JP2012157552A - 放射線画像撮影装置および照射野確認方法 - Google Patents

放射線画像撮影装置および照射野確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の撮影方向から被検体の放射線画像を撮影するに際し、複数の撮影方向から発せられる放射線の照射範囲を容易に確認できるようにする。
【解決手段】赤色光源40を第1の撮影位置に対応する位置に移動し、青色光源41を第2の撮影位置に対応する位置に移動する。コリメータ42を、赤色光Rが照射範囲A1の左側の外縁部を規定するとともに、青色光Bが照射範囲A2の右側の外縁部を規定するように、赤色光Rおよび青色光Bを遮光する位置に移動し、開口の程度を調整する。赤フィルタ44を、赤色光Rを透過させ、かつその右側端部により照射範囲A2の左側の外縁部を規定するよう、青色光Bを遮光する位置に移動する。青フィルタ45を、青色光Bを透過させ、かつその左側端部により照射範囲A1の右側の外縁部を規定するよう、赤色光Rを遮光する位置に移動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、異なる複数の撮影方向から照射野絞りを用いて被検体を撮影して、複数の放射線画像を取得する放射線画像撮影装置および放射線の照射野を確認する照射野確認方法に関するものである。
放射線画像等の医用画像を表示する装置として、左右両眼間の視差情報を含む2つの放射線画像に基づいて立体視画像(3次元画像、ステレオ画像)を表示する装置が提案されている。このような立体視画像は、被検体に異なる方向から放射線を照射し、その被検体を透過した放射線を放射線検出器によりそれぞれ検出して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視可能に表示される。このように立体視画像を立体視可能に表示することにより、奥行き感のある放射線画像を観察することができるため、診断をより行いやすくすることができる。
また、放射線画像撮影装置において、患部をより詳しく観察するために、放射線源を移動させて異なる複数の方向から被検体に放射線を照射して撮影を行い、これにより取得した画像を加算して所望の断面を強調した画像を得ることができるトモシンセシス撮影が提案されている。トモシンセシス撮影では、撮影装置の特性や必要な断層画像に応じて、放射線源を放射線検出器と平行に移動させたり、円や楕円の弧を描くように移動させて、異なる照射角となる複数の照射位置において被検体を撮影することにより複数の放射線画像を取得し、単純逆投影法あるいはフィルタ逆投影法等の逆投影法等を用いてこれらの放射線画像を再構成して断層画像を生成する。
一方、放射線を用いて撮影を行う際には、被検体の観察に必要のない部分に放射線を照射することによる人体への弊害およびそれら観察に不要な部分からの散乱光による画質性能の低下等を防止するために、放射線が被検体の必要な部分にのみ照射されるように、被検体上の放射線の照射範囲(照射野)を制限する照射野絞りを使用して撮影を行うことが多い。例えば、乳癌検診等に利用されるマンモグラフィ撮影装置において、経過観察を行うために継続的に放射線画像を撮影して診断を行う場合、腫瘤または石灰化等の病変が存在する領域は過去に撮影した放射線画像を用いた診断によりあらかじめ分かっている。このため、病変が存在する部分にのみ放射線が照射されるように照射野絞りを用いてスポット撮影を行うようにすれば、被検体の被曝量を低減できるとともに、散乱光による画質の低下等を防止できる。
ここで、上述した立体視画像を表示するための複数の放射線画像を撮影するに際し、各撮影方向毎に照射野絞りを調整することにより、撮影方向に拘わらず被検体に対する無駄な被曝を防止する手法が提案されている(特許文献1参照)。また、トモシンセシス撮影を行う際に、複数の撮影方向のそれぞれにおいて、可視光を用いて照射範囲を確認する手法も提案されている(特許文献2参照)。また、複数の放射線画像を撮影するに際し、2つの光源および照射野絞りを用意し、2つの撮影方向から可視光を交互に発光させることにより、照射範囲を確認する手法が提案されている(特許文献3参照)。特許文献2,3の手法によれば、撮影前に被検体のどの部分に放射線が照射されるかを可視光により確認することができるため、被検体の位置決めを容易に行うことができるとともに、被検体への無駄な被曝を軽減することができる。
特開2010−233875号公報 特開平10−295680号公報 特開昭58−19545号公報
しかしながら、特許文献2に記載された手法は、複数の撮影方向毎に照射範囲を確認するものであるため、複数の撮影方向からの撮影により被検体上のどの部分に放射線が照射されるのかを一度に確認することができない。また、特許文献3に記載された手法は、2つの光源および照射野絞りを用いているが、可視光を交互に発光するものであるため、複数の撮影方向からの撮影により被検体上のどの部分に放射線が照射されるのかを一度に確認することができない。
とくに、撮影台上の撮影台を追加し、その上に被検体を載せることにより、被検体が拡大された放射線画像を取得する拡大撮影を行う場合、撮影台を追加する前に設定した被検体上の照射範囲は、撮影台を追加した場合の被検体上の照射範囲と異なるものとなる。また、撮影台を追加して拡大のステレオ撮影を行う場合、放射線源を傾けることにより、被検体の端部が欠けやすくなるため、照射範囲を確認して被検体の位置決めをやり直す必要がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、複数の撮影方向から被検体の放射線画像を撮影するに際し、複数の撮影方向から発せられる放射線の照射範囲を容易に確認できるようにすることを目的とする。
本発明による放射線画像撮影装置は、被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を取得する放射線検出手段と、
前記放射線照射手段を所定方向に移動しつつ、複数の撮影方向から前記被検体に前記放射線を照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる複数の放射線画像を取得するよう、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を制御する撮影制御手段と、
前記放射線照射手段と前記被検体との間に設けられ、前記放射線の照射野を、前記複数の撮影方向のそれぞれに対応させて、前記被検体上に複数設定する照射野絞り手段と、
前記被検体上における前記複数の照射野に対応する複数の領域のそれぞれに、異なる波長域の照射野確認光を同時に照射する確認光発光手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記確認光発光手段を、前記複数の撮影方向のそれぞれから前記異なる波長域の光を発光する複数の光源と、
前記所定方向において、すべての前記照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記複数の光源からの光を遮光する遮光手段と、
前記複数の光源のそれぞれから発せられる光を透過する位置に配置された、前記複数の光源のそれぞれから発せられる波長域の光のみをそれぞれ透過させる複数のフィルタ手段とを備えるものとし、
前記複数の撮影方向のうちの一撮影方向についての前記フィルタ手段を、前記所定方向において隣接する撮影方向の照射野を規定するよう、該隣接する撮影方向についての光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなるものとしてもよい。
また、前記撮影方向が2箇所の場合において、前記2つの撮影方向のうちの一方の撮影方向についての前記フィルタ手段を、他方の撮影方向の照射野を規定する2つの外縁部のうち、該一方の撮影方向に近い側の外縁部を規定するように、該他方の撮影方向についての光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなるものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記確認光発光手段を、前記複数の撮影方向のうちの最も離れた2つの撮影方向のそれぞれから前記異なる波長域の光を発光する2つの光源と、
前記所定方向において、すべての前記照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記複数の光源からの光を遮光する遮光手段と、
前記2つの光源のそれぞれから発せられる光を透過する位置に配置された、前記2つの光源のそれぞれから発せられる波長域の光のみをそれぞれ透過させる2つのフィルタ手段とを備えるものとし、
前記2つの撮影方向のうちの一方の撮影方向についての前記フィルタ手段を、他方の撮影方向の照射野を規定する2つの外縁部のうち、該一方の撮影方向に近い側の外縁部を規定するように、該他方の撮影方向についての光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなるものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記撮影方向が2箇所の場合において、前記確認光発光手段を、前記2つの撮影方向に対応する前記異なる波長域の光を同時に発光する光源と、
前記所定方向において、前記2つの照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記光源からの光を遮光する遮光手段と、
前記2つの撮影方向のそれぞれに対応する波長域の光のみをそれぞれ透過させる2つのフィルタ手段とを備えるものとし、
前記2つの撮影方向のうちの一方の撮影方向についての前記フィルタ手段を、他方の撮影方向の照射野を規定する2つの外縁部のうち、該一方の撮影方向に近い側の外縁部を規定するように、前記光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなるものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記確認光発光手段を、前記複数の撮影方向に対応する前記異なる波長域の光を同時に発光する光源と、
前記所定方向において、前記複数の照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記光源からの光を遮光する遮光手段と、
少なくとも前記複数の撮影方向のそれぞれに対応する波長域の光のみをそれぞれ透過させる複数のフィルタ手段とを備えてなるものとし、
前記複数のフィルタ手段を、前記遮光手段とともに前記複数の照射野の外縁部をそれぞれ規定するように、前記光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなるものとしてもよい。
本発明による照射野確認方法は、被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を取得する放射線検出手段と、
前記放射線照射手段を所定方向に移動しつつ、複数の撮影方向から前記被検体に前記放射線を照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる複数の放射線画像を取得するよう、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を制御する撮影制御手段と、
前記放射線照射手段と前記被検体との間に設けられ、前記放射線の照射野を、前記複数の撮影方向のそれぞれに対応させて、前記被検体上に複数設定する照射野絞り手段とを備えた放射線画像撮影装置における照射野確認方法であって、
前記被検体上における前記複数の照射野に対応する複数の領域のそれぞれに、異なる波長域の照射野確認光を同時に照射することを特徴とするものである。
本発明によれば、被検体上における複数の撮影方向に対応する複数の照射野のそれぞれに対応する領域に、異なる波長域の照射野確認光を同時に照射するようにしたものである。このため、被検体上において、複数の撮影方向から発せられる放射線が同時に照射される領域には、複数の波長域の照射野確認光が混色した光が照射されることとなる。したがって、複数の撮影方向から発せられる放射線が同時に照射される領域を容易に確認することができる。
本発明の実施形態による放射線画像撮影装置の概略構成図 図1に示す放射線画像撮影装置のアーム部を図1の右方向から見た図 図1に示す放射線画像撮影装置のコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート 拡大撮影を説明するための図 図1のY方向から見た確認光発光部の構成を示す概略図 図1のY方向から見た確認光発光部の他の構成を示す概略図 トモシンセシス撮影を説明するための図 トモシンセシス撮影を行う場合における放射線画像撮影装置のコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 図1のY方向から見た確認光発光部のさらに他の構成を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態による放射線画像撮影装置の概略構成図である。放射線画像撮影装置1は、乳房の放射線画像を立体視するためのステレオ画像を生成するために、異なる撮影方向から乳房Mを撮影して複数の放射線画像を取得するものである。図1に示すように放射線画像撮影装置1は、撮影部10、撮影部10に接続されたコンピュータ2、コンピュータ2に接続されたモニタ3および入力部4を備えている。
撮影部10は、基台11、基台11に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸12、および回転軸12により基台11と連結されたアーム部13を備えている。なお、図2には図1の右方向から見たアーム部13を示している。
アーム部13はアルファベットのCの形をしており、その一端には撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線照射部16が取り付けられている。アーム部13の回転および上下方向の移動は、基台11に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線検出器15、および放射線検出器15からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33が備えられている。
また、撮影台14の内部には、放射線検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部等が設けられた回路基板等も設置されている。
また、撮影台14はアーム部13に対し回転可能に構成されており、基台11に対してアーム部13が回転したときでも、撮影台14の向きは基台11に対し固定された向きとすることができる。
放射線検出器15は、放射線画像の記録および読み出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチがオン・オフされることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部16の内部には、放射線源17および放射線源コントローラ32が収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流、時間、管電流時間積等)とを制御するものである。
また、放射線照射部16にはコリメータ(照射野絞り)22が接続されており、コンピュータ2からの制御信号により開口を調整して、乳房Mに照射される放射線の照射範囲(照射野)を設定できるようになっている。なお、コリメータ22は、発光コントローラ35により、放射線照射部16の下方に出し入れ可能とされている。また、コリメータ22を用いて放射線の照射野を設定する際には、放射線に代えて可視光がコリメータ22を介して乳房Mに照射される。なお、可視光はコリメータ22に設けられた照射野ランプ(不図示)から発せられる。これにより、操作者は乳房Mに照射された可視光の範囲をコリメータ22の開口を調整して、放射線の照射野を設定することができる。
さらに、放射線照射部16には、後述する複数の撮影方向のそれぞれについての照射野を確認するための照射野確認光を発光する確認光発光部24が設けられている。なお、確認光発光部24は、発光コントローラ35により、放射線照射部16の下方に出し入れ可能とされている。発光コントローラ35は、後述するコンピュータ2の制御により動作して、確認光発光部24を放射線照射部16の下方に出し入れするとともに、照射野確認光の発光を制御する。
また、アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置されて乳房Mを押さえつけて圧迫する圧迫板18、その圧迫板18を支持する支持部20、および支持部20を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構19が設けられている。圧迫板18の位置および圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。
コンピュータ2は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等の記憶部等を備えており、これらのハードウェアによって、図3に示すような制御部2a、放射線画像記憶部2b、照射野設定部2c、確認光制御部2dおよび表示制御部2eが構成されている。
制御部2aは、各種のコントローラ31〜35に対して所定の制御信号を出力し、装置全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後述する。
放射線画像記憶部2bは、互いに異なる2つの撮影方向からの撮影によって放射線検出器15によって検出された2つの放射線画像を記憶するものである。
照射野設定部2cは、乳房M上の所定の領域にのみ放射線が照射されるように、開口を調整する制御信号をコリメータ22に出力することにより、放射線の照射野を設定する。また、制御信号を発光コントローラ35に出力することにより、コリメータ22の放射線照射部16の下方への出し入れを制御する。なお、照射野設定部2cは、自動でコリメータ22の開口を調整して照射野を設定するものであってもよく、操作者による入力部4からの入力によりコリメータ22の開口を調整して照射野を設定するものであってもよい。これにより、放射線画像の撮影時には、図1の破線Hに示すように、放射線が絞られて乳房Mに照射されることとなる。
なお、設定された照射野に関する情報は、照射野パラメータとしてコンピュータ2の記憶部に記憶される。また、この照射野パラメータにより規定される照射により撮影を行う撮影メニューも、コンピュータ2に登録される。操作者は、設定した照射野により撮影を行いたい場合、登録した撮影メニューを使用する旨を入力部4から入力することにより、設定した照射野による撮影を行うことができる。
ここで、照射野パラメータは、放射線検出器15上における2つの撮影方向のそれぞれにおける放射線源17の位置、およびコリメータ22の開口の程度に応じて算出された、放射線検出器15の検出面上における放射線の照射範囲の位置の情報を含む。この照射範囲の位置は、2つの撮影方向についての放射線源17の位置、開口の位置および程度、並びに放射線源17から放射線検出器15の検出面までの距離に応じて算出することができる。
確認光制御部2dは、撮影時に乳房M上の照射野を確認するための照射野確認光を発光する制御信号を発光コントローラ35に出力することにより、確認光発光部24の放射線照射部16の下方への出し入れおよび照射野確認光の発光を制御する。照射野確認光の発光の制御については後述する。
表示制御部2eは、放射線画像記憶部2bから読み出された2枚の放射線画像に対して所定の処理を施した後、モニタ3に乳房Mのステレオ画像を表示させるものである。
モニタ3は、コンピュータ2から出力された2つの放射線画像G1,G2を用いてステレオ画像を3次元表示可能なように構成されたものである。なお、モニタ3は、放射線画像G1,G2のいずれかを2次元表示することも可能である。モニタ3の3次元表示の方式としては、例えば、2つの画面を用いて2つの放射線画像をそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラス等を用いることで一方の放射線画像は観察者の右目に入射させ、他方の放射線画像は観察者の左目に入射させることによってステレオ画像を表示する方式を採用することができる。また、2つの放射線画像を重ね合わせ、これを偏光グラスで観察することでステレオ画像を表示する方式を用いてもよい。さらに、モニタ3を3D液晶により構成し、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、2つの放射線画像G1,G2に基づくステレオ画像を表示する方式を用いてもよい。
入力部4は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものであり、操作者による撮影条件等の入力や撮影開始指示の入力等を受け付けるものである。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図4は本実施形態において撮影時に行われる処理を示すフローチャートである。まず、撮影台14の上に患者の乳房Mが設置され、圧迫板18により乳房Mが所定の圧力によって圧迫される(ステップST1)。次に、コリメータ22により放射線の照射野が設定される(ステップST2)。なお、照射野は、ステレオ撮影を行う2つの撮影方向のそれぞれにおいて設定される。このため、照射野パラメータは2つの照射野についてのものとなる。照射野パラメータはコンピュータ2の記憶部に記憶される。そして、入力部4において撮影開始の指示があると、乳房Mのステレオ画像の撮影が行われる(ステップST3)。
具体的には、まず、制御部2aが記憶された輻輳角θを読み出し、その読み出した輻輳角θの情報をアームコントローラ31に出力する。そして、アームコントローラ31において、制御部2aから出力された輻輳角θの情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、まず、図2の仮想線に示すように、アーム部13が撮影台14に垂直な方向(すなわち0度の方向)に対して−θ度回転するように制御信号を出力する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じて、アーム部13が撮影台14に対して−θ度回転した状態において、制御部2aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射および放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房Mを0度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線検出器15から放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部2bに放射線画像G1として記憶される。なお、アーム部13が撮影台14に対して−θ度回転した撮影方向を第1の撮影方向、第1の撮影方向における放射線源17の位置を第1の撮影位置とする。
次いで、乳房Mのステレオ画像を構成する2つの放射線画像のうちの2枚目の放射線画像G2の撮影が行われる。具体的には、アームコントローラ31が、図2の仮想線に示すように、アーム部13を撮影台14に垂直な方向に対して+θ度回転するよう制御信号を出力する。そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が+θ度回転した状態において、制御部2aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射および放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房Mを+θ度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、所定の信号処理が施された後、コンピュータ2の放射線画像記憶部2bに放射線画像G2として記憶される。なお、アーム部13が撮影台14に対して+θ度回転した撮影方向を第2の撮影方向、第2の撮影方向における放射線源17の位置を第2の撮影位置とする。
そして、放射線画像記憶部2bに記憶された2つの放射線画像G1,G2が読み出され、所定の処理が施された後、モニタ3に出力され、モニタ3において乳房Mのステレオ画像が表示される(ステップST4)。
ここで、コリメータ22を用いて照射野を設定した後、その照射野と同一の照射野により、他の患者の乳房Mの撮影を行う場合がある。さらに、同一の照射野を用いて拡大撮影を行う場合もある。図5は拡大撮影を説明するための図である。図5に示すように、拡大撮影は、撮影台14の上に追加の撮影台26を設置し、その上に乳房Mを配置することにより、放射線検出器15と乳房Mとの距離を大きくして、乳房Mの拡大された放射線画像を撮影するものである。このように、拡大撮影を行う場合、撮影メニューを指定することにより照射野を指定することができるが、撮影台26を追加することにより、乳房M上の放射線の照射野は、撮影台26を追加する前に設定した乳房M上の照射野とは異なるものとなる。とくに撮影台26を追加して拡大のステレオ撮影を行う場合、放射線源17を傾斜させることにより、乳房Mの端部が欠けやすくなるため、照射野を確認して乳房Mの位置決めをやり直す必要がある。
本実施形態においては、撮影メニューを指定し、その後入力部4において照射野確認の指示がなされると、コリメータ22が放射線照射部16の下方から退避し、確認光発光部24が放射線照射部16の下方に移動される。図6は図1のY方向から見た確認光発光部24の構成を示す概略図である。図6に示すように、確認光発光部24は、赤色の波長域の照射野確認光Rを発光する赤色光源40、青色の波長域の照射野確認光Bを発光する青色光源41、コリメータ42、赤色の波長域の光を透過する赤フィルタ44および青色の波長域の光を透過する青フィルタ45を備える。なお、図6において、第1の撮影方向から発せられる放射線の放射線検出器15上の照射範囲を照射範囲A1、第2の撮影方向から発せられる放射線の放射線検出器15上の照射範囲を照射範囲A2とする。また、以降の説明においては、赤色の波長域の照射野確認光を赤色光、青色の波長域の照射野確認光を青色光と称する。また、コリメータ42は、コリメータ22を兼用させてもよい。
確認光制御部2dは、記憶された照射野パラメータを読み出し、赤色光源40および青色光源41の位置、コリメータ42の位置および開口の程度、並びに赤フィルタ44および青フィルタ45の位置を調整するための制御信号を、発光コントローラ35に出力する。発光コントローラ35は制御信号を受けて、確認光発光部24の調整を行う。具体的には、赤色光源40は、放射線源17の第1の撮影位置に対応する位置に移動され、青色光源41は、放射線源17の第2の撮影位置に対応する位置に移動される。コリメータ42は、図6において、赤色光源40から発せられる赤色光Rが照射範囲A1の左側の外縁部を規定するとともに、青色光源41から発せられる青色光Bが照射範囲A2の右側の外縁部を規定するように、赤色光Rおよび青色光Bを遮光する位置に移動されるとともに、開口の程度が調整される。さらに、照射範囲A1,A2の図6の紙面に平行な方向の2つの外縁部を規定するように、コリメータ22の位置および開口の程度が調整される。
赤フィルタ44は赤色光Rを透過させ、かつその右側端部により照射範囲A2の左側の外縁部を規定するように、青色光Bを遮光する位置に移動される。青フィルタ45は青色光Bを透過させ、かつその左側端部により照射範囲A1の右側の外縁部を規定するように、赤色光Rを遮光する位置に移動される。そして、赤色光源40および青色光源41から、赤色光Rおよび青色光Bが同時に発光される。
これにより、赤色光源40から発せられた赤色光Rは、コリメータ42および青フィルタ45により規制されて、照射範囲A1に対応する乳房M上の領域に照射される。一方、青色光源41から発せられた青色光Bは、コリメータ42および赤フィルタ44により規制されて、照射範囲A2に対応する乳房M上の領域に照射される。ここで、乳房M上において2つの撮影方向の照射野の共通する領域は、赤色光Rおよび青色光Bが混ざった紫色の光により表されることとなる。
このように、本実施形態においては、赤色光Rおよび青色光Bによる照射野確認光を同時に乳房Mに照射するようにしたため、乳房M上において、2つの撮影方向から発せられる放射線が同時に照射される領域を容易に確認することができる。したがって、操作者は、照射野確認光により、撮影時の照射野を確認して乳房Mの位置決めを行うことができる。
次に、確認光発光部24の他の実施形態について説明する。図7は図1のY方向から見た他の実施形態による確認光発光部の構成を示す概略図である。図7に示すように、他の実施形態による確認光発光部24Aは、赤色光源40および青色光源41に代えて、赤色光Rおよび青色光Bを混合した照射野確認光(以下混合光とする)RBを発光する混合光源47を備えた点が図6に示す実施形態と異なる。
次いで、他の実施形態による照射野確認光の発光について説明する。確認光制御部2dは、照射野の確認を行う場合、記憶された照射野パラメータを読み出すとともに、乳房Mの圧迫高さの情報を取得し、コリメータ42の位置および開口の程度、並びに赤フィルタ44および青フィルタ45の位置を調整するための制御信号を、発光コントローラ35に出力する。発光コントローラ35は制御信号を受けて、確認光発光部24Aの調整を行う。具体的には、コリメータ42は、図7において、混合光源47から発せられた混合光RBが、照射範囲A1の左側の外縁部を規定するとともに、照射範囲A2の右側の外縁部を規定するように、混合光RBを遮光する位置に移動されるとともに、開口の程度が調整される。さらに、照射範囲A1,A2の図7の紙面に平行な方向の2つの外縁部を規定するように、コリメータ22の位置および開口の程度が調整される。
赤フィルタ44は、その左側端部により照射範囲A2の右側の外縁部を規定するように、混合光RBのうちの赤色光Rを透過させる位置に移動される。青フィルタ45は、その右側端部により照射範囲A1の左側の外縁部を規定するように、混合光RBのうちの青色光Bを透過させる位置に移動される。そして、混合光源47から混合光RBが発せられる。なお、図6に示す実施形態においては、赤色光源40および青色光源41を用いているため、乳房Mの圧迫高さに拘わらず、乳房Mの照射半を確認することができるが、図7に示す他の実施形態においては、1つの混合光源47のみを使用し、混合光源47から発せられた混合光RBを赤フィルタ44および青フィルタ45により規制して照射野を確認するものであるため、乳房M上の照射野に合わせて赤フィルタ44および青フィルタ45の位置を調整する必要がある。このため、他の実施形態による確認光発光部24Aにおいては、圧迫高さの情報を用いて、乳房M上における2つの撮影方向からの放射線の照射野の位置を算出しているものである。なお、圧迫高さの情報は、入力部4から操作者が入力してもよく、圧迫板コントローラ34からの情報を用いてもよい。
これにより、混合光源47から発せられた混合光RBは、コリメータ42および青フィルタ45により規制されて、照射範囲A1に対応する乳房M上の領域に照射される。また、混合光RBはコリメータ42および赤フィルタ44により規制されて、照射範囲A2に対応する乳房M上の領域に照射される。ここで、混合光RBにおける赤フィルタ44を透過した成分が照射される圧迫板18上の領域A3は赤色の光が照射され、混合光RBにおける青フィルタ45を透過した成分が照射される圧迫板18上の領域A4は青色の光が照射されることとなる。また、2つの撮影方向の照射野の共通する領域は、混合光RB、すなわち赤色光Rおよび青色光Bが混ざった紫色の光により表されることとなる。
したがって、他の実施形態においても、乳房M上において、2つの撮影方向から発せられる放射線が同時に照射される領域を容易に確認することができ、これにより、操作者は、照射野確認光により、撮影時の照射野を確認して乳房Mの位置決めを行うことができる。
なお、上記実施形態においては、放射線画像撮影装置1を用いて、ステレオ画像を表示するための2つの放射線画像を撮影しているが、本実施形態による放射線画像撮影装置1において、トモシンセシス撮影を行うことも可能である。トモシンセシス撮影を行う場合は、図8に示すように、放射線源17を移動させて異なる複数の撮影方向から乳房Mに放射線を照射して撮影を行うことにより、複数の放射線画像を取得する。そして、複数の放射線画像を再構成して、所望の断面を強調した断層画像を生成する。この場合、コンピュータ2は、図9に示すように再構成部2fを含むものとる。
再構成部2fは、複数の放射線画像を再構成することにより、乳房Mの所望の断面を強調した断層画像を生成する。再構成部2fは、単純逆投影法あるいはフィルタ逆投影法等の逆投影法等を用いてこれらの放射線画像を再構成して断層画像を生成する。
このようにトモシンセシス撮影を行う場合には、複数の撮影方向のそれぞれにおいて照射野を設定する。そして、設定した照射野を確認する場合には、複数の撮影方向のそれぞれについて波長域が異なる光およびフィルタを用いて、撮影方向毎の照射野に対応するように、波長域が異なる光により照射野確認光を照射することにより、照射野を確認することができる。なお、複数の撮影方向のそれぞれについて照射野を確認することは、作業が非常に煩雑なものとなる。したがって、トモシンセシス撮影を行う場合には、複数の撮影方向のうち、最も角度が離れた2つの撮影方向について、波長域が異なる光およびフィルタを用いて、撮影方向毎の照射野に対応するように、波長域が異なる光により照射野確認光を照射することにより、照射野を確認することが好ましい。
また、上記他の実施形態においては、2つの方向から発せられる放射線が同時に照射される領域を確認するようにしているが、3つの方向から発せられる放射線が同時に照射される領域を確認できるようにも確認光発光部を構成できる。図10は、図1のY方向から見た確認光発光部のさらに他の構成を示す図である。図10に示すようにさらに他の実施形態による確認光発光部24Bは、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bを混合した照射野確認光RGB(すなわち白色光、以下混合光とする)を発光する混合光源50を備え、さらに赤色光Rを遮光し、青色光Bおよび緑色光Gを透過する第1のフィルタ51(長波長フィルタ)、緑色光Gを遮光し、赤色光Rおよび青色光Bを透過する第2,第3のフィルタ52,53、および青色光Bを遮光し、赤色光Rおよび緑色光Gを透過する第4のフィルタ54(短波長フィルタ)を備えた点が図7に示す実施形態と異なる。なお、第2,第3のフィルタ42,53としては、オプトライン株式会社製B-370、B-390、B-410、B-440、B-460等を用いることができる。
次いで、さらに他の実施形態による照射野確認光の発光について説明する。確認光制御部2dは、照射野の確認を行う場合、記憶された照射野パラメータを読み出すとともに、乳房Mの圧迫高さの情報を取得し、コリメータ42の位置および開口の程度、並びに第1から第4のフィルタ51〜54の位置を調整するための制御信号を、発光コントローラ35に出力する。発光コントローラ35は制御信号を受けて、確認光発光部24Bの調整を行う。具体的には、コリメータ42は、図10において、混合光源50から発せられた混合光RGBが、3つの照射範囲の両外縁部を規定するように、混合光RGBを遮光する位置に移動されるとともに、開口の程度が調整される。より具体的には、赤色光Rによる照射範囲の右側の端部を規定するとともに、青色光Bによる照射範囲の左側の端部を規定するように、混合光RGBを遮光する位置に移動されるとともに、開口の程度が調整される。
第1のフィルタ51は、赤色光Rによる照射範囲の左側の端部を規定するように、混合光RGBのうちの赤色光Rを遮光する位置に移動される。第2のフィルタ52は、緑色光Gによる照射範囲の右側の端部を規定するように、混合光RGBのうちの緑色光Gを遮光する位置に移動される。第3のフィルタ53は、緑色光Gによる照射範囲の左側の端部を規定するように、混合光RGBのうちの緑色光Gを遮光する位置に移動される。第4のフィルタ54は、青色光Bによる照射範囲の右側の端部を規定するように、混合光RGBのうちの青色光Bを遮光する位置に移動される。
これにより、混合光源50から発せられた混合光RGBは、コリメータ42および第1のフィルタ51により規制されて、赤色光Rによる照射範囲に対応する乳房M上の領域に照射される。また、混合光RGBはコリメータ42および第4のフィルタ54により規制されて、青色光Bによる照射範囲に対応する乳房M上の領域に照射される。また、混合光RGBは、第2および第3のフィルタ52,53により規制されて、緑色光Gによる照射範囲に対応する乳房M上の領域に照射される。ここで、混合光RGBにおける第1のフィルタ51のみを透過した成分が照射される圧迫板18上の領域は青色と緑色との混合光が照射され、第1および第3のフィルタ51,53を透過した成分が照射される圧迫板18上の領域は青色の光が照射される。また、混合光RGBにおける第2および第4のフィルタ52,54を透過した成分が照射される圧迫板18上の領域は赤色の光が照射され、混合光RGBにおける第4のフィルタ54のみを透過した成分が照射される圧迫板18上の領域は赤色と緑色との混合光が照射される。また、3つの撮影方向の照射野の共通する領域は、混合光RGB、すなわち赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bが混ざった白色の光により表されることとなる。
したがって、さらに他の実施形態においても、乳房M上において、3つの撮影方向から発せられる放射線が同時に照射される領域を容易に確認することができ、これにより、操作者は、照射野確認光により、撮影時の照射野を確認して乳房Mの位置決めを行うことができる。
なお、上記実施形態においては、本発明の放射線画像撮影装置を乳房の放射線画像を撮影する装置としているが、被検体としては乳房に限らず、例えば胸部や頭部等を撮影する放射線画像撮影装置を用いることも可能である。
1 放射線画像撮影装置
2 コンピュータ
2a 制御部
2b 放射線画像記憶部
2c 照射野設定部
2d 確認光制御部
2e 表示制御部
2f 再構成部
3 モニタ
4 入力部
10 撮影部
13 アーム部
14 撮影台
15 放射線検出器
16 放射線照射部
17 放射線源
18 圧迫板
22 コリメータ
24 確認光発光部
26 追加の撮影台
40 赤色光源
41 青色光源
42 コリメータ
44 赤フィルタ
45 青フィルタ

Claims (7)

  1. 被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
    該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を取得する放射線検出手段と、
    前記放射線照射手段を所定方向に移動しつつ、複数の撮影方向から前記被検体に前記放射線を照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる複数の放射線画像を取得するよう、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を制御する撮影制御手段と、
    前記放射線照射手段と前記被検体との間に設けられ、前記放射線の照射野を、前記複数の撮影方向のそれぞれに対応させて、前記被検体上に複数設定する照射野絞り手段と、
    前記被検体上における前記複数の照射野に対応する複数の領域のそれぞれに、異なる波長域の照射野確認光を同時に照射する確認光発光手段とを備えたことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記確認光発光手段は、前記複数の撮影方向のそれぞれから前記異なる波長域の光を発光する複数の光源と、
    前記所定方向において、すべての前記照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記複数の光源からの光を遮光する遮光手段と、
    前記複数の光源のそれぞれから発せられる光を透過する位置に配置された、前記複数の光源のそれぞれから発せられる波長域の光のみをそれぞれ透過させる複数のフィルタ手段とを備え、
    前記複数の撮影方向のうちの一撮影方向についての前記フィルタ手段は、前記所定方向において隣接する撮影方向の照射野を規定するよう、該隣接する撮影方向についての光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記撮影方向が2箇所の場合において、前記2つの撮影方向のうちの一方の撮影方向についての前記フィルタ手段は、他方の撮影方向の照射野を規定する2つの外縁部のうち、該一方の撮影方向に近い側の外縁部を規定するように、該他方の撮影方向についての光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなることを特徴とする請求項2記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記確認光発光手段は、前記複数の撮影方向のうちの最も離れた2つの撮影方向のそれぞれから前記異なる波長域の光を発光する2つの光源と、
    前記所定方向において、すべての前記照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記複数の光源からの光を遮光する遮光手段と、
    前記2つの光源のそれぞれから発せられる光を透過する位置に配置された、前記2つの光源のそれぞれから発せられる波長域の光のみをそれぞれ透過させる2つのフィルタ手段とを備え、
    前記2つの撮影方向のうちの一方の撮影方向についての前記フィルタ手段は、他方の撮影方向の照射野を規定する2つの外縁部のうち、該一方の撮影方向に近い側の外縁部を規定するように、該他方の撮影方向についての光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなることを特徴とする請求項2記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記撮影方向が2箇所の場合において、前記確認光発光手段は、前記2つの撮影方向に対応する前記異なる波長域の光を同時に発光する光源と、
    前記所定方向において、前記2つの照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記光源からの光を遮光する遮光手段と、
    前記2つの撮影方向のそれぞれに対応する波長域の光のみをそれぞれ透過させる2つのフィルタ手段とを備え、
    前記2つの撮影方向のうちの一方の撮影方向についての前記フィルタ手段は、他方の撮影方向の照射野を規定する2つの外縁部のうち、該一方の撮影方向に近い側の外縁部を規定するように、前記光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記確認光発光手段は、前記複数の撮影方向に対応する前記異なる波長域の光を同時に発光する光源と、
    前記所定方向において、前記複数の照射野における最も離れた2つの外縁部を規定するよう、前記光源からの光を遮光する遮光手段と、
    少なくとも前記複数の撮影方向のそれぞれに対応する波長域の光のみをそれぞれ透過させる複数のフィルタ手段とを備え、
    前記複数のフィルタ手段は、前記遮光手段とともに前記複数の照射野の外縁部をそれぞれ規定するように、前記光源から発せられる光を遮光する位置に配置されてなることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  7. 被検体に放射線を照射する放射線照射手段と、
    該放射線照射手段によって照射されて前記被検体を透過した放射線を検出して前記被検体の放射線画像を取得する放射線検出手段と、
    前記放射線照射手段を所定方向に移動しつつ、複数の撮影方向から前記被検体に前記放射線を照射し、該放射線の照射による撮影方向が異なる複数の放射線画像を取得するよう、前記放射線照射手段および前記放射線検出手段を制御する撮影制御手段と、
    前記放射線照射手段と前記被検体との間に設けられ、前記放射線の照射野を、前記複数の撮影方向のそれぞれに対応させて、前記被検体上に複数設定する照射野絞り手段とを備えた放射線画像撮影装置における照射野確認方法であって、
    前記被検体上における前記複数の照射野に対応する複数の領域のそれぞれに、異なる波長域の照射野確認光を同時に照射することを特徴とする照射野確認方法。
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