JP5774175B2 - フロート式スチームトラップ - Google Patents
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Description
本発明は、蒸気輸送管や蒸気使用機器等の蒸気配管系に発生する蒸気の凝縮水としての復水を、フロートの浮上降下により自動的に排出するフロート式スチームトラップに関し、特に排出流体の高速流による出口通路の浸食を防止できるようにしたものに関する。
従来のフロート式スチームトラップは、例えば特許文献1に開示されている。これは、入口と出口を有するトラップケーシングに入口に連通するトラップ室と出口に連通する出口通路を形成し、トラップ室を出口通路側に連通する排水弁孔を設けた円筒状弁座をトラップ室の下部に取り付け、トラップ室の液位に応じて排水弁孔のトラップ室側端を開閉するフロートをトラップ室内に収容し、排水弁孔の出口通路側端を円筒状弁座に設けた複数の小径孔により形成し、この複数の小径孔の総開口面積を排水弁孔のトラップ室側端の開口面積よりも大きく形成したものである。
上記従来のフロート式スチームトラップは、排出流体を円筒状弁座の複数の小径孔により分散させて出口通路へ流下させることにより、出口通路の浸食を防止するものである。しかしながら、分散能力が比較的低く改良の余地を残すものであった。
従って、本発明が解決しようとする課題は、出口通路の浸食を確実に防止できるフロート式スチームトラップを提供することである。
本発明は、入口と出口を有するトラップケーシングに入口に連通するトラップ室と出口に連通する出口通路を形成し、トラップ室を出口通路側に連通する排水弁孔を設けた円筒状弁座をトラップ室の下部に取り付け、トラップ室の液位に応じて排水弁孔のトラップ室側端を開閉するフロートをトラップ室内に収容し、排水弁孔の出口通路側端を円筒状弁座に設けた複数の小径孔により形成したものにおいて、出口通路を出口側へ傾斜して配置したものである。
本発明によれば、出口通路を出口側へ傾斜して配置したことにより、円筒状弁座の複数の小径孔から出口通路へ排出される流体(復水)が、出口通路の壁面に直接衝突する確率を低くして、出口通路の侵食をより確実に防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。本実施形態はフリーフロート式スチームトラップに適用したものである。鋳造成形された本体1に蓋部材2を図示しないボルトで締結してトラップケーシングを形成する。トラップケーシングの内部は、入口5の連通するトラップ室4と出口7の連通する出口通路6に隔てる。入口5と出口7は同一軸上に形成する。
本体1の右側底壁開口から出口通路6の底部を貫通して先端がトラップ室4に突出する円筒状弁座3を本体1にねじ結合する。円筒状弁座3は軸方向の中心に排水弁孔10を有し、排水弁孔10の出口通路6側端の周壁に設けた複数の小径孔8により形成する。
小径孔8上方の出口通路6は、出口7側へ傾斜して配置する。小径孔8の中心軸方向と出口通路6の中心軸方向がほぼ平行になるように配置する。
トラップ室4内に中空球形のステンレス製フロート13を自由状態で配置する。フロート13はトラップ室4の液位に従って浮上降下し、その外表面で排水弁孔10を開閉する。本体1の底壁にフロート座14を形成する。フロート座14は、フロート13が排水弁孔10を閉じた位置でフロート13を保持する。
上記のフリーフロート式スチームトラップの作動は次の通りである。蒸気と復水が入口5からトラップ室4に流入し、蒸気が上部に、復水が下部に分離して溜まる。トラップ室4内の液位が上昇すると、フロート13は浮上して排水弁孔10を開き、トラップ室4内の復水を排水弁孔10から複数の小径孔8と出口通路6を通して出口7へ排出する。
排出される復水を複数の小径孔8により分散させると共に、小径孔8の中心軸と出口通路6の中心軸をほぼ平行にしたので、小径孔8から排出される復水が、出口通路6の内周壁面に直接衝突する確率を低くして、出口通路6の内周壁面の浸食を確実に防止することができる。復水の排出によってトラップ室4内の液位が低下すると、フロート13は降下して外表面で排水弁孔10を直接閉じる。
本発明は、蒸気輸送管や蒸気使用機器等の蒸気配管系に発生する復水を、フロートの浮上降下により自動的に排出するフロート式スチームトラップに利用することができる。
1 本体
2 蓋部材
3 円筒状弁座
4 トラップ室
5 入口
6 出口通路
7 出口
8 小径孔
10 排水弁孔
13 フロート
2 蓋部材
3 円筒状弁座
4 トラップ室
5 入口
6 出口通路
7 出口
8 小径孔
10 排水弁孔
13 フロート
Claims (1)
- 入口と出口を有するトラップケーシングに、前記入口に連通するトラップ室と前記出口に連通する出口通路とを形成し、
前記トラップ室を前記出口通路側に連通する排水弁孔を設けた円筒状弁座を前記トラップ室の下部に取り付け、
前記トラップ室の液位に応じて前記排水弁孔の前記トラップ室側端を開閉するフロートを前記トラップ室内に収容し、
前記排水弁孔の前記出口通路側端を前記円筒状弁座に設けた複数の小径孔により形成したものにおいて、
前記複数の小径孔の中心軸と前記出口通路の中心軸とをほぼ平行としたことを特徴とするフロート式スチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014173509A JP5774175B2 (ja) | 2014-08-28 | 2014-08-28 | フロート式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014173509A JP5774175B2 (ja) | 2014-08-28 | 2014-08-28 | フロート式スチームトラップ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010232736A Division JP5607489B2 (ja) | 2010-10-15 | 2010-10-15 | フロート式スチームトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014219105A JP2014219105A (ja) | 2014-11-20 |
JP5774175B2 true JP5774175B2 (ja) | 2015-09-02 |
Family
ID=51937735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014173509A Active JP5774175B2 (ja) | 2014-08-28 | 2014-08-28 | フロート式スチームトラップ |
Country Status (1)
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JP2005172184A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Tlv Co Ltd | スチームトラップ |
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2014
- 2014-08-28 JP JP2014173509A patent/JP5774175B2/ja active Active
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JP2014219105A (ja) | 2014-11-20 |
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