JP2011026301A - 二環性へテロ環誘導体からなる医薬 - Google Patents

二環性へテロ環誘導体からなる医薬 Download PDF

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Hiroyuki Nakahira
博之 中平
Yohei Ikuma
洋平 井熊
Nobuhisa Fukuda
展久 福田
Kozo Yoshida
耕三 吉田
Hidenori Kimura
英憲 木村
Sei Suetsugu
聖 末次
Akira Fusano
暁 房野
Kiyoto Sawamura
潔人 澤村
Junya Ikeda
淳哉 池田
Yoshio Nakai
良雄 中井
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Sumitomo Pharma Co Ltd
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Sumitomo Dainippon Pharma Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、レニン阻害剤として有効な医薬を提供する。
【解決手段】下記式の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬[式中、R
は、ハロゲン原子等であり;R1mは、水素原子等であり;Gは、−N(R1b)−
等であり;Gは、−CO−等であり;Gは、−C(R1c)(R1d)−等であり;
は、酸素原子等であり;R1bは、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;
1cおよびR1dは、各々独立して、同一または異なって、水素原子等であり;R
、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;R3a、R3b、R3c
およびR3dは、各々独立して、同一または異なって、基:−A−B(該Aは、単結合等
であり、該Bは、水素原子等である。)等であり;nは1、等である。]


【選択図】なし

Description

本発明に係わる化合物は、医薬として有用な誘導体に関する。より詳しくは、レニン阻
害剤として有効な二環性へテロ環誘導体からなる医薬に関する。更にレニン阻害剤として
有効な二環性へテロ環誘導体を有効成分とする高血圧治療剤に関する。
レニン−アンジオテンシン(RA)系は血圧や体内の電解質バランスの維持に重要なホ
ルモンシステムであり、高血圧、鬱血性心不全、腎障害などの循環器系疾患の発症や進展
にも重要な役割を演じている。
RA系の重要なコンポーネントであるレニンは、主に腎臓から血液中に分泌されるアス
パラギン酸プロテアーゼであり、肝臓で産生されたアンジオテンシノーゲンを特異的に分
解し、アンジオテンシンIを産生する。アンジオテンシンIは、肺や血管内皮細胞に存在
するアンジオテンシン変換酵素(ACE)によってアンジオテンシンIIに変換される。
アンジオテンシンIIは血管を収縮させるとともに副腎を刺激してアルドステロンの分泌
を促す。アルドステロンは腎臓に作用してナトリウムを貯留させ、カリウムを排泄させる
。これらのカスケードが血圧の上昇につながる(非特許文献1)。
近年、心臓、血管、腎臓、副腎、脂肪などの末梢組織や中枢組織などの局所にもRA系
のコンポーネントが備わっており、さらに新たなコンポーネントとして(プロ)レニン受
容体が局所RA系の活性化に重要な役割を担っている可能性が指摘されており(非特許文
献2)、局所(組織)RA系の重要性が認識されつつある。短期的な循環調節に係わる循
環RA系に対し、組織RA系は長期的に心臓、腎臓、血管などの種々の臓器のリモデリン
グを惹起することにより、心肥大、動脈硬化、腎障害などの臓器障害をもたらす可能性が
指摘されている(非特許文献3)。
RA系を抑制する薬剤としてはACE阻害薬およびアンジオテンシンII受容体拮抗薬
(ARB)が挙げられるが、これらの薬剤(特に前者)は高血圧のみならず、心不全およ
び糖尿病性腎症などの心血管系疾患および腎疾患の治療薬としても有用性が証明されてお
り、広く臨床応用されている(非特許文献4、非特許文献5)。
RA系を抑制するステップは複数あるが、その中でもレニンは、RA系の最上流に位置
し、本カスケードを律速していることから、これを阻害することは理論的にきわめて魅力
的なアプローチである(非特許文献6、非特許文献7)。実際、近年開発されたレニン阻
害薬であるアリスキレンは、高血圧患者を対象とした臨床試験において、血漿レニン活性
を顕著に抑制し、他のRA系抑制薬に匹敵する優れた降圧効果を示すことが確認されてい
る(非特許文献8、非特許文献9、非特許文献10)。
種々のレニン阻害剤が報告されており、例えば特許文献1および特許文献2では、ピペ
リジン環を有する誘導体がレニン阻害剤として有効であることが報告されている。特許文
献3では、ピロリジン環を有する誘導体がレニン阻害剤として有効であることが報告され
ている。これらの文献に開示された化合物は、いずれもピペリジン環およびピロリジン環
の3位がカルボニル基またはメチレン鎖を介してアミノ基と結合する部分構造を構造上の
特徴とする。しかしながら、3−(置換(ベンゾオキサジノン−6−イル)カルボニルア
ミノ)ピペリジン等を基本骨格とする化合物群が、レニン阻害剤として有用であることは
、これまでに知られていない。
国際公開 第06/069788号 パンフレット 国際公開 第06/094763号 パンフレット 国際公開 第06/066896号 パンフレット
Nat Rev Drug Discov. 1(8):p.621-36(2002年) Curr Hypertens Rep. 6(2):p.129-32(2004年) Physiol. Rev. 86:p.747-803,(2006年) Curr Diab Rep. 6(1):p.8-16, (2006年) J Hypertens Suppl.23(1):S9-17, (2005年) J Exp Med. 106(3):p.439-53,(1957年) J Am Soc Nephrol 16:p.592-599(2005年) Hypertension 42(6):p.1137-43,(2003年) Circulation 111(8):p.1012-8,(2005年) J Hypertens. 24(Suppl 4):S82.Abstract P4.269,(2006年)
本発明の課題は、優れたレニン阻害活性を有する新規な化合物からなる医薬を提供する
ことにある。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意検討した結果、下記化合物またはその薬
学上許容される塩(以下必要に応じ本発明に係わる化合物と略称することがある。)が優
れたレニン阻害作用を有することを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は、以下の通りである。
項1:式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、R1aは、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、置換
されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されて
もよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されて
もよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC1−6アルキルチオ基、置換さ
れてもよいC6−10アリールチオ基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基
、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ
基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニルオキシ基、置換されてもよいアミノ基、
置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル
基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリ
ールカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC6−1
アリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、または置換され
てもよい5〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であり;
1mは、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、
1−6アルコキシ基、またはC3−6シクロアルコキシ基あり;
、G、GおよびGは、下記(i)〜(iv)のいずれかであり(ここにおいて

(i)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R
)(R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸
素原子、硫黄原子、または存在しない原子であるか、
(ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R
1b)−であり、およびGは、存在しない原子であるか(GおよびGにおけるR
は、各々独立する。)、
(iii)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、酸素原子であ
り、およびGは、存在しない原子であるか、または
(iv)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、−CH−であ
り、およびGは、酸素原子である。);
1bは、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル
基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、または置換されてもよい5員〜10員の単
環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基であり;
1cおよびR1dは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、カルボキシ基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC
−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC
1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいアミ
ノカルボニル基、置換されてもよい飽和へテロ環基、置換されてもよいC1−6アルコキ
シ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいアミノカルボニ
ル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4
ルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基、置換されても
よい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、シアノ基、置換されてもよ
いC6−10アリールオキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式
へテロアリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、置換されて
もよいC7−14アラルキル基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよい飽和へテ
ロ環オキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC
1−4アルキル基、または下記式
で表される基(ここにおいて、
1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは、各々独立して、同一または異なって、
水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1−4アルキル基(該基は、5員もしくは6員の
飽和へテロ環オキシ、C1−4アルコキシ(C1−4アルコキシまたはC3−6アルコキ
シで置換されてもよい。)、または1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、C
−4アルコキシ基(該基は、1〜3個のハロゲン原子、C1−4アルコキシまたはC1−
アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、C3−6シクロアルコキシ基(C
1−4アルコキシで置換されてもよい。)、5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
1−6アルキルアミノカルボニル基、水酸基、またはC1−4アルコキシスルホニル基
であるか、または
1e、R1hおよびR1iが各々独立して水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒
になって縮合環を形成する。)であるか、あるいはR1cおよびR1dは、一緒になって
下記式
で表される基(ここにおいて、Dは、酸素原子、硫黄原子、−SO−、−NR−、−
NRCO−、−NRSO−、−NRCONR−、−CH(R)−、または−
CH(R)CH−であり、Rは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基
、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキ
ルスルホニル基、または置換されてもよいC6−10アリールスルホニル基であり、R
は、水素原子、ハロゲン原子、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよ
いC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、また
は置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基であり、pおよびqは、各々独立して、同
一または異なって、0、1または2である。)であり;
1xおよびR1yは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、
またはC1−4アルキル基であるか、あるいはR1xおよびR1yが一緒になって下記式
で表される基(ここにおいて、R1zは、水素原子、ハロゲン原子、C1−4アルキル基
またはC1−4アルコキシ基であり、rは、1、2、3、または4である。)であり;
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6
ルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シク
ロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−
10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5
員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり;
3a、R3b、R3c、およびR3dは、各々独立して、同一または異なって、ハロゲ
ン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、または基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−
(CHSO−、−(CHCO−、−(CHCOO−、−(CH
N(R)CO−、−(CHN(R)SO−、−(CHN(R)C
OO−、−(CHOCON(R)−、−(CHO−CO−、−(CH
CON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、または−(CH
SON(R)−であり、
Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アル
ケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロ
アルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−1
アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10
員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式も
しくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい飽和へテロ環
基である(Aが−(CHN(R)−、−(CHOCON(R)−、−(
CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、および−(
CHSON(R)−の場合には、RとBが一緒になって結合して環を形成し
てもよい。)。)であるか、あるいはR3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2
つが水素原子であり、残りの2つが一緒になってヘテロ環と架橋環を形成し;
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10
シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−1
アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロア
リール基であり;
sは、0、1または2(Aが−(CHN(R)−の場合には、sは0または2で
あり、Aが−(CHCON(R)−の場合には、sは1または2である。)であ
り;
nは、0、1または2である。]
項2:G、G、GおよびGが、下記(i)または(ii)である(ここにおいて
、(i)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R
1c)(R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、
酸素原子、硫黄原子、または存在しない原子であるか、または
(ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R
1b)−であり、およびGは、存在しない原子である。)、項1に記載の化合物、また
はその薬学上許容される塩からなる医薬。
項3:Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R
)(R1d)−であり、およびGが、−CH−、−C(CH)(CH)−、−
SO−、酸素原子、または硫黄原子である、項1に記載の化合物、またはその薬学上許
容される塩からなる医薬。
項4:Gが、酸素原子である、項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩か
らなる医薬。
項5:Gが、硫黄原子である、項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩か
らなる医薬。
項6:Gが、−CH−である、項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩
からなる医薬。
項7:Gが、存在しない原子である、項2に記載の化合物、またはその薬学上許容され
る塩からなる医薬。
項8:Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−N(R
)−であり、およびGが、存在しない原子である、項2に記載の化合物、またはその
薬学上許容される塩からなる医薬。
項9:R1aおよびR1mが、下記式(A)〜(C)
で表されるいずれかの結合位置で置換される、項1〜項8のいずれか一項に記載の化合物
、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項10:R1aが、
1:ハロゲン原子;
2:シアノ基;
3:C1−6アルキル基(該基は、
(a)1〜3個のフッ素原子、
(b)C1−4アルコキシ、または
(c)C3−6シクロアルコキシで置換されてもよい。);
4:C1−6アルコキシ基(該基は、
(a)1〜3個のフッ素原子、または
(b)C3−6シクロアルコキシで置換されてもよい。);
5:C3−6シクロアルキル基;
6:C3−6シクロアルコキシ基(該基は、
(a)1〜3個のフッ素原子、または
(b)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);および
7:5員〜6員のヘテロアリール基(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)
からなる群から選択される1個の基である、項1〜項9のいずれか一項に記載の化合物、
またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項11:R1aが、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい
1−6アルキル基、またはC1−6アルコキシ基である、項1〜項10のいずれか一項
に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項12:R1aが、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6アルキル基である
、項11に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項13:R1mが、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−6アルコキシ基である、項1
〜項12のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項14:R1mが、水素原子である項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される
塩からなる医薬。
項15:R1bが、
1:C1−6アルキル基(該基は、
(a)ヒドロキシ、
(b)C1−4アルコキシ(1〜3個のフッ素原子、またはC1−4アルコキシで置換
されてもよい。)、
(c)シアノ、
(d)トリフルオロメチル、
(e)トリフルオロメトキシ、
(f)C3−6シクロアルキル(1〜2個のフッ素原子、C1−4アルコキシで置換さ
れてもよいC1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(g)C3−6シクロアルコキシ、
(h)ホルミルアミノ、
(i)C1−4アルキルカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい
。)、
(j)N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
(k)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
(l)(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)カルボニルアミノ、
(m)C1−4アルキルチオカルボニルアミノ、
(n)C1−4アルコキシカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよ
い。)、
(o)N−(C1−4アルコキシカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
(p)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、
(q)C1−6アルキルアミノカルボニル(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい
。)、
(r)ジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(s)C3−6シクロアルキルアミノカルボニル、
(t)C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、
(u)C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ、
(v)C1−4アルキルカルボニル(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(w)C1−4アルキルカルボニルオキシ、
(x)C1−4アルコキシカルボニル、
(y)C1−6アルキルスルホニル、
(z)C1−4アルキルスルホニルアミノ、
(aa)5員もしくは6員の飽和へテロ環、
(ab)カルボキシ、および
(ac)C1−6アルキルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されて
もよい。)からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。);
2:C2−6アルケニル基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。);
3:C2−6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
4:5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキル基;または
5:C3−6シクロアルキル基である、項1〜項14のいずれか一項に記載の化合物、ま
たはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項16:R1bが、C1−6アルコキシ、C1−4アルキルカルボニルアミノ(1〜3個
のフッ素原子で置換されてもよい。)、またはC1−4アルコキシカルボニルアミノで置
換されてもよいC1−6アルキル基;または5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキ
ル基である、項1〜項15のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される
塩からなる医薬。
項17:R1bが、C1−6アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基である項
16に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項18:R1bが、3−メトキシプロピル基である項17に記載の化合物、またはその薬
学上許容される塩からなる医薬。
項19:R1bが、4−メトキシブチル基である項17に記載の化合物、またはその薬学
上許容される塩からなる医薬。
項20:R1bが、C1−4アルキルカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換さ
れてもよい。)で置換されてもよいC1−6アルキル基である項16に記載の化合物、ま
たはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項21:R1bが、2−(エチルカルボニルアミノ)エチル基である、項20に記載の化
合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項22:R1bが、2−(ジーフルオロアセチルアミノ)エチル基である項20に記載の
化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項23:R1bが、C1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよいC1−6
ルキル基である項16に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項24:R1bが、2−(メトキシカルボニルアミノ)エチル基である項23に記載の化
合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項25:R1cが、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシで置換されても
よいC1−6アルキル基である、項1〜項24のいずれか一項に記載の化合物、またはそ
の薬学上許容される塩からなる医薬。
項26:R1cが、水素原子、またはC1−6アルキル基である項1〜項25のいずれか
一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項27:R1cが、C1−6アルキル基である項26に記載の化合物、またはその薬学上
許容される塩からなる医薬。
項28:R1dが、
1:水素原子;
2:ハロゲン原子;
3:シアノ基;
4:C2−6アルケニル基(C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリール
で置換されてもよい。);
5:C2-6アルキニル基(C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリール
で置換されてもよい。);
6:C1−6アルキル基(該基は、
(a)1〜3個のハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、またはC
−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(d)ヒドロキシ、
(e)C1−4アルコキシ(該基は、
ハロゲン原子、
シアノ、
3−6シクロアルコキシ(モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボ
ニルで置換されてもよい。)、
モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノスルホニル、
1−6アルキルスルホニル、
モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル、
1−4アルキルカルボニル、
5員〜7員の環状アミノカルボニル、
ヒドロキシ、
1−4アルコキシ、
5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、または
1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個
の基で置換されてもよい。)、
(f)C3−6シクロアルコキシ(該基は、C1−4アルキル(C1−4アルコキシで置
換されてもよい。)で置換されてもよい。)、
(g)C6−10アリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、シアノ、およびC1−4アル
コキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)

(h)モノ−もしくはジ−置換アミノ(該基は、
1−6アルキル、
3−6シクロアルキル、
3−6シクロアルキルC1−4アルキル(アミノカルボニルで置換されてもよい。
)、
3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル、
1−4アルキルカルボニル、
3−6シクロアルキルカルボニル(C1−4アルキルスルホニルアミノで置換され
てもよい。)、
5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル(C1−4アルキルで置換されて
もよい。)、
5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、
5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニル、
5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル、および
1−4アルキルスルホニルからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の
基で置換される。)、
(i)5員〜7員の環状アミノ(C1−4アルキル、C7−14アラルキル、およびオキ
ソからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。)、
(j)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(k)4員〜7員の環状アミノカルボニル(C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(l)モノ−もしくはジ−置換アミノカルボニルオキシ(該アミノは、
1−6アルキル(5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよい。)、
3−6シクロアルキル(ヒドロキシで置換してもよい。)、および
5員もしくは6員の飽和へテロ環からなる群から選択される同種または異種の1〜2
個の基で置換される。)、
(m)5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ(1〜2個のフッ素原子で置換されても
よい。)、
(n)5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
(o)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
(p)5員もしくは6員の飽和へテロ環(C1−4アルキルおよびオキソからなる群から
選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
(q)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルコキシ(C1−4アルキルで置換さ
れてもよい。)、
(r)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(C1−4アルキルおよびオキソからなる
群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(s)モノ−もしくはジ−C1−4アルキルアミノスルホニル、
(t)カルボキシ、
(u)C1−4アルコキシカルボニル、
(v)C6−10アリールカルボニル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい
。)、
(w)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(x)C6−10アリールオキシカルボニルアミノ(ハロゲン原子で置換されてもよい。
)、
(y)5員もしくは6員の単環式アリールオキシカルボニルアミノ、および
(z)N−(C1−4アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル)アミノか
らなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。);
7:C3−10シクロアルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、または
(c)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
8:C7−14アラルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)ヒドロキシ、
(d)C1−4アルコキシ、および
(e)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルからなる群から選択され
る同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
9:C1−6アルコキシ基(該基は、
(a)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(b)N−(C1−6アルキルスルホニル)−N−(C1−6アルキル)アミノカルボニ
ル、
(c)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または
(d)5員〜7員の環状アミノカルボニルで置換されてもよい。);
10:C3−6シクロアルコキシ基;
11:C7−14アラルキルオキシ基(C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
12:モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基(該アミノは、5員もしくは6
員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキルで置換されてもよい。);
13:5員〜7員の環状アミノカルボニル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−4アルコキシ、および
(c)ハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリールからなる群から選択される基
で置換されてもよい。);
14:飽和へテロ環基(該基は、
(a)C1−4アルキル、
(b)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール、および
(c)オキソからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよ
い。);
15:飽和へテロ環オキシ基(該基は、C1−4アルコキシカルボニル、またはC1−4
アルキルカルボニルで置換されてもよい。);
16:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル、および
(c)C1−4アルコキシ(モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル
で置換されてもよい。)からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換
されてもよい。);
17:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基;
18:アミノ基(該アミノは、
(a)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(アミノカルボニルで置換されてもよい
。)、
(b)C1−4アルキルカルボニル(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(c)C3−6シクロアルキルカルボニル(C1−4アルキルスルホニルアミノで置換さ
れてもよい。)、または
(d)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニルで置換されてもよい。);
19:水酸基、および
20:下記式
で表される基からなる群から選択される1個の基である、項1〜項27のいずれか一項に
記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項29:R1dが、
1:水素原子;
2:ハロゲン原子;
3:C1−6アルキル基(該基は、
(a)1〜3個のハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ、
(c)C1−4アルコキシ(該基は、
ヒドロキシ、
1−4アルコキシ、
5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜2個の基で置換されて
もよい。)、
(d)C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群
から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(e)C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
(f)(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ、
または
(g)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシで置換されてもよい。);
4:アミノカルボニル基;
5:モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル基;
6:N−(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)−N−(C1−6アルキ
ル)−アミノカルボニル基;
7:5員〜7員の環状アミノカルボニル基;
8:C1−4アルコキシで置換されてもよいC7−14アラルキル基;
9:5員もしくは6員の飽和へテロ環基;
10:C3−6シクロアルキル基;
11:C3−6シクロアルコキシ基;および
12:下記式
で表される基からなる群から選択される1個の基である、項1〜項28のいずれか一項に
記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項30:R1dが、
1:ハロゲン原子、
2:ヒドロキシ、
3:C1−4アルコキシ(該基は、
(a)ヒドロキシ、
(b)C1−4アルコキシ、
(c)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
(d)C1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜2個の基で置換され
てもよい。)、
4:C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群か
ら選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
5:C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
6:(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ、お
よび
7:5員〜7員環状アミノカルボニルオキシからなる群から選択される1個の基で置換さ
れてもよいC1−6アルキル基である、項1〜項29のいずれか一項に記載の化合物、ま
たはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項31:R1dが、下記式
で表される基である、項1〜項29のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許
容される塩からなる医薬。
項32:R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異
なって、1:水素原子、
2:ハロゲン原子、
3:シアノ基、
4:C1−4アルキル基(該基は、
(a)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ、
(b)C1−4アルコキシ(C1−4アルコキシまたはC3−6シクロアルコキシで置
換されてもよい。)、または
(c)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
5:C1−4アルコキシ基(該基は、
(a)1〜3個のハロゲン原子、
(b)C1−4アルコキシ、または
(c)C1−6アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、
6:C3−6シクロアルコキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)

7:5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
8:C1−6アルキルアミノカルボニル基、
9:水酸基、または
10:C1−4アルコキシスルホニル基である、項1〜項31のいずれか一項に記載の化
合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項33:R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異
なって、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい
1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、水酸基、およびC1−4アルコキシスルホ
ニル基からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基である、項1〜項32の
いずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項34:R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異
なって、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシ基である、項1〜項33の
いずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項35:R1dが、下記式
で表される群から選択されるいずれかの基である、項1〜項33のいずれか一項に記載の
化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項36:R1cおよびR1dは、一緒になって下記式
で表される基である、項1〜項24のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許
容される塩からなる医薬。
項37:Rが、水素原子、C1−6アルキル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C
1−4アルキルスルホニル基、またはC6−10アリールスルホニル基である、項36に
記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項38:Rが、水素原子、ハロゲン原子、C1−4アルコキシで置換されてもよいC
−4アルコキシ基、フッ素原子およびシアノからなる群から選択される1〜3個の基で置
換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、またはモノ−もしくはジ−(C1−6
ルキル)で置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基である、項36に記載の化合物、
またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項39:D、pおよびqが、
(i)Dが、酸素原子であり、pおよびqが、同一で2であるか、
(ii)Dが、−CH−であり、pおよびqが、同一で1または2であるか、または
(iii)Dが、−CHCH−であり、pおよびqが、同一で0または1である、項
36〜項38のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医
薬。
項40:Rが、C3−6シクロアルキルで置換されてもよいC1−6アルキル基(該C
1−6アルキルは該1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよく、該C3−6シクロアル
キルは、ハロゲン原子、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシで置換されてもよい
。);ハロゲン原子またはC1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキル
基、C2−6アルケニル基、およびハロゲン原子で置換されてもよいC7−10アラルキ
ル基からなる群から選択される1個の基である、項1〜項39のいずれか一項に記載の化
合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項41:Rが、C1−6アルキルである項40に記載の化合物、またはその薬学上許容
される塩からなる医薬。
項42:Rが、イソプロピル基である項41に記載の化合物、またはその薬学上許容さ
れる塩からなる医薬。
項43:R3a、R3b、R3cおよびR3dが、各々独立して、基:−A−B(ここに
おいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−(CH
COO−、−(CHN(R)CO−、−(CHN(R)SO−、
−(CHN(R)COO−、−(CHOCON(R)−、−(CH
CON(R)−、または−(CHN(R)CON(R)−であり、
Bは、
1:水素原子;
2:C1−6アルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−4アルコ
キシおよびC3−6シクロアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される同種また
は異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(c)ヒドロキシ、
(d)C1−4アルコキシ、
(e)カルボキシ、
(f)C1−4アルコキシカルボニル、
(g)飽和へテロ環(該環は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アル
キルカルボニルアミノ、およびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3
個の基で置換されてもよい。)、
(h)アミノカルボニル(アミノは、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、ま
たはC3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、および
(i)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、C1−
アルコキシで置換されてもよいCアリール、1〜3個のハロゲン原子で置換されても
よいCアリールオキシおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3
個の基で置換されてもよい。)からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基
で置換されてもよい。);
3:C2−6アルケニル基(該基は、
(a)フッ素原子、または
(b)C1−6アルキルで置換されてもよい。);
4:C3−10シクロアルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、
(c)ヒドロキシ、または
(d)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
5:Cアリール基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−4アルキル(該C1−4アルキルは、
5員〜7員の環状アミノ(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール
で置換されてもよい。)、
モノ−C1−6アルキルアミノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のハロゲン原子で
置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
5員もしくは6員の飽和へテロ環アミノ(該飽和へテロ環は、Cアリールで置換さ
れてもよい。)、
5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該飽和へテロ環は、Cアリールまたは5
員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールで置換されてもよい。)、
アリールオキシ(ハロゲン原子およびC1−4アルキルからなる群から選択され
る同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
1−4アルコキシ、および
3−6シクロアルコキシからなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。
)、
(c)C1−4アルコキシ(該C1−4アルコキシは、
1−4アルコキシ、
アリールオキシ(C1−4アルキルまたは1〜3個のハロゲン原子で置換されて
もよい。)、
3−6シクロアルキルオキシ(C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
フェニルアミノ(該フェニルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
および
7−10アラルキルオキシ(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)から
なる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
(d)Cアリールオキシ(該基は、
ハロゲン原子、
シアノ、
1−4アルキル、および
1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)

(e)C7−10アラルキルオキシ(ハロゲン原子およびC1−4アルコキシからなる
群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(f)5員〜7員の環状アミノ(該環は、
(C1−6アルキル)(フェニルカルボニル)アミノ、または
アリールオキシ(ハロゲン原子およびヒドロキシで置換されてもよいC1−4
ルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)
で置換されてもよい。)、
(g)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ(該環は、
1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、
5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール、
5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、または
オキソで置換されてもよい。)、
(h)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールオキシ(C1−4アルキルで置換され
てもよい。)、
(i)5員〜7員の環状アミノカルボニル(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよ
いCアリールオキシで置換されてもよい。)、
(j)5員〜7員環状のアミノカルボニルオキシ(Cアリールで置換されてもよい。
)、および
(k)Cアリールからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換さ
れてもよい。);
6:C7−14アラルキル基(該基は、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ、
(c)C1−4アルキル、
(d)ヒドロキシ、
(e)C1−4アルコキシ(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(f)C3−6シクロアルコキシ(1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(g)C1−4アルコキシカルボニル、
(h)アミノカルボニル、
(i)C6−10アリール(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)および
(j)C1−4アルキルスルホニルからなる群から選択される同種または異種の1〜3
個の基で置換されてもよい。);
7:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基(該基は、ハロゲン原子で置
換されてもよい。);
8:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基(該基は、
ハロゲン原子、またはC1−4アルキル(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)
で置換されてもよい。);および
9:飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルキル(C1−4アルコキシで置換されてもよ
い。)で置換されてもよい。)からなる群から選択される1個である(但し、Aが−(C
N(R)−、−(CHOCON(R)−、−(CHCON(R
)−、および−(CHN(R)CON(R)−の場合には、RとBが一緒
になって結合して環を形成してもよい。)。)である、項1〜項42のいずれか一項に記
載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項44:R3a、R3b、R3cおよびR3dが、
で表される置換位置でピペリジン環に結合する項1〜項42に記載の化合物、またはその
薬学上許容される塩からなる医薬。
項45:R3a、R3bおよびR3dが、いずれも基:−A−B(ここにおいて、Aは、
単結合であり、Bは、水素原子である。)であり;
3cが、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合、または−(CHO−であ
り、Bは、水素原子、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−
14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロ
アリール基である。)である、項44に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩か
らなる医薬。
項46:R3cが、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、置換され
てもよいC6−10アリール基である。)である、項45に記載の化合物、またはその薬
学上許容される塩からなる医薬。
項47:Bが、置換されてもよいC6−10アリール基、または置換されてもよいC7−
14アラルキル基である、項46に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からな
る医薬。
項48:R3cが、基:−A−B(ここにおいて、Aは、−(CHO−であり、B
は、水素原子、置換されてもよいC6−10アリール基、または置換されてもよいC7−
14アラルキル基である。)である、項45に記載の化合物、またはその薬学上許容され
る塩からなる医薬。
項49:R3a、R3cおよびR3dが、いずれも基:−A−B(ここにおいて、Aは、
単結合であり、Bは、水素原子である。)であり;
3bが、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CH
N(R)−、−(CHCOO−、−(CHN(R)CO−、−(
CHN(R)SO−、−(CHN(R)COO−、−(CH
CON(R)−、−(CHCON(R)−、−(CHN(R)CON
(R)−、または−(CHSON(R)−であり、
Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シク
ロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14
ラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、
または置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基である。)である、項44に
記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項50:R3a、R3b、およびR3cが、各々独立して、基:−A−B(ここにおいて
、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)であり;
3dが、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CH
N(R)−、−(CHCOO−、−(CHN(R)CO−、−(
CHN(R)SO−、−(CHN(R)COO−、−(CH
CON(R)−、または−(CHN(R)CON(R)−であり、Bは、水
素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基
、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール
基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式
もしくは多環式へテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環
式へテロアリールC1−4アルキル基または置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へ
テロ環基である。)である、項44に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩から
なる医薬。
項51:R3dにおけるAが、−(CHN(R)CO−である、項50に記載の
化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項52:R3dにおけるBが、置換されてもよいC1−6アルキル基である、項50また
は項51に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項53:R3dにおけるBが、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC7−14
ラルキル基である、項51に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬
項54:sが2である、項50〜項53のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学
上許容される塩からなる医薬。
項55:Rが、水素原子、1〜3個のハロゲン原子、またはC3−6シクロアルキルで
置換されたC1−6アルキル基、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよいC3−6
クロアルキル基、またはCアラルキル基である、項1〜項54のいずれか一項に記載の
化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項56:Rが、1〜3個のハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基、またはC
−6シクロアルキル基である、項55に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩か
らなる医薬。
項57:Rが、C3−6シクロアルキル基である、項56に記載の化合物、またはその
薬学上許容される塩からなる医薬。
項58:R3a、R3b、R3cおよびR3dが、いずれも基:−A−B(ここにおいて
、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)である、項1〜項40のいずれか一項
に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
項59:nが1である、項1〜項43のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上
許容される塩からなる医薬。
項60:項1〜項59のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を
有効成分として含有する医薬組成物。
項61:項1〜項59のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を
有効成分として含有するレニン阻害剤。
項62:項1〜項59のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を
有効成分として含有する高血圧症の治療剤。
項63:レニン阻害剤製造のための、項1〜項59のいずれか一項に記載の化合物、また
はその薬学上許容される塩の使用。
項64:高血圧症の治療剤の製造のための、項1〜項59のいずれか一項に記載の化合物
、またはその薬学上許容される塩の使用。
項65:治療を必要とする患者に、項1〜項59のいずれか一項に記載の化合物、または
その薬学上許容される塩の有効量を投与することからなる、高血圧症の治療方法。
以下、式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩を必要に応じ「本発
明に係わる化合物」と総称する。
本発明の医薬は、優れたレニン阻害活性を有し、高血圧症の治療薬として有用である。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。本明細書において「置換基」の定義における
炭素の数を、例えば、「C1−6」などと表記する場合もある。具体的には、「C1−6
アルキル」なる表記は、炭素数1から6のアルキル基と同義である。また、本明細書にお
いて、「置換されてもよい」または「置換された」なる用語を特に明示していない置換基
については、「非置換」の置換基を意味する。例えば、「C1−6アルキル」とは、「非
置換」であることを意味する。
本明細書において「基」なる用語は、1価基を意味する。例えば、「アルキル基」は、
1価の飽和炭化水素基を意味する。また、本明細書における置換基の説明において、「基
」なる用語を省略する場合もある。尚、「置換されてもよい」もしくは「置換された」で
定義される基における置換基の数は、置換可能であれば特に制限はなく、1または複数で
ある。また、特に指示した場合を除き、各々の基の説明はその基が他の基の一部分または
置換基である場合にも該当する。
「ハロゲン原子」は、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子等が挙
げられる。
「C1−6アルキル基」は、炭素数1〜6個を有する直鎖または分枝状の飽和炭化水素
基を意味する。好ましくは、「C1−4アルキル基」等が挙げられる。「C1−6アルキ
ル基」の具体例としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−
ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル等が挙げられる。
「B」における「C1−6アルキル基」には、飽和炭化水素基の1の炭素上でC〜C
からなる環を形成する基も包含される。具体例としては、例えば、下記群で表される基
等が挙げられる。尚、C7−14アラルキル基のアルキル部分も同じである。
「C2−6アルケニル基」は、炭素数2〜10個を有し、二重結合を1個含む直鎖状ま
たは分枝鎖状の不飽和炭化水素基を意味する。具体的には、例えば、ビニル、プロペニル
、メチルプロペニル、ブテニルまたはメチルブテニル等が挙げられる。
「B」における「C2−6アルケニル基」には、下記で表される基も挙げられる。
「C2−6アルキニル基」は、炭素数2〜6個を有し、三重結合を1個含む直鎖状また
は分枝鎖状の不飽和炭化水素基を意味する。例えば、具体的には、例えば、エチニル、1
−プロピニル、2−プロピニル、2−ブチニル、ペンチニルまたはヘキシニル等が挙げら
れる。
「C3−10シクロアルキル基」は、炭素数3〜10個を有し、環状の飽和炭化水素基
を意味する。例えば、好ましくは、「C3−6シクロアルキル基」等が挙げられる。「C
3−10シクロアルキル基」の具体例としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル
、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチルまたはノルボルニル
等が挙げられる。
「B」における「C3−10シクロアルキル基」には、飽和ビシクロ環も包含される。
具体例としては、例えば、下記群で表される基等が挙げられる。
「B」における「C3−10シクロアルキル基」には、芳香族環と縮環した化合物も包
含される。具体例としては、例えば、下記で表される基等が挙げられる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルキル基」とは、「C3−6シクロアルキル」が
「C1−4アルキル」に結合した基を意味する。具体例としては、例えば、シクロプロピ
ルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル等が挙げ
られる。
「C5−6シクロアルケニル基」は、二重結合を1個含む環状の不飽和炭化水素基を意
味する。具体例としては、1−シクロペンテニル、1−シクロヘキセニル等が挙げられる
「C6−10アリール基」は、炭素数6〜10個を有する芳香族炭化水素基を意味する
。好ましくは「Cアリール基」(フェニル)等が挙げられる。「C6−10アリール基
」の具体例としては、例えば、フェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチル等が挙げられ
る。
「C7−14アラルキル基」とは、「C6−10アリールC1−4アルキル基」を意味
し、前記「アルキル基」に前記「アリール基」が置換した基を意味する。好ましくは、「
7−10アラルキル基」(CアリールC1−4アルキル基)が挙げられる。「C7−
14アラルキル基」の具体例としては、例えば、ベンジル、2−フェニルエチル、1−フ
ェニルプロピルまたは1−ナフチルメチル等が挙げられる。
「B」における「C7−14アラルキル基」のC1−4アルキル部分は、C1−4アル
キル基の1の炭素上でC〜Cからなる環を形成する基も包含される。
「ヘテロアリール基」としては、例えば、5員〜10員の単環式もしくは多環式の基等
が挙げられ、該基は、窒素原子、硫黄原子または酸素原子から選ばれるヘテロ原子を同種
または異なって1個以上(例えば1〜4個)を含む。好ましくは、例えば、5員もしくは
6員の単環式の基等が挙げられ、該基は、窒素原子、硫黄原子、酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1個含む。「ヘテロアリール基」の具体例としては、例えば、ピロリル、チエ
ニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ベンズオキサゾリル、ベンズチアゾリル、フリ
ル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジ
ル、ピラジル、ピリミジル、ピリダジル、キノリル、イソキノリル、トリアゾリル、トリ
アジニル、テトラゾリル、インドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、ジベンゾフラ
ニル、ベンズイミダゾリル、キノキサリル、シンノリル、キナゾリル、インダゾリル、ナ
フチリジル、キノリノリルまたはイソキノリノリル等が挙げられる。
「ヘテロアリールC1−4アルキル基」とは、前記「アルキル基」に前記「ヘテロアリ
ール基」が置換した基を意味する。該ヘテロアリール部分としては、前記のへテロアリー
ル基として例示した具体例と同じものが挙げられる。例えば、「ヘテロアリールC1−4
アルキル」が挙げられる。具体的には、例えば、2−ピリジルメチルなどが挙げられる。
「C1−6アルコキシ基」の「C1−6アルキル」部分は、前記「C1−6アルキル」
と同義である。好ましくは、「C1−4アルコキシ基」等が挙げられる。「C1−6アル
コキシ基」の具体例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等が挙げられる。
「C1−6アルキルチオ基」の「C1−6アルキル」部分は、前記「C1−6アルキル
」と同義である。好ましくは、「C1−4アルキルチオ基」等が挙げられる。「C1−6
アルキルチオ基」の具体例としては、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、
イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチル
チオまたはヘキシルチオ等が挙げられる。
「C1−6アルキルスルホニル基」の「C1−6アルキル」部分は、前記「C1−6
ルキル」と同義である。好ましくは、「C1−4アルキルスルホニル基」等が挙げられる
。「C1−6アルキルスルホニル基」の具体例としては、例えば、メチルスルホニル、エ
チルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペ
ンチルスルホニルまたはヘキシルスルホニル等が挙げられる。
「C6−10アリールチオ基」の「C6−10アリール」部分は、前記「C6−10
リール」と同義である。「C6−10アリールチオ基」の具体的としては、例えば、フェ
ニルチオ、1−ナフチルチオまたは2−ナフチルチオ等が挙げられる。
「C3−10シクロアルコキシ基」の「C3−10シクロアルキル」部分は、前記「C
3−10シクロアルキル」と同義である。好ましくは、「C3−6シクロアルコキシ基」
等が挙げられる。「C3−10シクロアルコキシ基」の具体例としては、シクロプロピル
オキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘ
プチルオキシ、アダマンチルオキシまたはノルボルニルオキシ等が挙げられる。
「C5−6シクロアルケニルオキシ基」の「C5−6シクロアルケニルオキシ」部分は
、前記「C5−6シクロアルケニルオキシ」と同義である。具体例としては、1−シクロ
ペンテニルオキシ等が挙げられる。
「C6−10アリールオキシ基」の「C6−10アリール」部分は、前記「C6−10
アリール」と同義である。「Cアリールオキシ」(フェニルオキシ)が好ましい。「C
6−10アリールオキシ基」の具体的としては、フェノキシ、1−ナフチルオキシまたは
2−ナフチルオキシ等が挙げられる。
「C7−14アラルキルオキシ基」(C6−10アリールC1−4アルキルオキシ基)
の「C7−14アラルキル」部分は、前記「C7−14アラルキル」と同義である。好ま
しくは、「C7−10アラルキルオキシ基」(「フェニルC1−4アルキル基」)などが
挙げられる。「C7−14アラルキルオキシ基」の具体例としては、例えば、ベンジルオ
キシ、フェネチルオキシ、ナフチルメチルオキシ等が挙げられる。
「ヘテロアリールオキシ基」としては、前記「アラルキルオキシ基」の「アラルキル」
部分が「ヘテロアリール」に置き換わった基を意味する。例えば、「5員〜10員の単環
式もしくは多環式ヘテロアリールオキシ基」等が挙げられる。
「C1−4アルコキシスルホニル基」の「C1−4アルコキシ」部分は、前記「C1−
アルコキシ基」と同義である。例えば、メトキシスルホニルなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルコキシスルホニル基」の「C3−6シクロアルコキシ」部分は、
前記「C3−6シクロアルコキシ基」と同義である。例えば、シクロプロピルオキシスル
ホニルなどが挙げられる。
「C6−10アリールオキシスルホニル基」の「C6−10アリール」部分は、前記「
6−10アリール基」と同義である。例えば、フェノキシスルホニルなどが挙げられる
「C1−4アルコキシカルボニル基」は、前記「C1−4アルコキシ基」がカルボニル
基に結合した基を意味する。具体的には、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プ
ロポキシカルボニル、2−プロポキシカルボニルまたはtert−ブトキシカルボニル等
が挙げられる。
「C3−6シクロアルコキシカルボニル基」は、前記「C3−6シクロアルコキシ基」
がカルボニル基に結合した基を意味する。具体的には、C3−6シクロアルコキシ部分と
しては、前記のシクロアルコキシ基として例示したものが挙げられる。
「C1−4アルキルカルボニル基」は、前記「C1−4アルキル基」がカルボニル基に
結合した基を意味する。具体的には、例えばアセチル、プロピオニルまたはブチリル等が
挙げられる。
「C3−10シクロアルキルカルボニル基」は、前記「C3−10シクロアルキル基」
がカルボニル基に結合した基を意味する。好ましくは、「C3−6シクロアルキルカルボ
ニル基」等が挙げられ、「C3−10シクロアルキルカルボニル基」の具体例としては、
シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シク
ロヘキシルカルボニル、アダマンチルカルボニルまたはノルボルニルカルボニル等が挙げ
られる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルキルカルボニル基」は、前記「C3−10シク
ロアルキルC1−4アルキル基」がカルボニル基に結合した基を意味する。具体例として
は、シクロプロピルメチルカルボニル等が挙げられる。
「C6−10アリールカルボニル基」とは、前記「C6−10アリール基」がカルボニ
ル基に結合した基を意味する。「C6−10アリール」部分は、前記「C6−10アリー
ル基」と同義である。好ましくは、「Cアリールカルボニル基」(フェニルカルボニル
基)が挙げられる。「C6−10アリールカルボニル基」の具体例としては、例えば、ベ
ンゾイル、1−ナフトイルまたは2−ナフトイル等が挙げられる。
「C1−4アルキルカルボニルオキシ基」の「C1−4アルキル」部分は、前記「C
−4アルキル基」と同義である。具体例としては、例えば、メチルカルボニルオキシ、エ
チルカルボニルオキシ、イソプロピルカルボニルオキシなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルカルボニルオキシ基」の「C3−6シクロアルキル」部分は
、前記「C3−6シクロアルキル基」と同義である。具体例としては、例えば、シクロプ
ロピルカルボニルオキシ、シクロブチルカルボニルオキシ、シクロペンチルカルボニルオ
キシなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシ基」は、前記「C3−6シクロアルキル
基」が「C1−4アルコキシ基」に置換した基を意味する。具体例としては、例えば、シ
クロプロピルメトキシなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル基」の「C3−6シクロアル
キルC1−4アルコキシ」部分は、前記と同義である。具体例としては、例えば、シクロ
プロピルメトキシカルボニルなどが挙げられる。
「C1−4アルキルカルボニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルキルカルボニル基
」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、メチルカルボニル
アミノなどが挙げられる。尚、「C1−4アルキル」は、1〜3個のフッ素原子で置換さ
れてもよい。
「C1−4アルキルチオカルボニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルキルカルボニ
ル基」のカルボニルがチオカルボニルに置き換わった基を意味する。具体例としては、例
えば、メチルチオカルボニルアミノなどが挙げられる。
「N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」とは
、前記「C1−4アルキルカルボニルアミノ基」のアミノに前記「C1−6アルキル基」
が置換した基を意味する。具体例としては、例えば、N−メチル−N−エチルカルボニル
アミノなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ基」とは、前記「C3−6シクロアルキル
カルボニル基」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、シク
ロプロピルカルボニルアミノなどが挙げられる。
「C3−6シクロアルキルC1−4アルキルカルボニルアミノ基」とは、前記「C3−
シクロアルキルC1−4アルキルカルボニル基」がアミノ基に1個置換した基を意味す
る。具体例としては、例えば、シクロプロピルメチルカルボニルアミノなどが挙げられる
「C1−4アルコキシカルボニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルコキシカルボニ
ル基」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、メトキシカル
ボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノなどが挙げられる。尚、「C1−4アルキル」
は、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。
「N−(C1−6アルキル)−N−(C1−4アルコキシカルボニル)−アミノ基」と
は、前記「C1−4アルコキシカルボニルアミノ基」のアミノ基に「C1−6アルキル基
」が置換した基を意味する。具体例としては、例えば、N−メチル−メトキシカルボニル
アミノなどが挙げられる。
「C1−4アルキルスルホニルアミノ基」とは、前記「C1−4アルキルスルホニル基
」がアミノ基に1個置換した基を意味する。具体例としては、例えば、メチルスルホニル
アミノ、エチルスルホニルアミノなどが挙げられる。
「C1−4アルキルスルホニルアミノカルボニル基」とは、前記「C1−4アルキルス
ルホニルアミノ基」がカルボニル基に置換した基を意味する。具体例としては、例えば、
メチルスルホニルアミノなどが挙げられる。
「飽和ヘテロ環基」としては、例えば、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択さ
れる同種または異種の原子を1〜3個有する5員もしくは6員の飽和ヘテロ環基等が挙げ
られる。前記窒素原子、酸素原子および硫黄原子はいずれも環を構成する原子である。具
体的には、ピラニル、テトラヒドロフリル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジ
ニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジオキソチオモルホリニル、ヘキサメチレンイ
ミニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、オキソイミダゾリジニ
ル、ジオキソイミダゾリジニル、オキソオキサゾリジニル、ジオキソオキサゾリジニル、
ジオキソチアゾリジニル、テトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピリジニル等が挙げ
られる。該基は、環を構成する窒素原子が、「基」の結合手となることはない。すなわち
、該基には、例えば、ピロリジノ基などの概念は包含されない。
「5員もしくは6員の飽和へテロ環基」には、「5員もしくは6員の飽和へテロ環」を
基本骨格とする飽和ビシクロ環基および飽和スピロ環基も包含される。具体例としては、
下記群で表される「基」等が挙げられる。
前記「飽和へテロ環基」は、6員の芳香族炭化水素または6員の不飽和へテロ環と縮合
環を形成してもよい。例えば、前掲の5員もしくは6員の「飽和ヘテロ環基」と6員の芳
香族炭化水素または6員の不飽和へテロ環が縮合した二環式の11もしくは12員の「飽
和ヘテロ環」が挙げられる。6員の芳香族炭化水素としては、ベンゼンなどが挙げられる
。6員の不飽和へテロ環としては、ピリジン、ピリミジンまたはピリダジン等が挙げられ
る。具体的には、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロプリニル、ジ
ヒドロチアゾロピリミジニル、ジヒドロベンゾジオキサニル、イソインドリニル、インダ
ゾリル、ピロロリジニル、テトラヒドロキノリニル、デカヒドロキノリニル、テトラヒド
ロイソキノリニル、デカヒドロイソキノリニル、テトラヒドロナフチリジニルまたはテト
ラヒドロピリドアゼピニル等が挙げられる。
「飽和へテロ環オキシ基」の「飽和へテロ環」部分は、前記「飽和へテロ環基」と同義
である。具体例としては、4−ピラニルオキシなどが挙げられる。
「飽和へテロ環カルボニル基」は、前記「飽和へテロ環基」がカルボニル基に結合した
基を意味する。具体例としては、4−ピラニルカルボニルなどが挙げられる。
「飽和へテロ環C1−4アルキル基」は、前記「飽和へテロ環基」が「C1−4アルキ
ル基」に結合した基を意味する。具体例としては、4−ピラニルメチルなどが挙げられる
「飽和へテロ環C1−4アルコキシ基」は、前記「飽和へテロ環基」が「C1−4アル
コキシ基」に結合した基を意味する。具体例としては、4−ピラニルメトキシなどが挙げ
られる。
「飽和へテロ環オキシカルボニル基」の「飽和へテロ環オキシ」部分は、前記と同義で
ある。具体例としては、4−ピラニルオキシカルボニルなどが挙げられる。
「飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル基」の「飽和へテロ環C1−4アルキル」
部分は、と同義である。具体例としては、4−ピラニルメチルカルボニルなどが挙げられ
る。
「置換されてもよいアミノ基」とは、アミノ基、モノ−もしくはジ−置換されたアミノ
基、および5員〜7員の環状アミノ基を意味する。
「モノ−もしくはジ−置換されたアミノ基」は、「C1−6アルキル」、「C3−6
クロアルキル」、「C3−6シクロアルキルC1−4アルキル」、「C3−6シクロアル
キルC1−4アルコキシカルボニル」、「C1−4アルキルカルボニル」、「飽和へテロ
環」、「飽和へテロ環C1−4アルキル」、「飽和へテロ環カルボニル」、「飽和へテロ
環オキシカルボニル」、「飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル」、および「ベンジ
ル」からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されたアミノ基を意
味する。
「モノ−もしくはジ−置換されたアミノ基」の具体例としては、例えば、
「モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノ基」(例えば、メチルア
ミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、
「モノ−もしくはジ−(C3−6シクロアルキル)で置換されたアミノ基」(例えば、シ
クロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、ジシクロプロピルア
ミノ、ジシクロブチルアミノ、シクロジペンチルアミノなど)、
「モノ−(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)で置換されたアミノ基」(例えば
、シクロプロピルメチルアミノ、シクロブチルメチルアミノ、シクロペンチルメチルアミ
ノなど)、
「(C1−4アルキル)(ベンジル)で置換されたアミノ基」(例えば、N−メチル−N
−ベンジルアミノ、N−エチル−N−ベンジルアミノなど)、
「(C3−6シクロアルキル)(ベンジル)で置換されたアミノ基」(例えば、N−シク
ロプロピル−N−ベンジルアミノ、N−シクロペンチル−N−ベンジルアミノ、N−シク
ロヘキシル−N−ベンジルアミノなど)、
「C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニルアミノ」(例えば、シクロプロ
ピルメトキシカルボニルアミノなど)、
「5員もしくは6員の飽和ヘテロ環アミノ基」(例えば、3−ピロリジニルアミノなど)

「飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニルアミノ基」(例えば、(4−ピラニルメチル
カルボニル)アミノなど)、
「N−(C1−6アルキル)−N−(飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル)−アミ
ノ基」(例えば、N−メチル−N−(4−ピラニルメチルカルボニル)アミノなど)、
「飽和へテロ環カルボニルアミノ基」(例えば、4−ピラニルカルボニルアミノなど)、
「N−(C1−6アルキル)−N−(飽和へテロ環カルボニル)−アミノ基」(例えば、
N−メチル−N−(4−ピラニルカルボニル)アミノなど)、
「N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」(例え
ば、N−メチル−N−メチルカルボニルアミノなど)、
「(飽和へテロ環オキシカルボニル)アミノ基」(例えば、3−テトラヒドロフリルオキ
シカルボニルアミノなど)、
「N−(飽和へテロ環C1−4アルキル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」(例
えば、N−メチル−N−(4−ピラニルメチル)アミノなど)、
「N−(飽和へテロ環カルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基」(例えば、
N−メチル−N−(4−ピラニルカルボニル)アミノなど)、
「N−(飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミ
ノ基」(例えば、N−メチル−N−(4−ピラニルメチルカルボニル)アミノなど)、
「N−(飽和へテロ環オキシカルボニル)−N−(C3−6シクロアルキル)−アミノ基
」(例えば、N−シクロプロピル−N−(4−ピラニルオキシカルボニル)アミノなど)

「N−(飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル)−N−(C3−6シクロアルキル)
−アミノ基」(例えば、N−シクロプロピル−N−(4−ピラニルメチルカルボニル)ア
ミノなど)等が挙げられる。
尚、「モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノ基」における「C
1−6アルキル」部分は、C1−6アルコキシ、モノ−C1−6アルキルカルボニルアミ
ノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、またはモノ
−C1−6アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよい。
「4員〜7員の環状アミノ基」は、4員〜7員からなる環状のアミノ基を意味する。該
環の窒素原子が直接「基」の結合手となる基を意味する。好ましくは、5員〜7員であり
、更に好ましくは5員もしくは6員である。具体例としては、例えば、ピロリジノ、ピペ
リジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオモルホリノオキシド、チオモルホリノジオキ
シド、ピペラジノ、2−ピロリドン−1−イル等が挙げられる。該環は、例えば、ハロゲ
ン原子、C1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール
などで置換されてもよい。
「5員〜7員の環状アミノ基」は、6員の芳香族炭化水素または6員の不飽和へテロ環
と縮合環を形成してもよい。具体例としては、下記で表される「基」等が挙げられる。
「置換されてもよいC1−6アルキル基」における置換基としては、例えば、
(a)ハロゲン原子、
(b)シアノ基、
(c)C3−6シクロアルキル基(該基は、ハロゲン原子、水酸基またはC1−4アルコ
キシで置換されてもよい。)、
(d)水酸基、
(e)C1−4アルコキシ基(フッ素原子、C1−4アルコキシまたはC3−6シクロア
ルキルで置換されてもよい。)、
(f)C3−6シクロアルキルオキシ基、
(g)Cアリールオキシ基(該基は、ハロゲン原子、シアノおよびC1−4アルコキシ
からなる群から選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
(h)ベンジルオキシ基、
(i)ホルミル基、
(j)C1−4アルキルカルボニル基、
(k)C3−6シクロアルキルカルボニル基、
(l)フェニルカルボニル基、
(m)ベンジルカルボニル基、
(n)ホルミルカルボニルオキシ基、
(o)C1−4アルキルカルボニルオキシ基、
(p)C3−6シクロアルキルカルボニルオキシ基、
(q)カルボキシル基、
(r)C1−4アルコキシカルボニル基、
(s)C3−6シクロアルコキシカルボニル基、
(t)アミノ基、
(u)モノ−置換されたアミノ基(該基は、
(u1)C1−6アルキル基、
(u2)C3−6シクロアルキル基、
(u3)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル基、または
(u4)ベンジル基、
(u5)C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル基、
(u6)C1−4アルキルカルボニル基、
(u7)C3−6シクロアルキルカルボニル基、
(u8)飽和へテロ環C1−4アルキル基、
(u9)飽和へテロ環カルボニル基、
(u10)飽和へテロ環オキシカルボニル基、
(u11)飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル基、または
(u12)C1−4アルキルスルホニル基で置換される。)、
(v)ジ−置換されたアミノ基(該基は、前記(u1)〜(u12)から選択される同種
または異種の2個の基で置換される。)、
(w)5員〜7員の環状アミノ基、
(x)置換されてもよいアミノカルボニル基、
(y)置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基、または
(z)飽和へテロ環基(該環は、例えば、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−
アルキル、C1−4アルコキシ、またはC1−4アルキルカルボニルアミノなどで置換
されてもよい。)などが挙げられる。尚、これらの置換基リストに限定されることはない
。すなわち、上記リストに加え、後記で説明する(f801)〜(f826)および(b
120)〜(b128)も該置換基のリストに包含される。
前記「置換されてもよいアミノカルボニル基」とは、「置換されてもよいアミノ」がカ
ルボニルに結合した記を意味する。ここにおいて、「置換されたアミノ」は、モノ−置換
されたアミノ基、ジ−置換されたアミノ基または5員〜7員の環状アミノを意味する。
「モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基」の具体例としては、「モノ−も
しくはジ−アミノカルボニル」部分が、前記「モノ−もしくはジ−置換されたアミノ」の
具体例と同じものが挙げられる。
「5員〜7員の環状アミノカルボニル基」は、C6−10アリールオキシで置換されて
もよい。具体例としては、3−フェニルオキシピロリジノカルボニルなどが挙げられる。
「C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ基」は、前記「モノ−(C1−6アルキル
)で置換されたアミノカルボニル基」が1個置換したアミノ基を意味する。具体例として
は、メチルアミノカルボニルアミノなどが挙げられる。
「N−(C1−6アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ基
」とは、前記「C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ基」のアミノ基に「C1−6
ルキル基」が置換した基を意味する。具体例としては、例えば、N−メチルアミノカルボ
ニル−N−メチル−アミノなどが挙げられる。
「C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ基」は、前記「C1−6アルキルアミ
ノカルボニルアミノ基」のカルボニルがチオカルボニルに置き換わった基を意味する。具
体例としては、メチルアミノチオカルボニルアミノなどが挙げられる。
前記「置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基」の「置換されてもよいアミノカル
ボニル」部分は、前記「置換されてもよいアミノカルボニル基」と同義である。具体例と
しては、例えば、アミノカルボニルオキシ等が挙げられる。
「5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ」の「5員〜7員の環状アミノカルボニル
」部分は、前記と同義である。具体例としては、ピロリジノカルボニルオキシなどが挙げ
られる。
「5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ」は、前記「5員〜7員の環
状アミノカルボニル」が前記「C1−4アルコキシ基」に置換した基を意味する。具体例
としては、1−モルホリノカルボニル−1,1−ジメチル−メトキシなどが挙げられる。
「B」における「置換されてもよいC1−6アルキル基」の置換基としては、
(a2)ハロゲン原子、
(b2)C3−6シクロアルキル(該基は、
(b21)ハロゲン原子、
(b22)ヒドロキシ、
(b23)C1−4アルコキシ、および
(b24)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される同種
または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(c2)水酸基、
(d2)C1−4アルコキシ、
(e2)C3−6シクロアルコキシ、
(f2)Cアリールオキシ(C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(g2)カルボキシ、
(h2)C1−4アルコキシカルボニル、
(i2)アミノ(C1−6アルキルまたはベンジルで置換されてもよい。)、
(j2)アミノカルボニル(アミノ部分は、
(j21)C1−6アルキル、
(j22)C3−6シクロアルキル、または
(j23)C3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(k2)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
(l2)飽和へテロ環(該環は、
(l21)C1−4アルキル、
(l22)C1−4アルコキシ、
(l23)C1−4アルキルカルボニルアミノ、および
(l24)オキソからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換さ
れてもよい。)、および
(m2)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、
(m21)ハロゲン原子、
(m22)C1−4アルキル、
(m23)C1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、
(m24)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシ、および
(m25)オキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換さ
れてもよい。)からなる群から選択される基が好ましい。
「B」が、「モノ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノ基」で置換されたC1−
アルキル基の場合には、アミノ部分の「C1−6アルキル」が、アミノカルボニル基、
モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または5員もしくは6員の
環状アミノカルボニルで置換されてもよい(但し、「A」が単結合であり、「B」が置換
されてもよいC1−6アルキル基である場合に限る。(C1−6アルキル)アミノおよび
環状アミノ部分は、前掲と同じである。)。前記アミノ部分の「C1−6アルキル」の具
体例としては、下記基が挙げられる。
「B」における「置換されてもよいC1−6アルキル基」の置換基は、前記群から選択
される同種または異種の少なくとも1〜3個の基で置換されてもよい。例えば、「A」が
単結合の場合には、該基は、前記(b2)および(j2)の2個の置換基で同時に置換さ
れてもよい。また、「A」が単結合以外である場合には、該基は、前記(b2)および(
d2)の2個の置換基で同時に置換されてもよい
前記の具体例として、例えば、下記「基」等が挙げられる。
「置換されてもよいC1−6アルコキシ基」における置換基としては、例えば、前記(
a)〜(z)からなる群から選択される1個の基等が挙げられる(ここにおいて、(u)
のモノ−置換アミノ基の置換基は、C1−4アルキル基およびC3−6アルキル基に限ら
れ、(v)、(x)および(y)についても同様である。)。
「置換されてもよいC2−6アルケニル基」および「置換されてもよいC2−6アルキ
ニル基」における置換基としては、例えば、前記(a)〜(s)およびC1−4アルキル
からなる群から選択される1個の基等が挙げられる(ここにおいて、前記C1−4アルキ
ル基は、水酸基で置換されてもよい。)。
「置換されてもよいC3−10シクロアルキル基」および「置換されてもよいC3−1
シクロアルキルオキシ基」における置換基としては、例えば、前記(x)、ハロゲン原
子、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル基およびC6−10アリー
ル基(該アリール基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、水酸基、またはC1−4アル
コキシで置換されてもよい。)からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基」および「置換されてもよいC5−6
シクロアルケニルオキシ基」における置換基としては、例えば、前記(a)〜(s)およ
びニトロ基からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基」および「置換されてもよいC3−
10シクロアルキルカルボニル基」における置換基としては、例えば、前記(a)〜(h
)、ニトロ基、C1−4アルキルカルボニルアミノ基およびC1−4アルコキシカルボニ
ルアミノ基からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC1−6アルキルチオ基」、「置換されてもよいC1−6アルキル
スルホニル基」、および「置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基」における
置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、または前記(d
)〜(h)からなる群から選択される1個の基等が挙げられる。
「置換されてもよいC6−10アリール基」、「置換されてもよいC6−10アリール
オキシ基」、「置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基」、「置換されてもよ
い5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基」および「置換されてもよい5
員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールオキシ基」における置換基としては、
例えば、
(a3)ハロゲン原子、
(b3)ニトロ基、
(c3)シアノ基、
(d3)C1−4アルキル基(該基は、例えば、ハロゲン原子、水酸基、またはアミノな
どで置換されてもよい。)、
(e3)水酸基、および
(f3)C1−4アルコキシ基(該基は、
(f31)C1−4アルコキシ、
(f32)C1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキル、または
(f33)ハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい
。)、
(g3)C3−6シクロアルキルオキシ基、
(h3)C6−10アリールオキシ基(該基は、ハロゲン原子、シアノおよびC1−4
ルコキシからなる群から選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
(i3)C6−10アリール基(該基は、例えば、
(i31)ハロゲン原子、
(i32)カルボキシで置換されてもよいC1−4アルキル、
(i33)フッ素原子、水酸基、またはカルボキシで置換されてもよいC1−4アル
コキシで置換されてもよい。)、
(j3)スルホニル基、
(k3)C1−4アルコキシスルホニル基、
(l3)C3−6シクロアルコキシスルホニル基、
(m3)C6−10アリールオキシスルホニル基(該フェニルは、ハロゲン原子、シアノ
およびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の基で置換されても
よい。)、
(n3)ベンジルオキシスルホニル基、
(o3)5員もしくは6員の単環式へテロアリールオキシ基(該基は、C1−4アルキル
で置換されてもよい。)、
(p3)飽和へテロ環オキシ基(該基は、
(p31)ハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、または
(p32)飽和へテロ環カルボニルで置換されてもよい。)、
(q3)アミノ基(該基は、前記u1〜u12から選択される同種または異種の1〜2個
の基で置換されてもよい。)、
(r3)5員〜7員環状アミノ基(Cアリールで置換されてもよい。)、
(s3)置換されてもよいアミノカルボニル基、および
(t3)置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基からなる群から選択される基等が挙
げられる。尚、これらの置換基リストに限定されることはなく、上記リストに加え、後記
で説明する(e1201)〜(e1211)も該置換基のリストに包含される。
「置換されてもよいC7−14アラルキル基」および「置換されてもよいC7−14
ラルキルオキシ基」におけるアリール部分の置換基としては、例えば、
(a4)ハロゲン原子、
(b4)シアノ基、
(c4)C1−4アルキル基(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(d4)水酸基、
(e4)C1−4アルコキシ基(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(f4)C3−6シクロアルコキシ基(1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい。)

(g4)カルボキシ基、
(h4)C1−4アルコキシカルボニル基、
(i4)C6−10アリール基(1〜3個のハロゲン原子またはC1−4アルコキシで置
換されてもよい。)、
(j4)C6−10アリールオキシ基、
(k4)C7−10アラルキルオキシ基、
(l4)アミノカルボニル基(アミノ部分は、C1−6アルキルで置換されてもよい。)

(m4)C1−4アルキルスルホニルアミノ基、および
(n4)C1−4アルキルスルホニル基からなる群から選択される基等が挙げられる。
前記(a4)〜(n4)の置換基は、C7−14アラルキル基(C6−10アリールC
1−4アルキル基)におけるC1−4アルキル部分に置換してもよい。
「置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アル
キル基」のヘテロアリール部分の置換基としては、「置換されてもよい5員〜10員の単
環式もしくは多環式へテロアリール基」における置換基として例示したものが挙げられる
「飽和へテロ環基」および「飽和ヘテロ環」の置換基としては、例えば、
(a5)ハロゲン原子、
(b5)水酸基、
(c5)ニトロ基、
(d5)シアノ基、
(e5)C1−4アルキル基(1〜3個のハロゲン原子、またはC1−4アルコキシで置
換されてもよい。)、
(f5)C1−4アルコキシ基(1〜3個のハロゲン原子などで置換されてもよい。)、
(g5)カルボキシル基、
(h5)C1−4アルコキシカルボニル基、
(i5)C3−6シクロアルコキシカルボニル基、
(j5)アミノ基(C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
(k5)Cアリール基(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(l5)アミノカルボニル基、
(m5)C1−4アルキルカルボニルアミノ基、
(n5)オキソ基、または
(o5)チオキソ基などが挙げられる。
該「飽和ヘテロ環基」または「飽和ヘテロ環」は、上記置換基において同種または異種
の基が2個置換していてもよい。
「B」における「置換されてもよい飽和へテロ環基」としては、例えば、「窒素原子、
酸素原子および硫黄原子から選択される同種または異種の原子を1〜3個有する5員もし
くは6員の飽和へテロ環基」が好ましい。
式(I)の化合物における「G」、「G」、「G」および「G」の定義につい
て説明する。Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C
(R1c)(R1d)−であり、およびGが、存在しない原子である化合物は、下記
で表される化合物(式中の定義は、項1と同じである。)を意味する。
が、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−N(R1b
−であり、およびGが、存在しない原子である化合物は、下記
で表される化合物(式中の定義は、項1と同じである。)を意味する。
が、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c
(R1d)−であり、およびGが、−C(R1x)(R1y)−である化合物は、下記
で表される化合物(式中の定義は、項1と同じである。)を意味する。ここにおいて、「
1c」および「R1x」は一緒になって結合してもよい。すなわち、かかる定義は下記
で表される化合物も包含する。
「R1xおよびR1yが一緒になって下記式
で表される基」の定義について説明する。該定義は、下記式で表されるスピロ環を意味す
る(実線部分が、R1xおよびR1yの定義部分であり、破線部分が、G〜Gで定義
される骨格部分を表す。)。
「基:−A−B」における「A」の結合位置について説明する。「基:−A−B」は、
例えば、Aが−(CHO−であり、Bが水素原子である場合は、「基:−(CH
O−H」を意味する。
「Aが−(CHN(R)−、−(CHOCON(R)−、−(CH
CON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−および−(CH
SON(R)−の場合には、RとBが一緒になって結合して環を形成する」とは
、「N(R)−」部分が「5員もしくは6員の環状アミノ基」を形成することを意味す
る。具体例としては、例えば、下記式
で表される基を含む。
前記「RとBが一緒になって結合して環を形成する」場合における環は、Cアリー
ル、5員もしくは6員のヘテロアリール、または5員もしくは6員の飽和へテロ環と縮合
環を形成してもよい。具体例としては、下記式
で表される基を含む。
前記における環状アミノ基は、前掲の「飽和へテロ環基」と同じ置換基で置換されても
よい。具体例としては、4−ヒドロキシピペリジノ;2−メトキシモルホリノ;4−ホル
ミル−ピペリジノ;4−メトキシカルボニルピペリジノ;4−アミノカルボニルピペリジ
ノ;4−N−メチルアミノピペリジノ;3−フェニルピロリジノ;4−ジメチルアミノピ
ペリジノ等が挙げられる。
式(I)の化合物において、Aが−(CHN(R)CON(R)−の場合に
は、Rは、各々独立して異なってもよい。前記の具体例としては、Aが「−(CH
NHCON(CH)−」などが挙げられる。
「R3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2つが水素原子であり、残りの2つ
が一緒になってヘテロ環と架橋環を形成する」とは、前記定義の残りの二つが、該定義が
置換するヘテロ環(ピロリジン環、ピペリジン環等)と架橋環を形成することを意味する
。該定義の具体例としては、以下の構造式で例示される基等が挙げられる。
式(I)で表される化合物における定義の好ましい態様について説明する。
下記
部分構造(式中の定義は、前掲と同じである。)における定義について説明する。
「G」、「G」、「G」および「G」は、 (i)Gが、−N(R1b)−
であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、および
が、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸素原子、硫黄原子、または存在し
ない原子であるか、または
(ii)Gが、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−N(R
1b)−であり、およびGが、存在しない原子が好ましい。
「G」、「G」、「G」および「G」は、Gが、−N(R1b)−であり、
が、−CO−であり、Gが、−N(R1b)−であり、およびGが、存在しない
原子が好ましい。
「G」、「G」、「G」および「G」は、Gが、−N(R1b)−であり、
が、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(R1d)−であり、およびGが、
−C(R1x)(R1y)−、酸素原子、または硫黄原子がより好ましい。
「G」は−C(R1x)(R1y)−が好ましく、R1xおよびR1yは、水素原子
またはC1−4アルキル基が好ましい。
「G」は、酸素原子または硫黄原子が好ましい。
「R1a」は、
(a6)ハロゲン原子、
(b6)シアノ基、
(c6)C1−6アルキル基(1〜3個のフッ素原子、C1−4アルコキシ、またはC
−6シクロアルコキシで置換されてもよい。)、
(d6)C1−6アルコキシ基(1〜3個のフッ素原子、またはC3−6シクロアルキル
で置換されてもよい。)、
(e6)C3−6シクロアルキル基、
(f6)C3−6シクロアルコキシ基(1〜2個のフッ素原子またはC1−4アルコキシ
で置換されてもよい。)および
(g6)5員〜6員のヘテロアリール基(ハロゲン原子またはC1−4アルキルで置換さ
れてもよい。)からなる群から選択される1個の基が挙げられる。
「R1a」は、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC
1−6アルキル基およびC1−6アルコキシ基からなる群から選択される1個の基が好ま
しい。
「R1a」は、下記位置
で置換する場合が好ましい。
「R1b」は、
(a7)C1−6アルキル基(該基は、
(a700)ヒドロキシ、
(a702)シアノ、
(a703)C1−4アルコキシ(1〜3個のフッ素原子、またはC1−4アルコキ
シで置換されてもよい。)、
(a704)トリフルオロメチル、
(a705)トリフルオロメトキシ、
(a706)C3−6シクロアルキル(1〜2個のフッ素原子、C1−4アルコキシ
で置換されてもよいC1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。
)、
(a707)C3−6シクロアルコキシ、
(a708)ホルミルアミノ、
(a709)C1−4アルキルカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換され
てもよい。)、
(a710)N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−ア
ミノ、
(a711)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
(a712)(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)カルボニルアミノ、
(a713)C1−6アルキルチオカルボニルアミノ、
(a714)C1−4アルコキシカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換さ
れてもよい。)、
(a715)N−(C1−4アルコキシカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−
アミノ、
(a716)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、
(a717)C1−6アルキルアミノカルボニル(1〜3個のフッ素原子で置換され
てもよい。)、
(a718)ジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(a719)C3−6シクロアルキルアミノカルボニル、
(a720)C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、
(a721)C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ、
(a722)C1−4アルキルカルボニル(C1−4アルコキシで置換されてもよい
。)、
(a723)C1−4アルキルカルボニルオキシ、
(a724)C1−4アルコキシカルボニル、
(a725)C1−6アルキルスルホニル、
(a726)C1−4アルキルスルホニルアミノ、
(a727)5員もしくは6員の飽和へテロ環、
(a728)カルボキシ、および
(a729)C1−6アルキルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換
されてもよい。)からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
(b7)C2−6アルケニル基(ハロゲン原子で置換されてもよい。)、
(c7)C2−6アルキニル基(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(d7)5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキル基、または
(e7)C3−6シクロアルキル基が挙げられる。前記C1−6アルキル基(a7)は、
同種または異種の置換基で置換されてもよい。
「R1b」は、C1−4アルコキシで置換されたC1−6アルキル基が好ましく、3−
メトキシプロピル基または4−メトキシブチル基がより一層好ましい。
「R1b」は、C1−6アルキルカルボニルアミノで置換されたC1−6アルキル基が
好ましく、2−(エチルカルボニルアミノ)エチル基がより一層好ましい。
「R1b」は、C1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されたC1−6アルキル基
が好ましく、2−(メトキシカルボニルアミノ)エチル基がより一層好ましい。
「R1c」および「R1d」は、各々独立して、同一または異なって、
(a8)水素原子、
(b8)ハロゲン原子、
(c8)シアノ基、
(d8)C2−6アルケニル基(C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリ
ールで置換されてもよい。)、
(e8)C2-6アルキニル基(C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリ
ールで置換されてもよい。)、
(f8)C1−6アルキル基(該基は、
(f801)1〜3個のハロゲン原子、
(f802)シアノ、
(f803)C3−6シクロアルキル(ハロゲン原子、C1−4アルキル、またはC
1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(f804)ヒドロキシ、
(f805)C1−4アルコキシ(該基は、
(f80511)ハロゲン原子、
(f80512)シアノ、
(f80513)C3−6シクロアルコキシ(モノ−もしくはジ−(C1−6
ルキル)アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(f80514)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノスルホニル、
(f80515)C1−6アルキルスルホニル、
(f80516)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよい
アミノカルボニル、
(f80517)C1−4アルキルカルボニル、
(f80518)5員〜7員の環状アミノカルボニル、
(f80519)ヒドロキシ、
(f80520)C1−4アルコキシ、
(f80521)5員もしくは6員の飽和へテロ環、および
(f80522)C1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される同種
または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(f806)C3−6シクロアルコキシ(該基は、
(f8061)C1−4アルキル(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)
で置換されてもよい。)、
(f807)C6−10アリールオキシ(該基は、
(f8071)ハロゲン原子、
(f8072)シアノ、および
(f8073)C1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の
1〜3個の基で置換されてもよい。)
(f808)モノ−もしくはジ−置換アミノ(該基は、
(f80811)C1−6アルキル、
(f80812)C3−6シクロアルキル、
(f80813)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(アミノカルボニル
で置換されてもよい。)、
(f80814)C3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル、
(f80815)C1−4アルキルカルボニル、
(f80816)C3−6シクロアルキルカルボニル(C1−4アルキルスルホ
ニルアミノで置換されてもよい。)、
(f80817)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル(C1−4
アルキルで置換されてもよい。)、
(f80818)5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、
(f80819)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニル、
(f80820)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル
、および
(f80821)C1−4アルキルスルホニルからなる群から選択される同種ま
たは異種の1〜2個の基で置換される。)、
(f809)5員〜7員の環状アミノ(C1−4アルキル、C7−14アラルキル、
およびオキソからなる群から選択される1〜4個の基で置換されてもよい。)、
(f810)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
(f811)4員〜7員の環状アミノカルボニル(C1−4アルキルで置換されても
よい。)、
(f812)モノ−もしくはジ−置換アミノカルボニルオキシ(該アミノは、
(f8121)C1−6アルキル(5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換され
てもよい。)、
(f8122)C3−6シクロアルキル(ヒドロキシで置換してもよい。)、お
よび
(f8123)5員もしくは6員の飽和へテロ環からなる群から選択される同種
または異種の1〜2個の基で置換される。)、
(f813)5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ(1〜2個のフッ素原子で置
換されてもよい。)、
(f814)5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
(f815)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−4
ルコキシ、
(f816)5員もしくは6員の飽和へテロ環(C1−4アルキルおよびオキソから
なる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(f817)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルコキシ(C1−4アルキ
ルで置換されてもよい。)、
(f818)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(C1−4アルキルおよびオキ
ソからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(f819)モノ−もしくはジ−C1−4アルキルアミノスルホニル、
(f820)カルボキシ、
(f821)C1−4アルコキシカルボニル、
(f822)C6−10アリールカルボニル(該基は、C1−4アルコキシで置換さ
れてもよい。)、
(f823)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(f824)C6−10アリールオキシカルボニルアミノ(ハロゲン原子で置換され
てもよい。)、
(f825)5員もしくは6員の単環式アリールオキシカルボニルアミノ、および
(f826)N−(C1−4アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル
)アミノからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。
)、
(g8)C3−10シクロアルキル基(該基は、
(g81)ハロゲン原子、
(g82)ヒドロキシ、または
(g83)C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(h8)C7−14アラルキル基(該基は、
(h81)ハロゲン原子、
(h82)シアノ、
(h83)ヒドロキシ、
(h84)C1−4アルコキシ、および
(h85)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルからなる群から
選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(i8)C1−6アルコキシ基(該基は、
(i81)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
(i82)N−(C1−6アルキルスルホニル)−N−(C1−6アルキル)アミノ
カルボニル、
(i83)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または
(i83)5員〜7員の環状アミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(j8)C3−6シクロアルコキシ基、
(k8)C7−14アラルキルオキシ基(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(l8)モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基(該アミノは、5員もしくは
6員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキルで置換されてもよい。)、
(m8)5員〜7員の環状アミノカルボニル基(ハロゲン原子、C1−4アルコキシおよ
びハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリールからなる群から選択される基で置
換されてもよい。)、
(n8)飽和へテロ環基(該基は、
(n81)C1−4アルキル、
(n82)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール、または
(n83)オキソからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換さ
れてもよい。)、
(o8)飽和へテロ環オキシ基(C1−4アルコキシカルボニル、またはC1−4アルキ
ルカルボニルで置換されてもよい。)
(p8)5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、
(p81)ハロゲン原子、
(p82)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル、および
(p83)C1−4アルコキシ(モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカ
ルボニルで置換されてもよい。)からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の
基で置換されてもよい。)、
(q8)5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基、
(r8)アミノ基(該アミノは、
(r81)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(アミノカルボニルで置換され
てもよい。)、
(r82)C1−4アルキルカルボニル(C1−4アルコキシで置換されてもよい。
)、
(r83)C3−6シクロアルキルカルボニル(C1−4アルキルスルホニルアミノ
で置換されてもよい。)、または
(r84)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニルで置換されてもよい。
)、
(s8)水酸基、および
(t8)下記式
で表される基(R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは前掲と同じである。)か
らなる群から選択される1個の基が挙げられる。
「R1c」は、
(a9)水素原子、
(b9)ハロゲン原子、
(c9)水酸基、および
(d9)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基からなる群から選択
される基が好ましい。
「R1d」は、(a8)〜(t8)からなる群から選択される1個の基が好ましい。
「R1d」は、
(a10)水素原子、
(b10)ハロゲン原子、
(c10)C1−6アルキル基(該基は、
(c101)1〜3個のハロゲン原子、
(c102)ヒドロキシ、
(c103)C1−4アルコキシ(該基は、
ヒドロキシ、
1−4アルコキシ、
5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜2個の基で置換され
てもよい。)、
(c104)C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシか
らなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(c105)C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
(c106)(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニル
オキシ、または
(c107)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシで置換されてもよい。)、
(d10)アミノカルボニル基、
(e10)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル基、
(f10)N−(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)−N−(C1−6
アルキル)−アミノカルボニル基、
(g10)5員〜7員の環状アミノカルボニル基、
(h10)C7−14アラルキル基(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(i10)5員もしくは6員の飽和へテロ環基、
(j10)C3−6シクロアルキル基;
(k10)C3−6シクロアルコキシ基;および
(l10)下記式
で表される基(R1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは前掲と同じである。)か
らなる群から選択される1個の基がより好ましい。
「R1e」、「R1f」、「R1g」、「R1h」および「R1i」は、各々独立して
、同一または異なって、
(a11)水素原子、
(b11)ハロゲン原子、
(c11)シアノ基、
(d11)C1−4アルキル基(該基は、
(d111)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ、
(d112)C1−4アルコキシ(該基は、C1−4アルコキシ、またはC3−6
ルコキシで置換されてもよい。)、または
(d113)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(e11)C1−4アルコキシ基(該基は、
(e111)1〜3個のハロゲン原子、
(e112)C1−4アルコキシ、または
(e113)C1−6アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、
(f11)C3−6シクロアルコキシ基(該基は、
(f111)C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(g11)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
(h11)C1−6アルキルアミノカルボニル基、
(h12)水酸基、または
(h13)C1−4アルコキシスルホニル基が好ましい。
1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは、各々独立して、同一または異なって
、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシ基が好ましい。
「R1e、R1hおよびR1iが水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒になって
縮合環を形成する」とは、R1fおよびR1gが置換するフェニル基と、二環性または三
環性の縮合環を形成することを意味する。該縮合環は、5員もしくは6員の飽和環または
不飽和環のいずれでもよく、該環は、窒素原子、酸素原子、または硫黄原子を少なくとも
1個含んでもよい。該環は、C1−4アルキル基、水酸基、またはオキソ基で置換されて
いてもよい。
「R1e、R1hおよびR1iが水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒になって
縮合環を形成する」の具体例としては、下記化合物群から選択される1個の基等が挙げら
れる。

1cおよびR1dは、一緒になって下記式
で表される基が好ましい(実線部分が、R1cおよびR1dの定義部分であり、破線部分
がG〜Gで定義される骨格部分を表す。)。
「D」が、酸素原子または硫黄原子であり、pおよびqが0である場合は、R1cおよ
びR1dが一緒になって、オキソ基またはチオキソ基であることを意味する。
「D」における「−NRCONR−」は、各々のRが独立する。
「D」における「−CH(R)CH−」は、「−CHCH(R)−」であって
もよい。尚、「D」が、−SO−、−NRCO−、−NRSO−、−NRCO
NR−の場合には、「p」および「q」が共に0ではない。「D」が「−CH(R
−」のとき、「R」がハロゲン原子である場合は、「−CH(R)−」の水素原子が
ハロゲン原子に置き換わってもよい。
前記基の具体例としては、例えば、以下の群で表される構造式が例示される。
は、水素原子、C1−6アルキル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C1−4
アルキルスルホニル基、およびC6−10アリールスルホニル基からなる群から選択され
る1個の基が好ましい。
は、水素原子;ハロゲン原子;C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4
ルコキシ基;フッ素原子およびシアノからなる群から選択される1〜3個の基で置換され
てもよいC7−14アラルキルオキシ基およびモノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)
で置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基からなる群から選択される1個の基が好ま
しく、水素原子がより好ましい。
「D」、「p」および「q」は、
(i)Dが、酸素原子であり、「p」および「q」が2であるか、
(ii)Dが、−CH−であり、「p」および「q」が、1または2であるか、または
(iii)Dが、−CHCH−であり、「p」および「q」が、0または1である場
合が好ましい。
式(I)で表される化合物において、前記部分構造としては、例えば、以下の群から選
択される部分構造が挙げられる。
「R」は、
(a100)水素原子、
(b100)C1−6アルキル基(ハロゲン原子;ハロゲン原子、C1−4アルキルまた
はC1−4アルコキシで置換されてもよいC3−6シクロアルキルで置換されてもよい。
)、
(c100)C3−6シクロアルキル基(ハロゲン原子またはC1−4アルキルで置換さ
れてもよい。)、
(d100)C2−6アルケニル基、および
(e100)C7−10アラルキル基(ハロゲン原子で置換されてもよい。)からなる群
から選択される1個の基が挙げられる。
「R」は、C1−6アルキル基が好ましく、イソプロピル基が特に好ましい。
好ましい「B」は、
(a12)水素原子、
(b12)C1−6アルキル基(該基は、
(b120)ハロゲン原子、
(b121)C3−6シクロアルキル(該基は、
(i)ハロゲン原子、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−4アルコキシ、および
(iv)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される同
種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(b122)水酸基、
(b123)C1−4アルコキシ、
(b124)カルボキシ、
(b125)C1−4アルコキシカルボニル、
(b126)飽和へテロ環(該環は、
(i)C1−4アルキル、
(ii)C1−4アルコキシ、
(iii)C1−4アルキルカルボニルアミノ、および
(iv)オキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換
されてもよい。)、
(b127)アミノカルボニル(アミノは、
(i)C1−4アルキル、
(ii)C3−6シクロアルキル、または
(iii)C3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、
および
(b128)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、
(i)ハロゲン原子、
(ii)C1−4アルキル、
(iii)C1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、
(iv)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシ、および
(iv)オキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換
されてもよい。)からなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(c12)C2−6アルケニル基(フッ素原子およびC1−6アルキルからなる群から選
択される1〜2個の基で置換されてもよい。)、
(d12)C3−10シクロアルキル基(該基は、
(d121)ハロゲン原子、
(d122)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、
(d123)ヒドロキシ、または
(d124)C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
(e12)Cアリール基(該基は、
(e1201)ハロゲン原子、
(e1202)C1−4アルキル(該C1−4アルキルは、
(i)5員〜7員の環状アミノ(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC
アリールで置換されてもよい。)、
(ii)モノ−C1−6アルキルアミノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のハ
ロゲン原子で置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
(iii)5員もしくは6員の飽和へテロ環アミノ(該飽和へテロ環は、C
リールで置換されてもよい。)、
(iv)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該飽和へテロ環は、Cアリ
ールまたは5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールで置換されてもよい。)

(v)Cアリールオキシ(ハロゲン原子およびC1−4アルキルからなる群か
ら選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(vi)C1−4アルコキシ、および
(vii)C3−6シクロアルコキシからなる群から選択される1個の基で置換
されてもよい。)、
(e1203)C1−4アルコキシ(該C1−4アルコキシは、
(i)C1−4アルコキシ、
(ii)Cアリールオキシ(C1−4アルキルおよびハロゲン原子からなる群
から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(iii)C3−6シクロアルキルオキシ(C1−4アルキルで置換されてもよ
い。)、
(iv)フェニルアミノ(該フェニルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されて
もよい。)、および
(v)C7−10アラルキルオキシ(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよ
い。)からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
(e1204)Cアリールオキシ(該アリールは、
(i)ハロゲン原子、
(ii)シアノ、
(iii)C1−4アルキルおよび
(iv)C1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換され
てもよい。)、
(e1205)C7−10アラルキルオキシ(ハロゲン原子およびC1−4アルコキ
シからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(e1206)5員〜7員の環状アミノ(該環は、
(i)(C1−6アルキル)(フェニルカルボニル)アミノ、または
(ii)Cアリールオキシ(ハロゲン原子およびヒドロキシで置換されてもよ
いC1−4アルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換され
てもよい。)で置換されてもよい。)、
(e1207)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ(該環は、
(i)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、
(ii)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール、
(iii)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環カルボニル、
(iv)オキソで置換されてもよい。)、
(e1208)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールオキシ(C1−4アルキル
で置換されてもよい。)
(e1209)5員〜7員の環状アミノカルボニル(1〜3個のハロゲン原子で置換
されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
(e1210)5員〜7員環状のアミノカルボニルオキシ(Cアリールで置換され
てもよい。)、および
(e1211)Cアリールからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の
基で置換されてもよい。)、
(f12)C7−14アラルキル基(該基は、
(f120)ハロゲン原子、
(f121)シアノ、
(f122)C1−4アルキル、
(f123)ヒドロキシ、
(f124)C1−4アルコキシ(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
(f125)C3−6シクロアルコキシ(1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよ
い。)、
(f126)C1−4アルコキシカルボニル、
(f127)アミノカルボニル、
(f128)C6−10アリール(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)
および
(f129)C1−4アルキルスルホニルからなる群から選択される同種または異種
の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
(g12)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基(該基は、ハロゲン原
子で置換されてもよい。)、
(h12)5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基(該
基は、
(h121)ハロゲン原子、または
(h122)C1−4アルキル(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)で置
換されてもよい。)、および
(i12)飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4
ルキルで置換されてもよい。)からなる群から選択される1個である。
「B」における(e1203)の置換基である「C1−4アルコキシで置換されたC
−6アルコキシ基」には、下記基も包含される。
「R」は、水素原子、1〜3個のハロゲン原子、またはC3−6シクロアルキルで置
換されたC1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基およびCアラルキル基からな
る群から選択される1個の基が好ましい。水素原子、またはC3−6シクロアルキル基が
より一層好ましい。
本発明の更に好ましい態様における本発明には、以下の式で表される化合物が包含され
る。
すなわち本発明は、以下の通りである。
(1)下記式(Ia)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、R1a、R1m、G、G、G、G、R、R3a、R3b、R3c、R
3dおよびnは、項1と同じである。但し、式(I)で表される化合物において、下記式
で表される化合物は、
[式中、R1a、R1m、G、G、G、GおよびRは、項1と同じであり;
は、前記R3a、R3b、R3c、またはR3dのいずれか一つである(ここにおい
て、R3a、R3b、R3cおよびR3dは、項1と同義である。
但し、Rが基:−A−Bである場合には、Aは単結合であり、Bは、置換されてもよい
7−14アラルキル基または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へ
テロアリール基であるか、あるいはAは、−(CHO−であり、Bは、水素原子、
置換されてもよいC6−10アリール基、または置換されてもよいC7−14アラルキル
基である。)。]である化合物に限る。]
式(I)で表される化合物を式(Ia)で表される化合物に置き換えた項2〜項65の
いずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬も本発明に包
含される。
(2)式(Ic)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、R1a、R1m、G、G、G、G、R、R3a、R3b、R3c、R
3dおよびnは、項1と同じである。但し、式(I)で表される化合物において、下記式
で表される化合物は、
は、前記R3a、R3b、R3c、またはR3dのいずれか一つである(ここにおい
て、Rが基:−A−Bである場合には、
(i)Aが−(CHN(R)CO−、または−(CHN(R)COO−
であって;
Bは項1と同じであり;
は、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10
リール基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール
基であるか、
(ii)Aが−(CHN(R)−であって;
Bは項1と同じであり;
は、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、または置換されてもよい5員〜
10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であるか、
(iii)Aが−(CHN(R)SO−、−(CHOCON(R)−
、または−(CHSON(R)−であって;
Bは項1と同じであり;
は、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、または置換されてもよい5員〜
10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であるか、
(iv)Aが−(CHN(R)CON(H)−であって;
Bは項1と同じであり;
は、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、または置換されてもよい5員〜
10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であるか、
(v)Aが−(CHCON(R)−であって;
Bは項1と同じであり;
は、C1−6アルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、または置換され
てもよいC7−14アラルキル基であるか、
(vi)Aが−(CHSO−、−(CHCO−、または−(CH
OO−であって;
Bは、水素原子、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC
−6シクロアルケニル基、または置換されてもよいC6−10アリール基であるか、また

(vii)Aが単結合であって;
Bは、水素原子、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC
−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよい5
員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、または置換されてもよい飽和へテ
ロ環基の場合に限る。)化合物に限る。]
式(I)で表される化合物を式(Ic)で表される化合物に置き換えた項2〜項65の
いずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬も本発明に包
含される。
(3)下記式(Ie)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、R1a、R1m、G、G、G、G、R、R3a、R3b、R3c、R
3dおよびnは、項1と同じである。但し、式(Ie)において式(Ib)および式(I
d)で表される化合物は、前掲と同じ化合物に限られる。]
式(I)で表される化合物を式(Ie)で表される化合物に置き換えた項2〜項65の
いずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬も本発明に包
含される。
(4)式(II)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、R12aは、ハロゲン原子、シアノ基、またはフッ素原子で置換されてもよいC
1−6アルキル基であり;
42は、酸素原子、または硫黄原子であり;
12bは、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルカルボニルアミノ(該アルキルは1
〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、またはC1−4アルコキシカルボニルアミ
ノで置換されてもよいC1−6アルキル基;または5員〜6員のヘテロアリールC1−4
アルキル基であり;
12cは、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよいC
1−6アルキル基であり、
12dは、水素原子;ハロゲン原子;C1−6アルキル基(該基は1〜3個のハロゲン
原子、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ(該基は、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、5
員もしくは6員の飽和ヘテロ環、およびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から選
択される1〜2個の基で置換されてもよい。)、C6−10アリールオキシ(該基は、シ
アノおよびC1−4アルコキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基
で置換されてもよい。)、C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、(5員もしくは6
員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ、または5員〜7員環状ア
ミノカルボニルオキシで置換されてもよい。);アミノカルボニル基;モノ−もしくはジ
−(C1−6アルキル)アミノカルボニル基;N−(5員もしくは6員の飽和へテロ環C
1−4アルキル)−N−(C1−6アルキル)−アミノカルボニル基;5員〜7員の環状
アミノカルボニル基;C1−4アルコキシで置換されてもよいC7−14アラルキル基、
および下記式
で表される基(ここにおいて、R12e、R12f、R12g、R12hおよびR12i
が、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個
のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル基、C1−4アルコキシ基、水酸基、
またはC1−4アルコキシスルホニル基である。)からなる群から選択される1個の基で
あるか、あるいはR12cおよびR12dは、一緒になって下記式
で表される基(Dは、酸素原子、炭素原子、−CH−、または−CHCH−であ
り、pおよびqは、0、1または2である。)であり;
22は、水素原子、またはC1−6アルキル基である。]
(5)式(III)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、R12a、G42、R12b、R12c、R12e、R12f、R12g、R
2h、R12iおよびR22は、前掲と同じである。]
(6)式(IVa)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、G42、R12a、R12c、R12dおよびR22は、前掲と同じである。]
(7)式(IVb)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、G42、R12a、R12c、R12dおよびR22は、前掲と同じである。]
(8)式(Va)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、G42、R12a、R12c、R12dおよびR22は、前掲と同じである。]
(9)式(Vb)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、G42、R12a、R12c、R12dおよびR22は、前掲と同じである。]
(10)式(Vc)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
[式中、G42、R12a、R12c、R12dおよびR22は、前掲と同じである。]
前記(1)〜(10)における化合物(式Ia〜式Vc)における各置換基の好ましい
態様は、式(I)で表される化合物における各置換基の好ましい態様と同義である。
「薬学上許容される塩」としては、例えば塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩、リン酸塩また
は硝酸塩等の無機酸塩、または酢酸塩、プロピオン酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、乳酸
塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩またはアスコルビン酸塩等の有機
酸塩等が挙げられる。
また、本発明には、式(I)で表される化合物もしくはそのプロドラッグ、またはその
薬学上許容される塩が含まれる。また、この水和物またはエタノール溶媒和物等の溶媒和
物も含まれる。さらに、あらゆる態様の結晶形のものも包含している。
本明細書における「式(I)の化合物のプロドラッグ」なる用語は、生体内における生
理条件下で酵素や胃酸等による反応により式(I)の化合物に変換する化合物、すなわち
酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こして式(I)の化合物に変化する化合物、胃酸等
により加水分解を起こして化合物(I)の化合物に変化する化合物のことを意味する。
式(I)の化合物は、互変異性体として存在する場合もあり得る。従って、本発明は、
式(I)の化合物の互変異性体も包含する。
本発明に係わる化合物は、少なくとも一つの不斉炭素原子を有する場合もあり得る。従
って、本発明に係わる化合物は、そのラセミ体のみならず、これらの化合物の光学活性体
も包含する。本発明の化合物が、2個以上の不斉炭素原子を有する場合、立体異性を生じ
る場合がある。従って、本発明は、これらの化合物の立体異性体およびその混合物も包含
する。
本発明に係わる化合物は、フェニル基とカルボニルにおける回転障害に起因する軸性不
斉が存在する場合がある。この軸性不斉のために下記一般式で表される立体異性体も本願
発明に包含される。
本発明に係わる化合物は、具体的に下記化合物として例示できる。下記表において、例
えば、No.1(T:Q144;T:Q144;T:Q182;T:Q263)
で表される化合物は、下記化合物を意味する。
























前記表における簡略記号は、下記で表される部分構造式からなる群から適宜選択される
部分構造を意味する。










以下に、本発明における式(I)で表される化合物の製造法について、例を挙げて説明
するが、本発明はもとよりこれに限定されるものではない。なお、本明細書において、記
載の簡略化のために次の略号を使用することもある。
Boc:tert−ブトキシカルボニル基
Cbz:ベンジルオキシカルボニル基
TMS:トリメチルシリル基
TBS:tert−ブチルジメチルシリル基
SEM:2−[(トリメチルシリル)エトキシ]メチル基
Ac:アセチル基
Me:メチル基
Et:エチル基
Pr:プロピル基
i−Pr:イソプロピル基
Bu:ブチル基
i−Bu:イソブチル基
t−Bu:tert−ブチル基
Ph:フェニル基
Bn:ベンジル基
Ms:メタンスルホニル基
TFA:トリフルオロ酢酸
Alloc:アリルオキシカルボニル基
Tf:トリフルオロメタンスルホネート
式(I)で表される化合物は公知化合物から公知の合成方法を組み合わせることにより
合成することができる。例えば、次の方法により合成できる。尚、式(I)で表される化
合物は、出発原料の種類に応じて、下記に示す方法を適宜選択して、組み合わせることに
より合成することができる。
製造法1
式(I)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示される方
法によって製造される。
[式中、n、G、G、G、G、R1a、R1m、R3a、R3b、R3c、R
およびRは、前記項1に記載と同義であり、R300は、C1−6アルキル基を表し
、Xは、水酸基または塩素原子を表し、Xは、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、メ
タンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基またはp−トルエンス
ルホニルオキシ基を表し、Xは、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ基、臭素原子ま
たはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表し、Xは、水酸基または塩素原子を表
し、R120は、フッ素原子もしくはC1−3アルコキシ基を表し、m104は、0、1
、2、または3の整数を表し、Yは、Cbz、BocまたはAllocを表す。]
1)工程1
が水酸基を表す場合、式(1−3)の化合物は、式(1−1)の化合物を、不活性
溶媒中、縮合剤を用いて、必要に応じて塩基の存在下に、式(1−2)の化合物と反応さ
せることにより合成することができる。また、場合によっては相関移動触媒を用いること
もできる。
塩基としては、通常の反応において塩基として使用されるものであれば特に限定されな
いが、例えばN−メチルモルホリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、1,5
−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[5.4.0
]ウンデカ−7−エン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、もしくはピコリン等の有機
塩基、または、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
、水酸化ナトリウム、もしくは水素化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。相間移動
触媒としては、例えばテトラブチルアンモニウムブロミドもしくはベンジルトリエチルア
ンモニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、または、18−クラウン−6−エーテル等
のクラウンエーテル等が挙げられる。
縮合剤としては、実験化学講座(日本化学会編、丸善)22巻に記載されているものな
どが挙げられる。
不活性溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキ
サン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、ト
ルエン、ベンゼン、もしくはキシレンなどの炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、アセトン等のケ
トン系溶媒、またはアセトニトリル、N,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、もしくはヘキサメチレンホスホアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられ、これ
らの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約−70℃〜約80℃の範囲から選択される
が塩素原子を表す場合、式(1−3)の化合物は、式(1−2)の化合物を、不活
性溶媒中、必要に応じて塩基の存在下に、式(1−1)の化合物と反応させることにより
合成することができる。塩基としては、例えばN−メチルモルホリン、トリエチルアミン
、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデカ−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,
4−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、ピリジン、ジメチルアミノピリ
ジン、もしくはピコリン等の有機塩基が挙げられる。塩基は、Xが塩素原子である式(
1−1)の化合物に対して、通常1〜20当量用いる。不活性溶媒としては、ジクロロメ
タン、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等
が挙げられる。反応温度としては、約−10℃〜約50℃の範囲から選択される。
が塩素原子である式(1−1)の化合物は、Xが水酸基である式(1−1)の化
合物を、不活性溶媒中、添加物の存在下または非存在下、オキサリルクロライドまたは塩
化チオニルと反応させて合成することができる。添加物としては、ジメチルホルムアミド
、ジエチルホルムアミド等が挙げられる。不活性溶媒としては、ジクロメタン、ジクロロ
エタン、もしくはクロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度
は、約−10℃〜約50℃の範囲から選択される。反応終了後、ベンゼンもしくはトルエ
ンなどの炭化水素系溶媒の存在下、反応溶液を、減圧下濃縮することにより、Xが水酸
基である式(1−1)の化合物を得ることができる。
本工程は、文献(例えばTetrahedron 61, 10827 (2005)等)に記載されている方法を参
考にすることもできる。
化合物(1−3)の置換基である、R3a、R3b、R3c、およびR3dは、製造法
2〜製造法18、製造法21、製造法31および製造法32に記載された製造方法を用い
て、製造法2〜製造法18に示された置換基に変換することもできる。
2)工程2
製造法1記載の工程8と同様な方法によって、化合物(1−3)から化合物(1−12
)を製造することができる。
3)工程3
製造法1記載の工程8と同様な方法によって、化合物(1−4)から化合物(1−2)
を製造することができる。また、化合物(1−5)のRが、置換されてもよいアリール
基または置換されてもよいヘテロアリール基である場合、文献(J. Org. Chem. 71, 6522
(2006)等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(1−4)から化合物
(1−2)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばJ. Org. Chem. 61, 3849 (1996)、J. Org. Chem. 68, 4120 (2003)、J. O
rg. Chem. 63, 370 (1998)、J. Org. Chem. 70, 2195 (2005)等)に記載された製造方法
と同様な方法によって、化合物(1−4)から化合物(1−2)を製造することができる
。具体的には、以下の製造例が挙げられる。
化合物(1−2)は、不活性溶媒中、酢酸の存在下または非存在下、化合物(1−8)
、化合物(1−9)、および化合物(1−10)から1つ選択される化合物と、水素化ト
リアセトキシホウ素ナトリウムまたはシアノボロ水素化ナトリウム等の水素化ホウ素化合
物を用いた、化合物(1−4)との還元アミノ化反応を行うことにより、製造することが
できる。不活性溶媒としては、ジクロメタン、もしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素系溶媒、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフ
ラン、または1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶
媒等が挙げられる。水素化ホウ素化合物は、化合物(1−4)に対して、通常1〜3当量
用いる。反応温度は、約−10℃〜約40℃の範囲から選択される。
5)工程5
製造法1記載の工程4と同様な方法によって、化合物(1−6)から化合物(1−2)
を製造することができる。
6)工程6
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(1−12)から
化合物(I)を製造することができる。
7)工程7
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(1−13)からXが水酸基で
ある化合物(1−1)を製造することができる。
8)工程8
化合物(1−14)は、不活性溶媒中、塩基の存在下、化合物(1−7)を化合物(1
−13)と反応させることにより製造することができる。塩基としては、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カリウム、もしくは水酸化ナトリウム等のアルカリ金属塩、トリエチルアミン
もしくは1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)等の有機
塩基、水素化ナトリウムもしくは水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、またはt−ブ
トキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。また、Xが塩素原子もし
くは臭素原子である場合、ヨウ化ナトリウムもしくはヨウ化カリウム等の添加剤を用いる
こともできる。不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランもしくは1,4−ジオ
キサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド等の非
プロトン性溶媒、または、ジクロロメタンもしくはジクロロエタン等のハロゲン化炭化水
素系溶媒等が挙げられ、これらの混合溶媒であってもよい。反応温度は、約0℃〜約15
0℃の範囲から選択される。
9)工程9
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(1−14)から化合物(1−1
5)を製造することができる。
10)工程10
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(1−15)から化合物(1−1
2)を製造することができる。
製造法2
式(1−4)で表される化合物のうち、式(2−3)で表される化合物またはその薬学
上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、Yは、前記記載と同義であり、Yは、Cbz、BocまたはAllocを表
し、R100は、前記項1記載のBと同じである。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(2−1)か
ら化合物(2−2)を製造することができる。化合物(2−1)は、文献(例えばWO0
5/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる

2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(2−2)から化
合物(2−3)を製造することができる。
製造法3
式(1−4)で表される化合物のうち、式(3−6)で表される化合物またはその薬学
上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、Xは、塩素原子または臭素原子を
表し、R101は、C1−4アルキル基を表し、R102およびR103は、各々同一ま
たは異なって、水素原子、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、またはC3−6
シクロアルキルC1−4アルキルである。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(2−1)か
ら化合物(3−2)を製造することができる。化合物(2−1)は、文献(例えばWO0
5/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる

2)工程2〜工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(3−2)
から化合物(3−5)を製造することができる。
3)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(3−5)から化
合物(3−6)を製造することができる。
製造法4
式(1−4)で表される化合物のうち、式(4−3)および式(4−6)で表される化
合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、R104は、前記項1記載のBと同
義であり、R105は、前記項1記載のRと同義であるか、あるいはR104とR10
が一緒になって結合して環を形成し、Xは、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、メタ
ンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、またはp−トルエンス
ルホニルオキシ基を表す。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(2−1)か
ら化合物(4−2)を製造することができる。化合物(2−1)は、文献(例えばWO0
5/028467等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる

2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(4−2)から化
合物(4−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(4−2)か
ら化合物(4−5)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(4−5)から化
合物(4−6)を製造することができる。
製造法5
式(1−4)で表される化合物のうち、式(5−4)で表される化合物またはその薬学
上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、R106は、C1−4アルキル基を
表し、R107は、前記項1記載のBと同義である。尚、結合を横切る置換基は、項20
におけるR3a、R3b、R3c、R3dのいずれかの位置に置換することを意味する。
以下の一般式も同様である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publishe
r Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(5−1)から
化合物(5−2)を製造することができる。化合物(5−1)は、文献(例えばWO97
/18813、WO02/10172、Tetrahedron Letters 46, 7495 (2005)、WO0
2/02525等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publishe
r Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(5−2)から
化合物(5−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(5−3)から化
合物(5−4)を製造することができる。
製造法6
式(1−4)で表される化合物のうち、式(6−5)で表される化合物またはその薬学
上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、Y、YおよびR106は、前記記載と同義であり、R108は、C1−4
ルキル基を表し、R109は、前記項1記載のBと同義である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(5−1)か
ら化合物(6−1)を製造することができる。化合物(5−1)は、文献(例えばWO9
7/18813、WO02/10172、Tetrahedron Letters 46, 7495 (2005)、WO
02/02525、J. Org. Chem. 70, 6956(2005)等)に記載された製造法と同様な方法
によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989、J. Org. Chem. 57, 7194 (1992)等)に記載されている方法等と同様な
方法によって、化合物(6−1)から化合物(6−2)を製造することができる。
3)工程3〜工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(6−2)か
ら化合物(6−4)を製造することができる。
4)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(6−4)から化
合物(6−5)を製造することができる。
製造法7
式(1−4)で表される化合物のうち、式(7−4)、式(7−6)、および式(7−
8)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって
製造される。
[式中、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、Xは、水酸基ま
たは塩素原子を表し、R110およびR111は、各々独立して、前記項1記載のBと同
義である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989、Chem. Pharm. Bull. 40, 102 (1992)、J. Med. Chem. 26, 507 (1983)
等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−1)から化合物(7−
3)を製造することができる。化合物(7−1)は、文献(例えばWO05/02846
7等)に記載された製造法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−3)から化
合物(7−4)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−3)か
ら化合物(7−5)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−5)から化
合物(7−6)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989、J. Org. Chem. 61, 3849 (1996)、J. Org. Chem. 68, 4120 (2003)、J.
Org. Chem. 63, 370 (1998)、J. Org. Chem. 70, 2195 (2005)等)に記載されている方
法等と同様な方法によって、化合物(7−1)から化合物(7−7)を製造することがで
きる。
6)工程6
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(7−7)から化
合物(7−8)を製造することができる。
製造法8
式(1−4)で表される化合物のうち、式(8−4)で表される化合物またはその薬学
上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R101、R102、R103、X、YおよびYは、前記記載と同義であ
る。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989、Synthetic Communications 34, 219 (2004) 等)に記載された製造法
と同様な方法によって、化合物(7−1)から化合物(8−1)を製造することができる
。化合物(7−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と
同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2〜工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(8−1)か
ら化合物(8−3)を製造することができる。
3)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(8−3)から化
合物(8−4)を製造することができる。
製造法9
式(1−4)で表される化合物のうち、式(9−4)で表される化合物またはその薬学
上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。

[式中、R101、R102、R103、R105、X、YおよびYは、前記記載
と同義である。]
1)工程1〜工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(8−1)から
化合物(9−3)を製造することができる。
2)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(9−3)から化
合物(9−4)を製造することができる。
製造法10
式(1−4)で表される化合物のうち、式(10−4)および式(10−6)で表され
る化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R102、R103、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であ
る。]
1)工程1
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 16, 2599 (2005)等)に記載された製造法と同様
な方法によって、化合物(7−1)から化合物(10−2)を製造することができる。化
合物(7−1)は、文献(例えばWO05/028467等)に記載された製造法と同様
な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 16, 2599 (2005)等)に記載されている方法等と
同様な方法によって、化合物(10−2)から化合物(10−3)を製造することができ
る。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(10−3)から
化合物(10−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(10−3)か
ら化合物(10−5)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(10−5)から
化合物(10−6)を製造することができる。
製造法11
式(1−4)で表される化合物のうち、式(11−3)および式(11−5)で表され
る化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R104、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばWO01/057044等)に記載された製造法と同様な方法によって、
化合物(7−1)と化合物(11−1)を反応させることにより化合物(11−2)を製
造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(11−2)から
化合物(11−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(11−2)か
ら化合物(11−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(11−4)から
化合物(11−5)を製造することができる。
製造法12
式(1−4)で表される化合物のうち、式(12−3)で表される化合物またはその薬
学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R104、YおよびYは、前記記載と同義であり、R112は、前記項1記
載のRと同義であり、ここにおいて、R104およびR112は一緒になって環を形成
してもよく、m100aは、0または1であり、m100bは、1または2である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(12−1)から
化合物(12−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(12−2)から
化合物(12−3)を製造することができる。
製造法13
式(1−4)で表される化合物のうち、式(13−4)および式(13−6)で表され
る化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、A100は、−S
−、または−CO−であり、B100は、前記項1記載のBと同義であり、m101
は、0、または1の整数を表す。]
1)工程1〜工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(13−1)から
化合物(13−3)を製造することができる。
2)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(13−3)から
化合物(13−4)を製造することができる。
3)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(13−3)から
化合物(13−5)を製造することができる。
4)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(13−5)から
化合物(13−6)を製造することができる。
製造法14
式(1−4)で表される化合物のうち、式(14−2)で表される化合物またはその薬
学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R104、R112、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(6−1)から化
合物(14−1)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(14−1)から
化合物(14−2)を製造することができる。
製造法15
式(1−4)で表される化合物のうち、式(15−3)で表される化合物またはその薬
学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R104、R112、R108、YおよびYは、前記記載と同義である。]
1)工程1〜工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(6−2)から化
合物(15−2)を製造することができる。
2)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(15−2)から
化合物(15−3)を製造することができる。
製造法16
式(1−4)で表される化合物のうち、式(16−4)および式(16−6)で表され
る化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、YおよびYは、前記記載と同義であり、m100cは、0〜4の整数であり
、R113は、前記(a)〜(z)のいずれかである。但し、化合物(16−4)の場合
は、前記(a)〜(s)のいずれかに限る。]
1)工程1
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 17, 993 (2006)、Comprehensive Organic trans
formation, R. C. ラロック著、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同
様な方法によって、化合物(16−1)から化合物(16−2)を製造することができる

2)工程2
文献(例えばTetrahedron: Asymmetry 8, 3685 (1997) 、J. Org. Chem. 61, 6033 (19
96)、特開平8−12605、Comprehensive Organic transformation, R.C. ラロック著
、VCH publisher Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(1
6−2)から化合物(16−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(16−3)から
化合物(16−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(16−3)から
化合物(16−5)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(16−5)から
化合物(16−6)を製造することができる。
製造法17
式(1−4)で表される化合物のうち、式(17−3)および式(17−5)で表され
る化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R104、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、m10
は、0、または1の整数を表す。]
1)工程1
文献(例えばWO01/057044等)に記載された製造法と同様な方法によって、
化合物(17−1)と化合物(11−1)を反応させることにより化合物(17−2)を
製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(17−2)から
化合物(17−3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(17−2)から
化合物(17−4)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(17−4)から
化合物(17−5)を製造することができる。
製造法18
式(1−4)で表される化合物のうち、式(18−5)および式(18−7)で表され
る化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R105、X、YおよびYは、前記記載と同義であり、m103は、0、
または1の整数を表し、R114は、前記項1記載のBと同義である。]
1)工程1
文献(例えばTetrahedron Letters 43, 4275 (2002)等)に記載された製造法と同様な
方法によって、化合物(18−1)から化合物(18−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(18−2)から
化合物(18−4)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(18−4)から
化合物(18−5)を製造することができる。
4)工程4
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(18−4)から
化合物(18−6)を製造することができる。
5)工程5
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(18−6)から
化合物(18−7)を製造することができる。
製造法19
式(1−4)で表される化合物のうち、式(19−13)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R115は、前記項1記載のBと同義である。]
1)工程1〜工程8
文献(例えばWO06/039325等)に記載された製造法と同様な方法によって、
化合物(19−1)から化合物(19−11)を製造することができる。
2)工程9〜工程10
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(19−11)から化
合物(19−13)を製造することができる。
製造法20
式(1−4)で表される化合物のうち、式(20−8)で表される化合物またはその薬
学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、Rは前記項1と同じであり、R116は、置換されてもよいC6−10アリー
ル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基を
表す。]
1)工程1〜工程5
文献(例えばBioorganic & Medicinal Chemistry 13, 59 (2005)等)に記載された製造
法と同様な方法によって、化合物(20−1)から化合物(20−7)を製造することが
できる。
2)工程6
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(20−7)から化合
物(20−8)を製造することができる。
製造法21
式(1−4)で表される化合物のうち、式(21−3)で表される化合物またはその薬
学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、m100a、R112、A100、B100、YおよびYは、前記記載と同
義である。]
1)工程1
製造法13記載の工程2と同様な方法によって、化合物(21−1)から化合物(21
−2)を製造することができる。化合物(21−1)は、製造法12に記載された製造方
法と同様な方法によって、製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(21−2)から化合
物(21−3)を製造することができる。
製造法22
式(1−14)で表される化合物のうち、式(22−2)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、G、R1b、R1c、R1d、およびR300は、前記記載と同義であり、X
はハロゲン原子を表す。]
1)工程1
化合物(22−2)は、不活性溶媒中、酢酸ナトリウムの存在下、化合物(22−1)
をN−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、およびN−ヨードスクシンイ
ミドから1つ選択される化合物と反応させることにより製造することができる。不活性溶
媒としては、例えば、酢酸またはプロピオン酸等の有機酸等が挙げられる。反応温度は、
約20℃〜約50℃の範囲から選択される。
製造法23
式(1−14)で表される化合物のうち、式(23−3)および式(23−6)で表さ
れる化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される
[式中、G、R1b、R1c、R1d、およびR300は、前記記載と同義であり、R
208およびR209は、水素原子およびアルキル基を表し、R400は、アルキル基を
表し、Zは、
(式中、R200は、水素原子もしくはC1−4アルキル基であるか、もしくは2つのR
200が一緒になって、1、2−フェニレンを形成し、R201、R202、R203
204、R205およびR206は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC1−2
ルキル基であり、mは、0または1の整数を表し、Mはカリウムイオン、ナトリウムイ
オン、もしくはアンモニウムイオンを表す。)を表す。]
1)工程1
化合物(23−3)は、不活性溶媒中、Pd触媒および無機塩基存在下、化合物(23
−1)と化合物(23−2)と反応させることにより製造することができる。無機塩基と
しては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、または炭酸カリウム
等が挙げられる。Pd触媒としては、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロ
セン]パラジウムジクロリド、または[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロ
セン]パラジウムジクロリド ジクロロメタン錯体等が挙げられる。不活性溶媒としては
、水、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエ
タン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。通常は、水およびエーテル系溶媒の混合溶液が
使用される。反応温度は、約50℃〜約120℃の範囲から選択される。。
2)工程2
文献(例えばEur. J. Org. Chem. EN 5, 1075 (2004)、WO07/39142、J. Org
. Chem. 67, 8424 (2002)、Organic Letters 4, 107 (2002)、Organic Letters 3, 393 (
2001)、Tetrahedron 58, 465 (2002)等)に記載された製造方法と同様な方法によって、
化合物(23−1)から化合物(23−5)を製造することができる。以下に製造例を
挙げる。
化合物(23−5)は、不活性溶媒中、Pd触媒および塩基の存在下、化合物(23−
1)とZがB(OH)である化合物(23−4)との反応を行うことにより、製造す
ることができる。不活性溶媒としては、水、またはテトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられ、通常は、水
とエーテル系溶媒の混合溶液が使用される。塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウムまたは炭酸水素カリウム等が挙げられる。Pd触媒は、パラジウ
ムジフェニルホスフィノジクロライド、またはテトラキストリフェニルホスフィンパラジ
ウム等が挙げられる。反応温度は、約50℃〜約150℃の範囲から選択される。
3)工程3
化合物(23−6)は、パラジウム炭素または水酸化パラジウム存在下、不活性溶媒中
、化合物(23−5)を水素添加することにより製造することができる。不活性溶媒とし
ては、例えば、メタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶
媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。
製造法24
式(1−14)で表される化合物のうち、式(24−1)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、G、R1b、R1c、R1dおよびR300は、前記記載と同義である。]
1)工程1
文献(例えばSynth. Commun. 24, 887 (1994)、Organic Letters 9, 1711(2007)、Tetr
ahedron Lett. 40, 8193 (1999)、Tetrahedron Lett. 45, 1441(2004)等)に記載された
製造法と同様な方法によって、化合物(23−1)から化合物(24−1)を製造するこ
とができる。
製造法25
式(1−13)で表される化合物のうち、式(25−4)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R1a、R1cおよびR1dは、前記記載と同義であり、R401は、C1−6
アルキル基を表し、R402は、C1−2アルキル基を表す。]
1)工程1
化合物(25−3)は、ホスフィンおよび縮合剤の存在下、不活性溶媒中、化合物(2
5−1)と化合物(25−2)を反応させることにより製造することができる。ホスフィ
ンとしては、トリフェニルホスフィン等が挙げられ、不活性溶媒としては、例えば、テト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシ
エタン等のエーテル系溶媒等が挙げられ、縮合剤としては、アゾジカルボキリックアシッ
ドジイソプロピルエステル等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜約80℃の範囲から選
択される。
2)工程2
例えば、下記に示す製造法(i.またはii.)によって実施することができる。
i.化合物(25−4)は、不活性溶媒中、鉄および化合物(25−3)を反応させる
ことにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、水、酢酸、またはメタ
ノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶媒等が挙げられ、こ
れらの混合溶媒でもよい。反応温度は、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。
ii.化合物(25−4)は、パラジウム炭素または水酸化パラジウム存在下、不活性
溶媒中、化合物(25−3)を水素添加することにより製造することができる。不活性溶
媒としては、例えば、メタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコー
ル系溶媒、またはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしく
は1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃〜
約50℃の範囲から選択される。
製造法26
式(1−14)で表される化合物のうち、式(26−5)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、X、R1a、R1b、R1c、R1d、R401およびR402は前記記載と
同義であり、Xは、臭素原子またはヨウ素原子を表す。]
1)工程1
化合物(26−2)は、クラウンエーテルの存在下あるいは非存在下、水素化ナトリウ
ム存在下、不活性溶媒中、化合物(26−1)と化合物(25−2)を反応させることに
より製造することができる。クラウンエーテルとしては、15−クラウン等が挙げられ、
不活性溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキ
サン、もしくは1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応温度
は、約0℃〜約50℃の範囲から選択される。
2)工程2
製造法25記載の工程2と同様な方法によって、化合物(26−2)から化合物(26
−3)を製造することができる。
3)工程3
化合物(26−4)は、無機塩基の存在下、不活性溶媒中、化合物(26−3)と化合
物(1−7)を反応させることにより製造することができる。無機塩基としては、炭酸カ
リウムもしくは水素化ナトリウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、もしくは1,2−ジメトキシエ
タン等のエーテル系溶媒、またはアセトニトリルもしくはプロピオニトリル等のニトリル
系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約30℃〜約100℃の範囲から選択される。
4)工程4
化合物(26−5)は、一酸化炭素雰囲気下、メタノールもしくはエタノール、有機塩
基、補助配位子および酢酸パラジウム存在下、不活性溶媒中、化合物(26−4)を反応
させることにより製造することができる。補助配位子としては、ジフェニルホスフィノプ
ロパン等が挙げられる。有機塩基としては、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等が挙
げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒等が挙
げられる。反応温度は、約70℃〜約150℃の範囲から選択される。
製造法27
式(1−3)で表される化合物のうち、式(27−7)で表される化合物またはその薬
学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、n、R401、Y、R1a、R1c、R1d、R3a、R3b、R3c、R
およびRは、前記記載と同義である。]
1)工程1
化合物(27−2)は、例えば、ピリジン溶媒中、化合物(27−1)と無水酢酸を反
応させることにより製造することができる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から
選択される。
2)工程2
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(27−2)から化合物(27−
3)を製造することができる。
3)工程3
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(27−3)から化合物(27−
4)を製造することができる。
4)工程4
化合物(27−5)は、アンバーライト(登録商標)の存在下もしくは非存在下、不活
性溶媒中、化合物(27−4)と塩基を反応させることにより製造することができる。塩
基は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
ナトリウム、もしくは水素化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。不活性溶媒として
は、例えば、メタノール、エタノール、もしくは2−プロパノール等のアルコール系溶媒
等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
5)工程5
製造法1記載の工程1と同様な方法によって、化合物(27−5)から化合物(27−
6)を製造することができる。
6)工程6
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(27−6)から化合物(27−
7)を製造することができる。
製造法28
式(1−13)で表される化合物のうち、式(28−3)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、R1a、R1c、R1d、R401およびR300は、前記記載と同義であり、
は、臭素原子または塩素原子を表す。]
1)工程1
文献(例えばChem. Pharm. Bull. 46, 1716 (1998)等)に記載された製造方法と同様な
方法によって、化合物(28−1)から化合物(28−3)を製造することができる。
製造法29
式(1−13)で表される化合物のうち、式(29−4)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、X、X、R1a、R1c、R1d、R401、およびR300は、前記記載
と同義である。]
1)工程1
文献(例えばSynth. Commun. 27, 2943 (1997)、J. Chem. Soc. Perkin Trans 2, 691(
1988)等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(29−1)から化合物(
29−2)を製造することができる。
2)工程2および工程3
文献(例えばWO2005/082872 等)に記載された製造法と同様な方法によ
って、化合物(29−2)から化合物(29−4)を製造することができる。
製造法30
式(1−13)で表される化合物のうち、式(30−5)で表される化合物またはその
薬学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、X、R1a、R1b、R1c、R1d、およびR300は、前記記載と同義で
あり、R403は、C1−6アルキル基を表し、Xはヨウ素原子、臭素原子、塩素原子
、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基、Xは、ヨウ素原子、臭素原子、塩素
原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基またはp−ト
ルエンスルホニルオキシ基を表す。]
1)工程1
文献(例えばJ. Am. Chem. Soc. 123, 6989 (2001)、J. Org. Chem. 70, 4360 (2005)
、Synth. Commun. 29, 591(1999) 等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合
物(30−1)から化合物(30−2)を製造することができる。
2)工程2
製造法1記載の工程8と同様な方法によって、化合物(30−2)から化合物(30−
3)を製造することができる。
3)工程3
文献(例えばWO2004/096773 等)に記載された製造法と同様な方法によ
って、化合物(30−3)から化合物(30−5)を製造することができる。
製造法31
式(1−2)で表される化合物のうち、式(31−3)で表される化合物またはその薬
学上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、式中、R112、s、YおよびYは、前記記載と同じであり、R506は、
前記Bと同じであり、R507は、前記Rと同じである。]
1)工程1
文献(例えばBioorganic & Medicinal Chemistry Letters 1621, 16 (2006)、WO99
/054321等)に記載された製造法と同様な方法によって、化合物(21−1)から
化合物(31−2)を製造することができる。
2)工程2
文献(例えばProtective Groups in Organic Synthesis 2nd Edition (John Wiley & S
ons, Inc.)等)に記載されている方法等と同様な方法によって、化合物(31−2)から
化合物(31−3)を製造することができる。
製造法32
式(I)で表される化合物のうち、式(32−17)で表される化合物またはその薬学
上許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、G、R1a、R1b、R1c、R1d、およびRは、前記記載と同じであり
、R600は、項1記載のBと同じである。]
1)工程1
化合物(32−2)は、不活性溶媒中、化合物(32−1)と塩基を反応させ、さらに
tert−ブチル エチル マロネートを反応させることにより製造することができる。
塩基は水素化カリウムもしくは水素化ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。不活性溶
媒としては、例えば、N,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、もしく
はヘキサメチレンホスホアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約1
0℃〜約40℃の範囲から選択される。
2)工程2
化合物(32−3)は、不活性溶媒中、化合物(32−2)とトリフルオロ酢酸を反応
させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、ジクロロメタン
、クロロホルム、もしくは1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒が挙げ
られる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
3)工程3
化合物(32−4)は、水素雰囲気下、パラジウム炭素存在下、不活性溶媒中、化合物
(32−3)を還元させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例え
ば、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は
、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
4)工程4
化合物(32−5)は、不活性溶媒中、化合物(32−4)をジ−tert−ブチルジ
カルボネートを反応させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例え
ば、ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる。反応
温度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
5)工程5
化合物(32−6)は、水素雰囲気下、酸化白金存在下、不活性溶媒中、化合物(32
−5)を還元させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、例えば、メ
タノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約1
0℃〜約40℃の範囲から選択される。
6)工程6
化合物(32−7)は、不活性溶媒中、無機塩基存在下、化合物(32−6)とp−メ
トキシベンジルクロライドを反応させることにより製造することができる。無機塩基とし
ては、炭酸カリウムもしくは炭酸セシウム等が挙げられる。不活性溶媒としては、例えば
、N,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、もしくはヘキサメチレンホ
スホアミド等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。反応温度は、約10℃〜約40℃の範
囲から選択される。また、本工程においては、ヨウ化ナトリウムもしくはヨウ化カリウム
を添加してもよい。
7)工程7
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(32−7)から化合物(32−
8)を製造することができる。
8)工程8
製造法1記載の工程4と同様な方法によって、化合物(32−8)から化合物(32−
9)を製造することができる。
9)工程9
製造法1記載の工程10と同様な方法によって、化合物(32−9)から化合物(32
−10)を製造することができる。
10)工程10
化合物(32−11)は、水素雰囲気下、パラジウム炭素存在下、不活性溶媒中、化合
物(32−10)を還元させることにより製造することができる。不活性溶媒としては、
例えば、メタノール、もしくはエタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられる。反応温
度は、約10℃〜約40℃の範囲から選択される。
11)工程11
製造法32記載の工程4と同様な方法によって、化合物(32−11)から化合物(3
2−12)を製造することができる。
12)工程12
製造法3記載の工程2と同様な方法によって、化合物(32−12)から化合物(32
−13)を製造することができる。
13)工程13
化合物(32−14)は、不活性溶媒中、化合物(32−13)から以下の反応(i.
〜 ii.)を連続的に実施することにより製造することができる。不活性溶媒としては
、例えば、ジオキサン、もしくはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒等が挙げられる

i.トリエチルアミン存在下、化合物(32−13)とエチルクロロホルメートを反応
させる。反応温度は、約−10℃〜約20℃の範囲から選択される。
ii.i.の反応混合物に対し、水素化ホウ素ナトリウムを加え反応させる。反応温度
は、約0℃〜約20℃の範囲から選択される。
14)工程14
化合物(32−15)は、化合物(32−14)のスワン酸化を実施することにより製
造することが出来る。具体的には、ジクロロメタン、クロロホルム、もしくは1,2−ジ
クロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒中、オキザリルクロライドに対し、ジメチル
スルホキシドを添加し、その後、化合物(32−14)を加え、さらにジイソプロピルエ
チルアミンを加える。反応温度は、約−80℃〜約−30℃の範囲から選択される。
15)工程15
製造法1記載の工程4と同様な方法によって、化合物(32−15)から化合物(32
−16)を製造することができる。
16)工程16
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(32−16)から化合物(32
−17)を製造することができる。
製造法33
式(I)で表される化合物のうち、式(33−2)で表される化合物またはその薬学上
許容される塩は、例えば下記に示す方法によって製造される。
[式中、G、R600、R1a、R1b、R1c、R1d、およびRは、前記記載と
同じであり、Z100は、C(O)、S(O)、もしくはC(O)N(R601)を表
し、R601は、項1記載のRと同じである。]
1)工程1
文献(例えばComprehensive Organic transformation, R. C. ラロック著、VCH publis
her Inc., 1989等)に記載された製造方法と同様な方法によって、化合物(33−16)
から化合物(33−1)を製造することができる。
2)工程2
製造法1記載の工程6と同様な方法によって、化合物(33−1)から化合物(33−
2)を製造することができる。
以上の各製造工程において、各反応の原料化合物が水酸基、アミノ基またはカルボキシ
基のような、反応に活性な基を有する場合には、必要に応じて反応させたい部位以外のこ
れらの基を予め適当な保護基で保護しておき、それぞれの反応を実施した後またはいくつ
かの反応を実施した後に保護基を除去することにより、目的とする化合物を得ることがで
きる。水酸基、アミノ基、カルボキシ基などを保護する保護基としては、有機合成化学の
分野で使われる通常の保護基を用いればよく、このような保護基の導入および除去は通常
の方法に従って行うことができる(例えば、Protective Groups in Organic Synthesis,
T. W. Greene, P. G. M. Wuts共著、第2版、John Wiley & Sons, Inc. (1991)に記載の
方法)。
例えば、水酸基の保護基としては、tert−ブチルジメチルシリル基、メトキシメチ
ル基、テトラヒドロピラニル基などが挙げられ、アミノ基の保護基としてはtert−ブ
チルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基などが挙げられる。このような水
酸基の保護基は、塩基、硫酸、酢酸などの酸の存在下、含水メタノール、含水エタノール
、含水テトラヒドロフランなどの溶媒中で反応させることにより除去することができる。
また、tert−ブチルジメチルシリル基の場合は、例えばフッ化テトラブチルアンモニ
ウムの存在下、テトラヒドロフランなどの溶媒中で行うこともできる。アミノ基の保護基
の除去は、tert−ブチルオキシカルボニル基の場合は、例えば、塩酸、トリフルオロ
酢酸などの酸の存在下、含水テトラヒドロフラン、塩化メチレン、クロロホルム、含水メ
タノールなどの溶媒中で反応させることにより行なわれ、ベンジルオキシカルボニル基の
場合は、例えば、臭化水素酸などの酸存在下、酢酸などの溶媒中で反応させることにより
行うことができる。
カルボキシ基を保護する場合の保護の形態としては、例えばtert−ブチルエステル
、オルトエステル、酸アミドなどが挙げられる。このような保護基の除去は、tert−
ブチルエステルの場合は、例えば塩酸の存在下、含水溶媒中で反応させることにより行わ
れ、オルトエステルの場合は、例えば、含水メタノール、含水テトラヒドロフラン、含水
1,2−ジメトキシエタンなどの溶媒中、酸で処理し、引き続いて水酸化ナトリウムなど
のアルカリで処理することにより行われ、酸アミドの場合は、例えば、塩酸、硫酸などの
酸の存在下、水、含水メタノール、含水テトラヒドロフランなどの溶媒中で反応させるこ
とにより行うことができる。
式(I)で表される化合物は、光学活性中心を有するものも含まれ、したがって、これ
らはラセミ体として、または、光学活性の出発材料が用いられた場合には光学活性型で得
ることができる。必要であれば、得られたラセミ体を、物理的にまたは化学的にそれらの
光学対掌体に公知の方法によって分割することができる。好ましくは、光学活性分割剤を
用いる反応によってラセミ体からジアステレオマーを形成する。異なるかたちのジアステ
レオマーは、例えば分別結晶などの公知の方法によって分割することができる。
本発明に係わる化合物は、例えば水、メタノール、エタノール、アセトン等の溶媒中で
、薬学上許容される酸と混合することで、塩にすることができる。薬学上許容される酸と
しては、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸塩、リン酸、硝酸等の無機酸、あるいは酢酸、プ
ロピオン酸、シュウ酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、フ
マル酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、アスコルビン酸等の有機酸が挙げ
られる。
本発明は、そのレニンに対する阻害作用より様々な疾病の治療への応用が考えられる。
本明細書に記載の化合物は、高血圧症の治療薬として有用である。これらの化合物は、急
性および慢性うっ血性心不全の管理にも有益である。これらの化合物は、原発性および二
次性肺高血圧症、原発性および二次性アルドステロン血症、腎血管性高血圧症、原発性お
よび二次性腎疾患、例えば、糸球体腎炎、IgA腎症、糖尿病性腎症、高血圧性腎症(腎
硬化症)、ネフローゼ症候群、腎不全、左室肥大、左室線維化、左室拡張不全、左心室不
全、心房細動、不安定狭心症、心筋梗塞、心筋症、脳卒中、血管再建術後の再狭窄、糖尿
病性網膜症、認知障害、例えば、アルツハイマー病、脳血管性認知症の治療、および血管
障害、例えば片頭痛、レイノー病、並びにアテローム性動脈硬化プロセスを最小に抑制す
るためにも有用であると期待される。また、高眼圧に関連した疾患、例えば緑内障の治療
に有用である。
本発明に係わる化合物は、治療に使用する場合に、医薬組成物として、経口的または非
経口的(例えば、静脈内、皮下、もしくは筋肉内注射、局所的、経直腸的、経皮的、また
は経鼻的)に投与することができる。経口投与のための組成物としては、例えば、錠剤、
カプセル剤、丸剤、顆粒剤、散剤、液剤、懸濁剤などが挙げられ、非経口投与のための組
成物としては、例えば、注射用水性剤、もしくは油性剤、軟膏剤、クリーム剤、ローショ
ン剤、エアロゾル剤、坐剤、貼付剤などが挙げられる。これらの製剤は、従来公知の技術
を用いて調製され、製剤分野において通常使用される無毒性かつ不活性な担体もしくは賦
形剤を含有することができる。
用量は、個々の化合物により、また患者の疾患、年齢、体重、性別、症状、投与経路等
により変化するが、通常は成人(体重50kg)に対して、本発明に係わる化合物または
それらの薬学上許容される塩を、0.1〜1000mg/日、好ましくは1〜300 m
g/日を1日1回または2ないし3回に分けて投与する。また、数日〜数週に1回投与す
ることもできる。
本発明の医薬は、その効果の増強を目的として、糖尿病治療剤、糖尿病性合併症治療剤
、抗高脂血症剤、降圧剤、抗肥満剤、利尿剤などの薬剤(以下、併用薬剤と略記する)と
組み合わせて用いることができる。本発明の医薬および併用薬剤の投与時期は限定されず
、これらを投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。
また、本発明の医薬と併用薬剤の合剤としても良い。併用薬剤の投与量は、臨床上用いら
れている用量を基準として適宜選択することができる。また、本発明の医薬と併用薬剤と
の配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせなどにより適宜選択す
ることができる。例えば投与対象がヒトである場合、本発明の医薬1重量部に対し、併用
薬剤を0.01〜100重量部用いればよい。
なお、糖尿病治療剤としては、インスリン製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された
動物インスリン製剤;大腸菌、イーストを用い、遺伝子工学的に合成したヒトインスリン
製剤など)、インスリン抵抗性改善剤(例、ピオグリタゾンまたはその塩酸塩、トログリ
タゾン、ロシグリタゾンまたはそのマレイン酸塩、GI−262570、JTT−501
、CC−555、YM−440、KRP−297、S−011等)、α−グルコシダーゼ
阻害剤(例、ボグリボース、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート等)、ビグア
ナイド剤(例、メトホルミン等)、インスリン分泌促進剤(例、トルブタミド、グリベン
クラミド、グリクラジド、クロルプロパミド、トラザミド、アセトヘキサミド、グリクロ
ピラミド、グリメピリド等のスルホニルウレア剤;レパグリニド、セナグリニド、ナテグ
リニド、ミチグリニド等)、GLP−1、GLP−1アナログ(エキセナタイド、リラグ
ルタイド、SUN−E7001、AVE010、BIM−51077、CJC1131等
)、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤(例、バナジン酸等)、β3アゴニスト(
例、GW−427353B、N−5984等)、DPPIV阻害剤(例、シタグリプチン
、ビルダグリプチン、サクサグリプチン、SYR−322等)が挙げられる。
糖尿病性合併症治療剤としては、アルドース還元酵素阻害剤(例、トルレスタット、エ
パルレスタット、ゼナレスタット、ゾポレスタット、ミナレスタット、フィダレスタット
、SK−860、CT−112等)、神経栄養因子(例、NGF、NT−3、BDNF等
)、PKC阻害剤(例、LY−333531等)、AGE阻害剤(例、ALT946、ピ
マゲジン、ピラトキサチン、N−フェナシルチアゾリウム ブロマイド(ALT766
)等)、活性酸素消去薬(例、チオクト酸等)、脳血管拡張剤(例、チアプリド、メキシ
レチン等)が挙げられる。抗高脂血剤としては、HMG−CoA還元酵素阻害剤(例、プ
ラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、イ
タバスタチンまたはそれらのナトリウム塩等)、スクアレン合成酵素阻害剤、ACAT阻
害剤等が挙げられる。降圧剤としては、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例、カプトプ
リル、エナラプリル、アラセプリル、デラプリル、リジノプリル、イミダプリル、ベナゼ
プリル、シラザプリル、テモカプリル、トランドラプリル等)、アンジオテンシンII拮
抗剤(例、オルメサルタン、メドキソミル、カンデサルタン、シレキセチル、ロサルタン
、エプロサルタン、バルサンタン、テルミサルタン、イルベサルタン、タソサルタン等)
、カルシウム拮抗剤(例、塩酸ニカルジピン、塩酸マニジピン、ニソルジピン、ニトレン
ジピン、ニルバジピン、アムロジピン等)、ACE/NEP阻害剤(例、オマパトリラー
ト、ファシドトリル等)、β遮断薬(例、アテノロール、ビソプロロール、ベタキソロー
ル、メトプロロール等)、α遮断薬(例、ウラピジル、テラゾシン、ドキサゾシン、ブナ
ゾシン等)、αβ遮断薬(例、アモスラロール、アロチノロール、ラベタロール、カルベ
ジロール等)が挙げられる。
抗肥満剤としては、例えば中枢性抗肥満薬(例、フェンテルミン、シブトラミン、アン
フェプラモン、デキサンフェタミン、マジンドール、SR−141716A等)、膵リパ
ーゼ阻害薬(例、オルリスタット等)、ペプチド性食欲抑制薬(例、レプチン、CNTF
(毛様体神経栄養因子)等)、コレシストキニンアゴニスト(例、リンチトリプト、FP
L−15849等)等が挙げられる。利尿剤としては、例えばキサンチン誘導体(例、サ
リチル酸ナトリウムテオブロミン、サリチル酸カルシウムテオブロミン等)、チアジド系
製剤(例、エチアジド、シクロペンチアジド、トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチア
ジド、ヒドロフルメチアジド、ベンチルヒドロクロロチアジド、ペンフルチジド、ポリチ
アジド、メチクロチアジド等)、抗アルドステロン製剤(例、スピロノラクトン、トリア
ムテレン等)、炭酸脱水酵素阻害剤(例、アセタゾラミド等)、クロルベンゼンスルホン
アミド系製剤(例、クロルタリドン、メフルシド、インダパミド等)、アゾセミド、イソ
ソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、フロセミド等が挙げられる。
上記併用薬剤は、2種以上を適宜の割合で組み合せて用いてもよい。
本発明の医薬が、併用薬剤と組み合せて使用される場合には、これらの薬剤の使用量は
、薬剤の副作用を考えて安全な範囲内で低減できる。したがって、これらの薬剤により引
き起こされるであろう副作用は安全に防止できる。
以下に本発明を、参考例、製造例および試験例により、さらに具体的に説明するが、本
発明はもとよりこれに限定されるものではない。尚、以下の参考例および製造例において
示された化合物名は、必ずしもIUPAC命名法に従うものではない。なお、記載の簡略
化のために略号を使用することもあるが、これらの略号は前記記載と同義である。
参考例1
メチル 4−(2−エトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエトキシ)−3−ニトロベ
ンゾエート
4−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香酸メチル(18.0g)のN,N−ジメチルホルム
アミド(70ml)溶液に炭酸カリウム(25.1g)、エチル 2−ブロモイソブチレ
ート(20.0g)を加えて80℃で加熱攪拌した。10時間後、反応溶液を25℃に冷
却し、反応溶液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫
酸マグネシウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製することで表題の化合物(11
.8g)を得た。
MS (ESI+) 312 (M++1, 100%).
参考例2
メチル 2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−カルボキシレート
鉄(12.0g)の酢酸(30ml)懸濁液に、参考例1(11.8g)の酢酸(50
ml)/エタノール(50ml)溶液を80℃でゆっくりと滴下し、滴下後80℃で過熱
攪拌した。3時間後、反応溶液を25℃に冷却し、不溶物をセライト濾過で除去し、濾液
を減圧濃縮した。得られた残渣に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル
でリパルブ洗浄し濾取することにより表題の化合物(6.8g)を白色固体で得た。
MS (ESI+) 236 (M++1, 100%).
参考例3
メチル 4−(3−メトキシプロピル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例2(1.80g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液に水素化ナ
トリウム(55%wg、0.40g)、1−ブロモ−3−メトキシプロパン(1.40g
)を加えて80℃で加熱攪拌した。6時間後、反応溶液を25℃に冷却し、反応溶液に水
を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾
燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン/酢酸エチル=5/1)により精製することで表題の化合物(1.85g)を得た。
MS (ESI+) 308 (M++1, 100%).
参考例4
4−(3−メトキシプロピル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
参考例3の化合物(2.0g)をテトラヒドロフラン(5ml)とメタノール(5ml
)に溶かし、2N 水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え60℃で5時間撹拌した。
反応溶液を減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウムを加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮することにより表題の化
合物(1.81g)を得た。
MS (ESI+) 294 (M++1, 100%).
参考例5
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(3−メトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例4の化合物(1.47g)のジクロロメタン(20ml)溶液に、オキサリルク
ロライド(0.66ml)、ジメチルホルムアミド(10μl)を加え室温で1時間撹拌
した。溶媒を減圧留去後、トルエンを加え減圧濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン
(10ml)に溶かし、tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピルアミノ)ピペ
リジン−1−カルボキシレート(1.51g)、トリエチルアミン(1.2ml)のジク
ロロメタン(20ml)溶液に滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、表題の化合物(2.0g)を得た。
MS (ESI+) 518 (M++1, 100%).
参考例6
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−ブロモ−4−(3−メトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例5の化合物(280mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)に溶かし
、N−ブロモスクシンイミド(200mg)を加え、70℃で3時間撹拌した。反応混合
物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製することで表題の化合物(
300mg)を得た。
MS (ESI+) 595 (M++1, 100%),597 (M++1, 100%).
参考例7
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({4−(3−メトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−7−[(1E)−プロパ−1−エン−1−イル]−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
参考例6の化合物(300mg)をジメトキシエタン(3ml)、水(1.5ml)に
溶かし、トランス−プロペニルボロン酸(170mg)、炭酸ナトリウム(106mg)
、パラジウムジフェニルホスフィノジクロライド・ジクロロメタン錯体(7.8mg)を
加え8時間加熱還流を行った。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=
2/1)により精製することで表題の化合物(260mg)を得た。
MS (ESI+) 558 (M++1, 100%).
参考例8
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(3−メトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−7−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例7の化合物(90.1mg)を酢酸エチル(10ml)に溶かし、パラジウム−
炭素 (100mg)を加え、水素雰囲気下で5時間撹拌した。反応溶液をセライトろ過
し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢
酸エチル=2/1)により精製することで表題の化合物(60.0mg)を得た。
MS (ESI+) 560 (M++1, 100%).
参考例9
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−エチル−4−(3−メトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ] ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例6の化合物とビニルボロン酸ピナコールエステルを用いて、参考例7および8の
方法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 546 (M++1, 100%).
参考例10
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(3−メトキシプロピル)−
2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例6の化合物(275mg)、ビス(トリブチルホスフィン)パラジウム(25m
g)のテトラヒドロフラン(4ml)溶液に、室温で2.0Mメチルジンククロリドテト
ラヒドロフラン溶液(0.3ml)を加え室温で4時間攪拌した。反応混合物に水を加え
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、
減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エ
チル=2/1)により精製することで表題の化合物(170mg)を得た。
MS (ESI+) 532 (M++1, 100%).
参考例11
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−シアノ−4−(3−メトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例6の化合物(130mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)溶液に、
シアン化亜鉛(100mg)、ジトリブチルホスフィンパラジウム(38.2mg)を加
え100℃で6時間加熱攪拌した。室温放冷後、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで
乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン/酢酸エチル=1/1)により精製することで表題の化合物(90.4mg)を得
た。
MS (ESI+) 543 (M++1, 100%).
参考例12
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−4−(3−メトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例5の化合物(200mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)に溶かし
、N−クロロスクシンイミド(100mg)を加え、80℃で3時間撹拌した。室温放冷
後、反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製することで表
題の化合物(150mg)を得た。
MS (ESI+) 552 (M++1, 100%).
参考例13
メチル 4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3
−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例2の化合物とメチル(2−ブロモエチル)カルバメートを用いて、参考例3の方
法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 546 (M++1, 100%).
参考例14
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−ブロモ−4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例13の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 624 (M++1, 100%),626 (M++1, 100%).
参考例15
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例14の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 561 (M++1, 100%).
参考例16
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−クロロ−4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例13の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 581 (M++1, 100%).
参考例17
メチル 4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例2の化合物と1−クロロ−4−メトキシブタンを用いて、参考例3の方法に従い
表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 322 (M++1, 100%).
参考例18
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−4−(4−メトキシブチル)−2
,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例17の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 566 (M++1, 100%).
参考例19
メチル 4−(3−エトキシプロピル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例2の化合物と1−ブロモ−3−エトキシプロパンを用いて、参考例3の方法に従
い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 322 (M++1, 100%).
参考例20
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−4−(3−エトキシプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例19の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 566 (M++1, 100%).
参考例21
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例17の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 546 (M++1, 100%).
参考例22
エチル 2−(4−ブロモ−2−ニトロフェノキシ)−2−メチルブタノエート
エチル 2−ヒドロキシ−2−メチルブチレート(3.5g)のテトラヒドロフラン(
80ml)溶液に、氷冷下、水素化ナトリウム(1.2g)を加え、室温で10分攪拌し
た。15−crown−5を1滴加え、5−ブロモ−2−フルオロニトロベンゼン(2.
8ml)を滴下し、室温で14時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加
えて、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過
し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢
酸エチル=15/1)により精製することで表題の化合物(5.5g)を得た。
MS (ESI+) 346(M++1, 100%), 348(M++1, 98%).
参考例23
6−ブロモ−2−エチル−2−メチル−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−
オン
参考例2と同様の方法で、対応する化合物から表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 270(M++1, 100%), 272(M++1, 100%).
参考例24
6−ブロモ−2−エチル−4−(3−メトキシプロピル)−2−メチル−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−3(4H)−オン
参考例3と同様の方法で、対応する化合物から表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 611(M++1, 100%), 613(M++1, 100%).
参考例25
メチル 2−エチル−4−(3−メトキシプロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例24の化合物(4.3g)のN,N−ジメチルアセトアミド(50ml)/メタ
ノール(20ml)溶液に酢酸パラジウム(849mg)、1,3−ビス(ジフェニルフ
ォスフィノ)プロパン(1.56g)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.4m
l)を加え、一酸化炭素雰囲気下、100℃で4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後
、セライトろ過し、ろ液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水
で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製することで表題の
化合物(2.4g)を得た。
MS (ESI+) 322(M++1, 100%).
参考例26
メチル 4−[(1R)−2−エトキシ−1−メチル−2−オキソエトキシ]−3−ニト
ロベンゾエート
メチル 4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾエート(5.0g)とL−乳酸エチル(2
.9ml)のテトラヒドロフラン(120ml)溶液に、トリフェニルホスフィン(10
g)を加え、室温で10分攪拌した。氷冷下、ジイソプロピル アゾジカルボキシレート
(20ml)を加え、60℃で4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、水を加え、酢
酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
=5/1)により精製することで表題の化合物(9.5g)を得た。
MS (ESI+) 298(M++1, 100%).
参考例27
メチル(2R)−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例26の化合物を用いて、参考例17の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 308(M++1, 100%).
参考例28
メチル 4−[1−(メトキシカルボニル)プロポキシ]−3−ニトロベンゾエート
4−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香酸メチルとメチル 2−ブロモブチレートを用いて
、参考例1と同様の方法で、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 298(M++1, 100%).
参考例29
4−(アセチルオキシ)−3−ニトロ安息香酸
4−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香酸(10g)にピリジン(12ml)、無水酢酸(
55ml)を加えて室温で65時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、5%硫酸水素ナトリ
ウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウ
ムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することにより表題の化合物(11.7g)を得た。
MS (ESI+) 226(M++1, 100%).
参考例30
tert−ブチル (3R)−3−[[4−(アセチルオキシ)−3−ニトロベンゾイル
](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例5と同様の方法で、対応する化合物から表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 450(M++1, 100%).
参考例31
tert−ブチル (3R)−3−[(4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾイル)(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例30の化合物(4.4g)のメタノール(60ml)溶液にナトリウムメトキシ
ド(1Mメタノール溶液、12.7ml)を加えて、室温で2時間攪拌した。反応液に、
Amberlite(登録商標)を加えて、室温で30分攪拌し、ろ過し、メタノールで
洗浄し、ろ液を減圧濃縮することにより表題の化合物(4.1g)を得た。
MS (ESI+) 408(M++1, 86%).
参考例32
ジエチル (4−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−
3−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2−ニトロフェニロキシ)(メチル
)マロネート
参考例31の化合物と2−ブロモ−2−メチルマロン酸ジエチルを用いて、参考例1と
同様の方法で、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 580(M++1, 84%).
参考例33
エチル 6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−
イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−4−(4−メトキシブチル)−2−メチ
ル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシ
レート
参考例32の化合物を用いて、参考例2および参考例3の方法に従い表題の化合物を得
た。
MS (ESI+) 590(M++1, 100%).
参考例34
6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](
イソプロピル)アミノ]カルボニル}−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−
オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボン酸
参考例33の化合物(1.8g)にメタノール(20ml)溶液と1N水酸化ナトリウ
ム水溶液(6ml)を加えて、60℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、5%
硫酸水素ナトリウム水溶液を加えて、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄
後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することにより表題の化合物(1.7g)
を得た。
MS (ESI+) 562(M++1, 100%).
参考例35
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メトキ
シブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例34の化合物(1.68g)、トリエチルアミン(500μl)のテトラヒドロ
フラン(10ml)溶液に、氷冷下、イソプロピル クロロホルメート(495μl)を
滴下し氷浴中1時間攪拌した。生じた沈殿物をろ過し、ろ液に氷冷下で水素化ホウ素ナト
リウム(228mg)の水溶液(2ml)を滴下し、氷浴中で1時間攪拌した。反応液に
飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄
後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/5)により精製することで表題の化合物
(510mg)を得た。
MS (ESI+) 548(M++1, 100%).
参考例36
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(エトキシメチル)−4−(4−メトキシ
ブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ] ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例35の化合物(20mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1ml)溶液に、
水素化ナトリウム(10mg)、ヨードエタン(50μl)を加え、室温で2時間攪拌し
た。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和
食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製することで
表題の化合物(19mg)を得た。
MS (ESI+) 576(M++1, 100%).
参考例37
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−2−エチル−4−(3−メトキシ
プロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例25の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 566(M++1, 100%).
参考例38
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−ブロモ−2−エチル−4−(3−メトキシ
プロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]pピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例25の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 610(M++1, 100%)612(M++1, 100%).
参考例39
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−シアノ−2−エチル−4−(3−メトキシ
プロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例25の化合物を用いて、参考例11の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 557(M++1, 100%).
参考例40
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2R)−7−クロロ−4−(3−メトキシプ
ロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
参考例26の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 538(M++1, 100%).
参考例41
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2R)−7−ブロモ−4−(3−メトキシプ
ロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ] ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例26の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 582(M++1, 100%)584(M++1, 100%).
参考例42
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[(2R)−4−(3−メトキシプ
ロピル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオ
キサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例26の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 518(M++1, 100%).
参考例43
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2R)−7−クロロ−4−(4−メトキシブ
チル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例27の化合物を用いて、参考例18の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 552(M++1, 100%).
参考例44
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2R)−7−ブロモ−4−(4−メトキシブ
チル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例27の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 596(M++1, 100%)598(M++1, 100%).
参考例45
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[(2R)−4−(4−メトキシブ
チル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例27の化合物を用いて、参考例21の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 532(M++1, 100%).
参考例46
tert−ブチル (3R)−3−[[((2R)−7−クロロ−4−{2−[(メトキ
シカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例26の化合物を用いて、参考例16の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 567(M++1, 100%).
参考例47
tert−ブチル (3R)−3−[[((2R)−7−ブロモ−4−{2−[(メトキ
シカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例26の化合物を用いて、参考例14の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 611(M++1, 100%)613(M++1, 100%).
参考例48
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[((2R)−4−{2−[(メトキ
シカルボニル)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例26の化合物を用いて、参考例15の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 547(M++1, 100%).
参考例49
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−2−エチル−4−(3−メトキシ
プロピル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イ
ル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例28の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 552(M++1, 100%).
参考例50
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−2−(エトキシメチル)−4−(
4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例36の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 610(M++1, 100%).
参考例51
メチル 4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(30.0g)をメタノール(
600ml)に溶かし、濃硫酸(10ml)を滴下し、その後還流下20時間撹拌した。
室温に冷却し、反応混合物に水(200ml)を加えて、メタノールを減圧留去し、酢酸
エチル(300ml)で2回抽出した。有機層を水、飽和重曹水、飽和塩化ナトリウム水
溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することで表題の化合物(32
.0g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.77 (s, 1H), 7.79-7.76 (m, 1H), 7.28-7.22 (m, 1H),7.
03-6.99 (m, 1H), 3.88 (s, 3H).
参考例52
メチル 4−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
メチル 4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(32.0g)を
酢酸(180ml)に溶かし、濃硫酸(0.45ml)を加えて65℃まで加熱した。そ
の後70%濃硝酸(12.4g)の酢酸(60ml)溶液をゆっくりと滴下し、65℃で
1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却して氷水(500ml)中に注ぎ、トルエン
(800ml)で2回抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄して硫酸
ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル)により精製することで表題の化合物(15.0g)を得
た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.8 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 3.96 (s, 3H
).
参考例53
メチル 5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
メチル 4−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(5
8.0g)をメタノール(600ml)に溶かし、10%パラジウム/炭素(50%we
t.:11.60g)を加え、水素雰囲気下、25℃で8時間激しく撹拌した。反応終了
後、セライトろ過し、メタノールで洗浄してろ液を減圧濃縮することで表題の化合物(5
3.0g)を得た。
MS (ESI+) 236 (M++1, 100%).
参考例54
メチル 5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−メチルベンゾエート
4−ヒドロキシ−2−メチル安息香酸を用いて、参考例53の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 182 (M++1, 100%).
参考例55
メチル 2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
メチル 5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(5
3.0g)をクロロホルム(200ml)及びテトラヒドロフラン(200ml)に溶か
し、炭酸水素ナトリウム水溶液(27.60g/240ml)を加えて激しく撹拌した。
氷浴で冷却して2−ブロモイソブチリルブロミド(65.5g)をゆっくり滴下して30
分間撹拌し、室温に昇温して2.5時間撹拌した。反応終了後、クロロホルム(300m
l)で2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することでメチル
5−[(2−ブロモ−2−メチルプロパノイル)アミノ]−4−ヒドロキシ−2−(ト
リフルオロメチル)ベンゾエートを得た。この粗生成物をN,N−ジメチルホルムアミド
(500ml)で希釈し、炭酸カリウム(60.53g)を加えて、50℃で5時間撹拌
した。反応終了後、室温に冷却して、固体をろ過で除いた。ろ液に酢酸エチル(500m
l)を加え、1N塩酸(500ml)、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を
硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することで粗生成物を取得し、酢酸エチル/ヘキ
サン(5/1、200ml)で晶析することで表題の化合物(48.5g)を得た。
MS (ESI+) 304 (M++1, 31%).
参考例56
メチル 2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−カルボキシレート
メチル 5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−メチルベンゾエートを用いて、参考例55
の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 250 (M++1, 35%).
参考例57
メチル 4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフル
オロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレ
ート
参考例55の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 390 (M++1, 100%).
参考例58
tert−ブチル(3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例57の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 600 (M++1, 100%).
参考例59
tert−ブチル(3R)−3−(イソプロピル{[4−(3−メトキシプロピル)−2
,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例55の化合物を用いて、参考例3および参考例5の合成法に従い表題の化合物を
得た。
MS (ESI+) 586 (M++1, 100%).
参考例60
tert−ブチル(3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニル
)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
参考例55の化合物を用いて、参考例13および参考例5の合成法に従い表題の化合物
を得た。
MS (ESI+) 615 (M++1, 100%).
参考例61
tert−ブチル(3R)−3−[{[7−ブロモ−4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例17の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 610 (M++1, 100%).
参考例62
tert−ブチル(3R)−3−[{[7−シアノ−4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例61の化合物を用いて、参考例11の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 557 (M++1, 100%).
参考例63
メチル(2R)−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシ
レート
参考例52の化合物を用いて、参考例27の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 376 (M++1, 100%).
参考例64
tert−ブチル(3R)−3−(イソプロピル{[(2R)−4−(4−メトキシブチ
ル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例63の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 586 (M++1, 100%).
参考例65
2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
参考例55の化合物を用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 289 (M++1, 13 %).
参考例66
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例65の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 514 (M++1, 27 %).
参考例67
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[7−メトキシ−4−(4−メトキ
シブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−ブロモ−4−(4−メトキシブチル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
500mgにCuBr(59mg)、NaOMe(1Mメタノール溶液)(16.4ml
)、DMF(5.5ml)を加えて100℃で15時間攪拌した。反応後、反応溶液中に
水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/2)により精製することで表題の化合物(24
0mg)を無色液体として得た。
MS (ESI+) 562 (M++1, 30%).
参考例68
メチル 4−(4−シアノブチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例56の化合物(700mg)に水素化ナトリウム(155mg)、5−クロロペ
ンタンニトリル(1.0ml)、ヨウ化カリウム(100mg)、N,N−ジメチルホル
ムアミド(9ml)を加えて100℃で5時間攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加え
て、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製することで表題の化合物(250mg)
を無色液体として得た。
MS (ESI+) 331 (M++1, 72%).
参考例69
メチル 4−(2−{[(ジメチルアミノ)カルボニル]オキシ}エチル)−2,2,7
−トリメチルl−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 365 (M++1, 26%).
参考例70
メチル 4−ヘキ−5−エン−1−イル−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 332 (M++1, 81%).
参考例71
メチル 4−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)−2,
2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 436 (M++1, 51%).
参考例72
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボ
キシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 413 (M++1, 30%).
参考例73
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2,7
−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 427 (M++1, 37%).
参考例74
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例55の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 427 (M++1, 42%).
参考例75
メチル 4−(3−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}プロピル)−2,2,
7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 441 (M++1, 24%).
参考例76
メチル 2−エチル−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチ
ル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−カルボキシレート
メチル 2−エチル−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートを用いて、参考例
13の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 419 (M++1, 20%).
参考例77
メチル 2,2,7−トリメチル−3−オキソ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4
−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシ
レート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 348 (M++1, 26%).
参考例78
メチル 4−[3−(2−エチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)プロピル]−2,
2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 392 (M++1, 30%).
参考例79
メチル 4−[4−(ベンジルオキシ)ブチル]−2,2,7−トリメチル−3−オキソ
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 412 (M++1, 35%).
参考例80
メチル 4−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−2,2,7−トリメチル−3−オキソ
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 384 (M++1, 24 %).
参考例81
メチル 2,2,7−トリメチル−3−オキソ−4−(4,4,4−トリフルオロブチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ネンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 360 (M++1, 23%).
参考例82
メチル2,2,7−トリメチル−3−オキソ−4−(5,5,5−トリフルオロペンチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 374 (M++1, 26%).
参考例83
メチル 4−(4−tert−ブトキシ−4−オキソブチル)−2,2,7−トリメチル
−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレ
ート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 392 (M++1, 22%).
参考例84
メチル 4−(2−tert−ブチキシ−2−オキソエチル)−2,2,7−トリメチル
−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレ
ート
参考例56の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 364 (M++1, 21%).
参考例85
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−((2S)−2−{[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}プロピル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル
}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(100mg)
に2−ヒドロキシカルバミン酸ベンジルエステル(49mg)、ジイソプロピル アゾジ
カルボキシレート(0.26ml)、トリフェニルホスフィン(122mg)、テトラヒ
ドロフラン(3ml)を加えて室温で終夜攪拌した。反応後、濃縮を行い得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製する
ことで表題の化合物(120mg)を得た。
MS (ESI+) 705 (M++1, 39%).
参考例86
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(3−エトキシ−3−オキソプロピル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(460mg)
に3−ブロモプロピオン酸エチルエステル(0.19ml)、炭酸カリウム(298mg
)、アセトニトリル(5ml)を加えて5時間加熱還流した。反応後、反応溶液中に水を
加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製することで表題の化合物(350m
g)を無色液体として得た。
MS (ESI+) 614 (M++1, 32%).
参考例87
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−[(2S)−3−メトキシ−
2−メチル−3−オキソプロピル]−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオ
ロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニ
ル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例66の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 614 (M++1, 32%).
参考例88
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(1H−イミダゾール−5−イルメチル)
−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
参考例66の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 594 (M++1, 31 %).
参考例89
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ジメチルアミノ)カルボニル
]オキシ}エチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例69の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 575 (M++1, 32 %).
参考例90
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(4−シアノブチル)−2,2,7−トリ
メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例68の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 541 (M++1, 32 %).
参考例91
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−ヘキ−5−エンー1−イル−2,2,7−
トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イ
ル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例70の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 542 (M++1, 34 %).
参考例92
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シ
リル]オキシ}ブチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
参考例71の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 646 (M++1, 38 %).
参考例93
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]
アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレート
参考例72の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 623 (M++1, 37 %).
参考例94
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例73の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 637 (M++1, 38 %).
参考例95
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(3−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}プロピル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
参考例75の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 651 (M++1, 39 %).
参考例96
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例77の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 558 (M++1, 34 %).
参考例97
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−(4−オキソヘキシル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例78の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 558 (M++1, 34 %).
参考例98
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[4−(ベンジルオキシ)ブチル]−2,
2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例79の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 622 (M++1, 39 %).
参考例99
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[2−(ベンジルオキシ)エチル]−2,
2,7−トリメチル−3−オキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例80の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 594 (M++1, 37 %).
参考例100
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−(4,4,4−トリフルオロブチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例81の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 570 (M++1, 31 %).
参考例101
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−(5,5,5−トリフルオロペンチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例82の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 584 (M++1, 32 %).
参考例102
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−エチルl−4−{3−[(メトキシカルボ
ニル)アミノ]プロピル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例76の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 629 (M++1, 32 %).
参考例103
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({2,2,7−トリメチル−4−[
4−(メチルアミノ)−4−オキソブチル]−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例112の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 559 (M++1, 32 %).
参考例104
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[4−(エチルアミノ)−4−オキソブチ
ル]−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例113の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 573 (M++1, 34 %).
参考例105
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(2,2−ジフルオロエチル)ア
ミノ]−2−オキソエチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]
ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例128の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 581 (M++1, 31 %).
参考例106
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(4−tert−ブトキシ−4−オキソブ
チル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート
参考例83の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 602 (M++1, 36 %).
参考例107
3−[6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イ
ル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(ト
リフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]
プロパン酸
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(3−エトキシ−3−オキソプロピル)
−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート(350mg)2N NaOH水溶液(5ml)、MeO
H(5ml)、THF(5ml)を加えて室温で2時間攪拌した。反応後、溶媒を濃縮し
て2N 塩酸水溶液を滴下し、析出してきた結晶を酢酸エチルで抽出した。その酢酸エチ
ル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた
残渣 (260mg)をそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 586 (M++1, 30 %).
参考例108
(2S)−3−[6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジ
ン−3−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2,2−ジメチル−3−オキソ
−7−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−
4−イル]−2−メチルプロパン酸
参考例87の化合物を用いて、参考例107の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 600 (M++1, 31%).
参考例109
4−[6−(メトキシカルボニル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]ブタン酸
メチル 4−(4−tert−ブトキシ−4−オキソブチル)−2,2,7−トリメチ
ル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシ
レート(2.7g)にTFA(5ml)を加えて室温で2時間攪拌した。反応後、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液で中和し、析出してきた化合物を酢酸エチルで抽出した。その酢
酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得
られた残渣(950mg)をそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 336 (M++1, 18 %).
参考例110
[6−(メトキシカルボニル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]酢酸
参考例84の化合物を用いて、参考例109の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 308 (M++1, 16%).
参考例111
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 691 (M++1, 38 %).
参考例112
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({2,2,7−トリメチル−4−[
4−(メチルアミノ)−4−オキソブチル]−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
4−[6−(メトキシカルボニル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−2,3−
ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]ブタン酸(500mg)に1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(372mg)、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(262mg)、トリエチルアミン(0.27ml)、
クロロホルム(10ml)、メチルアミン(0.20ml)を加えて室温で終夜攪拌した
。反応終了後、濃縮を行い得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロ
ホルム/メタノール=9/1)により精製することで表題の化合物(420mg)を無色
アモルファスとして得た。
MS (ESI+) 349 (M++1, 20 %).
参考例113
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[4−(エチルアミノ)−4−オキソブチ
ル]−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例109の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 363 (M++1, 21 %).
参考例114
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−4−[3−(メチルアミノ
)−3−オキソプロピル]−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例107の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 31 %).
参考例115
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−[3−(エチルアミノ)−3−オキソプロ
ピル]−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−yl]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例107の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 613 (M++1, 32 %).
参考例116
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{3−[(2−フルオロエチル)アミノ]
−3−オキソプロピル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例107の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 631 (M++1, 32 %).
参考例117
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{3−[(2,2−ジフルオロエチル)ア
ミノ]−3−オキソプロピル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}
(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例107の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 649 (M++1, 32 %).
参考例118
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−[3−(シクロプロピルアミノ)−3−オ
キソプロピル]−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例107の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 625 (M++1, 34 %).
参考例119
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−[(2S)−3−(エチルアミノ)−2−
メチル−3−オキソプロピル]−2,2−ジメチルl−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル
}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルビキシレート
参考例108の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 627 (M++1, 34 %).
参考例120
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(シクロプロピルカルボニル)ア
ミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル)l−3−オキシ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)]ピペリジン−1
−カルボキシレート
参考例139の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 571 (M++1, 34 %).
参考例121
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例139の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 581 (M++1, 31 %).
参考例122
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオ
キサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例141の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 567 (M++1, 30 %).
参考例123
tert−ブチル (3R)−3−[[(2,2−ジメチル−3−オキソ−4−{2−[
(3,3,3−トリフルオロプロパニル)アミノ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例141の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 31 %).
参考例124
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミ
ノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例142の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 31 %).
参考例125
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(シクロプロピルアセチル)アミ
ノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1
−カルボキシレート
参考例139の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 31 %).
参考例126
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[2−(ブチリルアミノ)エチル]−2,
2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例139の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 573 (M++1, 34 %).
参考例127
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(2,2−ジフルオロプロパノイ
ル)アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
参考例139の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 595 (M++1, 32 %).
参考例128
メチル 4−{2−[(2,2−ジフルオロエチル)アミノ]−2−オキソエチル}−2
,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−カルボキシレート
参考例110の化合物を用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 371 (M++1, 18 %).
参考例129
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−{2−[
(トリフルオロアセチル)アミノ]エチル}−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例142の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 653 (M++1, 31 %).
参考例130
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{3−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
プロピル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレート
参考例145の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 595 (M++1, 32 %).
参考例131
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[3−(アセチルアミノ)プロピル]−2
,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
参考例145の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 559 (M++1, 32 %).
参考例132
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[2−(アセチルアミノ)エチル]−2,
2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2,7−トリ
メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(200mg
)にトリエチルアミン(0.040ml)、テトラヒドロフラン(3ml)、アセチルク
ロリド(0.04ml)を氷冷下で加えて室温で1時間攪拌した。反応後、濃縮を行い得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=9 /
1)により精製することで表題の化合物(80mg)を無色アモルファスとして得た。
MS (ESI+) 545 (M++1, 31 %).
参考例133
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[(2S
)−2−(プロピオニルアミノ)プロピル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例146の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 627 (M++1, 34 %).
参考例134
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(2,2,7−トリメチル−4−{
2−[(メチルスルホニル)アミノ]エチル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例139の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 581 (M++1, 30 %).
参考例135
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例139の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 559 (M++1, 32 %).
参考例136
tert−ブチル (3R)−3−[({2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例141の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 545 (M++1, 31 %).
参考例137
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチルl−3−オキソ−4−[2−
(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
参考例142の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 613 (M++1, 32 %).
参考例138
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{2−[(フルオロアセチル)アミノ]エ
チル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例142の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 617 (M++1, 31 %).
参考例139
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2,7−トリ
メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート(1.14g)に10% パラジウム/炭素(500mg)
、メタノール(30ml)を加えて水素存在下室温で2時間攪拌した。反応後、ろ過及び
濃縮を行った。得られた残渣 (900mg)をそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 503 (M++1, 29 %).
参考例140
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−ヘキシル−2,2,7−トリメチル−3−
オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]
(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例91の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 544 (M++1, 34 %).
参考例141
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジメチル
−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボ
ニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例93の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 489 (M++1, 28 %).
参考例142
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジメチル
−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例111の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 557 (M++1, 29 %).
参考例143
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(4−ヒドロキシブチル)−2,2,7−
トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イ
ル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例98の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 532 (M++1, 31 %).
参考例144
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,7−
トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イ
ル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例98の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 504 (M++1, 29 %).
参考例145
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(3−アミノ)−2,2,7−トリメチル
−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボ
ニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例95の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 517 (M++1, 30 %).
参考例146
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−[(2S)−2−アミノプロピル]−2,
2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレート
参考例85の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 571 (M++1, 30 %).
参考例147
tert−ブチル (3R)−3−[({7−クロロ−2,2−ジメチルl−3−オキソ
−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート
参考例136の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 580 (M++1, 32 %).
参考例148
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−クロロ−4−{2−[(ジフルオロアセチ
ル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例122の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 602 (M++1, 32 %).
参考例149
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−クロロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−
4−{2−[(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)アミノ]エチル}−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例123の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 634 (M++1, 32 %).
参考例150
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(4−シクロプロピルブチル)−2,2,
7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
N−ニトロソ−N−メチルウレア(2.62g)をジエチルエーテル(34ml)に溶
かし、その混合溶媒を氷冷下水酸化カリウム(1.53g)水溶液(9ml)中に滴下し
、0℃で15分間攪拌した。その後得られた上澄み液を酢酸パラジウム(15mg)存在
下、クロロホルム/ジエチルエーテル混合溶媒に溶解させたtert−ブチル (3R)
−3−[[(4−ヘキ−5−エン−1−イル−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(300mg)に滴下し室温で1時間
攪拌した。反応後、ろ過及び濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)により精製することで表題の化合物(250
mg)を無色液体として得た。
MS (ESI+) 556 (M++1, 35 %).
参考例151
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)(メチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル
}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボ
ニル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ
)ピペリジン−1−カルボキシレート(110mg)に氷冷下水素化ナトリウム(9.3
mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(9ml)を加えて室温で30分間攪拌した。そ
の後、ヨウ化メチル(0.02ml)を加えて室温でさらに2時間攪拌した。反応後、反
応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/2)により精製することで表題の化
合物(110mg)を無色液体として得た。
MS (ESI+) 629 (M++1, 32%).
参考例152
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(2,2,7−トリメチル−4−{
2−[メチル(プロピオニル)アミノ]エチル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例135の化合物を用いて、参考例151の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 573 (M++1, 34 %).
参考例153
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−[2−(プロピオニルオキシ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,7
−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(15
0mg)に氷冷下水素化ナトリウム(16mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(9m
l)を加えて室温で30分間攪拌した。その後、プロピオン酸クロリド(0.03ml)
を加えて室温でさらに2時間攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶
液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢
酸エチル=1/2)により精製することで表題の化合物(110mg)を無色液体として
得た。
MS (ESI+) 560 (M++1, 32%).
参考例154
tert−ブチル (3R)−3−[({4−[4−(シクロプロピルオキシ)ブチル]
−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(4−ヒドロキシブチル)−2,2,7
−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート 20
0 mgに氷冷下水素化ナトリウム(60mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(3m
l)を加えて室温で30分間攪拌した。その後、ブロモシクロプロパン(0.30ml)
を加えて150℃で6時間攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液
で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過
、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸
エチル=1/2)により精製することで表題の化合物(30mg)を無色液体として得た

MS (ESI+) 572 (M++1, 32%).
参考例155
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−(2−プロポキシエチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例144の化合物を用いて、参考例154の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 546 (M++1, 31 %).
参考例156
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(
プロパンチオイルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジメチ
ル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート 100 mgにメチルプロパンジチオネート 23 mg、 トリエチル
アミン 0.050 ml、MeOH 3 mlを加えて室温で3時間攪拌した。反応後
、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/2)により精製することで表題
の化合物(90mg)を無色液体として得た。
MS (ESI+) 629 (M++1, 32 %).
参考例157
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2,2,7−トリメチル−4−(
2−{[(メチルアミノ)カルボニル]アミノ}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1
−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2,7−ト
リメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル
]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(200m
g)にトリホスゲン(47mg)、トリエチルアミン(0.12ml)、クロロホルム(
5ml)を氷冷下で加えて室温で2時間攪拌した。反応後、反応溶液を濃縮し、メチルア
ミン(0.17ml)、クロロホルム(5ml)を氷冷下で加えて室温で2時間攪拌した
。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を
水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=9/1)により精製す
ることで表題の化合物(70mg)を無色アモルファスとして得た。
MS (ESI+) 560 (M++1, 31 %).
参考例158
メチル−7−ヨード−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例2の化合物(1.2g)をクロロホルム(25ml)に溶かし、氷冷下、トリフ
ルオロスルホン酸銀(1.38g)とヨウ素(1.36g)を加えた後、室温で14時間
撹拌した。反応混合物をセライトろ過した。有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液で2回洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮し、表題の化合物(1.2g)を淡黄
色固体として得た。
MS (ESI+) 362 (M++1, 100%).
参考例159
メチル(2R)−7−ヨード−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
メチル(2R)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−カルボキシレートを用いて、参考例158の合成法に従い表題の化合物
(1.3g)を得た。
MS (ESI+) 348 (M++1, 100%).
参考例160
7−ヨード−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例158の化合物(1.2g)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶
かし、1−クロロ−4−メトキシブタン(815mg)、炭酸カリウム(919mg)、
炭酸セシウム(218mg)、ヨウ化カリウム(111mg)を加え、90℃で8時間撹
拌した。反応混合物を放冷し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を2回水洗
後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5:1→4:1)により精製し
、表題の化合物(1.1g)を無色透明油状物として得た。
MS (ESI+) 448 (M++1, 83%).
参考例161
(2R)−7−ヨード−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例159の化合物を用いて、参考例160の合成法に従い表題の化合物(1.2g
)を得た。
MS (ESI+) 434 (M++1, 40%).
参考例162
7−ヨード−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル
−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレ
ート
参考例158の化合物(1.1g)をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶
かし、メチル(2−ブロモエチル)カルバメート(1.1g)、炭酸カリウム(1.05
g)を加え、90℃で8時間撹拌した。反応混合物を放冷し、水を加えた後、酢酸エチル
で抽出した。有機層を2回水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン=4
:1→3:1)により精製し、表題の化合物(1.1g)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+) 463 (M++1, 51%).
参考例163
(2R)−7−ヨード−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2−メ
チル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキ
シレート
参考例159の化合物を用いて、参考例162の合成法に従い表題の化合物(1.2g
)を得た。
MS (ESI+) 449 (M++1, 33%).
参考例164
メチル−4−{2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル}−7−ヨード
−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−カルボキシレート
参考例158の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物(1.4g)を
得た。
MS (ESI+) 539 (M++1, 100%).
参考例165
(2R)−4−{2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル}−7−ヨー
ド−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−カルボキシレート
参考例159の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物(1.7g)を
得た。
MS (ESI+) 525 (M++1, 100%).
参考例166
メチル−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−[(トリメ
チルシリル)エチニル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カル
ボキシレート
参考例160の化合物(1.1g)をトリエチルアミン(20ml)に溶かし、氷冷下
、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(86mg)、ヨウ化銅
(23mg)、トリメチルシリルアセチレン(1.2g)を加えた。その後、室温で6時
間撹拌した。反応溶媒をある程度減圧留去した後、残渣に酢酸エチルを加えて希釈した。
混合物をセライトろ過した後、有機層を10%クエン酸水溶液で2回洗浄した後、硫酸マ
グネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン=5:1→4:1)により精製し、表題の化合
物(730mg)を無色透明油状物として得た。
MS (ESI+) 418 (M++1, 100%).
参考例167
メチル−(2R)−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−[(ト
リメチルシリル)エチニル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
カルボキシレート
参考例161の化合物を用いて、参考例166の合成法に従い表題の化合物(850m
g)を得た。
MS (ESI+) 404 (M++1, 100%).
参考例168
メチル−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3
−オキソ−7−[(トリメチルシリル)エチニル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例162の化合物を用いて、参考例166の合成法に従い表題の化合物(800m
g)を得た。
MS (ESI+) 433 (M++1, 100%).
参考例169
メチル−(2R)−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチル
−3−オキソ−7−[(トリメチルシリル)エチニル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例163の化合物を用いて、参考例166の合成法に従い表題の化合物(850m
g)を得た。
MS (ESI+) 419 (M++1, 65%).
参考例170
メチル−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−[(トリメチルシリル)エチニル−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例164の化合物を用いて、参考例166の合成法に従い表題の化合物(1.9g
)を得た。
MS (ESI+) 509 (M++1, 100%).
参考例171
メチル−(2R)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−
2−メチル−3−オキソ−7−[(トリメチルシリル)エチニル−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例165の化合物を用いて、参考例166の合成法に従い表題の化合物(1.2g
)を得た。
MS (ESI+) 495 (M++1, 100%).
参考例172
メチル−7−エチニル−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例166の化合物(730mg)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、氷
冷下、1mol/Lテトラブチルアンモニウムフロオリドテトラヒドロフラン溶液(1.
8ml)をゆっくり滴下した。その後、氷冷下、1時間撹拌した。反応溶媒をある程度減
圧流去した後、残渣に酢酸エチルを加えて希釈した。有機層を2回水洗後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン=4:1→3:1)により精製し、表題の化合物(4
30mg)を無色透明油状物として得た。
MS (ESI+) 346 (M++1, 90%).
参考例173
メチル−(2R)−7−エチニル−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキ
ソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例167の化合物を用いて、参考例172の合成法に従い表題の化合物(530m
g)を得た。
MS (ESI+) 332 (M++1, 66%).
参考例174
メチル−7−エチニル−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,2
−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カ
ルボキシレート
参考例168の化合物を用いて、参考例172の合成法に従い表題の化合物(530m
g)を得た。
MS (ESI+) 361 (M++1, 50%).
参考例175
メチル−(2R)−7−エチニル−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル
}−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−カルボキシレート
参考例169の化合物を用いて、参考例172の合成法に従い表題の化合物(530m
g)を得た。
MS (ESI+) 347 (M++1, 37%).
参考例176
メチル−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−7−エチニ
ル−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−カルボキシレート
参考例170の化合物を用いて、参考例172の合成法に従い表題の化合物(700m
g)を得た。
MS (ESI+) 437 (M++1, 100%).
参考例177
メチル−(2R)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−
7−エチニル−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−カルボキシレート
参考例171の化合物を用いて、参考例172の合成法に従い表題の化合物(750m
g)を得た。
MS (ESI+) 423 (M++1, 100%).
参考例178
メチル−7−エチル−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例172の化合物(500mg)をメタノール(15ml)に溶かし、氷冷下、2
0%水酸化パラジウムカーボン(150mg)を加えた。その後、水素雰囲気下、室温で
6時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、反応溶媒を減圧流去した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン=5:1→4:
1)により精製し、表題の化合物(400mg)を無色透明油状物として得た。
MS (ESI+) 350 (M++1, 78%).
参考例179
メチル−(2R)−7−エチル−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレート
参考例173の化合物を用いて、参考例178の合成法に従い表題の化合物(450m
g)を得た。
MS (ESI+) 336 (M++1, 38%).
参考例180
メチル−7−エチル−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,2−
ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カル
ボキシレート
参考例174の化合物を用いて、参考例178の合成法に従い表題の化合物(520m
g)を得た。
MS (ESI+) 365 (M++1, 36%).
参考例181
メチル−(2R)−7−エチル−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}
−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
カルボキシレート
参考例175の化合物を用いて、参考例178の合成法に従い表題の化合物(480m
g)を得た。
MS (ESI+) 351 (M++1, 36%).
参考例182
tert−ブチル−(3R)−3−[{[7−エチル−4−(4−メトキシブチル)−2
,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例178の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物(450mg)
を得た。
MS (ESI+) 560 (M++1, 56%).
参考例183
tert−ブチル−(3R)−3−[{[(2R)−7−エチル−4−(4−メトキシブ
チル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例179の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物(410mg)
を得た。
MS (ESI+) 546 (M++1, 50%).
参考例184
tert−ブチル−(3R)−3−[[(7−エチル−4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例180の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物(460mg)
を得た。
MS (ESI+) 575 (M++1, 46%).
参考例185
tert−ブチル−(3R)−3−[[((2R)−7−エチル−4−{2−[(メトキ
シカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例181の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物(440mg)
を得た。
MS (ESI+) 561 (M++1, 26%).
参考例186
tert−ブチル−(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル}−7−エチニル−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]
ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例176の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 647 (M++1, 22%).
参考例187
tert−ブチル−(3R)−3−[{[(2R)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル}−7−エチニル−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミ
ノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例177の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物(610mg)
を得た。
MS (ESI+) 633 (M++1, 19%).
参考例188
tert−ブチル−(3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−7−エチル−2,
2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例186の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物(430m
g)を得た。
MS (ESI+) 517 (M++1, 97%).
参考例189
tert−ブチル−(3R)−3−[{[(2R)−4−(2−アミノエチル)−7−エ
チル−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例187の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物(485m
g)を得た。
MS (ESI+) 503 (M++1, 73%).
参考例190
tert−ブチル−(3R)−3−[({7−エチル−2,2−ジメチル−3−オキソ−
4−[2−(プロピルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例188の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物(180m
g)を得た。
MS (ESI+) 573 (M++1, 44%).
参考例191
tert−ブチル−(3R)−3−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−7−エチル−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例188の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物(180m
g)を得た。
MS (ESI+) 595 (M++1, 39%).
参考例192
tert−ブチル−(3R)−3−[[(4−{2−[(エトキシカルボニル)アミノ]
エチル}−7−エチル−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例188の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物(210m
g)を得た。
MS (ESI+) 589 (M++1, 41%).
参考例193
tert−ブチル−(3R)−3−[({4−[2−(ブチリルアミノ)エチル]−7−
エチル−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例188の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物(210m
g)を得た。
MS (ESI+) 587 (M++1, 40%).
参考例194
tert−ブチル−(3R)−3−[({(2R)−7−エチル−2−メチル−3−オキ
ソ−4−[2−(プロピルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例189の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物(120m
g)を得た。
MS (ESI+) 559 (M++1, 21%).
参考例195
tert−ブチル−(3R)−3−[({(2R)−4−[2−(アセチルアミノ)エチ
ル]−7−エチル−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例189の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物(120m
g)を得た。
MS (ESI+) 545 (M++1, 16%).
参考例196
tert−ブチル−(3R)−3−[({(2R)−7−エチル−4−[2−(ホルミル
アミノ)エチル]−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例189の化合物(150mg)をジクロロメタン(5ml)に溶かし、氷冷下、
事前に無水酢酸(91mg)とギ酸(82mg)を45℃で1時間撹拌することによって
調整した溶液を加えた。その後、室温で6時間撹拌した。反応混合物に炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、
減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロ
ホルム/メタノール=30:1→15:1)により精製し、表題の化合物(110mg)
をアモルファス状物として得た。
MS (ESI+) 531 (M++1, 22%).
参考例197
tert−ブチル (3R)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチ
ル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸(100
mg)をジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(61.1mg)、1−エチル−3−(ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド・塩酸
塩(76.5mg)、トリエチルアミン(55.6μl)、tert−ブチル(3R)−
3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(64.0mg)を加え、室温で2時間撹
拌した。反応混合物に5%硫酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機
層を5%硫酸水素ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄
後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製することで表題の化合物
(1136mg)を白色固体として得た。
MS (ESI+) 558 (M++1, 100%).
参考例198
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−4−ベンジル−3−({[4−(4
−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸、ter
t−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−アミノ−4−ベンジルピペリジン−1
−カルボキシレート(US2005/182095)を用いて、参考例197の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 648 (M++1, 100%).
参考例199
tert−ブチル (rac.)−(3R,4S)−4−ベンジル−3−({[4−(4
−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸、ter
t−ブチル (rac.)−(3R,4S)−3−アミノ−4−ベンジルピペリジン−1
−カルボキシレート(US2005/182095)を用いて、参考例197の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 648 (M++1, 100%).
参考例200
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチ
ル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(メチル)アミ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例197の化合物(71.6mg)をジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、
0℃にて水素化ナトリウム(15.4mg)を加え撹拌した。5分後、ヨードメタン(2
3.9μl)を加え室温で4時間撹拌した。反応混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液
を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、飽和食塩水
で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製
し、表題の化合物(53.9mg)を無色油状化合物として得た。
MS (ESI+) 572 (M++1, 100%).
参考例201
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−4−ベンジル−3−[{[4−(4
−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(メチル)
アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例198の化合物を用いて、参考例200の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 662 (M++1, 100%).
参考例202
tert−ブチル (rac.)−(3R,4S)−4−ベンジル−3−[{[4−(4
−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(メチル)
アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例199の化合物を用いて、参考例200の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 662 (M++1, 100%).
参考例203
tert−ブチル 3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメ
チル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)アゼパン−1−カルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸とter
t−ブチル 3−(イソプロピルアミノ)アゼパン−1−カルボキシレートを用いて、参
考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 614 (M++1, 100%).
参考例204
ベンジル 3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3
−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピロリジン−1−カルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸とベンジ
ル 3−(イソプロピルアミノ)ピロリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例5
の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 620 (M++1, 100%).
参考例205
メチル 4−{[(1R)−1−(メトキシカルボニル)−2−メチルプロピル]オキシ
}−2−メチル−5−ニトロベンゾエート
メチル 4−ヒドロキシ−2−メチル−5−ニトロベンゾエートを用いて、参考例26
の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 326 (M++1, 65%).
参考例206
メチル(2R)−2−イソプロピル−4−(4−メトキシブチル)−7−メチル−3−オ
キソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例205の化合物を用いて、参考例17の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 350 (M++1, 100%).
参考例207
tert−ブチル (3R)−3−(イソブチル{[(2R)−2−イソプロピル−4−
(4−メトキシブチル)−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例206の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 560 (M++1, 30%).
参考例208
メチル 2,2−ジフルオロ−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例54の化合物とブロモジフルオロアセチルブロミドを用いて、参考例55の合成
法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 258 (M++1, 100%).
参考例209
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジ
フルオロ−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン
−6−カルボキシレート
参考例208の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 435 (M++1, 26%).
参考例210
tert−ブチル 3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}
エチル)−2,2−ジフルオロ−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例209の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 645 (M++1, 28%).
参考例211
tert−ブチル 3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジフルオロ−7−メ
チル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例210の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 511 (M++1, 34%).
参考例212
tert−ブチル 3−[({2,2−ジフルオロ−7−メチル−3−オキソ−4−[2
−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン
−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例211の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 567 (M++1, 13%).
参考例213
メチル 4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、参考例51の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 223 (M++1, 100%).
参考例214
メチル 4−フルオロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
メチル 4−フルオロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(8.
31g)を濃硫酸(8.5ml)に溶かし、氷冷下で発煙硝酸(15.7ml)を滴下し
、室温で30分撹拌した。その後、45℃に昇温し加熱攪拌した。10時間後、反応溶液
を氷水(50ml)にゆっくり滴下し、酢酸エチル(50ml)を加えて30分攪拌した
。酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次
洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=6/1、4/1)により精製
し、表題の化合物(1.98g)を無色液体として得た。
MS (ESI+) 268 (M++1, 100%).
参考例215
ベンジル (2R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノ
エート
(S)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニックアシ
ッド(1.00g)をテトラヒドロフラン(10.0ml)に溶かし、氷冷下でベンゾト
リアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウム ヘキサフルオロホ
スフェイト(3.64g)、トリエチルアミン(1.80ml)を順次加え室温で加熱撹
拌した。10時間後、氷冷下で反応溶液に1N 塩酸水溶液を加え酢酸エチルで抽出した
。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで
乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1、5/1)により精製し、表題の化合物(1.
10g)を無色液体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.43-7.27 (m, 5H), 5.32 (s, 2H), 3.82 (s, 1H), 1.61(s
, 3H).
参考例216
メチル 4−{(1R)−1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−2,2,2−トリフ
ルオロ−1−メチルエトキシ}−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
参考例214と参考例215の化合物を用いて、参考例22の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 496 (M++1, 8%).
参考例217
メチル(2R)−2−メチル−3−オキソ−2,7−ビス(トリフルオロメチル)−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例216の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI-) 356 (M+-1, 100%).
参考例218
メチル(2R)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2
−メチル−3−オキソ−2,7−ビス(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例217の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 535 (M++1, 60%).
参考例219
tert−ブチル 3−[{[(2R)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2,7−ビス(トリフルオロメチル)−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例218の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 745 (M++1, 22%).
参考例220
tert−ブチル 3−[{[(2R)−4−(2−アミノエチル)−2−メチル−3−
オキソ−2,7−ビス(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例219の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 611 (M++1, 100%).
参考例221
tert−ブチル 3−(イソプロピル{[(2R)−2−メチル−3−オキソ−4−[
2−(プロピオニルアミノ)エチル]−2,7−ビス(トリフルオロメチル)−3,4−
ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン
−1−カルボキシレート
参考例220の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 667 (M++1, 68%).
参考例222
エチル(2R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)プロパノエート
入手可能なO−メチル−D−チロシン(5.00g)を1,4−ジオキサン(62.5
ml)に溶かし、氷冷下で硫酸水溶液(5.4g/17.5ml 水)、亜硝酸ナトリウ
ム水溶液(6.3g/15.0ml 水)を順次滴下し、室温で撹拌した。10時間後、
反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄後、硫酸水素ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。十分に乾燥した後、
残渣をエタノール(50ml)に溶かし、濃硫酸(200μL)を加えて加熱還流した。
15時間後、反応溶液を氷水(50ml)に滴下し、酢酸エチル(50ml)を加えて抽
出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸ナトリ
ウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製し、表題の化合物(3.40
g)を無色液体として得た。
MS (ESI+) 225 (M++1, 33%).
参考例223
メチル 4−[(1S)−2−(ベンジルオキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−2
−オキソエトキシ]−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
参考例52の化合物を用いて、参考例26の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 472 (M++1, 47%).
参考例224
メチル(2S)−2−(4−メトキシベンジル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例223の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 396 (M++1, 100%).
参考例225
tert−ブチル 3−(イソプロピル{[(2S)−2−(4−メトキシベンジル)−
3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)
ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例224の化合物を用いて、参考例137の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 705 (M++1, 15%).
参考例226
メチル 3−アミノ−5−クロロ−4−ヒドロキシベンゾエート
メチル 3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾエートを用いて、参考例53の合成法に従
い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 202 (M++1, 100%).
参考例227
メチル 8−クロロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例226の化合物を用いて、参考例55の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 270 (M++1, 100%).
参考例228
メチル 8−クロロ−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例227の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 356 (M++1, 100%).
参考例229
tert−ブチル (3R)−3−[{[8−クロロ−4−(4−メトキシブチル)−2
,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例228の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 566 (M++1, 100%).
参考例230
tert−ブチル (3R)−3−[{[7,8−ジクロロ−4−(4−メトキシブチル
)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン
−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例229の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 600 (M++1, 100%).
参考例231
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−ブロモ−8−クロロ−4−(4−メトキシ
ブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキ
サジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例230の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 644 (M++1, 100%).
参考例232
2−アミノ−4−ブロモ−6−フルオロフェノール
4−ブロモ−2−フルオロ−6−ニトロフェノールを用いて、参考例53の合成法に従
い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 205 (M++1, 100%).
参考例233
6−ブロモ−8−フルオロ−2,2−ジメチル−2H−1,4−ベンゾキサジン−3(4
H)−オン
参考例232の化合物を用いて、参考例55の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 273 (M++1, 100%).
参考例234
6−ブロモ−8−フルオロ−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−2H−1
,4−ベンゾキサジン−3(4H)−オン
参考例233の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 360 (M++1, 100%).
参考例235
メチル 8−フルオロ−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−カルボキシレート
参考例234の化合物を用いて、参考例25の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 340 (M++1, 100%).
参考例236
tert−ブチル (3R)−3−[{[8−フルオロ−4−(4−メトキシブチル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例235の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 550 (M++1, 100%).
参考例237
メチル 2−(4−ブロモ−3−メチル−2−ニトロフェノキシ)−2−メチルプロパノ
エート
3−メチル−2−ニトロフェノールを用いて、参考例1および参考例6の合成法に従い
、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 332 (M++1, 100%).
参考例238
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4−
(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレート
参考例34の化合物を用いて、参考例197の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 589 (M++1, 34%).
参考例239
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−メチル−2−(モルホリン−4−イルカルボニル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例34の化合物を用いて、参考例197の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 631 (M++1, 32%).
参考例240
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(4−(4−メトキシブチル)−2
−メチル−2−{[メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]カ
ルボニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イ
ル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例34の化合物を用いて、参考例197および参考例200の合成法に従い表題の
化合物を得た。
MS (ESI+) 673 (M++1, 32%).
参考例241
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−2−[(ジメチルアミノ)カルボ
ニル]−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
参考例238の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 623 (M++1, 35%).
参考例242
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−4−(4−メトキシブチル)−2
−メチル−2−(モルホリン−4−イルカルボニル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
参考例239の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 665 (M++1, 40%).
参考例243
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−クロロ−4−(4−メトキシブチル)−2
−メチル−2−{[メチル(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]カ
ルボニル}−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イ
ル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例240の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 707 (M++1, 39%).
参考例244
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−4−(4−メトキシブチル)−2
−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例245の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 596 (M++1, 33%).
参考例245
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例35の化合物を用いて、参考例36の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 562 (M++1, 42%).
参考例246
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−ブロモ−2−(ethoxyメチル)−4
−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1
−カルボキシレート
参考例36の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 654 (M++1, 43%).
参考例247
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ethoxyメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート
参考例246の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 590 (M++1, 43%).
参考例248
エチル 6−ブロモ−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−2−カルボキシレート
4−ブロモ−2−ニトロフェノールを用いて、参考例33の合成法に従い表題の化合物
を得た。
MS (ESI+) 313 (M++1, 76%).
参考例249
エチル 6−ブロモ−4−(3−メトキシプロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシレート
参考例248の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 386 (M++1, 87%).
参考例250
6−ブロモ−4−(3−メトキシプロピル)−N,N,2−トリメチル−3−オキソ−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシアミド
参考例249の化合物を用いて、参考例34および参考例197の合成法に従い表題の
化合物を得た。
MS (ESI+) 385 (M++1, 72%).
参考例251
メチル 2−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4−(3−メトキシプロピル)−2−
メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボ
キシレート
参考例250の化合物を用いて、参考例25の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 365 (M++1, 76%).
参考例252
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4−
(3−メトキシプロピル)−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1
−カルボキシレート
参考例251の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 575 (M++1, 38%).
参考例253
6−ブロモ−2’,3’,5’,6’−テトラヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン
−2,4’−ピラン]−3(4H)−オン
4−ブロモ−2−ニトロフェノール(5.0g)のテトラヒドロフラン(80ml)溶
液に水酸化ナトリウム粉末(7.8g)を加えて、室温で15分攪拌した後、テトラヒド
ロ−4H−ピラン−4−オン(180ml)を加えた。氷冷下、クロロホルム(7.3m
l)を滴下し、1時間攪拌した後、室温で終夜攪拌した。反応混合物に2N塩酸を加え、
クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、
減圧濃縮した。得られた残渣を用いて、参考例2の合成法に従い、表題の化合物(1.6
g)を得た。
MS (ESI+) 298 (M++1, 85%).
参考例254
メチル 4−(4−メトキシブチル)−3−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−
ヘキサヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,4’−ピラン]−6−カルボキシ
レート
参考例253の化合物を用いて、参考例25の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 364 (M++1, 86%).
参考例255
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−3
−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキ
サジン−2,4’−ピラン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例254の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 574 (M++1, 34%).
参考例256
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−ブロモ−4−(4−メトキシブチル)−3
−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキ
サジン−2,4’−ピラン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
参考例255の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 652 (M++1, 33%).
参考例257
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−7
−メチル−3−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロスピロ[1,4
−ベンゾオキサジン−2,4’−ピラン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン
−1−カルボキシレート
参考例256の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 588 (M++1, 100%).
参考例258
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−クロロ−4−(4−メトキシブチル)−3
−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキ
サジン−2,4’−ピラン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
参考例255の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 608 (M++1, 100%).
参考例259
メチル [2−(6−ブロモ−3−オキソ−2’,3’,5’,6’−テトラヒドロスピ
ロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,4’−ピラン]−4(3H)−イル)エチル]カル
バメート
参考例253の化合物を用いて、参考例162の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 399 (M++1, 65%).
参考例260
メチル 4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−3−オキソ−2’,3
,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,4’−
ピラン]−6−カルボキシレート
参考例259の化合物を用いて、参考例25の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 379 (M++1, 67%).
参考例261
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロス
ピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,4’−ピラン]−6−イル)カルボニル]アミノ
}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例260の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 589 (M++1, 33%).
参考例262
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−ブロモ−4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロス
ピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,4’−ピラン]−6−イル)カルボニル](イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例261の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 667 (M++1, 42%).
参考例263
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−7−メチル−3−オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘ
キサヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,4’−ピラン]−6−イル)カルボ
ニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例262の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 603 (M++1, 46%).
参考例264
tert−ブチル (3R)−3−[(4−アセトキシ−2−メチル−5−ニトロベンゾ
イル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
4−ヒドロキシ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸を用いて、参考例31の合成法に従
うことで、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 422 (M++1, 12%).
参考例265
ジエチル(4−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3
−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−5−メチル−2−ニトロフェノキシ)
(メチル)マロネート
参考例264の化合物を用いて、参考例32の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 594 (M++1, 25%).
参考例266
エチル 6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−
イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−4−(4−メトキシブチル)−2,7−
ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カル
ボキシレート
参考例265の化合物を用いて、参考例33の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 604 (M++1, 32%).
参考例267
6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](
イソプロピル)アミノ]カルボニル}−4−(4−メトキシブチル)−2,7−ジメチル
−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボン酸
参考例266の化合物を用いて、参考例34の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 576 (M++1, 46%).
参考例268
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メトキ
シブチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例267の化合物を用いて、参考例35の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 562 (M++1, 43%).
参考例269
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−(メトキシメチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例268の化合物を用いて、参考例36の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 576 (M++1, 28%).
参考例270
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−({[(エチルアミノ)カルボニル]オキ
シ}メチル)−4−(4−メトキシブチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−
ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)
アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート(66mg)のテトラヒドロフラン(1ml)溶液にエチルイソシアネート
(83mg)を加えて、60℃で4時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、減圧濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精
製することで、表題の化合物(65mg)を得た。
MS (ESI+) 633 (M++1, 29%).
参考例271
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(4−(4−メトキシブチル)−2
,7−ジメチル−3−オキソ−2−{[(ピロリジン−1−イルカルボニル)オキシ]メ
チル}−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]
アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート(60mg)、N,N’−カルボニルジイミダゾール(20mg)のテトラ
ヒドロフラン(1ml)溶液にジイソプロピルエチルアミン(95μl)を加えて、室温
で1時間攪拌した。反応混合物にピロリジン(10μl)を加えて、室温で終夜攪拌した
。反応混合物に水を加えて、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで、表題の化合物(59mg)を得た。
MS (ESI+) 659 (M++1, 31%).
参考例272
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({4−(4−メトキシブチル)−2
,7−ジメチル−3−オキソ−2−[({[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメ
チル)アミノ]カルボニル}オキシ)メチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例268の化合物を用いて、参考例271の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 703 (M++1, 28%).
参考例273
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
参考例52の化合物を用いて、参考例36の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 630 (M++1, 30%).
参考例274
2−ブロモ−5−(メトキシメトキシ)ベンズアルデヒド
2−ブロモ−5−ヒドロキシベンズアルデヒド(4.4g)のテトラヒドロフラン(1
00ml)溶液に水素化ナトリウム(1.2g)とクロロメチルメチルエーテル(2.1
ml)を加えて室温で終夜攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて
酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減
圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
)で精製することにより、表題の化合物(1.84g)を得た。
MS (ESI+) 265 (M++1, 31%).
参考例275
6−ブロモ−2−フルオロ−3−(メトキシメトキシ)ベンズアルデヒド
ジイソプロピルアミン(364μl)のテトラヒドロフラン(1ml)溶液を−78℃
に冷却し、n−ブチルリチウム(0.86ml、2.77Mヘキサン溶液)を滴下した後
、0℃で10分攪拌した。反応混合液を−78℃に冷却し、1−ブロモ−3−フルオロ−
4−(メトキシメトキシ)ベンゼン(470mg)のテトラヒドロフラン(1ml)を滴
下し、30分攪拌した後、N,N−ジメチルホルムアミド(210μl)を滴下し、室温
で1時間攪拌した。反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出
し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)で精製することにより、
表題の化合物(48mg)を得た。
MS (ESI+) 265 (M++1, 35%).
参考例276
1−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−4−(メトキシメトキシ)ベンゼン
2−ブロモ−5−(メトキシメトキシ)ベンズアルデヒド(450mg)のジクロロメ
タン(5ml)溶液に氷冷下、ジエチルアミノサルファートリフルオリド(485μl)
を加え、室温で終夜攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてクロ
ロホルムで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)
で精製することにより、表題の化合物(370mg)を得た。
MS (ESI+) 265 (M++1, 78%).
参考例277
1−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(メトキシメトキシ)ベン
ゼン
参考例275の化合物を用いて、参考例276の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 265 (M++1, 89%).
参考例278
メチル 2−(ジフルオロメチル)−4−(メトキシメトキシ)ベンゾエート
参考例276の化合物を用いて、参考例25の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 247 (M++1, 79%).
参考例279
メチル 2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−(メトキシメトキシ)ベンゾエ
ート
参考例277の化合物を用いて、参考例25の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 265 (M++1, 78%).
参考例280
メチル 2−(ジフルオロメチル)−4−ヒドロキシベンゾエート
メチル 2−(ジフルオロメチル)−4−(メトキシメトキシ)ベンゾエート(720
mg)に2N塩酸(6ml)とエタノール(6ml)を加え、80℃で3時間攪拌した。
室温に冷却後、水を加えて酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水を加えて、硫酸ナトリウムで
乾燥、ろ過後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル)で精製することにより、表題の化合物(500mg)を得た。
MS (ESI+) 203 (M++1, 22%).
参考例281
メチル 2−(ジフルオロメチル)−3−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾエート
参考例279の化合物を用いて、参考例280の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 221 (M++1, 18%).
参考例282
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−(ジフルオロメチル)−4−(4−メトキ
シブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例280の化合物を用いて、参考例55、参考例3、参考例5の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 582 (M++1, 35%).
参考例283
tert−ブチル (3R)−3−[{[7−(ジフルオロメチル)−8−フルオロ−4
−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例281の化合物を用いて、参考例55、参考例3、参考例5の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 600 (M++1, 34%).
参考例284
tert−ブチル−(3R)−3−[[4−(ベンジルオキシ)−5−ニトロ−2−(ト
リフルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
メチル−4−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(3
.0g)をN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)に溶かし、ベンジルブロマイド(
2.3g)、炭酸カリウム(2.3g)を加えた後、80℃で6時間撹拌した。反応混合
物を放冷し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を2回水洗後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=8:1→5:1→3:1)により精製し、メチル−4−(
ベンジルオキシ)−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(2.1g)
を得た。次に、参考例5の合成法に従い、表題の化合物(1.9g)を得た。
MS (ESI+) 566 (M++1, 37%).
参考例285
tert−ブチル−(3R)−3−[[5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(トリフルオ
ロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例284の化合物(1.9g)をメタノール(30ml)に溶かし、氷冷下、20
%水酸化パラジウムカーボン(600mg)を加えた。その後、水素雰囲気下、室温で8
時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、減圧濃縮する事で表題の化合物(1.3g
)をアモルファス状物として得た。
MS (ESI+) 446 (M++1, 34%).
参考例286
tert−ブチル (3R)−3−[(5−アミノ−4−ヒドロキシ−2−メチルベンゾ
イル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−ヒドロキシ−2−メチル−5−ニトロベンゾエートを用いて、参考例28
4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 392 (M++1, 93%).
参考例287
メチル 7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン
−2,1’−シクロヘキサン]−6−カルボキシレート
参考例54の化合物と1−ブロモシクロヘキサンカルボニルクロリドを用いて、参考例
55の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 290 (M++1, 100%).
参考例288
メチル 4−(2−{[(ベンゾイルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−7−メチ
ル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シク
ロヘキサン]−6−カルボキシレート
参考例287の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 467 (M++1, 100%).
参考例289
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンゾイルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベ
ンゾオキサジン−2,1’−シクロヘキサン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例288の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 677 (M++1, 43%).
参考例290
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({7−メチル−3−オキソ−4−[
2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサ
ジン−2,1’−シクロヘキサン]−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレート
参考例289の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 30%).
参考例291
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(7−メチル−3−オキソ−3,4
−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル)
カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例286の化合物と1−ブロモシクロブタンカルボニルクロリドを用いて、参考例
55の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 472 (M++1, 30%).
参考例292
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロブタ
ン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例285の化合物と1−ブロモシクロブタンカルボニルクロリドを用いて、参考例
55の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 526 (M++1, 31%).
参考例293
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロペン
タン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例285の化合物と1−ブロモシクロペンタンカルボニルクロリドを用いて、参考
例55の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 540 (M++1, 31%).
参考例294
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−7−メチル3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾ
オキサジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミ
ノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例291の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 649 (M++1, 40%).
参考例295
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピ
ロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}(
イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例292の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 703 (M++1, 39%).
参考例296
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−7−メチル3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾ
オキサジン−2,1’−シクロペンタン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例293の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 717 (M++1, 30%).
参考例297
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロス
ピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}
アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例292の化合物を用いて、参考例162の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 627 (M++1, 30%).
参考例298
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({7−メチル−3−オキソ−4−[
2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサ
ジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例294の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 571 (M++1, 31%).
参考例299
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−4−[2−(プロピ
オニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,
4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
参考例295の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 625 (M++1, 32%).
参考例300
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−4−[2−(プロピ
オニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,
4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロペンタン]−6−イル]カルボニル}アミノ)
ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例296の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 639 (M++1, 43%).
参考例301
tert−ブチル (3R)−3−({[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5および参考例132の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 571 (M++1, 38%).
参考例302
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5および参考例132の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 38%).
参考例303
tert−ブチル (3R)−3−(sec−ブチル{[2,2−ジメチル−3−オキソ
−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−
ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5および参考例132の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 627 (M++1, 40%).
参考例304
tert−ブチル (3R)−3−(benzイル{[2,2−ジメチル−3−オキソ−
4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン
−1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5および参考例132の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 661 (M++1, 31%).
参考例305
エチル [(2R,5R)−5−(イソプロピルアミノ)−1−(4−メトキシベンジル
)ピペリジン−2−イル]アセテート
エチル [(2R,5R)−5−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−(
4−メトキシベンジル)ピペリジン−2−イル]アセテート(20.0g)と4N 塩酸
−ジオキサン溶液(200ml)を混合し、室温にて14時間撹拌した。反応液を減圧濃
縮して得られた残渣に希水酸化ナトリウム水溶液を注入し、pH10とした後クロロホル
ムにて分液抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去するこ
とにより、エチル [(2R,5R)−5−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)ピペ
リジン−2−イル]アセテート(16.3g)を淡褐色油状物として得た。本化合物をク
ロロホルム(100ml)に溶かし、アセトン(14.4mL)、酢酸(8.5mL)お
よびモレキュラーシーブ4Å(16g)を加え室温にて1時間撹拌した。本反応混合物に
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(20.9g)を添加し室温にて14時間攪拌し
た。本反応混合物に氷冷した希水酸化ナトリウム水溶液を添加し、不溶物を濾去した後、
濾液をクロロホルムにて分液抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
減圧下留去することにより、表題の化合物(16.2g)を淡褐色油状物として得た。
MS (ESI+) 349(M++1, 85%).
参考例306
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(
イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
エチル [(2R,5R)5−(イソプロピルアミノ)−1−(4−メトキシベンジル
)ピペリジン−2−イル]アセテート(10.0g)のエタノール(200mL)溶液に
Boc2O(14.2g)および10%パラジウム炭素(20g)を添加し水素雰囲気下
室温にて3時間攪拌した。BocO(7.1g)を追加した後、さらに3時間攪拌した
。不溶物をろ過した後、濾液を減圧下濃縮し得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ーにて精製することにより、表題の化合物(6.4g)を無色油状物として得た。
MS (ESI+) 329(M++1, 40%).
参考例307
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)ピペリジン−1−カルボキ
シレート
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−
(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(6.0g)のジクロロメタ
ン(200mL)溶液にジイソプロピルエチルアミン(19.1mL)を添加し、氷冷下
Z−Cl(13.0mL)を1時間かけて滴下した。室温にて1時間攪拌した後、反応液
をクロロホルムで希釈し、氷冷した硫酸水素カリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィーにて精製することにより、表題の化合物(8.9g)を淡褐色
油状物として得た。
MS (ESI+) 463(M++1, 50%).
参考例308
[(2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプロピル)アミノ]
−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−2−イル]酢酸
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソ
プロピル)アミノ]−2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)ピペリジン−1−カルボ
キシレート(8.5g)のエタノール(100mL)溶液に2N 水酸化ナトリウム水溶
液(50mL)を添加し、50℃にて1時間攪拌した。反応液を氷冷した後、硫酸水素カ
リウム水溶液を添加しpH3とした。クロロホルムで分液抽出し、有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去することにより、表題の化合物(6.0g)を
無色固体として得た。
MS (ESI+) 435(M++1, 7%).
参考例309
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
[(2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプロピル)アミノ
]−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−2−イル]酢酸(8.0g)の
テトラヒドロフラン(100mL)溶液にトリエチルアミン(7.7mL)を添加し、氷
冷下クロロ炭酸エチル(3.5mL)を添加した。氷冷下1時間攪拌した後、不溶物を濾
去した。濾液に氷冷下攪拌しながら、水素化ホウ素ナトリウム(3.5g)の水(30m
L)溶液を滴下し、その後室温にて1時間攪拌した。氷冷下硫酸水素カリウム水溶液を添
加し、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製
することにより、表題の化合物(6.7g)を無色油状物として得た。
MS (ESI+) 421(M++1, 32%).
参考例310
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(メトキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソ
プロピル)アミノ]−2−(ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2
.10g)のテトラヒドロフラン (10mL)溶液にヨウ化メチル(1.42g)を加
え攪拌した。次いで氷冷下、55%水素化ナトリウム(300mg)を加え、室温にて1
9時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液(5ml)を加え、酢酸エチル
(50ml)で抽出後、有機層を水、飽和塩化ナトリウム水で洗浄後、硫酸ナトリウムで
乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することで表題の化合物(2.15g)
を得た。
MS (ESI+) 435(M++1, 100%).
参考例311
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(2−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}エ
チル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソ
プロピル)アミノ]−2−(ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2
.93g)の塩化メチレン(35ml)溶液にtert−ブチルジフェニルクロロシラン
(2.30g)とイミダゾール(569mg)を加え、室温にて4時間攪拌した。飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(10ml)を加え、クロロホルム(100ml)で抽出した。
有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=12/1)で精製することで
表題の化合物(4.42g)を得た。
MS (ESI+) 659(M++1, 100%).
参考例312
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(2−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}エ
チル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソ
プロピル)アミノ]−2−(メトキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2.
15g)のメタノール溶液(25ml)に10%パラジウム炭素(1.05g)を添加し
水素雰囲気下室温にて3時間攪拌した。不溶物をろ過した後、濾液を減圧下濃縮すること
により、表題の化合物(1.35g)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+) 301(M++1, 100%).
参考例313
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−{[tert−ブチル(ジフェニル)シ
リル]オキシ}エチル)−5−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレー
参考例311の化合物を用いて、参考例312の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 525(M++1, 100%).
参考例314
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カル
ボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イ
ソプロピルアミノ)−2−(2−メトキシエチル)−ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 749(M++1, 100%).
参考例315
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カル
ボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イ
ソプロピルアミノ)−2−(2−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}
エチル)−ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 974(M++1, 100%).
参考例316
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カル
ボニル]アミノ}エチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピルアミノ)−2
−(2−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}エチル)−ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例73の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 920(M++1, 61%).
参考例317
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピルアミノ)−2−(2−メトキ
シエチル)−ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例314の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 615(M++1, 100%).
参考例318
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピルアミノ)−2−(2−{[t
ert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}エチル)−ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例315の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 840(M++1, 100%).
参考例319
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[(4−(2−アミノエチル)−2,2,
7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピルアミノ)−2−(2−{[tert−ブチル(ジフ
ェニル)シリル]オキシ}エチル)−ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例316の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 786(M++1, 100%).
参考例320
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
アミノ)−2−(2−メトキシエチル)−ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例317の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 693(M++1, 100%).
参考例321
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−{[tert−ブチル(ジフェニル)シ
リル]オキシ}エチル)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチ
ル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピルアミノ)
−ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例318の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 918(M++1, 68%).
参考例322
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−{[ tert−ブチル(ジフェニル)
シリル]オキシ}エチル)−5−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エ
チル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート
参考例319の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 864(M++1, 43%).
参考例323
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒロド−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]−2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−{[tert−ブチル(ジフェニル)
シリル]オキシ}エチル)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エ
チル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピルアミノ)
−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.48g)のテトラヒドロフラン溶液(10m
l)に1N テトラブチルアンモニウムフルオリドのテトラヒドロフラン溶液(3.55
ml)を加え室温にて2時間攪拌した。飽和塩化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、酢
酸エチル(50ml)で抽出後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した
。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン
=2/1)で精製することで表題の化合物(1.1g)を得た。
MS (ESI+) 679(M++1, 100%).
参考例324
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]−2−(2−
ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例322の化合物を用いて、参考例323の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 626(M++1, 48%).
参考例325
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒロド−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]−2−(2−オキソエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
窒素雰囲気下、tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフル
オロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒロド−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル
}(イソプロピル)アミノ]−2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−カルボキ
シレート(1.1g)の塩化メチレン−アセトニトリル溶液(5ml, 5ml)にN−
メチルモルホリンオキサイド(283mg)、モレキュラーシーブ4Å(750mg)を
加え室温にてしばらく攪拌した。次いでテトラプロピルアンモニウムパールテニウム(5
6mg)を加え、室温にて3時間攪拌後、不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン=2/1
)で精製することで表題の化合物(757mg)を得た。
MS (ESI+) 677(M++1, 100%).
参考例326
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]−2−(2−
オキソエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例324の化合物を用いて、参考例325の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 624(M++1, 11%).
参考例327
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒロド−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]−2−{2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)
アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,
4−ジヒロド−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピ
ル)アミノ]−2−(2−オキソエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(377m
g)のエタノール溶液(3ml)に2,2,2−トリフルオロエチルアミン塩酸塩(22
7mg)、酢酸(128μl)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(367mg)
を加え、室温にて19時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2ml)
を加え、酢酸エチル(50ml)にて抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し
、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロ
ロホルム/メタノール=99/1)で精製することで表題の化合物(425mg)を得た

MS (ESI+) 761(M++1, 100%).
参考例328
tert−ブチル (2R,5R)−5−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]−2−{2−
[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例326の化合物を用いて、参考例327の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 707(M++1, 100%).
参考例329
tert−ブチル (2R,5R)−2−[2−(シクロプロピルアミノ)エチル]−5
−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3
−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例325の化合物を用いて、参考例327の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 719(M++1, 100%).
参考例330
tert−ブチル (2R,5R)−2−[2−(シクロプロピルアミノ)エチル]−5
−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチ
ル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カル
ボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例326の化合物を用いて、参考例327の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 665(M++1, 100%).
参考例331
tert−ブチル (2R,5R)−2−{2−[[(4−クロロフェニル)アセチル]
(シクロプロピル)アミノ]エチル}−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)
アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (2R,5R)−2−[2−(シクロプロピルアミノ)エチル]−
5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−
3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオ
キサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキ
シレート(86mg)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(1ml)に、4−クロロフ
ェニル酢酸(22mg)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイ
ミド塩酸塩(34mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(24mg)、ト
リエチルアミン(50μl)を加え、室温で終夜撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチ
ル(50ml)にて抽出後、有機層を水、飽和塩化ナトリウム水で洗浄後した。次いで硫
酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン=2/1)で精製することで表題の化合物(
90mg)を得た。
MS (ESI+) 870(M++1, 100%).
参考例332
tert−ブチル (2R,5R)−2−{2−[[(4−クロロフェニル)アセチル]
(シクロプロピル)アミノ]エチル}−5−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)
アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレート
参考例330の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 817(M++2, 42%).
参考例333
tert−ブチル (2R,5R)−2−{2−[[(4−クロロフェニル)アセチル]
(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}−5−[{[4−{2−[(ジフ
ルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオ
ロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニ
ル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例327の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 913(M++1, 50%).
参考例334
tert−ブチル (2R,5R)−2−{2−[[(4−クロロフェニル)アセチル]
(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}−5−[[(4−{2−[(ジフ
ルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例328の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 859(M++2, 11%).
参考例335
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−{シクロプロピル[(3,4−ジクロロ
フェニル)アセチル]アミノ}エチル)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル
)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例329の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 904(M++1, 100%).
参考例336
tert−ブチル (2R,5R)−2−(2−{シクロプロピル[(3,4−ジクロロ
フェニル)アセチル]アミノ}エチル)−5−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル
)アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例330の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 851(M++2, 22%).
参考例337
tert−ブチル (2R,5R)−2−{2−[[(3,4−ジクロロフェニル)アセ
チル](2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}−5−[{[4−{2−[
(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例327の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 946(M++1, 100%).
参考例338
tert−ブチル (2R,5R)−2−{2−[[2−(4−クロロフェニル)−2−
メチルプロパノイル](シクロプロピル)アミノ]エチル}−5−[{[4−{2−[(
ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例329の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 898(M++1, 100%).
参考例339
tert−ブチル (2R,5R)−2−{2−[{[1−(4−クロロフェニル)シク
ロプロピル]カルボニル}(シクロプロピル)アミノ]エチル}−5−[{[4−{2−
[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(ト
リフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例329の化合物を用いて、参考例331の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 896(M++1, 100%).
参考例340
tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[2,2−ジメチル−4−(2−{[(メ
チルアミノ)カルボノチオイル]アミノ}エチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}
(イソプロピル)アミノ]−2−(2−メトキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
氷冷下、tert−ブチル (2R,5R)−5−[{[4−(2−アミノエチル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピルアミノ)−2−(
2−メトキシエチル)−ピペリジン−1−カルボキシレート(246mg)のテトラヒド
ロフラン溶液(3ml)にトリエチルアミン(169μl)、チオホスゲン(32μl)
を加え、1時間攪拌した。次いで、室温にて40%メチルアミン水溶液(200μl)を
加え、終夜攪拌した。水を加えた後、酢酸エチル(50ml)で抽出し、有機層を水、飽
和塩化ナトリウム水で洗浄後した。次いで硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した
。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセトン
=2/1)で精製することで表題の化合物(90mg)を得た。
MS (ESI+) 688(M++1, 100%).
参考例341
(rac)−tert−ブチル (2S,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフルオ
ロアセチル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}
(イソプロピル)アミノ]−2−メチルピペリジン−1−カルボキシレート
参考例343の化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 649 (M++1, 29%).
参考例342
tert−ブチル (2S,5R)−5−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)ア
ミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]−2−(2−メトキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
対応する化合物を用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 693 (M++1, 11%).
参考例343
(rac)−tert−ブチル (2S,5R)−5−[{[4−(2−アミノエチル)
−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]−2
−メチルピペリジン−1−カルボキシレート
参考例345の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 571 (M++1, 77%).
参考例344
tert−ブチル (2S,5R)−5−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]−2−(2−メト
キシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例346の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 615 (M++1, 27%).
参考例345
(rac)−tert−ブチル (2S,5R)−5−[{[4−(2−{[(ベンジル
オキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]−2−メチルピペリジン−1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 705 (M++1, 31%).
参考例346
tert−ブチル (2S,5R)−5−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カル
ボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イ
ソプロピル)アミノ]−2−(2−メトキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例74の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 749 (M++1, 10%).
参考例347
tert−ブチル (2S,5R)−5−(イソプロピルアミノ)−2−(2−メトキシ
エチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例348の化合物を用いて、参考例312の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 301 (M++1, 52%).
参考例348
tert−ブチル (2S,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(2−メトキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例349の化合物を用いて、参考例310の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 435 (M++1, 11%).
参考例349
tert−ブチル (2S,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例350の化合物を用いて、参考例309の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 421 (M++1, 15%).
参考例350
tert−ブチル (2S,5R)−5−[[(ベンジルオキシ)カルボニル](イソプ
ロピル)アミノ]−2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例351の化合物を用いて、参考例307の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 463 (M++1, 11%).
参考例351
tert−ブチル (2S,5R)−2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−(
イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例353の化合物を用いて、参考例306の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 329 (M++1, 71%).
参考例352
(rac)−tert−ブチル (2S,5R)−5−(イソプロピルアミノ)−2−メ
チルピペリジン−1−カルボキシレート
参考例354の化合物を用いて、参考例306の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 257 (M++1, 38%).
参考例353
エチル [(2S,5R)−5−(イソプロピルアミノ)−1−(4−メトキシベンジル
)ピペリジン−2−イル]アセテート
エチル [(2S,5R)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1−
(4−メトキシベンジル)ピペリジン−2−イル]アセテート(25.0g)の1,4−
ジオキサン溶液(90ml)に、4N 塩酸1,4−ジオキサン溶液(92.2ml)を
加え室温で3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで
抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮す
ることで、中間体アミンの粗生成物を得た。得られた中間体のエタノール溶液(125m
l)に酢酸(7.39g)、アセトン(13.5ml)を加え、60℃で1時間撹拌した
。反応液を室温に冷却し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(32.6g)を加え
、16時間撹拌した。反応液に10%炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、
有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/エタノール
=20/1)で精製し、表題の化合物(15.5g)を無色油状化合物として得た。
MS (ESI+) 349 (M++1, 33%).
参考例354
(rac)−(3R,6S)−N−イソプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−6−
メチルピペリジン−3−アミン
参考例355の化合物を用いて、参考例353の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 277 (M++1, 59%).
参考例355
(rac)−tert−ブチル [(3R,6S)−1−(4−メトキシベンジル)−6
−メチルピペリジン−3−イル]カルバメート
tert−ブチル (6−メチルピペリジン−3−イル)カルバメート(8.03g)
のジメチルホルムアミド溶液(90ml)に、炭酸カリウム(10.4g)、4−メトキ
シベンジルクロリド(5.34ml)を加え、室温で6時間撹拌した。反応液に水を加え
酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し
、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロ
ロホルム/メタノール=100/3)で精製し、表題の化合物(8.87g)を無色油状
化合物として得た。
MS (ESI+) 335 (M++1, 100%).
参考例356
tert−ブチル (6−メチルピペリジン−3−イル)カルバメート
tert−ブチル (6−メチルピリジン−3−イル)カルバメート(9.00g)の
酢酸−エタノール混合溶液(1:1,100ml)に、酸化白金(IV)(900mg)
を加え、水素加圧下(0.4MPa)、室温で9時間撹拌した。酸化白金(IV)(2.
0g)をさらに加え、10時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、トルエンを加え
減圧濃縮した。残渣に5%炭酸カリウム水溶液を加えクロロホルムで抽出し、有機層を飽
和食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、減圧濃縮することで表題の化合
物の粗生成物 (8.03g)を無色油状化合物として得た。
MS (ESI+) 215 (M++1, 9%).
参考例357
tert−ブチル (6−メチルピリジン−3−イル)カルバメート
2−メチル−5−ニトロピリジン(13.5g)(Synth. Commun.1990, 20(19), 2965
)のメタノール溶液(200ml)に、10%パラジウム−C(50%wet)(2.7
g)を加え、水素気流下、室温で4時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、減圧濃
縮した。得られた残渣の1,4−ジオキサン溶液(135ml)にジ−tert−ブチル
ジカルボネート(23.3g)を加え、1時間加熱還流した。反応液を室温に冷却し、5
%炭酸カリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫
酸ナトリウムで乾燥、濾過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、表題の化合物(9.
06g)を無色油状化合物として得た。
MS (ESI+) 209 (M++1, 4%).
参考例358
メチル 4−メルカプト−2−メチル−5−ニトロベンゾエート
メチル 4−クロロ−2−メチル−5−ニトロベンゾエート(1.21g)のメタノー
ル(20ml)溶液に水硫化ナトリウム(561mg)を加え、加熱還流下、2時間撹拌
した。反応終了後、反応系を濃縮しメタノールを減圧濃縮した。その後、水、2N 塩酸
、を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した
。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで精製することで表題の化合物(1.17g
)を得た。
MS (ESI+) 228 (M++1, 100%).
参考例359
メチル 4−[(2−エトキシ−1,1−ジメチルl−2−オキソエチル)チオ]−2−
メチル−5−ニトロベンゾエート
メチル 4−メルカプト−2−メチル−5−ニトロベンゾエート(1.17g)のN,
N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液に炭酸カリウム(1.42g)、エチル‐2
−ブロモイソブチレートを加え、80℃で4時間撹拌した。反応終了後、水、2N 塩酸
、を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した
。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで精製することで表題の化合物の粗精製品(
3.56g)を得た。
MS (ESI+) 342 (M++1, 100%).
参考例360
メチル 2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチア
ジン−6−カルボキシレート
鉄粉(1.4g)を酢酸(5ml)に懸濁させ100℃に昇温して上記粗生成物メチル
4−[(2−エトキシ−1,1−ジメチルl−2−オキソエチル)チオ]−2−メチル
−5−ニトロベンゾエートの酢酸溶液(20ml)を滴下して、4時間加熱撹拌した。反
応終了後室温に冷却しセライトろ過を行って鉄粉を除いた。酢酸を減圧留去し、水を加え
て酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することで
表題の粗生成化合物を得た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
することで、表題の化合物(410mg)を得た。
MS (ESI+) 266 (M++1, 100%).
参考例361
メチル 4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−3
−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボキシレート
メチル 2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチ
アジン−6−カルボキシレート(410mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10m
l)溶液に炭酸カリウム(590mg,4.3mmol)、メチル(2−ブロモエチル)
カーバメート(422mg)を加え80℃に昇温して5時間加熱撹拌後、再びメチル(2
−ブロモエチル)カーバメート(422mg)を加え4時間撹拌、再度、メチル(2−ブ
ロモエチル)カーバメート(422mg)を加え6時間撹拌した。反応溶液を室温に冷却
して反応溶媒を減圧留去した。水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製することで、表題の化合物(200mg)を得た。
MS (ESI+) 366 (M++1, 13%).
参考例362
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキ
シレート
メチル 4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボキシレート
(210mg)を1M水酸化ナトリウム水溶液/テトラヒドロフラン/エタノール=(2
:1:1)の溶液に溶解し、80℃で1時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮しエタノール
を除いた。濃縮残渣を2N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム
で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製することで、4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,2,7−ト
リメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボ
ン酸(200mg)を得た。
4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,2,7−トリメチル−3
−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボン酸(200
mg)をジクロロメタン(4ml)に溶かし、DMF(1滴)、オキサリルクロライド(
74μl)をゆっくり滴下して25℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、トルエンを
加え減圧濃縮することを2度繰り返し、十分に減圧乾燥した。
上記粗生成物をジクロロメタン(4ml)に溶かし、トリエチルアミン(158 μl
)をゆっくり滴下し、氷冷下tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピルアミノ)
ピペリジン−1−カルボキシレート(151mg)のジクロロメタン(1ml)をゆっく
り加え1時間後室温に昇温して終夜撹拌した。反応終了後、5%硫酸水素カリウム水溶液
を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、表題の化合
物(56mg)を得た。
MS (ESI+) 577 (M++1, 16%).
参考例363
メチル2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジ
ン−6−カルボキシレート
メチル 4−クロロ−2−メチル−5−ニトロベンゾエート(2.52g)のN,N−
ジメチルホルムアミド溶液(20ml)に炭酸カリウム(3.04g)、2−メルカプト
プロピオン酸エチル(2.2g)を加え、80℃で4時間撹拌した。反応終了後、飽和食
塩水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃
縮し、メチル4−[(2−エトキシ−1−メチル−2−オキソエチル)チオ]−2−メチ
ル−5−ニトロベンゾエート(4.0g)を得た。続いて、参考例2の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 252 (M++1, 100%).
参考例364
メチル4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−3−
オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボキシレート
参考例363の化合物を用いて、参考例361の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 353 (M++1, 100%).
参考例365
tert−ブチル(3R)−3−{イソプロピル[(4−{2−[(メトキシカルボニル
)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾチアジン−6−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−3
−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボキシレートを
用いて、参考例4の合成法に従い4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}
−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−
6−カルボン酸を得た。
4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−3−オキ
ソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボン酸(460mg)
のN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)溶液にCIP反応試薬、N−エチルジイソプ
ロピルアミン、tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−
1−カルボキシレートを加え終夜撹拌した。反応終了後、飽和食塩水を加えて、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、表題の化合物(284mg)を
得た。
MS (ESI+) 563 (M++1, 41%).
参考例366
tert−ブチル(3R)−3−[(4−クロロ−2−メチル−5−ニトロベンゾイル)
(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−クロロ−2−メチル−5−ニトロベンゾエートを用いて、参考例5の合成
法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 440 (M++1, 100%).
参考例367
tert−ブチル(3R)−3−[[(2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]
ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例366の化合物を用いて、参考例363の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 462 (M++1, 61%).
参考例368
tert−ブチル(3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イ
ル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例367の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 548 (M++1, 32%).
参考例369
メチル2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
チアジン−6−カルボキシレート1,1−ジオキシド
メチル 2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチ
アジン−6−カルボキシレート(1.1g)の酢酸(10ml)溶液に35%過酸化水素
水(1.4ml)を加え、60℃で4時間撹拌した。再度、過酸化水素(1.4ml)を
加え、4時間撹拌した。反応終了後、飽和食塩水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機
層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製することで、表題の化合物(238mg)を得た。
MS (ESI+) 298 (M++1, 100%).
参考例370
メチル4−(4−メトキシブチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボキシレート1,1−ジオキシド
参考例369の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 384 (M++1, 100%).
参考例371
tert−ブチル(3R)−3−(イロプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
2,7−トリメチル−1,1−ジオキシド−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレー
参考例370の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 594 (M++1, 41%).
参考例372
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]
アミノ}エチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例367の化合物を用いて、参考例378の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 638 (M++1, 65%).
参考例373
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,7−ジメチル−
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル
}(イロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例372の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 505 (M++1, 100%).
参考例374
tert−ブチル(3R)−3−[({2,7−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(プ
ロピオニルアミド)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−
イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例373の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 561 (M++1, 15%).
参考例375
tert−ブチル(3R)−3−[[4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチ
ル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル4−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(15
g)のジメチルホルムアミド(170ml)溶液を氷冷下、オキシ塩化リン(7.4ml
)を滴下した。反応系を100℃に昇温して2時間加熱撹拌した。反応終了後、反応混合
物に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し
て硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製することでメチル4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロ
メチル)ベンゾエート(14.78g)を得た。
メチル4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエートを用いて、
参考例4の合成法に従い、4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)安息香
酸を得た。
4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、参考例5の
合成法に従い、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 494 (M++1, 17%).
参考例376
tert−ブチル(3R)−3−[[4−[(2−エトキシ−1,1−ジメチル−2−オ
キソエチル)チオ]−5−ニトロ−2−(トリフツオロメチル)ベンゾイル](イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例375の化合物(2.20g) をジメチルスルホキシド(45ml)に溶かし
、硫化ナトリウム9水和物(1.28g)を加えて室温で2時間撹拌した。さらに、炭酸
カリウム(1.80g)、エチル2−ブロモイソブチレート(1.33ml)を加えて5
0℃に昇温して2時間加熱撹拌した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することで表題の粗生成化合物を得た。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、表題の粗生成化
合物を得た。
MS (ESI+) 606 (M++1, 74%).
参考例377
tert−ブチル(3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフル
オロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニ
ル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例376の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 530 (M++1, 20%).
参考例378
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]
アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
BR−3925(1.51g)のアセトニトリル(20ml)溶液に炭酸カリウム(5
90mg)、18−クラウン−6(75mg)、BR−3519(883mg)を加え8
0℃に昇温して7時間加熱撹拌した。反応溶液を室温に冷却して反応溶媒を減圧留去した
。水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾
燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製す
ることで、表題の化合物(2.11g)を得た。
MS (ESI+) 707 (M++1, 76%).
参考例379
tert−ブチル(3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(プ
ロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレート
参考例378の化合物(2.07g)をメタノール(100ml)に溶かし、20%水
酸化パラジウム/炭素(50%wet.)、無水プロピオン酸(0.42ml、5.86
mmol)を加え、水素雰囲気下、室温で12時間激しく撹拌した。さらに20%水酸化
パラジウム/炭素(50%wet.:1.0g)、無水プロピオン酸(0.21ml、2
.93mmol)を加えて水素雰囲気下、室温で10時間激しく撹拌した。
反応終了後、セライトろ過し、メタノールで洗浄してろ液を減圧濃縮した。粗生成物を
テトラヒドロフラン(200ml)に溶かし、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/アセト
ン=20/1〜2/1)で精製することで、表題の化合物(1.06g)を得た。
MS (ESI+) 629 (M++1, 100%).
参考例380
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−クロロ−4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例375の化合物を用いて、参考例363の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 592 (M++1, 74%).
参考例381
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−クロロ−4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例380の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 516 (M++1, 22%).
参考例382
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−クロロ−4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例381の化合物を用いて、参考例378の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 693 (M++1, 96%).
参考例383
tert−ブチル(3R)−3−(イソプロピル{[2−メチル−3−オキソ−4−[2
−(プロピオニルアミン)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カル
オボキシレート
参考例382の化合物を用いて、参考例379の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 629 (M++1, 100%).
参考例384
tert−ブチル(3R)−3−[{[7−エチル−4−(4−メトキシブチル)−3−
オキソ−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサ
ジン−2,4’−ピラン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例256の化合物を用いて、参考例9の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 602 (M++1, 45%).
参考例385
メチル 4−{[1−(メトキシカルボニル)シクロプロピル]オキシ}−5−ニトロ−
2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート
メチル 4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエートを用いて
、参考例22の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 364 (M++1, 100%).
参考例386
tert−ブチル (3R)−3−[[4−{[1−(エトキシカルボニル)シクロブチ
ル]チオ}−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例375の化合物を用いて、参考例376の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 618 (M++1, 100%).
参考例387
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[4−{[1−(メトキシカルボニル
)シクロペンチル]チオ}−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミ
ノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例375の化合物を用いて、参考例376の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 618 (M++1, 15%).
参考例388
ジエチル {[4−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン
−3−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2−ニトロ−5−(トリフルオロ
メチル)フェニル]チオ}(メチル)マロネイト
参考例375の化合物を用いて、参考例376の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 664 (M++1, 20%).
参考例389
メチル 4−{[1−(メトキシカルボニル)シクロペンチル]チオ}−2−メチル−5
−ニトロベンゾエート
参考例358の化合物を用いて、参考例359の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 354 (M++1, 30%).
参考例390
メチル 3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−
ベンズオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−カルボキシレート
参考例385の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 302 (M++1, 100%).
参考例391
メチル 7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−
2,1’−シクロペンタン]−6−カルボキシレート
参考例389の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 292 (M++1, 100%).
参考例392
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロブタン
]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例386の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 542 (M++1, 20%).
参考例393
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロペンタ
ン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例387の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 556 (M++1, 20%).
参考例394
エチル 6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−
イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−2−カルボキシレ
ート
参考例388の化合物を用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 588 (M++1, 30%).
参考例395
メチル 4−(4−メトキシブチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,
4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンズオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−カ
ルボキシレート
参考例390の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 388 (M++1, 100%).
参考例396
メチル 4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−3−オキソ−7−(ト
リフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンズオキサジン−2,1’−
シクロプロパン]−6−カルボキシレート
参考例390の化合物を用いて、参考例361の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 403 (M++1, 36%).
参考例397
メチル 4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−7−メチル−3−オキ
ソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロペンタン]−
6−カルボキシレート
参考例391の化合物を用いて、参考例361の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 393 (M++1, 30%).
参考例398
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロス
ピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}ア
ミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例392の化合物を用いて、参考例361の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 643 (M++1, 100%).
参考例399
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロス
ピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロペンタン]−6−イル]カルボニル}
アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例393の化合物を用いて、参考例361の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 657 (M++1, 100%).
参考例400
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロス
ピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロペンタン]−6−イル]カルボニル}
アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例293の化合物を用いて、参考例13の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 641 (M++1, 20%).
参考例401
エチル 6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−
イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−4−(4−メトキシブチル)−2−メチ
ル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾチアジン−2−カルボキシレート
参考例394の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 674 (M++1, 20%).
参考例402
6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](
イソプロピル)アミノ]カルボニル}−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−
オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジ
ン−2−カルボン酸
参考例394の化合物を用いて、参考例34の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 646 (M++1, 30%).
参考例403
A: tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−
メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミ
ノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
B: tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル
)−2−メチルl−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例402の化合物を用いて、参考例35の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) A:632 (M++1, 11%), B:602 (M++1, 17%).
参考例404
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例403Aの化合物Aを用いて、参考例36の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 646 (M++1, 30%).
参考例405
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3−オキソ
−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−
2,1’−シクロプロパン]−6−カルボキシレート
参考例390の化合物を用いて、参考例378の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 479 (M++1, 100%).
参考例406
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[ベンジルオキシ)カルボニル]
アミノ}エチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ
[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例392の化合物を用いて、参考例378の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 719 (M++1, 19%).
参考例407
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピ
ロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロペンタン]−6−イル]カルボニル}(
イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例393の化合物を用いて、参考例378の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 733 (M++1, 100%).
参考例408
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−3
−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンズオキ
サジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1
−カルボキシレート
参考例395の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 598 (M++1, 20%).
参考例409
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロス
ピロ[1,4−ベンズオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル
}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例396の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 613 (M++1, 20%).
参考例410
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベ
ンゾチアジン−2,1’−シクロペンタン]−6−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
参考例397の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 603 (M++1, 12%).
参考例411
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピ
ロ[1,4−ベンズオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル}
(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例405の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 689 (M++1, 20%).
参考例412
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−3−オキソ−7−
(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンズオキサジン−2,1
’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
参考例411の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 555 (M++1, 85%).
参考例413
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−3−オキソ−7−
(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’
−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレート
参考例406の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 585 (M++1, 100%).
参考例414
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−3−オキソ−7−
(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’
−シクロペンタン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1
−カルボキシレート
参考例407の化合物を用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 100%).
参考例415
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−4−[2−(プロピ
オニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,
4−ベンズオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル}アミノ)
ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例412の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 611 (M++1, 7%).
参考例416
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−4−[2−(プロピ
オニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,
4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペ
リジン−1−カルボキシレート
参考例413の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 641 (M++1, 100%).
参考例417
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−4−[2−(プロピ
オニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,
4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロペンタン]−6−イル]カルボニル}アミノ)ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
参考例414の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 655 (M++1, 17%).
参考例418
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロスピロ[1,4
−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例415の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 633 (M++1, 20%).
参考例419
メチル 3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−
カルボキシレート
ジイソプロピルアミン(4.59g)のTHF(25ml)溶液を0℃へ冷却後、ノル
マルブチルリチウム(2.63M ヘキサン溶液、17ml)を滴下し、滴下終了後氷浴
中で1時間攪拌した。−78℃へ冷却後、メチル 2−メチルプロパノエート(5.05
g)のTHF(5ml)溶液を滴下し、そのまま30分攪拌した。この溶液を0℃にて冷
却したメチル−p−(ブロモメチル)ベンゾエート(9.86g)のTHF(10ml)
溶液へ滴下し、0℃にて2時間、室温にて終夜攪拌した。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させた後、水と酢酸エチ
ルを加え分液した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで脱水し、ろ過、
濃縮することで粗製を得、カラムクロマトにて精製することでメチル 4−(3−メトキ
シ−2,2−ジメチル−3−オキソプロピル)ベンゾエート(10.15g)を得た。
次にこれに硫酸(45ml)を加え0℃へ冷却後、発煙硝酸(20ml)をゆっくりと
滴下し、0℃にて1.5時間攪拌した。反応終了後、反応液を氷水に注ぎ室温になるまで
攪拌後、酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸ナトリウムにて脱水、ろ過することでメチル 4−(3−メトキシ−2,2−ジメチ
ル−3−オキソプロピル)−3−ニトロベンゾエートを含む粗製(11.13g)を得た

酢酸(50ml)とエタノール(50ml)の混合溶媒へ還元鉄を加え、70℃にて3
0分攪拌し、そこへ上で得た粗製の酢酸(50ml)、エタノール(50ml)溶液を滴
下した。滴下終了後、70℃にて2時間攪拌した。反応終了後、室温まで冷却してセライ
トろ過した。ろ液を水、酢酸エチルで分液し、有機層を水、飽和重曹水で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで脱水後、ろ過することで粗製を得た。この粗製をクロロホルム/ヘキサン(1
/9)の溶液でトリチュレートし、ろ取することで表題の化合物(7.39g)を得た。
MS (ESI+) 234 (M++1, 100%).
参考例420
メチル 2’−オキソ−1’,4’−ジヒドロ−2’H−スピロ[シクロペンタン−1,
3’−キノリン]−7’−カルボキシレート
メチル シクロペンタンカルボキシレートを用いて、参考例419の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 260 (M++1, 100%).
参考例421
メチル 1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン−7−カルボキシレート
参考例419の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 320 (M++1, 75%).
参考例422
メチル 1−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2
−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−カルボキシレート
参考例419の化合物を用いて、参考例162の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 335 (M++1, 100 %).
参考例423
メチル 1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジ
メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−カルボキシレート
参考例419の化合物を用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 411 (M++1, 72%).
参考例424
メチル 1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−ヨード
−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−カルボ
キシレート
参考例449の化合物を用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 537 (M++1, 100 %).
参考例425
メチル 1’−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6’−ヨ
ード−2’−オキソ−1’,4’−ジヒドロ−2’H−スピロ[シクロペンタン−1,3
’−キノリン]−7’−カルボキシレート
参考例450の化合物を用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 563 (M++1, 100 %).
参考例426
メチル 1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジ
メチル−2−オキソ−6−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン−7−カルボキシレート
メチル 1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−ヨー
ド−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−カル
ボキシレート(4.87g)のNMP(10ml)溶液へ臭化銅(I)(0.28g)と
FSOCFCOMe(17.43g)を加え、窒素気流下120〜130℃で3時
間攪拌した。反応終了後、室温まで冷却して水と酢酸エチルを加え、不溶物をセライトろ
過により除去した。ろ液を分液し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムに
よる脱水、ろ過、濃縮により粗製を得た。これをシリカゲルカラムクロマトにより精製す
ることで表題の化合物(2.50g)を得た。
MS (ESI+) 479 (M++1, 100 %).
参考例427
メチル 1’−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2’−オ
キソ−6’−(トリフルオロメチルt)−1’,4’−ジヒドロ−2’H−スピロ[シク
ロペンタン−1,3’−キノリン]−7’−カルボキシレート
参考例425の化合物を用いて、参考例426の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 505 (M++1, 100 %).
参考例428
1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン−7−カルボン酸
参考例421の化合物を用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 306 (M++1, 100%).
参考例429
1−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−カルボン酸
参考例422の化合物を用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 321 (M++1, 100 %).
参考例430
1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジメチル−
2−oxo−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−カルボン酸
参考例423の化合物を用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 397 (M++1, 100 %).
参考例431
1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジメチル−
2−オキソ−6−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7
−カルボン酸
参考例426の化合物を用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 465 (M++1, 70 %).
参考例432
1’−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2’−オキソ−6
’−(トリフルオロメチル)−1’,4’−ジヒドロ−2’H−スピロ[シクロペンタン
−1,3’−キノリン]−7’−カルボン酸
参考例427の化合物を用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 491 (M++1, 100 %).
参考例433
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[1−(4−メトキシブチル)−3
,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]カル
ボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例428の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 530 (M++1, 36%).
参考例434
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(1−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−7−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例429の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 545 (M++1, 63%).
参考例435
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン−7−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例430の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 621 (M++1, 35%).
参考例436
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−6−(トリフルオロメチル)−1
,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例431の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 689 (M++1, 20%).
参考例437
tert−ブチル (3R)−3−[{[1’−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−2’−オキソ−6’−(トリフルオロメチル)−1’,4’−ジ
ヒドロ−2’H−スピロ[シクロペンタン−1,3’−キノリン]−7’−イル]カルボ
ニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例432の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 715 (M++1, 25%).
参考例438
tert−ブチル (3R)−3−[({3,3−ジメチル−2−オキソ−1−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル}カ
ルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例435の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 543 (M++1, 11%).
参考例439
tert−ブチル (3R)−3−[{[3,3−ジメチル−2−オキソ−1−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−6−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン−7−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
参考例436の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 611 (M++1, 20%).
参考例440
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2’−オキソ−1’−[2−(プ
ロピオニルアミノ)エチル]−6’−(トリフルオロメチル)−1’,4’−ジヒドロ−
2’H−スピロ[シクロペンタン−1,3’−キノリン]−7’−イル]カルボニル}ア
ミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例437の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 637 (M++1, 10%).
参考例441
tert−ブチル (3R)−3−[{[6−クロロ−1−(4−メトキシブチル)−3
,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例433の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 564 (M++, 21%).
参考例442
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[1−(4−メトキシブチル)−3
,3,6−トリメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル
]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例433の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 544 (M++1, 21%).
参考例443
tert−ブチル (3R)−3−[[(6−ブロモ−1−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−7−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例434の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 625 (M++2, 10%).
参考例444
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル [(1−{2−[(メトキシカルボ
ニル)アミノ]エチル}−3,3,6−トリメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン−7−イル)カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例434の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 559 (M++1, 14%).
参考例445
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({3,3,6−トリメチル−2−オ
キソ−1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン−7−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例439の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 557 (M++1, 38%).
参考例446
tert−ブチル (3R)−3−[[(6−クロロ−1−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−7−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例434の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 579 (M++, 10%).
参考例447
tert−ブチル (3R)−3−[({6−クロロ−3,3−ジメチル−2−オキソ−
1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−
7−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例439の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 577 (M++, 60%).
参考例448
tert−ブチル (3R)−3−[[(6−エチル−1−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−7−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキ
シレート
参考例443の化合物を用いて、参考例9の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 573 (M++1, 26%).
参考例449
メチル 6−ヨード−3,3−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン−7−カルボキシレート
参考例419の化合物を用いて、参考例158の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 360 (M++1, 100%).
参考例450
メチル 6’−ヨード−2’−オキソ−1’,4’−ジヒドロ−2’H−スピロ[シクロ
ペンタン−1,3’−キノリン]−7’−カルボキシレート
参考例420の化合物を用いて、参考例158の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 386 (M++1, 100%).
参考例451
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(2−メチル−3−オキソ−2−フ
ェニル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル)カルボニル]
アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例488の化合物を用いて、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 508 (M++1, 21%).
参考例452
メチル 2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
参考例214の化合物を用いて、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 366 (M++1, 100%).
参考例453
メチル 2−(3−メトキシフェニル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
参考例214の化合物を用いて、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 396 (M++1, 100%).
参考例454
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
参考例451の化合物を用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 685 (M++1, 46%).
参考例455
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({2−メチル−3−オキソ−2−フ
ェニル−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
参考例454の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 607 (M++1, 22%).
参考例456
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−2−フェニル−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]
ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例454の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 699 (M++1, 10%).
参考例457
tert−ブチル (3R)−3−[({2,7−ジメチル−3−オキソ−2−フェニル
−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ズオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート
参考例456の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 621 (M++1, 33%).
参考例458
tert−ブチル (3R)−3−[({7−クロロ−2−メチル−3−オキソ−2−フ
ェニル−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1
−カルボキシレート
参考例455の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 641 (M++, 10%).
参考例459
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル
−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
参考例452の化合物を用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 543 (M++1, 70%).
参考例460
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2−(3−
メトキシフェニル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−
ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
参考例453の化合物を用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 573 (M++1, 36%).
参考例461
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(
イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例459の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 753 (M++1, 22%).
参考例462
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−(3−メトキシフェニル)−2−メチル−3−オキソ−7−(
トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル
]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例460の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 783 (M++1, 19%).
参考例463
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2−メチル−3−オキソ−2−フ
ェニル−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
参考例461の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 675 (M++1, 31%).
参考例464
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2−(3−メトキシフェニル)−
2−メチル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフル
オロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボ
ニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例462の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 705 (M++1, 14%).
参考例465
4,4,6−トリメチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
氷浴下、p−トルイジン(3.78g)とトリエチルアミン(5.5ml)のクロロホ
ルム(70ml)溶液へ3,3−ジメチルアクリロイルクロライド(3.76g)を滴下
した。室温にて終夜攪拌後、反応液へ水を加え分液し、硫酸ナトリウムによる有機層の脱
水、ろ過、濃縮により粗製を得た。これをシリカゲルカラムクロマトにより精製すること
で中間体(6.11g)を得た。これをトルエン(120ml)へ溶解し、塩化アルミニ
ウム(6.50g)を加えて100℃にて5時間攪拌した。塩化アルミニウム(2.11
g)を追加し、再度100℃にて4時間攪拌した後、室温まで冷却した。これを氷水へゆ
っくりと注ぎ、30分攪拌した後、酢酸エチルを加えて分液した。有機層を水、飽和重曹
水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムによる脱水、ろ過、濃縮により粗製を得、これ
をシリカゲルカラムクロマトにより精製することで表題の化合物(4.20g)を得た。
MS (ESI+) 190 (M++1, 100%).
参考例466
7−ブロモ−4,4,6−トリメチル−3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オン
参考例465の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 270 (M++2, 100%).
参考例467
7−ブロモ−1−(4−メトキシブチル)−4,4,6−トリメチル−3,4−ジヒドロ
キノリン−2(1H)−オン
参考例466の化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 356 (M++2, 90%).
参考例468
メチル 1−(4−メトキシブチル)−4,4,6−トリメチル−2−オキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン−7−カルボキシレート
参考例467の化合物を用いて、参考例25の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 334 (M++1, 100%).
参考例469
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[1−(4−メトキシブチル)−4
,4,6−トリメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル
]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例468の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 544 (M++1, 46%).
参考例470
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2,7
−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カ
ルボキシレート
参考例360の化合物を用いて、参考例378の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 443 (M++1, 100%).
参考例471
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレート
参考例470の化合物を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 653 (M++1, 53%).
参考例472
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾチアジン−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例471の化合物を用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 575 (M++1, 13%).
参考例473
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−メ
チル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例488の化合物を用いて、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 544 (M++1).
参考例474
tert−ブチル (3R)−3−[[(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−{
2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチル−3−オキソ−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例473の化合物を用いて、参考例13の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 645 (M++1).
参考例475
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−chloro−2−(3,5−ジフルオロ
フェニル)−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチル−3−
オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル]
(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例474の化合物を用いて、参考例12の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 679 (M++1).
参考例476
tert−ブチル (3R)−3−[[(7−ブロモ−2−(3,5−ジフルオロフェニ
ル)−4−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2−メチル−3−オキソ
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例474の化合物を用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 723 (M++1).
参考例477
tert−ブチル (3R)−3−[[(2−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−{
2−[(メトキシカルボニル)アミノ]エチル}−2,7−ジメチル−3−オキソ−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)カルボニル](イソプロピ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例476の化合物を用いて、参考例10の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 659 (M++1).
参考例478
tert−ブチル (3R)−3−[({(2S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)−2−メチル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例473の化合物を用いて、参考例164および132の合成法に従い、表題の化
合物を得た。
MS (ESI+) 643 (M++1, 53%).
参考例479
tert−ブチル (3R)−3−[({(2S)−2−(3,5−ジフルオロフェニル
)−2,7−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例473の化合物を用いて、参考例164、参考例10および参考例132の合成
法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 657 (M++1, 100%).
参考例480
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[(2S)−4−(4−メトキシブ
チル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カル
ボキシレート
参考例52の化合物を用いて、参考例64の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 586 (M++1, 40%).
参考例481
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[(2S)−2−メチル−3−オキ
ソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
参考例52の化合物を用いて、参考例26、参考例2、参考例164、参考例132の
合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 33%).
参考例482
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシ
レート
入手可能なtert−ブチル (3R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレー
ト(6.67g)をエタノール(100ml)に溶かし、アセトン(12.2ml)、酢
酸(2.0ml)を加え60℃で加熱撹拌した。7時間後、水素化トリアセトキシホウ素
ナトリウム(9.67g)を加え室温で14時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加えクロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸水素
ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノール=30/1、15/1、10)により精
製し、表題の化合物(7.78g)を白色固体として得た。
MS (ESI+) 243(M+1, 100%).
参考例483
tert−ブチル 3−(イソプロピルアミノ)アゼパン−1−カルボキシレート
tert−ブチル 3−アミノアゼパン−1−カルボキシレートを用いて、参考例48
2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 257 (M++1, 100%).
参考例484
ベンジル 3−(イソプロピルアミノ)ピロリジン−1−カルボキシレート
ベンジル 3−アミノピロリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例482の合
成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 263 (M++1, 100%).
参考例485
tert−ブチル (3R)−3−(エチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用いて
、参考例482の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 229 (M++1, 67%).
参考例486
tert−ブチル (3R)−3−(sec−ブチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキ
シレート
tert−ブチル (3R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用いて
、参考例482の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 257 (M++1, 100%).
参考例487
tert−ブチル (3R)−3−(ベンジルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレー
tert−ブチル (3R)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用いて
、参考例482の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 291 (M++1, 100%).
参考例488
tert−ブチル(3R)−3−[(4−フルオロ−3−ニトロベンゾイル)(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
4−フルオロ−3−ニトロ安息香酸を用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を
得た。
MS (ESI+) 410 (M++1, 78%)
参考例489
(2R)−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−フルオロ−N−イソプロピル−3
−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−4−[2−(プロピオニルアミノ
)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキサミド
塩酸塩
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.91-9.39 (br, 2H), 7.12-6.55 (m, 6H), 6.79 (br, 0.5H
), 6.28 (br, 0.5H), 4.21-3.24 (m, 9H), 2.87-2.49 (m, 2H), 2.22-1.80 (m, 8H), 1.3
7-0.97 (m, 9H).
参考例490
メチル {2−[7−({イソプロピル[(3R)−ピペリジン−3−イル]アミノ}カ
ルボニル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−
イル]エチル}カルバメート 塩酸塩
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.75-9.65(m, 2H), 7.17-7.15(m, 2H), 6.95(brs, 1H), 4.
15-3.82(m, 4H), 3.66-3.58(m, 1H), 3.57(s, 3H), 3.51-3.27(m, 4H), 2.94-2.81(m, 1H
), 2.81-2.75(m, 3H), 2.12-1.76(m, 4H), 1.34-1.08(m, 12H)
参考例491
−イソプロピル−4−(3−メトキシプロピル)−N,N,2−トリメチル−3
−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン−2,6−ジカルボキサミド 塩酸塩
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.89-9.51 (br, 2H), 7.12-6.83 (m, 3H), 4.18-3.60 (m,
5H), 3.45-3.28 (m, 4H), 3.39-3.27 (m, 3H), 3.18-3.03 (m, 3H), 2.91-2.65 (m, 5H),
2.15-1.53 (m, 8H), 1.40-1.08 (m, 6H).
参考例492
N−イソプロピル−4−(4−メトキシブチル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル
−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキサミド 塩酸塩
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.91-9.55 (br, 2H), 6.93-6.78 (m, 3H), 4.15-3.87 (m,
4H), 3.83-3.72 (m, 2H), 3.51-3.43 (m, 2H), 3.38-3.27 (m, 2H), 3.32 (s, 3H), 3.24
(s, 3H), 2.93-2.78 (m, 2H), 2.08-1.87 (m, 2H), 1.77-1.53 (m, 6H), 1.31 (s, 3H),
1.28-1.07 (m, 6H).
参考例493
N−イソプロピル−4−(4−メトキシブチル)−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリ
ジン−3−イル]−2’,3,3’,4,5’,6’−ヘキサヒドロスピロ[1,4−ベ
ンゾオキサジン−2,4’−ピラン]−6−カルボキシアミド塩酸塩
RT 2.531 min (Shim-pack XR-ODS, 0.1%トリフルオロ酢酸 in 水/アセトニトリル
,アセトニトリル30−90% 5.7min,1.0ml/min).
MS (ESI+) 474 (M++1, 100%).
参考例494
(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルプロパン酸
(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルプロパン酸−(1S)−1−(1−ナフチル
)エタンアミン(1:1)(1.54g)をメタノール(50ml)へ溶解後、濃硫酸(
5ml)をゆっくり滴下し、滴下終了後還流下で10時間攪拌した。反応液を室温まで冷
却後、減圧濃縮にてメタノールを留去した。残渣を酢酸エチルに溶解後、水、飽和重曹水
、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することで表題の化合物
(0.83g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ7.47-7.44(m, 2H), 7.36-7.29(m, 2H), 7.29-7.23(m, 1H),
6.00(s, 1H), 3.60(s, 1H), 1.62(s, 3H).
参考例495
メチル(2S)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチル)
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
(2S)−2−ヒドロキシ−2−フェニルプロパン酸及びメチル 4−フルオロ−5−
ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエートを用いて、参考例22および参考例2
の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 366 (M++1, 100%).
参考例496
メチル(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2
−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
メチル(2S)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレートを用い
て、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 543 (M++1, 100%).
参考例497
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−
2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート(1.1117g)を1,
4−ジオキサン(20ml)に溶解後、4N−水酸化ナトリウム水溶液(20ml)を加
え、50℃にて6時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧濃縮により1,4−ジオキサンを
留去し、残渣を水で希釈した後3N−塩酸でpH 1へと調整した。生成した白色固体を
ろ取することで(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチ
ル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−
ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボン酸(1.0162g)を得た
。このカルボン酸(717.7mg)をDMF(6ml)へ溶解後、トリエチルアミン(
0.75ml)、ジメチルアミノピリジン(82.0mg)、tert−ブチル (3R
)−3−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.3400g)
、CIP reagent(1.1922g)を加え、窒素気流下60℃にて7時間攪拌した。トリ
エチルアミン(0.57ml)、CIP reagent(747.7mg)を追加し、60℃にて
更に4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムによる乾燥、ろ過、減圧濃縮にて粗製を
得た後、シリカゲルクロマトフラフィーにて精製することで表題の化合物(588.4m
g)を得た。
MS (ESI+) 753 (M++1, 26%).
参考例497
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[(2S)−2−メチル−3−オキ
ソ−2−フェニル−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}
アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ
)カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イルyl
]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、
参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 675 (M++1, 40%).
参考例498
メチル 2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソ−7−(
トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カル
ボキシレート
メチル 2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプリパノエート
及びメチル 4−フルオロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエートを用
いて、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 463 (M++2, 100%).
参考例500
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2−(5−
ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
メチル 2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソ−7−
(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カ
ルボキシレートを用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 641 (M++2, 100%).
参考例499
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]
アミノ}エチル)−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキ
ソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン
−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2−(5
−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレートを用
いて、参考例497の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 851 (M++2, 25%).
参考例500
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]
アミノ}エチル)−2−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オキ
ソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン
−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オ
キソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
トを用いて、参考例11の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 796 (M++1, 23%).
参考例501
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−
2−メチル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフル
オロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボ
ニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オ
キソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
トを用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 718 (M++1, 28%).
参考例502
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(2−フルオロフェニル)−2−メチル−
3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−2−メチル−3−オ
キソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
トを用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 693 (M++1, 44%).
参考例503
メチル 2−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−メチル−3−オキソ−7−(ト
リフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルオ
キシレート
メチル 2−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−ヒドロキシプロパノエート及
びメチル 4−フルオロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエートを用い
て、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 472 (M++1, 100%).
参考例504
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2−[3−
(ベンジルオキシ)フェニル]−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
メチル 2−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−メチル−3−オキソ−7−(
トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カル
オキシレートを用いて、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 635 (M++1, 18%).
参考例505
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−メチル−3−オキ
ソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン
−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2−[3
−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレートを用い
て、参考例497の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 859 (M++1, 31%).
参考例506
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(3−ヒドロキシフェニル)−2−メチル
−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ヒドロキシ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(
イソプロピル)アミノ]ピペリジンン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−2−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−2−メチル−3−オ
キソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
ト(279.7mg)を酢酸エチル(4ml)へ溶解後、トリエチルアミン(0.10m
l)と無水プロピオン酸(97.9mg)及び10%パラジウム炭素(287.4mg)
を加え、水素雰囲気下、室温にて6時間攪拌した。反応液をセライトろ過することでパラ
ジウム炭素を除去した後、ろ液を減圧濃縮した。残渣をメタノール(3ml)へ溶解後、
炭酸カリウム(142.6mg)を加え、室温にて2時間激しく攪拌した。反応液へ水を
加えた後、飽和クエン酸水溶液で酸性へと調節し、生成した白色固体をろ取することで表
題の化合物(196.8mg)を得た。
MS (ESI+) 691 (M++1, 21%).
参考例507
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2−メチル−2−{3−[(メチ
ルスルフォニル)オキシ]フェニル}−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)
エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(3−ヒドロキシフェニル)−2−メチ
ル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ヒドロキシ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}
(イソプロピル)アミノ]ピペリジンン−1−カルボキシレート(123.0mg)をク
ロロホルム(2ml)へ溶解後、トリエチルアミン(0.05ml)を加え、次いでメタ
ンスルホン酸クロライド(34.2mg)のクロロホルム(2ml)溶液を滴下し、室温
にて1.5時間攪拌した。反応液を水洗後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮する
ことで粗製を得た後、シリカゲルクロマトグラフィーにて精製することで表題の化合物(
154.7mg)を得た。
MS (ESI+) 769 (M++1, 63%).
参考例508
メチル 2,7−ジメチル−3−オキソ−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
メチル 2−ヒドロキシ−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパノエー
ト及びメチル 4−フルオロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエートを
用いて、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 380 (M++1, 100%).
参考例509
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,7−ジ
メチル−3−オキソ−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート
メチル 2,7−ジメチル−3−オキソ−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル
]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレートを用い
て、参考例164の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 557 (M++1, 61%).
参考例510
tert−ブチル (3R)−3−[({2,7−ジメチルl−3−オキソ−4−[2−
(プリピオニルアミノ)エチル]−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,7−
ジメチル−3−オキソ−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボキシレート(368.0mg)を1,
4−ジオキサン(5ml)に溶解後、4N−水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、
60℃にて2.5時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧濃縮により1,4−ジオキサンを
留去し、残渣を水で希釈した後3N−塩酸でpH 1へと調整した。生成した白色固体を
ろ取することで4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,
7−ジメチル−3−オキソ−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−カルボン酸(340.0mg)を得た。
このカルボン酸をDMF(5ml)へ溶解後、トリエチルアミン(0.35ml)、ジメ
チルアミノピリジン(45.2mg)、tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピ
ルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(665.1mg)、CIP reagent(
583.6mg)を加え、窒素気流下60℃にて4時間攪拌した。トリエチルアミン(0
.26ml)、CIP reagent(351.0mg)を追加し、60℃にて更に5時間攪拌し
た。反応液を室温まで冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムによる乾燥、ろ過、減圧濃縮にて粗製を得た後、シリカゲ
ルクロマトフラフィーにて精製することでtert−ブチル (3R)−3−[({4−
(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,7−ジメチル−3−
オキソ−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート(314.5mg)を得た。次にこれを酢酸エチル(10ml)へ
溶解後、10%パラジウム炭素(362.7mg)と無水プロピオン酸(116.1mg
)を加え水素雰囲気下で4時間激しく攪拌した。セライトろ過によりパラジウム炭素を除
去後、ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製することで表題
の化合物(259.6mg)を得た。
MS (ESI+) 689(M+1, 6%).
参考例511
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[(2S)−2−メチル−3−オキ
ソ−2−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R)−3−[(4−フルオロ−3−ニトロベンゾイル)(イソプ
ロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート及び(2S)−2−ヒドロキシ−2
−フェニルプロパン酸を用いて、参考例22および参考例2の合成法に従い表題の化合物
を得た。
MS (ESI+) 508 (M++1, 38%).
参考例512
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミ
ノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[(2S)−2−メチル−3−オ
キソ−2−フェニル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]
カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例164の合成
法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 685 (M++1, 38%).
参考例513
tert−ブチル (3R)−3−[({(2S)−7−クロロ−2−メチル−3−オキ
ソ−2−フェニル−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ
)カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例132及び参考例12の合成
法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 641 (M+, 7%).
参考例514
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−7−ブロモ−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプ
ロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ
)カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例6の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 763 (M+, 15%).
参考例515
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−2−フェニル−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ
)カルボニル]アミノ}エチル)−7−ブロモ−2−メチル−3−オキソ−2−フェニル
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例10の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 699 (M++1, 72%).
参考例516
tert−ブチル (3R)−3−[({(2S)−2,7−ジメチル−3−オキソ−2
−フェニル−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[(2S)−4−(2−{[(ベンジルオキシ
)カルボニル]アミノ}エチル)−2,7−ジメチル−3−オキソ−2−フェニル−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例132の合成法に従い
表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 621 (M++1, 14%).
参考例517
1−tert−ブチル 3−エチル 4−オキソピペリジン−1,3−ジカルボキシレー
エチル 4−ピペリドン−3−カルボキシレート塩酸塩(5.0g)をテトラヒドロフ
ラン(30ml)に溶かし、氷冷下、10%炭酸カリウム水溶液(30ml)、ジ−te
rt−ブチルジカーボネート(5.8g)を加えた。その後、室温で12時間撹拌した。
反応混合物を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶かし、有機層を10%クエン酸水溶液
、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮し、
表題の化合物(5.0g)を白色固体として得た。
1H-NMR(300MHz, CDCl3) δ 12.03 (br, 1H), 4.25-4.18 (m, 2H), 4.04 (brs, 2H), 3.56
-3.53 (m, 2H), 2.37-2.33 (m, 2H), 1.67 (brs, 2H), 1.46 (s, 9H), 1.31-1.26 (m, 3H
).
参考例518
1−tert−ブチル−3−エチル−4−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキ
シ}−5,6−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート
1−tert−ブチル 3−エチル 4−オキソピペリジン−1,3−ジカルボキシレ
ート(7.0g)を塩化メチレン(100ml)に溶かし、−78℃に冷却下、ジイソプ
ロピルエチルアミン(6.7ml)、トリフルオロメタンスルホン酸無水物 (5.6m
l)を加えた。その後、室温で3日間撹拌した。反応混合物に炭酸水素ナトリウム水溶液
を加えた後、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル
=15:1→10:1)により精製し、表題の化合物(7.0g)を淡黄色油状物として
得た。
MS (ESI+) 404(M+1, 10%).
参考例519
1−tert−ブチル 3−エチル 4−ビフェニル−3−イル−5,6−ジヒドロピリ
ジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート
1−tert−ブチル−3−エチル−4−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オ
キシ}−5,6−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート(500mg
)をジメトキシエタン(10ml)に溶かし、室温下、3−(N,N−ジメチルアミノカ
ルボニル)フェニルボロン酸(262mg)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジ
ウム(72mg)、炭酸カリウム(514mg)を加えた後、80℃で6時間撹拌した。
反応混合物を放冷し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル=3:1→2:1)により精製し、表題の化合物(370
mg)を無色透明油状物として得た。
MS (ESI+)408(M++1, 100%).
参考例520
(3R,4S)−4−ビフェニル−3−イル−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピ
ペリジン−3−カルボン酸 および (3S,4R)−4−ビフェニル−3−イル−1−
(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボン酸
1−tert−ブチル 3−エチル 4−ビフェニル−3−イル−5,6−ジヒドロピ
リジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート(820mg)をメタノール(10ml)
に溶かし、氷冷下、マグネシウム(490mg)を加えた後、室温で2時間撹拌した。反
応混合物をセライトろ過後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈し、有機層を塩化ア
ンモニウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮し
た。得られた残渣をエタノール(10ml)に溶かし、室温下、ソジウムエトキサイド(
20%エタノール溶液、1,2ml)を加えた後、60℃で4時間撹拌した。反応混合物
を放冷後、減圧濃縮した。残渣に5%硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで
抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をテトラヒド
ロフラン−エタノール−水(5ml−3ml−1.5ml)に溶解し、室温下、水酸化ナ
トリウム(276mg)を加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物に5%硫酸水素ナ
トリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
過後、減圧濃縮する事により、表題の化合物(344mg)をアモルファス状物として得
た。
MS (ESI+)410(M++1, 100%).
参考例521
tert−ブチル (3R,4R)−3−{[(ベンジロキシ)カルボニル]アミノ}−
4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレート および tert−ブチ
ル (3S,4S)−3−{[(ベンジロキシ)カルボニル]アミノ}−4−ビフェニル
−3−イルピペリジン−1−カルボキシレート
(3R,4S)−4−ビフェニル−3−イル−1−(tert−ブトキシカルボニル)
ピペリジン−3−カルボン酸および(3S,4R)−4−ビフェニル−3−イル−1−(
tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボン酸(320mg)をトルエン
(9ml)に溶かし、室温下、トリエチルアミン(102mg)、ジフェニルホスフォリ
ルアジド (254mg)を加えた後、80℃で1時間撹拌した。反応混合物を50℃に
冷却し、ベンジルアルコール(273mg)を加えた後、80℃で10時間撹拌した。反
応混合物を放冷し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン/酢酸エチル=1:1→1:2)により精製し、表題の化合物(400mg)をア
モルファス状物として得た。
MS (ESI+)487(M++1, 100%).
参考例522
tert−ブチル (3R,4R)−3−アミノ−4−ビフェニル−3−イルピペリジン
−1−カルボキシレートおよびtert−ブチル (3S,4S)−3−アミノ−4−ビ
フェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−{[(ベンジロキシ)カルボニル]アミノ}
−4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレート および tert−ブ
チル (3S,4S)−3−{[(ベンジロキシ)カルボニル]アミノ}−4−ビフェニ
ル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレート(400mg) のメタノール溶液(1
0ml)に10%パラジウム炭素(180mg)を添加し水素雰囲気下室温にて3時間攪
拌した。不溶物をろ過した後、濾液を減圧下濃縮することにより、表題の化合物(296
mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+)353(M++1, 100%).
参考例523
tert−ブチル (3R,4R)−4−ビフェニル−3−イル−3−(イソプロピルア
ミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートおよびtert−ブチル (3S,4S)−4
−ビフェニル−3−イル−3−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレー
tert−ブチル (3R,4R)−3−アミノ−4−ビフェニル−3−イルピペリジ
ン−1−カルボキシレートおよびtert−ブチル (3S,4S)−3−アミノ−4−
ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレート(296mg)をメタノール(
5ml)に溶かし、アセトン(244mg)、酢酸(0.048mL)を加え室温にて1
時間撹拌した。本反応混合物にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(534mg)を
添加し室温にて14時間攪拌した。本反応混合物に氷冷した希水酸化ナトリウム水溶液を
添加し、不溶物を濾去した後、濾液をクロロホルムにて分液抽出した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去することにより、表題の化合物(194mg)
を淡褐色油状物として得た。
MS (ESI+)396(M++1, 100%).
参考例524
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カル
ボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イ
ソプロピル)アミノ]−4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレートお
よびtert−ブチル (3S,4S)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}
(イソプロピル)アミノ]−4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレー
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートとtert−ブチル (3R,4R)−4−
ビフェニル−3−イル−3−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
およびtert−ブチル (3S,4S)−4−ビフェニル−3−イル−3−(イソプロ
ピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例5の合成法に従い表題
の化合物(98mg)を得た。
MS (ESI+)844(M++1, 21%).
参考例525
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]−4−ビフェニル
−3−イルピペリジン−1−カルボキシレートおよびtert−ブチル (3S,4S)
−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]−4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボ
キシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(
イソプロピル)アミノ]−4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレート
およびtert−ブチル (3S,4S)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ
)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル
}(イソプロピル)アミノ]−4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレ
ートを用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物(74mg)を得た。
MS (ESI+)710(M++1, 46%).
参考例526
tert−ブチル (3R,4R)−4−ビフェニル−3−イル−3−[{[2,2−ジ
メチル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル
}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートおよびtert−ブチル
(3S,4S)−4−ビフェニル−3−イル−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキ
ソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4
−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]−4−ビフェニ
ル−3−イルピペリジン−1−カルボキシレートおよびtert−ブチル (3S,4S
)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}(イソプロピル)アミノ]−4−ビフェニル−3−イルピペリジン−1−カル
ボキシレートを用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物(50mg)を得た。
MS (ESI+)766(M++1, 16%).
参考例527
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−4−(2−{[1−(トリフルオロメチル)プロピル]アミノ}エチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イ
ソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジメチ
ル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート(278mg)の塩化メチレン溶液(2ml)に、1,1,1−トリフルオ
ロ−2−ブタノン(0.1ml)、ジイソプロピルエチルアミン(0.34ml)、四塩
化チタン(0.05ml)を加え、室温にて3時間攪拌した。ついで反応溶液にシアノホ
ウ素化ナトリウム(110mg)、メタノール(10ml)を加え室温にて1時間攪拌し
た。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)を加え、酢酸エチルで抽出した
。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)により精製し、表題の化合
物(100mg)をアモルファス状物として得た。
MS (ESI+)667(M++1, 100%).
参考例528
エチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[[
(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロピ
ル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシレート
エチル 6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3
−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキ
シレートを用いて、参考例164の方法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 749 (M++1, 30%).
参考例529
4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[[
(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロピ
ル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン2−カルボン酸
エチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[
[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロ
ピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシレート(1.00
g)のN,N−ジメチルアセトアミド(2.7ml)溶液に0℃でベンジルブロミド(0
.794ml)、水素化ナトリウム(193mg)、を加え、1時間攪拌した。反応液に
2N−水酸化ナトリウム水溶液(5.36ml)、テトラヒドロフラン(5.0ml)を
加え、室温で1時間攪拌した。反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加えて、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%酢酸を含むクロロホル
ム/メタノール=100/3)により精製することで表題の化合物(0.800g)を得
た。
MS (ESI+) 811 (M++1, 44%).
参考例530
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7
−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン6−イ
ル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[
[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロ
ピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン2−カルボン酸を用いて、参考例3
5の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 797(M++1, 32%).
参考例531
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−
(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン6−イル
]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−
7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用い
て、参考例36の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 811(M++1, 44%).
参考例532
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン6−イル]カル
ボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7
−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン6−イ
ル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて
、参考例139、参考例162の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 645(M++1, 69%).
参考例533
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2−(メトキシメチル)−2−メ
チル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン6−イル]カルボニル}ア
ミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7
−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン6−イ
ル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて
、参考例132の合成法に従い、表題の化合物を合成した。
MS (ESI+) 643(M++1, 74%).
参考例534
メチル {2−[(2S)−6−({イソプロピル[(3R)−ピペリジン−3−イル]
アミノ}カルボニル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]エ
チル}カルバメート 塩酸塩
メチル {2−[(2R)−6−({イソプロピル[(3R)−ピペリジン−3−イル]
アミノ}カルボニル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]エ
チル}カルバメート 塩酸塩
メチル {2−[6−({イソプロピル[(3R)−ピペリジン−3−イル]アミノ}
カルボニル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]エチル}カ
ルバメート 塩酸塩(10mg)を、光学活性カラムクロマトグラフィー(CHIRALCEL OD
-H,2cmφ×25cm,ヘキサン:エタノール:ジエチルアミン=80:20:0.3
〜50:50:0.3)で分離し、表題の化合物を得た。
メチル {2−[(2S)−6−({イソプロピル[(3R)−ピペリジン−3−イル
]アミノ}カルボニル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(ト
リフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]
エチル}カルバメート 塩酸塩
キラルカラム保持時間 7.26分(CHIRALCEL OD-H,0.46cmφ×25cm,ヘ
キサン:エタノール:ジエチルアミン=80:20:0.3,流速1.00ml/分)
メチル {2−[(2R)−6−({イソプロピル[(3R)−ピペリジン−3−イル
]アミノ}カルボニル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(ト
リフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル]
エチル}カルバメート 塩酸塩
キラルカラム保持時間 27.78分(CHIRALCEL OD-H,0.46cmφ×25cm,
ヘキサン:エタノール:ジエチルアミン=80:20:0.3,流速1.00ml/分)
参考例535
tert−ブチル 4−フェニル−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシ
レート
4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン塩酸塩(354.6g)のアセ
トニトリル(12L)溶液にトリエチルアミン(366.9g)を水浴下20℃にて加え
た後、さらに15分間撹拌した。反応液に炭酸ジ−t−ブチル(474.5g)のアセト
ニトリル(700ml)溶液を水浴下15〜19℃にて滴下し、さらにN,N−ジメチル
アミノピリジン(11.06g)を加えた後、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧
下溶媒留去し、得られた残渣を塩化メチレン(10L)にて希釈した。1M塩酸で3回、
5%飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸水素ナトリウムで脱水、減圧下溶媒留去し470.6
gの粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メ
チレン/メタノール=1/0→50/1)により精製することで表題の化合物(456.
8g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.77 (s, 1H), 7.79-7.76 (m, 1H), 7.28-7.22 (m, 1H),7.
03-6.99 (m, 1H), 3.88 (s, 3H).
参考例536
tert−ブチル(3R,4R)−3,4−ジヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1
−カルボキシレート
オスミウム(VI)酸カリウム二水和物(8.0g)、(DHQD)PHAL(14
.2g)、炭酸カリウム(379g)、ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(903g)
のt−ブタノール(4.8L)、水(4.8L)溶液に、メタンスルホンアミド(73.
4g)を室温にて添加した。続いて、tert−ブチル 4−フェニル−3,6−ジヒド
ロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(200g)を氷浴下にて添加し2時間撹拌
した。室温で12時間撹拌した後に、塩化メチレン(7.0L)を加え分液し有機層を得
た。水層を塩化メチレンで2回抽出した。得られえた有機層を合わせ、2M水酸化カリウ
ム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで脱水、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製する
ことで表題の化合物(215.5g)を得た。
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 7.42-7.39 (m, 2H), 7.26-7.21 (m, 2H), 7.15-7.09 (m, 1
H), 4.01-3.92 (m, 3H), 3.81-3.76 (m, 2H), 1.85-1.76 (m, 1H), 1.63-1.58 (m, 1H),
1.39 (s, 9H).
参考例537
tert−ブチル (3S,4S)−3−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−カ
ルボキシレート
tert−ブチル(3R,4R)−3,4−ジヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−
1−カルボキシレート(120g)のエタノール(4.3L)溶液にラネーニッケル(2
40g)を加え、水素バブリング雰囲気下、48時間加熱還流した。反応溶液を冷却しセ
ライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル=2/1)により精製することで表題の化合物(105.1g
,99.4%ee)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.39-7.24 (m, 5H), 4.40 (m, 1H), 4.15-4.08 (m, 1H), 3
.69 (m, 1H), 2.76-2.48 (m, 3H), 1.84-1.53 (m, 2H), 1.49 (s, 9H).
参考例538
tert−ブチル (3R,4S)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボ
キシレート
tert−ブチル (3S,4S)−3−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−
カルボキシレート(105.1g)、トリフェニルホスフィン(198.8g)、フタル
イミド(111.5g)のテトラヒドロフラン(2.6L)溶液に0℃にてアゾジカルボ
ン酸ジエチル(2.2Mトルエン溶液,345ml)を滴下した。反応溶液を0℃にて2
時間撹拌後、徐々に昇温しながら室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧下溶媒を留去
し、得られた残渣に塩化メチレン、水を加え分液し有機層を得た。水層を塩化メチレンで
2回抽出した。得られた有機層を合わせ、水で2回、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウ
ムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
ヘキサン/酢酸エチル=6/1→4/1)により精製することで粗生成物(549.5g
)を得た。
得られた粗生成物をトルエン(1.4L)に懸濁させヒドラジン−一水和物(83.6
ml)を加え12時間加熱還流した。反応液を冷却後、ろ過し、ろ液を水で2回、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで脱水、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/酢酸エチル=6/1→2/1)により
精製することで表題の化合物(32.4g)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.37-7.20 (m, 5H), 4.32-4.19 (m, 2H), 3.18-3.05 (m, 2
H), 2.92-2.80 (m, 2H), 2.23-2.18 (m, 1H), 1.64-1.61 (m, 1H), 1.48 (s, 9H).
参考例539
tert−ブチル(3R,4S)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1−カ
ルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸(739
mg)のDMF(5ml)溶液に1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカル
ボジイミド塩酸塩(755mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(532mg)、
トリエチルアミン(549μl)、tert−ブチル (3R,4S)−3−アミノ−4
−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(653mg)を加えて室温で3時間攪拌
した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、表題の化合物(
1.25g)を得た。
MS (ESI+) 634 (M++1, 100%).
参考例540
tert−ブチル(3R,4S)−3−(エチル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン−
1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R,4S)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1−
カルボキシレート(386mg)のDMF(1ml)溶液に0℃にて水素化ナトリウム(
48.7mg)を加え10分間撹拌した。ヨードエタン(126μl)を加え室温で5時
間撹拌した後、反応溶液中に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した
。有機層を水で2回、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エ
チル=3/1)で精製し、表題の化合物(128g)を得た。
MS (ESI+) 662 (M++1, 100%).
参考例541
tert−ブチル(3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1
−カルボキシレート
tert−ブチル 4−フェニル−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキ
シレート、AD−mix−αを用いて、参考例538の合成法に従い表題の化合物を得た

1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 7.42-7.39 (m, 2H), 7.26-7.21 (m, 2H), 7.15-7.09 (m, 1
H), 4.01-3.92 (m, 3H), 3.81-3.76 (m, 2H), 1.85-1.76 (m, 1H), 1.63-1.58 (m, 1H),
1.39 (s, 9H).
参考例542
tert−ブチル (3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−カ
ルボキシレート
tert−ブチル(3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−
1−カルボキシレートを用いて、参考例539の合成法に従い表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.39-7.24 (m, 5H), 4.40 (m, 1H), 4.15-4.08 (m, 1H),
3.69 (m, 1H), 2.76-2.48 (m, 3H), 1.84-1.53 (m, 2H), 1.49 (s,9H).
参考例543
tert−ブチル (3S,4R)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボ
キシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−フェニルピペリジン−1−
カルボキシレートを用いて、参考例540の合成法に従い表題の化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.37-7.20 (m, 5H), 4.32-4.19 (m, 2H), 3.18-3.05 (m, 2
H), 2.92-2.80 (m, 2H), 2.23-2.18 (m, 1H), 1.64-1.61 (m, 1H), 1.48 (s, 9H).
参考例544
tert−ブチル(3S,4R)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1−カ
ルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸、ter
t−ブチル (3S,4R)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレ
ートを用いて、参考例541の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 634 (M++1, 100%).
参考例547
tert−ブチル(3S,4R)−3−(エチル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン−
1−カルボキシレート
tert−ブチル(3S,4R)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1−
カルボキシレートを用いて、参考例542の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 662 (M++1, 100%).
参考例545
tert−ブチル (3S)−3−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシ
レート
tert−ブチル (3S)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートを用いて
、参考例482の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 243(M+1, 100%).
参考例546
tert−ブチル(3S)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1
,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシ
レート


メチル 4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシ
レート、tert−ブチル (3S)−3−(イソプロピルアミノ)ピペリジン−1−カ
ルボキシレートを用いて、参考例5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 600 (M++1, 100%).
参考例547
1−tert−ブチル3−エチル4−フェニル−5,6−ジヒドロピリジン−1,3(2
H)−ジカルボキシレート
1−tert−ブチル−3−エチル−4−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オ
キシ}−5,6−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート(8.97g
)をジメトキシエタン(30ml)、水(30ml)に溶かし、室温下、フェニルボロン
酸(4.07g)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(2.57g)、炭酸
ナトリウム(4.71g)を加えた後、80℃で2時間撹拌した。反応混合物を放冷後、
セライトろ過し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリ
ウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)により精製し、表題の化合物(7.07
g)を薄黄色透明油状物として得た。
MS (ESI+) 332 (M++1, 100%).
参考例548
1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニル−1,2,5,6−テトラヒドロ
ピリジン−3−カルボン酸
1−tert−ブチル3−エチル4−フェニル−5,6−ジヒドロピリジン−1,3(
2H)−ジカルボキシレート(7.07g)をエタノール(50ml)に溶かし、1M
水酸化ナトリウム水溶液(50ml)を加え2時間加熱還流した。反応溶液を減圧濃縮し
、1M 水酸化ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加え分液した。有機層に1M水酸化ナト
リウム水溶液を加え分液し、水層を合わせ2M 塩酸を加えpH<2とした。クロロホル
ムで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮することで表題の化合物
(5.63g)を得た。
MS (ESI+) 304 (M++1, 100%).
参考例549
(rac.)−(3S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニル
ピペリジン−3−カルボン酸
1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニル−1,2,5,6−テトラヒド
ロピリジン−3−カルボン酸(5.63g)をメタノール(60ml)に溶かし、パラジ
ウム−炭素(4.06g)を加え、水素雰囲気下で2時間撹拌した。反応溶液をセライト
ろ過し、減圧濃縮することで表題の化合物(4.76g)を得た。
MS (ESI+) 306 (M++1, 100%).
参考例550
(3S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン−3
−カルボン酸
(rac.)−(3S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニ
ルピペリジン−3−カルボン酸(4.76g)をメタノール(90ml)に溶かし(S)
−(−)−フェニルエチルアミン(1.59g)を加え2時間加熱還流した。徐々に室温
とし0℃にて12時間静置した。沈殿物を濾取し酢酸エチル、メタノールにより再結晶を
行うことで結晶(1.51g)を得た。得られた結晶に1M塩酸を加え酢酸エチルにより
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮する
ことで表題の化合物(1.12g,>99%ee)を得た。
MS (ESI+) 306 (M++1, 100%).
参考例551
1−tert−ブチル3−メチル(3S,4S)−4−フェニルピペリジン−1,3−ジ
カルボキシレート
(3S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン−
3−カルボン酸(1.12g)のDMF(12ml)溶液に1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.41g)、N,N−ジメチルアミノピ
リジン (992mg)、トリエチルアミン(1.02ml)、メタノール(595μl
)を加えて室温で3時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)
で精製し、表題の化合物(1.00g)を得た。
MS (ESI+) 320 (M++1, 100%).
参考例552
1−tert−ブチル3−メチル(3R,4S)−4−フェニルピペリジン−1,3−ジ
カルボキシレート
1−tert−ブチル3−メチル(3S,4S)−4−フェニルピペリジン−1,3−
ジカルボキシレート(1.00g)をメタノール(40ml)に溶かしナトリウムメトキ
シド(1.0Mメタノール溶液、4.70ml)を加えた9時間加熱還流した。反応混合
物を放冷し、減圧濃縮した。残渣に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル
=5/1)で精製し、表題の化合物(585mg)を得た。
MS (ESI+) 320 (M++1, 100%).
参考例553
(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン3−
カルボン酸
1−tert−ブチル3−メチル(3R,4S)−4−フェニルピペリジン−1,3−
ジカルボキシレート(585mg)をテトラヒドロフラン(5ml)とメタノール(5m
l)に溶かし、1M水酸化ナトリウム水溶液(5.5ml)を加え室温で5時間撹拌した
。反応溶液を減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウムを加え酢酸エチルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮することにより表題の化
合物(546mg)を得た。
MS (ESI+) 306 (M++1, 100%).
参考例554
tert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボキ
シレート
(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン3
−カルボン酸(546mg)をトルエン(5ml)に溶かし、室温下、トリエチルアミン
(374μl)、ジフェニルホスフォリルアジド(591mg)を加えた後、110℃で
3時間撹拌した。反応混合物を80℃としベンジルアルコール(556μl)を加え3時
間撹拌した。反応混合物を放冷し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し粗
生成物(1.92g)を得た。
得られた残渣をテトラヒドロフラン(8ml)に溶かし、室温下、10%パラジウムカ
ーボン(910mg)を加えた後、水素雰囲気下、室温で5時間撹拌した。反応混合物を
セライトろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
ヘキサン/酢酸エチル=1/3)により精製し、表題の化合物(270mg)を得た。
MS (ESI+) 277 (M++1, 100%).
参考例555
tert−ブチル(3R,4R)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニルc}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1−
カルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸、ter
t−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレー
トを用いて、参考例541の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 634 (M++1, 100%).
参考例556
tert−ブチル(3R,4R)−3−(エチル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソo−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン
−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R,4R)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニルc}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1
−カルボキシレートを用いて、参考例542の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 662 (M++1, 100%).
参考例557
(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン−3
−カルボン酸
(rac.)−(3S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニ
ルピペリジン−3−カルボン酸、(R)−(+)−フェニルエチルアミンを用いて参考例
553の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 306 (M++1, 100%).
参考例558
1−tert−ブチル3−メチル(3R,4R)−4−フェニルピペリジン−1,3−ジ
カルボキシレート
(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン−
3−カルボン酸を用いて、参考例554の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 320 (M++1, 100%).
参考例559
1−tert−ブチル3−メチル(3S,4R)−4−フェニルピペリジン−1,3−ジ
カルボキシレート
1−tert−ブチル3−メチル(3R,4R)−4−フェニルピペリジン−1,3−
ジカルボキシレートを用いて、参考例555の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 320 (M++1, 100%).
参考例560
(3S,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン3−
カルボン酸
1−tert−ブチル3−メチル(3S,4R)−4−フェニルピペリジン−1,3−
ジカルボキシレートを用いて、参考例556の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 306 (M++1, 100%).
参考例561
tert−ブチル(3S,4S)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボキ
シレート
(3S,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フェニルピペリジン3
−カルボン酸を用いて、参考例557の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 277 (M++1, 100%).
参考例562
tert−ブチル(3S,4S)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニルc}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1−
カルボキシレート
4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸、ter
t−ブチル(3S,4S)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレー
トを用いて、参考例541の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 634 (M++1, 100%).
参考例563
tert−ブチル(3S,4S)−3−(エチル{[4−(4−メトキシブチル)−2,
2−ジメチル−3−オキソo−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)−4−フェニルピペリジン
−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3S,4S)−3−({[4−(4−メトキシブチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニルc}アミノ)−4−フェニルピペリジン−1
−カルボキシレートを用いて、参考例542の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 662 (M++1, 100%).
参考例564
tert−ブチル (3R,4R)−3−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミ
ノ}−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル(3R,4R)−3−アミノ−4−フェニルピペリジン−1−カルボ
キシレート(124mg)を塩化メチレン(2ml)に溶かし0℃にてトリエチルアミン
(125μl)、2−ニトロベンゼンスルホニルクロライド(109mg)を加え室温で
3時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。
有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1
)で精製し、表題の化合物(202mg)を得た。
MS (ESI+) 462 (M++1, 100%).
参考例565
tert−ブチル (3R,4R)−3−{エチル(2−ニトロフェニル)スルホニル]
アミノ}−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−{[(2−ニトロフェニル)スルホニル]ア
ミノ}−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(202mg)をN,N−ジメ
チルホルムアミド(2ml)に溶かし炭酸カリウム(182mg)、ヨードエタン(13
6μl)を加え60℃で1時間半撹拌した。反応溶液を放冷し飽和塩化アンモニウム水溶
液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水で洗
浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、表題の化合
物(209mg)を得た。
MS (ESI+) 490 (M++1, 100%).
参考例566
tert−ブチル(3R,4R)−3−(エチルアミノ)−4−フェニルピペリジン−1
−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−{エチル(2−ニトロフェニル)スルホニル
]アミノ}−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(209mg)をN,N−
ジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし水酸化リチウム(95.6mg)、メルカプト
酢酸(59.0μl)を加え45℃で5時間撹拌した。反応溶液を放冷し飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、表題の化合物(5
5.5mg)を得た。
MS (ESI+) 305 (M++1, 100%).
参考例567
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カル
ボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(エ
チル)アミノ]−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートとtert−ブチル(3R,4R)−3−(
エチルアミノ)−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例5の
合成法に従い表題の化合物(60.4mg)を得た。
MS (ESI+) 753(M++1, 100%).
参考例568
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(地理フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−フェニルピペリジ
ン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(
エチル)アミノ]−4−フェニルピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例1
39の合成法に従い表題の化合物(51.3mg)を得た。
MS (ESI+) 620(M++1, 100%).
参考例569
tert−ブチル(3R,4R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2
−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−フ
ェニルピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(地理フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−フェニルピペリ
ジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例132の合成法に従い表題の化合物(41
.9mg)を得た。
MS (ESI+) 675(M++1, 100%).
参考例570
N,N−ジベンジル−2−ブロモエタンアミン
N,N−ジベンジル−2−アミノエタノール(18.47g)にヘキサン (150m
l)、DMF(0.3ml)を加え0℃にてチオニルブロマイド(15.91g)を滴下
した。15時間撹拌後、反応溶液に氷浴下、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過
し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘ
キサン)で精製し、表題の化合物(12.80g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.48-7.39 (m, 8H), 7.36-7.33 (m, 2H), 3.74 (s, 4H), 3
.43 (m, 2H), 2.97 (m, 2H).
参考例571
2−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリル
2−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾにトリルを用いて、参考例52の合成法に従い表
題の化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 11.11 (brs, 1H), 8.53 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.04 (d, J
= 9.5 Hz, 1H).
参考例572
5−アミノ−2−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル
2−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−ニトロベンゾニトリルを用いて、参考例53の合
成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 153 (M++1, 100%).
参考例573
7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−カルボニトリル
5−アミノ−2−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾニトリルを用いて、参考例55の合
成法に従い表題の化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.11 (brs, 1H), 7.06 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 6.83 (d, J
= 9.2 Hz, 1H), 1.60 (s, 6H).
MS (ESI+) 221 (M++1, 100%).
参考例574
4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキ
ソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボニトリル
7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−カルボニトリル、N,N−ジベンジル−2−ブロモエタンアミンを
用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 444 (M++1, 100%).
参考例575
4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキ
ソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オ
キソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボニトリル (5
88mg)を酢酸(5ml)に溶かし、濃塩酸(5ml)を加え75時間加熱還流した。
放冷した反応溶液を水に加えろ過した。濾取した固体を水で洗浄し70℃で18時間乾燥
することで表題の化合物(406mg)を得た。
MS (ESI+) 463 (M++1, 100%).
参考例576
1−tert−ブチル 3−エチル 4−(2,4,5−トリフルオロフェニル)−5,
6−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート
1−tert−ブチル−3−エチル−4−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オ
キシ}−5,6−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレートを用いて、参
考例550の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 386 (M++1, 100%).
参考例577
(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2,4,5−トリフル
オロフェニル)ピペリジン−3−カルボン酸
1−tert−ブチル 3−エチル 4−(2,4,5−トリフルオロフェニル)−5
,6−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート(9.98g)をメタノ
ール(100ml)に溶かし、氷冷下、マグネシウム(6.29g)を加えた後、室温で
2時間撹拌した。氷浴下、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え30分間撹拌
した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム
で乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をエタノール(80ml)に溶かし、室温
下、ソジウムエトキサイド(20%エタノール溶液、10.62g)を加えた後、4時間
加熱還流した。反応混合物を放冷後、減圧濃縮した。残渣に5%硫酸水素ナトリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥
、ろ過後、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(40ml)、エタノール(40m
l)に溶かし、室温下、1M水酸化ナトリウム水溶液(41.6ml)を加え、60℃で
3時間撹拌した。放冷後、反応混合物を減圧濃縮し、残渣に5%硫酸水素ナトリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥
、ろ過後、減圧濃縮することにより、表題の化合物(7.89g)を得た。
MS (ESI+) 360 (M++1, 100%).
参考例578
tert−ブチル (3R,4R)−3−アミノ−4−(2,4,5−トリフルオロフェ
ニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
((3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2,4,5−トリ
フルオロフェニル)ピペリジン−3−カルボン酸を用いて、参考例557の合成法に従い
表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 331 (M++1, 100%).
参考例579
tert−ブチル (3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル
]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]−4−(2,4,5−トリフルオロ
フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オ
キソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸、tert
−ブチル (3R,4R)−3−アミノ−4−(2,4,5−トリフルオロフェニル)ピ
ペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例541の合成法に従い表題の化合物を
得た。
MS (ESI+) 775 (M++1, 100%).
参考例580
tert−ブチル (3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル
]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−(2,4,5−ト
リフルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジルアミノ)エチ
ル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]−4−(2,4,5−トリフルオ
ロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例542の合成法に従い
表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 803 (M++1, 100%).
参考例581
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−7−フルオ
ロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジ
ン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−(2,4,5−トリフルオロフェ
ニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジルアミノ)エチ
ル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−(2,4,5−
トリフルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例139の合
成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 623 (M++1, 100%).
参考例582
tert−ブチル (3R,4R)−3−[エチル({7−フルオロ−2,2−ジメチル
−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]−4−(2,4,5−トリ
フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−7−フル
オロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−(2,4,5−トリフルオロフ
ェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例132の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 679 (M++1, 100%).
参考例583
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({7−メチル−3−オキソ−4−[
2−(ジフルオロアセチルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾ
オキサジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−
1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−7−メチル3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベン
ゾオキサジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例139および参考例112の
合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 649 (M++1, 100 %)
参考例584
tert−ブチル (3R)−3−[(4−{[1,1−ジメチル−2−(オクチロキシ
)−2−オキソエチル]チオ}−2−メチル−5−ニトロベンゾイル)(イソプロピル)
アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[(4−クロロ−2−メチル−5−ニトロベンゾイ
ル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(5g)のジメチルス
ルホキシド(55ml)溶液に、炭酸カリウム(4.7g)、マグネシウムブロミド・ジ
エチルエーテラート(3.5g)、リチウムスルフィド(0.78g)を加え、室温下撹
拌した。2時間後、反応液にオクチル 2−ブロモイソ酪酸(4.7g)を加え、60℃
で1時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、セライトでろ過した。ろ液に飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液(150ml)を加えて、酢酸エチル(100ml)で2回抽出した
。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エ
チル=3/1)で精製し、表題の化合物(4.9g)を得た。
MS (ESI+) 636(M++1, 28%).
参考例585
tert−ブチル (3R)−3−[(4−{[1−(エトキシカルボニル)シクロブチ
ル]チオ}−2−メチル−5−ニトロベンゾイル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−[(4−クロロ−2−メチル−5−ニトロベンゾイ
ル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレイトを用いて、参考例58
7の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 564(M++1, 80%).
参考例586
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(2,2,7−トリメチル−3−オ
キソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)カルボニル]アミ
ノ}ピペリジン−1−カルボキレイト
tert−ブチル (3R)−3−[(4−{[1,1−ジメチル−2−(オクチロキ
シ)−2−オキソエチル]チオ}−2−メチル−5−ニトロベンゾイル)(イソプロピル
)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレイトを用いて、参考例2の合成法に従い表題の
化合物を得た。
MS (ESI+) 476(M++1, 36%).
参考例587
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(7−メチル−3−オキソ−3,4
−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル)カ
ルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3− [(4−{[1−(エトキシカルボニル)シクロ
ブチル]チオ}−2−メチル−5−ニトロベンゾイル)(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレイトを用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 488(M++1, 100%).
参考例588
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(2,2,7−トリメチル−3−
オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル)カルボニル]ア
ミノ}ピペリジン−1−カルボキレイトを用いて、参考例378の合成法に従い表題の化
合物を得た。
MS (ESI+) 653(M++1, 60%).
参考例589
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベン
ゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミ
ノ]ピペリジン−1−カルボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−{イソプロピル[(7−メチル−3−オキソ−3,
4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル)
カルボニル]アミノ}ピペリジン−1−カルボキシレイトを用いて、参考例3の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 665(M++1, 57%).
参考例590
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2,7−トリ
メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カ
ルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレイト(1.4g)をメタノール(11ml)に溶かし、20%水酸
化パラジウム/炭素(50%wet.)(0.7g)を加え、水素雰囲気下、室温で3時
間激しく撹拌した。反応終了後、反応混合物をセライトでろ過して、ろ液を減圧濃縮した
。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム/メタ
ノール=98/2〜92/8)で精製することで、表題の化合物(1.3g)を得た
MS (ESI+) 519(M++1, 100%).
参考例591
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾチアジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2,2,7−ト
リメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−イル]
カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレイト(1.3g)
のクロロホルム(11ml)溶液に、WSC(0.86g)、HOBt(0.6g)、ト
リエチルアミン(0.9mL)を加え、室温下撹拌した。1時間後、反応液に10%硫酸
水素カリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチル(10ml)で2回抽出した。合わ
せた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
1/2〜1/3)で精製し、表題の化合物(1g)を得た。
MS (ESI+) 597(M++1, 71%).
参考例592
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({7−メチル−3−オキソ−4−[
2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチアジ
ン−2,1’−シクロブタン]−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベ
ンゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)ア
ミノ]ピペリジン−1−カルボキシレイトを用いて、参考例379の合成法に従い表題の
化合物を得た。
MS (ESI+) 587(M++1, 29%).
参考例593
2,6−ジブロモ−3−メチル−1H−インドール
3−メチル−1H−インドール(10g)にNBS(27.2g)、CHCl(20
0ml)を加えて室温で35分間攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチ
ル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
/酢酸エチル=9/1)により精製することで表題の化合物(15.7g)を茶色固体と
して得た。
MS (ESI+) 287 (M++1, 10%).
参考例594
6−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン
6−ブロモ−1H−インドール−2,3−ジオン(15g)にヒドラジン(66ml)
を加えて125℃で2時間攪拌した。反応後、6N HCl水溶液(60ml)を加えて
60℃で2時間攪拌した。反応終了後、3N NaOH水溶液で中性にし、酢酸エチル溶
液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ
過、濃縮を行うことで表題の化合物(9.1g)を赤色結晶として得た。
MS (ESI+) 213 (M++1, 16 %).
参考例595
6−ブロモ−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン
2,6−ジブロモ−3−メチル−1H−インドール(15.7g)に3N 硫酸水溶液
(100ml)とジオキサン(100ml)を加えて5時間加熱還流を行った。反応後、
反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)により精製することで表題の
化合物(11.2g)を茶色結晶として得た。
MS (ESI+) 226 (M++1, 48 %).
参考例596
1−アセチル−6−ブロモ−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オ
6−ブロモ−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン(11.2
g)に無水酢酸(12ml)、キシレン(120ml)を加えて5時間加熱還流を行った
。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を
水、飽和炭酸水素水溶液、食塩水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を
行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=
4/1)により精製することで表題の化合物(9.5g)を赤色固体として得た。
MS (ESI+) 228 (M++1, 94 %).
参考例597
1−アセチル−6−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン
6−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オンを用いて、参考例599
の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 254 (M++1, 27 %).
参考例598
1−アセチル−6−ブロモ−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−
2−オン
1−アセチル−6−ブロモ−3−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−
オン(9.5g)にNaH(1.57g)、ヨウ化メチル(2.45ml)、THF(7
0ml)を氷冷下で加え、室温で2時間攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢
酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン/酢酸エチル=4/1)により精製することで表題の化合物(5.2g)を無色結
晶として得た。
MS (ESI+) 282 (M++1, 34%).
参考例599
1−アセチル−6−ブロモ−3,3−ジエチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−
2−オン
1−アセチル−6−ブロモ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オンを用いて
、参考例601の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 311 (M++1, 35 %).
参考例600
6−ブロモ−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン
1−アセチル−6−ブロモ−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール
−2−オン(5.2g)に1N NaOH水溶液(11ml)、EtOH(44ml)を
加えて室温で1時間攪拌した。反応後、溶媒を濃縮して2N 塩酸水溶液を滴下し、析出
してきた結晶を酢酸エチルで抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣(4.1g)をそのまま次の反
応に用いた。
MS (ESI+) 326 (M++1, 62 %).
参考例601
6−ブロモ−3,3−ジエチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン
1−アセチル−6−ブロモ−3,3−ジエチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール
−2−オンを用いて、参考例603の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 269 (M++1, 35 %).
参考例602
6−ブロモ−1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H
−インドール−2−オン
6−ブロモ−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン(1
.5g)に氷冷下中DMF(24mL)、NaH(326mg)を加えて室温で15分間
攪拌した。そして4−クロロメチルブチルエーテル(1,54g)、ヨウ化カリウム(2
08mg)を加えて100度で7時間攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加えて、酢酸
エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=4/1)により精製することで表題の化合物(1.87g)を無色液
体として得た。
MS (ESI+) 325 (M++1, 63 %).
参考例603
ベンジル[2−(6−ブロモ−3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H
−インドール−1−イル)エチル]カルバメート
6−ブロモ−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オンを用
いて、参考例605の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 417 (M++1, 24 %).
参考例604
ベンジル [2−(6−ブロモ−3,3−ジエチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1
H−インドール−1−イル)エチル]カルバメート
6−ブロモ−3,3−ジエチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オンを用
いて、参考例605の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 445 (M++1, 27 %).
参考例605
メチル1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−2−オキソインドリン−6−カ
ルボキシレート
6−ブロモ−1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2
H−インドール−2−オン(1.0g)に酢酸パラジウム(207mg)、トルフェニル
ホスフィン(484mg)、トリエチルアミン(0.86ml)、メタノール(0.62
ml)、DMF(10ml)を加えて一酸化炭素存在下100℃で4時間攪拌した。反応
後、反応溶液中に水を加えて、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製することで表
題の化合物(480mg)を淡黄色液体として得た。
MS (ESI+) 307 (M++1, 46 %).
参考例606
メチル 1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジ
メチル−2−オキソインドリン−6−カルボキシレート
参考例606の化合物を用いて、参考例608の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 397 (M++1, 41 %).
参考例607
メチル 1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジ
エチル−2−オキソインドリン−6−カルボキシレート
参考例607の化合物を用いて、参考例608の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 425 (M++1, 33 %).
参考例608
1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−2−オキソインドリン−6−カルボン
メチル1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−2−オキソインドリン−6−
カルボキシレート(480mg)に2N NaOH水溶液(5ml)、MeOH(5ml
)、THF(5ml)を加えて65℃で1時間攪拌した。反応後、溶媒を濃縮して2N
塩酸水溶液を滴下し、析出してきた結晶を酢酸エチルで抽出した。その酢酸エチル溶液を
水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣(4
00mg)をそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 292 (M++1, 47 %).
参考例609
1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジメチル−
2−オキソインドリン−6−カルボン酸
参考例609の化合物を用いて、参考例611の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 383 (M++1, 22 %).
参考例610
1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−3,3−ジエチル−
2−オキソインドリン−6−カルボン酸
参考例610の化合物を用いて、参考例611の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 411 (M++1, 21 %).
参考例611
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[1−(4−メトキシブチル)−3
,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カルボ
ニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
1−(4−メトキシブチル)−3,3−ジメチル−2−オキソインドリン−6−カルボ
ン酸(480mg)にオキザリルクロリド(0.28ml)、DMF(2滴)、クロロホ
ルム(10ml)を加えて室温で1時間攪拌した。反応終了後、溶媒を濃縮し、得られた
残渣に1−Boc−3R−(N−イソプロピル)アミノピペリジン(570mg)、トリ
エチルアミン(0.44ml)、CHCl(10ml)を加えて室温で2時間攪拌した
。反応後、濃縮を行い得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/
酢酸エチル=1/1)により精製することで表題の化合物(630mg)を無色液体とし
て得た。
MS (ESI+) 517 (M++1, 21 %).
参考例612
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インド
ール−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
参考例612の化合物を用いて、参考例614の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 607 (M++1, 56 %).
参考例613
tert−ブチル(3R)−3−[{[1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]
アミノ}エチル)−3,3−ジエチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドー
ル−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
参考例613の化合物を用いて、参考例614の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 635 (M++1, 19 %).
参考例614
tert−ブチル (3R)−3−[{[5−クロロ−1−(4−メトキシブチル)−3
,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カルボ
ニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[1−(4−メトキシブチル)−
3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カル
ボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(220mg)にNCS(86mg
)、DMF(5ml)を加えて65℃で1時間攪拌した。反応後、反応溶液中に水を加え
て、酢酸エチル溶液で抽出した。その酢酸エチル溶液を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥、ろ過、濃縮を行った。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製することで表題の化合物(200mg)
を無色液体として得た。
MS (ESI+) 551 (M++1, 18 %).
参考例615
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−アミノエチル)−3,3−ジメチル
−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カルボニル}(イソプ
ロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イン
ドール−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート(800mg)に10%Pd/C(400mg)、メタノール(30ml)を加え
て水素存在下室温で2時間攪拌した。反応後、ろ過及び濃縮を行った。得られた残渣(6
00mg)をそのまま次の反応に用いた。
MS (ESI+) 473 (M++1, 29 %).
参考例616
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−アミノエチル)−3,3−ジエチル
−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カルボニル}(イソプ
ロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例616の化合物を用いて、参考例618の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 501 (M++1, 27 %).
参考例617
tert−ブチル (3R)−3−[({3,3−ジメチル−2−オキソ−1−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}カル
ボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−アミノエチル)−3,3−ジメチ
ル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(300mg)にトリエチルアミ
ン(0.14ml)、THF(3ml)、アセチルクロリド(0.07ml)を氷冷下で
加えて室温で1時間攪拌した。反応後、濃縮を行い得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール=9/1)により精製することで表題の化合
物(190mg)を無色アモルファスとして得た。
MS (ESI+) 529 (M++1, 39 %).
参考例618
tert−ブチル (3R)−3−[({3,3−ジエチル−2−オキソ−1−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル}カル
ボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例619の化合物を用いて、参考例620の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 557 (M++1, 34 %).
参考例619
tert−ブチル (3R)−3−[[(1−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−
イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−(2−アミノエチル)−3,3−ジメチ
ル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(300mg)にWSC(210
mg)、HOBt(150mg)、トリエチルアミン(0.30ml)、クロロホルム(
5ml)、ジフルオロ酢酸(79mg)を加えて室温で終夜攪拌した。反応終了後、濃縮
を行い得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール
=9/1)により精製することで表題の化合物(170mg)を無色アモルファスとして
得た。
MS (ESI+) 551 (M++1, 35 %).
参考例620
tert−ブチル (3R)−3−[({5−クロロ−3,3−ジメチル−2−オキソ−
1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6
−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例620の化合物を用いて、参考例617の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 563 (M++1, 30 %).
参考例621
tert−ブチル (3R)−3−[[(5−クロロ−1−{2−[(ジフルオロアセチ
ル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イン
ドール−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
参考例622の化合物を用いて、参考例617の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 585 (M++1, 23 %).
参考例622
tert−ブチル (3R)−3−[({5−クロロ−3,3−ジエチル−2−オキソ−
1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6
−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
参考例621の化合物を用いて、参考例617の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 591 (M++1, 13 %).
参考例623
4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸
4−フルオロ−2−メチル安息香酸(32.5g)の濃硫酸(50ml)懸濁液に、0
℃下濃硝酸(8.4ml)を滴下し、その後室温下5時間撹拌した。反応混合物を氷水(
500ml)に注ぎ入れ、時イソプロピルエーテル(300ml)で抽出し、有機層を水
、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮するこ
とで表題の化合物(40.0g)を得た。
MS (ESI+) 200(M++1, 100%).
参考例624
メチル 4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロベンゾエート
4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸を用いて、参考例51の合成法に従い
表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 214(M++1, 100%).
参考例625
メチル 4−{[1−(メトキシカルボニル)シクロプロピル]オキシ}−2−メチル−
5−ニトロベンゾエート
メチル 4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロベンゾエート(43.0g)をテトラ
ヒドロフラン(300ml)に溶かし、0℃下、水素化ナトリウム(55%,9.60g
)を加えて30分攪拌後、0℃下さらにメチル 1−ヒドロキシ−1−シクロプロパンカ
ルボキシレート(22.0g)のテトラヒドロフラン溶液(300ml)を滴下し、室温
で3時間撹拌した。室温に冷却し、反応混合物に水(100ml)加え、さらに1N 塩
酸水溶液を加えてpHを中性にし、酢酸エチル(300ml)で2回抽出した。有機層を
水、飽和重曹水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、
減圧濃縮し、シリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=3:1)で精製することで表題
の化合物(58.0g)を得た。
MS (ESI+) 310(M++1, 100%).
参考例626
メチル 7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン
−2,1’−シクロプロパン]−6−カルボキシレート
メチル 4−{[1−(メトキシカルボニル)シクロプロピル]オキシ}−2−メチル
−5−ニトロベンゾエートを用いて、参考例2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 248(M++1, 100%).
参考例627
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−7−メチル
−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロ
プロパン]−6−カルボキシレート
メチル 7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジ
ン−2,1’−シクロプロパン]−6−カルボキシレートを用いて、参考例3の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 425(M++1, 100%).
参考例628
4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−7−メチル−3−オ
キソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン
]−6−カルボキシリックアシッド
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−7−メチ
ル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シク
ロプロパン]−6−カルボキシレートを用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を
得た。
MS (ESI+) 411(M++1, 100%).
参考例629
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル
]アミノ}エチル)−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベン
ゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)
アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−7−メチ
ル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シク
ロプロパン]−6−カルボキシリックアシッドを用いて、参考例5の合成法に従い表題の
化合物を得た。
MS (ESI+) 635(M++1, 100%).
参考例630
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−7−メチル−3−
オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロパ
ン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ}エチル)−7−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベ
ンゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル
)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例139の合成法に従い表
題の化合物を得た。
MS (ESI+) 501(M++1, 100%).
参考例631
N−イソプロピル−7−メチル−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]
−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベン
ゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−カルボキサミド ヒドロクロリド
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−7−メチル−3
−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロ
パン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レートを用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 557(M++1, 100%).
参考例632
4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−N−イソプロピル−7−メチル
−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロスピロ[1
,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロパン]−6−カルボキサミド ヒドロク
ロリド
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−7−メチル−3
−オキソ−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾオキサジン−2,1’−シクロプロ
パン]−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レートを用いて、参考例120の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 579(M++1, 100%).
参考例636
tert−ブチル (3R)−3−[[4−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(トリフルオ
ロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエートを用
いて、参考例31の合成法に従うことで、表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 476 (M++1, 100%).
参考例637
ジエチル [4−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−
3−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2−ニトロ−5−(トリフルオロメ
チル)フェノキシ](メチル)マロネート
tert−ブチル (3R)−3−[[4−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(トリフル
オロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
を用いて、参考例32の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 648 (M++1, 100%).
参考例638
エチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[[
(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロピ
ル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシレート
ジエチル [4−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン
−3−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−2−ニトロ−5−(トリフルオロ
メチル)フェノキシ](メチル)マロネートを用いて、参考例33の合成法に従い表題の
化合物を得た。
MS (ESI+) 749 (M++1, 100%).
参考例639
エチル 4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6
−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イ
ソプロピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシレート
エチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[
[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロ
ピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシレートを用いて、
参考例34の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 839 (M++1, 100%).
参考例640
4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[[
(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロピ
ル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボン酸
エチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[
[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロ
ピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボキシレートを用いて、
参考例34の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 811 (M++1, 100%).
参考例641
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7
−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−6−{[
[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−イル](イソプロ
ピル)アミノ]カルボニル}−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−2−カルボン酸を用いて、参考例
35の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 797 (M++1, 100%).
参考例642
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−
(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イ
ル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−
7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用
いて、参考例36の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 811 (M++1, 100%).
参考例643
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−[(テトラヒドロ−2H−
ピラン−2−イルオキシ)メチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−
7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートの塩
化メチレン溶液(4.0ml)に3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(86μl)、ピリジ
ニウム p−トルエンスルホナート(6.3mg)を加えて、室温で12時間攪拌した。
反応混合物に水(3ml)を加え、塩化メチレン(5ml)で抽出した。有機層を水、飽
和塩化ナトリウム水溶液で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮することで
表題の化合物(440mg)を得た。
MS (ESI+) 881 (M++1, 100%).
参考例644
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2−(メトキシメ
チル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7
−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用い
て、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 587 (M++1, 100%).
参考例645
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2−メチル−3−
オキソ−2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−[(テトラヒドロ−2H
−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]
ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物
を得た。
MS (ESI+) 657 (M++1, 100%).
参考例646
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−2−(メトキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(
イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2−(メトキシ
メチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピ
ペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例112の合成法に従い表題の化合物を
得た。
MS (ESI+) 665 (M++1, 100%).
参考例647
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]
エチル}−2−メチル−3−オキソ−2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオ
キシ)メチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノエチル)−2−メチル−3
−オキソ−2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−7−(ト
リフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参
考例112の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 735 (M++1, 100%).
参考例648
tert−ブチル (3R)−3−(シクロブチル{[2,2−ジメチル−3−オキソ−
4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン
−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートを用いて、参考例4、5の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 625(M+1, 67%).
参考例649
tert−ブチル (3R)−3−((シクロプロピルメチル){[2,2−ジメチル−
3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)
−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ
)ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートを用いて、参考例4、5の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 625(M+1, 60%).
参考例650
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(2,2,2−トリフルオロエチ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−2,2−
ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートを用いて、参考例4、5の合成法に従い表題
の化合物を得た。
MS (ESI+) 653(M+1, 44%).
参考例651
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−2−{[(メチルスルホニル)オキシ]メチ
ル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−
7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(7
00mg)、トリエチルアミン(0.25ml)のテトラヒドロフラン(8ml)溶液に
塩化メタンスルホニル(0.11ml)を滴下し、室温で2時間攪拌した。反応溶液に水
を加えて酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減
圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル
)で精製することで表題の化合物(793mg)を得た。
MS (ESI+) 875(M+1, 66%).
参考例652
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)カ
ルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−(フェノキシメチル)−7
−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−2−{[(メチルスルホニル)オキシ]メ
チル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレート(170mg)、フェノール(18mg)、炭酸セシウム(186mg
)のN,N−ジメチルホルムアミド(2ml)溶液を80℃で5時間攪拌した。反応溶液
に水を加えて酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後
、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エ
チル)で精製することで表題の化合物(49mg)を得た。
MS (ESI+) 873(M+1, 89%).
参考例653
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2−メチル−3−オキソ−2−(フェノキシメチル)−7−(ト
リフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−(フェノキシメチル)−
7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用
いて、参考例139、参考例162の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 705(M+1, 75%).
参考例654
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2−[(3−メトキシフェノキシ)メチル]−2−メチル−3−
オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−2−{[(メチルスルホニル)オキシ]メ
チル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレートを用いて、参考例652、参考例139、参考例162の合成法に従い
表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 737(M+1, 72%).
参考例655
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−2−[(4−メトキシフェノキシ)メチル]−2−メチル−3−
オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサ
ジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−2−{[(メチルスルホニル)オキシ]メ
チル}−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレートを用いて、参考例652、参考例139、参考例162の合成法に従い
表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 737(M+1, 68%).
参考例656
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロ
メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル
}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレート(230mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(
3ml)溶液に水素化ナトリウム(50 mg、55重量%)、2−ブロモエチルメチル
エーテル(0.11ml)を加えて、80℃で3時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アン
モニウム水を加えて酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、
ろ過後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/
酢酸エチル)で精製することで表題の化合物(110mg)を得た。
MS (ESI+) 674(M+1, 81%).
参考例657
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−メチル−3−オキソ−2−[(テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ)メチル]−7
−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−
イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例656の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 700(M+1, 70%).
参考例658
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−[(3−シアノフェノキシ)メチル]−4
−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例651、参考例652の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 717(M+1, 70%).
参考例659
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−[(4−シアノフェノキシ)メチル]−4
−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例651、参考例652の合成法に
従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 717(M+1, 70%).
参考例660
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−[(2−エトキシ2−オキソエトキシ)メ
チル]−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメ
チル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}
(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例656の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 702(M+1, 73%).
参考例661
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−メチル−2−[(オキシラン−2−イルメトキシ)メチル]−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例656の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 672(M+1, 66%).
参考例662
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−[(3−エトキシ2−ヒドロキシプロポキ
シ)メチル]−4−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフル
オロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボ
ニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−
2−メチル−2−[(オキシラン−2−イルメトキシ)メチル]−3−オキソ−7−(ト
リフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(113mg)のテトラヒドロ
フラン(1ml)溶液にナトリウムエトキシド(0.1ml、20%エタノール溶液)を
加えて、50℃で2時間攪拌した。反応溶液を放冷し、飽和塩化アンモニウム水を加えて
酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮し
た。得られた残渣に酢酸(1ml)を加え、50℃で1時間攪拌した。溶液を室温に放冷
し、酢酸エチルを加えて、有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル)で
精製することで表題の化合物(13mg)を得た。
MS (ESI+) 718(M+1, 33%).
参考例663
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−[(3−メトキシプロポキシ)メチル]−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオ
ロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニ
ル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例656の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 688(M+1, 75%).
参考例664
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2
−メチル−3−オキソ−2−{[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)
エトキシ]メチル}−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−4−(4−メト
キシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ
]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例656の合成法に従い表題の化合
物を得た。
MS (ESI+) 744(M+1, 35%).
参考例665
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(1−ヒドロキシ1−メチルエチル)−4
−(4−メトキシブチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3
,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロ
ピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
エチル 6−{[[(3R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3
−イル](イソプロピル)アミノ]カルボニル}−4−(4−メトキシブチル)−2−メ
チル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−2−カルボキシレート(150mg)のテトラヒドロフラン(2ml)
溶液を氷冷し、臭化メチルマグネシウム(1Mテトラヒドロフラン溶液、1.2ml)を
滴下し、室温で3時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エ
チルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル)で精製するこ
とで表題の化合物(111mg)を得た。
MS (ESI+) 644(M+1, 48%).
参考例666
メチル 4−ブト−3−エン−1−イル−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフ
ルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシ
レート
メチル 2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートを用いて、参考例3の合
成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 358(M+1, 100%).
参考例667
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−ブト−3−エン−1−イル−2,2−ジメ
チル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレート
メチル 4−ブト−3−エン−1−イル−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキ
シレートを用いて、参考例4、5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 568(M+1, 67%).
参考例668
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−4−(2−オキシラン−2
−イルエチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジ
ン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−ブト−3−エン−1−イル−2,2−ジ
メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−
カルボキシレート(1.7g)のジクロロメタン(15ml)溶液にm−クロロ過安息香
酸(775mg)を加えて室温で終夜攪拌した。反応溶液に水を加えてクロロホルムで抽
出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、減圧濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題
の化合物(780mg)を得た。
MS (ESI+) 584(M+1, 82%).
参考例669
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(3−ヒドロキシ4−メトキシブチル)−
2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[2,2−ジメチル−4−(2−オキシラン−
2−イルエチル)−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリ
ジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例662の合成法に従い表題の化合物を得た

MS (ESI+) 616(M+1, 75%).
参考例670
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシ3−オキソブ
チル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1
−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(3−ヒドロキシ4−メトキシブチル)
−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例325の合成法に従い表題の化合物を得
た。
MS (ESI+) 614(M+1, 75%).
参考例671
メチル 4−(2−ヒドロキシ3−メトキシプロピル)−2,2−ジメチル−3−オキソ
−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−
6−カルボキシレート
メチル 2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシレートを用いて、参考例3の合
成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 392(M+1, 100%).
参考例672
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−ヒドロキシ3−メトキシプロピル)
−2,2−ジメチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペ
リジン−1−カルボキシレート
メチル 4−(2−ヒドロキシ3−メトキシプロピル)−2,2−ジメチル−3−オキ
ソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン
−6−カルボキシレートを用いて、参考例4、5の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 602(M+1, 83%).
参考例673
ブロモ(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)酢酸
メチル ブロモ(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセテート[870708
−17−1]を用いて、参考例4の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 224(M++3, 21%).
参考例674
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−2−(テトラヒドロ
−2H−ピラン−4−イル)−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキ
シレート
tert−ブチル (3R)−3−[[5−アミノ−4−ヒドロキシ2−(トリフルオ
ロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートと
ブロモ(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセチル クロリドを用いて、参考例
55の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 570 (M++1, 77%).
参考例675
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−3
−オキソ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7−(トリフルオロメチル
)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミ
ノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−2−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−4−イル)−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシレートの化合物を用いて、参考例3の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 656 (M++1, 73%).
参考例676
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[4−{2−[(メトキシカルボニ
ル)アミノ]エチル}−3−オキソ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−
7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6
−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[3−オキソ−2−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−4−イル)−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H
−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボ
キシレートの化合物を用いて、参考例162の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 671 (M++1, 67%).
参考例677
tert−ブチル (3R)−3−[[4−(エチルアミノ)−5−ニトロ−2−(トリ
フルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
tert−ブチル (3R)−3−[[4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロ
メチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(9
30mg)のエタノール(6ml)溶液にエチルアミン(2Mメタノール溶液、10ml
)を加えて、80℃で2時間攪拌した。放冷後、反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで表題の化
合物(610mg)を得た。
MS (ESI+) 503 (M++1, 40%).
参考例678
tert−ブチル (3R)−3−[[4−(シクロプロピルアミノ)−5−ニトロ−2
−(トリフルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カル
ボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[[4−クロロ−5−ニトロ−2−(トリフルオロ
メチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用
いて、参考例677の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 515 (M++1, 44%).
参考例679
tert−ブチル (3R)−3−[[5−アミノ−4−(エチルアミノ)−2−(トリ
フルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレ
ート
tert−ブチル (3R)−3−[[4−(エチルアミノ)−5−ニトロ−2−(ト
リフルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート(610mg)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液に、10%パラジウム−炭
素(600 mg,50%含水)を加えて、水素雰囲気下、室温で3時間攪拌した。反応
溶液をセライトろ過し、テトラヒドロフランで洗浄後、減圧濃縮することで、表題の化合
物(550mg)を得た。
MS (ESI+) 473 (M++1, 33%).
参考例680
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−エチル−2−オキソ−6−(トリフルオロ
メチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾ−5−イル]カルボニル}(イソプ
ロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[[5−アミノ−4−(エチルアミノ)−2−(ト
リフルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート(550mg)、トリエチルアミン(0.33ml)のテトラヒドロフラン(10
ml)溶液にトリホスゲン(378mg)を加えて、室温で終夜攪拌した。反応溶液に水
を加えてクロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、
減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチ
ル)で精製することで表題の化合物(590mg)を得た。
MS (ESI+) 499 (M++1, 48%).
参考例681
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−エチル−3−(4−メトキシブチル)−2
−オキソ−6−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾ−5
−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−エチル−2−オキソ−6−(トリフルオ
ロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾ−5−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例3の合成法に従
い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 585 (M++1, 33%).
参考例682
tert−ブチル (3R)−3−[{[3−[2−(アセチルアミノ)エチル]−1−
エチル−2−オキソ−6−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイ
ミダゾ−5−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−エチル−2−オキソ−6−(トリフルオ
ロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾ−5−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例378、139
、132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 584 (M++1, 45%).
参考例683
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−エチル−2−オキソ−3−[2−(プロピ
オニルアミノ)エチル]−6−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベン
ズイミダゾ−5−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボ
キシレート
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−エチル−2−オキソ−6−(トリフルオ
ロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾ−5−イル]カルボニル}(イソ
プロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例378、139
、132の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 598 (M++1, 43%).
参考例684
tert−ブチル (3R)−3−[{[1−シクロプロピル3−(4−メトキシブチル
)−2−オキソ−6−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダ
ゾ−5−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレー
tert−ブチル (3R)−3−[[4−(シクロプロピルアミノ)−5−ニトロ−
2−(トリフルオロメチル)ベンゾイル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレートを用いて、参考例679、参考例670、参考例3の合成法に従い表題の
化合物を得た。
MS (ESI+) 597 (M++1, 45%).
参考例685
1−tert−ブチル3−エチル 4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−5,6−
ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート
1−tert−ブチル−3−エチル−4−{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オ
キシ}−5,6−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレート、3−ベンジ
ルオキシフェニルボロン酸を用いて、参考例550の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 438 (M++1, 100%).
参考例686
(rac.)−(3R,4S)−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1−(te
rt−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボン酸
1−tert−ブチル3−エチル 4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−5,6
−ジヒドロピリジン−1,3(2H)−ジカルボキシレートを用いて、参考例580の合
成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 412 (M++1, 100%).
参考例687
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−{[(ベンジルオキシ)カルボ
ニル]アミノ}−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシ
レート
(rac.)−(3R,4S)−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1−(t
ert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボン酸を用いて、参考例523の合
成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 517 (M++1, 100%).
参考例688
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[[(ベンジルオキシ)カルボ
ニル](エチル)アミノ]−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−
カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−{[(ベンジルオキシ)カル
ボニル]アミノ}−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキ
シレート(3.70g)のDMF(16ml)溶液に0℃にて水素化ナトリウム(573
mg)を加え15分間撹拌した。ヨードエタン(1.48ml)を加え60℃で5時間撹
拌した後、反応溶液を放冷し飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した
。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で2回、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで
乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、表題の化合物(2.59g)を得た

MS (ESI+) 545 (M++1, 100%).
参考例689
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−(エチルアミノ)−4−(3−
ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[[(ベンジルオキシ)カル
ボニル](エチル)アミノ]−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピペリジン−1
−カルボキシレートを用いて、参考例139の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 321 (M++1, 100%).
参考例690
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−4−[3−(ベンゾイルオキシ)フ
ェニル]−3−(エチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−(エチルアミノ)−4−(3
−ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.76g)の塩化メチレ
ン(16ml)溶液に1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
塩酸塩(1.37g)、N,N−ジメチルアミノピリジン(872mg)、トリエチルア
ミン(995μl)、安息香酸(610mg)を加えて室温で1時間攪拌した。反応混合
物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化アン
モニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥、ろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、表題の化合物(968mg)を
得た。
MS (ESI+) 425 (M++1, 100%).
参考例691
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−4−[3−(ベンゾイルオキシ)フ
ェニル]−3−[({4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2
−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イ
ル}カルボニル)(エチル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オ
キソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボン酸、tert
−ブチル (rac.)−(3R,4R)−4−[3−(ベンゾイルオキシ)フェニル]
−3−(エチルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例5の合成法
に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 870 (M++1, 100%).
参考例692
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジル
アミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−(
3−ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−4−[3−(ベンゾイルオキシ)
フェニル]−3−[({4−[2−(ジベンジルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,
2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−
イル}カルボニル)(エチル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(501mg
)をテトラヒドロフラン(2ml)に溶かし、1M水酸化ナトリウム水溶液(1.2ml
)を加え60℃で5時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウムを加え
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過後、
減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=2/1)で精製し、表題の化合物(293mg)を得た。
MS (ESI+) 765 (M++1, 100%).
参考例693
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジル
アミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−(
3−メトキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジ
ルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−
(3−ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(82.5mg)をアセ
トニトリル(2ml)に溶かし炭酸カリウム(29.8mg)、ヨウ化メチル(13.4
μl)を加え3時間加熱還流した。反応溶液を放冷し飽和塩化アンモニウム水溶液を加え
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、
減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=2/1)で精製し、表題の化合物(68.6mg)を得た。
MS (ESI+) 779 (M++1, 100%).
参考例694
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジル
アミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−[
3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジ
ルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−
(3−ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート、3−メトキシプロピル
ブロマイドを用いて、参考例693の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 838 (M++1, 100%).
参考例695
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル
)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−(3−メトキシフ
ェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジ
ルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−
(3−メトキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(68.6mg)をテトラ
ヒドロフラン(3ml)に溶かし、室温下、200%水酸化パラジウム−カーボン(31
.5mg)を加えた後、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応混合物をセライトろ
過後、減圧濃縮することで表題の化合物(52.0mg)を得た。
MS (ESI+) 599 (M++1, 100%).
参考例696
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチル
)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−[3−(3−メト
キシプロポキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[({4−[2−(ジベンジ
ルアミノ)エチル]−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)(エチル)アミノ]−4−
[3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシレートを用い
て、参考例695の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 657 (M++1, 100%).
参考例697
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[エチル({7−フルオロ−2
,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]−4−(3
−メトキシフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチ
ル)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−(3−メトキシ
フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例132の合成法に従い表
題の化合物を得た。
MS (ESI+) 655 (M++1, 100%).
参考例698
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[エチル({7−フルオロ−2
,2−ジメチル−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イル}カルボニル)アミノ]−4−[3
−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル (rac.)−(3R,4R)−3−[{[4−(2−アミノエチ
ル)−7−フルオロ−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンズオキサジン−6−イル]カルボニル}(エチル)アミノ]−4−[3−(3−メ
トキシプロポキシ)フェニル]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、参考例13
2の合成法に従い表題の化合物を得た。
MS (ESI+) 713 (M++1, 100%).
参考例699
tert−ブチル (3R)−3−[({7−(ジフルオロメチル)−2,2−ジメチル
−3−オキソ−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾキサジン−6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン
−1−カルボキシレート
メチル 2−(ジフルオロメチル)−4−ヒドロキシベンゾエートを用いて、参考例5
5、参考例3、参考例5、参考例139および参考例132の合成法に従い表題の化合物
を得た。
MS (ESI+) 595 (M++1, 12 %).
参考例700
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−{2−[(ヂフルオロアセチル)ミノ]エ
チル}−7−(ジフルオロメチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンゾキザジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]ピ
ペリジン−1−カルボキシレート
メチル 2−(ジフルオロメチル)−4−ヒドロキシベンゾエートを用いて、参考例5
5、参考例3、参考例5、参考例139および参考例120の合成法に従い表題の化合物
を得た。
MS (ESI+) 617 (M++1, 64 %).
参考例701
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2−メチル−3−オキソ−4−[
2−(プロピニルアミノ)エチル]−2−[(プロピニルオキシ)メチル]−7−(トリ
フルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カ
ルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−{ベンジル[(ベンジルオキシ)
カルボニル]アミノ}エチル)−2−メチル−3−オキソ−2−[(テトラヒドロ−2H
−ピラン−2−イルオキシ)メチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ
−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピル)アミノ]
ピペリジン−1−カルボキシレイト(24.9g)をメタノール(300mL)に溶かし
、10%パラジウム/炭素(50%wet.:30.0g)を加え、水素雰囲気下、室温
で36時間激しく撹拌した。反応終了後、セライトろ過し、酢酸エチルで洗浄してろ液を
減圧濃縮した。tert−ブチル (3R)−3−[{[4−(2−アミノメチル)−2
−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレイトをジクロロメタン(300ml)に溶か
し、塩化プロピオニル(2.7ml)、トリエチルアミン(6.5mL)を加え、1時間
撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで精製するこ
とで表題の化合物(5.48g)を得た。
MS (ESI+) 685 (M++1, 12%).
参考例702
tert−ブチル (3R)−3−[{[2−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−3−
オキソ−4−[2−(プロピニルアミノ)エチル]−7−(トリフルオロメチル)−3,
4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]カルボニル}(イソプロピ
ル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレイト
tert−ブチル (3R)−3−(イソプロピル{[2−メチル−3−オキソ−4−
[2−(プロピニルアミノ)エチル]−2−[(プロピニルオキシ)メチル]−7−(ト
リフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル]
カルボニル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレイト(24.9g)をメタノール(
100mL)に溶かし、炭酸カリウム(553mg)を加え、0℃下、1時間撹拌した。
反応終了後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、メタノールをを減圧留去した。残渣を
水で希釈して、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、減圧濃縮
した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーで精製することで表題の化合物(4.9
2g)を得た。
MS (ESI+) 629 (M++1, 27%).
製造例1
7−ブロモ−N−イソプロピル−4−(3−メトキシプロピル)−2,2−ジメチル−3
−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシアミド 塩酸塩
参考例6の化合物(100mg)の1,4−ジオキサン(3ml)溶液に、4N塩酸/
ジオキサン溶液(2ml)を加えて25℃で2時間撹拌した後、減圧濃縮することで、表
題の化合物(90.8mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.78 (br, 2H), 7.15 (s, 1H), 6.91-6.90 (m, 1H), 4.21-
4.12 (m, 1H), 3.99-3.86 (m, 3H), 3.73-3.69 (m, 1H), 3.48-3.34 (m, 4H), 3.31 (s,
3H), 2.95-2.86 (m, 2H), 2.11-2.00 (m, 2H), 1.90-1.82 (m, 3H), 1.56 (s, 3H), 1.43
-1.41 (m, 3H), 1.38-1.12 (m, 6H).
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例2〜26の化合物を合成した
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例27〜201の化合物を合成
した。続いて、製造例30、36、37、49、64、65、77、78、135の化合
物は、対応する化合物を用いて、製造例64、65の方法に準じて取得した。
製造例64
(2R)−N−イソプロピル−4−(4−メトキシブチル)−2−(メトキシメチル)−
2,7−ジメチル−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシアミド 塩酸塩
製造例65
(2S)−N−イソプロピル−4−(4−メトキシブチル)−2−(メトキシメチル)−
2,7−ジメチル−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジ
ヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシアミド 塩酸塩


製造例58の化合物をSUMIPAX ODS A-212(アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢
酸水溶液=42/58)もしくは、Daicel chiralpak AD-H(ヘキサン/0.3%ジエチ
ルアミン(2−プロパノール溶液)=80/20)を用いてHPLC分取し、(2R)−
N−イソプロピル−4−(4−メトキシブチル)−2−(メトキシメチル)−2,7−ジ
メチル−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンゾオキサジン−6−カルボキシアミドおよび(2S)−N−イソプロピ
ル−4−(4−メトキシブチル)−2−(メトキシメチル)−2,7−ジメチル−3−オ
キソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−6−カルボキシアミドを得た。それぞれに4M塩酸−ジオキサン溶液を
加えて減圧濃縮することで表題の化合物を取得した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例27〜48の化合物を合成し
た。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例49〜71の化合物を合成し
た。


対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例72〜89の化合物を合成し
た。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例90〜100の化合物を合成
した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例101〜112の化合物を合
成した。

対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例113〜115の化合物を合
成した。

対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例116〜122の化合物を合
成した。

対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例123〜132の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例133〜134の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例135〜137の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例138〜140の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例141〜148の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例149〜169の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例170〜184の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例185〜200の化合物を合
成した。
製造例201
N−イソプロピル−4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−3−オキソ−N−
ピロリジン−3−イル−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4
−ベンゾオキサジン−6−カルボキシアミド 塩酸塩


ベンジル 3−(イソプロピル{[4−(4−メトキシブチル)−2,2−ジメチル−
3−オキソ−7−(トリフルオロメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオ
キサジン−6−イル]カルボニル}アミノ)ピロリジン−1−カルボキシレート(58.
0mg)をメタノール(5ml)に溶かし、10%パラジウム−炭素(106mg)を加
え水素雰囲気下室温で3時間攪拌した後、セライトろ過し、減圧濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=10/1)により
精製した。得られた化合物をジオキサン(2ml)に溶かしに4N 塩酸−ジオキサン(
2ml)を加えて濃縮することで表題の化合物(25.2mg)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 9.44 (m, 2H), 7.38-7.24 (m, 2H), 4.25 (m, 1H), 4.10 (
m, 1H), 3.89 (m, 1H), 3.71 (m, 1H), 3.58-3.54 (m, 2H), 3.16 (s, 3H), 3.08 (m, 1H
), 2.22 (m, 2H), 2.00 (m, 1H), 1.51-1.48 (m, 7H), 1.41 (s, 3H), 1.31-1.30 (m, 2H
), 1.14-1.11 (m, 3H), 1.05-1.02 (m, 3H).
MS (ESI+) 486(M+1, 100%).
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例202〜223の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例224〜237の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例238〜244の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例245〜249の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例250〜253の化合物を合
成した。
製造例254
5−クロロ−3,3−ジメチル−N−イソプロピル−1−(4−メトキシブチル)−2−
オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]インドリン−6−カルボキサミド塩酸
tert−ブチル (3R)−3−[{[5−クロロ−1−(4−メトキシブチル)−
3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル]カル
ボニル}(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(100mg)の
1,4−ジオキサン(3ml)溶液に、4N塩酸/ジオキサン溶液(2ml)を加えて2
5℃で2時間撹拌した後、減圧濃縮することで、表題の化合物(70mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, OD3OD) δ 7.57-7.55(m, 1H), 7.15-7.05 (m, 1H), 3.82-3.46 (m, 3H
), 3.44-3.29 (m, 2H), 3.27-3.25 (m, 3H), 3.19-3.07 (m, 4H), 2.80-2.59 (m, 1H),
1.87-1.70 (m, 2H), 1.57-1.45 (m, 4H), 1.28-1.17 (m, 10H), 1.10-1.00 (m, 4H).
MS (ESI+) 450(M+1, 100%).
製造例255
5−クロロ−N−イソプロピル−3,3−ジメチル−2−オキソ−N−[(3R)−ピペ
リジン−3−イル]−1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]インドリン−6−カル
ボキサミド塩酸塩
tert−ブチル (3R)−3−[({5−クロロ−3,3−ジメチル−2−オキソ
−1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−
6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを
用いて、製造例1の合成法に従い表題の化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, OD3OD) δ 7.53-7.49 (m, 1H), 7.14-7.01 (m, 1H), 3.83-3.39 (m, 6
H), 3.27-3.11 (m, 3H), 2.91-2.50 (m, 3H), 2.07-1.75 (m, 7H), 1.30-1.01 (m, 8H),
0.91-0.76 (m, 4H).
MS (ESI+) 463(M+1, 100%).
製造例256
5−クロロ−1−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−N−イソプロピル
−3,3−ジメチル−2−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]インドリン
−6−カルボキサミド塩酸塩
tert−ブチル (3R)−3−[[(5−クロロ−1−{2−[(ジフルオロアセ
チル)アミノ]エチル}−3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イ
ンドール−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキ
シレートを用いて、製造例1の合成法に従い表題の化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, OD3OD) δ 7.61-7.49 (m, 1H), 7.14-7.09 (m, 1H), 3.80-3.55 (m, 5
H), 3.19-3.04 (m, 2H), 2.88-2.61 (m, 2H), 1.89-1.75 (m, 3H), 1.26-1.01 (m, 15H)
.
MS (ESI+) 487(M+1, 100%).
製造例257
5−クロロ−3,3−ジメチル−N−イソプロピル−2−オキソ−N−[(3R)−ピペ
リジン−3−イル]−1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]インドリン−6−カル
ボキサミド塩酸塩
tert−ブチル (3R)−3−[({5−クロロ−3,3−ジエチル−2−オキソ
−1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−
6−イル}カルボニル)(イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを
用いて、製造例1の合成法に従い表題の化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, OD3OD) δ 7.48-7.43 (m, 1H), 7.23-7.05 (m, 1H), 3.86-3.74 (m, 4
H), 3.65-3.55 (m, 2H), 3.30-3.13 (m, 3H), 2.90-2.51 (m, 2H), 2.09-1.78 (m, 6H),
1.23-1.02 (m, 9H), 0.87-0.80 (m, 3H), 0.53-0.48 (m, 6H).
MS (ESI+) 457(M+1, 100%).
製造例258
N−イソプロピル−3−メチル−2−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]
−1−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−1,2−ジヒドロキノリン−7−カルボ
キサミド 塩酸塩
tert−ブチル(3R)−3−[({3,6−ジメチル−2−オキソ−1−[2−(
プロピオニルアミノ)エチル]−1,2−ジヒドロキノリン−7−イル}カルボニル)(
イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレートを用いて、製造例1の合成法
に従い表題の化合物を得た。
RT 2.230 min (Shim-pack XR-ODS,0.1%トリフルオロ酢酸 in 水/
アセトニトリル,アセトニトリル30−90% 5.7min,1.0ml/min).
MS (ESI+) 441 (M++1, 100%).
製造例259
4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ]エチル}−N−イソプロピル−2,2,7
−トリメチル−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]−3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−カルボキサミド 塩酸塩
tert−ブチル (3R)−3−[[(4−{2−[(ジフルオロアセチル)アミノ
]エチル}−2,2,7−トリメチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾチアジン−6−イル)カルボニル](イソプロピル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレイト(1g)のクロロホルム(8ml)溶液に、4N塩酸/ジオキサン溶液(
8ml)を加えて室温下で1時間撹拌した後、減圧濃縮することで、表題の化合物(0.
9g)を得た。
1H NMR (400 MHz, OD3OD) δ 7.47 (s, 0.5H), 7.37 (s, 0.5H), 7.28 (s, 1H), 6.01 (t
, J = 54Hz, 0.5H), 5.99 (t, J = 54Hz, 0.5H), 4.17-3.94 (m, 3H), 3.88-3.73 (m, 1H
), 3.62-3.50 (m, 2H), 3.45-3.30 (m, 2H), 3.02-2.75 (m, 2H), 2.26 (s, 0.6H), 2.25
(s, 0.4H), 2.14-2.05 (m, 1H), 2.00-1.78 (m, 2H), 1.63-1.51 (m, 1H), 1.44 (s, 3H
), 1.34 (s, 3H), 1.30-1.15 (m, 6H).
製造例260
N−イソプロピル−7−メチル−3−オキソ−N−[(3R)−ピペリジン−3−イル]
−4−[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベン
ゾチアジン−2,1’−シクロブタン]−6−カルボキサミド 塩酸塩
tert−ブチル (3R)−3−[イソプロピル({7−メチル−3−オキソ−4−
[2−(プロピオニルアミノ)エチル]−3,4−ジヒドロスピロ[1,4−ベンゾチア
ジン−2,1’−シクロブタン]−6−イル}カルボニル)アミノ]ピペリジン−1−カ
ルボキシレイト(2.5g)のクロロホルム(7ml)−メタノール(15ml)溶液に
、4N塩酸/ジオキサン溶液(21ml)を加えて室温下で1時間撹拌した後、減圧濃縮
することで、表題の化合物(2.2g)を得た。
1H NMR (400 MHz, OD3OD) δ 7.40 (s, 0.5H), 7.32 (s, 0.5H), 7.31 (s, 0.5H), 7.29
(s, 0.5H), 4.17-3.91 (m, 3H), 3.86-3.74 (m, 1H), 3.65-3.51 (m, 2H), 3.44-3.10 (m
, 2H), 3.03-2.92 (m, 1H), 2.90-2.76 (m, 2H), 2.55-2.44 (m, 1H), 2.25 (s, 1.5H),
2.24 (s, 1.5H), 2.22-2.04 (m, 4H), 2.03-1.80 (m, 5H), 1.64-1.50 (m, 1H), 1.27-1.
16 (m, 6H), 1.12-1.03 (m, 3H).
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例261〜264の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例265〜266の化合物を合
成した。
対応する参考例および製造例1記載の方法に準じ、製造例267〜269の化合物を合
成した。
In vitro レニン 阻害作用測定試験
50ngの組換えヒトレニンを0.1M NaCl、1mM EDTAおよび0.1mg
/mL BSAを含む0.1M HEPES buffer pH7.4中で基質、被験化合
物とともに37℃で1時間反応させた。基質としてはArg−Glu(EDANS)−I
le−His−Pro−Phe−His−Leu−Val−Ile−His−Thr−L
ys(DABCYL)−Arg、もしくはDABCYL−γ−Abu−Ile−His−
Pro−Phe−His−Leu−Val−Ile−His−Thr−EDANSを最終
濃度4 μMとなるように添加した。励起波長340nm、蛍光波長500nmにおける
蛍光強度の上昇を、蛍光プレートリーダを用いて検出し、複数濃度の被験化合物添加時の
酵素阻害活性より、50%阻害する化合物濃度をIC50値として算出した。
本発明に係わる化合物は高血圧症の治療薬として有用である。これらの化合物は、急性
および慢性うっ血性心不全の管理にも有益である。これらの化合物は、原発性および二次
性肺高血圧症、原発性および二次性アルドステロン血症、腎血管性高血圧症、原発性およ
び二次性腎疾患、例えば、糸球体腎炎、IgA腎症、糖尿病性腎症、高血圧性腎症(腎硬
化症)、ネフローゼ症候群、腎不全、左室肥大、左室線維化、左室拡張不全、左心室不全
、心房細動、不安定狭心症、心筋梗塞、心筋症、脳卒中、血管再建術後の再狭窄、糖尿病
性網膜症、認知障害、例えば、アルツハイマー病、脳血管性認知症の治療、および血管障
害、例えば片頭痛、レイノー病、並びにアテローム性動脈硬化プロセスを最小に抑制する
ためにも有用であると期待される。また、高眼圧に関連した疾患、例えば緑内障の治療に
有用である。

Claims (43)

  1. 式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
    [式中、R1aは、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、置換
    されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されて
    もよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されて
    もよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC1−6アルキルチオ基、置換さ
    れてもよいC6−10アリールチオ基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基
    、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ
    基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニルオキシ基、置換されてもよいアミノ基、
    置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル
    基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリ
    ールカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC6−1
    アリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、または置換され
    てもよい5〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基であり;
    1mは、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、
    1−6アルコキシ基、またはC3−6シクロアルコキシ基であり;
    、G、GおよびGは、下記(i)〜(iv)のいずれかであり(ここにおいて

    (i)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R
    )(R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸
    素原子、硫黄原子、または存在しない原子であるか、
    (ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R
    1b)−であり、およびGは、存在しない原子であるか(GおよびGにおけるR
    は、各々独立する。)、
    (iii)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、酸素原子であ
    り、およびGは、存在しない原子であるか、または
    (iv)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、−CH−であ
    り、およびGは、酸素原子である。);
    1bは、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル
    基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、または置換されてもよい5員〜10員の単
    環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基であり;
    1cおよびR1dは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、
    水酸基、カルボキシ基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC
    −6シクロアルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC
    1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいアミ
    ノカルボニル基、置換されてもよい飽和へテロ環基、置換されてもよいC1−6アルコキ
    シ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいアミノカルボニ
    ル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4
    ルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基、置換されても
    よい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、シアノ基、置換されてもよ
    いC6−10アリールオキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式
    へテロアリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、置換されて
    もよいアミノ基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい飽和へテ
    ロ環オキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC
    1−4アルキル基、または下記式
    で表される基(ここにおいて、
    1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iは、各々独立して、同一または異なって、
    水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1−4アルキル基(該基は、5員もしくは6員の
    飽和へテロ環オキシ、C1−4アルコキシ(C1−4アルコキシまたはC3−6アルコキ
    シで置換されてもよい。)、または1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、C
    −4アルコキシ基(該基は、1〜3個のハロゲン原子、C1−4アルコキシまたはC1−
    アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、C3−6シクロアルコキシ基(C
    1−4アルコキシで置換されてもよい。)、5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
    またはC1−6アルキルアミノカルボニル基、水酸基、またはC1−4アルコキシスフホ
    ニル基であるか、または
    1e、R1hおよびR1iが各々独立して水素原子であり、R1fおよびR1gが一緒
    になって縮合環を形成する。)であるか、あるいはR1cおよびR1dは、一緒になって
    下記式
    で表される基(ここにおいて、Dは、酸素原子、硫黄原子、−SO−、−NR−、−
    NRCO−、−NRSO−,−NRCONR−、−CH(R)−、または−
    CH(R)CH−であり、Rは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基
    、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキ
    ルスルホニル基、または置換されてもよいC6−10アリールスルホニル基であり、R
    は、水素原子、ハロゲン原子、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよ
    いC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、また
    は置換されてもよいアミノカルボニルオキシ基であり、pおよびqは、各々独立して、同
    一または異なって、0、1または2である。)であり;
    1xおよびR1yは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、
    またはC1−4アルキル基であるか、あるいはR1xおよびR1yが一緒になって下記式
    で表される基(ここにおいて、R1zは、水素原子、ハロゲン原子、C1−4アルキル基
    またはC1−4アルコキシ基であり、rは、1、2、3、または4である。)であり;
    は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6
    ルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シク
    ロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−
    10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5
    員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり;
    3a、R3b、R3c、およびR3dは、各々独立して、同一または異なって、ハロゲ
    ン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、または基:−A−B
    (ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−
    (CHSO−、−(CHCO−、−(CHCOO−、−(CH
    N(R)CO−、−(CHN(R)SO−、−(CHN(R)C
    OO−、−(CHOCON(R)−、−(CHO−CO−、−(CH
    CON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、または−(CH
    SON(R)−であり、
    Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アル
    ケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロ
    アルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−1
    アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10
    員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式も
    しくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい飽和へテロ環
    基である(Aが−(CHN(R)−、−(CHOCON(R)−、−(
    CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、および−(
    CHSON(R)−の場合には、RとBが一緒になって結合して環を形成し
    てもよい。)。)であるか、あるいはR3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2
    つが水素原子であり、残りの2つが一緒になってヘテロ環と架橋環を形成し;
    は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10
    シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−1
    アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロア
    リール基であり;
    sは、0、1または2(Aが−(CHN(R)−の場合には、sは0または2で
    あり、Aが−(CHCON(R)−の場合には、sは1または2である。)であ
    り;
    nは、0、1または2である。]
  2. 、G、GおよびGが、下記(i)または(ii)である(ここにおいて、(i
    )Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R1c
    (R1d)−であり、およびGは、−C(R1x)(R1y)−、−SO−、酸素原
    子、硫黄原子、または存在しない原子であるか、または
    (ii)Gは、−N(R1b)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R
    1b)−であり、およびGは、存在しない原子である。)、請求項1に記載の化合物、
    またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  3. が、−N(R1b)−であり、Gが、−CO−であり、Gが、−C(R1c)(
    1d)−であり、およびGが、−CH−、−C(CH)(CH)−、−SO
    −、酸素原子、または硫黄原子である、請求項1に記載の化合物、またはその薬学上許容
    される塩からなる医薬。
  4. が、酸素原子である、請求項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩から
    なる医薬。
  5. が、硫黄原子である、請求項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩から
    なる医薬。
  6. が、−CH−である、請求項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩か
    らなる医薬。
  7. 1aが、
    1:ハロゲン原子;
    2:シアノ基;
    3:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)1〜3個のフッ素原子、
    (b)C1−4アルコキシ、または
    (c)C3−6シクロアルコキシで置換されてもよい、);
    4:C1−6アルコキシ基(該基は、
    (a)1〜3個のフッ素原子、または
    (b)C3−6シクロアルコキシで置換されてもよい。);
    5:C3−6シクロアルキル基;
    6:C3−6シクロアルコキシ基(該基は、
    (a)1〜3個のフッ素原子、または
    (b)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);および
    7:5員〜6員のヘテロアリール基(該基は、C1−4アルキルで置換されてもよい。)
    からなる群から選択される1個の基である、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の
    化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  8. 1aが、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6
    アルキル基、またはC1−6アルコキシ基である、請求項1〜請求項7のいずれか一項に
    記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  9. 1aが、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−6アルキル基である、請求項
    8に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  10. 1mが、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−6アルコキシ基である、請求項1〜請
    求項9のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  11. 1mが、水素原子である請求項10に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩か
    らなる医薬。
  12. 1bが、
    1:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)ヒドロキシ、
    (b)C1−4アルコキシ(1〜3個のフッ素原子、またはC1−4アルコキシで置換
    されてもよい。)、
    (c)シアノ、
    (d)トリフルオロメチル、
    (e)トリフルオロメトキシ、
    (f)C3−6シクロアルキル(1〜2個のフッ素原子、C1−4アルコキシで置換さ
    れてもよいC1−4アルキル、またはC1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (g)C3−6シクロアルコキシ、
    (h)ホルミルアミノ、
    (i)C1−4アルキルカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい
    。)、
    (j)N−(C1−4アルキルカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
    (k)C3−6シクロアルキルカルボニルアミノ、
    (l)(C3−6シクロアルキルC1−4アルキル)カルボニルアミノ、
    (m)C1−4アルキルチオカルボニルアミノ、
    (n)C1−4アルコキシカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよ
    い。)、
    (o)N−(C1−4アルコキシカルボニル)−N−(C1−6アルキル)−アミノ、
    (p)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルオキシ、
    (q)C1−6アルキルアミノカルボニル(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい
    。)、
    (r)ジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
    (s)C3−6シクロアルキルアミノカルボニル、
    (t)C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、
    (u)C1−6アルキルアミノチオカルボニルアミノ、
    (v)C1−4アルキルカルボニル(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (w)C1−4アルキルカルボニルオキシ、
    (x)C1−4アルコキシカルボニル、
    (y)C1−6アルキルスルホニル、
    (z)C1−4アルキルスルホニルアミノ、
    (aa)5員もしくは6員の飽和へテロ環、
    (ab)カルボキシ、および
    (ac)C1−6アルキルアミノ(該アルキルは、1〜3個のフッ素原子で置換されて
    もよい。)からなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。);
    2:C2−6アルケニル基(該基は、ハロゲン原子で置換されてもよい。);
    3:C2−6アルキニル基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    4:5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキル基;または
    5:C3−6シクロアルキル基である、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の化
    合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  13. 1bが、C1−6アルコキシ、C1−4アルキルカルボニルアミノ(1〜3個のフッ
    素原子で置換されてもよい。)、またはC1−4アルコキシカルボニルアミノで置換され
    てもよいC1−6アルキル基;または5員〜6員のヘテロアリールC1−4アルキル基で
    ある、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容され
    る塩からなる医薬。
  14. 1bが、C1−6アルコキシで置換されてもよいC1−6アルキル基である請求項1
    3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  15. 1bが、C1−4アルキルカルボニルアミノ(1〜3個のフッ素原子で置換されても
    よい。)で置換されてもよいC1−6アルキル基である請求項13に記載の化合物、また
    はその薬学上許容される塩からなる医薬。
  16. 1bが、C1−4アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよいC1−6アルキル
    基である請求項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  17. 1cが、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシで置換されてもよいC
    1−6アルキル基である、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の化合物、または
    その薬学上許容される塩からなる医薬。
  18. 1dが、
    1:水素原子;
    2:ハロゲン原子;
    3:シアノ基;
    4:C2−6アルケニル基(C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリール
    で置換されてもよい。);
    5:C2-6アルキニル基(C1−4アルコキシで置換されてもよいC6−10アリール
    で置換されてもよい。);
    6:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)1〜3個のハロゲン原子、
    (b)シアノ、
    (c)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、またはC
    −4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (d)ヒドロキシ、
    (e)C1−4アルコキシ(該基は、
    ハロゲン原子、
    シアノ、
    3−6シクロアルコキシ(モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボ
    ニルで置換されてもよい。)、
    モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノスルホニル、
    1−6アルキルスルホニル、
    モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル、
    1−4アルキルカルボニル、
    5員〜7員の環状アミノカルボニル、
    ヒドロキシ、
    1−4アルコキシ、
    5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、または
    1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個
    の基で置換されてもよい。)、
    (f)C3−6シクロアルコキシ(該基は、C1−4アルキル(C1−4アルコキシで置
    換されてもよい。)で置換されてもよい。)、
    (g)C6−10アリールオキシ(該基は、ハロゲン原子、シアノ、およびC1−4アル
    コキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)

    (h)モノ−もしくはジ−置換アミノ(該基は、
    1−6アルキル、
    3−6シクロアルキル、
    3−6シクロアルキルC1−4アルキル(アミノカルボニルで置換されてもよい。
    )、
    3−6シクロアルキルC1−4アルコキシカルボニル、
    1−4アルキルカルボニル、
    3−6シクロアルキルカルボニル(C1−4アルキルスルホニルアミノで置換され
    てもよい。)、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル(C1−4アルキルで置換されて
    もよい。)、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニル、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキルカルボニル、および
    1−4アルキルスルホニルからなる群から選択される同種または異種の1〜2個の
    基で置換される。)、
    (i)5員〜7員の環状アミノ(C1−4アルキル、C7−14アラルキル、およびオキ
    ソからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよい。)、
    (j)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、
    (k)4員〜7員の環状アミノカルボニル(C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
    (l)モノ−もしくはジ−置換アミノカルボニルオキシ(該アミノは、
    1−6アルキル(5員もしくは6員の飽和へテロ環で置換されてもよい。)、
    3−6シクロアルキル(ヒドロキシで置換してもよい。)、および
    5員もしくは6員の飽和へテロ環からなる群から選択される同種または異種の1〜2
    個の基で置換される。)、
    (m)5員〜7員の環状アミノカルボニルオキシ(1〜2個のフッ素原子で置換されても
    よい。)、
    (n)5員〜7員の環状アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
    (o)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニルC1−4アルコキシ、
    (p)5員もしくは6員の飽和へテロ環(C1−4アルキルおよびオキソからなる群から
    選択される同種または異種の基で置換されてもよい。)、
    (q)5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルコキシ(C1−4アルキルで置換さ
    れてもよい。)、
    (r)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(C1−4アルキルおよびオキソからなる
    群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
    (s)モノ−もしくはジ−C1−4アルキルアミノスルホニル、
    (t)カルボキシ、
    (u)C1−4アルコキシカルボニル、
    (v)C6−10アリールカルボニル(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい
    。)、
    (w)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
    (x)C6−10アリールオキシカルボニルアミノ(ハロゲン原子で置換されてもよい。
    )、
    (y)5員もしくは6員の単環式アリールオキシカルボニルアミノ、および
    (z)N−(C1−4アルキルアミノカルボニル)−N−(C1−6アルキル)アミノか
    らなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換されてもよい。);
    7:C3−10シクロアルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)ヒドロキシ、または
    (c)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    8:C7−14アラルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)シアノ、
    (c)ヒドロキシ、
    (d)C1−4アルコキシ、および
    (e)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキルからなる群から選択され
    る同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。);
    9:C1−6アルコキシ基(該基は、
    (a)C1−4アルコキシカルボニルアミノ、
    (b)N−(C1−6アルキルスルホニル)−N−(C1−6アルキル)アミノカルボニ
    ル、
    (c)モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル、または
    (d)5員〜7員の環状アミノカルボニルで置換されてもよい。);
    10:C3−6シクロアルコキシ基;
    11:C7−14アラルキルオキシ基(C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    12:モノ−もしくはジ−置換されたアミノカルボニル基(該アミノは、5員もしくは6
    員の飽和へテロ環で置換されてもよいC1−6アルキルで置換されてもよい。);
    13:5員〜7員の環状アミノカルボニル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C1−4アルコキシ、および
    (c)ハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリールからなる群から選択される基
    で置換されてもよい。);
    14:飽和へテロ環基(該基は、
    (a)C1−4アルキル、
    (b)1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール、および
    (c)オキソからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換されてもよ
    い。);
    15:飽和へテロ環オキシ基(該基は、C1−4アルコキシカルボニル、またはC1−4
    アルキルカルボニルで置換されてもよい。);
    16:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリール基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−4アルキル、および
    (c)C1−4アルコキシ(モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル
    で置換されてもよい。)からなる群から選択される同種または異種の1〜2個の基で置換
    されてもよい。);
    17:5員〜10員の単環式もしくは多環式のヘテロアリールC1−4アルキル基;
    18:アミノ基(該アミノは、
    (a)C3−6シクロアルキルC1−4アルキル(アミノカルボニルで置換されてもよい
    。)、
    (b)C1−4アルキルカルボニル(C1−4アルコキシで置換されてもよい。)、
    (c)C3−6シクロアルキルカルボニル(C1−4アルキルスルホニルアミノで置換さ
    れてもよい。)、または
    (d)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシカルボニルで置換されてもよい。);
    19:水酸基、および
    20:下記式
    で表される基からなる群から選択される1個の基である、請求項1〜請求項17のいずれ
    か一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  19. 1dが、
    1:水素原子;
    2:ハロゲン原子;
    3:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)1〜3個のハロゲン原子、
    (b)ヒドロキシ、
    (c)C1−4アルコキシ(該基は、
    ヒドロキシ、
    1−4アルコキシ、
    5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
    1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜2個の基で置換されて
    もよい。)、
    (d)C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群
    から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    (e)C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
    (f)(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ
    、または
    (g)5員〜7員環状アミノカルボニルオキシで置換されてもよい。);
    4:アミノカルボニル基;
    5:モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)アミノカルボニル基;
    6:N−(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)−N−(C1−6アルキ
    ル)−アミノカルボニル基;
    7:5員〜7員の環状アミノカルボニル基;
    8:C1−4アルコキシで置換されてもよいC7−14アラルキル基;
    9:5員もしくは6員の飽和へテロ環基;
    10:C3−6シクロアルキル基;
    11:C3−6シクロアルコキシ基;および
    12:下記式
    で表される基からなる群から選択される1個の基である、請求項1〜請求項18のいずれ
    か一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  20. 1dが、
    1:ハロゲン原子、
    2:ヒドロキシ、
    3:C1−4アルコキシ(該基は、
    (a)ヒドロキシ、
    (b)C1−4アルコキシ、
    (c)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環、および
    (d)C1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1〜2個の基で置換され
    てもよい。)、
    4:C6−10アリールオキシ(該基は、シアノおよびC1−4アルコキシからなる群か
    ら選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    5:C1−6アルキルアミノカルボニルオキシ、
    6:(5員もしくは6員の飽和へテロ環C1−4アルキル)アミノカルボニルオキシ、お
    よび
    7:5員〜7員環状アミノカルボニルオキシからなる群から選択される1個の基で置換さ
    れてもよいC1−6アルキル基である、請求項1〜請求項19のいずれか一項に記載の化
    合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  21. 1dが、下記式
    で表される基である、請求項1〜請求項19のいずれか一項に記載の化合物、またはその
    薬学上許容される塩からなる医薬。
  22. 1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異なって

    1:水素原子、
    2:ハロゲン原子、
    3:シアノ基、
    4:C1−4アルキル基(該基は、
    (a)5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ、
    (b)C1−4アルコキシ(C1−4アルコキシまたはC3−6シクロアルコキシで置
    換されてもよい。)、または
    (c)1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    5:C1−4アルコキシ基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C1−4アルコキシ、または
    (c)C1−6アルキルアミノカルボニルで置換されてもよい。)、
    6:C3−6シクロアルコキシ基(該基は、C1−4アルコキシで置換されてもよい。)

    7:5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ基、
    8:C1−6アルキルアミノカルボニル基、
    9:水酸基、または
    10:C1−4アルコキシスルホニル基である、請求項1〜請求項21のいずれか一項に
    記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  23. 1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異なって
    、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のフッ素原子で置換されてもよいC1−
    アルキル基、C1−4アルコキシ基、水酸基、およびC1−4アルコキシスルホニル基
    からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基である、請求項1〜請求項22
    のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  24. 1e、R1f、R1g、R1hおよびR1iが、各々独立して、同一または異なって
    、水素原子、ハロゲン原子、またはC1−4アルコキシ基である、請求項1〜請求項23
    のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  25. 1cおよびR1dは、一緒になって下記式
    で表される基である、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の化合物、またはその
    薬学上許容される塩からなる医薬。
  26. が、水素原子、C1−6アルキル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C1−4
    アルキルスルホニル基、またはC6−10アリールスルホニル基である、請求項25に記
    載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  27. が、水素原子、C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルコキシ基、フ
    ッ素原子およびシアノからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよいC7−
    14アラルキルオキシ基、またはモノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されて
    もよいアミノカルボニルオキシ基である、請求項25に記載の化合物、またはその薬学上
    許容される塩からなる医薬。
  28. D、pおよびqが、
    (i)Dが、酸素原子であり、pおよびqが、同一で2であるか、
    (ii)Dが、−CH−であり、pおよびqが、同一で1または2であるか、または
    (iii)Dが、−CHCH−であり、pおよびqが、同一で0または1である、請
    求項25〜27のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる
    医薬。
  29. が、C3−6シクロアルキルで置換されてもよいC1−6アルキル基(該C1−6
    アルキルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよく、該C3−6シクロアルキルは
    、ハロゲン原子、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    ハロゲン原子またはC1−4アルキルで置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、C
    2−6アルケニル基、およびハロゲン原子で置換されてもよいC7−10アラルキル基か
    らなる群から選択される1個の基である、請求項1〜請求項28のいずれか一項に記載の
    化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  30. が、C1−6アルキルである請求項29に記載の化合物、またはその薬学上許容さ
    れる塩からなる医薬。
  31. が、イソプロピル基である請求項30に記載の化合物、またはその薬学上許容され
    る塩からなる医薬。
  32. 3a、R3b、R3cおよびR3dが、各々独立して、基:−A−B(ここにおいて
    、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−(CH
    OO−、−(CHN(R)CO−、−(CHN(R)SO−、−(C
    N(R)COO−、−(CHOCON(R)−、−(CHCO
    N(R)−、または−(CHN(R)CON(R)−であり、
    Bは、
    1:水素原子;
    2:C1−6アルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C3−6シクロアルキル(該基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、C1−4アルコ
    キシおよびC3−6シクロアルキルカルボニルアミノからなる群から選択される同種また
    は異種の1〜2個の基で置換されてもよい。)、
    (c)ヒドロキシ、
    (d)C1−4アルコキシ、
    (e)カルボキシ、
    (f)C1−4アルコキシカルボニル、
    (g)飽和へテロ環(該環は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アル
    キルカルボニルアミノ、およびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3
    個の基で置換されてもよい。)、
    (h)アミノカルボニル(アミノは、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、ま
    たはC3−6シクロアルキルC1−4アルキルで置換されてもよい。)、および
    (i)5員〜7員の環状アミノ基(該基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル、C1−
    アルコキシで置換されてもよいCアリール、1〜3個のハロゲン原子で置換されても
    よいCアリールオキシおよびオキソからなる群から選択される同種または異種の1〜3
    個の基で置換されてもよい。)からなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基
    で置換されてもよい。);
    3:C2−6アルケニル基(該基は、
    (a)フッ素原子、または
    (b)C1−6アルキルで置換されてもよい。);
    4:C3−10シクロアルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C1−4アルコキシで置換されてもよいC1−4アルキル、
    (c)ヒドロキシ、または
    (d)C1−4アルコキシで置換されてもよい。);
    5:Cアリール基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)C1−4アルキル(該C1−4アルキルは、
    5員〜7員の環状アミノ(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール
    で置換されてもよい。)、
    モノ−C1−6アルキルアミノ(該C1−6アルキルは、1〜3個のハロゲン原子で
    置換されてもよいCアリールオキシで置換されてもよい。)、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環アミノ(該飽和へテロ環は、Cアリールで置換さ
    れてもよい。)、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環オキシ(該飽和へテロ環は、Cアリールまたは5
    員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールで置換されてもよい。)、
    アリールオキシ(ハロゲン原子およびC1−4アルキルからなる群から選択され
    る同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    1−4アルコキシ、および
    3−6シクロアルコキシからなる群から選択される1個の基で置換されてもよい。
    )、
    (c)C1−4アルコキシ(該C1−4アルコキシは、
    1−4アルコキシ、
    アリールオキシ(C1−4アルキルまたは1〜3個のハロゲン原子で置換されて
    もよい。)、
    3−6シクロアルキルオキシ(C1−4アルキルで置換されてもよい。)、
    フェニルアミノ(該フェニルは、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
    および
    7−10アラルキルオキシ(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)から
    なる群から選択される1個の基で置換されてもよい。)、
    (d)Cアリールオキシ(該基は、
    ハロゲン原子、
    シアノ、
    1−4アルキル、および
    1−4アルコキシからなる群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)
    、 (e)C7−10アラルキルオキシ(ハロゲン原子およびC1−4アルコキシからな
    る群から選択される1〜3個の基で置換されてもよい。)、
    (f)5員〜7員の環状アミノ(該環は、
    (C1−6アルキル)(フェニルカルボニル)アミノ、または
    アリールオキシ(ハロゲン原子およびヒドロキシで置換されてもよいC1−4
    ルキルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよい。)
    で置換されてもよい。)、
    (g)5員もしくは6員の飽和ヘテロ環オキシ(該環は、
    1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいCアリール、
    5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール、
    5員もしくは6員の飽和へテロ環カルボニル、または
    オキソで置換されてもよい。)、
    (h)5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールオキシ(C1−4アルキルで置換され
    てもよい。)、
    (i)5員〜7員の環状アミノカルボニル(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよ
    いCアリールオキシで置換されてもよい。)、
    (j)5員〜7員環状のアミノカルボニルオキシ(Cアリールで置換されてもよい。
    )、および
    (k)Cアリールからなる群から選択される同種または異種の1〜4個の基で置換さ
    れてもよい。);
    6:C7−14アラルキル基(該基は、
    (a)ハロゲン原子、
    (b)シアノ、
    (c)C1−4アルキル、
    (d)ヒドロキシ、
    (e)C1−4アルコキシ(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)、
    (f)C3−6シクロアルコキシ(1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよい。)、
    (g)C1−4アルコキシカルボニル、
    (h)アミノカルボニル、
    (i)C6−10アリール(1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい。)および
    (j)C1−4アルキルスルホニルからなる群から選択される同種または異種の1〜3
    個の基で置換されてもよい。);
    7:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基(該基は、ハロゲン原子で置
    換されてもよい。);
    8:5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基(該基は、
    ハロゲン原子、またはC1−4アルキル(1〜3個のフッ素原子で置換されてもよい。)
    で置換されてもよい。);および
    9:飽和へテロ環基(該基は、C1−4アルキル(C1−4アルコキシで置換されてもよ
    い。)で置換されてもよい。)からなる群から選択される1個である(但し、Aが−(C
    N(R)−、−(CHOCON(R)−、−(CHCON(R
    )−、および−(CHN(R)CON(R)−の場合には、RとBが一緒
    になって結合して環を形成してもよい。)。)である、請求項1〜請求項31のいずれか
    一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  33. が、水素原子、1〜3個のハロゲン原子、またはC3−6シクロアルキルで置換さ
    れたC1−6アルキル基、1〜2個のハロゲン原子で置換されてもよいC3−6シクロア
    ルキル基、またはCアラルキル基である、請求項1〜請求項32のいずれか一項に記載
    の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  34. が、1〜3個のハロゲン原子で置換されたC1−6アルキル基、またはC3−6
    クロアルキル基である、請求項33に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩から
    なる医薬。
  35. が、C3−6シクロアルキル基である、請求項34に記載の化合物、またはその薬
    学上許容される塩からなる医薬。
  36. 3a、R3b、R3cおよびR3dが、いずれも、基:−A−B(ここにおいて、A
    は、単結合であり、Bは、水素原子である。)である、請求項1〜請求項32のいずれか
    一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
  37. nが1である、請求項1〜請求項36のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学
    上許容される塩からなる医薬。
  38. 請求項1〜請求項37のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩
    を有効成分として含有する医薬組成物。
  39. 請求項1〜請求項37のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩
    を有効成分として含有するレニン阻害剤。
  40. 請求項1〜請求項37のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩
    を有効成分として含有する高血圧症の治療剤。
  41. レニン阻害剤製造のための、請求項1〜請求項37のいずれか一項に記載の化合物、ま
    たはその薬学上許容される塩の使用。
  42. 高血圧症の治療剤の製造のための、請求項1〜請求項37のいずれか一項に記載の化合
    物、またはその薬学上許容される塩の使用。
  43. 治療を必要とする患者に、請求項1〜請求項37のいずれか一項に記載の化合物、また
    はその薬学上許容される塩の有効量を投与することからなる、高血圧症の治療方法。

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