PAGE等の公知の方法により分子量を決定した上で、上記数式により算出することができる。
前述するように、従来のタンパク質含有組成物は、還元糖を配合した場合、分子量75000〜1000000のタンパク質が糖とのメイラード反応により変性し、活性が著しく下がってしまっていた。これに対し、分子量75000〜1000000のタンパク質(成分(2))と分子量75〜68000のアミノ酸類(成分(1))とを上記特定の配合割合で含有する本発明組成物は、成分(2)のタンパク質に由来する活性が高く、且つ還元糖を配合した場合であってもその経時的安定性が高いため、長期にわたって当該活性が維持されるという利点を有する。例えば、成分(2)のタンパク質としてIgGを含む本発明組成物は、ウイルス感染予防に十分な抗体活性を備え且つ還元糖を配合した場合であってもその経時的安定性が高いため、長期にわたってウイルス感染予防効果が有効に持続するという利点を有する。
従って、好ましい実施形態において、本発明の組成物は、上記成分(1)及び(2)に加えて、非還元糖のみならず還元糖を含有していてもよい。
還元糖としては、例えば、グルコース、エリトロース、リボース、アラビノース、グルコース、マンノース、エリトルロース、フルクトース等の単糖、マルトース、ラクトース等の二糖、ラフィノース等の三糖等が挙げられる。還元糖は、単糖、二糖、三糖等、いずれでもよいが、味の点で優れ、かつ本発明の効果を発揮しやすいことから、好ましくは、単糖または二糖である。
還元糖を含む実施形態において、本発明の組成物中の還元糖の含有量は、通常3〜40重量%、好ましくは5〜30重量%である。
還元糖を配合した実施形態においては、本発明の組成物は、人工的でない天然の甘味を呈し、味に優れる。
本発明の組成物は、経口用の組成物として調製されることが望ましい。本発明の組成物は、健康食品(栄養補助食品、特別用途食品、栄養機能食品、特定保健用食品、サプリメント等)、病者用食品等の食品、及び経口医薬品等の医薬品として用いることができる。このような用途に用いるために、本発明の組成物を調製する場合は、継続的な摂取が行いやすいように、例えば顆粒剤(ドライシロップを含む)、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤)、錠剤(チュアブル剤、トローチ等を含む)、散剤(粉末剤)、丸剤等の各種の固形製剤、または内服用液剤(液剤、懸濁剤、シロップ剤を含む)等の液状製剤等の形態で調製することが望ましい。なかでもチュアブル剤、トローチ等の錠剤とすることが、本発明の効果を発揮しやすく、かつ成分(2)のタンパク質としてIgGを配合した場合、摂取者の唾液中のIgG濃度を一定以上に維持することができる点等から好ましい。カプセル剤、錠剤形態の食品または医薬品とする際には、薬学的に許容される公知の担体を用いることができ、医薬や食品(特にサプリメント)の分野で採用されている通常の製剤化手法を適用することができる。例えば、錠剤は、各成分を処方に従って添加配合し、粉砕、造粒、乾燥、整粒および混合を行い、得られた調製混合物を打錠することによって調製することができる。
さらに、必要に応じて、当該分野において通常用いられる製剤化のための添加物、例えば、溶媒、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、安定化剤、流動化剤、希釈剤、分散剤、湿潤剤、保存剤、防腐剤、粘稠剤、pH調整剤、着色剤、香料、矯味矯臭剤、界面活性剤、溶解補助剤、錠剤用崩壊剤等を配合することができ、また、コーティング剤を用いてコーティング錠剤にすることもできる。ペースト状の膠剤とすることもできる。また、他の形態に調製する場合であっても、従来の方法に従えばよい。さらに、顆粒状、粉末状、液状等の形態の本発明の組成物を、例えば、飲料、菓子類、パン類、スープ類等の各種飲食品;ドッグフード、キャットフード等の各種ペットフード等に添加して各種飲食品として調製することもできる。また、食品用途において、本発明組成物は、上記形態に加えて、グミ、ガム、クッキー、ヨーグルト、クリーム等の形態をとってもよい。これらの食品または医薬品の製造方法は、本発明の効果を損なわないものであれば特に限定されず、各用途で当業者によって使用されている方法に従えばよい。
成分(2)のタンパク質として、IgG等の免疫グロブリンを配合した場合、本発明組成物の摂取量としては、通常、一回当り免疫グロブリンが好ましくは7.5〜70mgの割合で摂取できるような量を挙げることができる。
本発明組成物の製造方法
本発明の組成物は、当該分野において通常用いられる方法により製造することができる。例えば、錠剤形態の組成物の場合、上記の成分(1)のアミノ酸類及び成分(2)のタンパク質、ならびに必要に応じて還元糖、任意成分等を前述の配合割合に従って混合し、打錠することにより製造することができる。
本発明の組成物を調製する際、成分(1)のアミノ酸類及び成分(2)のタンパク質は、含有量及び配合割合が最終的に上記範囲内となるような割合で用いるのであれば、単離精製したものを原料として用いても、これらの成分を含有する組成物を原料として用いてもよい。
生乳には、上記成分(1)のアミノ酸類及び成分(2)のタンパク質が含まれている。従って、生乳を種々の方法にて加工した乳加工物等を、本発明の組成物を調製するための原料組成物として用いることができる。
ここで、乳加工物としては、任意の乳加工物を用いることができ、例えば、脱脂粉乳、濃縮粉乳、全粉乳、ホエーパウダー、濃縮ホエーパウダー等が挙げられる。
乳加工物の原料となる生乳としては、任意の時期に搾乳されたものを用いることができるが、成分(2)のタンパク質としてIgGを用いる場合、分娩後約10日以内、好ましくは分娩後約7日以内に搾乳された生乳が、IgGの含有量が高いため好ましい。
以下に実施例を用いて本願発明の特定の形態について例示する。
実施例
下記の手順に従い、実施例及び比較例の組成物を調製した。
尚、本明細書中において、特に言及しない限り、%は、重量%を意味する。
(混合物の調製及び打錠)
表1〜7に記載の配合に従い各成分を混合した(実施例1〜58、比較例1〜22)。尚、表1〜7に記載する成分は全て粉末形態を有している。実施例1〜44及び比較例1〜20において、IgGとしては、ウシ由来IgG(Sigma社、分子量15万)を用いた。次いで、混合した粉末を1g秤り取り、造粒することなくそのまま打錠した。打錠は、油圧式打錠機(RikenPower Type SMP-3, CDM-4:RIKEN SEIKI CO.LTD.)、15φの臼杵を使用して、圧力(0.18kgf/cm)をかけて行った。
各実施例及び比較例の組成物の各成分の含有割合、IgG(成分(2))及びアミノ酸類(成分(1))の物質量(いわゆるモル数)、ならびにIgGとアミノ酸類とのモル比を、表1〜7に示す。
Figure 2012158615
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実施例1〜58、比較例1〜22において、各組成物に含まれるIgG及びアミノ酸類の物質量は、平均分子量が既知の成分については、
配合重量/平均分子量 = 物質量 (mol)
により算出した。
実施例45〜58、比較例21〜22において、各組成物に含まれるIgG及びアミノ酸類の物質量は、分子量が未知の成分については、分子量5000以上のアミノ酸類については下記(1)の方法、分子量5000未満のアミノ酸類については下記(2)の方法に従って算出した。
(1)物質量の測定方法 (分子量5000以上のアミノ酸類)
SDS−PAGEによる定量を行い分子量に合わせてそれぞれのペプチド数を測定した。SDS−PAGE
アミノ酸類を精製水に溶解し、1mg/mLに調製した(標品溶液)。
標品溶液について、1μLをサンプル緩衝液(0.1M Tris/HCl pH6.8、3%SDS、10%グリセリン、10%β−メルカプトエタノール、0.1%BPB)10μLとそれぞれ混合し、100℃で5分間加熱した。これらについて、SDS−PAGE mini(4−20%グラジエントゲル、TEFCO社)を用いて分子量マーカー(SDS−PAGEスタンダード Broad、Bio−Rad社)と共に泳動(18mA定電流,泳動緩衝液:25mM Tris/HCl、0.19M Glycine、0.1%SDS、pH 8.3)を行った後、CBB染色(PhastGel Blue R、Amersham Biosciences社)を行った。
CBB染色したゲルをImageScanner(Amersham Biosciences社)で取り込み、Image Master 1D Elite(Amersham Biosciences社)で解析を行った。分子量マーカーの31kDaのバンド(Carbonic Anhydrase)を1μgとして各バンドの定量を行った。
上記の試験より、各バンドの分子量ならびに質量を特定し、実施例中ならびに比較例中の各バンドの質量(mg)を分子量(mg換算)で割ることにより、ペプチド数を測定する。
(2)物質量の測定方法(分子量5000未満のアミノ酸類)
下記の手順で、HPLCにより平均分子量を測定した。
カラムとしてはTSKgel G2500PWXL 7.8mmID.*300mm(東ソー株式会社製) を使用し、移動相としては0.1%トリフルオロ酢酸/ アセトニトリル=45/55を用い、測定温度25℃、流速1.0mL/min、検出波長215nmでHPLCを行った。
標品として、グリシン、チロトピン放出ホルモン、黄体形成ホルモン放出ホルモン、グルカゴン、ミオグロビンを配合した標品を利用した(Separation of peptides by size−exclusion chromatography on TSK−GEL: TOSOH Separation Report 73ページ:5−5(2)参照)。
標品のピーク面積より、各試料の分子量5000以下のペプチドについて平均分子量ならびに質量を測定し、質量(mg)を平均分子量(mg換算)で割ることにより、ペプチド数を算出した。
試験例1
インフルエンザのHI試験よりインフルエンザウイルスの感染予防効果を奏する最小のIgG量を評価した。具体的な操作は以下の通りである:
(I)IgGの調製
IgG試料として、(1)ウシ由来IgG(Sigma社)、(2)牛乳から抽出したIgG(以下、牛乳IgGという)、及び(3)ヒトの血液から抽出したIgG(以下、ヒトIgGという)を用いた。
(1)ウシ由来IgGについては、Cathing Buffer60μlとElution Buffer70μlにウシ由来IgG(Sigma社)を加え混合したものを試料液として用いた。
(2)牛乳IgG及び(3)ヒトIgGについては、IgG Purification kit−G(株式会社同人化学研究所製)を使用して、牛乳(2)または2年以上インフルエンザに罹っていなく、予防接種もしていないヒト血液(3)からIgGを抽出したもの(最終のろ液)を試料液として使用した。
具体的には、牛乳(2)又はヒト血液(3)各50μlにWashing Bufferを50μl入れて混合し、Protein A/G Cartridge tubeに入れ混合し2分間室温においた。8,000×gで30秒遠心し、Washing Buffer200μlと混合し、8,000×gで30秒遠心を3回繰り返した。1.5mlのマイクロチューブにCathing Buffer60μl加えた後、Protein A/G Cartridge tubeを取り付け、Elution Buffer70μl加え混合した。8,000×gで30秒遠心後のろ液を試料液として用いた。尚、Cathing Buffer、Elution Buffer及びWashing Bufferは、IgG Purification kit−G(株式会社同人化学研究所製)に同包されているものを使用した。
各試料液のIgG濃度は280nmの吸光度から算出した。その結果、各試料液のIgG濃度は(1)102.4μg/ml(2)105.6μg/ml(3)112μg/mlであった。
(II)インフルエンザウイルス液の調製
インフルエンザウイルスとしては、発育鶏卵(11日目)の尿膜腔内にて培養増殖させたインフルエンザA型(H1N1)を用いた。当該ウイルスサンプルを、PBSを用いて2倍段階希釈し、種々の濃度のウイルス液を調製した。このように調製した各濃度のウイルス液25μlに、PBS25μl及び50μlの0.5%赤血球PBS溶液を加えて混合し、目視により凝集の有無を確認した。
各濃度につき12回ずつ同じ試験を繰り返し、12回すべてにおいて赤血球凝集が生じた濃度のうち最小濃度のウイルス液を以下の試験に用いた。
(III)インフルエンザウイルスの感染予防効果を奏する最小IgG量の評価
96穴プレート各穴にPBSを25μlずつ分注した。(I)で調製したIgG試料液25μlを1列目にいれマイクロピペットで数回吸吐出を行った。1列目の混合液25μlを2列目に移し同様の操作を行った。12列まで同じ操作をし2倍希釈系列を作製した。次に各穴に(II)で調製したインフルエンザウイルス液25μlずつ分注する。プレートを軽くゆすり混合させ、室温で1時間静置した。その後各穴に0.5%赤血球を50μlずつ加え、プレートをゆすって混合し、室温で2時間反応させた後、赤血球凝集の有無を目視で確認し、阻害活性を判定した。
阻害活性の判定は、赤血球が凝集した場合(赤血球が全体に広がる)に阻害活性なし、凝集しなかった場合(赤血球が中心に集まる)阻害活性ありとした。
各IgGについて
阻害活性を示す最小濃度は下記表8の通りであった。
Figure 2012158615
上記の結果から、IgG濃度が3.2μg/ml以上であれば、インフルエンザウイルスの感染予防効果が期待できる。
(IV)本発明の組成物のインフルエンザウイルス感染予防効果の評価
次に、打錠直後の実施例5及び比較例1の錠剤形態の組成物(1.0g)をそれぞれ、10名のモニターに口で噛み砕いてもらい、噛み砕き直後の唾液中のウシ由来IgG濃度をELISA法により測定した。
サリベット コットン(ザルスタット株式会社製)中の脱脂綿を口に入れて唾液を吸収させ、唾液を含んだ脱脂綿を回収し、これを2800rpm 20分間遠心し、ろ過液中のIgG量を測定した。
ろ過された唾液をPBSで20倍に希釈し、Bovine IgG ELISA Quantitation Kit(BETHYL社製)とELISA Accessory Starter Kit(BETHYL社製)を使用して、ダブルサンドイッチELISA法を使いIgG量を定量した。
上記表8の結果に基づき、唾液中のIgG量が平均(n=10)3.2μg/ml以上を○、平均(n=10)3.2μg/ml未満を×として判定した。結果を表9に示す。
Figure 2012158615
IgGを0.50重量%含有する比較例1の錠剤を噛み砕いた後の唾液中IgG量は、平均2.78μg/mlと低かったのに対して、IgGを0.75重量%含有する実施例5を噛み砕いた際の唾液中IgG量は、平均4.07μg/mlと高く、インフルエンザウイルス感染予防効果を奏するIgG最小濃度である3.2μg/mlを大きく上回っていた。
試験例2
実施例5及び比較例4の錠剤を各々打錠直後及び40℃で6ヶ月保存後にモニター10名に口で噛み砕いてもらい、直後の唾液中IgG濃度を、上記試験例1と同様にして、ELISA法により測定した。唾液中のIgG量が3.2μg/ml以上を○として判定した。結果を下記の表10に示す。
Figure 2012158615
比較例4及び実施例5の錠剤を、打錠直後に噛み砕いた後の唾液中IgG量は、それぞれ、平均4.03及び4.07と高く、インフルエンザの予防効果を奏するIgG最小濃度である3.2μg/mlを大きく上回っていた。
40℃6ヶ月保存後の比較例4の錠剤を噛み砕いた後の唾液中IgG量は、平均2.64μg/mlと低かったのに対して、実施例5の錠剤を噛み砕いた際の唾液中IgG量は、平均3.54μg/mlと高く、依然として、インフルエンザウイルス感染の予防効果を奏するIgGの最小濃度である3.2μg/mlを大きく上回っていた。
試験例3
実施例1〜57、比較例2〜22において、錠剤中のIgG量を打錠直後と40℃6ヶ月保存後で測定した。
尚、錠剤中のIgG量は、以下の手順で、中圧液体クロマトグラフィー法を用いて測定した。
錠剤を乳鉢ですりつぶした粉末を0.02Mリン酸緩衝液で100mg/mlの濃度になるように調整し、0.45μmのフィルターでろ過した試料(処理試料)中のIgG量を測定した。
各処理試料100μlを0.02Mリン酸緩衝液で平衡化したUltralink Immobilized Protein G Plusカラム(Φ3×100mm Pierce Chemical、Rockford、USA)に添加し、平衡化緩衝液10mlで洗浄した。次いで、0.1Mグリシン−塩酸緩衝液(pH2.7)を1ml/minの流速で流すことによりプロテインGに結合したIgGを溶出させた。IgG量は、既知濃度の牛乳IgGを用いて作成した標準曲線を用いて、その220nmにおける吸光度から算出した(文献2:脱脂粉乳中のIgGの抗体機能の解明と新規免疫調節機能の探索 平成17年度 脱脂粉乳の新規需要開拓に関する情報収集・研究報告書 発行:社団法人日本酪農乳業協会 89−115頁(平成18年6月発行))。
IgGを0.75%の割合で含む実施例5の錠剤を打錠直後に噛み砕いた際の唾液中IgG濃度は、平均4.07μg/mlであった。試験例1にて示すように、インフルエンザウイルスの感染に対する予防効果を期待できる唾液中のIgGの最小濃度が3.2μg/mlであった。これらのことから、錠剤中のIgG濃度が実施例5と同じ0.75%であるかまたはそれ以上である場合であって、40℃6ヶ月保存後のIgG濃度が、打錠直後のIgG濃度の80%以上であれば、当該錠剤は、インフルエンザウイルス感染に対する予防効果を示すことが期待できる。従って、IgGの経時的安定性を、IgG残存率から以下のように評価した。
IgG残存率
×:80%未満
○:80%以上90%未満
◎:90%以上
結果を、上記表1〜7に示す。
表1〜7に示すように、比較例2〜22の錠剤は全て、40℃6ヶ月保存後、IgGの残存率が80%未満であったのに対し、実施例1〜57の錠剤は、いずれも80%以上の割合でIgGが残存し、高い経時的安定性を示した。また、実施例1〜7の錠剤において、IgGの代わりにラクトフェリン、IgAまたはIgMを使用して同様に調製した錠剤も、同様の結果が得られた。また、試験例1及び2の結果を併せて考慮すると、実施例1〜57は全て、40℃6ヶ月の保存後であってもインフルエンザウイルス感染に対する予防効果を期待できる。
試験例4
実施例1〜7と比較例2〜5の味について「天然感のあるおいしい甘さであるか」という質問を20名に行い、以下の評価の総合点より○以上を合格とした。
(評価)
1.天然感がありおいしい 5点
2.やや天然感がありおいしい 4点
3.どちらともいえない 3点
4.あまり天然感がない 2点
5.天然感がない 1点
(総合点)
80点以上 ・・・ ◎
60点以上 ・・・ ○
40点以上 ・・・ △
40点未満 ・・・ ×
結果を表1〜7に示す。
還元糖を配合した組成物は、いずれも自然な甘味を有し、味がよかった。
処方例
表11〜18に記載の処方にしたがって、定法どおり組成物を調製した。
Figure 2012158615
Figure 2012158615
Figure 2012158615
Figure 2012158615
Figure 2012158615
Figure 2012158615
Figure 2012158615
Figure 2012158615

Claims (6)

  1. 還元糖、並びに下記成分(1)及び(2)を含有する組成物における還元糖による成分(2)の変性を抑制する方法であって、当該組成物中の成分(2)の含有量を0.75〜10重量%とし、かつ成分(2)の総量1モルに対する成分(1)の総量を20〜50モルとすることを特徴とする、上記方法:
    (1)分子量75〜68000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の少なくとも一種
    (2)分子量75000〜1000000のタンパク質。
  2. 前記成分(1)中に含まれる分子量75〜35000のアミノ酸、ペプチド及びタンパク質の割合がモル数で95〜100%である、請求項1に記載する方法。
  3. 還元糖が単糖及び二糖からなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1または2に記載する方法。
  4. 成分(2)が免疫グロブリンである請求項1〜3のいずれか一項に記載する方法。
  5. 前記組成物が錠剤形を有するものである請求項1〜4のいずれか一項に記載する方法。
  6. 前記組成物が、一回摂取量当り成分(2)を7.5〜70mgの割合で含む組成物である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。


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