JP2010274053A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】保留球乱数に基づく電子抽選の結果を事前に予告報知することができ、しかも、同じ島に設置された他のパチンコ機の電子抽選結果をも予告報知することができるパチンコ機を提供する。
【解決手段】保留球乱数が大当たりであるか否かの判定を、当該保留球乱数に基づく遊技が開始されるより前に行う先読み判定手段(130)と、この判定結果が大当たりであった場合に、大当たり信号を外部へ出力する大当たり信号出力手段(240)と、他のパチンコ機からの外部信号を入力する外部信号入力部(250)と、予告演出が記憶された予告演出記憶部(270)と、を備えたパチンコ機であり、演出装置制御手段(220)は、大当たり信号出力手段が大当たり信号を出力したとき、または、外部信号入力部に外部信号が入力されたときに、予告演出を演出装置(34)に行わせることを特徴としている。
【選択図】図5
【解決手段】保留球乱数が大当たりであるか否かの判定を、当該保留球乱数に基づく遊技が開始されるより前に行う先読み判定手段(130)と、この判定結果が大当たりであった場合に、大当たり信号を外部へ出力する大当たり信号出力手段(240)と、他のパチンコ機からの外部信号を入力する外部信号入力部(250)と、予告演出が記憶された予告演出記憶部(270)と、を備えたパチンコ機であり、演出装置制御手段(220)は、大当たり信号出力手段が大当たり信号を出力したとき、または、外部信号入力部に外部信号が入力されたときに、予告演出を演出装置(34)に行わせることを特徴としている。
【選択図】図5
Description
本発明は、遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機に関する。
一般に、パチンコ機には、遊技盤内の遊技領域に特別図柄を表示する特別図柄表示装置、所定の演出を表示する演出装置、特別図柄に係る電子抽選の契機となる特定入賞口(始動口)などが設けられており、遊技領域に向けて発射された遊技球が、この特定入賞口に入賞すると特別図柄に係る電子抽選が行われると共に、特別図柄表示装置において特別図柄を変動させた後に停止させるといった態様の表示を行って電子抽選の結果を報知している。そして、電子抽選の結果大当たりであった場合には、特別図柄表示装置に大当たりであることを示す特別図柄が停止表示されると共に、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態に移行する。この大当たり遊技状態では、アタッカー装置が所定回数だけ開閉して露呈された大入賞口に遊技球が入るので、遊技者は多くの賞球を獲得することができる。
また、特別図柄の変動中に遊技球が特定入賞口に入賞した場合には、所定個数(例えば4個)を上限として当該入賞を契機に取得した乱数を保留球乱数として保留球乱数記憶部(メモリ)に記憶する。現在行われている遊技に係る特別図柄の変動が停止して電子抽選の結果が確定すると、保留球乱数記憶部に記憶した保留球乱数を順次読み出して、当該保留球乱数の当たり判定を行い、その結果を特別図柄の変動および停止により表示して当該保留球乱数に基づく遊技が進められる。
この特別図柄を変動させた後に停止させるまでの間には、通常様々な演出態様の表示(ダミー図柄を用いた変動表示)がなされており、これらの演出態様の表示に一喜一憂しながら遊技者は遊技を楽しむのであるが、同じ演出表示を何度も見ていると次第に面白みが失われてくるため、近年はさらに工夫を凝らした演出態様が考案されている。より具体的に言うと、特別図柄の変動中の演出というのは、現在行われている遊技そのものに関するものであったが、その遊技が行われている間に保留球乱数記憶部に記憶された保留球乱数が当たりとハズレの何れであるかを示唆する情報を先行して予告報知(所謂、先読み演出)するといった演出が行われるようになっている。
例えば、特許文献1に示すように、図柄変動に係る保留球以外の保留球に対しても大当たりの判定を行い、大当たりである場合の保留球の表示を他の保留球の表示と態様を異なるようにして、大当たりである旨の予告表示を行うといった技術が公知となっている。かかる公知技術によれば、どの保留球が大当たりになっているかを事前に知ることができるので、予告表示がなされたときは、保留記憶されている乱数に基づく遊技の順番が回ってくるまでの間、遊技者は期待しながら遊技を楽しむことができる。
ところで、パチンコ機が設置されるホールでは、一つの島に対して同機種のパチンコ機を複数台設置するようになっているが、上記従来の技術は、パチンコ機1台で行う演出に留まっているため、同機種のパチンコ機が隣同士に設置されているにも拘わらず、先読み演出に対する隣同士の関連性はなく、個々のパチンコ機が各々演出を行っているだけである。そのため、島単位で考えると、演出の一体感もなく、漫然と遊技が行われるだけであり、島全体の盛り上がりに欠けてしまう。さらに言うと、せっかく上記従来の先読み演出を行える機能を備えたパチンコ機を島に複数台設置したとしても、島全体が一体となった演出効果も見込めないため、パチンコ機の稼働を維持することが難しいというのが実情である。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、保留球乱数に基づく電子抽選の結果を事前に予告報知することができ、しかも、同じ島に設置された他のパチンコ機の保留球乱数に基づく電子抽選の結果をも予告報知することができるパチンコ機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた始動口と、この始動口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う電子抽選手段と、この電子抽選手段による抽選結果を、特別図柄を変動させた後に停止させる表示態様によって表示する特別図柄表示装置と、前記電子抽選手段の抽選結果に基づいた所定の演出を行う演出装置と、この演出装置の動作を制御する演出装置制御手段と、前記電子抽選手段による抽選結果が大当たりである場合に通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技を提供する大当たり遊技制御手段と、を備え、前記電子抽選手段は、特別図柄用の乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段と、この特別図柄用乱数発生手段により発生した特別図柄用乱数の中から1つの乱数を前記始動口に遊技球が入賞したことを契機に取得する特別図柄用乱数取得手段と、この特別図柄用乱数取得手段により取得した特別図柄用乱数が大当たりであるか否かを(当該特別図柄用乱数に基づく遊技が開始される時点で)判定する特別図柄当否判定手段と、前記特別図柄の変動中に前記特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数を、所定個数の上限まで保留球乱数として順次記憶する保留球乱数記憶部と、を有するパチンコ機において、前記保留球乱数記憶部に記憶されている保留球乱数が大当たりであるか否かの判定を、当該保留球乱数に基づく遊技が開始されるより前に行う先読み判定手段と、前記先読み判定手段による判定結果が大当たりであった場合に、大当たりであることを示す大当たり信号を外部へ出力する大当たり信号出力手段と、電気的に接続されている他のパチンコ機が大当たりであるか否かの判定に基づいて生成した外部信号を入力する外部信号入力部と、前記先読み判定手段による判定結果を示す予告演出が記憶された予告演出記憶部と、を備え、前記演出装置制御手段は、前記大当たり信号出力手段が前記大当たり信号を出力したとき、または、前記外部信号入力部に前記外部信号が入力されたときに、前記予告演出記憶部に記憶されている前記予告演出を前記演出装置に行わせる構成とした。
この構成によれば、遊技を行っているパチンコ機での大当たり信号の出力があった場合のみならず、他のパチンコ機での大当たり判定に基づいて生成された外部信号の入力があったときにも予告演出が行われるため、予告演出が行われる頻度が増し、遊技の趣向性が高まる。また、予告演出を見たり、あるいは、聞いたりした遊技者は、自身が遊技しているパチンコ機で大当たりとなったのか、他のパチンコ機で大当たりになったのかを予測して、ハラハラ、ドキドキしながら遊技を楽しむことができる。加えて、このパチンコ機を同じ島に複数台設置すると、この島で遊技を行っている遊技者にとっては、予告演出が行われる度に、どのパチンコ機が大当たりとなったのかを予測しながら遊技を楽しめるため、島全体として一体感が生まれ、この一体感のある演出によりパチンコ機の稼働を維持することができることとなる。
なお、本発明において、「遊技が開始される時点」は、特別図柄の変動が開始する時点と同義である。また、「遊技が開始されるより前」とは、特別図柄の変動が開始されるより前と同義であるが、より詳細には、特別図柄が変動中に遊技球が始動口に入賞して特別図柄用乱数取得手段が特別図柄用乱数を取得した時点から、当該乱数が保留球乱数記憶部に保留球乱数として記憶され、この保留球乱数に係る遊技における特別図柄の変動が開始されるより前までの期間のことを言う。
ところで、パチンコ機で遊技を行っている遊技者が予告演出を見たり聞いたりしたときに、自分が大当たりに当選したのか、他のパチンコ機が大当たりとなったのかの予測が難しい方が遊技性としては面白いが、先読み判定手段による判定を始動口に遊技球が入賞して保留球乱数として記憶したときに行い、その時点で大当たり信号出力手段が大当たり信号を出力した場合には、始動口に遊技球が入賞したタイミングで予告演出が行われることとなる。そのため、遊技を行っている遊技者は、予告演出が行われるタイミングによって、遊技を行っているパチンコ機が大当たりになったのか、他のパチンコ機が大当たりとなったのかが容易に予測できてしまう。つまり、自分が遊技を行っているパチンコ機で始動口に遊技球が入賞し、そのタイミングで予告演出が行われると、自分が遊技を行っているパチンコ機が大当たりになったということが分かり、始動口に入賞したタイミング以外で予告演出が行われると、他のパチンコ機の大当たり判定に基づく外部信号が入力されたから予告演出が行われたのだということが分かるのである。
これでは、せっかく、大当たり信号出力手段が大当たり信号を出力したとき、または、外部信号入力部に外部信号が入力されたときに予告演出を行う構成を備えていても、自分のパチンコ機が大当たりなのか否かの予測が容易となれば、遊技への興味が失われ兼ねない。
そこで、上記構成において、前記大当たり信号出力手段による前記大当たり信号の出力を遅延させるためのタイマを備え、前記先読み判定手段による判定は、前記特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数が前記保留球乱数として前記保留球乱数記憶部に記憶されたときに行われ、前記タイマによる遅延時間は、前記先読み判定手段による判定が行われたときから前記先読み判定手段が判定した保留球乱数に基づく遊技における特別図柄の変動が停止するときまでの時間の範囲内で予め定めた時間に設定されるようにすることが好ましい。
かかる構成によれば、大当たり信号の出力が遅延されるため、自分が遊技を行っているパチンコ機が大当たりとなっているのか、それとも他のパチンコ機が大当たりになったのかの予測が困難となるため、最後まで遊技に興味を持つことができる。
また、上記構成において、前記大当たり制御手段による大当たり遊技が提供されている場合、あるいは、前記特別図柄が前記特別図柄表示装置に停止表示されている場合には、前記演出装置制御手段は、前記予告演出を前記演出装置に行わせないようにするのが望ましい。大当たり遊技が提供されているのに予告演出が行われると、その予告演出が大当たり遊技の邪魔となってしまうし、特別図柄の表示が停止されている場合には遊技が行われていない(遊技者がパチンコ機の前に座っていない)とみなすことができるため、この場合に予告演出を行っても遊技者の目に触れないので予告演出自体に意味がないからである。
本発明によれば、予告演出を、遊技者自身が遊技を行って大当たりに当選したことに基づいて行うだけでなく、他のパチンコ機での大当たり判定に基づいても行うようにしたので、予告演出(予告報知)が頻繁に行われることとなり、遊技の楽しみが増える。また、同じ島に本発明のパチンコ機を複数台設置して電気接続すれば、1つのパチンコ機で大当たりの判定がされた場合には、島全体で予告演出を行うことができるため、島全体が盛り上がってパチンコ機の稼働を維持することができる。
以下、発明の実施の形態例を図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態例に係るパチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の内側に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉4と、このガラス扉4の開口部8に取り付けられた透明なガラス板10と、前面枠2の下側に開閉自在に配設され、遊技球を収容する受皿5を有する前面ボード6と、前面枠2の下部に設けられた発射装置9と、前面ボード6に取り付けられたハンドル7等を具備している。さらに、ガラス扉4の上部にはスピーカ20が左右に1個ずつ取り付けられており、遊技に関する様々な効果音を発している。
また、図3に示すように、このパチンコ機Pは、背面側に、主制御処理部11と、演出制御処理部12aと、特別図柄表示制御部12bと、ランプ制御処理部12cと、払出制御処理部12eと、普通図柄表示制御部12fと、発射制御処理部13と、賞球払出装置14等を備えている。続いて、図1〜図4を参照して、本発明のパチンコ機Pの構成を詳しく説明していくことにする。
遊技盤3は、その盤面に遊技領域31を有しており、前面枠2に装着した後、ガラス板10から遊技領域31を観察することができる。遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成されており、発射装置9によって打ち出された遊技球はこの遊技領域31内を流下する。また、遊技領域31内には、特別図柄表示装置17と、演出表示装置(演出装置)34と、スルーチャッカ21と、普通図柄表示装置22と、電動チューリップ49と、ステージ36と、始動入賞口(始動口)37と、一般入賞口38と、アウト口39と、遊技釘(図示せず)と、風車(図示せず)と、アタッカー装置41等が設けられている。
演出表示装置34は、遊技盤3の略中央部に設けられ、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われた特別図柄に係る電子抽選の結果に基づいて所定の演出態様を表示するものであって、本実施形態では液晶表示装置が用いられている。この演出表示装置34には、所定の演出態様の一部として、特別図柄表示装置17に変動表示される特別図柄と同期をとってダミー図柄が変動表示されるようになっている。なお、この演出表示装置34には、保留球乱数が保留球乱数記憶部(メモリ)115に記憶された場合に保留表示(保留球乱数が記憶された旨の表示)を行うための表示領域が区画形成されている。つまり、この表示領域の部分が保留球表示装置となっているのである。
また、特別図柄表示装置17は、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われた特別図柄に係る電子抽選の結果を表示するためのものであって、より具体的には、抽選結果を、特別図柄(数字や絵柄)を変動させた後に停止させるといった態様で表示するものである。この特別図柄表示装置17は、本実施形態では7セグメント表示器が用いられており、演出表示装置34を見ている遊技者の視界に同時に入らないように遊技盤3の右下部分に離れて設けられている。
スルーチャッカ21は、遊技球が通過可能なゲート構造を成しており、その内部には遊技球が通過したことを検知する磁気センサタイプのスルーチャッカ検知センサ46が内蔵されている。また、このスルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に行われる普通図柄に係る電子抽選の結果を表示するための普通図柄表示装置22が、特別図柄表示装置17の隣に設けられている。この普通図柄表示装置22は、本実施形態では、二つのLEDランプで構成されており、普通図柄当たりのときに一方のLEDランプが点灯し、ハズレのときには他方のLEDランプが点灯するようになっている。
電動チューリップ49は、始動入賞口37の入口に設けられ、遊技盤3の面に直交する軸を中心に回動する一対の羽根部材を備えており、ソレノイドに通電がなされると一対の羽根部材が互いに離れる方向に回動して、始動入賞口37の入口を拡大するようになっている。
ステージ36は、演出表示装置34の下方に配置されており、遊技球が転動しながら一時的に滞在する構造物である。このステージ36の中央には溝が形成されており、この溝の真下の位置には始動入賞口37が配されている。そのため、溝から落下した遊技球は、高い確率で始動入賞口37へと導かれる。アタッカー装置41は、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄に係る電子抽選の結果、大当たりとなって大当たり遊技に移行した場合に所定回数開放される装置である。このアタッカー装置41が開放すると、大入賞口42が露呈し、そこに遊技球が入賞することで多くの賞球が獲得できるようになっている。また、一般入賞口38に遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。そして、始動入賞口37や一般入賞口38に入らなかった遊技球は、アウト口39から回収される。なお、始動入賞口37、一般入賞口38、大入賞口42の内部にはそれぞれ遊技球の通過を検知するためのセンサ43〜45(図4参照)が設けられている。
前面ボード6には遊技球を収容するとともに、外部に排出可能な受皿5が取り付けられている。この受皿5は、遊技者が投入した遊技球を収容するだけでなく、賞球払出装置14から賞球として払い出された遊技球も収容可能となっている。また、遊技球を遊技領域31に向けて発射するための発射装置9が前面枠2の下部に取り付けられており、受皿5に収容されている遊技球がこの発射装置9に1個ずつ供給される。そして、前面ボード6の右下に取り付けられたハンドル7を回動させると、その回動量に応じた発射強度で発射装置9が遊技球を遊技領域31へと発射することができるようになっている。また、図1に示すように、受皿5の側部には、遊技者が押下操作するタッチボタン60が設けられている。
主制御処理部11は、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられている。この主制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等とにより構成されている。このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。
具体的には、図4に示すように、始動入賞口37に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う特別図柄抽選部(電子抽選手段)110と、この特別図柄抽選部110が判定した抽選結果に応じて特別図柄を決定する特別図柄決定部120と、保留球乱数記憶部115に記憶されている保留球乱数が大当たりであるか否かの判定を行う先読み判定手段(先読み判定部)130と、特別図柄抽選部110による抽選結果の判定が特別図柄当たりとなった場合にアタッカー装置41(のソレノイド)を作動させて大当たり遊技に移行する大当たり遊技制御部(大当たり遊技制御手段)160と、スルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に普通図柄に係る電子抽選を行う普通図柄抽選部170と、電動チューリップ49の作動を制御する電動チューリップ作動制御部180とを備えて主制御処理部11は構成されている。
特別図柄抽選部110は、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数を生成する特別図柄用乱数発生部(特別図柄用乱数発生手段)111と、始動入賞口37に遊技球が入賞したことを契機に(始動入賞口検知センサ43からの検知信号が主制御処理部11に入力されたタイミングで)乱数を1つ取得(ラッチ)する特別図柄用乱数取得部(特別図柄用乱数取得手段)112と、この特別図柄用乱数取得部112が取得した乱数が大当たりであるか否かを特別図柄判定テーブル114を参照して決定する特別図柄当否判定部(特別図柄当否判定手段)113と、特別図柄用乱数取得部112が乱数を取得したときに特別図柄が変動中である場合に、この取得した乱数を保留球乱数として記憶する保留球乱数記憶部115と、を備えている。
先読み判定部130は、遊技球が始動入賞口37に入賞したことを契機に取得した特別図柄用乱数が大当たりであるか否かを特別図柄用判定テーブル114を参照して判定するものである。この先読み判定部130による判定のタイミングは、特別図柄用乱数が保留球乱数として保留球乱数記憶部115に記憶されたときである。つまり、遊技球が始動入賞口37に入賞したことに基づいて特別図柄用乱数取得手段112が特別図柄用乱数を取得したが、特別図柄変動中につき保留球乱数として保留球乱数記憶部115に記憶された時点が先読み判定部130による判定のタイミングである。
大当たり遊技制御部160は、大当たりの種類に応じて所定のラウンド数だけアタッカー装置41の開閉を行うように制御している。また、普通図柄抽選部170は、特別図柄用乱数発生手段111が発生させる乱数の数より少ないが同様の構成からなる普通図柄用乱数発生部と、スルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に(スルーチャッカ検知センサ46からの検知信号が主制御処理部11に入力されたタイミングで)乱数を1つ取得(ラッチ)する普通図柄用乱数取得部と、この普通図柄用乱数取得部が取得した乱数が普通図柄当たりであるか否かを普通図柄判定テーブルを参照して決定する普通図柄当否判定部と、普通図柄用乱数取得部が乱数を取得したときに普通図柄が変動中である場合に、この取得した乱数を普通図柄用保留球乱数として記憶する普通図柄用保留球乱数記憶部と、を備えている。また、電動チューリップ作動制御部180は、普通図柄抽選部170による電子抽選で普通図柄当たりに当選したコマンドに基づいて、電動チューリップ49のソレノイドに通電して開閉するよう制御している。
続いて、主制御処理部11からの指令を受けて各種装置を制御する副制御部について説明する。演出制御処理部12aは、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられ、主制御処理部11が生成した処理情報に従って、演出表示装置34やスピーカ20、その他の演出装置(LED装置など)の動作の制御を行う装置である。
演出制御処理部12aは、図6に示すように、処理部として、演出態様を決定するための演出態様決定部210と、この演出態様決定部210が決定した演出態様を演出表示装置34に表示するよう、その動作を制御する演出表示制御部(演出装置制御手段)220と、先読み判定部130の判定結果を示す予告演出パターン(予告演出)を決定するための予告演出パターン決定部230と、先読み判定部130による判定結果が大当たりである場合に、大当たり信号を外部へ出力するための大当たり信号出力部(大当たり信号出力手段)240と、を備えて構成されている。また、演出制御処理部12aは、記憶部として、複数種類の演出態様が記憶された演出態様記憶部260と、複数種類の予告演出パターンが記憶された予告演出パターン記憶部270と、を備えている。さらに、タイマ245と、他のパチンコ機と電気的接続されて、他のパチンコ機から大当たりに関する外部信号を入力する外部信号入力部250が設けられている。
演出態様決定部210は、特別図柄抽選部110の抽選結果に基づいて、演出表示装置34に表示する演出態様を決定する。具体的には、主制御処理部11から特別図柄抽選部110の抽選結果に基づいて決定された変動パターンコマンドを受けると、この変動パターンコマンドに基づいて複数種類の演出態様の中から今回用いる演出態様を決定するようになっている。そして、決定した演出態様は、演出表示制御部220によって演出表示装置34への表示が制御されている。
予告演出パターン決定部230は、先読み判定部130から大当たりである旨のコマンドを受けると、予告演出パターン270に記憶されている複数の予告演出パターンの中から今回表示する予告演出パターンを決定するためのものである。さらに、この予告演出パターン決定部230は、他のパチンコ機から外部信号が外部信号入力部250に入力されたときにも、同様に、予告演出パターンを決定している。
大当たり信号出力部240は、先読み判定部130から大当たりである旨のコマンドを受けると、そのコマンドに基づいて大当たり信号を外部に出力する。この大当たり信号出力部240は、タイマ245により大当たり信号を外部に出力するタイミングが遅延するようになっている。具体的には、先読み判定部130が大当たり判定を行ったタイミング、即ち、保留球乱数として記憶されるタイミングからタイマが作動して、2秒経過した後に大当たり信号出力部240は大当たり信号を外部に出力するようになっている。ここで、2秒としたのは、保留球乱数に基づく遊技における特別図柄の変動が停止するまでの時間の範囲内とするためであり、より詳細には、本実施形態では特別図柄の変動が停止する最短時間は2.5秒であるため、その2.5秒より短い時間に設定すれば保留球乱数が記憶されてから、保留球乱数に基づく遊技の終了までの間に必ず予告演出が表示されるからである。
また、演出表示制御部220は、演出態様決定部210が決定した演出態様を演出表示装置34に表示するだけでなく、大当たり信号出力部240が外部に大当たり信号を出力したとき、または、他のパチンコ機から外部信号入力部250に外部信号が入力されたときに、予告演出パターン決定部230が決定した予告演出パターンを演出表示装置34に表示するよう制御している。
図4に説明を戻すと、特別図柄表示制御部12bは、主制御処理部11の特別図柄決定部120が決定した特別図柄のコマンドと、変動パターンコマンド決定部が決定した変動パターンコマンドに基づき、特別図柄表示装置17に特別図柄を所定の時間だけ変動させた後に停止させる態様で特別図柄決定部120が決定した特別図柄を表示する。
一方、普通図柄表示制御部12fは、普通図柄抽選部170による普通図柄に係る抽選結果のコマンドを受け、そのコマンドに基づいて普通図柄表示装置22に普通図柄を変動させた後に停止させる態様で表示するよう制御している。なお、普通図柄表示制御部12fは、上記した特別図柄表示制御部12bによる表示制御と比べて表示する図柄の対象が相違するものの、表示制御の基本構成はほぼ同じである。また、ランプ制御処理部12cは、主制御処理部11からコマンドを受けて各種ランプや電飾の点灯制御を行うものである。
払出制御処理部12eは、CRユニットからの信号を受けて遊技球を遊技者に貸し出すように賞球払出装置14を制御する他、主制御処理部11からの払出指令を受けて、所定個数の賞球を遊技者に対して払い出すように賞球払出装置14を制御する。この賞球払出装置14は、遊技球を1個ずつ保持する切欠きが形成されたスプロケット(図示せず)と、このスプロケットを回転させるモータ(図示せず)とを備えて構成されている。そして、モータの回転を制御することにより、必要な数だけ賞球を払い出すことができるようになっている。具体的には、始動入賞口検知センサ43、一般入賞口検知センサ44、大入賞口検知センサ45等が遊技球の通過を検知したら、賞球払出装置14は主制御処理部11を経由して受けたコマンドに基づき遊技球を払い出す。
発射制御処理部13は、ハンドル7の回動量に応じて、発射装置9に対する作動の制御を行う装置である。より具体的に言うと、発射装置9に対して通電させたり、通電を停止したり、あるいは、通電電流を変化させるといった制御処理を行う。なお、この発射制御処理部13は、払出制御処理部12eと接続されており、CRユニットが接続されていない場合に発射停止信号が受信されるようになっている。
次に、発明の実施の形態例に係るパチンコ機Pの先読み判定処理の手順について図6を参照して説明する。まず、遊技領域31を流下している遊技球が、始動入賞口37に入賞したかどうか(始動口検知センサ43から遊技球を検知した信号の入力があったか)を判断する(ステップS10)。始動入賞口37に遊技球が入賞したと判断された場合(ステップS10でYes)には、特別図柄用乱数取得部112が特別図柄用乱数発生部111で発生した乱数の中から1つを取得する(ステップS11)。
次いで、特別図柄は変動中かどうかを特別図柄抽選部110が判断する(ステップS12)。特別図柄が変動中である場合(ステップS12でYes)には、保留球乱数記憶部115に取得した特別図柄用乱数を保留球乱数として記憶させると共に、演出制御処理部12aに保留球乱数を記憶した旨の保留球コマンドを送信する(ステップS13)。なお、保留球コマンドを受け取った演出制御処理部12aは、保留球表示装置34aに保留球表示(白色の星型のマーク)を行い、記憶した保留球乱数に係る遊技が開始される旨のコマンドを主制御処理部11から演出表示制御部12aが受信すると、この保留球表示を消去する。
次いで、先読み判定部130は、保留球乱数が大当たりであるか否かを特別図柄判定テーブル114を参照して判定する(ステップS14)。先読み判定部130の判定結果が当たりである場合(ステップS15でYes)には、大当たりである旨のコマンドを演出制御処理部12aに送信する(ステップS16)。このコマンドを受け取った演出制御処理部12aは、タイマ245を2秒にセットしてカウントを開始すると共に、予告演出パターン決定部230が予告演出パターン記憶部270から予告演出パターンを決定する(ステップS17)。
次いで、所定時間(2秒)経過したか否かをステップS18で判断し、所定時間経過している場合(ステップS18でYes)には、大当たり信号出力部240が大当たり信号を外部(他のパチンコ機)に対して出力し(ステップS19)、演出表示制御部220が、予告演出パターンを演出表示装置34に表示(ステップS20)して先読み判定の処理が終了する。なお、ステップS10でNoの場合、ステップS12でNoの場合、ステップS15でNoの場合は、そのまま処理が終了し、ステップS18でNoの場合には、ステップS18の前に戻る。
続いて、他のパチンコ機から大当たり判定に基づく外部信号が入力された場合における処理について、図7を参照して説明する。外部信号が外部信号入力部250に入力されると、ステップS30にて大当たり遊技中であるか否かを演出制御処理部12aが判断する。大当たり遊技中である場合(ステップS30でYes)には、そのまま処理が終了するが、大当たり遊技中ではない場合(ステップS30でNo)には、次のステップS31で特別図柄が変動中か、つまり、特別図柄表示装置17に特別図柄が変動表示されているかを演出制御処理部12aが判断する。そして、特別図柄が変動していない場合(ステップS31でNo)には遊技が行われていないとみなして処理は終了するが、特別図柄が変動中である場合(ステップS31でYes)には、予告演出パターン決定部230が予告演出パターン記憶部270から今回表示する予告演出パターンを決定し、この決定に従って演出表示制御部220は、予告演出パターンを演出表示装置34に表示するよう制御して(ステップS32)、外部信号入力後の処理が終了する。
次に、上記した本発明の実施の形態例に係るパチンコ機Pの使用例について図8を用いて説明する。図8は、上記したパチンコ機Pが同一島に10台(P1〜P10まで)設置され、互いに電気的接続された使用例を示しており、図8(a)は、パチンコ機P1〜P10すべてが遊技中であるものの、何れのパチンコ機も大当たりとなっていない状態を示しており、図8(b)は、パチンコ機P2が先読み判定部130にて大当たりであることが判定された状態を示している。
図8(a)に示すように、大当たりと判定されたパチンコ機が存在していない場合には、通常の遊技を行っているが、図8(b)に示すように、パチンコ機P2にて保留球乱数に大当たりが存在することが判定されると、このパチンコ機Pは、大当たり信号出力部240が外部に大当たり信号を出力してから演出表示装置34に「大当り?」といったメッセージ(予告演出パターン)を表示する。すると、このパチンコ機P2を遊技している遊技者は、演出表示装置34に「大当り?」のメッセージが表示されるため、パチンコ機P2で大当たりとなる保留球乱数が存在するかもしれないと期待しながら遊技を楽しむことができる。
一方、パチンコ機P1、P3〜P10の9台に関しては、パチンコ機P2の大当たり信号が外部信号入力部250に入力されると、演出表示装置34に「大当り?」とのメッセージが同じタイミングで表示される。よって、パチンコ機P1、P3〜P10を遊技している遊技者は、この表示を見て、もしかして自分の遊技しているパチンコ機が大当たりになっているかもしれないと期待して遊技を行うことができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態例に係るパチンコ機Pによれば、保留球乱数に基づく電子抽選の結果を事前に予告報知することができ、しかも、同じ島に設置された他のパチンコ機の保留球乱数に基づく電子抽選の結果をも予告報知することができるのである。そして、自身のパチンコ機の大当たり判定結果と、他のパチンコ機の大当たり判定結果の両方の結果を一つのパチンコ機で予告演出という形で表示できるため、同じ島に複数台設置したときに、島全体で共通のタイミングで予告演出を行える。よって、島単位で大いに盛り上がる演出を実現でき、パチンコ機の稼働に寄与することとなるのである。
なお、上記の実施の形態例では、予告演出を演出表示装置34に表示したが、この構成に代えて、ランプ、スピーカを用いて予告演出(音やLEDの点灯を用いた演出)を行うようにしても良い。この場合には、ランプやスピーカが演出装置として機能することとなる。また、タイマの設定は2秒に固定するようにしたが、この構成に代えて、ゲーム毎にタイマの値をランダムに設定するようにしても良い。このようにすると、予告演出の表示タイミングがランダムになるので、バリエーションに富んだ予告表示を行うことができる。
また、パチンコ機P2については、演出表示装置34に「大当り?」のメッセージが表示されている最中にパチンコ機P2以外のパチンコ機(P1、P3〜P10)からの外部信号が外部信号入力部250に入力される場合があり得る。かかる場合には、すでに「大当り?」のメッセージが表示されているため、外部信号が外部信号入力部250に入力されたとしても、その信号を破棄する、あるいは、無効にするといった処理を行うと良い。例えば、図7において、ステップS31とステップS32の間に、予告演出パターンが表示中であるか否かを判断するステップを設け、このステップにて予告演出パターンが表示中でない場合にステップS32に進むようにし、表示中の場合は、その信号を破棄/無効にして終了するようにすれば良い。
また、パチンコ機P2以外のパチンコ機(P1、P3〜P10)については、演出表示装置34に「大当り?」のメッセージが表示されている最中に自身のパチンコ機で先読み判定部130にて大当たりであると判定されて、大当たり信号出力部240から外部に大当たり信号を出力する場合があり得る。かかる場合には、大当たり信号出力部240が外部に大当たり信号を出力することを中止するといった処理を行うと良い。この場合、図6において、ステップS18とステップS19の間に、予告演出パターンが表示中であるか否かを判断するステップを設け、このステップにて予告演出パターンが表示中でない場合にステップS19に進むようし、表示中の場合は、大当たり信号を出力することなくそのまま終了するようにすれば良い。
あるいは、「大当り?」のメッセージが表示されている間は、パチンコ機P1〜P10は、新たな保留球乱数について先読み判定部130による判定を行わないようにしても良い。
これらの構成によれば、「大当り?」のメッセージが表示されているにもかかわらず、再度「大当り?」のメッセージを表示するための制御を実行することで生じるかもしれない制御上のトラブル(プログラムのバグなど)を未然に防ぐことができる利点がある。
3 遊技盤
17 特別図柄表示装置
31 遊技領域
37 始動入賞口(始動口)
34 演出表示装置(演出装置)
110 特別図柄抽選部(電子抽選手段)
111 特別図柄用乱数発生部(特別図柄用乱数発生手段)
112 特別図柄用乱数取得部(特別図柄用乱数取得手段)
113 特別図柄当否判定部(特別図柄当否判定手段)
115 保留球乱数記憶部
130 先読み判定部(先読み判定手段)
160 大当たり遊技制御部(大当たり遊技制御手段)
220 演出表示制御部(演出装置制御手段)
240 大当たり信号出力部(大当たり信号出力手段)
245 タイマ
250 外部信号入力部
270 予告演出パターン記憶部(予告演出記憶部)
17 特別図柄表示装置
31 遊技領域
37 始動入賞口(始動口)
34 演出表示装置(演出装置)
110 特別図柄抽選部(電子抽選手段)
111 特別図柄用乱数発生部(特別図柄用乱数発生手段)
112 特別図柄用乱数取得部(特別図柄用乱数取得手段)
113 特別図柄当否判定部(特別図柄当否判定手段)
115 保留球乱数記憶部
130 先読み判定部(先読み判定手段)
160 大当たり遊技制御部(大当たり遊技制御手段)
220 演出表示制御部(演出装置制御手段)
240 大当たり信号出力部(大当たり信号出力手段)
245 タイマ
250 外部信号入力部
270 予告演出パターン記憶部(予告演出記憶部)
Claims (2)
- 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた始動口と、この始動口に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う電子抽選手段と、この電子抽選手段による抽選結果を、特別図柄を変動させた後に停止させる表示態様によって表示する特別図柄表示装置と、前記電子抽選手段の抽選結果に基づいた所定の演出を行う演出装置と、この演出装置の動作を制御する演出装置制御手段と、前記電子抽選手段による抽選結果が大当たりである場合に通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技を提供する大当たり遊技制御手段と、を備え、
前記電子抽選手段は、特別図柄用の乱数を発生させる特別図柄用乱数発生手段と、この特別図柄用乱数発生手段により発生した特別図柄用乱数の中から1つの乱数を前記始動口に遊技球が入賞したことを契機に取得する特別図柄用乱数取得手段と、この特別図柄用乱数取得手段により取得した特別図柄用乱数が大当たりであるか否かを判定する特別図柄当否判定手段と、前記特別図柄の変動中に前記特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数を、所定個数の上限まで保留球乱数として順次記憶する保留球乱数記憶部と、を有するパチンコ機において、
前記保留球乱数記憶部に記憶されている保留球乱数が大当たりであるか否かの判定を、当該保留球乱数に基づく遊技が開始されるより前に行う先読み判定手段と、
前記先読み判定手段による判定結果が大当たりであった場合に、大当たりであることを示す大当たり信号を外部へ出力する大当たり信号出力手段と、
電気的に接続されている他のパチンコ機が大当たりであるか否かの判定に基づいて生成した外部信号を入力する外部信号入力部と、
前記先読み判定手段による判定結果を示す予告演出が記憶された予告演出記憶部と、
を備え、
前記演出装置制御手段は、前記大当たり信号出力手段が前記大当たり信号を出力したとき、または、前記外部信号入力部に前記外部信号が入力されたときに、前記予告演出記憶部に記憶されている前記予告演出を前記演出装置に行わせる
ことを特徴とするパチンコ機。 - 請求項1の記載において、前記大当たり信号出力手段による前記大当たり信号の出力を遅延させるためのタイマを備え、前記先読み判定手段による判定は、前記特別図柄用乱数取得手段が取得した特別図柄用乱数が前記保留球乱数として前記保留球乱数記憶部に記憶されたときに行われ、前記タイマによる遅延時間は、前記先読み判定手段による判定が行われたときから前記先読み判定手段が判定した保留球乱数に基づく遊技における特別図柄の変動が停止するときまでの時間の範囲内で予め定めた時間に設定されることを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009132407A JP2010274053A (ja) | 2009-06-01 | 2009-06-01 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010274053A true JP2010274053A (ja) | 2010-12-09 |
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ID=43421542
Family Applications (1)
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JP2009132407A Pending JP2010274053A (ja) | 2009-06-01 | 2009-06-01 | パチンコ機 |
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JP (1) | JP2010274053A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013027444A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Sophia Co Ltd | スロットマシン |
JP2013154132A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2018139638A (ja) * | 2017-02-27 | 2018-09-13 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
-
2009
- 2009-06-01 JP JP2009132407A patent/JP2010274053A/ja active Pending
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