JP2012142138A - 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 - Google Patents
導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012142138A JP2012142138A JP2010292945A JP2010292945A JP2012142138A JP 2012142138 A JP2012142138 A JP 2012142138A JP 2010292945 A JP2010292945 A JP 2010292945A JP 2010292945 A JP2010292945 A JP 2010292945A JP 2012142138 A JP2012142138 A JP 2012142138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- conductive
- conductive layer
- particles
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明に係る導電性粒子1は、バインダー樹脂中に分散されて用いられる。導電性粒子1は、基材粒子2と、基材粒子2の表面2a上に配置された1層の構造又は2層以上の積層構造を有する第1の導電層と、第1の導電層の外側の表面上に配置された第2の導電層4とを備える。上記第1の導電層が1層の構造を有する場合には、第2の導電層4のイオン化傾向は第1の導電層3のイオン化傾向よりも大きく、かつ第2の導電層4の融点は第1の導電層3の融点よりも低い。上記第1の導電層が2層以上の積層構造を有する場合には、上記第2の導電層4のイオン化傾向は上記第1の導電層の最外層のイオン化傾向よりも大きく、かつ上記第2の導電層4の融点は上記第1の導電層の最外層の融点よりも低い。
【選択図】図1
Description
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態及び実施例を説明することにより本発明を明らかにする。
本発明に係る異方性導電材料は、バインダー樹脂と、該バインダー樹脂中に分散された上述した導電性粒子とを含む。すなわち、本発明に係る異方性導電材料に含まれている導電性粒子は、基材粒子と、該基材粒子の表面上に配置された第1の導電層と、該第1の導電層の表面上に配置された第2の導電層とを備える。上記第2の導電層のイオン化傾向は、上記第1の導電層(単層の場合)又は上記第1の導電層の最外層(多層の場合)のイオン化傾向よりも大きい。上記第2の導電層の融点は、上記第1の導電層(単層の場合)又は上記第1の導電層の最外層(多層の場合)の融点よりも低い。
本発明に係る異方性導電材料を用いて、接続対象部材を接続することにより、接続構造体を得ることができる。
(1)導電性粒子の作製
平均粒子径10μmのジビニルベンゼン樹脂粒子(積水化学工業社製「ミクロパールSP−210」)を無電解ニッケルめっきし、樹脂粒子の表面上に厚み0.3μmの下地ニッケルめっき層を形成した。次いで、下地ニッケルめっき層が形成された樹脂粒子を電解銅めっきし、厚み1μmの銅層を形成して、粒子を得た。その後、シータコンポーザ(徳寿工作所社製)を用いて、得られた粒子の銅層の表面上で、はんだ微粉末(錫42重量%とビスマス58重量%とを含む、平均粒子径3μm)を溶融させて、銅層の表面上に厚み2μmのはんだ層を形成した。
作製直後の導電性粒子Aを用意した。
作製直後の導電性粒子Aを85℃及び湿度85%に500時間保管して、保管後の導電性粒子Bを得た。
樹脂粒子を、平均粒子径20μmのジビニルベンゼン樹脂粒子(積水化学工業社製「ミクロパールSP−220」)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、導電性粒子及び異方性導電材料A,Bを得た。
樹脂粒子を、平均粒子径30μmのジビニルベンゼン樹脂粒子(積水化学工業社製「ミクロパール−SP230」)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、導電性粒子及び異方性導電材料A,Bを得た。
電解銅めっきにより形成した銅層の厚みを1μmから2.5μmに変更したこと、並びにはんだ微粉末の使用量を増やしてはんだ層の厚みを2μmから5μmに変更したこと以外は実施例3と同様にして、導電性粒子及び異方性導電材料A,Bを得た。
はんだ微粉末(錫42重量%とビスマス58重量%とを含む、平均粒子径3μm)を、はんだ微粉末(錫78重量%とビスマス22重量%とを含む、平均粒子径3μm)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、導電性粒子及び異方性導電材料A,Bを得た。
はんだ粒子(錫:ビスマス=43重量%:57重量%、平均粒子径15μm)を用意した。上記はんだ粒子を用いたこと以外は実施例1と同様にして、異方性導電材料A,Bを得た。
平均粒子径10μmのジビニルベンゼン樹脂粒子(積水化学工業社製、ミクロパールSP−210)を無電解ニッケルめっきし、樹脂粒子の表面上に厚さ0.3μmの下地ニッケルめっき層を形成した。次いで、下地ニッケルめっき層が形成された樹脂粒子を無電解ニッケルめっきし、厚み1μmのニッケル層を形成して、粒子を得た。その後、シータコンポーザ(徳寿工作所社製)を用いて、得られた粒子のニッケル層の表面上で、はんだ粉末(錫42重量%とビスマス58重量%とを含む、平均粒子径3μm)を溶融させて、ニッケル層の表面上に厚み2μmのはんだ層を形成した。
平均粒子径10μmのジビニルベンゼン樹脂粒子(積水化学工業社製、ミクロパールSP−210)を無電解ニッケルめっきし、樹脂粒子の表面に厚み0.3μmの下地ニッケルめっき層を形成した。次いで、下地ニッケルめっき層が形成された樹脂粒子を電解銅めっきし、厚み3μmの銅層(単層)を形成した。銅層の表面上にはんだ層を形成しなかった。
(1)接続構造体Aの作製
L/Sが200μm/200μmの金電極パターンが上面に形成されたFR−4基板を用意した。また、L/Sが200μm/200μmの金電極パターンが下面に形成されたポリイミド基板(フレキシブル基板)を用意した。
作製直後の導電性粒子Aを含む異方性導電材料Aを、保管後の導電性粒子Bを含む異方性導電材料Bに変更したこと以外は接続構造体Aと同様にして、異方性導電材料Bを用いた接続構造体Bを得た。
得られた接続構造体Aの上下の電極間の接続抵抗を、4端子法により測定した。2つの接続抵抗の平均値を算出した。さらに、得られた接続構造体Bの上下の電極間の接続抵抗を、4端子法により測定した。2つの接続抵抗の平均値を算出した。
○○:接続抵抗の上昇率が10%未満
○:接続抵抗の上昇率が10%以上、30%未満
△:接続抵抗の上昇率が30%以上、50%未満
×:接続抵抗の上昇率が50%以上
結果を下記の表1に示す。
2…基材粒子
2a…表面
3…第1の導電層
3a…表面
4…第2の導電層
4a…溶融した第2の導電層部分
11…導電性粒子
12…第1の導電層
12a…表面
13…第2の導電層
21…内側の第1の導電層
22…外側の第1の導電層
51…接続構造体
52…第1の接続対象部材
52a…上面
52b…電極
53…第2の接続対象部材
53a…下面
53b…電極
54…接続部
Claims (10)
- バインダー樹脂中に分散されて用いられる導電性粒子であって、
基材粒子と、
前記基材粒子の表面上に配置されており、かつ1層の構造又は2層以上の積層構造を有する第1の導電層と、
前記第1の導電層の外側の表面上に配置された第2の導電層とを備え、
前記第1の導電層が1層の構造を有する場合には、前記第2の導電層のイオン化傾向が、前記第1の導電層のイオン化傾向よりも大きく、かつ前記第2の導電層の融点が、前記第1の導電層の融点よりも低く、
前記第1の導電層が2層以上の積層構造を有する場合には、前記第2の導電層のイオン化傾向が、前記第1の導電層の最外層のイオン化傾向よりも大きく、かつ前記第2の導電層の融点が、前記第1の導電層の最外層の融点よりも低い、導電性粒子。 - 前記第1の導電層が1層の構造を有する場合には、前記第1の導電層が銅層であり、
前記第1の導電層が2層以上の積層構造を有する場合には、前記第1の導電層の最外層が銅層である、請求項1に記載の導電性粒子。 - 前記第2の導電層の融点が300℃以下である、請求項1又は2に記載の導電性粒子。
- 前記第2の導電層が錫を含む層である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の導電性粒子。
- 平均粒子径が0.1μm以上、100μm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の導電性粒子。
- 平均粒子径が0.1μm以上、50μm以下である、請求項5に記載の導電性粒子。
- 前記基材粒子が樹脂粒子である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の導電性粒子。
- バインダー樹脂と、
前記バインダー樹脂中に分散されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の導電性粒子とを含む、異方性導電材料。 - フラックスをさらに含む、請求項8に記載の異方性導電材料。
- 第1の接続対象部材と、
第2の接続対象部材と、
前記第1,第2の接続対象部材を電気的に接続している接続部とを備え、
前記接続部が、請求項1〜7のいずれか1項に記載の導電性粒子がバインダー樹脂中に分散されている異方性導電材料により形成されている、接続構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010292945A JP5584615B2 (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010292945A JP5584615B2 (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012142138A true JP2012142138A (ja) | 2012-07-26 |
JP5584615B2 JP5584615B2 (ja) | 2014-09-03 |
Family
ID=46678224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010292945A Active JP5584615B2 (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5584615B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015118927A (ja) * | 2013-11-12 | 2015-06-25 | 積水化学工業株式会社 | 導電性粒子、導電材料及び接続構造体 |
WO2018159267A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 株式会社スリーボンド | エポキシ樹脂組成物 |
JPWO2019167365A1 (ja) * | 2018-02-27 | 2021-03-18 | 富士フイルム株式会社 | 導電膜形成用組成物および導電膜の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04292803A (ja) * | 1991-03-20 | 1992-10-16 | Hitachi Ltd | 異方導電性フィルム |
JPH0536306A (ja) * | 1991-07-26 | 1993-02-12 | Sekisui Fine Chem Kk | 導電性微粒子、電極接続構造体及びその製造方法 |
JP2005056736A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-03 | Hitachi Chem Co Ltd | 異方導電性膜の製造方法、それにより得られる異方導電性膜及びそれを用いた回路接続方法 |
-
2010
- 2010-12-28 JP JP2010292945A patent/JP5584615B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04292803A (ja) * | 1991-03-20 | 1992-10-16 | Hitachi Ltd | 異方導電性フィルム |
JPH0536306A (ja) * | 1991-07-26 | 1993-02-12 | Sekisui Fine Chem Kk | 導電性微粒子、電極接続構造体及びその製造方法 |
JP2005056736A (ja) * | 2003-08-06 | 2005-03-03 | Hitachi Chem Co Ltd | 異方導電性膜の製造方法、それにより得られる異方導電性膜及びそれを用いた回路接続方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015118927A (ja) * | 2013-11-12 | 2015-06-25 | 積水化学工業株式会社 | 導電性粒子、導電材料及び接続構造体 |
WO2018159267A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 株式会社スリーボンド | エポキシ樹脂組成物 |
CN110382619A (zh) * | 2017-02-28 | 2019-10-25 | 三键有限公司 | 环氧树脂组合物 |
JPWO2018159267A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-12-26 | 株式会社スリーボンド | エポキシ樹脂組成物 |
JP7152671B2 (ja) | 2017-02-28 | 2022-10-13 | 株式会社スリーボンド | エポキシ樹脂組成物 |
CN110382619B (zh) * | 2017-02-28 | 2022-10-18 | 三键有限公司 | 环氧树脂组合物 |
JPWO2019167365A1 (ja) * | 2018-02-27 | 2021-03-18 | 富士フイルム株式会社 | 導電膜形成用組成物および導電膜の製造方法 |
JP7145927B2 (ja) | 2018-02-27 | 2022-10-03 | 富士フイルム株式会社 | 導電膜形成用組成物および導電膜の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5584615B2 (ja) | 2014-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5143966B2 (ja) | 異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP5216165B1 (ja) | 導電性粒子、導電材料及び接続構造体 | |
JP6152043B2 (ja) | 導電材料及び接続構造体 | |
JP2013152867A (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP4605225B2 (ja) | 回路接続材料、これを用いた回路部材の接続構造及びその製造方法 | |
JP5584615B2 (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP2013054851A (ja) | 導電性粒子、導電性粒子の製造方法、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP5829905B2 (ja) | 導電性粒子の製造方法、異方性導電材料の製造方法及び接続構造体の製造方法 | |
JP2012142223A (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP2012155950A (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP5580729B2 (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP5850621B2 (ja) | 異方性導電ペースト、接続構造体及び接続構造体の製造方法 | |
JP2012009753A (ja) | 太陽電池モジュール用導電材料及び太陽電池モジュール | |
JP2012155952A (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP5740173B2 (ja) | 接続構造体及び接続構造体の製造方法 | |
JP5896732B2 (ja) | 異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP2012174358A (ja) | 接続構造体及び接続構造体の製造方法 | |
JP5753646B2 (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP2012155951A (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP2013054852A (ja) | 導電性粒子、導電性粒子の製造方法、異方性導電材料及び接続構造体 | |
WO2022239776A1 (ja) | 導電性粒子、導電材料及び接続構造体 | |
JP7231793B1 (ja) | 導電性粒子、導電材料及び接続構造体 | |
JP5850674B2 (ja) | 異方性導電材料及びその製造方法、並びに接続構造体 | |
WO2024101449A1 (ja) | 導電性粒子、導電材料及び接続構造体 | |
JP2012142247A (ja) | 異方性導電材料及び接続構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140317 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140401 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140624 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140718 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5584615 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |