JP2012145749A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光走査の安定性を低下させることなく、光源の数を減らすことができる光走査装置を提供する。
【解決手段】 戻り光除去光学系は、光源2200Aと光束分割部材2203Aとの間に配置された1/4波長板QvAと、光束分割部材2203Aから射出された光束L1の光路上に配置された1/4波長板Qbと、光束分割部材2203Aから射出された光束L2の光路上に配置された1/4波長板Qaとを有している。ポリゴンミラーで反射された光束Lbが戻ってきても、該戻り光は、偏光分離面で+z方向に反射される。ポリゴンミラーで反射された光束Laが戻ってきても、該戻り光は、反射ミラー面で+z方向に反射され、偏光分離面を透過する。すなわち、各戻り光は、いずれも光源2200Aには戻らない。
【選択図】図12

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、被走査面を光によって走査する光走査装置及び画像形成装置に関する。
電子写真の画像記録では、レーザを用いた画像形成装置が広く用いられている。この場合、画像形成装置は光走査装置を備え、感光性を有するドラムの軸方向にポリゴンスキャナ(例えば、ポリゴンミラー)を用いてレーザ光を走査しつつ、ドラムを回転させ潜像を形成する方法が一般的である。このような電子写真の分野では、画像品質を向上させるために画像の高密度化、及び操作性を向上させるために画像出力の高速化が画像形成装置に求められている。上記高密度化と高速化を両立させる方法の一つとして、複数の光で同時に走査するいわゆるマルチビーム化が考えられた。
しかしながら、マルチビーム方式は、ビーム数が増加することから、光源のコスト、及びそれを駆動するための制御ボード(ASIC含む)のコストが増大する。
例えば、特許文献1には、1個の光源からの光ビームでn個の光走査位置を光走査する光走査装置が開示されている。
また、特許文献2には、1つの光源からの光束により、光偏向器を挟む2つの被走査面を光走査する光走査装置が開示されている。
特許文献1及び特許文献2に開示されている光走査装置では、光源として半導体レーザが用いられており、該半導体レーザから射出され、走査光学系で反射された光が半導体レーザに戻ると、以下のような悪影響を生じるおそれがあった。
(1)戻り光がレーザの端面等で更に反射し、該反射光が被走査面に到達し、画像濃度が変化する。
(2)戻り光によりレーザ発振が不安定になり、画像濃度が変化する。
(3)戻り光が光量モニタ用の受光素子に到達し、レーザの発光パワーを一定に保つためのAPC(Auto Power Control)が不安定になり、その結果、発光パワーが変化して、画像濃度が変化する。
なお、被走査面の数に対応した数の光源を備える通常の光走査装置では、光学素子の表面で反射した光が光源に戻ったとしても、該戻り光は、光源上で集光しないため、戻り光による悪影響は殆どない。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている光走査装置のように、1つの光源からの光束で複数の異なる被走査面を時間的に切り替えて走査する方式では、走査レンズの画角を広くとると、ポリゴンミラー等の光偏向器で反射した光が光源に戻り、かつ該戻り光は光源上で集光するため、上記の悪影響を生じるおそれがある。そのため、1つの光源からの光束で複数の異なる被走査面を時間的に切り替えて走査する方式では、走査レンズの画角が広く取れず、その結果光路長が長くなり、光走査装置が大型化してしまうという不都合があった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、光走査の安定性を低下させることなく、光源の数を減らすことができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、画像品質を低下させることなく、小型化及び低価格化を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、少なくとも2つの被走査面を光によって個別に主走査方向に走査する光走査装置であって、光源と、前記光源からの光束を第1光束と第2光束とに分割する分割面を有し、前記第1光束と前記第2光束を前記主走査方向に直交する副走査方向に関して離間して射出する光束分割手段と、互いに位相がずれて回転する第1多面鏡と第2多面鏡を有し、前記光束分割手段からの前記第1光束を前記第1多面鏡で偏向し、前記第2光束を前記第2多面鏡で偏向する光偏向器と、前記光偏向器で偏向された前記第1光束及び前記第2光束を、対応する被走査面にそれぞれ導く走査光学系と、を備え、前記第1光束及び前記第2光束のうちの一方の光束が対応する被走査面を走査している間の一タイミングで、他方の光束が対応する多面鏡に垂直に入射し、そのタイミングにおいて、前記光源の副走査方向における共役点が、該多面鏡の表面からずれた位置に存在している光走査装置である。
これによれば、光走査の安定性を低下させることなく、光源の数を減らすことができる。
本発明は、第2の観点からすると、少なくとも2つの像担持体と、前記少なくとも2つの像担持体を画像データに応じて変調された光束により走査する本発明の光走査装置と、を備える画像形成装置である。
これによれば、画像品質を低下させることなく、小型化及び低価格化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置を説明するための図(その1)である。 図1における光走査装置を説明するための図(その2)である。 図1における光走査装置を説明するための図(その3)である。 図1における光走査装置を説明するための図(その4)である。 光源に含まれる面発光レーザアレイを説明するための図である。 面発光レーザアレイにおける複数の発光部の配列を説明するための図である。 光束分割部材を説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれ偏光分離面の形成部位の違いを説明するための図である。 2段構成の4面鏡が位相差45°で回転するときの戻り光を説明するための図(その1)である。 2段構成の4面鏡が位相差45°で回転するときの戻り光を説明するための図(その2)である。 戻り光除去光学系2303Aを説明するための図である。 図13(A)〜図13(F)は、それぞれ図12における各光束の偏光状態を説明するための図である。 戻り光除去光学系2303Aの効果を説明するための図(その1)である。 戻り光除去光学系2303Aの効果を説明するための図(その2)である。 戻り光除去光学系2303Bを説明するための図である。 図17(A)〜図17(F)は、それぞれ図16における各光束の偏光状態を説明するための図である。 戻り光除去光学系2303Bの効果を説明するための図(その1)である。 戻り光除去光学系2303Bの効果を説明するための図(その2)である。 戻り光除去光学系2303Aの変形例1を説明するための図である。 図21(A)及び図21(B)は、それぞれ図20における1/2波長板の遅相軸の角度を説明するための図である。 戻り光除去光学系2303Aの変形例2を説明するための図である。 変形例2の戻り光除去光学系2303Aの効果を説明するための図(その1)である。 変形例2の戻り光除去光学系2303Aの効果を説明するための図(その2)である。 戻り光除去光学系2303Aの変形例3を説明するための図である。 保持部材を説明するための図(その1)である。 保持部材を説明するための図(その2)である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図19に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る画像形成装置としてのカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、4つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着装置2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、アナログデータをデジタルデータに変換するAD変換回路などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの要求に応じて各部を制御するとともに、上位装置からの画像情報を光走査装置2010に送る。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、トナーカートリッジ2034a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、トナーカートリッジ2034b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、トナーカートリッジ2034c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、トナーカートリッジ2034d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、各色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。
トナーカートリッジ2034aにはブラックトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033aに供給される。トナーカートリッジ2034bにはシアントナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033bに供給される。トナーカートリッジ2034cにはマゼンタトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033cに供給される。トナーカートリッジ2034dにはイエロートナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033dに供給される。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジからのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。ここで転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次積み重ねられる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置2010の構成について説明する。
光走査装置2010は、一例として図2〜図5に示されるように、2つの光源(2200A、2200B)、6つの1/4波長板(QvA、QvB、Qa、Qb、Qc、Qd)、2つのカップリングレンズ(2201A、2201B)、2つの開口板(2202A、2202B)、2つの光束分割部材(2203A、2203B)、4つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b、2204c、2204d)、ポリゴンミラー2104、4つの第1走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)、8枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2108a、2108b、2108c、2108d)、4つの第2走査レンズ(2107a、2107b、2107c、2107d)、2つの同期レンズ(2301A、2301B)、2つの同期検知センサ(2302A、2302B)、及び不図示の走査制御装置などを備えている。そして、これらは、光学ハウジング(図示省略)の所定位置に組み付けられている。
なお、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
光源2200Aと光源2200Bは、X軸方向に関して離れた位置に配置されている。
各光源は、いずれも、一例として図6に示されるように、同一基板上に32個の発光部が2次元的に配列されている面発光レーザアレイ100を有している。
32個の発光部は、図7に示されるように、すべての発光部を副走査対応方向に伸びる仮想線上に正射影したときに、発光部間隔が等間隔d1となるように配置されている。なお、本明細書では、「発光部間隔」とは2つの発光部の中心間距離をいう。
また、各発光部は、発振波長が780nm帯であり、直線偏光を射出する。
また、各光源は、面発光レーザアレイ100から射出された光束の一部を分岐する分岐光学系、及び該分岐光学系で分岐された光束を受光する光量モニタ用の受光素子を有している。そして、走査制御装置は、該受光素子の出力信号に基づいて、各発光部の発光パワーを一定に保つためのAPC(Auto Power Control)を行う。
以下では、光源2200Aから射出された光束を「光束L0A」、光源2200Aから射出された光束を「光束L0B」という。
図2に戻り、1/4波長板QvAは、光源2200Aから射出された光束L0Aの光路上に配置され、該光束L0Aにおける互いに直交する直線偏光成分間に4分の1波長の位相差を付与する。以下では、1/4波長板QvAを通過した光束を「光束LvA」という。
1/4波長板QvBは、光源2200Bから射出された光束の光路上に配置され、該光束における互いに直交する直線偏光成分間に4分の1波長の位相差を付与する。以下では、1/4波長板QvBを通過した光束を「光束LvB」という。
カップリングレンズ2201Aは、1/4波長板QvAを通過した光束LvAの光路上に配置され、該光束LvAを略平行光束とする。
カップリングレンズ2201Bは、1/4波長板QvBを通過した光束LvBの光路上に配置され、該光束LvBを略平行光束とする。
開口板2202Aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201Aを介した光束を整形する。
開口板2202Bは、開口部を有し、カップリングレンズ2201Bを介した光束を整形する。
光束分割部材2203Aは、開口板2202Aの開口部を通過した光束の光路上に配置され、該光束を2つの光束に分割する。また、光束分割部材2203Bは、開口板2202Bの開口部を通過した光束の光路上に配置され、該光束を2つの光束に分割する。
光束分割部材2203Aと光束分割部材2203Bは、同じ構成の光束分割部材である。そこで、光束分割部材2203Aと光束分割部材2203Bを区別する必要がないときは、総称して「光束分割部材2203」という。
光束分割部材2203は、一例として図8に示されるように、入射光束に含まれる第1の偏光方向の直線偏光を透過させ、第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向の直線偏光を−Z方向に反射する偏光分離面と、該偏光分離面で反射された光束の光路上に偏光分離面に平行に配置された反射ミラー面とを有している。反射ミラー面に入射した光束は、偏光分離面を透過した光束の進行方向と同じ方向に反射される。すなわち、光束分割部材2203は、副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に関して、入射光束を互いに平行な2つの光束に分割する。なお、以下では、偏光分離面を透過した光束を「光束L1」、偏光分離面で反射された光束を「光束L2」という。
また、光束の進行方向を「x方向」とし、該x方向に直交する面内で互いに直交する2方向であって、光束分割部材2203における主走査対応方向を「y方向」、副走査対応方向を「z方向」とする。そして、各偏光方向は、yz面内で、+y方向に対する反時計回りの角度で表すものとする。
ここでは、偏光分離面に対して、上記第1の偏光方向はp偏光であり、上記第2の偏光方向はq偏光である。なお、p偏光とは、偏光分離面に対して入射光と反射光の両方が含まれる平面に平行な方向に電場が振動している光であり、s偏光とはp偏光と直交する方向に電場が振動している光である。そこで、上記光束L1はp偏光であり、上記光束L2はq偏光である。
光束分割部材2203は、図9(A)及び図9(B)に示されるように、三角柱状のプリズムと、横断面の形状が平行四辺形の四角柱状のプリズムとが接着されており、偏光分離面は、三角柱状のプリズムの接着面に形成されても良いし、四角柱状のプリズムの接着面に形成されても良い。
このように、光束分割部材2203は、一体化されているため、光束L1と反射面で反射された光束L2の平行性を正確に保ち易くなり、また、その平行性が経時変化しにくくなる。
光束LvAは、光束分割部材2203Aで、光束L1と光束L2に略1:1で分割される。
光束LvBは、光束分割部材2203Bで、光束L1と光束L2に略1:1で分割される。
1/4波長板Qaは、光束分割部材2203Aからの2つの光束のうち−Z側の光束(光束L2)の光路上に配置され、該光束における互いに直交する直線偏光成分間に4分の1波長の位相差を付与する。以下では、1/4波長板Qaを通過した光束を「光束La」という。
1/4波長板Qbは、光束分割部材2203Aからの2つの光束のうち+Z側の光束(光束L1)の光路上に配置され、該光束における互いに直交する直線偏光成分間に4分の1波長の位相差を付与する。以下では、1/4波長板Qbを通過した光束を「光束Lb」という。
1/4波長板Qcは、光束分割部材2203Bからの2つの光束のうち+Z側の光束(光束L1)の光路上に配置され、該光束における互いに直交する直線偏光成分間に4分の1波長の位相差を付与する。以下では、1/4波長板Qcを通過した光束を「光束Lc」という。
1/4波長板Qdは、光束分割部材2203Bからの2つの光束のうち−Z側の光束(光束L2)の光路上に配置され、該光束における互いに直交する直線偏光成分間に4分の1波長の位相差を付与する。以下では、1/4波長板Qdを通過した光束を「光束Ld」という。
シリンドリカルレンズ2204aは、1/4波長板Qaを通過した光束の光路上に配置され、該光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204bは、1/4波長板Qbを通過した光束の光路上に配置され、該光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204cは、1/4波長板Qcを通過した光束の光路上に配置され、該光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204dは、1/4波長板Qdを通過した光束の光路上に配置され、該光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
ポリゴンミラー2104は、2段構造の4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。そして、1段目(下段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204aからの光束及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束がそれぞれ偏向され、2段目(上段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204bからの光束及びシリンドリカルレンズ2204cからの光束がそれぞれ偏向されるように配置されている。なお、1段目の4面鏡及び2段目の4面鏡は、互いに位相が46°ずれて回転し、書き込み走査は1段目と2段目とで交互に行われる。また、各4面鏡に外接する円の半径は7mmである。上下段の4面鏡は一体的に形成されても良いし、個別に形成した後、それらを組み付けても良い。
ここでは、シリンドリカルレンズ2204a及びシリンドリカルレンズ2204bからの光束はポリゴンミラー2104の−X側に偏向され、シリンドリカルレンズ2204c及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束はポリゴンミラー2104の+X側に偏向される。
第1走査レンズ2105a及び第1走査レンズ2105bは、ポリゴンミラー2104の−X側に配置され、第1走査レンズ2105c及び第1走査レンズ2105dは、ポリゴンミラー2104の+X側に配置されている。
そして、第1走査レンズ2105aと第1走査レンズ2105bはZ軸方向に積層され、第1走査レンズ2105aは1段目の4面鏡に対向し、第1走査レンズ2105bは2段目の4面鏡に対向している。また、第1走査レンズ2105cと第1走査レンズ2105dはZ軸方向に積層され、第1走査レンズ2105cは2段目の4面鏡に対向し、第1走査レンズ2105dは1段目の4面鏡に対向している。
各第1走査レンズはそれぞれ、ポリゴンミラー2104の回転に伴って、対応する感光体ドラム面上で光スポットが主走査方向に等速で移動するようなパワーを有する非円弧面形状を有している。
そこで、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204aからの光束は、第1走査レンズ2105a、折り返しミラー2106a、第2走査レンズ2107a、及び折り返しミラー2108aを介して、感光体ドラム2030aに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030aの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030a上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030aでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030aの回転方向が、感光体ドラム2030aでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204bからの光束は、第1走査レンズ2105b、折り返しミラー2106b、第2走査レンズ2107b、及び折り返しミラー2108bを介して、感光体ドラム2030bに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030bの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030b上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030bでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030bの回転方向が、感光体ドラム2030bでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204cからの光束は、第1走査レンズ2105c、折り返しミラー2106c、第2走査レンズ2107c、及び折り返しミラー2108cを介して、感光体ドラム2030cに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030cの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030c上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030cでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030cの回転方向が、感光体ドラム2030cでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204dからの光束は、第1走査レンズ2105d、折り返しミラー2106d、第2走査レンズ2107d、及び折り返しミラー2108dを介して、感光体ドラム2030dに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030dの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030d上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030dでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030dの回転方向が、感光体ドラム2030dでの「副走査方向」である。
各折り返しミラーは、ポリゴンミラー2104から各感光体ドラムに至る各光路長が互いに一致するとともに、各感光体ドラムにおける光束の入射位置及び入射角がいずれも互いに等しくなるように、それぞれ配置されている。
また、シリンドリカルレンズとそれに対応する第2走査レンズとにより、偏向点とそれに対応する感光体ドラム表面とを副走査方向に共役関係とする面倒れ補正光学系が構成されている。
ポリゴンミラー2104と各感光体ドラムとの間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、第1走査レンズ2105aと第2走査レンズ2107aと折り返しミラー(2106a、2108a)とからKステーションの走査光学系が構成されている。また、第1走査レンズ2105bと第2走査レンズ2107bと折り返しミラー(2106b、2108b)とからCステーションの走査光学系が構成されている。そして、第1走査レンズ2105cと第2走査レンズ2107cと折り返しミラー(2106c、2108c)とからMステーションの走査光学系が構成されている。さらに、第1走査レンズ2105dと第2走査レンズ2107dと折り返しミラー(2106d、2108d)とからYステーションの走査光学系が構成されている。
ところで、各感光体ドラムにおける画像情報が書き込まれる主走査方向の走査領域は「有効走査領域」、「画像形成領域」、あるいは「有効画像領域」などと呼ばれている。
同期レンズ2301Aは、ポリゴンミラー2104で偏向され、第1走査レンズ2105bの−Y側の端部で主走査方向に関してパワーをもっていない部分(ノンパワー部分)を通過した光束の光路上に配置され、該光束を集光する。
同期検知センサ2302Aは、同期レンズ2301Aを介した光束の光路上に配置され、該光束の光量に応じた信号を走査制御装置に出力する。
走査制御装置は、同期検知センサ2302Aの出力信号に基づいて、感光体ドラム2030a及び感光体ドラム2030bでの書き込み開始のタイミングを決定する。
同期レンズ2301Bは、ポリゴンミラー2104で偏向され、第1走査レンズ2105cの+Y側の端部で主走査方向に関してパワーをもっていない部分(ノンパワー部分)を通過した光束の光路上に配置され、該光束を集光する。
同期検知センサ2302Bは、同期レンズ2301Bを介した光束の光路上に配置され、該光束の光量に応じた信号を走査制御装置に出力する。
走査制御装置は、同期検知センサ2302Bの出力信号に基づいて、感光体ドラム2030c及び感光体ドラム2030dでの書き込み開始のタイミングを決定する。
なお、同期レンズと同期検知センサとからなる構成は、「同期検知系」とも呼ばれている。また、ポリゴンミラー2104で偏向され、同期検知センサで受光される光束は「同期検知用光束」とも呼ばれている。
ここでは、同期検知用光束は、第1走査レンズのノンパワー部分を通過しているため、環境温度の変化で第1走査レンズが膨張・収縮したとしても、同期検知センサへ向かう期検知用光束の光路は変化しない。
本実施形態では、共通の光源からの2つの光束のうち、上段の4面鏡で偏向された光束が対応する感光体ドラムを走査しているときは、下段の4面鏡で偏向された光束は感光体ドラムに到達しない。また、共通の光源からの2つの光束のうち、下段の4面鏡で偏向された光束が対応する感光体ドラムを走査しているときは、上段の4面鏡で偏向された光束は感光体ドラムに到達しない。
そこで、走査制御装置は、上段の4面鏡で偏向された光束が対応する感光体ドラムを走査するときは、該感光体ドラムに対応する色(ここでは、シアン又はマゼンタ)の画像情報に基づいて光源を変調駆動し、下段の4面鏡で偏向された光束が対応する感光体ドラムを走査するときは、該感光体ドラムに対応する色(ここでは、ブラック又はイエロー)の画像情報に基づいて光源を変調駆動する。
ところで、単一の光源から射出された光束を2つに分割し、2段構成で相対的に位相がずれた多面鏡を用いて、異なる被走査面を走査する場合、多面鏡で反射された光が光源に戻らないようにすると、走査レンズの画角が狭くなる。
例えば、上下段の4面鏡の位相差を45゜とすると、図10に示されるように、上段の4面鏡で反射された光線と、下段の4面鏡で反射された光線の角度差は90゜となる。被走査面は、この角度差が保たれたまま走査される。入射光の角度を60゜と考えると、図11に示されるように、上段の4面鏡で反射された光線の角度が−30゜のとき、下段の4面鏡で反射された光線がちょうど光源に戻る。
画角の対称性や、対向走査方式への適用を考慮すると、画角は対称であるのが望ましい。そこで、上段の4面鏡で被走査面を走査する際、下段の4面鏡で反射した光線が光源に戻らないようにするためには、走査光の画角は±30゜以下にする必要がある。
像面上の位置をy、走査レンズの焦点距離をf、画角をθとすると、y=fθの関係にあるため、被走査面上の決められた範囲を走査することを考えると(例えば、y=±163.5mm)、画角θが狭くなれば、走査レンズの焦点距離が長くなる。走査レンズの焦点距離が長くなると、光走査装置の大型化を招く。
光走査装置の小型化を実現しようとすると、走査レンズの焦点距離を短くする必要があり、そのためには、画角を広くとる必要がある。
そこで、ポリゴンミラーに入射する光束の少なくとも一部がポリゴンミラーで光源側に反射され、該反射光が光源に戻ることを容認すれば、光走査装置の小型化と、光源及び光源駆動ボードの個数削減による低コスト化とを両立させることができる。
しかしながら、光源に戻り光が入射すると、以下のような悪影響が生じるおそれがある。
(1)戻り光がレーザの端面等で更に反射し、該反射光が被走査面に到達し、画像濃度が変化する。
(2)戻り光によりレーザ発振が不安定になり、画像濃度が変化する。
(3)戻り光が光量モニタ用の受光素子に到達し、レーザの発光パワーを一定に保つためのAPC(Auto Power Control)が不安定になり、その結果、発光パワーが変化して、画像濃度が変化する。
そこで、本実施形態では、光源2200Aとポリゴンミラー2104との間の光路上に、3つの1/4波長板(QvA、Qa、Qb)を戻り光除去光学系(戻り光除去光学系2303Aとする)として設け、光源2200Bとポリゴンミラー2104との間の光路上に、3つの1/4波長板(QvB、Qc、Qd)を戻り光除去光学系(戻り光除去光学系2303Bとする)として設けている。
先ず、戻り光除去光学系2303Aについて、図12を用いて説明する。
光源2200Aから射出された光束L0Aは直線偏光であり、1/4波長板QvAで円偏光の光束LvAとなる。
この光束LvAは、光束分割部材2203Aで、p偏光である光束L1とs偏光である光束L2に略1:1で分割される。
光束分割部材2203Aから射出された光束L2は、1/4波長板Qaで円偏光の光束Laとなる。
光束分割部材2203Aから射出された光束L1は、1/4波長板Qbで円偏光の光束Lbとなる。
一例として、光束L0Aの偏光状態が図13(A)に示され、光束LvAの偏光状態が図13(B)に示されている。そして、光束L1の偏光状態が図13(C)に示され、光束L2の偏光状態が図13(D)に示されている。また、光束Lbの偏光状態が図13(E)に示され、光束Laの偏光状態が図13(F)に示されている。
そこで、1/4波長板Qbを通過した光束Lbが、ポリゴンミラー2104で反射されて戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qbで第2の偏光方向の直線偏光(s偏光)Lbrになり、一例として図14に示されるように、光束分割部材2203Aの偏光分離面で+z方向に反射される。すなわち、該戻り光は、光源に戻らない。
また、1/4波長板Qaを通過した光束Laが、ポリゴンミラー2104で反射されて戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qaで第1の偏光方向の直線偏光(p偏光)Larになり、一例として図15に示されるように、光束分割部材2203Aの反射ミラー面で+z方向に反射され、偏光分離面を透過する。すなわち、該戻り光は、光源に戻らない。
次に、戻り光除去光学系2303Bについて、図16を用いて説明する。
光源2200Bから射出された光束L0Bは直線偏光であり、1/4波長板QvBで円偏光の光束LvAとなる。
この光束LvBは、光束分割部材2203Bで、p偏光である光束L1とs偏光である光束L2に略1:1で分割される。
光束分割部材2203Bから射出された光束L1は、1/4波長板Qcで円偏光の光束Lcとなる。
光束分割部材2203Bから射出された光束L2は、1/4波長板Qdで円偏光の光束Ldとなる。
一例として、光束L0Bの偏光状態が図17(A)に示され、光束LvBの偏光状態が図17(B)に示されている。そして、光束L1の偏光状態が図17(C)に示され、光束L2の偏光状態が図17(D)に示されている。また、光束Lcの偏光状態が図17(E)に示され、光束Ldの偏光状態が図17(F)に示されている。
そこで、1/4波長板Qcを通過した光束Lcが、ポリゴンミラー2104で反射されて戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qcで第2の偏光方向の直線偏光(s偏光)Lcrになり、一例として図18に示されるように、光束分割部材2203Bの偏光分離面で+z方向に反射される。すなわち、該戻り光は、光源に戻らない。
また、1/4波長板Qdを通過した光束Ldが、ポリゴンミラー2104で反射されて戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qdで第1の偏光方向の直線偏光(p偏光)Ldrになり、一例として図19に示されるように、光束分割部材2203Bの反射ミラー面で+z方向に反射され、偏光分離面を透過する。すなわち、該戻り光は、光源に戻らない。
このように、戻り光除去光学系2303A及び戻り光除去光学系2303Bは、ポリゴンミラー2104で反射された光束が各光源に戻るのを抑制している。これにより、戻り光による画像品質への悪影響を回避しつつ、光走査装置の小型化と低コスト化とを両立することができる。
なお、戻り光除去光学系が設けられていても、光学部品の製造誤差により少しではあるが光源への戻り光が発生する。また、光源への戻り光を完全に遮断しようとすると、戻り光除去光学系の要求仕様が非常に厳しいものとなり、量産性がなくなり、コストアップを招く。
そこで、本実施形態では、光源への戻り光が若干あったとしても、その影響を小さなものにするため、戻り光が光源で焦点を結ばないようにしている。具体的には、ポリゴンミラー2104の偏向反射面で反射された光が光源に戻る条件において、すなわち、ポリゴンミラー2104の偏向反射面への入射角が0゜となるとき、光源の副走査対応方向における共役点が、ポリゴンミラー2104の偏向反射面よりも回転軸側になるように、光学素子の焦点距離やその位置等が設定されている。これにより、各光源への戻り光が該光源で焦点を結ばなくなり、戻り光が若干あったとしても、戻り光による悪影響を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置2010によると、2つの光源(2200A、2200B)、2つの光束分割部材(2203A、2203B)、光偏向器2104、2つの戻り光除去光学系(2303A、2303B)、4つの走査光学系、及び走査制御装置などを備えている。
各光束分割部材は、入射光束に含まれる第1の偏光方向の直線偏光を透過させ、第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向の直線偏光を−Z方向に反射する偏光分離面と、該偏光分離面で反射された光束の光路上に偏光分離面に平行に配置された反射ミラー面とを有している。
戻り光除去光学系2303Aは、光源2200Aと光束分割部材2203Aとの間に配置された1/4波長板QvAと、光束分割部材2203Aから射出された光束L1の光路上に配置された1/4波長板Qbと、光束分割部材2203Aから射出された光束L2の光路上に配置された1/4波長板Qaとを有している。
この場合は、ポリゴンミラー2104で反射された光束Lbが戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qbで第2の偏光方向の直線偏光になり、光束分割部材2203Aの偏光分離面で+z方向に反射される。また、ポリゴンミラー2104で反射された光束Laが戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qaで第1の偏光方向の直線偏光になり、光束分割部材2203Aの反射ミラー面で+z方向に反射され、偏光分離面を透過する。すなわち、各戻り光は、いずれも光源2200Aには戻らない。
戻り光除去光学系2303Bは、光源2200Bと光束分割部材2203Bとの間に配置された1/4波長板QvBと、光束分割部材2203Bから射出された光束L1の光路上に配置された1/4波長板Qcと、光束分割部材2203Bから射出された光束L2の光路上に配置された1/4波長板Qdとを有している。
この場合は、ポリゴンミラー2104で反射された光束Lcが戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qcで第2の偏光方向の直線偏光になり、光束分割部材2203Bの偏光分離面で+z方向に反射される。また、ポリゴンミラー2104で反射された光束Ldが戻ってきても、該戻り光は、1/4波長板Qdで第1の偏光方向の直線偏光になり、光束分割部材2203Bの反射ミラー面で+z方向に反射され、偏光分離面を透過する。すなわち、各戻り光は、いずれも光源2200Bには戻らない。
従って、光走査の安定性を低下させることなく、光源の数を減らすことができる。
そして、戻り光による画像品質への悪影響を回避しつつ、光走査装置の小型化と低コスト化とを両立することができる。
そして、本実施形態に係るカラープリンタ2000によると、光走査装置2010を備えているため、結果として、画像品質を低下させることなく、小型化及び低価格化を図ることができる。
なお、上記実施形態において、一例として図20に示されるように、戻り光除去光学系2303Aの前記1/4波長板QvAに代えて、1/2波長板Hを用いても良い。
この1/2波長板Hは、光源からの直線偏光L0Aを、偏向方向θが45°の直線偏光(図21(A)参照)、もしくは偏向方向θが135゜の直線偏光(図21(B)参照)とするように、遅相軸の角度が設定されている。なお、該円偏光を「光束Lh」という。この場合は、光束分割部材2203Aでの透過光と反射光の比率が略1:1となる。
同様に、戻り光除去光学系2303Bの前記1/4波長板QvBに代えて、上記1/2波長板Hを用いても良い。
また、上記実施形態において、一例として図22に示されるように、戻り光除去光学系2303Aの前記1/4波長板Qa及び1/4波長板Qbに代えて、偏光子Tを用いても良い。
この偏光子Tは、光源2200Aと1/4波長板QvAとの間の光路上に配置されている。また、偏光子Tの透過方向は、光束L0Aの偏光方向と一致している。
この場合、図23に示されるように、光束分割部材2203Aから射出された光束L1が、ポリゴンミラー2104で反射されて戻ってくると、該戻り光L1rは、1/4波長板QvAで偏光子Tの透過方向に直交する方向の直線偏光となるため、偏光子Tで遮光され、光源2200Aには到達しない。
また、図24に示されるように、光束分割部材2203Aから射出された光束L2が、ポリゴンミラー2104で反射されて戻ってくると、該戻り光L2rは、1/4波長板QvAで偏光子Tの透過方向に直交する方向の直線偏光となるため、偏光子Tで遮光され、光源2200Aには到達しない。
この場合、図25に示されるように、光束分割部材2203Aでは、前記偏光分離面に代えて、ハーフミラー面としても良い。
そして、入射光の偏光状態と、ハーフミラー面を透過した光束の偏光状態と、ハーフミラー面で反射され、反射ミラー面で反射された光束の偏光状態とが略一致するように、ハーフミラー面の多層膜コート条件を設定するのが良い。偏光状態は、一般には楕円偏光であり、楕円偏光の特殊な場合として、直線偏光、円偏光がある。ここで、「偏光状態が一致する」とは、p偏光成分とs偏光成分の光の振幅比と位相差が一致していることをいう。
また、ハーフミラー面を透過した光束の偏光状態と、ハーフミラー面への入射光の偏光状態とが異なるとき、もしくは、ハーフミラー面で反射され、反射ミラー面で反射された光束の偏光状態と、ハーフミラー面への入射光の偏光状態とが異なるときは、戻り光の一部に偏光子Tを透過する方向の直線偏光成分が含まれる。そのようなときには、ハーフミラー面を透過した光束の光路上、もしくは、ハーフミラー面で反射され、反射ミラー面で反射された光束の光路上に波長板を設け、該波長板を通過した光束の偏光状態を、ハーフミラー面への入射光の偏光状態と略一致させると良い。
同様に、戻り光除去光学系2303Bの前記1/4波長板Qc及び1/4波長板Qdに代えて、上記偏光子Tを用いても良い。この場合に、光束分割部材2203Bでは、前記偏光分離面に代えて、ハーフミラー面としても良い。
また、上記実施形態において、各光束分割部材では、前記反射ミラー面に代えて、光束L2を全反射する全反射面としても良い。
また、上記実施形態では、各光束分割部材が一体化された部材である場合について説明したが、これに限らず、一例として図26に示されるように、各光束分割部材が、偏光ビームスプリッタ2203aと、反射部材2203bと、それらが保持される保持部材2203cとから構成されても良い。
このとき、偏光ビームスプリッタ2203aの偏光分離面と、反射部材2203bの反射面とを対向させることにより、偏光分離面と反射面の平行性を容易に確保することができる。
そして、偏光ビームスプリッタ2203a及び反射部材2203bは、保持部材2203cに接着剤で固定されても良いし、偏光ビームスプリッタ2203a及び反射部材2203bを、不図示のばね部材で保持部材2203cに押しつけて、その押圧で固定しても良い。また、偏光ビームスプリッタ2203a及び反射部材2203bの少なくとも一方は、保持部材2203cを貫通しても良い。
また、一例として図27に示されるように、偏光ビームスプリッタ2203a及び反射部材2203bが、両側から保持部材2203cで保持されても良い。
この場合、偏光ビームスプリッタ2203a及び反射部材2203bは、板状部材であるほうが、例えばプリズム状部材であるのに比べて製造工程が簡素になるため、コスト面で好ましい。
また、保持部材2203cは、ガラス製であることが好ましい。これにより、温度変化があっても、偏光ビームスプリッタ2203aと反射部材2203bとの間隔が変化しにくくなる。この場合、偏光ビームスプリッタ2203a及び反射部材2203bの側面を保持部材2203cに突き当てて、紫外線硬化の接着剤で固定することができる。
さらに、保持部材2203cは、偏光ビームスプリッタ2203aと反射部材2203bの相対的な角度が調整できるようになっていても良い。この場合は、偏光ビームスプリッタ2203aと反射部材2203bは、それらの相対的な角度が調整された後、保持部材2203cに接着固定される。
なお、上記実施形態では、各光束分割部材での透過光と反射光の比率が略1:1の場合について説明したが、光束L1が通過する走査光学系と光束L2が通過する走査光学系とで光利用効率が異なるときは、透過光と反射光の比率が略1:1でなくても良い。この場合は、各走査光学系の光利用効率に応じて、透過光と反射光の比率が設定される。
なお、上記実施形態では、2つのステーションで1つの同期検知系を共用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステーション毎に同期検知系を有していても良い。
また、上記実施形態において、前記面発光レーザアレイ100に代えて、単一の発光部を有するLD(Lazer Diode)、あるいは複数の発光部を有するLDアレイを用いても良い。なお、マルチビーム光源の方が、コストダウンの効果は大きい。
また、上記実施形態では、同期検知用光束が第1走査レンズを通過する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、同期検知用光束は、第1走査レンズを通過しなくても良い。
また、上記実施形態では、書き込み開始前の光束のみを同期検知センサで受光する場合について説明したが、さらに、書き込み終了後の光束を受光する同期検知センサを設けても良い。
また、上記実施形態では、各光束分割部材の偏光分離面がp偏光を透過させ、s偏光を反射させる機能を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、各光束分割部材の偏光分離面がs偏光を透過させ、p偏光を反射させる機能を有していても良い。
また、上記実施形態では、トナー像が感光体ドラムから転写ベルトを介して記録紙に転写される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、記録紙に直接転写されても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光プロッタやデジタル複写装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で転写対象物としての印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、像担持体としてビームスポットの熱エネルギにより発色する発色媒体(ポジの印画紙)を用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により可視画像を直接、像担持体に形成することができる。
要するに、上記光走査装置2010を備えた画像形成装置であれば、結果として、画像品質を低下させることなく、小型化及び低価格化を図ることができる。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、光走査の安定性を低下させることなく、光源の数を減らすのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、画像品質を低下させることなく、小型化及び低価格化を図るのに適している。
2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2030a〜2030d…感光体ドラム(像担持体)、2104…ポリゴンミラー(光偏向器)、2105a〜2105d…第1走査レンズ、2106a〜2106d…折り返しミラー、2107a〜2107d…第2走査レンズ、2108a〜2108d……折り返しミラー、2200A,2200B…光源、2201A,2201B…カップリングレンズ、2203A,2203B…光束分割部材、2203a…偏光ビームスプリッタ、2203b…反射部材、2203c…保持部材、2303A,2303B…戻り光除去光学系、H…1/2波長板、Qa,Qb,Qc,Qd,QvA,QvB…1/4波長板、T…偏光子。
特許第4445234号公報 特開2002−23085号公報

Claims (12)

  1. 少なくとも2つの被走査面を光によって個別に主走査方向に走査する光走査装置であって、
    光源と、
    前記光源からの光束を第1光束と第2光束とに分割する分割面を有し、前記第1光束と前記第2光束を前記主走査方向に直交する副走査方向に関して離間して射出する光束分割手段と、
    互いに位相がずれて回転する第1多面鏡と第2多面鏡を有し、前記光束分割手段からの前記第1光束を前記第1多面鏡で偏向し、前記第2光束を前記第2多面鏡で偏向する光偏向器と、
    前記光偏向器で偏向された前記第1光束及び前記第2光束を、対応する被走査面にそれぞれ導く走査光学系と、を備え、
    前記第1光束及び前記第2光束のうちの一方の光束が対応する被走査面を走査している間の一タイミングで、他方の光束が対応する多面鏡に垂直に入射し、そのタイミングにおいて、前記光源の副走査方向における共役点が、該多面鏡の表面からずれた位置に存在している光走査装置。
  2. 前記光源の副走査方向における共役点は、前記多面鏡の表面よりも該多面鏡の回転軸側の位置に存在していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光源と前記光偏向器との間に配置された戻り光除去光学系を備え、
    前記分割面は、偏光方向が互いに直交する2つの直線偏光の一方を透過させ、他方を反射する偏光分離面であり、
    前記戻り光除去光学系は、前記光源と前記光束分割手段との間の光路上に配置された1/4波長板もしくは1/2波長板と、前記光束分割手段からの前記第1光束の光路上に配置された1/4波長板と、前記光束分割手段からの前記第2光束の光路上に配置された1/4波長板とを有し、
    前記第1光束の光路上に配置された1/4波長板、及び前記第2光束の光路上に配置された1/4波長板の光学軸の角度は、入射光の偏光方向に対して45゜傾いていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記分割面は、入射光を所定の割合で透過光と反射光とに分割するハーフミラーであり、
    前記戻り光除去光学系は、偏光子と、該偏光子と前記光偏向器との間の光路上に配置され、光学軸の方向が前記偏光子の透過軸方向に対して45゜傾いている1/4波長板とを有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  5. 前記光束分割手段に入射する光束の偏光状態と、前記ハーフミラーを透過した光束の偏光状態と、前記ハーフミラーで反射された光束の偏光状態とは、略一致することを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記光束分割手段に入射する光束の偏光状態と、前記ハーフミラーを透過した光束の偏光状態と、前記ハーフミラーで反射された光束の偏光状態とは、互いに異なり、
    前記戻り光除去光学系は、前記ハーフミラーを透過した光束、及び前記ハーフミラーで反射された光束の少なくとも一方の光路上に、前記光偏向器に向かう2つの光束の偏光状態を、前記光束分割手段に入射する光束の偏光状態と略一致させるための波長板を有することを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  7. 前記光束分割手段は、プリズムを有し、該プリズムは前記分割面と、該分割面に平行な反射面とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記プリズムは、単一の部材における対向する2つの面の一方が前記分割面であり、他方が前記反射面であることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記光束分割手段は、前記分割面を有する第1部材と、前記反射面を有する第2部材とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 前記光束分割手段は、前記第1部材と前記第2部材を一体的に保持する保持部材を有することを特徴とする請求項9に記載の光走査装置。
  11. 前記保持部材は、ガラス製の部材であり、前記第1部材及び前記第2部材は、前記保持部材に接着固定されていることを特徴とする請求項10に記載の光走査装置。
  12. 少なくとも2つの像担持体と、
    前記少なくとも2つの像担持体を画像データに応じて変調された光束により走査する請求項1〜11のいずれか一項に記載の光走査装置と、を備える画像形成装置。
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