JP2012144984A - スクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents

スクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、チョーク現象の解消を図ることができるスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置を提供する。
【解決手段】吸気側から燃焼領域を経て排気側へ至る燃焼流路と、燃焼領域へ向けて燃料を噴射可能な燃料噴射部とを備えた超音速燃焼を行うスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置において、吸気側から排気側に亘って分布する燃焼流路中の圧力を検出可能な圧力検出部と、圧力検出部に基づいて、燃料噴射部を制御可能な制御部と、を備え、制御部は、検出された圧力分布から、燃焼流路を閉塞可能な上昇圧力の上昇圧力位置が、予め設定された設定圧力位置を挟んで吸気側に超えたと判断した場合(ステップS3:Yes)、上昇圧力位置が設定圧力位置を挟んで排気側となるように制御するチョーク回避制御を実行する(ステップS4)。
【選択図】図6

Description

本発明は、超音速燃焼を行うスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置に関するものである。
従来、スクラムジェットエンジンとして、エンジンカウルと、エンジンカウルの内部に設けられた固定ストラットと、固定ストラットとエンジンカウルとの間に設けられた左右一対の移動ストラットとを備えたスクラムジェットエンジンが知られている(例えば、特許文献1参照)。このスクラムジェットエンジンは、チョーク現象の解消を図るべく、固定ストラットに対して、移動ストラットを移動させることで、移動ストラットの両側に形成される空気流路の断面積を変化させている。
特開平6−2616号公報
しかしながら、従来のスクラムジェットエンジンでは、移動ストラットを移動させるために、大型の機械的な機構が必要となり、これにより、装置コストの抑制を図ることが困難である。
そこで、本発明は、簡易な構成で、チョーク現象の解消を図ることができるスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置を提供することを課題とする。
本発明のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置は、吸気側から燃焼領域を経て排気側へ至る燃焼流路と、燃焼領域へ向けて燃料を噴射可能な燃料噴射手段とを備えた超音速燃焼を行うスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置において、吸気側から排気側に亘って分布する燃焼流路中の圧力を検出可能な圧力検出手段と、圧力検出手段に基づいて、燃料噴射手段を制御可能な燃料噴射制御手段と、を備え、燃料噴射制御手段は、検出された圧力分布から、燃焼流路を閉塞可能な上昇圧力の上昇圧力位置が、予め設定された設定圧力位置を挟んで吸気側に超えたと判断した場合、上昇圧力位置が設定圧力位置を挟んで排気側となるように制御するチョーク回避制御を実行することを特徴とする。
この構成によれば、上昇圧力位置が設定圧力位置を吸気側に超えると、燃料噴射制御手段が、チョーク回避制御を実行して、燃料噴射手段を制御することで、上昇圧力位置を設定圧力位置の排気側に移行させることができる。これにより、上昇圧力による燃焼流路の閉塞(チョーク)を回避することができ、エンジン運転の安定性を向上させることができる。
この場合、燃料噴射手段は、噴射する燃料の流量を調整可能な燃料流量調整手段を有し、燃料噴射制御手段は、チョーク回避制御において、燃料流量調整手段を制御して、燃料噴射手段から噴射される燃料の流量を減少させることが好ましい。
この構成によれば、チョーク回避制御において、燃料噴射手段から噴射される燃料の流量を減少させることにより、燃焼による入熱を抑制することができる。これにより、燃料流路において、入熱による圧力増加を抑制することができるため、上昇圧力位置を設定圧力位置の排気側に移行させることができる。
この場合、燃料噴射手段は、噴射する燃料の噴射位置を変更可能な噴射位置変更手段を有し、燃料噴射制御手段は、チョーク回避制御において、噴射位置変更手段を制御して、燃料噴射手段から噴射される燃料の少なくとも一部を、排気側の噴射位置へ移行させることが好ましい。
この構成によれば、チョーク回避制御において、燃料噴射手段から噴射される燃料の少なくとも一部を、排気側の噴射位置から噴射することにより、吸気側における局所的な燃焼による入熱を抑制することができる。これにより、燃焼流路において、局所的な入熱による圧力上昇の偏重を均質化することができるため、上昇圧力位置を設定圧力位置の排気側に移行させることができる。
この場合、燃料噴射手段は、噴射する燃料の噴射角度を変更可能な噴射角度変更手段を有し、燃料噴射制御手段は、チョーク回避制御において、噴射角度変更手段を制御して、燃料噴射手段から噴射される燃料の噴射角度を排気側へ傾倒させることが好ましい。
この構成によれば、チョーク回避制御において、燃料噴射手段から噴射される燃料の噴射角度を排気側に傾倒させるができる。これにより、燃料が燃焼する燃焼領域を排気側へ移行させることができ、かつ燃料噴射の排気側方向への運動量を増大させることができるため、上昇圧力位置を設定圧力位置の排気側に移行させることができる。
本発明のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置によれば、燃料噴射手段を制御することにより、簡単な構成とすることができるため、装置コストを抑制しつつ、チョーク現象の解消を好適に図ることができる。
図1は、実施例1のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置を搭載した超音速航空機の模式図である。 図2は、スクラムジェットエンジンの概略構成図である。 図3は、スクラムジェットエンジンの燃料噴射部周りの模式図である。 図4は、燃料噴射部によって噴射される燃料の流量を減少させた一例を示す説明図である。 図5は、燃料噴射部によって噴射される燃料の流量を減少させた他の一例を示す説明図である。 図6は、実施例1のチョーク回避制御のフローチャートである。 図7は、実施例2のスクラムジェットエンジンの燃料噴射部周りの模式図である。 図8は、実施例2のチョーク回避制御のフローチャートである。 図9は、実施例2の変形例に係るスクラムジェットエンジンの燃料噴射部周りの模式図である。 図10は、実施例3のスクラムジェットエンジンの燃料噴射部周りの模式図である。 図11は、燃料噴射部によって噴射される燃料の噴射角度を傾倒させた一例を示す説明図である。 図12は、実施例3のチョーク回避制御のフローチャートである。 図13は、燃料噴射部によって噴射される燃料の噴射角度を傾倒させた変形例を示す説明図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
実施例1に係るスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置は、超音速航空機に搭載されており、超音速燃焼が行われるスクラムジェットエンジンにおいて噴射される燃料を制御するものである。先ず、図1および図2を参照して、超音速航空機に搭載されたスクラムジェットエンジンについて説明する。
図1は、実施例1のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置を搭載した超音速航空機の模式図であり、図2は、スクラムジェットエンジンの概略構成図である。スクラムジェットエンジン5は、超音速航空機1の進行方向に対して、前方側が吸気側となっており、後方側が排気側となっている。このため、スクラムジェットエンジン5は、前方側から空気を取り込み、取り込んだ空気を酸化剤として燃料を燃焼させ、後方側から燃焼したガスを排気することで、超音速航空機1の推進力を得ている。
スクラムジェットエンジン5は、超音速燃焼が可能な構成となっており、超音速航空機1の底面に設けられたエンジンカウル10と、エンジンカウル10の内部に設けられたストラット11とを有している。エンジンカウル10とストラット11との間には、吸気側から排気側にかけて燃焼流路Rが形成されている。この燃焼流路Rは、取り込んだ空気の空気流れ方向が、吸気側から排気側へ向かう方向となっており、吸気部15と、スロート部16と、排気部17とを有している。吸気部15は、その流路幅が、吸気側から排気側へ向けて狭くなるように形成されている。また、スロート部16は、その流路幅が、吸気部15および排気部17に比して狭くなっている。この燃焼流路Rには、取り込んだ空気と燃料とが混合した混合気を燃焼させる燃焼領域Sが形成され、燃焼領域Sは、スロート部16から排気部17にかけて形成される。
これにより、超音速航空機1が超音速で航行すると、スクラムジェットエンジン5は、吸気側から取り込まれる空気が超音速となった状態で燃焼を行うことにより、超音速燃焼が行われることとなる。
また、スクラムジェットエンジン5は、燃焼領域Sへ向けて燃料を噴射する燃料噴射部21と、スロート部16における圧力を検出する圧力検出部22と、圧力検出部22による検出結果に基づいて燃料噴射部21を制御可能な制御部23と、を備えている。このとき、圧力検出部22および制御部23が燃料噴射制御装置として機能している。
ここで、図3ないし図5を参照して、燃料噴射部21について説明する。図3は、スクラムジェットエンジンの燃料噴射部周りの模式図であり、図4は、燃料噴射部によって噴射される燃料の流量を減少させた一例を示す説明図であり、図5は、燃料噴射部によって噴射される燃料の流量を減少させた他の一例を示す説明図である。燃料噴射部21は、ストラット11の外周面に並べて設けられた複数の燃料噴射口25を介して、液体水素等の燃料を噴射している。この燃料噴射部21は、噴射する燃料の流量を調整可能な燃料流量調整機構26を有している。燃料流量調整機構26は、制御部23に接続され、制御部23は、燃料流量調整機構26を制御することにより、燃焼領域Sへ向けて噴射される燃料の流量を調整可能となっている。なお、燃料流量調整機構26としては、例えば、流量調整弁を用いてもよい。
圧力検出部22は、エンジンカウル10の空気流れ方向に沿って設けられた複数の外側圧力センサ31と、ストラット11の空気流れ方向に沿って設けられた複数の内側圧力センサ32とを有している。複数の外側圧力センサ31および複数の内側圧力センサ32は、燃焼流路Rのスロート部16に設けられ、圧力検出部22は、スロート部16の空気流れ方向における圧力分布を検出可能となっている。なお、各圧力センサ31,32としては、スキャニバルブやひずみゲージ等を用いてもよく、限定されない。また、実施例1では、外側圧力センサ31および内側圧力センサ32を設けたが、少なくともいずれか一方の圧力センサ31,32があればよい。
そして、圧力検出部22は、制御部23に接続されている。ここで、チョーク現象は、燃焼流路Rを閉塞するような上昇圧力が発生することで、熱閉塞が発生することである。このため、制御部23は、空気流れ方向における圧力分布を取得することで、超音速航空機1の超音速航行時において発生するチョーク現象を検出することが可能となる。
制御部23は、圧力検出部22によって検出した空気流れ方向における圧力分布に基づいて、燃料流量調整機構26を制御することにより、チョーク回避制御を実行可能となっている。チョーク回避制御は、燃料を燃焼させることで発生する上昇圧力の位置である上昇圧力位置が、空気流れ方向において、予め設定された設定圧力位置Lを吸気側に超えた場合に、上昇圧力位置が空気流れ方向において、設定圧力位置Lの排気側に移行するように制御するものである。具体的に、実施例1において、制御部23は、チョーク回避制御を実行すると、燃料噴射部21から噴射される燃料の流量を減少させる。
ここで、図4に示すように、燃料噴射部21から噴射される燃料の流量を減少させる場合、制御部23は、燃料流量調整機構26を制御することにより、複数の燃料噴射口25のうち、一部の燃料噴射口25を閉塞することで、燃料の流量を減少させている。なお、図4に示す構成に限らず、図5に示すように、燃料噴射部21から噴射される燃料の流量を減少させる場合、制御部23は、燃料流量調整機構26を制御することにより、各燃料噴射口25から噴射される燃料の噴射量を減少させてもよい。
続いて、図6を参照し、制御部23によるチョーク回避制御の制御動作について説明する。図6は、実施例1のチョーク回避制御のフローチャートである。制御部23は、超音速航空機1の超音速航行時において、スクラムジェットエンジン5が超音速燃焼を行っているか否かを判断する(ステップS1)。制御部23は、スクラムジェットエンジン5が超音速燃焼を行っていると判断した場合(Yes)、圧力分布に基づくチョーク回避制御の実行を開始する(ステップS2)。一方で、ステップS1において、スクラムジェットエンジン5が超音速燃焼を行っていないと判断した場合(No)、制御部23は、チョーク回避制御を行わず、再度、ステップS1に進む。
チョーク回避制御を実行すると、制御部23は、圧力検出部22によって得られた圧力分布に基づいて、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを超えたか否かを判断する(ステップS3)。制御部23は、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを超えたと判断した場合(Yes)、燃料流量調整機構26を制御して、燃料噴射部21から噴射される燃料の流量を減少させる(ステップS4)。一方で、制御部23は、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを超えていないと判断した場合(No)、燃料流量調整機構26を制御して、燃料噴射部21から噴射される燃料の流量を増加させる(ステップS5)。
以上の構成によれば、制御部23は、スクラムジェットエンジン5が超音速燃焼を行うと、チョーク回避制御を実行可能となる。そして、制御部23は、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを吸気側に超えると、燃料流量調整機構26を制御して、噴射する燃料の流量を減少させることにより、燃焼による入熱を抑制することができる。これにより、燃焼流路Rにおいて、入熱による上昇圧力の増加を抑制することができるため、上昇圧力位置を設定圧力位置Lの排気側に移行させることができる。よって、上昇圧力による燃焼流路Rの閉塞現象(チョーク現象)を回避することができ、スクラムジェットエンジン5の安定性を向上させることができる。
次に、図7ないし図9を参照して、実施例2に係るスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図7は、実施例2のスクラムジェットエンジンの燃料噴射部周りの模式図である。実施例2の燃料噴射制御装置は、その制御部50が、チョーク回避制御において、燃焼領域Sへ向けて噴射される燃料の噴射位置を変更させることにより、チョーク現象を回避している。
実施例2の制御部50によって制御される燃料噴射部51は、空気流れ方向に沿って並べて設けられた複数の燃料噴射口52を有している。複数の燃料噴射口52は、吸気側に位置する吸気側燃料噴射口52aと、排気側に位置する排気側燃料噴射口52cと、吸気側燃料噴射口52aと排気側燃料噴射口52cとの間に位置する中央側燃料噴射口52bとを有している。そして、吸気側燃料噴射口52a、中央側燃料噴射口52bおよび排気側燃料噴射口52cは、ストラット11の表面に形成されている。また、燃料噴射部51は、各燃料噴射口52a,52b,52cを介して噴射する燃料の噴射位置を変更可能な噴射位置変更機構54を有している。
噴射位置変更機構54は、制御部50に接続され、制御部50は、噴射位置変更機構54を制御することにより、燃焼領域Sへ向けて噴射される燃料の噴射位置を変更可能となっている。通常、燃料噴射部51は、吸気側燃料噴射口52aから燃料を噴射する一方で、後述するチョーク回避制御を実行すると、中央側燃料噴射口52bおよび排気側燃料噴射口52cからも燃料を噴射する。
制御部50は、実施例1と同様の圧力検出部22によって検出した空気流れ方向における圧力分布に基づいて、噴射位置変更機構54を制御することにより、チョーク回避制御を実行可能となっている。具体的に、実施例2において、制御部50は、チョーク回避制御を実行すると、燃料噴射部21の吸気側燃料噴射口52aから噴射される燃料の少なくとも一部を、排気側の噴射位置となる中央側燃料噴射口52bおよび排気側燃料噴射口52cから噴射させる。つまり、実施例2では、制御部50がチョーク回避制御を実行すると、吸気側燃料噴射口52a、中央側燃料噴射口52bおよび排気側燃料噴射口52cから燃料が分割噴射される。
続いて、図8を参照し、制御部50によるチョーク回避制御の制御動作について説明する。図8は、実施例2のチョーク回避制御のフローチャートである。なお、以下の説明でも、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。実施例2のチョーク回避制御は、実施例1のステップS4に代えて、燃料の分割噴射を行うステップS14が行われている。つまり、制御部23は、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを超えたと判断した場合(ステップS3のYes)、噴射位置変更機構54を制御して、燃料噴射部21から燃料を分割噴射させる(ステップS14)。
以上の構成によれば、制御部50は、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを吸気側に超えると、噴射位置変更機構54を制御して、燃料を分割噴射させることにより、吸気側における局所的な燃焼による入熱を抑制することができる。これにより、燃焼流路Rにおいて、局所的な入熱による圧力上昇の偏重を均質化することができるため、上昇圧力位置を設定圧力位置Lの排気側に移行させることができる。よって、上昇圧力による燃焼流路Rの閉塞現象(チョーク現象)を回避することができ、スクラムジェットエンジン5の安定性を向上させることができる。
なお、実施例2では、分割噴射としたが、これに限らず、吸気側燃料噴射口52aの噴射を行わず、中央側燃料噴射口52bおよび排気側燃料噴射口52cから噴射してもよいし、あるいは、中央側燃料噴射口52bまたは排気側燃料噴射口52cのいずれか一方から噴射してもよい。
また、実施例2では、燃料噴射部51の吸気側燃料噴射口52a、中央側燃料噴射口52bおよび排気側燃料噴射口52cを、ストラット11の表面に形成したが、図9に示す変形例としてもよい。図9は、実施例2の変形例に係るスクラムジェットエンジンの燃料噴射部51周りの模式図である。つまり、変形例の燃料噴射部51は、吸気側燃料噴射口52aが形成されたストラット11の表面に、溝状のキャビティCを形成し、キャビティCの底面に、吸気側燃料噴射口52aを形成している。そして、燃料噴射部51は、吸気側燃料噴射口52aにおいて、燃料着火の口火となるパイロット燃焼を行う一方で、通常の燃料噴射は、中央側燃料噴射口52bで行う。
この構成によれば、制御部50がチョーク回避制御を実行することにより、燃料の噴射位置が吸気側から排気側へ移行した場合、スクラムジェットエンジン5は、燃焼領域Sにおいて不完全燃焼および吹き消えを発生させず、燃焼領域Sにおける燃焼を安定的に行うことができる。
次に、図10ないし図13を参照して、実施例3に係るスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、実施例3においても異なる部分についてのみ説明する。図10は、実施例3のスクラムジェットエンジンの燃料噴射部周りの模式図であり、図11は、燃料噴射部によって噴射される燃料の噴射角度を傾倒させた一例を示す説明図である。実施例3の燃料噴射制御装置は、その制御部60が、チョーク回避制御において、燃焼領域Sへ向けて噴射される燃料の噴射角度を変更させることにより、チョーク現象を回避している。
実施例3の制御部60によって制御される燃料噴射部61は、ストラット11の周方向に並べて設けられた複数の燃料噴射口62を介して、燃料を噴射している。複数の燃料噴射口62は、空気流れ方向に対して直交方向に燃料を噴射するように形成された垂直燃料噴射口62aと、垂直燃料噴射口62aよりも排気側に傾倒した第1傾倒燃料噴射口62bと、第1傾倒燃料噴射口62bよりも排気側に傾倒した第2傾倒燃料噴射口62cとを有している。また、燃料噴射部51は、使用する各燃料噴射口62a,62b,62cを選択的に切替えることで、燃料の噴射角度を変更可能な噴射角度変更機構64を有している。
噴射角度変更機構64は、制御部60に接続され、制御部60は、噴射角度変更機構64を制御して、使用する燃料噴射口62a,62b,62cを選択することにより、燃焼領域Sへ向けて噴射される燃料の噴射角度を変更可能となっている。通常、燃料噴射部61は、垂直燃料噴射口62aから燃料を噴射する一方で、後述するチョーク回避制御を実行すると、第1傾倒燃料噴射口62bまたは第2傾倒燃料噴射口62cから燃料を噴射する。
制御部60は、実施例1と同様の圧力検出部22によって検出した空気流れ方向における圧力分布に基づいて、噴射角度変更機構64を制御することにより、チョーク回避制御を実行可能となっている。具体的に、実施例3では、制御部60がチョーク回避制御を実行すると、燃料噴射部61の垂直燃料噴射口62aから噴射される燃料を、第1傾倒燃料噴射口62bまたは第2傾倒燃料噴射口62cに切替えることで、噴射角度を排気側へ傾倒させる。
続いて、図12を参照し、制御部60によるチョーク回避制御の制御動作について説明する。図12は、実施例3のチョーク回避制御のフローチャートである。なお、以下の説明でも、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。実施例3のチョーク回避制御は、実施例1のステップS4に代えて、燃料の分割噴射を行うステップS24が行われている。つまり、制御部60は、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを超えたと判断した場合(ステップS3のYes)、噴射角度変更機構64を制御して、燃料噴射部61の燃料の噴射角度を排気側に傾倒させる(ステップS24)。
以上の構成によれば、制御部60は、上昇圧力位置が設定圧力位置Lを吸気側に超えると、噴射角度変更機構64を制御して、燃料の噴射角度を排気側へ傾倒させることにより、燃料が燃焼する燃焼領域Sを排気側へ移行させることができる。これにより、上昇圧力位置を設定圧力位置Lの排気側に移行させることができる。また、燃料の噴射角度を排気側へ傾倒させることで、燃料噴射の排気側方向への運動量を増大させることができる。よって、上昇圧力による燃焼流路Rの閉塞現象(チョーク現象)を回避することができ、スクラムジェットエンジン5の安定性を向上させることができる。
なお、実施例3では、噴射角度変更機構64により、垂直燃料噴射口62a、第1傾倒燃料噴射口62bおよび第2傾倒燃料噴射口62cの使用を選択的に切替えたが、この構成に限らず、図13に示す変形例としてもよい。図13は、燃料噴射部によって噴射される燃料の噴射角度を傾倒させた変形例を示す説明図である。つまり、変形例の噴射角度変更機構64は、燃料噴射口62を、所定の噴射角度に変更可能な構成となっている。この構成によれば、複数の燃料噴射口62a,62b,62cを設ける必要がない。
1 超音速航空機
5 スクラムジェットエンジン
10 エンジンカウル
11 ストラット
15 吸気部
16 スロート部
17 排気部
21 燃料噴射部
22 圧力検出部
23 制御部
25 燃料噴射口
26 燃料流量調整機構
50 制御部(実施例2)
51 燃料噴射部(実施例2)
52 燃料噴射口(実施例2)
54 噴射位置変更機構
60 制御部(実施例3)
61 燃料噴射部(実施例3)
62 燃料噴射口(実施例3)
64 噴射角度変更機構
L 設定圧力位置
R 燃焼流路
S 燃焼領域
C キャビティ

Claims (4)

  1. 吸気側から燃焼領域を経て排気側へ至る燃焼流路と、前記燃焼領域へ向けて燃料を噴射可能な燃料噴射手段とを備えた超音速燃焼を行うスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置において、
    前記吸気側から前記排気側に亘って分布する前記燃焼流路中の圧力を検出可能な圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段に基づいて、前記燃料噴射手段を制御可能な燃料噴射制御手段と、を備え、
    前記燃料噴射制御手段は、検出された圧力分布から、前記燃焼流路を閉塞可能な上昇圧力の上昇圧力位置が、予め設定された設定圧力位置を挟んで吸気側に超えたと判断した場合、前記上昇圧力位置が前記設定圧力位置を挟んで排気側となるように制御するチョーク回避制御を実行することを特徴とするスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置。
  2. 前記燃料噴射手段は、噴射する燃料の流量を調整可能な燃料流量調整手段を有し、
    前記燃料噴射制御手段は、前記チョーク回避制御において、前記燃料流量調整手段を制御して、前記燃料噴射手段から噴射される燃料の流量を減少させることを特徴とする請求項1に記載のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置。
  3. 前記燃料噴射手段は、噴射する燃料の噴射位置を変更可能な噴射位置変更手段を有し、
    前記燃料噴射制御手段は、前記チョーク回避制御において、前記噴射位置変更手段を制御して、前記燃料噴射手段から噴射される燃料の少なくとも一部を、排気側の前記噴射位置へ移行させることを特徴とする請求項1に記載のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置。
  4. 前記燃料噴射手段は、噴射する燃料の噴射角度を変更可能な噴射角度変更手段を有し、
    前記燃料噴射制御手段は、前記チョーク回避制御において、前記噴射角度変更手段を制御して、前記燃料噴射手段から噴射される燃料の噴射角度を排気側へ傾倒させることを特徴とする請求項1に記載のスクラムジェットエンジンの燃料噴射制御装置。
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