JP2020148218A - 液体の圧送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸気が液面に直接当たるのを完全に防ぐことで、蒸気の凝縮量を抑えて容器内の圧力上昇時間を短縮し、圧送流量を多くすることができる液体の圧送装置を提供する。【解決手段】圧送装置は、容器2内に駆動流体Fを流入させる駆動流体流入口16と、容器2内の駆動流体Fを容器2外に排出する駆動流体流出口と、駆動流体流入口16を開閉する弁体36と、容器2内の液体の液位を検知するフロートと、液位に基づいて弁体36を作動させる作動部材と、駆動流体流入口16から流入した駆動流体Fの流れ方向を調整して駆動流体Fが下方の液面に直接向かうのを阻止する調整部材50とを備えている。調整部材50は、駆動流体Fが駆動流体流入口16から作動部材の周囲を通って下方に向かうのを阻止する受け部52と、駆動流体Fの水平方向への飛散を防止するとともに駆動流体Fを上方に案内する飛散阻止部54とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、容器内に貯留された液体を、容器内に流入された駆動流体により加圧して容器外に排出する液体の圧送装置に関するものである。
容器内に貯留された液体を、蒸気もしくは圧縮空気を駆動流体として用いて加圧し、容器外に液体を排出する液体の圧送装置がある(例えば、特許文献1)。特許文献1のような圧送装置は、ポンピングトラップと呼ばれ、電気が不要の機械式のポンプである。ポンピングトラップは、電気が不要であるので、例えば、電源供給が困難な区域に適用できる利点がある。
特開2014−029187号公報
しかしながら、駆動流体として蒸気を用いる場合、容器内に貯留された液体に蒸気が触れて凝縮されるので、圧縮空気に比べて容器内の圧力上昇に時間を要し、圧送流量が少なくなる。特許文献1では、容器の内部に板部材を取り付け、この板部材を液面の上方に配置することで蒸気が液面に直接当たるのを防ぐことにより、凝縮の進行を抑制している。しかしながら、板部材を液面全体の上方に設けるのは不可能であり、蒸気の一部が直接液面に当たる。
本発明は、蒸気が液面に直接当たるのを完全に防ぐことで、蒸気の凝縮量を抑えて容器内の圧力上昇時間を短縮し、圧送流量を多くすることができる液体の圧送装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の液体の圧送装置は、容器内に貯留された液体を、前記容器内に流入された駆動流体により加圧して前記容器外に排出する液体の圧送装置であって、前記容器内に駆動流体を流入させる駆動流体流入口と、前記容器内の駆動流体を前記容器外に排出する駆動流体流出口と、前記駆動流体流入口を開閉する弁体と、前記容器内に貯留された液体の液位を検知するフロートと、前記フロートで検知された液位に基づいて前記弁体を作動させる作動部材と、前記駆動流体流入口から流入した駆動流体の流れ方向を調整して前記駆動流体が下方の液面に直接向かうのを阻止する調整部材とを備え、前記調整部材は、前記駆動流体が前記駆動流体流入口から前記作動部材の周囲を通って下方に向かうのを阻止する受け部と、前記駆動流体の水平方向への飛散を防止するとともに前記駆動流体を上方に案内する飛散阻止部とを有する。
この構成によれば、調整部材の飛散阻止部により、駆動流体の水平方向への飛散が防止されるとともに、駆動流体が上方に案内される。さらに、調整部材の受け部により、駆動流体流入口から作動部材の周囲を通って駆動流体が下方に向かうのを阻止できる。したがって、駆動流体が液面に直接当たるのを完全に防ぐことができる。これにより、駆動流体として蒸気を用いた場合でも、蒸気の凝縮量を抑えて容器内の圧力上昇時間を短縮し、圧送流量を多くすることができる。
本発明において、前記調整部材は、前記受け部を構成する底壁と、前記底壁の外周から立ち上がった前記飛散阻止部を構成する周壁とを有していてもよい。調整部材は、例えば、有底円筒形のスペーサ部材である。この構成によれば、簡単な構成で、調整部材を実現することができる。
この場合、さらに、前記容器に取り付けられて前記弁体が着座する筒状の弁座部材と、前記弁座部材に形成された複数の導出口とを備え、前記導出口が、前記弁座部材の周方向に離間して配置され、前記周壁に対向していてもよい。この構成によれば、駆動流体の導出孔から水平方向への飛散を効果的に防ぐことができる。
この場合、前記弁座部材に径方向外方に突出して設けられた段部に、前記調整部材が載置され、前記弁座部材に取り付けられた止めリングにより、前記調整部材の上方への離脱が防止されていてもよい。この構成によれば、弁座部材を容器に取り付けることで、調整部材も弁座部材を介して容器に取り付けられるので、組立性がよい。
本発明の液体の圧送装置によれば、蒸気が液面に直接当たるのを完全に防ぐことで、蒸気の凝縮量を抑えて容器内の圧力上昇時間を短縮し、圧送流量を多くすることができる。
本発明の第1実施形態に係る液体の圧送装置を示す概略構成図である。 同圧送装置の図1とは異なる状態を示す概略構成図である。 同圧送装置を示す縦断面図である。 同圧送装置の駆動弁を示す縦断面図である。 同駆動弁の図4とは異なる状態を示す縦断面図である。 同圧送装置の駆動弁および調整部材を示す分解図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1および図2は本発明の第1実施形態に係る液体の圧送装置を示す概略構成図である。同圧送装置1は、容器2内に貯留された液体Wを、容器2内に流入された駆動流体Fにより加圧して容器2外に排出する。図1は液体Wが流入している状態を示し、図2は液体Wが排出されている状態を示す。本実施形態の液体Wは、水、詳細には、蒸気配管、蒸気機器などからの復水である。また、本実施形態の駆動流体Fは蒸気である。
容器2に、液体Wが流入する液体流入口4と、液体Wが流出する液体流出口6が設けられている。液体流入口4に液体流入通路8が接続され、液体流出口6に液体流出通路10が接続されている。液体流入口4と液体流入通路8との間に流入側逆止弁12が接続され、液体流出口6と液体流出通路10との間に流出側逆止弁14が接続されている。
容器2の頂部に、容器2内に駆動流体Fを流入させる駆動流体流入口16と、容器2内の駆動流体Fを容器2外に排出する駆動流体流出口18とが設けられている。駆動流体流入口16に駆動流流入通路17が接続され、駆動流体流出口18に駆動流体流出通路19が接続されている。圧送装置1は、駆動流体流入口16を開閉する駆動弁20と、駆動流体流出口18を開閉する排出弁22とを有している。
容器2の内部に、容器2内に貯留された液体Wの液位WLを検知するフロート24が収納されている。駆動弁20および排出弁22は、作動部材26を介してフロート24に連結されている。作動部材26は、公知の構造であり、互いに回動自在に連結された複数のリンク部材26aと単一のばね部材26bとからなる。作動部材26は、公知の機構により、フロート24で検知された液位WLに基づいて駆動弁20および排出弁22を作動させる。
図1に示す液位WLが低いとき、液体Wに浮いたフロート24も低い位置にある。このとき、作動部材26の作動により、駆動弁20が閉状態となり、排出弁22は開状態となる。つまり、容器2内への駆動流体Fの流入が阻止され、容器2の内部空間が大気に開放される。液位WLが低い状態では、容器2の内部の圧力が低いので、液体流入通路8の液体Wが、流入側逆止弁12を開いて液体流入口4から容器2内に流入する。一方、容器2の内部の圧力が低いことから、流出側逆止弁14は閉止状態である。
液体Wが容器2内に流入すると、液位WLが上昇し、これに伴い、フロート24も上昇する。液位WLが規定値を超えると、図2に示すように、作動部材26の作動により、駆動弁20が開状態となり、排出弁22は閉状態となる。つまり、容器2内へ駆動流体Fが流入し、容器内2の駆動流体Fの外部への排出が阻止される。これにより、容器2の内部の圧力が高くなるので、容器内2の液体Wが、流出側逆止弁14を開いて液体流出口6から液体流出通路10を通って容器2外に排出される。一方、容器2の内部の圧力が高いので、流入側逆止弁12は閉止状態となる。
液体Wが容器2外に排出されると、液位WLが下降する。これに伴い、フロート24も下降し、図1の状態に戻る。以降、図1の状態と図2の状態が繰り返され、液体Wが圧送される。
つぎに、図3〜5を用いて、駆動弁20の詳細を説明する。排気弁22(図1)の構造は、公知のものと同じであるから、説明を省略する。図3に示すように、容器2の内面に、作動部材26がボルト(図示せず)により着脱自在に取り付けられている。作動部材26の一端に、フロート24が取り付けられている。つまり、フロート24は、作動部材26を介して容器2に支持されている。一方、作動部材26の他端に、モーティブピン28が設けられている。
図4に示すように、モーティブピン28は、筒状の取付部30と、取付部30から上方に突出した作動ピン部32とを有している。取付部30の内部に雌ねじ30aが形成されており、作動部材26の他端が雌ねじ30aに螺合されている。作動ピン部32は、取付部30から上方に突出する大径部32aと、大径部32aから上方に向かって徐々に小径となる径変化部32bと、径変化部32bの上端から上方に延びる小径部32cとを有している。このように、モーティブピン28は、取付部30、作動ピン部32の大径部32a、作動ピン部32の小径部32cの順に径が小さくなっている。
駆動弁20は、容器2に取り付けられた弁座部材34と、弁座部材34に着座する弁体36とを有している。本実施形態の弁座部材34は、筒状であり、上方から弁座取付部38と、吐出部40と、ストッパ部42とを有している。本実施形態では、弁座取付部38、吐出部40およびストッパ部42は、不可分一体に形成されている。
弁座取付部38は、円筒形状であり、外周に雄ねじ38aが形成されている。容器2に形成された雌ねじ35に雄ねじ38aが螺合されることで、駆動弁20が容器2に着脱自在に取り付けられている。弁座部材34の中空部34aが、駆動流体流入口16に連通している。
弁座取付部38の上面が、弁体36が着座する弁座部を構成している。弁体36は、中空部34aの外径よりも大径の球体である。したがって、図5の弁体36が着座している状態(閉状態)では、駆動流体Fの中空部34aへの流入が阻止されている。一方、図4の弁体36が弁座から離間している状態(開状態)では、駆動流体Fが中空部34aへ流入する。このように、弁体36は、駆動流体流出口16を開閉する。
吐出部40は、弁座取付部38から下方に連接され、弁座取付部38よりも大径の円筒形状である。吐出部40の周壁に、径方向に開口した複数の導出口40aが形成されている。導出口40aは、弁座部材34の内部と容器2の内部空間とを連通させている。本実施形態では、導出口40aは周方向に離間して6つ設けられているが、導出口40aの数はこれに限定されない。
ストッパ部42は、吐出部40から下方に連接されて吐出部40よりも径方向外方に突出している。本実施形態のストッパ部42は、吐出部40よりも大径の六角形のナット状である。ここで、「ストッパ部42が吐出部40よりも大径」とは、ストッパ部42の外周面の外接円が吐出部40よりも大径であることをいう。このように、ストッパ部42が吐出部40よりも大径であるので、ストッパ部42と吐出部40との間に段部44が形成されている。段部44は、吐出部40から径方向外方に突出して設けられている。吐出部40の周壁における導出口40aと段部44との間に、環状の溝46が形成されている。
液体の圧送装置1は、さらに、調整部材50を備えている。調整部材50は、駆動流体流入口16から流入した駆動流体Fの流れ方向を調整し、駆動流体Fが下方の液面WLに直接向かうのを阻止する。本実施形態の調整部材50は、有底の円筒形のスペーサ部材である。詳細には、調整部材50は、底壁52と、底壁52の外周から立ち上がった周壁54とを有している。底壁52に、貫通孔52aが形成されている。
調整部材50の貫通孔52aの直径は、弁座部材34の吐出部40の外径よりも若干大きく、弁座部材34のストッパ部42の外径よりも小さい。したがって、弁座部材34の段部44に調整部材50が載置される。また、弁座部材34の溝46に止めリング56が取り付けられる。これにより、調整部材50の上方への離脱が防止されている。止めリング56は、例えば、C形の止め輪である。このように、調整部材50は、弁座部材34の段部44と止めリング56との間に保持されている。
周壁54の高さは、調整部材50が弁座部材34に保持された状態で、周壁54の上端が導出口40aの上縁よりも上方に位置するように設定されている。つまり、各導出口40aは、周壁54に対向している。詳細には、本実施形態では、導出口40aの軸心が、周壁54の壁面に直交している。周壁54の上端は、導出口40aの上縁と同一またはこれよりも若干下方に位置していてもよい。
つぎに、図5,6を用いて、駆動弁20および調整部材50の組立および容器2への取り付け手順を説明する。まず、図6に矢印A1で示すように、弁座部材34を下方から調整部材50の貫通孔52aに挿入する。調整部材50の貫通孔52aの直径は、弁座部材34の吐出部40の外径よりも若干大きく、ストッパ部42の外径よりも小さいので、弁座部材34の段部44に調整部材50が載置される。この状態で、弁座部材34の溝46に止めリング56を取り付ける。以上により、調整部材50が弁座部材34に保持され、調整部材50および弁座部材34からなるサブアッシが構成される。
つづいて、このサブアッシを容器2に取り付ける。具体的には、図5に示すように、弁座部材34の弁座取付部38の雄ねじ38aを、容器2に形成された雌ねじ35に締め付ける。これにより、サブアッシが容器2に取り付けられる。さらに、弁座部材34の上面に、弁体36を着座させる。以上により、駆動弁20および調整部材50が容器2に搭載される。
つぎに、モーティブピン28を、弁座部材34に挿入する。詳細には、モーティブピン28の作動ピン部32を弁座部材34の中空部34aに挿入する。作動ピン部32の大径部32aの外径は弁座部材34の中空部34aの内径よりも若干小さく、作動ピン部32の小径部32cの外径は弁座部材34の中空部34aの内径よりも十分に小さい。
図4の弁開状態で、作動ピン部32の大径部32aの上端が、弁座部材34の中空部34aにおける導出口40aの下縁とほぼ同じ高さになるように設定されている。一方、作動ピン部32の小径部32cは、弁座部材34における弁座取付部38の中空部34aおよび吐出部40の上部の中空部34aに位置している。
したがって、作動ピン部32の小径部32cと弁座部材34の中空部34aとの間には、駆動流体Fが流れる通路が形成される。一方、作動ピン部32の大径部32aと弁座部材34の中空部34aとの間の隙間は極めて小さいので、駆動流体Fは流れない。また、モーティブピン28の取付部30の外径は弁座部材34の中空部34aの内径よりも大きい。したがって、図4に示す開弁時に、モーティブピン28の取付部30の上面が、弁座部材34のストッパ部42の下面に当接する。これにより、モーティブピン28の上限が規定されるとともに、弁座部材34の中空部34aから駆動流体Fが漏れ出るのを防ぐことができる。
つぎに、本実施形態の駆動弁20の動作および調整部材50の作用を説明する。図2に示すように容器2内の液位WLが高くなると、フロート24および作動部材26により、図4に示すモーティブピン28が駆動弁20の弁体36を押し上げて開弁状態となる。この状態で、駆動流体流入口16からの駆動流体Fが弁座部材34の中空部34aに流入する。
中空部34aに流入した駆動流体Fは、作動部材26であるモーティブピン28の周囲を通って下方に流れ、導出口40aから径方向(水平方向)に導出される。このとき、導出口40aから水平方向に導出される駆動流体Fは、調整部材50の周壁54に衝突する。調整部材50の底壁52により、周壁54に衝突した駆動流体Fは、モーティブピン28(作動部材26)および弁座部材34の周囲を通って下方の液面WLに向かうのが防がれる。つまり、調整部材50の底壁52は、駆動流体Fが作動部材26の周囲を通って下方に向かうのを阻止する受け部を構成する。
周壁54に衝突した駆動流体Fは、周壁54により、駆動流体Fの水平方向への飛散が防止されるとともに、駆動流体Fが周壁54に沿って上方に案内される。つまり、調整部材50の周壁54は、駆動流体Fの水平方向への飛散を防止するとともに、駆動流体Fを上方に案内する飛散阻止部を構成する。周壁54に沿って上方に案内された駆動流体Fは、液面WLに向かうことなく、容器2内の上部空間に向かう。
図1に示すように容器2内の液位WLが低くなると、フロート24および作動部材26により、図5に示すモーティブピン28が下方に移動して弁体36から離れ、弁体36が着座する(閉弁状態となる)。この状態では、駆動流体流入口16からの駆動流体Fは、容器2内に流入しない。以降、液位WLの変動に応じて、開弁状態(図4)と閉弁状態(図5)を繰り返す。
上記構成によれば、図4に示す調整部材50の周壁54(飛散阻止部)により、駆動流体Fの水平方向への飛散が防止されるとともに、駆動流体Fが上方に案内される。さらに、調整部材の底壁52(受け部)により、作動部材26の周囲を通って駆動流体Fが下方に向かうのを阻止できる。したがって、駆動流体Fが液面WLに直接当たるのを完全に防ぐことができる。これにより、駆動流体Fとして蒸気を用いた場合でも、蒸気の凝縮量を抑えて容器2内の圧力上昇時間を短縮し、圧送流量を多くすることができる。
また、調整部材50が有底円筒形のスペーサ部材で構成されているので、構造も簡単である。さらに、弁座部材34の導出口40aが周壁54に対向しているので、駆動流体Fの導出孔40aから水平方向への飛散を効果的に防ぐことができる。
弁座部材34の段部44と止めリング46との間に、調整部材50が保持されている。したがって、弁座部材34を容器2に取り付けることで、調整部材50も弁座部材34を介して容器2に取り付けられるので、組立性がよい。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、調整部材50は有底の円筒形のスペーサ部材で構成され、調整部材50の底壁52が受け部を構成し、調整部材50の周壁54が飛散阻止部を構成していたが、調整部材50、受け部および飛散阻止部の構成はこれらに限定されない。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 液体の圧送装置
2 容器
16 駆動流体流入口
18 駆動流体流出口
24 フロート
26 作動部材
34 弁座部材
36 弁体
40a 導出口
44 段部
50 調整部材
52 底壁(受け部)
54 周壁(飛散阻止部)
56 止めリング
F 駆動流体
W 液体

Claims (4)

  1. 容器内に貯留された液体を、前記容器内に流入された駆動流体により加圧して前記容器外に排出する液体の圧送装置であって、
    前記容器内に駆動流体を流入させる駆動流体流入口と、
    前記容器内の駆動流体を前記容器外に排出する駆動流体流出口と、
    前記駆動流体流入口を開閉する弁体と、
    前記容器内に貯留された液体の液位を検知するフロートと、
    前記フロートで検知された液位に基づいて前記弁体を作動させる作動部材と、
    前記駆動流体流入口から流入した駆動流体の流れ方向を調整して、前記駆動流体が下方の液面に直接向かうのを阻止する調整部材と、を備え、
    前記調整部材は、前記駆動流体が前記駆動流体流入口から前記作動部材の周囲を通って下方に向かうのを阻止する受け部と、前記駆動流体の水平方向への飛散を防止するとともに、前記駆動流体を上方に案内する飛散阻止部とを有する液体の圧送装置。
  2. 請求項1に記載の液体の圧送装置において、前記調整部材は、前記受け部を構成する底壁と、前記底壁の外周から立ち上がった前記飛散阻止部を構成する周壁とを有する液体の圧送装置。
  3. 請求項2に記載の液体の圧送装置において、さらに、前記容器に取り付けられて前記弁体が着座する筒状の弁座部材と、
    前記弁座部材に形成された複数の導出口と、を備え、
    前記導出口が、前記弁座部材の周方向に離間して配置され、前記周壁に対向している液体の圧送装置。
  4. 請求項3に記載の液体の圧送装置において、前記弁座部材に径方向外方に突出して設けられた段部に、前記調整部材が載置され、
    前記弁座部材に取り付けられた止めリングにより、前記調整部材の上方への離脱が防止されている液体の圧送装置。
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