JP2012142837A - 複眼撮像装置、及び複眼撮像装置の手振れ補正方法 - Google Patents

複眼撮像装置、及び複眼撮像装置の手振れ補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3D酔いの少ない高品位な3次元画像を撮像可能とする。
【解決手段】第1のカメラ装置1で検出した手振れ量を示す手振れ補正量信号を第2のカメラ装置2に供給し、第2のカメラ装置2で検出した手振れ量を示す手振れ補正量信号も第1のカメラ装置1に供給する。そして、各カメラ装置1,2において、自装置側で検出した手振れ量と他装置側で検出された手振れ量との平均となる手振れ量に基づいて、それぞれ手振れ補正を行う。これにより、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、同じ手振れ量(=上記平均値の手振れ量)に対応する手振れ補正処理を行うことができる。従って、3次元画像を形成する各撮像画像に対して施されている手振れ補正量の違いから、視差が不規則に変動して3次元画像に揺れを生ずる不都合を防止することができ、3D酔いの少ない高品位な3次元画像を撮像可能とすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて3次元画像を形成する立体カメラシステムに適用して好適な複眼撮像装置、及び複眼撮像装置の手振れ補正方法に関する。
特には、複数の撮像手段で別々に手振れ補正を行うことで形成した3次元画像を視聴した場合に、上記各撮像画像の手振れ補正量の違いから、視聴者に「3D酔い」と呼ばれる不快感が発生する不都合を防止した複眼撮像装置、及び複眼撮像装置の手振れ補正方法に関する。
一般に、立体撮像を行うためのカメラシステム(以降「立体カメラシステム」と呼称する)は、2台以上のカメラ装置で構成される。ここでは、その一例として、2台のカメラ装置で構成される立体カメラシステムを説明する。
立体カメラシステムは、2台のカメラ装置を用いて視差のある画像を撮像する。このためには、2台のカメラ装置の撮像光軸が、一定の距離をなすように設置される必要がある。設置形態には様々な方式があり、例えば2つのカメラ装置を一定の距離だけ離して平行に設置したものや、2台のカメラ装置を直角に配置し、撮像光軸をハーフミラー等を用いて曲げることで、同一方向にある被写体の撮像を可能にしたもの等がある。
通常、立体カメラシステムを構成する2つのカメラ装置は、雲台やリグと呼ばれる保持機構や、カメラ装置のシャーシ等の1つの躯体に強固に固定されている。このため、手持ち撮像やクレーン撮像等の、カメラシステムそのものを移動させながら撮像するケースでは、両者のカメラ装置には撮像時の振動に応じて同一の揺れが伝わり、撮像画像にも同一の揺れが生じる。この揺れを、一般に「手振れ」と呼ぶ。
撮像時に発生する手振れにより、撮像画像に揺れやブレが生じるという課題を解決するために、撮像時の手振れ量を検出し補正する仕組みを備えたカメラが存在する。手振れ量を検出するための方法としては、加速度センサやジャイロセンサを用いる方法や、撮像画像の動きベクトルを検出する方法等が提案されている。
また、手振れを補正する方法としても、撮像素子で撮像された画像データの一部の領域を、手振れを打ち消す方向にずらして読み出すことで補正する方法や、光学系の内部に撮像光軸をずらす機構を設け、撮像画角を手振れを打ち消す方向にずらして補正する方法等が提案されている。
なお、このような手振れ補正の方法を含む本発明の背景技術は、特開平4−355436号の公開特許公報(特許文献1)、及び特開平1−300221(特許文献2)等に開示されている。
特開平4−355436号公報 特開平1−300221号公報
ここで、一般に、手振れ補正機構は、撮像画像の揺れを完全に除去することは困難であり、撮像画像の揺れを低減するに止まる。このため、撮像画像には手振れによる画像揺れが残留する。
一方、立体カメラシステムを構成する2台のカメラ装置がそれぞれ手振れ補正機能を装備している場合、両者の手振れ補正機能は独立して働くため、撮像された画像の手振れ補正量は同一とはならない。これは、2つのカメラ装置間における手振れを検出するためのセンサ感度のばらつきや、離して設置された2つのカメラ装置で撮像された画像が、視差により若干異なることに起因する画像ベクトル検出結果の差異等が原因となる。
異なる手振れ補正処理が施された撮像画像に残留する画像の揺れは異なるため、2つの撮像画像を合成して得られる立体画像は、左右が独立して揺れる画像となる。このような画像を立体視が可能なディスプレイで視聴した場合、視差が不規則に変動するため、不自然な立体画像となり、多くの視聴者が「3D酔い」と呼ばれる不快感を憶える不都合を生ずる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、複数のカメラ装置の各撮像画像に対する手振れ補正量を均等とすることで、撮像画像の揺れを均等に抑制し、3D酔いの少ない高品位な立体画像を撮像可能とした複眼撮像装置、及び複眼撮像装置の手振れ補正方法の提供を目的とする。
本発明に係る複眼撮像装置は、被写体の撮像を行う第1の撮像手段(1)及び第2の撮像手段(2)を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置であって、上述の課題を解決するための手段として、
上記第1の撮像手段に設けられ、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第1の手振れ検出信号を出力する第1の手振れ検出手段(21)と、
上記第2の撮像手段に設けられ、該第2の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第2の手振れ検出信号を出力する第2の手振れ検出手段(21)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記第1の手振れ検出手段からの第1の手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給するための第1の外部出力手段(23)と、
上記第2の撮像手段に設けられ、上記第2の手振れ検出手段からの第2の手振れ検出信号を上記第1の撮像手段に供給するための第2の外部出力手段(23)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記第1の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第1の手振れ検出信号、及び上記第2の外部出力手段を介して上記第2の撮像手段の上記第2の外部出力手段から供給される上記第2の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第1の平均手振れ検出信号を形成する第1の平均化手段(25)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記第1の平均化手段で形成された上記第1の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段(11,12)と、
上記第2の撮像手段に設けられ、上記第2の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第2の手振れ検出信号、及び上記第1の外部出力手段を介して上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段から供給される上記第1の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第2の平均手振れ検出信号を形成する第2の平均化手段(25)と、
上記第2の撮像手段に設けられ、上記第2の平均化手段で形成された上記第2の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段(11,12)と
を有する。
このような本発明は、第1の撮像手段が当該第1の撮像手段側で検出された手振れと、第2の撮像手段側で検出された手振れとの平均となる第1の平均手振れ検出信号に基づいて、撮像画像に対する手振れ補正処理を行う。同様に、第2の撮像手段が当該第2の撮像手段側で検出された手振れと、第1の撮像手段側で検出された手振れとの平均となる第2の平均手振れ検出信号に基づいて、撮像画像に対する手振れ補正処理を行う。
これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
また、本発明に係る複眼撮像装置は、被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段(1)及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段(2)を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置であって、上述の課題を解決するために、
上記第1の撮像手段に設けられ、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出手段(21)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給するための外部出力手段(23)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段(11,12)と、
上記第2の撮像手段に設けられ、上記第1の撮像手段の上記外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段(11,12)と
を有する。
このような本発明は、第1の撮像手段及び第2の撮像手段が、共に被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられており、該第1の撮像手段及び第2の撮像手段の両方で、第1の撮像手段側で検出された手振れに基づいて手振れ補正を行う。これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
また、本発明に係る複眼撮像装置は、被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段(1)と、該第1の撮像手段の撮像方向に対して直交する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段(2)とを少なくとも有すると共に、撮像光の一部を透過して上記第1の撮像手段に入射させると共に、該撮像光の一部を反射して上記第2の撮像手段に入射させるハーフミラー(30)を備え、上記各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置であって、上述の課題を解決するために、
被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた上記第1の撮像手段に設けられ、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出手段(21)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給するための外部出力手段(23)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段(11,12)と、
上記第2の撮像手段に設けられ、上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段(11,12)と
を有する。
このような本発明は、第1の撮像手段及び第2の撮像手段が互いに直交する撮像方向となるように設けられており、被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられている第1の撮像手段側で検出された手振れに基づいて、第1の撮像手段及び第2の撮像手段が手振れ補正を行う。これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
また、本発明に係る複眼撮像装置は、被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段(1)及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段(2)を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置であって、上述の課題を解決するために、
上記各撮像手段が固定して設けられる支持機構(31)と、
上記支持機構に設けられ、該支持機構に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を上記第1の撮像手段及び第2の撮像手段に供給する手振れ検出手段(32)と、
上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段(11,12)と、
上記第2の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段(11,12)と
を有する。
このような本発明は、各撮像手段が固定して設けられた支持機構に手振れ検出手段を設け、各撮像手段が、この手振れ検出手段で検出された手振れに基づいて手振れ補正を行う。これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
また、本発明に係る複眼撮像装置の手振れ補正方法は、被写体の撮像を行う第1の撮像手段及び第2の撮像手段を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、上述の課題を解決するための手段として、
上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ検出手段により、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第1の手振れ検出信号を出力する第1の手振れ検出信号出力ステップと、
上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ検出手段により、該第2の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第2の手振れ検出信号を出力する第2の手振れ検出信号出力ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた第1の外部出力手段を介して、上記第1の手振れ検出手段からの第1の手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給する第1の手振れ検出信号供給ステップと、
上記第2の撮像手段に設けられ第2の外部出力手段を介して、上記第2の手振れ検出手段からの第2の手振れ検出信号を上記第1の撮像手段に供給する第2の手振れ検出信号供給ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた第1の平均化手段により、上記第1の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第1の手振れ検出信号、及び上記第2の外部出力手段を介して上記第2の撮像手段の上記第2の外部出力手段から供給される上記第2の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第1の平均手振れ検出信号を形成する第1の平均手振れ検出信号形成ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記第1の平均化手段で形成された上記第1の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
上記第2の撮像手段に設けられた第2の平均化手段により、上記第2の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第2の手振れ検出信号、及び上記第1の外部出力手段を介して上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段から供給される上記第1の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第2の平均手振れ検出信号を形成する第2の平均手振れ検出信号形成ステップと、
上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記第2の平均化手段で形成された上記第2の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
を有する。
このような本発明は、第1の撮像手段が当該第1の撮像手段側で検出された手振れと、第2の撮像手段側で検出された手振れとの平均となる第1の平均手振れ検出信号に基づいて、撮像画像に対する手振れ補正処理を行う。同様に、第2の撮像手段が当該第2の撮像手段側で検出された手振れと、第1の撮像手段側で検出された手振れとの平均となる第2の平均手振れ検出信号に基づいて、撮像画像に対する手振れ補正処理を行う。
これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
また、本発明に係る複眼撮像装置の手振れ補正方法は、被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、上述の課題を解決するための手段として、
上記第1の撮像手段に設けられた手振れ検出手段により、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた外部出力手段により、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給する外部出力ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記第1の撮像手段の上記外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
を有する。
このような本発明は、第1の撮像手段及び第2の撮像手段が、共に被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられており、該第1の撮像手段及び第2の撮像手段の両方で、第1の撮像手段側で検出された手振れに基づいて手振れ補正を行う。これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
また、本発明に係る複眼撮像装置の手振れ補正方法は、被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段と、該第1の撮像手段の撮像方向に対して直交する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段とを少なくとも有すると共に、撮像光の一部を透過して上記第1の撮像手段に入射させると共に、該撮像光の一部を反射して上記第2の撮像手段に入射させるハーフミラーを備え、上記各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、上述の課題を解決するための手段として、
被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた上記第1の撮像手段に設けられた手振れ検出手段により、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた外部出力手段により、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給する外部出力ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
を有する。
このような本発明は、第1の撮像手段及び第2の撮像手段が互いに直交する撮像方向となるように設けられており、被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられている第1の撮像手段側で検出された手振れに基づいて、第1の撮像手段及び第2の撮像手段が手振れ補正を行う。これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
また、本発明に係る複眼撮像装置の手振れ補正方法は、 被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段を少なくとも有し、上記各撮像手段を支持機構に固定して設けると共に、該各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、上述の課題を解決するための手段として、
上記支持機構に設けられた手振れ検出手段により、該支持機構に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を上記第1の撮像手段及び第2の撮像手段に供給する手振れ検出ステップと、
上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
を有する。
このような本発明は、各撮像手段が固定して設けられた支持機構に手振れ検出手段を設け、各撮像手段が、この手振れ検出手段で検出された手振れに基づいて手振れ補正を行う。これにより、各撮像手段において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正を行い、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制する。
本発明は、複数の撮像手段の各撮像画像に対する手振れ補正量を均等とすることができる。このため、各撮像手段でそれぞれ撮像した撮像画像に基づいて形成した3次元画像の揺れを抑制することができ、3D酔いの少ない高品位な3次元画像を撮像可能とすることができる。
本発明を適用した第1の実施例となる立体カメラシステムの主要部を示す図である。 第1の実施例の立体カメラシステムの各カメラ装置に設けられている撮像部のブロック図である。 第1の実施例の立体カメラシステムの各カメラ装置に設けられている手振れ補正部のブロック図である。 第1の実施例の立体カメラシステムにおける手振れ補正動作を説明するための図である。 本発明を適用した第2の実施例となる立体カメラシステムを説明するための図である。 本発明を適用した第3の実施例となる立体カメラシステムを説明するための図である。 本発明を適用した第4の実施例となる立体カメラシステムを説明するための図である。
本発明は、複数のカメラ装置で被写体の撮像を行うことで、3次元画像の撮像を可能とする立体カメラシステムに適用することができる。
[第1の実施例]
〔第1の実施例の立体カメラシステムの構成〕
この本発明を適用した第1の実施例となる立体カメラシステムは、図1に示すように左目用の撮像画像を撮像する第1のカメラ装置1と、右目用の撮像画像を撮像する第2のカメラ装置2とを有している。
第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置は、被写体の撮像を行うための撮像部3、及び手振れ補正処理を行うための手振れ補正演算部4を有している。
撮像部3は、図2に示すように、例えばCMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子11と、この撮像素子11の撮像動作を制御する撮像素子制御部12とを有している。
手振れ補正演算部4は、図3に示すように、当該手振れ補正演算部4が設けられている上記第1のカメラ装置1或いは第2のカメラ装置2に加わった揺れの方向と量を検出し、これらを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出部21を有している。
また、この手振れ補正演算部4は、手振れ検出部21からの手振れ検出信号に基づいて、当該手振れ補正演算部4が設けられている上記第1のカメラ装置1或いは第2のカメラ装置2で撮像された撮像信号から上記手振れの影響を除去するための内部手振れ補正量信号を形成して出力するマイクロコンピュータ部22(マイコン部)を有している。
また、この手振れ補正演算部4は、マイコン部22で形成された内部手振れ補正量信号を、外部に出力するための出力端子23を有している。この出力端子23は、一方のカメラ装置側で形成された上記内部手振れ補正量信号を、外部手振れ補正信号として他方のカメラ装置側に出力するための出力端子となっている。
すなわち、第1のカメラ装置1の手振れ補正演算部4に設けられている出力端子23の場合は、マイコン部22で形成された上記内部手振れ補正量信号を第2のカメラ装置2に出力するための出力端子となっている。反対に、第2のカメラ装置2の手振れ補正演算部4に設けられている出力端子23の場合は、マイコン部22で形成された上記内部手振れ補正量信号を第1のカメラ装置1に出力するための出力端子となっている。
また、この手振れ補正演算部4は、前述のように他方のカメラ装置の手振れ補正演算部4に設けられている出力端子23から出力された上記内部手振れ補正量信号を取り込むための入力端子24を有している。
なお、第1のカメラ装置1側で形成された上記内部手振れ補正量信号は、第2のカメラ装置2側にとっては、当該第2のカメラ装置2以外の外部の装置で形成された信号である。このため、第1のカメラ装置1側で形成され出力された上記内部手振れ補正量信号を第2のカメラ装置2側で取り込む場合、該第2のカメラ装置2側では、第1のカメラ装置1からの上記内部手振れ補正量信号を外部手振れ補正量信号(外部から取得した信号の意)として入力端子24を介して取り込むようになっている。
同様に、第2のカメラ装置2側で形成された上記内部手振れ補正量信号は、第1のカメラ装置1側にとっては、当該第1のカメラ装置1以外の外部の装置で形成された信号である。このため、第2のカメラ装置2側で形成され出力された上記内部手振れ補正量信号を第1のカメラ装置1側で取り込む場合、該第1のカメラ装置1側では、第2のカメラ装置2からの上記内部手振れ補正量信号を外部手振れ補正量信号(外部から取得した信号の意)として入力端子24を介して取り込むようになっている。
また、この手振れ補正演算部4は、当該手振れ補正演算部4が設けられたカメラ装置側で形成された上記内部手振れ補正量信号、及び上記入力端子24を介して他のカメラ装置から供給された上記外部手振れ補正量信号に基づいて手振れ補正方向及び手振れ補正量を算出し、この手振れ補正方向及び手振れ補正量を示す手振れ補正量信号を、図2に示す撮像部3の撮像素子制御部12に供給する演算回路25を有している。
ここで、この実施例の立体カメラシステムの場合、手振れ補正処理として、上記手振れ補正量信号で示される手振れを打ち消すように、上記撮像素子11から読み出す撮像画像の読み出し位置を変更する手振れ補正処理を行うようになっている。このため、上記演算回路25から出力される手振れ補正量信号は、図2に示す撮像部3の撮像素子制御部12に供給されるようになっている。そして、撮像素子制御部12は、この演算回路25から供給された手振れ補正量信号により、以下のように手振れ補正処理を行う。
図4(a)は、撮像素子11の全体の撮像領域を示している。図2に示す撮像素子制御部12は、上記全体の撮像領域のうち、図4(b)に点線の枠で示す一部の撮像領域を読み出し領域として設定し、この読み出し領域の撮像画像を読み出すように撮像素子11を読み出し制御することで、図4(c)に示す撮像画像を出力制御するようになっている。
ここで、全体的な撮像位置が、図4(d)に示すように左下方向にずれたことを示す手振れ補正量信号が演算回路25から供給された場合、撮像素子制御部12は、このずれをキャンセルすべく、図4(e)に点線の枠で示すように読み出し領域を右上方向に変更して撮像画像を読み出すように、撮像素子11を読み出し制御する。これにより、図4(f)に示すように手振れをキャンセルすることができ、揺れの無い安定した撮像画像を得ることができる。
なお、この例では、手振れ補正処理として、上記撮像素子11から読み出す撮像画像の読み出し位置を手振れに応じて変更する手振れ補正処理を行うこととしたため、上記演算回路25から出力される手振れ補正量信号は、図2に示す撮像部3の撮像素子制御部12に供給されるようになっている。
手振れ補正処理として、撮像部3の光学系の光軸を手振れに応じて変更する手振れ補正処理を行う場合には、上記演算回路25からの手振れ補正量信号は、上記光軸の変更制御部に供給されることとなる。そして、光軸の変更制御部は、手振れ補正量信号に基づいて手振れをキャンセルするように光軸を変更制御する。これにより、手振れをキャンセルして、揺れの無い安定した撮像画像を得ることができる。
〔第1の実施例の手振れ補正動作〕
次に、当該実施例の立体カメラシステムは、このような手振れ補正処理を、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2で別々に行う。そして、この第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2で別々に手振れ補正処理を行うことで形成した各撮像画像に基づいて3次元画像を形成する。
ただ、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2で別々に手振れ補正処理を行うと、各カメラ装置1,2の手振れ補正量の違い等から、該各カメラ装置1,2の撮像画像に施される手振れ補正量に差異を生ずる。そして、この異なる手振れ補正量の手振れ補正がなされた各撮像画像に基づいて形成された3次元画像を視聴すると、上記手振れ補正量の違いにより視差が不規則に変動して3次元画像に揺れを生じ、視聴者が「3D酔い」と呼ばれる不快感を憶える不都合を生ずる。
このため、この実施例の立体カメラシステムでは、図1に示すように第1のカメラ装置1の手振れ補正演算部4で算出された内部手振れ補正量信号を第2のカメラ装置2に供給すると共に、第2のカメラ装置2の手振れ補正演算部4で算出された内部手振れ補正量信号を第1のカメラ装置1に供給する。
第1のカメラ装置1から第2のカメラ装置2に供給される内部手振れ補正量信号は、上述のように図3に示す入力端子24を介して、外部手振れ補正量信号として、当該第2のカメラ装置2の手振れ補正演算部4の演算回路25に供給される。
同様に、第2のカメラ装置2から第1のカメラ装置1に供給される内部手振れ補正量信号は、上述のように図3に示す入力端子24を介して、外部手振れ補正量信号として、当該第1のカメラ装置1の手振れ補正演算部4の演算回路25に供給される。
第1のカメラ装置1の手振れ補正演算部4は、手振れ検出部21で手振れを検出すると、マイコン部22が、この手振れ検出部21で検出された手振れ方向及び手振れ量に対応する手振れ補正方向及び手振れ補正量を示す内部手振れ補正量信号を形成し、これを演算回路25に供給すると共に、出力端子23を介して上記第2のカメラ装置2に供給する。
第1のカメラ装置1の手振れ補正演算部4の演算回路25には、この内部手振れ補正量信号の他に、第2のカメラ装置2からの外部手振れ補正量信号が入力端子24を介して供給されている。
すなわち、この演算回路25には、第1のカメラ装置1の手振れ補正処理を行うための内部手振れ補正量信号の他に、第2のカメラ装置2の手振れ補正処理を行うための外部手振れ補正量信号が供給されている。
第1のカメラ装置1の手振れ補正演算部4の演算回路25は、当該第1のカメラ装置1の手振れ補正処理を行うための内部手振れ補正量信号と、第2のカメラ装置2の手振れ補正処理を行うための外部手振れ補正量信号との平均値を算出する。そして、この演算回路25は、上記両者の平均値となる手振れ補正量信号を、第1のカメラ装置1の撮像部3の撮像素子制御部12に供給する。
同様に、第2のカメラ装置2の手振れ補正演算部4の演算回路25には、当該第2のカメラ装置2内で形成された内部手振れ補正量信号の他に、第1のカメラ装置1からの外部手振れ補正量信号が入力端子24を介して供給されている。
すなわち、この演算回路25には、第2のカメラ装置2の手振れ補正処理を行うための内部手振れ補正量信号の他に、第1のカメラ装置1の手振れ補正処理を行うための外部手振れ補正量信号が供給されている。
第2のカメラ装置2の手振れ補正演算部4の演算回路25は、当該第2のカメラ装置2の手振れ補正処理を行うための内部手振れ補正量信号と、第1のカメラ装置1の手振れ補正処理を行うための外部手振れ補正量信号との平均値を算出する。そして、この演算回路25は、上記両者の平均値となる手振れ補正量信号を、第2のカメラ装置2の撮像部3の撮像素子制御部12に供給する。
これにより、各カメラ装置1,2の各撮像部3の各撮像素子制御部12には、それぞれ同じ値(=上記平均値)の手振れ補正量信号が供給されることとなる。このため、各撮像素子制御部12は、この同じ値の手振れ補正量信号に基づいて、それぞれ同じ補正量の手振れ補正処理を行うこととなる。
従って、後段の図示しない3次元画像形成部において、それぞれ同じ補正量の手振れ補正処理が施された各撮像画像に基づいて3次元画像を形成することができる。そして、各撮像画像に対して施されている手振れ補正量の違いから、視差が不規則に変動して3次元画像に揺れを生ずる不都合を防止することができ、「3D酔い」の発生を防止することができる。
〔第1の実施例の効果〕
以上の説明から明らかなように、この第1の実施例の立体カメラシステムは、第1のカメラ装置1で検出した手振れ量を示す手振れ補正量信号を第2のカメラ装置2に供給し、第2のカメラ装置2で検出した手振れ量を示す手振れ補正量信号も第1のカメラ装置1に供給する。
そして、第1のカメラ装置1は、当該第1のカメラ装置1側で検出した手振れ量と、第2のカメラ装置2側で検出された手振れ量との平均値となる手振れ量を算出し、この平均値となる手振れ量をキャンセルするように手振れ補正を行う。
同様に、第2のカメラ装置2も、当該第2のカメラ装置2側で検出した手振れ量と、第1のカメラ装置1側で検出された手振れ量との平均値となる手振れ量を算出し、この平均値となる手振れ量をキャンセルするように手振れ補正を行う。
これにより、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、同じ手振れ量(=上記平均値の手振れ量)に対応する手振れ補正処理を行うことができる。
従って、3次元画像を形成する各撮像画像に対して施されている手振れ補正量の違いから、視差が不規則に変動して3次元画像に揺れを生ずる不都合を防止することができ、「3D酔い」の発生を防止することができる。
[第2の実施例]
次に、本発明を適用した第2の実施例となる立体カメラシステムの説明をする。
上述の第1の実施例となる立体カメラシステムは、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方において、自装置側で検出した手振れ量と他装置側で検出された手振れ量との平均となる手振れ量を算出し、この平均となる手振れ量をキャンセルするように手振れ補正を施すことで、該第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方において、同じ補正量の手振れ補正を行うことを可能としたものであった。
これに対して、この第2の実施例の立体カメラシステムは、第1のカメラ装置1側で検出された手振れ量、或いは第2のカメラ装置2側で検出された手振れ量のうち、いずれか一方の手振れ量を用いて第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2がそれぞれ手振れ補正を行うようにしたものである。
〔第2の実施例の構成〕
この第2の実施例の立体カメラシステムの場合、図5に示すように第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2が、被写体に対して正対するように平行配置されている。そして、第1のカメラ装置1の手振れ補正演算部4で検出された手振れ量を示す手振れ補正信号を第2のカメラ装置2の手振れ補正演算部4に供給するようになっている。
〔第2の実施例の動作〕
この第2の実施例の立体カメラシステムの場合、第1のカメラ装置1側では、当該第1のカメラ装置1側で検出した手振れ量をキャンセルするように、撮像画像に対して手振れ補正処理を施す。また、第2のカメラ装置2側でも、上記第1のカメラ装置1側で検出した手振れ量をキャンセルするように、撮像画像に対して手振れ補正処理を施す。
〔第2の実施例の効果〕
この第2の実施例の立体カメラシステムは、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、該第1のカメラ装置1側が検出した手振れ量をキャンセルする手振れ補正処理を行う。
これにより、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、同じ手振れ量(=上記第1のカメラ装置1で検出された手振れ量)に対応する手振れ補正処理を行うことができる。
従って、3次元画像を形成する各撮像画像に対して施されている手振れ補正量の違いから、視差が不規則に変動して3次元画像に揺れを生ずる不都合を防止することができ、「3D酔い」の発生を防止することができる。
なお、この第2の実施例の説明では、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、該第1のカメラ装置1側が検出した手振れ量をキャンセルする手振れ補正処理を行うこととしたが、これは、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、該第2のカメラ装置2側が検出した手振れ量をキャンセルする手振れ補正処理を行うようにしてもよい。
この場合、第2のカメラ装置2側で検出された手振れ量を示す手振れ補正信号を、第1のカメラ装置1側に供給することで、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、該第2のカメラ装置2側が検出した手振れ量をキャンセルする手振れ補正処理を行うこととなる。
これにより、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、同じ手振れ量(=上記第2のカメラ装置2で検出された手振れ量)に対応する手振れ補正処理を行うことができ、上述と同じ効果を得ることができる。
[第3の実施例]
次に、本発明を適用した第3の実施例となる立体カメラシステムの説明をする。
〔第3の実施例の構成〕
この第3の実施例となる立体カメラシステムは、図6に示すように第1のカメラ装置1が被写体に対して正対するように配置されている。また、第2のカメラ装置2が、第1のカメラ装置1の撮像方向に対して、直交する撮像方向となるように配置されている。
また、この第3の実施例となる立体カメラシステムは、被写体からの全撮像光のうち、略半分の撮像光を透過して第1のカメラ装置1に入射させると共に、該被写体からの全撮像光のうち、略半分の撮像光を反射して第2のカメラ装置2に入射させるハーフミラー30を有している。
そして、この第3の実施例となる立体カメラシステムは、被写体に対して正対するように配置されている第1のカメラ装置1側で検出された手振れ量を示す手振れ補正信号を第2のカメラ装置2に供給し、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で、該第1のカメラ装置1で検出された手振れ量に対応する手振れ補正処理を行う構成を有している。
〔第3の実施例の動作〕
上述の第2の実施例となる立体カメラシステムは、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2が、被写体に対して正対して平行配置されている例であった。この場合、どちらのカメラ装置で検出した手振れ量を用いても、手振れ補正の結果に大きな差異は生じない。
しかし、各撮像方向が直交するように各カメラ装置1,2が配置されている当該第3の実施例の立体カメラシステムの場合、被写体に対して正対していない第2のカメラ装置2側で検出される手振れ量は、撮像方向とは異なる角度での手振れ量を検出していることになる。
上記第2のカメラ装置2において、撮像画像の動きベクトルに基づいて手振れ量を検出している場合は、この第2のカメラ装置2側で検出された手振れ量を、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で用いて手振れ補正を行うことは可能であるが、上記第2のカメラ装置2において、上記手振れ検出部21のような手振れセンサを用いて手振れ量を検出している場合は、この第2のカメラ装置2で検出された手振れ量を、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方で用いて手振れ補正を行うには、該第2のカメラ装置2側で検出された手振れ量は不向きな手振れ量となる。
このため、この第3の実施例の立体カメラシステムの場合、被写体に正対した撮像方向となるように配置されている第1のカメラ装置1側で検出された手振れ量を用いて、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方が手振れ補正を行う。
〔第3の実施例の効果〕
これにより、被写体に正対した撮像方向となるように配置されている第1のカメラ装置1側で適正に検出された手振れ量に基づいて、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方が手振れ補正処理を行うことができる。
このため、3次元画像を形成する各撮像画像に対して施されている手振れ補正量の違いから、視差が不規則に変動して3次元画像に揺れを生ずる不都合を防止することができ、「3D酔い」の発生を防止することができる等、上述の各実施例と同じ効果を得ることができる。
[第4の実施例]
次に、本発明を適用した第4の実施例となる立体カメラシステムの説明をする。上述の各実施例の立体カメラシステムの場合、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2にそれぞれ内蔵された手振れ検出部21で検出された手振れ量に基づいて手振れ補正処理を行うものであった。
これに対して、この第4の実施例となる立体カメラシステムは、装置外に設けられた手振れ検出部で検出された手振れ量に基づいて、第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2の双方がそれぞれ手振れ補正処理を行うようにしたものである。
〔第4の実施例の構成〕
この第4の実施例となる立体カメラシステムは、図7(a),図7(b)に示すように第1のカメラ装置1及び第2のカメラ装置2を、例えば雲台,カメラリグ,カメラシャーシ等の同一のカメラ支持機構31に固定して構成されている。
そして、この第4の実施例となる立体カメラシステムは、カメラ支持機構31に対して加速度センサー等からなる手振れ検出部32を設けて構成されている。
〔第4の実施例の動作〕
図7(a)は、カメラ支持機構31に対して縦方向の揺れが加わったときの様子を示しており、図7(b)は、カメラ支持機構31に対して横方向の揺れが加わったときの様子を示している。
各カメラ装置1,2は、同一のカメラ支持機構31に強固に固定されている。このため、カメラ支持機構31に揺れが加わった場合には、各カメラ装置1,2に対しても同じ揺れが加わる。
この際、カメラ支持機構31に設けられた手振れ検出部32は、該カメラ支持機構31に加わった手振れ方向及び手振れ量を示す手振れ検出信号を形成し、これを各カメラ装置1,2にそれぞれ供給する。
各カメラ装置1,2は、手振れ検出部32から供給された同一の手振れ検出信号に基づいて手振れ補正処理を行う。
〔第4の実施例の効果〕
これにより、各カメラ装置1,2は、手振れ検出部32から供給された同一の手振れ検出信号に基づいて手振れ補正処理を行うことができるため、3次元画像を形成する各撮像画像に対して施されている手振れ補正量の違いから、視差が不規則に変動して3次元画像に揺れを生ずる不都合を防止することができ、「3D酔い」の発生を防止することができる等、上述の各実施例と同じ効果を得ることができる。
[変形例]
最後に、上述の実施例は、本発明の一例である。このため、本発明は上述の実施例に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
1 第1のカメラ装置(左目用のカメラ装置)
2 第2のカメラ装置(右目用のカメラ装置)
3 撮像部
4 手振れ補正演算部
11 撮像素子
12 撮像素子制御部
21 手振れ検出部
22 マイクロコンピュータ部(マイコン部)
23 内部手振れ補正量信号の出力端子
24 外部手振れ補正量信号の入力端子
25 演算回路
26 手振れ補正部
30 ハーフミラー
31 カメラ支持機構
32 手振れ検出部

Claims (8)

  1. 被写体の撮像を行う第1の撮像手段及び第2の撮像手段を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置において、
    上記第1の撮像手段に設けられ、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第1の手振れ検出信号を出力する第1の手振れ検出手段と、
    上記第2の撮像手段に設けられ、該第2の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第2の手振れ検出信号を出力する第2の手振れ検出手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記第1の手振れ検出手段からの第1の手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給するための第1の外部出力手段と、
    上記第2の撮像手段に設けられ、上記第2の手振れ検出手段からの第2の手振れ検出信号を上記第1の撮像手段に供給するための第2の外部出力手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記第1の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第1の手振れ検出信号、及び上記第2の外部出力手段を介して上記第2の撮像手段の上記第2の外部出力手段から供給される上記第2の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第1の平均手振れ検出信号を形成する第1の平均化手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記第1の平均化手段で形成された上記第1の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段と、
    上記第2の撮像手段に設けられ、上記第2の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第2の手振れ検出信号、及び上記第1の外部出力手段を介して上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段から供給される上記第1の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第2の平均手振れ検出信号を形成する第2の平均化手段と、
    上記第2の撮像手段に設けられ、上記第2の平均化手段で形成された上記第2の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段と
    を有することを特徴とする複眼撮像装置。
  2. 被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置において、
    上記第1の撮像手段に設けられ、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給するための外部出力手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段と、
    上記第2の撮像手段に設けられ、上記第1の撮像手段の上記外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段と
    を有することを特徴とする複眼撮像装置。
  3. 被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段と、該第1の撮像手段の撮像方向に対して直交する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段とを少なくとも有すると共に、撮像光の一部を透過して上記第1の撮像手段に入射させると共に、該撮像光の一部を反射して上記第2の撮像手段に入射させるハーフミラーを備え、上記各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置において、
    被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた上記第1の撮像手段に設けられ、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給するための外部出力手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段と、
    上記第2の撮像手段に設けられ、上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段と
    を有することを特徴とする複眼撮像装置。
  4. 被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置において、
    上記各撮像手段が固定して設けられる支持機構と、
    上記支持機構に設けられ、該支持機構に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を上記第1の撮像手段及び第2の撮像手段に供給する手振れ検出手段と、
    上記第1の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正手段と、
    上記第2の撮像手段に設けられ、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正手段と
    を有することを特徴とする複眼撮像装置。
  5. 被写体の撮像を行う第1の撮像手段及び第2の撮像手段を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、
    上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ検出手段により、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第1の手振れ検出信号を出力する第1の手振れ検出信号出力ステップと、
    上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ検出手段により、該第2の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す第2の手振れ検出信号を出力する第2の手振れ検出信号出力ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた第1の外部出力手段を介して、上記第1の手振れ検出手段からの第1の手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給する第1の手振れ検出信号供給ステップと、
    上記第2の撮像手段に設けられ第2の外部出力手段を介して、上記第2の手振れ検出手段からの第2の手振れ検出信号を上記第1の撮像手段に供給する第2の手振れ検出信号供給ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた第1の平均化手段により、上記第1の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第1の手振れ検出信号、及び上記第2の外部出力手段を介して上記第2の撮像手段の上記第2の外部出力手段から供給される上記第2の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第1の平均手振れ検出信号を形成する第1の平均手振れ検出信号形成ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記第1の平均化手段で形成された上記第1の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
    上記第2の撮像手段に設けられた第2の平均化手段により、上記第2の手振れ検出手段で検出された手振れを示す上記第2の手振れ検出信号、及び上記第1の外部出力手段を介して上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段から供給される上記第1の手振れ検出信号に基づいて、該各手振れ検出信号の平均となる第2の平均手振れ検出信号を形成する第2の平均手振れ検出信号形成ステップと、
    上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記第2の平均化手段で形成された上記第2の平均手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
    を有することを特徴とする複眼撮像装置の手振れ補正方法。
  6. 被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段を少なくとも有し、各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、
    上記第1の撮像手段に設けられた手振れ検出手段により、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた外部出力手段により、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給する外部出力ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
    上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記第1の撮像手段の上記外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
    を有することを特徴とする複眼撮像装置の手振れ補正方法。
  7. 被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段と、該第1の撮像手段の撮像方向に対して直交する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段とを少なくとも有すると共に、撮像光の一部を透過して上記第1の撮像手段に入射させると共に、該撮像光の一部を反射して上記第2の撮像手段に入射させるハーフミラーを備え、上記各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、
    被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた上記第1の撮像手段に設けられた手振れ検出手段により、該第1の撮像手段に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を出力する手振れ検出ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた外部出力手段により、上記手振れ検出手段からの手振れ検出信号を上記第2の撮像手段に供給する外部出力ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
    上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記第1の撮像手段の上記第1の外部出力手段を介して供給される上記手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
    を有することを特徴とする複眼撮像装置の手振れ補正方法。
  8. 被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第1の撮像手段及び被写体に対して正対する撮像方向となるように設けられた第2の撮像手段を少なくとも有し、上記各撮像手段を支持機構に固定して設けると共に、該各撮像手段で撮像された撮像画像に基づいて3次元画像を形成する複眼撮像装置の手振れ補正方法であって、
    上記支持機構に設けられた手振れ検出手段により、該支持機構に加わる手振れを検出し、この手振れを示す手振れ検出信号を上記第1の撮像手段及び第2の撮像手段に供給する手振れ検出ステップと、
    上記第1の撮像手段に設けられた第1の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第1の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第1の手振れ補正ステップと、
    上記第2の撮像手段に設けられた第2の手振れ補正手段により、上記手振れ検出手段で検出された手振れ検出信号に基づいて、当該第2の撮像手段で撮像された撮像画像に手振れ補正処理を施して出力する第2の手振れ補正ステップと
    を有することを特徴とする複眼撮像装置の手振れ補正方法。
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