JP2012143419A - 放射線画像表示装置および方法 - Google Patents

放射線画像表示装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線画像の立体視画像を表示するに際し、3次元カーソルにより異常陰影を指示する作業の煩わしさを低減する。
【解決手段】異常陰影検出部8cが、立体視画像を表示するための左目用および右目用の放射線画像から異常陰影を検出する。複数の異常陰影が検出されると、異常陰影特定部8dが、2つの放射線画像において互いに対応する異常陰影を特定する。表示制御部8eが、複数の異常陰影のうちの所定の異常陰影に3次元カーソルを付与して、左目用および右目用の放射線画像を用いて立体視画像を表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被検体の立体視画像を表示する放射線画像表示装置および方法に関するものである。
病院の検査では病変周辺の組織片を採取することがあるが、近年、患者に大きな負担をかけずに組織片を採取する方法として、中が空洞の組織採取用の針(以下、生検針と称する)を患者に刺し、針の空洞に埋め込まれた組織を採取するバイオプシが注目されている。そして、このようなバイオプシを行うための装置としてステレオバイオプシ装置が提案されている。
このステレオバイオプシ装置は、被験者に対して互いに異なる方向から放射線を照射して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視画像を表示するものであり、この立体視画像を観察しながら病変の3次元的な位置を特定することができ、生検針の先端をその特定位置に到達するよう制御することによって所望の位置から組織片を採取することができるものである。
一方、医療分野においては、画像中の異常陰影を自動的に検出し、検出された異常陰影の強調表示等を行うコンピュータ支援画像診断システム(CAD: Computer Aided Diagnosis)が知られている。医師は、このCADシステムによって検出された異常陰影を含む画像を読影し、画像中の異常陰影が腫瘤や石灰化等の病変を表す異常陰影であるかどうかを最終的に判断するようにしている。
異常陰影の検出手法としては、例えば、乳房や胸部の放射線画像に対して、アイリスフィルタによる画像処理を行い、その出力値を閾値処理することによって、ガン等の一形態である腫瘤陰影(異常陰影の一形態)の候補を自動的に検出する手法(特許文献1参照)や、モフォロジーフィルタを用いた画像処理を行い、その出力値を閾値処理することによって、乳ガン等の他の一形態である微小石灰化陰影(異常陰影の一形態)の候補を自動的に検出する手法(特許文献2参照)が知られている。
ところで、放射線画像は被検体内部の透過画像であることから、被検体の内部にある骨、各種組織および腫瘤や石灰化等の病変等の構造物が重なり合った状態で含まれている。このため、放射線画像の立体視画像を表示する場合、平面方向のみならず奥行き方向にも移動可能な3次元カーソルを用いて、異常陰影を指定する等の指示を、立体視画像上において行うようにしている。
ここで、検出された異常陰影を視認しやすくするために、異常陰影に矢印等のマークを自動で付与する手法が提案されている(特許文献3参照)。また、立体視画像を表示するための複数の放射線画像において、CADで検出した異常陰影に矢印等のマークを付与するとともに、一方の画像で指定した異常陰影に対応する他方の画像の異常陰影を特定し、さらに他方の画像に異常陰影が検出できない場合に警告する手法が提案されている(特許文献4参照)。また、3次元表示するための複数の放射線画像から異常陰影を検出し、検出した異常陰影を対応づけてマークを付与するに際し、複数の放射線画像に対して視差をつけて、マークを立体視可能に付与する手法も提案されている(特許文献5参照)。
特開平10−97624号公報 特開平8−294479号公報 特開2007−215727号公報 特開2010−137004号公報 特開2004−337200号公報
立体視画像を表示するための放射線画像から複数の異常陰影が検出された場合、特許文献4,5に記載された手法を用いることにより、複数の異常陰影にマークを付与してマークとともに立体視画像を表示できる。ここで、マークに変えて3次元カーソルを用いて異常陰影を指定する場合、操作者は、異常陰影の平面方向の位置とともに奥行き方向の位置を合わせる必要がある。しかしながら、3次元カーソルの奥行き感を、立体視画像における異常陰影の奥行き感と一致するように合わせる作業は非常に煩わしい。
とくに、ステレオバイオプシの場合、立体視画像の立体感は、通常の立体視画像の立体感よりも大きいため、3次元カーソルの立体感を異常陰影の立体感と合わせるために、そのような大きい立体感の立体視画像を見続けることは、操作者の目が大きく疲労することとなる。
また、特許文献5に記載された手法は、検出した異常陰影を放射線画像間において対応づける際に、放射線画像間の視差を考慮して、幾何学的に対応しない異常陰影同士を排除し、その後、放射線画像間において、検出された異常陰影同士の距離の最小値を算出し、最小値に基づいて、最も等しいと見なせる異常陰影同士を対応づけている。
しかしながら、特許文献5に記載された手法では、図10に示すように異常陰影B1,B2が存在する場合、2つの線源位置PL,PRのそれぞれにおいて取得された左目用の放射線画像GLおよび右目用の放射線画像GRには、それぞれ異常陰影BL1,BL2、異常陰影BR1,BR2として含まれるが、異常陰影B1,B2の紙面に垂直方向(Y方向)の位置が同一であると、画像上において、異常陰影BL1が異常陰影BR1,BR2のいずれに対応するのか、また異常陰影BL2が異常陰影BR1,BR2のいずれに対応するのかを特定することができない。
このように、異常陰影を対応づけることができないと、対応する異常陰影同士に同一のマークを付与することができないため、とくにステレオバイオプシにおいて、生検針の先端を異常陰影の位置に精度良く到達させることができない。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、放射線画像の立体視画像を表示するに際し、3次元カーソルにより異常陰影を指示する作業の煩わしさを低減することを目的とする。
本発明による放射線画像表示装置は、立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出する異常陰影検出手段と、
前記立体視画像を表示する表示手段と、
複数の前記異常陰影が検出された場合において、該複数の異常陰影のうちの所定の異常陰影の位置にカーソルを3次元表示する表示制御手段と、
前記カーソルの位置の変更の指示を受け付ける入力手段とを備え、
前記カーソル表示制御手段は、前記カーソルの位置の変更の指示により、前記複数の異常陰影のそれぞれの位置に、順次前記カーソルを移動させる手段であることを特徴とするものである。
なお、本発明による放射線画像表示装置においては、前記2つの放射線画像に基づいて、前記2つの放射線画像においてそれぞれ検出された前記複数の異常陰影間において、互いに対応する異常陰影を特定する異常陰影特定手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記異常陰影特定手段を、前記2つの放射線画像に基づいて前記対応する異常陰影が特定できるか否かを判定する手段とし、
前記異常陰影検出手段を、前記対応する異常陰影が特定できない場合に、前記2つの放射線画像とは撮影方向が異なる第3の放射線画像から異常陰影を検出する手段とし、
前記異常陰影特定手段を、前記2つの放射線画像および前記第3の放射線画像における異常陰影の位置関係に基づいて、前記対応する異常陰影を特定する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記異常陰影特定手段が前記2つの放射線画像に基づいて前記対応する異常陰影が特定できない場合に、前記第3の放射線画像の取得を促す警告を行う警告手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記異常陰影特定手段を、前記2つの放射線画像における異常陰影の位置および該2つの放射線画像を取得した際の放射線源の位置から、前記被検体内における前記異常陰影が存在しうる位置を特定し、前記第3の放射線画像における異常陰影の位置および該第3の放射線画像を取得した際の放射線源の位置から、該放射線源の位置と前記第3の放射線画像における異常陰影の位置とを結ぶ直線を規定し、前記異常陰影が存在しうる位置が前記直線上に存在するか否かに応じて、前記対応する異常陰影を特定する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記2つの放射線画像が、ステレオバイオプシを行うために撮影された乳房の放射線画像である場合において、前記第3の放射線画像を、バイオプシのスカウト撮影により取得されたものとしてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記所定の異常陰影を、前記放射線画像の中央に位置する異常陰影、特定種類の異常陰影、複数の密集した異常陰影(例えば集族石灰化)、前記異常陰影検出手段により所定の検出結果が得られた異常陰影のうちの少なくとも1つの条件を満たす異常陰影としてもよい。
この場合において、前記2つの放射線画像が、ステレオバイオプシを行うために撮影された乳房の放射線画像である場合、前記所定の異常陰影を、前記ステレオバイオプシによる生検を取得可能な範囲に存在する異常陰影としてもよい。
本発明による放射線画像表示方法は、立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出し、
複数の前記異常陰影が検出された場合において、前記立体視画像を表示するとともに、該複数の異常陰影のうちの所定の異常陰影の位置にカーソルを3次元表示し、
前記カーソルの位置の変更の指示を受け、
前記カーソルの位置の変更の指示により、前記複数の異常陰影のそれぞれの位置に、順次前記カーソルを移動させることを特徴とするものである。
本発明による他の放射線画像表示装置は、立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された2つの放射線画像、および該2つの放射線画像とは撮影方向が異なる第3の放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出する異常陰影検出手段と、
前記2つの放射線画像のいずれか一方および前記立体視画像の表示が可能な表示手段と、
前記2つの放射線画像のうちのいずれか一方の放射線画像を前記表示手段に表示する表示制御手段と、
前記一方の放射線画像における所望とする異常陰影の指定を受け付ける入力手段と、
前記2つの放射線画像および前記第3の異常陰影における異常陰影の位置関係に基づいて、前記一方の放射線画像とは異なる他方の放射線画像における、前記指定された異常陰影に対応する異常陰影を特定する異常陰影特定手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記立体視画像を表示するとともに、前記指定された異常陰影の位置にカーソルを3次元表示する手段であることを特徴とするものである。
なお、本発明による他の放射線画像表示装置においては、前記異常陰影特定手段を、前記2つの放射線画像に基づいて前記対応する異常陰影が特定できるか否かを判定する手段とし、
前記異常陰影検出手段を、前記対応する異常陰影が特定できない場合に、前記第3の放射線画像から異常陰影を検出する手段とし、
前記異常陰影特定手段を、前記2つの放射線画像および前記第3の放射線画像における異常陰影の位置関係に基づいて、前記対応する異常陰影を特定する手段としてもよい。
また、本発明による他の放射線画像表示装置においては、前記2つの放射線画像が、ステレオバイオプシを行うために撮影された乳房の放射線画像である場合において、前記第3の放射線画像を、バイオプシのスカウト撮影により取得されたものとしてもよい。
また、本発明による他の放射線画像表示装置においては、前記異常陰影特定手段が前記2つの放射線画像に基づいて前記対応する異常陰影が特定できない場合に、前記第3の放射線画像の取得を促す警告を行う警告手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による他の放射線画像表示装置においては、前記異常陰影特定手段を、前記2つの放射線画像における異常陰影の位置および該2つの放射線画像を取得した際の放射線源の位置から、前記被検体内における前記異常陰影が存在しうる位置を特定し、前記第3の放射線画像における異常陰影の位置および該第3の放射線画像を取得した際の放射線源の位置から、該放射線源の位置と前記第3の放射線画像における異常陰影の位置とを結ぶ直線を規定し、前記異常陰影が存在しうる位置が前記直線上に存在するか否かに応じて、前記対応する異常陰影を特定する手段としてもよい。
本発明による他の放射線画像表示方法は、立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された2つの放射線画像、および該2つの放射線画像とは撮影方向が異なる第3の放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出し、
前記2つの放射線画像のいずれか一方の放射線画像を表示し、
前記一方の放射線画像における所望とする異常陰影の指定を受け付け、
前記2つの放射線画像および前記第3の異常陰影における異常陰影の位置関係に基づいて、前記一方の放射線画像とは異なる他方の放射線画像における、前記指定された異常陰影に対応する異常陰影を特定し、
前記立体視画像を表示するとともに、前記指定された異常陰影の位置にカーソルを3次元表示することを特徴とするものである。
本発明によれば、立体視画像を表示するための2つの放射線画像において、複数の異常陰影が検出された場合、立体視画像を表示する際に、複数の異常陰影のうちの所定の異常陰影の位置にカーソルが3次元表示される。そして、カーソルの位置の変更の指示がなされると、複数の異常陰影のそれぞれの位置に、順次カーソルが移動される。このため、操作者は、立体視画像上において異常陰影を指定するために、カーソルを平面方向および奥行き方向の双方に移動する操作を行う必要が無くなり、その結果、異常陰影の位置にカーソルを容易に移動することができる。
また、3次元カーソルの奥行き感を異常陰影の奥行き感に合わせるために、立体視画像を長時間見続ける必要が無くなるため、操作者の目の疲労感を軽減できる。
また、複数の異常陰影において、互いに対応する異常陰影を特定することにより、立体視画像を表示した際に、1つの異常陰影に確実にカーソルを移動させることができる。
また、2つの放射線画像とは撮影方向が異なる第3の放射線画像から異常陰影を検出し、2つの放射線画像および第3の異常陰影における異常陰影の位置関係に基づいて、互いに対応する異常陰影を特定することにより、2つの放射線画像のみを用いたのでは、互いに対応する異常陰影を特定することができない場合であっても、互いに対応する異常陰影を確実に特定することができる。
また、本発明の他の態様によれば、2次元表示された一方の放射線画像において、所望とする異常陰影の指定が受け付けられると、2つの放射線画像および第3の異常陰影における異常陰影の位置関係に基づいて、一方の放射線画像とは異なる他方の放射線画像における、指定された異常陰影と対応する異常陰影が特定される。そして、立体視画像が3次元表示されるとともに、指定された異常陰影の位置にカーソルが3次元表示される。ここで、2次元表示された放射線画像においては、奥行き方向を考慮する必要がないため、異常陰影の指定を容易に行うことができる。
したがって、本発明の他の態様によれば、操作者は、カーソルを平面方向および奥行き方向の双方に移動する操作を行う必要が無くなり、その結果、異常陰影の位置にカーソルを容易に移動することができる。また、2つの放射線画像とは撮影方向が異なる第3の放射線画像から異常陰影を検出し、2つの放射線画像および第3の異常陰影における異常陰影の位置関係に基づいて、互いに対応する異常陰影を特定することにより、2つの放射線画像のみを用いたのでは、互いに対応する異常陰影を特定することができない場合であっても、互いに対応する異常陰影を確実に特定することができる。
本発明の放射線画像表示装置の一実施形態を用いたステレオ乳房画像撮影表示システムの概略構成図 図1に示すステレオ乳房画像撮影表示システムのアーム部を図1の右方向から見た図 図1に示すステレオ乳房画像撮影表示システムの撮影台を上方から見た図 図1に示すステレオ乳房画像撮影表示システムのコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 複数の異常陰影の順序の決定を説明するための図 複数の異常陰影の順序の決定を説明するための図 対応する異常陰影の特定を説明するための図 対応する異常陰影が特定できない状態を示す図 対応する異常陰影が特定できない状態を示す図 スカウト画像を用いての異常陰影の特定を説明するための図 スカウト画像を用いての異常陰影の特定を説明するための図 対応する異常陰影が特定できる状態を示す図 放射線画像およびモニタに表示されるステレオ画像を示す模式図 3次元カーソルの移動を説明するための図 第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第3の実施形態における異常陰影の指定を説明するための図 第3の実施形態においてモニタに表示されるステレオ画像を示す模式図
以下、図面を参照して本発明の放射線画像表示装置の一実施形態を用いたステレオ乳房画像撮影表示システムについて説明する。本発明の第1の実施形態による乳房画像撮影表示システムは、着脱可能なバイオプシユニットを取り付けることにより乳房用のステレオバイオプシ装置としても動作するシステムである。まず、本実施形態の乳房画像撮影表示システム全体の概略構成について説明する。図1は、バイオプシユニットが取り付けられた状態の本発明の第1の実施形態における乳房画像撮影表示システムの概略構成を示す図である。
第1の実施形態の乳房画像撮影表示システム1は、図1に示すように、乳房画像撮影装置10と、乳房画像撮影装置10に接続されたコンピュータ8と、コンピュータ8に接続されたモニタ9および入力部7とを備えている。
そして、乳房画像撮影装置10は、図1に示すように、基台11と、基台11に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸12と、回転軸12により基台11と連結されたアーム部13を備えている。なお、図2には、図1の右方向から見たアーム部13を示している。
アーム部13はアルファベットのCの形をしており、その一端には撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線照射部16が取り付けられている。アーム部13の回転および上下方向の移動は、基台11に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線検出器15と、放射線検出器15からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33が備えられている。また、撮影台14の内部には、放射線検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプや、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路や、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部等が設けられた回路基板等も設置されている。
また、撮影台14はアーム部13に対し回転可能に構成されており、基台11に対してアーム部13が回転したときでも、撮影台14の向きは基台11に対し固定された向きとすることができる。
放射線検出器15は、放射線画像の記録と読み出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフさせることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部16の中には放射線源17と、放射線源コントローラ32が収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流、時間、管電流時間積等)を制御するものである。
また、アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置されて乳房を押さえつけて圧迫する圧迫板18と、その圧迫板18を支持する支持部20と、支持部20を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構19が設けられている。圧迫板18の位置、圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。図3は、図1に示す圧迫板18を上方から見た図であるが、同図に示すように、圧迫板18は、撮影台14と圧迫板18により乳房を固定した状態でバイオプシを行えるよう、約10×10cm四方の大きさの開口部5を備えている。
バイオプシユニット2は、その基体部分が圧迫板18の支持部20の開口部に差し込まれ、基体部分の下端がアーム部13に取り付けられることによって、乳房画像撮影表示システム1と機械的、電気的に接続されるものである。
そして、バイオプシユニット2は、乳房に穿刺される生検針21を有し、着脱可能に構成された生検針ユニット22と、生検針ユニット22を支持する針支持部23と、針支持部23をレールに沿って移動させ、あるいは針支持部23を出し入れさせることにより、生検針ユニット22を図1から図3に示すX、YおよびZ方向に移動させる移動機構24とを備える。生検針ユニット22の生検針21の先端の位置は、移動機構24が備える針位置コントローラ35により、3次元空間における位置座標(x,y,z)として認識され、制御される。なお、図1における紙面垂直方向がX方向、図2における紙面垂直方向がY方向、図3における紙面垂直方向がZ方向である。
コンピュータ8は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等を備えており、これらのハードウェアによって、図4に示すような制御部8a、放射線画像記憶部8b、異常陰影検出部8c、異常陰影特定部8dおよび表示制御部8eが構成されている。なお、制御部8aは、本発明における警告手段としても機能する。
制御部8aは、各種のコントローラ31〜35に対して所定の制御信号を出力し、システム全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後述する。
放射線画像記憶部8bは、放射線検出器15によって取得された撮影角度毎の放射線画像信号を記憶するものである。
異常陰影検出部8cは、撮影角度毎の放射線画像信号により表される放射線画像を解析し、放射線画像に含まれる乳房内における異常陰影の位置を自動的に検出するものである。なお、異常陰影の検出方法は、異常陰影の濃度分布の特徴や形態的な特徴に基づいて検出するようにすればく、具体的には、主として腫瘤陰影を検出するのに適したアイリスフィルタ処理(上記特許文献1参照)や、主として微小石灰化陰影を検出するのに適したモフォロジーフィルタ処理等(上記特許文献2参照)を利用して異常陰影を検出するようにすればよい。また、異常陰影検出部8cは、複数の異常陰影が検出された場合、異常陰影の順序を決定する。順序の決定については後述する。
異常陰影特定部8dは、撮影角度毎の放射線画像信号において検出された、対応する異常陰影同士を、撮影角度毎の放射線画像信号間において特定する。
表示制御部8eは、2つの放射線画像を用いたステレオ画像をモニタ9に表示したり、ステレオ画像における異常陰影の位置に、後述するように3次元カーソルを表示するものである。
入力部7は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものであり、モニタ9に表示されたステレオ画像および2次元画像として表示された放射線画像内の異常陰影等の位置をカーソルにより指定可能に構成されたものである。また、入力部7は、操作者による撮影条件等の入力や操作指示の入力等を受け付けるものである。
モニタ9は、表示制御部8eからの指示により、コンピュータ8から出力された2つの放射線画像信号を用いてステレオ画像を表示するものであるが、その構成としては、例えば、2つの画面を用いて2つの放射線画像信号に基づく放射線画像をそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラス等を用いることで一方の放射線画像は観察者の右目に入射させ、他方の放射線画像は観察者の左目に入射させることによってステレオ画像を表示する構成を採用することができる。または、例えば、2つの放射線画像を所定のずれ量だけずらして重ね合わせて表示し、これを偏光グラスで観察することでステレオ画像を生成する構成としてもよいし、もしくはパララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、2つの放射線画像を立体視可能な3D液晶に表示することによってステレオ画像を生成する構成としてもよい。
次に、第1の実施形態の乳房画像撮影表示システムの作用について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、撮影台14の上に乳房Mが設置され、圧迫板18により乳房が所定の圧力によって圧迫される(ステップST1)。
次に、入力部7おいて、操作者によって種々の撮影条件が入力された後、撮影開始の指示が入力される。なお、このとき生検針ユニット22は上方に待避しており、まだ乳房には穿刺されていないものとする。
そして、入力部7において撮影開始の指示があると、乳房Mのステレオ画像の撮影に先だって、スカウト撮影が行われる(ステップST2)。具体的には、まず制御部8aが、バイオプシのスカウト撮影を行うべく、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。ここで、アーム部13は初期位置においては、アーム部13が撮影台14に対して垂直となる位置にあることから、この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を垂直方向(θ=0度)方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ8の放射線画像記憶部8bに、スカウト画像GSの放射線画像信号として記憶される。
スカウト撮影により取得されたスカウト画像GSはモニタ9に表示される。操作者はスカウト画像を観察しながら、スカウト画像において視認される異常陰影が圧迫板18の開口5の位置に位置するように、乳房Mの位置決めを行う。
次いで制御部8aは、予め設定されたステレオ画像の撮影のための輻輳角θを読み出し、その読み出した輻輳角θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、バイオプシを行うものであることから、このときの輻輳角θの情報としてθ=±15度が予め記憶されているものとするが、これに限らず、例えば、バイオプシを行わない場合には、立体視を良好に行うことが可能な±2度以上±5度以下の任意の角度を用いてもよい。
次に、入力部7において撮影開始の指示があると、乳房Mのステレオ画像の撮影が行われる(ステップST3)。そして、アームコントローラ31において、制御部8aから出力された輻輳角θの情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、この輻輳角θの情報に基づいて、図2に示すように、アーム部13が撮影台14に垂直な方向に対して+θ度回転するよう制御信号を出力する。すなわち、本実施形態においては、アーム部13を撮影台14に垂直な方向に対して+15度回転するよう制御信号を出力する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が+15度回転する。続いて制御部8aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を+15度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ8の放射線画像記憶部8bに記憶される。なお、この撮影により放射線画像記憶部8bに記憶される放射線画像信号は、右目用の放射線画像GRを表すものとなる。
次に、アームコントローラ31は、図2に示すように、アーム部を初期位置に一旦戻した後、撮影台14に垂直な方向に対して−θ度回転するよう制御信号を出力する。すなわち、本実施形態においては、アーム部13を撮影台14に垂直な方向に対して−15度回転するよう制御信号を出力する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が−15度回転する。続いて制御部8aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を−15度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、所定の信号処理が施された後、コンピュータ8の放射線画像記憶部8bに記憶される。なお、この撮影により放射線画像記憶部8bに記憶される放射線画像信号は、左目用の放射線画像GLを表すものとなる。
そして、乳房Mへの麻酔が行われ、再度ステレオ撮影が行われる。なお、麻酔前の乳房Mの位置決めと、麻酔後の乳房Mの位置決めとで、乳房Mの設置位置が異なるものとなった場合には、再度のスカウト撮影を行う。一方、麻酔前の乳房Mの位置決めと麻酔後の乳房Mの位置決めとで、乳房の設置位置が略同一となった場合には、被検体への被曝量低減のために、再度のスカウト撮影は行わない。
次に、異常陰影検出部8cにより、左目用の放射線画像GLおよび右目用の放射線画像GRから、乳房における石灰化や腫瘤等の異常陰影が検出される(ステップST4)。なお、本実施形態においては、複数の異常陰影が検出されたものとする。
さらに、異常陰影検出部8cは、検出された複数の異常陰影の順序を決定する(ステップST5)。具体的には、図6に示すように、左目用または右目用の放射線画像GL(GR)の中心位置O1を設定し、中心位置O1から近い順に順序を決定する。また、アイリスフィルタの出力値あるいはモフォロジーフィルタの出力値が高いほど、異常陰影の悪性度は高くなることから、悪性度の高い順に順序を決定してもよい。また、石灰化の順序を上げるようにしてもよく、逆に腫瘤の順序を上げるようにしてもよい。また、複数の石灰化が密集している集族石灰化が存在する場合には、集族石灰化の順序を上げる(例えば1番にする)ようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、バイオプシを行うものであるため、図7に示すように、放射線画像GL(GR)における圧迫板18の開口部5に対応する領域5′においてのみ、順序を決定するようにしてもよい。
そして、異常陰影特定部8dは、2つの放射線画像により対応する異常陰影を特定できるか否かを判断する(ステップST6)。以下、対応する異常陰影の特定について説明する。図8は対応する異常陰影の特定を説明するための図である。図8に示すように、右目用の放射線画像GRには、4つの異常陰影BR1〜BR4が含まれている。ここで、本実施形態においては、放射線源17の移動方向が、図2に示すX方向であるため、異常陰影BR1〜BR4のY座標と、左目用の放射線画像GLに含まれる対応する異常陰影のY座標とは同一となる。このため、異常陰影特定部8dは、右目用の放射線画像GRに含まれる異常陰影BR1〜BR4のそれぞれについて、左目用放射線画像GLのX方向にのみ探索を行い、左目用放射線画像GLにおいて、1つの異常陰影のみしか存在しない場合、2つの放射線画像により対応する異常陰影を特定できると判断する。この場合、対応する異常陰影は探索された異常陰影となる(ステップST7)。
一方、図9に示すように、右目用の放射線画像GRに2つの異常陰影BR1,BR2が含まれており、かつそのY座標が等しい場合、異常陰影BR1について、左目用の放射線画像GLに存在する2つの異常陰影のいずれが対応するのかが分からない。このため、異常陰影特定部8dは、右目用の放射線画像GRに含まれる異常陰影について、左目用放射線画像GLのX方向にのみ探索を行い、左目用放射線画像GLにおいて、2以上の異常陰影が存在する場合、2つの放射線画像により対応する異常陰影を特定できないと判断する。この場合、異常陰影特定部8dは、2つの放射線画像GL,GRに加えて、スカウト画像GSを用いて、対応する異常陰影を特定する(ステップST8)。以下、スカウト画像GSを用いての異常陰影の特定について説明する。
図10は異常陰影が特定できない状態を示す図である。図10に示すように乳房に異常陰影B1,B2が存在する場合、左目用の放射線画像GLおよび右目用の放射線画像GRには、それぞれ異常陰影BL1,BL2、異常陰影BR1,BR2として含まれるが、異常陰影B1,B2のY方向の位置が同一であると、放射線画像上において、異常陰影BL1が異常陰影BR1,BR2のいずれに対応するのか、また異常陰影BL2が異常陰影BR1,BR2のいずれに対応するのかを特定することができない。
図11および図12はスカウト画像を用いての異常陰影の特定を説明するための図である。なお、以降の説明においては、放射線検出器15の検出面のZ座標を0とする。また、左目用の放射線画像GLにおける異常陰影の座標をPL1(l1,0)、PL2(l2,0)、右目用の放射線画像GRにおける異常陰影の座標をPR1(r1,0)、PR2(r2,0)、−15度の線源位置PLの座標を(aL、bL,cL)、+15度の線源位置PRの座標を(aR,bR,cR)とする。まず、異常陰影特定部8dは、図11に示すように、−15度の線源位置PLから発せられて座標PL1,PL2に到る放射線の経路と、+15度の線源位置PRから発せられて座標PR1に到る放射線の経路との交点B1,B4、および−15度の線源位置PLから発せられて座標PL1,PL2に到る放射線の経路と、+15度の線源位置PRから発せられて座標PR2に到る放射線の経路との交点B2,B3を設定する。そして、左目用の放射線画像GLにおける異常陰影の座標PL1(l1,0)、PL2(l2,0)、右目用の放射線画像GRにおける異常陰影の座標PR1(r1,0)、PR2(r2,0)、−15度の線源位置PLの座標(aL、bL,cL)および+15度の線源位置PRの座標(aR,bR,cR)を用いて、交点B1〜B4の位置の座標を算出する。
ここで、各交点B1〜B4はそれぞれ2つの直線上にあり、その2つの直線は同一平面上にあることとなる。図11に示すように、各交点B1〜B4を通る直線は、直線PL−PL1、直線PL−PL2、直線PR−PR1、および直線PR−PR2の4本あり、各直線を図11のX−Z平面に射影すると、各直線は下記の式により表すことができる。
直線PL−PL1:z=cL/(aL−l1)*(x−l1)
直線PL−PL2:z=cL/(aR−l2)*(x−l2)
直線PR−PR1:z=cR/(aR−r1)*(x−r1)
直線PR−PR2:z=cR/(aR−r2)*(x−r2)
4つの直線の式において、xおよびz以外のパラメータは既知である。したがって、上記4つの式の交点の座標を算出することができ、算出した4つの交点の座標が交点B1〜B4の位置の座標となる。
なお、異常陰影のZ座標は、圧迫板18の下面より高い位置となったり、撮影台14の上面より低い位置となったりすることはない。このため、算出した交点B1〜B4のZ座標を確認し、Z座標が圧迫板18の下面より高い位置となったり、撮影台14の上面より低い位置となったりする交点には、異常陰影は存在しないと判断することができる。例えば、図13に示すように、交点B1のZ座標が圧迫板下面よりも高い位置にあり、交点B2のZ座標が撮影台上面よりも低い位置にある場合、交点B1,B2には異常陰影は存在しないこととなる。この場合、後述する処理を行うことなく、交点B3,B4の位置を異常陰影の位置と特定することができる。
次いで、異常陰影特定部8dは、スカウト画像GSにおける異常陰影の座標PS1(s1,0)、PS2(s2,0)、および0度の線源位置P0の座標(aS,bS,cS)の座標から、座標PS1(s1,0)と座標(aS,cS)とを結ぶ直線L1を表す式Eq1、および座標PS2(s2,0)と座標(aS,cS)とを結ぶ直線L2を表す式Eq2をそれぞれ算出する。なお、式Eq1,Eq2の算出は、上述した交点B1〜B4を通る直線の式の場合と同様に、X−Z平面へ射影して行われる。
z=cS/(aS−s1)×(x−s1) Eq1
z=cS/(aS−s2)×(x−s2) Eq2
そして、異常陰影特定部8dは、交点B1〜B4について、直線L1,L2上にあるものを求める。具体的には、交点B1〜B4のX座標を式Eq1,Eq2にそれぞれ代入して、Z座標の値を算出する。そして、算出されたZ座標が、交点B1〜B4のZ座標と一致しているか否かにより、交点B1〜B4のいずれが直線L1,L2上に存在するかを特定する。なお、Z座標は完全に一致しない場合があるため、ある程度の誤差を持って一致するか否かを判断するようにする。そして、直線L1,L2上に存在する交点の位置を実際の異常陰影と判断し、左目用の放射線画像GLおよび右目用の放射線画像GRにおいて、対応する異常陰影を特定する。例えば、交点B2が直線L1上にある場合、右目用の放射線画像GR上の異常陰影の座標PR2と、左目用の放射線画像GL上の異常陰影の座標Pl2とが対応し、右目用の放射線画像GR上の異常陰影の座標PR1と、左目用の放射線画像GL上の異常陰影の座標Pl1とが対応することとなる。
次に、表示制御部8eは、放射線画像記憶部2bに記憶された2つの放射線画像GL,GRを読み出し、図14に示すように放射線画像GL,GRに含まれる異常陰影のうち、決定された順序が先頭の異常陰影の位置にカーソルをそれぞれ付与し、カーソルが付与された放射線画像GL,GRのステレオ画像をモニタ9に3次元表示する(ステップST9)。これにより、モニタ9に表示されたステレオ画像には、異常陰影(図14においてはB1)の位置に、異常陰影の同様の立体感を有する3次元カーソルが表示されることとなる。
この後、操作者が入力部7を操作することにより、3次元カーソルの位置を変更することができる。例えば、図14に示す3つの異常陰影B1〜B3について、異常陰影検出部8cが決定した順序がB1,B2,B3であったとすると、入力部7の操作に応じて、図15に示すように、3次元カーソルC1の位置が、表示制御部8eにより、異常陰影B2,B3へと順次移動される。なお、異常陰影B3に3次元カーソルC1が移動した後は、再度異常陰影B1の位置に3次元カーソルが戻ることとなる。
このように3次元カーソルC1を移動させることにより、バイオプシのターゲットとする異常陰影が指定されると、ターゲットの位置情報(x,y,z)が制御部8aによって取得され、制御部8aはその位置情報をバイオプシユニット2の針位置コントローラ35に出力する。
この状態で、入力部7において所定の操作ボタンが押されると、制御部8aから針位置コントローラ35に対し、生検針21を移動させる制御信号が出力される。針位置コントローラ35は、先に入力された位置情報の値に基づき、生検針21の先端が、その座標が示す位置の上方に配置されるように、生検針21を移動する。
その後、観察者により、生検針21の穿刺を指示する所定の操作が入力部7において行われると、制御部8aと針位置コントローラ35の制御の下で、生検針21の先端が座標が示す位置に配置されるように生検針21が移動させられて、生検針21による乳房の穿刺が行われる(ステップST10)。
このように、第1の実施形態によれば、ステレオ画像を表示するための2つの放射線画像GL,GRにおいて複数の異常陰影が検出された場合、ステレオ画像を表示する際に、複数の異常陰影のうちの所定の異常陰影の位置に3次元カーソルC1を表示し、その後の入力部7からの指示により、他の異常陰影の位置に、特定した順序により順次3次元カーソルC1を移動するようにしたものである。このため、操作者は、ステレオ画像上において異常陰影を指定するために、3次元カーソルC1を平面方向および奥行き方向の双方に移動する操作を行う必要が無くなり、その結果、異常陰影の位置に3次元カーソルC1を容易に移動することができる。
また、3次元カーソルの奥行き感を異常陰影の奥行き感に合わせるために、ステレオ画像を長時間見続ける必要が無くなるため、操作者の目の疲労感を軽減できる。
なお、上記第1の実施形態において、異常陰影検出部8cにより、放射線画像から異常陰影が検出されない場合がある。この場合、ステレオ画像の表示時等の所定のタイミングにより、異常陰影が検出されなかったことをモニタ9に表示する等して通知するようにすればよい。なお、異常陰影が検出されなかった場合には、3次元カーソルは表示しないようにしてもよく、画像の中央等の予め定められた位置に表示するようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態においては、輻輳角θ=±15度で撮影された放射線画像信号を用いるようにしたが、これに限らず、例えばバイオプシを行わないような場合には、±2度等の任意の輻輳角により撮影を行うようにしてもよい。この場合、バイオプシのようにスカウト撮影を行わないため、第1の実施形態のステップST6が否定された場合は以下のように処理を行う。以下、これを第2の実施形態として説明する。
図16は第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、図16においては、図5に示すフローチャートのステップST6が否定された以降の処理についてのみ示している。ステップST6が否定されると、制御部8aは、左目用および右目用の放射線画像GL,GRを取得した輻輳角θとは異なる第3の角度となる撮影方向から、第3の撮影を行わせるための警告を行う(ステップST21)。なお、警告は第3の撮影を行わせる指示をモニタ9に表示するものであればよいが、音声を用いてもよく、モニタ9への表示および音声の双方を用いるようにしてもよい。
これにより、入力部7おいて、操作者によって第3の撮影開始の指示が入力される。そして、入力部7において撮影開始の指示があると、乳房Mの第3の撮影が行われる(ステップST22)。第3の撮影は、制御部8aが第3の撮影のための角度を読み出し、その角度の情報をアームコントローラ31に出力する。そして、アームコントローラ31において、制御部8aから出力された第3の角度の情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、この第3の角度の情報に基づいて、アーム部13が撮影台14に垂直な方向に対して第3の角度回転するよう制御信号を出力する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が第3の角度回転する。続いて制御部8aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を第3の角度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ8の放射線画像記憶部8bに記憶される。
そして、異常陰影検出部8cが、第3の角度方向から撮影した放射線画像(第3の放射線画像とする)から異常陰影を検出し(ステップST23)、さらに異常陰影特定部8dが、第3の放射線画像を用いて異常陰影を特定する(ステップST24)。なお、異常陰影の特定の処理は、上記第1の実施形態において、スカウト画像に変えて第3の放射線画像を用いるものであるため、ここでは詳細な説明は省略する。
その後、第1の実施形態のステップST9と同様に、ステレオ画像が3次元カーソルとともに表示され(ステップST25)、さらに生検針21による乳房の穿刺が行われる(ステップST26)。
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態による乳房画像撮影表示システムの構成は、第1の実施形態による乳房画像撮影表示システムと同一の構成を有し、行われる処理のみが異なるため、ここでは構成についての詳細な説明は省略する。
図17は第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、図17においては、図5に示すフローチャートのステップST4以降の処理についてのみ示している。
異常陰影検出部8cにより異常陰影が検出されると、制御部8aはモニタ9に2つの放射線画像GL,GRのうちのいずれか一方の放射線画像(例えば左目用の放射線画像GL)を表示する(ステップST31)。なお、この放射線画像の表示は、立体感のない2次元表示となる。次に、図18に示すように、操作者による入力部7を用いての、複数の異常陰影のうちの所望とする異常陰影の指定が受け付けられる(ステップST32)。なお、操作者は入力部7を操作してカーソルC2を所望とする異常陰影の位置に移動させることにより、所望とする異常陰影の指定を行う。
そして、異常陰影特定部8dにより、他方の放射線画像(右目用の放射線画像GR)において、操作者により指定された異常陰影に対応する異常陰影を特定する。
具体的には、第1の実施形態のステップST6と同様に、2つの放射線画像により、対応する異常陰影を特定できるか否かを判断する(ステップST33)。異常陰影を特定できる場合、対応する異常陰影は、第1の実施形態と同様に探索された異常陰影となる(ステップST34)。一方、異常陰影を特定できない場合、異常陰影特定部8dは、スカウト画像を用いて異常陰影を特定する(ステップST35)。
次に、表示制御部8eは、放射線画像記憶部2bに記憶された2つの放射線画像GL,GRを読み出し、2次元表示された放射線画像において指定された異常陰影の位置にカーソルをそれぞれ付与し、図19に示すように、カーソルが付与された放射線画像GL,GRのステレオ画像をモニタ9に3次元表示する(ステップST36)。これにより、乳房の放射線画像が3次元表示されるとともに、異常陰影(図19においてはB2)に異常陰影の同様の立体感を有する3次元カーソルC3が表示されることとなる。なお、カーソルは3次元カーソルとなる。
この状態で、他の異常陰影を指定したい場合には、操作者は入力部7を用いて、他の異常陰影の指定の指示の入力を行う(ステップST37肯定)。他の異常陰影の指示の入力があると、制御部8aは、ステップST31の処理に戻る。
これにより、操作者は、すでに指定した異常陰影以外の他の異常陰影を指定することができる。一方、指示なき場合、観察者により、生検針21の穿刺を指示する所定の操作が入力部7において行われると、制御部8aと針位置コントローラ35の制御の下で、生検針21の先端が座標が示す位置に配置されるように生検針21が移動させられて、生検針21による乳房の穿刺が行われる(ステップST38)。
このように第3の実施形態によれば、2次元表示された一方の放射線画像において、所望とする異常陰影の指定が受け付けられると、2つの放射線画像および必要な場合にはスカウト画像における異常陰影の位置関係に基づいて、2次元表示された放射線画像とは異なる他方の放射線画像における、指定された異常陰影と対応する異常陰影を特定し、ステレオ画像を表示する際に、指定された異常陰影の位置にカーソルを3次元表示するようにしたものである。
このため、第3の実施形態によれば、操作者は、ステレオ画像上において異常陰影を指定するために、カーソルを平面方向および奥行き方向の双方に移動する操作を行う必要が無くなり、その結果、異常陰影の位置にカーソルを容易に移動することができる。
また、スカウト画像を用いて、互いに対応する異常陰影を特定しているため、2つの放射線画像のみを用いたのでは、互いに対応する異常陰影を特定することができない場合であっても、互いに対応する異常陰影を確実に特定することができる。
なお、上記第3の実施形態においては、第1の実施形態と同様に、輻輳角θ=±15度で撮影された放射線画像信号を用いるようにしたが、これに限らず、例えばバイオプシを行わない場合には、第2の実施形態と同様に、±2度等の任意の輻輳角により撮影を行うようにしてもよい。この場合、スカウト撮影を行わないため、第3の実施形態のステップST33が否定された場合は、第2の実施形態と同様に、第3の撮影を行い、これにより取得した第3の画像を用いて異常陰影を特定するようにすればよい。
なお、上記実施形態は、本発明の放射線画像表示装置の一実施形態をステレオ乳房画像撮影表示システムに適用したものであるが、本発明の被写体としては乳房に限らず、例えば、胸部や頭部等を撮影する放射線画像撮影表示システムにも本発明を適用することができる。
1 乳房画像撮影表示システム
2 バイオプシユニット
7 入力部
8 コンピュータ
8a 制御部
8b 放射線画像記憶部
8c 異常陰影検出部
8d 異常陰影特定部
8e 表示制御部
9 モニタ
10 乳房画像撮影装置
13 アーム部
14 撮影台
15 放射線検出器
17 放射線源
18 圧迫板
21 生検針
22 生検針ユニット
31 アームコントローラ
32 放射線源コントローラ
33 検出器コントローラ
34 圧迫板コントローラ
35 針位置コントローラ

Claims (9)

  1. 立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出する異常陰影検出手段と、
    前記立体視画像を表示する表示手段と、
    複数の前記異常陰影が検出された場合において、該複数の異常陰影のうちの所定の異常陰影の位置にカーソルを3次元表示する表示制御手段と、
    前記カーソルの位置の変更の指示を受け付ける入力手段とを備え、
    前記カーソル表示制御手段は、前記カーソルの位置の変更の指示により、前記複数の異常陰影のそれぞれの位置に、順次前記カーソルを移動させる手段であることを特徴とする放射線画像表示装置。
  2. 前記2つの放射線画像に基づいて、前記2つの放射線画像においてそれぞれ検出された前記複数の異常陰影間において、互いに対応する異常陰影を特定する異常陰影特定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の放射線画像表示装置。
  3. 前記異常陰影特定手段は、前記2つの放射線画像に基づいて前記対応する異常陰影が特定できるか否かを判定する手段であり、
    前記異常陰影検出手段は、前記対応する異常陰影が特定できない場合に、前記2つの放射線画像とは撮影方向が異なる第3の放射線画像から異常陰影を検出する手段であり、
    前記異常陰影特定手段は、前記2つの放射線画像および前記第3の放射線画像における異常陰影の位置関係に基づいて、前記対応する異常陰影を特定する手段であることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像表示装置。
  4. 前記異常陰影特定手段が前記2つの放射線画像に基づいて前記対応する異常陰影が特定できない場合に、前記第3の放射線画像の取得を促す警告を行う警告手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の放射線画像表示装置。
  5. 前記異常陰影特定手段は、前記2つの放射線画像における異常陰影の位置および該2つの放射線画像を取得した際の放射線源の位置から、前記被検体内における前記異常陰影が存在しうる位置を特定し、前記第3の放射線画像における異常陰影の位置および該第3の放射線画像を取得した際の放射線源の位置から、該放射線源の位置と前記第3の放射線画像における異常陰影の位置とを結ぶ直線を規定し、前記異常陰影が存在しうる位置が前記直線上に存在するか否かに応じて、前記対応する異常陰影を特定する手段であることを特徴とする請求項3または4記載の放射線画像表示装置。
  6. 前記2つの放射線画像が、ステレオバイオプシを行うために撮影された乳房の放射線画像である場合において、前記第3の放射線画像は、バイオプシのスカウト撮影により取得されたものであることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項記載の放射線画像表示装置。
  7. 前記所定の異常陰影は、前記放射線画像の中央に位置する異常陰影、特定種類の異常陰影、複数の密集した異常陰影、前記異常陰影検出手段により所定の検出結果が得られた異常陰影のうちの少なくとも1つの条件を満たす異常陰影であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の放射線画像表示装置。
  8. 前記2つの放射線画像が、ステレオバイオプシを行うために撮影された乳房の放射線画像である場合において、前記所定の異常陰影は、前記ステレオバイオプシによる生検を取得可能な範囲に存在する異常陰影であることを特徴とする請求項7記載の放射線画像表示装置。
  9. 立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出し、
    複数の前記異常陰影が検出された場合において、前記立体視画像を表示するとともに、該複数の異常陰影のうちの所定の異常陰影の位置にカーソルを3次元表示し、
    前記カーソルの位置の変更の指示を受け、
    前記カーソルの位置の変更の指示により、前記複数の異常陰影のそれぞれの位置に、順次前記カーソルを移動させることを特徴とする放射線画像表示方法。
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