JP2012149665A - スチームトラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 出口通路の浸蝕を防止できるスチームトラップを提供する。
【解決手段】 入口3が上部に開口した弁室6と、この弁室6から隔てられ出口4が上部に開口した出口通路5とをケーシング1,2に形成し、弁室6側端に弁孔10が開口し出口通路5側端に分岐孔11が開口した弁座部材12を出口通路5の下部に設けて弁室6と出口通路5を連通し、弁孔10を開閉する弁部材としての球形フロート15を弁室6内に配置する。弁座部材12内に案内棒17を固定し、案内棒17の外表面に螺旋状の切欠き18を設ける。弁孔10を流下する復水が案内棒17の螺旋状の切欠き18により旋回しながら分岐孔11を通過して出口通路5の内壁に衝突し、出口通路5の一部に局所的に衝突せず、復水が分散して出口通路5に衝突するので、出口通路5が浸蝕されることがない。
【選択図】 図1
【解決手段】 入口3が上部に開口した弁室6と、この弁室6から隔てられ出口4が上部に開口した出口通路5とをケーシング1,2に形成し、弁室6側端に弁孔10が開口し出口通路5側端に分岐孔11が開口した弁座部材12を出口通路5の下部に設けて弁室6と出口通路5を連通し、弁孔10を開閉する弁部材としての球形フロート15を弁室6内に配置する。弁座部材12内に案内棒17を固定し、案内棒17の外表面に螺旋状の切欠き18を設ける。弁孔10を流下する復水が案内棒17の螺旋状の切欠き18により旋回しながら分岐孔11を通過して出口通路5の内壁に衝突し、出口通路5の一部に局所的に衝突せず、復水が分散して出口通路5に衝突するので、出口通路5が浸蝕されることがない。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蒸気輸送管や蒸気使用機器等の蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、特に排出復水の高速流による出口通路の浸蝕を防止できるようにしたものに関する。蒸気配管系においては復水の発生は不可避であり、適宜発生した復水を系外に排出する必要がある。この復水を自動的に排出する装置がスチームトラップと呼ばれる特殊なバルブである。
スチームトラップは、弁部材の駆動原理によって、蒸気と復水の比重差を利用したメカニカルタイプ、蒸気と復水の熱力学的特性差を利用したサーモダイナミックタイプ、蒸気と復水の温度差を利用したサーモスタチックタイプ等に分類されるが、その基本的構成は、入口が上部に開口した弁室と、この弁室から隔てられ出口が上部に開口した出口通路とをケーシングに形成し、弁室側端に弁孔が開口し出口通路側端に分岐孔が開口した弁座部材を出口通路の下部に設けて弁室と出口通路を連通し、弁孔を開閉する弁部材を弁室内に配置したものである。この一例が、例えば特許文献1に開示されている。
上記従来技術のスチームトラップにおいては、開弁時に弁孔から分岐孔を通して出口通路側に排出される復水が出口通路の内壁を衝突しながら高速に流下するために、出口通路の内壁が排出復水によって浸蝕されると言う問題点があった。
したがって本発明が解決しようとする課題は、出口通路の浸蝕を防止できるスチームトラップを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明のスチームトラップは、入口が上部に開口した弁室と、この弁室から隔てられ出口が上部に開口した出口通路とをケーシングに形成し、弁室側端に弁孔が開口し出口通路側端に分岐孔が開口した弁座部材を出口通路の下部に設けて弁室と出口通路を連通し、弁孔を開閉する弁部材を弁室内に配置したものにおいて、弁座部材内に案内棒を固定し、案内棒の外表面に螺旋状の切欠きを設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、弁座部材内に案内棒を固定し、案内棒の外表面に螺旋状の切欠きを設けたものであるので、弁孔を流下する復水が案内棒の螺旋状の切欠きにより旋回しながら分岐孔を通過して出口通路の内壁に衝突し、出口通路の一部に局所的に衝突しない。そのため、復水が分散して出口通路に衝突するので、出口通路が浸蝕されることがないという優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。フリーフロート式スチームトラップのケーシングは鋳造成形された本体1と蓋部材2から成り、入口3と出口4と出口通路5を有する本体1に蓋部材2を締結して内部に弁室6を形成する。入口3と出口4は本体1の上部に同一軸上に開口し、入口3は弁室6の上部に連通し、出口4は出口通路5の上部に連通する。弁室6と出口通路5は本体1に一体に形成した隔壁7で隔てる。
弁室6側端に弁孔10が開口し出口通路5側端に分岐孔11が開口した弁座部材12を出口通路5の下部の隔壁7を貫通して配置する。弁座部材12は弁座取付口13から挿入し、弁座取付口13を塞ぐプラグ14で保持する。弁座部材12の弁孔10と分岐孔11の間の通路内に案内棒17をプラグ14に圧入して固定する。案内棒17は弁孔10の中心軸上に位置し、外表面に螺旋状の切欠き18を設ける。弁座部材12とプラグ14と案内棒17は耐浸蝕性を有するステンレス鋼で形成する。弁室6にステンレス鋼薄板で中空に作った弁手段としての球形フロート15を自由状態で収容する。球形フロート15は外表面が弁座部材12に直接離着座して弁孔10を開閉する。弁室6の下端に球形フロート15が弁孔10を塞いだ位置で球形フロート15を保持するフロート座16を形成する。
上記フリーフロート式スチームトラップの作動は次の通りである。入口3は蒸気使用機器等の復水発生個所に接続する。復水と蒸気が弁室6に流入し、復水が下部に蒸気が上部に分離して溜まる。球形フロート15は弁室6内の液位に従って浮上降下し、弁孔10を開閉する。弁孔10が開口されると、弁室6の復水が弁孔10から分岐孔11、出口通路5を通して出口4に排出される。弁孔10を流下する復水が案内棒17の螺旋状の切欠き18により旋回しながら分岐孔11を通過して出口通路5の内壁に衝突し、出口通路5の一部に局所的に衝突せず、復水が分散して出口通路5に衝突するので、出口通路5が浸蝕されることがない。
上記実施例ではフリーフロート式スチームトラップを例示したが、本発明はレバーフロート式やフリーバケット式やレバーバケット式あるいはディスク式その他の型式のスチームトラップにも適用できるものである。
本発明は、蒸気輸送管や蒸気使用機器等の蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出するスチームトラップに利用することができる。
1 本体
2 蓋部材
3 入口
4 出口
5 出口通路
6 弁室
10 弁孔
11 分岐孔
12 弁座部材
14 プラグ
15 球形フロート
17 案内棒
18 切欠き
2 蓋部材
3 入口
4 出口
5 出口通路
6 弁室
10 弁孔
11 分岐孔
12 弁座部材
14 プラグ
15 球形フロート
17 案内棒
18 切欠き
Claims (1)
- 入口が上部に開口した弁室と、この弁室から隔てられ出口が上部に開口した出口通路とをケーシングに形成し、弁室側端に弁孔が開口し出口通路側端に分岐孔が開口した弁座部材を出口通路の下部に設けて弁室と出口通路を連通し、弁孔を開閉する弁部材を弁室内に配置したものにおいて、弁座部材内に案内棒を固定し、案内棒の外表面に螺旋状の切欠きを設けたことを特徴とするスチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006865A JP2012149665A (ja) | 2011-01-17 | 2011-01-17 | スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006865A JP2012149665A (ja) | 2011-01-17 | 2011-01-17 | スチームトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012149665A true JP2012149665A (ja) | 2012-08-09 |
Family
ID=46792111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011006865A Pending JP2012149665A (ja) | 2011-01-17 | 2011-01-17 | スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012149665A (ja) |
-
2011
- 2011-01-17 JP JP2011006865A patent/JP2012149665A/ja active Pending
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