JP2012146544A - プラグ開閉収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグの使用時にカバーを自動的に閉め、プラグの収納時にカバーを自動的に開閉動させてプラグを収納するプラグ開閉収納装置を提供する。
【解決手段】操作釦60の往動作で中継レバー50の第2係合部53が環状ガイド部12の往路12aに導かれると、第1の付勢手段35でプラグ30が開動し、かつプラグ30の開動でカバー40が第2の付勢手段45の付勢力に抗して開動し、プラグ30が開くと、カバー40が第2の付勢手段45の付勢力で閉じ、プラグ30の閉動作で中継レバー50の第2係合部53が環状ガイド部12の復路12bに導かれると、中継レバー50の一端部51でリンクレバー70の一端部73が押圧され、リンクレバー70の他端部76がカバー40のカム部44を押圧してカバー40が第2の付勢手段45の付勢力に抗して開動し、プラグ30が閉じて装置本体11内に収納されると、カバー40が第2の付勢手段45の付勢力で閉じる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、USB(Universal Serial Bus)プラグ等のプラグを開閉収納するプラグ開閉収納装置に関する。
この種のプラグ付き電子機器として、図12に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このプラグ付き電子機器1は、図12に示すように、フレーム2のプラグ取付部3とフレーム2の側壁2aの外面に着脱自在に嵌合された補助フレーム5との間にプラグ収納部7を形成してある。これらプラグ取付部3の内面に形成された円形の軸受け凹部4と補助フレーム5の内面に形成された円筒状の軸部6との間に、USBプラグ9を装着したプラグ装着部材8が所定角度(例えば、180°)回転自在に取り付けられている。
そして、プラグ付き電子機器1のUSBプラグ9をパーソナルコンピュータ等のUSBコネクタに接続する場合には、プラグ収納部7内にプラグ装着部材8が収納されている状態から、図12中実線で示すように、プラグ装着部材8を180°回転させて開けたり、或いは、図12中二点鎖線で示すように、プラグ装着部材8を90°回転させて開けた状態にしてから接続する。
特開2005−217190号公報(図1)
しかしながら、前記従来のプラグ付き電子機器1では、プラグ装着部材8を収納するプラグ収納部7内の空間が狭いため、プラグ装着部材8を回転させて開けたり、閉じて収納する動作が煩雑であった。また、プラグ収納部7内にプラグ装着部材8を収納した状態でもUSBプラグ9のプラグ口9aは外部に露出するため、塵埃等が入らないように、USBプラグ9のプラグ口9aをキャップ等のカバーで覆っておく必要があった。
これに対処するために、近年、プラグ収納部7内に収納されたUSBプラグ9のプラグ口9a側に目隠しカバーを開閉自在に取り付けたプラグ付き電子機器が開発されている。この目隠しカバーは、USBプラグの使用時に邪魔になるため、邪魔にならないように、目隠しカバーのみを閉じることができるようになっているが、その状態でUSBプラグを収納することができなかった。すなわち、目隠しカバーを一旦開けてからでないとUSBプラグを収納することができなかった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、プラグの使用時にカバーを自動的に閉めることができると共に、プラグの収納時にカバーを自動的に開閉動させてプラグを収納することができるプラグ開閉収納装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、開口部(11a)を有する装置本体(11)と、プラグ本体部(31)と前記プラグ本体部(31)の一端側に設けられた接続部(32)とを有し、少なくとも前記接続部(32)が前記開口部(11a)から前記装置本体(11)の外部に突出した突出位置と、前記プラグ本体部(31)及び前記接続部(32)が前記装置本体(11)の内部に収納された収納位置と、の間で回動により姿勢遷移するプラグ(30)と、前記開口部(11a)を開放する開位置と少なくとも一部を塞ぐ閉位置との間を回動動作により移動するカバー(40)と、前記カバー(40)の回動動作を前記プラグ(30)の回動動作に連携させる連携機構(50,70)と、を備え、前記カバー(40)は、前記プラグ(30)が突出位置及び収納位置にあるときに前記閉位置にあり、前記プラグ(30)の前記収納位置から前記突出位置への回動の際に前記閉位置から前記開位置へ回動し、前記プラグ(30)の前記突出位置から前記収納位置への回動の際に、前記連携機構(50,70)によって一旦前記プラグ(30)の回動領域から退避するように構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、開口部(11a)を有した装置本体(11)と、この装置本体(11)に第1の支軸(13)を介して開閉動自在に設けられ、閉時に該装置本体(11)内に収納されると共に、開時に前記開口部(11a)より外部へ突出するプラグ(30)と、前記装置本体(11)に第2の支軸(43)を介して開閉動自在に設けられ、前記プラグ(30)の開閉動に伴い前記開口部(11a)を開閉するカバー(40)と、前記装置本体(11)の前記プラグ(30)の開閉動領域に隣接する壁面部分(11b)に設けられ、往路(12a)と復路(12b)からなる環状ガイド部(12)と、前記第1の支軸(13)に揺動自在に設けられ、一端部(51)の一方の面(51b)側に前記プラグ(30)をガイドする第1係合部(52)を有すると共に、該一端部(51)の他方の面(51c)側に前記環状ガイド部(12)の往路(12a)と復路(12b)に沿って移動する第2係合部(53)を有し、前記プラグ(30)の開閉動と共に揺動する中継レバー(50)と、前記装置本体(11)の環状ガイド部(12)の近傍に往復動自在に設けられ、往動作時に前記中継レバー(50)の一端部(51)を押圧して該中継レバー(50)の第2係合部(53)を前記環状ガイド部(12)の往路(12a)に導くように該中継レバー(50)を移動させる操作釦(60)と、前記装置本体(11)に第3の支軸(72)を介して揺動自在に設けられ、前記プラグ(30)の閉動作時に、一端部(73)が前記中継レバー(50)の一端部(51)により押圧されると共に、他端部(76)が前記カバー(40)に設けられたカム部(44)を押圧して該カバー(40)を開く方向に移動させるリンクレバー(70)と、前記プラグ(30)を開く方向に付勢する第1の付勢手段(35)と、前記カバー(40)を閉じる方向に付勢する第2の付勢手段(45)と、前記中継レバー(50)を原位置に復帰させる第1の復帰手段(57)と、前記操作釦(60)を原位置に復帰させる第2の復帰手段(64)と、を備え、前記操作釦(60)の往動作により前記中継レバー(50)の第2係合部(53)が前記環状ガイド部(12)の往路に導かれると、前記第1の付勢手段(35)の付勢力により前記プラグ(30)が開動すると共に、該プラグ(30)の開動により前記カバー(40)が前記第2の付勢手段(45)の付勢力に抗して開動し、前記プラグ(30)が開くと、前記カバー(40)が前記第2の付勢手段(45)の付勢力により閉じる一方、前記プラグ(30)の閉動作により前記中継レバー(50)の第2係合部(53)が前記環状ガイド部(12)の復路(12b)に導かれると、前記中継レバー(50)の一端部(51)により前記リンクレバー(70)の一端部(73)が押圧されると共に、該リンクレバー(70)の他端部(76)が前記カバー(40)のカム部(44)を押圧して前記カバー(40)が前記第2の付勢手段(45)の付勢力に抗して開動し、前記プラグ(30)が閉じて前記装置本体(11)内に収納されると、前記カバー(40)が前記第2の付勢手段(45)の付勢力により閉じるようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載のプラグ開閉収納装置(10)であって、前記プラグ(30)を、前記第1の支軸(13)に開閉動自在に支持されるプラグ筐体(31)と、このプラグ筐体(31)の端面(31a)より外部に突出したプラグ本体(32)とで構成し、前記プラグ(30)の閉時に、前記プラグ本体(32)に前記カバー(40)が重なる状態で閉じるようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2記載のプラグ開閉収納装置(10)であって、前記リンクレバー(70)の一端部(73)に円弧状部(74,75)を形成し、この円弧状部(74,75)の曲率を可変して前記カバー(40)の開角度を調整自在にしたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2記載のプラグ開閉収納装置(10)であって、前記装置本体(11)の前記プラグ(30)の開閉動領域に隣接する壁面部分(11b)に取付ブラケット(20)を取り付け、この取付ブラケット(20)に前記第1〜第3の支軸(13,43,72)の一部を支持したことを特徴とする。
本発明は、プラグの使用時にカバーを自動的に閉めることができると共に、プラグの収納時にカバーを自動的に開閉動させてプラグを収納することができるプラグ開閉収納装置を提供することができる。
本発明の一実施形態のプラグ開閉収納装置の要部を正面側から見た斜視図である。 上記プラグ開閉収納装置の要部を裏側から見た斜視図である。 上記要部の分解斜視図である。 上記要部に用いられるプラグと中継レバーの関係を示す斜視図である。 上記プラグが開く前の状態を一部断面で示す正面図である。 上記プラグが開く直前の状態を示す正面図である。 上記プラグが開く途中の状態を示す正面図である。 上記プラグが開いてカバーが閉じた状態を示す正面図である。 上記プラグが閉じ始めた状態を示す正面図である。 上記プラグが閉じる途中でカバーが開いた状態を示す正面図である。 上記プラグが閉じる直前でカバーが開いた状態を示す正面図である。 従来のプラグ付き電子機器の構成図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態のプラグ開閉収納装置の要部を正面側から見た斜視図、図2は同要部を裏側から見た斜視図、図3は同要部の分解斜視図、図4は同要部に用いられるプラグと中継レバーの関係を示す斜視図、図5〜図8は同プラグが開くまでの状態を示す正面図、図9〜図11は同プラグが閉じるまでの状態を示す正面図である。
図1〜図3及び図5〜図11に示すように、プラグ開閉収納装置10は、開口部11aを有した装置本体11と、この装置本体11のプラグの開閉動領域に隣接する壁面部分11bに設けられ、往路12aと復路12bからなる環状ガイド部12と、装置本体11のプラグの開閉動領域に隣接する壁面部分11bに取り付けられた取付ブラケット20と、装置本体11に支軸(第1の支軸)13を介して開閉自在に設けられ、閉時に装置本体11内に収納されると共に、開時に開口部11aより外部へ突出するUSBプラグ(プラグ)30と、装置本体11に支軸(第2の支軸)43を介して開閉自在に設けられ、USBプラグ30の開閉時に開口部11aを開閉するカバー40と、支軸13に揺動自在に設けられ、一端部51の一方の面51b側にUSBプラグ30をガイドする第1係合突起(第1係合部)52を有すると共に、該一端部51の他方の面51c側に環状ガイド部12の往路12aと復路12bに沿って移動する第2係合突起(第2係合部)53を有し、USBプラグ30の開閉動と共に揺動する中継レバー50と、装置本体11の環状ガイド部12の前側のスライド用壁部14に往復動自在に設けられ、往動作時に中継レバー50の一端部51の上面51aを押圧して該中継レバー50の第2係合突起53を環状ガイド部12の往路12aに導くように該中継レバー50を移動させる操作ノブ(操作釦)60と、装置本体11に支軸(第3の支軸)72を介して揺動自在に設けられ、USBプラグ30の閉動作時に、一端部73が中継レバー50の一端部51により押圧されると共に、他端部76がカバー40に設けられたカム部44を押圧して該カバー40を開く方向に移動させるリンクレバー70と、を備えている。
図3及び図5に示すように、装置本体11は、合成樹脂等により扁平筐形に形成してあり、その一つのコーナ部の一面側に矩形の開口部11aを形成してある。また、この開口部11aを形成する一側壁の内側がUSBプラグ30の開閉動領域に隣接する壁面部分11bになっており、この壁面部分11bのコーナ部に円柱状の支軸13を一体突出形成してある。さらに、壁面部分11bには凹溝状で小円弧状の往路12aと凹溝状で大円弧状の復路12bからなる環状ガイド部12を一体形成してあり、この環状ガイド部12に併設するように取付ブラケット20を取り付けてある。また、装置本体11の開口部11a寄りの前壁が操作ノブ60が往復動するスライド用壁部14になっている。
図1及び図2に示すように、取付ブラケット20は、金属或いは合成樹脂で断面コ字状に形成してあり、上片部21と前,後片部22,23と一側片部24とを有している。この取付ブラケット20の前片部22は後片部23より幅が広くなるように形成してあり、この前,後片部22,23の一側片部24寄りの位置に、カバー40が支軸43を介して開閉動自在に設けられている。また、前片部22の他端側に貫通した支軸13を介してUSBプラグ30が該前片部22の内面に沿って開閉動自在に設けられている。さらに、前片部22の他端側の環状ガイド部12に対向する位置には、矩形の切り欠き部25を形成してある。また、前片部22の一端側にはカバー40のカム部44が摺動する円弧状に切り欠かれたガイド部26を形成してある。そして、取付ブラケット20の前片部22の中央部寄りの位置に、支軸72を介してリンクレバー70を揺動自在に設けてある。
図2及び図4に示すように、USBプラグ30は、支軸13に開閉自在に支持されるプラグ筐体31と、このプラグ筐体31の一端面(端面)31aより外部に突出したプラグ本体32とで構成してある。プラグ筐体31の基端部の一方の面31bには上下に延びる凹部33を形成してあり、この凹部33に中継レバー50の第1係合突起52が挿入されて係合している。また、プラグ筐体31の基端部の下側には他端面側に開口部34aを有した円筒状の軸受部34を一体形成してある。このプラグ筐体31の軸受部34内に装置本体11の円柱状の支軸13が挿通されることで、プラグ筐体31が支軸13を介して開閉動するようになっている。また、プラグ筐体31の円筒状の軸受部34内に該プラグ筐体31を常に開く方向に付勢する捩りコイルバネ(第1の付勢手段)35を取り付けてある。この捩りコイルバネ35の一端35aは円筒状の軸受部34の開口部34aの縁部に掛けられており、図示しない他端は装置本体11側に掛けられて、プラグ筐体31が常に開く方向に付勢されている。
また、図1,図2,図5に示すように、USBプラグ30の閉時に、USBプラグ30のプラグ本体32にカバー40が重なる状態で閉じられるようになっている。すなわち、このUSBプラグ30の閉時に、プラグ筐体31の下面31dがカバー40と共に装置本体11の開口部11aを閉じるようになっている。また、この時に、プラグ本体32のプラグ口32aは、取付ブラケット20の一側片部24で覆われるようになっている。
図1,図2,図5に示すように、カバー40は、合成樹脂により成形されており、閉時に装置本体11の開口部11aの約半分を覆うと共に、USBプラグ30のプラグ本体32に重なるように閉じられる矩板状の蓋体41と、この蓋体41上において取付ブラケット20の前片部22に対して平行になるように垂直に一体突出形成された起立片部42とを有している。この起立片部42の蓋体41寄りの角部の両側には円柱状の支軸(第2の支軸)43を一体突出形成してある。この支軸43の一端側は装置本体11のUSBプラグ30の開閉動領域に隣接する壁面部分11bに開閉動自在に支持してあると共に、該支軸43の他端側は取付ブラケット20の後片部23に開閉動自在に支持してある。また、起立片部42の前側の面には半円柱状のカム部44を一体突出形成してある。このカム部44は、カバー40の開閉時に取付ブラケット20の前片部22の円弧状のガイド部26に摺動してガイドされるようになっている。さらに、起立片部42と取付ブラケット20の後片部23との間の支軸43には、カバー40を常に閉じる方向に付勢する捩りコイルバネ(第2の付勢手段)45を取り付けてある。この捩りコイルバネ45の一端45aは取付ブラケット20の一側片部24に掛けられており、図示しない他端はカバー40の蓋体41側に掛けられて、カバー40が常に閉じる方向に付勢されている。
図1,図3,図4に示すように、中継レバー50は、一端部51の一方の面51bにUSBプラグ30をガイドする第1係合突起(第1係合部)52を一体突出形成してあると共に、該一端部51の他方の面51cに環状ガイド部12の往路12aと復路12bに沿って移動する第2係合突起(第2係合部)53を一体突出形成してある。また、中継レバー50の他端部54には中央部まで延びる逆U字状のスリット55を形成してある。このスリット55に装置本体11の円柱状の支軸13が挿通することで、該中継レバー50は支軸13を介して昇降動及び揺動自在に設けられている。さらに、中継レバー50の一端部51の他方の面51c側には、第2係合突起53からスリット55まで延びる凹部56を形成してある。この凹部56内の第2係合突起53と支軸13との間に、中継レバー50を原位置(初期位置)に常に復帰させるように付勢する圧縮コイルバネ(第1の復帰手段)57を設けてある。
図1,図2,図5に示すように、操作ノブ60は、合成樹脂によりブロック状に形成してあり、装置本体11のスライド用壁部14に抜け止めされて往復動するノブ本体61と、このノブ本体61の一側面61aの上端部に一体突出形成され、中継レバー50の一端部51の上面51aに当接・押圧して該中継レバー50を往動させる押圧部62と、ノブ本体61の他側面61bの中央部に一体突出形成された操作部63とを有している。このノブ本体61の押圧部62とスライド用壁部14の図示しない係止部との間には、操作ノブ60を原位置(初期位置)に常に復帰させるように付勢する圧縮コイルバネ(第2の復帰手段)64を設けてある。
図1及び図5に示すように、リンクレバー70は、金属或いは合成樹脂により板状で正面がへ字形に形成してあり、その中央部に一体形成された円筒部71に円柱状の支軸(第3の支軸)72を圧入してある。この支軸72の両端部は、取付ブラケット20の前片部22と装置本体11のUSBプラグ30の開閉動領域に隣接する壁面部分11bに回動自在に支持されている。また、リンクレバー70の一端部73の下側には凹状の円弧状部74と凸状の円弧状部75をそれぞれ形成してある。この各円弧状部74,75は、中継レバー50の一端部51の上面51a及び該上面51aに一体突出形成された凸部51dに当接・押圧されてリンクレバー70を揺動させるようになっている。この揺動により、リンクレバー70の他端部76の下側に形成された傾斜部77がカバー40のカム部44を押圧して該カバー40を開く方向に移動させるようになっている。また、各円弧状部74,75の曲率を可変自在にしてカバー40の開角度が調整できるようになっている。
尚、USBプラグ30を常に開く方向に付勢する捩りコイルバネ35の弾性付勢力は、カバー40を常に閉じる方向に付勢する捩りコイルバネ45の弾性付勢力より強く設定されている。これにより、USBプラグ30が捩りコイルバネ35の弾性付勢力により開く時に、カバー40は捩りコイルバネ45の弾性付勢力に抗してUSBプラグ30のプラグ本体32により押圧されて開くようになっている。
また、図5に示すように、装置本体11内にUSBプラグ30が収納されている時は、図示しないロック機構により、USBプラグ30の収納状態がロックされていて、捩りコイルバネ35の弾性付勢力が働かないようになっており、図6に示すように、操作ノブ60を矢印A方向に操作し、操作ノブ60の押圧部62の押圧により中継レバー50が下降して、中継レバー50のスリット55の湾曲した天井面に支軸13が当たると、上記ロック機構によるロックが解除され、捩りコイルバネ35の弾性付勢力が働いて、USBプラグ30が自動的に開く方向に揺動するようになっている。
以上実施形態のプラグ開閉収納装置10によれば、図5に示すように、操作ノブ60の原位置(初期位置)から、図6に示すように、操作ノブ60を図中矢印A方向に往動作すると、中継レバー50がスリット55の長さ分下降して、その第2係合突起53が環状ガイド部12の往路12aに導かれる。これにより、図7に示すように、USBプラグ30が捩りコイルバネ35の付勢力により開動し、このUSBプラグ30の開動により、USBプラグ30のプラグ本体32がカバー40の蓋体41を下方に押しながら開くことで、カバー40が捩りコイルバネ45の付勢力に抗して開動する。
そして、図8に示すように、USBプラグ30が完全に開くと、カバー40が捩りコイルバネ45の付勢力により自動的に閉じる。
また、図9の矢印Dに示すように、USBプラグ30を手動で閉じると、中継レバー50の第2係合突起53が環状ガイド部12の復路12bに導かれ、中継レバー50の一端部51の上面51aの一角部に形成された凸部51dがリンクレバー70の一端部73の凸状の円弧状部75を押圧して、リンクレバー70が図9中時計方向に回転する。このリンクレバー70の回転により、リンクレバー70の他端部76に形成した傾斜部77がカバー40のカム部44を押圧する。これにより、カバー40のカム部44が取付ブラケット20の前片部22に形成された円弧状のガイド部26に沿って移動することで、カバー40が捩りコイルバネ45の付勢力に抗して図9の矢印E方向に自動的に開く。そして、図10及び図11に示すように、USBプラグ30を更に閉じて行くと、中継レバー50の第2係合突起53が環状ガイド部12の復路12bの終点側に導かれて行き、USBプラグ30のプラグ本体32がカバー40の蓋体41の中に収納されて行く。図5に示すように、USBプラグ30が完全に閉じられて装置本体11内に収納されると、カバー40が捩りコイルバネ45の付勢力により自動的に閉じる。
このように、中継レバー50やリンクレバー70等を介してUSBプラグ30の開閉動に連動してカバー40を開閉動させることにより、USBプラグ30を開いた使用時にカバー40を自動的に閉めることができると共に、USBプラグ30の収納時にカバー40を自動的に開閉動させてUSBプラグ30を装置本体11内に収納することができる。これにより、USBプラグ30の使用時にカバー40が邪魔になることはなく、また、USBプラグ30の収納途中でカバー40が自動的に開くため、USBプラグ30を簡単に収納することができると共に、プラグ収納後はカバー40を自動的に閉めることができる。
また、USBプラグ30をプラグ筐体31とプラグ本体32とで構成し、USBプラグ30の閉時に、プラグ本体32にカバー40が重なる状態で閉じるようにしたので、プラグ本体32のプラグ口32aをカバー40で効率よく簡単且つ確実に覆うことができる。
さらに、リンクレバー70の一端部73の下側には凸状の円弧状部75を形成し、この円弧状部75の曲率を可変自在にしてカバー40の開角度を調整自在にしたので、カバー40が不必要に大きく開いて破損等につながることを確実に防止することができる。
さらに、装置本体11のUSBプラグ30の開閉領域に隣接する壁面部分11bにコ字状の取付ブラケット20を取り付け、この取付ブラケット20に各支軸13,43,72の一端部側をそれぞれ支持したので、USBプラグ30とカバー40を簡単かつ確実に開閉動せることができ、また、中継レバー50とリンクレバー70を簡単かつ確実に揺動させることができる。
尚、前記実施形態によれば、USBプラグの開閉収納について説明したが、プラグはUSBプラグに限らず、電源プラグ等の他のプラグでも良いことは勿論である。
10 プラグ開閉収納装置
11 装置本体
11a 開口部
11b プラグの開閉領域に隣接する壁面部分
12 環状ガイド部
12a 往路
12b 復路
13 第1の支軸
20 取付ブラケット
30 USBプラグ(プラグ)
31 プラグ筐体(プラグ本体部)
31a 一端面(端面)
32 プラグ本体(接続部)
35 捩りコイルバネ(第1の付勢手段)
40 カバー
43 第2の支軸
44 カム部
45 捩りコイルバネ(第2の付勢手段)
50 中継レバー(連携機構)
51 一端部
51b 一方の面
51c 他方の面
52 第1係合突起(第1係合部)
53 第2係合突起(第2係合部)
57 圧縮コイルバネ(第1の復帰手段)
60 操作ノブ(操作釦)
64 圧縮コイルバネ(第2の復帰手段)
70 リンクレバー(連携機構)
72 第3の支軸
73 一端部
74,75 円弧状部
76 他端部

Claims (5)

  1. 開口部を有する装置本体と、
    プラグ本体部と前記プラグ本体部の一端側に設けられた接続部とを有し、少なくとも前記接続部が前記開口部から前記装置本体の外部に突出した突出位置と、前記プラグ本体部及び前記接続部が前記装置本体の内部に収納された収納位置と、の間で回動により姿勢遷移するプラグと、
    前記開口部を開放する開位置と少なくとも一部を塞ぐ閉位置との間を回動動作により移動するカバーと、
    前記カバーの回動動作を前記プラグの回動動作に連携させる連携機構と、
    を備え、
    前記カバーは、
    前記プラグが突出位置及び収納位置にあるときに前記閉位置にあり、
    前記プラグの前記収納位置から前記突出位置への回動の際に前記閉位置から前記開位置へ回動し、
    前記プラグの前記突出位置から前記収納位置への回動の際に、前記連携機構によって一旦前記プラグの回動領域から退避するように構成されていることを特徴とするプラグ開閉収納装置。
  2. 開口部を有した装置本体と、
    この装置本体に第1の支軸を介して開閉動自在に設けられ、閉時に該装置本体内に収納されると共に、開時に前記開口部より外部へ突出するプラグと、
    前記装置本体に第2の支軸を介して開閉動自在に設けられ、前記プラグの開閉動に伴い前記開口部を開閉するカバーと、
    前記装置本体の前記プラグの開閉動領域に隣接する壁面部分に設けられ、往路と復路からなる環状ガイド部と、
    前記第1の支軸に揺動自在に設けられ、一端部の一方の面側に前記プラグをガイドする第1係合部を有すると共に、該一端部の他方の面側に前記環状ガイド部の往路と復路に沿って移動する第2係合部を有し、前記プラグの開閉動と共に揺動する中継レバーと、
    前記装置本体の環状ガイド部の近傍に往復動自在に設けられ、往動作時に前記中継レバーの一端部を押圧して該中継レバーの第2係合部を前記環状ガイド部の往路に導くように該中継レバーを移動させる操作釦と、
    前記装置本体に第3の支軸を介して揺動自在に設けられ、前記プラグの閉動作時に、一端部が前記中継レバーの一端部により押圧されると共に、他端部が前記カバーに設けられたカム部を押圧して該カバーを開く方向に移動させるリンクレバーと、
    前記プラグを開く方向に付勢する第1の付勢手段と、
    前記カバーを閉じる方向に付勢する第2の付勢手段と、
    前記中継レバーを原位置に復帰させる第1の復帰手段と、
    前記操作釦を原位置に復帰させる第2の復帰手段と、
    を備え、
    前記操作釦の往動作により前記中継レバーの第2係合部が前記環状ガイド部の往路に導かれると、前記第1の付勢手段の付勢力により前記プラグが開動すると共に、該プラグの開動により前記カバーが前記第2の付勢手段の付勢力に抗して開動し、前記プラグが開くと、前記カバーが前記第2の付勢手段の付勢力により閉じる一方、
    前記プラグの閉動作により前記中継レバーの第2係合部が前記環状ガイド部の復路に導かれると、前記中継レバーの一端部により前記リンクレバーの一端部が押圧されると共に、該リンクレバーの他端部が前記カバーのカム部を押圧して前記カバーが前記第2の付勢手段の付勢力に抗して開動し、前記プラグが閉じて前記装置本体内に収納されると、前記カバーが前記第2の付勢手段の付勢力により閉じるようにしたことを特徴とするプラグ開閉収納装置。
  3. 請求項2記載のプラグ開閉収納装置であって、
    前記プラグを、前記第1の支軸に開閉動自在に支持されるプラグ筐体と、このプラグ筐体の端面より外部に突出したプラグ本体とで構成し、前記プラグの閉時に、前記プラグ本体に前記カバーが重なる状態で閉じるようにしたことを特徴とするプラグ開閉収納装置。
  4. 請求項2記載のプラグ開閉収納装置であって、
    前記リンクレバーの一端部に円弧状部を形成し、この円弧状部の曲率を可変して前記カバーの開角度を調整自在にしたことを特徴とするプラグ開閉収納装置。
  5. 請求項2記載のプラグ開閉収納装置であって、
    前記装置本体の前記プラグの開閉動領域に隣接する壁面部分に取付ブラケットを取り付け、この取付ブラケットに前記第1〜第3の支軸の一部を支持したことを特徴とするプラグ開閉収納装置。
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