JP2012149054A - N−置換−環状アミノ誘導体からなる医薬 - Google Patents

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展久 福田
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貴士 ▲高▼田
Takashi Takada
Yohei Ikuma
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Hiroyuki Nakahira
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Abstract

【課題】レニン阻害剤として有用な化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬の提供。
【解決手段】式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。[式中、R1aは、置換されてもよいC1−6アルキル基等;R1mは、水素原子等であり;G、G、GおよびGは、(i)等であり((i)Gは、−N(R1b)−、Gは、−CO−、Gは、−C(R1c)(R1d)−、およびGは、酸素原子等である。);R1bは、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;R1cおよびR1dは、各々独立して、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;Rは、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;R3a、R3b、R3c、およびR3dは、各々独立して、基:−A−B(Aは、単結合等であり、Bは、水素原子等である。)等であり;nは、1等であり;Rは、C1−4アルコキシカルボニル基等である。]
Figure 2012149054

【選択図】なし

Description

本発明は、医薬として有用なN−置換−環状アミノ誘導体からなる医薬に関する。より詳しくは、レニン阻害剤として有効なN−置換−環状アミノ誘導体からなる医薬に関する。更にレニン阻害剤として有効なN−置換−環状アミノ誘導体を有効成分とする高血圧治療剤に関する。
レニン−アンジオテンシン(RA)系は血圧や体内の電解質バランスの維持に重要なホルモンシステムであり、高血圧、鬱血性心不全、腎障害などの循環器系疾患の発症や進展にも重要な役割を演じている。
RA系の重要なコンポーネントであるレニンは、主に腎臓から血液中に分泌されるアスパラギン酸プロテアーゼであり、肝臓で産生されたアンジオテンシノーゲンを特異的に分解し、アンジオテンシンIを産生する。アンジオテンシンIは、肺や血管内皮細胞に存在するアンジオテンシン変換酵素(ACE)によってアンジオテンシンIIに変換される。アンジオテンシンIIは血管を収縮させるとともに副腎を刺激してアルドステロンの分泌を促す。アルドステロンは腎臓に作用してナトリウムを貯留させ、カリウムを排泄させる。これらのカスケードが血圧の上昇につながる(非特許文献1)。
近年、心臓、血管、腎臓、副腎、脂肪などの末梢組織や中枢組織などの局所にもRA系のコンポーネントが備わっており、さらに新たなコンポーネントとして(プロ)レニン受容体が局所RA系の活性化に重要な役割を担っている可能性が指摘されており(非特許文献2)、局所(組織)RA系の重要性が認識されつつある。短期的な循環調節に係わる循環RA系に対し、組織RA系は長期的に心臓、腎臓、血管などの種々の臓器のリモデリングを惹起することにより、心肥大、動脈硬化、腎障害などの臓器障害をもたらす可能性が指摘されている(非特許文献3)。
RA系を抑制する薬剤としてはACE阻害薬およびアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)が挙げられるが、これらの薬剤(特に前者)は高血圧のみならず、心不全および糖尿病性腎症などの心血管系疾患および腎疾患の治療薬としても有用性が証明されており、広く臨床応用されている(非特許文献4、非特許文献5)。
RA系を抑制するステップは複数あるが、その中でもレニンは、RA系の最上流に位置し、本カスケードを律速していることから、これを阻害することは理論的にきわめて魅力的なアプローチである(非特許文献6、非特許文献7)。実際、近年開発されたレニン阻害薬であるアリスキレンは、高血圧患者を対象とした臨床試験において、血漿レニン活性を顕著に抑制し、他のRA系抑制薬に匹敵する優れた降圧効果を示すことが確認されている(非特許文献8、非特許文献9、非特許文献10)。
環状アミノの環内の窒素原子が置換されている化合物群として、下記式:
Figure 2012149054
で表される化合物群(式中、Rは、水素原子、C1−6アルキル、−C(A)D、C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロ、アリール−C1−4アルキル、又はヘテロ−C1−4アルキルであり、Rは、アリール又はヘテロアリールであり、Aは、S又はOであり、Dは、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル、アリール、アリール−C1−4アルキル、又はヘテロ−C1−4アルキルであり、nは、0又は1であり、nが1の場合にはmは0又は1であり、nが2の場合にはmは0であり、*は不斉中心であり、Rは、水素原子、C1−6アルキル等である。)が知られている(特許文献1)。しかし、これら化合物群は、「R」におけるアリール又はヘテロアリールの骨格において、本発明に係わる化合物とは構造が異なる。
また、環状アミノを有するレニン阻害薬として、ピペリジン環を有する誘導体(特許文献2及び3)、ピロリジン環を有する誘導体(特許文献4)がレニン阻害剤として有効であることが報告されている。これらの文献に開示された化合物は、いずれもピペリジン環およびピロリジン環の3位がカルボニル基またはメチレン鎖を介してアミノ基と結合する部分構造を構造上の特徴とすると共に、ピペリジン環及びピロリジン環の環内の窒素原子が非置換であることを特徴とする。また、ピロリジン環またはピペリジン環の3位にアミノカルボニルを有する化合物群がレニン阻害薬として有効であることが報告されている(特許文献5〜12)。しかし、該化合物群はいずれも環状アミノ(ピロリジン環、ピペリジン環など)の環内の窒素原子が非置換であることを構造上の特徴の一つとする。従って、後記で説明する本願発明に係わる化合物とは、環状アミノの環内の窒素原子が非置換であるか又は特定の置換基を有するか否かの点において、化学構造が異なる。
国際公開 第2006/064336号 パンフレット 国際公開 第2006/069788号 パンフレット 国際公開 第2006/094763号 パンフレット 国際公開 第2006/066896号 パンフレット 国際公開 第2008/093737号 パンフレット 国際公開 第2008/136457号 パンフレット 国際公開 第2008/153135号 パンフレット 国際公開 第2009/005002号 パンフレット 国際公開 第2009/014217号 パンフレット 国際公開 第2009/072649号 パンフレット 国際公開 第2009/078481号 パンフレット 国際公開 第2009/154300号 パンフレット
Nat Rev Drug Discov. 1(8):p.621-36(2002年) Curr Hypertens Rep. 6(2):p.129-32(2004年) Physiol. Rev. 86:p.747-803,(2006年) Curr Diab Rep. 6(1):p.8-16, (2006年) J Hypertens Suppl.23(1):S9-17, (2005年) J Exp Med. 106(3):p.439-53,(1957年) J Am Soc Nephrol 16:p.592-599(2005年) Hypertension 42(6):p.1137-43,(2003年) Circulation 111(8):p.1012-8,(2005年) J Hypertens. 24(Suppl 4):S82.Abstract P4.269,(2006年)
本発明の課題は、優れたレニン阻害活性を有すると共に、副作用の少ない新規な化合物からなる医薬を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意検討した結果、意外にも環状アミノの環内の窒素原子に特定の置換基を有する下記化合物またはその薬学上許容される塩(以下必要に応じ本発明に係わる化合物と略称することがある。)が優れたレニン阻害作用を有すると共に、炎症惹起作用に由来する作用や症状などの副作用を低減できることも見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は、以下の通りである。
項1:式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
Figure 2012149054
[式中、R1aは、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されてもよいC6−10アリールチオ基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニルオキシ基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC6−10アリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、または置換されてもよい5〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であり;
1mは、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、またはC3−6シクロアルコキシ基であり;
、G、GおよびGは、下記(i)〜(v)のいずれかであり(ここにおいて、
(i)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸素原子、硫黄原子、または存在しないか、
(ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R1b)−であり、およびGは、存在しないか(ここに、GおよびGにおけるR1bは、各々独立している。)、
(iii)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、酸素原子であり、およびGは、存在しないか、
(iv)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、−CH−であり、およびGは、酸素原子であり、または
(v)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、GおよびGは、−C(R1d)=C(R1y)−である。);
1bは、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基であり;
1cおよびR1dは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよい飽和へテロ環基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、シアノ基、置換されてもよいC6−10アリールオキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよい飽和へテロ環オキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、
1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは、各々独立して、同一または異なって、
(a)水素原子、
(b)ハロゲン原子、
(c)シアノ基、
(d)C1−4アルキル基(該基は、5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ、C1−4アルコキシ(該アルコキシは、C1−4アルコキシまたはC3−6アルコキシで置換されてもよい。)、または1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(e)C1−4アルコキシ基(該基は、1〜3個のハロゲン原子、C1−4アルコキシまたはC1−6アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(f)C3−6シクロアルコキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(g)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
(h)C1−6アルキルアミノカルボニル基、
(i)水酸基、または
(j)C1−4アルキルスルホニル基であるか、または
1e、R1hおよびR1iが各々独立して水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒になって縮合環を形成する。)であるか、あるいはR1cおよびR1dは、一緒になって下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、Dは、酸素原子、硫黄原子、−SO−、−NR4a−、−NR4aCO−、−NR4aSO−、−NR4aCONR4a−、−CH(R4b)−、または−CH(R4b)CH−であり、R4aは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルスルホニル基、または置換されてもよいC6−10アリールスルホニル基であり、R4bは、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、または置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基であり、pおよびqは、各々独立して、同一または異なって、0、1または2である。)であり;
1xおよびR1yは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルキル基であるか、あるいはR1xおよびR1yが一緒になって下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、R1zは、水素原子、ハロゲン原子、C1−4アルキル基またはC1−4アルコキシ基であり、rは、1、2、3、または4である。)であり;
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり;
3a、R3b、R3c、およびR3dは、各々独立して、同一または異なって、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、または基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R4c)−、−(CHSO−、−(CHCO−、−(CHCOO−、−(CHN(R4c)CO−、−(CHN(R4c)SO−、−(CHN(R4c)COO−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHO−CO−、−(CHCON(R4c)−、−(CHN(R4c)CON(R4c)−、または−(CHSON(R4c)−であり、
Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい飽和へテロ環基であり、
Aが−(CHN(R4c)−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、−(CHN(R4c)CON(R4c)−、および−(CHSON(R4c)−の場合には、R4cとBが一緒になって結合して環を形成してもよく、
4cは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり、
sは、0、1または2であり、Aが−(CHN(R4c)−の場合には、sは0または2であり、Aが−(CHCON(R4c)−の場合には、sは1または2である。)
であるか、あるいは
3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2つが水素原子であり、残りの2つが一緒になって隣接するヘテロ環と架橋環を形成し;
nは、0、1または2であり;
は、
1:C1−6アルキル基(該基は、
(a)アミノ、
(b)ヒドロキシ、または
(c)下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、Rは、
(i)C1−4アルキル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)
(ii)C3−6シクロアルキル基、または
(iii)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)である。)で置換されている。)、
2:C1−4アルキルカルボニル基(該基は、
(a)アミノ、または
(b)ヒドロキシで置換されてもよい。)、
3:C1−4アルコキシカルボニル基(該基は、下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、Rは、前掲と同義である。)で置換されている。)、または
4:下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、RおよびRは、各々独立して、同一または異なって、
(a)水素原子、
(b)C1−4アルキル基(該基は、C1−4アルコキシ、C3−6シクロアルキル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、5員もしくは6員の飽和へテロ環、または5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシで置換されてもよい。)、
(c)C3−10シクロアルキル基(該基は、1〜2個のフッ素原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(d)C6−10アリール基(該基は、ハロゲン原子、またはC6−10アリール(該アリールは、ハロゲン原子またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)で置換されてもよい。)、
(e)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、または
(f)5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)であり、
は、
(a)C1−6アルキル基(該基は、
1〜3個のフッ素原子、
ヒドロキシ、
1−4アルコキシ、
カルボキシ、
5員もしくは6員の飽和へテロ環、
3−6シクロアルキル、
1−4アルコキシカルボニル、
1−4アルコキシカルボニルアミノ、
アミノ、
モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノ、
5員〜7員の環状アミン、
1〜2個のニトロオキシ、
アミノカルボニル、または
5員〜7員の環状アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(b)C3−10シクロアルキル基(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、
(c)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、またはC1−4アルキルカルボニルオキシで置換されている。)、
(d)C1−4アルキルカルボニル基(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、
(e)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、
(f)5員もしくは6員の飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(g)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(h)C3−6シクロアルキルオキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、または
(i)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基である。)である。]
項2:G、G、GおよびGが、下記(i)または(ii)である(ここにおいて、(i)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸素原子、硫黄原子、または存在しないか、または
(ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R1b)−であり、およびGは、存在しない。)、項1に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項3:Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGが、−CH−、−C(CH)(CH)−、−SO−、酸素原子、または硫黄原子である、項1または項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項4:Gが、酸素原子である、項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項5:Gが、硫黄原子である、項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項6:Gが、−CH−である、項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項7:Gが、存在しない、項2に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項8:Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−N(R1b)−であり、およびGが、存在しない、項2に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項9:R1aおよびR1mが、下記式(A)〜(C):
Figure 2012149054
で表されるいずれかの結合位置で隣接する環に結合する、項1〜項8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項10:R1aおよびR1mが、下記式(A)または(B):
Figure 2012149054
で表されるいずれかの結合位置で隣接する環に結合する、項9に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項11:R1aが、
1:ハロゲン原子;
2:シアノ基;
3:C1−6アルキル基(該基は、
(a)1〜3個のフッ素原子、
(b)C1−4アルコキシ、または
(c)C3−6シクロアルコキシで置換されてもよい。);
4:C1−6アルコキシ基(該基は、
(a)1〜3個のフッ素原子、または
(b)C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。);
5:C3−6シクロアルキル基;
6:C3−6シクロアルコキシ基(該基は、
(a)1〜3個のフッ素原子、または
(b)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);および
7:5員もしくは6員の単環式ヘテロアリール基(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)
からなる群から選択される1個の基である、項1〜項10のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項12:R1aが、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基である、項1〜項11のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項13:R1aが、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6アルキル基である、項12に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項14:R1aが、メチル基、またはトリフルオロメチル基である、項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項15:R1mが、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−6アルコキシ基である、項1〜項14のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項16:R1mが、水素原子である、項15に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項17:R1bが、
1:C1−6アルキル基(該基は、
(a)ヒドロキシ、
(b)C1−4アルコキシ(該基は、1〜3個のフッ素原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(c)シアノ、
(d)トリフルオロメチル、
(e)トリフルオロメトキシ、
(f)C3−6シクロアルキル(該基は、1〜2個のフッ素原子、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(g)C3−6シクロアルコキシ、
(h)ホルミルアミノ、
(i)C1−4アルキルカルボニルアミノ(該基は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(j)N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
(k)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
(l)(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)カルボニルアミノ、
(m)C1−4アルキルチオカルボニルアミノ、
(n)C1−4アルコキシカルボニルアミノ(該基は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(o)N−(C1−4アルコキシカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
(p)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、
(q)C1−6アルキルアミノカルボニル(該基は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(r)ジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(s)C3−6シクロアルキルアミノカルボニル、
(t)C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、
(u)C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ、
(v)C1−4アルキルカルボニル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(w)C1−4アルキルカルボニルオキシ、
(x)C1−4アルコキシカルボニル、
(y)C1−6アルキルスルホニル、
(z)C1−4アルキルスルホニルアミノ、
(aa)5員もしくは6員の飽和へテロ環、
(ab)カルボキシ、および
(ac)C1−6アルキルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)
からなる群から選択される2個の基で置換されてもよい。);
2:C2−6アルケニル基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。);
3:C2−6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
4:5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールC1−4アルキル基;または
5:C3−6シクロアルキル基である、項1〜項16のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項18:R1bが、(a)C1−4アルコキシ、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキルカルボニルアミノ、もしくはC1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよい、C1−6アルキル基;または(b)5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキル基である、項1〜項17のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項19:R1bが、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基である、項18に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項20:R1bが、3−メトキシプロピル基である、項19に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項21:R1bが、4−メトキシブチル基である、項19に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項22:R1bが、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキルカルボニルアミノで置換されてもよいC1−6アルキル基である、項18に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項23:R1bが、2−(エチルカルボニルアミノ)エチル基である、項22に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項24:R1bが、2−(ジフルオロアセチルアミノ)エチル基である、項22に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項25:R1bが、C1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよいC1−6アルキル基である、項18に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項26:R1bが、2−(メトキシカルボニルアミノ)エチル基である、項25に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項27:R1cが、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基である、項1〜項26のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項28:R1cが、水素原子、またはC1−6アルキル基である、項1〜項27のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項29:R1cが、C1−6アルキル基である、項28に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項30:R1dが、
1:水素原子;
2:ハロゲン原子;
3:シアノ基;
4:C2−6アルケニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリールで置換されてもよい。);
5:C2-6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリールで置換されてもよい。);
6:C1−6アルキル基(該基は、
(a)1〜3個のハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(d)ヒドロキシ、
(e)C1−4アルコキシ(該基は、
ハロゲン原子、
シアノ、
モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルで置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ、
モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノスルホニル、
1−6アルキルスルホニル、
モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル、
1−4アルキルカルボニル、
5員〜7員の環状アミノカルボニル、
ヒドロキシ、
1−4アルコキシ、
5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
1−4アルコキシカルボニル
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(f)C3−6シクロアルコキシ(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(g)C6−10アリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、シアノ、およびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(h)モノ−もしくはジ−置換アミノ(該基は、
1−6アルキル、
3−6シクロアルキル、
アミノカルボニルで置換されてもよいC3−6シクロアルキルC1−4アルキル、
3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル、
1−4アルキルカルボニル、
1−4アルキルスルホニルアミノで置換されてもよいC3−6シクロアルキルカルボニル、
1−4アルキルで置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル、
5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、
5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニル、
5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル、および
1−4アルキルスルホニル
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換される。)、
(i)5員〜7員の環状アミノ(該基は、C1−4アルキル、C7−14アラルキル、およびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。)、
(j)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(k)4員〜7員の環状アミノカルボニル(該環状アミノは、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(l)アミノカルボニルオキシ(該アミノは、
5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキル、
ヒドロキシで置換してもよいC3−6シクロアルキル、および
5員もしくは6員の飽和へテロ環
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換される。)、
(m)5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ(該環状アミノは、1〜2個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(n)5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
(o)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
(p)5員もしくは6員の飽和へテロ環(該基は、C1−4アルキルおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
(q)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環C1−4アルコキシ(該ヘテロ環は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(r)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該ヘテロ環は、C1−4アルキルおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(s)モノ−もしくはジ−C1−4アルキルアミノスルホニル、
(t)カルボキシ、
(u)C1−4アルコキシカルボニル、
(v)C6−10アリールカルボニル(該アリールは、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(w)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(x)C6−10アリールオキシカルボニルアミノ(該アリールは、ハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(y)5員もしくは6員の単環式へテロアリールオキシカルボニルアミノ、および
(z)N−(C1−4アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル)アミノ
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。);
7:C3−10シクロアルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、または
(c)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
8:C7−14アラルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)ヒドロキシ、
(d)C1−4アルコキシ、および
(e)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
9:C1−6アルコキシ基(該基は、
(a)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(b)N−(C1−6アルキルスルホニル)−N−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(c)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または
(d)5員〜7員の環状アミノカルボニルで置換されてもよい。);
10:C3−6シクロアルコキシ基;
11:C1−4アルコキシで置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基;
12:モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基(該アミノは、5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキルで置換されてもよい。);
13:5員〜7員の環状アミノカルボニル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−4アルコキシ、および
(c)ハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール
からなる群から選択される基で置換されてもよい。);
14:飽和へテロ環基(該基は、
(a)C1−4アルキル、
(b)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール、および
(c)オキソ
からなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。);
15:飽和へテロ環オキシ基(該基は、C1−4アルコキシカルボニル、またはC1−4アルキルカルボニルで置換されてもよい。);
16:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル、および
(c)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルで置換されてもよいC1−4アルコキシ
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。);
17:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基;
18:アミノ基(該アミノは、
(a)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(該シクロアルキルは、アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(b)C1−4アルキルカルボニル(該アルキルは、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(c)C3−6シクロアルキルカルボニル(該シクロアルキルは、C1−4アルキルスルホニルアミノで置換されてもよい。)、または
(d)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニルで置換されてもよい。);
19:水酸基;および
20:下記式:
Figure 2012149054
で表される基
からなる群から選択される1個の基である、項1〜項29のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項31:R1dが、
1:水素原子;
2:ハロゲン原子;
3:C1−6アルキル基(該基は、
(a)1〜3個のハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)C1−4アルコキシ(該基は、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、およびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(d)C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(e)C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
(f)(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ、または
(g)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシで置換されてもよい。);
4:アミノカルボニル基;
5:モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル基;
6:N−(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)−N−(C1−6アルキル)−アミノカルボニル基;
7:5員〜7員の環状アミノカルボニル基;
8:C1−4アルコキシで置換されてもよいC7−14アラルキル基;
9:5員もしくは6員の飽和へテロ環基;
10:C3−6シクロアルキル基;
11:C3−6シクロアルコキシ基;および
12:下記式:
Figure 2012149054
で表される基
からなる群から選択される1個の基である、項1〜項30のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項32:R1dが、
1:1〜3個のハロゲン原子、
2:ヒドロキシ、
3:C1−4アルコキシ(該基は、
(a)ヒドロキシ、
(b)C1−4アルコキシ、
(c)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
(d)C1−4アルコキシカルボニル
からなる群から選択される1〜2個の基で置換されてもよい。)、
4:C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
5:C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
6:(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ、および
7:5員〜7員環状アミノカルボニルオキシ
からなる群から選択される1個の基で置換されてもよいC1−6アルキル基である、項1〜項31のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項33:R1dが、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基である、項1〜項32のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項34:R1dが、下記式:
Figure 2012149054
で表される基である、項1〜項31のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項35:R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異なって、
1:水素原子、
2:ハロゲン原子、
3:シアノ基、
4:C1−4アルキル基(該基は、
(a)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ、
(b)C1−4アルコキシ(該基は、C1−4アルコキシまたはC3−6シクロアルコキシで置換されてもよい。)、または
(c)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
5:C1−4アルコキシ基(該基は、
(a)1〜3個のハロゲン原子、
(b)C1−4アルコキシ、または
(c)C1−6アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、
6:C3−6シクロアルコキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
7:5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
8:C1−6アルキルアミノカルボニル基、
9:水酸基、および
10:C1−4アルキルスルホニル基
からなる群から選択される基である、項34に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項36:R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、水酸基、およびC1−4アルキルスルホニル基からなる群から選択される基である、項35に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項37:R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、およびC1−4アルコキシ基からなる群から選択される、項36に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項38:R1dが、下記式:
Figure 2012149054
で表される群から選択されるいずれかの基である、項36に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項39:R1cおよびR1dが、一緒になって下記式:
Figure 2012149054
で表される基である、項1〜項26のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項40:R4aが、水素原子、C1−6アルキル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C1−4アルキルスルホニル基、およびC6−10アリールスルホニル基からなる群から選択される、項39に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項41:R4bが、(a)水素原子、(b)ハロゲン原子、(c)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルコキシ基、(d)フッ素原子およびシアノからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、または(e)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基である、項39に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項42:D、pおよびqが、下記(i)〜(iii)のいずれかである(ここにおいて、
(i)Dが、酸素原子であり、pおよびqが、同一で2であるか、
(ii)Dが、−CH−であり、pおよびqが、同一で1または2であるか、または
(iii)Dが、−CHCH−であり、pおよびqが、同一で0または1である。)、項39〜項41のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項43:R1cおよびR1dが、一緒になって下記式:
Figure 2012149054
で表される基である、項1〜項26のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項44:Rが、(a)C3−6シクロアルキルで置換されてもよいC1−6アルキル基(該C1−6アルキルは1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよく、該C3−6シクロアルキルは、ハロゲン原子、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシで置換されてもよい。);(b)ハロゲン原子またはC1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキル基;(c)C2−6アルケニル基;および(d)ハロゲン原子で置換されてもよいC7−10アラルキル基からなる群から選択される1個の基である、項1〜項43のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項45:Rが、C1−6アルキル基である、項44に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項46:Rが、イソプロピル基である、項45に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項47:R3a、R3b、R3cおよびR3dが、各々独立して、基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R4c)−、−(CHCOO−、−(CHN(R4c)CO−、−(CHN(R4c)SO−、−(CHN(R4c)COO−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、または−(CHN(R4c)CON(R4c)−であり、
Bは、
1:水素原子;
2:C1−6アルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−4アルコキシおよびC3−6シクロアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(c)ヒドロキシ、
(d)C1−4アルコキシ、
(e)カルボキシ、
(f)C1−4アルコキシカルボニル、
(g)飽和へテロ環(該環は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルカルボニルアミノ、およびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(h)アミノカルボニル(該アミノは、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、またはC3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、および
(i)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、C1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
3:C2−6アルケニル基(該基は、
(a)フッ素原子、または
(b)C1−6アルキルで置換されてもよい。);
4:C3−10シクロアルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、
(c)ヒドロキシ、または
(d)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
5:Cアリール基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−4アルキル(該C1−4アルキルは、
5員〜7員の環状アミノ(該基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
モノ−C1−6アルキルアミノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
5員もしくは6員の飽和へテロ環アミノ(該飽和へテロ環は、Cアリールで置換されてもよい。)、
5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該飽和へテロ環は、Cアリールまたは5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールで置換されてもよい。)、
アリールオキシ(該アリールは、ハロゲン原子およびC1−4アルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
1−4アルコキシ、および
3−6シクロアルコキシ
からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
(c)C1−4アルコキシ(該C1−4アルコキシは、
1−4アルコキシ、
アリールオキシ(該アリールは、C1−4アルキルまたは1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
1−4アルキルまたはC1−4アルコキシで置換されてもよいC3−6シクロアルキル、
1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキルオキシ、
フェニルアミノ(該フェニルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、および
1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC7−10アラルキルオキシ
からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
(d)Cアリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、シアノ、C1−4アルキル、およびC1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(e)C7−10アラルキルオキシ(該基は、ハロゲン原子およびC1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(f)5員〜7員の環状アミノ(該環状アミノは、(C1−6アルキル)(フェニルカルボニル)アミノ、またはCアリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、およびヒドロキシで置換されてもよいC1−4アルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)で置換されてもよい。)、
(g)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ(該環は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール、5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、またはオキソで置換されてもよい。)、
(h)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールオキシ(該ヘテロアリールは、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(i)5員〜7員の環状アミノカルボニル(該環状アミノは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
(j)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシ(該環状アミノは、Cアリールで置換されてもよい。)、および
(k)Cアリール
からなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。);
6:C7−14アラルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)C1−4アルキル、
(d)ヒドロキシ、
(e)C1−4アルコキシ(該基は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(f)C3−6シクロアルコキシ(該基は、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(g)C1−4アルコキシカルボニル、
(h)アミノカルボニル、
(i)C6−10アリール(該アリールは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)および
(j)C1−4アルキルスルホニル
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
7:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。);
8:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基(該基は、ハロゲン原子、またはC1−4アルキル(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)で置換されてもよい。);および
9:飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルで置換されてもよい。)
からなる群から選択される1個の基であり、
但し、Aが−(CHN(R4c)−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、および−(CHN(R4c)CON(R4c)−の場合には、R4cとBが一緒になって結合して環を形成してもよい。)である、項1〜項46のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項48:R3a、R3b、R3cおよびR3dが、下記式:
Figure 2012149054
で表される置換位置でピペリジン環に結合する、項1〜項47に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項49:R3a、R3bおよびR3dが、いずれも基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)
であり;
3cが、基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、または−(CHO−であり、Bは、水素原子、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基である。)
である、項48に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項50:R3cが、基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、置換されてもよいC6−10アリール基である。)
である、項49に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項51:Bが、置換されてもよいC6−10アリール基、または置換されてもよいC7−14アラルキル基である、項49に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項52:R3cが、基:−A−B
(ここにおいて、Aは、−(CHO−であり、Bは、水素原子、置換されてもよいC6−10アリール基、または置換されてもよいC7−14アラルキル基である。)
である、項49に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項53:R3a、R3cおよびR3dが、いずれも基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)
であり;
3bが、基:−A−B
(ここにおいて、
Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R4c)−、−(CHCOO−、−(CHN(R4c)CO−、−(CHN(R4c)SO−、−(CHN(R4c)COO−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、−(CHN(R4c)CON(R4c)−、または−(CHSON(R4c)−であり、
Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、または置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基である。)
である、項48に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項54:R3a、R3b、およびR3cが、各々独立して、基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)
であり;
3dが、基:−A−B
(ここにおいて、
Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R4c)−、−(CHCOO−、−(CHN(R4c)CO−、−(CHN(R4c)SO−、−(CHN(R4c)COO−、−(CHOCON(R4c)−、または−(CHN(R4c)CON(R4c)−であり、
Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールC1−4アルキル基または置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基である。)
である、項48に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項55:R3dにおけるAが、−(CHN(R4c)CO−である、項54に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項56:R3dにおけるBが、置換されてもよいC1−6アルキル基である、項54または項54に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項57:R3dにおけるBが、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC7−14アラルキル基である、項55に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項58:sが2である、項54〜項57のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項59:R4cが、水素原子、1〜3個のハロゲン原子、またはC3−6シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、またはCアラルキル基である、項1〜項58のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項60:R4cが、1〜3個のハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基、またはC3−6シクロアルキル基である、項59に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項61:R4cが、C3−6シクロアルキル基である、項60に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項62:R3a、R3b、R3cおよびR3dが、いずれも基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)である、項1〜項48のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項63:nが1である、項1〜項47のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項64:Rが、C1−4アルコキシカルボニル基(該基は、下記式:
Figure 2012149054
で表される基(式中、Rは、前掲と同義である。)で置換されている。)である、項1〜項63のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項65:Rが、下記式:
Figure 2012149054
で表される基(式中、Rは、前掲と同義である。)である、項1〜項64のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項66:Rが、メチル基である、項65に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項67:Rが、下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、RおよびRは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、またはC1−4アルキル基であり、
は、
(a)C1−6アルキル基(該基は、1〜3個のフッ素原子、アミノ、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、カルボキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アルコキシカルボニルアミノ、または1〜2個のニトロオキシで置換されてもよい。)、
(b)C3−10シクロアルキル基、
(c)C1−4アルキルカルボニル基(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、
(d)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルキル、またはC1−4アルキルカルボニルオキシで置換されている。)、
(e)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、
(f)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、
(g)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(h)C3−6シクロアルキルオキシ基、または
(i)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基である。)
である、項1〜項63のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項68:Rが、水素原子であり、Rが、メチル基である、項67に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項69:Rが、
(a)C1−4アルキル基(該基は、アミノ、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、カルボキシ、C1−4アルコキシカルボニル、またはC1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよい。)、
(b)C3−10シクロアルキル基、
(c)C1−4アルキルカルボニル基、
(d)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルキルカルボニルオキシで置換されている。)、
(e)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、
(f)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、
(g)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(h)C3−6シクロアルキルオキシ基、または
(i)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基
である、項67または項68のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項70:Rが、
1:C1−4アルキル基、
2:C3−6シクロアルキル基、
3:C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
4:C3−6シクロアルキルオキシ基、または
5:5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基
である、項69に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項71:Rが、
1:C1−4アルキル基、または
2:C1−6アルコキシ基
である、項70に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項72:下記化合物群から選択される項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩からなる医薬:
1-(イソブチリルオキシ)エチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソル-4-イル)メチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(シクロヘキシルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
[(2-メチルプロパノイル)オキシ]メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペラジン-1-カルボキシレート、
{[(プロパン-2-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(アセチルオキシ)メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(2-オキソ-5-フェニル-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-{[(プロパン-2-イルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
[(メトキシカルボニル)オキシ]メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
[(エトキシカルボニル)オキシ]メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
{[(シクロプロピルメトキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
{[(シクロブチルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
{[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
{[(ペンタン-3-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
{[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(アセチルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(アセチルオキシ)-2-メチルプロピル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2-メチル-1-(プロパノイルオキシ)プロピル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2-(アセチルオキシ)プロパン-2-イル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-N-[(3R)-1-(L-バリル)ピペリジン-3-イル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
N-[(3R)-1-(L-アラニル)ピペリジン-3-イル]-2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
N-{(3R)-1-[(2S)-2-ヒドロキシプロパノイル]ピペリジン-3-イル}-2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
N-[(3R)-1-アセチルピペリジン-3-イル]-2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
{[(プロパン-2-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
{[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソl-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2,2-ジメチル-N-{(3R)-1-[(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル]ピペリジン-3-イル}-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-{(3R)-1-[(2-オキソ-5-フェニル-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル]ピペリジン-3-イル}-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
1-(アセチルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(アセチルオキシ)-2-メチルプロピル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
2-メチル-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]プロピル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2-メチル-1-(プロパノイルオキシ)プロピル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(メトキシアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(3-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2-メチル-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]プロピル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
tert-ブチル 1-[({(3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エチル ブタンジオエート、
4-オキソ-4-{1-[({(3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エトキシ}ブタノイック アシド、
1-{[N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(グリシルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[({(3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エチル ピリジン-3-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(メトキシアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(L-バリルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(4-ヒドロキシブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-({[2-(アセチルオキシ)フェニル]カルボニル}オキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-オキソプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(3-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(ヒドロキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[(2R)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-2,7-ビス(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2-メチル-1-(プロパノイルオキシ)プロピル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
2-メチル-1-[(2-メチルプロパノイルオキシ)オキシ]プロピル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾチアジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-{[(4-メチルフェニル)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(4-メトキシブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(4-メトキシブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[({(3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エチル ピリジン-3-カルボキシレート、
(1S)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(ジフルオロアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(シクロプロピルアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-{[6,7-ビス(ニトロオキシ)ヘプタノイル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、および
1-[(シクロヘキシルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート。
項73:下記化合物群から選択される項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩からなる医薬:
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソル-4-イル)メチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソl-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(ヒドロキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[(2R)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-2,7-ビス(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾチアジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、および
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート。
項74:下記化合物群から選択される項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩からなる医薬:
1-(イソブチリルオキシ)エチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
(1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
1-[(ジフルオロアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、および
1-[(シクロプロピルアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート。
項75:式(II)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
Figure 2012149054
[式中、R12aは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6アルキル基であり;
42は、酸素原子、または硫黄原子であり;
12bは、C1−4アルキルカルボニルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)で置換されてもよいC1−6アルキル基であり;
12cは、C1−6アルキル基であり、
12dは、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基であるか、あるいはR12cおよびR12dは、一緒になって下記式:
Figure 2012149054
で表される基であり;
52は、
1:C1−4アルキルカルボニル基(該基は、
(a)アミノ、または
(b)ヒドロキシで置換されてもよい。)、
2:C1−4アルコキシカルボニル基(該基は、下記式:
Figure 2012149054
(ここにおいて、R62は、
(a)C1−4アルキル基、または
(b)C6−10アリール基である。)
で表される基で置換されている。)、または
3:下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、R72およびR82は、各々独立して、同一または異なって、
(a)水素原子、
(b)C1−4アルキル基、または
(c)C3−10シクロアルキル基であり、
92は、
(a)C1−6アルキル基、
(b)C3−10シクロアルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(d)C3−6シクロアルキルオキシ基、または
(e)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基である。)である。]
項76:項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
項77:項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有するレニン阻害剤。
項78:項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有するレニン阻害に起因する疾病の治療剤。
項79:レニン阻害剤製造のための、項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の使用。
項80:レニン阻害に起因する疾病の治療剤の製造のための、項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の使用。
項81:治療を必要とする患者に、項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の有効量を投与することを特徴とする、レニン阻害に起因する疾病の治療方法。
項82:項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩と、下記薬剤群(A)から選択される少なくとも1種以上の薬剤とを組合わせてなる医薬:
薬剤群(A)は、インスリン製剤、インスリン抵抗性改善剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド剤、インスリン分泌促進剤、GLP−1、GLP−1アナログ、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤、β3アゴニスト、DPPIV阻害剤、アルドース還元酵素阻害剤、神経栄養因子、PKC阻害剤、AGE阻害剤、活性酸素消去薬、脳血管拡張剤、HMG−CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、ACAT阻害剤、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、中枢性抗肥満薬、膵リパーゼ阻害薬、ペプチド性食欲抑制薬、コレシストキニンアゴニスト、キサンチン誘導体、チアジド系製剤、抗アルドステロン製剤、炭酸脱水酵素阻害剤、クロルベンゼンスルホンアミド系製剤、アゾセミド、イソソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、およびフロセミドからなる群である。
項83:薬剤群(A)が、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、チアジド系製剤、および抗アルドステロン製剤からなる群である、項82に記載の医薬。
項84:薬剤群(A)が、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、およびチアジド系製剤からなる群である、項83に記載の医薬。
項85:治療を必要とする患者に、項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の有効量を、項81で定義された薬剤群(A)から選択される少なくとも1種以上の薬剤と組み合わせて投与することを特徴とする、レニン阻害作用に起因する疾病の治療方法。
項86:薬剤群(A)が、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、チアジド系製剤、および抗アルドステロン製剤からなる群である、項85に記載の治療方法。
項87:薬剤群(A)が、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、およびチアジド系製剤からなる群である、項86に記載の治療方法。
項88:項81で定義された薬剤群(A)から選択される少なくとも1種以上の薬剤との併用投与における項1〜項75のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の使用。
項89:薬剤群(A)が、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、チアジド系製剤、および抗アルドステロン製剤からなる群である、項88に記載の使用。
項90:薬剤群(A)が、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、およびチアジド系製剤からなる群である、項89に記載の使用。
以下、式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬を必要に応じ「本発明に係わる化合物」と総称する。
本発明に係わる化合物は、優れたレニン阻害活性を有し、高血圧症の治療薬として有用である。また、本発明に係わる化合物は、該化合物が直接、接触すると考えられる部分(例えば、特に高濃度で暴露される可能性が高い口腔、胃腸等の消化管など)における、炎症惹起作用に由来する作用や症状などの副作用を軽減できる。また、本発明に係わる化合物は、心毒性作用の副作用も軽減でき、薬物動態の改善も期待できる。従って、本発明に係わる化合物はレニン阻害に起因する疾病の治療薬として非常に優れている。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。本明細書において「置換基」の定義における炭素の数を、例えば、「C1−6」などと表記する場合もある。具体的には、「C1−6アルキル」なる表記は、炭素数1から6のアルキル基と同義である。また、本明細書において、「置換されてもよい」または「置換された」なる用語を特に明示していない置換基については、「非置換」の置換基を意味する。例えば、「C1−6アルキル」とは、「非置換C1−6アルキル」であることを意味する。
本明細書において「基」なる用語は、1価基を意味する。例えば、「アルキル基」は、1価の飽和炭化水素基を意味する。また、本明細書における置換基の説明において、「基」なる用語を省略する場合もある。尚、「置換されてもよい」もしくは「置換された」で定義される基における置換基の数は、置換可能であれば特に制限はなく、1または複数である。また、特に指示した場合を除き、各々の基の説明はその基が他の基の一部分または置換基である場合にも該当する。
「ハロゲン原子」は、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子等が挙げられる。
「C1−6アルキル基」は、炭素数1〜6個を有する直鎖または分枝状の飽和炭化水素基を意味する。好ましくは、「C1−4アルキル基」等が挙げられる。「C1−6アルキル基」の具体例としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル等が挙げられる。
「B」における「C1−6アルキル基」には、飽和炭化水素基の1の炭素上でC〜Cからなる環を形成する基も包含される。具体例としては、例えば、下記群で表される基等が挙げられる。尚、C7−14アラルキル基のアルキル部分も同じである。
Figure 2012149054
「C2−6アルケニル基」は、炭素数2〜10個を有し、二重結合を1個含む直鎖状または分枝鎖状の不飽和炭化水素基を意味する。具体的には、例えば、ビニル、プロペニル、メチルプロペニル、ブテニルまたはメチルブテニル等が挙げられる。
「B」における「C2−6アルケニル基」には、下記で表される基も挙げられる。
Figure 2012149054
「C2−6アルキニル基」は、炭素数2〜6個を有し、三重結合を1個含む直鎖状または分枝鎖状の不飽和炭化水素基を意味する。例えば、具体的には、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、2−ブチニル、ペンチニルまたはヘキシニル等が挙げられる。
「C3−10シクロアルキル基」は、炭素数3〜10個を有し、環状の飽和炭化水素基を意味する。例えば、好ましくは、「C3−6シクロアルキル基」等が挙げられる。「C3−10シクロアルキル基」の具体例としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチルまたはノルボルニル等が挙げられる。
「B」における「C3−10シクロアルキル基」には、飽和ビシクロ環も包含される。具体例としては、例えば、下記群で表される基等が挙げられる。
Figure 2012149054
「B」における「C3−10シクロアルキル基」には、芳香環と縮環した化合物も包含される。具体例としては、例えば、下記で表される基等が挙げられる。
Figure 2012149054
「C3−6シクロアルキルC1−4アルキル基」とは、「C3−6シクロアルキル」が「C1−4アルキル」に結合した基を意味する。具体例としては、例えば、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル等が挙げられる。
「C5−6シクロアルケニル基」は、二重結合を1個含む環状の不飽和炭化水素基を意味する。具体例としては、1−シクロペンテニル、1−シクロヘキセニル等が挙げられる。
「C6−10アリール基」は、炭素数6〜10個を有する芳香族炭化水素基を意味する。好ましくは「Cアリール基」(フェニル)等が挙げられる。「C6−10アリール基」の具体例としては、例えば、フェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチル等が挙げられる。
「C7−14アラルキル基」とは、「C6−10アリールC1−4アルキル基」を意味し、前記「アルキル基」に前記「アリール基」が置換した基を意味する。好ましくは、「C7−10アラルキル基」(CアリールC1−4アルキル基)が挙げられる。「C7−14アラルキル基」の具体例としては、例えば、ベンジル、2−フェニルエチル、1−フェニルプロピルまたは1−ナフチルメチル等が挙げられる。
「B」における「C7−14アラルキル基」のC1−4アルキル部分は、C1−4アルキル基の任意の1の炭素上でC〜Cからなる環を形成する基も包含される。
「ヘテロアリール基」としては、例えば、5員〜10員の単環式もしくは多環式の基等が挙げられ、該基は、窒素原子、硫黄原子または酸素原子から選ばれるヘテロ原子を同種または異なって1個以上(例えば1〜4個)を含む。好ましくは、例えば、5員もしくは6員の単環式の基等が挙げられ、該基は、窒素原子、硫黄原子、酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1個含む。「ヘテロアリール基」の具体例としては、例えば、ピロリル、チエニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズチアゾリル、フリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジル、ピリミジル、ピリダジル、キノリル、イソキノリル、トリアゾリル、トリアジニル、テトラゾリル、インドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、ジベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、キノキサリル、シンノリル、キナゾリル、インダゾリル、ナフチリジル、キノリノリルまたはイソキノリノリル等が挙げられる。
「ヘテロアリールC1−4アルキル基」とは、前記「アルキル基」に前記「ヘテロアリール基」が置換した基を意味する。該ヘテロアリール部分としては、前記のへテロアリール基として例示した具体例と同じものが挙げられる。例えば、「ヘテロアリールC1−4アルキル」が挙げられる。具体的には、例えば、2−ピリジルメチルなどが挙げられる。
「C1−6アルコキシ基」の「C1−6アルキル」部分は、前記「C1−6アルキル」と同義である。好ましくは、「C1−4アルコキシ基」等が挙げられる。「C1−6アルコキシ基」の具体例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等が挙げられる。
「C1−6アルキルチオ基」の「C1−6アルキル」部分は、前記「C1−6アルキル」と同義である。好ましくは、「C1−4アルキルチオ基」等が挙げられる。「C1−6アルキルチオ基」の具体例としては、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオまたはヘキシルチオ等が挙げられる。
「C1−6アルキルスルホニル基」の「C1−6アルキル」部分は、前記「C1−6アルキル」と同義である。好ましくは、「C1−4アルキルスルホニル基」等が挙げられる。「C1−6アルキルスルホニル基」の具体例としては、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニルまたはヘキシルスルホニル等が挙げられる。
「C6−10アリールチオ基」の「C6−10アリール」部分は、前記「C6−10アリール」と同義である。「C6−10アリールチオ基」の具体的としては、例えば、フェニルチオ、1−ナフチルチオまたは2−ナフチルチオ等が挙げられる。
「C3−10シクロアルコキシ基」の「C3−10シクロアルキル」部分は、前記「C3−10シクロアルキル」と同義である。好ましくは、「C3−6シクロアルコキシ基」等が挙げられる。「C3−10シクロアルコキシ基」の具体例としては、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキシ、アダマンチルオキシまたはノルボルニルオキシ等が挙げられる。
「C5−6シクロアルケニルオキシ基」の「C5−6シクロアルケニル」部分は、前記「C5−6シクロアルケニル」と同義である。具体例としては、1−シクロペンテニルオキシ等が挙げられる。
「C6−10アリールオキシ基」の「C6−10アリール」部分は、前記「C6−10アリール」と同義である。「Cアリールオキシ」(例えばフェニルオキシ)が好ましい。「C6−10アリールオキシ基」の具体的としては、フェノキシ、1−ナフチルオキシまたは2−ナフチルオキシ等が挙げられる。
「C7−14アラルキルオキシ基」(例えばC6−10アリールC1−4アルキルオキシ基)の「C7−14アラルキル」部分は、前記「C7−14アラルキル」と同義である。好ましくは、「C7−10アラルキルオキシ基」(例えば「フェニルC1−4アルキル基」)などが挙げられる。「C7−14アラルキルオキシ基」の具体例としては、例えば、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、ナフチルメチルオキシ等が挙げられる。
「ヘテロアリールオキシ基」としては、前記「アラルキルオキシ基」の「アラルキル」部分が「ヘテロアリール」に置き換わった基を意味する。例えば、「5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールオキシ基」等が挙げられる。
「C1−4アルコキシスルホニル基」の「C1−4アルコキシ」部分は、前記「C1−4アルコキシ基」と同義である。例えば、メトキシスルホニルなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルコキシスルホニル基」の「C3−6シクロアルコキシ」部分は、前記「C3−6シクロアルコキシ基」と同義である。例えば、シクロプロピルオキシスルホニルなどが挙げられる。
「C6−10アリールオキシスルホニル基」の「C6−10アリール」部分は、前記「C6−10アリール基」と同義である。例えば、フェノキシスルホニルなどが挙げられる。
「C1−4アルコキシカルボニル基」は、前記「C1−4アルコキシ基」がカルボニル基に結合した基を意味する。具体的には、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、2−プロポキシカルボニルまたはtert−ブトキシカルボニル等が挙げられる。
「C3−6シクロアルコキシカルボニル基」は、前記「C3−6シクロアルコキシ基」がカルボニル基に結合した基を意味する。具体的には、C3−6シクロアルコキシ部分としては、前記のシクロアルコキシ基として例示したものが挙げられる。
「C1−4アルキルカルボニル基」は、前記「C1−4アルキル基」がカルボニル基に結合した基を意味する。具体的には、例えばアセチル、プロピオニルまたはブチリル等が挙げられる。
「C3−10シクロアルキルカルボニル基」は、前記「C3−10シクロアルキル基」がカルボニル基に結合した基を意味する。好ましくは、「C3−6シクロアルキルカルボニル基」等が挙げられ、「C3−10シクロアルキルカルボニル基」の具体例としては、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、アダマンチルカルボニルまたはノルボルニルカルボニル等が挙げられる。
「C3−10シクロアルキルC1−4アルキルカルボニル基」は、前記「C3−10シクロアルキルC1−4アルキル基」がカルボニル基に結合した基を意味する。具体例としては、シクロプロピルメチルカルボニル等が挙げられる。
「C6−10アリールカルボニル基」とは、前記「C6−10アリール基」がカルボニル基に結合した基を意味する。「C6−10アリール」部分は、前記「C6−10アリール基」と同義である。好ましくは、「Cアリールカルボニル基」(例えばフェニルカルボニル基)が挙げられる。「C6−10アリールカルボニル基」の具体例としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイルまたは2−ナフトイル等が挙げられる。
「C1−4アルキルカルボニルオキシ基」の「C1−4アルキル」部分は、前記「C1−4アルキル基」と同義である。具体例としては、例えば、メチルカルボニルオキシ、エチルカルボニルオキシ、イソプロピルカルボニルオキシなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルカルボニルオキシ基」の「C3−6シクロアルキル」部分は、前記「C3−6シクロアルキル基」と同義である。具体例としては、例えば、シクロプロピルカルボニルオキシ、シクロブチルカルボニルオキシ、シクロペンチルカルボニルオキシなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシ基」は、前記「C3−6シクロアルキル基」が「C1−4アルコキシ基」に置換した基を意味する。具体例としては、例えば、シクロプロピルメトキシなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル基」の「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシ」部分は、前記と同義である。具体例としては、例えば、シクロプロピルメトキシカルボニルなどが挙げられる。
「C1−4アルキルカルボニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルキルカルボニル基」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、メチルカルボニルアミノなどが挙げられる。尚、「C1−4アルキル」は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。
「C1−4アルキルチオカルボニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルキルカルボニル基」のカルボニルがチオカルボニルに置き換わった基を意味する。具体例としては、例えば、メチルチオカルボニルアミノなどが挙げられる。
「N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」とは、前記「C1−4アルキルカルボニルアミノ基」のアミノに前記「C1−6アルキル基」が置換した基を意味する。具体例としては、例えば、N−メチル−N−エチルカルボニルアミノなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ基」とは、前記「C3−6シクロアルキルカルボニル基」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、シクロプロピルカルボニルアミノなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルキルカルボニルアミノ基」とは、前記「C3−6シクロアルキルC1−4アルキルカルボニル基」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、シクロプロピルメチルカルボニルアミノなどが挙げられる。
「C1−4アルコキシカルボニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルコキシカルボニル基」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノなどが挙げられる。尚、「C1−4アルキル」は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。
「N−(C1−6アルキル)−N−(C1−4アルコキシカルボニル)−アミノ基」とは、前記「C1−4アルコキシカルボニルアミノ基」のアミノ基に「C1−6アルキル基」が置換した基を意味する。具体例としては、例えば、N−メチル−メトキシカルボニルアミノなどが挙げられる。
「C1−4アルキルスルホニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルキルスルホニル基」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなどが挙げられる。
「C1−4アルキルスルホニルアミノカルボニル基」とは、前記「C1−4アルキルスルホニルアミノ基」がカルボニル基に置換した基を意味する。具体例としては、例えば、メチルスルホニルアミノなどが挙げられる。
「飽和ヘテロ環基」としては、例えば、窒素原子、酸素原子または硫黄原子から選択される同種または異種の原子を1〜3個有する5員もしくは6員の飽和ヘテロ環基等が挙げられる。前記窒素原子、酸素原子および硫黄原子はいずれも環を構成する原子である。具体的には、ピラニル、テトラヒドロフリル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジオキソチオモルホリニル、ヘキサメチレンイミニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、オキソイミダゾリジニル、ジオキソイミダゾリジニル、オキソオキサゾリジニル、ジオキソオキサゾリジニル、ジオキソチアゾリジニル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピリジニル等が挙げられる。該基は、環を構成する窒素原子が、「基」の結合手となることはない。すなわち、該基には、例えば、ピロリジノ基などの概念は包含されない。
「5員もしくは6員の飽和へテロ環基」には、「5員もしくは6員の飽和へテロ環」を基本骨格とする飽和ビシクロ環基および飽和スピロ環基も包含される。具体例としては、下記群で表される「基」等が挙げられる。
Figure 2012149054
前記「飽和へテロ環基」は、6員の芳香族炭化水素または6員の不飽和へテロ環と縮合環を形成してもよい。例えば、前掲の5員もしくは6員の「飽和ヘテロ環基」と6員の芳香族炭化水素または6員の不飽和へテロ環が縮合した二環式の11もしくは12員の「飽和ヘテロ環」が挙げられる。6員の芳香族炭化水素としては、ベンゼンなどが挙げられる。6員の不飽和へテロ環としては、ピリジン、ピリミジンまたはピリダジン等が挙げられる。具体的には、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロプリニル、ジヒドロチアゾロピリミジニル、ジヒドロベンゾジオキサニル、イソインドリニル、インダゾリル、ピロロリジニル、テトラヒドロキノリニル、デカヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロイソキノリニル、テトラヒドロナフチリジニルまたはテトラヒドロピリドアゼピニル等が挙げられる。
「飽和へテロ環オキシ基」の「飽和へテロ環」部分は、前記「飽和へテロ環基」と同義である。具体例としては、4−ピラニルオキシなどが挙げられる。
「飽和へテロ環カルボニル基」は、前記「飽和へテロ環基」がカルボニル基に結合した基を意味する。具体例としては、4−ピラニルカルボニルなどが挙げられる。
「飽和へテロ環C1−4アルキル基」は、前記「飽和へテロ環基」が「C1−4アルキル基」に結合した基を意味する。具体例としては、4−ピラニルメチルなどが挙げられる。
「飽和へテロ環C1−4アルコキシ基」は、前記「飽和へテロ環基」が「C1−4アルコキシ基」に結合した基を意味する。具体例としては、4−ピラニルメトキシなどが挙げられる。
「飽和へテロ環オキシカルボニル基」の「飽和へテロ環オキシ」部分は、前記と同義である。具体例としては、4−ピラニルオキシカルボニルなどが挙げられる。
「飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル基」の「飽和へテロ環C1−4アルキル」部分は、と同義である。具体例としては、4−ピラニルメチルカルボニルなどが挙げられる。
「置換されてもよいアミノ基」とは、アミノ基、モノ−もしくはジ−置換されたアミノ基、および5員〜7員の環状アミノ基を意味する。
「モノ−もしくはジ−置換されたアミノ基」は、「C1−6アルキル」、「C3−6シクロアルキル」、「C3−6シクロアルキルC1−4アルキル」、「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル」、「C1−4アルキルカルボニル」、「飽和へテロ環」、「飽和へテロ環C1−4アルキル」、「飽和へテロ環カルボニル」、「飽和へテロ環オキシカルボニル」、「飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル」、および「ベンジル」からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されたアミノ基を意味する。
「モノ−もしくはジ−置換されたアミノ基」の具体例としては、例えば、
「モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノ基」(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、
「モノ−もしくはジ−(C3−6シクロアルキル)で置換されたアミノ基」(例えば、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、ジシクロプロピルアミノ、ジシクロブチルアミノ、シクロジペンチルアミノなど)、
「モノ−(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)で置換されたアミノ基」(例えば、シクロプロピルメチルアミノ、シクロブチルメチルアミノ、シクロペンチルメチルアミノなど)、
「(C1−4アルキル)(ベンジル)で置換されたアミノ基」(例えば、N−メチル−N−ベンジルアミノ、N−エチル−N−ベンジルアミノなど)、
「(C3−6シクロアルキル)(ベンジル)で置換されたアミノ基」(例えば、N−シクロプロピル−N−ベンジルアミノ、N−シクロペンチル−N−ベンジルアミノ、N−シクロヘキシル−N−ベンジルアミノなど)、
「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニルアミノ」(例えば、シクロプロピルメトキシカルボニルアミノなど)、
「5員もしくは6員の飽和ヘテロ環アミノ基」(例えば、3−ピロリジニルアミノなど)、
「飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニルアミノ基」(例えば、(4−ピラニルメチルカルボニル)アミノなど)、
「N−(C1−6アルキル)−N−(飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル)−アミノ基」(例えば、N−メチル−N−(4−ピラニルメチルカルボニル)アミノなど)、
「飽和へテロ環カルボニルアミノ基」(例えば、4−ピラニルカルボニルアミノなど)、
「N−(C1−6アルキル)−N−(飽和へテロ環カルボニル)−アミノ基」(例えば、N−メチル−N−(4−ピラニルカルボニル)アミノなど)、
「N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」(例えば、N−メチル−N−メチルカルボニルアミノなど)、
「(飽和へテロ環オキシカルボニル)アミノ基」(例えば、3−テトラヒドロフリルオキシカルボニルアミノなど)、
「N−(飽和へテロ環C1−4アルキル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」(例えば、N−メチル−N−(4−ピラニルメチル)アミノなど)、
「N−(飽和へテロ環カルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」(例えば、N−メチル−N−(4−ピラニルカルボニル)アミノなど)、
「N−(飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」(例えば、N−メチル−N−(4−ピラニルメチルカルボニル)アミノなど)、
「N−(飽和へテロ環オキシカルボニル)−N−(C3−6シクロアルキル)−アミノ基」(例えば、N−シクロプロピル−N−(4−ピラニルオキシカルボニル)アミノなど)、
「N−(飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル)−N−(C3−6シクロアルキル)−アミノ基」(例えば、N−シクロプロピル−N−(4−ピラニルメチルカルボニル)アミノなど)等が挙げられる。
尚、「モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノ基」における「C1−6アルキル」部分は、C1−6アルコキシ、モノ−C1−6アルキルカルボニルアミノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、またはモノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよい。
「4員〜7員の環状アミノ基」は、4員〜7員からなる環状のアミノ基を意味する。該環の窒素原子が直接「基」の結合手となる基を意味する。好ましくは、5員〜7員であり、更に好ましくは5員もしくは6員である。具体例としては、例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオモルホリノオキシド、チオモルホリノジオキシド、ピペラジノ、2−ピロリドン−1−イル等が挙げられる。該環は、例えば、ハロゲン原子、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよいCアリールなどで置換されてもよい。
「5員〜7員の環状アミノ基」は、6員の芳香族炭化水素または6員の不飽和へテロ環と縮合環を形成してもよい。具体例としては、下記で表される「基」等が挙げられる。
Figure 2012149054
「置換されてもよいC1−6アルキル基」における置換基としては、例えば、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ基、
(c)C3−6シクロアルキル基(該基は、ハロゲン原子、水酸基またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(d)水酸基、
(e)C1−4アルコキシ基(該基は、フッ素原子、C1−4アルコキシまたはC3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(f)C3−6シクロアルキルオキシ基、
(g)Cアリールオキシ基(該基は、ハロゲン原子、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
(h)ベンジルオキシ基、
(i)ホルミル基、
(j)C1−4アルキルカルボニル基、
(k)C3−6シクロアルキルカルボニル基、
(l)フェニルカルボニル基、
(m)ベンジルカルボニル基、
(n)ホルミルカルボニルオキシ基、
(o)C1−4アルキルカルボニルオキシ基、
(p)C3−6シクロアルキルカルボニルオキシ基、
(q)カルボキシル基、
(r)C1−4アルコキシカルボニル基、
(s)C3−6シクロアルコキシカルボニル基、
(t)アミノ基、
(u)モノ−置換されたアミノ基(該基は、
(u1)C1−6アルキル基、
(u2)C3−6シクロアルキル基、
(u3)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル基、または
(u4)ベンジル基、
(u5)C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル基、
(u6)C1−4アルキルカルボニル基、
(u7)C3−6シクロアルキルカルボニル基、
(u8)飽和へテロ環C1−4アルキル基、
(u9)飽和へテロ環カルボニル基、
(u10)飽和へテロ環オキシカルボニル基、
(u11)飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル基、または
(u12)C1−4アルキルスルホニル基で置換される。)、
(v)ジ−置換されたアミノ基(該基は、前記(u1)〜(u12)から選択される同種または異種の2個の基で置換される。)、
(w)5員〜7員の環状アミノ基、
(x)置換されてもよいアミノカルボニル基、
(y)置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基、または
(z)飽和へテロ環基(該環は、例えば、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、C1−4アルコキシ、またはC1−4アルキルカルボニルアミノなどで置換されてもよい。)などが挙げられる。尚、これらの置換基リストに限定されることはない。すなわち、上記リストに加え、後記で説明する(f801)〜(f826)および(b120)〜(b128)も該置換基のリストに包含される。
前記「置換されてもよいアミノカルボニル基」とは、「置換されてもよいアミノ」がカルボニルに結合した基を意味する。ここにおいて、「置換されたアミノ」は、モノ−置換されたアミノ基、ジ−置換されたアミノ基または5員〜7員の環状アミノを意味する。
「モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基」の具体例としては、「モノ−もしくはジ−アミノカルボニル」部分が、前記「モノ−もしくはジ−置換されたアミノ」の具体例と同じものが挙げられる。
「5員〜7員の環状アミノカルボニル基」は、C6−10アリールオキシで置換されてもよい。具体例としては、3−フェニルオキシピロリジノカルボニルなどが挙げられる。
「C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ基」は、前記「モノ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノカルボニル基」が1個置換したアミノ基を意味する。具体例としては、メチルアミノカルボニルアミノなどが挙げられる。
「N−(C1−6アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」とは、前記「C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ基」のアミノ基に「C1−6アルキル基」が置換した基を意味する。具体例としては、例えば、N−メチルアミノカルボニル−N−メチル−アミノなどが挙げられる。
「C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ基」は、前記「C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ基」のカルボニルがチオカルボニルに置き換わった基を意味する。具体例としては、メチルアミノチオカルボニルアミノなどが挙げられる。
前記「置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基」の「置換されてもよいアミノカルボニル」部分は、前記「置換されてもよいアミノカルボニル基」と同義である。具体例としては、例えば、アミノカルボニルオキシ等が挙げられる。
「5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ」の「5員〜7員の環状アミノカルボニル」部分は、前記と同義である。具体例としては、ピロリジノカルボニルオキシなどが挙げられる。
「5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ」は、前記「5員〜7員の環状アミノカルボニル」が前記「C1−4アルコキシ基」に置換した基を意味する。具体例としては、1−モルホリノカルボニル−1,1−ジメチル−メトキシなどが挙げられる。
「B」における「置換されてもよいC1−6アルキル基」の置換基としては、
(a2)ハロゲン原子、
(b2)C3−6シクロアルキル(該基は、
(b21)ハロゲン原子、
(b22)ヒドロキシ、
(b23)C1−4アルコキシ、および
(b24)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(c2)水酸基、
(d2)C1−4アルコキシ、
(e2)C3−6シクロアルコキシ、
(f2)Cアリールオキシ(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(g2)カルボキシ、
(h2)C1−4アルコキシカルボニル、
(i2)アミノ(該基は、C1−6アルキルまたはベンジルで置換されてもよい。)、
(j2)アミノカルボニル(ここに、アミノ部分は、
(j21)C1−6アルキル、
(j22)C3−6シクロアルキル、または
(j23)C3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(k2)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
(l2)飽和へテロ環(該環は、
(l21)C1−4アルキル、
(l22)C1−4アルコキシ、
(l23)C1−4アルキルカルボニルアミノ、および
(l24)オキソ
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、および
(m2)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、
(m21)ハロゲン原子、
(m22)C1−4アルキル、
(m23)C1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、
(m24)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシ、および
(m25)オキソ
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)
からなる群から選択される基が好ましい。
「A」が単結合で、「B」が「モノ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノ基」で置換されたC1−6アルキル基の場合には、アミノ部分の「C1−6アルキル」が、アミノカルボニル基、モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または5員もしくは6員の環状アミノカルボニルで置換されてもよ。く、前記アミノ部分の「C1−6アルキル」の具体例としては、下記基が挙げられる。
Figure 2012149054
「B」における「置換されてもよいC1−6アルキル基」の置換基は、前記(a2)〜(m2)からなる群から選択される同種または異種の少なくとも1〜3個の基で置換されてもよい。例えば、「A」が単結合の場合には、該基は、前記(b2)および(j2)の2個の置換基で同時に置換されてもよい。また、例えば、「A」が単結合以外である場合には、該基は、前記(b2)および(d2)の2個の置換基で同時に置換されてもよい。
前記の具体例として、例えば、下記「基」等が挙げられる。
Figure 2012149054
「置換されてもよいC1−6アルコキシ基」における置換基としては、例えば、前記「置換されてもよいC1−6アルキル基」における(a)〜(z)からなる群から選択される1個の基等が挙げられる(ここにおいて、(u)、(v)、(x)および(y)の置換アミノ基の置換基は、C1−4アルキル基およびC3−6シクロアルキル基に限られる。)。
「置換されてもよいC2−6アルケニル基」および「置換されてもよいC2−6アルキニル基」における置換基としては、例えば、前記「置換されてもよいC1−6アルキル基」における(a)〜(s)の基およびC1−4アルキル(該C1−4アルキル基は、水酸基で置換されてもよい。)からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC3−10シクロアルキル基」および「置換されてもよいC3−10シクロアルキルオキシ基」における置換基としては、例えば、前記「置換されてもよいC1−6アルキル基」における(x)の基、ハロゲン原子、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル基およびC6−10アリール基(該アリール基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、水酸基、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基」および「置換されてもよいC5−6シクロアルケニルオキシ基」における置換基としては、例えば、前記「置換されてもよいC1−6アルキル基」における(a)〜(s)およびニトロ基からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基」および「置換されてもよいC3−10シクロアルキルカルボニル基」における置換基としては、例えば、前記「置換されてもよいC1−6アルキル基」における(a)〜(h)の基、ニトロ基、C1−4アルキルカルボニルアミノ基およびC1−4アルコキシカルボニルアミノ基からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC1−6アルキルチオ基」、「置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基」、および「置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基」における置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、または前記「置換されてもよいC1−6アルキル基」における(d)〜(h)の基からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC6−10アリール基」、「置換されてもよいC6−10アリールオキシ基」、「置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基」、「置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基」および「置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールオキシ基」における置換基としては、例えば、
(a3)ハロゲン原子、
(b3)ニトロ基、
(c3)シアノ基、
(d3)C1−4アルキル基(該基は、例えば、ハロゲン原子、水酸基、またはアミノなどで置換されてもよい。)、
(e3)水酸基、
(f3)C1−4アルコキシ基(該基は、
(f31)C1−4アルコキシ、
(f32)C1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキル、または
(f33)ハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシ
で置換されてもよい。)、
(g3)C3−6シクロアルキルオキシ基、
(h3)C6−10アリールオキシ基(該基は、ハロゲン原子、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
(i3)C6−10アリール基(該基は、例えば、
(i31)ハロゲン原子、
(i32)カルボキシで置換されてもよいC1−4アルキル、または
(i33)フッ素原子、水酸基、またはカルボキシで置換されてもよいC1−4アルコキシ
で置換されてもよい。)、
(j3)スルホニル基、
(k3)C1−4アルコキシスルホニル基、
(l3)C3−6シクロアルコキシスルホニル基、
(m3)C6−10アリールオキシスルホニル基(該アリールは、ハロゲン原子、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
(n3)ベンジルオキシスルホニル基、
(o3)5員もしくは6員の単環式へテロアリールオキシ基(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(p3)飽和へテロ環オキシ基(該基は、
(p31)ハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、または
(p32)飽和へテロ環カルボニル
で置換されてもよい。)、
(q3)アミノ基(該基は、前記(u1)〜(u12)から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(r3)5員〜7員環状アミノ基(該基は、Cアリールで置換されてもよい。)、
(s3)置換されてもよいアミノカルボニル基、および
(t3)置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基
からなる群から選択される基等が挙げられる。尚、これらの置換基リストに限定されることはなく、上記リストに加え、後記で説明する(e1201)〜(e1211)も該置換基のリストに包含される。
「置換されてもよいC7−14アラルキル基」および「置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基」におけるアリール部分の置換基としては、例えば、
(a4)ハロゲン原子、
(b4)シアノ基、
(c4)C1−4アルキル基(該基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(d4)水酸基、
(e4)C1−4アルコキシ基(該基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(f4)C3−6シクロアルコキシ基(該基は、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(g4)カルボキシ基、
(h4)C1−4アルコキシカルボニル基、
(i4)C6−10アリール基(該基は、1〜3個のハロゲン原子またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(j4)C6−10アリールオキシ基、
(k4)C7−10アラルキルオキシ基、
(l4)アミノカルボニル基(該アミノ部分は、C1−6アルキルで置換されてもよい。)、
(m4)C1−4アルキルスルホニルアミノ基、および
(n4)C1−4アルキルスルホニル基
からなる群から選択される基等が挙げられる。
前記(a4)〜(n4)の置換基は、C7−14アラルキル基(例えばC6−10アリールC1−4アルキル基)におけるC1−4アルキル部分に置換されてもよい。
「置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基」のヘテロアリール部分の置換基としては、「置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基」における置換基として例示したものが挙げられる。
「飽和へテロ環基」および「飽和ヘテロ環」の置換基としては、例えば、
(a5)ハロゲン原子、
(b5)水酸基、
(c5)ニトロ基、
(d5)シアノ基、
(e5)C1−4アルキル基(該基は、1〜3個のハロゲン原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(f5)C1−4アルコキシ基(該基は、1〜3個のハロゲン原子などで置換されてもよい。)、
(g5)カルボキシル基、
(h5)C1−4アルコキシカルボニル基、
(i5)C3−6シクロアルコキシカルボニル基、
(j5)アミノ基(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(k5)Cアリール基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(l5)アミノカルボニル基、
(m5)C1−4アルキルカルボニルアミノ基、
(n5)オキソ基、または
(o5)チオキソ基などが挙げられる。
該「飽和ヘテロ環基」または「飽和ヘテロ環」は、上記置換基において同種または異種の基が2個置換していてもよい。
「B」における「置換されてもよい飽和へテロ環基」としては、例えば、「窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群から選択される同種または異種の原子を1〜3個有する5員もしくは6員の飽和へテロ環基」が好ましい。
式(I)の化合物における「G」、「G」、「G」および「G」の定義について説明する。Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGが、存在しない化合物は、下記式:
Figure 2012149054
で表される化合物(式中の定義は、項1と同じである。)を意味する。
が、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−N(R1b)−であり、およびGが、存在しない化合物は、下記式:
Figure 2012149054
で表される化合物(式中の定義は、項1と同じである。)を意味する。
が、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGが、−C(R1x)(R1y)−である化合物は、下記式:
Figure 2012149054
で表される化合物(式中の定義は、項1と同じである。)を意味する。ここにおいて、「R1c」および「R1x」は一緒になって結合してもよい。すなわち、かかる定義はGが−N(R1b)−であり、Gが−CO−であり、GおよびGが−C(R1d)=C(R1y)−である下記式:
Figure 2012149054
で表される化合物(式中の定義は、項1と同じである。)も包含する。
「R1xおよびR1yが一緒になって下記式:
Figure 2012149054
で表される基」の定義について説明する。該定義は、下記式で表されるスピロ環を意味する(式中、実線部分が、R1xおよびR1yの定義部分であり、破線部分が、G〜Gで定義される骨格部分を表す。)。
Figure 2012149054
「基:−A−B」における「A」の結合位置について説明する。「基:−A−B」は、例えば、Aが−(CHO−であり、Bが水素原子である場合は、「基:−(CHO−H」を意味する。
「Aが−(CHN(R4c)−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、−(CHN(R4c)CON(R4c)−および−(CHSON(R4c)−の場合には、R4cとBが一緒になって結合して環を形成する」とは、「N(R4c)−」部分が「5員もしくは6員の環状アミノ基」を形成することを意味する。具体例としては、例えば、下記式:
Figure 2012149054
で表される基を含む。
前記「R4cとBが一緒になって結合して環を形成する」場合における環は、Cアリール、5員もしくは6員のヘテロアリール、または5員もしくは6員の飽和へテロ環と縮合環を形成してもよい。具体例としては、下記式:
Figure 2012149054
で表される基を含む。
前記における環状アミノ基は、前掲の「飽和へテロ環基」と同じ置換基で置換されてもよい。具体例としては、4−ヒドロキシピペリジノ;2−メトキシモルホリノ;4−ホルミル−ピペリジノ;4−メトキシカルボニルピペリジノ;4−アミノカルボニルピペリジノ;4−N−メチルアミノピペリジノ;3−フェニルピロリジノ;4−ジメチルアミノピペリジノ等が挙げられる。
式(I)の化合物において、Aが−(CHN(R4c)CON(R4c)−の場合には、R4cは、各々独立して異なってもよい。前記の具体例としては、Aが「−(CHNHCON(CH)−」などが挙げられる。
「R3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2つが水素原子であり、残りの2つが一緒になって隣接するヘテロ環と架橋環を形成する」とは、前記記号の残りの2つが、該記号が置換するヘテロ環(ピロリジン環、ピペリジン環等)と架橋環を形成することを意味する。該定義の具体例としては、以下の構造式で例示される基等が挙げられる。
Figure 2012149054
式(I)で表される化合物における定義の好ましい態様について説明する。
下記式:
Figure 2012149054
で表される部分構造(式中の定義は、前掲と同じである。)における定義について説明する。
「G」、「G」、「G」および「G」は、
(i)Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGが、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸素原子、硫黄原子、または存在しないか、または
(ii)Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−N(R1b)−であり、およびGが、存在しない場合が好ましい。
「G」、「G」、「G」および「G」は、Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−N(R1b)−であり、およびGが、存在しない場合が好ましい。
「G」、「G」、「G」および「G」は、Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGが、−C(R1x)(R1y)−、酸素原子、または硫黄原子である場合がより好ましい。
「G」は−C(R1x)(R1y)−が好ましく、R1xおよびR1yは、水素原子またはC1−4アルキル基が好ましい。
「G」は、酸素原子または硫黄原子が好ましい。
「R1a」は、
(a6)ハロゲン原子、
(b6)シアノ基、
(c6)C1−6アルキル基(該基は、1〜3個のフッ素原子、C1−4アルコキシ、またはC3−6シクロアルコキシで置換されてもよい。)、
(d6)C1−6アルコキシ基(該基は、1〜3個のフッ素原子、またはC3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(e6)C3−6シクロアルキル基、
(f6)C3−6シクロアルコキシ基(該基は、1〜2個のフッ素原子またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)および
(g6)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリール基(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)
からなる群から選択される1個の基が挙げられる。
「R1a」は、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6アルキル基およびC1−6アルコキシ基からなる群から選択される1個の基が好ましい。更に好ましくは、C1−6アルキル基である。
「R1a」は、下記式で示される位置:
Figure 2012149054
で置換する場合が好ましい。
「R1b」は、
(a7)C1−6アルキル基(該基は、
(a701)ヒドロキシ、
(a702)シアノ、
(a703)C1−4アルコキシ(該基は、1〜3個のフッ素原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(a704)トリフルオロメチル、
(a705)トリフルオロメトキシ、
(a706)C3−6シクロアルキル(該基は、1〜2個のフッ素原子、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(a707)C3−6シクロアルコキシ、
(a708)ホルミルアミノ、
(a709)C1−4アルキルカルボニルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(a710)N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
(a711)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
(a712)(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)カルボニルアミノ、
(a713)C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、
(a714)C1−4アルコキシカルボニルアミノ(該アルコキシは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(a715)N−(C1−4アルコキシカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
(a716)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、
(a717)C1−6アルキルアミノカルボニル(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(a718)ジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(a719)C3−6シクロアルキルアミノカルボニル、
(a720)C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、
(a721)C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ、
(a722)C1−4アルキルカルボニル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(a723)C1−4アルキルカルボニルオキシ、
(a724)C1−4アルコキシカルボニル、
(a725)C1−6アルキルスルホニル、
(a726)C1−4アルキルスルホニルアミノ、
(a727)5員もしくは6員の飽和へテロ環、
(a728)カルボキシ、および
(a729)C1−6アルキルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)
からなる群から選択される2個の基で置換されてもよい。)、
(b7)C2−6アルケニル基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(c7)C2−6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(d7)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または
(e7)C3−6シクロアルキル基が挙げられる。前記(a7)C1−6アルキル基は、同種または異種の置換基で置換されてもよい。
「R1b」は、C1−4アルコキシで置換されたC1−6アルキル基が好ましく、3−メトキシプロピル基または4−メトキシブチル基がより一層好ましい。
「R1b」は、C1−6アルキルカルボニルアミノで置換されたC1−6アルキル基が好ましく、2−(エチルカルボニルアミノ)エチル基がより一層好ましい。
「R1b」は、C1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されたC1−6アルキル基が好ましく、2−(メトキシカルボニルアミノ)エチル基がより一層好ましい。
「R1c」および「R1d」は、各々独立して、同一または異なって、
(a8)水素原子、
(b8)ハロゲン原子、
(c8)シアノ基、
(d8)C2−6アルケニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリールで置換されてもよい。)、
(e8)C2−6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリールで置換されてもよい。)、
(f8)C1−6アルキル基(該基は、
(f801)1〜3個のハロゲン原子、
(f802)シアノ、
(f803)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(f804)ヒドロキシ、
(f805)C1−4アルコキシ(該基は、
(f80511)ハロゲン原子、
(f80512)シアノ、
(f80513)C3−6シクロアルコキシ(該基は、モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(f80514)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノスルホニル、
(f80515)C1−6アルキルスルホニル、
(f80516)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル、
(f80517)C1−4アルキルカルボニル、
(f80518)5員〜7員の環状アミノカルボニル、
(f80519)ヒドロキシ、
(f80520)C1−4アルコキシ、
(f80521)5員もしくは6員の飽和へテロ環、および
(f80522)C1−4アルコキシカルボニル
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(f806)C3−6シクロアルコキシ(該基は、
(f8061)C1−4アルキル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)で置換されてもよい。)、
(f807)C6−10アリールオキシ(該基は、
(f8071)ハロゲン原子、
(f8072)シアノ、および
(f8073)C1−4アルコキシ
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)
(f808)アミノ(該アミノは、
(f80811)C1−6アルキル、
(f80812)C3−6シクロアルキル、
(f80813)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(該シクロアルキルは、アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(f80814)C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル、
(f80815)C1−4アルキルカルボニル、
(f80816)C3−6シクロアルキルカルボニル(該シクロアルキルは、C1−4アルキルスルホニルアミノで置換されてもよい。)、
(f80817)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル(該ヘテロ環は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(f80818)5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、
(f80819)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニル、
(f80820)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル、および
(f80821)C1−4アルキルスルホニル
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換される。)、
(f809)5員〜7員の環状アミノ(該環状アミノは、C1−4アルキル、C7−14アラルキル、およびオキソからなる群から選択される1〜4個の基で置換されてもよい。)、
(f810)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(f811)4員〜7員の環状アミノカルボニル(該環状アミノは、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(f812)アミノカルボニルオキシ(該アミノは、
(f8121)C1−6アルキル(該基は、5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよい。)、
(f8122)C3−6シクロアルキル(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、および
(f8123)5員もしくは6員の飽和へテロ環
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換される。)、
(f813)5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ(該環状アミノは、1〜2個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(f814)5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
(f815)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
(f816)5員もしくは6員の飽和へテロ環(該基は、C1−4アルキルおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(f817)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルコキシ(該ヘテロ環は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(f818)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該基は、C1−4アルキルおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(f819)モノ−もしくはジ−C1−4アルキルアミノスルホニル、
(f820)カルボキシ、
(f821)C1−4アルコキシカルボニル、
(f822)C6−10アリールカルボニル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(f823)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(f824)C6−10アリールオキシカルボニルアミノ(該アリールは、ハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(f825)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールオキシカルボニルアミノ、および
(f826)N−(C1−4アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル)アミノ
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(g8)C3−10シクロアルキル基(該基は、
(g81)ハロゲン原子、
(g82)ヒドロキシ、または
(g83)C1−4アルコキシ
で置換されてもよい。)、
(h8)C7−14アラルキル基(該基は、
(h81)ハロゲン原子、
(h82)シアノ、
(h83)ヒドロキシ、
(h84)C1−4アルコキシ、および
(h85)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(i8)C1−6アルコキシ基(該基は、
(i81)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(i82)N−(C1−6アルキルスルホニル)−N−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(i83)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または
(i83)5員〜7員の環状アミノカルボニル
で置換されてもよい。)、
(j8)C3−6シクロアルコキシ基、
(k8)C7−14アラルキルオキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(l8)モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基(該アミノは、5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキルで置換されてもよい。)、
(m8)5員〜7員の環状アミノカルボニル基(該環状アミノは、ハロゲン原子、C1−4アルコキシ、およびハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリールからなる群から選択される基で置換されてもよい。)、
(n8)飽和へテロ環基(該基は、
(n81)C1−4アルキル、
(n82)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール、または
(n83)オキソ
からなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。)、
(o8)飽和へテロ環オキシ基(該基は、C1−4アルコキシカルボニル、またはC1−4アルキルカルボニルで置換されてもよい。)
(p8)5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、
(p81)ハロゲン原子、
(p82)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル、および
(p83)C1−4アルコキシ(該基は、モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルで置換されてもよい。)
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(q8)5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基、
(r8)アミノ基(該アミノは、
(r81)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(該シクロアルキルは、アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(r82)C1−4アルキルカルボニル(該アルキルは、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(r83)C3−6シクロアルキルカルボニル(該シクロアルキルは、C1−4アルキルスルホニルアミノで置換されてもよい。)、または
(r84)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニル
で置換されてもよい。)、
(s8)水酸基、および
(t8)下記式:
Figure 2012149054
で表される基(R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは前掲と同じである。)
からなる群から選択される1個の基が挙げられる。
「R1c」は、
(a9)水素原子、
(b9)ハロゲン原子、および
(c9)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基
からなる群から選択される基が好ましい。
「R1d」は、前記(a8)〜(t8)からなる群から選択される1個の基が好ましい。
「R1d」は、
(a10)水素原子、
(b10)ハロゲン原子、
(c10)C1−6アルキル基(該基は、
(c101)1〜3個のハロゲン原子、
(c102)ヒドロキシ、
(c103)C1−4アルコキシ(該基は、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、およびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(c104)C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(c105)C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
(c106)(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ、または
(c107)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシ
で置換されてもよい。)、
(d10)アミノカルボニル基、
(e10)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル基、
(f10)N−(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)−N−(C1−6アルキル)−アミノカルボニル基、
(g10)5員〜7員の環状アミノカルボニル基、
(h10)C7−14アラルキル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(i10)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、
(j10)C3−6シクロアルキル基、
(k10)C3−6シクロアルコキシ基、および
(l10)下記式:
Figure 2012149054
で表される基(R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは前掲と同じである。)
からなる群から選択される1個の基がより好ましい。
「R1e」、「R1f」、「R1g」、「R1h」および「R1i」は、各々独立して、同一または異なって、
(a11)水素原子、
(b11)ハロゲン原子、
(c11)シアノ基、
(d11)C1−4アルキル基(該基は、
(d111)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ、
(d112)C1−4アルコキシ(該基は、C1−4アルコキシ、またはC3−6アルコキシで置換されてもよい。)、または
(d113)1〜3個のフッ素原子
で置換されてもよい。)、
(e11)C1−4アルコキシ基(該基は、
(e111)1〜3個のハロゲン原子、
(e112)C1−4アルコキシ、または
(e113)C1−6アルキルアミノカルボニル
で置換されてもよい。)、
(f11)C3−6シクロアルコキシ基(該基は、
(f111)C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(g11)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
(h11)C1−6アルキルアミノカルボニル基、
(i11)水酸基、または
(j11)C1−4アルコキシスルホニル基が好ましい。
1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシ基が好ましい。
「R1e、R1hおよびR1iが水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒になって縮合環を形成する」とは、R1fおよびR1gが置換するフェニル基と、二環性または三環性の縮合環を形成することを意味する。該縮合環は、5員もしくは6員の飽和環または不飽和環のいずれでもよく、該環は、窒素原子、酸素原子、または硫黄原子を少なくとも1個含んでもよい。該環は、C1−4アルキル基、水酸基、またはオキソ基で置換されてもよい。
「R1e、R1hおよびR1iが水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒になって縮合環を形成する」の具体例としては、下記化合物群から選択される1個の基等が挙げられる。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
1cおよびR1dは、一緒になって下記式:
Figure 2012149054
で表される基が好ましい(式中、実線部分が、R1cおよびR1dの定義部分であり、破線部分がG〜Gで定義される骨格部分を表す。)。
「D」が、酸素原子または硫黄原子であり、pおよびqが0である場合は、R1cおよびR1dが一緒になって、オキソ基またはチオキソ基であることを意味する。
「D」における「−NR4aCONR4a−」は、各々のR4aが独立する。
「D」における「−CH(R4b)CH−」は、「−CHCH(R4b)−」であってもよい。尚、「D」が、−SO−、−NR4aCO−、−NR4aSO−、−NR4aCONR4a−の場合には、「p」および「q」が共に0ではない。「D」が「−CH(R4b)−」のとき、「R4b」がハロゲン原子である場合は、「−CH(R4b)−」の水素原子がハロゲン原子に置き換わってもよい。
1cおよびR1dが一緒になった基の具体例としては、例えば、以下の群で表される構造式が例示される。
Figure 2012149054
「R4a」は、水素原子、C1−6アルキル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C1−4アルキルスルホニル基、およびC6−10アリールスルホニル基からなる群から選択される1個の基が好ましい。
「R4b」は、水素原子;ハロゲン原子;C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルコキシ基;フッ素原子およびシアノからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基;およびモノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基からなる群から選択される1個の基が好ましく、水素原子がより好ましい。
「D」、「p」および「q」は、
(i)「D」が、酸素原子であり、「p」および「q」が、同一で2であるか、
(ii)「D」が、−CH−であり、「p」および「q」が、1または2であるか、または
(iii)「D」が、−CHCH−であり、「p」および「q」が、0または1である場合が好ましい。更に好ましくは、「D」が−CH−であり、「p」および「q」が1である。
式(I)で表される化合物において、下記式:
Figure 2012149054
で表される部分構造としては、例えば、以下の群から選択される部分構造が挙げられる。
Figure 2012149054
「R」は、
(a100)水素原子、
(b100)C1−6アルキル基(該基は、ハロゲン原子;ハロゲン原子、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシで置換されてもよいC3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(c100)C3−6シクロアルキル基(該基は、ハロゲン原子またはC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(d100)C2−6アルケニル基、および
(e100)C7−10アラルキル基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。)
からなる群から選択される1個の基が挙げられる。
「R」は、C1−6アルキル基が好ましく、イソプロピル基が特に好ましい。
好ましい「B」は、
(a12)水素原子、
(b12)C1−6アルキル基(該基は、
(b120)ハロゲン原子、
(b121)C3−6シクロアルキル(該基は、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−4アルコキシ、および
(iv)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ
からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(b122)水酸基、
(b123)C1−4アルコキシ、
(b124)カルボキシ、
(b125)C1−4アルコキシカルボニル、
(b126)飽和へテロ環(該環は、
(i)C1−4アルキル、
(ii)C1−4アルコキシ、
(iii)C1−4アルキルカルボニルアミノ、および
(iv)オキソ
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(b127)アミノカルボニル(ここに、アミノは、
(i)C1−4アルキル、
(ii)C3−6シクロアルキル、または
(iii)C3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、および
(b128)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、
(i)ハロゲン原子、
(ii)C1−4アルキル、
(iii)C1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、
(iv)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシ、および
(v)オキソ
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)
からなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(c12)C2−6アルケニル基(該基は、フッ素原子およびC1−6アルキルからなる群から選択される1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(d12)C3−10シクロアルキル基(該基は、
(d121)ハロゲン原子、
(d122)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、
(d123)ヒドロキシ、または
(d124)C1−4アルコキシ
で置換されてもよい。)、
(e12)Cアリール基(該基は、
(e1201)ハロゲン原子、
(e1202)C1−4アルキル(該C1−4アルキルは、
(i)5員〜7員の環状アミノ(該基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールで置換されてもよい。)、
(ii)モノ−C1−6アルキルアミノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
(iii)5員もしくは6員の飽和へテロ環アミノ(該飽和へテロ環は、Cアリールで置換されてもよい。)、
(iv)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該飽和へテロ環は、Cアリールまたは5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールで置換されてもよい。)、
(v)Cアリールオキシ(該アリールは、ハロゲン原子およびC1−4アルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(vi)C1−4アルコキシ、および
(vii)C3−6シクロアルコキシ
からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
(e1203)C1−4アルコキシ(該C1−4アルコキシは、
(i)C1−4アルコキシ、
(ii)Cアリールオキシ(該アリールは、C1−4アルキルおよびハロゲン原子からなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(iii)C3−6シクロアルキルオキシ(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(iv)フェニルアミノ(該フェニルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、および
(v)C7−10アラルキルオキシ(該基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)
からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
(e1204)Cアリールオキシ(該アリールは、
(i)ハロゲン原子、
(ii)シアノ、
(iii)C1−4アルキルおよび
(iv)C1−4アルコキシ
からなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(e1205)C7−10アラルキルオキシ(該基は、ハロゲン原子およびC1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(e1206)5員〜7員の環状アミノ(該環は、
(i)(C1−6アルキル)(フェニルカルボニル)アミノ、または
(ii)Cアリールオキシ(該アリールは、ハロゲン原子およびヒドロキシで置換されてもよいC1−4アルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)で置換されてもよい。)、
(e1207)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ(該環は、
(i)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、
(ii)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール、
(iii)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環カルボニル、
(iv)オキソで置換されてもよい。)、
(e1208)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールオキシ(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)
(e1209)5員〜7員の環状アミノカルボニル(該環状アミノは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
(e1210)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシ(該環状アミノは、Cアリールで置換されてもよい。)、および
(e1211)Cアリール
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(f12)C7−14アラルキル基(該基は、
(f120)ハロゲン原子、
(f121)シアノ、
(f122)C1−4アルキル、
(f123)ヒドロキシ、
(f124)C1−4アルコキシ(該基は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(f125)C3−6シクロアルコキシ(該基は、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(f126)C1−4アルコキシカルボニル、
(f127)アミノカルボニル、
(f128)C6−10アリール(該基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)および
(f129)C1−4アルキルスルホニル
からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(g12)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(h12)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基(該基は、
(h121)ハロゲン原子、または
(h122)C1−4アルキル(該基は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)で置換されてもよい。)、および
(i12)飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルで置換されてもよい。)
からなる群から選択される1個の基である。
「B」における(e1203)の置換基である「C1−4アルコキシで置換されたC1−4アルコキシ基」には、下記基も包含される。
Figure 2012149054
「R4c」は、水素原子、1〜3個のハロゲン原子、またはC3−6シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基およびCアラルキル基からなる群から選択される1個の基が好ましい。水素原子、またはC3−6シクロアルキル基がより一層好ましい。
「R」は、
1:C1−4アルコキシカルボニル基(該基は、下記式:
Figure 2012149054
(ここにおいて、Rは、前掲と同じである)で表される基で置換されている。)、または
2:下記式:
Figure 2012149054
で表される基(RおよびRは、前掲と同じである。)が好ましい。
「R」は、下記式:
Figure 2012149054
(ここにおいて、Rは、前掲と同じである)で表される基
で置換されているメトキシカルボニル基が好ましい。
「R」は、C1−4アルキル基が好ましい。
「R」は、下記式:
Figure 2012149054
で表される基(R、RおよびRは、前掲と同じである。)が好ましい。
「R」および「R」は、各々独立して、同一または異なって、水素原子またはC1−4アルキル基が好ましい。
「R」は水素原子であり、「R」が、C1−4アルキル基が好ましい。
「R」は、
(a)C1−6アルキル基(該基は、
1〜3個のフッ素原子、
ヒドロキシ、
1−4アルコキシ、
カルボキシ、
1−4アルコキシカルボニル、
1−4アルコキシカルボニルアミノ、
アミノ、または
1〜2個のニトロオキシで置換されてもよい。)、
(b)C3−10シクロアルキル基、
(c)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルキルまたはC1−4アルキルカルボニルオキシで置換されている。)、
(d)C1−4アルキルカルボニル基(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、
(e)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、
(f)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、
(g)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(h)C3−6シクロアルキルオキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、または
(i)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基が好ましい。
「R」は、
(a)C1−6アルキル基、
(b)C3−10シクロアルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
(d)C3−6シクロアルキルオキシ基、または
(e)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基がより一層好ましい。
「R」は、
(a)C1−6アルキル基、または
(b)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)が特に好ましい。
本発明の更に好ましい態様における本発明に係わる化合物には、以下の式で表される化合物が包含される。
すなわち本発明に係わる化合物は、以下の通りである。
(1)下記式(IIa)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩。
Figure 2012149054
[式中、G42、R12a、R12c、R12d、およびR62は、前掲と同じである。]
(2)式(IIb)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩。
Figure 2012149054
[式中、G42、R12a、R12c、R12d、およびR62は、前掲と同じである。]
(3)下記式(IIc)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩。
Figure 2012149054
[式中、G42、R12a、R12c、R12d、R72、R82およびR92は、前掲と同じである。]
(4)式(IId)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩。
Figure 2012149054
[式中、G42、R12a、R12c、R12d、R72、R82およびR92は、前掲と同じである。]
前記(1)〜(4)における化合物(式IIa〜式IId)における各置換基の好ましい態様は、式(I)で表される化合物における各置換基の好ましい態様と同義である。
前記好ましい態様の他に、本発明に係わる化合物には、以下の化合物も包含される。
(5)式(Ia)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩。
Figure 2012149054
[式中、R1a、R1m、G、G、G、G、R、R3a、R3b、R3c、R3d、nおよびRは、前記項1と同じである。但し、GにおけるR1cおよびR1dは一緒になって前記項1記載の下記式:
Figure 2012149054
で表される基である場合において、R4bが水酸基である化合物を除く。また、RにおけるRが、1〜3個のフッ素原子、C3−6シクロアルキルまたは1〜2個のニトロオキシで置換されているC1−6アルキル基;C1−4アルキルで置換されているC6−10アリール基;およびヒドロキシで置換されているC1−4アルキルカルボニル基である化合物を除く。]
(6)式(Ib)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩。
Figure 2012149054
[式中、R1a、R1m、G、G、G、G、R、R3a、R3b、R3c、R3d、nおよびRは、前記項1と同じである。但し、GにおけるR1cおよびR1dは一緒になって前記項1記載の下記式:
Figure 2012149054
で表される基である場合において、R4bは水酸基である。また、RにおけるRは、1〜3個のフッ素原子、C3−6シクロアルキルまたは1〜2個のニトロオキシで置換されているC1−6アルキル基;C1−4アルキルで置換されているC6−10アリール基;およびヒドロキシで置換されているC1−4アルキルカルボニル基である。]
前記(5)および(6)における化合物(式(Ia)〜式(Ib))における各置換基の定義及び好ましい態様は、式(I)で表される化合物における各定義及び該定義における好ましい態様と同様である。
「薬学上許容される塩」としては、例えば塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩、リン酸塩または硝酸塩等の無機酸塩、または酢酸塩、プロピオン酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩またはアスコルビン酸塩等の有機酸塩等が挙げられる。
また、本発明には、式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬が含まれる。また、この水和物またはエタノール溶媒和物等の溶媒和物も含まれる。さらに、あらゆる態様の結晶形のものも包含している。
式(I)の化合物は、互変異性体として存在する場合もあり得る。従って、本発明は、式(I)の化合物の互変異性体も包含する。
本発明に係わる化合物は、少なくとも一つの不斉炭素原子を有する場合もあり得る。従って、本発明は、本発明に係わる化合物のラセミ体のみならず、これらの化合物の光学活性体も包含する。本発明の化合物が、2個以上の不斉炭素原子を有する場合、立体異性を生じる場合がある。従って、本発明は、これらの化合物の立体異性体およびその混合物も包含する。
本発明に係わる化合物は、フェニル基とカルボニルにおける回転障害に起因する軸性不斉が存在する場合がある。この軸性不斉のために下記一般式で表される立体異性体も本願発明に包含される。
Figure 2012149054
本発明に係わる化合物は、下記表に記載の1〜1304の化合物として例示でき、当該化合物において、「R」を後記P1〜P174の部分構造に置き換えた化合物としても例示できる。下記表において、例えば、No.1(T:Q144;T:Q144;T:Q182;T:Q263)で表される化合物は、下記化合物を意味する。
Figure 2012149054
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前記表における簡略記号は、下記で表される部分構造式からなる群から適宜選択される部分構造を意味する。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
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以下に、本発明における式(I)で表される化合物の製造法について、例を挙げて説明するが、本発明はもとよりこれに限定されるものではない。なお、本明細書において、記載の簡略化のために次の略号を使用することもある。
Boc:tert−ブトキシカルボニル基
Cbz:ベンジルオキシカルボニル基
TMS:トリメチルシリル基
TBS:tert−ブチルジメチルシリル基
SEM:2−[(トリメチルシリル)エトキシ]メチル基
Ac:アセチル基
Me:メチル基
Et:エチル基
Pr:プロピル基
i−Pr:イソプロピル基
Bu:ブチル基
i−Bu:イソブチル基
t−Bu:tert−ブチル基
Ph:フェニル基
Bn:ベンジル基
Ms:メタンスルホニル基
TFA:トリフルオロ酢酸
Alloc:アリルオキシカルボニル基
Tf:トリフルオロメタンスルホネート
式(I)で表される化合物は公知化合物から公知の合成方法を組み合わせることにより合成することができる。例えば、次の方法により合成できる。尚、式(I)で表される化合物は、出発原料の種類に応じて、下記に示す方法を適宜選択して、組み合わせることにより合成することができる。
製造法1
式(I)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示される方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、n、G、G、G、G、R1a、R1m、R3a、R3b、R3c、R3d、RおよびRは、前記項1に記載と同義であり、R300は、C1−6アルキル基を表し、Xは、水酸基または塩素原子を表し、Xは、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基またはp−トルエンスルホニルオキシ基を表し、Xは、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ基、臭素原子またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、Xは、水酸基または塩素原子を表し、R120は、フッ素原子もしくはC1−3アルコキシ基を表し、m104は、0、1、2、または3の整数を表し、Yは、Cbz、BocまたはAllocを表す。]
1)工程1
が水酸基を表す場合、式(1−3)の化合物は、式(1−1)の化合物を、不活性溶媒中、縮合剤を用いて、必要に応じて塩基の存在下に、式(1−2)の化合物と反応させることにより合成することができる。また、場合によっては相間移動触媒を用いることもできる。
塩基としては、通常の反応において塩基として使用されるものであれば特に限定されないが、例えばN−メチルモルホリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、もしくはピコリン等の有機塩基、または、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、もしくは水素化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。相間移動触媒としては、例えばテトラブチルアンモニウムブロミドもしくはベンジルトリエチルアンモニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、または、18−クラウン−6−エーテル等のクラウンエーテル等が挙げられる。
縮合剤としては、実験化学講座(日本化学会編、丸善)22巻に記載されているものなどが挙げられる。
不活性溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、ベンゼン、もしくはキシレンなどの炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、アセトン等のケトン系溶媒、またはアセトニトリル、N,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、もしくはヘキサメチレンホスホアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される。
が塩素原子を表す場合、式(1−3)の化合物は、式(1−2)の化合物を、不活性溶媒中、必要に応じて塩基の存在下に、式(1−1)の化合物と反応させることにより合成することができる。塩基としては、例えばN−メチルモルホリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、もしくはピコリン等の有機塩基が挙げられる。塩基は、Xが塩素原子である式(1−1)の化合物に対して、通常1〜20当量用いる。不活性溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度としては、約−10℃〜約50℃の範囲から選択される。
が塩素原子である式(1−1)の化合物は、Xが水酸基である式(1−1)の化合物を、不活性溶媒中、添加物の存在下または非存在下、オキサリルクロライドまたは塩化チオニルと反応させて合成することができる。添加物としては、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド等が挙げられる。不活性溶媒としては、ジクロロメタン、ジクロロエタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−10℃〜約50℃の範囲から選択される。反応終了後、ベンゼンもしくはトルエンなどの炭化水素系溶媒の存在下、反応溶液を、減圧下濃縮することにより、Xが塩素原子である式(1−1)の化合物を得ることができる。
本工程は、文献(例えばTetrahedron 61, 10827 (2005)等)に記載されている方法を参考にすることもできる。
化合物(1−3)の置換基である、R3a、R3b、R3c、およびR3dは、製造法2〜製造法18、製造法21、製造法31および製造法32に記載された製造方法を用いて、製造法2〜製造法18に示された置換基に変換することもできる。
2)工程2
製造法1記載の工程8と同様な方法によって、化合物(1−3)から化合物(1−12)を製造することができる。
3)工程3
製造法1記載の工程8と同様な方法によって、化合物(1−4)から化合物(1−2)を製造することができる。また、化合物(1−5)のRが、置換されてもよいアリール基または置換されてもよいヘテロアリール基である場合、文献(J. Org. Chem. 71, 6522 (2006)等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(1−4)から化合物(1−2)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばJ. Org. Chem. 61, 3849 (1996)、J. Org. Chem. 68, 4120 (2003)、J. Org. Chem. 63, 370 (1998)、J. Org. Chem. 70, 2195 (2005)等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(1−4)から化合物(1−2)を製造することができる。具体的には、以下の製造例が挙げられる。
化合物(1−2)は、不活性溶媒中、酢酸の存在下または非存在下、化合物(1−8)、化合物(1−9)、および化合物(1−10)から1つ選択される化合物と、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウムまたはシアノボロ水素化ナトリウム等の水素化ホウ素化合物を用いた、化合物(1−4)との還元アミノ化反応を行うことにより、製造することができる。不活性溶媒としては、ジクロメタン、もしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。水素化ホウ素化合物は、化合物(1−4)に対して、通常1〜3当量用いる。反応温度は、約−10℃〜約40℃の範囲から選択される。
5)工程5
製造法1記載の工程4と同様な方法によって、化合物(1−6)から化合物(1−2)を製造することができる。
6)工程6
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(1−12)から化合物(34−1)を製造することができる。
7)工程7
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(1−13)からXが塩素原子である化合物(1−1)を製造することができる。
8)工程8
化合物(1−14)は、不活性溶媒中、塩基の存在下、化合物(1−7)を化合物(1−13)と反応させることにより製造することができる。塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、もしくは水酸化ナトリウム等のアルカリ金属塩、トリエチルアミンもしくは1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)等の有機塩基、水素化ナトリウムもしくは水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、またはt−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。また、Xが塩素原子もしくは臭素原子である場合、ヨウ化ナトリウムもしくはヨウ化カリウム等の添加剤を用いることもできる。不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、または、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約0℃〜約150℃の範囲から選択される。
9)工程9
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(1−14)から化合物(1−15)を製造することができる。
10)工程10
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(1−15)から化合物(1−12)を製造することができる。
11)工程11
式(I)で表される化合物またはその塩は、化合物(34−1)から、例えば、製造法34、製造法35、製造法36、または製造法37に示される方法によって、製造することができる。
製造法2
式(1−4)で表される化合物のうち、式(2−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、Yは、前記記載と同義であり、Yは、Cbz、BocまたはAllocを表し、R100は、前記項1記載のBと同じである。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(2−1)から化合物(2−2)を製造することができる。化合物(2−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(2−2)から化合物(2−3)を製造することができる。
製造法3
式(1−4)で表される化合物のうち、式(3−6)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、Xは、塩素原子または臭素原子を表し、R101は、C1−4アルキル基を表し、R102およびR103は、各々同一または異なって、水素原子、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、またはC3−6シクロアルキルC1−4アルキルである。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(2−1)から化合物(3−2)を製造することができる。化合物(2−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2〜工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(3−2)から化合物(3−5)を製造することができる。
3)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(3−5)から化合物(3−6)を製造することができる。
製造法4
式(1−4)で表される化合物のうち、式(4−3)および式(4−6)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、R104は、前記項1記載のBと同義であり、R105は、前記項1記載のR4cと同義であるか、あるいはR104とR105が一緒になって結合して環を形成し、Xは、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、またはp−トルエンスルホニルオキシ基を表す。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(2−1)から化合物(4−2)を製造することができる。化合物(2−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(4−2)から化合物(4−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(4−2)から化合物(4−5)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(4−5)から化合物(4−6)を製造することができる。
製造法5
式(1−4)で表される化合物のうち、式(5−4)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、R106は、C1−4アルキル基を表し、R107は、前記項1記載のBと同義である。尚、結合を横切る置換基は、項48におけるR3a、R3b、R3c、R3dのいずれかの位置に置換することを意味する。以下の一般式も同様である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(5−1)から化合物(5−2)を製造することができる。化合物(5−1)は、文献(例えばWO97/18813、WO02/10172、Tetrahedron Letters 46, 7495 (2005)、WO02/02525等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(5−2)から化合物(5−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(5−3)から化合物(5−4)を製造することができる。
製造法6
式(1−4)で表される化合物のうち、式(6−5)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、Y、YおよびR106は、前記記載と同義であり、R108は、C1−4アルキル基を表し、R109は、前記項1記載のBと同義である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(5−1)から化合物(6−1)を製造することができる。化合物(5−1)は、文献(例えばWO97/18813、WO02/10172、Tetrahedron Letters 46, 7495 (2005)、WO02/02525、J. Org. Chem. 70, 6956(2005)等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989、J. Org. Chem. 57, 7194 (1992)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(6−1)から化合物(6−2)を製造することができる。
3)工程3〜工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(6−2)から化合物(6−4)を製造することができる。
4)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(6−4)から化合物(6−5)を製造することができる。
製造法7
式(1−4)で表される化合物のうち、式(7−4)、式(7−6)、および式(7−8)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、Xは、水酸基または塩素原子を表し、R110およびR111は、各々独立して、前記項1記載のBと同義である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989、Chem. Pharm. Bull. 40, 102 (1992)、J. Med. Chem. 26, 507 (1983)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−1)から化合物(7−3)を製造することができる。化合物(7−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−3)から化合物(7−4)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−3)から化合物(7−5)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−5)から化合物(7−6)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989、J. Org. Chem. 61, 3849 (1996)、J. Org. Chem. 68, 4120 (2003)、J. Org. Chem. 63, 370 (1998)、J. Org. Chem. 70, 2195 (2005)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−1)から化合物(7−7)を製造することができる。
6)工程6
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−7)から化合物(7−8)を製造することができる。
製造法8
式(1−4)で表される化合物のうち、式(8−4)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R101、R102、R103、X、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989、Synthetic Communications 34, 219 (2004) 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(7−1)から化合物(8−1)を製造することができる。化合物(7−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2〜工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(8−1)から化合物(8−3)を製造することができる。
3)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(8−3)から化合物(8−4)を製造することができる。
製造法9
式(1−4)で表される化合物のうち、式(9−4)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R101、R102、R103、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1〜工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(8−1)から化合物(9−3)を製造することができる。
2)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(9−3)から化合物(9−4)を製造することができる。
製造法10
式(1−4)で表される化合物のうち、式(10−4)および式(10−6)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R102、R103、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 16, 2599 (2005)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(7−1)から化合物(10−2)を製造することができる。化合物(7−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 16, 2599 (2005)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(10−2)から化合物(10−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(10−3)から化合物(10−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(10−3)から化合物(10−5)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(10−5)から化合物(10−6)を製造することができる。
製造法11
式(1−4)で表される化合物のうち、式(11−3)および式(11−5)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R104、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばWO01/057044等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(7−1)と化合物(11−1)を反応させることにより化合物(11−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(11−2)から化合物(11−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(11−2)から化合物(11−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(11−4)から化合物(11−5)を製造することができる。
製造法12
式(1−4)で表される化合物のうち、式(12−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R104、YおよびYは、前記記載と同義であり、R112は、前記項1記載のR4cと同義であり、ここにおいて、R104およびR112は一緒になって環を形成してもよく、m100aは、0または1であり、m100bは、1または2である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(12−1)から化合物(12−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(12−2)から化合物(12−3)を製造することができる。
製造法13
式(1−4)で表される化合物のうち、式(13−4)および式(13−6)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、A100は、−SO−、または−CO−であり、B100は、前記項1記載のBと同義であり、m101は、0、または1の整数を表す。]
1)工程1〜工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(13−1)から化合物(13−3)を製造することができる。
2)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(13−3)から化合物(13−4)を製造することができる。
3)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(13−3)から化合物(13−5)を製造することができる。
4)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(13−5)から化合物(13−6)を製造することができる。
製造法14
式(1−4)で表される化合物のうち、式(14−2)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R104、R112、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(6−1)から化合物(14−1)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(14−1)から化合物(14−2)を製造することができる。
製造法15
式(1−4)で表される化合物のうち、式(15−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R104、R112、R108、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1〜工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(6−2)から化合物(15−2)を製造することができる。
2)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(15−2)から化合物(15−3)を製造することができる。
製造法16
式(1−4)で表される化合物のうち、式(16−4)および式(16−6)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、m100cは、0〜4の整数であり、R113は、前記(a)〜(z)のいずれかである。但し、化合物(16−4)の場合は、前記(a)〜(s)のいずれかに限る。]
1)工程1
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 17, 993 (2006)、Comprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(16−1)から化合物(16−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 8, 3685 (1997) 、J. Org. Chem. 61, 6033 (1996)、特開平8−12605、Comprehensive Organic transformation, R.C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(16−2)から化合物(16−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(16−3)から化合物(16−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(16−3)から化合物(16−5)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(16−5)から化合物(16−6)を製造することができる。
製造法17
式(1−4)で表される化合物のうち、式(17−3)および式(17−5)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R104、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、m102は、0、または1の整数を表す。]
1)工程1
文献(例えばWO01/057044等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(17−1)と化合物(11−1)を反応させることにより化合物(17−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(17−2)から化合物(17−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(17−2)から化合物(17−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(17−4)から化合物(17−5)を製造することができる。
製造法18
式(1−4)で表される化合物のうち、式(18−5)および式(18−7)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、m103は、0、または1の整数を表し、R114は、前記項1記載のBと同義である。]
1)工程1
文献(例えばTetrahedron Letters 43, 4275 (2002)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(18−1)から化合物(18−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(18−2)から化合物(18−4)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(18−4)から化合物(18−5)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(18−4)から化合物(18−6)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(18−6)から化合物(18−7)を製造することができる。
製造法19
式(1−4)で表される化合物のうち、式(19−13)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R115は、前記項1記載のBの定義と同義である。]
1)工程1〜工程8
文献(例えばWO06/039325等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(19−1)から化合物(19−11)を製造することができる。
2)工程9〜工程10
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(19−11)から化合物(19−13)を製造することができる。
製造法20
式(1−4)で表される化合物のうち、式(20−8)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、Rは前記項1と同じであり、R116は、置換されてもよいC6−10アリール基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基を表す。]
1)工程1〜工程5
文献(例えばBioorganic & Medicinal Chemistry 13, 59 (2005)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(20−1)から化合物(20−7)を製造することができる。
2)工程6
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(20−7)から化合物(20−8)を製造することができる。
製造法21
式(1−4)で表される化合物のうち、式(21−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、m100a、R112、A100、B100、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1
製造法13記載の工程2と同様な方法によって、化合物(21−1)から化合物(21−2)を製造することができる。化合物(21−1)は、製造法12に記載された製造方法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(21−2)から化合物(21−3)を製造することができる。
製造法22
式(1−14)で表される化合物のうち、式(22−2)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、G、R1b、R1c、R1d、およびR300は、前記記載と同義であり、Xはハロゲン原子を表す。]
1)工程1
化合物(22−2)は、不活性溶媒中、酢酸ナトリウムの存在下、化合物(22−1)をN−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、およびN−ヨードスクシンイミドから1つ選択される化合物と反応させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、酢酸またはプロピオン酸等の有機酸等が挙げられる。反応温度は、約−20℃〜約50℃の範囲から選択される。
製造法23
式(1−14)で表される化合物のうち、式(23−3)および式(23−6)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、G、R1b、R1c、R1d、およびR300は、前記記載と同義であり、R208およびR209は、水素原子およびアルキル基を表し、R400は、アルキル基を表し、Zは、式:
Figure 2012149054
(式中、R200は、水素原子もしくはC1−4アルキル基であるか、もしくは2つのR200が一緒になって、1、2−フェニレンを形成し、R201、R202、R203、R204、R205およびR206は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC1−2アルキル基であり、mは、0または1の整数を表し、Mはカリウムイオン、ナトリウムイオン、もしくはアンモニウムイオンを表す。)で表される基を表す。]
1)工程1
化合物(23−3)は、不活性溶媒中、Pd触媒および無機塩基存在下、化合物(23−1)と化合物(23−2)と反応させることにより製造することができる。無機塩基としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸カリウム等が挙げられる。Pd触媒としては、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウムジクロリド、または[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウムジクロリド ジクロロメタン錯体等が挙げられる。不活性溶媒としては、水、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。通常は、水およびエーテル系溶媒の混合溶液が使用される。反応温度は、約50℃〜約120℃の範囲から選択される。
2)工程2
文献(例えばEur. J. Org. Chem. EN 5, 1075 (2004)、WO07/39142、J. Org. Chem. 67, 8424 (2002)、Organic Letters 4, 107 (2002)、Organic Letters 3, 393 (2001)、Tetrahedron 58, 465 (2002)等)に記載された製造方法と同様な方法によって、 化合物(23−1)から化合物(23−5)を製造することができる。以下に製造例を挙げる。
化合物(23−5)は、不活性溶媒中、Pd触媒および塩基の存在下、化合物(23−1)とZがB(OH)である化合物(23−4)との反応を行うことにより、製造することができる。不活性溶媒としては、水、またはテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられ、通常は、水とエーテル系溶媒の混合溶液が使用される。塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムまたは炭酸水素カリウム等が挙げられる。Pd触媒は、パラジウムジフェニルホスフィノジクロライド、またはテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム等が挙げられる。反応温度は、約50℃〜約150℃の範囲から選択される。
3)工程3
化合物(23−6)は、パラジウム炭素または水酸化パラジウム存在下、不活性溶媒中、化合物(23−5)を水素添加することにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。
製造法24
式(1−14)で表される化合物のうち、式(24−1)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、G、R1b、R1c、R1dおよびR300は、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばSynth. Commun. 24, 887 (1994)、Organic Letters 9, 1711(2007)、Tetrahedron Lett. 40, 8193 (1999)、Tetrahedron Lett. 45, 1441(2004)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(23−1)から化合物(24−1)を製造することができる。
製造法25
式(1−13)で表される化合物のうち、式(25−4)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R1a、R1cおよびR1dは、前記記載と同義であり、R401は、C1−6アルキル基を表し、R402は、C1−2アルキル基を表す。]
1)工程1
化合物(25−3)は、ホスフィンおよび縮合剤の存在下、不活性溶媒中、化合物(25−1)と化合物(25−2)を反応させることにより製造することができる。ホスフィンとしては、トリフェニルホスフィン等が挙げられ、不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられ、縮合剤としては、アゾジカルボン酸ジイソプロピルエステル等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約80℃の範囲から選択される。
2)工程2
例えば、下記に示す製造法(i.またはii.)によって実施することができる。
i.化合物(25−4)は、不活性溶媒中、鉄および化合物(25−3)を反応させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、水、酢酸、またはメタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒でもよい。反応温度は、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。
ii.化合物(25−4)は、パラジウム炭素または水酸化パラジウム存在下、不活性溶媒中、化合物(25−3)を水素添加することにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶媒、またはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。
製造法26
式(1−14)で表される化合物のうち、式(26−5)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、X、R1a、R1b、R1c、R1d、R401およびR402は前記記載と同義であり、Xは、臭素原子またはヨウ素原子を表す。]
1)工程1
化合物(26−2)は、クラウンエーテルの存在下あるいは非存在下、水素化ナトリウム存在下、不活性溶媒中、化合物(26−1)と化合物(25−2)を反応させることにより製造することができる。クラウンエーテルとしては、15−クラウン等が挙げられ、不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。
2)工程2
製造法25記載の工程2と同様な方法によって、化合物(26−2)から化合物(26−3)を製造することができる。
3)工程3
化合物(26−4)は、無機塩基の存在下、不活性溶媒中、化合物(26−3)と化合物(1−7)を反応させることにより製造することができる。無機塩基としては、炭酸カリウムもしくは水素化ナトリウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、またはアセトニトリルもしくはプロピオニトリル等のニトリル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。
4)工程4
化合物(26−5)は、一酸化炭素雰囲気下、メタノールもしくはエタノール、有機塩基、補助配位子および酢酸パラジウム存在下、不活性溶媒中、化合物(26−4)を反応させることにより製造することができる。補助配位子としては、ジフェニルホスフィノプロパン等が挙げられる。有機塩基としては、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約70℃〜約150℃の範囲から選択される。
製造法27
式(1−3)で表される化合物のうち、式(27−7)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、n、R401、Y、R1a、R1c、R1d、R3a、R3b、R3c、R3dおよびRは、前記記載と同義である。]
1)工程1
化合物(27−2)は、例えば、ピリジン溶媒中、化合物(27−1)と無水酢酸を反応させることにより製造することができる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
2)工程2
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(27−2)から化合物(27−3)を製造することができる。
3)工程3
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(27−3)から化合物(27−4)を製造することができる。
4)工程4
化合物(27−5)は、アンバーライト(登録商標)の存在下もしくは非存在下、不活性溶媒中、化合物(27−4)と塩基を反応させることにより製造することができる。塩基は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、もしくは水素化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
5)工程5
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(27−5)から化合物(27−6)を製造することができる。
6)工程6
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(27−6)から化合物(27−7)を製造することができる。
製造法28
式(1−13)で表される化合物のうち、式(28−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、R1a、R1c、R1d、R401およびR300は、前記記載と同義であり、Xは、臭素原子または塩素原子を表す。]
1)工程1
文献(例えばChem. Pharm. Bull. 46, 1716 (1998)等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(28−1)から化合物(28−3)を製造することができる。
製造法29
式(1−13)で表される化合物のうち、式(29−4)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、X、X、R1a、R1c、R1d、R401、およびR300は、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばSynth. Commun. 27, 2943 (1997)、J. Chem. Soc. Perkin Trans 2, 691(1988)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(29−1)から化合物(29−2)を製造することができる。
2)工程2および工程3
文献(例えばWO2005/082872 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(29−2)から化合物(29−4)を製造することができる。
製造法30
式(1−13)で表される化合物のうち、式(30−5)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、X、R1a、R1b、R1c、R1d、およびR300は、前記記載と同義であり、R403は、C1−6アルキル基を表し、Xはヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基、Xは、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基またはp−トルエンスルホニルオキシ基を表す。]
1)工程1
文献(例えばJ. Am. Chem. Soc. 123, 6989 (2001)、J. Org. Chem. 70, 4360 (2005)、Synth. Commun. 29, 591(1999) 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(30−1)から化合物(30−2)を製造することができる。
2)工程2
製造法1記載の工程8と同様な方法によって、化合物(30−2)から化合物(30−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばWO2004/096773 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(30−3)から化合物(30−5)を製造することができる。
製造法31
式(1−2)で表される化合物のうち、式(31−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、式中、R112、s、YおよびYは、前記記載と同じであり、R506は、前記Bと同じであり、R507は、前記R4cと同じである。]
1)工程1
文献(例えばBioorganic & Medicinal Chemistry Letters 1621, 16 (2006)、WO99/054321等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(21−1)から化合物(31−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & Sons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(31−2)から化合物(31−3)を製造することができる。
製造法32
式(I)で表される化合物のうち、式(32−17)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、G、R1a、R1b、R1c、R1d、およびRは、前記記載と同じであり、R600は、項1記載のBの定義と同じである。]
1)工程1
化合物(32−2)は、tert−ブチル エチル マロネートを不活性溶媒中、塩基と反応させ、さらに化合物(32−1)を反応させることにより製造することができる。塩基は水素化カリウムもしくは水素化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、N,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、もしくはヘキサメチレンホスホアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
2)工程2
化合物(32−3)は、不活性溶媒中、化合物(32−2)とトリフルオロ酢酸を反応させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
3)工程3
化合物(32−4)は、水素雰囲気下、パラジウム炭素存在下、不活性溶媒中、化合物(32−3)を還元させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
4)工程4
化合物(32−5)は、不活性溶媒中、化合物(32−4)をジ−tert−ブチルジカルボネートを反応させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
5)工程5
化合物(32−6)は、水素雰囲気下、酸化白金存在下、不活性溶媒中、化合物(32−5)を還元させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
6)工程6
化合物(32−7)は、不活性溶媒中、無機塩基存在下、化合物(32−6)とp−メトキシベンジルクロライドを反応させることにより製造することができる。無機塩基としては、炭酸カリウムもしくは炭酸セシウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、N,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、もしくはヘキサメチレンホスホアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。また、本工程においては、ヨウ化ナトリウムもしくはヨウ化カリウムを添加してもよい。
7)工程7
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(32−7)から化合物(32−8)を製造することができる。
8)工程8
製造法1記載の工程4と同様な方法によって、化合物(32−8)から化合物(32−9)を製造することができる。
9)工程9
製造法1記載の工程10と同様な方法によって、化合物(32−9)から化合物(32−10)を製造することができる。
10)工程10
化合物(32−11)は、水素雰囲気下、パラジウム炭素存在下、不活性溶媒中、化合物(32−10)を還元させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
11)工程11
製造法32記載の工程4と同様な方法によって、化合物(32−11)から化合物(32−12)を製造することができる。
12)工程12
製造法3記載の工程2と同様な方法によって、化合物(32−12)から化合物(32−13)を製造することができる。
13)工程13
化合物(32−14)は、不活性溶媒中、化合物(32−13)から以下の反応(i.〜ii.)を連続的に実施することにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。
i.トリエチルアミン存在下、化合物(32−13)とエチルクロロホルメートを反応させる。反応温度は、約−10℃〜約20℃の範囲から選択される。
ii.i.の反応混合物に対し、水素化ホウ素ナトリウムを加え反応させる。反応温度は、約0℃〜約20℃の範囲から選択される。
14)工程14
化合物(32−15)は、化合物(32−14)のスワン酸化を実施することにより製造することが出来る。具体的には、ジクロロメタン、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒中、オキザリルクロライドに対し、ジメチルスルホキシドを添加し、その後、化合物(32−14)を加え、さらにジイソプロピルエチルアミンを加える。反応温度は、約−80℃〜約−30℃の範囲から選択される。
15)工程15
製造法1記載の工程4と同様な方法によって、化合物(32−15)から化合物(32−16)を製造することができる。
16)工程16
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(32−16)から化合物(32−17)を製造することができる。
製造法33
式(I)で表される化合物のうち、式(33−2)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、G、R600、R1a、R1b、R1c、R1d、RおよびRは、前記記載と同じであり、Z100は、C(O)、S(O)、もしくはC(O)N(R601)を表し、R601は、項1記載のR4cと同じである。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(32−16)から化合物(33−1)を製造することができる。
2)工程2
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(33−1)から化合物(33−2)を製造することができる。
製造法34
式(I)で表される化合物のうち、式(34−5)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、n、G、G、G、G、R1a、R1m、R3a、R3b、R3c、R3d、R、RおよびRは、前記項1に記載と同義であり、R1000は、前記項1に記載のRを表す。]
1)工程1
化合物(34−3)は、不活性溶媒中、塩基の存在下、化合物(34−1)を化合物(34−2)と反応させることにより製造することができる。塩基としては、例えば、トリエチルアミン、N-メチルモルホリン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ-5-エン、1,4-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、もしくはピコリン等の有機塩基が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランもしくは1,4-ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、または、クロロホルム、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−20℃〜約40℃の範囲から選択される。
化合物(34−2)は、文献等に記載されている方法を用いることで製造することができる。例えば、対応するケトンおよび、アルデヒドにトリホスゲンを反応させる方法(Tetrahedron Letters 30, 2033 (1989)やTetrahedron Letters 42, 7751 (2001)等)などにより製造することができる。
2)工程2
化合物(34−5)は、不活性溶媒中、炭酸銀の存在下、化合物(34−3)を化合物(34−4)と反応させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランもしくは1,4-ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、または、クロロホルム、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約20℃〜約80℃の範囲から選択される。
製造法35
式(I)で表される化合物のうち、式(35−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、n、G、G、G、G、R1a、R1m、R3a、R3b、R3c、R3d、R、RおよびRは、前記項1に記載と同義であり、R1001は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよいC1−6アルコキシ基、C1−4アルコキシで置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、または5員もしくは6員の飽和へテロ環基を表す。]
1)工程1
化合物(35−2)は、不活性溶媒中、化合物(34−2)から以下の反応(i.〜ii.)を連続的に実施することにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。
i.ピリジン存在下、化合物(34−2)と化合物(35−1)を反応させる。反応温度は、約−10℃〜約30℃の範囲から選択される。
ii.i.の反応混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、得られた濃縮物に対し、トルエンを加え、得られた溶液に対し、ヨウ化ナトリウムおよびテトラブチルアンモニウムブロミドを加え反応させる。反応温度は、約80℃〜約150℃の範囲から選択される。
2)工程2
化合物(35−3)は、不活性溶媒中、無機塩基の存在下、炭酸ガスおよび化合物(35−2)を化合物(34−1)と反応させることにより製造することができる。無機塩基としては、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸カリウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約40℃の範囲から選択される。
製造法36
式(I)で表される化合物のうち、式(36−2)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、n、G、G、G、G、R1a、R1m、R3a、R3b、R3c、R3d、およびRは、前記項1に記載と同義であり、R1002は、アミノまたはヒドロキシで置換されてもよいC1−4アルキル基、または下記式:
Figure 2012149054
で表される基(ここにおいて、Rは、前掲と同義である。)で置換されているC1−4アルコキシ基を表し、X1000は、塩素原子、水酸基もしくはp-ニトロフェノキシ基を表す。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著, VCH publisher Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(34−1)から化合物(36−2)を製造することができる。
製造法37
式(I)で表される化合物のうち、式(37−3)で表される化合物またはその塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
Figure 2012149054
[式中、n、G、G、G、G、R1a、R1m、R3a、R3b、R3c、R3d、RおよびRは、前記項1に記載と同義である。]
1)工程1
化合物(37−2)は、不活性溶媒中、塩基の存在下、化合物(37−1)をクロロ蟻酸ニトロフェニルと反応させることにより製造することができる。塩基としては、例えば、トリエチルアミン、N-メチルモルホリン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ-5-エン、1,4-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、もしくはピコリン等の有機塩基が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランもしくは1,4-ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、または、クロロホルム、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約-20℃〜約40℃の範囲から選択される。
化合物(37−1)は、文献(例えばTetrahedron Letters 43, 1161(2002)等)に記載されている方法により製造することができる。
2)工程2
化合物(37−3)は、不活性溶媒中、添加物および塩基の存在下、化合物(34−1)を化合物(37−2)と反応させることにより製造することができる。塩基としては、例えば、トリエチルアミン、N-メチルモルホリン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ-5-エン、1,4-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、もしくはピコリン等の有機塩基が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランもしくは1,4-ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒、または、クロロホルム、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。添加物としては、ジメチルアミノピリジン等が挙げられる。反応温度は、約-10℃〜約40℃の範囲から選択される。
以上の各製造工程において、各反応の原料化合物が水酸基、アミノ基またはカルボキシル基のような、反応に活性な基を有する場合には、必要に応じて反応させたい部位以外のこれらの基を予め適当な保護基で保護しておき、それぞれの反応を実施した後またはいくつかの反応を実施した後に保護基を除去することにより、目的とする化合物を得ることができる。水酸基、アミノ基、カルボキシル基などを保護する保護基としては、有機合成化学の分野で使われる通常の保護基を用いればよく、このような保護基の導入および除去は通常の方法に従って行うことができる(例えば、Protective Groups in Organic Synthesis, T. W. Greene, P. G. M. Wuts共著、第2版、John Wiley & Sons, Inc. (1991)に記載の方法)。
例えば、水酸基の保護基としては、tert−ブチルジメチルシリル基、メトキシメチル基、テトラヒドロピラニル基などが挙げられ、アミノ基の保護基としてはtert−ブチルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基などが挙げられる。このような水酸基の保護基は、塩基、硫酸、酢酸などの酸の存在下、含水メタノール、含水エタノール、含水テトラヒドロフランなどの溶媒中で反応させることにより除去することができる。また、tert−ブチルジメチルシリル基の場合は、例えばフッ化テトラブチルアンモニウムの存在下、テトラヒドロフランなどの溶媒中で行うこともできる。アミノ基の保護基の除去は、tert−ブチルオキシカルボニル基の場合は、例えば、塩酸、トリフルオロ酢酸などの酸の存在下、含水テトラヒドロフラン、塩化メチレン、クロロホルム、含水メタノールなどの溶媒中で反応させることにより行なわれ、ベンジルオキシカルボニル基の場合は、例えば、臭化水素酸などの酸存在下、酢酸などの溶媒中で反応させることにより行うことができる。
カルボキシル基を保護する場合の保護の形態としては、例えばtert−ブチルエステル、オルトエステル、酸アミドなどが挙げられる。このような保護基の除去は、tert−ブチルエステルの場合は、例えば塩酸の存在下、含水溶媒中で反応させることにより行われ、オルトエステルの場合は、例えば、含水メタノール、含水テトラヒドロフラン、含水1,2−ジメトキシエタンなどの溶媒中、酸で処理し、引き続いて水酸化ナトリウムなどのアルカリで処理することにより行われ、酸アミドの場合は、例えば、塩酸、硫酸などの酸の存在下、水、含水メタノール、含水テトラヒドロフランなどの溶媒中で反応させることにより行うことができる。
式(I)で表される化合物は、光学活性中心を有するものも含まれ、したがって、これらはラセミ体として、または、光学活性の出発材料が用いられた場合には光学活性型で得ることができる。必要であれば、得られたラセミ体を、物理的にまたは化学的にそれらの光学対掌体に公知の方法によって分割することができる。好ましくは、光学分割剤を用いる反応によってラセミ体からジアステレオマーを形成する。異なる形態のジアステレオマーは、例えば分別結晶などの公知の方法によって分割することができる。
本発明に係わる化合物は、例えば水、メタノール、エタノール、アセトン等の溶媒中で、薬学上許容される酸と混合することで、塩にすることができる。薬学上許容される酸としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸塩、リン酸、硝酸等の無機酸、あるいは酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、アスコルビン酸等の有機酸が挙げられる。
本発明に係わる化合物は、そのレニンに対する阻害作用より様々な疾病の治療への応用が考えられる。本明細書に記載の化合物は、高血圧症の治療薬として有用である。これらの化合物は、急性および慢性うっ血性心不全の管理にも有益である。これらの化合物は、原発性および二次性肺高血圧症、原発性および二次性アルドステロン血症、腎血管性高血圧症、原発性および二次性腎疾患(例えば、糸球体腎炎、IgA腎症、糖尿病性腎症、高血圧性腎症(腎硬化症)、ネフローゼ症候群、腎不全など)、左室肥大、左室線維化、左室拡張不全、左心室不全、心房細動、不安定狭心症、心筋梗塞、心筋症、脳卒中、血管再建術後の再狭窄、糖尿病性網膜症、認知障害(例えば、アルツハイマー病、脳血管性認知症など)の治療、および血管障害(例えば片頭痛、レイノー病など)またはアテローム性動脈硬化プロセスの最小限の抑制または予防にも有用であると期待される。また、高眼圧に関連した疾患(例えば緑内障など)の治療に有用である。加えて、これらの疾患等に対する治療効果の向上に有効である。
本発明に係わる化合物は、治療に使用する場合に、医薬組成物として、経口的または非経口的(例えば、静脈内、皮下、もしくは筋肉内注射、局所的、経直腸的、経皮的、または経鼻的)に投与することができる。経口投与のための組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、散剤、液剤、懸濁剤などが挙げられ、非経口投与のための組成物としては、例えば、注射用水性剤、もしくは油性剤、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、エアロゾル剤、坐剤、貼付剤などが挙げられる。これらの製剤は、従来公知の技術を用いて調製され、製剤分野において通常使用される無毒性かつ不活性な担体もしくは賦形剤を含有することができる。
用量は、個々の化合物により、また患者の疾患、年齢、体重、性別、症状、投与経路等により変化するが、通常は成人(体重50kg)に対して、本発明に係わる化合物またはそれらの薬学上許容される塩を、0.1〜1000mg/日、好ましくは1〜300mg/日を1日1回または2ないし3回に分けて投与する。また、数日〜数週に1回投与することもできる。
本発明に係わる化合物は、その効果の増強を目的として、糖尿病治療剤、糖尿病性合併症治療剤、抗高脂血症剤、降圧剤、抗肥満剤、利尿剤などの薬剤(以下、併用薬剤と略記する)と組み合わせて用いることができる。本発明に係わる化合物および併用薬剤の投与時期は限定されず、これらを投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。また、本発明に係わる化合物と併用薬剤の合剤としても良い。併用薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、本発明に係わる化合物と併用薬剤との配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせなどにより適宜選択することができる。例えば投与対象がヒトである場合、本発明に係わる化合物1重量部に対し、併用薬剤を0.01〜100重量部用いればよい。
なお、糖尿病治療剤としては、インスリン製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された動物インスリン製剤;大腸菌、イーストを用い、遺伝子工学的に合成したヒトインスリン製剤など)、インスリン抵抗性改善剤(例、ピオグリタゾンまたはその塩酸塩、トログリタゾン、ロシグリタゾンまたはそのマレイン酸塩、GI−262570、JTT−501、CC−555、YM−440、KRP−297、S−011等)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例、ボグリボース、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート等)、ビグアナイド剤(例、メトホルミン等)、インスリン分泌促進剤(例、トルブタミド、グリベンクラミド、グリクラジド、クロルプロパミド、トラザミド、アセトヘキサミド、グリクロピラミド、グリメピリド等のスルホニルウレア剤;レパグリニド、セナグリニド、ナテグリニド、ミチグリニド等)、GLP−1、GLP−1アナログ(エキセナタイド、リラグルタイド、SUN−E7001、AVE010、BIM−51077、CJC1131等)、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤(例、バナジン酸等)、β3アゴニスト(例、GW−427353B、N−5984等)、DPPIV阻害剤(例、シタグリプチン、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、SYR−322等)が挙げられる。
糖尿病性合併症治療剤としては、アルドース還元酵素阻害剤(例、トルレスタット、エパルレスタット、ゼナレスタット、ゾポレスタット、ミナレスタット、フィダレスタット、SK−860、CT−112等)、神経栄養因子(例、NGF、NT−3、BDNF等)、PKC阻害剤(例、LY−333531等)、AGE阻害剤(例、ALT946、ピマゲジン、ピラトキサチン、N−フェナシルチアゾリウム ブロマイド(ALT766)等)、活性酸素消去薬(例、チオクト酸等)、脳血管拡張剤(例、チアプリド、メキシレチン等)が挙げられる。抗高脂血剤としては、HMG−CoA還元酵素阻害剤(例、プラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、イタバスタチンまたはそれらのナトリウム塩等)、スクアレン合成酵素阻害剤、ACAT阻害剤等が挙げられる。降圧剤としては、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例、カプトプリル、エナラプリルフマル酸塩、アラセプリル、デラプリル塩酸塩、リジノプリル、イミダプリル塩酸塩、ベナゼプリル塩酸塩、シラザプリル、テモカプリル塩酸塩、トランドラプリル、フォシノプリルナトリウム塩、モエキシプリル塩酸塩、ペリンドプリル、キナプリル塩酸塩、ラミプリル、スピラプリル、ゾフェナプリルカルシウム塩等)、アンジオテンシンII拮抗剤(例、オルメサルタン メドキソミル、カンデサルタン シレキセチル、ロサルタン、エプロサルタンメシル酸塩、バルサンタン、テルミサルタン、イルベサルタン、タソサルタン、アジルサルタン メドキソミル (TAK-491)、アジルサルタン(TAK-536)、フィマサルタン、プラトサルタン等)、カルシウム拮抗剤(例、ニカルジピン塩酸塩、マニジピン塩酸塩、ニソルジピン、ニトレンジピン、ニルバジピン、アムロジピンべシル酸塩、アラニジピン、アゼルニジピン、バルニジピン塩酸塩、ベニジピン塩酸塩、シルニジピン、クレビジピン、ジルチアゼム塩酸塩、エホニジピン塩酸塩エタノール付加物、フェロジピン、イスラジピン、ラシジピン、レルカニジピン塩酸塩、レバムロジピン、ニフェジピン、ベラパミル等)、ACE/NEP阻害剤(例、オマパトリラート、ファシドトリル等)、β遮断薬(例、アテノロール、ビソプロロール、ベタキソロール、メトプロロール等)、α遮断薬(例、ウラピジル、テラゾシン、ドキサゾシン、ブナゾシン等)、αβ遮断薬(例、アモスラロール、アロチノロール、ラベタロール、カルベジロール等)が挙げられる。
抗肥満剤としては、例えば中枢性抗肥満薬(例、フェンテルミン、シブトラミン、アンフェプラモン、デキサンフェタミン、マジンドール、SR−141716A等)、膵リパーゼ阻害薬(例、オルリスタット等)、ペプチド性食欲抑制薬(例、レプチン、CNTF(毛様体神経栄養因子)等)、コレシストキニンアゴニスト(例、リンチトリプト、FPL−15849等)等が挙げられる。利尿剤としては、例えばキサンチン誘導体(例、サリチル酸ナトリウムテオブロミン、サリチル酸カルシウムテオブロミン等)、チアジド系製剤(例、エチアジド、シクロペンチアジド、トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンチルヒドロクロロチアジド、ペンフルチアジド、ポリチアジド、メチクロチアジド、ベンドロフルメチアジド、クロロチアジド等)、抗アルドステロン製剤(例、スピロノラクトン、トリアムテレン、エプレレノン等)、炭酸脱水酵素阻害剤(例、アセタゾラミド等)、クロルベンゼンスルホンアミド系製剤(例、クロルタリドン、メフルシド、インダパミド、メトラゾン等)、アゾセミド、イソソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、フロセミド等が挙げられる。
上記併用薬剤は、下記薬剤群(A)から選択される薬剤が好ましい:
薬剤群(A)は、インスリン製剤、インスリン抵抗性改善剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド剤、インスリン分泌促進剤、GLP−1、GLP−1アナログ、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤、β3アゴニスト、DPPIV阻害剤、アルドース還元酵素阻害剤、神経栄養因子、PKC阻害剤、AGE阻害剤、活性酸素消去薬、脳血管拡張剤、HMG−CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、ACAT阻害剤、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、中枢性抗肥満薬、膵リパーゼ阻害薬、ペプチド性食欲抑制薬、コレシストキニンアゴニスト、キサンチン誘導体、チアジド系製剤、抗アルドステロン製剤、炭酸脱水酵素阻害剤、クロルベンゼンスルホンアミド系製剤、アゾセミド、イソソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、およびフロセミドからなる群である。
更に好ましい薬剤群(A)は、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、チアジド系製剤、および抗アルドステロン製剤からなる群である。
より好ましくは、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、およびチアジド系製剤からなる群である。
上記併用薬剤は、少なくとも1種以上、好ましくは1〜4種、更に好ましくは1〜2種、より好ましくは1種を適宜の割合で組み合せて用いてもよい。
本発明に係わる化合物が、併用薬剤と組み合せて使用される場合には、これらの薬剤の使用量は、薬剤の副作用を考えて安全な範囲内で低減できる。したがって、これらの薬剤により引き起こされるであろう副作用は安全に防止できる。
以下に本発明を、参考例、製造例および実施例により、さらに具体的に説明するが、本発明はもとよりこれに限定されるものではない。尚、以下の参考例および製造例において示された化合物名は、必ずしもIUPAC命名法に従うものではない。なお、記載の簡略化のために略号を使用することもあるが、これらの略号は前記記載と同義である。
参考例1
1-メチル-2-オキソ-2-フェニルエチル ホルメート
Figure 2012149054
2-ブロモ-1-フェニルプロパン-1-オン(25 g)のアセトニトリル(250 ml)溶液に、蟻酸 (7.7 ml)を加えた後、トリエチルアミン (25 ml)を氷冷下で滴下した。その後室温で5時間攪拌した。反応終了後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行ない、表題の化合物(19 g)を得た。得られた粗生成物はそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 179 (M+1, 10%)
参考例2
2-ヒドロキシ-1-フェニルプロパン-1-オン
Figure 2012149054
参考例1(19 g)にメタノール (200 ml)、水 (60 ml)、濃塩酸 (2.3 ml)を加えて室温で2時間、その後50℃に昇温してさらに2時間攪拌した。反応終了後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行ない、表題の化合物(17 g)を得た。得られた粗生成物はそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 151 (M+1, 9%)
参考例3
4-メチル-5-フェニル-1,3-ジオキソール-2-オン
Figure 2012149054
参考例2(8.5 g)のトルエン(75 ml)溶液にトリホスゲン(6.4 g)を加えた後、ジメチルアニリン(15 g)を氷冷下で滴下し3時間室温で攪拌、さらに加熱還流条件下で4時間攪拌した。反応終了後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を1N 塩酸水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン : 酢酸エチル = 4 :1)で精製し、目的物を白色結晶(6.16 g)で得た。
MS (ESI+) 177 (M+1, 14%)
参考例4
4-(ブロモメチル)-5-フェニル-1,3-ジオキソール-2-オン
Figure 2012149054
参考例3(6.16 g)の四塩化炭素(150 ml)溶液に、NBS (6.85 g)、過酸化ベンゾイル (850 mg)を加えて77 ℃で6時間攪拌した。反応終了後、反応溶液中に水を加えて、クロロホルム溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行ない、表題の化合物(9 g)を得た。得られた粗生成物はそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 254 (M+1, 5%)
参考例5
(2-オキソ-5-フェニル-1,3-ジオキソール-4-イル)メチルホルメート
Figure 2012149054
参考例1記載の方法に準じ、参考例4で得られた化合物から、表題の化合物(3.3 g)を合成した。
MS (ESI+) 221 (M+1, 15%)
参考例6
4-(ヒドロキシメチル)-5-フェニル-1,3-ジオキソール-2-オン
Figure 2012149054
参考例2記載の方法に準じ、参考例5で得られた化合物から、表題の化合物(2.04 g)を合成した。
MS (ESI+) 193 (M+1, 10%)
参考例7
4-ニトロフェニル (2-オキソ-5-フェニル-1,3-ジオキソール-4-イル)メチルカルバメート
Figure 2012149054
参考例6 (2.04 g)にクロロ蟻酸ニトロフェニル (2.0 g)、クロロホルム (30 ml)を加え、氷冷下でピリジンを滴下した。そして室温まで昇温した後終夜攪拌した。反応終了後、反応溶液中に水を加えて、クロロホルム溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン : 酢酸エチル = 1 : 1)にて精製することで表題の化合物(1.95 g)を得た。
MS (ESI+) 344 (M+1, 13%)
参考例8
4-(ブロモメチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オン
Figure 2012149054
参考例4記載の方法に準じ、4,5-ジメチル-1,3-ジオキソール-2-オンから、表題の化合物を合成した。
Rf = 0.35 (ヘキサン:酢酸エチル = 3:1).
参考例9
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル ホルメート
Figure 2012149054
参考例1記載の方法に準じ、参考例8の化合物から、表題の化合物を合成した。
Rf = 0.42 (ヘキサン:酢酸エチル = 3:1).
参考例10
4-(ヒドロキシメチル)-5-メチル-1,3-ジオキソール-2-オン
Figure 2012149054
参考例2記載の方法に準じ、参考例9の化合物から、表題の化合物を合成した。
Rf = 0.26 (ヘキサン:酢酸エチル = 1:1).
参考例11
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル 4-ニトロフェニル カルボネート
Figure 2012149054
参考例7記載の方法に準じ、参考例10の化合物から、表題の化合物を合成した。
1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ8.37 (ddd, J = 9.2, 3.3, 2.2 Hz, 2H), 7.63 (ddd, J = 9.2, 3.3, 2.1 Hz, 2H), 5.23 (s, 2H), 2.23 (s, 3H).
参考例12
イソプロペニル 4-ニトロフェニル カルボネート
Figure 2012149054
イソプロペニル クロリドカルボネート (6.68 g)に4-ニトロフェノール (5 g)、クロロホルム (150 ml)を加え、氷冷下ピリジン (2.9 ml)を20分かけて滴下した。そして氷冷下で15分間した後、室温まで昇温して終夜攪拌した。反応終了後、反応溶液を1N 塩酸水溶液、水、飽和食塩水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン : 酢酸エチル = 4 : 1)にて精製することで表題の化合物(1.41 g)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ8.31-8.25 (m, 2H), 7.43-7.24 (m, 2H), 4.94-4.80 (m, 2H), 2.04-2.00 (s, 3H)
参考例13
1-クロロ-1-メチルエチル 4-ニトロフェニル カルボネート
Figure 2012149054
参考例12 (1.41 g)に4 N 塩酸ジオキサン溶液 (30 ml)を加えて室温にて終夜攪拌した。反応終了後、反応溶液を濃縮し、表題の化合物を得た。得られた粗生成物はそのまま次の反応に用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ8.28-8.24 (m, 2H), 7.41-7.36 (m, 2H), 2.09 (s, 6H)
参考例14
1-メチル-1-{[(4-ニトロフェノキシ)カルボニル]オキシ}エチルアセテート
Figure 2012149054
参考例13 (1.88 g)に酢酸水銀 (3.76 g)、クロロホルム (180 ml)を加え、室温で65時間攪拌した。反応終了後、反応溶液を水、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行ない、表題の化合物(1.96 g)を得た。得られた粗生成物はそのまま次の反応に用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ8.29-8.24 (m, 2H), 7.41-7.35 (m, 2H), 2.06 (s, 3H), 1.91 (s, 6H)
参考例15
1-ヨードエチル イソプロピルカルボネート
Figure 2012149054
2-クロロエチルクロロホルメート (10 ml)にイソプロピルアルコール (8.6 ml)、ジエチルエーテル (200 ml)を加えて氷冷下でピリジンを滴下した。そして氷冷下で1時間、室温に昇温してから3時間攪拌した。反応終了後、析出した塩をフィルターで除去し、得られた溶液を濃縮して得られた残渣(11.7 g)をそのまま次の反応に用いた。粗生成物の1-クロロエチルイソプロピルカルボネートにヨウ化ナトリウム (26.3 g)、テトラブチルアンモニウムブロミド (456 mg)、トルエン (150 ml)を加えて7時間加熱還流を行った。反応後、反応溶液中に水を加えて酢酸エチルで抽出した。その酢酸エチル溶液を水、5 %炭酸水素ナトリウム水溶液、1 %チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行ない、表題の化合物(2.04 g)を得た。得られた粗生成物はそのまま次の反応に用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ6.77-6.71 (q, J = 6.2 Hz, 1H), 4.96-4.88 (quint, J = 6.4 Hz, 1H), 2.22-2.20 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.33-1.29 (t, J = 6.4 Hz, 6H)
参考例16
ヨードメチルメチルカルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.94 (s, 2H), 3.85 (s, 3H)
参考例17
エチルヨードメチルカルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.93 (s, 2H), 4.30-4.23 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 1.34-1.28 (t, 6.8 Hz, 3H)
参考例18
ヨードメチルイソプロピルカルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.93 (s, 2H), 4.97-4.89 (m, 1H), 1.32-1.29 (d, 6.4 Hz, 6H)
参考例19
ヨードメチル 2-メチルブチルカルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.64-5.60 (m, 2H), 3.72-3.70 (m, 2H), 0.88-0.85 (m, 1H), 0.30-0.26 (m, 2H), 0.05-0.02 (m, 2H)
参考例20
シクロブチル ヨードメチル カルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.62 (s, 2H), 4.74-4.64 (m, 1H), 2.15-2.06 (m, 2H), 1.93-1.80 (m, 2H), 1.60-1.48 (m, 1H), 1.41-1.23 (m, 1H)
参考例21
ヨードメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル カルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.93 (s, 2H), 4.92-4.83 (m, 1H), 3.94-3.87 (m, 2H), 3.56-3.48 (m, 2H), 2.02-1.94 (m, 2H), 1.80-1.63 (m, 2H)
参考例22
1-エチルプロピルヨードメチルカルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.93 (s, 2H), 4.69-4.60 (quint, J = 6.8 Hz, 1H), 1.66-1.57 (quint, J = 6.8 Hz, 4H), 0.93-0.88 (t, J = 6.8 Hz, 6H)
参考例23
シクロペンチル ヨードメチルカルボネート
Figure 2012149054
クロロメチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ5.91 (s, 2H), 5.16-5.14 (m, 1H), 1.93-1.56 (m, 8H)
参考例24
エチル 1-ヨードエチルカルボネート
Figure 2012149054
1-クロロエチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ6.78-6.72 (q, J = 6.4 Hz, 1H), 4.28-4.21 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.23-2.21 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 1.34-1.30 (t, J = 7.2 Hz, 3H)
参考例25
シクロヘキシル 1-ヨードエチル カルボネート
Figure 2012149054
1-クロロエチル クロロホルメートを用いて、参考例15記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ6.76 (q, J = 6.2 Hz, 1H), 4.74-4.61 (m, 1H), 2.24 (d, J = 6.2 Hz, 3H), 2.13-1.29 (m, 10H)
参考例26
tert-ブチル [(1S)-1-({(3R)-3-[{[2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)-2-メチルプロピル]カルバメート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩 (300mg)にN-Bocバリン(158 mg)、WSC (210 mg)、HOBt (150 mg)、トリエチルアミン (0.30 ml)、クロロホルム (5 ml)を加えて室温で終夜攪拌した。反応後、溶媒を濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン : 酢酸エチル = 1 : 2)で精製することにより目的物である表題の化合物(440mg)を白色アモルファス晶として得た。
MS (ESI+) 712 (M+1, 15%)
参考例27
tert-ブチル((1S)-2-{(3R)-3-[{[2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-イル}-1-メチル-2-オキソエチル)カルバメート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、参考例26記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 684 (M+1, 15%)
参考例28
1-クロロエチル (3R)-3-[{[2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩 (3.0 g)のクロロホルム(25 ml)溶液に、氷冷下にて順次トリエチルアミン(0.98 ml)、1-クロロエチル クロロホルメート (0.63 ml)を添加した後、室温にて終夜攪拌した。反応後、反応液を水と飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を濃縮することで、表題の化合物(3.55 g)を白色アモルファス晶として得た。得られた表題の化合物は更なる精製を行なわずに次の反応に用いた。
MS (ESI+) 619 (M+1, 8%)
参考例29
1-クロロエチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 565 (M+1, 10%)
参考例30
クロロメチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 551 (M+1, 10%)
参考例31
1-クロロ-2-メチルプロピル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 593 (M+1, 11%)
参考例32
1-クロロエチル (3R)-3-[イソプロピル({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-カルボキサミド 塩酸塩の化合物を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 577 (M+1, 8%)
参考例33
1-クロロ-2-メチルプロピル (3R)-3-[イソプロピル({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 605 (M+1, 12%)
参考例34
1-クロロエチル (3R)-3-[イソプロピル({(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
(2S)-N-イソプロピル-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 605 (M+1, 12%)
参考例35
1-クロロ-2-メチルプロピル (3R)-3-(イソプロピル{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオルメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
(2S)-N-イソプロピル-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩化合物を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
Rf = 0.65 (クロロホルム:メタノール = 10:1).
参考例36
1-{[N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-バリル]オキシ}エチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例29の化合物(300 mg)のクロロホルム(3 ml)溶液に、N-Bocバリン(231 mg)、炭酸銀(220 mg)を加え50℃で2時間攪拌した。反応溶液をセライトろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=10/90)により精製することで表題の化合物(208 mg)を得た。
MS (ESI+) 746 (M+1, 100%)
参考例37
1-{[4-(ベンジルオキシ)ブタノイル]オキシ}エチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-オtリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例29の化合物を用いて、参考例36記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
Rf = 0.36 (酢酸エチル).
参考例38
1-クロロエチル (3R)-3-[イソプロピル({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
Rf = 0.47 (クロロホルム:メタノール = 10:1).
参考例39
N-イソプロピル-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩
Figure 2012149054
参考例50記載の方法に準じ、参考例65(8.9g)から表題化合物(7.9g)を得た。
1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 9.13 (brs, 2H), 8.17-8.03 (m, 1H), 7.29-7.12 (m, 1H), 6.87-6.85 (m, 1H), 3.87-3.76 (m, 3H), 3.66-3.62 (m, 2H), 3.47-3.44 (m, 1H), 3.29-3.19 (m, 7H), 2.80-2.63 (m, 2H), 2.13 (s, 3H), 2.05-2.03 (m, 2H), 1.88-1.71 (m, 3H), 1.49-1.40 (m, 2H), 1.29-1.23 (m, 2H), 1.15-1.05 (m, 6H), 0.97-0.94 (m, 3H).
MS (ESI+) 489(M++1, 100%).
参考例40
1-クロロエチル (3R)-3-[イソプロピル({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例39の化合物を用いて、参考例28記載の方法に準じ、表題の化合物を得た。
Rf = 0.32 (ヘキサン:酢酸エチル = 1:3).
参考例41
2-(ヒドロキシメチル)-N-イソプロピル-2-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩
Figure 2012149054
RT 2.709 min (Shim-pack XR-ODS, 0.1%トリフルオロ酢酸 in 水/アセトニトリル, アセトニトリル20-80% 7.1 min, 1.0 ml/min, UV 254 nm).
MS (ESI+) 529 (M+1, 8%).
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩およびN-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-カルボキサミド 塩酸塩の合成法を以下に記載した。その他の誘導体についても下記記載の方法に準じて合成を行なった。
参考例42
ベンジル (2-ブロモエチル)カルバメート
Figure 2012149054
2-ブロモエチルアミン臭水素酸塩(120.0g)のクロロホルム (1400 ml)溶液にトリエチルアミン(204 ml)を加えた後、氷冷下、クロロギ酸ベンジル (100 ml)をゆっくり滴下した。0℃で1時間撹拌した後、室温に昇温してさらに終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、クロロホルムで2回抽出した。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧乾燥した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製することで表題化合物 (110 g)を得た。
参考例43
2,2,7-トリメチル-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン
Figure 2012149054
6-ニトロ-m-クレゾール(30.6g)をアセトニトリル(400 ml)に溶解後、炭酸セシウム(163.3 g)を加え、80℃に昇温した。エチル2-ブロモイソ酪酸(60 ml)を滴下した後、80℃にて6時間攪拌した。エチル2-ブロモイソ酪酸(60 ml)を再度滴下し、80℃にて更に8時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解後、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過、減圧濃縮することにより粗生成を得た。粗生成をエタノール(100 ml)に溶解した後、別途75℃に加温した鉄(90g)の酢酸(300 ml)溶液へ滴下した。滴下終了後、80℃にて5時間攪拌し、セライトろ過した。ろ液を減圧濃縮後、残渣を酢酸エチルに溶解した後、水、飽和重曹水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することで粗生成物を得た。これをヘキサンで洗浄し、ろ取することで表題の化合物(32 g)を白色結晶として得た。
MS (ESI+) 192 (M++1, 100%).
参考例44
メチル 2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例43 (9.6 g)、塩化アルミニウム (13.6 g)を塩化メチレン (100 ml)に溶かし、0℃にて30分撹拌した。次いでオキサリルクロライド(6.4 ml)を加え、0℃にて2時間攪拌した。0℃にてメタノール(20 ml)を加え、室温にて1時間攪拌した後、水(20 ml)滴下した。クロロホルムと水を加え、抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄した。次いで有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣にヘキサンを加え、50℃にて1時間攪拌した。室温まで冷却後、ろ取、乾燥することで表題の化合物 (11.4 g)を得た。
MS (ESI+) 250 (M++1, 100%).
参考例45
メチル 4-(2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例44 (75 g)をジメチルホルムアミド (150 ml)及びアセトニトリル (750 ml)に溶かし、炭酸セシウム (198 g)、ヨウ化カリウム(20 g)、参考例42(102 g)を加え、100℃で5時間激しく加熱撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩酸、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮を行い、得られた残渣をシリカゲルカラム精製(酢酸エチル/ヘキサン=1:3)することで表題の化合物 (99 g)を得た。
MS (ESI+) 427 (M++1, 37%).
参考例46
4-(2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボン酸
Figure 2012149054
参考例45 (94g)をテトラヒドロフラン(400ml)及び1,4-ジオキサン(200ml)に溶かし、10%水酸化ナトリウム水溶液(440ml)を加え、70℃に昇温して5時間激しく撹拌した。反応懸濁溶液を室温に冷却して、反応有機溶媒を減圧留去した。反応混合物にヘキサンージイソプロピルエーテル(1:1)を加えて撹拌し、析出している白色固体をろ取した。固体をヘキサンージイソプロピルエーテル(1:1)で洗浄し、固体を酢酸エチル、テトラヒドロフランでスラリー状にし、2N塩酸を加えて液性をpH=1にして1時間撹拌した。有機層を抽出し、飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮を行うことで表題の化合物 (84 g)を得た。
MS (ESI+) 413 (M++1, 100%).
参考例47
tert-ブチル (3R)-3-[{[4-(2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例46の化合物 (80 g)のジクロロメタン (500 ml)溶液に、オキサリルクロライド (34 ml)、ジメチルホルムアミド (2 ml)を加え室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、トルエンを加え減圧濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン (300 ml)に溶かし、tert-ブチル (3R)-3-(イソプロピルアミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート (51 g)、トリエチルアミン (80 ml)のジクロロメタン (200 ml)溶液に滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 2/1)で精製し、表題の化合物 (92 g)を得た。
MS (ESI+) 637 (M++1, 38 %).
参考例48
tert-ブチル (3R)-3-[{[4-(2-アミノエチル)-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例47 (1.14 g)に10% パラジウム/炭素(500 mg)、メタノール(30 ml)を加えて水素存在下室温で2時間攪拌した。反応後、ろ過及び濃縮を行った。得られた残渣 (900 mg)をそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 503 (M++1, 29 %).
参考例49
tert-ブチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例48 (40 g)にトリエチルアミン(16 ml)、テトラヒドロフラン(170 ml)、プロピオニルクロライド(8.8 ml)を氷冷下で加えて室温で1時間攪拌した。反応後、濃縮を行い得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 1/6)により精製することで表題の化合物(41 g)を無色アモルファスとして得た。
MS (ESI+) 559 (M++1, 32 %).
参考例50
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩
Figure 2012149054
参考例49 (36 g)のジオキサン(130 ml)溶液に、4N塩酸/ジオキサン溶液(65 ml)を加え、25 ℃で7時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、クロロホルムを加えて減圧濃縮することを2回繰り返して表題の化合物 (31 g)を得た。
1H NMR (300 MHz,DMSO-d6) δ9.00-8.61 (m, 1H), 7.37-7.31 (m, 2H), 3.95-3.86 (m, 2H), 3.62-3.17 (m, 7H), 1.91-1.63 (m, 3H), 1.63-1.42 (m, 8H), 1.23-1.03 (m, 7H)
参考例51
メチル 4-(ベンジルオキシ)-2-メチル-5-ニトロベンゾエート
Figure 2012149054
メチル 4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ニトロベンゾエート (12.9g)をジメチルホルムアミド (200 ml)に溶かし、炭酸カリウム (20.1g)、ベンジルブロマイド(13.7g)、を加えて70℃下、4時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を1N塩酸、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥後、有機層を減圧濃縮した。得られた固体をヘキサン/酢酸エチル = 10/1で洗浄することで表題化合物 (13 g)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ8.55 (s, 1H), 8.00-7.30 (m, 5H), 6.91 (s, 1H), 5.26 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.65 (s, 3H).
参考例52
4-(ベンジルオキシ)-2-メチル-5-ニトロベンゾイック アシッド
Figure 2012149054
参考例51 (21.3g)をテトラヒドロフラン(80ml)及びメタノール(80ml)に溶かし、10%水酸化ナトリウム水溶液(42.4ml)を加え、70℃に昇温して5時間激しく撹拌した。反応溶液を室温に冷却後、反応溶媒を半分減圧濃縮した。残った反応液に塩酸を加えて液性をpH=1にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥し、有機層を減圧濃縮を行うことで表題化合物 (20 g)を得た。
1H NMR (400 MHz,d6-DMSO) δ8.82 (brs, 1H), 8.39 (s, 1H), 7.51-7.33 (m, 6H), 5.39 (s, 2H), 2.64 (s, 3H).
参考例53
tert-ブチル (3R)-3-[[4-(ベンジルオキシ)-2-メチル-5-ニトロベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
対応する参考例47記載の方法に準じ、参考例53の化合物を合成した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.72-7.65 (m, 1H), 7.49-7.32 (m, 5H), 6.98 (s, 1H), 5.24 (s, 2H), 4.20-3.78 (m, 3H), 3.76-3.62 (m, 1H), 3.28-2.97 (m, 1H), 2.94-2.62 (m, 2H), 2.34 (brs, 3H), 1.85-1.67 (m, 2H), 1.48 (s, 9H), 1.44-1.33 (m, 1H), 1.26-1.06 (m, 6H).
参考例54
tert-ブチル (3R)-3-[(5-アミノ-4-ヒドロキシ-2-メチルベンゾイル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例53 (31.1 g) をメタノール(300 ml)に溶かし、10%パラジウム/炭素(30 g)を加え、水素雰囲気下、室温で8時間激しく撹拌した。反応終了後、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフランに溶かし、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することで、表題化合物 (23 g)を得た。
MS (ESI+) 392 (M++1, 93%).
参考例55
tert-ブチル (3R)-3-{イソプロピル[(7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例54 (23.5 g)をクロロホルム (200 ml)に溶かし、炭酸水素ナトリウム(101 g)の水溶液(1200 ml)を加え、0℃に冷却して1−ブロモシクロブタンカルボニルクロリド(70mmol)のジクロロメタン溶液(50ml)をゆっくり滴下した。0℃下、1時間激しく撹拌した後に、さらに25℃で2時間激しく撹拌した。反応溶液に水を加えて、クロロホルムで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、有機層を減圧濃縮した。
得られた残渣を精製することなく、ジメチルホルムアミド (400 ml)に溶かし、炭酸カリウム(21 g)を加え、80℃で4時間激しく撹拌した。反応溶液に水を加えて、1時間撹拌後、酢酸エチルで抽出を行った。有機層を10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥後、有機層を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製することで、表題化合物 (12.5 g)を得た。
MS (ESI+) 472 (M++1, 30%).
参考例56
tert-ブチル (3R)-3-[{[4-(2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例55(12.3g)をジメチルホルムアミド (100ml)に溶かし、炭酸セシウム (15.3g)、参考例42(8.75g)を加え、80℃で5時間激しく加熱撹拌した。ろ過で炭酸セシウムを除き、ろ液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を1N塩酸、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮を行い、得られた残渣をシリカゲルカラム精製(酢酸エチル/ヘキサン=1:2)することで表題化合物 (10.7 g)を得た。
MS (ESI+) 649 (M++1, 40%).
参考例57
N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-カルボキサミド 塩酸塩
Figure 2012149054
参考例48、49、50記載の方法に準じ、表題の化合物を合成した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ9.89-9.38 (br, 2H), 7.37-7.08 (m, 2H), 6.49 (br, 0.5H), 5.93 (br, 0.5H), 4.33-3.29 (m, 12H), 2.88-2.66 (m, 4H), 2.58-1.78 (m, 6H), 2.10 (s, 3H), 1.46-0.89 (m, 9H)
参考例58
N,N-ジベンジル-2-ブロモエタンアミン
Figure 2012149054
N,N-ジベンジル-2-アミノエタノール (80.68 g)にシクロヘキサン (500 ml)、DMF (12.9 ml)を加えチオニルブロマイド (83.4 g)を滴下した。15時間撹拌後、反応溶液に氷浴下、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水で3回、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することで表題の化合物 (72.1 g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.48-7.39 (m, 8H), 7.36-7.33 (m, 2H), 3.74 (s, 4H), 3.43 (m, 2H), 2.97 (m, 2H).
参考例59
メチル 2-メチル-5-ニトロ-4-(2-プロペン-1-イロキシ)ベンゾエート
Figure 2012149054
メチル 4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ニトロベンゾエート (6.3g)のN,N-ジメチルホルムアミド(150ml)の溶液に室温下、18-クラウン-6(79mg)、炭酸カリウム(8.3g)を加えた後、80℃下に1時間加熱攪拌した。室温に放冷後、反応液に水と酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ過し、減圧濃縮し、表題化合物(7.5g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ8.27(s, 1H), 6.90(s, 1H), 6.08-6.01(m, 1H), 5.55-5.50(m, 1H), 5.39-5.36(m, 1H), 4.75-4.73(m, 2H), 3.90(s, 3H), 2.68(s, 3H).
参考例60
2-メチル-5-ニトロ-4-(2-プロペン-1-イロキシル)安息香酸
Figure 2012149054
参考例59(7.5g)のテトラヒドロフラン(60ml)の溶液に5N 水酸化ナトリウム水溶液(7.8ml)を加え、80℃下に10時間加熱攪拌した。反応液を放冷後、減圧濃縮し、テトラヒドロフランを除去後、水とクロロホルムを加え、クロロホルム層を除去した。水層を1N 塩酸水でpH 4程度にし、結晶を析出させた。生じた結晶を濾取し、乾燥させ、表題化合物(7.1g)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ8.37(s, 1H), 7.31(s, 1H), 6.08-6.01(m, 1H), 5.48(d, J = 9.4 Hz, 1H),5.33(d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.83-4.81(m, 2H), 2.62(s, 3H).
参考例61
2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-[{[2-メチル-5-ニトロ-4-(2-プロペン-1-イロキシ)フェニル]カルボニル}(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート
Figure 2012149054
対応する参考例47記載の方法に準じ、参考例60(98.4g)から表題化合物(163g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.63(s, 1H), 6.92(s, 1H), 6.10-6.01(m, 1H), 5.55-6.35(m, 2H), 4.70(d, J = 4.4 Hz, 2H), 4.21-3.79(m, 3H), 3.77-3.63(m, 1H), 3.12-2.64(m, 3H), 2.33(brs, 3H), 1.86-1.68(m, 2H), 1.62-1.37(m, 10H), 1.26-1.09(m, 6H).
参考例62
エチル 2,7-ジメチル-6-{[(3R)-1-{[(2-メチル-2-プロパニル)オキシ]カルボニル}-3-ピペリジル](2-プロパニル)カルバモイル}-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-2-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例61(176g)のテトラヒドロフラン(1000ml)溶液にテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(2.21g)、モルホリン(200g)を加え、室温で攪拌した。25分後、反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮し、2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-{[(4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ニトロフェニル)カルボニル](2-プロパニル)アミノ}-1-ピペリジンカルボキシレート(156g)を得た。
得られた2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-{[(4-ヒドロキシ-2-メチル-5-ニトロフェニル)カルボニル](2-プロパニル)アミノ}-1-ピペリジンカルボキシレート(138g)のN,N-ジメチルホルムアミド(1000ml)溶液に炭酸カリウム(91g)、ジエチル 2-ブロモ-2-メチルマロネート(94g)を加え、80℃下に8時間、加熱攪拌した。反応液を室温に放冷後、セライトろ過を行い、ろ液に5%硫酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過後、減圧濃縮し、ジエチル メチル(5-メチル-4-{[(3R)-1-{[(2-メチル-2-プロパニル)オキシ]カルボニル}-3-ピペリジニル](2-プロパニル)カルバモイル}-2-ニトロフェノシキ)プロパンジオエート(205g)を得た。
続いて鉄(110g)の酢酸(500ml)懸濁液に90℃下、得られたジエチル メチル(5-メチル-4-{[(3R)-1-{[(2-メチル-2-プロパニル)オキシ]カルボニル}-3-ピペリジニル](2-プロパニル)カルバモイル}-2-ニトロフェノシキ)プロパンジオエート(205g)の酢酸(200ml)溶液をゆっくり滴下した。10時間後、室温に放冷後、セライトろ過を行った後、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣にクロロホルムと飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(102g)を得た。
Rf=0.25(n-ヘキサン/酢酸エチル=1/1)
参考例63
エチル 4-[2-(ジベンジルアミノ)エチル]-2,7-ジメチル-6-{[(3R)-1-{[(2-メチル-2-プロパニル)オキシ]カルボニル}-3-ピペリジニル](2-プロパニル)カルバモイル}-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-2-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例62(107g)のアセトニトリル(450ml)溶液に室温下、炭酸カリウム(43g)、18-クラウン-6(5.5g)、参考例58(67g)を加えた後、80℃下、8時間加熱攪拌した。室温に放冷後、反応液に飽和塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(133g)を得た。
Rf=0.51(n-ヘキサン/酢酸エチル=1/1)
参考例64
2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-[({4-[2-(ジベンジルアミノ)エチル]2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート
Figure 2012149054
参考例63(2g)のテトラヒドロフラン-水(5ml-3.5ml)混合溶液に水酸化リチウム1水和物(147mg)を室温下、加えた。その後、60℃下に5時間加熱攪拌した。室温に放冷後、反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過後、ろ液を減圧濃縮し、4-[2-(ジベンジルアミノ)エチル]-2,7-ジメチル-6-{[(3R)-1-{[(2-メチル-2-プロパニル)オキシ]カルボニル}-3-ピペリジニル](2-プロパニル)カルバモイル}-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-2-カルボキシリック アシド(1.9g)を得た。
窒素雰囲気下、氷冷にて得られた4-[2-(ジベンジルアミノ)エチル]-2,7-ジメチル-6-{[(3R)-1-{[(2-メチル-2-プロパニル)オキシ]カルボニル}-3-ピペリジニル](2-プロパニル)カルバモイル}-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-2-カルボキシリック アシド(27.2g)のテトラヒドロフラン(75ml)溶液にトリエチルアミン(5.8g)、クロロギ酸イソブチルエステル(6.2g)を加えて1時間攪拌した。析出した塩をろ過した後、ろ液を水素化ホウ素ナトリウム(2.9g)のテトラヒドロフラン-エタノール(50ml-50ml)懸濁液に、氷冷下、滴下した。1時間攪拌後、反応液に飽和塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-[({4-[2-(ジベンジルアミノ)エチル]-2-(ヒドロキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(2-プロパニル)ミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート(22.5g)を得た。
得られた2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-[({4-[2-(ジベンジルアミノ)エチル]-2-(ヒドロキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(2-プロパニル)ミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート(22.5g)のN,N-ジメチルホルムアミド(80ml)溶液に氷冷下、水素化ナトリウム(1.6g)とヨウ化メチル(5.5g)を加えた。30分間攪拌後、室温に戻し、さらに2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ過し、減圧濃縮を行い、シラカゲルクロマトグラフィーにて精製を行い、表題化合物(19.2g)を得た。
Rf=0.59(n-ヘキサン/酢酸エチル=1/1)
参考例65
2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート
Figure 2012149054
参考例64(19.2g)のエタノール(100ml)溶液にパラジウム-カーボン(9.6g)を加え、水素雰囲気下、室温で5時間攪拌した。パラジウム-カーボンをろ過後、ろ液を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製し、2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-[{[4-(2-アミノエチル)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート(10.1g)を得た。
得られた2-メチル-2-プロパニル (3R)-3-[{[4-(2-アミノエチル)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート(10.1g)から参考例49記載の方法に準じ、表題化合物(8.9g)を得た。
Rf=0.32(n-ヘキサン/酢酸エチル=1/3)
参考例66
(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-3-ピペリジニル]-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(2-プロパニル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を下記の条件にてHPLC分取を行い、表題の化合物を得た。
CHIRALCEL(登録商標) OD-H(0.46 cmI.D. x 25 cmL)、移動層:n-ヘキサン/2-プロパノール/ジエチルアミン(50/50/0.1)、流速:1.0 ml/min、温度:40℃、波長:294nm
RT 4.252 min
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ6.92-6.72 (m, 2H), 6.30-6.03 (m, 1H), 4.14-3.66 (m, 4H), 3.65-2.61 (m, 10H), 2.30-2.04 (m, 5H), 1.97-1.68 (m, 3H), 1.62-1.43 (m, 3H), 1.31-0.98 (m, 9H). MS (ESI+) 489 (M++1, 100%).
参考例67
(2R)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-3-ピペリジル]-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(2-プロパニル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩をHPLC分取を行い、表題の化合物を得た。
CHIRALCEL(登録商標) OD-H(0.46 cmI.D. x 25 cmL)、移動層:n-ヘキサン/2-プロパノール/ジエチルアミン(50/50/0.1)、流速:1.0 ml/min、温度:40℃、波長:294nm
RT 6.501 min
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.27 (s, 0.66H), 6.91 (s, 0.34H), 6.83 (s, 0.66H), 6.81 (s, 0.34H), 6.62-6.54 (m, 0.66H), 6.07-6.01 (m, 0.34H), 4.26-3.60 (m, 6H), 3.56-3.29 (m, 5H), 3.12-2.76 (m, 4H), 2.25-1.80 (m, 7H), 1.53-1.42 (m, 3H), 1.40-1.26 (m, 3H), 1.23-1.04 (m, 6H). MS (ESI+) 489 (M++1, 100%).
製造例1
1-(イソブチリルオキシ)エチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例29の化合物(4 g)のクロロホルム(35 ml)溶液に、プロピオン酸(2 mL)、炭酸銀(2.93 g)を加え室温で2時間攪拌した。反応溶液をセライトろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/80)により精製することで表題の化合物(2.5 g)を得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.01-7.94 (m, 1H), 7.33-7.10 (m, 1H), 6.86-6.84 (m, 1H), 6.67-6.65 (m, 1H), 3.85-3.62 (m, 3H), 3.34-3.01 (m, 3H), 2.78-2.70 (m, 2H), 2.16-2.14 (m, 3H), 2.04-1.98 (m, 2H), 1.50-1.35 (m, 13H), 1.13-0.81 (m, 18H).
MS (ESI+) 617 (M+1, 37%).
製造例2
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソル-4-イル)メチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩 (24 g) のテトラヒドロフラン (250 ml) 溶液に、トリエチルアミン(8 ml)、ジメチルアミノピリジン(1.2 g)、参考例11(15.9 g)を加え、25 ℃で2時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=20/1)により精製することで表題の化合物 (9.5 g)を得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.03-7.94 (m, 1H), 7.23-7.08 (m, 1H), 6.88-6.86 (m, 1H), 5.02-4.82 (m, 2H), 3.96-3.83 (m, 4H), 3.26-3.12 (m, 3H), 2.78-2.73 (m, 2H), 2.17-1.98 (m, 7H), 2.04-1.98 (m, 2H), 1.50-1.33 (m, 10H), 1.11-0.98 (m, 11H).
MS (ESI+) 615 (M+1, 54%).
製造例3〜20
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例3、4、6、18、19、20の化合物を合成した。N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、対応する参考例および製造例2記載の方法に準じ、製造例7の化合物を合成した。対応する参考例および製造例5記載の方法に準じ、製造例8、9、10、11、12、13、14、15、16、17の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例5
[(イソプロポキシカルボニル)オキシ]メチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩 (540 mg)をクロロホルム (10 mL)に溶解し、飽和重曹水 (7.5 mL)を加え、室温で30分攪拌した。反応混合物をクロロホルム (7.5 mL)で3回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することでフリーのアミン体を得た。ついで得られたアミン体をDMF (10 ml)に溶解させ、炭酸セシウム (1.07 g)を加えた後、反応溶液をCO2ガスでバブリングさせながら室温で1時間攪拌した。そして参考例18 (266 mg)を加えて30分間CO2ガスでバブリングさせながら攪拌し,その後バブリングを止めてさらに90分室温で攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 1:2)で精製することにより表題の化合物(430 mg)を白色アモルファス晶として得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.03-7.94 (m, 1H), 5.71-5.51 (m, 2H), 4.85-4.73 (m, 1H), 4.02-3.86 (m, 4H), 3.66-3.63 (m, 1H), 3.34-3.11 (m, 4H), 2.82-2.71 (m, 1H), 2.16-2.14 (m, 3H), 2.07-2.00 (m, 2H), 1.54-0.93 (m, 25H) .
MS (ESI+) 619 (M+1, 31%).
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例21
1-(アセチルオキシ)-1-メチルエチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩(2.7 g)をクロロホルム (10 mL)に溶解し、飽和重曹水 (7.5 mL)を加え、室温で30分攪拌した。反応混合物をクロロホルム (7.5 mL)で3回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することでフリーのアミン体を得た。ついで得られたアミン体をDMF (35 mlに溶解し、参考例14の化合物(1.58 g)を加え室温で終夜攪拌した。反応後、酢酸エチルを加えて、水及び飽和食塩水にて洗浄をおこなった。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/2)により精製することで表題の化合物(1.21 g)を得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.02-7.99 (m, 1H), 7.32-7.12 (m, 1H), 6.88-6.86 (m, 1H), 4.67-4.56 (m, 2H), 4.07-3.56 (m, 5H), 3.22-3.11 (m, 4H), 2.75-2.53 (m, 2H), 2.18-2.14 (m, 3H), 2.04-1.63 (m, 8H), 1.52-1.36 (m, 9H), 1.16-0.93 (m, 10H).
MS (ESI+) 603 (M+1, 2%).
製造例22
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-N-[(3R)-1-L-バリルピペリジン-3-イル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩
Figure 2012149054
参考例26(200mg)に4N塩酸酢酸エチル溶液 (10 ml)を加えて室温で15分間攪拌した。反応後、溶媒を濃縮し、得られた残渣にジイソプロピルエーテルを添加して析出した固体をろ取して乾燥することで目的物である表題の化合物(160mg)を白色アモルファス晶として得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.17-8.01 (m, 4H), 7.53-7.32 (m, 2H), 4.60-3.55 (m, 4H), 2.74-2.71 (m, 1H), 2.06-1.90 (m, 6H), 1.75-1.68 (m, 2H), 1.52-1.35 (m, 9H), 1.18-0.82 (m, 16H)
MS (ESI+) 611 (M+1, 100%)
製造例23〜29
対応する参考例および製造例22記載の方法に準じ、製造例23の化合物を合成した。対応する参考例および製造例24記載の方法に準じ、製造例25の化合物を合成した。対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例26の化合物を合成した。N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、対応する参考例および製造例2記載の方法に準じ、製造例27の化合物を合成した。対応する参考例および製造例5記載の方法に準じ、製造例28、29の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例24
(1R)-1-ヒドロキシ-2-メチルプロピル(3R)-3-[{[2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド塩酸塩 (100mg)に2−ヒドロキシプロピオン酸 (0.08 ml)、WSC (70 mg)、HOBt (50 mg)、トリエチルアミン (0.10 ml)、クロロホルム (4 ml)を加えて室温で終夜攪拌した。反応後、溶媒を濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール = 95 :5)で精製することにより表題の化合物(80mg)を白色アモルファス晶として得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.13-7.96 (m, 1H), 7.49-7.27 (m, 2H), 4.53-3.85 (m, 3H), 3.70-3.45 (m, 2H), 3.25-3.18 (m, 2H), 3.03-2.68 (m, 2H), 2.08-1.89 (m, 2H), 1.53-1.40 (m, 10H), 1.26-0.83 (m, 14H)
MS (ESI+) 585 (M+1, 100%)
Figure 2012149054
製造例30
(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、製造例2記載の方法に準じ、表題の化合物を合成した。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.15-8.13 (m, 1H), 7.83-7.61 (m, 2H), 5.01-4.77 (m, 2H), 4.04-3.58 (m, 4H), 3.30-3.15 (m, 3H), 2.75-2.70 (m, 2H), 2.16-2.03 (m, 5H), 1.75-1.30 (m, 10H), 1.14-0.94 (m, 10H).
MS (ESI+) 685 (M+1, 54%).
製造例31
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-N-{(3R)-1-[(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル]ピペリジン-3-イル}-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩 (1.0 g)に参考例8 (344 mg)、炭酸カリウム (45 mg)、DMF (30 ml)を加えて室温で終夜攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 1 :2)で精製することにより表題の化合物(300 mg)を白色アモルファス晶として得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.14-8.10 (m, 1H), 7.52-7.31 (m, 2H), 4.43-4.32 (m, 2H), 4.10-3.80 (m, 4H), 3.71-3.23 (m, 5H), 2.25-2.22 (m, 3H), 2.10-1.94 (m, 4H), 1.54-1.42 (m, 9H), 1.23-1.87 (m, 9H).
MS (ESI+) 625 (M+1, 91%).
製造例32
(2-オキソ-5-フェニル-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
N-イソプロピル-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、対応する参考例および製造例31記載の方法に準じ、表題の化合物を合成した。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.09-8.03 (m, 1H), 7.79-7.75 (m, 1H), 7.56-7.53 (m, 3H), 7.17-7.11 (m, 1H), 6.87-6.85 (m, 1H), 3.87-2.51 (m, 13H), 2.14-1.82 (m, 8H), 1.45-1.35 (m, 6H), 1.23-1.01 (m, 9H).
MS (ESI+) 633 (M+1, 87%).
製造例33〜36
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例33、35、36の化合物を合成した。対応する参考例および製造例5記載の方法に準じ、製造例34の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例37〜38
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例37の化合物を合成した。対応する参考例および製造例5記載の方法に準じ、製造例38の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例39〜43
4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-カルボキサミド 塩酸塩、N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、対応する参考例および製造例2記載の方法に準じ、それぞれ製造例39、40の化合物を合成した。対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例41、42、43の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例44〜50
製造例2記載の方法に準じ、4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-N-イソプロピルl-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、製造例44の化合物を合成した。対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例45、46、47、48、49、50の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例51〜68
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例51、55、57、59、60、61、64、65、68の化合物を合成した。対応する製造例52、53記載の方法に準じ、製造例1の化合物を用いて、製造例66,67の化合物を取得した。対応する参考例および製造例5記載の方法に準じ、製造例54の化合物を合成した。製造例56記載の方法に準じ、製造例57、参考例36の化合物を用いて、それぞれ製造例58,62の化合物を取得した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例52
Figure 2012149054
製造例18の化合物を以下の分析条件下、キラルカラム (CHIRALPAK(登録商標) IC) を用いて分割し、表題の化合物と製造例53の化合物を得た。
カラム:CHIRALPAK(登録商標) IC (0.46 cmI.D. x 25 cmL)、移動層:ヘキサン/エタノール/メタノール=70/20/10 (v/v)、流速:1.0 mL/min、温度:40℃、波長:294nm
RT 12.185 min
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ6.95-6.76 (m, 3H), 6.06-5.91 (m, 1H), 4.21-3.88 (m, 5H), 3.82-3.38 (m, 3H), 3.18-2.71 (m, 3H), 2.42-2.01 (m, 7H), 1.91-2.36 (m, 11H), 1.23-1.02 (m, 13H).
MS (ESI+) 603 (M+1, 11%).
Figure 2012149054
製造例56
Figure 2012149054
製造例55(110 mg)のクロロホルム (1 ml) 溶液にトリフルオロ酢酸 (1 ml) を加えて25℃で5時間攪拌した後、減圧濃縮して表題の化合物(98 mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ8.91-8.30 (m, 1H), 8.09-7.90 (m, 1H), 7.29-7.02 (m, 1H), 7.90-7.78 (m, 1H), 6.75-6.48 (m, 1H), 4.06-3.38 (m, 5H), 3.32-2.94 (m, 4H), 2.89-2.61 (m, 2H), 2.55-2.34 (m, 2H), 2.20-1.62 (m, 9H), 1.52-1.22 (m, 10H), 1.13-0.85 (m, 9H).
MS (ESI+) 647 (M+1, 25%).
Figure 2012149054
製造例63
1-[(4-ヒドロキシブタノイル)オキシ]エチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
参考例37(267 mg)の酢酸エチル (3.7ml) 溶液に10%パラジウム炭素(130 mg)を添加し水素雰囲気下、室温にて16時間攪拌した。不溶物をろ過した後、濾液を減圧下濃縮することにより、表題の化合物 (165 mg) を得た。
RT 3.432 min (Shim-pack XR-ODS, 0.1%トリフルオロ酢酸 in 水/アセトニトリル, アセトニトリル20-80% 7.1 min, 1.0 ml/min, UV 254 nm).
MS (ESI+) 633 (M+1, 8%).
Figure 2012149054
製造例69〜76
製造例2記載の方法に準じ、参考例41の化合物、N-イソプロピル-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩、4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-N-イソプロピル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-カルボキサミド 塩酸塩、(2R)-N-イソプロピル-2-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-2,7-ビス(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、それぞれ製造例69、70、71、73の化合物を合成した。対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例72、74、75、76の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例77〜78
製造例2記載の方法に準じ、4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-N-イソプロピル-2,2,7-トリメチルl-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボキサミド 塩酸塩、N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾチアジン-2,1’-シクロブタン]-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、それぞれ製造例77、78の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例79
1-{[(4-メチルフェニル)カルボニル]オキシ}エチル 3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート
Figure 2012149054
対応する製造例1の方法に準じ、参考例32 (300mg)より表題の化合物 (203mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ. 7.99-7.88 (m, 2H), 7.30-7.18 (m, 2H), 7.15-7.02 (m, 1H), 6.91-6.77 (m, 2H), 6.03 (brs, 1H), 4.25-3.89 (m, 5H), 3.82-3.39 (m, 2H), 3.18-2.60 (m, 3H), 2.51-2.09 (m, 12H), 2.03-1.56 (m, 9H), 1.22-0.96 (m, 9H).
MS (ESI+) 677(M++1, 49%).
製造例80〜86
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例80、84、85、86の化合物を合成した。製造例2記載の方法に準じ、N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-カルボキサミド 塩酸塩を用いて、製造例81の化合物を合成した。対応する製造例52、53記載の方法に準じ、製造例47の化合物を用いて、製造例82、83の化合物を取得した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例87〜88
製造例60の化合物を下記に示したHPLC条件にて分取することにより製造例87および88の化合物を得た。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例89
1-[({(3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジニル}カルボニル)オキシ]エチル 3-ピリジンカルボキシレート
Figure 2012149054
参考例33、製造例1記載の方法に準じ、参考例57から表題化合物を合成した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ9.29-9.13 (m, 1H), 8.81-8.72 (m, 1H), 8.36-8.22 (m, 1H), 7.46-7.33 (m, 1H), 7.20-7.04 (m, 1H), 6.92-6.72 (m, 3H), 6.05 (brs, 1H), 4.25-3.26 (m, 6H), 3.18-2.59 (m, 4H), 2.51-2.09 (m, 9H), 2.05-1.44 (m, 9H), 1.31-0.90 (m, 9H). MS (ESI+) 664 (M++1, 100%).
製造例90〜91
対応する製造例52、53記載の方法に準じ、製造例16の化合物を用いて、製造例90、91の化合物を取得した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例92
1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(2-プロパニル)アミノ]-1-ピペリジンカルボキシレート
Figure 2012149054
対応する参考例40、製造例1記載の方法に準じ、参考例66から表題化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ6.93-6.72 (m, 1H),5.97 (brs, 1H), 4.23-3.88 (m, 5H),3.82-3.38 (m, 8H), 3.16-2.74 (m, 3H), 2.65-2.45 (m. 1H), 2.31-2.09 (m. 5H), 1.91-1.69 (m, 2H), 1.66-1.32 (m, 8H), 1.30-1.01 (m, 14H).
MS (ESI+) 647 (M+1, 82%).
製造例93〜99
製造例92の化合物から下記に記したHPLC条件にて分取し、製造例93、94の化合物を合成した。対応する参考例33、製造例1記載の方法に準じ、参考例40から製造例95の化合物を合成した。対応する製造例5記載の方法に準じ、参考例57から製造例96の化合物を合成した。対応する製造例1記載の方法に準じ、参考例57から製造例97の化合物を合成した。対応する製造例1、および文献(例えばJ. Med. Chem. 2008, 51, 1894など)記載の方法に準じ、参考例29から製造例98および99の化合物を合成した。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
製造例100
1-[(シクロヘキシルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパニルlアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2012149054
対応する製造例1記載の方法に準じ、参考例28から表題化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, d6-DMSO) δ8.06-8.03 (m, 1H), 7.60-7.31 (m, 2H), 6.67-6.65 (m, 1H), 4.08-3.91 (m, 3H), 3.33-3.06 (m, 3H), 2.72-2.68 (m, 2H), 2.11-1.97 (m, 2H), 1.75-0.81 (m, 35H) .MS (ESI+) 711 (M+1, 26%).
前記製造例化合物に加えて、下記表に記載の化合物番号1〜269において、「R」をP1〜P174の部分構造に置き換えた化合物も製造例化合物として製造することができる。この場合において、例えば、No.1(R:P1)で表される化合物は、下記化合物を意味する。
Figure 2012149054
Figure 2012149054
Figure 2012149054
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前掲化合物番号1〜269の化合物において、Rが水素原子である化合物は、前記製造法1〜33に従い製造することができる。これらの化合物の機器データは下記表の通りである。
Figure 2012149054
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実施例1:In vitro レニン 阻害作用測定試験
4.2ng/mLの組換えヒトレニンを0.1M NaCl、1mM EDTAおよび0.1mg/mL BSAを含む0.1M HEPES buffer pH7.4中で基質、被験化合物とともに37℃で1時間反応させた。基質としてはArg−Glu(EDANS)−Ile−His−Pro−Phe−His−Leu−Val−Ile−His−Thr−Lys(DABCYL)−Arg、またはDABCYL−γ−Abu−Ile−His−Pro−Phe−His−Leu−Val−Ile−His−Thr−EDANSを最終濃度4 μMとなるように添加した。励起波長340nm、蛍光波長500nmにおける蛍光強度の上昇を、蛍光プレートリーダを用いて検出し、複数濃度の被験化合物添加時の酵素阻害活性より、50%阻害する化合物濃度をIC50値として算出した。本試験で用いた被験物質は、DMSOで溶解後、希釈して用いた。
Figure 2012149054
実施例2:ラット単回皮下投与刺激性試験
CD系雄ラットの腹部皮下を4分割し、各1箇所ずつ、被験化合物を0.1ml、単回投与し、投与後1日目と3日目の投与部位を観察し、炎症様変化を観察した。被験化合物は、秤量し、2%濃度になるようにDMSO及び、生理食塩水を加えて調製した。
Figure 2012149054
炎症の強さ * < ** < *** < ****, -: 炎症所見なし
比較例1:4-(4-メトキシブチル)-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-3-ピペリジニル]-N-(2-プロパニル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩;
比較例2:2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-3-ピペリジニル]-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(2-プロパニル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩;
比較例3:N-イソプロピル-7-メチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾオキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-カルボキサミド 塩酸塩;
比較例4:N-イソプロピル-2,2-ジメチル-3-オキソ-N-[(3R)-ピペリジン-3-イル]-4-[2-(プロピオニルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド 塩酸塩
比較例1〜4の化合物は、いずれも環状アミノ(具体的にはピペリジン環)の環内の窒素原子が非置換の化合物であるが、皮下に投与した際、炎症を惹起する作用を有する。一方、ピペリジン環の環内の窒素原子を特定の置換基で置換した本発明に係わる化合物は、炎症惹起作用が軽減された。すなわち、比較例1〜4の化合物は、投与した後、1日後から強い炎症の惹起が観察され、3日後においても強い炎症の持続が観察された。一方、本発明に係わる化合物は、投与した後、炎症が観察されない、もしくは炎症が軽減された。
実施例3:ダブルトランスジェニックラットを用いた降圧評価試験、および併用効果試験
dTGR(ダブルトランスジェニックラット:ヒトレニン/アンジオテンシノーゲンを遺伝子導入したラット)を用い、単剤あるいは2剤併用による単回投与時の降圧効果を評価した。dTGRは、3週齢から重症高血圧を呈し、また重度の臓器障害を伴い8週齢までに死亡することが報告されている(Pilz, B., et al. Hypertension 46(3):569-576,2005)。そこで、延命させることを目的とし、dTGRに3週齢から5週間エナラプリル(30mg/kg/day)を飲水投与した。エナラプリル休薬後、最低3週間の薬物wash outを行い、平均血圧の24時間平均値が150mmHg以上の動物を評価に用いた。無拘束下の平均血圧は、テレメトリーシステムを用い測定した。各個体毎に薬物投与前24時間の平均値を基礎値とし、薬物投与後の平均血圧の変化量を算出した。なお各被験化合物は、バルサルタンは2mg/kg、アムロジピンべシル酸塩は5mg/kg、ヒドロクロロチアジドは20mg/kg、製造例2,27,67,81,82,87は3mg/kgあるいは10mg/kgを単剤あるいは2剤併用による単回投与を実施した。
Figure 2012149054
本発明に係わる化合物は、公知のレニン阻害作用を有する化合物(例えば、前記特許文献5に記載の化合物など)よりもdTGRにおいて優れた降圧効果を示した。また、dTGRにおいて既存の降圧剤であるバルサルタン、アムロジピンベシル酸塩やヒドロクロロチアジドと同等もしくは、それ以上の降圧作用を示した。
本発明に係わる化合物と既存の降圧剤であるバルサルタン、アムロジピンベシル酸塩やヒドロクロロチアジドとの併用効果を検討した。その結果、いずれの降圧剤との併用においても降圧作用の増強が認められ、既存の降圧剤との併用使用による治療上の有用性が確認された。
本発明の化合物は高血圧症の治療薬として有用である。これらの化合物は、急性および慢性うっ血性心不全の管理にも有益である。これらの化合物は、原発性および二次性肺高血圧症、原発性および二次性アルドステロン血症、腎血管性高血圧症、原発性および二次性腎疾患(例えば、糸球体腎炎、IgA腎症、糖尿病性腎症、高血圧性腎症(腎硬化症)、ネフローゼ症候群、腎不全など)、左室肥大、左室線維化、左室拡張不全、左心室不全、心房細動、不安定狭心症、心筋梗塞、心筋症、脳卒中、血管再建術後の再狭窄、糖尿病性網膜症、認知障害(例えば、アルツハイマー病、脳血管性認知症など)の治療、および血管障害(例えば片頭痛、レイノー病など)またはアテローム性動脈硬化プロセスの最小限の抑制または予防にも有用であると期待される。また、高眼圧に関連した疾患(例えば緑内障など)の治療に有用である。
配列番号:1に記載のアミノ酸配列は、レニン阻害作用測定試験で用いるアミノ酸配列である。
配列番号:2に記載のアミノ酸配列は、レニン阻害作用測定試験で用いるアミノ酸配列である

Claims (50)

  1. 式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
    Figure 2012149054
    [式中、R1aは、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されてもよいC6−10アリールチオ基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニルオキシ基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC6−10アリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、または置換されてもよい5〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であり;
    1mは、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、またはC3−6シクロアルコキシ基であり;
    、G、GおよびGは、下記(i)〜(v)のいずれかであり(ここにおいて、
    (i)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸素原子、硫黄原子、または存在しないか、
    (ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R1b)−であり、およびGは、存在しないか(ここに、GおよびGにおけるR1bは、各々独立している。)、
    (iii)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、酸素原子であり、およびGは、存在しないか、
    (iv)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、−CH−であり、およびGは、酸素原子であり、または
    (v)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、GおよびGは、−C(R1d)=C(R1y)−である。);
    1bは、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基であり;
    1cおよびR1dは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよい飽和へテロ環基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、シアノ基、置換されてもよいC6−10アリールオキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよい飽和へテロ環オキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基(ここにおいて、
    1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは、各々独立して、同一または異なって、
    (a)水素原子、
    (b)ハロゲン原子、
    (c)シアノ基、
    (d)C1−4アルキル基(該基は、5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ、C1−4アルコキシ(該アルコキシは、C1−4アルコキシまたはC3−6アルコキシで置換されてもよい。)、または1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    (e)C1−4アルコキシ基(該基は、1〜3個のハロゲン原子、C1−4アルコキシまたはC1−6アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、
    (f)C3−6シクロアルコキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (g)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
    (h)C1−6アルキルアミノカルボニル基、
    (i)水酸基、または
    (j)C1−4アルキルスルホニル基であるか、または
    1e、R1hおよびR1iが各々独立して水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒になって縮合環を形成する。)であるか、あるいは
    1cおよびR1dは、一緒になって下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基
    (ここにおいて、Dは、酸素原子、硫黄原子、−SO−、−NR4a−、−NR4aCO−、−NR4aSO−、−NR4aCONR4a−、−CH(R4b)−、または−CH(R4b)CH−であり、R4aは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルスルホニル基、または置換されてもよいC6−10アリールスルホニル基であり、R4bは、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、または置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基であり、
    pおよびqは、各々独立して、同一または異なって、0、1または2である。)であり;
    1xおよびR1yは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルキル基であるか、あるいは
    1xおよびR1yが一緒になって下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基(ここにおいて、R1zは、水素原子、ハロゲン原子、C1−4アルキル基またはC1−4アルコキシ基であり、rは、1、2、3、または4である。)であり;
    は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり;
    3a、R3b、R3c、およびR3dは、各々独立して、同一または異なって、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、または基:−A−B
    (ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R4c)−、−(CHSO−、−(CHCO−、−(CHCOO−、−(CHN(R4c)CO−、−(CHN(R4c)SO−、−(CHN(R4c)COO−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHO−CO−、−(CHCON(R4c)−、−(CHN(R4c)CON(R4c)−、または−(CHSON(R4c)−であり、
    Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい飽和へテロ環基であり、
    Aが−(CHN(R4c)−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、−(CHN(R4c)CON(R4c)−、および−(CHSON(R4c)−の場合には、R4cとBが一緒になって結合して環を形成してもよく、
    4cは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり、
    sは、0、1または2であり、Aが−(CHN(R4c)−の場合には、sは0または2であり、Aが−(CHCON(R4c)−の場合には、sは1または2である。)
    であるか、あるいは
    3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2つが水素原子であり、残りの2つが一緒になって隣接するヘテロ環と架橋環を形成し;
    nは、0、1または2であり;
    は、
    1:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)アミノ、
    (b)ヒドロキシ、または
    (c)下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基(ここにおいて、Rは、
    (i)C1−4アルキル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (ii)C3−6シクロアルキル基、または
    (iii)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)である。)で置換されている。)、
    2:C1−4アルキルカルボニル基(該基は、
    (a)アミノ、または
    (b)ヒドロキシで置換されてもよい。)
    3:C1−4アルコキシカルボニル基(該基は、下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基(ここにおいて、Rは、前掲と同義である。)で置換されている。)、または
    4:下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基(ここにおいて、RおよびRは、各々独立して、同一または異なって、
    (a)水素原子、
    (b)C1−4アルキル基(該基は、C1−4アルコキシ、C3−6シクロアルキル(該シクロアルキルは、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、5員もしくは6員の飽和へテロ環、または5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシで置換されてもよい。)、
    (c)C3−10シクロアルキル基(該基は、1〜2個のフッ素原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (d)C6−10アリール基(該基は、ハロゲン原子、または(ハロゲン原子もしくはC1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリール基で置換されてもよい。)、
    (e)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、または
    (f)5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)であり、
    は、
    (a)C1−6アルキル基(該基は、
    1〜3個のフッ素原子、
    ヒドロキシ、
    1−4アルコキシ、
    カルボキシ、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環、
    3−6シクロアルキル、
    1−4アルコキシカルボニル、
    1−4アルコキシカルボニルアミノ、
    アミノ、
    モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノ、
    5員〜7員の環状アミン、
    1〜2個のニトロオキシ、
    アミノカルボニル、または
    5員〜7員の環状アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
    (b)C3−10シクロアルキル基(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、
    (c)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、またはC1−4アルキルカルボニルオキシで置換されている。)、
    (d)C1−4アルキルカルボニル基(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、
    (e)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、
    (f)5員もしくは6員の飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
    (g)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
    (h)C3−6シクロアルキルオキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、または
    (i)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基である。)である。]
  2. 、G、GおよびGが、下記(i)または(ii)である(ここにおいて、
    (i)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸素原子、硫黄原子、または存在しないか、または
    (ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R1b)−であり、およびGは、存在しない。)、請求項1に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  3. が、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGが、−CH−、−C(CH)(CH)−、−SO−、酸素原子、または硫黄原子である、請求項2に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  4. が、酸素原子である、請求項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  5. が、硫黄原子である、請求項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  6. 1aおよびR1mが、下記式(A)または(B):
    Figure 2012149054
    で表されるいずれかの結合位置で隣接する環に結合する、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  7. 1aが、
    1:ハロゲン原子;
    2:シアノ基;
    3:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)1〜3個のフッ素原子、
    (b)C1−4アルコキシ、または
    (c)C3−6シクロアルコキシで置換されてもよい。);
    4:C1−6アルコキシ基(該基は、
    (a)1〜3個のフッ素原子、または
    (b)C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。);
    5:C3−6シクロアルキル基;
    6:C3−6シクロアルコキシ基(該基は、
    (a)1〜3個のフッ素原子、または
    (b)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);および
    7:5員もしくは6員の単環式ヘテロアリール基(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)
    からなる群から選択される1個の基である、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  8. 1aが、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6アルキル基である、請求項7に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  9. 1aが、メチル基、またはトリフルオロメチル基である、請求項8に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  10. 1mが、水素原子である、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  11. 1bが、
    1:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)ヒドロキシ、
    (b)C1−4アルコキシ(該基は、1〜3個のフッ素原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (c)シアノ、
    (d)トリフルオロメチル、
    (e)トリフルオロメトキシ、
    (f)C3−6シクロアルキル(該基は、1〜2個のフッ素原子、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (g)C3−6シクロアルコキシ、
    (h)ホルミルアミノ、
    (i)C1−4アルキルカルボニルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    (j)N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
    (k)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
    (l)(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)カルボニルアミノ、
    (m)C1−4アルキルチオカルボニルアミノ、
    (n)C1−4アルコキシカルボニルアミノ(該アルコキシは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    (o)N−(C1−4アルコキシカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
    (p)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、
    (q)C1−6アルキルアミノカルボニル(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    (r)ジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
    (s)C3−6シクロアルキルアミノカルボニル、
    (t)C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、
    (u)C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ、
    (v)C1−4アルキルカルボニル(該アルキルは、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (w)C1−4アルキルカルボニルオキシ、
    (x)C1−4アルコキシカルボニル、
    (y)C1−6アルキルスルホニル、
    (z)C1−4アルキルスルホニルアミノ、
    (aa)5員もしくは6員の飽和へテロ環、
    (ab)カルボキシ、および
    (ac)C1−6アルキルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)
    からなる群から選択される2個の基で置換されてもよい。);
    2:C2−6アルケニル基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。);
    3:C2−6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    4:5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキル基;または
    5:C3−6シクロアルキル基
    である、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  12. 1bが、(a)C1−4アルコキシ、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキルカルボニルアミノ、もしくはC1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよい、C1−6アルキル基;または(b)5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキル基である、請求項11に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  13. 1bが、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキルカルボニルアミノで置換されてもよい、C1−6アルキル基である、請求項12に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  14. 1bが、2−(エチルカルボニルアミノ)エチル基である、請求項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  15. 1cが、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基である、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  16. 1cが、C1−6アルキル基である、請求項15に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  17. 1dが、
    1:水素原子;
    2:ハロゲン原子;
    3:シアノ基;
    4:C2−6アルケニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリールで置換されてもよい。);
    5:C2−6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリールで置換されてもよい。);
    6:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)1〜3個のハロゲン原子、
    (b)シアノ、
    (c)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (d)ヒドロキシ、
    (e)C1−4アルコキシ(該基は、
    ハロゲン原子、
    シアノ、
    モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルで置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ、
    モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノスルホニル、
    1−6アルキルスルホニル、
    モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル、
    1−4アルキルカルボニル、
    5員〜7員の環状アミノカルボニル、
    ヒドロキシ、
    1−4アルコキシ、
    5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
    1−4アルコキシカルボニル
    からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    (f)C3−6シクロアルコキシ(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
    (g)C6−10アリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、シアノ、およびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    (h)アミノ(該アミノは、
    1−6アルキル、
    3−6シクロアルキル、
    アミノカルボニルで置換されてもよいC3−6シクロアルキルC1−4アルキル、
    3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル、
    1−4アルキルカルボニル、
    1−4アルキルスルホニルアミノで置換されてもよいC3−6シクロアルキルカルボニル、
    1−4アルキルで置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニル、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル、および
    1−4アルキルスルホニル
    からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換される。)、
    (i)5員〜7員の環状アミノ(該基は、C1−4アルキル、C7−14アラルキル、およびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。)、
    (j)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
    (k)4員〜7員の環状アミノカルボニル(該環状アミノは、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
    (l)アミノカルボニルオキシ(該アミノは、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキル、
    ヒドロキシで置換されてもよいC3−6シクロアルキル、および
    5員もしくは6員の飽和へテロ環
    からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換される。)、
    (m)5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ(該環状アミノは、1〜2個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    (n)5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
    (o)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
    (p)5員もしくは6員の飽和へテロ環(該基は、C1−4アルキルおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
    (q)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルコキシ(該ヘテロ環は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
    (r)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該ヘテロ環は、C1−4アルキルおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
    (s)モノ−もしくはジ−C1−4アルキルアミノスルホニル、
    (t)カルボキシ、
    (u)C1−4アルコキシカルボニル、
    (v)C6−10アリールカルボニル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (w)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
    (x)C6−10アリールオキシカルボニルアミノ(該アリールは、ハロゲン原子で置換されてもよい。)、
    (y)5員もしくは6員の単環式へテロアリールオキシカルボニルアミノ、および
    (z)N−(C1−4アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル)アミノ
    からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。);
    7:C3−10シクロアルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)ヒドロキシ、または
    (c)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    8:C7−14アラルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)シアノ、
    (c)ヒドロキシ、
    (d)C1−4アルコキシ、および
    (e)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル
    からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
    9:C1−6アルコキシ基(該基は、
    (a)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
    (b)N−(C1−6アルキルスルホニル)−N−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
    (c)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または
    (d)5員〜7員の環状アミノカルボニルで置換されてもよい。);
    10:C3−6シクロアルコキシ基;
    11:C7−14アラルキルオキシ基(該アラルキルは、C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    12:モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基(該アミノは、5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキルで置換されてもよい。);
    13:5員〜7員の環状アミノカルボニル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C1−4アルコキシ、および
    (c)ハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール
    からなる群から選択される基で置換されてもよい。);
    14:飽和へテロ環基(該基は、
    (a)C1−4アルキル、
    (b)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール、および
    (c)オキソ
    からなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。);
    15:飽和へテロ環オキシ基(該基は、C1−4アルコキシカルボニル、またはC1−4アルキルカルボニルで置換されてもよい。);
    16:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル、および
    (c)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルで置換されてもよいC1−4アルコキシ
    からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。);
    17:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基;
    18:アミノ基(該アミノは、
    (a)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(該シクロアルキルは、アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
    (b)C1−4アルキルカルボニル(該アルキルは、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (c)C3−6シクロアルキルカルボニル(該シクロアルキルは、C1−4アルキルスルホニルアミノで置換されてもよい。)、または
    (d)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニルで置換されてもよい。);
    19:水酸基、および
    20:下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基
    からなる群から選択される1個の基である、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  18. 1cおよびR1dが、一緒になって下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基である、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  19. D、pおよびqが、下記(i)〜(iii)のいずれかである(ここにおいて、
    (i)Dが、酸素原子であり、pおよびqが、同一で2であるか、
    (ii)Dが、−CH−であり、pおよびqが、同一で1または2であるか、または
    (iii)Dが、−CHCH−であり、pおよびqが、同一で0または1である)、請求項18に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  20. 1cおよびR1dが、一緒になって下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基である、請求項19に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  21. が、(a)C3−6シクロアルキルで置換されてもよいC1−6アルキル基(該C1−6アルキルは1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよく、該C3−6シクロアルキルは、ハロゲン原子、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシで置換されてもよい。);(b)ハロゲン原子またはC1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキル基;(c)C2−6アルケニル基;および(d)ハロゲン原子で置換されてもよいC7−10アラルキル基からなる群から選択される1個の基である、請求項1〜請求項20のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  22. が、C1−6アルキル基である、請求項21に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  23. が、イソプロピル基である、請求項22に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  24. 3a、R3b、R3cおよびR3dが、各々独立して、基:−A−B
    (ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R4c)−、−(CHCOO−、−(CHN(R4c)CO−、−(CHN(R4c)SO−、−(CHN(R4c)COO−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、または−(CHN(R4c)CON(R4c)−であり、
    Bは、
    1:水素原子;
    2:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−4アルコキシおよびC3−6シクロアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
    (c)ヒドロキシ、
    (d)C1−4アルコキシ、
    (e)カルボキシ、
    (f)C1−4アルコキシカルボニル、
    (g)飽和へテロ環(該環は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルカルボニルアミノ、およびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    (h)アミノカルボニル(該アミノは、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、またはC3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、および
    (i)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、C1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)
    からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
    3:C2−6アルケニル基(該基は、
    (a)フッ素原子、または
    (b)C1−6アルキルで置換されてもよい。);
    4:C3−10シクロアルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、
    (c)ヒドロキシ、または
    (d)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    5:Cアリール基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C1−4アルキル(該C1−4アルキルは、
    5員〜7員の環状アミノ(該環状アミノは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
    モノ−C1−6アルキルアミノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環アミノ(該飽和へテロ環は、Cアリールで置換されてもよい。)、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該飽和へテロ環は、Cアリールまたは5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールで置換されてもよい。)、
    アリールオキシ(該基は、ハロゲン原子およびC1−4アルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    1−4アルコキシ、および
    3−6シクロアルコキシ
    からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
    (c)C1−4アルコキシ(該C1−4アルコキシは、
    1−4アルコキシ、
    アリールオキシ(該基は、C1−4アルキルまたは1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
    1−4アルキルまたはC1−4アルコキシで置換されてもよいC3−6シクロアルキル、
    1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキルオキシ、
    フェニルアミノ(該フェニルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、および
    1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC7−10アラルキルオキシ
    からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
    (d)Cアリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、シアノ、C1−4アルキル、およびC1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    (e)C7−10アラルキルオキシ(該基は、ハロゲン原子およびC1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    (f)5員〜7員の環状アミノ(該環状アミノは、
    (C1−6アルキル)(フェニルカルボニル)アミノ、または
    アリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、およびヒドロキシで置換されてもよいC1−4アルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)で置換されてもよい。)、
    (g)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ(該環は、
    1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、
    5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、または
    オキソで置換されてもよい。)、
    (h)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールオキシ(該ヘテロアリールは、C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
    (i)5員〜7員の環状アミノカルボニル(該環状アミノは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
    (j)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシ(該環状アミノは、Cアリールで置換されてもよい。)、および
    (k)Cアリール
    からなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。);
    6:C7−14アラルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)シアノ、
    (c)C1−4アルキル、
    (d)ヒドロキシ、
    (e)C1−4アルコキシ(該基は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    (f)C3−6シクロアルコキシ(該基は、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
    (g)C1−4アルコキシカルボニル、
    (h)アミノカルボニル、
    (i)C6−10アリール(該基は、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)および
    (j)C1−4アルキルスルホニル
    からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
    7:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。);
    8:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基(該基は、ハロゲン原子、またはC1−4アルキル(該C1−4アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)で置換されてもよい。);および
    9:飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルで置換されてもよい。)
    からなる群から選択される1個の基であり、
    但し、Aが−(CHN(R4c)−、−(CHOCON(R4c)−、−(CHCON(R4c)−、および−(CHN(R4c)CON(R4c)−の場合には、R4cとBが一緒になって結合して環を形成してもよい。)
    である、請求項1〜請求項23のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  25. 3a、R3b、R3cおよびR3dが、下記式:
    Figure 2012149054
    で表される置換位置でピペリジン環に結合する、請求項24に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  26. 3a、R3b、R3cおよびR3dが、いずれも基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)である、請求項25に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  27. nが1である、請求項1〜請求項26のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  28. が、C1−4アルコキシカルボニル基(該基は、下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基(ここにおいて、Rは、前掲と同じである。)で置換されている。)である、請求項1〜請求項27のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  29. が、下記式:
    Figure 2012149054
    で表される基
    (ここにおいて、RおよびRは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、またはC1−4アルキル基であり、
    は、
    (a)C1−6アルキル基(該基は、1〜3個のフッ素原子、アミノ、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、カルボキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アルコキシカルボニルアミノ、または1〜2個のニトロオキシで置換されてもよい。)、
    (b)C3−10シクロアルキル基、
    (c)C1−4アルキルカルボニル基(該基は、ヒドロキシで置換されてもよい。)、
    (d)C6−10アリール基(該基は、C1−4アルキル、またはC1−4アルキルカルボニルオキシで置換されている。)、
    (e)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、
    (f)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、
    (g)C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
    (h)C3−6シクロアルキルオキシ基、または
    (i)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基である。)
    である、請求項1〜請求項27のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  30. が、水素原子であり、Rが、メチル基である、請求項29に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  31. が、
    1:C1−4アルキル基、
    2:C3−6シクロアルキル基、
    3:C1−6アルコキシ基(該基は、C3−6シクロアルキルで置換されてもよい。)、
    4:C3−6シクロアルキルオキシ基、または
    5:5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ基
    である、請求項29または請求項30に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  32. が、
    1:C1−4アルキル基、または
    2:C1−6アルコキシ基である、請求項31に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  33. 下記化合物群から選択される請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩からなる医薬:
    1-(イソブチリルオキシ)エチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソル-4-イル)メチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(シクロヘキシルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    [(2-メチルプロパノイル)オキシ]メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペラジン-1-カルボキシレート、
    {[(プロパン-2-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (アセチルオキシ)メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (2-オキソ-5-フェニル-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-{[(プロパン-2-イルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    [(メトキシカルボニル)オキシ]メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    [(エトキシカルボニル)オキシ]メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    {[(シクロプロピルメトキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    {[(シクロブチルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    {[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    {[(ペンタン-3-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    {[(シクロペンチルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(アセチルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(アセチルオキシ)-2-メチルプロピル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2-メチル-1-(プロパノイルオキシ)プロピル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2-(アセチルオキシ)プロパン-2-イル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-N-[(3R)-1-(L-バリル)ピペリジン-3-イル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
    N-[(3R)-1-(L-アラニル)ピペリジン-3-イル]-2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
    N-{(3R)-1-[(2S)-2-ヒドロキシプロパノイル]ピペリジン-3-イル}-2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
    N-[(3R)-1-アセチルピペリジン-3-イル]-2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    {[(プロパン-2-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    {[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルオキシ)カルボニル]オキシ}メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソl-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2,2-ジメチル-N-{(3R)-1-[(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル]ピペリジン-3-イル}-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
    2,2,7-トリメチル-3-オキソ-N-{(3R)-1-[(2-オキソ-5-フェニル-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル]ピペリジン-3-イル}-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-N-(プロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-カルボキサミド、
    1-(アセチルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(アセチルオキシ)-2-メチルプロピル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2-メチル-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]プロピル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2-メチル-1-(プロパノイルオキシ)プロピル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(メトキシアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(3-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2-メチル-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]プロピル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    tert-ブチル 1-[({(3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エチル ブタンジオエート、
    4-オキソ-4-{1-[({(3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エトキシ}ブタノイック アシド、
    1-{[N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(グリシルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[({(3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エチル ピリジン-3-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(メトキシアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(L-バリルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(4-ヒドロキシブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-({[2-(アセチルオキシ)フェニル]カルボニル}オキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-オキソプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(3-ヒドロキシ-3-メチルブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(ヒドロキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[(2R)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-2,7-ビス(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2-メチル-1-(プロパノイルオキシ)プロピル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    2-メチル-1-[(2-メチルプロパノイルオキシ)オキシ]プロピル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾチアジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-{[(4-メチルフェニル)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(4-メトキシブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(4-メトキシブタノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[({(3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)オキシ]エチル ピリジン-3-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(ジフルオロアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(シクロプロピルアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-{[6,7-ビス(ニトロオキシ)ヘプタノイル]オキシ}エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、および
    1-[(シクロヘキシルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート。
  34. 下記化合物群から選択される請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩からなる医薬:
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソル-4-イル)メチル(3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソl-4-イル)メチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-7-メチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(ヒドロキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[{[(2R)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-2,7-ビス(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-{[(4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-2,2,7-トリメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イル)カルボニル](プロパン-2-イル)アミノ}ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾチアジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、および
    (5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート。
  35. 下記化合物群から選択される請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩からなる医薬:
    1-(イソブチリルオキシ)エチル (3R)-3-[イソプロピル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2,2-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[4-{2-[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}-3-オキソ-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロプロパン]-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[{[(2S)-2-(メトキシメチル)-2-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-7-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル]カルボニル}(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-(プロパノイルオキシ)エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1R)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    (1S)-1-[(2-メチルプロパノイル)オキシ]エチル (3R)-3-[({(2S)-2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルカルボニル)オキシ]エチル (3R)-3-[({2-(メトキシメチル)-2,7-ジメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、
    1-[(ジフルオロアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[({7-メチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロスピロ[1,4-ベンゾキサジン-2,1’-シクロブタン]-6-イル}カルボニル)(プロパン-2-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート、および
    1-[(シクロプロピルアセチル)オキシ]エチル (3R)-3-[プロパン-2-イル({2,2,7-トリメチル-3-オキソ-4-[2-(プロパノイルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート。
  36. 請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
  37. 請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有するレニン阻害剤。
  38. 請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有するレニン阻害作用に起因する疾病の治療剤。
  39. レニン阻害剤製造のための、請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の使用。
  40. レニン阻害作用に起因する疾病の治療剤の製造のための、請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の使用。
  41. 治療を必要とする患者に、請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の有効量を投与することを特徴とする、レニン阻害作用に起因する疾病の治療方法。
  42. 請求項1〜請求35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩と、下記薬剤群(A)から選択される少なくとも1種以上の薬剤とを組合わせてなる医薬:
    薬剤群(A)は、インスリン製剤、インスリン抵抗性改善剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド剤、インスリン分泌促進剤、GLP−1、GLP−1アナログ、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤、β3アゴニスト、DPPIV阻害剤、アルドース還元酵素阻害剤、神経栄養因子、PKC阻害剤、AGE阻害剤、活性酸素消去薬、脳血管拡張剤、HMG−CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、ACAT阻害剤、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、中枢性抗肥満薬、膵リパーゼ阻害薬、ペプチド性食欲抑制薬、コレシストキニンアゴニスト、キサンチン誘導体、チアジド系製剤、抗アルドステロン製剤、炭酸脱水酵素阻害剤、クロルベンゼンスルホンアミド系製剤、アゾセミド、イソソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、およびフロセミドからなる群である。
  43. 薬剤群(A)が、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、チアジド系製剤、および抗アルドステロン製剤からなる群である、請求項42に記載の医薬。
  44. 薬剤群(A)が、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、およびチアジド系製剤からなる群である、請求項43に記載の医薬。
  45. 治療を必要とする患者に、請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の有効量を、請求項42で定義された薬剤群(A)から選択される少なくとも1種以上の薬剤と組み合わせて投与することを特徴とする、レニン阻害作用に起因する疾病の治療方法。
  46. 薬剤群(A)が、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、チアジド系製剤、および抗アルドステロン製剤からなる群である、請求項45に記載の治療方法。
  47. 薬剤群(A)が、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、およびチアジド系製剤からなる群である、請求項46に記載の治療方法。
  48. 請求項42で定義された薬剤群(A)から選択される少なくとも1種以上の薬剤との併用投与における請求項1〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩の使用。
  49. 薬剤群(A)が、アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、ACE/NEP阻害剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、チアジド系製剤、および抗アルドステロン製剤からなる群である、請求項48に記載の使用。
  50. 薬剤群(A)が、アンジオテンシンII拮抗剤、カルシウム拮抗剤、およびチアジド系製剤からなる群である、請求項49に記載の使用。
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