JP2012145258A - フィルタ清掃装置、ダストボックスおよび空気調和機 - Google Patents

フィルタ清掃装置、ダストボックスおよび空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の回転ブラシの駆動機構を少ない回転力伝達用の部材によって実現する。
【解決手段】2つの回転ブラシ50が左右方向に並べられ、回転ブラシ50の支軸70の左右両側に、ギア76が設けられる。左右の回転ブラシ50の間に中間ギア78が設けられる。一方の回転ブラシ50の一側のギア76に清掃モータ51の駆動ギア77が噛み合い、他側のギア76に中間ギア78が噛み合う。中間ギア78は他方の回転ブラシ50の一側にギア76に噛み合う。清掃モータ51からの回転力が1つの回転ブラシ50に伝達され、さらに回転力は中間ギア78を通じて他の回転ブラシ50に伝達される。
【選択図】図15

Description

本発明は、空気調和機等の吸込口に装着されるフィルタを回転ブラシによって清掃するフィルタ清掃装置に関する。
空気調和機の室内機の吸込口に、フィルタが装着され、フィルタにより吸い込む空気から塵埃が除去される。最近では、このフィルタを移動させながら清掃するフィルタ清掃装置を搭載した空気調和機がある。フィルタ清掃装置は、回転ブラシを回転駆動して、フィルタを移動させながら清掃する。フィルタ清掃装置は、塵埃を収容するダストボックスを有している。ダストボックスは、室内機のフレームに着脱自在とされる。ダストボックスに回転ブラシが内装され、回転ブラシによってフィルタから除去した塵埃がダストボックスに溜められる。
複数のフィルタが装着されている場合、各フィルタに対応して複数のダストボックスが設けられる。ここで、複数の回転ブラシを回転駆動するための駆動機構として、1つのモータが用いられ、モータからの回転力が各回転ブラシに伝達される。モータを1つにすることにより、省スペース化を図れる。
駆動機構として、例えば特許文献1に記載の空気調和機では、モータに連結された回転軸、回転軸に連結された駆動ギア、駆動ギアに連結された伝達体、伝達体に連結された回転軸を備えている。各回転軸に連結された駆動ギアが、回転ブラシの回転軸に連結された従動ギアと噛み合わされる。モータが駆動されると、モータからの回転力が複数の回転ブラシの回転軸に伝達され、各回転ブラシが同時に回転する。
特開2009−168349号公報
上記の回転ブラシの駆動機構では、回転軸、駆動ギア、伝達体といった複数の回転力伝達用の部材が室内機のフレームに設けられる。特に回転軸は、フィルタの前方において、フレームの左右方向にわたって設けられる。回転軸の存在により、ダストボックスは装着位置や形状に制約を受け、ダストボックスの容積を大きくすることが困難となる。このように、複数の回転力伝達用の部材を用いた駆動機構では、スペースが取られ、室内機の小型化を阻害する。また、各部材の設置位置によっては、ダストボックスの着脱が行いにくくなるおそれがある。
本発明は、上記に鑑み、複数の回転ブラシを回転させることができる新たな駆動機構を有するフィルタ清掃装置の提供を目的とする。
本発明のフィルタ清掃装置は、フィルタから塵埃を除去する回転ブラシを内装したダストボックスがフレームに着脱可能に設けられ、複数のダストボックスが左右方向に並べて配置され、回転ブラシの支軸がダストボックスの左右両側から突出し、支軸の両端に回転体が設けられ、隣り合うダストボックスの間に、各ダストボックスから突出した回転体に連結される中間伝達体が設けられたものである。例えば、回転体がギアとされ、中間伝達体がフレームに設けられた中間ギアとされる。
1つの回転ブラシの回転力は、回転体から中間伝達体に伝達され、中間伝達体から隣りの回転ブラシの回転体に伝達される。このように、中間伝達体を介して1つの回転ブラシの回転力を他の回転ブラシに伝達することができる。
回転ブラシを回転させるための清掃モータを備え、一側の回転体に清掃モータが連結され、他側の回転体に中間伝達体が連結される。3つ以上のダストボックスがある場合、中間に配置されるダストボックスでは、両側の回転体に中間伝達体が連結される。これにより、一側の清掃モータからの回転力が複数の中間伝達体を介して各回転ブラシに伝達される。これによって、1つの清掃モータにより、複数の回転ブラシを同時に回転させることができる。
ダストボックスの左右両側の回転体が清掃モータあるいは中間伝達体にそれぞれ連結されるように、ダストボックスをフレームに位置決めする位置決め部を設けてもよい。このようにすれば、ダストボックスがフレームに正しく位置決めされることにより、フレームに設けられた清掃モータおよび中間伝達体と左右の回転体とが連結される。
上記のフィルタ清掃装置に用いられるダストボックスは、フィルタから塵埃を除去する回転ブラシと、除去された塵埃を溜める集塵箱とを備え、回転ブラシは集塵箱に回転自在に保持され、回転ブラシの支軸が集塵箱の左右両側から突出し、支軸の両端に、回転力伝達用の回転体が設けられたものである。このようなダストボックスが左右方向に並べられ、中間伝達体が隣り合うダストボックスの間に設けられることにより、複数の回転ブラシを同時に回転させることができる。
本発明によると、回転ブラシ間で回転力を伝達する中間伝達体を設けることにより、回転力を複数の回転ブラシに伝達できる。
本発明の空気調和機の室内機の斜視図 室内機の断面図 フィルタ清掃装置のユニットフレームの斜視図 フィルタを示し、(a)表面の斜視図、(b)裏面の斜視図 ダストボックスを取り外したユニットフレームの斜視図 フィルタの清掃時におけるユニットフレームを示し、(a)清掃前のフィルタが装着位置にあるときの断面図、(b)フィルタが移動中の断面図、(c)フィルタが終点に達したときの断面図 ユニットフレームを示し、(a)ダストボックス装着時の断面図、(b)ダストボックス取り外し時の断面図 ダストボックスの斜視図 ダストボックスの分解斜視図 回転ブラシを着脱するときのダストボックスを示す図 ダストボックスを斜め上から見た図 ダストボックスを装着したユニットフレームの断面図 ダストボックスを装着したユニットフレームを斜め上から見た図 ガイドリブと補助ガイドリブとの連なりを示すユニットフレームの斜視図 ユニットフレームにおける回転ブラシの駆動機構の正面図 ユニットフレームのセンタ枠の断面図
本実施形態の空気調和機の室内機を図1、2に示す。室内機は、熱交換器1および室内ファン2を備え、これらがキャビネット3に内装されている。キャビネット3の前面から底面にかけて湾曲面とされる。キャビネット3の上面に吸込口4が形成され、湾曲面に吹出口5が形成される。
キャビネット3の内部には、吸込口4から吹出口5に至る空気通路6が形成され、この空気通路6に熱交換器1と室内ファン2とが配設される。吸込口4と熱交換器1との間に、フィルタ7が配され、吸込口4から吸込んだ室内の空気から塵埃を除去する。フィルタ7は左右2枚とされる。室内機には、このフィルタ7を移動させながら清掃するフィルタ清掃装置が設けられる。
キャビネット3の湾曲面には、吹出口5を開閉するパネル10が設けられる。パネル10は、キャビネット3に開閉自在に支持され、パネル10を開閉するための開閉部が設けられる。
空気調和機の運転時に、パネル10が開く。冷房運転時には、パネル10は、冷風を斜め上方向に導き、冷風が天井に沿って吹き出す。暖房運転時には、パネル10は、前方に向かって吹き出される温風を押え込み、温風を床面方向に導く。なお、冷房運転の初期時にも、冷風が床面方向に吹き出され、急速冷房が行われる。パネル10は、運転停止時には閉姿勢となり、吹出口5を覆って、キャビネット3と一体化する。
また、キャビネット3内において、熱交換器1の下方にドレンパン11が設けられ、熱交換器1を伝って流れ落ちてくる露を受ける。ドレンパン11は、吹出口5を形成するドレンパンユニット12に一体的に形成される。ドレンパンユニット12には、イオンを発生するイオン発生ユニット13が装着される。
空気調和機では、室内機に対して図示しない室外機が室外に設置されている。室外機には、圧縮機、熱交換器、四方弁、室外ファン等が内装され、これらと室内側の熱交換器1とによって冷凍サイクルが形成される。そして、冷凍サイクルを制御する制御装置が室内機に設けられる。マイコンからなる制御装置は、ユーザの指示および室温や外気温を検出する温度センサ等の各種のセンサの検出信号に基づいて、冷凍サイクルを制御し、冷暖房運転を行う。このとき、制御装置は、冷暖房運転に応じて開閉部を制御し、パネル10を開閉する。また、制御装置は、定期的にあるいはユーザからの指示により、フィルタ清掃装置を制御して、フィルタ7を移動させながら清掃する。
フィルタ清掃装置は、フィルタ7を移動させる移動部15と、フィルタ7を清掃する清掃部16と、フィルタ7から除去された塵埃を収容するダストボックス17とを備え、これらが、図3に示すように、ユニットフレーム18に一体的に設けられる。フィルタ7は、ユニットフレーム18に保持され、フィルタ7が移動するときには、フィルタ7はユニットフレーム18によりガイドされる。このユニットフレーム18により、着脱自在なフィルタを移動可能に保持するフィルタ保持装置が構成される。すなわち、フィルタ清掃装置は、フィルタ保持装置を有するものである。
ユニットフレーム18は、熱交換器1の前面から上面までを覆うように、キャビネット3に取り付けられ、キャビネット3に対して着脱自在とされる。ユニットフレーム18の前方に、開閉自在な前面パネル19が設けられる。前面パネル19は、キャビネット3に着脱自在に取り付けられる。前面パネル19は、キャビネット3の上部の軸周りに開閉し、前面パネル19が開いたとき、ダストボックス17が現れる。ダストボックス17は、ユニットフレーム18に着脱自在に装着されている。ダストボックス17を取り外したとき、フィルタ7の着脱が可能となる。
フィルタ7は、図4に示すように、メッシュ部20と、メッシュ部20の周囲を取り囲む枠体21とから構成される。そして、メッシュ部20と枠体21とがポリプロピレン樹脂等の合成樹脂により一体的に成形され、枠体21は前後対称かつ左右対称な形状とされる。また、メッシュ部20の形状も前後対称かつ左右対称とされる。したがって、前後左右対称なフィルタ7は、前後のいずれの方向からでもキャビネット3に装着可能とされる。
枠体21は、左右に位置する縦枠21aと前後に位置する横枠21bとから四角形の枠状に形成される。メッシュ部20の裏面に、補強のために縦リブ22aおよび横リブ22bがそれぞれ等間隔に形成されている。メッシュ部20の表面は、面一とされる。
縦枠21aに、移動部15の回転駆動されるピニオンに噛み合うラック24が形成される。ラック24は、フィルタ7の裏面側に凸、表面側では凹となるように形成される。また、ラック24は、縦枠21aの前端から後端にかけて形成され、前後いずれの方向からユニットフレーム18に装着されても、ピニオンに噛み合うようになっている。ラック24の凸部分の高さは、縦リブ22aよりも高く、横リブ22bの高さ以上とされる。縦枠21aおよび縦リブ22aは、横枠21bおよび横リブ22bよりも薄肉とされる。これにより、フィルタ7は、横方向の剛性を維持しながら、縦方向には可撓性を有し、フィルタ7を縦方向に屈曲させることができる。
四角形のフィルタ7の4隅が斜めに切り欠かれ、傾斜面25が形成される。傾斜面25は、縦方向に長く切り欠かれ、横方向には短く切り欠かれることによって形成される。なお、各隅の傾斜面25は同じ形状である。
フィルタ7は、表面を上にして、前側あるいは後側のいずれかの方向から装着される。そのため、横枠21bには、表裏と挿入方向を示すマーク26が設けられている。前後の横枠21bの表面に、「オモテ」と「挿入方向」といったマーク26が成形あるいは刻印により形成される。横枠21bの裏面には、「ウラ」といったマーク27が成形あるいは刻印により形成される。これによって、ユーザは、フィルタ7の表裏を間違えることなく、容易にキャビネット3にフィルタ7を挿入して装着することができる。なお、マークとして、上記のような語句に限らず、記号、絵を用いてもよい。
ユニットフレーム18は、図5〜7に示すように、フィルタ7を保持するベース板30と、左右の側枠31とから形成される。ベース板30は、上面から前面にかけて湾曲し、平坦な下面を有する。ベース板30の左右両端に側枠31が一体的に立設される。ベース板30の湾曲部分は開口しており、ベース板30の左右方向(室内機の長手方向)の中央に、センタ枠32が設けられ、開口が2分割される。この開口に、縦横の桟33によって格子部34が形成される。格子部34は、熱交換器1に対向する位置にあり、フィルタ7を通過した空気が熱交換器1に向かって格子部34を通り抜ける。
ユニットフレーム18に、移動するフィルタ7をガイドする案内路35が形成される。図6に示すように、清掃時に、フィルタ7は、吸込口4と熱交換器1との間に装着された装着位置から下に向かって移動し、Uターンして、格子部34に沿って移動し、吸込口4と熱交換器1との間に達する。ユニットフレーム18の左右の側枠31およびセンタ枠32に、側面から見てσ形状のガイド溝36が形成され、ガイド溝36に、フィルタ7の縦枠21aがスライド可能に嵌り込む。このガイド溝36およびベース板30の格子部34によって、フィルタ7がUターンするように移動するための案内路35が、ユニットフレーム18の前面から上面にかけての空間に形成される。
移動部15は、フィルタ7のラック24に噛み合うピニオン40と、ピニオン40を回転駆動するステッピングモータ41と、フィルタ7の移動を補助するガイドローラ42とを有する。
ユニットフレーム18の側枠31の外面側にステッピングモータ41が取り付けられ、側枠31の内面側にピニオン40が回転自在に支持される。センタ枠32にも、ピニオン40が回転自在に支持される。ステッピングモータ41のモータ軸に取り付けられたギアを介してピニオン40に回転駆動力が伝達される。左右のピニオン40は、回転軸43によって連結される。回転軸43に、ガイドローラ42が取り付けられる。ピニオン40の回転に連動して、ガイドローラ42も回転する。なお、移動部15は、左右のフィルタ7に対応して、左右一対に設けられる。2つのステッピングモータ41は同期して駆動される。
図3,7に示すように、ベース板30の下面に、ダストボックス17が装着される。ダストボックス17は、左右のフィルタ7に対してそれぞれ設けられる。図8〜10に示すように、ダストボックス17は、フィルタ7から除去された塵埃を溜める集塵箱45、湾曲しながら移動するフィルタ7を押えるフィルタガイド46、フィルタ7の移動をガイドするガイドリブ47を備えている。
清掃部16は、フィルタ7に接触して、塵埃を掻き取る回転ブラシ50と、回転ブラシ50を回転駆動する清掃モータ51とを有する。回転ブラシ50は、ダストボックス17に着脱自在に設けられ、ダストボックス17に回転ブラシ50が一体化されている。
集塵箱45は、ガイドローラ42の下方に配置される。集塵箱45は、上面が開放された箱状に形成され、上面に塵埃が出入りする開口が形成される。この開口は通過するフィルタ7に面している。
集塵箱45の前側の上部に、フィルタガイド46が設けられる。フィルタガイド46の下部が集塵箱45の上部に差し込まれることにより、フィルタガイド46は集塵箱45に固定される。なお、フィルタガイド46は、集塵箱45に対して取り外し可能とされる。そして、フィルタガイド46は、ガイドローラ42の前方に位置して、ユニットフレーム18の前面に沿って移動するフィルタ7の前面を覆う。前面パネル19を開いたとき、フィルタ7はフィルタガイド46に隠される。したがって、前面パネル19が開かれてもフィルタ7が露出しないので、フィルタ7に付着した塵埃が飛散することを防げる。
フィルタガイド46のフィルタ7に対向する後面に、補助ガイドリブ48が形成される。補助ガイドリブ48は、案内路35のUターン部の前側部分に位置して、上下方向にガイドローラ42の外周面に沿って湾曲するように形成される。複数の補助ガイドリブ48が、左右方向に間隔をおいて配置される。
ガイドリブ47は、集塵箱45に開閉自在に設けられる。ガイドリブ47は、案内路35のUターン部の下側部分に位置して、前後方向に形成される。複数のガイドリブ47が左右方向に間隔をおいて配置される。左右方向の両側にあるガイドリブ47はピニオン40に対向し、中央にある複数、ここでは3つのガイドリブ47はガイドローラ42に対向し、各ガイドリブ47が集塵箱45に対して閉じた状態にあるとき、ガイドリブ47の上面が凹状に湾曲するように形成される。
ガイドリブ47の後端に、後枠55が左右方向に形成され、ガイドリブ47の前端には、前枠56が左右方向に形成され、各ガイドリブ47が前後の枠55、56によって一体的に連結される。これによって、各ガイドリブ47が一体化される。後枠55に軸57が突設され、集塵箱45の後側の上部に形成された軸孔58に軸57が嵌め込まれる。ガイドリブ47は集塵箱45に回動自在に支持される。
ガイドリブ47が閉じた状態のとき、中央のガイドリブ47は開口を跨ぐように位置し、左右両側のガイドリブ47は、集塵箱45の左右方向の両側の側壁45aに対向し、各ガイドリブ47は移動するフィルタ7をガイドする。ガイドリブ47が開いた状態のとき、開口が開放される。
ガイドリブ47が閉じたとき、前枠56は、フィルタガイド46の傾斜した後面に密接する。そして、前枠56に、前後方向に延びたスリット59が複数形成され、各スリット59がガイドリブ47毎に配置される。ガイドリブ47が閉じるときに、補助ガイドリブ48がスリット59に入り込み、ガイドリブ47がスムーズに開閉できる。しかも、前枠56がフィルタガイド46に密接することにより、フィルタガイド46との隙間がなくなり、部材間の隙間に塵埃が詰まるといったことを防止できる。したがって、ダストボックス17を取り外して、ガイドリブ47を開いたときに、塵埃が飛散することはない。
また、前枠56の左右両側に、係止爪60が形成され、フィルタガイド46の左右両側に、挿入孔61が形成される。係止爪60が挿入孔61に挿入されたとき、係止爪60が挿入孔61の下縁に引っ掛かり、ガイドリブ47は集塵箱45に対して固定される。係止爪60を挿入孔61から引き抜くと、ガイドリブ47が開かれる。したがって、前枠56によって補助ガイドリブ48を挟み込むことにより、ガイドリブ47が左右方向に移動しない。このように、前枠56と係止爪60により、フィルタ7の清掃中、ガイドリブ47が左右方向および上下方向に動かないように、ガイドリブ47を固定することができる。
中央のガイドリブ47と補助ガイドリブ48とは、段差がないように連なっている。図11,12に示すように、補助ガイドリブ48の後側端部とガイドリブ47の前側端部とが左右方向に並ぶことにより、両リブ47,48は前後方向に重なって連なる。ガイドリブ47の前後方向の両側の端部がY字状あるいはU字状の二股部65a、65bとされ、前側の二股部65aに、補助ガイドリブ48の後側端部が入り込むことにより、両リブ47,48が重なる。補助ガイドリブ48は、後側に向かって徐々に高さが低くなり、補助ガイドリブ48の後側端部の高さは、ガイドリブ47の前側端部の高さよりも低い。なお、左右両側におけるガイドリブ47は、補助ガイドリブ48よりも内側に位置している。両ガイドリブ47、48が左右方向に並ぶことにより、両ガイドリブ47,48は前後方向に重なる。これによって、補助ガイドリブ48からガイドリブ47は滑らかに連なり、上下方向の段差を生じないようにできる。
さらに、図13、14に示すように、ユニットフレーム18にも、補助ガイドリブ66が設けられている。ベース板30の下面に、前後方向に補助ガイドリブ66が形成され、複数の補助ガイドリブ66が左右方向に配置される。補助ガイドリブ66は、案内路35のUターン部の後側部分に位置して、ガイドローラ42に対向している。補助ガイドリブ66の前側端部がガイドリブ47の後側の二股部65bに入り込み、両リブ47,66が前後方向に重なる。補助ガイドリブ66の前側は徐々に低くなり、補助ガイドリブ66の前側端部の高さはガイドリブ47の後側端部の高さよりも低い。ガイドリブ47と補助ガイドリブ66とは滑らかに連なり、上下方向に段差はない。
このように、前側の補助ガイドリブ48、ガイドリブ47、後側の補助ガイドリブ66が組み合わされることにより、ガイドローラ42の半周以上を取り囲む一連のガイドリブが形成される。これらのガイドリブが案内路35の一部を形成する。前後の補助ガイドリブ48,66およびガイドリブ47は、案内路35のUターン部において湾曲しながら移動するフィルタ7が案内路35から外れないようにガイドする。したがって、一連のガイドリブを有するダストボックス17によって、湾曲して移動するフィルタ7を長い区間にわたって安定してガイドすることができる。案内路35のUターン部において、フィルタ7はスムーズに回転ブラシ50を通過する。
ここで、ガイドリブ47および補助ガイドリブ48、66は、案内路35を移動するフィルタ7の縦枠21aあるいは縦リブ22aの位置に対応するように設けられている。左右両側のガイドリブ47および補助ガイドリブ48、66は縦枠21aに対向し、中央のガイドリブ47および補助ガイドリブ48、66は縦リブ22aに対向する。これにより、ガイドリブ47および補助ガイドリブ48、66は、フィルタ7の縦枠21aあるいは縦リブ22aに接触し、メッシュ部20には接触しない。各リブ47,48は、回転ブラシ50によるフィルタ7の清掃を邪魔しない。
回転ブラシ50は、集塵箱45の開口に配置され、ガイドローラ42の下側に対向する。回転ブラシ50は、支軸70の外周に複数列のブラシ毛71が装着されたものである。ナイロン製のブラシ毛71は、支軸70の外周に直立している。ブラシ毛71の各列は、直線状とされ、軸方向(左右方向)に平行に並べられる。なお、ブラシ毛71は、左右方向に沿って螺旋状に装着してもよく、ブラシ毛71の各列は平行とされる。
回転ブラシ50の支軸70の両側に、ハブ72が取り付けられ、ハブ72は支軸70を支持する。集塵箱45の左右の側壁45aの上部にU字状の軸受73が形成され、軸受73にハブ72が載置される。左右両側のガイドリブ47の下面に、円弧状に凹んだ当接部74が形成され、ガイドリブ47が閉じた状態にあるとき、当接部74がハブ72を上から押え込む。したがって、回転ブラシ50の支軸70が集塵箱45とガイドリブ47とによって挟み込まれることにより、回転ブラシ50はダストボックス17に回転自在に支持される。このように、回転ブラシ50の支持構造は簡単な構造となり、回転ブラシ50の着脱を容易に行える。ガイドリブ47を開くと、回転ブラシ50を集塵箱45から取り出すことができる。回転ブラシ50を簡単に取り外すことができるので、回転ブラシ50の掃除もすぐに行え、きれいな回転ブラシ50を使用できる。
図9に示すように、集塵箱45の開口に、回転ブラシ50を支持するための支持リブ75が設けられている。支持リブ75は、開口を前後方向に跨ぐように形成され、下向きに湾曲している。複数の支持リブ75が左右方向に配置される。ガイドリブ47が閉じたとき、各支持リブ75は、中央のガイドリブ47の下方に位置して、各ガイドリブ47と対向する。支持リブ75とガイドリブ47とは回転ブラシ50のブラシ毛71に接触する。支持リブ75とガイドリブ47とによって、回転ブラシ50が回転可能に挟まれる。なお、ブラシ毛71の先端は、ガイドリブ47よりも上方に突出する。したがって、回転ブラシ50はガイドリブ47に邪魔されずにフィルタ7に接触し、常にフィルタ7から塵埃を除去できる。
この支持リブ75により、回転ブラシ50にフィルタ7から負荷がかかっても、回転ブラシ50を下側から支えることができ、回転ブラシ50の撓みを防いで、フィルタ7から回転ブラシ50が離れることを防止できる。回転ブラシ50は、フィルタ7に確実に接触して、良好にフィルタ7の清掃を行える。また、支持リブ75は集塵箱45を補強する機能を有する。ダストボックス17を着脱するときに、集塵箱45に前後方向から負荷がかかっても、支持リブ75により集塵箱45の前後方向の変形が防止され、繰り返しダストボックス17を使用できる。
左右の回転ブラシ50は、1つの清掃モータ51によって駆動される。複数の回転ブラシ50を回転させるため、回転ブラシ50の左右両端に回転体が設けられ、左右の回転ブラシ50の間で回転力を伝達する中間伝達体が設けられる。中間伝達体は左右の回転ブラシ50のそれぞれの回転体に連結される。具体的には、回転ブラシ50の支軸70は、集塵箱45の左右両側から外側に突出しており、支軸70の両端に回転体であるギア76が設けられている。なお、ギア76は、ハブ72に一体的に成型されたものであるが、支軸70に着脱可能に取り付けてもよい。
図15、16に示すように、ユニットフレーム18の側枠31の外側に、清掃モータ51が取り付けられ、清掃モータ51のモータ軸に取り付けられた駆動ギア77が支軸70のギア76に噛み合う。また、センタ枠32に、中間伝達体である中間ギア78が設けられる。左右のダストボックス17のセンタ枠側にある2つのギア76が中間ギア78と噛み合う。中間ギア78により、左右の回転ブラシ50のギア76が連結される。清掃モータ51は、キャビネット3の長手方向である左右方向における電装ボックス(図示せず)が配置された一側に設置される。すなわち、制御基板を内装して、各モータを駆動する電装ボックスと清掃モータ51とが左右方向の同じ側に設置されている。本実施例では、前面から見て右側に清掃モータ51と電装ボックスとが配置される。このように同じ側に配置することにより、電装ボックスから引き出され清掃モータに接続される配線を短くできる。
清掃モータ51が駆動されると、回転力が駆動ギア77から一側の回転ブラシ50のギア76に伝達され、一側の回転ブラシ50が回転する。この回転力が一側の回転ブラシ50のギア76から中間ギア78を介して他側の回転ブラシ50のギア76に伝達される。他側の回転ブラシ50が回転する。これによって、両側の回転ブラシ50が連動して回転する。
このように、駆動機構は、清掃モータ51、回転ブラシ50の支軸70、回転体であるギア76、中間伝達体である中間ギア78を含む。回転ブラシ50の支軸70が駆動機構の一構成部材として組み込まれることにより、ダストボックス17を複数に分割し、清掃モータ51を室内機の左右方向の一側に配置した構造においても、駆動機構を簡略化することができる。また、複数のダストボックス17とすることにより、左右方向に長い1つのダストボックスに比べて、キャビネット3への取り付けを簡単に行える。
ダストボックス17の左右両側にギア76が設けられることにより、ダストボックス17は左右対称となる。左右の各ギア76は、駆動ギア77にも中間ギア78にも噛み合う。したがって、ダストボックス17を左側フィルタ清掃用、右側フィルタ清掃用の区別なくユニットフレーム18に装着することができる。ユーザは左側フィルタ清掃用ダストボックス17、右側フィルタ清掃用ダストボックス17を判別する必要がなくなり、ダストボックス17の装着作業を容易に行うことができる。また、隣り合う回転ブラシ50に回転力を伝達するために、ユニットフレーム18に中間ギア78だけが設けられる。回転力伝達用の部材が少なくなり、その分スペースも少なくてすみ、キャビネット3の小型化を図れるとともに、中間ギア78がダストボックス17の着脱とは無関係の位置に設置されるので、着脱作業の邪魔にならない。
ダストボックス17は、ユニットフレーム18に対して着脱自在とされる。ベース板30の下面に、フック81が突設される。フック81は、左右方向の中央に位置する。集塵箱45の底面の中央に、凹み82が形成される。この凹み82にフック81が嵌り込む。
図8に示すように、フィルタガイド46の前面に、ロック部83が設けられている。ロック部83は左右一対に設けられる。ロック部83は、左右方向に移動するロックバー84と、ロックバー84を移動させるスライドレバー85と、ロックバー84の移動を規制する規制体86とを有する。ロックバー84、スライドレバー85および規制体86は、一体的に形成され、フィルタガイド46に対して同時に左右方向に移動する。フィルタガイド46に規制ピン87が突設され、規制体86が規制ピン87に当接することにより、ロックバー84が移動しないように規制される。ロックバー84が移動するとき、規制体86が弾性変形して、規制ピン87を通り過ぎる。ロックバー84は、外側に突出した状態あるいは内側に引っ込んだ状態に保持される。
ユーザによるスライドレバー85のスライド操作により、ロックバー84が外側に向かって突出すると、側枠31に形成された孔にロックバー84が嵌る。ロックバー84は移動しないように規制されるので、ロックバー84はユニットフレーム18から外れない。ユーザがロックバー84を内側に向かって移動させると、ロックバー84が孔から抜け出し、フィルタガイド46の内側に引っ込む。ダストボックス17をユニットフレーム18から取り外すことが可能となる。このように、ダストボックス17は、左右のロック部83とフック81とによりユニットフレーム18に固定され、上下、前後、左右の各方向にずれない。したがって、フィルタ7の移動に伴ってダストボックス17に力がかかるが、ダストボックス17がずれるのを防止できる。
また、集塵箱45の左右の側面にピン88が突設され、側枠31に、U字状に凹んだ位置決め部89が形成される。ピン88が位置決め部89に嵌まり込むことにより、ダストボックス17がユニットフレーム18に対して位置決めされる。このようにして、ダストボックス17は、ユニットフレーム18の定位置に装着される。ダストボックス17がユニットフレーム18に位置決めされることにより、回転ブラシ50のギア76を駆動ギア77および中間ギア78にスムーズに噛み合わせることができる。
ダストボックス17を取り外すときには、ユーザは、ロックバー84を引っ込めるように操作して、ダストボックス17の前面に形成された取手90を持ち、ダストボックス17を持ち上げて、ユニットフレーム18から取り外す。なお、ピン88は、フィルタガイド46の左右の側面に設けてもよい。
図7(b)に示すように、ダストボックス17がキャビネット3から取り外されると、案内路35の一部が開放され、フィルタ7をキャビネット3に対して出し入れするための挿入口91が現れる。この挿入口91を通じて、ユーザはフィルタ7を着脱することができる。ここで、フィルタ7を取り外しやすくするために、フィルタ7をピニオン40から離すリフトアップ部材92が設けられている。
リフトアップ部材92は、ユニットフレーム18に上下動自在に設けられる。リフトアップ部材92は、ばね93により上昇するように付勢されている。リフトアップ部材92は、フィルタ7の左右の縦枠21aに当接して、フィルタ7の前側を持ち上げる。
ダストボックス17が取り外されると、フィルタガイド46の補助ガイドリブ48は、案内路35から離れ、フィルタガイド46による押えがなくなる。ばね93の弾性力によりリフトアップ部材92が、自動的に前方の斜め上に向かって上昇する。フィルタ7の前側が持ち上げられ、フィルタ7はピニオン40およびガイドローラ42から離れる。ユーザは、フィルタ7を掴んで挿入口91からスムーズに引き出すことができる。フィルタ7が引き出されるとき、フィルタ7がピニオン40に引っ掛かることはない。
フィルタ7を装着するとき、挿入口91では、側枠31のガイド溝36が外部から見える。ユーザは、フィルタ7の縦枠21aを側枠31のガイド溝36に挿入する。このとき、ユーザは、フィルタ7の前後方向および表裏面を確認する。左右にラック24が形成されているので、フィルタ7の前後方向を容易に確認できる。フィルタ7の前側と後側を確認する必要はない。また、表裏面を示すマーク26、27があり、表裏面の形状が異なるので、表裏面も容易に確認できる。したがって、ユーザは、フィルタ7を一目見て、フィルタ7の挿入する方向を認識でき、フィルタ7の装着作業が容易となる。また、フィルタ7をキャビネット3の前面から装着する場合だけでなく、上面あるいは底面から装着するような場合であっても、容易にフィルタ7を装着できる。
ユーザは、フィルタ7を案内路35に挿入する。フィルタ7が案内路35の後側まで挿入されたとき、フィルタ7の前側は、ピニオン40から浮かび上がっている。その後、ユーザがダストボックス17を装着する。ここで、ダストボックス17は左右対称に形成されている。そのため、左右のいずれのフィルタ7に対してもダストボックス17を使用することができる。ユーザは、右用か左用かといったようにダストボックス17を判別する必要がなくなり、容易にダストボックス17を装着することができる。
ダストボックス17がユニットフレーム18に固定されると、フィルタ7の前側がダストボックス17のフィルタガイド46に押えられる。フィルタ7が押し込まれるのに伴って、リフトアップ部材92は、フィルタ7の縦枠21aの裏面に接触しながら押し下げられる。このとき、縦枠21aのラック24がピニオン40に噛み合う。フィルタ7は、装着位置に装着される。
ここで、フィルタ7の装着を検出するために、リミットスイッチ94がユニットフレーム18に設けられている。リミットスイッチ94は、図2,3に示すように、案内路35の後端の近傍に配置され、左右のフィルタ7に対してそれぞれ設けられる。
フィルタ7がキャビネット3に装着されるとき、フィルタ7は案内路35を後側に向かって移動する。フィルタ7が装着位置に達すると、リミットスイッチ94がフィルタ7を検知する。制御装置は、リミットスイッチ94からのオン信号によりフィルタ7が装着されたことを検出する。
フィルタ清掃装置がフィルタ7を清掃するとき、制御装置は、移動部15および清掃部16を作動させる。ステッピングモータ41が駆動され、ピニオン40とガイドローラ42が回転するまた、清掃モータ51が駆動され、回転ブラシ50が回転する。図6(a)に示すように、装着位置にあるフィルタ7は、案内路35を下方向に向かって移動を開始する。フィルタ7は、フィルタガイド46およびガイドリブ47に押えられて湾曲し、案内路35から外れないようにガイドされながら移動する。複数のガイドリブ47および補助ガイドリブ48、66によってフィルタ7がガイドされるので、移動中のフィルタ7が前後方向あるいは左右方向に波打つようなことはなく、回転ブラシ50がフィルタ7に確実に安定して接触する。
図6(b)に示すように、フィルタ7がUターンするとき、回転ブラシ50がフィルタ7に当たり、塵埃が掻き取られ、集塵箱45に塵埃が溜まる。塵埃の除去時に、塵埃は飛散するが、回転ブラシ50の前側にフィルタガイド46が存在するので、飛散した塵埃はフィルタガイド46に遮られて、ダストボックス17の外部に塵埃が漏れ出ることはない。
図6(c)に示すように、フィルタ7が終点に達したとき、フィルタ7の後端は回転ブラシ50に到達している。フィルタ7の前端はリミットスイッチ94まで到達していない。このとき、ステッピングモータ41の回転が停止される。
ここで、ステッピングモータ41が停止するタイミングは、フィルタ7が装着位置から移動したとき、リミットスイッチ94はオフする。制御装置は、リミットスイッチ94のオフ信号に基づいて、ステッピングモータ41のパルス数をカウントする。予め設定されたカウント数になると、制御装置はステッピングモータ41を停止する。このカウント数は、フィルタ7の後端が装着位置から終点である回転ブラシ50に到達するまでの距離に対応して設定される。
この後、ステッピングモータ41は逆回転され、フィルタ7は案内路35を戻る。フィルタ7が戻る途中においても、回転ブラシ50は駆動され、フィルタ7の清掃が行われる。フィルタ7の前端が回転ブラシ50を通過し、フィルタ7が装着位置に到達すると、リミットスイッチ94がフィルタ7を検知し、制御装置は、リミットスイッチ94のオン信号に基づいてステッピングモータ41および清掃モータ51を停止する。
回転ブラシ50は回転して、フィルタ7から塵埃を除去し、集塵箱45に塵埃を落下させる。しかし、回転ブラシ50のブラシ毛71に塵埃が絡みつくことがある。そこで、ブラシ毛71に絡みついた塵埃を取り除くために、ダストボックス17に除塵体95が設けられる。図6,9、10に示すように、除塵体95は、フィルタガイド46の後面の下部に設けられている。フィルタガイド46の後面において、密接したガイドリブ47の前枠56よりも下側の平面が除塵体95とされる。
除塵体95は、回転ブラシ50の前側に位置し、集塵箱45の開口に入り込むように、斜め下方向に向かって傾斜している。すなわち、除塵体95は、回転ブラシ50の回転方向に沿って回転ブラシ50に近づくように傾斜した傾斜面とされる。除塵体95の先端が集塵箱45の開口に入り込んでいる。除塵体95の先端は、回転ブラシ50の支軸70の中心よりも上方に位置する。
除塵体95は、回転する回転ブラシ50に左右方向にわたって接触する。回転する回転ブラシ50のブラシ毛71の先端側が除塵体95に接触する。先端から2/3程度までの範囲の長さ、例えば1/3〜2/3の範囲の長さのブラシ毛71が除塵体95に接触するように、除塵体95と回転ブラシ50との距離が設定される。
回転ブラシ50は、装着位置から移動するときのフィルタ7の移動方向に対して逆方向に回転する。すなわち、前側から後側に向かう移動方向に対し、回転ブラシ7の回転方向は、後側から前側に向かう逆方向とされる。このように回転方向を設定することにより、移動するフィルタ7に対して、ブラシ毛71が抵抗となって、ブラシ毛71がフィルタ7に強く接触することになり、フィルタ7に付着した塵埃をからめ取りやすくなる。なお、一旦通り過ぎたフィルタ7が装着位置に戻るとき、フィルタ7の移動方向に対して回転ブラシ50の回転方向は順方向となる。回転ブラシ50はフィルタ7の移動の抵抗にならず、スムーズにフィルタ7を装着位置まで移動させることができる。
塵埃をからめ取った回転ブラシ50は、除塵体95の上側から下側に向かって接触する。すなわち、回転してきた回転ブラシ50が除塵体95に近づくと、ブラシ毛71の先端がまず除塵体95に接触し、回転するにつれて、ブラシ毛71が徐々に除塵体95に押し付けられながら下がっていく。直立しているブラシ毛71が回転方向とは逆方向に撓む。ブラシ毛71に絡みついた塵埃は除塵体95にこすられて、ブラシ毛71の先端に向かって移動していく。ブラシ毛71が除塵体95を通過すると、撓んだブラシ毛71が元に戻ろうとする反発力が生じる。ブラシ毛71の先端が除塵体95から離れると、ブラシ毛71の先端が下向きに弧を描いて、回転ブラシ50の回転速度よりも高速で移動する。この動きに応じて、ブラシ毛71の先端付近に絡みついた塵埃が下方に向かって弾き飛ばされ、ブラシ毛71全体に付着した塵埃は振り払われる。回転ブラシ50のブラシ毛71から除去された塵埃が集塵箱45に落下する。
このようにブラシ毛71を除塵体95に接触させて強制的に変形させ、その反動を利用することにより、ブラシ毛71に絡みついた塵埃をふるい落として効率よく除去することができる。フィルタ7から除去した塵埃が回転ブラシ50に残らないので、回転ブラシ50が再度フィルタ7に接触しても、塵埃がフィルタ7に再付着することを防止できる。ここで、除塵体95に接触するブラシ毛71の長さの範囲としては、ブラシ毛71が除塵体95を通り過ぎて、撓んだブラシ毛71が元に戻ろうとする反発力が生じ、ブラシ毛71の先端付近に付着した塵埃を下方に向かって弾き飛すことができるだけの長さであればよい。例えば、ブラシ毛71の先端から1/3の範囲の長さとしてもよい。これに応じて、除塵体95と回転ブラシ50との距離が設定される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記のフィルタ、フィルタ保持装置およびフィルタ保持装置を有するフィルタ清掃装置は、空気調和機以外の空気清浄機、加湿機、除湿機に用いてもよい。なお、フィルタを保持するユニットフレームは、キャビネットに取り付けられているが、キャビネット自体がフレームとして、フィルタを移動可能に保持するようにしてもよい。また、ダストボックスは3つ以上並べられていてもよく、隣り合うダストボックスの間に、中間伝達体である中間ギアが設けられる。1つの回転ブラシからの回転力が中間ギアを介して隣りの回転ブラシに伝達される。このように、複数の中間ギアによって、複数の回転ブラシに回転力を伝達できる。なお、中間伝達体として、複数のギアを組み合わせた中間ギア群としてもよい。中間ギア群をユニットフレームに対して着脱可能とし、必要に応じて中間ギア群を交換することにより、回転ブラシの回転速度を変えたり、回転方向を変えることが可能となる。
フィルタのラックは、縦枠ではなく、メッシュ部に設けてもよい。例えば、フィルタの左右対称となる位置に偶数個のラックを形成する、あるいは左右方向の中心を通る位置に1つのラックを形成する。また、ラックの代わりに、フィルタにピニオンが入る孔を形成してもよい。回転駆動されるピニオンが孔に入り込んで、フィルタは移動する。この場合、フィルタは、前後対称、上下対称だけでなく、表裏対称とすることができる。
回転ブラシの回転体および中間伝達体として、軸同士を結合するジョイントを用いてもよい。ジョイントにより、清掃モータのモータ軸と回転ブラシの支軸とが連結されるとともに、左右の回転ブラシの支軸同士が連結される。ジョイントを通じて清掃モータからの回転力がそれぞれの回転ブラシに伝達される。
3 キャビネット
4 吸込口
7 フィルタ
15 移動部
16 清掃部
17 ダストボックス
18 ユニットフレーム
20 メッシュ部
21 枠体
21a 縦枠
21b 横枠
24 ラック
35 案内路
40 ピニオン
41 ステッピングモータ
42 ガイドローラ
45 集塵箱
46 フィルタガイド
47 ガイドリブ
48 補助ガイドリブ
50 回転ブラシ
51 清掃モータ
65a 前側の二股部
65b 後側の二股部
66 補助ガイドリブ
70 支軸
71 ブラシ毛
75 支持リブ
76 ギア
77 駆動ギア
78 中間ギア
83 ロック部
88 ピン
89 位置決め部
92 リフトアップ部材
95 除塵体

Claims (6)

  1. フィルタから塵埃を除去する回転ブラシを内装したダストボックスがフレームに着脱可能に設けられ、複数のダストボックスが左右方向に並べて配置され、回転ブラシの支軸がダストボックスの左右両側から突出し、支軸の両端に回転体が設けられ、隣り合うダストボックスの間に、各ダストボックスから突出した回転体に連結される中間伝達体が設けられ、一方の回転ブラシの回転力が中間伝達体を介して他方の回転ブラシに伝達されることを特徴とするフィルタ清掃装置。
  2. 回転ブラシを回転させるための清掃モータを備え、一側の回転体に清掃モータが連結され、他側の回転体に中間伝達体が連結されたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ清掃装置。
  3. ダストボックスの左右両側の回転体が清掃モータあるいは中間伝達体にそれぞれ連結されるように、ダストボックスをフレームに位置決めする位置決め部が設けられたことを特徴とする請求項2記載のフィルタ清掃装置。
  4. 回転体がギアとされ、中間伝達体がフレームに設けられた中間ギアとされたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタ清掃装置。
  5. フィルタから塵埃を除去する回転ブラシと、除去された塵埃を溜める集塵箱とを備え、回転ブラシは集塵箱に回転自在に保持され、回転ブラシの支軸が集塵箱の左右両側から突出し、支軸の両端に、回転力伝達用の回転体が設けられたことを特徴とするダストボックス。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のフィルタ清掃装置を搭載した空気調和機であって、キャビネットに、回転ブラシを回転させるための清掃モータと、電装ボックスとを備え、清掃モータと電装ボックスとがキャビネットの左右方向の同じ側の端部に配置されることを特徴とする空気調和機。
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