JP2012136274A - 密封注出栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】密封部を一体に設けることができると共に、使用に際しての取り外しの容易な、新規なノズル付き密封キャップを提供する。
【解決手段】本発明は、容器口部11に装着されて開口部Aを通して内溶物が注出される注出栓1と、開口部Aを密封する密封部6aを有して当該密封部6aを取り除くための把持部6bが形成された合成樹脂製の密封部材6とを備え、当該密封部材6は、注出栓1をインサート品として互いに異なる樹脂を用いて剥離可能に一体に成形されたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器の口部に装着されて開口部を通して内溶物が注出される注出栓であって、その未使用状態を視認できると共に、使用に際して容易に取り外すことのできる密封注出栓に関するものである。
従来の密封注出栓としては、注出栓の天壁に、薄肉の破断予定線で密封部を形作り、使用に際しては、破断予定線を引きちぎって開口部を形成することで、その未使用状態を維持していた(例えば、特許文献1参照)。
実開昭62−40923号公報
このように密封部を注出栓と一体に設ける場合、容器に注出栓を取り付けるだけの簡単な作業で容器の未使用状態を維持できるため、製品としての生産性に優れる。
しかしながら、破断予定線を引きちぎって開口部を形成する場合、引きちぎりに力を要するため、改善の余地があった。
本発明の目的とするところは、密封部を一体に設けることができると共に、使用に際しての取り外しの容易な、新規な密封注出栓を提供することにある。
本発明は、容器の口部に装着されて開口部を通して内溶物が注出される注出栓と、
前記開口部を密封する密封部を有して当該密封部を取り除くための把持部が形成された合成樹脂製の密封部材とを備え、
当該密封部材又は注出栓は、当該注出栓又は密封部材をインサート品として互いに異なる樹脂を用いて剥離可能に一体に成形されたものであることを特徴とするものである。
前記密封部材は、可撓性を有する樹脂からなるものとすることができる。
前記開口部は、密封部の外縁部を載置する段差により取り囲まれたものとすることができる。
密封部の側面及び段差の側面にはそれぞれ、互いの引っ掛かりより固定保持される係止部を設けることができる。
前記把持部は、前記密封部から起立するものとすることができ、或いは、前記密封部の外縁部から内側に折り返されたものとすることができる。更に、前記密封部材は、注出栓と異なる色彩のものとすることができる。
本発明によれば、密封部材は、注出栓の一部として一体成形することができる。このため、容器に適用して製品とする際には、容器の口部に装着すればよい。従って、本発明は、容器に適用して製品とする際の生産性に優れる。
また、注出栓と密封部材とを一体成形したことで、注出栓と密封部とは擬似接着されているにすぎない。このため、注出栓の開封を容易に行うことができる。更に、密封部材は注出栓全体を覆うのではなく、当該注出栓の一部として局所的に一体成形されているので、注出栓の開封を更に容易に行うことができる。
従って、本発明によれば、密封部材を一体に設けることができると共に、使用に際しての取り外しの容易な、新規な密封注出栓を提供することができる。
(a)は、本発明の密封注出栓の第1の形態を示す斜視図であり、(b)は、密封部材を引き剥がした注出栓を示す要部斜視図である。本発明の第2の形態を示す斜視図である。 (a)は、同形態の密封注出栓を容器の口部に装着した状態を軸線に対して片側のみで示す要部縦断面図であり、(b)は、本発明の第2の形態を示す要部斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明である、密封注出の様々な形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の形態である。符号1は、図1(a)に示すように、天壁2とこの天壁2から垂下する周壁3とを有し、図1(b)に示すように、天壁2に開口部Aが形成された合成樹脂製の注出栓である。
注出栓1は、図2(a)に示すように、外筒壁4と内筒壁5を有し、これら相互間に形成された環状溝に、容器口部10の上端11が嵌合保持されている。このとき、外筒壁4は、上端11に引っ掛かって抜け止めの機能を果たし、内筒壁5は、容器口部10の内周面に密接して密封性を確保する。尚、本発明に従えば、外筒壁4を設けることなく、内筒壁5のみ容器口部10に嵌合する形態としてもよい。
注出栓1は、図2(a)に示すように、容器口部10との間に空間Sを形成し、開口部Aが空間Sを通して容器内に通じる注出口として機能する。これにより、容器の内容物は、開口部Aを通して注出される。
符号6は、開口部Aを密封する合成樹脂製の密封部材である。密封部材6は、開口部Aに密着して当該開口部Aを閉じる密封部6aを有して、この密封部6aを取り除くための把持部6bが一体に成形されている。
密封部材6は、例えば、注出栓1に対して密封部材6をインサート品として、互いに異なる樹脂を用いて剥離可能に一体に射出成形されている。注出栓1は、例えば、低密度ポリエチレンで構成されている。また、密閉部材6は、例えば、可撓性を有する非オレフィン系のエラストマ、ナイロンで構成されている。
更に詳細には、開口部Aは、図1(b)に示すように、段差7により取り囲まれている。段差7には、図2(a)に示すように、密封部6aの外縁部6cが密着する。即ち、本形態では、開口部Aは、図1(b)に示すように、段差7の底面7aに形成されている。
把持部6bは、密封部6aの外縁部6cから、その側面6fに沿って一体に起立する。これにより、使用者が、把持部6bを外方に引き上げれば、図1(b)に示すように、密封部6aを上方に引き剥がすことができる。
本発明によれば、密封部材6aは、上述のとおり、注出栓1の一部として一体成形することができる。このため、容器に適用して製品とする際には、容器口部10に装着すればよい。従って、本発明は、容器に適用して製品とする際の生産性に優れる。
また、注出栓1と密封部6aとを一体成形したことで、注出栓1と密封部6aとは擬似接着されているにすぎない。このため、注出栓1の開封を容易に行うことができる。更に、密封部材6は、本形態の如く、注出栓1全体を覆うのではなく、当該注出栓1の一部として局所的に一体成形されているので、注出栓1の開封を更に容易に行うことができる。
従って、本発明によれば、密封部材6を一体に設けることができると共に、使用に際しての取り外しの容易な、新規な密封注出栓を提供することができる。
また、本形態の如く、密封部材6を、エラストマ等の、可撓性を有する樹脂からなるものとすれば、比較的容易な開封操作を実現することができる。
ところで、本発明によれば、密封部材6は、その密封部6aを開口部Aのみ一体に成形することも可能であるが、天壁2が薄肉に構成されている等の場合には、一体成形による擬似接着力を一定の値まで確保しておく必要がある。
このため、本形態の如く、開口部Aを、段差7により取り囲み、この段差7に密封部6aの外縁部6cが密着するように構成すれば、密封部6aを開口部Aに対して容易に一体成形することができる。更にこの場合、密封部材6の引き剥がしに要する力を段差7の深さや底部7aの面積等の密着面積の変更により適宜調整することができる。なお、本発明に従えば、段差7を設ければ、密封部6aの保持に有効であるが、必要に応じて省略することができる。
加えて、本形態の如く、把持部6bを密封部6aから起立させれば、使用者が容易に把持部6bを掴めることで、比較的容易な開封操作を実現することができる。
なお、把持部6bは、本形態の如く、密封部6aの側面6fに沿って起立させれば、把持部6bを摘み易く密封部6aを容易に引き剥がすことができるが、本発明に従えば、密封部6aを起立させる位置は、密封部6a上のいずれの位置でもよい。また、本形態では、密封部6aに窪み6dが形成されている。この場合も、密封部6aを変形させ易くなるので、密封部6aを効率的に引き起こすことができる。
ところで、密封部材6は、注出栓1から引き剥がすと、その役目を終えるが、本発明に従えば、キャップとして再利用することができる。
図2(b)は、本発明の第2の形態である。なお、他の形態と同一の部分は、同一の符号をもって、その説明を省略する。
本形態では、同図に示すように、密封部6aの側面6f及び段差7の側面7bにそれぞれ、互いの引っ掛かりより固定保持される係止部C1,C2が設けられている。更に詳細には、同図に示すように、係止部C1を、密封部6aの側面6fから突出する凸部とし、係止部C2を段差7の側面7bに形成された凹部とする。
この場合、密封部材6を引き剥がして開封状態にした後も、状況に応じて、密封部材6をキャップとして使用することができる。また、かかる構成によれば、一体成形による擬似接着に加え、機械的な密着も実現できる。即ち、密封部材6の引き剥がしに要する力を係止部C1,C2の形状等の変更により適宜調整することができる。
なお、本発明に従えば、係止部C1,C2は、密封部6aの側面6f及び段差7の側面7bの全周に亘って、或いは、局所的に設けることができる。また、係止部C1を凹部とし、係止部C2を凸部とすることも可能である。
また、本形態において、把持部6bは、密封部6aの外縁部6cから、軸線Oに向かって内側に折り返されたものである。この場合、密封部6aと把持部6bとの間の隙間に指を入れて引っ張れば、密封部6aを容易に引き剥がすことができる。特に、本形態では、把持部6bの一部を同図に示すように突出させることで、その操作性を高めている。
上述したところは、本発明の一形態を示したにすぎず、特許請求の範囲内において、種々の変更を加えることができる。本発明に従えば、例えば、密封注出栓は、密封部材に対して注出栓をインサート品として互いに異なる樹脂を用いて注出栓を剥離可能に一体に成形することもできる。また、密封部材6は、この場合、未使用状態を視覚的に認識し易くなる。また、各形態に採用された各構成はそれぞれ、互いに適宜組み合わせることができる。
本発明は、容器の口部に装着されて開口部を通して内溶物が注出される注出栓であれば、内容物は、液体等の流動体は勿論、粉体や粒状体等の固形物とするもの等、様々なものに適用することができる。
1 注出栓
2 天壁
3 周壁
4 外筒壁
5 内筒壁
6 密封部材
6a 密封部
6b 把持部
6c 外縁部
6d 窪み
6f 側面
7 段差
7a 底面
7b 側面
A 開口部(注出口)
1 係止部
2 係止部

Claims (7)

  1. 容器の口部に装着されて開口部を通して内溶物が注出される注出栓と、
    前記開口部を密封する密封部を有して当該密封部を取り除くための把持部が形成された合成樹脂製の密封部材とを備え、
    当該密封部材又は注出栓は、当該注出栓又は密封部材をインサート品として互いに異なる樹脂を用いて剥離可能に一体に成形されたものであることを特徴とする、密封注出栓。
  2. 請求項1において、前記密封部材は、可撓性を有する樹脂からなることを特徴とする、密封注出栓。
  3. 請求項1又は2において、前記開口部は、密封部の外縁部が密着する段差により取り囲まれていることを特徴とする、密封注出栓。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、密封部の側面及び段差の側面にそれぞれ、互いの引っ掛かりより固定保持される係止部を設けたことを特徴とする、密封注出栓。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記把持部は、前記密封部から起立するものであることを特徴とする、密封注出栓。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記把持部は、前記密封部の外縁部から内側に折り返されたものであることを特徴とする、密封注出栓。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項において、前記密封部材は、注出栓と異なる色彩のものであることを特徴とする、密封注出栓。
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