JP2012144658A - 水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法 - Google Patents

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仁 小澤
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佑亮 西川
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辰夫 大谷
Takeshi Masuda
剛 増田
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Abstract

【課題】反応液粘度の上昇を防ぐ、原料の溶解性を高めるまたはイソシアネートの消費を防ぐための溶媒を使用することなく、短時間で効率的にかつ着色が少なくポリウレタン系増粘剤を製造する方法を提供する。
【解決手段】ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性基を有するアルコールとジイソシアネート化合物を同方向2軸押出機にて反応させ取り出すことにより、反応液粘度の上昇を防ぐ等のための溶媒を使用することなく、短時間で効率的にかつ着色が少なくポリウレタン系増粘剤としての水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を連続して製造する方法を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法に関する。さらに詳しくは、本発明は、同方向回転2軸押出機を用いた水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法に関する。
近年、塗料、化粧品の増粘剤として従来のポリアクリル酸系の増粘剤に代わって、非イオン性で疎水性基の凝集によって増粘するタイプのポリウレタン系増粘剤が注目を集めている。
これらのポリウレタン系増粘剤は、その末端に有する疎水性基の会合によって増粘させることができ、非イオン性のため耐塩性にも優れる他に、増粘だけではなく新たなレオロジー特性を付与できる特長を有する。そのため、従来の塗料分野だけではなく、近年化粧品分野にも使用されることが多くなってきている。
その技術としては、ポリウレタン系増粘剤において、その末端の疎水基の鎖長が長くなるほど増粘性が高くなることが知られている(非特許文献1)。
また、ポリウレタン系増粘剤の製法としては、特許文献1に記載されるように反応時の高分子量化に伴う反応液粘度の上昇を防ぎ、原料の溶解性ならびにイソシアネートの消費を防ぐ観点からも、溶媒中で長時間反応してポリウレタン系増粘剤が製造される。それらの溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香性非活性水素含有化合物や、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル類が用いられ、反応終了後に蒸留除去して最終製品となる。しかし、溶剤とポリウレタン系増粘剤との相溶性が良いため最終製品中に溶剤が残存しやすい等の課題がある。
特許文献2には溶媒を使用しないで反応させる例も記載されているが、例示された反応例はバッチ式でその反応時間も2〜6時間と長く生産効率が悪い。
従来の溶剤中の反応により得られるポリウレタン系増粘剤製造においては、反応および溶媒の除去乾燥に時間を要すると共に、化粧品分野ではその残存溶媒量も問題となっていた。また、溶媒を使用しないバッチ反応を利用した系においても、反応物の粘度低下を目的に高温で取り出されるものの粘稠な反応物を反応器から取り出すのに時間を要し、反応物の分解が生じて着色する等の問題があった。
J. Coating Technology, Vol. 64, No. 804, pp. 87-94 (1992)
特開昭54−80349号公報 特表平7−501094号公報
本発明は、溶媒を使用することなく、短時間で効率的にかつ着色が少ないポリウレタン系増粘剤を製造する方法を提供する。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性基を有するアルコールとジイソシアネート化合物を同方向回転2軸押出機にて反応し取り出すことにより、溶媒を使用することなく、短時間で効率的にかつ着色が少ないポリウレタン系増粘剤として水溶性ポリアルキレンオキシド変性物が連続的に製造できることを見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールとジイソシアネート化合物を同方向回転2軸押出機に供給して水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法に関する。
項1.ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールとジイソシアネート化合物をL/D=40以上の同方向回転2軸押出機に供給し、70〜210℃の範囲で加熱して平均滞留時間0.5〜5分の範囲で反応させることを特徴とする水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法。
項2.同方向回転2軸押出機のスクリューがフィードスクリューとニーディングスクリューの組み合わせで構成され、ニーディングスクリュー部分をスクリュー全体の2〜3箇所に有し、そのニーディングスクリュー部分のL/Dの合計が10〜18であることを特徴とする項1に記載の水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法。
本発明のかかる製法を利用することにより、溶媒を使用することなく、短時間で効率よくかつ着色が少ない高分子量の水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を得ることができる。また、得られた水溶性ポリアルキレンオキシド変性物は、溶媒を含まずかつ着色も少ないため、化粧品用増粘剤としても好適に使用できる。
図1は、本発明で用いる同方向回転2軸押出機の一例を示す概略図である。 図2は、実施例および比較例に用いた同方向回転2軸押出機のスクリューパターンを示す。
本発明では、ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールとジイソシアネート化合物を同方向回転2軸押出機に供給して水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を連続して製造する方法に関する。
詳細には、ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールとジイソシアネート化合物を同方向2軸押出機に供給し、70〜210℃の範囲で加熱して平均滞留時間0.5〜5分の間で反応させることを特徴とする水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法に関する。
本発明にかかるポリアルキレンオキシド化合物としては、具体的にはポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、エチレン/プロピレンオキシド(好ましくはエチレンオキシドとプロピレンオキシドの共重合体)等が挙げられる。これらのポリアルキレンオキシド化合物の中でも、好ましくはエチレンオキシド基を70質量%以上含有するポリアルキレンオキシド化合物であり、より好ましくはエチレンオキシド基を95質量%以上含有するポリアルキレンオキシド化合物がより好ましい。エチレンオキシド基が70質量%未満の場合、得られる水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の製造時の結晶性の低下により冷却に時間を要し、水溶液粘度が低くなるために好ましくない。
また、前記ポリアルキレンオキシド化合物としては、通常、数平均分子量4,000〜30,000のポリアルキレンオキシド化合物を用い、数平均分子量6,000〜20,000のポリアルキレンオキシド化合物が好ましい。数平均分子量が4,000未満のポリアルキレンオキシド化合物を使用した場合、製造時の冷却に時間を要したり、水溶液粘度が低くなるおそれがある。数平均分子量が30,000を超えるポリアルキレンオキシド化合物を使用した場合、水への溶解性が悪くなるため好ましくない。
これらのポリアルキレンオキシド化合物の形態は、フレークもしくは液体状であるが、同方向回転2軸押出機へは充分脱水乾燥された後にフレーク状でそのまま供給することもできるが、タンクで加熱溶融して液状化した後にポンプにて供給するのが好ましい。ポリアルキレンオキシド化合物を脱水乾燥する方法としては、一般的な真空乾燥機が好適に用いられる。
疎水性アルコールとは、水への溶解性が0.4質量%以下のアルコール化合物をいい、このような化合物としては、炭素数が6から24の直鎖アルキル基、分岐アルキル基等を有する化合物が含まれる。直鎖アルキル基としては、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−エイコシル基、n−ヘンエイコシル基及びn−ドコシル基等が挙げられる。
分岐アルキル基としては、2−エチルヘキシル基、イソデシル基、イソトリデシル基及びイソステアリル基等が挙げられる。
疎水性アルコールとして、好ましくはヘキシルアルコール、オクチルアルコール、デシルアルコール、セチルアルコールおよびベヘニルアルコールが好適に用いられ、より好ましくはヘキシルアルコール、オクチルアルコール、デシルアルコールが好適に用いられる。疎水性アルコールはそれぞれ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いても良い。これらの疎水性アルコールが液状の場合は直接、固形の場合は一度溶融させた後に定量ポンプによって、同方向回転2軸押出機に供給される。
疎水性アルコールは、ポリアルキレンオキシド化合物1モルに対して通常0.5〜2.5モル、好ましくは0.8〜2.2倍モルの範囲で添加し、同方向回転2軸押出機中で反応させる。0.5倍モル未満の場合、得られる水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の水溶液粘度が低くなるために好ましくない。2.5倍モルを超えると水への溶解性が極端に低くなりゲル化するため増粘剤として使用できないおそれがある。
ジイソシアネート化合物としては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(HMDI)、3−イソシアナートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル=イソシアネート(IPDI)、1,8−ジメチルベンゾール−2,4−ジイソシアネートおよび2,4−トリレンジイソシアネート(TDI)等が挙げられる。これらのジイソシアネート化合物の中でも、液状で扱いやすい、2,4−トリレンジイソシアネート(TDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(HMDI)および1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)が好適に用いられる。これらのジイソシアネート化合物は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて同方向回転2軸押出機に供給してもよい。
ジイソシアネート化合物の割合[NCO](モル数)については、ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコール化合物の合計末端水酸基[−OH]モル数との比([NCO]/[OH])が0.80〜1.35の範囲にあることが好ましく、0.90〜1.20であることがより好ましく、同方向回転2軸押出機中で反応させる。0.80未満の場合、未反応の疎水性アルコールの残存量が多くなり水溶液の透明性が悪化するために好ましくない。1.35を超えると得られる水溶性ポリアルキレンオキシド変性物が着色しやすくなるために好ましくない。
ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールとジイソシアネート化合物は、同方向回転2軸押出機のモーター部に近い根元のフィードバレルへの同時添加、ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールをフィードバレルに供給した後にジイソシアネート化合物をフィードバレル直後のバレル部へ添加、もしくはポリアルキレンオキシド化合物をフィードバレル部、ジイソシアネート化合物をフィードバレル直後のバレル、疎水性アルコールをその次のバレルと順番へ添加していく方法等のいずれの方法を用いても供給できるが、ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールをフィードバレルに供給した後にジイソシアネート化合物をそのフィードバレル直後のバレル部にて添加する方法が好適に用いられる。
その他に反応を促進させる観点から、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジラウレート、スタナスオクトエート、トリエチレンジアミン等の反応促進剤を系内に供給することもできる。また、熱分解を抑制するために酸化防止剤等の安定剤を添加することもできる。
これらの反応促進剤および安定剤は、ポリアルキレンオキシド化合物に対して好ましくは200〜2,000質量ppm、より好ましくは500〜1,000質量ppmの範囲で添加することもできる。
押出機としては、セルフスクリーニング性に優れ、かつ、スクリューの組み換えが容易である観点から、方向回転2軸押出機が用いられる。例えば、単軸押出機を用いた場合、セルフスクリーング性に劣り、十分な混合が実施できなくなり、また、スクリューの組み換えが困難である。異方向回転2軸押出機を用いた場合、混合性に優れるため、剪断による分解が生じやすくなり、また、セルフクリーニング性に劣り分解物が押出機内で滞留しやすくなる。
同方向回転2軸押出機は、40以上のL/Dを有する必要がある。L/Dが40未満の場合、反応が不十分となる。なお、前記同方向回転2軸押出機は、温度制御が可能な5個以上のバレルを有していることが、好ましい。温度は70〜210℃の範囲、好ましくは90〜180℃の範囲、より好ましくは100〜160℃の範囲で制御される必要がある。70℃未満の場合、反応が不十分となると同時に、生成した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の溶融粘度が高くなって同方向回転2軸押出機のモータートルクが高くなる。210℃を超えると水溶性ポリアルキレンオキシド化合物の分解が生じやすくなる。また、これらの反応は分解を防ぐために窒素気流下で実施されることが好ましい。
同方向回転2軸押出機中の平均滞留時間は0.5〜5.0分の間、好ましくは1.0〜3.5分、より好ましくは1.5〜3.0分の範囲に調整される。平均滞留時間が0.5分未満の場合、未反応になり残存するイソシアネートが多くなって得られた水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の経時変化が大きくなる。5.0分を超えると、水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の分解が生じやすく着色しやすくなる。
ここで平均滞留時間は、微量の着色剤(例えば、粉砕した赤色チョーク、青色5号)をポリアルキレンオキシド化合物、疎水性アルコール、ジイソシアネート化合物と同時に同方向回転2軸押出機に供給して、吐出物の色の変化を観察し一番色が濃い部分が吐出された時間で測ることができる。平均滞留時間は、同方向回転2軸押出機への供給量と回転数、ニーディングスクリューの組み合わせにより制御できる。
同方向回転2軸押出機のスクリューは、互いに噛み合ったフィードスクリューとニーディングスクリューの組み合わせにて構成され、ニーディングスクリュー部分をスクリュー全体の2〜3箇所に有し、ニーディングスクリュー部分のL/Dの合計は10〜18の範囲が好ましく、より好ましくは、12〜15の範囲にある。
ニーディングスクリューは、同一または異なるL/Dを有するニーディングスクリュー部分よりなる種々の組み合わせが可能であり、ニーディングスクリュー部分はスクリュー全体の2〜3箇所に分散して、このニーディングスクリュー部分間はフィードスクリューで構成される。また、フィードスクリューも、同一または異なるL/Dを有するフィードスクリュー部分よりなる種々の組み合わせが可能である。
ニーディングスクリュー部分が1箇所の場合、混合が充分でなく未反応物が多くなるために好ましくない。ニーディングスクリューが3箇所を超えると水溶性ポリアルキレンオキシド化合物の分解が生じやすくなるために好ましくない。また、ニーディングスクリューのL/Dの合計が10未満の場合、未反応物ができやすくなるため好ましくない。ニーディングスクリューのL/Dの合計が18を超える場合、水溶性ポリアルキレンオキシド化合物の分解が生じやすくなるために好ましくない。
同方向回転2軸押出機から吐出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物は、水での冷却が不可能なため、ドラム式クーラーもしくはスチールベルトクーラーにて挟み込んで冷却した後ペレタイザーにてペレット化される。
または、L/D=40以上、好ましくはL/D=60以上有する2軸押出機を使用した場合、L/D=40以降のバレルに、水;塩化ナトリウム等の塩や界面活性剤の水溶液、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール等の水溶液;ポリエチレングリコール200等を注入することにより水溶性ポリアルキレンオキシド希釈溶液として得ることもできる。
以下に、製造例、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら製造例および実施例に限定されるものではない。
評価方法
得られた水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の反応率、その色度および粘度については、各々、残存イソシアネート率、白色度および水溶液粘度を指標として以下の方法にて評価した。
(1)残存イソシアネート率
取り出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物0.1gをテトラフルオロエタン1gに溶解させ、KRS−5板に塗布し乾燥させた後にFT−IRにてイソシアネート(2260cm−1)のピークの有無とその強度より残存率を求めた。当該方法によるイソシネートの検出限界は10ppmであった。
(2)白色度
取り出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を以下の条件にてプレスしてシート化した後に色差計(日本電色工業製ZE2000)にてそのハンター白色度を求めた。なお、ハンター白色度が50以上であれば、着色が少ないと判断できる。
プレス条件 温度:140℃
圧力:50kg/cm
時間:5分
冷却条件 温度:30℃
時間:5分

ハンター白色度
W=100−〔(100−L)+(a+b)〕1/2
(式中、L、aおよびbは、各々、明度、赤色度および黄色度を表す)
(3)水溶液粘度
水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を3%の濃度にて水に溶解しその水溶液粘度をB型粘度計にて測定した(25℃、ローター3、12rpm)。
実施例1
80℃に保温された攪拌機のついた貯蔵タンクAに、予めコニカルドライヤーにて真空乾燥して脱水した数平均分子量20,000のポリエチレンオキシド100質量部、デシルアルコール1.57質量部およびジオクチルスズジラウレート0.1質量部の割合で投入し、窒素ガス雰囲気下で攪拌して均一な混合物とした。これとは別に、30℃に保温された貯蔵タンクBにジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを投入し、窒素ガス雰囲気下で貯蔵した。
定量ポンプを用いて、貯蔵タンクAの混合物を200[g/分]の速度にて同方向回転2軸押出機のフィード部に、貯蔵タンクBのジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを5.16[g/分]の速度にてフィード部の次のバレル部にそれぞれ連続的に仕込んだ。バレル温度140℃、回転数100rpmに設定したスクリュー外径26mmの2軸押出機(東芝機械製 TEM−26SS、L/D=40)のスクリュー構成は図2のごとく、ニーディング部位を3箇所(L/D=4.9×3=14.7)有して、その時の平均滞留時間は約2.3分であった。
吐出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物はスチールベルトクーラーにて冷却後ペレット化した。これらの全工程の所要時間は、約5分であった。
結果を表1に示す。
実施例2
80℃に保温された攪拌機のついた貯蔵タンクAに、予めコニカルドライヤーにて真空乾燥して脱水した数平均分子量20,000のポリエチレンオキシド100質量部、セチルアルコール2.42質量部およびジオクチルスズジラウレート0.1質量部の割合で投入し、窒素ガス雰囲気下で攪拌して均一な混合物とした。これとは別に、30℃に保温された貯蔵タンクBにジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを投入し、窒素ガス雰囲気下で貯蔵した。
定量ポンプを用いて、貯蔵タンクAの混合物を100[g/分]の速度にて同方向回転2軸押出機のフィード部に、貯蔵タンクBのジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを2.61[g/分]の速度にてフィード部の次のバレル部にそれぞれ連続的に仕込んだ。バレル温度120℃、回転数80rpmに設定したスクリュー外径 26mmの2軸押出機(東芝機械製 TEM−26SS、L/D=40)のスクリュー構成は図2のごとく、ニーディング部位を3箇所(L/D=4.9×3=14.7)有して、その時の平均滞留時間は約3.5分であった。
吐出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物はスチールベルトクーラーにて冷却後ペレット化した。これらの全工程の所要時間は、約6分であった。
結果を表1に示す。
実施例3
80℃に保温された攪拌機のついた貯蔵タンクAに、予めコニカルドライヤーにて真空乾燥して脱水した数平均分子量6,000のポリエチレンオキシド100質量部、セチルアルコール8.03質量部およびジオクチルスズジラウレート0.1質量部の割合で投入し、窒素ガス雰囲気下で攪拌して均一な混合物とした。これとは別に、30℃に保温された貯蔵タンクBに1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを投入し、窒素ガス雰囲気下で貯蔵した。
定量ポンプを用いて、貯蔵タンクAの混合物を167[g/分]の速度にて同方向回転2軸押出機のフィード部に、貯蔵タンクBの1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを8.21[g/分]の速度にてフィード部の次のバレル部にそれぞれ連続的に仕込んだ。バレル温度160℃、回転数120rpmに設定したスクリュー外径26mmの2軸押出機(東芝機械製 TEM−26SS、L/D=40)のスクリュー構成は図2のごとく、ニーディング部位を2箇所(L/D=6.2×2=12.4)有して、その時の平均滞留時間は約1.8分であった。
吐出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物はスチールベルトクーラーにて冷却後ペレット化した。これらの全工程の所要時間は、約4分であった。
結果を表1に示す。
比較例1
80℃に保温された攪拌機のついた貯蔵タンクAに、予めコニカルドライヤーにて真空乾燥して脱水した数平均分子量20,000のポリエチレンオキシド100質量部、デシルアルコール1.57質量部およびジオクチルスズジラウレート0.1質量部の割合で投入し、窒素ガス雰囲気下で攪拌して均一な混合物とした。これとは別に、30℃に保温された貯蔵タンクBにジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを投入し、窒素ガス雰囲気下で貯蔵した。
定量ポンプを用いて、貯蔵タンクAの混合物を250[g/分]の速度にて同方向回転2軸押出機のフィード部に、貯蔵タンクBのジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを6.45[g/分]の速度にてフィード部の次のバレル部にそれぞれ連続的に仕込んだ。バレル温度140℃、回転数100rpmに設定したスクリュー外径26mmの2軸押出機(東芝機械製 TEM−26SS、L/D=40)のスクリュー構成は図2のごとく、ニーディング部位を1箇所(L/D=4.9)有して、その時の平均滞留時間は約0.3分であった。
吐出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物はスチールベルトクーラーにて冷却後ペレット化した。これらの全工程の所要時間は、約3分であった。
結果を表1に示す。
比較例2
80℃に保温された攪拌機のついた貯蔵タンクAに、予めコニカルドライヤーにて真空乾燥して脱水した数平均分子量6,000のポリエチレンオキシド100質量部、セチルアルコール8.03質量部およびジオクチルスズジラウレート0.1質量部の割合で投入し、窒素ガス雰囲気下で攪拌して均一な混合物とした。これとは別に、30℃に保温された貯蔵タンクBに1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを投入し、窒素ガス雰囲気下で貯蔵した。
定量ポンプを用いて、貯蔵タンクAの混合物を167[g/分]の速度にて同方向回転2軸押出機のフィード部に、貯蔵タンクBの1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを8.21[g/分]の速度にてフィード部の次のバレル部にそれぞれ連続的に仕込んだ。バレル温度160℃、回転数120rpmに設定したスクリュー外径26mmの2軸押出機(東芝機械製 TEM−26SS、L/D=40)のスクリュー構成は図2のごとく、ニーディング部位を4箇所(L/D=4.9×4=19.6)有して、その時の平均滞留時間は約5.2分であった。
吐出した水溶性ポリアルキレンオキシド変性物はスチールベルトクーラーにて冷却後ペレット化した。これらの全工程の所要時間は、約4分であった。
結果を表1に示す。
比較例3
バッチ方式で水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を製造した。140℃に設定したベンチニーダー(入江製作所製 PBV−06、600ml)に予め真空乾燥機にて脱水した数平均分子量20,000のポリエチレンオキシド300gとデシルアルコール4.71gを仕込み十分に溶融した後、ジオクチルスズジラウレート0.3gを仕込み混合した。そこへ、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを7.86g仕込み2.3分後に反応物を取り出してシート化を試みたが脆くてシート化できなかった。従って、これらの所要時間は、約8分であったが、水溶性ポリアルキレンオキシド変性物のシート化ができず、これらの全工程の所要時間は計測不能であった。
比較例4
比較例3と同様に、バッチ方式で水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を製造した。140℃に設定したベンチニーダー(入江製作所製 PBV−06、600ml)に予め真空乾燥機にて脱水した数平均分子量20,000のポリエチレンオキシド300gとデシルアルコール4.71gを仕込み十分に溶融した後、ジオクチルスズジラウレート0.3gを仕込み混合した。そこへ、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートを7.86g仕込み30分後に反応物を取り出してシート化した。これらの全工程の所要時間は、約40分であった。
結果を表1に示す。
比較例5
比較例3と同様に、バッチ方式で水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を製造した。冷却器、温度計および攪拌機を備えた1リットルの4つ口セパラブルフラスコに、数平均分子量20,000のポリエチレンオキシド100gとデシルアルコール1.57gとトルエン550mlを仕込んだ後に、水分除去のため蒸留により200mlのトルエンを除去した。そこへジオクチルスズジラウレート0.1gを仕込み混合し、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート2.62gを仕込み110℃にて1.8分反応させた。その後、ヘキサン175mlを添加し室温まで冷却しポリマーを析出した。このスラリーを加圧濾過し、ヘキサン350mlでよく洗浄した後、減圧乾燥して水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を得た。得られた水溶性ポリアルキレンオキシド変性物のシート化を試みたが、脆くてシート化できなかった。従って、これらの所要時間は、約180分であったが、水溶性ポリアルキレンオキシド変性物のシート化ができず、これらの全工程の所要時間は計測不能であった。
比較例6
比較例3と同様に、バッチ方式で水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を製造した。冷却器、温度計および攪拌機を備えた1リットルの4つ口セパラブルフラスコに、数平均分子量20,000のポリエチレンオキシド100gとデシルアルコール1.57gとトルエン550mlを仕込んだ後に、水分除去のため蒸留により200mlのトルエンを除去した。そこへジオクチルスズジラウレート0.1gを仕込み混合し、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート2.62gを仕込み110℃にて180分反応させた。その後、ヘキサン175mlを添加し室温まで冷却しポリマーを析出した。このスラリーを加圧濾過し、ヘキサン350mlでよく洗浄した後、減圧乾燥して水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を得た。これらの全工程の所要時間は、約400分であった。
結果を表1に示す。
Figure 2012144658
本発明により、反応液粘度の上昇を防ぐ、原料の溶解性を高めるまたはイソシアネートの消費を防ぐための溶媒を使用することなく、短時間で効率よくかつ着色が少なく高分子量の水溶性ポリアルキレンオキシド変性物を得ることができる。また、得られた水溶性ポリアルキレンオキシド変性物は、前記溶媒を含まずかつ着色が少ないため、化粧品用増粘剤としても好適に使用できる。
1:同方向回転2軸押出機
2:2軸スクリュー
3:バレル
4:モーター
5:貯蔵タンクA
6:貯蔵タンクB

Claims (2)

  1. ポリアルキレンオキシド化合物と疎水性アルコールとジイソシアネート化合物をL/D=40以上の同方向回転2軸押出機に供給し、70〜210℃の範囲で加熱して平均滞留時間0.5〜5分の範囲で反応させることを特徴とする水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法。
  2. 同方向回転2軸押出機のスクリューがフィードスクリューとニーディングスクリューの組み合わせで構成され、ニーディングスクリュー部分をスクリュー全体の2〜3箇所に有し、ニーディングスクリュー部分のL/Dの合計が10〜18であることを特徴とする請求項1記載の水溶性ポリアルキレンオキシド変性物の連続製法。
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