JP2012147822A - 消火栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放水試験によるノズル付きホース内のゴミ等の付着を防止し、長期間に渡ってホース付きノズルを良好な状態に確保できる消火栓装置を提供する。
【解決手段】消火栓装置はノズル付きホースと消火栓弁の間に点検構造のメンテナンス用装置44を設け、メンテナンス用装置44は、水圧試験治具のスリーブを蓋部材68を外してアダプタ接続口64に挿入した場合に、スリーブ先端を継手本体内の隔壁60に形成した連通穴62内に位置させ、連通穴62と2次ポート58を仕切ると同時に外部のホース接続口を、スリーブを経由して1次ポート56と連通させ、放水点検を可能とする。アダプタ接続口64を閉鎖する蓋部材68の内側にはストレーナ装置72が取り付けられている。点検時には放水点検治具を装着するために蓋部材68を外すことから、ストレーナ装置72が外部に必ず取り出され、ストレーナ装置72の状態が確認できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、火災発生時に筐体の消火栓扉を開いてノズル付きホースを引き出して消火するトンネル用の消火栓装置に関する。
従来、自動車専用道路などのトンネル内には、火災発生時に備えて消火栓装置が設置されるが、消火栓装置に設けたノズル付きホースがゴミ等で詰まったり、ホースが破けたり、調圧機能などの配管系が故障したりして、消火作業が行えなくなることを防ぐために定期的に放水試験を行っている。放水試験は、消火栓装置内に収納されたホースを引き出して実際に放水し、圧力測定やホースの破損確認を行い、試験終了後にホースを巻き上げて収納している。
しかし、このような放水試験は多くの手間と時間がかかることから、簡易的な放水試験として、消火栓装置のホースを接続した給水配管に設けた消火栓弁の2次側に継手構造のメンテナンス用装置を取り付け、放水試験時には、メンテナンス用装置に試験用ノズルが一端に接続された試験用ホースで構成される水圧試験治具を取り付けて試験用ノズルから放水試験を行い、放水圧を測定することで、ホースの引き出しと収納をしなくともノズル放水状態と水圧の確認ができるようにしている。
特開2003−038676号公報
しかしながら、このような消火栓装置においては、メンテナンス装置により簡易的な放水試験はできても、火災時に実際に使用するノズル付きホース内のゴミ等のツマリやホースの破損状態は確認できない。そのため、実際にノズルホースから実放水試験を行う必要があるが、その放水試験を行うことで、ノズルやホース内に給水源から流れてきたゴミが付着して、試験を行う度にノズル及びホース内にゴミ詰まりが発生する可能性がある。
本発明は、放水試験によるノズル付きホース内のゴミ等の付着を防止し、長期間に渡ってホース付きノズルを良好な状態に確保できる消火栓装置を提供することを目的とする。
本発明は、消火栓弁の2次側に接続されたノズル付きホースを備え、消火時にノズル付きホースをホース収容部から引き出して消火する消火栓装置において、
ノズル付きホースと消火栓弁の間にメンテナンス用装置を設け、
メンテナンス用装置は、
消火栓弁側に接続される1次ポートとノズル付きホース側に接続される2次ポートとの間を仕切る内部隔壁に連通穴を形成した装置本体と、
連通穴に相対して放水試験治具のスリーブを外部から挿入して固定され、スリーブを連通穴に位置させて連通穴と2次ポートを仕切ると同時に外部の試験用ホースをスリーブを経由して1次ポートと連通させるアダプタ接続口と、
装置本体の開口から着脱自在に装置内に挿入され、1次ポートから流入して2次ポートに流れる消火用水を通過させて異物を除去するストレーナ装置と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、ストレーナ装置はアダプタ接続口から挿入され、前記放水試験治具またはストレーナ装置が選択して前記アダプタ接続口に固定される。
ストレーナ装置はアダプタ接続口を閉鎖する着脱自在な蓋部材の内側に装着する。
蓋部材は、内側に固定した前記ストレーナ装置で除去されたゴミ等の異物を溜めるゴミ溜り部を設ける。
またストレーナ装置は、
先端を前記連通穴に挿入配置し、円筒状のスクリーン部材と、
スクリーン部材よりも先端に、連通穴の挿入位置を越えて延在し、先端側に通水口を形成したヘッド部材とを備える。
またストレーナ装置は、
先端を前記連通穴内に挿入配置したコイル状のバネ部材と、
バネ部材の外側に配置された円筒状のスクリーン部材と、
バネ部材の先端に固定され、連通穴の挿入位置を越えて延在し、先端側に通水口を形成したヘッド部材と、
を備える。
またストレーナ装置は、先端を連通穴内のシールリングに挿入配置し、周囲に複数の通水穴を形成した円筒体で構成する。
またストレーナ装置は、先端を連通穴開口面に配置したシートパッキンに当接配置し、周囲に複数の通水穴を形成した円筒体で構成する。
またストレーナ装置は、
先端を連通穴に配置し、周囲に複数の通水穴を形成した円筒体と、
円筒内に回転自在に配置され、ブラシ先端を円筒内面に摺接したブラシ部材と、
流入する水流によりブラシ部材を回転させる水車と、を備える。
本発明によれば、放水試験のために水圧試験治具を装着する継手構造のメンテナンス用装置において、放水試験の時はメンテナンス用装置に試験治具を接続して放水試験を行えると共に、さらにメンテナンス用装置にストレーナ装置を挿入したことで、実火災に使用するノズル付きホース内にゴミが溜まることを確実に防ぐことができ、実火災時に確実に消火作業を行うことができる。
また、メンテナンス用装置に、ストレーナ装置か水圧試験治具を選択接続する構成としたことで、いずれの装置も容易に設置、交換することができる。また、ストレーナ装置の清掃を容易に行うことができる。
また、アダプタ接続口を閉鎖する蓋部材の内側にストレーナ装置が装着された構成にすれば、アダプタ接続口を閉鎖している蓋部材の取外しに伴いストレーナ装置も外すこととなり、蓋部材の内側に装着しているストレーナ装置の点検を簡単且つ容易に行うことができる。またストレーナ装置か水圧試験治具を選択接続する構成としたことで、ストレーナ装置の点検忘れも起きることはない。
また放水試験が終了した場合、内側にストレーナ装置を装着した蓋部材を点検用継手のアダプタ接続口に挿入して閉鎖することから、蓋部材の挿入固定に伴い同時にストレーナ装置の組み込みが簡単且つ容易にできる。
またストレーナ装置に水流により回転するブラシ部材を設けたため、放水中にストレーナ装置で除去されて通水穴に付着しているゴミ等の異物をブラシ回転により除去することで、ストレーナ装置に形成している多数の通水穴の詰まりを放水しながら清掃できる。
本発明による消火栓装置を正面から示した説明図 図1について扉側を外して内部構造を示した正面図 図1について内部構造を示した平面図 消火栓装置に設けたストレーナ付きメンテナンス用装置を取り出して示した断面図 図4のストレーナ装置を取り出して一部断面で示した説明図 本発明に用いる水圧試験治具を示した説明図 点検用継手に対する水圧試験治具の装着を示した説明図 消火栓装置に設けるストレーナ付きメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図 図8のストレーナ装置を取り出して一部断面で示した説明図 消火栓装置の他の実施形態について扉側を外して内部構造を示した正面図 図10についてメンテナンス用装置を配置したバルブ配管系統を取り出して示した平面図 図11のメンテナンス用装置を取り出して示した断面図 図11のメンテナンス用装置に装着する水圧試験治具を示した説明図 図11のメンテナンス用装置に対する図13の水圧試験治具の装着を示した説明図 ゴミ溜り部を備えたメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図 シートパッキンを用いたメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図 図16のメンテナンス用装置に装着する水圧試験治具を示した説明図 図16のメンテナンス用装置に対する水圧試験治具の装着を示した説明図 ストレーナ洗浄機構を備えたメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図 図19のメンテナンス用装置に設けたストレーナ装置を取り出して示した説明図 図19のメンテナンス用装置に装着する水圧試験治具を示した説明図 図21の水圧試験治具に設けたストレーナ装置を取り出して示した説明図 図19のメンテナンス用装置に対する水圧試験治具の装着を示した説明図
図1は本発明によるストレーナ装置付きの点検用継手を備えた消火栓装置を正面から示した説明図である。図1において、消火栓装置10は架台11の上に設置されており、右側前面に、下側を軸に手前に開く消火栓扉12と、上側を軸に上向きに開く保守扉14を設け、更に左側に消火器扉16を設けている。消火器扉の右側には通報装置扉18が設けられ、ここに赤色表示灯20、発信機21及び応答ランプ22を設けている。赤色表示灯20は常時点灯し、消火栓装置10の設置場所が遠方から分かるようにしている。
火災時には発信機21を押してスイッチ釦をオンすると、発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて応答ランプ22を点灯するようにしている。
図2は図1について扉側を外して内部構造を示した正面図である。図2において、消火栓装置10の中央部にはホース収納部24が形成され、その右側にバルブ類収納部26を形成している。
ホース収納部24にはU字型に形成したバケットフレーム34が対向側に配置され、その両側にはホースバケット30が取り付けられ、内部にホース28を内巻きして収納している。ホース収納部24の右側に配置したバルブ類収納部26には、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口35からホース継手46に至る給水配管系統に、給水弁36、消火栓弁38、自動調圧弁40、自動排水弁42、更に継手構造のメンテナンス用装置44を設けており、メンテナンス用装置44の2次側をホース継手46として、ここにホース28の1次側のホース端部を接続している。またメンテナンス用装置44内には後の説明で明らかにするように通常時はストレーナ装置が組み込まれている。
図3は図1について内部構造を示した平面図である。図3において、ホース収納部24の手前側にバケットフレーム34が配置され、バケットフレーム34の両側にはホースバケット30が取り付けられ、これによってホース収納部24を仕切り形成し、内部にホース28が内巻き状態で収納されている。
ホース収納部24及びバルブ類収納部26の前面の開口側には消火栓扉12が設けられ、図示の開放状態で消火栓扉12の内側に、ホース28の先端に接続したノズル48をノズルホルダ47に嵌め込んで収納しており、ホース収納部24から引き出されたホース28は扉内面に配置した2本の逆U字型のホースガイド50を通って引き出されている。
また消火栓扉12の内側の右端には消火栓弁開閉レバー52が設けられており、消火栓弁開閉レバー52はワイヤーにより図2に示した消火栓弁38に接続され、レバー操作によるワイヤーの動きで消火栓弁38を開閉するようにしている。
消火栓弁開閉レバー52を図示の閉鎖位置から手前の開放位置に操作すると、消火栓弁36が開放位置に作動される。同時に、消火栓弁開閉レバー52の背後に設置しているスイッチがオンし、これによってポンプ設備に信号が送られ、ポンプ設備が起動され、加圧消火用水が供給される。
開放位置に消火栓弁56が作動されると、配管内の圧力が上昇し、自動排水弁42は閉鎖状態に移行される。これによって、給水接続口35から加圧された消火用水を自動調圧弁40を通して所定圧に調圧した後、メンテナンス用装置44を経由してホース28側に供給し、ノズル48から放水することができる。
図4は消火栓装置に設けたメンテナンス用装置を取り出して示した断面図である。図4において、メンテナンス用装置44は玉形弁の弁ボディに似た形状の継手本体54の一方に1次ポート56を形成すると共に反対側に2次ポート58を形成し、その間に隔壁60を設けて1次ポート側と2次ポート側とに分け、隔壁60には連通穴62が開口している。
隔壁60の連通穴60に相対した両側の継手本体54の位置にはネジ穴を備えたアダプタ接続口64,66が形成され、それぞれ蓋部材68,70を捩じ込み固定して閉鎖している。なお、アダプタ接続穴66と蓋部材70は水圧試験治具以外の別の試験治具を装着するために使用するが、本発明の実施形態にあっては必ずしも設ける必要はない。
下側に位置する蓋部材68の内部にはストレーナ装置72が装着固定されており、ストレーナ装置72の先端は隔壁60の連通穴62を通って先端が2次ポート側に飛び出しており、1次ポート56から流入した消火用水をストレーナ装置72を通して2次ポート58に流すことで、1次側消火用水に混入しているゴミ等の異物をストレーナ装置72で除去し、2次ポート58側に接続しているノズル付きホースにゴミ等の異物が流入してノズル詰まりなどが起きないようにして長期にわたって良好な状態を保つことができる。
図5は図4に示したストレーナ装置を取り出して一部断面で示した説明図である。ストレーナ装置72は、蓋部材68の内側に形成した円筒窪み中に金属製の円筒体72の先端を嵌入れ、先端側にヘッド部材80を嵌入れている。円筒体74の周囲には複数の通水穴76が形成され、その外側を覆って網目構造をもつスクリーン78を配置している。円筒体74は外側に配置したスクリーン78の円筒形状を保持するように支えている。
ヘッド部材80は図4に示したメンテナンス用装置44の連通穴62に位置する環状部81を底部として先端側に絞られた円錐体であり、円錐体の周面に複数の通水口82を形成している。連通穴62に接触する環状部81の周囲にOリングなどを備えてシールされる。
ストレーナ装置72の内部には軸芯部材84が配置され、軸芯部材84の一端は蓋部材68にねじ込み固定され、他端はヘッド部材80の先端を貫通して取り出され、先端のねじ部にナットをねじ込むことで、ヘッド部材80、円筒体74及びスクリーン78を軸方向に締め付け固定し、消火用水の通過による押圧力を受けても円筒形状を維持できるようにしている。
図6はメンテナンス用装置に装着して簡易的な水圧試験を行う水圧試験治具を示した説明図である。水圧試験治具90は、鍔部94とねじ部96を形成したアダプタ92の一端に先端を閉鎖した盲スリーブ98を備えると共に他端に配管接続口95を備え、配管接続口95に試験用ノズル106と圧力計108を装着した試験用ホース104を装着している。盲スリーブ98の端部にはOリング102が装着され、その背後の周面に連通穴100を複数形成し、内部通路を介して配管接続口95に連通させている。
図7はメンテナンス用装置に対する水圧試験治具の装着を示した説明図である。メンテナンス用装置44に水圧試験治具90を装着する場合には、まず図4に示したメンテナンス用装置44の下部に設けている蓋部材68のねじを緩める方向に回して取り外すことになる。蓋部材68を取り外すと、蓋部材68の内側に装着しているストレーナ装置72が外部に取り出され、ストレーナ装置72を点検することができる。ストレーナ装置72にもしゴミ等の異物が付着していたら清掃により除去する。
このように水圧試験治具90を装着するために蓋部材86を取り外すことで、蓋部材86の内側に装着しているストレーナ装置72の点検が必ず行われることになる。
続いて図7に示すようにメンテナンス用装置44のアダプタ接続口64に、水圧試験治具90のスリーブ98を挿入してアダプタ92をねじ込み固定すると、盲スリーブ98の先端のOリング102が連通穴62に嵌り込み、1次ポート56に対し2次ポート58側を仕切ると共に、盲スリーブ98の連通穴100から内部を通って試験用ノズル106と圧力計108を装着した試験用ホース104側に1次ポート56を連通させる。
水圧試験治具90をメンテナンス用装置44に装着して行う水圧試験は、図3に示したように、開放した消火栓扉12の内側に配置している消火栓弁開閉レバー52を開位置に操作し、これにより消火栓弁38を開くと共に消火ポンプを起動し、加圧された消火用水を図2の消火栓弁38、自動調圧弁40からメンテナンス用装置44に装着した水圧試験治具90の試験用ホース104に供給し、試験用ノズル106から放水される。この試験放水時の水圧を圧力計108で読取ることで、自動調圧弁40による調圧後の放水圧を確認できる。
水圧試験治具90をメンテナンス用装置44に装着して行った水圧試験が終了したならば、メンテナンス用装置44から水圧試験治具90を取外し、ストレーナ装置72を装着した蓋部材86をアダプタ接続口64に挿入してねじ込み固定することで、同時にストレーナ装置72の組み込み固定が行われる。
図8は消火栓装置に設けたメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図であり、図9は図8に示したストレーナ装置を取り出して一部断面で示す。
図8及び図9において、ストレーナ装置72は、蓋部材68の内側に形成した円筒窪み中にコイル状に巻き回したバネ部材110の先端を嵌入れ、先端側にヘッド部材80を嵌入れている。バネ部材110の外側には網目構造をもつスクリーン78を配置している。バネ部材110はスクリーン78を内側から支持して円筒形状を保つようにしている。
ヘッド部材80は図4に示したメンテナンス用装置44の連通穴62に位置する環状部81を底部として下端側に絞られた円錐体であり、円錐体の周面に複数の通水口82を形成している。
ストレーナ装置72の内部には軸芯部材84が配置され、軸芯部材84の一端は蓋部材68にねじ込み固定され、他端はヘッド部材80の先端を貫通して取り出され、先端のねじ部にナットをねじ込むことで、ヘッド部材80、バネ部材110及びスクリーン78を軸方向に締め付け固定し、消火用水の通過による押圧力を受けてもスクリーン78の円筒形状を保てるようにしている。
本実施形態にあっては、スクリーン78の円筒形状を保つ部材としてバネ部材112を使用したことで、図5のストレーナ装置72のスクリーン78を支えるために設けた通水穴76を形成した円筒体74に比べ、構造を簡単にしてコストを低減することができる。
図10は消火栓装置の他の実施形態について扉側を外して内部構造を示した正面図である。図10において、筐体右側開口部の左側にはホース収納空間が形成され、右側にバルブ類収納空間を形成している。ホース収納空間には、その周囲を囲んでホース28を押えるホースバケット30が設けられ、ホースバケット30及び筐体内壁で囲まれたホース収納空間にホース28を内巻きして収納している。
ホースバケット28は、格子状のフレーム配置により扉開口の左右方向における略中央となる位置にホース取出口31を仕切り形成している。ホースバケット28の右側には、ホース取出口31から引き出したホース28の先端に装着しているノズル48を横向きで着脱自在に保持している。
ホース収納空間の右側に配置したバルブ類収納空間には、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口35からホース接続口に至る配管系統に、給水弁36及び操作案内板の背後に消火栓弁及び自動調圧弁を含むノズル放水系統を設け、更に継手構造のメンテナンス用装置120を設けている。メンテナンス用装置120の2次側にはホース継手46が設けられ、ここにホース28の1次側のホース端部を接続している。
消火栓弁に対しては消火栓弁開閉レバー52が設けられ、操作案内板の裏側に配置された消火栓弁を開閉する。同時に消火栓弁開閉レバー52の背後に設置している弁開閉検出スイッチがオンし、これによってポンプ設備にポンプ起動信号が送られ、ポンプ設備が起動される。放水を停止する際には、消火栓弁開閉レバー52を元の上向き位置に戻すと消火栓弁が閉じ、同時に弁開閉検出スイッチがオフとなってポンプ設備の運転停止が行われる。
また給水弁36の手前にはポンプ起動スイッチ37が配置される。給水弁36及びポンプ起動スイッチ37は消防隊が消火時に操作する機器であり、消火栓扉を開いても保守扉14により隠されており、消火栓装置を操作しようとする一般ユーザに見せないことで、不要な混乱を起させないようにしている。
図11は図10のメンテナンス用装置を配置したノズル放水系統を取り出して示した説明図であり、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口35からホース継手46に至る配管系統に、給水弁36、消火栓弁38、自動調圧弁40、及びメンテナンス用装置120を設けている。メンテナンス用装置120にはストレーナ装置122が内蔵されている。なお、自動調圧弁40に代えて定流量弁を用いても良い。
図12は図11のメンテナンス用装置を取り出して示した断面図である。図12において、メンテナンス用装置120は装置本体121の一方に1次ポート126を形成すると共に反対側に2次ポート128を形成し、その間に隔壁125を設けて1次ポート側と2次ポート側とに分け、隔壁125には連通穴127が開口している。
装置本体121の連通穴127に相対した斜め下方向にはアダプタ接続口として機能する分岐ポート130が形成され、ワンタッチ着脱機構132により蓋部材124を着脱自在に装着して閉鎖している。
分岐ポート130側に位置する蓋部材124の内側にはストレーナ装置122が装着固定されている。ストレーナ装置122は周囲に複数の通水穴を形成したステンレス製の円筒体であり、一端を蓋部材124の内側に固定すると共に他端を連通穴137の内面に配置したOリング134に挿入配置し、1次ポート126と2次ポート128を仕切り、1次ポート126から流入した消火用水を、ストレーナ装置122を通して2次ポート128に流すようにしている。火災時には消火栓弁開閉レバー52を開放して消火栓弁を開放すると、消火用水がメンテナンス用装置120の1次ポート126に入り、ストレーナ装置122の一端開口部から内部に流れて通水穴を介すことでゴミ等が除去され、2次ポート128からノズル付きホース28へ流れて放水することでゴミ詰まりを防いで消火活動が行われる。
図13は図11のメンテナンス用装置に装着する水圧試験治具を示した説明図である。図13において、水圧試験治具90は、両端に開放した円筒体であるスリーブ140をアダプタ135の内側に固定し、アダプタ135にはワンタッチ着脱嵌合部138が設けられ、またアダプタ135の外側にはスリーブ140に連通したエルボ136を設け、エルボ136に対し試験用ノズル106と圧力計108を装着した試験用ホース104を連結している。
スリーブ140の流入側開口部の内側にはストレーナ装置142が固定されている。ストレーナ装置142は周囲に多数の通水穴を形成した円筒体であり、流入側は開口され、流出側は閉鎖されており、流入した消火用水を、ストレーナ装置142を通して試験用ホース104に流すようにしている。
図14は図12のメンテナンス用装置に対する図13の水圧試験治具の装着を示した説明図である。図14において、メンテナンス用装置120に水圧試験治具90を装着する場合には、まず図12に示したメンテナンス用装置120の分岐ポート130側に設けている蓋部材124をワンタッチ着脱機構132の操作により取り外す。
蓋部材124を取り外すと、蓋部材124の内側に装着しているストレーナ装置122が外部に取り出され、ストレーナ装置122を点検することができる。またストレーナ装置122にもしゴミ等の異物が付着していたら清掃により除去する。
このように水圧試験治具90を装着するために蓋部材124を取り外すことで、蓋部材124の内側に装着しているストレーナ装置122の点検が必ず行われることになる。
続いて図14に示すようにメンテナンス用装置120の分岐ポート130に、水圧試験治具90のスリーブ140を挿入してワンタッチ着脱嵌合部138を分岐ポート132側のワンタッチ着脱受け部132aに嵌着して固定すると、スリーブ140の先端が図12に示したストレーナ装置120の場合と同様、連通穴127に挿入されてOリング134に嵌り込み、1次ポート126と2次ポート128を分離すると共に、1次ポート126を分岐ポート130に連通し、ストレーナ装置142、アダプタ135及びエルボ136の内部を通って試験用ノズル106と圧力計108を装着した試験用ホース104側に1次ポート126を連通させる。
水圧試験治具90をメンテナンス用装置120に装着して行う水圧試験は、図10に示したように、開放した消火栓扉の内側に配置している消火栓弁開閉レバー52を放水位置に操作し、これにより消火栓弁38を開くと共に消火ポンプを起動し、加圧された消火用水を図14の消火栓弁38、自動調圧弁40からメンテナンス用装置120に装着した水圧試験治具90の試験用ホース104に供給し、試験用ノズル106から放水される。
この試験放水時の水圧を圧力計108で読取ることで、自動調圧弁40による調圧を確認できる。また試験放水の際に消火用水に混入しているゴミ等の異物はスリーブ140内に配置したストレーナ装置142で除去され、試験用ホース104及び試験用ノズル106の詰まりを防ぐ。
水圧試験治具90をメンテナンス用装置120に装着して行った水圧試験が終了したならば、メンテナンス用装置120から水圧試験治具90を取外し、ストレーナ装置122を装着した蓋部材124をワンタッチ着脱機構132により、嵌め込み固定することで、同時にストレーナ装置122の組み込み固定が行われる。
図15はゴミ溜り部を備えたメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図である。図15において、メンテナンス用装置120の構造は基本的に図10の実施形態と同じであるが、蓋部材124の内側にゴミ溜り部140を形成している。
消火用水の放水時に消火用水はメンテナンス用装置120に設けたストレーナ装置122を通って1次ポート126から2次ポート128に流れ、消火用水に混入しているゴミはストレーナ装置122で除去され、ストレーナ内部に残って滞留しているゴミは下部に位置するゴミ溜り部140に入り、ストレーナ装置122を通過する水流を妨げないようにする。これによりストレーナ装置122でのゴミ詰まりの間隔を長期化し、ストレーナの詰まりによる放水障害を防ぐことができる。
図16はメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図である。図16において、本実施形態のメンテナンス用装置122は蓋部材124の内側に装着固定したストレーナ装置120の連通穴127に対する配置構造として、連通穴127の分岐ポート130側の開口面にシートパッキン144を配置し、多数の通水穴を周囲に形成した円筒体であるストレーナ装置122の先端をシートパッキン144に押圧して1次ポート126と2次ポート128を仕切り、1次ポート126から流入した消火用水をストレーナ装置122を通して2次ポート128に流すようにしている。それ以外の構成は図12の実施形態と同じである。
図17は図15のメンテナンス用装置に装着する水圧試験治具を示した説明図である。図17において、本実施形態の水圧試験治具90は、アダプタ135の内側に両端を開口した円筒体であるスリーブ140を固定し、スリーブ140の先端開口部の内側にストレーナ装置142を固定している。
スリーブ140の流入側の端面140aは、図16に示したメンテナンス用装置120に装着した場合に、連通穴127の開口面に配置したシートパッキン144に当接してシールできる軸方向の寸法としている。それ以外の構成は図13の試験用治具90と同じになる。
図18は図16のメンテナンス用装置に対する図17の水圧試験治具の装着を示した説明図である。図18において、メンテナンス用装置120の分岐ポート130に、水圧試験治具90のスリーブ140を挿入してワンタッチ着脱嵌合部138を分岐ポート132側のワンタッチ着脱受け部132aに嵌着して固定すると、スリーブ140の先端が図12に示したストレーナ装置120の場合と同様、連通穴127の開口面に配置したシートパッキン144に当接してシールされ、1次ポート126と2次ポート128を分離すると共に、1次ポート126を分岐ポート130に連通し、ストレーナ装置122、アダプタ135及びエルボ136の内部を通って試験用ノズル106と圧力計108を装着した試験用ホース104側に1次ポート126からの消火用水を流して試験放水することができる。
図19はメンテナンス用装置の他の実施形態を示した断面図であり、ストレーナ装置に自動清掃機構を設けたことを特徴とする。図19において、本実施形態のメンテナンス用装置120は蓋部材124の内側に装着固定したストレーナ装置120の流入側に水車145を配置し、ストレーナ装置122に流入する水流により水車145を回転し、ストレーナ装置122内に設けているブラシ部材を回転してストレーナ装置を自動清掃する。水車145については流入側から見た平面形状を取り出して併せて示している。それ以外の構成は図12の実施形態と同じである。この水車機構によりストレーナ装置の目詰まりを防ぐことができる。
図20は図19のメンテナンス用装置に設けたストレーナ装置を取り出して示した説明図であり、図20(A)に縦方向の断面を、図20(B)に図20(A)のX−X断面を示している。
図20において、ストレーナ装置122はストレーナ本体148を備え、ストレーナ本体148は両端に開口した円筒体の周囲に多数の通水穴150を形成している。ストレーナ本体148の両端開口側には放射状の梁をもつ支持部材158,162により軸受部156,160が支持され、軸受部156,160には先端に水車145を装着したシャフト154が回転自在に支持される。
シャフト154のストレーナ本体148内となる位置にはブラシ軸165が装着され、ブラシ軸165にはスパイラル状にブラシ164が植設され、ストレーナ本体148の内周面にブラシ164の先端を摺接させている。
このようなストレーナ装置122を備えた図19のメンテナンス用装置120にあっては、消火用水の放水時に1次ポート126からの消火用水はストレーナ装置122に流入する際に水車145を回転させ、これに伴いストレーナ装置122内に図20に示すように配置しているブラシ164が回転し、ストレーナ本体148の通水口150の内側にゴミ等の異物が付着した場合、ブラシ164の摺動回転により清掃除去され、除去されたゴミは下部に位置する蓋部材124の内側の部分に溜まることになる。
図21は図19のメンテナンス用装置に装着する水圧試験治具を示した説明図である。図21において、本実施形態の水圧試験治具90は、アダプタ135の内側に両端を開口した円筒体であるスリーブ140を固定し、スリーブ140の先端開口部の内側にストレーナ装置142を固定し、ストレーナ装置142の流入側には水車168が配置され、ストレーナ装置142に流入する消火用水により水車168を回転し、ストレーナ装置142内に設けているブラシを回転するようにしている。それ以外の構成は図13の試験用治具90と同じになる。
図22は図21の水圧試験治具に設けたストレーナ装置を取り出して断面で示した説明図である。図22において、ストレーナ装置142はスリーブ140の流入側の端面140aの内側にビス175によりストレーナ装置142を固定している。ストレーナ本体142は両端に開口した円筒体となるストレーナ本体170の周囲に多数の通水穴172を形成している。
ストレーナ本体148の流入側開口には放射状の梁をもつ支持部材により軸受部176が支持され、ストレーナ本体170の流出側となる先端底部の内側には軸受部178を配置し、軸受部176,178には先端に水車168を装着したシャフト174が回転自在に支持される。
シャフト174の外周軸方向にはスパイラル状にブラシ180が植設され、ストレーナ本体170の内周面にブラシ180の先端を摺接させている。
図23は図19のメンテナンス用装置に対する図21の水圧試験治具の装着を示した説明図である。図23において、メンテナンス用装置120の分岐ポート130に、水圧試験治具90のスリーブ140を挿入してワンタッチ着脱嵌合部138を分岐ポート132側のワンタッチ着脱受け部132aに嵌着して固定すると、スリーブ140の先端が図19に示したストレーナ装置120の場合と同様、連通穴127の内側に配置したOリング134に挿入してシールされ、1次ポート126とに2次ポート128を分離すると共に、1次ポート126を分岐ポート130に連通し、ストレーナ装置142、アダプタ135及びエルボ136の内部を通って試験用ノズル106と圧力計108を装着した試験用ホース104側に1次ポート126からの消火用水を流して試験放水することができる。
このとき1次ポート126からの消火用水はストレーナ装置142に流入する際に水車168を回転させ、これに伴いストレーナ装置142内に図22に示すように配置しているブラシ180が回転し、ストレーナ本体170の通水口172の内側にゴミ等の異物が付着した場合、ブラシ180の摺動回転により清掃除去され、除去されたゴミはストレーナ装置142の下部に位置する先端内側の部分に溜まることになる。
なお、図16及び図19のメンテナンス用装置120の実施形態についても、図15の実施形態と同様、蓋部材124の内部にゴミ溜り部140を設けるようにしても良い。
また、図19のメンテナンス用装置120の実施形態は連通穴127にOリング134を設けてストレーナ装置122を挿入しているが、図16の実施形態のように、連通穴127の開口面にシートパッキン144を配置してストレーナ装置122の先端を当接シールする構造としてもよい。
また、図12,図15、図16及び図19のメンテナンス用装置120の実施形態にあっては、水圧試験治具90を装着する分岐ポート130を側面斜め下向きとしているが、それ以外に正面斜め下向きに配置しても良い。
また、上記の実施形態にあっては、ノズル放水系統として消火栓弁、自動調圧弁及びメンテナンス用装置の順に配置しているが、メンテナンス用装置を消火栓弁の2次側に配置するものであれば、どのような順番に配置しても良い。
また、メンテナンス装置44への蓋部材68,70及び水圧試験治具90は捩じ込みにより固定される構成としているが、これに限らず、ホースなどの連結に使用する着脱が容易なワンタッチ連結金具により連結する様にしても良い。
また図4のストレーナ装置72はメンテナンス用装置64の1次ポート側に配置しているが、2次ポート側に配置しても良い。つまり蓋部材70を外してストレーナ装置を挿入し、消火用水はストレーナ装置のヘッド部材80から内部に流入し、通水穴76を介して2次ポート側に流れる様にしてもよい。同様に、水圧試験治具90もメンテナンス用装置44の2次ポート側の蓋部材70から挿入しても良い。この場合は、水圧試験治具90のアダプタ92の連通穴100を削除すると共に底面を開口した構成とすれば良く、メンテナンス用装置に流入した消火用水はアダプタ92の端部(図6の底面)の開口部から試験用ホース104に流入し、放水試験を行うことができる。
また、図16のストレーナ装置及び図18の水圧試験治具を、図4のメンテナンス用装置に適用して、一方の蓋部材68からストレーナ装置を固定し、他方の蓋部材70から水圧試験治具を固定することができ、互いにメンテナンス用装置内で干渉することがなく同時に固定する構成としても良い。この場合にはストレーナ装置固定用蓋部材と水圧試験治具固定用蓋部材と用途が異なるので、水圧試験時に蓋部材を外せばストレーナ装置の取り外しも同時にできるという上記実施形態の効果が得られないが、消火栓装置のメンテナンス用装置において、ストレーナ装置の清掃作業と放水試験を共に容易に行うことができる効果が得られる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:消火栓装置
24:ホース収納部
28:ホース
38:消火栓弁
44,120:メンテナンス用装置
48:ノズル
52:消火栓弁開閉レバー
54:装置本体
56l,126:1次ポート
58,128:2次ポート
60,125:隔壁
64,66:アダプタ接続口
68,70,124:蓋部材
72,122,142:ストレーナ装置
74:円筒体
76:通水穴
78:スクリーン
80:ヘッド部材
82:通水口
84:軸芯部材
90:水圧試験治具
92:アダプタ
98:盲スリーブ
104:試験用ホース
106:試験用ノズル
130:分岐ポート
134:Oリング
144:シートパッキン
145,168:水車
164:ブラシ

Claims (9)

  1. 消火栓弁の2次側に接続されたノズル付きホースを収納し、消火時に前記ノズル付きホースを引き出して消火する消火栓装置に於いて、
    前記ノズル付きホースと消火栓弁の間にメンテナンス用装置を設け、
    前記メンテナンス用装置は、
    前記消火栓弁側に接続される1次ポートとノズル付きホース側に接続される2次ポートとの間を仕切る内部隔壁に連通穴を形成した装置本体と、
    前記連通穴に相対して放水試験治具のスリーブを外部から挿入して固定され、前記スリーブを前記連通穴に位置させて前記連通穴と2次ポートを仕切ると同時に外部の試験用ホースを前記スリーブを経由して前記1次ポートと連通させるアダプタ接続口と、
    前記装置本体の開口から着脱自在に装置内に挿入され、前記1次ポートから流入して前記2次ポートに流れる消火用水を通過させて異物を除去するストレーナ装置と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
  2. 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記ストレーナ装置は前記アダプタ接続口から挿入され、前記放水試験治具または前記ストレーナ装置が選択して前記アダプタ接続口に固定されることを特徴とする消火栓装置。
  3. 請求項2記載の消火栓装置に於いて、
    前記アダプタ接続口を閉鎖する着脱自在な蓋部材の内側に前記ストレーナ装置を装着したこと特徴とする消火栓装置。
  4. 請求項3記載の消火栓装置に於いて、前記蓋部材は、内側に固定した前記ストレーナ装置で除去されたゴミ等の異物を溜めるゴミ溜り部を設けたことを特徴とする消火栓装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の消火栓装置に於いて、前記ストレーナ装置は、
    先端を前記連通穴に挿入配置し、円筒状のスクリーン部材と、
    前記スクリーン部材よりも先端に、前記連通穴の挿入位置を越えて延在し、先端側に通水口を形成したヘッド部材と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれかに記載の消火栓装置に於いて、前記ストレーナ装置は、
    先端を前記連通穴内に挿入配置したコイル状のバネ部材と、
    前記バネ部材の外側に配置された円筒状のスクリーン部材と、
    前記バネ部材の先端に固定され、前記連通穴の挿入位置を越えて延在し、先端側に通水口を形成したヘッド部材と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
  7. 請求項1乃至3のいずれかに記載の消火栓装置に於いて、前記ストレーナ装置は、先端を前記連通穴内のシールリングに挿入配置し、周囲に複数の通水穴を形成した円筒体であることを特徴とする消火栓装置。
  8. 請求項1乃至3のいずれかに記載の消火栓装置に於いて、前記ストレーナ装置は、先端を前記連通穴開口面に配置したシートパッキンに当接配置し、周囲に複数の通水穴を形成した円筒体であることを特徴とする消火栓装置。
  9. 請求項1乃至3のいずれかに記載の消火栓装置に於いて、前記ストレーナ装置は、
    先端を前記連通穴に配置し、周囲に複数の通水穴を形成した円筒体と、
    前記円筒内に回転自在に配置され、ブラシ先端を円筒内面に摺接したブラシ部材と、
    流入する水流により前記ブラシ部材を回転させる水車と、
    を備えたことを特徴とする消火栓装置。
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