JP2012146553A - リチウムイオン電池負極部材及び負極 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集電体上に固体電解質層20が積層してなり、固体電解質層20が固体電解質粒子21を含み、この固体電解質層20の空孔率が0.05以上0.8以下であるリチウムイオン電池負極部材。
【選択図】図1
Description
また、電気自動車等に使用する場合には、リチウムイオン電池の容量を増加させる必要がある。
そのため、電解質として固体電解質を用い、負極に金属リチウムを用いたリチウムイオン電池が開発された(例えば、特許文献1)。しかし、金属リチウム箔をリチウムイオン電池に用いると、固体電解質層と負極の接触が悪いため、又は、金属リチウム箔表面に生成した酸化膜の影響により、電池性能が低くなるという問題がある。
そこで、非特許文献1では、正極材としてLiCoO2、固体電解質としてLiponを用い、リチウム金属箔を用いずに、集電体上に金属リチウムを析出させるリチウムフリー電池を提案している。しかし、得られている電池容量は、放電電流量で0.1mAh程度と十分ではない。
1.集電体上に固体電解質層が積層してなり、前記固体電解質層が固体電解質粒子を含み、該固体電解質層の空孔率が0.05以上0.8以下であるリチウムイオン電池負極部材。
2.前記固体電解質粒子の粒径が0.1μm以上500μm以下である1に記載のリチウムイオン電池負極部材。
3.前記固体電解質層の上面から集電体まで固体電解質粒子が連続して接触している1又は2に記載のリチウムイオン電池負極部材。
4.前記固体電解質粒子が無機固体電解質である1〜3のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極部材。
5.前記固体電解質粒子が硫化物系固体電解質である1〜4のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極部材。
6.集電体上に固体電解質層が積層してなり、前記固体電解質層が固体電解質粒子と金属リチウムとを含み、下記式(1)の関係を満たすリチウムイオン電池負極。
0.03≦L/(L+S)≦0.95…(1)
(式中、Lはリチウムイオン電池負極中の金属リチウムの全体積であり、Sはリチウムイオン電池負極中の固体電解質粒子の体積の合計である。)
7.前記固体電解質粒子の粒径が0.1μm以上500μm以下である6に記載のリチウムイオン電池負極。
8.前記固体電解質層の上面から集電体まで固体電解質粒子が連続して接触している6又は7に記載のリチウムイオン電池負極。
9.固体電解質が無機固体電解質である6〜8のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極。
10.固体電解質が硫化物系固体電解質である6〜9のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極。
11.上記6〜10のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極を有する、リチウムイオン電池。
12.前記リチウムイオン電池負極の上に電解質層が積層されている11に記載のリチウムイオン電池。
13.前記リチウムイオン電池負極の上に正極層が積層されている11に記載のリチウムイオン電池。
本発明のリチウムイオン電池負極部材は、集電体層と固体電解質層が積層した構造を有している。
図1は、本発明の一実施形態の負極部材の概略断面図である。
負極部材1は、集電体層10と固体電解質層20を積層してある。固体電解質層20は固体電解質粒子21からなり、固体電解質粒子間には空孔22がある。
本発明では、固体電解質層20の空孔率が0.05以上0.8以下である。空孔率が0.05未満の場合、負極として使用する際に金属リチウムを収納する空間が十分に確保できず、電池容量が小さくなる。また、空孔は、収納された金属リチウムが集電体と電子伝導を持つ為に3次元的に繋がっている事が望ましいが、空孔率が0.05未満では、収納された金属リチウムが集電体と電子伝導を保つことが困難になる。一方、空孔率が0.8を超える場合、機械的強度が弱くなり、外部から力が加わった際に負極の形態を保てなくなる。
空孔率は、好ましくは0.1以上0.8以下、さらに好ましくは、0.15以上0.7以下、特に好ましくは、0.15以上0.5以下である。
空孔率=1−S/V
式中、Sはリチウムイオン電池用負極部材の固体電解質層中における固体電解質粒子の体積の合計であり、Vはリチウムイオン電池用負極部材の固体電解質層の体積である。
尚、固体電解質粒子の粒径は体積平均粒径の値である。
無機固体電解質が好ましく、特に、硫化物系固体電解質が好ましい。硫化物系固体電解質としては、例えば、特開2005−228570号で示されるLi2S−P2S5から製造される固体電解質や、Li7P3S11結晶組成をもつ固体電解質等が好ましい。
固体電解質粒子が連続して接触していることは、負極部材を破断し断面をSEM等で観測したり、X線CT装置を用いて3次元計測することにより確認できる。
本発明のリチウムイオン電池負極は、集電体層と固体電解質層が積層してなり、固体電解質層が固体電解質粒子と金属リチウムとを含み、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする。
0.03≦L/(L+S)≦0.95…(1)
(式中、Lはリチウムイオン電池負極中の金属リチウムの全体積であり、Sはリチウムイオン電池負極中の固体電解質粒子の体積の合計である。)
負極中の金属リチウム率は、作製したリチウムイオン電池を所定の条件で充電した際に析出する金属リチウムの体積(L)を算出することにより決定する。詳細については実施例において説明する。
本発明のリチウムイオン電池は、上述した本発明のリチウムイオン電池負極を有していればよい。
ここで、本発明のリチウムイオン電池は、上記した本発明のリチウムイオン電池負極の電解質層上に正極層が直接形成されていてもよく、本発明のリチウムイオン電池負極の電解質層上にさらに電解質層(以下、第2の電解質層)を供えていてもよい。
正極と第2の電解質層には、公知の部材、材料を適用することができる。
例えば、金属酸化物では、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(LiMn2O4)、オリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO4)や、ニッケルーマンガン系酸化物(LiNi0.5Mn0.5O2)、ニッケルーアルミニウムーコバルト系酸化物(LiNi0.08Co0.15Al0.15O2)、ニッケルーマンガンーコバルト系酸化物(LiNi0.33Co0.33Mn0.33O2)等が使用でき、特にLiCoO2やLiNi0.08Co0.15Al0.15O2が好適である。硫化物系では、硫化リチウム(Li2S)等が使用できる。これらの物質は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、第2の電解質層に用いる電解質は、上記硫化物系固体電解質以外にも、ポリマー電解質、酸化物系固体電解質を用いることもでき、また、液系の電解質を用いても良い、さらに、これらを2種以上用いて積層しても良い。
電解質層の厚さは、0.001mm以上1mm以下であることが好ましい。
負極の厚さは、0.01mm以上10mm以下であることが好ましい。
また、接合面にイオン伝導性を有する活物質や、イオン伝導性を阻害しない接着物質を介して接合してもよい。接合においては、固体電解質の結晶構造が変化しない範囲で加熱融着してもよい。
製造例1
特開2005−228570号公報記載の実施例に基づき、Li2SとP2S5のモル比70対30で硫化物系ガラスを作製し、さらに300℃で2時間加熱結晶化することにより、固体電解質1を作製した。
固体電解質1のイオン伝導度を測定した結果、1.5×10−3S・cm−2だった。
(1)固体電解質粒子の体積平均粒径
測定装置はMalvern Instruments Ltd社製マスターサイザー2000を用いた。
まず、装置の分散槽に脱水処理されたトルエン(和光純薬製、製品名:特級)を110ml入れ、さらに分散剤として脱水処理されたターシャリーブチルアルコール(和光純薬製、特級)を6%添加する。上記混合物を十分混合した後、固体電解質含有組成物を添加して粒子径を測定する。
ここで、固体電解質含有組成物の添加量は、上記測定装置の操作画面に、レーザー光線の散乱強度がバーグラフで表示されるので、この値が規定の範囲内(10〜20%)に収まるように加減して加える。この範囲を超えると多重散乱が発生し、正確な粒子径分布を求めることが出来なくなる。また、この範囲より少ないとSN比が悪くなり、正確な測定が出来ない。
本測定装置では、固体電解質含有組成物の添加量に基きレーザー光線の散乱強度がバーグラフで表示されるので、上記濃度範囲に入る添加量を見つけることになる。
上記したように、固体電解質含有組成物の添加量は組成物の濃度によって最適量は異なるが、概ね10μL〜200μL程度である。
ここで、トルエンに分散剤を添加するのは、固体電解質含有組成物内の「凝集している固体電解質粒子」を一次粒子にする(分散させる)ためではなく、測定する固体電解質含有組成物内の固体電解質粒子が凝集しないようにするためである。
固体電解質1の粒径を測定すると、体積平均粒径は250μmだった。
溶媒として脱水したテトラリンを使用し、ピクノメーター法に準じて25℃の窒素雰囲気グローブボックス内で測定した。
具体的に、内容積3cm3の瓶1(重量:18.3305g)に、テトラリンをいれ重量を測定した(21.2009g)。このときのテトラリン密度は、0.9568g・cm−3となる。
次に、固体電解質を0.3177g秤量し、テトラリンを抜いて空にした瓶1に入れた後、合計で3cm3になるようにテトラリンを入れた。テトラリンを入れると泡がでるので、少しずつゆっくりと入れ、泡がなくなるまで続けた。このときの重量は21.3593gだった。
投入したテトラリンの体積は、投入したテトラリンの重量÷テトラリン密度から計算すると2.8335cm3となる。
以上から、固体電解質1の密度は、固体電解質重量÷固体電解質体積から、1.91g・cm−3となる。
Li2SとP2S5のモル比を75:25にした以外は製造例1と同様にして固体電解質2を得た。この固体電解質2を製造例1と同様に体積平均粒径、伝導度、密度を測定した結果、それぞれ240μm、4.0×10−4S・cm−2、1.92g・cm−3であった。
Li2SとP2S5のモル比を80:20にした以外は製造例1と同様にして固体電解質3を得た。この固体電解質3を製造例1と同様に体積平均粒径、伝導度、密度を測定した結果、それぞれ260μm、6.0×10−4S・cm−2、1.91g・cm−3であった。
実施例1
特開2010−056067号公報記載の実施例に基づき、コイン型リチウムイオン電池を作製した。
(1)負極部材の固体電解質層
直径16.5mmのダイス鋼SKD11製の円筒金型に固体電解質1を0.2047g秤量し投入し、成型用金型を入れて140MPaで成型後、さらに450MPaで加圧し、固体電解質層を形成した。
固体電解質層の空孔率は、次のように求めた。
直径16.5mmのダイス鋼SKD11製の円筒金型に成型用金型をセットした状態で円筒金型の全長を測定した。次に、成型用金型を円筒金型から外した後に、円筒金型内に固体電解質1を0.2047g秤量し投入した。投入した固体電解質の体積Sは、固体電解質質量÷固体電解質1の真密度から求めると、0.2047[g]÷1.91[g・cm−3]=1.07×10−1[cm−3]となる。
次に、固体電解質層の形成と同様に成型用金型をセットし、140MPaで成型後、さらに450MPaで加圧した。プレス機から金型を取り出し、成型用金型の全長を再度測定し、初めに測定した全長との差を固体電解質層の厚みとした。固体電解質層の厚みは0.647mmだった。
固体電解質層の体積Vは、金型直径と固体電解質層厚みから求めると、(8.25)2×π×0.647×10−3[cm−3]}=1.48[g・cm−3]となった。
従って空孔率(1−S/V)は0.24となった。
正極には、活物質であるLiNi0.8Co0.15Al0.05O2と、製造例1で作製した固体電解質1を、重量比70:30で乳鉢混合して得た正極合材を使用した。
この正極合材を0.1169mg秤量し成型用金型に投入して450MPaで加圧した。さらに正極とは反対側に15mmΦ、厚さ10μmの集電体層である金箔をいれ70MPaで加圧し、正極、負極(固体電解質層と集電体層)が積層された電池ペレットとした。
上記電池ペレットを、2032型コインセルとし、コイン型電池を作製した。即ち、ガスケットにはPP製を用い、正極及び負極側のスペーサには0.5mmのSUS板を用いた。ばねは、皿ばねを適用した。
(1)負極中の金属リチウム率[L/(L+S)]
250μA/cm2の電流密度で4.2Vまで充電した。この時の電流量は、15.8mAhだった。このとき析出する金属リチウムの体積Lは、室温付近の密度0.534g・cm−3、理論容量3861mAh・g−1から求めると、下記の式から7.68×10−3cm3となる。
L=15.8[mAh]/3861[mAh・g−1]/0.534[g・cm−3]
固体電解質粒子の体積Sは、上記実施例1(1)で求めている。
従って、負極中のリチウム量L/(L+S)は、下記計算により6.7×10−2となる。
L/(L+S)=7.68×10−3[cm3]/(7.68×10−3+1.07×10−1[cm3])
上記(1)で充電した電池を、250μA/cm2で2.5Vまで放電した。同じ電流密度で充放電操作を5回繰り返し、最も大きな放電電流量を最大放電電流量とした。最大放電電流量は6.38mAhだった。
最大放電電流量の値を正極合材に含まれる活物質量(0.0818g)で割った値を最大放電容量とした。最大放電容量は、78Ah/kgだった。
実施例1で作製したコイン型リチウムイオン電池の充放電曲線を図2に示す。
固体電解質1を固体電解質2に変えた以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン電池を作製し、評価した。
その結果、空孔率は0.27、L/(L+S)は6.9×10−2、最大放電電流量は5.98mAh、最大放電容量は73Ah/kgであった。
固体電解質1を固体電解質3に変えた以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン電池を作製し、評価した。
その結果、空孔率は0.22、L/(L+S)は6.9×10−2、最大放電電流量は5.74mAh、最大放電容量は70Ah/kgであった。
正極合材量を233.6mg投入したこと以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン電池を作製し、評価した。
その結果、空孔率は0.23、L/(L+S)は3.6×10−2、最大放電電流量は14.1mAh、最大放電容量は86Ah/kgであった。
空孔率を求める時の成型圧力を、70MPaと140MPaとし、正極合剤を投入した後の成型圧力を140MPaとしたこと以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン電池を作製し、評価した。
その結果、空孔率は0.35、L/(L+S)は5.2×10−2、最大放電電流量は4.42mAh、最大放電容量は54Ah/kgであった。
(1)電解質層(第2の電解質層)及び負極部材の固体電解質層
直径16.5mmのダイス鋼SKD11製の円筒金型に固体電解質1を0.2043g秤量し投入し、成型用金型を入れて140MPaで成型後、さらに450MPaで加圧し、電解質層(第2の電解質層)を形成した。プレス機から金型を取り出し金型の全長1を測定した。
次に、負極部材の固体電解質層を形成する為、円筒金型から成型用金型をはずし、固体電解質1を0.2043g秤量し円筒金型に追加投入した。成型用金型をセットし、140MPaで成型後、さらに350MPaで加圧し、負極部材の固体電解質層を形成した。プレス機から円筒金型を取り出し全長2を測定した。上記で測定した全長1と全長2の差を負極部材の固体電解質層の厚みとした。負極部材の固体電解質層の厚みは、0.620mmだった。実施例1と同様に、負極部材の固体電解質層の空孔率を求めた結果、0.19だった。
正極合剤を投入した後の成型圧力を350MPaにした以外は実施例1と同様にして電池ペレット、リチウムイオン電池を作製し、評価した。
その結果、L/(L+S)は5.7×10−2、最大放電電流量は5.00mAh、最大放電容量は61Ah/kgであった。
負極部材の固体電解質層を形成する際の成型圧力を140MPaで成型後、さらに175MPaで加圧し、正極合剤を投入した後の成型圧力を175MPaにした以外は、実施例6と同様にして電池ペレット、リチウムイオン電池を作製し、評価した。
その結果、空孔率は0.43、L/(L+S)は5.0×10−2、最大放電電流量は3.36mAh、最大放電容量は41Ah/kgであった。
表1に結果を示す。
10 集電体層
20 固体電解質層
21 固体電解質粒子
22 空孔
Claims (13)
- 集電体上に固体電解質層が積層してなり、
前記固体電解質層が固体電解質粒子を含み、該固体電解質層の空孔率が0.05以上0.8以下であるリチウムイオン電池負極部材。 - 前記固体電解質粒子の粒径が0.1μm以上500μm以下である請求項1に記載のリチウムイオン電池負極部材。
- 前記固体電解質層の上面から集電体まで固体電解質粒子が連続して接触している請求項1又は2に記載のリチウムイオン電池負極部材。
- 前記固体電解質粒子が無機固体電解質である請求項1〜3のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極部材。
- 前記固体電解質粒子が硫化物系固体電解質である請求項1〜4のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極部材。
- 集電体上に固体電解質層が積層してなり、
前記固体電解質層が固体電解質粒子と金属リチウムとを含み、
下記式(1)の関係を満たすリチウムイオン電池負極。
0.03≦L/(L+S)≦0.95…(1)
(式中、Lはリチウムイオン電池負極中の金属リチウムの全体積であり、Sはリチウムイオン電池負極中の固体電解質粒子の体積の合計である。) - 前記固体電解質粒子の粒径が0.1μm以上500μm以下である請求項6に記載のリチウムイオン電池負極。
- 前記固体電解質層の上面から集電体まで固体電解質粒子が連続して接触している請求項6又は7に記載のリチウムイオン電池負極。
- 固体電解質が無機固体電解質である請求項6〜8のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極。
- 固体電解質が硫化物系固体電解質である請求項6〜9のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極。
- 請求項6〜10のいずれかに記載のリチウムイオン電池負極を有する、リチウムイオン電池。
- 前記リチウムイオン電池負極の上に電解質層が積層されている請求項11に記載のリチウムイオン電池。
- 前記リチウムイオン電池負極の上に正極層が積層されている請求項11に記載のリチウムイオン電池。
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