JP2012143489A - ランナー及び走行ユニット並びに開閉式遮蔽構造 - Google Patents

ランナー及び走行ユニット並びに開閉式遮蔽構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ランナーの軸芯に対して斜め方向の力が作用してもレールに沿って円滑に走行可能なランナー、走行ユニット及び開閉式遮蔽構造を提供する。
【解決手段】ランナー11は、レール1の開口部2の両側部に形成された走行面上を転動して走行可能な一対のローラ13a,13bと、この一対のローラを回動可能に軸支するローラ軸14と、このローラ軸一対のローラ間で回動可能に支持する軸部17を備えた支持部15と、この支持部に取り付けられ、かつカーテン類などを吊持するための吊持部材21と、前記開口部2に対応する前記支持部15(軸部17)に、周方向に回動可能に配設されたリング部材18(ボールベアリング18a,18b)とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、カーテンレールなどのレールを走行させるのに有用なランナー、特に、ランナーの軸部に対して走行部材を備えたランナー(例えば、カーテンの端部を重ね合わせた形態でカーテンを閉じるための交差部を有する走行部材又は案内部材を備えたランナーなど)、このランナーを備えた走行ユニット(レール走行ユニット)、及び開閉式遮蔽構造(又は開閉装置)に関する。
長手方向に沿って下部が幅狭に開口した断面中空状のカーテンレールなどのレールに、ランナーを走行可能に配設し、このランナーに遮蔽部材(パネル、カーテンなどの遮蔽シートなど)を吊り下げて開閉可能な遮蔽構造が利用されている。
例えば、特開2000−2038号公報(特許文献1)には、パネルなどが取り付け可能な支軸と、この支軸に回転可能に設けられた上下一対のローラと、前記支軸とローラとの間に介在するボール(ベアリング)と、前記ローラと関連して、前記ボールをローラの回転中心軸方向に挟持するフランジ部とを備えたクロスランナーが開示されている。
このようなランナーは、ランナーの支軸の下部にパネルを取り付け、下部が幅狭に開口し、かつこの開口部の両側部に走行面を有する断面中空のレール内に配設し、ローラを前記走行面上で転動して走行させることにより、パネルを開閉させている。
また、カーテンレールに沿って走行可能なランナーも知られている。このランナーは、通常、ローラ軸と、このローラ軸の両側部にベアリングを介して取り付けられた回転可能な一対のローラと、前記ローラ軸を回動可能に支持する支持体と、この支持体の下部に、支持体の軸芯に対して周方向に回転自在に取り付けられた支軸と、この支軸の下端部に取り付けられ、カーテンを吊持するための取付部材(例えば、環状リング、フック部材など)とを備えている。
しかし、このようなランナーを、下部に幅狭の開口部を有するレール内に配設し、カーテンなどの遮蔽シートを吊り下げた状態で、ローラを開口部の両側部の走行面に沿って走行させるとき、鉛直方向に対して斜め方向の力が作用すると、ランナーの軸芯が傾斜し、遮蔽シートを円滑に開閉できなくなる。特に、遮蔽シートを手引きで開閉する場合、ランナーに対して鉛直方向に対して斜め方向の力が作用しやすくなり、遮蔽シートを円滑に開閉できなくなる。
特開2001−73627号公報(特許文献2)には、吊り戸の前後方向の振れを生じさせない建具用ランナーとして、吊り下げ軸と、この吊り下げ軸の上端に、軸にてそれぞれ枢支した前後一対のローラとを備え、前記前後のローラの最大径部分と、ローラ外周の断面形状とを特定の形状とした建具用ランナーが開示されている。
特開2000−160917号公報(特許文献3)には、戸パネルを吊り下げて支持するランナーに関し、傾動モーメントなどの偏荷重によりランナーが横ずれ又は蛇行するのを防止するため、ランナ本体と、このランナ本体で支持される前後一対のローラ軸と、このローラ軸により支持され、かつアンギュラ型ベアリングを介して遊転自在な前後左右の4つのローラとを備えた吊り車型ランナーが開示されている。
しかし、これらのランナーは構造又は形状が複雑である。また、下部に幅狭の開口部を有する断面中空状のレール内にランナーを遊び(特に、大きなクリアランス)をもって配設して走行させると、鉛直方向に対して斜め方向の力の作用により、ランナーの軸芯が傾斜し、遮蔽部材(パネルやカーテンなど)を円滑に開閉できなくなる。そのため、断面中空状のレール内でランナーが蛇行又は横ずれするのを防止するため、比較的狭い隙間でランナーをレール内に配設する必要がある。
なお、ランナーの支軸の下部に走行部材(又は案内部材)を連結し、この走行部材に、フック部材などの係合部材を介して、遮蔽部材(カーテンなど)を吊持したランナーも知られている。特に、遮蔽部材(カーテンなど)の端部を重ね合わせて閉じる形態の交差ランナー又は交叉ランナー(交差紐引きランナーなど)では、複数のランナーに、走行方向の先頭部が屈曲し、互いに重複して交差可能な一対の細長い走行部材(又は案内部材)を所定間隔をおいて取り付け、これらのランナーを1本のレール内に配設している。このようなランナーの支軸の鉛直方向に力を作用させつつ遮蔽部材に左右方向の張力を作用させると、遮蔽部材を円滑に開閉できる。しかし、遮蔽部材の開閉に伴って、ランナーの支軸に対して斜め方向の力が作用すると、ランナーのローラの回転が阻害されるためか、遮蔽部材を開閉できなくなり、遮蔽部材(カーテンなど)の開閉操作性が著しく低下する。特に、遮蔽部材を手引き(又は手動)で開閉すると、ランナーに対して斜め方向の力が作用しやすくなるため、遮蔽部材(カーテンなど)の開閉操作が著しく困難になり、簡便かつ円滑に遮蔽部材を開閉できなくなる。
特開2000−2038号公報(請求の範囲、段落[0029]、図1、図5) 特開2001−73627号公報(特許請求の範囲、図3、図4) 特開2000−160917号公報(特許請求の範囲、図1)
従って、本発明の目的は、ランナーの軸芯に対して斜め方向の力が作用してもレールに沿って円滑に走行可能なランナー、このランナーを備えた走行ユニット及び開閉式遮蔽構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、レール内に大きな隙間でランナーを配設しても、レール内を円滑に走行できるランナー、このランナーを備えた走行ユニット及び開閉式遮蔽構造を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ランナーの支軸の下部に走行部材(例えば、1つのレールを互いに相対的に近接する方向に走行可能であり、かつ走行方向の先頭部が互いに重複可能な形態に屈曲した一対の細長い走行部材など)が取り付けられていてもレールに沿って安定かつ円滑に走行可能なランナー、このランナーを備えた走行ユニット及び開閉式遮蔽構造を提供することにある。
本発明者は、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、手動での開閉操作においてランナーの支軸に対して斜め方向の力が作用すると、ランナーの支軸がレールの開口部の側壁(特に幅狭の開口部の側壁)と接触し、遮蔽部材の開閉が大きく損なわれること、ランナーの支軸のうちレールの開口部の側壁に対応する部位に、支軸の周方向に回動自在なリング部材(ボールベアリングなど)を配設すると、遮蔽部材を安定かつ円滑に開閉できることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明のランナーは、長手方向に沿って、下部に形成された幅狭の開口部と、この開口部の両側部に形成された走行面とを有するレール(例えば、断面中空状のレール)を走行可能である。このランナーは、前記走行面上を転動して走行可能なローラと;このローラを回動可能に軸支するローラ軸と;このローラ軸を回動可能に支持する支持部と;この支持部に取り付けられ、かつ遮蔽部材を吊持するための吊持部材と;前記開口部に対応する前記支持部に、支持部の周方向に回動可能に配設されたリング部材とを備えている。このようなランナーにおいて、ローラは一対のローラで構成してもよく、支持部は軸部で構成してもよい。例えば、支持部は、ローラ軸を一対のローラ間で回動可能に支持する軸部を備えていてもよく;この軸部に吊持部材を取り付けてもよく;開口部に対応する前記軸部に、リング部材を軸部の周方向に回動可能に配設してもよい。さらに、リング部材は、支持部の周方向に回動自在な少なくとも1つのボールベアリングで構成してもよい。
このようなランナーでは、ランナーに斜め方向からの力が作用し、支持部(又は軸部)がレールの開口部の側壁と接触しても、開口部の側壁との接触により、支持部(又は軸部)に配設されたリング部材(又はボールペアリング)が回動するため、ランナーがレールに係合することなくレールの走行面を円滑に走行する。
なお、レールは、所定間隔をおいて対向し、かつ開口部を形成する一対の側壁と;この一対の側壁からそれぞれ反対方向に延びる上部走行壁及び下部規制壁とを備えた断面コ字状の走行部を備えていてもよい。
吊持部材は、ランナーの支持部(例えば、支持部の端部)に取り付けられ、ランナーと同伴して走行する走行部材(又は案内部材)と;この走行部材に対して遮蔽部材を取り付けるための取付部材とを備えていてもよい。なお、取付部材により、遮蔽部材は走行部材に対して揺動可能に取り付けてもよい。また、吊持部材は、複数のランナーの支持部の端部に取り付けられ、ランナーと同伴して走行する細長い走行部材(又は案内部材)と;この走行部材の両側部に回動可能に取り付けられ、かつ前記支持部の傾斜動に伴って、レールの開口部の下部壁(下部規制壁)の下面と接触可能な回動部材(例えば、回動可能なローラ)と;前記走行部材に対して遮蔽部材を揺動可能に取り付けるための取付部材とを備えていてもよい。さらに、前記上部走行壁の上部走行壁の走行面を走行可能なローラと、前記一対の側壁に対応する支持部に装着されたボールベアリングと、支持部に取り付けられ、ランナーと同伴して走行する細長い走行部材(又は案内部材)と、この走行部材の両側部に回動可能に取り付けられ、かつ支持部の傾斜動に伴って、下部規制壁の下面と接触可能な回動部材(例えば、ローラ、車輪など)とを備えていてもよい。このような回動部材(例えば、ローラ)を備えているランナーは、支持部が傾斜しても、回動部材(例えば、ローラ)がレールの開口部の下部壁(下部規制壁)と接触可能であるため、所定の姿勢を維持しながらレールを安定に走行できる。
さらには、吊持部材は、1つのレールを互いに相対的に近接する方向に走行可能な一対の走行部材(又は案内部材)を備えていてもよく、この一対の走行部材の走行方向の先頭部は、屈曲し、互いに重複して交差可能であってもよい。このような一対の走行部材を、ランナーを介して、1つのレールに走行可能に配設し、互いに近づく方向に移動させると、走行方向の先頭部が重なり合って交差できる。そのため、一対の走行部材に遮蔽部材(カーテンなど)を取り付けることにより、遮蔽部材の先頭部(端部)を重ね合わせて閉じることができる。
本発明の走行ユニットは、長手方向に沿って、下部に形成された幅狭の開口部と、この開口部の両側部に形成された走行面とを有するレール(断面中空状のレールなど)と;このレールに沿って走行可能なランナーとを備えた走行ユニットであって、前記ランナーが、前記走行面上を転動して走行可能なローラ(例えば、一対のローラ)と;このローラを回動可能に軸支するローラ軸と;このローラ軸を回動可能に支持する支持部と;この支持部に取り付けられ、かつ遮蔽部材を吊持するための吊持部材と;前記開口部に対応する前記支持部に回動可能に取り付けられたリング部材とを備えている。この走行ユニットにおいて、レールは、所定間隔をおいて対向し、開口部を形成する一対の側壁と、この一対の側壁からそれぞれ反対方向に延びる上部走行壁及び下部規制壁とを備えた断面コ字状の走行部を備えていてもよく、前記上部走行壁の走行面を走行可能なローラと、前記一対の側壁に対応する支持部に装着されたボールベアリングと、両側部に、下部規制壁の下面と接触して回動可能な回動部材(ローラ、車輪など)を備えた吊持部材とを有していてもよい。
本発明の開閉式遮蔽構造は、前記走行ユニットと、吊持部材に吊持され、かつレールに沿って開閉可能な遮蔽部材とを備えている。吊持部材は、1つのレールを互いに相対的に近接する方向に走行可能な一対の走行部材(又は案内部材)を備えていてもよく、この一対の走行部材の走行方向の先頭部は屈曲し、互いに重複して交差可能であってもよい。さらに、前記一対の走行部材に遮蔽シートを吊持し、遮蔽シートの先頭部が、前記一対の走行部材の走行に伴って互いに重複可能(又は重ね合わせ可能)であってもよい。
本発明では、ランナーの支軸のうちレールの開口部の側壁に対応する部位に、支軸の周方向に回動自在なリング部材(ボールベアリングなど)を配設しているため、ランナーの軸芯に対して斜め方向の力が作用しても、レールに沿って円滑に走行できる。また、レール内に大きな隙間でランナーを配設しても、レール内を円滑に走行できる。さらに、ランナーの支軸の下部に走行部材が取り付けられていても、レールに沿って安定かつ円滑に走行できる。特に、走行部材として、例えば、1つのレールを互いに相対的に近接する方向に走行可能であり、かつ走行方向の先頭部が互いに重複可能な形態に屈曲した一対の細長い走行部材を用いても、レールに沿ってランナーを円滑に走行できる。そのため、カーテンなどの遮蔽部材の開閉を円滑に行うことができる。
図1は本発明のランナーを備えた遮蔽構造を示す概略斜視図である。 図2はカーテンレールと図1のランナーとの関係を示す概略断面図である。 図3は図1の部分側面図である。 図4は図1のランナー本体を示す概略分解斜視図である。 図5は本発明の他のランナーを備えた遮蔽構造を示す概略斜視図である。 図6は図5のランナーを備えた遮蔽構造の開閉操作を説明するための概略図である。 図7はレールとランナー本体の他の例との関係を示す概略断面図である。 図8は図7のランナー本体を示す概略分解斜視図である。 図9は取付部材の他の例を示す部分概略斜視図である。
図1〜図4に示す例において、開閉式遮蔽構造(又は開閉式遮蔽装置)は、所定間隔を離れて一対の走行路(走行面)を有するレール(ガイドレール)1と、このレール内に走行可能に配設されたランナー11と、このランナーに取り付けられたシート状遮蔽部材(カーテンなど)34とを備えている。この例では、交差ランナー(交叉ランナー)を備えた開閉装置(手引き又は手動ランナーを備えた開閉装置)が示されている。
前記レール1は、図2に示されるように、長手方向に沿って、幅狭の開口部2が下部に形成されたて断面中空状の形態を有しており、前記一対の走行路(走行面)は、開口部2を挟んで一対の断面コ字状の走行部3a,3bにより形成されている。すなわち、前記レール1は、所定間隔をおいて対向し、かつ開口部2を形成する一対の側壁4a,4bと、この一対の側壁からそれぞれ反対方向に延びる上部走行壁5a,5b及び下部規制壁6a,6bとを備えた断面コ字状の走行部3a,3bを備えている。また、上記下部規制壁6a,6bの端部からは断面コ字状の形態でレール1の両外側壁7a,7b及び上部壁8が形成されている。なお、この例では、上部走行壁5a,5bは、開口部2から互いに外方向(反対方向)に向かってに折り曲げ加工することにより湾曲した形態に形成されている。
前記レール1内に配設されたランナー11は、レール1の上部走行壁5a,5bの走行面(上部面)を走行可能なランナー本体12と、このランナー本体に取り付けられ、かつ遮蔽部材34を吊持するための細長い吊持部材21とを備えている。前記ランナー本体12は、上部走行壁5a,5bの走行面上を転動して走行可能な一対のローラ13a,13bと、この一対のローラを両側部で回動可能に軸支するローラ軸14と、このローラ軸を一対のローラ13a,13b間(ローラ軸の軸方向の中央部)で回動可能に支持する支持部15とを備えている。なお、各ローラ13a,13bとローラ軸14との間には、ローラ13a,13bの回転及び転動のため、ボールベアリング(図示せず)が介在している。このようなランナー11は、一対のローラ13a,13b間を支持部15で支持する構造を有しているため、構造を簡素化又はコンパクト化できる。
前記支持部15は、図4に示されるように、前記ローラ軸14によりローラ13a,13bを取り付けるための頭部16と、この頭部から延びる断面円形状の軸部17とを備えており、この軸部は、先端部に向かって段階的に径が小さく形成されており、頭部16に隣接する基部17aと、この基部から延び、かつレール1内での配設状態において両側壁4a,4bに対応する部位を含む装着部17bと、この装着部から延び、かつ吊持部材21と一体化するための固定部17cとを有している。そして、前記装着部17bのうち、レール1の両側壁4a,4bに対応する部位には、軸方向に隣接して装着され、かつ軸部17の周方向に回動可能なボールベアリング18a,18bで構成されたリング部材18が装着されているとともに、このリング部材18に隣接してワッシャ19が装着されている。なお、細長い吊持部材21には、複数のランナー本体12の支持部15が、吊持部材21の長手方向に間隔をおいて取り付けられており、前記各ランナー本体12の支持部15の端部(軸部17の固定部17c)は、吊持部材21に穿設された孔部に押入され、カシメなどにより吊持部材21と固定化されている。
前記支持部15の固定部17cに取り付けられた吊持部材21は、前記ランナー本体12の支持部15(又は軸部17)の端部に取り付けられ、前記ランナー本体12と同伴して走行する一対の長尺(又は細長)で板状の走行部材(又は案内部材)22a,22bと、この走行部材の両側部に回動可能に取り付けられ、かつレール1の開口部2の下部規制壁6a,6bの下面と接触可能な一対の回動部材(ローラ)23a,23bと、前記走行部材を貫通し、この一対の回動部材(ローラ)23a,23bを軸支するロール軸24とを備えている。
なお、この例では、一対のランナー11(ランナー本体12)が、吊持部材21(又は走行部材(又は案内部材)22a,22b)の長手方向に間隔をおいて、吊持部材21(走行部材(又は案内部材)22a,22b)の後続側(後述する基準部B)に取り付けられている。また、前記回動部材23a,23bは、走行部材(又は案内部材)22a,22bに対して、後続側の前記ランナー本体12に隣接して(ランナー本体12の取り付け部位と近い位置に)取り付けられているとともに、レール1の下部規制壁6a,6bの下面から所定の距離をおいて前記回動部材23a,23bの外周面が位置している。そして、前記ランナー本体12の支持部15(又は軸部17)に対して斜め方向の力が作用したとき、支持部15(又は軸部17)の傾斜動に伴って、前記回動部材23a,23bはレール1の下部規制壁6a,6bの下面と接触可能である。そのため、回動部材23a,23bによりレール1内でのランナー11の過度な傾斜を規制でき、ランナー11の姿勢を維持しながら安定してレール1の走行路を走行させることができる。すなわち、回動部材23a,23bが走行安定部材として機能し、レール1に対してランナー11が上下動及び横ぶれするのを防止する。
一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bは、公知の形態で、1つのレール1を互いに相対的に近接する方向に走行可能であり、走行方向の先頭部は屈曲し、互いに重複して交差可能(重なり合った形態で交差可能)である。すなわち、一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bは、前記ランナー11と同伴して、1つのレール1を互いに相対的に近接する方向に走行可能であり、レール1の開口部2に沿って直線状に延びる基準部Bと、この基準部から屈曲し、かつ基準部Bと平行に直線状に延びる先頭部Lと、前記基準部Bの他方の端部で前記先頭部Lとは逆方向に屈曲し、かつ基準部Bと平行に直線状に延びる後続部Fとを備えている。また、基準部Bから先頭部Lへの屈曲部には、一方の走行部材22aの先頭部Lが他方の走行部材22bの長手方向に過度に侵入するのを防止するための規制部(当接壁部又は衝突壁部)Rが形成されている。なお、この例では、前記先頭部Lに比べて後続部Fの長さが短く形成されており、一対のランナー11(ランナー本体12)は前記基準部Bの長手方向に所定の間隔をおいて取り付けられている。また、前記回動部材23a,23bは、一対のランナー11(ランナー本体12)のうち後続側のランナー11(ランナー本体12)に隣り合う部位(後続側のランナー11に隣接し、かつ先頭部側の部位)で基準部Bに取り付けられている。そのため、先頭部Lが長く、走行部材22a,22bの重心が先頭部L側に寄っていたとしても、前記基準部Bに取り付けられた回動部材23a,23bにより、走行部材22a,22bが前後方向に傾倒するのを抑制できる。
このような一対の走行部材22a,22bは、レール1の長手方向に所定間隔をおいて、先頭部Lを互いに向きあわせて、レール1に配設された複数のランナー本体12に取り付けられており、一対の走行部材22a,22bが互いに近づく方向に走行すると、前記屈曲した先頭部L,Lが幅方向に所定間隔をおいてレール1の長手方向に沿って重複し(又は重なり合い)、交差する。
なお、吊持部材21には、長手方向に所定の間隔をおいて、シート状遮蔽部材34を取り付けるための取付部材31が取り付けられている。この例では、この取付部材31は、一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bの貫通孔に遊嵌し、一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bに対して揺動自在なリング部材32と、このリング部材に揺動自在に係合可能なS字状フック部材(S環)33とを備えている。このフック部材(S環)33を遮蔽部材34の上部の補強部35に形成された孔35aに係合することにより、シート状遮蔽部材34を吊り下げている。
このような開閉式遮蔽構造(又は開閉装置)では、1つのレール1に、吊持部材21(走行部材22a,22b)を所定の方向に向けて複数のランナー11を配設し、ランナー11の吊持部材21(走行部材22a,22b)にシート状遮蔽部材(カーテンなど)34を取り付けると、ランナー11(軸部17)のうちレール1の開口部2の側壁4a,4bに対応する部位にボールベアリング18a,18bが装着されているため、手引きに伴ってシート状遮蔽部材34の開閉時にランナー11(軸部17)に対して斜め方向の力(牽引力)が作用しても、ランナー11(軸部17)が開口部2の側壁4a,4bと係合することなく円滑に走行する。すなわち、手動での遮蔽部材34の開閉操作において、ランナー11に対して斜め方向の牽引力が作用しても、ランナー11をレール1に沿って円滑に走行できる。そのため、遮蔽部材34が重量物(例えば、劇場などで利用される緞帳など)であっても、円滑に開閉できる。さらに、前記走行部材22a,22bの先頭部Lを利用して、遮蔽部材34の端部(先頭部Lの長さに対応する幅で)を重ね合わせた形態で閉じることができる。
前記図1〜図4に示すランナーを備えた開閉装置は、遮蔽部材34を手で開閉操作する手引き又は手動に限らず、紐引きであっても、遮蔽部材34を円滑に開閉できる。
図5は本発明の他のランナーを備えた遮蔽構造を示す概略斜視図であり、図6は図5のランナーを備えた遮蔽構造の開閉操作を説明するための概略図である。この例では、交差ランナー(交叉ランナー)を備えた開閉装置(交差又は交叉紐引きランナーを備えた開閉装置)が示されている。
この例の開閉装置は、紐引きにより遮蔽部材を開閉する以外、前記図1〜図4に示すランナーを備えた開閉装置と同様に構成されている。すなわち、一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bをレール1に沿って近接又は離反する方向に移動させるため、一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bには、紐26を取り付けるための紐固定部材25が取り付けられている。この紐固定部材25は、この例では、1本の紐26を、輪状(ループ状)の形態で側部外方から通すための通し孔と、この通し孔を通した紐26を係止するための溝部(又は切り欠き部、凹部)と、この溝部を経た紐26を側部外壁で固定するための止定部(図示せず)とを備えている。
そして、図6に示すように、1本の紐26を、レール1の一方の端部に配設された1つの滑車(横方向に回転可能な滑車)27に掛け渡し、この滑車27から分岐した紐26a,26bを、レール1の他方の端部に配設され2つの滑車(互いに隣接し、かつ縦方向に回転可能な滑車)28a,28bにそれぞれ掛け渡されている。そのため、レール1の他方の端部に位置する紐26bを実線の矢印方向に牽引すると、レール1に沿って一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bが近接する方向に移動し、紐26aを破線の矢印方向に牽引すると、レール1に沿って一対の走行部材(又は案内部材)22a,22bが離反する方向に移動する。このような紐引き機構又は構造を利用しても、遮蔽部材34を円滑に開閉できる。
[レール(ガイドレール)]
なお、本発明において、レール(ガイドレール)は、下部の開口部により所定間隔を離れて一対の走行路(走行面)を有していればよく、通常、長手方向に沿って、下部に形成された幅狭の開口部(長手方向に延びるスリット状の開口部など)と、この開口部の両側部に形成された走行路とを備えている。前記開口部の幅は、ランナー(前記の例では、ランナーの軸部、又は支持部)が懸垂物を吊り下げた状態で走行可能であればよい。レールは、上部が開放していてもよいが、断面中空状のレールである場合が多い。レールは、通常、所定間隔をおいて対向し、かつ開口部を形成する一対の側壁と;この一対の側壁からそれぞれ反対方向に延びる上部走行壁及び下部規制壁とを備えた断面コ字状の走行部を備えている。上部走行壁はランナーの走行路(走行面)を形成し、前記のように、湾曲していてもよく、平坦であってもよい。上部走行壁の走行路(走行面)は、通常、平滑である。なお、レールは、慣用の方法で所定部に取り付けられる。
[ランナー]
ランナーはレールを走行可能であればよく、通常、下部に形成された幅狭の開口部の両側部に走行路を有する断面中空状のレール内を走行する場合が多い。1つのレールに対して、1又は複数のランナーを配設でき、通常、複数のランナーが走行可能に配設される。ランナーは、通常、レールの走行面(例えば、上記上部走行壁の走行面)上を転動して走行可能なローラと;このローラを回動可能に軸支するローラ軸と;このローラ軸を回動可能に支持する支持部とを備えている。
前記の形態と異なり、前記ローラが回動可能である限り、前記ローラとローラ軸との間には、必ずしもベアリング(ホールベアリング)が介在していなくてもよい。ローラは単一のローラで構成してもよく、前記のように一対のローラで構成してもよい。また、支持部はローラ軸を回動可能に支持する限り、ローラ軸の適所を支持できる。例えば、前記のように、ローラ軸の軸方向の中央部を支持部で支持してもよく、ローラ軸の両側部を支持部で支持してもよい。ローラ軸の軸方向の中央部を支持する場合、前記のように、支持部はローラ軸を単一の軸部で構成してもよく、支持部は、一対のローラ軸の軸方向の中央部を支持する支持部位と、この支持部位から走行方向の前後方向に屈曲又は湾曲して二股状に分岐した分岐部位と、この分岐部位から延び、かつ吊持部材が取り付けられる取付部位(取り付け軸部など)とで構成してもよい。この場合、分岐部位から必要により1つに収束して取付部位を形成してもよい。換言すれば、支持部は、上部にローラ軸を支持するための支持部位と、下部に吊持部材を取り付けるための取付部位とを備えたリング状の形態であってもよい。また、この取付部位は、湾曲していてもよいが、吊持部材の取付を容易にするため、平坦部を有していてもよい。この態様では、レールの開口部に対応する部位(又はレールと接触する可能性のある部位)、例えば、各分岐部位、取付部位(取り付け軸部など)にボールベアリングなどの回動可能なリング部材を装着してもよい。なお、レールの開口部に対応する部位(各分岐部位、取付部位)の幅は、レールの開口部の幅よりも小さく形成される。
また、ローラ軸の両側部を支持部で支持する場合、例えば、支持部は、吊持部材に対する取付部位を有する基部と、この基部から二股状に分岐し、かつローラ軸の両側部を支持する支持部位とを備えていてもよい。支持部は、構造が簡単であるだけでなくランナーの走行性を高めるため、一対のローラ間(又は単一のローラの両側部)でローラ軸を支持している場合が多い。また、支持部の形態は、前記頭部と軸部とで構成する必要もなく、少なくともローラ軸を支持可能な支持部位と、支持部の軸方向に対して周方向に回動可能なリング部材が装着可能な装着部位とを有していればよい。支持部は、通常、ローラ軸を回動可能に(例えば、一対のローラ間で回動可能に)支持する軸部を備えており、この軸部にリング部材を回動可能に装着又は配設する場合が多い。なお、支持部が、基部から二股状に分岐し、かつローラ軸の両側部を支持する支持部位を有する場合、リング部材は、前記レールの開口部(特に、開口部の両側壁)に対応する部位(支持部位のうち開口部に対応する部位)に装着又は配設すればよい。
上記支持部(軸部など)の幅は、前記レールの開口部で支持部(軸部など)を円滑に通過させるため、前記レールの開口部よりも小さく形成されている。上記支持部の装着部位に装着可能なリング部材は、支持部の周方向に回動可能であればよく、支持部(又は軸部)のうち、少なくとも前記レールの前記開口部に対応する部位(前記開口部の一対の側壁(両側壁)に対応する部位)に配設又は装着可能であればよい。リング部材は、通常、支持部(又は軸部)に遊嵌して回動自在であってもよいが、円滑に回動させるため、ベアリングで構成するのが好ましい。なお、ベアリングは、スラストベアリングであってもよいが、ラジアルベアリングであるのが好ましく、滑りベアリングであってもよいが転がりベアリングであるのが好ましい。代表的なベアリングは、ボールベアリングである。ボールベアリングは、周知のように、支持部に装着又は配設される内環と、外環と、内環と外環との間に介在するボールとを備えており、内環に対して外環が回動自在である。
前記支持部(又は軸部)には、少なくとも1つのリング部材(ボールベアリングなど)が装着又は配設可能であればよく、支持部(又は軸部)の軸方向に隣接して複数(2〜5個、例えば、2〜3個)のリング部材(ボールベアリングなど)が装着又は配設可能であってもよい。支持部(又は軸部)の軸方向に複数のリング部材を装着すると、各リング部材が回動自在であるため、ランナーの軸方向に対して強い斜め方向の力(牽引力)が作用し、ランナーの支持部などがレールと接触しても、ランナーをレールに対して安定かつ確実に走行させることができる。
図7はレールとランナー本体の他の例との関係を示す概略断面図であり、図8は図7に示すランナー本体の概略分解斜視図である。なお、前記図1〜図4に示すのと同一の部材又は要素には同一の符号を付して説明する。
この例のランナー本体42は、レール1の走行路を転動・走行可能な単一のローラ43と、このローラを回動可能に軸支するローラ軸44と、このローラ軸の両端部を回動可能支持する支持枠(支持部)45とを備えている。なお、前記ローラ43は、軸方向の両側部が中央部よりも低く形成されており、両側部がレール1の上部走行壁5a,5bと接触して転動して走行可能である。この支持枠(支持部)45は、ローラ1の外周域に位置し、ローラ軸44間の両端部を軸支可能な一対の支持辺46bを有する枠状(この例では、四角枠状)の枠部材46aと、この枠部材のうち支持辺46bに隣接して互いに対向する隣接辺46cをU字状の形態で支持する湾曲辺46dと、この湾曲辺に取り付けられ、かつ端部に吊持部材51に対する取付部を有する軸部47とを備えている。そして、前記軸部47のうちレール1の開口部2に対応する部位には、軸方向に隣接して複数のボールベアリング(リング部材)48a,48bとワッシャ49とが装着されている。
なお、図7に示されるように、前記レール1は、前記と同様、開口部2を形成する一対の側壁4a,4bと、上部走行壁5a,5b及び下部規制壁6a,6bとを備えた断面コ字状の走行部3a,3bを備えている。また、レール1は、慣用の方法、例えば、この例では、レール1の上部の前側部に形成された凹部1aを、ビスなどの固定手段63により所定部に取り付けられた係合部材61の鈎状係合部61aと係合させ、レール1の上部の後側部に形成された凹部1bに嵌入部材62の先端部を嵌入させた状態で位置決め固定される。なお、嵌入部材62に形成されたスライド孔(図示せず)を利用してボルト・ナット64で係合部材61と嵌入部材62とを締結している。
このようなランナー(又はランナー本体)であっても、前記ランナーと同様に、軸部47のホールベアリング48a,48bによりレール1を円滑に走行できる。
[吊持部材]
吊持部材は、懸垂物を吊り下げるため、支持部に対して揺動自在又は不動状に取り付けてもよい。そのため、吊持部材は、後述する取付部材(支持部に対して懸垂物を揺動自在に取り付けるための取付部材など)で構成してもよい。
支持部に対して吊持部材を不動状に取り付ける場合、溶着、接着などの接合手段により支持部に吊持部材を固定してもよい。この場合、吊持部材の適所に支持部を固定してもよく、前記のように、ランナーの支持部の端部、例えば、支持部の軸部(前記固定部など)を吊持部材に固定してもよい。
[走行部材(又は案内部材)]
吊持部材は、ランナーと同伴して走行する走行部材(又は案内部材)を備えていてもよい。この走行部材は、単一のランナーの支持部(特に、支持部の端部)に取り付けてもよく、間隔をおいて複数のランナーの支持部(特に、支持部の端部)に取り付けてもよい。走行部材を安定して走行させるためには、複数のランナーの支持部(特に、支持部の端部)に取り付けるのが有利である。走行部材は、棒状(丸棒状、角棒状など)、板状などであってもよく、先導部などの屈曲又は湾曲部は必ずしも必要ではなく、交差ランナーなどに使用する場合には、通常、細長い形態の走行部材(細幅の板状部材など)が使用される。
1つのレールには、1又は複数の支持部に取り付けられた1つの走行部材を配設してもよく、1又は複数の支持部に取り付けられた複数の走行部材を配設してもよい。複数の走行部材の走行方向は同じ方向であってもよく、互いに反対方向であってもよい。なお、カーテン類の端部を重ね合わせせた形態でカーテン類を閉じるための交差ランナーは、通常、1つのレールを互いに相対的に近接する方向に走行可能な一対の走行部材(又は案内部材)を備えている。この一対の走行部材の走行方向の先頭部は屈曲し、互いに重複して交差可能である。すなわち、走行部材の先頭部は、ランナーの走行方向(走行軸、レールの開口部が延びる方向)に向かって、基準部から屈曲部又は湾曲部により一方の側部方向(左方向又は右方向)に屈曲又は湾曲してランナーの走行方向と平行に延びている(例えば、基準部からL字状の形態で基準部と平行に延びている)。このように一対の走行部材を、先頭部間の間隔(走行方向に対して直交する方向の間隔)が大きくなる形態で先頭部を互いに向きあわせてレールに配設し(例えば、一方の走行部材の先頭部がランナーの走行方向(走行軸)に向かって左方向に屈曲して延び、他方の走行部材の先頭部がランナーの走行方向(走行軸)に向かって右方向に屈曲して延びた形態で配設し)、互いに相対的に近接する方向に走行させることにより、一対の先頭部が所定の間隔をおいて重ね合わさった状態となる。このことを利用して、カーテン類などの端部を重ね合わせた状態で閉じることができる。なお、一対の走行部材の先頭部は、互いに向きあわせた状態で先頭部間に空間(カーテン類などが重なり合える空間)が形成できればよく、一方の走行部材の先頭部に対して他方の走行部材の先頭部よりも屈曲又は湾曲の程度が大きくてもよく、一方の走行部材が直線状であり、他方の走行部材が屈曲した先頭部を有していてもよい。一対の走行部材は、通常、走行方向の先頭部が、互いに重複して交差可能な形態で屈曲又は湾曲している。
なお、一対の走行部材に限らず走行部材を、紐を利用して走行させる場合には、慣用のシステム、例えば、紐固定部を有する走行部材と、この走行部材を紐の牽引により走行させるための滑車とを備えたシステムなどが利用できる。また、紐に限らず、モーターなどを利用して電動式に開閉してもよいが、本発明は、ランナーに対して斜め方向又は横方向の牽引力が作用しやすい手動によりカーテン類などの遮蔽部材を開閉動させるのに有用である。
なお、本発明のランナーは前記紐を利用しなくても円滑に開閉できるため、前記走行部材や紐固定部材や紐固定部などは必ずしも必要はない。
例えば、本発明のランナーは、前記と同様の構造を有する1又は複数のランナー本体と、前記と同様の形態でこのランナー本体が取り付けられた走行部材(細幅の板状部材など)と、この走行部材に懸垂物(又は遮蔽部材)を吊り下げるための取付部材とを備えていてもよい。走行部材は直線状に延びる部材(例えば、長尺又は短尺部材)であってもよく、取付部材は、前記と同様に、リング部材などで構成してもよい。また、走行部材には複数のランナー本体を所定の間隔で取り付け(例えば、短尺の走行部材の両側部にランナー本体を取り付け)、ランナー本体の間の走行部材には、必要であれば、前記紐固定部などを形成してもよい。このような形態のランナーは、カーテン類などの開閉において、レールに沿って先導して走行する先導車として利用できる。
より具体的には、図1に示す例において、先導部L及び後続部Fが欠如した形態の直線状の走行部材を備えたランナー(特に、長手方向に間隔をおいて複数のランナー本体を備えたランナー)を先導車として利用できる。
[回動部材]
前記回動部材は必ずしも必要ではない。また、回動部材に代えて、レールの下面と接触可能な凸部や凸条などの規制部を、レールの下面から所定間隔離れて支持部や吊持部材に形成してもよい。なお、回動部材は、走行部材を備えていないランナーでは、ランナーの支持部に取り付けてもよい。好ましい態様では、円滑かつ安定にランナーを走行させるため、ランナーは、支持部や吊持部材(又は走行部材)の両側部で回動可能な回動部材(ローラ、車輪など)を備えている。このような回動部材を備えていると、ランナーに対して斜め方向の力が作用しても、前記支持部の傾斜動に伴って、回動部材をレールの下面(レールの開口部の下部壁又は下部規制壁の下面)と回転させながら接触できるので、ランナーの過度な傾斜を規制でき、所定の姿勢を保ちつつ安定に走行させることができる。
[取付部材]
取付部材は、前記のように、吊持部材(又は走行部材)に取り付けることなく、懸垂物(遮蔽部材)を取り付けるため、支持部に対して取り付けてもよい。この取付部材は、懸垂物(遮蔽部材)を不動状に取り付けてもよいが、支持部、吊持部材(又は走行部材)に揺動可能に取り付ける場合が多い。取付部材は、前記リング部材及び/又はS環に限らず、ワンタッチ式に懸垂物(遮蔽部材)を取り付け可能なワンタッチ式取付部材であってもよい。また、取付部材は、支持部、吊持部材(又は走行部材)と懸垂物(遮蔽部材)との間に、支持部、吊持部材(又は走行部材)に対して揺動可能な揺動部材及び/又は支持部、吊持部材(又は走行部材)又は支持部の軸方向に対して周方向に回動自在な回動部材を備えていてもよい。すなわち、リング部材などの揺動部材に代えて、又は揺動部材とともに、支持部の軸方向に対して周方向に回動自在な回動部材(軸部材など)を備えていてもよい。この回動部材(軸部材など)には、懸垂物(遮蔽部材)を吊り下げるため、前記リング部材及び/又はS環、ワンタッチ式取付部材などを取り付けてもよい。
ワンタッチ式取付部材は、支持部、吊持部材(又は走行部材)に揺動又は回転可能に装着されたC字状のフック部本体と、このC字状のフック部本体の開放部を開閉可能な開閉部材とを備え、この開閉部材が、フック部本体の前記開放部の上部又は下部の一方の部位を基点として、フック部本体の他方の部位に付勢されて圧接された取付部材であってもよい。
図9は取付部材の他の例を示す部分概略斜視図である。この例では、取付部材71は、吊持部材(又は走行部材)21に対して揺動自在に取り付けられ、かつ一方の側部が切除されて開放部72aが形成されたC字状掛止部材(縦長のC字状フック部本体)72と、この係止部材の開放部72aの一方の端部に取り付けられ、前記開放部72aを弾発的に開閉可能な開閉部材73とを備えている。この例では、C字状掛止部材72は、吊持部材(又は走行部材)21に形成された貫通孔に対して遊嵌し、揺動自在に取り付けられている。また、開閉部材73は、細長いU字状の形態を有し(具体的には、一方の自由端(開放端)よりも他方の自由端(開放端)が短く形成され)ており、開閉部材73の一方の自由端(開放端)と他方の自由端(開放端)とが、C字状掛止部材72の開放部72aの上端部において軸方向の異なる位置にそれぞれ装着又は固定されている。そのため、開閉部材73はバネ作用を有しており、常態では、開閉部材73のU字状閉止端(U字状湾曲部)は、掛止部材72の開放部72aの下端部を内側から外側へ付勢して圧接し、前記開放部72aを閉止している。なお、常態では、開閉部材73のU字状湾曲部は掛止部材72の開放部72aの下端部に形成された凹部に収容可能である。
このような取付部材では、前記開閉部材73を利用して開放部72aから懸垂物(又は遮蔽部材)を挿入して掛止部材72に容易に装着できる。
なお、前記のように、取付部材は吊持(又は吊下)部材であってもよい。特に、走行部材(案内部材)を介することなく、吊持(又は吊下)部材に懸垂物を吊り下げる場合には、吊持(又は吊下)部材は取付部材であってもよい。すなわち、吊持(又は吊下)部材は、ローラ軸を回動可能に支持する支持部に対して揺動自在に取り付けられ、かつ一方の側部が切除されて開放部が形成されたC字状掛止部材(縦長のC字状フック部本体)と、この係止部材の開放部の一方の端部に取り付けられ、前記開放部を弾発的に又はバネ作用により開閉可能な開閉部材とを備えていてもよい。
[走行ユニット及び開閉式遮蔽構造(開閉装置)]
走行ユニットは、長手方向に沿って、下部に形成された幅狭の開口部と、この開口部の両側部に形成された走行面とを有するレール(断面中空状のレールなど)と;このレールに沿って走行可能なランナーとを備えている。このような走行ユニットは、吊持部材に種々の懸垂物を吊り下げた状態で、レールに沿って移動させるのに有用である。この懸垂物は、生産ラインなどに沿って順次加工に供される加工物品(例えば、海産物、野菜などの他、成型加工、メッキ処理、塗装処理などの種々の加工処理に供される工業用加工品など)であってもよい。本発明では、懸垂物(又は遮蔽部材)が重量物であっても、レールに沿って円滑に移動させることができる。
懸垂物として、フィルム又はシート状若しくは折り畳み可能な板状の懸垂物(遮蔽部材)を用いると、開閉式遮蔽構造(開閉装置)を形成できる。フィルム又はシート状遮蔽部材は、透明、半透明又は不透明であってもよく、プラスチック(プラスチックフィルム、軟質樹脂シートなど)、紙、布帛(織布、不織布)、樹脂含浸布帛などで形成でき、網状体などであってもよい。また、折り畳み可能(又は屈曲可能)に連接された遮蔽部材は、折り畳み式に展開(伸長)又は収納(収縮)可能なシートであってもよく、縦長の複数の板状の部材(パネル)がヒンジ式に横方向に連結されていてもよく、縦長の部材は、種々の材料、例えば、プラスチック、金属、木材などで形成してもよい。好ましい遮蔽部材は、フィルム又はシート状の形態を有しており、カーテン類(緞帳などを含む)、シート類であってもよい。なお、シート状遮蔽部材は前記補強部を有している必要はなく、シート状遮蔽部材には吊持部材と係合するためのリングなどを取り付けてもよい。
好ましい態様では、開閉式遮蔽構造は、前記走行ユニットと、吊持部材に吊持され、かつレールに沿って開閉可能な遮蔽部材(カーテン、シートなど)とを備えている。この吊持部材は、前記のように、取付部材で構成してもよく、走行部材と取付部材とで構成してもよい。
本発明は、種々の物品を懸垂して移動させるのに有用である。特に、家庭、劇場、宴会場、会議場又は会議室などにおいて、カーテン類、シート類を開閉するのに有効であり、遮光、遮蔽、間仕切りなどの広い用途に利用できる。より具体的には、家庭、劇場でのカーテン類、シート類による開閉の他、工場の作業ブース、クリーンルーム、倉庫;会議室;ホテルの部屋、宴会場、家屋(屋外の簡易家屋を含む);学校の教室、体育館;劇場のステージ;病院の病室、手術室;展示スペースなどの間仕切りにも利用できる。
1…レール
2…開口部
3a,3b…走行部
4a,4b…側壁
5a,5b…上部走行壁
6a,6b…下部規制壁
11…ランナー
12,42…ランナー本体
13a,13b,43…ローラ
14,44…ローラ軸
15,45…支持部
17,47…軸部
18…リング部材
18a,18b,48a,48b…ボールベアリング
21,51…吊持部材
22a,22b…走行部材(又は案内部材)
23a,23b…回動部材
31…取付部材
32…リング部材
33…S字状フック部材(S環)
34…遮蔽部材

Claims (12)

  1. 長手方向に沿って、下部に形成された幅狭の開口部と、この開口部の両側部に形成された走行面とを有するレールを走行可能なランナーであって、前記走行面上を転動して走行可能なローラと;このローラを回動可能に軸支するローラ軸と;このローラ軸を回動可能に支持する支持部と;この支持部に取り付けられ、かつ懸垂物を吊持するための吊持部材と;前記開口部に対応する前記支持部に、支持部の周方向に回動可能に配設されたリング部材とを備えているランナー。
  2. ローラが一対のローラで構成されており;支持部がローラ軸を一対のローラ間で回動可能に支持する軸部を備えており;この軸部に吊持部材が取り付けられ;開口部に対応する前記軸部に、リング部材が軸部の周方向に回動可能に配設されている請求項1記載のランナー。
  3. リング部材が、支持部の周方向に回動自在な少なくとも1つのボールベアリングで構成されている請求項1記載のランナー。
  4. 吊持部材が、遮蔽部材を吊持可能である請求項1〜3のいずれかに記載のランナー。
  5. 吊持部材が、ランナーの支持部に取り付けられ、ランナーと同伴して走行する走行部材と;この走行部材に対して遮蔽部材を取り付けるための取付部材とを備えている請求項1〜4のいずれかに記載のランナー。
  6. 吊持部材が、複数のランナーの支持部の端部に取り付けられ、ランナーと同伴して走行する細長い走行部材と;この走行部材の両側部に回動可能に取り付けられ、かつ前記支持部の傾斜動に伴って、レールの開口部の下部壁の下面と接触可能な回動部材と;前記走行部材に対して遮蔽部材を揺動可能に取り付けるための取付部材とを備えている請求項1〜5のいずれかに記載のランナー。
  7. レールが、所定間隔をおいて対向し、かつ開口部を形成する一対の側壁と、この一対の側壁からそれぞれ反対方向に延びる上部走行壁及び下部規制壁とを備えた断面コ字状の走行部を備えており;前記上部走行壁の走行面を走行可能なローラと;前記一対の側壁に対応する支持部に装着されたボールベアリングと;支持部に取り付けられ、ランナーと同伴して走行する細長い走行部材と;この走行部材の両側部に回動可能に取り付けられ、かつ支持部の傾斜動に伴って、下部規制壁の下面と接触可能な回動部材とを備えている請求項1〜6のいずれかに記載のランナー。
  8. 吊持部材が、1つのレールを互いに相対的に近接する方向に走行可能な一対の走行部材を備えており、この一対の走行部材の走行方向の先頭部が屈曲し、互いに重複して交差可能である請求項1〜7のいずれかに記載のランナー。
  9. 長手方向に沿って、下部に形成された幅狭の開口部と、この開口部の両側部に形成された走行面とを有するレールと;このレールに沿って走行可能なランナーとを備えた走行ユニットであって、前記ランナーが、前記走行面上を転動して走行可能なローラと;このローラを回動可能に軸支するローラ軸と;このローラ軸を回動可能に支持する支持部と;この支持部に取り付けられ、かつ懸垂物を吊持するための吊持部材と;前記開口部に対応する前記支持部に回動可能に取り付けられたリング部材とを備えている走行ユニット。
  10. レールが、所定間隔をおいて対向し、開口部を形成する一対の側壁と、この一対の側壁からそれぞれ反対方向に延びる上部走行壁及び下部規制壁とを備えた断面コ字状の走行部を備えており、前記上部走行壁の走行面を走行可能なローラと、前記一対の側壁に対応する支持部に装着されたボールベアリングと、両側部に、下部規制壁の下面と接触して回動可能な回動部材を備えた吊持部材とを有している請求項9記載の走行ユニット。
  11. 請求項9又は10記載の走行ユニットと、吊持部材に吊持され、かつレールに沿って開閉可能な遮蔽部材とを備えている開閉式遮蔽構造。
  12. 吊持部材が、1つのレールを互いに相対的に近接する方向に走行可能な一対の走行部材を備えており、この一対の走行部材の走行方向の先頭部が屈曲し、互いに重複して交差可能であり、前記一対の走行部材に吊持された遮蔽シートの先頭部が、前記一対の走行部材の走行に伴って互いに重複可能である請求項11記載の開閉式遮蔽構造。
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JP2023158285A (ja) * 2022-04-18 2023-10-30 岡田装飾金物株式会社 ランナー及びそれを備えたセット

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