JP5588084B1 - 平面ハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 施錠状態及び/又は解錠状態であることを容易に視認することのできるインジケータ機能を備えた平面ハンドル装置の提供。
【解決手段】 正面側に表示窓25を有するケース20と、ケース20に引き出し旋回可能に軸支されたハンドル30と、前方Xへばね付勢された状態でケース20内に収納され、ハンドル30の旋回と連動して前後方向X,Yへ直線往復運動可能なラッチ体40と、ラッチ体40の正面側に配された表示要素48を有するインジケータ機構とを備える。インジケータ機構は、表示要素48を遮蔽する遮蔽板61を有し、遮蔽板61は、施錠状態において、ラッチ体40の遮蔽板61へ向かって突出するフランジ46に当接するカム突起74を有する軸部71と、軸部71から延びて表示要素48を遮蔽する羽根72とを有し、ハンドル30を引き出し旋回することによって、ラッチ体40がばね付勢に抗して後退して解錠され、フランジ46が軸部71のカム突起74から離間して遮蔽板61が旋回して表示要素48が表示窓25から露出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、扉等に使用される平面ハンドル装置に関する。
特許文献1に開示された平面ハンドル装置は、扉等に固定されたケースと、ケースの正面凹部に横断枢軸を中心として引き出し回転可能なハンドルと、ケース内において上下に往復運動可能に収容されたラッチ体とを含む。
特開平8−246735号公報
特許文献1に開示の平面ハンドル装置によれば、ハンドルを引き出し旋回することによって、その作動突子がラッチ体を付勢手段に抗して後退させ、ラッチ体の先端が固定枠体側の受溝から離脱して、施錠が解除される。
しかし、かかる平面ハンドル装置において、受溝に塵挨が入り込んだ状態でハンドルの引き出し回転を止めて施錠したとき、ラッチ体の先端が不完全な状態で受溝に進入してくると、扉が衝撃を受けた場合等に解錠状態になるおそれがある。また、受溝にパッキンが取り付けられているときには、ラッチ体の先端が進入してパッキンに当接したときに反撥し、施錠が完全になされないおそれがある。かかる事態において、外観上、一見して施錠が完全になされているのかはたまた施錠が不完全であって実質的に解錠された状態であるのかを外部から確認することができない。
本発明は、従来の平面ハンドル装置の改良であって、施錠状態及び/又は解錠状態であることを容易に視認することのできるインジケータ機能を備えた平面ハンドル装置の提供に関する。
前記課題を解決するために、本発明は、正面及び背面と、前後方向及び厚さ方向とを有する平面ハンドル装置を対象とする。
本発明に係る平面ハンドル装置は、前記正面側に表示窓を有するケースと、前記ケースに引き出し旋回可能に軸支されたハンドルと、前方へばね付勢された状態でケース内に収納され、前記ハンドルの旋回と連動して前後方向へ直線往復運動可能なラッチ体と、前記ラッチ体の前記正面側に配された表示要素を有するインジケータ機構とを備え、前記インジケータ機構は、前記表示要素を遮蔽する遮蔽板を有し、前記遮蔽板は、施錠状態において、前記ラッチ体の前記遮蔽板へ向かって突出するフランジに当接するカム突起を有する軸部と、前記軸部から延びて前記表示要素を遮蔽する羽根とを有し、前記ハンドルを引き出し旋回することによって、前記ラッチ体がばね付勢に抗して後退して解錠され、前記フランジが前記軸部の前記カム突起から離間して前記遮蔽板が旋回して前記表示要素が前記表示窓から露出されることを特徴とする。
本発明に係る平面ハンドル装置の実施態様の一つとして、前記インジケータ機構は、前記遮蔽板を被覆する遮蔽カバーをさらに有し、前記遮蔽カバーは、前記前後方向へ延びる両側壁間において前記遮蔽板とばねとが配置されたカバー本体を有し、前記遮蔽板が前記ばねによって前記カバー本体の一方側壁に付勢される。
本発明に係る平面ハンドル装置の他の実施態様の一つとして、前記遮蔽カバーは、透明又は半透明のプラスチック材料から形成されており、前記厚さ方向において前記表示窓と重なる凸曲部を有し、前記凸曲部が前記表示窓に前記背面側から嵌挿される。
本発明に係る平面ハンドル装置の他の実施態様の一つとして、前記遮蔽カバーは、前記遮蔽板を前記背面側から被覆する蓋体を有し、前記蓋体は、前記厚さ方向において前記表示窓と前記凸曲部とに重なって位置する透孔を有する。
本発明に係る平面ハンドル装置の他の実施態様の一つとして、前記遮蔽板の前記軸部の前記カム突起は曲状であって、中央に位置する直状部と、前記直状部から延びる一対の傾斜部と、直状部と傾斜部とが交差する当接角部とを有し、解錠状態において前記軸部の回転軸と当接角部との前記前後方向における離間寸法が約0.5〜1.5mmである。
本発明に係る平面ハンドル装置によれば、施錠状態において遮蔽板がラッチ体に位置する表示要素を遮蔽している一方、解錠時においてハンドルを引き出し旋回してラッチ体がばね付勢に抗して後退することによって、遮蔽板が旋回して表示要素がケースの表示窓から露出するので、施錠又は/及び解錠を外部から容易に確認することができる。
平面ハンドル装置の施錠状態における斜視図。 平面ハンドル装置の解錠状態における斜視図。 平面ハンドル装置の分解斜視図。 (a)ラッチ体の正面図、(b)図4(a)に示すIV(b)−IV(b)線に沿う模式的断面図。 (a)遮蔽板の平面図、(b)遮蔽板の側面図、(c)解錠状態におけるカム突起の拡大平面図、(d)ばねの平面図。 ケースを背面側から視た平面図。 ケースに遮蔽機構を配置した状態における、平面ハンドル装置の内部の様子を示す図。 図1に示すVIII−VIII線に沿う模式的断面図。 図2に示すIX−IX線に沿う模式的断面図。 (a)施錠状態におけるインジケータ機構の様子を示す図、(b)解錠状態におけるインジケータ機構の様子を示す図。 施錠時及び解錠時における遮蔽板の様子を示す図。
図1〜3を参照すると、平面ハンドル装置10は、前方X及び後方Yと、厚さ方向と、それらに直交する横断方向Zとを有し、正面にハンドル収納用の正面凹部21を有するケース20と、横断方向Zへ延びるピン12が挿通された前端を支点として引き出し旋回可能に正面凹部21に収容されたハンドル30と、ケース20に前後方向X,Yへ直線往復可能に収容されたラッチ体40とを備える。平面ハンドル装置10は、扉等の可動パネル11aの取付け孔(図示せず)に嵌着して使用される。
ケース20は、中央に正面凹部21を有する取付プレート部22と、取付プレート部22の背面から延出した周壁18と、周壁18によって囲繞されたラッチ体40が収容されるラッチ体収容部23とを有する。取付プレート部22は、扉等の可動パネル11aに固定するための複数の取付孔22aとハンドル30の作用突子33が貫通される透孔24とを有し、正面凹部21を形成する周壁の前端側には、横断方向Zに延びるピン12を挿入するための一対のピン孔22bが横断方向Zにおいて離間対向して位置する。また、正面凹部21の底面には、円孔状の表示窓25が位置する。表示窓25は、ハンドル30が正面凹部21に収容された状態において、ハンドル30の後方に位置する。また、正面凹部21の底面には、オプションとして、施錠状態においてハンドル30を支持する一対の突起27が位置する。
図6を参照すると、ラッチ体収容部23は、後記の遮蔽機構60が配置される幅広部分と突子受孔24が位置する幅狭部分とを有し、それらの間には前進したラッチ体40のフランジ46が当接する段差18aが位置する。また、ラッチ体収容部23は、遮蔽カバー65を固定するための複数の突起26と、遮蔽板61の軸部71が旋回可能に嵌挿される軸受凹部28と、ばね62のコイル部62aが嵌挿される凸部29とを有する。
図3を参照すると、ハンドル30は、ピン12を介してケース20に連結される基部31と、施錠状態において基部31から後方Yへ延びる略U字状の把持部32と、基部31の背面から延びる作用突子33とを有する。ハンドル30の基部31には、横断方向Zに延びるピン挿通孔31aが形成されており、ハンドル30をケース20の正面凹部21に配置した状態において、取付プレート部22のピン孔22bと基部31のピン挿通孔31aとが連通し、それらを貫通するピン12を中心としてハンドル30が引き出し旋回可能に軸支される。
図3及び図4を参照すると、ラッチ体40は、傾斜状の先端(ラッチ)41aと前後方向X,Yへ延びる長孔状の突子受孔43とを有する前方部分41と、内部にコイルばね50を装填するための(後端)開口を有する後方部分42と、前方部分41と後方部分42との間においてそれらよりも肉薄の凹状部44とを有する。後方部分42の前方X側は、横断方向Zへ張り出した幅広部45が位置し、幅広部45の前方X側には、凹状部44との間に位置するフランジ46が形成される。ラッチ体40の後端開口47から圧縮されたコイルばね50が後方部分42の内部に装填されることによって、ラッチ体40は前方Xへ付勢される。また、後方部分42の正面には、表示要素(インジケータ)48が配置される。表示要素48は、外部から視認可能なものであって、具体的には、赤色や青色等の色彩、図形、模様、文字又はそれらの組み合わせ等の識別要素から構成される。また、夜間でも容易に視認することができるように、蛍光塗料が塗布されていることが好ましい。
ハンドル30は、ピン12を介してケース20に軸支されている状態において、作用突子33がラッチ体40の突子受孔43に挿入される。ラッチ体40がコイルばね50によって前方Xへ付勢されているので、ハンドル30は、基部31が透孔24の前方内壁に当接し、かつ、作用突子33が突子受孔43の後方内壁に当接してそれらの間に挟持された状態となる。ラッチ体40の先端41aは、ケース20の前端から前方Xへ突出し、固定パネル11b側のラッチ受部13に嵌挿され、施錠される。ラッチ体40は、フランジ46が周壁18の段差18aに当接することによって、ラッチ体収容部23において安定的に収容される。図2を参照すると、かかる施錠状態から、ハンドル30を起立する方向へ引き出し旋回することによって、作用突子33がラッチ体40をばね付勢に抗して後退させて、先端41aがラッチ受部13から離脱して解錠される。ハンドル30は、施錠状態(正面凹部21に収容されている状態)から約30〜50°引き出し旋回可能であって、ハンドル30から手を離すと、ばね付勢によってラッチ体40が前進してハンドル30が旋回し、作用突子33の基端部分が再び透孔24の前端縁に当接して施錠状態となる。
図3を参照すると、平面ハンドル装置10は、表示要素48を施錠状態と解錠状態とにおいて切り替え表示するための遮蔽機構60をさらに有する。遮蔽機構60は、硬質プラスチック製又は金属製の遮蔽板61と、遮蔽板61を常時横断方向Zの一方側へ付勢するためのばね(トーションばね)62と、遮蔽板61が収容されるカバー本体63と遮蔽板61のラッチ体40側に位置する蓋体64とから構成された遮蔽カバー65とを備える。
カバー本体63は、透明又は半透明のプラスチック製であって、ケース20に固定するための複数の取付孔66aと前端縁側に位置する切欠66bを有する基部66と、基部66の両側から背面側へ延びる側壁部67と、ケース20の表示窓25に背面側から挿入される円形の凸曲部(窓カバー)68を有する。凸曲部68は、解錠時に表示要素48と厚さ方向において重なって位置し、表示要素48が凸曲部68を介して表示窓25から視認される。蓋体64は、矩形のパネル状であって、複数の取付孔64aと、カバー本体63の凸曲部68と対向して位置する透孔64bと、遮蔽板61のカム突起74が挿入される透孔64cとを有する。なお、遮蔽板61とばね62とが安定的にカバー本体63に収容される限りにおいて、遮蔽カバー65は、カバー本体63のみから構成されていてもよいし、カバー本体63と蓋体64とが一体に成形されていてもよい。また、カバー本体63の凸曲部68に対応する部分が開口であって、表示要素48が表示窓25から直接外部に露出してもよい。したがって、本願において、「表示要素48が表示窓25から外部に露出する」とは、カバー本体63の凸曲部68に透視される場合と表示窓25から直接露出される場合とを含む。
図5(a)及び(b)を参照すると、遮蔽板61は、円筒状の軸部71と、軸部71から平板状に延びる羽根72とを有する。軸部71は、羽根72よりも正面側へ突出する基端部分73と、羽根72よりも背面側へ突出した略半円状であってラッチ体40のフランジ46に当接されるカム突起74とを有する。基端部分73は、軸部71が旋回できるようにケース20のラッチ体収容部23に位置する軸受凹部28に嵌挿される。カム突起74は、フランジ46に当接される面において、中央に位置する直状部と、その両側に位置する傾斜部と、直状部と傾斜部とが交差する当接角部77とを有する。
図5(c)を参照すると、解錠時において、遮蔽板61の羽根72は、ばね62によって斜め前方へ付勢されているので、カム突起74の当接角部77は、軸部71の回転軸Pに対して偏心して位置する。このように、当接角部77が偏心していることによって、施錠時においてそれにフランジ46が後方から前方へ向かって当接したときに遮蔽板61がばね付勢に抗して旋回する。なお、当接角部77は、回転軸Pから偏心している限りにおいて、直状部と傾斜部とが交差した部分でなくてもよいし、曲状でもよいし、凸状ではなく平面状であってもよい。
図5(d)を参照すると、ばね62は、コイル状の固定部62aと、固定部62aから延出する一対のアーム62bとを有する。ばね62の一方アーム62bのフック状の係止片62cは、羽根72に形成された細長状のスリット75に係止される。
図7を参照すると、カバー本体63は、内部に遮蔽板61とばね62とを介在した状態において、背面側から蓋体64に被覆され、それらの取付孔64a,66aを連通するようにケース20の突起26が嵌挿され、遮蔽カバー65がケース20に固定される。ばね62は、コイル部62aがケース20の凸部29に嵌挿され、一方のアーム62bが一方側壁67Aに当接され、他方のアーム62bの先端に位置する屈曲状の係止片62cが遮蔽板61のスリット75の前端に係止され、遮蔽板61を他方側壁67Bに向かって斜め前方へ付勢する。それによって、遮蔽板61の羽根72は、回転軸Pを中心として他方側壁部67B側に向かって斜め前方(V1方向)と一方側壁部67A側へ向かって斜め後方(V2方向)とに旋回可能である。遮蔽板61は、他方側壁67B側へ前方に向かってばね付勢されていることによって、羽根72が斜め後方へ延びて表示要素48と厚さ方向において重ならない位置に移動する。それによって、蓋体64の開口64bと重なって位置するラッチ体40の表示要素48が透明又は半透明のカバー本体63の凸曲部68を介して外部から視認される。既述のとおり、カバー本体63の凸曲部68は、オプションであって、表示窓25から内部に塵埃や小さなゴミが入り込むのを防止することができる。
図3,6を参照すると、ケース20の背面側を被覆する背面パネル80は、ラッチ体収容部23を囲繞する周壁18とほぼ同形である。背面パネル80は、ラッチ体収容部23内に遮蔽機構60及びラッチ体40が収容された状態において、そのねじ孔81と周壁18に位置するねじ孔83にねじ83を螺合することによってケース20に固定される。
図7、8及び図10(a)を参照すると、平面ハンドル装置10の施錠状態においては、ラッチ体40がコイルばね50によって付勢されて前進し、カバー本体63内においてばね62の係止片62cが遮蔽板61のスリット75内において前端から後端へ移動し、他方側壁67B側へ付勢されていたカム突起74の一方の傾斜部がフランジ46に当接されて羽根72がV2方向へ旋回する。このように、遮蔽板61をばね付勢に抗して旋回させることによって、羽根72がケース20の表示窓25と重なる位置に移動し、表示要素48が遮蔽される。
図7,9及び図10(b)を参照すると、解錠状態において、すなわち、ハンドル30を引き出し旋回してラッチ体40をばね付勢に抗して後退させた状態においては、カム突起74とフランジ46とが前後方向X,Yにおいて互いに離間している。かかる状態において、ばね62の係止片62cは遮蔽板61のスリット75の前端に位置して、羽根72を付勢してV1方向へ旋回させるので、表示窓25からラッチ体の表示要素48が露出され、平面ハンドル装置10が安全に解錠されていることを外部から容易に視認することができる。
ハンドル30から手を離したときには、ラッチ体40がばね付勢によって前進し、カム突起74の傾斜部がフランジ46に当接して羽根72がV2方向へ旋回し、表示窓25と重なる位置に移動して表示要素48が遮蔽される。かかる表示要素48が遮蔽されている状態においては、ラッチ体40の先端41aがラッチ受部13に進入して施錠されており、安全に施錠されていることを外部から視認することができる。
このように、本願発明にかかる平面ハンドル装置10は、ラッチ体40の直線往復運動による動きを利用したカム機構による比較的に簡易な構成によって、施錠状態及び/又は解錠状態を外部から容易に認識することのできる、信頼性の高いインジケータ機能を低コストで実現するものである。したがって、例えば、施錠操作をして見掛け上は施錠されていることを視認した後に、固定パネル11b側のラッチ受部13に粉塵が入り込んだり、ラッチ受部13に取り付けられた弾性部材からなるパッキンの反撥によって完全にラッチ体40の先端41aが係合されておらず施錠が不完全になされている状態であっても、表示窓25を確認することによって(表示要素48が現われていれば)施錠が不完全であることを外部から容易に認識することができる。とりわけ、消防車等の特殊車両の収容ボックスの引き出し扉の平面ハンドル装置において、施錠が不完全な場合には、そのまま走行することによって走行中に扉が開いて収容ボックス内の収容物が外に出されて、交通事故等の大きな問題を生じるおそれがあるところ、本発明による平面ハンドル装置10によれば、完全に施錠されていることを外部から容易に視認することができるので、かかる不利益を生じるおそれはない。
また、施錠時においては、ラッチ体40の直線往復運動が遮蔽板61の旋回運動に円滑に変換されるものであるところ、図11を参照すると、ラッチ体40のストローク量に対する遮蔽板61の旋回される度合いは、軸部71の回転軸Pと解錠状態におけるカム突起74の当接角部77との前後方向X,Yにおける離間寸法Rとそのときの回転軸Pと当接角部77との傾斜角度θとに依存する。本実施形態に係る発明においては、該寸法差Rが約0.5〜1.5mm、好ましくは、約1.0mmであって、傾斜角度θは、約25〜45度である。施錠するときに、操作者がハンドル30から手を離すとそれとほぼ同時に遮蔽板61が旋回して表示要素48が遮蔽される。解錠時においては、ハンドル30を引き出し旋回すると瞬時に遮蔽板61が旋回して表示要素48が表示窓25から露出される。このように、レスポンス性に優れ、ハンドル30の僅かな引き出し旋回操作によって、インジケータによる表示を瞬時に切り替えることができる。
10 平面ハンドル装置
20 ケース
30 ハンドル
40 ラッチ体
45 フランジ
48 表示要素(インジケータ)
61 遮蔽板
62 ばね
63 カバー本体
64 蓋体
65 遮蔽カバー
68 凸曲部
71 軸部
72 羽根
74 カム突起
77 当接角部
P 軸部の回転軸
X 前方
Y 後方

Claims (5)

  1. 正面及び背面と、前後方向及び厚さ方向とを有する平面ハンドル装置であって、
    前記正面側に表示窓を有するケースと、前記ケースに引き出し旋回可能に軸支されたハンドルと、前方へばね付勢された状態でケース内に収納され、前記ハンドルの旋回と連動して前後方向へ直線往復運動可能なラッチ体と、前記ラッチ体の前記正面側に配された表示要素を有するインジケータ機構とを備え、
    前記インジケータ機構は、前記表示要素を遮蔽する遮蔽板を有し、
    前記遮蔽板は、施錠状態において、前記ラッチ体の前記遮蔽板へ向かって突出するフランジに当接するカム突起を有する軸部と、前記軸部から延びて前記表示要素を遮蔽する羽根とを有し、
    前記ハンドルを引き出し旋回することによって、前記ラッチ体がばね付勢に抗して後退して解錠され、前記フランジが前記軸部の前記カム突起から離間して前記遮蔽板が旋回して前記表示要素が前記表示窓から露出されることを特徴とする前記平面ハンドル装置。
  2. 前記インジケータ機構は、前記遮蔽板を被覆する遮蔽カバーをさらに有し、前記遮蔽カバーは、前記前後方向へ延びる両側壁間において前記遮蔽板とばねとが配置されたカバー本体を有し、前記遮蔽板が前記ばねによって前記カバー本体の一方側壁に付勢される請求項1に記載の平面ハンドル装置。
  3. 前記遮蔽カバーは、透明又は半透明のプラスチック材料から形成されており、前記厚さ方向において前記表示窓と重なる凸曲部を有し、前記凸曲部が前記表示窓に前記背面側から嵌挿される請求項2に記載の平面ハンドル装置。
  4. 前記遮蔽カバーは、前記遮蔽板を前記背面側から被覆する蓋体を有し、前記蓋体は、前記厚さ方向において前記表示窓と前記凸曲部とに重なって位置する透孔を有する請求項3に記載の平面ハンドル装置。
  5. 前記遮蔽板の前記軸部の前記カム突起は曲状であって、中央に位置する直状部と、前記直状部から延びる一対の傾斜部と、直状部と傾斜部とが交差する当接角部とを有し、解錠状態において前記軸部の回転軸と当接角部との前記前後方向における離間寸法が約0.5〜1.5mmである請求項1〜4のいずれかに記載の平面ハンドル装置。
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