JP2012147996A - 遊技機用の流入ユニット及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆる糸吊りゴトと呼ばれる不正行為を有効に防止し得る遊技機用の流入ユニット及び遊技機を提供すること。
【解決手段】この流入ユニットは、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域内に配置される遊技機用の流入ユニットであって、遊技媒体を流入させる流入開口部の下流側に配置されて、流入開口部に流入した遊技媒体の流下を検出する通過センサと、通過センサの近傍に配置されており、遊技媒体に糸状体が連結されて糸状体が遊技媒体を吊下している場合に通過センサ近傍において糸状体を切断する切断部とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機用の流入ユニット及び遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機においては、弾球された遊技球が遊技領域(遊技盤面又はその近傍に形成された領域であって、遊技球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で遊技球が遊技領域内の遊技釘や風車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に遊技球が入賞すれば所定の賞球の払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に遊技球が流入すれば賞球の払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は遊技球の流下における偶然性を利用しつつ遊技球の入賞及び賞球の払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機に用いられる遊技球を計数する計数機として、例えば、特許文献1に開示のものが提案されている。これによれば、計数レーンの各列に逆流防止ストッパーが配置されており、遊技球の逆流が防止されるようになっている。
特開2001−224829号公報
近年、多量の賞球を獲得するために、様々な不正行為が行われている。例えば、発射する遊技球に糸をくくりつけて発射する、いわゆる糸吊りゴトと呼ばれる不正行為がある。糸吊りゴトでは、糸を手で操作することによって遊技球を入賞口に不正に誘導する。更に、糸を操作することによって入賞口内部の入賞センサに対して1つの遊技球を繰り返し出し入れし、あたかも多数の遊技球が入賞したかのように誤検出させて多数の賞球を不正に獲得する。
しかしながら、現時点では、入賞口での糸吊りゴトを防止する有効な対策が行われていない。入賞口に入賞した遊技球を糸で操作させないように、遊技球の出し入れを不可能としたり、糸を切断したりする方策があれば、糸吊りゴトによる不正行為を有効に防止することができる。
本願発明は、上記事情に鑑みたもので、いわゆる糸吊りゴトと呼ばれる不正行為を有効に防止し得る遊技機用の流入ユニット及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技機用の流入ユニットは、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域内に配置される遊技機用の流入ユニットであって、遊技媒体を流入させる流入開口部の下流側に配置されて、流入開口部に流入した遊技媒体の流下を検出する通過センサと、通過センサの近傍に配置されており、遊技媒体に糸状体が連結されて糸状体が遊技媒体を吊下している場合に通過センサ近傍において糸状体を切断する切断部と、を有する。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技媒体を流入させる流入開口部と、流入開口部の下流側に配置されて、流入開口部に流入した遊技媒体の流下を検出する通過センサと、通過センサの近傍に配置されており、遊技媒体に糸状体が連結されて糸状体が遊技媒体を吊下している場合に通過センサ近傍において糸状体を切断する切断部と、を有し、かつ、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域内に配置される遊技機用の流入ユニットと、遊技領域を表面に画定する遊技盤と、遊技盤を保持する遊技機枠と、遊技盤の前方に一定距離離間して配置されるガラスと、遊技媒体を遊技領域に向けて発射する発射ユニットと、遊技媒体を貯留する貯留皿と、を有する。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、いわゆる糸吊りゴトと呼ばれる不正行為を有効に防止することができる。
実施の形態1に係るパチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 実施の形態1に係る入球ユニットの全体構成の概略を示す構成図である。 図3に示す入球ユニットの動作説明図(遊技球の流下時)である。 図3に示す入球ユニットの動作説明図(遊技球の逆流時)である。 実施の形態2に係る入球ユニットの動作説明図である。
実施するための形態
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る電子回路基板を有する遊技機としてのパチンコ機2の正面図であり、図2は、図1に示すパチンコ機2の背面図である。このパチンコ機2は、遊技機枠3、遊技盤ユニット5、ガラス10、発射ユニット(不図示)、球皿(貯留皿)14を有している。発射ユニットは、遊技盤ユニット5に構成される遊技領域16に向けて1球ずつ遊技球(遊技媒体)23が発射可能とされている。
パチンコ機2は、遊技者が後述する発射装置ハンドル15を操作することによって、遊技領域16に向けて遊技球が発射ユニットによって発射され、遊技球の流下による遊技が実現される。なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパチンコ式スロットマシン機、コインゲーム機等のアーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができ、要するに、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域を有するあらゆる遊技機が含まれる。
また、遊技機がパチンコ機である場合には、遊技媒体は遊技球(パチンコ球)であるが、遊技媒体としては、遊技球に限定されない。遊技機の種類によっては、遊技領域を流下する、例えば、コイン、メダル、ボール等種々の遊技媒体を概念することができる。
なお、パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態1においては、デジパチ遊技(1種遊技、図柄変動遊技ともいう。)を実現するいわゆる1種タイプのパチンコ機について例示説明する。なお、図柄変動遊技については後述する。
本願においては、一般的な方向の定義として、パチンコ機を正面(遊技者側)から見た場合における方向で上下左右方向を定義する。また、遊技者からパチンコ機に向かう方向を後方、パチンコ機から遊技者に向かう方向を前方と定義する。部材やユニット等の詳細部分については、個別に別方向の名称を用いる場合もある。
また、遊技球23が遊技領域16を流下する場合、原則として流下方向(下方)が下流側であり、逆方向(上方)が上流側となるが、下流、上流の概念は上下に限定されず、あくまで遊技球の流下する方向を下流側と定義する。
パチンコ機2の遊技機枠3は、後述する遊技盤ユニット5を保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲側面及び前方又はそれに加えて後方を囲むように構成される。遊技機枠3の内部側には、遊技盤ユニット5の他にも後述する各種制御基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、遊技機枠3によって周囲側面及び前方又はそれに加えて後方からのパチンコ機2内部側への不正アクセスが防止されるようになっている。
パチンコ機2の周囲を囲む外枠4、その内側にヒンジ22によって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤ユニット5を保持する前枠9、前枠9の前方にヒンジ22によって前方開閉可能に揺動支持されガラス10及びその周囲を装飾する装飾部材32を保持するガラス枠12、を有して遊技機枠3が構成される。なお、ガラス10は、遊技機枠3内部側に保持された遊技盤6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材である。遊技機枠は、遊技盤ユニット5を保持する前枠9と、後述する主制御基板ケース(基板ケース)35と、を備えている。
ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。ガラス10は、2枚の透明平板ガラスで形成されてガラス枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に遊技球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者がガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないようにする不正アクセス防止機能、を発揮する。
球皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態1においては上球皿14aと下球皿14bとを有している。上球皿14aは、球抜き部材14cを有して遊技盤6の下方、すなわちガラス枠12の下方部分に配置され、下球皿14bは、その上球皿14aの更に下方に配置されている。
発射ユニットは、球送り装置(不図示)によって球皿14の一部としての上球皿14aから発射位置に送り出された遊技球23を遊技領域16の上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の遊技球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、前枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射装置ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
遊技盤ユニット5は、遊技盤面6a側の略中央に遊技役物としてのセンター役物7が配置された遊技盤6を有しており、その遊技盤面6aには多数の遊技釘27も配置されている。センター役物7の中央部には、画像表示手段としての演出表示装置7aが配置されると共に、この演出表示装置7aの表示部7bを露出させるための表示開口部7dが形成されている。
遊技盤6は、その表面側に遊技球23の流下による遊技を実現するための遊技領域16を構成するための盤状部材であり、遊技盤6を前方から遊技者にとって視認可能となるように遊技機枠3(本実施の形態1においては、遊技機枠3の一部としての前枠9。)に保持されている。その遊技盤6の表面には略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられており、レール飾り26の外レール26aが遊技盤に対して立設するように配置されている。そして、レール飾り26の外レール26aによって画定され、外レール26aに面した略円形状の領域が遊技領域16となっている。
遊技釘27は、遊技領域16を流下する遊技球23と衝突してその流下方向を変更させる流下変更部材であり、遊技領域16内に多数配置されている。また、遊技領域16には、普通入賞口28、始動入賞口29、大入賞口31等の入球部材及びアウト口30が配置されている。更に、遊技領域16には、ゲート33、風車25等が配置されており、流下する遊技球23が各入球部材に流入したり、ゲート33を通過したり、風車25を回転させたりすることによって、遊技球23による流下遊技を楽しむことができるようになっている。
センター役物7は、演出表示装置7aの周囲を覆うように構成されており、図柄変動遊技(1種遊技)を実現するものである。センター役物7の上部には、図柄表示手段としての第1図柄(特別図柄)表示装置17が配置されると共に、センター役物7の中央部には、演出表示装置7aが配置されている。
第1図柄(特別図柄)表示装置17には、抽選手段の抽選結果である第1図柄の変動が表示される。第1図柄は、始動入賞口29への遊技球23の入球を契機として実行される第1抽選の結果に対応した図柄である。第1図柄の変動表示が所定の当選態様で停止することにより第1特別遊技としての大当りが発生する。
演出表示装置7aは、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されて遊技者が遊技盤面6a側から視認可能となるように配置され、その表示部7b上に映像表示を行うものである。この演出表示装置7aの表示部7bには、第1図柄に連動する第1装飾図柄の表示がなされる。第1装飾図柄は、第1抽選手段の抽選結果を視覚的に演出するための図柄であり、第1の遊技に対応する。また、例えば、キャラクター等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像も表示部7b上に表示されるようになっている。演出表示装置7aには、遊技制御手段としての演出制御基板が中継基板を介して電気的に接続されており、演出制御基板によって画像表示が制御される。
図2に示すように遊技盤6の裏面側には、パチンコ機2の全体の制御を行う電子回路基板としての主制御基板34を内包する主制御基板ケース35と、演出表示装置7aの画像表示等演出の制御等を行う演出制御基板(図示せず)を収容した演出制御基板ケース36と、賞球の払出しを制御する払出制御基板(図示せず)を収容した払出制御基板ケース37と、電源基板(図示せず)を収容した電源基板ケース38と、が配置されている。この各制御基板ケースに収容された各制御基板によって遊技が実現される。更に、遊技盤6の裏面側には、パチンコ機2の遊技状態等の遊技情報を外部に出力するための外部出力端子板39が設けられている。
図示しない球発射装置により遊技球23が発射されると、遊技球23はレール飾り26の外レール26aに沿いつつ進行して遊技領域16内の上部に至る。その後、遊技球23は、複数の通過軌跡に沿って移動し、あるものはレール飾り26の外レール26aに沿って右側に移動し、あるものは遊技釘27に衝突しつつ遊技領域16内を下方に流下し、あるものは普通入賞口28に流入して一定数の賞球の払出し契機となり、あるものはいずれの入球装置にも流入せずに遊技領域16内最下部に位置するアウト口30に流入してアウト球としてパチンコ機2の外部側へと排出される。
図柄変動遊技中に遊技球23が始動入賞口29に流入すると、その流入に起因して演出表示装置7aの表示図柄7cが回転表示(第1の特別遊技の抽選)を開始し、その表示図柄7cが所定の図柄(例えば、「7・7・7」。)で停止表示すれば、図柄変動遊技における大当り(第1の特別遊技。以下、図柄変動大当りという。)が発生する。そして、大入賞口31が開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の賞球が球皿14へと払い出されるようになっている。
続いて、この実施の形態1に係る入球ユニット(流入ユニット)Uについて、図面を用いて説明する。図3は、実施の形態1に係る入球ユニットUの全体構成の概略を示す構成図である。入球ユニットUは、例えば、普通入賞口28、始動入賞口29、大入賞口31等の入賞口の内部に配置されることが好ましい。また、ゲート33の近傍に配置されることも考えられる。糸吊りゴトは、遊技球23を繰り返し上下移動させることによって、多量の賞球を獲得する等の不正な利益を得る目的で行われるので、この入球ユニットUは、遊技球23が通過することにより遊技者に利益が付与される通過領域の近傍に配置されるのが一般的である。
例えば、普通入賞口28は、1個の遊技球23の入賞(入球)によって比較的多量の賞球が払い出されるように設定されることが多い。したがって、普通入賞口28内部にこの入球ユニットUが配置されれば、糸吊りゴトの防止効果が高い。本実施の形態1においては、普通入賞口28内部に入球ユニットUが配置されている場合について説明する。
図3において、符号28aは、普通入賞口の入賞開口(流入開口部)である。入賞開口28aの下流側には遊技球23の入賞を検出する入賞センサ(通過センサ)42が配置されており、入賞開口28aから入賞センサ42まで通過経路28bによって連通されている。通過経路28bは、入賞センサ42の更に下流側にまで延長形成されており、入賞開口28aから入賞した遊技球23が、入賞センサ42を通過して遊技盤6の裏面側(後面側)に流下するようになっている。
入球ユニットUは、上記の入賞センサ42とカッター部材(切断部)44とを有して大略構成される。カッター部材44は、入賞センサ42の近傍に配置されており、その結果、入球ユニットUは、全体として普通入賞口28の入賞開口28aの近傍であってかつ下流側位置に配置される。
入賞センサ42は、遊技球23の通過を検出するための通過センサである。例えば、中央に遊技球23が通過可能な開口が形成されており、その開口を遊技球23が通過したときにオン信号を出力する。パチンコ機2においては、出力されたオン信号の信号数に応じて、入賞球の数が判断される。入賞センサ42には、例えば、静電容量式、磁気式等の近接スイッチが適用可能である。
カッター部材44は、図示するように、大略断面コ字状とされた揺動部材である。図4(a)に示すように、通常時においては、カッター部材44は自重によって軸45を中心として矢印X方向に回転し、その結果、入賞センサ42の下流側において、下側片(当接片)46が通過経路28b内に侵入している(初期位置)。このとき、上側片47は、通過経路28b外に退避している。カッター部材44には、図4(a)中に破線で示すように、矢印X方向に付勢するバネ(付勢手段)44aが取り付けられ、その付勢力によって矢印X方向に付勢されていてもよい。
一方、遊技球23が入賞して入賞センサ42を通過すると、下側片46の上流側面(当接部)46aに当接する。そして、図4(b)に示すように、遊技球23はカッター部材44の自重又は付勢力に抗して下側片46を下流側へと押し下げる(回転位置)。その結果、カッター部材44が軸45を中心として−X方向に回転し、下側片46が通過経路28b外に退避する。それと共に、上側片47が入賞センサ42の上流側において通過経路28b内に侵入する。したがって、バネ44aを用いる場合、その付勢力は、遊技球23の流下を阻害しない程度の強度に設定する必要がある。
上側片47の先端部には、カッター刃(刃部)47aが形成されており、上側片47と共にカッター刃47aが通過経路28b内に侵入するようになっている。ここで、カッター刃47aは、少なくとも通過経路28bの経路断面におけるセンター位置を超える程度に侵入することが好ましい。それにより、仮に遊技球23に糸(糸状体)48が連結された糸吊りゴトの場合であっても、カッター刃47aによって糸48を切断することができる。
遊技球23と下側片46との当接により、カッター部材44がその機械的な力によって回転することを利用してカッター刃47aを通過経路28b内に侵入させているので、カッター刃47aの侵入のために、電力や磁力等の他の動力を使用しない。したがって、省エネルギーとすることができる。シンプルな構造であるので、入球ユニットUの動作信頼性も向上している。
下側片46が入賞センサ42の近傍であって、かつ下流側に配置されているので、遊技球23が入賞センサ42を通過した直後にカッター刃47aを通過経路28b内に侵入させることができる。したがって、遊技球23に糸48が連結されている場合であっても、遊技球23が入賞センサ42を通過した直後に糸48を切断することができる。不正行為者が糸48を操作することにより遊技球23を入賞センサ42に繰り返し出し入れすることを有効に防止することができる。
上側片47は、必ずしも入賞センサ42の近傍である必要はない。しかしながら、上側片47が入賞センサ42の近傍に配置されることで、入球ユニットU全体をコンパクトなユニットとすることができる。また、上側片47を入賞センサ42の上流側に配置することで、下側片46と入賞センサ42とをより近づけて配置することができる。
糸48が切断された後の遊技球23は、そのまま下側片46を超えて下流へと流下する。遊技球23が通過した後に、カッター部材44は、その自重又はバネ44aの付勢力により再び初期位置(図4(a)に示す位置)に復元する。もちろん、遊技球23に糸48が連結されていない場合、すなわち不正でない通常の遊技球23の場合は、遊技球23の流下に何ら悪影響を及ぼすことなく、下側片46が退避して遊技球23を円滑に流下させる。
次に、仮にカッター刃47aで糸48が切断されなかった場合について図5を用いて説明する。
カッター刃47aの通過経路28b内への侵入によっても糸48が切断されなかった場合には、遊技球23が下側片46を乗り越えて下流側に流下した場合にも糸48が遊技球23に連結されたままの状態となる(図5(a))。遊技球23が下側片46を乗り越えるとすぐに、下側片46は再び通過経路28b内に侵入する。
この状態から、不正行為者は、再びこの遊技球23を入賞センサ42に検出させるべく遊技球23を逆流させようとする。すなわち、糸48を引っ張ることにより、遊技球23を上流方向へと移動させようとする。そうすると、遊技球23が下側片46の下流側面(第2当接部)46bに当接し、遊技球23が下側片46を上流側に付勢しX方向に回転させようとする(図5(b))。しかしながら、ストッパ部材58がカッター部材44の初期位置以上のX方向の回転を規制する。
下側片46の先端部には、第2カッター刃(第2刃部)46cが形成されている。この状態において、第2カッター刃46cは糸48に接触している。遊技球23が下側片46を上流側に付勢すると、カッター部材44がX方向に回転し、第2カッター刃46cが通過経路28b内に一層深く侵入する。その結果、不正行為者が糸48を引っ張る力によって、第2カッター刃46cが糸48を切断する。
万一、カッター刃47aにより糸48が切断されることなく遊技球23が下側片46を乗り越えても、遊技球23が逆流方向から再度入賞センサ42に到達することなく、第2カッター刃46cが糸48を切断する。したがって、糸吊りゴトが二重防止される。
なお、第2カッター刃46cは、上流側面46aと下流側面46bとに挟まれるように下側片46の先端に形成されているが、その刃面(テーパ面)46dは下向き(下流側向き)とされることが好ましい。刃面46dを下向きとすることで、下流側面46bの長さL1よりも上流側面46aの長さL2を長く形成することができる。そうすると、上流側から遊技球23が流下してきた際に、遊技球23と上流側面46aとの当接をより確実なものとすることができる。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2に係る入球ユニットU2の動作を説明する説明図である。図6においては、入球ユニットU2を側方から見ている。この実施の形態2においては、実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付し、その説明を省略する。
この入球ユニットU2は、入賞センサ42の近傍かつ下流側に、カッター部材(切断部)54が配置されている。カッター部材54は、2つのカッター片56を有している。2つのカッター片56の各先端にはカッター刃57が形成されている。2つのカッター片56は、通過経路28bに対し進退可能となっており、初期状態では自重又は図示しない付勢手段によって通過経路28b内に侵入するように位置している(図6(a))。
この初期状態において、2つのカッター片56は各々通過経路28bの経路断面におけるセンター位置を超える程度にまで延びている。その結果、2つのカッター片56は入れ子状態となっている。
遊技球23が入賞開口28aから流入し、入賞センサ42を通過すると、2つのカッター片56に当接する。2つのカッター片56は、各々通過経路28bから退避し、遊技球23を流下させる(図6(b))。
ここで、遊技球23に糸48が連結されている場合、不正行為者は糸48を引っ張って糸吊りゴトを実行しようと試みる。遊技球23が逆流方向に移動すると、遊技球23がカッター片56の下流側面56aに当接し、2つのカッター片56が通過経路28b内への侵入方向へと移動し、再び図6(a)に示すような状態となる。2つのカッター片56が扉が閉まるような動作で通過経路28bを塞ぎ、その結果、2つのカッター刃57が糸48を切断する(図6(a)の破線で示した糸48を参照。)。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
L1:下流側面の長さ
L2:上流側面の長さ
U,U2:入球ユニット(流入ユニット)
X:矢印
2:パチンコ機(遊技機)
3:遊技機枠
4:外枠
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤
6a:遊技盤面
7:センター役物
7a:演出表示装置
7b:表示部
7c:表示図柄
7d:表示開口部
9:前枠
10:ガラス
12:ガラス枠
14:球皿(貯留皿)
14a:上球皿
14b:下球皿
14c:球抜き部材
15:発射装置ハンドル
16:遊技領域
17:第1図柄(特別図柄)表示装置
22:ヒンジ
23:遊技球
25:風車
26:レール飾り
26a:外レール
27:遊技釘
28:普通入賞口
28a:入賞開口(流入開口部)
28b:通過経路
29:始動入賞口
30:アウト口
31:大入賞口
32:装飾部材
33:ゲート
34:主制御基板(電子回路基板)
35:主制御基板ケース(基板ケース)
36:演出制御基板ケース
37:払出制御基板ケース
38:電源基板ケース
39:外部出力端子板
42:入賞センサ(通過センサ)
44:カッター部材(切断部)
44a:バネ(付勢手段)
45:軸
46:下側片(当接片)
46a:上流側面(当接部)
46b:下流側面(第2当接部)
46c:第2カッター刃(第2刃部)
46d:刃面(テーパ面)
47:上側片
47aカッター刃(刃部)
48:糸(糸状体)
54:カッター部材
56:カッター片
56a:下流側面
57:カッター刃
58:ストッパ部材

Claims (6)

  1. 遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域内に配置される遊技機用の流入ユニットであって、
    前記遊技媒体を流入させる流入開口部の下流側に配置されて、該流入開口部に流入した前記遊技媒体の流下を検出する通過センサと、
    該通過センサの近傍に配置されており、前記遊技媒体に糸状体が連結されて該糸状体が該遊技媒体を吊下している場合に前記通過センサ近傍において該糸状体を切断する切断部と、を有する流入ユニット。
  2. 前記切断部が、
    前記流入開口に流入して通過経路内を流下する前記遊技媒体に当接する当接部と、
    前記遊技媒体と前記当接部との当接により該当接部が移動することに伴い前記通過経路内に侵入する刃部と、を有し、
    前記遊技媒体の前記通過経路内の流下に伴い該遊技媒体と前記当接部とが当接することにより、前記刃部が前記通過経路内に非電力動作により侵入して、該刃部が前記糸状体を切断する、請求項1に記載の流入ユニット。
  3. 前記切断部が、
    前記通過経路内を前記遊技媒体が逆流することにより前記遊技媒体に当接する第2当接部と、
    前記遊技媒体と前記第2当接部との当接により該第2当接部が移動することに伴い前記通過経路内に侵入する第2刃部と、を有し、
    前記遊技媒体の前記通過経路内の逆流に伴い該遊技媒体と前記第2当接部とが当接し、その結果、前記第2刃部が前記通過経路内に侵入することにより、該刃部が前記糸状体を切断する、請求項2に記載の流入ユニット。
  4. 前記当接部が前記通過センサの近傍かつ下流側に配置されている、請求項3に記載の流入ユニット。
  5. 前記切断部は、前記通過経路内に進退可能な当接片を有しており、
    該当接片の上流側面が当接部とされ、
    該当接片の下流側面が第2当接部とされ、
    該当接片の先端部に前記当接部と前記第2当接部とに挟まれるように前記第2刃部が形成されており、
    前記当接部が前記第2当接部よりも前記通過経路内に長く延びるように、前記第2刃部が下流側に向けてテーパ面を有している、請求項4に記載の流入ユニット。
  6. 遊技媒体を流入させる流入開口部と、該流入開口部の下流側に配置されて、該流入開口部に流入した前記遊技媒体の流下を検出する通過センサと、該通過センサの近傍に配置されており、前記遊技媒体に糸状体が連結されて該糸状体が該遊技媒体を吊下している場合に前記通過センサ近傍において該糸状体を切断する切断部と、を有し、かつ、前記遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域内に配置される遊技機用の流入ユニットと、
    前記遊技領域を表面に画定する遊技盤と、
    該遊技盤を保持する遊技機枠と、
    前記遊技盤の前方に一定距離離間して配置されるガラスと、
    前記遊技媒体を前記遊技領域に向けて発射する発射ユニットと、
    前記遊技媒体を貯留する貯留皿と、を有する遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012161520A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2014090871A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015097649A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 株式会社ニューギン 遊技機

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