JP2012143852A - ガラスディスクの製造装置 - Google Patents

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芳栄 舘野
Tsunekazu Itaya
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Abstract

【課題】ガラスディスクの研削砥石及び又は研磨砥石を研削作業及び又は研磨作業に続いて装置内でドレッシングができるガラスディスクの製造装置を得る。
【解決手段】内周面砥石50の駆動軸31に外周面ドレス砥石60を設け、且つ前記外周面砥石51の駆動軸41に内周面ドレス砥石61をそれぞれ設け、前記内周面砥石の駆動軸に外周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させ、且つ前記外周面砥石の駆動軸に内周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドーナツ盤状のガラスディスクの製造装置、特にガラスディスクの内周面砥石および外周面砥石のドレッシングができるガラスディスクの製造装置に関する。
従来、ハードディスク、MD、CD等の情報記録媒体用のドーナツ盤状ガラスディスクの内周面及び外周面の研削加工は、ダイヤモンド砥粒を電着メッキさせた回転電着砥石によって粗加工及び面取り加工を行ない、さらに加工後の基板端部のマイクロクラックによるチッピングを生じさせないために、より粒度の細かい回転砥石より精密な仕上加工を行っている。このような回転砥石は、使用によって磨耗消耗するため、長期間良好な形状を保って良好な研削作業を行うには、所定期間ごとに砥石面を再調整するためのドレッシング処理を行う必要がある。従来のドレッシング処理は、ドレッシング装置に回転砥石を取り付けて、例えば主表面が長方形のサファイア板からなるドレス材を回転砥石の表面に相対的に押し当て接触させることにより行っている(例えば、特許文献1参照)。このように、従来のドレス加工は、ガラスディスクの研削装置や研磨装置と別に専用のドレス装置で行っているので、ドレス処理のために砥石の脱着等を必要とし、ガラスディスクの製造効率を低下させると共に、特別なドレス装置を必要とし設備コストが増大する等の問題点がある。また、他の方法として、ガラスディスク外周面の研磨砥石のドレス装置として、ワークであるガラスディスクを同形状のドレス原板と交換して、該ドレス原板により研磨砥石のドレッシングを行う方法も提案されている(特許文献3参照)。
一方、近年ガラスディスクのより高度密度記録化に伴って、ガラスディスク端面のより高精度の研磨仕上が要求され、従来の電着砥石による研磨仕上加工の後に、あるいは電着砥石による研磨仕上加工に代えて、より研磨特性に優れた樹脂砥石を用いて研磨仕上することが提案されている。その方法として、電着砥石でガラスディスクの内外周面の研削加工終了後、電着砥石を樹脂砥石に交換して樹脂砥石により内外周面の研磨加工を行っている(特許文献2、3、4参照)。したがって、その場合、電着砥石による研削加工から樹脂砥石による研磨加工への移行は、その都度砥石を交換あるいは専用の研磨装置で行うので、ガラスディスクの真円度を高めるために砥石又はガラスディスクの高度の位置決め作業が繰り返し要求され、生産効率向上の阻害要因となっている。また、特許文献4の場合は、研削ステーションに次いで樹脂砥石による研磨ステーションを付加しており、装置が大型化・高額化になる問題点も有している。
また、樹脂砥石の場合、電着砥石と比べて形状保持能力が低く一定時間使用すると形が丸まってきてしまうため、ガラスディスクの精密な仕上加工精度を維持するには、より頻繁に樹脂砥石の形状を復元させるためのドレッシング処理を行う必要があり、効率的なドレッシング処理作業が要求されている。
特開2009−154255号公報 特開平11−349354号公報 特開2001−246536号公報 特開2006−294099号公報
上記のように、従来のガラスディスクの製造装置は、回転砥石のドレッシングを行うには専用のドレス装置またはドレス砥石の設定を必要とし、生産性が悪く且つ装置の大型化やドレッシング処理のための追加の装置を必要とする等の問題点があった。一方、ガラスディスクの端面を鏡面仕上等高度の研磨を行うために樹脂砥石を使用する場合、電着砥石での研削加工とは別ステーション又は専用の装置で行うか、あるいは電着砥石を樹脂砥石に交換して行っており、1台の装置の同一ステーションで電着砥石による研削作業と樹脂砥石による研磨作業を連続して行うことは出来ないため、生産性が悪く且つ装置の大型化や研磨のための追加の装置を必要とする等の点で解決すべき問題点があった。
そこで、本発明は、ガラスディスクの製造装置において、ガラスディスクの研削砥石及び又は研磨砥石のドレシッングを専用のドレス装置又は研削砥石及び又は研磨砥石を装置から脱着することなく、研削作業及び又は研磨作業に続いて効率的にドレッシングができ、ドレッシング作業の効率化と装置の簡便化を図ることを第1の目的とし、1台の装置で且つ砥石を交換することなく、電着砥石による研削作業に続いて、樹脂砥石による研磨作業ができ、研磨作業の効率化と装置の簡便化を図ることを第2の目的するガラスディスクの内外周面を研磨するガラスディスクの製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1に係る本発明のガラスディスクの製造装置は、ドーナツ盤状のガラスディスクの内周面を内周面砥石で研削及び又は研磨し、外周面を外周面砥石で研削及び又は研磨するガラスディスクの製造装置において、前記内周面砥石の駆動軸に外周面ドレス砥石を設け、且つ前記外周面砥石の駆動軸に内周面ドレス砥石をそれぞれ設け、前記内周面砥石の駆動軸に外周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させ、且つ前記外周面砥石の駆動軸に内周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させてなることを特徴とするものである。前記内周面砥石及び外周面砥石の用語は、ガラスディスクの研削作業を行う場合には内周面研削砥石及び外周面研削砥石を指し、ガラスディスクの研磨作業を行う場合には内周面研磨砥石及び外周面研磨砥石を指すが、その両方の何れかに特定しない場合は、本明細書では単に内周面砥石及び外周面砥石と称する。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るガラスディスクの製造装置において、前記内周面砥石の駆動軸及び外周面砥石の駆動軸は、それぞれ上下送り手段及び左右送り手段により、研削及び又は研磨位置、及びドレッシング位置にそれぞれ送り制御可能であること特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に係るガラスディスクの製造装置において、前記内周面砥石が樹脂砥石からなる内周面研磨砥石であり、前記外周面砥石が樹脂砥石からなる外周面研磨砥石であり、前記外周面ドレス砥石は前記外周面研磨砥石のドレッシング用砥石であり、且つ前記内周面ドレス砥石は前記内周面研磨砥石のドレッシング用砥石であることを特徴とするものである。
さらに、請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載のガラスディスクの製造装置において、前記内周面砥石は、電着砥石からなる内周面研削砥石と、樹脂砥石からなる内周面研磨砥石の組み合わせからなり、且つ前記外周面砥石は、電着砥石からなる外周面研削砥石と、樹脂砥石からなる外周面研磨砥石の組み合わせからなり、同一ステーションで電着砥石よる研削と、樹脂砥石による研磨ができるようにしてなることを特徴とするものである。
請求項1に係る本発明によれば、内周面砥石の駆動軸に外周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させ、且つ前記外周面砥石の駆動軸に内周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させているので、装置の小型化が図られ、且つ内周面砥石及び外周面砥石を取り外すことなく、研削及び又は研磨作業と砥石のドレッシングを同一ステーション内で出来、従来と比べてドレッシング工程の効率化が図れる。
また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の上記効果に加え、研削及び又は研磨位置から自動的に、内周面砥石と外周面ドレス砥石、及び外周面砥石と内周面ドレス砥石をドレッシング位置に移動させることができるので、研削又は研磨作業から連続して自動的にドレス作業に移行することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、請求項1の発明の上記効果に加え、ガラスディスクの内外周面を樹脂砥石で高度に研磨仕上することができ、且つ樹脂砥石を研磨装置内で連続してドレッシング用砥石で容易にドレッシング加工することができるので、樹脂砥石のメンテナンスが容易である。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか記載の発明の上記効果に加え、1台の装置の同一ステーションで電着砥石による研削工程と、樹脂砥石による研磨工程を連続して行うことができ、従来電着砥石による研削工程と樹脂砥石による研磨工程を別々のステーションまたは別個の装置で行っていたものと比べて、ガラスディスクの製造装置の簡略化及び小型化、低コスト化が図られると共に、ガラスディスクの製造効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るガラスディスクの製造装置の要部正面概略図である。 図1におけるワーク保持駆動ユニットの一部を省略した右側面図である。 本発明の実施形態に係るガラスディスクの製造装置におけるガラスディスクの研磨作業時におけるワークと各砥石の位置関係を示す概略図である。 同外周面研磨砥石のドレス作業時におけるワークと各砥石の位置関係を示す概略図である。 同内周面研磨砥石のドレス作業時におけるワークと各砥石の位置関係を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るガラスディスクの製造装置の内周面研磨砥石(樹脂砥石)の拡大図である。 本発明の実施形態に係るガラスディスクの製造装置の外周面研磨砥石(樹脂砥石)の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面を基に詳細に説明する。
図1は、本発明に係るガラスディスクの製造装置としてのガラスディスク研磨装置の実施形態を示している。本実施形態のガラスディスク研磨装置1は、電着砥石を用いてガラスディスクの内周面及び外周面を面取り研削加工が終了したガラスディスクを樹脂砥石によって内外周面を同時に仕上の研磨加工すると共に、装置内で前記樹脂砥石のドレッシング加工を行うことができることを特徴とする装置である。
本実施形態のガラスディスク研磨装置1は、装置本体10に、ワーク保持駆動ユニット20、内周面研磨砥石及び外周面ドレス砥石を駆動する第1駆動ユニット30、及び外周面研磨砥石及び内周面ドレス砥石を駆動する第2駆動ユニット40をそれぞれユニット化して備えている。
ワーク保持駆動ユニット20は、ワークであるドーナツ状のガラスディスクを1枚保持して回転駆動される回転軸21を有する回転保持台22と、該回転保持台22を回転駆動するワーク駆動モータ23を有している。回転保持台22はガラスディスクを着脱自在に保持可能に構成され、ガラスディスクの着脱保持手段はワーククランパー24によるクランプや吸引手段等による吸引保持等従来の保持手段が適宜採用できる。
第1駆動ユニット30は、ユニット全体が装置本体10に対して上下動(Z軸方向)及び左右動(X軸方向)に駆動可能に設けられ、ガラスディスクの内周面を研磨する内周面研磨砥石50と、外周面研磨砥石をドレッシングする外周面ドレス砥石60が上下方向に所定間隔をおいて第1駆動軸31に同軸的に設けられ、該第1駆動軸31が第1駆動モータ32の出力軸と伝動して回転駆動される。すなわち、内周面砥石駆動軸に外周面ドレス砥石駆動軸を兼用させている。第1駆動ユニット30の上下左右駆動機構は、ユニット本体33が第1Z軸レール34(図2)及び第1X軸レール35を介して装置本体10に設けられ、第1Z軸レール34)に沿ってZ軸送り用サーボモータ36によって上下駆動制御され、第1X軸レールに沿ってX軸送り用サーボモータ37によって左右送りされる。
同様に、外周面砥石駆動軸に内周面ドレス砥石駆動軸を兼用させてなり、外周面研磨砥石51及び内周面ドレス砥石61を駆動する第2駆動ユニット40は、ユニット全体が装置本体10に対して上下動及び左右動に駆動可能に設けられ、ガラスディスクの周面を研磨する外周面研磨砥石51と、内周面研磨砥石をドレッシングする内周面ドレス砥石61がZ軸方向に所定間隔をおいて第2駆動軸41に同軸的に設けられ、該第2駆動軸41が第2駆動モータ42の出力軸と伝動して、回転駆動される。なお、内周面ドレス砥石61は、外周面研磨砥石51の下方側に設けられている。この第2駆動ユニット40の上下左右駆動機構は、前記第1駆動ユニットと同様に、ユニット本体43が第2Z軸レール(図示せず)及び第2X軸レール45を介して装置本体10に設けられ、第2Z軸レールに沿ってZ軸送り用サーボーモータによって上下駆動制御され、第2X軸レール45に沿ってX軸送り用サーボモータによって左右送りされる。なお、図2において、38は、内周面研磨砥石を冷却するためのクーラントノズルである。
内周面研磨砥石50は、外径がガラスディスク70の内径よりも小さく形成され、ダイヤモンド砥粒をバインダーの樹脂で集合成形した樹脂砥石であり、図6にA部を拡大して示すように、その外周面に砥石面となる台形状の研磨溝52が形成され、その底部53がガラスディスクの外周面研磨面を、その両側の傾斜面54、55が両側の面取り面研磨面を構成している。図示の実施形態の内周面研磨砥石50では粒度が同一の砥石面52を5層に形成した初研磨砥石群56と、同構成で該初研磨砥石56より砥粒がより細かい精密研磨用の仕上研磨砥石群57とを2段積層して構成している。
また、外周面研磨砥石51は、図7に示すように内周面研磨砥石50よりも外径が大きいことを除けば、その砥石面は内周研磨用砥石50と同様に構成され、初研磨砥石群58と仕上研磨砥石群59とで構成されている。
前記外周面ドレス砥石60は、内径用研磨砥石50をドレッシングするための円板状のドレス砥石であり、ワークであるガラスディスクより大きい外径を有し、図6のB部を拡大して示すように、その外周面にワークの端面形状と同じ垂直端面62の上下両側が面取りして傾斜した傾斜面63、64を有し、外周面研磨砥石50の砥石面(研磨溝52)と噛み合う形状を呈したドレス砥石面65が形成され、外周面研磨砥石51と回転接触することによって、外周面研磨砥石51を自動的にドレッシングできるようになっている。外周面ドレス砥石60の第1駆動軸31へ取付け位置は、後述するように内周面研磨砥石50と外周面研磨砥石51でガラスディスクの内外周面を同時に研磨加工するのに邪魔にならない位置に取り付けられ、本実施形態では、内周面研磨砥石50より上方に配置されている。本実施形態の外周面ドレス砥石60は、外周面研磨砥石51の1個の砥石面に対応し、1個毎順次ドレッシングするように形成されているが、外周面研磨砥石51の形状に対応する形状に形成して、例えば5個のドレス砥石面を有して、初研磨砥石群58又は仕上研磨砥石群59をそれぞれ同時にドレッシングできるように形成することも可能である。
また、内周面ドレス砥石61は、図7に拡大して示すように、外周面研磨砥石51の駆動軸である第2駆動軸41に同軸的に取り付けられ、外径は外周面研磨砥石51の外径よりも大きく形成され、後述するように外周面研磨砥石が装着されているままで、内周面研磨砥石のドレッシングができるようになっている。内周面ドレス砥石61は、その直径の大きさを除けばドレス砥石面の形状等が前記外周面ドレス砥石とほぼ同様に構成されているので、詳細な説明は省略する。したがって、外周面ドレス砥石と同様に、複数のドレス砥石面を有するように構成することも可能である。
次に、以上のように構成された本発明のガラスディスク製造装置(ガラスディスク研磨装置)によるガラスディスクの内外周面の研磨方法及び内周面研磨砥石と外周面研磨砥石のドッシング方法について説明する。
ロボット等によりワーク保持駆動ユニット20の回転保持台22に1枚のガラスディスクを自動的に又は手動により供給されたワークは1度位置ズレ防止のため真空保持され、クランパーが下降してワークを挟みこみ固定し、真空破壊します。
この状態で既に第1駆動モータ32より回転している第1駆動ユニット30が下降して、内周面研磨砥石50の初研磨砥石群56の1個の研磨溝52がセットされたガラスディスク70の内周面側に位置し、同時に既に第2駆動モータ42より回転している第2駆動ユニット40も下降して外周面研磨砥石51の初研磨砥石群の1個の研磨溝がセットされたガラスディスクの外周面側に位置し、ワーク駆動モータ23によりワーク軸が、回転を開始する。それと同時に第1駆動軸31は、X軸送り用サーボモータ36により原点位置から横(X軸)方向に移動することにより、内周面研磨砥石がガラスディスクの内周面と回転接触して、樹脂砥石によりガラスディスクの内周面の研磨が行われる。また、同時に外周面研磨砥石を保持している第2駆動軸41もX軸送り用サーボモータによりガラスディスクの中心方向に移動することにより、外周面研磨砥石51がガラスディスクの外周面と回転接触して、ガラスディスクの外周面の研磨が同時に行われる(図3参照)。
以上のようにして、樹脂研磨砥石によりガラスディスクの内外周面の初研磨が同時に行われる。初研磨が終了すると内周面研磨砥石50は、ガラスディスクの中心位置(原点位置)に復帰し、また外周面研磨砥石51も同様にガラスディスクの径方向外側の原点位置に移動してガラスディスクとの接触を離れ、内外周面の初研磨を終了する。次いで、それぞれのZ軸送り用サーボモータが作動して、内周面研磨砥石及び外周面研磨砥石の仕上研磨砥石群の1の研磨溝がガラスディスクの内周面及び外周面にそれぞれ対面する位置に下降させ、その状態で初研磨と同様にしてガラスディスクの内外周面を同時に仕上げ研磨を行う。
仕上研磨が終了するとZ軸送り用サーボモータ及びX軸送り用サーボモータが駆動して、第1駆動ユニット30および第2駆動ユニット40は、図1および図2に示すようなホームポジョションに復帰し、内外周面の研磨が終了したガラスディスクを回転保持台22から図示しないロボット等により自動的に取り出され、続いて次のガラスディスクが供給され、以下同様な研磨作業が繰り返される。その際、本実施形態によれば、内周面研磨砥石及び外周面研磨砥石が複数の研磨溝を有しているので、Z軸送り用サーボモータにより使用する研磨溝を順次変更することにより、研磨砥石のドレス間隔を長くして長時間の研磨作業が可能である。
そして、一定時間の研磨作業終了毎に研磨砥石の磨耗等による型崩れを修復して、砥石形状を修正するドレッシングを行う。本実施形態におけるドレッシング工程を図4、5により説明する。
図4は外周面研磨砥石51の外周面ドレス砥石60によりドレシッングを行っている状態を示している。外周面研磨砥石のドレッシングを行うには、図1に示す状態から、外周面研磨砥石51に第1駆動ユニット30の第1駆動軸31に装着された外周面ドレス砥石60が対面するように、Z軸送り用サーボモータ及びX軸送り用サーボモータをそれぞれ駆動して、外周面研磨砥石と外周面ドレス砥石との間隔及び高さ位置を調整し、その状態で第1駆動モータ及び第2駆動モータを作動させてそれぞれを回転させ、第2駆動軸41及び又は第1駆動軸31を所定ストローク送ることにより、外周面研磨砥石51と外周面ドレス砥石60が回転しながら接触して外周面研磨砥石のドレッシングが行われる。そして、一つの溝のドレッシングが終了すると、外周面研磨砥石51と外周面ドレス砥石60が相対的に1ピッチ送られて、次の研磨溝のドレッシングを行う。
また、内周面研磨砥石50のドレッシングは、図5に示すように、外周面研磨砥石軸である第2駆動軸41に固定された内周面ドレス砥石61によって行う。内周面研磨砥石50のドレッシングも外周面研磨砥石51のドレッシングと同様に、図1に示す状態から、内周面研磨砥石50に第2駆動ユニット40の第2駆動軸41に装着された内周面ドレス砥石50が対面するように、Z軸送り用サーボモータ36、46及びX軸送り用サーボモータ37、47をそれぞれ駆動して、内周面研磨砥石50と内周面ドレス砥石61との間隔及び高さ位置を調整し、その状態で第1駆動モータ及び第2駆動モータを作動させてそれぞれを回転させ、第2駆動軸及び又は第1駆動軸をX軸に沿って所定ストローク送ることにより、内周面研磨砥石と内周面ドレス砥石が回転しながら接触して内周面研磨砥石のドレッシングが行われる。そして、一つの溝のドレッシングが終了すると、外周面研磨砥石と外周面ドレス砥石が相対的に1ピッチ送られて、次の研磨溝のドレッシングを行う。
以上のようにして、本実施形態によれば、内周面研磨砥石50及び外周面研磨砥石51をそれぞれの駆動軸から取り外すことなく、しかも研磨工程と同一ステーションで、それぞれのドレッシングをできるので、従来と比べて簡単にドレッシングを行うことができ、ガラスディスクの製造効率を著しく向上させることができる。また、ドレッシングも研磨ステーションと同じ位置で行うことができるので、装置を大型化することなく且つ構成が単純化でき、設備コストを低減化させることができる。しかも、内周面研磨砥石50及び外周面研磨砥石51をそれぞれの駆動軸から取り外すことなく、ドレッシングできるので、高度位置決め精度が維持されて高度の精密研磨ができ、高品質のガラスディスクを得ることがでる。
以上、本発明の研磨装置の一実施形態を示したが、本発明は上記実施形態に限らず、種々の設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、内周面研磨砥石及び外周面研磨砥石を粒度の異なる複数の研磨砥石を組合わせて採用したが、用途に応じて単一粒度の研磨砥石であってもよく、さらに各研磨砥石は、1の研磨溝の砥石も採用可能である。
また、上記実施形態では、研磨作業について説明したが、上記内周面研磨砥石に代えて内周面研削砥石を採用し、且つ外周面研磨砥石に代えて外周面研削砥石を採用することによって、ガラスディスクの内外周面研削装置が構成され、内周面研削砥石及び外周面研削砥石を取り外すことなくユニット(駆動軸)を軸方向に相対的に変位させることによって、装置内で砥石の自動ドレッシングが可能なガラスディスク研削装置を得ることができる。
さらに、上記実施形態の内周面研磨砥石及び外周面研磨砥石に代えて、電着砥石からなる内周面研削砥石と樹脂砥石からなる内周面研磨砥石を同軸に離れて配置し、且つ同様に電着砥石からなる外周面研削砥石と樹脂砥石からなる外周面研磨砥石を同軸にそれぞれ配置することも可能である。このように、電着砥石からなる研削砥石と樹脂砥石からなる研磨砥石を同軸に配置することによって、電着砥石によるガラスディスクの内外周面の研削加工の終了後、ワークを脱着することなく同一ステーションで樹脂砥石による研磨加工ができるので、従来のガラスディスク製造工程と比べて工程を短縮でき、かつ設備コストも低減化できる。
本発明は、ハードディスク、MD、CD等の情報記録媒体用のドーナツ盤状ガラスディスクの内周面及び外周面の研削加工及び研磨加工、及び内周面砥石と外周面砥石のドレッシング装置に好適に適用可能である。
1 ガラスディスク研磨装置 10 装置本体
20 ワーク保持駆動ユニット 21 回転軸
23 ワーク駆動モータ 24 ワーククランパー
30 第1駆動ユニット 31 第1駆動軸
32 第1駆動モータ 33 ユニット本体
34 第1Z軸レール 35 第1X軸レール
36 Z軸送り用サーボモータ 37 X軸送り用サーボモータ
38 クーラントノズル 40 第2駆動ユニット
41 第2駆動軸 42 第2駆動モータ
43 ユニット本体 45 第2X軸レール
50 内周面研磨砥石 51 外周面研磨砥石
52 研磨溝 53 底部
54、55 斜面 56 初研摩砥石群
57 仕上研磨砥石群 60 外周面ドレス砥石
61 内周面ドレス砥石 62、63 傾斜面
64 ドレス砥石面 70 ガラスディスク

Claims (4)

  1. ドーナツ盤状のガラスディスクの内周面を内周面砥石で研削及び又は研磨し、外周面を外周面砥石で研削及び又は研磨するガラスディスクの製造装置において、前記内周面砥石の駆動軸に外周面ドレス砥石を設け、且つ前記外周面砥石の駆動軸に内周面ドレス砥石をそれぞれ設け、前記内周面砥石の駆動軸に外周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させ、且つ前記外周面砥石の駆動軸に内周面ドレス砥石の駆動軸を兼用させてなることを特徴とするガラスディスクの製造装置。
  2. 前記内周面砥石の駆動軸及び外周面砥石の駆動軸は、それぞれ上下送り手段及び左右送り手段により、研削及び又は研磨位置、及びドレッシング位置にそれぞれ送り制御可能である請求項1に記載のガラスディスクの製造装置。
  3. 前記内周面砥石が樹脂砥石からなる内周面研磨砥石であり、前記外周面砥石が樹脂砥石からなる外周面研磨砥石であり、前記外周面ドレス砥石は前記外周面研磨砥石のドレッシング用砥石であり、且つ前記内周面ドレス砥石は前記内周面研磨砥石のドレッシング用砥石であることを特徴とする請求項1に記載のガラスディスクの製造装置。
  4. 前記内周面砥石は、電着砥石からなる内周面研削砥石と、樹脂砥石からなる内周面研磨砥石の組み合わせからなり、且つ前記外周面砥石は、電着砥石からなる外周面研削砥石と、樹脂砥石からなる外周面研磨砥石の組み合わせからなり、同一ステーションで電着砥石よる研削と、樹脂砥石による研磨ができるようにしてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスディスクの製造装置。
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